JPH1183993A - 移動体識別装置 - Google Patents

移動体識別装置

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JPH1183993A
JPH1183993A JP9245202A JP24520297A JPH1183993A JP H1183993 A JPH1183993 A JP H1183993A JP 9245202 A JP9245202 A JP 9245202A JP 24520297 A JP24520297 A JP 24520297A JP H1183993 A JPH1183993 A JP H1183993A
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床 洋 一 郎 岩
Hiroshi Miyata
田 浩 宮
Shigenori Suzuki
木 茂 紀 鈴
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 識別時間を短縮し、識別精度の信頼性を向上
するとともに、小形のアンテナを複数配置し、それらを
順次切換えることによって、アンテナの交信可能領域を
広げ、多数の被識別物を迅速かつ正確に識別でき、しか
もこれを安価に製作できる移動体識別装置を提供するこ
と。 【解決手段】 質問電波を受信し応答電波を送信可能な
アンテナ3を備え、入力信号を識別し記憶した情報に基
づき応答信号を送信可能なデータキャリア1を有する。
質問電波を送信し応答電波を受信可能なアンテナ10を
備え、入力信号を識別し記憶した情報に基づき読取信号
を出力可能な読取ユニット2,19を有する。これらデ
ータキャリア1と読取ユニット2,19とを電波の受信
可能領域内に配置して交信する。前記電波の交信可能領
域内に質問電波を送信し応答電波を受信可能な複数のア
ンテナA1〜A12を配置する。これらアンテナA1〜
A12の受信信号を前記読取ユニット2,19に順次入
力可能な選択手段20を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は識別時間を短縮し、
識別精度の信頼性を向上するとともに、小型のアンテナ
を複数配置し、それらを順次切換えることによってアン
テナの交信可能領域を広げ、多数の被識別物を迅速かつ
正確に識別でき、しかもこれを安価に製作できるように
した移動体識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、磁気媒体やオンラインシステムの
代わりに、電波を利用した識別装置が提案されている。
例えば特開平2ー198382号公報では、絶縁紙等に
複数種の共振回路を設けて応答器を形成し、この応答器
を移動体に備え、識別機より複数種の所定周波数の電波
を発信し、該応答器の共振回路に共振し、かつ反射する
電波の周波数を検知して、前記移動体を識別できる制御
部をCPUに設けた識別装置が示されている。
【0003】しかし、上記識別装置は、応答器と識別機
の構成が複雑で高価になる上に、識別機が検知する共振
反射波は、移動体の移動によって受信入力電波に対し位
相差を生じて識別精度の信頼性が低下し、またこの識別
に時間が掛かる等の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決し、識別時間を短縮し、識別精度の信頼性を向
上するとともに、小型のアンテナを複数配置し、それら
を順次切換えることによってアンテナの交信可能領域を
広げ、多数の被識別物を迅速かつ正確に識別でき、しか
もこれを安価に製作できるようにした移動体識別装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明は、質問電波を受信し応答電波を送信可能なアンテナ
を備え、入力信号を識別し記憶した情報に基づき応答信
号を送信可能なデータキャリアと、質問電波を送信し応
答電波を受信可能なアンテナを備え、入力信号を識別し
記憶した情報に基づき読取信号を出力可能な読取ユニッ
トとを有し、これらデータキャリアと読取ユニットとを
電波の交信可能領域内に配置して交信する移動体識別装
置において、前記電波の交信可能領域内に質問電波を送
信し応答電波を受信可能な複数のアンテナを配置し、こ
れらアンテナの受信信号を前記読取ユニットに順次入力
可能な選択手段を設けて、複数のアンテナの受信信号を
読取ユニットに整然と入力し、読取ユニットの誤動作を
未然に防止して識別の正確性を向上させている。
【0006】請求項2の発明は、質問電波を送信し応答
電波を受信可能な複数のアンテナを複数のグループに分
け、該グループのアンテナの受信信号を入力可能な複数
の読取ユニットを設け、各読取ユニットに前記アンテナ
の受信信号を順次入力可能な第1選択手段を設けるとと
もに、これら読取ユニットの読取信号を出力制御部へ順
次入力可能な第2選択手段を設け、これら第1および第
2選択手段による情報処理を並行させて、複数のアンテ
ナの受信信号を合理的かつ迅速に処理し、識別時間の短
縮化と識別の信頼性向上を図り、広域な受信可能領域内
で多数のデータキャリアを迅速かつ正確に識別可能にし
ている。
【0007】請求項3の発明は、質問電波を送信し応答
電波を受信可能な各アンテナの交信可能領域内に単一の
データキャリアを配置し、一つのアンテナの交信可能領
域内で一つのデータキャリアとの確実な交信を確保して
いる。請求項4の発明は、質問電波を送信し応答電波を
受信可能なアンテナを可及的に小型に構成し、一つのア
ンテナの交信可能領域内に複数のデータキャリアが侵入
する事態を未然に防止するとともに、上記アンテナを複
数配置し、これを順次切換えることで、交信可能領域を
広げ、複数のデータキャリアとの交信を可能にしてい
る。その際、前記アンテナを同形かつ同一特性とした
り、送受信兼用のループアンテナとすれば、上記アンテ
ナを合理的かつ安価に製作することができる。
【0008】請求項5発明は、電波の交信可能領域内に
臨む周面に、質問電波を送信し応答電波を受信可能な複
数のアンテナを配置し、同一面上に存在し或いは移動す
るデータキャリアを精密かつ正確に識別するようにして
いる。請求項6の発明は、データキャリアを装着した移
動体を載置可能な読取盤に、質問電波を送信し応答電波
を受信可能な複数のアンテナを配置し、読取盤に載置可
能な移動体を精密かつ正確に識別するようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明すると、図1は本発明に適用したデータキャリア
システムを示し、これは後述する読取ユニットの質問電
波を受信し、所定の応答電波を発信可能な被識別物(物
や人を含む)に装着されるデータキャリア1と、該キャ
リア1からの応答電波を受信して認識し、所定の信号を
表示器等に出力可能な読取ユニット2とで構成されてい
る。
【0010】データキャリア1は後述のアンテナに誘起
される電力によって作動可能にされ、その主要部をIC
メモリで構成されていて、これはアンテナ3、実施形態
では後述のアンテナと特性を異にし、かつその発信周波
数を前記アンテナの共振周波数に一致させた送受信兼用
のループアンテナと、信号を増幅可能な送受信部4と、
信号を変復調可能な変復調部5と、信号を解読可能な識
別部6と、信号を符号化可能な符号部7と、所定の情報
を記憶可能な記憶部8と、受信した信号を記憶部8の記
憶情報に基いて比較判断し、読取ユニット2に対する応
答の是非を判断する制御部9とを備えている。
【0011】読取ユニット2はDC電源によって作動可
能にされ、その主要部をマイクロコンピュータ等のCP
Uで構成され、これは前記アンテナ3と特性を異にし、
かつその発信周波数を前記アンテナ3の共振周波数に一
致させたアンテナ10、実施形態では送受信兼用のルー
プアンテナと、信号を増幅可能な送受信部11と、信号
を変復調可能な変復調部12と、信号を解読して目的の
データキャリア1であることを認識可能な識別部13
と、信号を符号化可能な符号部14と、所定の情報を記
憶可能な記憶部15と、必要に応じて処理信号、つまり
読取信号を出力端子16を介して表示器(図示略)へ出
力可能な制御部17とを備えている。
【0012】図2〜5は前記データキャリアシステムを
用いた識別装置の一例を示し、図中18は後述の読取ユ
ニットに接続する横長矩形の読取盤で、前記読取ユニッ
トの近接位置に配置され、その平坦な表面に前記読取ユ
ニット2のアンテナ10に相当する複数のアンテナA1
〜A4が埋め込まれている。
【0013】これらのアンテナA1〜A4は、前記アン
テナ3と特性を異にし、かつその発信周波数を前記アン
テナ3の共振周波数に一致させた、同形かつ同一特性の
送受信兼用のループアンテナで構成され、その形状は読
取盤18をアンテナA1〜A4の数で等分に区画した形
状に形成されていて、可及的に小形、つまり実効開口面
積を小さく形成され、質問電波を発信し対応するデータ
キャリアと交信可能にされている。読取盤18の表面は
合成樹脂等の適宜部材で被覆され、その表面に種々の移
動体である被識別物B1〜B4、実施形態では食器が食
器トレー(図示略)を介して載置されている。
【0014】前記被識別物B1〜B4の適所、実施形態
では食器の底部の略中央に固有のデータキャリアC1〜
C4が装着され、これらのデータキャリアC1〜C4に
被識別物B1〜B4を識別する固有の識別記号が記憶さ
れている。
【0015】前記アンテナA1〜A4は読取ユニット1
9に装備した選択部(選択手段)20の接点に接続さ
れ、該選択部20はマイクロコンピュータ等のCPUで
機能されていて、前記アンテナA1〜A4と同数の接点
を有し、これらの接点を自動的に切換え、各アンテナA
1〜A4と対応するデータキャリアC1〜C4との交信
を可能にするとともに、各データキャリアC1〜C4か
らの応答信号を選択的に入力可能にされている。読取ユ
ニット19は主要部をマイクロコンピュータ等のCPU
で構成され、これは複数のアンテナA1〜A4と選択部
20の構成を除いて、前記読取ユニット2と実質的に同
一に構成されている。
【0016】すなわち、読取ユニット19は、信号を増
幅可能な送受信部21と、信号を変復調可能な変復調部
22と、信号を解読して目的のデータキャリアC1〜C
4であることを認識可能な識別部23と、データキャリ
アC1〜C4へ送信する情報を符号化する符号部24
と、所定の情報を記憶可能な記憶部25と、必要に応じ
て処理信号を表示器26等へ出力可能な制御部27とを
備えている。
【0017】このように構成した移動体識別装置は、デ
ータキャリアC1〜C4と読取ユニット19とで構成さ
れ、このうち各データキャリアC1〜C4は、各アンテ
ナ3の発信電波に誘起される電力で作動するから、特別
の電源を要せず、また単一のアンテナ3と、ICメモリ
等のIC化されたもので構成されているから、構造が簡
単である。
【0018】また、読取ユニット19は実質上、複数の
アンテナA1〜A4を埋設した読取盤18と、マイクロ
コンピュータ等のCPUとで構成され、その作動は後述
のように各データキャリアC1〜C4の応答信号を受信
し、それらを特定して識別するものであるから、反射電
波の周波数を検知して識別する従来のものに比べて、構
造が簡単で安価に製作できる。しかも、前記アンテナA
1〜A4は同一特性で同一周波数の電波を発信可能に構
成しているから、異特性で複数種のアンテナを配置する
場合に比べて、アンテナA1〜A4を合理的に製作で
き、読取盤18を簡単な構成で実現することができる。
【0019】次に前記識別装置の使用に際し、読取ユニ
ット19の電源を投入するとともに、食器トレー(図示
略)に種々の被識別物B1〜B4を載せ、これを読取ユ
ニット19側に移動して読取盤18上に載せる。このよ
うにすると、読取盤18に電源が投入され、また被識別
物B1〜B4が食器トレーを介して読取盤18上に置か
れ、それらがアンテナ3およびA1〜A4の電界強度
域、つまり送受信可能域内に位置する。
【0020】このような状況の下で選択部20が作動
し、アンテナA1〜A4の接点を一定の周期で自動的に
切換えると、選択部20に接続されたアンテナA1〜A
4が質問電波を発信し、データキャリアC1〜C4との
交信を開始する。例えば、図5のように選択部20がア
ンテナA1の接点に接続されると、アンテナA1から質
問電波が発信され、当該アンテナA1の領域内で被識別
物B1〜B4の存在の確認とその識別が行なわれる。
【0021】その際、例えば図2のようにアンテナA1
の交信領域内に被識別物B1の一部が位置し、かつその
データキャリアC1が位置していると、該データキャリ
アC1のアンテナ3によって、前記アンテナA1の電波
が受信される。この場合、アンテナA1〜A4は可及的
に小形に構成されているから、各アンテナA1〜A4の
交信可能領域内に一つのデータキャリアが位置する。
【0022】受信後、上記電波はデータキャリアC1の
送受信部4で増幅され、変復調部5で復調され、識別部
6で解読されて、この解読信号を記憶部8で記憶してい
る情報を基に制御部9で比較判断する。そして、読取ユ
ニット19に応答すべきと判断した場合、記憶部8で記
憶しているデータキャリアC1に関する情報を、制御部
9を介して符号器7で符号を付加し、変復調部5で復調
し送受信部4で増幅して、アンテナ3からアンテナA1
へ送信する。
【0023】上記送信信号、つまり応答信号はアンテナ
A1で受信され、送受信部21で増幅され、変復調部2
2で復調されて、識別部23で目的の信号であることを
識別して制御部27へ入力され、これを記憶部25に記
憶し、必要に応じて表示器26へ出力する。
【0024】この後、選択部20がアンテナA2に導通
する接点に切換わると、アンテナA2から質問電波が発
信され、当該アンテナA2の領域内で被識別物B1〜B
4の存在の確認とその識別が行なわれる。例えば、図2
のようにアンテナA2の領域内に被識別物B2の一部が
位置し、かつそのデータキャリアC2が位置している場
合は、該データキャリアC2のアンテナ3によって、前
記アンテナA2の質問電波が受信される。
【0025】受信後、上記電波は前述と同様にデータキ
ャリアC2で処理され、読取ユニット19に応答すべき
と判断された場合、データキャリアC2に関する情報が
アンテナ3からアンテナA2へ送信され、読取ユニット
19で目的の信号であることを識別されて、記憶部25
に記憶される。
【0026】以下、同様に選択部20の作動を介して、
アンテナA3,A4とデータキャリアC3,C4のアン
テナ3とが交信し、その応答信号をアンテナA3,A4
が受信し、それらの情報を記憶部25が記憶する。こう
して、アンテナA1〜A4の質問電波に対する応答が得
られたところで、例えばそれらの価格の合計が計算さ
れ、これが表示器26に表示される。
【0027】このように本発明は識別盤18の全域に亙
って複数のアンテナA1〜A4を配置し、このアンテナ
A1〜A4の区画域内に置かれた被識別物B1〜B4を
識別するようにしているから、単一のアンテナで識別す
るものに比べて、複数の被識別物B1〜B4を確実かつ
精密に識別でき、広い面積の識別盤18による識別に好
適である。
【0028】また、本発明は識別盤18上の複数の被識
別物B1〜B4を識別するに当たって、各アンテナA1
〜A4からの応答信号を選択部20を介して、読取ユニ
ット19の制御部へ順次入力し識別するようにしている
から、制御部の誤動作を未然に防止し、識別精度の信頼
性を向上するとともに、識別盤18上の被識別物B1〜
B4の有無とその位置情報を得られる。
【0029】しかも、本発明は複数のアンテナA1〜A
4を可及的に小形に形成し、一つのアンテナの領域内に
複数のデータキャリアが存在しないようにして、一つの
アンテナと一つのデータキャリアとの交信を確保すると
ともに、このアンテナA1〜A4を順次切換えることに
よって、複数のデータキャリアC1〜C4との交信が可
能になり、交信可能領域が広がる。
【0030】図6乃至図8は前記実施形態の応用例を示
す本発明の第2の実施形態で、前述の実施形態の構成と
対応する部分には同一の符号を用いている。この実施形
態の識別盤28は前記識別盤18よりも面積が広く、そ
の平坦な表面の全域に亙って多数のアンテナA1〜A1
2が配置されている。
【0031】これらのアンテナA1〜A12は、前記ア
ンテナ3と特性を異にし、かつその発信周波数を前記ア
ンテナ3の共振周波数に一致させた、同形かつ同一特性
の送受信兼用のループアンテナで構成され、その形状は
可及的に小形に形成されていて、それらの表面に合成樹
脂等の適宜部材が被覆され、その表面に種々の被識別物
B1〜B4、実施形態では食器が食器トレー(図示略)
を介して載置されている。
【0032】上記アンテナA1〜A12は、複数のグル
ープG1〜G3に分けられ、これらのグループG1〜G
3は実質的に同一で上記グループと同数の読取ユニット
19,29,30に接続されている。上記読取ユニット
19,29,30は、入力側に第1選択部(選択手段)
20を配置し、該選択部20の接点に、対応するアンテ
ナA1〜A4,A5〜A8,A9〜A12を接続し、各
受信信号を制御部へ選択的に入力可能にしている。
【0033】各読取ユニット19,29,30の制御部
27の出力端子31〜33は、第2選択部34の接点に
接続され、該第2選択部34は前記マイクロコンピュー
タ等のCPUで機能させていて、前記読取ユニット1
9,29,30と同数の接点を有し、これらの接点を自
動的に切換え、各読取ユニット19,29,30の記憶
部25に記憶した情報を選択的に入力可能にされてい
る。
【0034】第2選択部34の作動は出力制御部35で
制御され、該制御部35を介して読取ユニット19,2
9,30からの入力情報を記憶部36に記憶し、必要に
応じて表示器37へ出力可能にしている。
【0035】すなわち、この実施形態は識別盤28に設
けた多数のアンテナA1〜A12を複数にグループ分け
し、該グループG1〜G3に対応する読取ユニット1
9,29,30を前記グループと同数設け、アンテナA
1〜A12の受信信号をそれぞれの第1選択部20を介
して、読取ユニット19,29,30へ選択的に入力
し、記憶部25に記憶する。
【0036】一方、読取ユニット19,29,30の作
動と同時に第2選択部34が作動し、その接点を一定周
期で自動的に切換え、各接点を読取ユニット19,2
9,30の出力端子31〜33に順次接続して、各記憶
部25の記憶情報を出力制御部35へ入力し、記憶部3
6に記憶する。そして、必要に応じて前記入力情報を制
御部35を介して表示部37へ出力する。
【0037】このように、この実施形態は多数のアンテ
ナA1〜A12を複数のグループに分け、該グループの
一つのアンテナA1〜A12の受信信号を選択する第1
選択部20と、前記グループと同数の読取ユニット1
9,29,30と、該読取ユニット19,29,30の
一つを選択する第2選択部34とを設け、前記読取ユニ
ット19,29,30における情報処理と、出力制御部
35における情報処理とを並行処理したから、多数のア
ンテナA1〜A12の受信信号を迅速に処理することが
できる。したがって、広い面積の識別盤28や、該識別
盤28で多数の被識別物Bを識別する場合の認識時間を
短縮し、この種の識別を迅速かつ正確に行なえる。
【0038】また、この実施形態においても複数のアン
テナA1〜A12を可及的に小形に形成し、各アンテナ
の領域内に複数のデータキャリアが存在しないようにし
て、一つのアンテナと一つのデータキャリアとの交信を
確保し、更にこれらのアンテナA1〜A12を順次切換
えることによって、複数のデータキャリアC1〜C4と
の交信が可能になり、その交信可能領域が広がる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、電波
の交信可能領域内に質問電波を送信し応答電波を受信可
能な複数のアンテナを配置し、これらアンテナの受信信
号を前記読取ユニットに順次入力可能な選択手段を設け
たから、複数のアンテナの受信信号を読取ユニットに整
然と入力し、読取ユニットの誤動作を未然に防止して、
識別精度とその正確性を向上することができる。
【0040】請求項2の発明は、質問電波を送信し応答
電波を受信可能な複数のアンテナを複数のグループに分
け、該グループのアンテナの受信信号を入力可能な同数
の読取ユニットを設け、各読取ユニットに前記アンテナ
の受信信号を順次入力可能な第1選択手段を設けるとと
もに、これら読取ユニットの読取信号を出力制御部へ順
次入力可能な第2選択手段を設け、これら第1および第
2選択手段による情報処理を並行させたから、複数のア
ンテナの受信信号を合理的かつ迅速に処理し、識別時間
の短縮化と識別の信頼性向上を図れ、広域な受信可能領
域内で多数のデータキャリアを迅速かつ正確に識別する
ことができる。
【0041】請求項3の発明は、質問電波を送信し応答
電波を受信可能な各アンテナの交信可能領域内に単一の
データキャリアを配置したから、一つのアンテナの交信
可能領域内で一つのデータキャリアとの交信を確保する
ことができる。
【0042】請求項4の発明は、質問電波を送信し応答
電波を受信可能なアンテナを可及的に小型に構成したか
ら、一つのアンテナの交信可能領域内に複数のデータキ
ャリアが位置する事態を未然に防止することができ、ま
た上記アンテナを複数配置し、これらを順次切換えるこ
とで交信可能領域が広がり、複数のデータキャリアとの
交信を実現することができる。その際、前記アンテナを
同形かつ同一特性としたり、送受信兼用のループアンテ
ナとすれば、上記アンテナを合理的かつ安価に製作する
ことができる。
【0043】請求項5発明は、電波の交信可能領域内に
臨む周面に、質問電波を送信し応答電波を受信可能な複
数のアンテナを配置したから、同一面上に存在し或いは
移動するデータキャリアを精密かつ正確に識別すること
ができる。請求項6の発明は、データキャリアを装着し
た移動体を載置可能な読取盤に、質問電波を送信し応答
電波を受信可能な複数のアンテナを配置したから、読取
盤に載置可能な移動体を精密かつ正確に識別することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に適用したデータキャリアシ
ステムを示す説明図である。
【図2】本発明の実施形態に適用した読取盤と、該盤上
に収容された被識別物の配置状況を示す平面図である。
【図3】本発明の実施形態に適用した読取盤とアンテナ
の配置状況を示す平面図である
【図4】本発明の実施形態に適用した被識別物を示す平
面図である。
【図5】本発明の実施形態に適用した読取ユニットを示
す説明図である。
【図6】本発明の他の実施形態に適用した読取ユニット
を示す説明図である。
【図7】本発明の他の実施形態に適用した読取盤と、該
盤上に収容された被識別物の配置状況を示す平面図であ
る。
【図8】本発明の他の実施形態に適用した読取盤とアン
テナの配置状況を示す平面図である。
【符号の説明】
1,C1〜C4 データキャリア 2,19,29,30 読取ユニット 3,10,A1〜A12 アンテナ 18,28 読取盤 20 選択手段(第1選択手段) 34 第2選択手段 35 出力制御部 G1〜G3 グループ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質問電波を受信し応答電波を送信可能な
    アンテナを備え、入力信号を識別し記憶した情報に基づ
    き応答信号を送信可能なデータキャリアと、質問電波を
    送信し応答電波を受信可能なアンテナを備え、入力信号
    を識別し記憶した情報に基づき読取信号を出力可能な読
    取ユニットとを有し、これらデータキャリアと読取ユニ
    ットとを電波の交信可能領域内に配置して交信する移動
    体識別装置において、前記電波の交信可能領域内に質問
    電波を送信し応答電波を受信可能な複数のアンテナを配
    置し、これらアンテナの受信信号を前記読取ユニットに
    順次入力可能な選択手段を設けた移動体識別装置。
  2. 【請求項2】 質問電波を送信し応答電波を受信可能な
    複数のアンテナを複数のグループに分け、該グループの
    アンテナの受信信号を入力可能な前記グループと同数の
    読取ユニットを設け、各読取ユニットに前記アンテナの
    受信信号を順次入力可能な第1選択手段を設けるととも
    に、これら読取ユニットの読取信号を出力制御部へ順次
    入力可能な第2選択手段を設け、これら第1および第2
    選択手段による情報処理を並行させた請求項1記載の移
    動体識別装置。
  3. 【請求項3】 前記質問電波を送信し応答電波を受信可
    能な各アンテナの交信可能領域内に、単一のデータキャ
    リアを配置した請求項1または請求項2記載の移動体識
    別装置。
  4. 【請求項4】 前記質問電波を送信し応答電波を受信可
    能なアンテナを可及的に小型に構成した請求項3記載の
    移動体識別装置。
  5. 【請求項5】 電波の交信可能領域内に臨む周面に、質
    問電波を送信し応答電波を受信可能な複数のアンテナを
    配置した請求項1または請求項2記載の移動体識別装
    置。
  6. 【請求項6】 データキャリアを装着した移動体を載置
    可能な読取盤に、質問電波を送信し応答電波を受信可能
    な複数のアンテナを配置した請求項1または請求項2記
    載の移動体識別装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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