JPH1183688A - 製鉄原料、スラグの自動分析方法及びその設備 - Google Patents
製鉄原料、スラグの自動分析方法及びその設備Info
- Publication number
- JPH1183688A JPH1183688A JP9245520A JP24552097A JPH1183688A JP H1183688 A JPH1183688 A JP H1183688A JP 9245520 A JP9245520 A JP 9245520A JP 24552097 A JP24552097 A JP 24552097A JP H1183688 A JPH1183688 A JP H1183688A
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- JP
- Japan
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- analysis
- cup
- analysis sample
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- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、製鉄原料等の成分分析を自動化
し、省力化して迅速かつ、正確に分析する自動分析方法
及びその設備を提供する。 【解決手段】 ロボット1動作範囲2上の所定位置に分
析試料カップ供給装置3と、粉砕分析試料搬送装置4、
4a、4bと、プレスプレート供給装置5と、分析試料成形
プレス装置6と、成形分析試料搬送装置7を配置した製
鉄原料・スラグの自動分析設備及び自動分析方法であ
る。
し、省力化して迅速かつ、正確に分析する自動分析方法
及びその設備を提供する。 【解決手段】 ロボット1動作範囲2上の所定位置に分
析試料カップ供給装置3と、粉砕分析試料搬送装置4、
4a、4bと、プレスプレート供給装置5と、分析試料成形
プレス装置6と、成形分析試料搬送装置7を配置した製
鉄原料・スラグの自動分析設備及び自動分析方法であ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製鉄原料・スラグ
の自動分析方法及びその設備に関するものである。
の自動分析方法及びその設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製鉄工程においては、焼結鉱等の原料ま
たは、溶銑スラグ等のスラグを分析して、鉄製品の品質
管理を行うことがなされている。例えば、製鉄原料であ
る焼結鉱の分析においては、焼結鉱中のSiO2 、Fe
含有量を分析して、SiO2 量から焼結鉱の品質管理を
施すとともに、Fe含有量から溶銑(銑鉄)の生産量を
把握する。また、溶銑スラグ中のSiO2 、Na含有量
を分析して、溶銑(銑鉄)の品質管理を施す。更に、溶
鋼スラグ中のP2 O5 含有量を分析して、精錬後の溶鋼
中のP量を把握することにより、鋼製品の品質管理を施
すことが行われている。
たは、溶銑スラグ等のスラグを分析して、鉄製品の品質
管理を行うことがなされている。例えば、製鉄原料であ
る焼結鉱の分析においては、焼結鉱中のSiO2 、Fe
含有量を分析して、SiO2 量から焼結鉱の品質管理を
施すとともに、Fe含有量から溶銑(銑鉄)の生産量を
把握する。また、溶銑スラグ中のSiO2 、Na含有量
を分析して、溶銑(銑鉄)の品質管理を施す。更に、溶
鋼スラグ中のP2 O5 含有量を分析して、精錬後の溶鋼
中のP量を把握することにより、鋼製品の品質管理を施
すことが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような分析方法に
おいては、分析精度をより向上して、鋼製品の品質を高
めることが強く要求されている。また、分析時間を短縮
して、迅速かつ、正確に品質管理を施すことも要求され
ているところである。本発明方法は、このような要求を
有利に満足するためになされたものであり、製鉄原料と
して例えば、焼結鉱、スラグとして溶銑スラグ、溶鋼ス
ラグを高精度で自動的に迅速かつ、正確に品質管理、操
業管理を容易にすることのできる自動分析設備を提供す
ることを目的とするものである。
おいては、分析精度をより向上して、鋼製品の品質を高
めることが強く要求されている。また、分析時間を短縮
して、迅速かつ、正確に品質管理を施すことも要求され
ているところである。本発明方法は、このような要求を
有利に満足するためになされたものであり、製鉄原料と
して例えば、焼結鉱、スラグとして溶銑スラグ、溶鋼ス
ラグを高精度で自動的に迅速かつ、正確に品質管理、操
業管理を容易にすることのできる自動分析設備を提供す
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明方法の特徴とする
ところは、ロボット動作範囲内の所定位置で、分析試料
カップ供給装置からカップをロボットにより受け取った
後、ロボットを動作させて粉砕分析試料搬送装置へ移載
し、次いで移載したカップを粉砕機へ搬送して、カップ
内へ粉砕分析試料を供給した後、カップを粉砕分析試料
搬送装置によりロボット動作範囲内の所定位置に搬送
し、次いでロボットによりプレスプレート供給装置から
取り出したプレスプレートを前記のカップにセットする
とともに、カップを分析試料成形プレス装置へ旋回搬入
して分析試料に成形し、次いで、成形分析試料をロボッ
トによって取り出して成形分析試料搬送装置へ移載して
分析装置へ搬送することを特徴とする製鉄原料、スラグ
の自動分析方法。及びロボット動作範囲内の所定位置に
分析試料カップ供給装置と、粉砕分析試料搬送装置と、
プレスプレート供給装置と、分析試料成形プレス装置
と、成形分析試料搬送装置を配置したことを特徴とする
製鉄原料、スラグの自動分析設備である。
ところは、ロボット動作範囲内の所定位置で、分析試料
カップ供給装置からカップをロボットにより受け取った
後、ロボットを動作させて粉砕分析試料搬送装置へ移載
し、次いで移載したカップを粉砕機へ搬送して、カップ
内へ粉砕分析試料を供給した後、カップを粉砕分析試料
搬送装置によりロボット動作範囲内の所定位置に搬送
し、次いでロボットによりプレスプレート供給装置から
取り出したプレスプレートを前記のカップにセットする
とともに、カップを分析試料成形プレス装置へ旋回搬入
して分析試料に成形し、次いで、成形分析試料をロボッ
トによって取り出して成形分析試料搬送装置へ移載して
分析装置へ搬送することを特徴とする製鉄原料、スラグ
の自動分析方法。及びロボット動作範囲内の所定位置に
分析試料カップ供給装置と、粉砕分析試料搬送装置と、
プレスプレート供給装置と、分析試料成形プレス装置
と、成形分析試料搬送装置を配置したことを特徴とする
製鉄原料、スラグの自動分析設備である。
【0005】
【発明の実施の形態】上記のごとき設備においては、分
析試料カップ供給装置として例えば、フィーダーから粉
砕分析試料を充填するためのカップ容器をロボットが受
け取り、次いでカップを粉砕分析試料搬送装置に移載し
て、粉砕分析試料搬送装置を作動し、粉砕機へ搬送し粉
砕分析試料をカップ内へ払い出し充填した後、再度粉砕
分析試料搬送装置を作動して、ロボット動作範囲内(旋
回軌跡上)の所定位置へ搬送し、ロボットが動作してプ
レスプレート供給装置からプレスプレートを取り出し、
上記ロボット動作範囲内(旋回軌跡上)の所定位置へ搬
送した粉砕分析試料搬送装置上のカップ上にプレスプレ
ートをセットするとともに、カップを取り出して分析試
料成形プレス装置のプレス台にセットした後、粉砕分析
試料に成形する。しかる後、成形した粉砕分析試料をロ
ボットが取り出し、成形分析試料搬送装置へ移載して分
析装置として、例えば蛍光X線分析装置等へ搬送し成分
分析を行うものである。
析試料カップ供給装置として例えば、フィーダーから粉
砕分析試料を充填するためのカップ容器をロボットが受
け取り、次いでカップを粉砕分析試料搬送装置に移載し
て、粉砕分析試料搬送装置を作動し、粉砕機へ搬送し粉
砕分析試料をカップ内へ払い出し充填した後、再度粉砕
分析試料搬送装置を作動して、ロボット動作範囲内(旋
回軌跡上)の所定位置へ搬送し、ロボットが動作してプ
レスプレート供給装置からプレスプレートを取り出し、
上記ロボット動作範囲内(旋回軌跡上)の所定位置へ搬
送した粉砕分析試料搬送装置上のカップ上にプレスプレ
ートをセットするとともに、カップを取り出して分析試
料成形プレス装置のプレス台にセットした後、粉砕分析
試料に成形する。しかる後、成形した粉砕分析試料をロ
ボットが取り出し、成形分析試料搬送装置へ移載して分
析装置として、例えば蛍光X線分析装置等へ搬送し成分
分析を行うものである。
【0006】このようにして、成形分析試料の成分分析
を施すものであるが、分析すべき製鉄原料としては、例
えば焼結鉱中のSiO2 、Fe含有量を分析して、Si
O2量から焼結鉱の品質管理をするとともに、Fe量か
ら溶銑(銑鉄)の生産性を把握する。また、溶銑スラグ
中SiO2 、Na含有量を分析して、溶銑(銑鉄)の品
質管理の指標とする。更に、転炉スラグ中のP2 O5 含
有量を分析して、精錬後の溶鋼中のP量を把握して鋼製
品の品質管理の指標とする。このような分析の中一種ま
たは、必要に応じて二種以上の分析試料の成分分析をす
るものである。従って、分析数に応じて粉砕分析試料搬
送装置をロボット旋回軌跡上の所定位置に配置すること
によって、1基のロボットで迅速かつ、確実に上記のご
とき粉砕分析試料処理施して、成形分析試料を分析装置
へ搬送することができる。
を施すものであるが、分析すべき製鉄原料としては、例
えば焼結鉱中のSiO2 、Fe含有量を分析して、Si
O2量から焼結鉱の品質管理をするとともに、Fe量か
ら溶銑(銑鉄)の生産性を把握する。また、溶銑スラグ
中SiO2 、Na含有量を分析して、溶銑(銑鉄)の品
質管理の指標とする。更に、転炉スラグ中のP2 O5 含
有量を分析して、精錬後の溶鋼中のP量を把握して鋼製
品の品質管理の指標とする。このような分析の中一種ま
たは、必要に応じて二種以上の分析試料の成分分析をす
るものである。従って、分析数に応じて粉砕分析試料搬
送装置をロボット旋回軌跡上の所定位置に配置すること
によって、1基のロボットで迅速かつ、確実に上記のご
とき粉砕分析試料処理施して、成形分析試料を分析装置
へ搬送することができる。
【0007】上記のごとき、粉砕分析試料搬送装置への
粉砕分析試料の供給は、例えば粉砕分析試料搬送装置に
粉砕機を接続配置して、分析原料を粉砕分析試料に粉砕
し、粉砕分析試料搬送装置内のカップに充填した後、カ
ップをロボット動作範囲内の所定位置に搬送することが
有利であるが、例えば設備スペースの制約等から粉砕機
を粉砕分析試料搬送装置に接続配置することなく、別個
所に設置した粉砕機で分析原料を粉砕して、粉砕分析試
料搬送装置へ供給することもできる。
粉砕分析試料の供給は、例えば粉砕分析試料搬送装置に
粉砕機を接続配置して、分析原料を粉砕分析試料に粉砕
し、粉砕分析試料搬送装置内のカップに充填した後、カ
ップをロボット動作範囲内の所定位置に搬送することが
有利であるが、例えば設備スペースの制約等から粉砕機
を粉砕分析試料搬送装置に接続配置することなく、別個
所に設置した粉砕機で分析原料を粉砕して、粉砕分析試
料搬送装置へ供給することもできる。
【0008】分析試料カップ供給装置およびプレスプレ
ート供給装置は、それぞれカップやプレートを、ロボッ
トの動作範囲内に供給できる装置であればよく、特定の
装置には限定されない。後述する実施例のごとく分析試
料カップ供給装置に電磁振動フィーダーを用い、プレス
プレート供給装置に、分析試料種類別の複数のプレスプ
レートを並列に配置した置台型のものを用いることが有
利である。また、このような分析試料カップ供給装置お
よびプレスプレート供給装置は、分析試料に直接接触す
るので、高精度な分析を実施するためには、それぞれ分
析試料種類別の専用供給装置を設置して、清掃済の清浄
な分析試料カップおよびプレスプレートを供給すること
が好ましい。
ート供給装置は、それぞれカップやプレートを、ロボッ
トの動作範囲内に供給できる装置であればよく、特定の
装置には限定されない。後述する実施例のごとく分析試
料カップ供給装置に電磁振動フィーダーを用い、プレス
プレート供給装置に、分析試料種類別の複数のプレスプ
レートを並列に配置した置台型のものを用いることが有
利である。また、このような分析試料カップ供給装置お
よびプレスプレート供給装置は、分析試料に直接接触す
るので、高精度な分析を実施するためには、それぞれ分
析試料種類別の専用供給装置を設置して、清掃済の清浄
な分析試料カップおよびプレスプレートを供給すること
が好ましい。
【0009】分析試料カップに供給された粉砕分析試料
を、加圧成形により成形分析試料に加工した後、例えば
蛍光X線分析装置を用いて成分分析を行う。この蛍光X
線分析においては、励起X線を成形分析試料に照射し、
成形分析試料表面で発生する蛍光X線を分光することに
よって分析するので、分析精度を向上するためには成形
分析試料表面の平滑度を上げて、蛍光X線の散乱を抑制
することが好ましい。そこで、例えば粉砕分析試料を加
圧成形するに際して、粉砕分析試料を載せた分析試料カ
ップに、プレスプレートの平滑面を粉砕分析試料側(下
側)に向けて配置する。この状態で加圧成形を施すこと
により、プレスプレートの平滑面が成形分析試料上面に
転写され、平滑な成形分析試料表面にすることができ、
高精度な分析ができる。また、粉砕分析試料を載せた分
析試料カップ上にプレスプレートをロボットにより一定
動作で配置することにより、プレスプレートと分析試料
カップの相対角度や相対速度等により、分析試料カップ
内の粉砕分析試料の密度差を生じることなく、高精度な
分析を可能とする均一な成形分析試料を得ることができ
る。
を、加圧成形により成形分析試料に加工した後、例えば
蛍光X線分析装置を用いて成分分析を行う。この蛍光X
線分析においては、励起X線を成形分析試料に照射し、
成形分析試料表面で発生する蛍光X線を分光することに
よって分析するので、分析精度を向上するためには成形
分析試料表面の平滑度を上げて、蛍光X線の散乱を抑制
することが好ましい。そこで、例えば粉砕分析試料を加
圧成形するに際して、粉砕分析試料を載せた分析試料カ
ップに、プレスプレートの平滑面を粉砕分析試料側(下
側)に向けて配置する。この状態で加圧成形を施すこと
により、プレスプレートの平滑面が成形分析試料上面に
転写され、平滑な成形分析試料表面にすることができ、
高精度な分析ができる。また、粉砕分析試料を載せた分
析試料カップ上にプレスプレートをロボットにより一定
動作で配置することにより、プレスプレートと分析試料
カップの相対角度や相対速度等により、分析試料カップ
内の粉砕分析試料の密度差を生じることなく、高精度な
分析を可能とする均一な成形分析試料を得ることができ
る。
【0010】
【実施例】次に、本発明設備の実施例を挙げる。図1に
おいて、ロボット1の動作範囲2上の所定位置に分析試
料カップ供給装置3と、粉砕分析試料搬送装置4、4
a、4bと、プレスプレート供給装置5と、分析試料成
形プレス装置6と、成形分析試料搬送装置7を配置す
る。上記粉砕分析試料搬送装置4、4a、4bに図示の
ごとく、それぞれ粉砕機8、8a、8bを接続配置する
とともに、この粉砕機8、8a、8bに分析原料供給装
置9、9a、9bをそれぞれ接続配置する。図中10
は、ロボット1ハンドの清掃装置である。
おいて、ロボット1の動作範囲2上の所定位置に分析試
料カップ供給装置3と、粉砕分析試料搬送装置4、4
a、4bと、プレスプレート供給装置5と、分析試料成
形プレス装置6と、成形分析試料搬送装置7を配置す
る。上記粉砕分析試料搬送装置4、4a、4bに図示の
ごとく、それぞれ粉砕機8、8a、8bを接続配置する
とともに、この粉砕機8、8a、8bに分析原料供給装
置9、9a、9bをそれぞれ接続配置する。図中10
は、ロボット1ハンドの清掃装置である。
【0011】上記のごとき、粉砕機としては、例えば図
2及び図3に示すごとく粉砕室11の中央部に粉砕体1
2を配置し、側部下部に図示のごとく、複数個のエアー
供給ノズル13を粉砕室内11へ指向配置するととも
に、分析原料供給ノズル14を粉砕室11内へ指向配設
し、この分析原料供給ノズル14の後端部に分析原料供
給ホッパー15を設ける。上記エアー供給ノズル13に
ホース16を介してエアーヘッダー17と連結し、分析
原料供給ノズル14の後端にエアー供給ノズル13を接
続するとともに、ホース16を介してエアーヘッダー1
7と連結する。
2及び図3に示すごとく粉砕室11の中央部に粉砕体1
2を配置し、側部下部に図示のごとく、複数個のエアー
供給ノズル13を粉砕室内11へ指向配置するととも
に、分析原料供給ノズル14を粉砕室11内へ指向配設
し、この分析原料供給ノズル14の後端部に分析原料供
給ホッパー15を設ける。上記エアー供給ノズル13に
ホース16を介してエアーヘッダー17と連結し、分析
原料供給ノズル14の後端にエアー供給ノズル13を接
続するとともに、ホース16を介してエアーヘッダー1
7と連結する。
【0012】しかして、分析原料供給ホッパー15を介
して分析原料を分析原料供給ノズル14へ供給すると同
時に、分析原料供給ノズル14後端のエアー供給ノズル
13からエアーヘッダー17のエアーをホース16を介
して吹き込み、分析原料供給ノズル14から粉砕室11
内へ供給する。一方、複数個のエアー供給ノズル13か
ら高圧エアーを粉砕室11内へ吹き込むことによって、
吹き込みエアーとともに粉砕室11内へ供給した分析原
料は、粉砕体12を中心に粉砕室11内を高速で旋回し
ながら分析原料が互いに衝突を繰り返して粉砕され、粉
砕によって微粉粒となり軽量になった分析原料が吹き込
みエアーとともに、粉砕室11の上部排出口18から排
出して回収する。図中21は、粉砕室11内底部に残留
した異物20を排出する排出装置である。このような粉
砕機(ジェットミル)の仕様としては、例えば粉砕室直
径:80〜150mm、高さ:20〜30mmの円形、
エアー供給圧:0.5〜0.9MPa、エアー供給量:
2〜3Nm3 、エアー供給位置:等間隔で3〜4ヵ所か
ら供給することにより、迅速かつ、正確に分析原料を微
粉粒化することができる。
して分析原料を分析原料供給ノズル14へ供給すると同
時に、分析原料供給ノズル14後端のエアー供給ノズル
13からエアーヘッダー17のエアーをホース16を介
して吹き込み、分析原料供給ノズル14から粉砕室11
内へ供給する。一方、複数個のエアー供給ノズル13か
ら高圧エアーを粉砕室11内へ吹き込むことによって、
吹き込みエアーとともに粉砕室11内へ供給した分析原
料は、粉砕体12を中心に粉砕室11内を高速で旋回し
ながら分析原料が互いに衝突を繰り返して粉砕され、粉
砕によって微粉粒となり軽量になった分析原料が吹き込
みエアーとともに、粉砕室11の上部排出口18から排
出して回収する。図中21は、粉砕室11内底部に残留
した異物20を排出する排出装置である。このような粉
砕機(ジェットミル)の仕様としては、例えば粉砕室直
径:80〜150mm、高さ:20〜30mmの円形、
エアー供給圧:0.5〜0.9MPa、エアー供給量:
2〜3Nm3 、エアー供給位置:等間隔で3〜4ヵ所か
ら供給することにより、迅速かつ、正確に分析原料を微
粉粒化することができる。
【0013】上記のように、粉砕機8、8a、8bで粉
砕した粉砕分析試料は、図4に示すごとく管22を介し
て、回収ホッパー23、切り出し弁24からなる回収装
置25へ収納し、切り出し弁24を操作して回収した粉
砕分析試料をカップ26へ払出し、次いで後述のように
粉砕分析試料搬送装置4、4a、4bによって、ロボッ
ト1旋回軌跡2上の所定位置へ搬送し、ロボット1によ
り分析試料成形プレス装置6へ搬入して、加圧成形し分
析試料に加工した後、成形分析試料搬送装置7を介し
て、分析装置(図示せず)へ搬送し蛍光X線を照射して
分析するものである。
砕した粉砕分析試料は、図4に示すごとく管22を介し
て、回収ホッパー23、切り出し弁24からなる回収装
置25へ収納し、切り出し弁24を操作して回収した粉
砕分析試料をカップ26へ払出し、次いで後述のように
粉砕分析試料搬送装置4、4a、4bによって、ロボッ
ト1旋回軌跡2上の所定位置へ搬送し、ロボット1によ
り分析試料成形プレス装置6へ搬入して、加圧成形し分
析試料に加工した後、成形分析試料搬送装置7を介し
て、分析装置(図示せず)へ搬送し蛍光X線を照射して
分析するものである。
【0014】上記のごとき、ロボットの一例を挙げる
と、図5に示すごとく、基台27に胴部28を縦軸29
を中心に回動自在に設け、この胴部28の先端に第1ア
ーム30、第1アーム30先端に第2アーム31をそれ
ぞれ支点a、bを中心に俯仰自在に設けるとともに、第
2アーム31にリスト32を固設し、リスト32の先端
にハンド33を支点cを中心に俯仰自在に、かつ回転自
在に汎用6軸垂直多関節型ロボットを配置する。
と、図5に示すごとく、基台27に胴部28を縦軸29
を中心に回動自在に設け、この胴部28の先端に第1ア
ーム30、第1アーム30先端に第2アーム31をそれ
ぞれ支点a、bを中心に俯仰自在に設けるとともに、第
2アーム31にリスト32を固設し、リスト32の先端
にハンド33を支点cを中心に俯仰自在に、かつ回転自
在に汎用6軸垂直多関節型ロボットを配置する。
【0015】次に、本発明方法の実施例を挙げる。前記
図1に示すごとく、分析原料供給装置9から製鉄原料で
ある焼結鉱を粉砕機8へ供給し、分析原料供給装置9a
から高炉スラグを粉砕機8aへ供給し、分析原料供給装
置9bから高炉スラグを粉砕機8bへ供給して粉砕す
る。
図1に示すごとく、分析原料供給装置9から製鉄原料で
ある焼結鉱を粉砕機8へ供給し、分析原料供給装置9a
から高炉スラグを粉砕機8aへ供給し、分析原料供給装
置9bから高炉スラグを粉砕機8bへ供給して粉砕す
る。
【0016】かくして、図6に示すごとく、ロボット1
は、分析試料カップ供給装置3からカップ26を受け取
った後、旋回して図7のように粉砕分析試料搬送装置4
aに移載し、粉砕分析試料搬送装置4aを作動させカッ
プ26を粉砕機8aの回収ポッパー23(前記図4参
照)の直下へ位置させて、粉砕分析試料を払い出した
後、粉砕分析試料搬送装置4aの作動によりロボット1
旋回軌跡2位置へカップ26を搬送する。
は、分析試料カップ供給装置3からカップ26を受け取
った後、旋回して図7のように粉砕分析試料搬送装置4
aに移載し、粉砕分析試料搬送装置4aを作動させカッ
プ26を粉砕機8aの回収ポッパー23(前記図4参
照)の直下へ位置させて、粉砕分析試料を払い出した
後、粉砕分析試料搬送装置4aの作動によりロボット1
旋回軌跡2位置へカップ26を搬送する。
【0017】次いで、図8に示すごとくロボット1がプ
レスプレート供給装置5からプレスプレートを取り出
し、図9のように上記粉砕分析試料搬送装置4aのカッ
プ26上にプレスプレートをセットするとともに、ロボ
ット1によりカップ26を取り出し旋回して、図10の
ごとく分析試料成形装置6にセットする。
レスプレート供給装置5からプレスプレートを取り出
し、図9のように上記粉砕分析試料搬送装置4aのカッ
プ26上にプレスプレートをセットするとともに、ロボ
ット1によりカップ26を取り出し旋回して、図10の
ごとく分析試料成形装置6にセットする。
【0018】しかる後、分析試料成形装置6を作動し
て、図11に示すように受圧盤34及び加圧盤35から
なるプレス台36によってカップ26を加圧成形した
後、図12のごとくプレスプレートをロボット1により
取り出し、旋回移動して図13のようにプレスプレート
供給装置5の下部エアー吹き付け等により、清掃してプ
レスプレート供給装置5上部へセットする。
て、図11に示すように受圧盤34及び加圧盤35から
なるプレス台36によってカップ26を加圧成形した
後、図12のごとくプレスプレートをロボット1により
取り出し、旋回移動して図13のようにプレスプレート
供給装置5の下部エアー吹き付け等により、清掃してプ
レスプレート供給装置5上部へセットする。
【0019】次いで、図13に示すごとく、成形後の成
形分析試料をロボット1により取り出して旋回移動し、
図15に示す成形分析試料搬送装置7へ移載した後、成
形分析試料搬送装置7を作動して分析装置(図示せず)
へ搬送して成分分析を施すものである。
形分析試料をロボット1により取り出して旋回移動し、
図15に示す成形分析試料搬送装置7へ移載した後、成
形分析試料搬送装置7を作動して分析装置(図示せず)
へ搬送して成分分析を施すものである。
【0020】このように、分析原料供給装置9、9a、
9bからそれぞれ搬送された分析原料を粉砕、成形して
成分を分析するものであり、分析原料の数量(種類)を
品質管理、操業管理等により選定し、これに基づき分析
原料供給装置9、9a、9b、粉砕機8、8a、8b及
び粉砕分析試料搬送装置4、4a、4bからなる装置列
数を決定するものである。
9bからそれぞれ搬送された分析原料を粉砕、成形して
成分を分析するものであり、分析原料の数量(種類)を
品質管理、操業管理等により選定し、これに基づき分析
原料供給装置9、9a、9b、粉砕機8、8a、8b及
び粉砕分析試料搬送装置4、4a、4bからなる装置列
数を決定するものである。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、迅速かつ確実に分析原
料の成分分析ができ、鉄製品の品質管理および操業管理
等が正確にできることから品質を向上することができ
る。また、分析の自動化によって省力化することができ
る。更に、分析精度が向上し、一層鉄製品の品質を高め
ることができる等の優れた効果が得られる。
料の成分分析ができ、鉄製品の品質管理および操業管理
等が正確にできることから品質を向上することができ
る。また、分析の自動化によって省力化することができ
る。更に、分析精度が向上し、一層鉄製品の品質を高め
ることができる等の優れた効果が得られる。
【図1】本発明の実施例を示す平面図である。
【図2】粉砕機の一例を示す側面図である。
【図3】図2のA−A矢視による断面図である。
【図4】粉砕設備の全体を示す側面図である。
【図5】ロボットの一例を示す側面図である。
【図6】本発明による分析方法(手順)示す平面図であ
る。
る。
【図7】本発明による分析方法(手順)示す平面図であ
る。
る。
【図8】本発明による分析方法(手順)示す平面図であ
る。
る。
【図9】本発明による分析方法(手順)示す平面図であ
る。
る。
【図10】本発明による分析方法(手順)示す平面図で
ある。
ある。
【図11】粉砕分析試料のプレス成形の一例を示す側面
図である。
図である。
【図12】本発明による分析方法(手順)示す平面図で
ある。
ある。
【図13】本発明による分析方法(手順)示す平面図で
ある。
ある。
【図14】本発明による分析方法(手順)示す平面図で
ある。
ある。
【図15】本発明による分析方法(手順)示す平面図で
ある。
ある。
1 ロボット 2 ロボット動作範囲 3 分析試料カップ供給装置 4 粉砕分析試料搬送装置 4a 粉砕分析試料搬送装置 4b 粉砕分析試料搬送装置 5 プレスプレート供給装置 6 分析試料成形プレス装置 7 成形分析試料搬送装置 8 粉砕機 8a 粉砕機 8b 粉砕機 9 分析原料供給装置 9a 分析原料供給装置 9b 分析原料供給装置
Claims (6)
- 【請求項1】 ロボット動作範囲内の所定位置で、分析
試料カップ供給装置からカップをロボットにより受け取
った後、ロボットを動作させて粉砕分析試料搬送装置へ
移載し、次いで移載したカップを粉砕機へ搬送して、カ
ップ内へ粉砕分析試料を供給した後、カップを粉砕分析
試料搬送装置によりロボット動作範囲内の所定位置に搬
送し、次いでロボットによりプレスプレート供給装置か
ら取り出したプレスプレートを前記のカップにセットす
るとともに、カップを分析試料成形プレス装置へ移動搬
入して分析試料に成形し、次いで、成形分析試料をロボ
ットによって取り出し、成形分析試料搬送装置へ移載し
て分析装置へ搬送することを特徴とする製鉄原料、スラ
グの自動分析方法。 - 【請求項2】 所定位置がロボット旋回軌跡上であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の製鉄原料、スラグの自
動分析方法。 - 【請求項3】 ロボット動作範囲内の所定位置に分析試
料カップ供給装置と、粉砕分析試料搬送装置と、プレス
プレート供給装置と、分析試料成形プレス装置と、成形
分析試料搬送装置を配置したことを特徴とする製鉄原
料、スラグの自動分析設備。 - 【請求項4】 所定位置がロボット旋回軌跡上であるこ
とを特徴とする請求項3に記載の製鉄原料、スラグの自
動分析設備。 - 【請求項5】 粉砕分析試料搬送装置を複数列配置した
ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の製鉄
原料、スラグの自動分析設備。 - 【請求項6】 粉砕分析試料搬送装置に粉砕機を接続配
置し、該粉砕機に分析原料供給装置を接続配置したこと
を特徴とする請求項3または請求項4または請求項5に
記載の製鉄原料、スラグの自動分析設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9245520A JPH1183688A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 製鉄原料、スラグの自動分析方法及びその設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9245520A JPH1183688A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 製鉄原料、スラグの自動分析方法及びその設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1183688A true JPH1183688A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17134913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9245520A Withdrawn JPH1183688A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 製鉄原料、スラグの自動分析方法及びその設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1183688A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003136036A (ja) * | 2001-10-31 | 2003-05-13 | Nitto Boseki Co Ltd | 灰の処理方法及び装置 |
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JP2009115558A (ja) * | 2007-11-05 | 2009-05-28 | Kobe Steel Ltd | スラグ分析方法 |
JP2012255689A (ja) * | 2011-06-08 | 2012-12-27 | Nippon Steel & Sumitomo Metal | 無機酸化物系材料中鉛含有量測定方法、無機酸化物系材料分別方法、及び無機酸化物系材料製造方法 |
JP2013029418A (ja) * | 2011-07-28 | 2013-02-07 | Jx Nippon Mining & Metals Corp | 鉛ボタンの処理装置及び鉛ボタンの処理方法 |
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US11460380B2 (en) | 2016-03-30 | 2022-10-04 | Thyssenkrupp Industrial Solutions Ag | Apparatus and method for preparing a sample material |
-
1997
- 1997-09-10 JP JP9245520A patent/JPH1183688A/ja not_active Withdrawn
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