JPH1183464A - 少なくとも1種の分子種により第1の液相と第2の液相又は気相間との界面の被覆面積を測定する方法及び装置 - Google Patents
少なくとも1種の分子種により第1の液相と第2の液相又は気相間との界面の被覆面積を測定する方法及び装置Info
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- JPH1183464A JPH1183464A JP10160691A JP16069198A JPH1183464A JP H1183464 A JPH1183464 A JP H1183464A JP 10160691 A JP10160691 A JP 10160691A JP 16069198 A JP16069198 A JP 16069198A JP H1183464 A JPH1183464 A JP H1183464A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 少なくとも1種の分子種による第1の液相と
第2の気相又は液相との間の界面の被覆面積を測定する
方法を提供する。 【解決手段】 次の手順ステップ: a)複数の液滴が液滴の軌跡に沿って移動するように、
少なくとも第1の液相を含有する液滴流を発生させる、
及び b)液滴の軌跡に沿った少なくとも2つの異なる点で少
なくとも1種の分子種による界面の被覆面積の測定を無
接触で測定するを連続的に実施することを特徴とする。
第2の気相又は液相との間の界面の被覆面積を測定する
方法を提供する。 【解決手段】 次の手順ステップ: a)複数の液滴が液滴の軌跡に沿って移動するように、
少なくとも第1の液相を含有する液滴流を発生させる、
及び b)液滴の軌跡に沿った少なくとも2つの異なる点で少
なくとも1種の分子種による界面の被覆面積の測定を無
接触で測定するを連続的に実施することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、界面吸着、特に物
質の動力学的界面吸着を測定する方法及び装置に関す
る。
質の動力学的界面吸着を測定する方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】界面活性剤、乳化剤、保護コロイド及び
他の多数の界面活性物質を開発する過程において、界面
活性の種々のパラメータを測定する必要がある。これら
のパラメータの1つは界面吸着である。この変数は、2
つの試験物質の界面の何パーセントが別の試験物質によ
って被覆されているかを示す。この関係において重要な
ことは、静止系で達成される最終的な平衡状態だけでな
く、しかも第一に、この最終状態に達するまでの動的展
開(dynamic development)である。
他の多数の界面活性物質を開発する過程において、界面
活性の種々のパラメータを測定する必要がある。これら
のパラメータの1つは界面吸着である。この変数は、2
つの試験物質の界面の何パーセントが別の試験物質によ
って被覆されているかを示す。この関係において重要な
ことは、静止系で達成される最終的な平衡状態だけでな
く、しかも第一に、この最終状態に達するまでの動的展
開(dynamic development)である。
【0003】しかしながら、界面吸着を測定する公知方
法は、動的な過程を観察するために限られた範囲で使用
できるにすぎない。このことは、公知方法を使用する
と、系の経時的な展開は、動的には常に直接的に、すな
わちリアルタイムで観察しなければならないことに起因
する。例えば、A.Anbarci 及び A.Armbruster によって
“Bestimmung der Grenzflaechenbesetzungskinetik[De
termination of interface coverage kinetics]”,Tens
ide Surfactants Detergents 24(1987)2,111,に記載
された破裂膜法(bursting-membrane method)は、1秒
の数百分の1の時間範囲内又はより遅く進行する変化を
観察するために使用する場合だけに信頼性があるとみな
されている。実際に、古典的なヴィルヘルミープレート
又はヴィルヘルミーバランスの分解能は、秒規模のオー
ダーにすぎない。しかしながら、多くの重要な動的な現
象は、ミリ秒の範囲内又は更にサブミリ秒の範囲内で起
こる。これらの現象を十分な信頼性をもって測定するた
めは、慣用的な測定方法は使用することができない。
法は、動的な過程を観察するために限られた範囲で使用
できるにすぎない。このことは、公知方法を使用する
と、系の経時的な展開は、動的には常に直接的に、すな
わちリアルタイムで観察しなければならないことに起因
する。例えば、A.Anbarci 及び A.Armbruster によって
“Bestimmung der Grenzflaechenbesetzungskinetik[De
termination of interface coverage kinetics]”,Tens
ide Surfactants Detergents 24(1987)2,111,に記載
された破裂膜法(bursting-membrane method)は、1秒
の数百分の1の時間範囲内又はより遅く進行する変化を
観察するために使用する場合だけに信頼性があるとみな
されている。実際に、古典的なヴィルヘルミープレート
又はヴィルヘルミーバランスの分解能は、秒規模のオー
ダーにすぎない。しかしながら、多くの重要な動的な現
象は、ミリ秒の範囲内又は更にサブミリ秒の範囲内で起
こる。これらの現象を十分な信頼性をもって測定するた
めは、慣用的な測定方法は使用することができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、動的な界面の経過を、該経過が極めて急速に進行し
たとしても、観察するために使用することができる、界
面吸着を測定する方法を提供することである。更に、こ
の測定方法は、汚染及び外的妨害に対して著しく不感受
性であるべきである。
は、動的な界面の経過を、該経過が極めて急速に進行し
たとしても、観察するために使用することができる、界
面吸着を測定する方法を提供することである。更に、こ
の測定方法は、汚染及び外的妨害に対して著しく不感受
性であるべきである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題は、少なくとも
1種の分子種による第1の液相と第2の液相又は気相と
の間の界面の被覆面積を測定するための本発明の方法に
よって解決されることが判明した。本発明によれば、こ
の方法は、少なくとも以下の手順ステップを連続的に実
施することを包含する。まず第一に、少なくとも第1の
液相を含有する液滴流を、液滴発生器中で、液滴が特定
の液滴の軌跡に沿って移動するように発生させる。その
際、液滴を包囲する媒体は、ガス、真空又は液体であっ
てもよい。調査すべき相の界面は、液滴が両相を含有す
る場合には液滴の内部に、又は液滴の表面に形成させる
ことができる。次いでいずれにせよ、少なくとも1種の
分子種による界面の被覆面積を示す適当な所望のパラメ
ータを、接触させずに、液滴の軌跡に沿った少なくとも
2つの異なる点で測定する。換言すれば、同一又は類似
の液滴を、液滴発生器からの少なくとも2つの異なる距
離で観察する。該液滴発生器から液滴までの距離は前記
液滴の発生からの経過時間(age)に相当する。しか
し、その経過時間は、液滴の発生の状態と直接的に関連
している。従って、動的界面経過を、測定方法の時間的
分解が如何なる特定の必要性に直面することなく、調査
することが可能である。従って、容易には達成できない
時間的分解の代わりに、本発明による方法は、展開過程
の容易に実施できる空間的分解を使用する。
1種の分子種による第1の液相と第2の液相又は気相と
の間の界面の被覆面積を測定するための本発明の方法に
よって解決されることが判明した。本発明によれば、こ
の方法は、少なくとも以下の手順ステップを連続的に実
施することを包含する。まず第一に、少なくとも第1の
液相を含有する液滴流を、液滴発生器中で、液滴が特定
の液滴の軌跡に沿って移動するように発生させる。その
際、液滴を包囲する媒体は、ガス、真空又は液体であっ
てもよい。調査すべき相の界面は、液滴が両相を含有す
る場合には液滴の内部に、又は液滴の表面に形成させる
ことができる。次いでいずれにせよ、少なくとも1種の
分子種による界面の被覆面積を示す適当な所望のパラメ
ータを、接触させずに、液滴の軌跡に沿った少なくとも
2つの異なる点で測定する。換言すれば、同一又は類似
の液滴を、液滴発生器からの少なくとも2つの異なる距
離で観察する。該液滴発生器から液滴までの距離は前記
液滴の発生からの経過時間(age)に相当する。しか
し、その経過時間は、液滴の発生の状態と直接的に関連
している。従って、動的界面経過を、測定方法の時間的
分解が如何なる特定の必要性に直面することなく、調査
することが可能である。従って、容易には達成できない
時間的分解の代わりに、本発明による方法は、展開過程
の容易に実施できる空間的分解を使用する。
【0006】当該界面での展開過程を同時に監視すべき
である詳細度のレベル、即ち時間的分解に依存して、同
一又は類似の液滴を、それらの飛行軌道、即ち液滴の軌
跡に沿って間隔を更に離れた又は一緒に接近した、より
多くの又は少ない測定位置で調査する。この調査は、界
面被覆面積を示す特定のパラメータのための検出器を液
滴の軌跡に沿って移動させることによって達成すること
ができる。しかしながらしばしば、同型の複数の検出器
を液滴の軌跡に沿って配置し、かつそれらの検出器を、
複数の液滴をそれぞれの異なる展開の段階で同時に観察
するために使用するのがより実用的である。次いで、得
られたデータは、発生を再現することが可能であるよう
に、それぞれの特定の液滴に割り当てることができる。
特に本発明による方法は、エマルジョン及び懸濁液のよ
うな系の安定性又は選択的に凝集を観察及び調査するた
めに使用することが可能である。
である詳細度のレベル、即ち時間的分解に依存して、同
一又は類似の液滴を、それらの飛行軌道、即ち液滴の軌
跡に沿って間隔を更に離れた又は一緒に接近した、より
多くの又は少ない測定位置で調査する。この調査は、界
面被覆面積を示す特定のパラメータのための検出器を液
滴の軌跡に沿って移動させることによって達成すること
ができる。しかしながらしばしば、同型の複数の検出器
を液滴の軌跡に沿って配置し、かつそれらの検出器を、
複数の液滴をそれぞれの異なる展開の段階で同時に観察
するために使用するのがより実用的である。次いで、得
られたデータは、発生を再現することが可能であるよう
に、それぞれの特定の液滴に割り当てることができる。
特に本発明による方法は、エマルジョン及び懸濁液のよ
うな系の安定性又は選択的に凝集を観察及び調査するた
めに使用することが可能である。
【0007】本発明による方法では、使用される液滴発
生器は、原則的に規則的に連続的した規定の寸法の液滴
を発生させるのに適当な任意の装置であってもよい。収
縮素子の収縮及び弛緩によって1つ以上の液滴を、規則
的な間隔で液柱から分離し、かつ放出させる液滴発生器
を使用するのが有利である。この収縮要素は、有利には
ピエゾ機械的に、すなわち圧力結晶を使用して作動させ
る。選択的に、使用される液滴発生器は、液流をノズル
を通して押し出し、その周囲に第2の液流の包囲流を適
当な方法で流動させる装置であってもよい。
生器は、原則的に規則的に連続的した規定の寸法の液滴
を発生させるのに適当な任意の装置であってもよい。収
縮素子の収縮及び弛緩によって1つ以上の液滴を、規則
的な間隔で液柱から分離し、かつ放出させる液滴発生器
を使用するのが有利である。この収縮要素は、有利には
ピエゾ機械的に、すなわち圧力結晶を使用して作動させ
る。選択的に、使用される液滴発生器は、液流をノズル
を通して押し出し、その周囲に第2の液流の包囲流を適
当な方法で流動させる装置であってもよい。
【0008】有利な方法では、液滴流は少なくとも2つ
の最初に発生した液滴流を合流させることにより形成す
る、いずれにせよ最初に形成された液滴流からの液滴は
互いに混合される。一般的に、2つの最初の液滴流を使
用し、その一方は第1の相を含有しかつ他方は第2の相
を含有すべきである。このことは測定のための厳密に規
定されたゼロの時間、すなわち最初の流れを混合する瞬
間を保証する。更に、流れの迅速な合流の結果として、
多数の測定に要求される、相の極めて良好な混合を達成
することが可能である。
の最初に発生した液滴流を合流させることにより形成す
る、いずれにせよ最初に形成された液滴流からの液滴は
互いに混合される。一般的に、2つの最初の液滴流を使
用し、その一方は第1の相を含有しかつ他方は第2の相
を含有すべきである。このことは測定のための厳密に規
定されたゼロの時間、すなわち最初の流れを混合する瞬
間を保証する。更に、流れの迅速な合流の結果として、
多数の測定に要求される、相の極めて良好な混合を達成
することが可能である。
【0009】発生した液滴を液滴発生器から規則的な間
隔で放出させ、かつ次いで相を測定している間、前もっ
て規定した液滴の軌跡上を移動させ、その後捕集容器で
捕集及び排出させる。相を測定している間に、液滴の軌
跡、すなわち生じた液滴の飛行軌道は、液滴の表面で生
じる界面効果をできるだけ妨害がなく観察することがで
きるように、有利にはガス雰囲気、特に不活性ガス雰囲
気、例えば窒素又はアルゴン雰囲気中を進行させる。し
かしながら選択的に、液滴の軌跡は、ガス雰囲気又は液
体環境を貫通させることができる。相応して、ガスと液
体の間及び2つの液体の間の界面での界面効果を調査す
ることが可能である。この関係において、界面の被覆面
積を調査すべき分子種は、ガス雰囲気の部分又は液体環
境の部分を形成してもよい。もしくは、分子種は、発生
し及び放出された液滴中にすでに存在していてもよい。
この目的のために、前記分子種を液滴発生器中で第1の
相に混合する。前記の混合は、この場合には液滴発生器
からの混合したばかりの液滴を液滴の軌跡に放出させる
ことは、観察すべき界面被覆面積が生じる一定の時間的
関係(constant temporal reference)を決定するの
で、一般的に有利である。
隔で放出させ、かつ次いで相を測定している間、前もっ
て規定した液滴の軌跡上を移動させ、その後捕集容器で
捕集及び排出させる。相を測定している間に、液滴の軌
跡、すなわち生じた液滴の飛行軌道は、液滴の表面で生
じる界面効果をできるだけ妨害がなく観察することがで
きるように、有利にはガス雰囲気、特に不活性ガス雰囲
気、例えば窒素又はアルゴン雰囲気中を進行させる。し
かしながら選択的に、液滴の軌跡は、ガス雰囲気又は液
体環境を貫通させることができる。相応して、ガスと液
体の間及び2つの液体の間の界面での界面効果を調査す
ることが可能である。この関係において、界面の被覆面
積を調査すべき分子種は、ガス雰囲気の部分又は液体環
境の部分を形成してもよい。もしくは、分子種は、発生
し及び放出された液滴中にすでに存在していてもよい。
この目的のために、前記分子種を液滴発生器中で第1の
相に混合する。前記の混合は、この場合には液滴発生器
からの混合したばかりの液滴を液滴の軌跡に放出させる
ことは、観察すべき界面被覆面積が生じる一定の時間的
関係(constant temporal reference)を決定するの
で、一般的に有利である。
【0010】第1の相と共に当該の界面を形成する第2
の相は、本発明によれば、界面が液滴内に形成されるよ
うに、液滴内部に存在してもよい。選択的に、第2の相
は、当該の界面が液滴の表面になるように、液滴の軌跡
に沿って液滴を包囲していてもよい。第1の相のよう
に、第2の相は、単に第1の相と第2の相の間に界面を
形成することができるという前提条件の下で、複数の物
質の混合物からなっていてもよい。
の相は、本発明によれば、界面が液滴内に形成されるよ
うに、液滴内部に存在してもよい。選択的に、第2の相
は、当該の界面が液滴の表面になるように、液滴の軌跡
に沿って液滴を包囲していてもよい。第1の相のよう
に、第2の相は、単に第1の相と第2の相の間に界面を
形成することができるという前提条件の下で、複数の物
質の混合物からなっていてもよい。
【0011】比較的小体積の液滴を観察するので、測定
量が汚染される危険性は著しく低下する。液滴発生器が
汚染されていない限り、個々の液滴のいずれの汚染も重
要ではなく、所定量の液滴が規則的に測定される。汚染
が生じた場合には、必要であるのは、当該の個々の測定
データを消去することであり、その残りの測定データを
如何なる制限もなく使用し続けることができる。従っ
て、該新規方法は、外的汚染に対して従来の公知の方法
より著しく感受性が低い。
量が汚染される危険性は著しく低下する。液滴発生器が
汚染されていない限り、個々の液滴のいずれの汚染も重
要ではなく、所定量の液滴が規則的に測定される。汚染
が生じた場合には、必要であるのは、当該の個々の測定
データを消去することであり、その残りの測定データを
如何なる制限もなく使用し続けることができる。従っ
て、該新規方法は、外的汚染に対して従来の公知の方法
より著しく感受性が低い。
【0012】また本発明の使用は、系が熱力学的平衡に
あるか、又はひいては界面の程度の差こそあれ完全な被
覆面積を達成する系を必要としない。結局、本発明は、
界面被覆面積に関連する信号の検出を可能にする全ての
界面活性系を調査するために使用することができる。
あるか、又はひいては界面の程度の差こそあれ完全な被
覆面積を達成する系を必要としない。結局、本発明は、
界面被覆面積に関連する信号の検出を可能にする全ての
界面活性系を調査するために使用することができる。
【0013】分子による界面の被覆面積を示すパラメー
タは、その強度又は性質が被覆面積量に依存する如何な
る出力信号であってもよい。定量的ステートメントを作
るべきであれば、この被覆面積に対する出力信号の依存
性は既知又は測定可能でなければならない、すなわち校
正が可能でなければならない。
タは、その強度又は性質が被覆面積量に依存する如何な
る出力信号であってもよい。定量的ステートメントを作
るべきであれば、この被覆面積に対する出力信号の依存
性は既知又は測定可能でなければならない、すなわち校
正が可能でなければならない。
【0014】適当な出力信号は、液滴に入射した例えば
特にレーザのような光の反射、散乱又は透過である。こ
れらの測定量は、特に界面が液滴の表面と同一であれ
ば、著しく界面被覆面積に依存するので、これらの信号
の、液滴の軌道に沿った変化は動的界面吸着に関する推
定を可能にする。他の適当な測定量は、ラマン散乱光信
号及び蛍光信号を包含し、これらは種々の物質間を識別
することを可能にし、かつそれらの波長及び強度は主と
して界面、特に液滴の表面に位置する分子によって測定
される。この関係において、蛍光信号は、観察される分
子種又はマーカー物質から生じてもよい。しかしながら
選択的に、放射性標識物質又は分子を使用することがで
きる。
特にレーザのような光の反射、散乱又は透過である。こ
れらの測定量は、特に界面が液滴の表面と同一であれ
ば、著しく界面被覆面積に依存するので、これらの信号
の、液滴の軌道に沿った変化は動的界面吸着に関する推
定を可能にする。他の適当な測定量は、ラマン散乱光信
号及び蛍光信号を包含し、これらは種々の物質間を識別
することを可能にし、かつそれらの波長及び強度は主と
して界面、特に液滴の表面に位置する分子によって測定
される。この関係において、蛍光信号は、観察される分
子種又はマーカー物質から生じてもよい。しかしながら
選択的に、放射性標識物質又は分子を使用することがで
きる。
【0015】界面での効果を測定するための有利な方法
は、共焦点顕微鏡である。有利には、この方法は、液滴
の軌跡に沿って移動する液滴内又は液滴上の界面に焦点
を合わせることを包含する。しかしながら、この方法
は、液滴の一定の飛行軌道を必要とし、このことはまた
液滴の寸法及び液滴放出速度が一定である液滴発生器を
必要とする。これらの前条件が満たされるなら、共焦点
顕微鏡は、液滴界面での例えば特定の分子種の界面の展
開の直接的な観察のために使用することができる。逆
に、他の液滴の領域又は液滴の層に焦点を合わせれば、
特定の分子のデプレッション(depletion)が測定可能
である。
は、共焦点顕微鏡である。有利には、この方法は、液滴
の軌跡に沿って移動する液滴内又は液滴上の界面に焦点
を合わせることを包含する。しかしながら、この方法
は、液滴の一定の飛行軌道を必要とし、このことはまた
液滴の寸法及び液滴放出速度が一定である液滴発生器を
必要とする。これらの前条件が満たされるなら、共焦点
顕微鏡は、液滴界面での例えば特定の分子種の界面の展
開の直接的な観察のために使用することができる。逆
に、他の液滴の領域又は液滴の層に焦点を合わせれば、
特定の分子のデプレッション(depletion)が測定可能
である。
【0016】有利には、本発明の範囲内で、形態依存型
共鳴(morphology dependent resonanses:MDR)分
光分析法が使用される。この分光分析法は、殆ど界面被
覆面積にのみ依存する蛍光信号又はラマン散乱光信号を
得るために、フィールド共鳴を界面に近づけて、それぞ
れの特定の液滴内での光の振動モードにおいて使用する
ことを包含する。
共鳴(morphology dependent resonanses:MDR)分
光分析法が使用される。この分光分析法は、殆ど界面被
覆面積にのみ依存する蛍光信号又はラマン散乱光信号を
得るために、フィールド共鳴を界面に近づけて、それぞ
れの特定の液滴内での光の振動モードにおいて使用する
ことを包含する。
【0017】本発明の範囲内で原則的に適当な別の測定
方法は、界面での粒子種の出現を検出することが可能で
あるように、粒子種のマーキングを伴うことを包含する
方法である。重要な例は、粒子を蛍光性又は放射性のマ
ーカーで標識することを包含する。
方法は、界面での粒子種の出現を検出することが可能で
あるように、粒子種のマーキングを伴うことを包含する
方法である。重要な例は、粒子を蛍光性又は放射性のマ
ーカーで標識することを包含する。
【0018】本発明によれば、少なくとも1種の分子種
による第1の液相と第2の液相又は気相との間の界面の
被覆面積を測定するための装置が提供され、該装置は、
少なくとも次の構成要素:少なくとも第1の液相を含有
しかつ液滴の軌跡に沿って移動する液滴を発生させるこ
とができるように設計及び配置された液滴発生器、及び
接触させないで、液滴の軌跡中の少なくとも1種の分子
種による界面の被覆面積を測定することができるように
設計及び配置された検出器からなる。このような装置
は、前記の方法を実施するために使用することができ
る。
による第1の液相と第2の液相又は気相との間の界面の
被覆面積を測定するための装置が提供され、該装置は、
少なくとも次の構成要素:少なくとも第1の液相を含有
しかつ液滴の軌跡に沿って移動する液滴を発生させるこ
とができるように設計及び配置された液滴発生器、及び
接触させないで、液滴の軌跡中の少なくとも1種の分子
種による界面の被覆面積を測定することができるように
設計及び配置された検出器からなる。このような装置
は、前記の方法を実施するために使用することができ
る。
【0019】有利には、前記装置は、少なくとも2つの
液滴発生器からなり、該発生器はそれぞれ1つの最初の
液滴流を発生させかつそれらの最初の液滴流が合流し
て、調査される液滴流を形成するように設計及び配置さ
れている。
液滴発生器からなり、該発生器はそれぞれ1つの最初の
液滴流を発生させかつそれらの最初の液滴流が合流し
て、調査される液滴流を形成するように設計及び配置さ
れている。
【0020】
【実施例】次に本発明を図1を参照して説明する。
【0021】図1による装置は液滴発生器1からなり、
該液滴発生器は規則的な間隔で均一な液滴2を発生及び
放出する。次いで、液滴2は、図面に矢印3で示されて
いる液滴の軌跡又は飛行軌道上を移動する。レーザ4
は、レーザ光を半透明鏡(semisilvered mirror)5及
びレンズ6を介して液滴を軌跡中に入射させるように配
置されている。液滴2によって、特に液滴の表面の分子
によって反射した光は、レンズ6及び半透明鏡5を介し
て検出器7に達する。該検出器7は、変化する経過時間
を有する、すなわち発生の異なる段階での表面被覆面積
を有する液滴2を観察することができるように、二重矢
印8の方向で液滴の軌跡に沿ってように移動させること
ができる。次いで、検出した信号は、分析ユニット(図
示せず)で分析することができる。
該液滴発生器は規則的な間隔で均一な液滴2を発生及び
放出する。次いで、液滴2は、図面に矢印3で示されて
いる液滴の軌跡又は飛行軌道上を移動する。レーザ4
は、レーザ光を半透明鏡(semisilvered mirror)5及
びレンズ6を介して液滴を軌跡中に入射させるように配
置されている。液滴2によって、特に液滴の表面の分子
によって反射した光は、レンズ6及び半透明鏡5を介し
て検出器7に達する。該検出器7は、変化する経過時間
を有する、すなわち発生の異なる段階での表面被覆面積
を有する液滴2を観察することができるように、二重矢
印8の方向で液滴の軌跡に沿ってように移動させること
ができる。次いで、検出した信号は、分析ユニット(図
示せず)で分析することができる。
【0022】図1に示された測定装置は、既に述べたよ
うな方法で変更することができる。従って、特に、可動
検出器7を飛行軌道3に沿って固定した一連の検出器と
交換することが可能である。また、界面効果の測定中に
液滴の軌跡3を収容する真空キュベットを設けることも
できる。最後に、既に前記に説明したように、多数の界
面被覆面積を示す異なるパラメータを使用することも可
能である。
うな方法で変更することができる。従って、特に、可動
検出器7を飛行軌道3に沿って固定した一連の検出器と
交換することが可能である。また、界面効果の測定中に
液滴の軌跡3を収容する真空キュベットを設けることも
できる。最後に、既に前記に説明したように、多数の界
面被覆面積を示す異なるパラメータを使用することも可
能である。
【0023】従って、該新規の装置及び新規の方法は、
物質の界面吸着の、迅速な無接触のかつ殆ど汚染されな
い測定を可能にする。
物質の界面吸着の、迅速な無接触のかつ殆ど汚染されな
い測定を可能にする。
【図1】本発明による方法を実施するために使用できる
本発明による装置を示す図である。
本発明による装置を示す図である。
1 液滴発生器、 2 液滴、 3 矢印、 4 レー
ザ、 5 半透明鏡、6 レンズ、 7 検出器、 8
二重矢印
ザ、 5 半透明鏡、6 レンズ、 7 検出器、 8
二重矢印
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ユルゲン クリングラー ドイツ連邦共和国 ムッターシュタット ブルネンシュトラーセ 31
Claims (12)
- 【請求項1】 少なくとも1種の分子種による第1の液
相と第2の気相又は液相との間の界面の被覆面積を測定
する方法において、次の手順ステップ: a)複数の液滴が液滴の軌跡に沿って移動するように、
少なくとも第1の液相を含有する液滴流を発生させる、
及び b)液滴の軌跡に沿った少なくとも2つの異なる点で少
なくとも1種の分子種による界面の被覆面積の測定を無
接触で測定するを連続的に実施することを特徴とする、
少なくとも1種の分子種による第1の液相と第2の気相
又は液相との間の界面の被覆面積を測定する方法。 - 【請求項2】 液滴が第1及び第2の相を含有する、請
求項1記載の方法。 - 【請求項3】 液滴を不活性ガス雰囲気中の液滴の軌跡
に沿って導く、請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 手順ステップa)における液滴流の発生
を、液柱をピエゾ機械的に収縮させる装置により行う、
請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項5】 手順ステップb)において、被覆面積の
測定を、液滴の軌跡中に入射した光、有利にはレーザ光
の反射、散乱又は透過の測定により行う、請求項1から
4までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項6】 手順ステップb)において、被覆面積の
測定を、液滴の軌跡中に入射した光のラマン散乱の測定
により行う、請求項1から4までのいずれか1項記載の
方法。 - 【請求項7】 手順ステップb)において、被覆面積の
測定を、液滴から放射される蛍光又は放射線の測定によ
り行う、請求項1から4までのいずれか1項記載の方
法。 - 【請求項8】 手順ステップb)において、被覆面積の
測定を、液滴上でのMDR分光分析法による測定により
行う、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項9】 手順ステップb)において、被覆面積の
測定を、液滴の表面上に焦点を合わせることを包含する
共焦点顕微鏡による測定により行う、請求項1から4ま
でのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項10】 手順ステップa)において、液滴流
を、少なくとも2つの液滴流を互いに合流させることよ
り発生させる、請求項1から9までのいずれか1項記載
の方法。 - 【請求項11】 少なくとも1種の分子種による第1の
液相と第2の液相又は気相との間の界面の被覆面積を測
定する装置において、該装置が少なくとも次の構成要
素:少なくとも第1の液相を含有しかつ液滴の軌跡に沿
って移動する液滴を発生させることができるように設計
及び配置された液滴発生器、及び接触させないで、液滴
の軌跡中の少なくとも1種の分子種による界面の被覆面
積を測定することができるように設計及び配置された検
出器からなることを特徴とする、少なくとも1種の分子
種による第1の液相と第2の液相又は気相間の界面の被
覆面積を測定する装置。 - 【請求項12】 少なくとも2つの液滴発生器からな
り、該発生器がそれぞれ、合流して単一の液滴流を形成
する液滴流を発生させるように設計及び配置されてい
る、請求項11記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19724238.3 | 1997-06-09 | ||
DE19724238A DE19724238A1 (de) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | Verfahren zur Bestimmung der Grenzflächenadsorption |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1183464A true JPH1183464A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=7831909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10160691A Withdrawn JPH1183464A (ja) | 1997-06-09 | 1998-06-09 | 少なくとも1種の分子種により第1の液相と第2の液相又は気相間との界面の被覆面積を測定する方法及び装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5982485A (ja) |
EP (1) | EP0884589A3 (ja) |
JP (1) | JPH1183464A (ja) |
DE (1) | DE19724238A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10002970B4 (de) * | 2000-01-25 | 2004-09-16 | Gkss-Forschungszentrum Geesthacht Gmbh | Vorrichtung zur Analyse von in tröpfchenförmigen Flüssigkeitsproben enthaltenen Elementen |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4646562A (en) * | 1984-10-30 | 1987-03-03 | Miller Brewing Company | Method and apparatus for detecting relative dynamic liquid surface activity |
DE3441317A1 (de) * | 1984-11-12 | 1986-08-07 | Hahn, Axel, Dr., 1000 Berlin | Einrichtung zur messung der grenzflaechenspannung |
FR2674025B1 (fr) * | 1991-03-14 | 1993-06-18 | Toulon Var Labo Sitl Universit | Procede d'analyse physico-chimique fonde sur le controle de tensions interfaciales, et appareil correspondant. |
US5526677A (en) * | 1995-01-11 | 1996-06-18 | Serim Research Corporation | Single sensor density measuring apparatus and method |
US5744709A (en) * | 1996-04-25 | 1998-04-28 | University Of Florida | Measurement of specific interfacial areas of immiscible fluid interfaces in flow systems |
-
1997
- 1997-06-09 DE DE19724238A patent/DE19724238A1/de not_active Withdrawn
-
1998
- 1998-06-05 EP EP98110346A patent/EP0884589A3/de not_active Withdrawn
- 1998-06-08 US US09/092,969 patent/US5982485A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-06-09 JP JP10160691A patent/JPH1183464A/ja not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0884589A3 (de) | 1999-12-29 |
EP0884589A2 (de) | 1998-12-16 |
DE19724238A1 (de) | 1998-12-10 |
US5982485A (en) | 1999-11-09 |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050422 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20071127 |