JPH1183015A - 送風機併用バーナ - Google Patents
送風機併用バーナInfo
- Publication number
- JPH1183015A JPH1183015A JP23485897A JP23485897A JPH1183015A JP H1183015 A JPH1183015 A JP H1183015A JP 23485897 A JP23485897 A JP 23485897A JP 23485897 A JP23485897 A JP 23485897A JP H1183015 A JPH1183015 A JP H1183015A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- burner
- flame
- blower
- gas
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Gas Burners (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内周面に炎孔を有するバーナ本体の中央吹抜
け空間に、下方から空気を送込む送風機併用バーナが、
炎の下溢れ状態になったとき、直ちにバーナに供給する
燃料ガスを遮断する安全なバーナを提供する。 【解決手段】 バーナ本体２０の下部２５に温度検知手
段２６を設け、温度検知手段２６が高温を検出したと
き、燃料ガスを遮断弁１３によって遮断する。
け空間に、下方から空気を送込む送風機併用バーナが、
炎の下溢れ状態になったとき、直ちにバーナに供給する
燃料ガスを遮断する安全なバーナを提供する。 【解決手段】 バーナ本体２０の下部２５に温度検知手
段２６を設け、温度検知手段２６が高温を検出したと
き、燃料ガスを遮断弁１３によって遮断する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、送風機併用バーナ
に関し、特にガスレンジ用の送風機併用バーナに関す
る。
に関し、特にガスレンジ用の送風機併用バーナに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来ガスレンジなどに使用される水平リ
ングバーナは、図４に示すように、炎孔１がバーナの上
面斜外方に設けられ、バーナ本体２が大型になればなる
ほど火炎が鍋底の周辺部に当るようになって熱効率が低
下する。その対策として近年、図５に示すように、リン
グ状バーナ本体４の内周面に炎孔５を有するバーナが多
く使用されるようになったが、このバーナも口径が大き
くなると、炎孔５から出た火炎が直ちに周辺部へ向かう
ようになって、鍋底の中央部分ではガス流が停滞し易く
なり、やはり熱効率が悪くなる。
ングバーナは、図４に示すように、炎孔１がバーナの上
面斜外方に設けられ、バーナ本体２が大型になればなる
ほど火炎が鍋底の周辺部に当るようになって熱効率が低
下する。その対策として近年、図５に示すように、リン
グ状バーナ本体４の内周面に炎孔５を有するバーナが多
く使用されるようになったが、このバーナも口径が大き
くなると、炎孔５から出た火炎が直ちに周辺部へ向かう
ようになって、鍋底の中央部分ではガス流が停滞し易く
なり、やはり熱効率が悪くなる。
【０００３】したがって高効率のバーナを実現するに
は、火炎をできるだけ鍋底の中心部に集中させ、そこか
ら周辺部に向かって火炎が広がるようにしなければなら
ない。そのためには、リング状バーナ本体４の口径をで
きるだけ小さくする必要があるが、口径が小さくなる
と、図５に示すように、大火力時にバーナ中央の吹抜け
空間３内において、火炎の圧力により２次空気のドラフ
ト上昇が妨げられる所謂炎溢れの状態が発生し、その結
果２次空気の供給が不足し、炎が下溢れ状態になるとい
う問題がある。
は、火炎をできるだけ鍋底の中心部に集中させ、そこか
ら周辺部に向かって火炎が広がるようにしなければなら
ない。そのためには、リング状バーナ本体４の口径をで
きるだけ小さくする必要があるが、口径が小さくなる
と、図５に示すように、大火力時にバーナ中央の吹抜け
空間３内において、火炎の圧力により２次空気のドラフ
ト上昇が妨げられる所謂炎溢れの状態が発生し、その結
果２次空気の供給が不足し、炎が下溢れ状態になるとい
う問題がある。
【０００４】この対策として、吹抜け空間３から送風機
で強制的に２次空気を送ることが考えられる。しかし何
らかの原因、たとえば停電によって送風機が停止し、送
風機から空気が送られてこない場合、炎が下溢れ状態に
なり危険である。
で強制的に２次空気を送ることが考えられる。しかし何
らかの原因、たとえば停電によって送風機が停止し、送
風機から空気が送られてこない場合、炎が下溢れ状態に
なり危険である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、バー
ナに下溢れ現象が生じたとき、直ちにバーナに供給する
燃料ガスが遮断される安全な送風機併用バーナを提供す
るものである。
ナに下溢れ現象が生じたとき、直ちにバーナに供給する
燃料ガスが遮断される安全な送風機併用バーナを提供す
るものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、内周面に炎孔
を有するバーナ本体の中央吹抜け空間に、下方から２次
空気を送込む送風機併用バーナにおいて、バーナ本体の
下部に温度検知手段を設け、バーナ本体の下部が予め定
める温度以上になれば、バーナ本体に供給する燃料ガス
を遮断する安全装置を有することを特徴とする送風機併
用バーナである。
を有するバーナ本体の中央吹抜け空間に、下方から２次
空気を送込む送風機併用バーナにおいて、バーナ本体の
下部に温度検知手段を設け、バーナ本体の下部が予め定
める温度以上になれば、バーナ本体に供給する燃料ガス
を遮断する安全装置を有することを特徴とする送風機併
用バーナである。
【０００７】本発明に従えば、中央吹抜け空間に送風機
からの空気が送られず、炎が下溢れ状態となれば、バー
ナ本体の下部は、下溢れした炎によって加熱される。バ
ーナ本体の下部に温度検知手段が設けられ、これによっ
てバーナ本体の下部が下溢れした炎によって加熱された
ことが検知されると、直ちに燃料ガスが遮断され、炎の
下溢れ状態が長く継続せず安全である。
からの空気が送られず、炎が下溢れ状態となれば、バー
ナ本体の下部は、下溢れした炎によって加熱される。バ
ーナ本体の下部に温度検知手段が設けられ、これによっ
てバーナ本体の下部が下溢れした炎によって加熱された
ことが検知されると、直ちに燃料ガスが遮断され、炎の
下溢れ状態が長く継続せず安全である。
【０００８】また本発明は、前記バーナが立消安全装置
を有し、バーナ本体の下部が予め定める温度以上になれ
ば、前記温度検知手段によって立消安全装置を作動さ
せ、燃料ガスを遮断することを特徴とする。
を有し、バーナ本体の下部が予め定める温度以上になれ
ば、前記温度検知手段によって立消安全装置を作動さ
せ、燃料ガスを遮断することを特徴とする。
【０００９】本発明に従えば、バーナには立消安全装置
が設けられ、バーナが立消えした場合に燃料ガスが遮断
される。この立消安全装置の回路に前記温度検知手段の
検知温度が高くなれば、立消安全装置が作動するような
回路を組込む。これによって、１つの回路でバーナが立
消えた場合と、炎が下溢れした場合とに燃料ガスが遮断
され、簡単な構成でバーナの安全が確保される。
が設けられ、バーナが立消えした場合に燃料ガスが遮断
される。この立消安全装置の回路に前記温度検知手段の
検知温度が高くなれば、立消安全装置が作動するような
回路を組込む。これによって、１つの回路でバーナが立
消えた場合と、炎が下溢れした場合とに燃料ガスが遮断
され、簡単な構成でバーナの安全が確保される。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態によっ
て、より具体的に説明する。
て、より具体的に説明する。
【００１１】図１は、本発明の一実施の形態の送風機併
用バーナ１０の平面図であり、図２は図１の切断線ＩＩ
−ＩＩによる断面図である。燃料ガスは、管路１１から
元コック１２、遮断弁１３を経てノズル１４に供給さ
れ、ノズル１４の周辺に設けられた空気吸引口１５から
１次空気を吸引し、混合管１６で充分混合されて、バー
ナ本体２０の内周板２１に設けられた、たとえばスリッ
ト状の炎孔２２から噴出する。燃料ガスと１次空気との
混合ガスは、図示しない点火手段で点火されて炎２３を
形成する。炎２３が形成されると、炎監視手段２４によ
って炎２３が監視される。またバーナ本体２０の下部２
５には温度検知手段２６が設けられ、炎２３が下溢れし
ない状態が監視される。なお、送風機１７は、元コック
１２が開けば稼動し、バーナ本体２０の中央吹抜け空間
２７から空気が供給され、２次空気となり炎２３をより
安定化する。
用バーナ１０の平面図であり、図２は図１の切断線ＩＩ
−ＩＩによる断面図である。燃料ガスは、管路１１から
元コック１２、遮断弁１３を経てノズル１４に供給さ
れ、ノズル１４の周辺に設けられた空気吸引口１５から
１次空気を吸引し、混合管１６で充分混合されて、バー
ナ本体２０の内周板２１に設けられた、たとえばスリッ
ト状の炎孔２２から噴出する。燃料ガスと１次空気との
混合ガスは、図示しない点火手段で点火されて炎２３を
形成する。炎２３が形成されると、炎監視手段２４によ
って炎２３が監視される。またバーナ本体２０の下部２
５には温度検知手段２６が設けられ、炎２３が下溢れし
ない状態が監視される。なお、送風機１７は、元コック
１２が開けば稼動し、バーナ本体２０の中央吹抜け空間
２７から空気が供給され、２次空気となり炎２３をより
安定化する。
【００１２】図３は、温度検知手段２６を含む立消安全
装置３１の電気回路図である。炎監視手段２４は、たと
えば熱電対から成り、炎２３によって加熱されると熱起
電力を発生し、その電流によって遮断弁１３の電磁石３
３が励磁され遮断弁１３が開く。炎監視手段２４が作動
するまでは、遮断弁１３は手で押すなどの手段で押開け
られる。炎２３が不安定になったり、または立消えると
炎監視手段２４は加熱されず、熱起電力が発生しないの
で、電磁石３３が無励磁となり、遮断弁１３が閉じる。
この回路には、温度検知手段２６の接点が組込まれてい
る。温度検知手段２６は、たとえばバイメタル式の温度
検知器であり、予め定める温度で、弓状のバイメタル２
６が破線で示すように反転し、バイメタル２６に接続さ
れた連結片３６を介して接片３７を移動させ、立消安全
装置３１の電気回路を遮断する。これによって炎監視手
段２４が炎２３によって加熱されているときでも、電磁
石３３を無励磁にして遮断弁１３を閉じる。燃料ガスが
遮断され、バイメタル２６の温度が予め定める温度未満
になれば、弓状のバイメタル２６は実線で示される状態
に戻り、立消安全装置３１の電気回路が閉じる。
装置３１の電気回路図である。炎監視手段２４は、たと
えば熱電対から成り、炎２３によって加熱されると熱起
電力を発生し、その電流によって遮断弁１３の電磁石３
３が励磁され遮断弁１３が開く。炎監視手段２４が作動
するまでは、遮断弁１３は手で押すなどの手段で押開け
られる。炎２３が不安定になったり、または立消えると
炎監視手段２４は加熱されず、熱起電力が発生しないの
で、電磁石３３が無励磁となり、遮断弁１３が閉じる。
この回路には、温度検知手段２６の接点が組込まれてい
る。温度検知手段２６は、たとえばバイメタル式の温度
検知器であり、予め定める温度で、弓状のバイメタル２
６が破線で示すように反転し、バイメタル２６に接続さ
れた連結片３６を介して接片３７を移動させ、立消安全
装置３１の電気回路を遮断する。これによって炎監視手
段２４が炎２３によって加熱されているときでも、電磁
石３３を無励磁にして遮断弁１３を閉じる。燃料ガスが
遮断され、バイメタル２６の温度が予め定める温度未満
になれば、弓状のバイメタル２６は実線で示される状態
に戻り、立消安全装置３１の電気回路が閉じる。
【００１３】立消安全装置３１が設けられていないか別
に設けられている場合は、温度検知手段であるバイメタ
ル２６の動作で機械的に遮断弁１３を開閉する構成とさ
れる。
に設けられている場合は、温度検知手段であるバイメタ
ル２６の動作で機械的に遮断弁１３を開閉する構成とさ
れる。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、内周面に炎孔を有する
バーナ本体の中央吹抜け空間に、下方から２次空気を吹
込む送風機併用バーナにおいて、バーナ本体の下部に温
度検知手段を設け、バーナ本体の下部が高温になればバ
ーナ本体に供給する燃料ガスを遮断する安全装置を有す
るので、送風機から空気が送られず、炎が下溢れ状態と
なったならば、直ちにガスが遮断され、バーナの安全性
が格段と向上される。
バーナ本体の中央吹抜け空間に、下方から２次空気を吹
込む送風機併用バーナにおいて、バーナ本体の下部に温
度検知手段を設け、バーナ本体の下部が高温になればバ
ーナ本体に供給する燃料ガスを遮断する安全装置を有す
るので、送風機から空気が送られず、炎が下溢れ状態と
なったならば、直ちにガスが遮断され、バーナの安全性
が格段と向上される。
【図１】本発明の一実施の形態の送風機併用バーナ１０
の平面図である。
の平面図である。
【図２】図１の切断線ＩＩ−ＩＩによる断面図である。
【図３】温度検知手段２６を含む立消安全装置の電気回
路図である。
路図である。
【図４】従来技術のバーナの側面図である。
【図５】他の従来技術のバーナの断面図である。
１０ 送風機併用バーナ １３ 遮断弁 １７ 送風機 ２０ バーナ本体 ２１ 内周板 ２２ 炎孔 ２４ 炎監視手段 ２５ 下部 ２６ 温度検知手段 ２７ 吹抜け空間
Claims (2)
- 【請求項１】 内周面に炎孔を有するバーナ本体の中央
吹抜け空間に、下方から２次空気を送込む送風機併用バ
ーナにおいて、 バーナ本体の下部に温度検知手段を設け、バーナ本体の
下部が予め定める温度以上になれば、バーナ本体に供給
する燃料ガスを遮断する安全装置を有することを特徴と
する送風機併用バーナ。 - 【請求項２】 前記バーナが立消安全装置を有し、バー
ナ本体の下部が予め定める温度以上になれば、前記温度
検知手段によって立消安全装置を作動させ、燃料ガスを
遮断することを特徴とする請求項１記載の送風機併用バ
ーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23485897A JPH1183015A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 送風機併用バーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23485897A JPH1183015A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 送風機併用バーナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1183015A true JPH1183015A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=16977460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23485897A Pending JPH1183015A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 送風機併用バーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1183015A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100618547B1 (ko) * | 1999-12-09 | 2006-08-31 | 주식회사 엘지이아이 | 가스조리기의 공기 공급장치 |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP23485897A patent/JPH1183015A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100618547B1 (ko) * | 1999-12-09 | 2006-08-31 | 주식회사 엘지이아이 | 가스조리기의 공기 공급장치 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6322352B1 (en) | Gas burner system | |
| US9228746B2 (en) | Heating device having a secondary safety circuit for a fuel line and method of operating the same | |
| US6139311A (en) | Pilot burner apparatus and method for operating | |
| US6722876B2 (en) | Flammable vapor control system | |
| US3028909A (en) | Gas burners | |
| US4940406A (en) | Incomplete combustion preventing gas burner | |
| GB2298039A (en) | Safety device for heating appliance | |
| JPH1183015A (ja) | 送風機併用バーナ | |
| US4243373A (en) | Direct ignition gas burner control system | |
| JP2002538402A (ja) | 酸素減少センサ | |
| JPS5939647B2 (ja) | 燃焼安全装置 | |
| GB2185609A (en) | Gas-fired heating appliance | |
| JP2019049367A (ja) | ガスコンロ | |
| JPS61285317A (ja) | ガスバ−ナ | |
| JP2004160523A (ja) | 容器の加熱装置及び加熱方法 | |
| JPS5939646B2 (ja) | 燃焼安全装置 | |
| JP2003028428A (ja) | ガスコンロ | |
| KR101024951B1 (ko) | 중화 렌지의 점화 제어 장치 및 방법 | |
| JP3739862B2 (ja) | ガス器具用保護装置 | |
| KR0132710Y1 (ko) | 휴대용 가스렌지의 안전장치 | |
| JPS5818046Y2 (ja) | 燃焼安全装置 | |
| JP2006118758A (ja) | ガスコンロ | |
| JPH11173548A (ja) | 燃焼器具 | |
| JPS605245Y2 (ja) | メインバ−ナの不完全燃焼検知装置 | |
| JPS584035Y2 (ja) | 燃焼安全装置 |