JPH1182821A - 内面螺旋案内路付き管 - Google Patents

内面螺旋案内路付き管

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JPH1182821A
JPH1182821A JP9242791A JP24279197A JPH1182821A JP H1182821 A JPH1182821 A JP H1182821A JP 9242791 A JP9242791 A JP 9242791A JP 24279197 A JP24279197 A JP 24279197A JP H1182821 A JPH1182821 A JP H1182821A
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pipe
vertical pipe
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Hirohide Nakagawa
裕英 中川
Toshihide Nonaka
俊秀 野中
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】狭いマンホール内において、縦管の外径よりも
大きい外径を有する流入管と接続し易い内面螺旋案内路
付き管を提供する。 【解決手段】直管状の縦管本体部111内に空気芯筒1
13と螺旋案内路112,112′が設けられた縦管1
1の上部に、その縦管11の外径よりも大きい外径を有
する流入管を接続するための流入管接続部材12が設け
られ、該流入管接続部材12が、縦管11の上部開口部
に挿入される接続管部121と、その接続管部121の
上端に連結され、接続管部121の中空部に連通する開
口部を有する樋状部122とからなる内面螺旋案内路付
き管1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自然流下式の垂直
下水道管路に使用して好適な内面螺旋案内路付き管に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、実開平4─53842号
公報に記載されているように、マンホールの側壁からマ
ンホール内に突出された流入管の一端に曲り管を介して
縦管の上端を接続し、縦管の下端をマンホール内の底部
に設置して流入管によりマンホール内に流入された下水
を縦管によりマンホール内の底部に導入することが知ら
れている。
【0003】しかしながら、このようにマンホール内に
設けられる縦管が長い場合には、縦管下端から流出され
る下水の落下衝撃が大きいためにマンホールの底部を損
傷するおそれがある。
【0004】そこで、例えば、特開平8─41915号
公報に記載され、図8に示すように、縦管本体部a内面
に沿って上端から下端まで螺旋状に形成された屈曲流下
路が設けられた下水道用縦管eが提案されている。この
下水道用縦管eの上端に十字型継手bが接続され、その
十字型継手bを介してマンホールc内に導入された流入
管dの一端が接続されて、流入管d内の下水は継手bを
経由して下水道用縦管e内に導入されるようになってい
る。
【0005】しかしながら、縦管本体部aの外径よりも
大きい外径を有する流入管dが接続される場合には、マ
ンホールc内に、下水道用縦管eと流入管dのどちらを
先に導入しても、やりとりのスペースがないため、十字
型継手bを介して下水道用縦管eと流入管dとを接続す
るのが難しいという問題点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の問題点を解消し、狭いマンホール内において、縦
管の外径よりも大きい外径を有する流入管と接続し易い
内面螺旋案内路付き管を提供することを目的としてなさ
れたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、直管状の縦管
本体部内に空気芯筒と螺旋案内路が設けられた縦管の上
部に、その縦管の外径よりも大きい外径を有する流入管
を接続するための流入管接続部材が設けられ、該流入管
接続部材が、縦管の上部開口部に接続される接続管部
と、その接続管部の上端に連結され、接続管部の中空部
に連通する開口部を有する樋状部とからなる内面螺旋案
内路付き管である。
【0008】本発明において、螺旋案内路を形成する材
質としては、金属類をはじめ、プラスチックが挙げられ
る。プラスチックとしては、熱可塑性樹脂では、ポリ塩
化ビニルをはじめ、ポリエチレン、ポリプロピレン、メ
タクリル樹脂等が挙げられ、熱硬化性樹脂では、不飽和
ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂
等が挙げられ、ガラス繊維等の無機繊維、炭素繊維、ア
ラミド繊維、ビニロン繊維等の有機繊維にて強化したも
のとして使用することができる。
【0009】螺旋案内路の各路の高さは、縦管の径の1
/20〜5/12程度が好ましい。螺旋案内路の肉厚
は、口径によっても異なるが、通常、縦管の内径の1/
20〜15/100程度が好ましい。螺旋案内路の螺旋
ピッチは、1〜10程度が好ましい。
【0010】本発明において、縦管を形成する材質とし
ては、螺旋案内路を形成する材料と同様の材料が挙げら
れる。
【0011】
【作用】本発明の内面螺旋案内路付き管は、直管状の縦
管本体部内に空気芯筒と螺旋案内路が設けられた縦管の
上部に、その縦管の外径よりも大きい外径を有する流入
管を接続するための流入管接続部材が設けられ、該流入
管接続部材が、縦管の上部開口部に接続される接続管部
と、その接続管部の上端に連結され、接続管部の中空部
に連通する開口部を有する樋状部とからなることによ
り、マンホール内に縦管を立設し、その縦管の上部に、
流入管接続部材を装着し、その流入管接続部材と流入管
間を補助筒状体を介して接続することができるので、狭
いマンホール内に設置された縦管の上部に容易に流入管
接続部材及び補助筒状体を介して流入管を接続すること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1は、本発明の内面螺旋案内
路付き管の一例を示す断面図である。る。図1に示すよ
うに、内面螺旋案内路付き管1は、縦管11と流入管接
続部材12とからなる。
【0013】縦管11は、縦管本体部111と、空気芯
筒113と、螺旋案内路112,112′とからなる。
縦管本体部111の上端には、受口114が設けられて
いる。縦管本体部111内の上部には、略中心部に、内
部が中空とされた空気芯筒113が立設されている。
【0014】縦管本体部111の内周面と、空気芯筒1
13の外周面との間に、第1の螺旋案内路112が配設
されている。螺旋案内路112の内周面は空気芯筒11
3の外周面に接着されている。螺旋案内路112の外周
面は縦管本体部111の内周面に接着されている。
【0015】縦管本体部111の下端には、流出管11
5が接続されており、流出管115の管頂のやや上方の
縦管本体部111の内部には、第2の螺旋案内路11
2′が配設されている。第2の螺旋案内路12′の外周
面は縦管本体部111の内周面に接着されている。第2
の螺旋案内路12′には空気芯筒は取り付けられていな
い。縦管本体部111の内部の第1の螺旋案内路112
と第2の螺旋案内路112′間には、螺旋案内路は配設
されていない。
【0016】流入管接続部材12は、縦管の外径よりも
大きい外径を有する流入管を縦管の上部に接続するため
のものであって、縦管111の上端の受口114に接続
される接続管部121と、その接続管部121の上端に
連結され、接続管部121の中空部に連通する開口部を
有する樋状部122とからなる。
【0017】以下、図1に示す内面螺旋案内路付き管1
の使用状態を図2〜図6を参照して説明する。図2にお
いて、3はマンホールであって、上部に、内面螺旋案内
路付き管1の縦管111の外径よりも大きい外径を有す
る流入管2が導入され、下部に流出口31が設けられて
いる。マンホール3内には、複数枚(図中3枚)の支持
板32が設けられており、各支持板32には、縦管11
の縦管本体部111を挿通する孔321が設けられてい
る。
【0018】まず、最初に、図2及び図3に示すよう
に、マンホール3内に、図1に示す内面螺旋案内路付き
管1の縦管11を、3枚の支持板32の各孔321に縦
管本体部111を挿通し、最上段の支持板32の孔32
1より受口114を突出させるようにして立設する。
【0019】次に、図4に示すように、縦管11の受口
114に、流入管接続部材12を、その管接続部121
を接続し、所望の高さに保持するように両者間を接着す
るようして固定する。
【0020】更に、図5に示すように、流入管2と流入
管接続部材12間を補助筒状体4を介して接続する。補
助筒状体4は、一端が開口され、他端が覆蓋されてお
り、流入管接続部材12の樋状部122の開口部に対応
する下部に、開口部を有し、上部に点検口41を有する
ものからなる。
【0021】補助筒状体4の一端を流入管2のマンホー
ル3内に導入された端部に接着するとともに、流入管接
続部材12の樋状部122上に、開口部同士が連通する
ように載置し、開口部の周囲の両面間を接着する。
【0022】最後に、図6に示すように、補助筒状体4
の点検口41に蓋5を装着して、図7に示すように、マ
ンホール3内に設置された縦管11の上部に流入管接続
部材12及び補助筒状体4を介して流入管2を接続した
状態となす。
【0023】流入管2よりマンホール3内に進入する下
水Mは、補助筒状体4、流入管接続部材12を経て縦管
本体部11内に流入し、第1の螺旋案内路112に沿っ
て螺旋状に流下した後、螺旋状を維持流下し、第2の螺
旋案内路112′に沿って螺旋状に流下する。下水は螺
旋状に流下する間に減衰された状態となり、従って、流
下する下水によってマンホール3の底部に強い衝撃が加
わるおそれがなく、流出管115からマンホール3の流
出口31を経て暗渠配管に排出される。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。実施例 縦管11として、硬質ポリ塩化ビニルからなり、肉厚6
mm、内径350mmの縦管本体部111の上端に、肉
厚6mm、内径362mmの受口が一体的に設けられ、
縦管本体部111内の上部に、硬質ポリ塩化ビニルから
なり、肉厚8mm、外径350mm、内径110mmの
上部螺旋案内路12が3ピッチ配置され、下部に、硬質
ポリ塩化ビニルからなり、肉厚8mm、外径350mm
の下部螺旋案内路12′が6ピッチ配設されているもの
を用いた。
【0025】流入管接続部材12として、硬質ポリ塩化
ビニルからなり、肉厚6mm、外径362mmの接続管
部121の上端に、接続管部の中空部に連通する開口部
を有する肉厚6mmの樋状部122が連結されたものを
用いた。
【0026】図2〜図6を参照して説明したのと同様に
して、マンホール3内にて、繊維強化樹脂モルタルから
なり、肉厚10mm、内径500mmの流入管2と、マ
ンホール3内に設置された縦管11の上部間を流入管接
続部材12及び補助筒状体4を介して接続した。このと
きに要した施工時間は3時間であった。
【0027】比較例 図8に示すように、マンホール内にて、十字型継手bを
用いて、下水道用縦管eと流入管dを接続した。この
際、下水道縦管eを傾けながら下水道縦管eと流入管d
を接続する必要があった他、各部材のやりとりがやりに
くく、施工に5時間を要してしまった。
【0028】
【発明の効果】本発明の内面螺旋案内路付き管は、上記
のとおりにされているので、狭いマンホール内におい
て、縦管の外径よりも大きい外径を有する流入管と接続
し易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内面螺旋案内路付き管の一例を示す断
面図である。
【図2】本発明の内面螺旋案内路付き管の縦管をマンホ
ール内に設置した状態を示す断面図である。
【図3】図3の要部を示す斜視図である。
【図4】縦管の上部に流入管接続部材を接続する状態を
説明する斜視図である。
【図5】流入管と流入管接続部材間を補助筒状体を介し
て接続する状態を説明する斜視図である。
【図6】補助筒状体の点検口に蓋を装着する状態を説明
する斜視図である。
【図7】マンホール内に設置された縦管の上部に流入管
接続部材及び補助筒状体を介して流入管を接続した状態
を説明する断面図である。
【図8】従来の下水道用縦管一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 内面螺旋案内路付き管 2 流入管 3 マンホール 4 補助筒状体 5 蓋 11 縦管 12 流入管接続部材 31 流出口 111 縦管 112,112′ 螺旋案内路 113 空気芯筒 114 受口 115 流出管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直管状の縦管本体部内に空気芯筒と螺旋
    案内路が設けられた縦管の上部に、その縦管の外径より
    も大きい外径を有する流入管を接続するための流入管接
    続部材が設けられ、該流入管接続部材が、縦管の上部開
    口部に接続される接続管部と、その接続管部の上端に連
    結され、接続管部の中空部に連通する開口部を有する樋
    状部とからなることを特徴とする内面螺旋案内路付き
    管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002317490A (ja) * 2001-04-19 2002-10-31 Sekisui Chem Co Ltd 流入桝
JP2003105786A (ja) * 2001-09-27 2003-04-09 Sekisui Chem Co Ltd 縦管への流入管接続構造
KR100918562B1 (ko) * 2007-12-14 2009-09-21 주식회사 삼영기술 나선형 순환판이 구비된 맨홀

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