JPH1182061A - ガスタービン - Google Patents

ガスタービン

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JPH1182061A
JPH1182061A JP28421797A JP28421797A JPH1182061A JP H1182061 A JPH1182061 A JP H1182061A JP 28421797 A JP28421797 A JP 28421797A JP 28421797 A JP28421797 A JP 28421797A JP H1182061 A JPH1182061 A JP H1182061A
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intake
blades
air
fuel
shaft
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JP28421797A
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English (en)
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Yoshinobu Murayama
良信 村山
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】移動用及び固定用の原動機として性能とコスト
と排気成分で往復動機関に勝り、無振動で構造簡単、維
持管理と始動が容易な各種燃料が使えるガスタービンを
提供する。 【解決手段】円板5の片面に圧縮羽根9、他面に衝動羽
根4を設け、ボス28で軸23に固着する。圧縮羽根を
囲む吸気溜64と衝動羽根を囲む燃焼室62をリング6
で仕切り、吸気孔40を吸気弁39で塞ぐ。始動は、空
気タンク31の圧縮空気を衝動羽根に吹つけマグネット
19の回転で、発電した電気が電熱栓61を赤熱する。
吸気溜の圧力が上がり、吸気弁が開かれ、燃料が燃料噴
孔37から燃焼室に噴射され吸気と共に電熱栓に触れ、
点火爆発する。爆発圧で吸気弁は閉じ、燃焼ガスは燃焼
室で断熱膨張し、衝動羽根に吹きつけ、軸を回す。燃焼
ガスは案内羽根10で整流され、軸流羽根13と一体の
圧縮羽根を回し、吸気を過給する。又案内羽根67で整
流され、軸流羽根68を回し、軸を回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は農業機械、建設機械、
自動車、舶用等の移動及び発電機、コンプレッサー、電
熱併給機等定置の産業機械の原動機として現在支配的で
あるレシプロエンジンに替われる高い性能とコスト、燃
料消費率、維持管理費、振動、排気公害等の低い構造簡
単な取り扱い易い小形ガスタービンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のガスタービンは軸流又はふく流の
圧縮機で空気を燃焼室に圧送し、燃料を噴射して燃焼さ
せ、高圧燃焼ガスを軸流又はふく流のタービンに吹きつ
けて動力を得る。その為次ぎの欠点を持つ。 (イ) 圧縮と燃焼は連続しており、燃焼室のガス圧は
圧縮機にも及び負の仕事となり、熱効率を下げる。 (ロ) 出力側のタービンは高温の燃焼ガスに連続して
曝されるので、羽根が高温となり羽根の強度から燃焼ガ
スの温度を高く出来ず、熱効率が低くなる。 (ハ) 精密な羽根を多数植え付けた従来の軸流タービ
ンでは高価で小形には成り立たない。 以上の点でガスタービンは小形では熱効率が低く、これ
を補う熱交換装置等でコストが嵩み、かさ張り、従来の
レシプロエンジンに対抗出来なかつた。レシプロエンジ
ンはシリンダ内のピストンで閉ざされた空間内の間欠燃
焼をする。したがつて (イ) 圧縮と燃焼が別の行程で行われるので、燃焼ガ
ス圧が圧縮行程に負の作用をおよぼさない。 (ロ) 冷却されたシリンダ内の燃焼で、高い燃焼温度
が使え、高い熱効率が得られる。 しかしレシプロエンジンは (イ) シリンダブロック、ピストン、ロッド、クラン
ク軸、動弁機構、冷却装置等、構成部品が複雑で点数も
多く、コストが嵩む。 (ロ) 往復運動から来る振動が避けられない。 (ハ) シリンダとピストン、クランク軸とロッド、動
弁機構等高い圧力を受けて摺動する部分が多く、その潤
滑の為潤滑油が必要で管理に手間が掛かる。 (ニ) 冷却する部分が多く、冷却水等の維持管理に手
間が掛かる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(イ) 圧縮と燃焼を仕切つて、別行程の間欠燃焼とす
る。 (ロ) 爆発圧力が圧縮側に及ばぬ様にして、負の仕事
を無くする。 (ハ) 異常爆発防止の為空気のみ圧縮し、燃焼室に燃
料を噴射する。 (ニ) 高温ガスが吹きつける衝動羽根と軸流羽根の冷
却。 (ホ) 高温ガスに曝されるケースの冷却。 (ヘ) 点火方法。 (ト) 始動方法。 (チ) 排気タービン過給に依る圧縮比の向上。 (リ) 潤滑油を必要とする摺動部分を少なくする。 (ヌ) 構成部品の点数を少なく且つ簡単にして、製造
に要するエネルギーの消費を最小限にする。大気温暖化
防止の為、今後の原動機は作動中のエネルギー消費を少
なくするだけでなく、その構成部品の製造に要するエネ
ルギーの消費も少なくせねばならない。
【0004】
【課題を解決する為の手段】
(イ) 圧縮側の吸気溜64と燃焼側の燃焼室62をリ
ング6で仕切る。 (ロ) リング6に設けた吸気孔40を吸気弁39で塞
ぐ。 (ハ) 吸気圧により吸気弁39が開く時、ポンプ室5
1内の燃料が逆止弁41を押開いてキャップ36に設け
た数個の燃料噴孔37から燃焼室62内に噴射され、同
時に吸気孔40から吸気が流入する。 (ニ) 燃焼室62は吸気孔40を囲んで始まり、衝動
羽根4の外周を一周して吸気孔40の手前で終わるの
で、流入した吸気と噴射された燃料は電熱栓61の赤熱
部の方へ流れ、点火爆発する。 (ホ) 爆発圧力で吸気弁39は閉じ、その圧力は圧縮
羽根9に及ばない。 (ハ) 吸気弁39が閉じる時、ポンプ室51内に逆止
弁45を押開いて燃料が吸いこまれる。 (ト) 燃料供給孔48から吸いこまれる燃料はばね4
9で押された針弁50をレバー46で操作して、増減停
止される。 (チ) 針弁50の軸芯に絹孔を設け、調節ねじ47で
燃料に混る空気量を調節する。必要な噴射燃料の量とポ
ンプ室51の容量の差が大きいので、空気を混て容量の
調整を計る。又空気を混る事で噴射時の燃料の霧化を助
ける。 (リ) 円板5の外周とリング6の内周は段形ラビリン
ス7で両者の熱膨張に依る接触を避けて、ガス漏れを最
小限にする。 (ヌ) 高圧燃焼ガスは環状の燃焼室62内を矢印の時
計方向に回り、全周で衝動羽根4に吹きつけ、更に円板
5の筒内の軸流羽根に作用して円板5を回し、中心部の
テーパーボス28の内面のテーパーで固着された軸23
を回す。 (ル) 衝動羽根4は他面に設けた圧縮羽根9で冷却さ
れ且つ燃焼室62に閉込めての間欠燃焼で、燃焼温度が
高くても平均ガス温度は低く、衝動羽根4の温度は低く
抑えられる。 (ヲ) 燃焼ガスは円板5の中心部の円筒を通り、ケー
ス8の中心部の排気筒65と中心のボスを繋ぐ案内羽根
10で整流される。又ボス内面は中空で軸23には接触
しない。 (ワ) 整流された排気ガスは軸流羽根13を回し、こ
れと一体の圧縮羽根12が回転し、吸気を過給し、圧縮
比を上げて熱効率を上げる。この排気過給は更に段数を
重ね圧縮比を上げる事が出来る。 (カ) 始動は空気タンク31に空気圧入孔34より圧
入した空気をノブ32を引いて針弁30を開き、圧縮空
気を衝動羽根4に吹きつけ回転させる。 (ト) フライホイール20の外周にねじ止めされたマ
グネット19に近くコイル17を巻いた鉄心18をねじ
止めする。コイル17の一端は抵抗を介し電熱栓61に
繋ぎ他端はケース3にアースする。回転しだした軸23
はフライホイール20や円板5等の慣性力で暫く回り続
け、発電された電気で電熱栓61の先端は赤熱し、是に
触れて燃焼室62に流入噴射された吸気と燃料は点火爆
発始動する。 (チ) 始動後は高圧の燃焼ガスが空気タンク31に圧
入し畜えられ、次ぎの始動で使われる。空気の圧入は最
初だけである。 (リ) ケース3には冷却ひれ2を設け、カバー1で覆
い、フライホイール20に設けた冷却フアン21で空気
を吸いだして冷却する。 (ヌ) 軸23をケース3に保持するボールベアリング
25の前後をオイルシール25と26で油密に保つ。こ
れ以外に潤滑油は必要無い。 (ル) 軸23の他端を支持するケース16の中心のボ
スと圧縮羽根12を支持する中心のボスの内面に圧入し
た乾式平メタル15と57は黒鉛系の耐熱性のもので、
面荷重が低いので、高速回転に耐えられる。 (ヲ) 構成品は点数も少なく大部分が簡単なアルミダ
イキャストか精密鋳鉄でその製造に要するエネルギー量
は同出力の従来のガスタービンやレシプロエンジンより
少ない。
【0005】
【作用】本発明の作用を述べる。 (イ) ノブ32を引くと、空気タンク31内の圧縮空
気が衝動羽根4に吹きつけ、円板5を回す。空気圧力が
不足の時は空気圧入孔31から空気ポンプで空気を圧送
し圧力を補う。 (ロ) 円板5が回ると圧縮羽根9に依り吸気溜64の
圧力が上がり吸気弁39が押開かれ、燃焼室62に吸気
が流入する。 (ハ) 吸気弁39が開く時ポンプ室51の燃料がピス
トン53に押されて燃料孔52から弁軸の芯を通る細孔
66を通って、逆止弁41を押開き、キャップ36の燃
料噴孔37から燃焼室62に噴射される。 (ニ) 燃焼室62は吸気孔40を囲んで始まり、圧縮
羽根4の外周を一周して吸気孔40の手前で終わるの
で、流入吸気と噴射された燃料は矢印の時計方向に流
れ、電熱栓61の赤熱部に触れ点火爆発する。 (ホ) 爆発した燃焼ガスの圧力に押されて、吸気弁3
9は閉じ、ガス圧力は圧縮羽根9に及ばない。 (ヘ) 吸気弁39が閉じる時、ポンプ室51に燃料が
逆止弁45を押開いて吸い込まれる。 (ト) 燃料供給孔48からの燃料はばね49で押され
た針弁50をレバー46で操作して増減停止される。 (チ) 針弁50の軸芯の細孔66から、調節ねじ47
で流量を調節された空気が燃料に混じて吸いこまれる。
これにより燃料の噴射量とポンプ室51の容量の差を埋
めると共に、噴射時の燃料の霧化を助ける。 (リ) 点火爆発した燃焼ガスは時計方向に回りながら
全周で衝動羽根4に吹きつけ、更に中心部の軸流羽根を
回転させ、矢印の方向へ流れる。 (ヌ) 燃焼ガスはケース8の中心部の案内羽根10で
整流され、軸流羽根13を回し、これと一体の圧縮羽根
12を回し、吸気を圧縮羽根9に圧送し、両方で空気溜
64の圧縮比を高め、熱効率を高める。この軸流羽根1
3と圧縮羽根12を案内羽根を挟んで重ねると過給を更
に増す事が出来る。 (ヲ) 始動時円板5の回転で、フライホイール20に
ねじ止めされたマグネット19が回り、近くにねじ止め
された鉄心18に巻かれたコイル17に発電しコイルの
一端が繋がれた電熱栓61の先端を赤熱させる。電熱栓
61の赤熱が不充分の時は更に空気圧入孔34から空気
を圧入する。 (ワ) 軸流羽根13を回した排気は案内羽根67で整
流され、軸流羽根68を回し、固着された軸23を回転
させる。
【0006】
【実施例】
(イ) 始動時の電熱栓61の赤熱には、電池を使え
ば、マグネット19とコイル17を巻いた鉄心18が不
要となり、イニシヤルコストは下がるが、電池の管理に
手間とコストが掛かる。 (ロ) 始動は電池とセルモーターで軸23を回して出
来るが、軸23を高速で回す為の増速装置が必要で、コ
ストが掛かる。それで電動コンプレッサーで高圧空気を
圧縮羽根4に吹きつけ回した方が有利である。 (ハ) ボールベアリング25はグリス密封ベアリング
を使えばオイルシール24と26及び潤滑油が不要とな
るが、許容軸回転が下がり出力が下がる。
【0007】
【発明の効果】
(イ) 本発明は吸気溜64と燃焼室62がリング6で
仕切られ、燃焼室62に流入した吸気と噴射された燃料
が電熱栓61の赤熱部に触れ、点火爆発してその圧力で
吸気弁39は閉じ、爆発圧力が圧縮羽根9に及ばぬの
で、負の仕事は生じず、熱効率が高くなる。 (ロ) 排気タービン過給に依り従来捨てていた排気エ
ネルギーで過給して吸気の圧縮比が上がり、熱効率が良
くなる。 (ハ) 吸気弁39が開く時だけ燃料が噴射されるの
で、燃料の無駄が無く、燃料消費率が良くなる。 (ニ) 燃料は空気を混ぜて噴射されるので霧化が良
く、電熱栓61の赤熱部に触れて点火されるので、使用
燃料は軽油、灯油、ガソリンと幅が広い。 (ホ) 衝動羽根4の他面に圧縮羽根9を設け、圧縮羽
根9が冷却ひれとなつて衝動羽根9を冷却するので、燃
焼温度を高く出来、熱効率が高くなる。 (ヘ) 円板5と圧縮羽根9と衝動羽根4を一体の熱伝
導性の良いアルミダイキャスト造れば、衝動羽根4の冷
却も良くなり重量も軽くなる。 (ト) 高温ガスに曝されるケース3は冷却ひれ2を設
け、カバー1で覆いフライホイール20に設けた冷却フ
アン21で空気を吸い出し冷却するので、冷却水の面倒
は無い。 (チ) 軸受はいずれも自重を支える程度で、レシプロ
エンジンの様な高圧を受けて摺動する部分が無く、潤滑
油の使用も一箇所で損失も少ない。 (リ) 燃焼室62内の流入吸気と噴射燃料の点火爆発
の圧力で吸気弁39は閉じ、燃焼ガスは断熱膨張して衝
動羽根4に吹きつけ、温度と圧力が下がり、吸気圧が相
対的に高くなり、吸気弁39を押開き点火爆発を繰り返
す。この間欠燃焼の為、平均温度を低くして燃焼温度を
高く出来、熱効率が高くなる。 (ヌ) 燃焼の間隔はゆっくりだが、軸23は毎分数万
回転で回り、小形で高出力が得られる。 (ル) 回転運動のみからなり、振動が無くコンパクト
で、従来のレシプロエンジンに替わって安価で維持費の
掛からぬ原動機を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の横断面図
【図2】本発明の正面部分断面図
【符号の説明】
1はカバー 24はオイルシール 4
7は調節ねじ 2は冷却ひれ 25はボールベアリング 4
8は燃料供給口 3はケース 26はオイルシール 4
9はばね 4は衝動羽根 27は防熱カラー 5
0は針弁 5は円板 28はテーパーボス 5
1はボンプ室 6はリング 29は通気孔 5
2は燃料孔 7は段形ラビリンス 30は針弁 5
3はピストン 8はケース 31は空気タンク 5
4はねじ 9は圧縮羽根 32はノブ 5
5は丸ナット 10は案内羽根 33はばね
56は平ワッシャー 11は円板 34は空気圧入孔
57は乾式平メタル 12は圧縮羽根 35は虫ゴム
58は平ワッシャー 13は軸流羽根 36はキャップ
59は平ワッシャー 14はケース 37は燃料噴孔
60はロールピン 15は乾式平メタル 38はばね
61は電熱栓 16は排気筒 39は吸気弁
62は燃焼室 17はコイル 40は吸気孔
63は空気通路 18は鉄心 41は逆止弁
64は吸気溜 19はマグネット 42はOリング
65は排気筒 20はフライホイール 43はばね
66は細孔 21は冷却フアン 44はばね
67は案内羽根 22はボルト 45は逆止弁
68は軸流羽根 23は軸 46はレバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ) 片面に圧縮羽根9を、他面に衝動
    羽根4を設けた円板5の中央部は円筒を形成し、衝動羽
    根4は円筒内でねじれて軸流羽根となり、円筒の中心の
    テーパーボス28につながる。テーパーボス28は軸2
    3のテーパーに丸ナット55と軸23のねじで締め付け
    固着される。 (ロ) 円板5の円周は段形ラビリンス7を介して、熱
    膨張しても接触せぬよう気密にリング6で囲まれる。 (ハ) ケース3はガスの流れに沿う曲面で衝動羽根4
    を包む。衝動羽根4を囲んで環状の燃焼室62を形成
    し、リング6に設けた吸気孔40を囲んで始まり一周し
    て吸気孔40の手前で終わる。この燃焼室62に赤熱部
    を突出して電熱栓61をケース3にねじ込む。 (ニ) ケース3の外側に冷却ひれ2を設け、カバー1
    で覆い、フライホイール20に設けた冷却フアン21で
    空気を吸いだし冷却する。 (ホ) ケース3の中心に軸23に固着されたボールベ
    アリング25を保持する。ボールベアリング25の前後
    をオイルシール24と26で油密に保つ。オイルシール
    26は防熱カラー27で保護する。 (ヘ) ケース8は圧縮羽根9を覆って設け、圧縮羽根
    9を囲んで環状の空気溜64を形成し、リング6に設け
    た吸気孔40の近くから始まり、一周して吸気孔40を
    囲んで終わる。 (ト) ケース8には空気通路63を設け、中心部の排
    気筒65と中心のボスを案内羽根10で繋ぐ。ボスの内
    側は中空で軸23には接触しない。ケース8はリング6
    と共にケース3にねじ止めする。 以上の様に構成されたガスタービン。
  2. 【請求項2】(イ) リング6に設けた吸気孔40をば
    ね43で押した吸気弁39で塞ぐ。吸気弁39の軸芯に
    細孔66を設け、傘側の端はばね38で押した逆止弁4
    1で塞ぎ、数個の燃料噴孔37を持つキャップ36をね
    じ込む。細孔66の他端はピストン53をねじ54で取
    り付け、細孔66を塞ぐ。燃料孔52で細孔66とポン
    プ室51をつなぐ。ポンプ室51はOリング42で油密
    に保たれる。ポンプ室51にはばね43を納める。ポン
    プ室51にはばね44で押した逆止弁45を介して燃料
    が供給される。 (ロ) 燃料供給孔48からの燃料はばね49で押した
    針弁50をレバー46で操作して加減停止される。 (ハ) 針弁50の軸芯に細孔を設け、燃料に空気を混
    合する。混合される空気量は調節ねじ47で調節する。 (ニ) 吸気圧で吸気弁39が押開かれると、ポンプ室
    51内の燃料は逆止弁41を押開いて燃料噴孔37から
    燃焼室62に噴出し、流入吸気と共に電熱栓61の赤熱
    部に触れて点火爆発する。その圧力で吸気弁39は閉じ
    る。閉じる時ポンプ室51内に逆止弁45を押開いて燃
    料が入る。 以上のごとく構成された燃料供給噴射装置を備えたガス
    タービン。
  3. 【請求項3】(イ) 片面に圧縮羽根12を設けた円板
    11の中心部は円筒を形成し、軸流羽根13で中心のボ
    スにつながる。ボスの内面に乾式平メタル15を圧入し
    軸23に支承され自在に回転する。 (ロ) ケース14を圧縮羽根12を覆って設けケース
    8にねじ止めする。ケース14は吸気通路を設け、中心
    部は円筒16を形成する。 (ハ) ケース14と圧縮羽根12の組み合わせは、案
    内羽根を挟んで、数段重ねて吸気の圧縮比を高める事が
    出来る。 以上のごとく構成された排気タービンで吸気を過給され
    たガスタービン。
  4. 【請求項4】(イ) フライホイール20の外周にマグ
    ネット19をねじ止めする。 (ロ) マグネット19に近くにコイル17を巻いた鉄
    心18をねじ止めし、コイル17の一端は電熱栓61に
    繋ぎ、他端はケース3にアースする。回線には抵抗を挟
    む。 (ハ) 空気タンク31に空気圧入孔34から空気を圧
    入する。空気は虫ゴム35を押開いて空気タンク31に
    畜えられる。始動後は高圧燃焼ガスが針弁30を押開い
    て畜えられ、次ぎの始動に備えられる。 (ニ) ばね33で押した針弁30のノブ32を引く
    と、圧縮空気が通気孔29を通って衝動羽根4に吹きつ
    け、軸23が回転する。 (ホ) 軸23はフライホイール20や円板5等の慣性
    力でしばらく回転し、その間発電された電気で電熱栓6
    1は赤熱する。 (ヘ) 圧縮羽根9の回転で空気溜64の圧力が上が
    り、吸気弁39が押開かれ、燃料噴孔37から燃料が燃
    焼室62に噴射され、流入吸気と共に赤熱した電熱栓6
    1に触れ、点火爆発する。その圧力で吸気弁39は閉
    じ、高圧燃焼ガスは閉じられた燃焼室62内で断熱膨張
    し、回転しながら全周で吹きつけ、衝動羽根4と軸流羽
    根13を回転させ排出される。以上のごとく構成された
    始動及び点火装置を持つガスタービン。
  5. 【請求項5】(イ) 円筒16と中心のボスを案内羽根
    67で繋ぐ。 (ロ) ボスの内面に乾式平メタル57を圧入し軸23
    を回転自在に支える。 (ハ) 軸流羽根68のボスに軸23の端を差し込み、
    ロールピン60で固着する。案内羽根67で整流された
    排気ガスは軸流羽根68を回し、軸23を回転させる。 以上のごとく構成されたガスタービン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201600105432A1 (it) * 2016-10-20 2017-01-20 Algerino Patrignani Cilindro turbina
WO2020144854A1 (ja) * 2019-01-11 2020-07-16 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 回転機械
CN113048076A (zh) * 2021-03-16 2021-06-29 西安交通大学 一种空气压缩和膨胀一体装置

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