JPH1181879A - Tbm壁面画像解析装置及び画像解析法 - Google Patents

Tbm壁面画像解析装置及び画像解析法

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JPH1181879A
JPH1181879A JP23938097A JP23938097A JPH1181879A JP H1181879 A JPH1181879 A JP H1181879A JP 23938097 A JP23938097 A JP 23938097A JP 23938097 A JP23938097 A JP 23938097A JP H1181879 A JPH1181879 A JP H1181879A
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JP
Japan
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tbm
tunnel
wall
circumferential direction
image
Prior art date
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Pending
Application number
JP23938097A
Other languages
English (en)
Inventor
Michihiro Inao
生 道 裕 稲
Takuji Yamamoto
本 拓 治 山
Yoshitaka Matsumoto
本 好 高 松
Osamu Murakami
上 治 村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Koa Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Koa Corp
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Publication date
Application filed by Kajima Corp, Koa Corp filed Critical Kajima Corp
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Publication of JPH1181879A publication Critical patent/JPH1181879A/ja
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 TBM掘削工法において、円周方向にゆがみ
のない画像を得ることができ、掘進方向約1m毎に取得
した画像を掘進方向に正確につなぎ合わせることのでき
るようにする。 【解決手段】 TBM後方で掘削壁面が見えるルーフ直
後に、トンネル中心軸を中心として所定の半径でトンネ
ル壁面の円周方向に動く円形アクチュエータ(2)を設
置し、該円形アクチュエータ(2)の移動架台にライン
センサーカメラ(3)を取り付け、該ラインセンサーカ
メラ(3)を円周方向にスキャンニングしてトンネル壁
面の円周方向に連続した画像を取得し、ラインセンサー
カメラ(3)を取り付けた前記移動架台をトンネル掘進
方向に所定の距離移動し、前記操作を繰り返して、掘進
方向に複数の円周方向画像を取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネルボーリン
グマシン(以下、「TBM」という)を用いてトンネル
掘削を行う際、掘削壁面画像を迅速に取得し、解析する
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】山岳トンネルの施工は、従来より発破工
法が一般的で、発破毎に切羽観察(スケッチ及び写真撮
影)を行い、施工時の記録として、また前方予測の資料
として用いてきた。
【0003】しかし、近年実施されるようになってきた
TBMによる施工では、発破工法のように切羽での地質
観察は困難であり、TBMの側壁や後方のわずかな空間
で目視による観察を行わざるを得ない。
【0004】そこで、TBMマシン後方に複数のデジタ
ルカメラを設置し掘削壁面の状況を画像として収録、保
存するシステムが開発された。この方法は、デジタルカ
メラをTBMのベルトコンベア周囲に配置された治具に
取り付け、超広角レンズとフラッシュにより掘削断面の
上半部壁面をカバーするように複数枚の画像撮影を行う
ものである。撮影後は、市販ソフトにより色彩等の調
整、張り合わせ等の作業を行い、結果をカラープリンタ
ーで出力する。
【0005】また、横坑の壁面の画像を撮影する装置と
しては、「坑壁の展開画像作成装置」(第256205
9号特許)があるが、これは壁面画像を凸面鏡によって
環状画像として撮影し、画像処理により環状画像を直線
画像に展開し、順次並べることにより坑壁の連続した展
開画像を得るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】TBMによる掘削で
は、TBM本体後方の限られた空間(幅1m程度)でし
か地山の観察ができず、掘削直後すぐ吹き付けを行うた
め観察時間(数分程度)も限られる。
【0007】TBMマシン後方に複数のデジタルカメラ
を設置する方法は上述のように既にあるが、画像周辺部
のゆがみが大きく、画像を張り合わせ・合成する際に円
周方向・縦断方向とも合成の精度が悪いという欠点があ
った。
【0008】また、上述の「坑壁の展開画像作成装置」
は、横坑の天端にガイドレールを設置して装置を移動さ
せており、TBMを対象としたものではない。
【0009】したがって、本発明は、円周方向にゆがみ
のない画像を得ることができ、掘進方向約1m毎に取得
した画像を掘進方向に正確につなぎ合わせることのでき
るTBM壁面画像解析装置及び画像解析法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、TBM
後方で掘削壁面が見えるルーフ直後に、トンネル中心軸
を中心として所定の半径でトンネル壁面の円周方向に動
く円形アクチュエータを設置し、該円形アクチュエータ
の移動架台にラインセンサーカメラを取り付け、該ライ
ンセンサーカメラを円周方向にスキャンニングしてトン
ネル壁面の円周方向に連続した画像を取得し、ラインセ
ンサーカメラを取り付けた前記移動架台をトンネル掘進
方向に所定の距離移動し、前記操作を繰り返して、掘進
方向に複数の円周方向画像を取得する。
【0011】そして、前記操作を制御器で制御すると共
に取得した画像データを記録し、そのデータを解析コン
ピュータに入力して壁面画像の解析を行う。
【0012】トンネル壁面円周方向にスキャンニングす
るので、円周方向に連続した画像が得られ、したがっ
て、円周方向にゆがみのない画像を得ることができる。
また、この画像は正確な円周方向のアドレス(位置関
係)を持っているので、約1m毎に取得した画像を掘進
方向に正確につなぎ合わせることができ、解析コンピュ
ータによって画像の合成・展開を行って、例えば、割れ
目解析システムを用い、割れ目の走向・傾斜・幅を求め
ることができ、割れ目の種類、深度等を合わせた壁面観
測図を表示することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0014】図1及び図2において、Aは切羽、BはT
BM、Cはトンネル壁面、Dは吹き付けコンクリートを
示す。また、全体を1で示すTBM壁面画像解析装置
は、円形アクチュエータ2と該円形アクチュエータ2の
移動架台に取り付けられたラインセンサーカメラ3とか
ら成るものである。円形アクチュエータ2は、トンネル
中心軸を中心として所定の半径でトンネル壁面の円周方
向に動き、したがって、円形アクチュエータ2の移動架
台に取り付けられたラインセンサーカメラ3は、円周方
向にスキャンニングしてトンネル壁面の円周方向に連続
した画像を取得する。
【0015】上記TBM壁面画像解析装置1をTBMの
後方で掘削壁面が見えるルーフ直後に設置する。直近ま
で吹き付けコンクリート等の覆工が行われているので、
掘削壁面が見えるのは幅1m程度である。
【0016】画像の取得方法は、上述のように、ルーフ
直後の位置に、トンネル中心軸と合わせて円形アクチュ
エータ2を設置し、その移動架台上にラインセンサーカ
メラ3を取り付ける。図3に示すように、前回の撮影か
ら1m、掘削壁面に沿って矢印方向に移動した時点で、
トンネルの円周方向に動く円形アクチュエータ2を用
い、ラインセンサーカメラ3を円周方向にスキャンニン
グしてトンネル壁面の円周方向に連続した画像を取得す
る。この操作を繰り返して、掘進方向に複数の円周方向
画像を取得する。
【0017】画像の合成・展開方法を図4に示す。取得
した円周方向画像データは正確な円周方向のアドレス
(位置関係)を持っており、掘進方向にはTBMの移動
量データを用いる。図4に示すように、円周方向画像を
それぞれ展開し、掘進方向に接続することによりトンネ
ル壁面展開画像を容易に得ることができる。ただし、画
像処理ソフトを用いて、色彩等の調整を行う必要はあ
る。
【0018】さらに、この壁面展開画像に対し、「割れ
目解析システム」を用い、画像上でマウスを使い割れ目
をトレースすることによって、割れ目の走向・傾斜・幅
を求めることができる。そして、これらに割れ目の種類
(例えば、開口、密着、充填、鉱物脈等)に関するコメ
ント及び割れ目の存在深度を合わせて壁面観測図として
表示する。
【0019】図5に上記のTBM壁面画像解析装置全体
の構成を示す。円形アクチュエータ2及びラインセンサ
ーカメラ3を制御し、ラインセンサーカメラ3による壁
面画像及びTBMによる距離データを取得する制御器5
は、これらのデータを記録する記録装置5a及びモニタ
5bを有している。そして、符号6で示す解析コンピュ
ータは、プリンタ6a及びモニタ6bを有し、前記記録
装置5aから記録媒体7、例えばMO(光磁気ディス
ク)等を介して壁面画像等のデータを取得し、前記割れ
目解析システム等によって解析を行う。
【0020】
【発明の効果】ラインセンサーカメラは、トンネル壁面
円周方向にスキャンニングするので、円周方向に連続し
た画像を得ることができる。したがって、円周方向にゆ
がみのない画像を得ることができる。また、この画像は
正確な円周方向のアドレス(位置関係)を持っているの
で、約1m毎に取得した画像を掘進方向に正確につなぎ
合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】TBM壁面画像解析装置をTBM後方でルーフ
直後に設置した側面図。
【図2】TBM壁面画像解析装置をTBM後方でルーフ
直後に設置した拡大正面図。
【図3】TBM壁面画像解析装置の移動方向を示す側面
図。
【図4】画像合成・展開方法を示す説明図。
【図5】本発明の全体のシステムの構成を示すブロック
図。
【符号の説明】
1・・・TBM壁面画像解析装置 2・・・円形アクチュエータ 3・・・ラインセンサーカメラ 5・・・制御器 6・・・解析コンピュータ A・・・切羽 B・・・TBM C・・・トンネル壁面 D・・・吹き付けコンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松 本 好 高 神奈川県横浜市泉区緑園1−11−12 (72)発明者 村 上 治 千葉県船橋市高野台1−8−1

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TBM後方で掘削壁面が見えるルーフ直
    後に、トンネル中心軸を中心として所定の半径でトンネ
    ル壁面の円周方向に動く円形アクチュエータを設置し、
    該円形アクチュエータの移動架台にラインセンサーカメ
    ラを取り付けて成ることを特徴とするTBM壁面画像解
    析装置。
  2. 【請求項2】 前記円形アクチュエータ及びラインセン
    サーカメラを制御してデータを取得し記録する制御器
    と、そのデータを入力し解析する解析コンピュータとを
    備えた請求項1に記載のTBM壁面画像解析装置。
  3. 【請求項3】 TBM後方で掘削壁面が見えるルーフ直
    後に、トンネル中心軸を中心として所定の半径でトンネ
    ル壁面の円周方向に動く円形アクチュエータを設置し、
    該円形アクチュエータの移動架台にラインセンサーカメ
    ラを取り付け、該ラインセンサーカメラを円周方向にス
    キャンニングしてトンネル壁面の円周方向に連続した画
    像を取得し、ラインセンサーカメラを取り付けた前記移
    動架台をトンネル掘進方向に所定の距離移動し、前記操
    作を繰り返して、掘進方向に複数の円周方向画像を取得
    することを特徴とするTBM壁面画像解析法。
  4. 【請求項4】 前記操作を制御器で制御すると共に取得
    した画像データを記録し、そのデータを解析コンピュー
    タに入力して壁面画像の解析を行う請求項3に記載のT
    BM壁面画像解析法。
JP23938097A 1997-09-04 1997-09-04 Tbm壁面画像解析装置及び画像解析法 Pending JPH1181879A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002317599A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Kumagai Gumi Co Ltd トンネル壁面の撮影方法
US7324137B2 (en) 2004-01-29 2008-01-29 Naomichi Akizuki System for automatically generating continuous developed still image from video image of inner wall of tubular object
CN105781567A (zh) * 2016-03-10 2016-07-20 黄河勘测规划设计有限公司 无通风式隧洞掘进施工方法
CN106761780A (zh) * 2016-11-28 2017-05-31 浙江大学城市学院 一种地面堆载作用下盾构隧道变形修复方法
JP2018204288A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 大成建設株式会社 トンネル素掘り部の側壁面撮像方法および側壁面撮像装置
EP3819433A1 (de) * 2019-11-06 2021-05-12 BAUER Spezialtiefbau GmbH Bodenabtragsvorrichtung und verfahren zum erstellen eines loches im boden

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