JPH1180599A - 断熱塗膜及び断熱塗料 - Google Patents
断熱塗膜及び断熱塗料Info
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- JPH1180599A JPH1180599A JP24918997A JP24918997A JPH1180599A JP H1180599 A JPH1180599 A JP H1180599A JP 24918997 A JP24918997 A JP 24918997A JP 24918997 A JP24918997 A JP 24918997A JP H1180599 A JPH1180599 A JP H1180599A
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Abstract
熱性に優れた断熱塗膜を提供する。 【解決手段】白色の塗料成分中に粒径30〜100μm
のガラス製又はセラミック製の白色の中空ビーズを50
〜80容積%の含有割合で分散させた第1の断熱塗料
を、断熱対象物Bの表面に吹付け塗布し、第1の断熱塗
膜1を形成する。次いで、透明な塗料成分中に、表面に
金属皮膜が形成された粒径30〜100μmのガラス製
又はセラミック製の中空ビーズを50〜80容積%の含
有割合で分散させた第2の断熱塗料を、第1の断熱塗膜
1の表面に吹付け塗布し、第2の断熱塗膜2を形成す
る。金属皮膜の持つ金属色によってカラー化を達成でき
る。第2の断熱塗膜2によって断熱主要素である第1の
断熱塗膜を保護する。
Description
に用いる断熱塗料に関する。
ば家屋、鶏舎その他の建物或いは航空機、船舶、自動
車、コンテナ等においては、直射日光による熱放射が内
部の温度上昇に対して大きく寄与している。例えば、建
物において、屋外から屋内への熱伝達の90%以上が放
射によって達成されている。
外壁材と内壁材との間等に例えば発泡スチロールやグラ
スウール等からなる断熱材を配置し、断熱を図ってい
る。しかしながら、このような断熱材を配置すると、ス
ペースを多くとって屋内空間が狭くなるうえに、材料コ
ストや設置コストが高くつくという問題がある。また、
断熱効果の点でもあまり芳しいものではなかった。
3度温度上昇するだけでも、冷房のための電力需要が大
幅に増大する。このため、夏場の一時期に電力需要がピ
ークを迎え、このピークに対応するための発電施設は、
ピーク時以外では発電能力が過剰となり、大きなエネル
ギ問題の一つとなっている。そこで、本発明の目的は、
外装材として簡易に設置でき、しかもスペースをとらず
断熱性に優れた断熱塗膜およびこれに用いる断熱塗料を
提供することである。
の課題解決手段として、 1)請求項1記載の発明の断熱塗膜は、粒径30〜10
0μmのガラス製又はセラミックス製の白色の中空ビー
ズを50〜80容積%の含有割合で分散させた白色の断
熱塗料を、断熱対象物の表面に塗布して形成されたこと
を特徴とするものである。
内包していることから、吸収した熱のほとんどを全表面
から再放射する。このような中空ビーズが断熱塗膜内に
分散配置されることになり、全体として非常に優れた断
熱効果を発揮する。中空ビーズを含み断熱塗膜が白色で
あるので、放射性が高い。中空ビーズの粒径を30〜1
00μmの範囲としてあるのは、100μm以下であれ
ば、ノズルを目詰まりさせることなく通常のスプレー塗
装を実施でき、しかも30μm以上であれば、中空ビー
ズ内に十分な断熱性を発揮できるだけの空気収容量を確
保できるからである。
合を50〜80%としてあるのは、50〜80%とする
ことにより、高い断熱性を確保しつつ且つ塗布された塗
料の付着性(剥がれ難さ)を確保するためである。すな
わち、中空ビーズの容積割合が80%を超えると塗料の
付着性が悪くなり、50%未満では中空ビーズの量が少
なすぎて断熱性が低下する。
1記載の断熱塗膜の厚みとしては、0.5〜5mmであ
ることが好ましい。というのは、十分な断熱性を確保す
るためには、0.5mm以上の厚みが必要であり、ま
た、5mmを超える厚みになると、塗膜が剥がれ(ピー
リング)を起こし易くなる(付着性が悪くなる)うえ
に、厚くなるほどそれだけ多量の塗料が必要となり、コ
ストが高くなるからである。
は、断熱対象物の表面に第1の断熱塗料を塗布して形成
された白色の塗膜構成部を含む第1の断熱塗膜と、この
第1の断熱塗膜の表面に第2の断熱塗料を塗布して形成
された透明又は半透明な塗膜構成部を含む第2の断熱塗
膜とを備え、上記第1の断熱塗料は、粒径30〜100
μmのガラス製又はセラミックス製の白色の中空ビーズ
を50〜80容積%の含有割合で分散させており、上記
第2の断熱塗料は、表面に有色の金属皮膜が形成された
粒径30〜100μmのガラス製又はセラミックス製の
中空ビーズを50〜80容積%の含有割合で分散させて
いることを特徴とするものである。
内包していることから、吸収した熱のほとんどを全表面
から再放射する。このような中空ビーズを各断熱塗膜内
に分散配置されることになり、全体として非常に優れた
断熱効果を発揮する。中空ビーズの粒径を30〜100
μmの範囲としてあるのは、100μm以下であれば、
ノズルを目詰まりさせることなく通常のスプレー塗装を
実施でき、しかも30μm以上であれば、中空ビーズ内
に十分な断熱性を発揮できるだけの空気収容量を確保で
きるからである。
合を50〜80%としてあるのは、50〜80%とする
ことにより、高い断熱性を確保しつつ且つ塗布された塗
料の付着性(剥がれ難さ)を確保するためである。すな
わち、中空ビーズの容積割合が80%を超えると塗料の
付着性が悪くなり、50%未満では中空ビーズの量が少
なすぎて断熱性が低下する。
白色をしており、可視光線を含めた光線の反射性に優れ
ているため、中空ビーズによる断熱効果との相乗効果に
より非常に高い断熱性を確保できる。一方、仮に、白色
を呈する第1の断熱塗膜のみで断熱塗膜を形成した場合
には、汚れが目立ち易く、したがって実質的に使用用途
が限定されてしまう。これに対して、本発明では、断熱
塗膜を2層の構成とし、下層である第1の断熱塗膜は断
熱性に優れた白色としてあり、表層である第2の断熱塗
膜は中空ビーズの表面に形成された有色の金属皮膜によ
り、白色以外の金属固有の色彩を実現するようにしてあ
る。また、第2の断熱塗膜が断熱主要素である第1の断
熱塗膜を保護するので、耐候性を向上できるという利点
もある。
成部自体に着色した場合には、この塗膜構成部で熱吸収
してしまい、したがって、断熱性が著しく劣る結果とな
ってしまう。これに対して、本発明では、透明又は半透
明な塗膜構成部内に分散配置される断熱性に優れた中空
ビーズの表面に、有色の金属皮膜を形成してあるので、
塗膜全体としてはカラー化を達成でき、しかも、このカ
ラー化によって断熱性が低下することを最小限にとどめ
ることができる。上記の塗膜構成部は半透明よりも透明
であるほうが熱吸収を少なくするうえで好ましい。
アルミニウム、クロム、銅その他の金属を例示すること
ができる。アルミニウム又はクロムではいわゆるグレー
(銀白色)が得られ、銅ではいわゆるブラウン(銅色)
が得られる。また、金では黄金色が得られる等、その他
の金属においても金属特有の色が得られる。なお、一般
には、金属の多くは銀白色または灰白色をしているの
で、このような色が得られる。本願において有色とは白
色を除く色を指す。金属皮膜を形成する方法としては、
例えばプラズマを用いたイオンプレーティング法を例示
することができる。
て、上記第1の断熱塗膜の厚みが2〜3mmであり第2
の断熱層の厚みが1〜2mmであれば好ましい。という
のは、第1および第2の断熱塗膜の総厚みとしては、断
熱性および付着性(剥がれ難さ)を考慮した場合、3〜
5mmとすることが好ましく、そうする場合において、
断熱主要素である第1の断熱塗膜のほうを少し厚めにす
ることが好ましいからである。
に、粒径30〜100μmのガラス製又はセラミックス
製の白色の中空ビーズを50〜80容積%の含有割合で
分散させて形成される断熱塗料であれば、請求項1又は
2記載の断熱塗膜や、請求項3又は4記載の断熱塗膜に
おける第1の断熱塗膜に好適に用いることができる。粒
径は50〜60μmであれば、より好ましい。また、容
積割合のより好ましい範囲としては、50〜80容積%
であり、さらに好ましい範囲としては、70〜80容積
%である。また、この断熱塗料は水性でも油性でもどら
らでも良い。
塗料成分中に、表面に有色の金属皮膜が形成された粒径
30〜100μmのガラス製又はセラミックス製の中空
ビーズを50〜80容積%の含有割合で分散させて形成
される断熱塗料であれば、請求項3又は4記載の断熱塗
膜における第2の断熱塗膜を形成するのに好適に用いる
ことができる。粒径は50〜60μmであれば、より好
ましい。また、含有割合のより好ましい範囲としては、
50〜80容積%であり、さらに好ましい範囲として
は、70〜80容積%である。また、この断熱塗料は水
性でも油性でもどららでも良い。この断熱塗料は水性で
も油性でもどららでも良い。
て添付図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態の
断熱塗膜の模式的断面図であり、同図を参照して、本断
熱塗膜Aは、金属、木、コンクリート或いは石等からな
る断熱対象物Bの表面に第1の断熱塗料10を塗布して
形成された白色の第1の断熱塗膜1と、この第1の断熱
塗膜1の表面に第2の断熱塗料20を塗布して形成され
た第2の断熱塗膜2とを備えている。第1の断熱塗膜1
は、白色の塗膜構成部3内に、後述する微細な白色の中
空ビーズ12を分散配置している。また、第2の断熱塗
膜2は、透明又は半透明の塗膜構成部4内に、後述す
る、所要の金属光沢を発揮する中空ビーズ22を分散配
置している。
は、顔料を含む白色の塗料成分11中に中空ビーズ12
を分散させたものからなる。中空ビーズ12は、粒径3
0〜100μmのガラス製又はセラミックス製であり、
本第1の断熱塗料10に占める中空ビーズ12の含有割
合は、50〜80容積%である。一方、図3を参照し
て、上記第2の断熱塗料20は、透明又は半透明な塗料
成分21(いわゆるクリアー塗装に用いられる塗料)中
に、中空ビーズ22を分散させたものからなる。中空ビ
ーズ22は、粒径30〜100μmのガラス製又はセラ
ミックス製であり、第2の断熱塗料20に対して、50
〜80容積%の含有割合で分散させてある。また、中空
ビーズ22の表面には、蒸着により金属皮膜23が形成
されている。この金属皮膜23を形成する金属として
は、アルミニウム、クロム、銅その他の金属を例示する
ことができる。アルミニウム又はクロムではいわゆるグ
レー(銀白色)が得られ、銅ではいわゆるブラウン(銅
色)が得られる。また、金では黄金色が得られる等、そ
の他の金属においても金属特有の色が得られる。なお、
一般には、金属の多くは銀白色または灰白色をしてお
り、このような色が得られることになる。
えばプラズマを用いたイオンプレーティング法を例示す
ることができる。各断熱塗料10,20において、中空
ビーズ12,22の粒径を30〜100μmの範囲とし
てあるのは下記の理由による。すなわち、粒径が100
μm以下であれば、通常のスプレー塗装を実施した場合
にも、塗料を噴射するためのノズルを目詰まりさせるこ
とがなく、簡便且つスムーズに塗装を実施でき、ひいて
は、塗装コストを安くすることができるからである。一
方、粒径が30μm以上であれば、中空ビーズ内に十分
な断熱性を発揮できるだけの空気収容量を確保できるか
らである。そこで、中空ビーズ12,22の粒径を30
〜100μmの範囲とすることにより、高い断熱性と塗
装容易性とを両立させた。なお、粒径としては50〜6
0μmの範囲であれば、より好ましい。
れぞれ、断熱塗料10,20内に占める中空ビーズ1
2,22の容積割合を50〜80%としてあるのは、下
記の理由による。すなわち、すなわち、中空ビーズの容
積割合が80%を超えると塗料の付着性が悪くなり、5
0%未満では中空ビーズの量が少なすぎて断熱性が低下
する。そこで、含有割合を50〜80%とすることによ
り、高い断熱性と塗膜の付着性(剥がれ難さ)を両立さ
せた。なお、付着性を確保できる80%以下の含有割合
のなかでも、できるだけ含有割合が多いほうが、断熱性
に優れることから、70〜80容積%の含有割合であれ
ば、より好ましい。
それぞれスプレー缶或いはスプレー銃を用いて吹付け塗
布され、それぞれ第1および第2の断熱塗膜1,2を形
成する。第1および第2の断熱塗料10,20の合計塗
厚としては、0.5〜5mmであることが好ましい。と
いうのは、十分な断熱性を確保するためには、0.5m
m以上の厚みが必要であり、また、5mmを超える厚み
になると、塗膜が剥がれ易くなる(付着性が悪くなる)
うえに、厚くなるほどそれだけ多量の塗料が必要とな
り、コストが高くなるからである。したがって、断熱性
と付着性を考慮した、第1及び第2の断熱塗膜10,2
0の総厚みのより好ましい範囲は、3〜5mmである。
に、断熱主要素である第1の断熱塗膜を少し厚めにする
ことが好ましく、例えば、上記第1の断熱塗膜の厚みが
2〜3mmとし、第2の断熱層の厚みを1〜2mmとす
ることができる。本実施形態によれば、各断熱塗膜1,
2内に断熱性の高い中空ビーズ13,23がそれぞれ分
散配置されるので、断熱材としてのスリム化を達成しつ
つ全体として非常に優れた断熱効果を発揮できる。
つ中空ビーズ12,22を適度な含有割合(50〜80
容積%)で分散させたので、高い断熱性を維持しつつ、
しかも、通常のスプレー塗装で簡便且つスムーズに塗膜
1,2を形成でき、しかも塗膜1,2の付着性が良い。
さらに、白色を呈する第1の断熱塗膜1によって高い断
熱性を達成すると共に、この第1の断熱塗膜1の表面を
覆う第2の断熱塗膜2によってカラー化を達成でき、こ
れにより、外装として使用しても汚れ難い断熱塗膜を実
現でき、実質的な汎用性を高めることができる。
成要素22を用いていて熱吸収を抑えてあることに加え
て、分散配置されている断熱性に優れた中空ビーズ23
の表面に有色の金属皮膜23を形成してあるので、塗膜
全体としてはカラー化を達成でき、しかも断熱性の低下
はほとんどない。また、第2の断熱塗膜2が主断熱要素
である第1の断熱塗膜1を保護する働きをするので、対
候性に優れ、長期にわたって高い断熱性を維持でき、屋
外での使用に適する。
す断熱塗膜の模式的断面図である。同図を参照して、本
実施形態では、図1の実施形態の第1の断熱塗膜1のみ
により断熱塗膜Aを構成した。本実施形態においても、
図1の実施形態と同様に、省スペースを図りつつ優れた
断熱性を達成できる。また、白色の断熱塗膜となるが、
配管の表面に塗布する用途等、白色でも構わない用途で
あれば、塗布工程を簡素化でき好適に用いることができ
る。断熱塗膜Aの厚みとしては、0.5〜5mmの範囲
にあることが、十分な断熱性を確保しつつ付着性を良く
するうえで好ましい。また、中空ビーズの粒径および含
有割合については図1の実施形態と同様である。
ものではなく、本発明の範囲で種々の変更を施すことが
できる。
製の中空容器C(容積18リットルの市販品)を用い、
この容器Cの表面に、粒径60μmの中空ビーズを80
容積%の含有割合で含む第1の断熱塗料10を塗布して
塗厚3mmの第1の断熱塗膜1を形成し、実施例1を作
成した。一方、断熱塗膜を形成しない容器Cを比較例1
とした。
よび比較例1を、午前10時から午後1時までの3時間
の間、直射日光にさらした後、各容器C内の温度を測定
した。各容器C内の中央位置には、温度センサDが収容
されており、この温度センサDからの出力に基づいて各
容器C内の温度を液晶表示部Eに表示させるようにし
た。
6°Cであって12°Cもの温度差があり、断熱性が非
常に優れていることが実証された。 2)熱抵抗の測定 図6に示すように、厚み1.2mmの90cm角の鋼板
Fの表面に、粒径60μmの中空ビーズを80容積%の
含有割合で含む第1の断熱塗料10を塗布して塗厚3m
mの第1の断熱塗膜1を形成し、試験例1を作成した。
この試験例1の熱抵抗値を、JIS−A1420「住宅
用断熱塗膜及び構成材の断熱試験方法」に基づいて測定
した。
32m3 ・K/Wであり、熱抵抗が非常に大きい、すな
わち優れた断熱性を持つことが実証された。なお、鋼板
の熱抵抗値は24×10-5m3 ・K/Wであり、試験例
1の測定にあたっては無視できるほど小さいものであ
る。
ば、白色の塗膜内に断熱性の高い白色の中空ビーズが分
散配置されるので、全体として非常に優れた断熱効果を
発揮できる。しかも、塗膜なのでスペースをとらない。
また適度な粒径を持つ中空ビーズを適度な含有割合で分
散させたので、高い断熱性を維持しつつも、通常のスプ
レー塗装で簡便且つスムーズに塗膜を形成でき、しかも
塗膜の付着性が良い。
を0.5〜5mmとすることにより、十分な断熱性と塗
膜の付着性を確保することができる。3〜5mmであれ
ば、より好ましい。請求項3記載の発明の断熱塗膜によ
れば、各断熱塗膜内に断熱性の高い中空ビーズが分散配
置されるので、全体として非常に優れた断熱効果を発揮
できる。また適度な粒径を持つ中空ビーズを適度な含有
割合で分散させたので、高い断熱性を維持しつつ、通常
のスプレー塗装で簡便且つスムーズに塗膜を形成でき、
しかも塗膜の付着性が良い。
って高い断熱性を達成すると共に、この第1の断熱塗膜
の表面を覆う第2の断熱塗膜によってカラー化を達成で
き、これにより、外装として使用しても汚れ難い断熱塗
膜を実現でき、実質的な汎用性を高めることができる。
特に、第2の断熱塗膜が、塗膜形成要素としては透明な
ものを用いていて熱吸収を抑えてあることに加えて、分
散配置されている断熱性に優れた中空ビーズの表面にカ
ラー皮膜を形成してあるので、塗膜全体としてはカラー
化を達成でき、しかも断熱性の低下はほとんどない。
性および付着性(剥がれ難さ)を考慮して両断熱塗膜の
総厚みを3〜5mmとする場合に、断熱主要素である第
1の断熱塗膜のほうを少し厚めにすることにより、より
高い断熱性を得ることができる。請求項5記載の断熱塗
料では、請求項1又は2記載の断熱塗膜や、請求項3又
は4記載の断熱塗膜における第1の断熱塗膜の形成に好
適に用いることができる。
は4記載の断熱塗膜における第2の断熱塗膜の形成に好
適に用いることができる。
である。
断面図である。
図である。
Claims (6)
- 【請求項1】粒径30〜100μmのガラス製又はセラ
ミックス製の白色の中空ビーズを50〜80容積%の含
有割合で分散させた白色の断熱塗料を、断熱対象物の表
面に塗布して形成されたことを特徴とする断熱塗膜。 - 【請求項2】厚みが0.5〜5mmである請求項1記載
の断熱塗膜。 - 【請求項3】断熱対象物の表面に第1の断熱塗料を塗布
して形成された白色の塗膜構成部を含む第1の断熱塗膜
と、この第1の断熱塗膜の表面に第2の断熱塗料を塗布
して形成された透明又は半透明な塗膜構成部を含む第2
の断熱塗膜とを備え、 上記第1の断熱塗料は、粒径30〜100μmのガラス
製又はセラミックス製の白色の中空ビーズを50〜80
容積%の含有割合で分散させており、 上記第2の断熱塗料は、表面に有色の金属皮膜が形成さ
れた粒径30〜100μmのガラス製又はセラミックス
製の中空ビーズを50〜80容積%の含有割合で分散さ
せていることを特徴とする断熱塗膜。 - 【請求項4】上記第1の断熱塗膜の厚みが2〜3mmで
あり第2の断熱層の厚みが1〜2mmであることを特徴
とする請求項3記載の断熱塗膜。 - 【請求項5】白色の塗料成分中に、粒径30〜100μ
mのガラス製又はセラミックス製の白色の中空ビーズを
50〜80容積%の含有割合で分散させて形成されるこ
とを特徴とする断熱塗料。 - 【請求項6】透明又は半透明な塗料成分中に、表面に有
色の金属皮膜が形成された粒径30〜100μmのガラ
ス製又はセラミックス製の中空ビーズを50〜80容積
%の含有割合で分散させて形成されることを特徴とする
断熱塗料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24918997A JPH1180599A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 断熱塗膜及び断熱塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24918997A JPH1180599A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 断熱塗膜及び断熱塗料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1180599A true JPH1180599A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17189231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24918997A Pending JPH1180599A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 断熱塗膜及び断熱塗料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1180599A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001038006A1 (de) * | 1999-11-23 | 2001-05-31 | Sca Schucker Gmbh & Co. | Verfahren und anlage zur herstellung von mit einer dämmstoffschicht versehenen karosseriebauteilen |
JP2009073247A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Honda Motor Co Ltd | 車両用ホイール及びその遮熱断熱コーティング方法 |
JP2012062658A (ja) * | 2010-09-15 | 2012-03-29 | Sansei:Kk | 断熱シート及びその製造方法 |
KR101434501B1 (ko) * | 2012-09-13 | 2014-08-26 | 한국세라믹기술원 | 차열 도료 조성물 |
JP2023531836A (ja) * | 2021-06-02 | 2023-07-26 | ▲復▼旦大学 | 白色塗料、スマート感温変色塗料及びコーティング |
-
1997
- 1997-09-12 JP JP24918997A patent/JPH1180599A/ja active Pending
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