JPH1180119A - ピペラジン誘導体 - Google Patents

ピペラジン誘導体

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Publication number
JPH1180119A
JPH1180119A JP10198203A JP19820398A JPH1180119A JP H1180119 A JPH1180119 A JP H1180119A JP 10198203 A JP10198203 A JP 10198203A JP 19820398 A JP19820398 A JP 19820398A JP H1180119 A JPH1180119 A JP H1180119A
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JP
Japan
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hhh
pyrr
phenyl
meo
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Pending
Application number
JP10198203A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunji Naruto
俊二 成戸
Toshiyuki Tonohiro
利之 殿広
Masahiko Sugimoto
雅彦 杉本
Nobuyoshi Iwata
宜芳 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP10198203A priority Critical patent/JPH1180119A/ja
Publication of JPH1180119A publication Critical patent/JPH1180119A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、優れた5−HT2 受容体拮抗作用及
び5−HT1A受容体作動作用を有し、医薬として有用で
あるピペラジン誘導体を提供する。 【解決手段】該ピペラジン誘導体は、一般式 【化1】 (R1 :置換可アリール基、置換可飽和複素環基、置換
可芳香族複素環基;R2a及びR2b:H、アルキル基;R
3 :H、アルキル基;R4 :置換可アリール基、置換可
飽和複素環基、置換可芳香族複素環基;R5 :H、ハロ
ゲン原子、アルキル基、アルコキシ基又はアルコキシカ
ルボニル基;m:1−3;n:1−6;X:炭素原子又
は窒素原子を示す。)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れたセロトニン
1A受容体(以下、5−HT1A受容体と略す)作動作用
並びにセロトニン2受容体(以下、5−HT2 受容体と
略す)拮抗作用を併せ持ち、精神神経症状(例えば、痴
呆症周辺症状、不安若しくは鬱症状、又は乗り物酔い)
の治療剤又は予防剤として有用なピペラジン誘導体或は
その薬理上許容される塩、及びそれらを含有する医薬に
関する。
【0002】
【従来の技術】老齢人口の増加に伴い、老人に特有な疾
患とその治療方法が社会的な問題となっている。その中
で、痴呆やアルツハイマー病のような知能に関する疾患
は年齢が高くなるに比例して増加しており、患者の介護
が大きな問題となっている。通常これらの患者は睡眠時
間が不安定になるのと、自分のいる場所や状況が分から
なくなり、徘徊、攻撃性、幻覚、妄想等が多くなり、介
護をする人の負担になっている。これら痴呆症周辺症状
の中で譫妄は多くの患者に見られている。譫妄とは意識
障害の一つで、外界印象の了解は障害されていながら、
内的興奮によって活発な意識過程が行われ、客観的な運
動性不安が見られる状態をいう。この状態では夢におい
てと同様に多くの表象の出現が容易で、それらは不規則
無意味に融合し、また断ち切れる。感情に苦悶性のこと
が多いが、ときには爽快で諧虐的である。思考、言語は
支離滅裂、断片的で、妄覚とくに視覚性の錯覚が多い。
運動性不安としては、寝ている布団をつかむとか、恐怖
からのがれようとする動きとか、ある程度まとまった動
きを示すこともある。一般にその発現は徐々であるが、
時に急激にくることもあり、数日から1〜2週間続くこ
とが多い。発病は夜間のみに見られ、あるいは夜間に特
に増悪することがしばしばであり、介護をする人の大き
な負担となっている。譫妄治療剤としては、現在、ドパ
ミン2受容体拮抗作用を有する、塩酸チアプリド(tiap
ride hydrochloride)が臨床で用いられている。又、ハ
ロペリドール(haloperidol)もドパミン2受容体拮抗作
用を有することが知られている。
【0003】
【化2】
【0004】また、痴呆症周辺症状には、「鬱症状」、
「不安神経症」等の症状もあるが、同時にこれらの症状
は痴呆症を伴わない場合も起こり得る。これらの諸症状
に対する治療剤として、不安神経症にはベンゾジアゼピ
ン系抗不安剤並びに5−HT1Aアゴニスト類が、また、
抗鬱剤としてはモノアミン取り込み阻害剤並びに可逆的
選択的モノアミン酸化酵素阻害剤が既にあるが、精神症
状は複雑であるために必ずしも薬剤が充分であるとは言
えない。さらに、痴呆症周辺症状には、幻覚、妄想等も
あるが、これらに対する有効な治療剤は未だない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、新たな精
神神経症状治療剤又は予防剤の開発を目指し、種々のピ
ペラジン誘導体の合成とその薬理活性について、長年に
亘り鋭意研究を行った結果、特異な構造を有するピペラ
ジン誘導体が、5−HT2 受容体拮抗作用(幻覚、錯
覚、妄想、徘徊又は睡眠の覚醒リズム等の改善作用)及
び5−HT1A受容体作動作用(不安、恐怖又は鬱症状等
の改善作用)を併せ持ち、痴呆症周辺症状の治療効果又
は予防効果[譫妄治療効果若しくは予防効果(特に治療
効果)、譫妄の周辺症状(例えば徘徊等)に対する治療
効果若しくは予防効果(特に治療効果)又は幻覚若しく
は妄想に対する治療効果若しくは予防効果(特に治療効
果)]、不安若しくは鬱症状等に対する向精神作動薬効
果或は乗り物酔いの予防効果等の、精神神経症状の治療
効果又は予防効果を有することを見いだし本発明を完成
した。
【0006】本発明は、優れた5−HT2 受容体拮抗作
用及び5−HT1A受容体作動作用を併せ持つピペラジン
誘導体又はその薬理上許容される塩、その製法並びにそ
の合成に有用な中間体、及び精神神経症状の治療剤又は
予防剤として有用な、前記ピペラジン誘導体又はその薬
理上許容される塩を含有する医薬を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のピペラジン誘導
体は、一般式(I)を有する。
【0008】
【化3】
【0009】上記式中、R1 は、C6 −C14アリール
基、同一又は異なって下記置換基群αより選択される置
換基を1乃至3個有するC6 −C14アリール基、5員乃
至6員環の飽和複素環基(当該複素環は1又は2個の酸
素原子、窒素原子若しくは硫黄原子を含む)、同一又は
異なって下記置換基群αより選択される置換基を1乃至
3個有する5員乃至6員環の飽和複素環基(当該複素環
は1又は2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫黄原子を
含む)、5員乃至6員環の芳香族複素環基(当該複素環
は、同一又は異なって、1又は2個の酸素原子、窒素原
子若しくは硫黄原子を含む)、或は同一又は異なって下
記置換基群αより選択される置換基を1乃至3個有する
5員乃至6員環の芳香族複素環基(当該複素環は、同一
又は異なって、1又は2個の酸素原子、窒素原子若しく
は硫黄原子を含む)を示し、R2a及びR2bは、同一又は
異なって、水素原子又はC1 −C6 アルキル基を示し、
3 は、水素原子又はC1 −C6 アルキル基を示し、R
4 は、C6 −C14アリール基、同一又は異なって下記置
換基群βより選択される置換基を1乃至3個有するC6
−C14アリール基、5員乃至6員環の飽和複素環基(当
該複素環は1又は2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫
黄原子を含む)、同一又は異なって下記置換基群βより
選択される置換基を1乃至3個有する5員乃至6員環の
飽和複素環基(当該複素環は1又は2個の酸素原子、窒
素原子若しくは硫黄原子を含む)、5員乃至6員環の芳
香族複素環基(当該複素環は、同一又は異なって、1又
は2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫黄原子を含む)
或は同一又は異なって下記置換基群βより選択される置
換基を1乃至3個有する5員乃至6員環の芳香族複素環
基(当該複素環は、同一又は異なって、1又は2個の酸
素原子、窒素原子若しくは硫黄原子を含む)を示し、R
5 は、水素原子、ハロゲン原子、C1 −C6 アルキル
基、C1 −C6 アルコキシ基又はC2 −C7 アルコキシ
カルボニル基を示し、mは、1乃至3の整数を示し、n
は、1乃至6の整数を示し、Xは、炭素原子又は窒素原
子を示し、置換基群αは、ハロゲン原子、C1 −C6
ルキル基、C1 −C6 アルコキシ基、水酸基又は保護さ
れた水酸基を示し、置換基群βは、ハロゲン原子、C1
−C6 アルキル基又はC1 −C6 アルコキシ基を示す。
【0010】又、本発明の医薬の有効成分は、上記一般
式(I)を有するピペラジン誘導体である。
【0011】上記一般式(I)に於て、R5 、置換基群
α及び置換基群βの定義に於ける「ハロゲン原子」は、
例えば、弗素原子、塩素原子、臭素原子又は沃素原子で
あり得、好適には弗素原子又は塩素原子である。
【0012】上記に於て、R2a、R2b、R3 、R5 、置
換基群α及び置換基群βの定義に於ける「C1 −C6
ルキル基」は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブ
チル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、
2−メチルブチル基、ネオペンチル基、1−エチルプロ
ピル基、ヘキシル基、4−メチルペンチル基、3−メチ
ルペンチル基、2−メチルペンチル基、1−メチルペン
チル基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチル
ブチル基、1,1−ジメチルブチル基、1,2−ジメチ
ルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメ
チルブチル基又は2−エチルブチル基のような炭素数1
乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基であり得、好適に
はC1 −C4 アルキル基であり、更に好適にはメチル基
又はエチル基である。
【0013】上記に於て、R5 、置換基群α及び置換基
群βの定義に於ける「C1 −C6 アルコキシ基」は、例
えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプ
ロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、s−ブトキ
シ基、t−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、イソペンチ
ルオキシ基、2−メチルブトキシ基、ネオペンチルオキ
シ基、1−エチルプロポキシ基、ヘキシルオキシ基、4
−メチルペンチルオキシ基、3−メチルペンチルオキシ
基、2−メチルペンチルオキシ基、1−メチルペンチル
オキシ基、3,3−ジメチルブトキシ基、2,2−ジメ
チルブトキシ基、1,1−ジメチルブトキシ基、1,2
−ジメチルブトキシ基、1,3−ジメチルブトキシ基、
2,3−ジメチルブトキシ基又は2−エチルブトキシ基
のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ
基であり得、好適にはC1 −Cアルコキシ基であり、
更に好適にはメトキシ基又はエトキシ基である。
【0014】上記に於て、R の定義に於ける「C2
−C7 アルコキシカルボニル基」は、前記「C1 −C6
アルコキシ基」がカルボニル基に結合した基を示し、例
えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、
プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル
基、ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル
基、s−ブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニ
ル基、ペンチルオキシカルボニル基、イソペンチルオキ
シカルボニル基、2−メチルブトキシカルボニル基、ネ
オペンチルオキシカルボニル基、1−エチルプロポキシ
カルボニル基、ヘキシルオキシカルボニル基、4−メチ
ルペンチルオキシカルボニル基、3−メチルペンチルオ
キシカルボニル基、2−メチルペンチルオキシカルボニ
ル基、1−メチルペンチルオキシカルボニル基、3,3
−ジメチルブトキシカルボニル基、2,2−ジメチルブ
トキシカルボニル基、1,1−ジメチルブトキシカルボ
ニル基、1,2−ジメチルブトキシカルボニル基、1,
3−ジメチルブトキシカルボニル基、2,3−ジメチル
ブトキシカルボニル基又は2−エチルブトキシカルボニ
ル基であり得、好適にはC2 −C5 アルコキシカルボニ
ル基であり、更に好適にはメトキシカルボニル基又はエ
トキシカルボニル基である。
【0015】上記に於て、置換基群αの定義における
「保護された水酸基」の保護基は、加水素分解、加水分
解、電気分解若しくは光分解のような化学的方法により
開裂し得る「反応における保護基」又は「生体内で加水
分解のような生物学的方法により開裂し得る保護基」を
示す。斯かる「反応における保護基」は、例えば、ホル
ミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリ
ル、ペンタノイル、ピバロイル、バレリル、イソバレリ
ル、オクタノイル、ノナノイル、デカノイル、3−メチ
ルノナノイル、8−メチルノナノイル、3−エチルオク
タノイル、3,7−ジメチルオクタノイル、ウンデカノ
イル、ドデカノイル、トリデカノイル、テトラデカノイ
ル、ペンタデカノイル、ヘキサデカノイル、1−メチル
ペンタデカノイル、14−メチルペンタデカノイル、1
3,13−ジメチルテトラデカノイル、ヘプタデカノイ
ル、15−メチルヘキサデカノイル、オクタデカノイ
ル、1−メチルヘプタデカノイル、ノナデカノイル、ア
イコサノイル若しくはヘナイコサノイルのようなアルカ
ノイル基、スクシノイル、グルタロイル若しくはアジポ
イルのようなカルボキシ化アルカノイル基、クロロアセ
チル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル若しくは
トリフルオロアセチルのようなハロゲノ低級アルカノイ
ル基、メトキシアセチルのような低級アルコキシ低級ア
ルカノイル基又は(E)−2−メチル−2−ブテノイル
のような不飽和アルカノイル基等の「脂肪族アシル
基」;ベンゾイル、α−ナフトイル若しくはβ−ナフト
イルのようなアリールカルボニル基、2−ブロモベンゾ
イル若しくは4−クロロベンゾイルのようなハロゲノア
リールカルボニル基、2,4,6−トリメチルベンゾイ
ル若しくは4−トルオイルのような低級アルキル化アリ
ールカルボニル基、4−アニソイルのような低級アルコ
キシ化アリールカルボニル基、2−カルボキシベンゾイ
ル、3−カルボキシベンゾイル若しくは4−カルボキシ
ベンゾイルのようなカルボキシ化アリールカルボニル
基、4−ニトロベンゾイル若しくは2−ニトロベンゾイ
ルのようなニトロ化アリールカルボニル基、2−(メト
キシカルボニル)ベンゾイルのような低級アルコキシカ
ルボニル化アリールカルボニル基又は4−フェニルベン
ゾイルのようなアリール化アリールカルボニル基等の
「芳香族アシル基」;テトラヒドロピラン−2−イル、
3−ブロモテトラヒドロピラン−2−イル、4−メトキ
シテトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロチオピ
ラン−2−イル若しくは4−メトキシテトラヒドロチオ
ピラン−4−イルのような「テトラヒドロピラニル又は
テトラヒドロチオピラニル基」;テトラヒドロフラン−
2−イル若しくはテトラヒドロチオフラン−2−イルの
ような「テトラヒドロフラニル又はテトラヒドロチオフ
ラニル基」;トリメチルシリル、トリエチルシリル、イ
ソプロピルジメチルシリル、t−ブチルジメチルシリ
ル、メチルジイソプロピルシリル、メチルジ−t−ブチ
ルシリル若しくはトリイソプロピルシリルのようなトリ
低級アルキルシリル基又はジフェニルメチルシリル、ジ
フェニルブチルシリル、ジフェニルイソプロピルシリル
若しくはフェニルジイソプロピルシリルのような1又は
2個のアリール基で置換されたトリ低級アルキルシリル
基等の「シリル基」;メトキシメチル、1,1−ジメチ
ル−1−メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシ
メチル、イソプロポキシメチル、ブトキシメチル若しく
はt−ブトキシメチルのような低級アルコキシメチル
基、2−メトキシエトキシメチルのような低級アルコキ
シ化低級アルコキシメチル基、2,2,2−トリクロロ
エトキシメチル若しくはビス(2−クロロエトキシ)メ
チルのようなハロゲノ低級アルコキシメチル等の「アル
コキシメチル基」;1−エトキシエチル若しくは1−
(イソプロポキシ)エチルのような低級アルコキシ化エ
チル基又は2,2,2−トリクロロエチルのようなハロ
ゲン化エチル基等の「置換エチル基」;ベンジル、α−
ナフチルメチル、β−ナフチルメチル、ジフェニルメチ
ル、トリフェニルメチル、α−ナフチルジフェニルメチ
ル若しくは9−アンスリルメチルのような1乃至3個の
アリール基で置換された低級アルキル基又は4−メチル
ベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、3,4,
5−トリメチルベンジル、4−メトキシベンジル、4−
メトキシフェニルジフェニルメチル、2−ニトロベンジ
ル、4−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブ
ロモベンジル若しくは4−シアノベンジルのような低級
アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン若しくはシアノ基
でアリール環が置換された1乃至3個のアリール基で置
換された低級アルキル基等の「アラルキル基」;メトキ
シカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカル
ボニル若しくはイソブトキシカルボニルのような低級ア
ルコキシカルボニル基、2,2,2−トリクロロエトキ
シカルボニル又は2−トリメチルシリルエトキシカルボ
ニルのようなハロゲン若しくはトリ低級アルキルシリル
基で置換された低級アルコキシカルボニル基等の「アル
コキシカルボニル基」;ビニルオキシカルボニル若しく
はアリルオキシカルボニルのような「アルケニルオキシ
カルボニル基」;或は、ベンジルオキシカルボニル、4
−メトキシベンジルオキシカルボニル、3,4−ジメト
キシベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオ
キシカルボニル若しくは4−ニトロベンジルオキシカル
ボニルのような、1又は2個の低級アルコキシ若しくは
ニトロ基でアリール環が置換されていてもよい「アラル
キルオキシカルボニル基」であり得、一方、「生体内で
加水分解のような生物学的方法により開裂し得る保護
基」は、例えば、プロピオニルオキシメチル、ピバロイ
ルオキシメチル、ジメチルアミノアセトキシメチル、1
−アセトキシエチルのようなアシルオキシアルキル基;
1−(メトキシカルボニルオキシ)エチル、1−(エト
キシカルボニルオキシ)エチル、エトキシカルボニルオ
キシメチル、1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)
エチル、1−(t−ブトキシカルボニルオキシ)エチ
ル、1−(エトキシカルボニルオキシ)プロピル若しく
は1−(シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ)エチ
ルのような1−(アルコキシカルボニルオキシ)アルキ
ル基;フタリジル基;4−メチル−オキソジオキソレニ
ルメチル、4−フェニル−オキソジオキソレニルメチル
若しくはオキソジオキソレニルメチルのようなオキソジ
オキソレニルメチル基等の「カルボニルオキシアルキル
基」;上記「脂肪族アシル基」;上記「芳香族アシル
基」;「コハク酸のハーフエステル塩残基」;「燐酸エ
ステル塩残基」;「アミノ酸等のエステル形成残基」;
カルバモイル基;1又は2個の低級アルキル基で置換さ
れたカルバモイル基;であり得、好適には、アルカノイ
ル基又は芳香族アシル基であり、特に好適にはアルカノ
イル基(特にピバロイル、バレリル、イソバレリル、オ
クタノイル、ノナノイル若しくはデカノイル基)であ
る。尚、「生体内で加水分解のような生物学的方法によ
り開裂し得る保護基」であるか否かは、ラットやマウス
のような実験動物に静脈注射により投与し、その後の動
物の体液を調べ、元となる化合物又はその薬理学的に許
容される塩を検出できることにより決定することができ
る。
【0016】上記に於て、R1 及びR4 の定義に於ける
「C6 −C14アリール基」は、例えば、フェニル基、イ
ンデニル基、ナフチル基、フェナンスレニル基又はアン
トラセニル基のような炭素数6乃至14個の芳香族炭化
水素基であり得、好適にはフェニル基又はナフチル基で
あり、更に好適にはフェニル基である。
【0017】上記に於て、R1 の定義に於ける「同一又
は異なって下記置換基群αより選択される置換基を1乃
至3個有するC6 −C14アリール基」は、例えば、2−
フルオロフェニル基、3−クロロフェニル基、4−ブロ
モフェニル基、5−ヨードフェニル基、2,4−ジフル
オロフェニル基、3−クロロ−5−フルオロフェニル
基、2,4−ジクロロフェニル基、3,5−ジブロモフ
ェニル基、2,4,6−トリフルオロフェニル基、2,
6−ジクロロ−4−フルオロフェニル基、2,3,4−
トリクロロフェニル基、2−トリル基、3−クメニル
基、2,3−キシリル基、2,4,6−メシチル基、2
−エチルフェニル基、4−プロピルフェニル基、2−メ
トキシフェニル基、3−メトキシフェニル基、4−メト
キシフェニル基、3−エトキシフェニル基、4−エトキ
シフェニル基、4−ヘキシルオキシフェニル基、2,4
−ジメトキシフェニル基、3−ヒドロキシフェニル基、
4−ヒドロキシフェニル基、4−オクタノイルオキシフ
ェニル基、3−フルオロ−1−インデニル基、3−クロ
ロ−1−インデニル基、4−ブロモ−1−インデニル
基、5−ヨード−1−インデニル基、5,6−ジフルオ
ロ−1−インデニル基、5−クロロ−6−フルオロ−1
−インデニル基、5,6−ジクロロ−1−インデニル
基、5,6−ジブロモ−1−インデニル基、7−メチル
−1−インデニル基、4−エチル−1−インデニル基、
3−プロピル−1−インデニル基、5,6−ジメチル−
1−インデニル基、3,5,6−トリメチル−1−イン
デニル基、7−メトキシ−1−インデニル基、5−エト
キシ−1−インデニル基、6−ヘキシルオキシ−1−イ
ンデニル基、4,7−ジメトキシ−1−インデニル基、
6−ヒドロキシ−1−インデニル基、6−バレリルオキ
シ−1−インデニル基、5−フルオロ−1−ナフチル
基、6−クロロ−1−ナフチル基、7−ブロモ−2−ナ
フチル基、8−ヨード−2−ナフチル基、6,7−ジフ
ルオロ−1−ナフチル基、5−クロロ−6−フルオロ−
2−ナフチル基、6,7−ジクロロ−2−ナフチル基、
6,7−ジブロモ−1−ナフチル基、4,6,7−トリ
フルオロ−2−ナフチル基、6,7−ジクロロ−4−フ
ルオロ−1−ナフチル基、4,6,7−トリクロロ−2
−ナフチル基、7−メチル−2−ナフチル基、8−エチ
ル−2−ナフチル基、6−プロピル−2−ナフチル基、
6,7−ジメチル−1−ナフチル基、6,7,8−トリ
メチル−2−ナフチル基、5−メトキシ−2−ナフチル
基、6−エトキシ−1−ナフチル基、7−ヘキシルオキ
シ−2−ナフチル基、6,7−ジメトキシ−1−ナフチ
ル基、7−ヒドロキシ−1−ナフチル基、7−ベンゾイ
ルオキシ−1−ナフチル基、3−ヘキシル−1−フェナ
ンスレニル基又は9−ヘキシルオキシ−1−アントラセ
ニル基のような、置換基群αより同一又は異なって選択
される1乃至3個の置換基を有する炭素数6乃至14個
の芳香族炭化水素基であり得、好適には、弗素、塩素、
1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、水酸基及
びアルカノイルオキシからなる群より同一又は異なって
選択される1又は2個の置換基を有する、フェニル基又
はナフチル基であり、更に好適には、弗素、塩素、C1
−C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ及び水酸基から
なる群より同一又は異なって選択される1又は2個の置
換基を有するフェニル基であり、特に好適には、弗素、
塩素、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる
群より選択される一つの置換基を有するフェニル基であ
り、最も好適には、3−フルオロフェニル基、4−メチ
ルフェニル基、3−メトキシフェニル基又は4−メトキ
シフェニル基である。
【0018】上記に於て、R4 の定義に於ける「同一又
は異なって下記置換基群βより選択される置換基を1乃
至3個有するC6 −C14アリール基」は、例えば、2−
フルオロフェニル基、3−クロロフェニル基、4−ブロ
モフェニル基、5−ヨードフェニル基、2,4−ジフル
オロフェニル基、3−クロロ−5−フルオロフェニル
基、2,4−ジクロロフェニル基、3,5−ジブロモフ
ェニル基、2,4,6−トリフルオロフェニル基、2,
6−ジクロロ−4−フルオロフェニル基、2,3,4−
トリクロロフェニル基、2−トリル基、3−クメニル
基、2,3−キシリル基、2,4,6−メシチル基、2
−エチルフェニル基、4−プロピルフェニル基、2−メ
トキシフェニル基、3−メトキシフェニル基、4−メト
キシフェニル基、3−エトキシフェニル基、4−エトキ
シフェニル基、4−ヘキシルオキシフェニル基、2,4
−ジメトキシフェニル基、3−フルオロ−1−インデニ
ル基、3−クロロ−1−インデニル基、4−ブロモ−1
−インデニル基、5−ヨード−1−インデニル基、5,
6−ジフルオロ−1−インデニル基、5−クロロ−6−
フルオロ−1−インデニル基、5,6−ジクロロ−1−
インデニル基、5,6−ジブロモ−1−インデニル基、
7−メチル−1−インデニル基、4−エチル−1−イン
デニル基、3−プロピル−1−インデニル基、5,6−
ジメチル−1−インデニル基、3,5,6−トリメチル
−1−インデニル基、7−メトキシ−1−インデニル
基、5−エトキシ−1−インデニル基、6−ヘキシルオ
キシ−1−インデニル基、4,7−ジメトキシ−1−イ
ンデニル基、5−フルオロ−1−ナフチル基、6−クロ
ロ−1−ナフチル基、7−ブロモ−2−ナフチル基、8
−ヨード−2−ナフチル基、6,7−ジフルオロ−1−
ナフチル基、5−クロロ−6−フルオロ−2−ナフチル
基、6,7−ジクロロ−2−ナフチル基、6,7−ジブ
ロモ−1−ナフチル基、4,6,7−トリフルオロ−2
−ナフチル基、6,7−ジクロロ−4−フルオロ−1−
ナフチル基、4,6,7−トリクロロ−2−ナフチル
基、7−メチル−2−ナフチル基、8−エチル−2−ナ
フチル基、6−プロピル−2−ナフチル基、6,7−ジ
メチル−1−ナフチル基、6,7,8−トリメチル−2
−ナフチル基、5−メトキシ−2−ナフチル基、6−エ
トキシ−1−ナフチル基、7−ヘキシルオキシ−2−ナ
フチル基、6,7−ジメトキシ−1−ナフチル基、3−
ヘキシル−1−フェナンスレニル基又は9−ヘキシルオ
キシ−1−アントラセニル基のような、置換基群βより
同一又は異なって選択される1乃至3個の置換基を有す
る炭素数6乃至14個の芳香族炭化水素基であり得、好
適には、弗素、塩素、C1 −C4 アルキル及びC1 −C
4 アルコキシからなる群より同一又は異なって選択され
る1又は2個の置換基を有する、フェニル基又はナフチ
ル基であり、更に好適には、弗素、塩素、C1 −C4
ルキル及びC1 −C4 アルコキシからなる群より同一又
は異なって選択される1又は2個の置換基を有するフェ
ニル基であり、特に好適には、弗素、塩素、メチル、エ
チル、メトキシ及びエトキシからなる群より選択される
一つの置換基を有するフェニル基である。
【0019】上記において、R1 及びR4 の定義に於け
る「5員乃至6員環の飽和複素環基(当該複素環は1又
は2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫黄原子を含
む)」は、例えば、2−ピロリジニル基、3−ピロリジ
ニル基、2−イミダゾリジニル基、4−イミダゾリジニ
ル基、3−ピラゾリジニル基、2−ピペリジル基、3−
ピペリジル基、2−ピペラジニル基、3−モルホリニル
基又は3−チオモルホニル基であり得、好適には、ピロ
リジニル基又はピペリジル基であり、特に好適には、2
−ピロリジニル基又は2−ピペリジル基である。
【0020】上記に於て、R1 の定義に於ける「同一又
は異なって下記置換基群αより選択される置換基を1乃
至3個有する5員乃至6員環の飽和複素環基(当該複素
環は1又は2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫黄原子
を含む。)」は、例えば、4−クロロ−2−ピロリジニ
ル基、4−メチル−2−ピロリジニル基、2−メトキシ
−3−ピロリジニル基、4−ヒドロキシ−2−ピロリジ
ニル基、4−ピバロイルオキシ−2−ピロリジニル基、
4−フルオロ−2−イミダゾリジニル基、5−クロロ−
2−イミダゾリジニル基、4−メチル−2−イミダゾリ
ジニル基、4−メトキシ−2−イミダゾリジニル基、5
−ヒドロキシ−2−イミダゾリジニル基、4−オクタノ
イルオキシ−2−イミダゾリジニル基、4−フルオロ−
2−ピラゾリジニル基、3−クロロ−2−ピラゾリジニ
ル基、4−メチル−2−ピラゾリジニル基、4−エチル
−2−ピラゾリジニル基、4−メトキシ−2−ピラゾリ
ジニル基、5−ヒドロキシ−2−ピラゾリジニル基、5
−ノナノイルオキシ−2−ピラゾリジニル基、4−フル
オロ−2−ピペリジル基、3,4−ジクロロ−2−ピペ
リジル基、4−ブロモ−2−ピペリジル基、4−メチル
−2−ピペリジル基、4−プロポキシ−2−ピペリジル
基、5−ヒドロキシ−2−ピペリジル基、5−デカノイ
ルオキシ−2−ピペリジル基、5−フルオロ−2−ピペ
ラジニル基、5−フルオロ−1−メチル−2−ピペラジ
ニル基、1,5−ジメチル−2−ピペラジニル基、5−
ヒドロキシ−1−メチル−2−ピペラジニル基、5−ピ
バロイルオキシ−1−メチル−2−ピペラジニル基、5
−フルオロ−2−ピペラジニル基、5−フルオロ−2−
ピペラジニル基、5−フルオロ−2−ピペラジニル基、
4−メチル−3−モルホリニル基又は4−ヘキシル−2
−チオモルホニル基のような、置換基群αより同一又は
異なって選択される1乃至3個の置換基を有する5員乃
至6員環の飽和複素環基であり得、好適には、弗素、塩
素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、水酸
基及びアルカノイルオキシからなる群より同一又は異な
って選択される1又は2個の置換基を有する、ピロリジ
ニル基又はピペリジル基であり、更に好適には、弗素、
塩素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ及び
水酸基からなる群より選択される一つの置換基を有す
る、ピロリジニル基又はピペリジル基であり、特に好適
には、弗素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びエト
キシからなる群より選択される一つの置換基を有する2
−ピロリジニル基又は2−ピペリジル基である。
【0021】上記に於て、R4 の定義に於ける「同一又
は異なって下記置換基群βより選択される置換基を1乃
至3個有する5員乃至6員環の飽和複素環基(当該複素
環は1又は2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫黄原子
を含む。)」は、例えば、4−クロロ−2−ピロリジニ
ル基、4−メチル−2−ピロリジニル基、2−メトキシ
−3−ピロリジニル基、4−フルオロ−2−イミダゾリ
ジニル基、5−クロロ−2−イミダゾリジニル基、4−
メチル−2−イミダゾリジニル基、4−メトキシ−2−
イミダゾリジニル基、4−フルオロ−2−ピラゾリジニ
ル基、3−クロロ−2−ピラゾリジニル基、4−メチル
−2−ピラゾリジニル基、4−エチル−2−ピラゾリジ
ニル基、4−メトキシ−2−ピラゾリジニル基、4−フ
ルオロ−2−ピペリジル基、3,4−ジクロロ−2−ピ
ペリジル基、4−ブロモ−2−ピペリジル基、4−メチ
ル−2−ピペリジル基、4−プロポキシ−2−ピペリジ
ル基、5−フルオロ−2−ピペラジニル基、5−フルオ
ロ−1−メチル−2−ピペラジニル基、1,5−ジメチ
ル−2−ピペラジニル基、5−フルオロ−2−ピペラジ
ニル基、5−フルオロ−2−ピペラジニル基、5−フル
オロ−2−ピペラジニル基、4−メチル−3−モルホリ
ニル基又は4−ヘキシル−2−チオモルホニル基のよう
な、置換基群βより同一又は異なって選択される1乃至
3個の置換基を有する5員乃至6員環の飽和複素環基で
あり得、好適には、弗素、塩素、C1−C4 アルキル及
びC1 −C4 アルコキシからなる群より同一又は異なっ
て選択される1又は2個の置換基を有する、ピロリジニ
ル基又はピペリジル基であり、更に好適には、弗素、塩
素、C1 −C4 アルキル及びC1 −C4 アルコキシから
なる群より選択される一つの置換基を有する、ピロリジ
ニル基又はピペリジル基であり、特に好適には、弗素、
塩素、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる
群より選択される一つの置換基を有する2−ピロリジニ
ル基又は2−ピペリジル基である。
【0022】上記に於て、R1 及びR4 の定義に於ける
「5員乃至6員環の芳香族複素環基(当該複素環は、同
一又は異なって、1又は2個の酸素原子、窒素原子若し
くは硫黄原子を含む)」は、例えば、2−ピロリル基、
3−ピロリル基、2−フリル基、3−フリル基、2−チ
エニル基、3−チエニル基、2−イミダゾリル基、3−
ピラゾリル基、2−チアゾリル基、3−イソチアゾリル
基、2−オキサゾリル基、3−イソキサゾリル基、2−
ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−ピ
ラジニル基、2−ピリミジニル基又は3−ピリダジニル
基であり得、R1 は好適には、ピロリル基、フリル基、
チエニル基又はピリジル基であり、特に好適には、2−
フリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−ピリ
ジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基である。他
方、R4 は好適には、ピロリル基、チエニル基、イソキ
サゾリル基又はピリジル基であり、特に好適には、2−
ピロリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−ピ
リジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基である。
【0023】上記に於て、R1 の定義に於ける「同一又
は異なって下記置換基群αより選択される置換基を1乃
至3個有する5員乃至6員環の芳香族複素環基(当該複
素環は、同一又は異なって、1又は2個の酸素原子、窒
素原子若しくは硫黄原子を含む)」は、例えば、3−フ
ルオロ−2−ピロリル基、4−クロロ−2−ピロリル
基、5−ブロモ−2−ピロリル基、1−メチル−2−ピ
ロリル基、3−メチル−2−ピロリル基、1−エチル−
2−ピロリル基、3,5−ジメチル−2−ピロリル基、
4−メトキシ−2−ピロリル基、4−ヒドロキシ−2−
ピロリル基、4−ヒドロキシ−1−メチル−2−ピロリ
ル基、4−オクタノイルオキシ−2−ピロリル基、4−
デカノイルオキシ−1−メチル−2−ピロリル基、2−
フルオロ−3−ピロリル基、4−クロロ−3−ピロリル
基、1−メチル−3−ピロリル基、1−エチル−3−ピ
ロリル基、1,4−ジメチル−3−ピロリル基、4−メ
トキシ−3−ピロリル基、4−ヒドロキシ−3−ピロリ
ル基、4−ヒドロキシ−1−メチル−3−ピロリル基、
4−ベンゾイルオキシ−3−ピロリル基、4−(4−ア
ニソイルオキシ)−1−メチル−3−ピロリル基、3−
フルオロ−2−フリル基、4−クロロ−2−フリル基、
5−ブロモ−2−フリル基、3−メチル−2−フリル
基、4−メチル−2−フリル基、5−メチル−2−フリ
ル基、3−メトキシ−2−フリル基、4−ヒドロキシ−
2−フリル基、4−オクタノイルオキシ−2−フリル
基、2−フルオロ−3−フリル基、4−クロロ−3−フ
リル基、5−ブロモ−3−フリル基、2−メチル−3−
フリル基、2,4−ジメチル−3−フリル基、5−メト
キシ−3−フリル基、4−ヒドロキシ−3−フリル基、
4−ピバロイルオキシ−3−フリル基、3−フルオロ−
2−チエニル基、4−クロロ−2−チエニル基、5−メ
チル−2−チエニル基、3,5−ジメチル−2−チエニ
ル基、3−メトキシ−2−チエニル基、4−ヒドロキシ
−2−チエニル基、4−バレリルオキシ−2−チエニル
基、2−フルオロ−3−チエニル基、2,5−ジフルオ
ロ−3−チエニル基、2−メチル−3−チエニル基、2
−ヘキシルオキシ−3−チエニル基、4−ヒドロキシ−
3−チエニル基、4−デカノイルオキシ−3−チエニル
基、1−メチル−2−イミダゾリル基、1−エチル−2
−イミダゾリル基、4−クロロ−1−メチル−2−イミ
ダゾリル基、1,4−ジメチル−2−イミダゾリル基、
4−メトキシ−1−メチル−2−イミダゾリル基、4−
ヒドロキシ−1−メチル−2−イミダゾリル基、4−ノ
ナノイルオキシ−1−メチル−2−イミダゾリル基、1
−メチル−3−ピラゾリル基、1−エチル−3−ピラゾ
リル基、1−メチル−4−フルオロ−3−ピラゾリル
基、1,4−ジメチル−3−ピラゾリル基、5−メトキ
シ−3−ピラゾリル基、4−エトキシ−3−ピラゾリル
基、4−ヒドロキシ−3−ピラゾリル基、4−デカノイ
ルオキシ−3−ピラゾリル基、4−メチル−2−チアゾ
リル基、5−メトキシ−2−チアゾリル基、5−ヒドロ
キシ−2−チアゾリル基、5−トリフルオロアセチルオ
キシ−2−チアゾリル基、4−フルオロ−3−イソチア
ゾリル基、4−メチル−3−イソチアゾリル基、4−ヒ
ドロキシ−3−イソチアゾリル基、4−ターシャリーブ
トキシカルボニルオキシ−3−イソチアゾリル基、4−
クロロ−2−オキサゾリル基、5,6−ジメチル−2−
オキサゾリル基、4−ヒドロキシ−2−オキサゾリル
基、4−ピバロイルオキシ−2−オキサゾリル基、4−
ブロモ−3−イソキサゾリル基、5−ブトキシ−3−イ
ソキサゾリル基、4−ヒドロキシ−3−イソキサゾリル
基、4−ピバロイルオキシメチルオキシ−3−イソキサ
ゾリル基、3−フルオロ−2−ピリジル基、4−クロロ
−2−ピリジル基、3,4−ジクロロ−2−ピリジル
基、5−メチル−2−ピリジル基、5−メトキシ−2−
ピリジル基、5−ヒドロキシ−2−ピリジル基、5−ア
セトキシ−2−ピリジル基、2−フルオロ−3−ピリジ
ル基、4−クロロ−3−ピリジル基、5−ヨード−3−
ピリジル基、2−メチル−3−ピリジル基、5−メチル
−3−ピリジル基、5−ブトキシ−3−ピリジル基、5
−ヒドロキシ−3−ピリジル基、5−デカノイルオキシ
−3−ピリジル基、2−フルオロ−4−ピリジル基、3
−メチル−4−ピリジル基、3,5−ジメチル−4−ピ
リジル基、2−ペンチルオキシ−4−ピリジル基、2−
ヒドロキシ−4−ピリジル基、2−(4−トルイルオキ
シ)−4−ピリジル基、5−メチル−2−ピラジニル
基、5−ヘキシル−2−ピリミジニル基又は6−ヘキシ
ルオキシ−3−ピリダジニル基であり得、好適には、弗
素、塩素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキ
シ、水酸基及びアルカノイルオキシからなる群より同一
又は異なって選択される1又は2個の置換基を有する、
ピロリル基、チエニル基、イソキサゾリル基又はピリジ
ル基であり、更に好適には、弗素、塩素、メチル、エチ
ル、メトキシ及びエトキシからなる群より選択される一
つの置換基を有する、2−ピロリル基、2−チエニル
基、3−チエニル基、4−イソキサゾリル基、2−ピリ
ジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基であり、特
に好適には、3−メトキシ−2−チエニル基である。
【0024】上記に於て、R4 の定義に於ける「同一又
は異なって下記置換基群βより選択される置換基を1乃
至3個有する5員乃至6員環の芳香族複素環基(当該複
素環は、同一又は異なって、1又は2個の酸素原子、窒
素原子若しくは硫黄原子を含む)」は、例えば、3−フ
ルオロ−2−ピロリル基、4−クロロ−2−ピロリル
基、5−ブロモ−2−ピロリル基、1−メチル−2−ピ
ロリル基、3−メチル−2−ピロリル基、1−エチル−
2−ピロリル基、3,5−ジメチル−2−ピロリル基、
4−メトキシ−2−ピロリル基、2−フルオロ−3−ピ
ロリル基、4−クロロ−3−ピロリル基、1−メチル−
3−ピロリル基、1−エチル−3−ピロリル基、1,4
−ジメチル−3−ピロリル基、4−メトキシ−3−ピロ
リル基、3−フルオロ−2−フリル基、4−クロロ−2
−フリル基、5−ブロモ−2−フリル基、3−メチル−
2−フリル基、4−メチル−2−フリル基、5−メチル
−2−フリル基、3−メトキシ−2−フリル基、2−フ
ルオロ−3−フリル基、4−クロロ−3−フリル基、5
−ブロモ−3−フリル基、2−メチル−3−フリル基、
2,4−ジメチル−3−フリル基、5−メトキシ−3−
フリル基、3−フルオロ−2−チエニル基、4−クロロ
−2−チエニル基、5−メチル−2−チエニル基、3,
5−ジメチル−2−チエニル基、3−メトキシ−2−チ
エニル基、2−フルオロ−3−チエニル基、2,5−ジ
フルオロ−3−チエニル基、2−メチル−3−チエニル
基、2−ヘキシルオキシ−3−チエニル基、1−メチル
−2−イミダゾリル基、1−エチル−2−イミダゾリル
基、4−クロロ−1−メチル−2−イミダゾリル基、
1,4−ジメチル−2−イミダゾリル基、4−メトキシ
−1−メチル−2−イミダゾリル基、1−メチル−3−
ピラゾリル基、1−エチル−3−ピラゾリル基、1−メ
チル−4−フルオロ−3−ピラゾリル基、1,4−ジメ
チル−3−ピラゾリル基、5−メトキシ−3−ピラゾリ
ル基、4−エトキシ−3−ピラゾリル基、4−メチル−
2−チアゾリル基、5−メトキシ−2−チアゾリル基、
4−フルオロ−3−イソチアゾリル基、4−メチル−3
−イソチアゾリル基、4−クロロ−2−オキサゾリル
基、5,6−ジメチル−2−オキサゾリル基、4−ブロ
モ−3−イソキサゾリル基、5−ブトキシ−3−イソキ
サゾリル基、3−フルオロ−2−ピリジル基、4−クロ
ロ−2−ピリジル基、3,4−ジクロロ−2−ピリジル
基、5−メチル−2−ピリジル基、5−メトキシ−2−
ピリジル基、2−フルオロ−3−ピリジル基、4−クロ
ロ−3−ピリジル基、5−ヨード−3−ピリジル基、2
−メチル−3−ピリジル基、5−メチル−3−ピリジル
基、5−ブトキシ−3−ピリジル基、2−フルオロ−4
−ピリジル基、3−メチル−4−ピリジル基、3,5−
ジメチル−4−ピリジル基、2−ペンチルオキシ−4−
ピリジル基、5−メチル−2−ピラジニル基、5−ヘキ
シル−2−ピリミジニル基又は6−ヘキシルオキシ−3
−ピリダジニル基であり得、好適には、弗素、塩素、C
1 −C4 アルキル及びC1 −C4 アルコキシからなる群
より同一又は異なって選択される1又は2個の置換基を
有する、ピロリル基、チエニル基、イソキサゾリル基又
はピリジル基であり、更に好適には、弗素、塩素、メチ
ル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる群より同一
又は異なって選択される1又は2個の置換基を有する、
2−ピロリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、4
−イソキサゾリル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基
又は4−ピリジル基であり、特に好適には、1−メチル
−2−ピロリル基又は3,5−ジメチル−4−イソキサ
ゾリル基であり、最も好適には、1−メチル−2−ピロ
リル基である。
【0025】上記に於て、R5 の置換位置は、好適に
は、ピペラジン環が結合している炭素原子に対してメタ
位であり、且つ、置換基R1 −(CH2m −O−が結
合している炭素原子に対してパラ位である。
【0026】上記に於て、mは好適には1である。
【0027】上記に於て、nは好適には2乃至4の整数
であり、更に好適には4である。
【0028】上記に於て、Xは好適には炭素原子であ
る。
【0029】本発明の化合物(I)は、常法に従って塩
にすることができる。例えば、化合物(I)を溶媒中
(例えばエーテル類、エステル類又はアルコール類であ
り得、好適にはエーテル類)、相当する酸と室温で5分
乃至30分間処理し、析出した結晶を濾取するか又は減
圧下で溶媒を留去することにより得ることができる。そ
のような塩としては弗化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸
塩、沃化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩又は燐
酸塩等の鉱酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメ
タンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスル
ホン酸塩又はp−トルエンスルホン酸塩等のスルホン酸
塩;フマ−ル酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸
塩、蓚酸塩又はマレイン酸塩等のカルボン酸塩;又はグ
ルタミン酸塩若しくはアスパラギン酸塩等のアミノ酸塩
を挙げることができる。
【0030】本発明の化合物(I)又はその塩は、分子
内に不斉炭素原子を有する場合があり、R配位、S配位
である立体異性体が存在する場合があるが、その各々、
或はそれらの任意の割合の化合物のいずれも本発明に包
含される。そのような立体異性体は、光学分割された原
料化合物を用いて化合物(I)を合成するか又は合成し
た化合物(I)を所望により通常の光学分割又は分離法
を用いて光学分割することができる。
【0031】本発明の化合物(I)又はその塩は、シス
体、トランス体である幾何異性体が存在する場合がある
が、その各々、或はそれらの任意の割合の化合物のいず
れも本発明に包含される。
【0032】また、本発明の化合物(I)又はその塩
は、大気中に放置したり、又は再結晶することにより、
水分を吸収し、吸着水がついたり、水和物になる場合が
あり、そのような水を含む化合物塩も本発明に包含され
る。
【0033】前記一般式(I)を有する化合物に於て、
好適には、(1) R1 が、フェニル基又はナフチル
基;弗素、塩素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アル
コキシ、水酸基及びアルカノイルオキシからなる群より
同一又は異なって選択される1又は2個の置換基を有す
る、フェニル基又はナフチル基;2−ピロリジニル基又
は2−ピペリジル基;弗素、塩素、メチル、エチル、メ
トキシ及びエトキシからなる群より選択される一つの置
換基を有する2−ピロリジニル基又は2−ピペリジル
基;ピロリル基、フリル基、チエニル基又はピリジル
基;或は、弗素、塩素、C1 −C4 アルキル、C1 −C
4 アルコキシ、水酸基及びアルカノイルオキシからなる
群より同一又は異なって選択される1又は2個の置換基
を有する、ピロリル基、チエニル基、イソキサゾリル基
又はピリジル基である化合物、(2) R1 が、フェニ
ル基又はナフチル基;弗素、塩素、C1 −C4 アルキ
ル、C1 −C4 アルコキシ及び水酸基からなる群より同
一又は異なって選択される1又は2個の置換基を有する
フェニル基;ピロリル基、フリル基、チエニル基又はピ
リジル基;或は、弗素、塩素、メチル、エチル、メトキ
シ及びエトキシからなる群より選択される一つの置換基
を有する、2−ピロリル基、2−チエニル基、3−チエ
ニル基、4−イソキサゾリル基、2−ピリジル基、3−
ピリジル基又は4−ピリジル基である化合物、(3)
1 が、フェニル基;弗素、塩素、メチル、エチル、メ
トキシ及びエトキシからなる群より選択される一つの置
換基を有するフェニル基;2−フリル基、2−チエニル
基、3−チエニル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基
又は4−ピリジル基;或は、弗素、塩素、メチル、エチ
ル、メトキシ及びエトキシからなる群より選択される一
つの置換基を有する、2−ピロリル基、2−チエニル
基、3−チエニル基、4−イソキサゾリル基、2−ピリ
ジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基である化合
物、(4) R1 が、フェニル基;3−フルオロフェニ
ル基、4−メチルフェニル基、3−メトキシフェニル基
又は4−メトキシフェニル基;2−フリル基、2−チエ
ニル基、3−チエニル基、2−ピリジル基、3−ピリジ
ル基又は4−ピリジル基;或は、3−メトキシ−2−チ
エニル基である化合物、(5) R2a及びR2bが、同一
又は異なって、水素原子又はC1 −C4 アルキル基であ
る化合物、(6) R2a及びR2bが、同一又は異なっ
て、水素原子、メチル基又はエチル基である化合物、
(7) R2a及びR2bが、水素原子である化合物、
(8) R3 が、水素原子又はC1 −C4 アルキル基で
ある化合物、(9) R3 が、水素原子、メチル基又は
エチル基である化合物、(10) R3 が、水素原子で
ある化合物、(11) R4 が、フェニル基又はナフチ
ル基;弗素、塩素、C1 −C4 アルキル及びC1 −C4
アルコキシからなる群より同一又は異なって選択される
1又は2個の置換基を有する、フェニル基又はナフチル
基;2−ピラゾリジニル基又は2−ピペリジル基;弗
素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシから
なる群より選択される一つの置換基を有する2−ピラゾ
リジニル基又は2−ピペリジル基;ピロリル基、チエニ
ル基、イソキサゾリル基又はピリジル基;或は、弗素、
塩素、C1 −C4 アルキル及びC1 −C4 アルコキシか
らなる群より同一又は異なって選択される1又は2個の
置換基を有する、ピロリル基、チエニル基、イソキサゾ
リル基又はピリジル基である化合物、(12) R4
が、フェニル基又はナフチル基;弗素、塩素、C1 −C
4 アルキル及びC1 −C4 アルコキシからなる群より同
一又は異なって選択される1又は2個の置換基を有する
フェニル基;ピロリル基、チエニル基、イソキサゾリル
基又はピリジル基;或は、弗素、塩素、メチル、エチ
ル、メトキシ及びエトキシからなる群より同一又は異な
って選択される1又は2個の置換基を有する、2−ピロ
リル基、2−チエニル基、3−チエニル基、4−イソキ
サゾリル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基又は4−
ピリジル基である化合物、(13) R4 が、フェニル
基;弗素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びエトキ
シからなる群より選択される一つの置換基を有するフェ
ニル基;ピロリル基、チエニル基、イソキサゾリル基又
はピリジル基;1−メチル−2−ピロリル基又は3,5
−ジメチル−4−イソキサゾリル基である化合物、(1
4) R4 が、フェニル基;2−ピロリル基、2−チエ
ニル基、3−チエニル基、2−ピリジル基、3−ピリジ
ル基又は4−ピリジル基;或は1−メチル−2−ピロリ
ル基である化合物、(15) R5 が、水素原子、弗素
原子、塩素原子、C1 −C4 アルキル基、C1 −C4
ルコキシ基又はC2 −C5 アルコキシカルボニル基であ
る化合物、(16) R5 が、水素原子、弗素原子、塩
素原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ
基、メトキシカルボニル基又はエトキシカルボニル基で
ある化合物、(17) R5 が、水素原子、塩素原子、
メチル基又はメトキシ基である化合物、(18) R5
が水素原子である化合物、(19) mが、1である化
合物、(20) nが、2乃至4の整数である化合物、
(21) nが、4である化合物、(22) Xが炭素
原子である化合物が挙げられ、R1 に関しては、(1)
から(4)の順で好適な順位が上り、R2a及びR2bに関
しては、(5)から(7)の順で好適な順位が上り、R
3 に関しては、(8)から(10)の順で好適な順位が
上り、R4 に関しては(11)から(14)の順で好適
な順位が上り、R5 に関しては(15)から(18)の
順で好適な順位が上り、nに関しては、(20)から
(21)の順で好適な順位が上がる。
【0034】また、前記一般式(I)を有する化合物と
しては、(1)−(4)、(5)−(7)、(8)−
(10)、(11)−(14)、(15)−(18)、
(19)、(20)−(21)及び(22)からなる群
から2乃至8を選択し、それらを任意に組み合わせたも
のを挙げることができ、その組み合わせにおける好適な
化合物としては、例えば、(23) R1 が、フェニル
基又はナフチル基;弗素、塩素、C1 −C4 アルキル、
1 −C4 アルコキシ、水酸基及びアルカノイルオキシ
からなる群より同一又は異なって選択される1又は2個
の置換基を有する、フェニル基又はナフチル基;2−ピ
ロリジニル基又は2−ピペリジル基;弗素、塩素、メチ
ル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる群より選択
される一つの置換基を有する2−ピロリジニル基又は2
−ピペリジル基;ピロリル基、フリル基、チエニル基又
はピリジル基;或は、弗素、塩素、C1 −C4 アルキ
ル、C1 −C4 アルコキシ、水酸基及びアルカノイルオ
キシからなる群より同一又は異なって選択される1又は
2個の置換基を有する、ピロリル基、チエニル基、イソ
キサゾリル基又はピリジル基であり、R2a及びR2bが、
同一又は異なって、水素原子又はC1 −C4 アルキル基
であり、R3 が、水素原子又はC1 −C4 アルキル基で
あり、R4 が、フェニル基又はナフチル基;弗素、塩
素、C1 −C4 アルキル及びC1 −C4 アルコキシから
なる群より同一又は異なって選択される1又は2個の置
換基を有する、フェニル基又はナフチル基;2−ピラゾ
リジニル基又は2−ピペリジル基;弗素、塩素、メチ
ル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる群より選択
される一つの置換基を有する2−ピラゾリジニル基又は
2−ピペリジル基;ピロリル基、チエニル基、イソキサ
ゾリル基又はピリジル基;或は、弗素、塩素、C1 −C
4 アルキル及びC1 −C4 アルコキシからなる群より同
一又は異なって選択される1又は2個の置換基を有す
る、ピロリル基、チエニル基、イソキサゾリル基又はピ
リジル基であり、R5 が、水素原子、弗素原子、塩素原
子、C1 −C4 アルキル基、C1 −Cアルコキシ基又
はC −C5 アルコキシカルボニル基であり、nが、
2乃至4の整数である化合物、(24) R1 が、フ
ェニル基又はナフチル基;弗素、塩素、C1 −C4 アル
キル、C1 −C4 アルコキシ、水酸基及びアルカノイル
オキシからなる群より同一又は異なって選択される1又
は2個の置換基を有する、フェニル基又はナフチル基;
2−ピロリジニル基又は2−ピペリジル基;弗素、塩
素、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる群
より選択される一つの置換基を有する2−ピロリジニル
基又は2−ピペリジル基;ピロリル基、フリル基、チエ
ニル基又はピリジル基;或は、弗素、塩素、C1 −C4
アルキル、C1 −C4 アルコキシ、水酸基及びアルカノ
イルオキシからなる群より同一又は異なって選択される
1又は2個の置換基を有する、ピロリル基、チエニル
基、イソキサゾリル基又はピリジル基であり、R2a及び
2bが、水素原子であり、R3 が、水素原子であり、R
4 が、フェニル基又はナフチル基;弗素、塩素、C1
4 アルキル及びC1 −C4 アルコキシからなる群より
同一又は異なって選択される1又は2個の置換基を有す
る、フェニル基又はナフチル基;2−ピラゾリジニル基
又は2−ピペリジル基;弗素、塩素、メチル、エチル、
メトキシ及びエトキシからなる群より選択される一つの
置換基を有する2−ピラゾリジニル基又は2−ピペリジ
ル基;ピロリル基、チエニル基、イソキサゾリル基又は
ピリジル基;或は、弗素、塩素、C1 −C4 アルキル及
びC1 −C4 アルコキシからなる群より同一又は異なっ
て選択される1又は2個の置換基を有する、ピロリル
基、チエニル基、イソキサゾリル基又はピリジル基であ
り、R5 が、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル
基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、メトキシカル
ボニル基又はエトキシカルボニル基であり、nが、2乃
至4の整数である化合物、(25) R1 が、フェニル
基又はナフチル基;弗素、塩素、C1 −C4 アルキル、
1 −C4 アルコキシ及び水酸基からなる群より同一又
は異なって選択される1又は2個の置換基を有するフェ
ニル基;ピロリル基、フリル基、チエニル基又はピリジ
ル基;或は、弗素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及
びエトキシからなる群より選択される一つの置換基を有
する、2−ピロリル基、2−チエニル基、3−チエニル
基、4−イソキサゾリル基、2−ピリジル基、3−ピリ
ジル基又は4−ピリジル基であり、R2a及びR2bが、同
一又は異なって、水素原子、メチル基又はエチル基であ
り、R3 が、水素原子、メチル基又はエチル基であり、
4 が、フェニル基又はナフチル基;弗素、塩素、C1
−C4 アルキル及びC1 −C4 アルコキシからなる群よ
り同一又は異なって選択される1又は2個の置換基を有
するフェニル基;ピロリル基、チエニル基、イソキサゾ
リル基又はピリジル基;或は、弗素、塩素、メチル、エ
チル、メトキシ及びエトキシからなる群より同一又は異
なって選択される1又は2個の置換基を有する、2−ピ
ロリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、4−イソ
キサゾリル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基又は4
−ピリジル基であり、R5 が、水素原子、弗素原子、塩
素原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ
基、メトキシカルボニル基又はエトキシカルボニル基で
あり、nが、2乃至4の整数である化合物、(26)
1 が、フェニル基又はナフチル基;弗素、塩素、C1
−C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ及び水酸基から
なる群より同一又は異なって選択される1又は2個の置
換基を有するフェニル基;ピロリル基、フリル基、チエ
ニル基又はピリジル基;或は、弗素、塩素、メチル、エ
チル、メトキシ及びエトキシからなる群より選択される
一つの置換基を有する、2−ピロリル基、2−チエニル
基、3−チエニル基、4−イソキサゾリル基、2−ピリ
ジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基であり、R
2a及びR2bが、水素原子であり、R3 が、水素原子であ
り、R4 が、フェニル基又はナフチル基;弗素、塩素、
1 −C4 アルキル及びC1 −C4 アルコキシからなる
群より同一又は異なって選択される1又は2個の置換基
を有するフェニル基;ピロリル基、チエニル基、イソキ
サゾリル基又はピリジル基;或は、弗素、塩素、メチ
ル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる群より同一
又は異なって選択される1又は2個の置換基を有する、
2−ピロリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、4
−イソキサゾリル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基
又は4−ピリジル基であり、R5 が水素原子であり、n
が、2乃至4の整数である化合物、(27) R1 が、
フェニル基;弗素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及
びエトキシからなる群より選択される一つの置換基を有
するフェニル基;2−フリル基、2−チエニル基、3−
チエニル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基又は4−
ピリジル基;或は、弗素、塩素、メチル、エチル、メト
キシ及びエトキシからなる群より選択される一つの置換
基を有する、2−ピロリル基、2−チエニル基、3−チ
エニル基、4−イソキサゾリル基、2−ピリジル基、3
−ピリジル基又は4−ピリジル基であり、R2a及びR2b
が、水素原子であり、R3 が、水素原子であり、R4
が、フェニル基;弗素、塩素、メチル、エチル、メトキ
シ及びエトキシからなる群より選択される一つの置換基
を有するフェニル基;ピロリル基、チエニル基、イソキ
サゾリル基又はピリジル基;1−メチル−2−ピロリル
基又は3,5−ジメチル−4−イソキサゾリル基であ
り、R5 が水素原子であり、mが、1であり、nが、2
乃至4の整数である化合物、(28) R1 が、フェニ
ル基;3−フルオロフェニル基、4−メチルフェニル
基、3−メトキシフェニル基又は4−メトキシフェニル
基;2−フリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、
2−ピリジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基;
或は、3−メトキシ−2−チエニル基であり、R2a及び
2bが、水素原子であり、R3 が、水素原子であり、R
4 が、フェニル基;2−ピロリル基、2−チエニル基、
3−チエニル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基又は
4−ピリジル基;或は1−メチル−2−ピロリル基であ
り、R5 が水素原子であり、mが、1であり、nが、2
乃至4の整数であり、Xが炭素原子である化合物を挙げ
ることができ、上記に関しては、(23)から(28)
の順で好適な順位が上がる。
【0035】本発明の代表化合物としては、例えば、以
下の表に記載する化合物を挙げることができるが、本発
明はこれらの化合物に限定されるものではない。表中の
略号は以下の通りである。 Ac : アセチル基 Bu : ブチル基 Et : エチル基 Fur(2) : 2−フリル基 Hx : ヘキシル基 Isox(4) : 4−イソキサゾリル基 Me : メチル基 Np(1) : 1−ナフチル基 Np(2) : 2−ナフチル基 Octo : オクタノイル基 Ph : フェニル基 Pip(2) : 2−ピペリジニル基 Piv : ピバロイル基 Pn : ペンチル基 Pr : プロピル基 Pyr(2) : 2−ピリジル基 Pyr(3) : 3−ピリジル基 Pyr(4) : 4−ピリジル基 Pyrd(2) : 2−ピロリジニル基 Pyrr(2) : 2−ピロリル基 Pyrr(3) : 3−ピロリル基 Thi(2) : 2−チエニル基 Thi(3) : 3−チエニル基
【0036】
【表1】
【0037】
【化4】
【0038】 ──────────────────────────────────── Compd R1 R2a R2b R3 R4 R5 m n X No ──────────────────────────────────── 1 Ph H H H Ph H 1 2 C 2 Ph Me H H Ph H 1 2 C 3 Ph Me Me H Ph H 1 2 C 4 Ph H H Me Ph H 1 2 C 5 Ph H H H Ph 5-MeO 1 2 C 6 Ph H H H Ph H 1 3 C 7 Ph H H H Ph H 1 4 C 8 Ph Me H H Ph H 1 4 C 9 Ph Me Me H Ph H 1 4 C 10 Ph H H Me Ph H 1 4 C 11 Ph H H H Ph 5-Me 1 4 C 12 Ph H H H Ph H 2 2 C 13 Ph H H H Ph H 2 4 C 14 Ph H H H Ph H 1 2 N 15 Ph Me H H Ph H 1 2 N 16 Ph Et Et H Ph H 1 2 N 17 Ph H H Me Ph H 1 2 N 18 Ph H H H Ph H 1 3 N 19 Ph H H H Ph H 1 4 N 20 Ph Me H H Ph H 1 4 N 21 Ph Me Me H Ph H 1 4 N 22 Ph H H Et Ph H 1 4 N 23 Ph H H H 3-F-Ph H 1 2 C 24 Ph H H H 3-F-Ph H 1 4 C 25 Ph H H H 3-F-Ph H 1 2 N 26 Ph H H H 3-F-Ph H 1 4 N 27 Ph H H H 4-F-Ph H 1 2 C 28 Ph H H H 4-F-Ph H 1 4 C 29 Ph H H H 4-F-Ph H 1 2 N 30 Ph H H H 4-F-Ph H 1 4 N 31 Ph H H H 2-Cl-Ph H 1 2 C 32 Ph H H H 2-Cl-Ph H 1 4 C 33 Ph H H H 2-Cl-Ph H 1 2 N 34 Ph H H H 2-Cl-Ph H 1 4 N 35 Ph H H H 2-Br-Ph H 1 2 C 36 Ph H H H 2-Br-Ph H 1 4 C 37 Ph H H H 2-I-Ph H 1 2 C 38 Ph H H H 2-I-Ph H 1 4 C 39 Ph H H H 2-Me-Ph H 1 2 C 40 Ph H H H 2-Me-Ph H 1 4 C 41 Ph H H H 2-Me-Ph H 1 2 N 42 Ph H H H 2-Me-Ph H 1 4 N 43 Ph H H H 3-Me-Ph H 1 2 C 44 Ph H H H 3-Me-Ph H 1 4 C 45 Ph H H H 3-Me-Ph H 1 2 N 46 Ph H H H 3-Me-Ph H 1 4 N 47 Ph H H H 4-Me-Ph H 1 2 C 48 Ph H H H 4-Me-Ph H 1 4 C 49 Ph H H H 4-Me-Ph H 1 2 N 50 Ph H H H 4-Me-Ph H 1 4 N 51 Ph H H H 2-Et-Ph H 1 2 C 52 Ph H H H 2-Et-Ph H 1 4 C 53 Ph H H H 3-Et-Ph H 1 2 C 54 Ph H H H 3-Et-Ph H 1 4 C 55 Ph H H H 4-Et-Ph H 1 2 C 56 Ph H H H 4-Et-Ph H 1 4 C 57 Ph H H H 4-Pr-Ph H 1 2 C 58 Ph H H H 4-Pr-Ph H 1 4 C 59 Ph H H H 4-Bu-Ph H 1 2 C 60 Ph H H H 4-Bu-Ph H 1 4 C 61 Ph H H H 2-MeO-Ph H 1 2 C 62 Ph H H H 2-MeO-Ph H 1 4 C 63 Ph H H H 2-MeO-Ph H 1 2 N 64 Ph H H H 2-MeO-Ph H 1 4 N 65 Ph H H H 3-MeO-Ph H 1 2 C 66 Ph H H H 3-MeO-Ph H 1 4 C 67 Ph H H H 3-MeO-Ph H 1 2 N 68 Ph H H H 3-MeO-Ph H 1 4 N 69 Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 70 Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 71 Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 2 N 72 Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 4 N 73 Ph H H H 2-EtO-Ph H 1 2 C 74 Ph H H H 2-EtO-Ph H 1 4 C 75 Ph H H H 3-EtO-Ph H 1 2 C 76 Ph H H H 3-EtO-Ph H 1 4 C 77 Ph H H H 4-EtO-Ph H 1 2 C 78 Ph H H H 4-EtO-Ph H 1 4 C 79 Ph H H H 2-PnO-Ph H 1 2 C 80 Ph H H H 2-PnO-Ph H 1 4 C 81 Ph H H H 3-HxO-Ph H 1 2 C 82 Ph H H H 3-HxO-Ph H 1 4 C 83 Ph H H H 3-Cl-4-F-Ph H 1 2 C 84 Ph H H H 3-Cl-4-F-Ph H 1 4 C 85 Ph H H H 3,4-diCl-Ph H 1 2 C 86 Ph H H H 3,4-diCl-Ph H 1 4 C 87 Ph H H H 2,4-diMeO-Ph H 1 2 C 88 Ph H H H 2,4-diMeO-Ph H 1 4 C 89 Ph H H H 3,4,5-triMe-Ph H 1 2 C 90 Ph H H H 3,4,5-triMe-Ph H 1 4 C 91 Ph H H H Np(1) H 1 2 C 92 Ph H H H Np(1) H 1 4 C 93 Ph H H H Np(1) H 1 2 N 94 Ph H H H Np(1) H 1 4 N 95 Ph H H H Np(2) H 1 2 C 96 Ph H H H Np(2) H 1 4 C 97 Ph H H H Np(2) H 1 2 N 98 Ph H H H Np(2) H 1 4 N 99 Ph H H H Pyrd(2) H 1 2 C 100 Ph H H H Pyrd(2) H 1 4 C 101 Ph H H H Pyrd(2) H 1 2 N 102 Ph H H H Pyrd(2) H 1 4 N 103 Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 104 Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 105 Ph H H H 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2,4-diCl-Ph H 1 2 C 703 3-Piv-O-Ph H H H 2,4-diCl-Ph H 1 4 C 704 3-Piv-O-Ph H H H 4-Me-Ph H 1 2 C 705 3-Piv-O-Ph H H H 4-Me-Ph H 1 4 C 706 3-Piv-O-Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 707 3-Piv-O-Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 708 3-Piv-O-Ph H H H 4-PrO-Ph H 1 2 C 709 3-Piv-O-Ph H H H 4-PrO-Ph H 1 4 C 710 3-Piv-O-Ph H H H Np(1) H 1 2 C 711 3-Piv-O-Ph H H H Np(1) H 1 4 C 712 3-Piv-O-Ph H H H Np(2) H 1 2 C 713 3-Piv-O-Ph H H H Np(2) H 1 4 C 714 3-Piv-O-Ph H H H Pyrd(2) H 1 2 C 715 3-Piv-O-Ph H H H Pyrd(2) H 1 4 C 716 3-Piv-O-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 717 3-Piv-O-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 718 3-Piv-O-Ph H H H Pip(2) H 1 2 C 719 3-Piv-O-Ph H H H Pip(2) H 1 4 C 720 3-Piv-O-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 721 3-Piv-O-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 722 3-Piv-O-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 723 3-Piv-O-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 724 3-Piv-O-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 725 3-Piv-O-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 726 3-Piv-O-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 727 3-Piv-O-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 728 3-Piv-O-Ph H H H 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Thi(3) H 1 2 C 781 4-Octo-O-Ph H H H Thi(3) H 1 4 C 782 4-Octo-O-Ph H H H Pyr(2) H 1 2 C 783 4-Octo-O-Ph H H H Pyr(2) H 1 4 C 784 4-Octo-O-Ph H H H Pyr(3) H 1 2 C 785 4-Octo-O-Ph H H H Pyr(3) H 1 4 C 786 4-Octo-O-Ph H H H Pyr(4) H 1 2 C 787 4-Octo-O-Ph H H H Pyr(4) H 1 4 C 788 Pyrd(2) H H H Ph H 1 2 C 789 Pyrd(2) H H H Ph H 1 4 C 790 Pyrd(2) H H H Ph H 1 2 N 791 Pyrd(2) H H H Ph H 1 4 N 792 Pyrd(2) H H H 3-F-Ph H 1 2 C 793 Pyrd(2) H H H 3-F-Ph H 1 4 C 794 Pyrd(2) H H H 2,4-diF-Ph H 1 2 C 795 Pyrd(2) H H H 2,4-diF-Ph H 1 4 C 796 Pyrd(2) H H H 4-Cl-Ph H 1 2 C 797 Pyrd(2) H H H 4-Cl-Ph H 1 4 C 798 Pyrd(2) H H H 2-Me-Ph H 1 2 C 799 Pyrd(2) H H H 2-Me-Ph H 1 4 C 800 Pyrd(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 801 Pyrd(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 802 Pyrd(2) H H H 3-PrO-Ph H 1 2 C 803 Pyrd(2) H H H 3-PrO-Ph H 1 4 C 804 Pyrd(2) H H H Np(1) H 1 2 C 805 Pyrd(2) H H H Np(1) H 1 4 C 806 Pyrd(2) H H H Np(2) H 1 2 C 807 Pyrd(2) H H H Np(2) H 1 4 C 808 Pyrd(2) H H H Pyrd(2) H 1 2 C 809 Pyrd(2) H H H Pyrd(2) H 1 4 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H 3-F-Ph H 1 2 C 839 1-Me-Pyrd(2) H H H 3-F-Ph H 1 4 C 840 1-Me-Pyrd(2) H H H 2,4-diF-Ph H 1 2 C 841 1-Me-Pyrd(2) H H H 2,4-diF-Ph H 1 4 C 842 1-Me-Pyrd(2) H H H 4-Cl-Ph H 1 2 C 843 1-Me-Pyrd(2) H H H 4-Cl-Ph H 1 4 C 844 1-Me-Pyrd(2) H H H 2-Me-Ph H 1 2 C 845 1-Me-Pyrd(2) H H H 2-Me-Ph H 1 4 C 846 1-Me-Pyrd(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 847 1-Me-Pyrd(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 848 1-Me-Pyrd(2) H H H 3-PrO-Ph H 1 2 C 849 1-Me-Pyrd(2) H H H 3-PrO-Ph H 1 4 C 850 1-Me-Pyrd(2) H H H Np(1) H 1 2 C 851 1-Me-Pyrd(2) H H H Np(1) H 1 4 C 852 1-Me-Pyrd(2) H H H Np(2) H 1 2 C 853 1-Me-Pyrd(2) H H H Np(2) H 1 4 C 854 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyrd(2) H 1 2 C 855 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyrd(2) H 1 4 C 856 1-Me-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 857 1-Me-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 858 1-Me-Pyrd(2) H H H Pip(2) H 1 2 C 859 1-Me-Pyrd(2) H H H Pip(2) H 1 4 C 860 1-Me-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 861 1-Me-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 862 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 863 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 864 1-Me-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 865 1-Me-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 866 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 867 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 868 1-Me-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 869 1-Me-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 870 1-Me-Pyrd(2) H H H Thi(2) H 1 2 C 871 1-Me-Pyrd(2) H H H Thi(2) H 1 4 C 872 1-Me-Pyrd(2) H H H Thi(3) H 1 2 C 873 1-Me-Pyrd(2) H H H Thi(3) H 1 4 C 874 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyr(2) H 1 2 C 875 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyr(2) H 1 4 C 876 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyr(3) H 1 2 C 877 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyr(3) H 1 4 C 878 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyr(4) H 1 2 C 879 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyr(4) H 1 4 C 880 1,4-diMe-Pyrd(2) H H H Ph H 1 2 C 881 1,4-diMe-Pyrd(2) H H H Ph H 1 4 C 882 1,4-diMe-Pyrd(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 883 1,4-diMe-Pyrd(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 884 1,4-diMe-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 885 1,4-diMe-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 886 Pip(2) H H H Ph H 1 2 C 887 Pip(2) H H H Ph H 1 4 C 888 Pip(2) H H H Ph H 1 2 N 889 Pip(2) H H H Ph H 1 4 N 890 Pip(2) H H H 3-F-Ph H 1 2 C 891 Pip(2) H H H 3-F-Ph H 1 4 C 892 Pip(2) H H H 2,4-diF-Ph H 1 2 C 893 Pip(2) H H H 2,4-diF-Ph H 1 4 C 894 Pip(2) H H H 4-Cl-Ph H 1 2 C 895 Pip(2) H H H 4-Cl-Ph H 1 4 C 896 Pip(2) H H H 2-Me-Ph H 1 2 C 897 Pip(2) H H H 2-Me-Ph H 1 4 C 898 Pip(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 899 Pip(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 900 Pip(2) H H H 3-PrO-Ph H 1 2 C 901 Pip(2) H H H 3-PrO-Ph H 1 4 C 902 Pip(2) H H H Pyrd(2) H 1 2 C 903 Pip(2) H H H Pyrd(2) H 1 4 C 904 Pip(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 905 Pip(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 906 Pip(2) H H H Pip(2) H 1 2 C 907 Pip(2) H H H Pip(2) H 1 4 C 908 Pip(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 909 Pip(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 910 Pip(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 911 Pip(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 912 Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 913 Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 914 Pip(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 915 Pip(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 916 Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 917 Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 918 Pip(2) H H H Thi(2) H 1 2 C 919 Pip(2) H H H Thi(2) H 1 4 C 920 Pip(2) H H H Thi(3) H 1 2 C 921 Pip(2) H H H Thi(3) H 1 4 C 922 Pip(2) H H H Pyr(2) H 1 2 C 923 Pip(2) H H H Pyr(2) H 1 4 C 924 Pip(2) H H H Pyr(3) H 1 2 C 925 Pip(2) H H H Pyr(3) H 1 4 C 926 Pip(2) H H H Pyr(4) H 1 2 C 927 Pip(2) H H H Pyr(4) H 1 4 C 928 1-Me-Pip(2) H H H Ph H 1 2 C 929 1-Me-Pip(2) H H H Ph H 1 4 C 930 1-Me-Pip(2) H H H Ph H 1 2 N 931 1-Me-Pip(2) H H H Ph H 1 4 N 932 1-Me-Pip(2) H H H 3-F-Ph H 1 2 C 933 1-Me-Pip(2) H H H 3-F-Ph H 1 4 C 934 1-Me-Pip(2) H H H 2,4-diF-Ph H 1 2 C 935 1-Me-Pip(2) H H H 2,4-diF-Ph H 1 4 C 936 1-Me-Pip(2) H H H 4-Cl-Ph H 1 2 C 937 1-Me-Pip(2) H H H 4-Cl-Ph H 1 4 C 938 1-Me-Pip(2) H H H 2-Me-Ph H 1 2 C 939 1-Me-Pip(2) H H H 2-Me-Ph H 1 4 C 940 1-Me-Pip(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 941 1-Me-Pip(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 942 1-Me-Pip(2) H H H 3-PrO-Ph H 1 2 C 943 1-Me-Pip(2) H H H 3-PrO-Ph H 1 4 C 944 1-Me-Pip(2) H H H Pyrd(2) H 1 2 C 945 1-Me-Pip(2) H H H Pyrd(2) H 1 4 C 946 1-Me-Pip(2) H H H 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C 1023 Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1024 Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1025 Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1026 Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1027 Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1028 Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1029 Fur(2) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 C 1030 Fur(2) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 C 1031 Fur(2) H H H Thi(2) H 1 2 C 1032 Fur(2) H H H Thi(2) H 1 4 C 1033 Fur(2) H H H Thi(3) H 1 2 C 1034 Fur(2) H H H Thi(3) H 1 4 C 1035 Fur(2) H H H Pyr(2) H 1 2 C 1036 Fur(2) H H H Pyr(2) H 1 4 C 1037 Fur(2) H H H Pyr(3) H 1 2 C 1038 Fur(2) H H H Pyr(3) H 1 4 C 1039 Fur(2) H H H Pyr(4) H 1 2 C 1040 Fur(2) H H H Pyr(4) H 1 4 C 1041 4-Cl-Fur(2) H H H Ph H 1 2 C 1042 4-Cl-Fur(2) H H H Ph H 1 4 C 1043 4-Cl-Fur(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1044 4-Cl-Fur(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1045 4-Cl-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1046 4-Cl-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1047 4-Cl-Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1048 4-Cl-Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1049 4-Cl-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1050 4-Cl-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1051 3-Me-Fur(2) H H H Ph H 1 2
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1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1077 5-HO-Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1078 5-HO-Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1079 5-HO-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1080 5-HO-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1081 5-Piv-O-Fur(2) H H H Ph H 1 2 C 1082 5-Piv-O-Fur(2) H H H Ph H 1 4 C 1083 5-Piv-O-Fur(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1084 5-Piv-O-Fur(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1085 5-Piv-O-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1086 5-Piv-O-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1087 5-Piv-O-Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1088 5-Piv-O-Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1089 5-Piv-O-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1090 5-Piv-O-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1091 Fur(3) H H H Ph H 1 2 C 1092 Fur(3) H H H Ph H 1 4 C 1093 Fur(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1094 Fur(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1095 Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1096 Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1097 Fur(3) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1098 Fur(3) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1099 Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1100 Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1101 Fur(3) H H H Thi(2) H 1 2 C 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H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1209 Thi(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1210 Thi(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1211 Thi(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1212 Thi(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1213 Thi(2) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 C 1214 Thi(2) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 C 1215 Thi(2) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 N 1216 Thi(2) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 N 1217 Thi(2) H H H Thi(2) H 1 2 C 1218 Thi(2) H H H Thi(2) H 1 3 C 1219 Thi(2) H H H Thi(2) H 1 4 C 1220 Thi(2) H H H Thi(2) H 1 2 N 1221 Thi(2) H H H Thi(2) H 1 3 N 1222 Thi(2) H H H Thi(2) H 1 4 N 1223 Thi(2) H H H Thi(3) H 1 2 C 1224 Thi(2) H H H Thi(3) H 1 3 C 1225 Thi(2) H H H Thi(3) H 1 4 C 1226 Thi(2) H H H Thi(3) H 1 2 N 1227 Thi(2) H H H Thi(3) H 1 3 N 1228 Thi(2) H H H Thi(3) H 1 4 N 1229 Thi(2) H H H Pyr(2) H 1 2 C 1230 Thi(2) H H H Pyr(2) H 1 3 C 1231 Thi(2) H H H Pyr(2) H 1 4 C 1232 Thi(2) H H H Pyr(3) H 1 2 C 1233 Thi(2) H H H Pyr(3) H 1 3 C 1234 Thi(2) H H H Pyr(3) H 1 4 C 1235 Thi(2) H H H Pyr(4) H 1 2 C 1236 Thi(2) H H H Pyr(4) H 1 3 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Pip(2) H 1 4 C 1314 Thi(3) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 1315 Thi(3) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 1316 Thi(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1317 Thi(3) H H H Pyrr(2) H 1 3 C 1318 Thi(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1319 Thi(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 N 1320 Thi(3) H H H Pyrr(2) H 1 3 N 1321 Thi(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 N 1322 Thi(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1323 Thi(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1324 Thi(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 N 1325 Thi(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 N 1326 Thi(3) H H H 4-F-1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1327 Thi(3) H H H 4-F-1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1328 Thi(3) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1329 Thi(3) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1330 Thi(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1331 Thi(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1332 Thi(3) H H H Thi(2) H 1 2 C 1333 Thi(3) H H H Thi(2) H 1 3 C 1334 Thi(3) H H H Thi(2) H 1 4 C 1335 Thi(3) H H H Thi(2) H 1 2 N 1336 Thi(3) H H H Thi(2) H 1 3 N 1337 Thi(3) H H H Thi(2) H 1 4 N 1338 Thi(3) H H H Thi(3) H 1 2 C 1339 Thi(3) H H H Thi(3) H 1 3 C 1340 Thi(3) H H H Thi(3) H 1 4 C 1341 Thi(3) H H H Thi(3) H 1 2 N 1342 Thi(3) H H H Thi(3) H 1 3 N 1343 Thi(3) H H H Thi(3) H 1 4 N 1344 4-MeO-Thi(3) H H H Ph H 1 2 C 1345 4-MeO-Thi(3) H H H Ph H 1 4 C 1346 4-MeO-Thi(3) H H H 4-F-Ph H 1 2 C 1347 4-MeO-Thi(3) H H H 4-F-Ph H 1 4 C 1348 4-MeO-Thi(3) H H H 2,4-diCl-Ph H 1 2 C 1349 4-MeO-Thi(3) H H H 2,4-diCl-Ph H 1 4 C 1350 4-MeO-Thi(3) H H H 3-Me-Ph H 1 2 C 1351 4-MeO-Thi(3) H H H 3-Me-Ph H 1 4 C 1352 4-MeO-Thi(3) H H H 3-PrO-Ph H 1 2 C 1353 4-MeO-Thi(3) H H H 3-PrO-Ph H 1 4 C 1354 4-MeO-Thi(3) H H H Pyrd(2) H 1 2 C 1355 4-MeO-Thi(3) H H H Pyrd(2) H 1 4 C 1356 4-MeO-Thi(3) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 1357 4-MeO-Thi(3) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 1358 4-MeO-Thi(3) H H H Pip(2) H 1 2 C 1359 4-MeO-Thi(3) H H H Pip(2) H 1 4 C 1360 4-MeO-Thi(3) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 1361 4-MeO-Thi(3) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 1362 4-MeO-Thi(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1363 4-MeO-Thi(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1364 4-MeO-Thi(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1365 4-MeO-Thi(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1366 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Pyr(2) H H H Pyrd(2) H 1 4 C 1394 Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 1395 Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 1396 Pyr(2) H H H Pip(2) H 1 2 C 1397 Pyr(2) H H H Pip(2) H 1 4 C 1398 Pyr(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 1399 Pyr(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 1400 Pyr(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1401 Pyr(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1402 Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1403 Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1404 Pyr(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1405 Pyr(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1406 Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1407 Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1408 Pyr(2) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 C 1409 Pyr(2) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 C 1410 Pyr(2) H H H Thi(2) H 1 2 C 1411 Pyr(2) H H H Thi(2) H 1 4 C 1412 Pyr(2) H H H Thi(3) H 1 2 C 1413 Pyr(2) H H H Thi(3) H 1 4 C 1414 Pyr(2) H H H Pyr(2) H 1 2 C 1415 Pyr(2) H H H Pyr(2) H 1 4 C 1416 Pyr(2) H H H Pyr(3) H 1 2 C 1417 Pyr(2) H H H Pyr(3) H 1 4 C 1418 Pyr(2) H H H Pyr(4) H 1 2 C 1419 Pyr(2) H H H Pyr(4) H 1 4 C 1420 3-F-Pyr(2) H H H Ph H 1 2 C 1421 3-F-Pyr(2) H H H Ph H 1 4 C 1422 3-F-Pyr(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1423 3-F-Pyr(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1424 3-F-Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1425 3-F-Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1426 3-F-Pyr(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1427 3-F-Pyr(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1428 3-F-Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1429 3-F-Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1430 4-Me-Pyr(2) H H H Ph H 1 2 C 1431 4-Me-Pyr(2) H H H Ph H 1 4 C 1432 4-Me-Pyr(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1433 4-Me-Pyr(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1434 4-Me-Pyr(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1435 4-Me-Pyr(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1436 5-MeO-Pyr(2) H H H Ph H 1 2 C 1437 5-MeO-Pyr(2) H H H Ph H 1 4 C 1438 5-MeO-Pyr(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1439 5-MeO-Pyr(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1440 5-MeO-Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1441 5-MeO-Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1442 5-MeO-Pyr(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1443 5-MeO-Pyr(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1444 5-MeO-Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1445 5-MeO-Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1446 Pyr(3) H H H Ph H 1 2 C 1447 Pyr(3) H H H Ph H 1 4 C 1448 Pyr(3) H H H 2-F-Ph H 1 2 C 1449 Pyr(3) H H H 2-F-Ph H 1 4 C 1450 Pyr(3) H H H 3-Cl-Ph H 1 2 C 1451 Pyr(3) H H H 3-Cl-Ph H 1 4 C 1452 Pyr(3) H H H 2-I-Ph H 1 2 C 1453 Pyr(3) H H H 2-I-Ph H 1 4 C 1454 Pyr(3) H H H 4-Me-Ph H 1 2 C 1455 Pyr(3) H H H 4-Me-Ph H 1 4 C 1457 Pyr(3) H H H 3-Hx-Ph H 1 4 C 1458 Pyr(3) H H H 2,4-diMe-Ph H 1 2 C 1459 Pyr(3) H H H 2,4-diMe-Ph H 1 4 C 1460 Pyr(3) H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 1461 Pyr(3) H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 1462 Pyr(3) H H H Pyrd(2) H 1 2 C 1463 Pyr(3) H H H Pyrd(2) H 1 4 C 1464 Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 1465 Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 1466 Pyr(3) H H H Pip(2) H 1 2 C 1467 Pyr(3) H H H Pip(2) H 1 4 C 1468 Pyr(3) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 1469 Pyr(3) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 1470 Pyr(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1471 Pyr(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1472 Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1473 Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1474 Pyr(3) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1475 Pyr(3) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1476 Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1477 Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1478 Pyr(3) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 C 1479 Pyr(3) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 C 1480 Pyr(3) H H H Thi(2) H 1 2 C 1481 Pyr(3) H H H Thi(2) H 1 4 C 1482 Pyr(3) H H H Thi(3) H 1 2 C 1483 Pyr(3) H H H Thi(3) H 1 4 C 1484 Pyr(3) H H H Pyr(2) H 1 2 C 1485 Pyr(3) H H H Pyr(2) H 1 4 C 1486 Pyr(3) H H H Pyr(3) H 1 2
C 1487 Pyr(3) H H H Pyr(3) H 1 4 C 1488 Pyr(3) H H H Pyr(4) H 1 2 C 1489 Pyr(3) H H H Pyr(4) H 1 4 C 1490 4-Br-Pyr(3) H H H Ph H 1 2 C 1491 4-Br-Pyr(3) H H H Ph H 1 4 C 1492 4-Br-Pyr(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1493 4-Br-Pyr(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1494 4-Br-Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1495 4-Br-Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1496 4-Br-Pyr(3) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1497 4-Br-Pyr(3) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1498 4-Br-Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1499 4-Br-Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1500 4-Me-Pyr(3) H H H Ph H 1 2 C 1501 4-Me-Pyr(3) H H H Ph H 1 4 C 1502 4-Me-Pyr(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1503 4-Me-Pyr(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1504 4-Me-Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1505 4-Me-Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1506 4-Me-Pyr(3) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1507 4-Me-Pyr(3) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1508 4-Me-Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1509 4-Me-Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1510 Pyr(4) H H H Ph H 1 2 C 1511 Pyr(4) H H H Ph H 1 4 C 1512 Pyr(4) H H H 2-F-Ph H 1 2 C 1513 Pyr(4) H H H 2-F-Ph H 1 4 C 1514 Pyr(4) H H H 3-Cl-Ph H 1 2 C 1515 Pyr(4) H H H 3-Cl-Ph H 1 4 C 1516 Pyr(4) H H H 2-I-Ph H 1 2 C 1517 Pyr(4) H H H 2-I-Ph H 1 4 C 1518 Pyr(4) H H H 4-Me-Ph H 1 2 C 1519 Pyr(4) H H H 4-Me-Ph H 1 4 C 1520 Pyr(4) H H H 3-Hx-Ph H 1 2 C 1521 Pyr(4) H H H 3-Hx-Ph H 1 4 C 1522 Pyr(4) H H H 2,4-diMe-Ph H 1 2 C 1523 Pyr(4) H H H 2,4-diMe-Ph H 1 4 C 1524 Pyr(4) H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 1525 Pyr(4) H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 1526 Pyr(4) H H H Pyrd(2) H 1 2 C 1527 Pyr(4) H H H Pyrd(2) H 1 4 C 1528 Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 1529 Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 1530 Pyr(4) H H H Pip(2) H 1 2 C 1531 Pyr(4) H H H Pip(2) H 1 4 C 1532 Pyr(4) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 1533 Pyr(4) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 1534 Pyr(4) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1535 Pyr(4) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1536 Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1537 Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1538 Pyr(4) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1539 Pyr(4) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1540 Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1541 Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1542 Pyr(4) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 C 1543 Pyr(4) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 C 1544 Pyr(4) H H H Thi(2) H 1 2 C 1545 Pyr(4) H H H Thi(2) H 1 4 C 1546 Pyr(4) H H H Thi(3) H 1 2 C 1547 Pyr(4) H H H Thi(3) H 1 4 C 1548 Pyr(4) H H H Pyr(2) H 1 2 C 1549 Pyr(4) H H H Pyr(2) H 1 4 C 1550 Pyr(4) H H H Pyr(3) H 1 2 C 1551 Pyr(4) H H H Pyr(3) H 1 4 C 1552 Pyr(4) H H H Pyr(4) H 1 2 C 1553 Pyr(4) H H H Pyr(4) H 1 4 C 1554 2-Cl-Pyr(4) H H H Ph H 1 2 C 1555 2-Cl-Pyr(4) H H H Ph H 1 4 C 1556 2-Cl-Pyr(4) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1557 2-Cl-Pyr(4) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1558 2-Cl-Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1559 2-Cl-Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1560 2-Cl-Pyr(4) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1561 2-Cl-Pyr(4) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1562 2-Cl-Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1563 2-Cl-Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1564 2-Me-Pyr(4) H H H Ph H 1 2 C 1565 2-Hx-Pyr(4) Me H H Ph H 1 4 C 1566 2-PrO-Pyr(4) H Hx H Pyrr(2) H 1 2 C 1567 2-PnO-Pyr(4) H H H Pyrr(2) Bu 1 4 C 1568 2-HO-Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(2) Hx 1 2 C 1569 2-Octo-O-Pyr(4) Bu Bu H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1570 2-PrO-Pyr(4) H Hx H Pyrr(3) H 1 2 C 1571 2-PnO-Pyr(4) H H H Pyrr(3) Bu 1 4 C 1572 2-HO-Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(3) Hx 1 2 C15
73 2-Octo-O-Pyr(4) Bu Bu H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1574 2-MeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 3 C 1575 2-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 3 C 1576 2-MeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 3 C 1577 2-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 3 C 1578 2-MeO-Ph H H H Thi(2) H 1 3 C 1579 2-MeO-Ph H H H Thi(3) H 1 3 C 1580 3-MeO-Ph H H H Ph 5-Cl 1 2 C 1581 3-MeO-Ph H H H Ph 5-Cl 1 4 C 1582 3-MeO-Ph H H H Pyrr(2) 5-Cl 1 2 C 1583 3-MeO-Ph H H H Pyrr(2) 5-Cl 1 4 C 1584 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) 5-Cl 1 2 C 1585 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) 5-Cl 1 4 C 1586 3-MeO-Ph H H H Pyrr(3) 5-Cl 1 2 C 1587 3-MeO-Ph H H H Pyrr(3) 5-Cl 1 4 C 1588 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) 5-Cl 1 2 C 1589 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) 5-Cl 1 4 C 1590 3-MeO-Ph H H H Thi(2) 5-Cl 1 2 C 1591 3-MeO-Ph H H H Thi(2) 5-Cl 1 4 C 1592 3-MeO-Ph H H H Thi(3) 5-Cl 1 2 C 1593 3-MeO-Ph H H H Thi(3) 5-Cl 1 4 C 1594 3-MeO-Ph H H H Ph 5-Me 1 2 C 1595 3-MeO-Ph H H H Ph 5-Me 1 4 C 1596 3-MeO-Ph H H H Pyrr(2) 5-Me 1 2 C 1597 3-MeO-Ph H H H Pyrr(2) 5-Me 1 4 C 1598 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) 5-Me 1 2 C 1599 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) 5-Me 1 4 C 1600 3-MeO-Ph H H H Pyrr(3) 5-Me 1 2 C 1601 3-MeO-Ph H H H Pyrr(3) 5-Me 1 4 C 1602 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) 5-Me 1 2 C 1603 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) 5-Me 1 4 C 1604 3-MeO-Ph H H H Thi(2) 5-Me 1 2 C 1605 3-MeO-Ph H H H Thi(2) 5-Me 1 4 C 1606 3-MeO-Ph H H H Thi(3) 5-Me 1 2 C 1607 3-MeO-Ph H H H Thi(3) 5-Me 1 4 C 1608 3-MeO-Ph H H H Ph 5-MeO 1 2 C 1609 3-MeO-Ph H H H Ph 5-MeO 1 4 C 1610 3-MeO-Ph H H H Pyrr(2) 5-MeO 1 2 C 1611 3-MeO-Ph H H H Pyrr(2) 5-MeO 1 4 C 1612 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) 5-MeO 1 2 C 1613 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) 5-MeO 1 4 C 1614 3-MeO-Ph H H H Pyrr(3) 5-MeO 1 2 C 1615 3-MeO-Ph H H H Pyrr(3) 5-MeO 1 4 C 1616 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) 5-MeO 1 2 C 1617 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) 5-MeO 1 4 C 1618 3-MeO-Ph H H H Thi(2) 5-MeO 1 2 C 1619 3-MeO-Ph H H H Thi(2) 5-MeO 1 4 C 1620 3-MeO-Ph H H H Thi(3) 5-MeO 1 2 C 1621 3-MeO-Ph H H H Thi(3) 5-MeO 1 4 C 1622 4-MeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 3 C 1623 4-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 3 C 1624 4-MeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 3 C 1625 4-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 3 C 1626 4-MeO-Ph H H H Thi(2) H 1 3 C 1627 4-MeO-Ph H H H Thi(3) H 1 3 C 1628 3,4-diMeO-Ph H H H Ph H 1 2 C 1629 3,4-diMeO-Ph H H H Ph H 1 3 C 1630 3,4-diMeO-Ph H H H Ph H 1 4 C 1631 3,4-diMeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1632 3,4-diMeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 3 C 1633 3,4-diMeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1634 3,4-diMeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1635 3,4-diMeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 3 C 1636 3,4-diMeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1637 3,4-diMeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1638 3,4-diMeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 3 C 1639 3,4-diMeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1640 3,4-diMeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1641 3,4-diMeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 3 C 1642 3,4-diMeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1643 3,4-diMeO-Ph H H H Thi(2) H 1 2 C 1644 3,4-diMeO-Ph H H H Thi(2) H 1 3 C 1645 3,4-diMeO-Ph H H H Thi(2) H 1 4 C 1646 3,4-diMeO-Ph H H H Thi(3) H 1 2 C 1647 3,4-diMeO-Ph H H H Thi(3) H 1 3 C 1648 3,4-diMeO-Ph H H H Thi(3) H 1 4 C ──────────────────────────────────。
【0039】本発明の一般式(I)を有するピペラジン
誘導体において、好適な化合物としては、1、4、5、
6、7、12、24、32、62、66、99、10
0、103、104、111、119、124、13
4、140、141、155、160、161、16
9、170、171、181、186、196、19
8、208、243、244、251、252、26
0、292、304、383、444、445、44
6、449、451、479、482、483、48
4、492、493、494、499、501、50
6、515、530、546、588、688、69
8、699、868、869、958、995、102
3、1028、1031、1066、1182、120
5、1206、1207、1208、1217、121
8、1219、1234、1249、1268、126
9、1276、1296、1297、1306、131
6、1322、1332、1334、1338、134
0、1345、1365、1511、1575、157
7、1584、1585、1589、1598、161
2、1617、1634、1636又は1641を挙げ
ることができる。
【0040】更に好適な化合物としては、1、5、6、
7、103、104、124、134、140、14
1、155、160、161、198、251、25
2、444、445、446、449、451、48
2、483、484、492、493、494、49
9、698、699、1023、1028、1182、
1205、1206、1207、1208、1217、
1219、1268、1269、1276、1297、
1306、1322、1334、1340、1365、
1598、1617又は1634を挙げることができ
る。
【0041】特に好適な化合物としては、 例示化合物番号1 : N−(2−(4−(2−ベンジ
ロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベン
ズアミド、 例示化合物番号7 : N−(4−(4−(2−ベンジ
ロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベン
ズアミド、 例示化合物番号124 : 1H−ピロール−2−カル
ボン酸 4−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペ
ラジン−1−イル)ブチルアミド、 例示化合物番号141: 1−メチル−1H−ピロール
−2−カルボン酸 4−(4−(2−ベンジロキシフェ
ニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド、 例示化合物番号444 : N−(2−(4−(2−
(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)エチル)ベンズアミド、 例示化合物番号445 : N−(3−(4−(2−
(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)プロピル)ベンズアミド、 例示化合物番号446 : N−(4−(4−(2−
(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)ブチル)ベンズアミド、 例示化合物番号482 : 1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸2−(4−(2−(3−メトキシベ
ンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチル
アミド、 例示化合物番号484 : 1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸4−(4−(2−(3−メトキシベ
ンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル
アミド、 例示化合物番号1206 : 1−メチル−1H−ピロ
ール−2−カルボン酸2−(4−(2−(チオフェン−
2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)
エチルアミド、 例示化合物番号1207 : 1−メチル−1H−ピロ
ール−2−カルボン酸3−(4−(2−(チオフェン−
2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)
プロピルアミド、 例示化合物番号1208 : 1−メチル−1H−ピロ
ール−2−カルボン酸4−(4−(2−(チオフェン−
2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)
ブチルアミド、 例示化合物番号1219 : チオフェン−2−カルボ
ン酸 4−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド、 例示化合物番号1322 : 1−メチル−1H−ピロ
ール−2−カルボン酸2−(4−(2−(チオフェン−
3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)
エチルアミド、 例示化合物番号1334 : チオフェン−2−カルボ
ン酸 4−(4−(2−(チオフェン−3−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド、 例示化合物番号1340 : チオフェン−3−カルボ
ン酸 4−(4−(2−(チオフェン−3−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド、
又は 例示化合物番号1365 : 1−メチル−1H−ピロ
ール−2−カルボン酸4−(4−(2−(4−メトキシ
チオフェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン
−1−イル)ブチルアミドを挙げることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の化合物の製造方法を以下
に示す。
【0043】
【化5】
【0044】
【化6】
【0045】上記式中、R1 、R2a、R2b、R3 、R
4 、R5 、m、n及びXは、前述したものと同意義を示
し、R1aは、C6 −C14アリール基或は同一又は異なっ
て置換基群αより選択される置換基を1乃至3個有する
6 −C14アリール基を示し(上記「C6 −C14アリー
ル基」、「同一又は異なって置換基群αより選択される
置換基を1乃至3個有するC6 −C14アリール基」及び
「置換基群α」は前述したものと同意義を示す。)、R
3aはC1 −C6 アルキル基(前述したものと同意義を示
す。)を示し、Yはハロゲン原子を示し、Zは脱離基を
示す。
【0046】Yの「ハロゲン原子」は、例えば、弗素原
子、塩素原子、臭素原子又は沃素原子であり得、好適に
は弗素原子又は塩素原子である。
【0047】Zの「脱離基」は、通常、求核性残基とし
て脱離する基であれば特に限定はないが、例えば、塩素
原子、臭素原子又は沃素原子のようなハロゲン原子;メ
タンスルホニルオキシ基、エタンスルホニルオキシ基、
プロパンスルホニルオキシ基又はブタンスルホニルオキ
シ基のようなC1 −C4 アルカンスルホニルオキシ基;
トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、2,2,2−
トリクロロエタンスルホニルオキシ基、3,3,3−ト
リブロモプロパンスルホニルオキシ基又は、4,4,4
−トリフルオロブタンスルホニルオキシ基のような、ハ
ロゲノC1 −C4 アルカンスルホニルオキシ基;或はベ
ンゼンスルホニルオキシ基、α−ナフチルスルホニルオ
キシ基、β−ナフチルスルホニルオキシ基、p−トルエ
ンスルホニルオキシ基、4−t−ブチルベンゼンスルホ
ニルオキシ基、メシチレンスルホニルオキシ基又は6−
エチル−α−ナフチルスルホニルオキシ基のような、C
1−C4 アルキルを1乃至3個有してもよいC6 −C10
アリ−ルスルホニルオキシ基であり得、好適には、ハロ
ゲン原子;メタンスルホニルオキシ基、エタンスルホニ
ルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、
2,2,2−トリクロロエタンスルホニルオキシ基;ベ
ンゼンスルホニルオキシ基、トルエンスルホニルオキシ
基又はメシチレンスルホニルオキシ基であり、更に好適
には、塩素原子、臭素原子、沃素原子、メタンスルホニ
ルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、
ベンゼンスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニル
オキシ基又はメシチレンスルホニルオキシ基であり、特
に好適には、塩素原子、臭素原子又は沃素原子である。
【0048】A法は一般式(Ia)を有する化合物及び
一般式(Ib)を有する化合物を製造する方法である。
【0049】第A1工程 (縮合) 本工程は、不活性溶媒中、一般式(III)を有する化
合物又はその反応性誘導体[酸ハライド類(IV)、混
合酸無水物類又は活性エステル類]と一般式(II)を
有する化合物又はその酸付加塩(例えば、塩酸塩、硝酸
塩又は硫酸塩のような鉱酸塩)を反応させ、化合物(I
a)を製造する工程であり、ペプチド合成法における常
法、例えば、酸ハライド法、活性エステル法、混合酸無
水物法又は縮合法(好適には混合酸無水物法)によって
行われる。
【0050】酸ハライド法は、不活性溶媒中、化合物
(III)をハロゲン化剤(例えば、チオニルクロリ
ド、シュウ酸クロリド又は五塩化リン等)と反応させ、
酸ハライドを製造するか或は公知の酸ハライド(IV)
を、不活性溶媒中、塩基存在下又は非存在下(好適には
塩基存在下)、化合物(II)又はその酸付加塩と反応
させることにより達成される。使用される塩基は、例え
ば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムの
ようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭
酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ
金属重炭酸塩類;或は、トリエチルアミン、トリブチル
アミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモル
ホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピ
リジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチル
アニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ
−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オ
クタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような
有機アミン類であり得、好適には有機アミン類(特にト
リエチルアミン)である。使用される溶媒は、反応を阻
害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に
限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイ
ン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼ
ン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;
ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロ
エタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのような
ハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロ
ピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメ
トキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテ
ルのようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケト
ンのようなケトン類;アセトニトリル又はイソブチロニ
トリルのようなニトリル類;ホルムアミド、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホス
ホラミド(HMPA)又はヘキサメチルホスホラストリ
アミド(HMPT)のようなアミド類;或はジメチルス
ルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類であ
り得、好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)
である。反応温度は原料化合物、試薬等によって異なる
が、ハロゲン化剤と化合物(III)との反応及び酸ハ
ライドと化合物(II)との反応共、通常−20℃乃至
100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。反応
時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、
両反応とも、通常10分間乃至10時間であり、好適に
は30分間乃至5時間である。反応終了後、本工程の目
的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例
えば、反応終了後、溶媒を留去し、得られる残渣に水を
加えた後、水層をアルカリ性にして析出物を濾取する
か、或は反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しな
い溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を
加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗
し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶
媒を留去することによって目的化合物が得られる。得ら
れる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再
沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0051】活性エステル法は、不活性溶媒中、化合物
(III)を活性エステル化剤と反応させ、活性エステ
ルを製造した後、不活性溶媒中、化合物(II)と反応
させることによって行われる。両反応に於て使用される
溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解する
ものであれば特に限定はないが、例えば、メチレンクロ
リド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化
炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのような
エーテル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホラミド(HM
PA)又はヘキサメチルホスホラストリアミド(HMP
T)のようなアミド類;或はアセトニトリルのようなニ
トリル類であり得、好適にはエーテル類(特にテトラヒ
ドロフラン)又はアミド類(特にジメチルホルムアミ
ド)である。使用される活性エステル化剤は、例えば、
N−ヒドロキシサクシンイミド、1−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール又はN−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−
2,3−ジカルボキシイミドのようなN−ヒドロキシ化
合物或はジピリジルジスルフィドのようなジスルフィド
化合物であり得、活性エステル化反応は、ジシクロヘキ
シルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール又はト
リフェニルホスフィンのような縮合剤の存在下に好適に
行われる。反応温度は、原料化合物、試薬等によって変
化するが、通常、活性エステル化反応では、−70℃乃
至150℃(好適には−10℃乃至100℃)であり、
活性エステル化合物と化合物(II)の反応では−20
℃乃至100℃(好適には0℃乃至50℃)である。反
応に要する時間は原料化合物、試薬、反応温度によって
変化するが、両反応ともに、通常、30分間乃至80時
間(好適には1時間乃至48時間)である。反応終了
後、本工程の目的化合物は、酸ハライド法の場合と同様
に、常法に従って反応混合物から採取される。
【0052】混合酸無水物法は、不活性溶媒中、塩基存
在下、化合物(III)と混合酸無水物化剤を反応さ
せ、混合酸無水物を製造した後、不活性溶媒中、混合酸
無水物と化合物(II)を反応させることにより行われ
る。混合酸無水物を製造する反応に於て使用される溶媒
は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解する物で
あれば特に限定はないが、例えば、メチレンクロリド、
クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベ
ンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水
素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又は
ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテ
ル類;或はホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、ヘキサメチルホスホラミド(HMP
A)又はヘキサメチルホスホラストリアミド(HMP
T)のようなアミド類であり得、好適にはエーテル類
(特にテトラヒドロフラン)である。混合酸無水物化剤
は、例えば、クロル炭酸エチル又はクロル炭酸イソブチ
ルのような炭酸C1 −C4 アルキルハライド、ピバロイ
ルクロリドのようなC1 −C5 アルカノイルハライド或
はジエチルシアノリン酸又はジフェニルシアノリン酸の
ようなC1 −C4 アルキル若しくはジC6 −C14アリー
ルシアノリン酸であり得、好適には、炭酸C1 −C4
ルキルハライド(特にクロル炭酸イソブチル)である。
使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;
或はトリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロ
ピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、
4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジ
メチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−
ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4
−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABC
O)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデ
ク−7−エン(DBU)のような有機アミン類であり
得、好適には有機アミン類(特にトリエチルアミン)で
ある。混合酸無水物を製造する反応に於ける反応温度
は、原料化合物、試薬等によって変化するが、通常−5
0℃乃至100℃(好適には−10℃乃至50℃)であ
る。混合酸無水物を製造する反応に於ける反応時間は、
原料化合物、試薬、反応温度によって変化するが、通常
5分間乃至20時間(好適には10分間乃至10時間)
である。混合酸無水物と化合物(II)の反応に於て使
用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度
溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレン
グリコールジメチルエーテルのようなエーテル類或はホ
ルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、ヘキサメチルホスホラミド(HMPA)又はヘキ
サメチルホスホラストリアミド(HMPT)のようなア
ミド類であり得、好適にはエーテル類(特にテトラヒド
ロフラン)である。混合酸無水物と化合物(II)の反
応に於ける反応温度は、原料化合物、試薬等によって変
化するが、通常−30℃乃至100℃(好適には0℃乃
至80℃)である。混合酸無水物と化合物(II)の反
応に於ける反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度に
よって変化するが、通常5分間乃至24時間(好適には
10分間乃至5時間)である。反応終了後、本工程の目
的化合物は、酸ハライド法の場合と同様に、常法に従っ
て反応混合物から採取される。
【0053】縮合法は、不活性溶媒中、縮合剤存在下、
化合物(II)と化合物(III)を反応させることに
よって行われる。使用される縮合剤は、例えば、ジシク
ロヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール
又は1−メチル−2−クロロ−ピリジニウムヨージド−
トリエチルアミンを挙であり得、好適にはジシクロヘキ
シルカルボジイミドである。本反応は、前記の活性エス
テルを製造する反応と同様の条件下で行うことができ
る。反応終了後、本工程の目的化合物は、酸ハライド法
の場合と同様に、常法に従って反応混合物から採取され
る。
【0054】第A2工程 (アルキル化) 本工程は、不活性溶媒中、塩基存在下、化合物(Ia)
を一般式(V)を有する化合物と反応させ、化合物(I
b)を製造する工程である。使用される溶媒は、反応を
阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特
に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロ
イン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベン
ゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素
類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジク
ロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのよ
うなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエ
ーテルのようなエーテル類;アセトニトリル又はイソブ
チロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチ
ルホスホラミド(HMPA)又はヘキサメチルホスホラ
ストリアミド(HMPT)のようなアミド類;或はジメ
チルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド
類であり得、好適には、アミド類(特にジメチルホルム
アミド)である。使用される塩基は、例えば、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカ
リ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウ
ム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩
類;水素化リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリ
ウムのようなアルカリ金属水素化物類;ナトリウムメト
キシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシ
ド又はリチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコ
キシド類;メチルリチウム、エチルリチウム又はブチル
リチウムのようなアルキルリチウム類;リチウムジイソ
プロピルアミド又はリチウムジシクロヘキシルアミドの
ようなリチウムアルキルアミド類を挙げることができ、
好適には、アルキルリチウム類(特にブチルリチウム)
である。反応温度は原料化合物、試薬等によって異なる
が、通常−10℃乃至100℃であり、好適には0℃乃
至50℃である。反応時間は原料化合物、試薬、反応温
度によって異なるが、通常10分間乃至10時間であ
り、好適には30分間乃至5時間である。反応終了後、
本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取
される。例えば、反応終了後、溶媒を留去し、得られる
残渣に水を加えた後、水層をアルカリ性にして析出物を
濾取するか、或は反応終了後、反応液に水を加え、水と
混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチ
ル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機
層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させ
た後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られ
る。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再
結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製でき
る。
【0055】B法は化合物(I)を別途に製造する方法
である。
【0056】第B1工程 (脱保護) 本工程は、一般式(Ic)を有する化合物の水酸基の保
護基でもあり得る、ベンジル基或は、同一又は異なって
置換基群αより選択される置換基を1乃至3個有するベ
ンジル基を除去し、一般式(VI)を有する化合物を製
造する工程である。ベンジル基等の除去については、プ
ロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シン
セシス,第2版,T.W.グリーン・アンド・P.G.
M.ワッツ, ジョン・ワイリー・アンド・サンズ・イン
ク[Protective Groups in OrganicSynthesis, 2nd edi
tion, T.W.Greene & P.G.M.Wuts; John Wiley & Sons,I
nc.]に記載される方法に従い行うことができるが、例
えば、不活性溶媒中、還元剤と反応させることにより行
われる。還元剤との反応に使用される溶媒は、例えば、
メタノ−ル、エタノ−ル、プロパノール、イソプロパノ
−ル、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコ−
ル類或はジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン又はジメトキシエタンのようなエーテル類であり
得、好適にはアルコール類(特にエタノール)である。
使用される還元剤は、例えば水素(Pd等を触媒として
用いる)であり得、好適にはPd触媒存在下の水素であ
る。反応温度は、溶媒、原料、試薬等により異なるが、
通常、0℃乃至80℃であり、好適には10℃乃至50
℃である。反応時間は、溶媒、原料、試薬、反応温度等
により異なるが、通常、10分間乃至10時間であり、
好適には2時間乃至5時間である。反応終了後、本反応
の目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取され
る。例えば、反応終了後、触媒を濾去し、溶媒を留去す
ることにより、目的化合物が得られる。得られる目的化
合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はク
ロマトグラフィー等によって更に精製できる。 第B2工程 (縮合) 本工程は、不活性溶媒中、塩基存在下、化合物(VI)
を一般式(VII)を有する化合物と反応させ、化合物
(I)を製造する工程である。使用される溶媒は、反応
を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば
特に限定はないが、例えば、第A2工程と同様のもので
あり得、好適にはアミド類(特にジメチルホルムアミ
ド)である。使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金
属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又
は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;
水素化リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリウム
のようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金
属水酸化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエト
キシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシ
ドのようなアルカリ金属アルコキシド類;トリエチルア
ミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミ
ン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−
ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシク
ロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシ
クロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8
−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン
(DBU)のような有機アミン類;メチルリチウム、エ
チルリチウム又はブチルリチウムのようなアルキルリチ
ウム類;リチウムジイソプロピルアミド又はリチウムジ
シクロヘキシルアミドのようなリチウムアルキルアミド
類を挙げることができ、好適には、アルカリ金属炭酸塩
類(特に炭酸カリウム)である。反応温度は原料化合
物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100
℃であり、好適には0℃乃至50℃である。反応時間は
原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常1
0分間乃至10時間であり、好適には30分間乃至5時
間である。反応終了後、本工程の目的化合物は、第A2
工程と同様に、常法に従って反応混合物から採取され
る。
【0057】原料化合物(II)、(III)、(I
V)、(VI)及び(VII)は、公知か、公知の方法
又はそれに類似した方法に従って容易に製造される。ま
た、原料化合物(II)は、以下の方法によっても製造
される。
【0058】
【化7】
【0059】
【化8】
【0060】
【化9】
【0061】上記に於て、R1 、R2a、R2b、R5
m、n、X、Y及びZは前述したものと同意義を示し、
6 はアミノ基の保護基を示す。
【0062】R6 の「アミノ基の保護基」は、有機合成
化学の分野でよく知られたものなら、特に限定されない
が、例えば、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル
基、ブチリル基、イソブチリル基、ペンタノイル基、ピ
バロイル基、バレリル基、イソバレリル基又はヘキサノ
イル基のようなC1 −C6 アルカノイル基;クロロアセ
チル基、ジクロロアセチル基、トリクロロアセチル基、
トリフルオロアセチル基、3−フルオロプロピオニル
基、4,4−ジクロロブチリル基、メトキシアセチル
基、ブトキシアセチル基、エトキシプロピオニル基又は
プロポキシブチリル基のような、ハロゲン若しくはC1
−C4 アルコキシで置換されたC1 −C4 アルカノイル
基;アクリロイル基、プロピオロイル基、メタクリロイ
ル基、クロトノイル基又はイソクロトノイル基のような
不飽和C1 −C4 アルカノイル基;ベンゾイル基、α−
ナフトイル基、β−ナフトイル基、2−フルオロベンゾ
イル基、2−ブロモベンゾイル基、2,4−ジクロロベ
ンゾイル基、6−クロロ−α−ナフトイル基、4−トル
オイル基、4−プロピルベンゾイル基、4−t−ブチル
ベンゾイル基、2,4,6−トリメチルベンゾイル基、
6−エチル−α−ナフトイル基、4−アニソイル基、4
−プロポキシベンゾイル基、4−t−ブトキシベンゾイ
ル基、6−エトキシ−α−ナフトイル基、2−エトキシ
カルボニルベンゾイル基、4−t−ブトキシカルボニル
ベンゾイル基、6−メトキシカルボニル−α−ナフトイ
ル基、4−フェニルベンゾイル基、4−フェニル−α−
ナフトイル基、6−α−ナフチルベンゾイル基、4−ニ
トロベンゾイル基、2−ニトロベンゾイル基又は6−ニ
トロ−α−ナフトイル基のような、ハロゲン、C1 −C
4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、C 1−C4 アルコ
キシカルボニル、C6 −C10アリ−ル又はニトロで置換
されてもよいC6 −C10アリ−ルカルボニル基;メトキ
シカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカ
ルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカ
ルボニル基、イソブトキシカルボニル基、s−ブトキシ
カルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、クロロメト
キシカルボニル基、2,2,2−トリクロロエトキシカ
ルボニル基、2−フルオロプロポキシカルボニル基、2
−ブロモ−t−ブトキシカルボニル基、2,2−ジブロ
モ−t−ブトキシカルボニル基、トリエチルシリルメト
キシカルボニル基、2−トリメチルシリルエトキシカル
ボニル基、4−トリプロピルシリルブトキシカルボニル
基又はt−ブチルジメチルシリルプロポキシカルボニル
基のような、ハロゲン又はトリC1 −C4 アルキルシリ
ルで置換されてもよいC1 −C4 アルコキシカルボニル
基;ビニルオキシカルボニル基、アリルオキシカルボニ
ル基、1,3−ブタジエニルオキシカルボニル基又は2
−ペンテニルオキシカルボニル基のようなC2−C5
ルケニルオキシカルボニル基;フタロイル基のようなア
リールジカルボニル基;ベンジル基、α−ナフチルメチ
ル基、β−ナフチルメチル基、ジフェニルメチル基、ト
リフェニルメチル基、α−ナフチルジフェニルメチル基
又は9−アンスリルメチル基のようなアラルキル基;或
はベンジルオキシカルボニル基、(1−フェニル)ベン
ジルオキシカルボニル基、α−ナフチルメチルオキシカ
ルボニル基、β−ナフチルメチルオキシカルボニル基、
9−アンスリルメチルオキシカルボニル基、p−メトキ
シベンジルオキシカルボニル基又はp−ニトロベンジル
オキシカルボニル基のような、メトキシ又はニトロで置
換されてもよいC7−C15アラルキルオキシカルボニル
基であり得、好適には、C1 −C4 アルカノイル基;ト
リフルオロアセチル基;メトキシアセチル基;ベンゾイ
ル基;α−ナフトイル基;β−ナフトイル基;アニソイ
ル基;ニトロベンゾイル基;C1 −C4 アルコキシカル
ボニル基;メトキシカルボニル基;エトキシカルボニル
基;t−ブトキシカルボニル基;2,2,2−トリクロ
ロエトキシカルボニル基;トリエチルシリルメトキシカ
ルボニル基;2−トリメチルシリルエトキシカルボニル
基;ビニルオキシカルボニル基;アリルオキシカルボニ
ル基;フタロイル基;ベンジル基;ベンジルオキシカル
ボニル基;又はニトロベンジルオキシカルボニル基であ
り、更に好適には、C1 −C4 アルカノイル基又はC1
−C4 アルコキシカルボニル基であり、特に好適にはホ
ルミル基、アセチル基又はプロピオニル基である。
【0063】C法は化合物(II)を製造する方法であ
る。
【0064】第C1工程 (縮合) 本工程は、不活性溶媒中、塩基存在下、一般式(VII
I)を有する化合物を、化合物(VII)と反応させ、
一般式(IX)を有する化合物を製造する工程であり、
第B2工程と同様の条件下で行うことができる。
【0065】第C2工程 (アミノ基の脱保護) 本工程は、不活性溶媒中、化合物(IX)のアミノ基の
保護基(R6 )を除去し、一般式(X)を有する化合物
を製造する工程である。アミノ基の保護基の除去はその
種類によって異なるが、一般に有機合成化学の技術にお
いて周知の方法によって以下の様に実施される。
【0066】アミノ基の保護基が、ホルミル基、アセチ
ル基、ベンゾイル基、メトキシカルボニル基、エトキシ
カルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、2−トリメ
チルシリルエトキシカルボニル基、2−ブロモ−t−ブ
トキシカルボニル基、2,2−ジブロモ−t−ブトキシ
カルボニル基、ビニルオキシカルボニル基、ベンジルオ
キシカルボニル基、(1−フェニル)ベンジルオキシカ
ルボニル基、9−アンスリルメチルオキシカルボニル
基、p−メトキシベンジルオキシカルボニル基又はp−
ニトロベンジルオキシカルボニル基である場合には、不
活性溶媒中又は水性溶媒中で酸で処理することにより除
去することができる。尚、その際に、目的化合物を塩と
して得ることもできる。使用される酸は、例えば、塩
酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸又はトリフルオロ酢酸の
ような酸であり得、好適には塩酸である。使用される溶
媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するも
のであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプ
タン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化
水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香
族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホルム、四塩
化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロ
ベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコー
ルジメチルエーテルのようなエーテル類;酢酸メチル又
は酢酸エチルのようなエステル類;メタノール、エタノ
ール、プロパノール、イソプロパノール又はブタノール
のようなアルコール類;ホルムアミド、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホラ
ミド(HMPA)又はヘキサメチルホスホラストリアミ
ド(HMPT)のようなアミド類;ジメチルスルホキシ
ド又はスルホランのようなスルホキシド類;蟻酸又は酢
酸のような脂肪酸類;或は水又は水と上記溶媒との混合
溶媒であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類、エー
テル類、アルコール類、脂肪酸類又は水と上記溶媒との
混合溶媒であり、更に好適にはエーテル類(特にテトラ
ヒドロフラン又はジオキサン)、アルコール類(特にエ
タノール)、脂肪酸類(特に酢酸)或は水又は水と上記
溶媒との混合溶媒である。反応温度は原料化合物、溶媒
又は使用される酸によって変化するが、通常−10℃乃
至150℃であり、好適には30℃乃至100℃であ
る。反応時間は原料化合物、溶媒又は使用される酸によ
って変化するが、通常5分間乃至20時間であり、好適
には10分間乃至5時間である。反応終了後、本工程の
目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、反応液中に析出した目的化合物を濾取するか、
又は反応液を適宜中和し、溶媒を留去した後、反応液に
水を注ぎ、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エー
テル、酢酸エチル等)を加え抽出した後、目的化合物を
含む有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて
乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物
が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によっ
て更に精製できる。
【0067】アミノ基の保護基がアルカノイル類、アリ
ールカルボニル類、アルコキシカルボニル類、アルケニ
ルオキシカルボニル類、アリールジカルボニル類、アラ
ルキル類又はアラルキルオキシカルボニル類である場合
には、不活性溶媒中又は水性溶媒中で塩基で処理するこ
とにより除去することができる。使用される塩基は、例
えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウム
のようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、
炭酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカ
リ金属重炭酸塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム
又は水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウム
のようなアルカリ金属水酸化物類;ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又
はリチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシ
ド類;メチルメルカプタンナトリウム又はエチルメルカ
プタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属
類;ヒドラジン;メチルアミン、ジメチルアミン、エチ
ルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイ
ソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリ
ジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,
N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、
1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エ
ン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン
(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.
0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機アミン
類であり得、好適には、アルカリ金属炭酸塩類(特に炭
酸ナトリウム又は炭酸カリウム)、アルカリ金属水酸化
物類(特に水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)、ア
ルカリ金属アルコキシド類(特にナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド又はカリウム−t−ブトキシ
ド)或は有機アミン類(特にヒドラジン又はメチルアミ
ン)である。使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油
エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;メチレンク
ロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、
クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン
化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエ
タン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのよう
なエーテル類;メタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロパノール又はブタノールのようなアルコー
ル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド、ヘキサメチルホスホラミド(HMPA)
又はヘキサメチルホスホラストリアミド(HMPT)の
ようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホラン
のようなスルホキシド類;又は水と上記溶媒との混合溶
媒であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類、エーテ
ル類、アルコール類、又は水と上記溶媒との混合溶媒で
あり、さらに好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフ
ラン又はジオキサン)、アルコール類(特にメタノー
ル、エタノール)、又は水と上記溶媒との混合溶媒であ
る。反応温度は原料化合物、溶媒又は使用される塩基に
よって変化するが、通常−10℃乃至150℃であり、
好適には0℃乃至50℃である。反応時間は原料化合
物、溶媒又は使用される塩基によって変化するが、通常
30分間乃至20時間であり、好適には1時間乃至5時
間である。反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従
って反応混合物から採取される。例えば、反応液中に析
出した目的化合物を濾取するか、又は溶媒を留去し、反
応液に水を注ぎ、水層をアルカリ性にして析出物を濾取
するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エ
ーテル、酢酸エチル等)を加え抽出した後、目的化合物
を含む有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用い
て乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合
物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常
法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等に
よって更に精製できる。
【0068】尚、アミノ基の保護基がターシャリーブト
キシカルボニル基の場合には、特に不活性溶媒中で、シ
リル化合物(好適にはトリメチルシリルクロリド、トリ
メチルシリルイオダイド又はトリメチルシリルトリフル
オロメタンスルホネート)又はルイス酸(好適には塩化
アルミニウム)と処理することによっても除去すること
ができる。使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物
質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、
例えば、メチレンクロリド、クロロホルム又は四塩化炭
素のようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエ−テル、
テトラヒドロフラン又はジオキサンのようなエ−テル
類;アセトニトリルのようなニトリル類であり得、好適
には、ハロゲン化炭化水素類(特にメチレンクロリド、
クロロホルム)又はニトリル類(特にアセトニトリル)
である。反応温度は原料化合物、試薬又は溶媒等によっ
て変化するが、通常−20℃乃至100℃であり、好適
には0℃乃至50℃である。反応時間は原料化合物、試
薬、溶媒又は反応温度等によって変化するが、通常10
分間乃至10時間であり、好適には30分間乃至3時間
である。反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従っ
て反応混合物から採取される。例えば、溶媒を留去し、
反応液に水を注ぎ、水層をアルカリ性にして析出物を濾
取するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、
エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を
含む有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウム等を用
いて乾燥させ、溶媒を留去することによって目的化合物
が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によっ
て更に精製できる。
【0069】尚、アミノ基の保護基がアリルオキシカル
ボニル基の場合は、特に、後述のアラルキル基等の場合
の接触還元反応による除去方法と同様に除去することが
できる。即ちパラジウム、及びトリフェニルホスフィン
又はニッケルテトラカルボニルを使用して除去する方法
が簡便で、副反応が少なく実施することができる。
【0070】アミノ基の保護基が、アラルキル基又はC
7 −C11アラルキルオキシカルボニル基である場合に
は、通常、不活性溶媒中で、還元剤と接触(好適には、
触媒存在下に接触還元)させることにより除去する方法
又は酸化剤を用いて除去する方法が好適である。接触還
元による保護基の除去反応の場合において、使用される
溶媒は、本反応に関与しないものであれば特に限定はな
いが、例えば、ヘキサン又はシクロヘキサンのような脂
肪族炭化水素類;トルエン、ベンゼン又はキシレンのよ
うな芳香族炭化水素類;ジエチルエ−テル、テトラヒド
ロフラン又はジオキサンのようなエ−テル類;酢酸エチ
ル又は酢酸プロピルのようなエステル類;メタノ−ル、
エタノ−ル又はイソプロパノ−ルのようなアルコ−ル
類;蟻酸又は酢酸のような脂肪酸類;又はこれらの有機
溶媒と水との混合溶媒であり得、好適には、脂肪族炭化
水素類、芳香族炭化水素類、エ−テル類、エステル類、
アルコ−ル類、脂肪酸類、又はこれらの有機溶媒と水と
の混合溶媒であり、更に好適には、アルコ−ル類(特に
メタノ−ル又はエタノ−ル)、脂肪酸類(特に蟻酸又は
酢酸)、又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒であ
る。使用される触媒は、通常の接触還元反応に使用され
るものであれば、特に限定はないが、例えば、パラジウ
ム−炭素、ラネ−ニッケル、ロジウム−酸化アルミニウ
ム又はパラジウム−硫酸バリウムであり得、好適には、
パラジウム−炭素又はラネ−ニッケルである。圧力は、
特に限定はないが、通常1気圧乃至10気圧で行なわ
れ、好適には1気圧である。反応温度は原料化合物、溶
媒又は使用される還元剤等によって変化するが、通常0
℃乃至100℃であり、好適には10℃乃至50℃であ
る。反応時間は原料化合物、溶媒、使用される還元剤又
は反応温度等によって変化するが、通常15分間乃至1
0時間であり、好適には30分間乃至3時間である。反
応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合
物から採取される。例えば、触媒を濾去した後溶媒を留
去し、反応液に水を注ぎ、水層をアルカリ性にして析出
物を濾取するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベン
ゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出した後、目
的化合物を含む有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム
等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって
目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要なら
ば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィ
ー等によって更に精製できる。
【0071】酸化による除去において使用される溶媒
は、本反応に関与しないものであれば特に限定はない
が、例えば、メチレンクロリド、クロロホルム又は四塩
化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエ−テ
ル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのようなエ−テ
ル類;アセトンのようなケトン類;アセトニトリルのよ
うなニトリル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド、ヘキサメチルホスホラミド(HMPA)又は
ヘキサメチルホスホラストリアミド(HMPT)のよう
なアミド類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシ
ド類;又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒であり
得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にメチレンク
ロリド)、ケトン類(特にアセトン)又はアミド類(特
にヘキサメチルホスホロトリアミド)或はこれらの有機
溶媒と水との混合溶媒である。使用される酸化剤は、例
えば、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、アンモニウ
ムセリウムナイトレイト(CAN)又は2,3−ジクロ
ロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン(DDQ)で
あり得、好適には、アンモニウムセリウムナイトレイト
(CAN)又は2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−
p−ベンゾキノン(DDQ)である。反応温度は原料化
合物、溶媒又は使用される酸化剤等によって変化する
が、通常0℃乃至150℃であり、好適には10℃乃至
50℃である。反応時間は化合物、溶媒又は使用される
酸化剤等によって変化するが、通常15分間乃至24時
間であり、好適には30分間乃至5時間である。反応終
了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物か
ら採取される。例えば、酸化剤を濾去した後溶媒を留去
し、反応液に水を注ぎ、水層をアルカリ性にして析出物
を濾取するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼ
ン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出した後、目的
化合物を含む有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等
を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目
的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要なら
ば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィ
ー等によって更に精製できる。
【0072】第C3工程 (環化) 本工程は、不活性溶媒中、塩基存在下、化合物(X)を
一般式(XI)を有する化合物と反応させ、一般式(X
II)を有する化合物を製造する工程である。使用され
る溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解す
るものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、
ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族
炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような
芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四
塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロ
ロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリ
コールジメチルエーテルのようなエーテル類;ニトロメ
タンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイソ
ブチロニトリルのようなニトリル類;メタノ−ル、エタ
ノ−ル、プロパノール、イソプロパノ−ル、ブタノー
ル、イソブタノール又はターシャリーブタノールのよう
なアルコ−ル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホラミド
(HMPA)又はヘキサメチルホスホラストリアミド
(HMPT)のようなアミド類;或はジメチルスルホキ
シド又はスルホランのようなスルホキシド類であり得、
好適には、アルコール類(特にターシャリーブタノー
ル)である。使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金
属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又
は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;
酢酸ナトリウムのようなアルカリ金属酢酸塩類;水素化
リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリウムのよう
なアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸
化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシドの
ようなアルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカプタ
ンナトリウム又はエチルメルカプタンナトリウムのよう
なメルカプタンアルカリ金属類;トリエチルアミン、ト
リブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メ
チルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルア
ミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−
ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.
0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.
2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)の
ような有機アミン類;メチルリチウム、エチルリチウム
又はブチルリチウムのようなアルキルリチウム類;リチ
ウムジイソプロピルアミド又はリチウムジシクロヘキシ
ルアミドのようなリチウムアルキルアミド類であり得、
好適にはアルカリ金属炭酸塩類(特に炭酸ナトリウム又
は炭酸カリウム)である。反応温度は原料化合物、試薬
等によって異なるが、通常−10℃乃至150℃であ
り、好適には50℃乃至100℃である。反応時間は原
料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10
分間乃至24時間であり、好適には30分間乃至12時
間である。反応終了後、本工程の目的化合物は、第A2
工程と同様に、常法に従って反応混合物から採取され
る。尚、化合物(XII)のピペラジン環を構成する2
級アミンに保護基(好適にはアセチル基)をかけた後、
単離精製し、次いで該保護基を脱保護することにより、
本工程の目的化合物を精製することもできる。
【0073】第C4工程 (縮合) 本工程は、不活性溶媒中、塩基存在下、化合物(XI
I)を一般式(XIII)を有する化合物と反応させ、
一般式(XIV)を有する化合物を製造する工程であ
り、第B2工程と同様の条件下で行うことができる。
【0074】第C5工程 (フタル基の除去) 本工程は、不活性溶媒中、化合物(XIV)を塩基と反
応させ、化合物(II)を製造する工程である。使用さ
れる溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解
するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサ
ン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂
肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのよ
うな芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又は
ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレン
グリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセ
トニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル
類;メタノ−ル、エタノ−ル、プロパノール、イソプロ
パノ−ル、ブタノール又はイソブタノールのようなアル
コ−ル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、ヘキサメチルホスホラミド(HMP
A)又はヘキサメチルホスホラストリアミド(HMP
T)のようなアミド類;或はジメチルスルホキシド又は
スルホランのようなスルホキシド類、水或は上記有機溶
媒と水との混合溶媒であり得、好適にはアルコール類
(特にエタノール)である。使用される塩基は、通常、
ガブリエール合成(Gabriel synthesis)に於けるフタル
イミド基の加水分解に用いられるものであれば、特に限
定はなく用いることができるが、例えば、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアル
カリ金属水酸化物類或はヒドラジン又は含水ヒドラジン
のようなヒドラジン類であり得、好適にはヒドラジン一
水和物である。反応温度は原料化合物、試薬等によって
異なるが、通常−10℃乃至150℃であり、好適には
30℃乃至100℃である。反応時間は原料化合物、試
薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至12
時間であり、好適には30分間乃至5時間である。反応
終了後、本工程の目的化合物は、第A2工程と同様に、
常法に従って反応混合物から採取される。
【0075】D法は、C法の中間体化合物である化合物
(XII)を別途に製造する方法である。
【0076】第D1工程 (縮合) 本工程は、不活性溶媒中、塩基存在下、一般式(XV)
を有する化合物を化合物(VII)と反応させ、一般式
(XVI)を有する化合物を製造する工程であり、第B
2工程と同様の条件下で行うことができる。
【0077】第D2工程 (縮合) 本工程は、不活性溶媒中、化合物(XVI)を一般式
(XVII)を有する化合物と反応させ、一般式(XV
III)を有する化合物を製造する工程である。使用さ
れる溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解
するものであれば特に限定はないが、例えば、第A2工
程と同様のものであり得、好適にはエーテル類(特にジ
エチレングリコールジメチルエーテル)である。反応温
度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常0℃乃
至200℃であり、好適には100℃乃至170℃であ
る。反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異
なるが、通常10分間乃至24時間であり、好適には1
時間乃至12時間である。反応終了後、本工程の目的化
合物は、第A2工程と同様に、常法に従って反応混合物
から採取される。
【0078】第D3工程 (アミノ基の脱保護) 本工程は、不活性溶媒中、化合物(XVIII)のアミ
ノ基の保護基(R6 )を除去し、化合物(XII)を製
造する工程であり、第C2工程と同様の条件下で行うこ
とができる。
【0079】E法は、C法に於ける中間体化合物であ
る、一般式(XIIa)を有する化合物を別途に製造す
る方法である。
【0080】第E1工程 (縮合) 本工程は、化合物(XVI)をピペラジンと反応させ、
化合物(XIIa)を製造する工程である。反応温度は
原料化合物、試薬等によって異なるが、通常30℃乃至
200℃であり、好適には100℃乃至150℃であ
る。反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異
なるが、通常5分間乃至12時間であり、好適には10
分間乃至3時間である。反応終了後、本工程の目的化合
物は、第A2工程と同様に、常法に従って反応混合物か
ら採取される。
【0081】原料化合物(VIII)、(XI)、(X
III)、(XV)及び(XVII)は、公知か、公知
の方法又はそれに類似した方法に従って容易に製造され
る。本発明のピペラジン誘導体(I)は、優れた5−H
2 受容体拮抗作用及び5−HT1A受容体作動作用を併
せ持ち、且つ、毒性も弱いので、医薬[特に精神神経症
状の治療剤又は予防剤(特に治療剤)]として有用であ
る。
【0082】本発明の化合物(I)又はその薬理上許容
される塩類を医薬として使用する場合には、それ自体あ
るいは適宜の薬理学的に許容される、賦形剤、希釈剤等
と混合し、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくはシ
ロップ剤等による経口的又は注射剤等による非経口的に
投与することができる。
【0083】これらの製剤は、賦形剤(例えば、乳糖、
白糖、ブドウ糖、マンニット、ソルビットのような糖誘
導体;トウモロコシデンプン、馬鈴薯デンプン、α−デ
ンプン、デキストリン、カルボキシメチルデンプンのよ
うなデンプン誘導体;結晶セルロース、低置換度ヒドロ
キシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースカルシウム、内部架橋カルボキシメチル
セルロースナトリウムのようなセルロース誘導体;アラ
ビアゴム;デキストラン;プルラン;軽質無水珪酸、合
成珪酸アルミニウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウム
のような珪酸塩類;リン酸カルシウムのようなリン酸塩
類;炭酸カルシウムのような炭酸塩類;硫酸カルシウム
のような硫酸塩類等)、結合剤(例えば、前記の賦形
剤;ゼラチン;ポリビニルピロリドン;マグロゴール
等)、崩壊剤(例えば、前記の賦形剤;クロスカルメロ
ースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウ
ム、架橋ポリビニルピロリドンのような化学修飾され
た、デンプン、セルロース誘導体等)、滑沢剤(例え
ば、タルク;ステアリン酸;ステアリン酸カルシウム、
ステアリン酸マグネシウムのようなステアリン酸金属
塩;コロイドシリカ;ビーガム、ゲイロウのようなラッ
クス類;硼酸;グリココール;フマル酸、アジピン酸の
ようなカルボン酸類;安息香酸ナトリウムのようなカル
ボン酸ナトリウム塩類;硫酸ナトリウムのような硫酸塩
類;ロイシン;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸
マグネシウムのようなラウリル硫酸塩類;無水珪酸、珪
酸水和物のような珪酸類;前記の賦形剤におけるデンプ
ン誘導体等)、安定剤(例えば、メチルパラベン、プロ
ピルパラベンのようなパラオキシ安息香酸エステル類;
クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェニルエチ
ルアルコールのようなアルコール類;塩化ベンザルコニ
ウム;フェノール、クレゾールのようなフェノール類;
チメロサール;無水酢酸;ソルビン酸等)、矯味矯臭剤
(例えば、通常使用される、甘味料、酸味料、香料
等)、希釈剤、注射剤用溶剤(例えば、水、エタノー
ル、グリセリン等)等の添加剤を用いて周知の方法で製
造される。その使用量は症状、年齢等により異なるが、
経口投与の場合には、1回当り下限1mg(好適には、
10mg)、上限2000mg(好適には、400m
g)を、静脈内投与の場合には、1回当り下限0.1m
g(好適には、1mg)、上限500mg(好適には、
300mg)を成人に対して、1日当り1乃至6回症状
に応じて投与することが望ましい。
【0084】以下に、実施例、試験例及び製剤例を示
し、本発明を更に詳細に説明するが、本発明の範囲はこ
れらに限定されるものではない。
【0085】
【実施例】
実施例1 N−(4−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)ブチル)ベンズアミド (例示化合物
番号:7) (a) N−(2−ベンジロキシフェニル)アセトアミ
ド 2−ヒドロキシアセトアニリド8.0g(53mmo
l)のN,N−ジメチルホルムアミド(80mL)溶液
を、窒素気流下炭酸カリウム22.0g(159mmo
l)のN,N−ジメチルホルムアミド(120mL)懸
濁液に氷冷下滴下した。次いでブロモメチルベンゼン
7.6mL(64mmol)を滴下し、室温に昇温した
後2時間反応させた。反応溶液を氷冷水に注ぎ、水層を
酢酸エチルで抽出し、有機層を水で洗浄した後無水硫酸
ナトリウムを用いて乾燥させ、減圧下溶媒を溜去した。
これを酢酸エチル及びヘキサンによって再結晶しN−
(2−ベンジロキシフェニル)アセトアミド11.8g
(92%)を得た。
【0086】(b) 2−ベンジロキシフェニルアミン 実施例1(a)で得られたN−(2−ベンジロキシフェ
ニル)アセトアミド11.8g(49mmol)をエタ
ノール200mLに溶解させ、6規定塩酸水溶液を10
0mL加え、2時間加熱還流した。反応溶液を室温に冷
却し炭酸水素ナトリウムを加え中和した後、減圧下溶媒
を溜去した。次いで、水層を酢酸エチルで抽出し、有機
層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、減圧下溶媒
を溜去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより精製し2−ベンジロキシフェニルアミ
ン9.3g(95%)を得た。
【0087】(c) 1−(4−(2−ベンジロキシフ
ェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン 実施例1(b)で得られた2−ベンジロキシフェニルア
ミン11.6g(58mmol)をt−ブタノール11
0mLに溶解させ、ビス−(2−クロロエチル)アミン
塩酸塩15.5g(87mmol)を加え、8時間加熱
還流させた。反応溶液を室温まで冷却した後、炭酸ナト
リウム25.5g(232mmol)を加え、24時間
加熱還流させた。反応溶液をセライトを用いてろ過した
後、ろ液を減圧下留去した。得られた残渣をピリジン2
8g(347mmol)に溶解させ、氷冷下無水酢酸1
7.7g(173mmol)を滴下し、室温に昇温した
後1時間反応させた。反応溶液を減圧下留去し、得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精
製し、1−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)エタノン13.8g(76%)を得
た。
【0088】(d) 1−(2−ベンジロキシフェニ
ル)ピペラジン 実施例1(c)で得られた1−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン1.6g
(5.2mmol)に6規定塩酸水溶液100mLを加
え、1時間加熱還流させた。氷冷後7規定水酸化ナトリ
ウム水溶液を用いて中和し、水層を塩化メチレンで抽出
した後、有機層を水で洗浄し無水硫酸ナトリウムを用い
て乾燥させ、減圧下溶媒を溜去し、1−(2−ベンジロ
キシフェニル)ピペラジン1.4g(100%)を得
た。これは精製することなく次の反応に用いた。
【0089】(e) 2−(4−(4−(2−ベンジロ
キシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)イソイ
ンドール−1,3−ジオン 実施例1(d)で得られた1−(2−ベンジロキシフェ
ニル)ピペラジン1.02g(3.8mmol)を、窒
素気流下N,N−ジメチルホルムアミド10mLに溶解
させ、炭酸カリウム0.62g(4.5mmol)及び
2−(4−ブロモブチル)イソインドール−1,3−ジ
オン1.27g(4.5mmol)を順次加え、100
℃で2時間反応させた。反応溶液を減圧下濃縮し、得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−により
精製し、2−(4−(4−(2−ベンジロキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)ブチル)イソインド−ル−
1,3−ジオン1.40g(78%)を得た。
【0090】(f) 4−(4−(2−ベンジロキシフ
ェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン 実施例1(e)で得られた2−(4−(4−(2−ベン
ジロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)イ
ソインドール−1,3−ジオン1.31g(2.8mm
ol)をエタノール20mLに溶解させ、ヒドラジン1
水和物(80%)0.36mL(6.0mmol)を加
え、2時間加熱還流させた。反応溶液に飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液を加えた後、減圧下溶媒を溜去した。次
いで、水層を塩化メチレンで抽出し、有機層を飽和食塩
水で洗浄した後無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、
減圧下溶媒を溜去し、4−(4−(2−ベンジロキシフ
ェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン0.89
g(94%)を得た。これは精製することなく次の反応
に用いた。
【0091】(g) N−(4−(4−(2−ベンジロ
キシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズ
アミド 実施例1(f)で得られた4−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン11
2mg(0.33mmol)をテトラヒドロフラン1m
Lに溶解させ、トリエチルアミン43mg(0.36m
mol)を加え、氷冷後ベンゾイルクロリド50mg
(0.36mmol)を滴下し、室温に昇温し10分間
反応させた。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
を加え、水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩
水で洗浄した後無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ
た。減圧下溶媒を溜去し、得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにより精製し、N−(4−(4
−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチル)ベンズアミド117mg(80%)を結晶
として得た。 融点 : 114-116℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.58-1.78(m,
4H), 2.45(t,J=6.8Hz,2H), 2.50-2.70(m,4H), 3.00-3.2
0(m,4H), 3.49(q,J=6.1Hz,2H), 5.12(s,2H), 6.63-6.75
(m,1H), 6.88-7.04(m,4H), 7.28-7.52(m,8H), 7.73-7.8
2(m,2H) 。
【0092】実施例2 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−ベンジ
ロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド
(例示化合物番号:171) 実施例1(f)で得られた4−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン及び
チオフェン−2−カルボニルクロリドを、実施例1
(g)と同様に反応させ、後処理することにより、目的
化合物を結晶として得た。 融点 : 93−94℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.60-1.73
(m,4H), 2.46(t,J=6.6Hz,2H), 2.55-2.70(m,4H), 3.10-
3.20(m,4H), 3.41-3.51(m,2H), 5.13(s,2H), 6.33-6.43
(m,1H), 6.86-7.00(m,4H), 7.04-7.09(m,1H), 7.27-7.5
0(m,7H) 。
【0093】実施例3 N−(2−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)エチル)ベンズアミド (例示化合物
番号:1) (a) 2−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペ
ラジン−1−イル)エチルアミン 実施例1(d)で得られた4−(2−ベンジロキシフェ
ニル)ピペラジン及び2−(2−ブロモエチル)イソイ
ンド−ル−1,3−ジオンを、実施例1(e)、次いで
実施例1(f)と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を得た。
【0094】(b) N−(2−(4−(2−ベンジロ
キシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズ
アミド 実施例3(a)で得られた2−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミン及び
ベンゾイルクロリドを、実施例1(g)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を結晶として得
た。 融点 : 126−128℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.62-2.71(m,
6H), 3.13-3.22(m,4H), 3.59(q,J=5.5Hz,2H), 5.14(s,2
H), 6.83-6.91(m,1H), 6.92-7.01(m,4H), 7.30-7.54(m,
8H), 7.76-7.82(m,2H)。
【0095】実施例4 チオフェン−3−カルボン酸 4−(4−(2−ベンジ
ロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド
(例示化合物番号:176) 実施例1(f)で得られた4−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン16
6mg(0.49mmol)をテトラヒドロフラン3m
Lに溶解させ、チオフェン−3−カルボン酸68mg
(0.53mmol)、トリエチルアミン0.14mL
(0.97mmol)及びジフェニルりん酸アジド0.
11mL(0.53mmol)を順次加え、室温で3時
間反応させた。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液を加え、水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を水で洗
浄した後無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧
下溶媒を溜去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー及び再結晶により精製し、チオフェン−
3−カルボン酸 4−(4−(2−ベンジロキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド180mg
(82%)を得た。 融点 : 114−115℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.60-1.72(m,
4H), 2.45-2.55(m,2H), 2.61-2.71(m,4H), 3.11-3.22
(m,4H), 3.42-3.51(m,2H), 5.13(s,2H), 6.40-6.49(m,1
H), 6.91-7.01(m,4H), 7.27-7.48(m,8H), 7.82-7.88(m,
1H) 。
【0096】実施例5 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(2−ベンジ
ロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド
(例示化合物番号:169) 実施例3(a)で得られた2−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミン及び
チオフェン−2−カルボニルクロリドを、実施例1
(g)と同様に反応させ、後処理することにより、目的
化合物を結晶として得た。 融点 : 148-151℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.57-2.72(m,
6H), 3.08-3.21(m,4H), 3.56(q,J=5.5Hz,2H), 5.14(s,2
H), 6.73-6.83(m,1H), 6.91-7.01(m,4H), 7.06-7.11(m,
1H), 7.27-7.52(m,7H)。
【0097】実施例6 N−(4−(4−(2−(ピリジン−4−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズ
アミド (例示化合物番号:1511) (a) N−(4−(4−(2−ヒドロキシフェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズアミド 実施例1(g)で得られたN−(4−(4−(2−ベン
ジロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベ
ンズアミド500mg(1.1mmol)をメタノ−ル
10mLに溶解させ、10%パラジウム−活性炭50m
gを加え、水素気流下室温で8時間反応させた。触媒を
ろ去し、ろ液を減圧下濃縮し、N−(4−(4−(2−
ヒドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)
ベンズアミド394mg(97%)を得た。これは精製
することなく次の反応に用いた。 (b) N−(4−(4−(2−(ピリジン−4−イル
メトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)
ベンズアミド 実施例6(a)で得られたN−(4−(4−(2−ヒド
ロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベン
ズアミド118mg(0.33mmol)及び4−クロ
ロメチルピリジン塩酸塩60mg(0.37mmol)
を2−ブタノン2mLに溶解させ、次いで炭酸カリウム
115mg(0.83mmol)を加え、1週間加熱還
流させた。反応溶液を室温に冷却し、水を加え、水層を
酢酸エチルで抽出し、有機層を水で洗浄した後無水硫酸
ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を溜去し、
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
より精製し、N−(4−(4−(2−(ピリジン−4−
イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチ
ル)ベンズアミド125mg(85%)を結晶として得
た。 融点 : 128-131℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.65-1.78(m,
4H), 2.49(t,J=6.8Hz,2H), 2.60-2.71(m,4H), 3.07-3.1
9(m,4H), 3.51(q,J=6.1Hz,2H), 5.14(s,2H), 6.67(br
s,1H), 6.86-7.00(m,4H), 7.37-7.52(m,5H), 7.76(d,J=
6.3Hz,2H), 8.63(d,J=6.3Hz,2H)。
【0098】実施例7 N−(4−(4−(2−(ピリジン−2−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズ
アミド (例示化合物番号:1377) 実施例6(a)で得られたN−(4−(4−(2−ヒド
ロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベン
ズアミド及び2−クロロメチルピリジンを、実施例6
(b)と同様に反応させ、後処理することにより、目的
化合物を結晶として得た。 融点 : 118-121℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.59-1.71(m,
4H), 2.51(t,J=6.6Hz,2H), 2.64-2.73(m,4H), 3.13-3.2
2(m,4H), 3.51(q,J=5.9Hz,2H), 5.25(s,2H), 6.70(s,1
H), 6.91-7.01(m,4H), 7.21-7.82(m,8H), 8.59(d,J=4.3
Hz,1H) 。
【0099】実施例8 N−(4−(4−(2−(ピリジン−3−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズ
アミド (例示化合物番号:1447) 実施例6(a)で得られたN−(4−(4−(2−ヒド
ロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベン
ズアミド及び3−クロロメチルピリジンを、実施例6
(b)と同様に反応させ、後処理することにより、目的
化合物を結晶として得た。 融点 :98-100℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.60-1.72(m,
4H), 2.46(t,J=6.7Hz,2H), 2.55-2.66(m,4H), 3.04-3.1
6(m,4H), 3.49(q,J=6.1Hz,2H), 5.13(s,2H), 6.68(br
s,1H), 6.91-7.01(m,4H), 7.31-7.52(m,4H), 7.75-7.80
(m,3H), 8.57-8.59(m,1H), 8.72(d,J=2.0Hz,1H)。
【0100】実施例9 N−(4−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)ブチル)ニコチンアミド (例示化合
物番号:186) 実施例1(f)で得られた4−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン及び
ニコチン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理する
ことにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 91-92℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.60-1.80(m,
4H), 2.47(t,J=6.6Hz,2H), 2.52-2.68(m,4H), 3.00-3.1
9(m,4H), 3.51(q,J=6.0Hz,2H), 5.12(s,2H), 6.87-7.10
(m,5H), 7.25-7.48(m,6H), 8.11(dt,J=7.9Hz,J=1.8Hz,1
H), 8.71(dd,J=4.8Hz,J=1.8Hz,1H), 8.97(d,J=1.8Hz,1
H) 。
【0101】実施例10 N−(2−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)エチル)ニコチンアミド (例示化合
物番号:184) 実施例3(a)で得られた2−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミン及び
ニコチン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理する
ことにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 116-118℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.62-2.72(m,
6H), 3.09-3.21(m,4H), 3.60(q,J=5.8Hz,2H), 5.13(s,2
H), 6.91-7.09(m,5H), 7.27-7.49(m,6H), 8.14(dt,J=8.
0Hz,J=2.0Hz,1H), 8.73(dd,J=4.7Hz,J=2.0Hz,1H), 8.98
-9.01(m,1H) 。 実施例11 ピリジン−2−カルボン酸 4−(4−(2−ベンジロ
キシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド
3塩酸塩 (例示化合物番号:181) (a) ピリジン−2−カルボン酸 4−(4−(2−
ベンジロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル
アミド 実施例1(f)で得られた4−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン及び
ピリジン−2−カルボン酸を、実施例4と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。 (b) ピリジン−2−カルボン酸 4−(4−(2−
ベンジロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル
アミド 3塩酸塩 氷冷攪拌下、4規定塩酸−酢酸エチル溶液0.39ml
(1.57mmol)を、実施例11(a)で得られた
ピリジン−2−カルボン酸 4−(4−(2−ベンジロ
キシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド2
00mg(0.45mmol)の塩化メチレン(2m
l)溶液に滴下し、30分間撹拌させた。減圧下溶媒を
溜去し、目的化合物249mg(100%)をアモルフ
ァスとして得た。
【0102】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :
1.40-2.20(m,4H), 3.09-3.22(m,2H), 3.43-3.68(m,8H),
4.05-4.37(m,2H), 5.27(s,2H), 6.93-7.05(m,2H), 7.1
1-7.22(m,1H), 7.27-7.60(m,9H), 7.90-8.00(m,1H), 8.
20-8.32(m,1H), 8.42-8.65(m,2H)。
【0103】実施例12 N−(4−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)ブチル)イソニコチンアミド (例示
化合物番号:191) 実施例1(f)で得られた4−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン及び
イソニコチン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理
することにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 115-118℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.50-1.80(m,
4H), 2.48(t,J=8.2Hz,2H), 2.55-2.70(m,4H), 3.03-3.2
0(m,6H), 3.50(q,J=6.0Hz,2H), 5.12(s,2H), 6.86-7.00
(m,4H), 7.02-7.19(m,1H), 7.31-7.47(m,6H), 7.61(dd,
J=3.8Hz,J=1.7Hz,2H), 8.72(dd,J=3.8Hz,J=1.7Hz,2H)。
【0104】実施例13 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(3−ベンジ
ロキシピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)ブ
チルアミド (例示化合物番号:173) (a)3−ベンジロキシ−2−ブロモピリジン 2−ブロモ−3−ヒドロキシピリジン及びベンジルブロ
ミドを、実施例1(a)と同様に反応させ、後処理する
ことにより、目的化合物を得た。
【0105】(b) 1−(3−ベンジロキシピリジン
−2−イル)ピペラジン 実施例13(a)で得られた3−ベンジロキシ−2−ブ
ロモピリジン1g(3.8mmol)をピペラジン32
gと混合させ、30分間加熱還流させた。過剰のピペラ
ジンを再結晶により除き、ろ液に水及び酢酸エチルを加
え、有機層を水で洗浄した後無水硫酸ナトリウムを用い
て乾燥させた。減圧下溶媒を溜去し、1−(3−ベンジ
ロキシピリジン−2−イル)ピペラジン0.95g(9
5%)を得た。これは精製することなく次の反応に用い
た。
【0106】(c) 4−(4−(3−ベンジロキシピ
リジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミ
ン 実施例13(b)で得られた1−(3−ベンジロキシピ
リジン−2−イル)ピペラジン及び2−(4−ブロモブ
チル)イソインド−ル−1,3−ジオンを、実施例1
(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応させ、後処
理することにより、目的化合物を結晶として得た。
【0107】(d) チオフェン−2−カルボン酸 4
−(4−(3−ベンジロキシピリジン−2−イル)ピペ
ラジン−1−イル)ブチルアミド 実施例13(c)で得られた4−(4−(3−ベンジロ
キシピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)ブチ
ルアミン及びチオフェン−2−カルボニルクロリドを、
実施例1(g)と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を油状物質として得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.67-1.70(m,
4H), 2.49(t,J=6.9Hz,2H), 2.62-2.68(m,4H), 3.44-3.5
4(m,6H), 5.09(s,2H), 6.47(br.s,1H), 6.80(dd,J=7.9H
z,J=4.7Hz,1H), 7.04-7.11(m,2H), 7.31-7.45(m,6H),
7.48-7.54(m,1H), 7.89(dd,J=4.7Hz,J=1.3Hz,1H) 。
【0108】実施例14 N−(2−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)エチル)イソニコチンアミド (例示
化合物番号:189) 実施例3(a)で得られた2−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミン及び
イソニコチン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理
することにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 122-123℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.64-2.75(m,
6H), 3.13-3.22(m,4H), 3.59(q,J=5.5Hz,2H), 5.14(s,2
H), 6.95-7.09(m,5H), 7.27-7.50(m,5H), 7.60-7.65(m,
2H), 8.74-8.78(m,2H)。
【0109】実施例15 ピリジン−2−カルボン酸 2−(4−(2−ベンジロ
キシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド
3塩酸塩 (例示化合物番号:179) 実施例3(a)で得られた2−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミン及び
ピリジン−2−カルボン酸を、実施例4と同様に反応さ
せ、後処理することにより、ピリジン−2−カルボン酸
2−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラジン
−1−イル)エチルアミドを得た。これを塩酸塩とする
ことにより目的化合物を結晶として得た。 融点 : 135-139℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.32-3.43(m,
2H), 3.44-3.80(m,8H), 4.00-4.13(m,2H), 5.24(s,2H),
6.92-7.02(m,2H), 7.12-7.20(m,1H), 7.27-7.60(m,8
H), 7.92-8.02(m,1H), 8.19-8.28(m,1H), 8.60-8.70(m,
1H), 9.10-9.20(m,1H)。
【0110】実施例16 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(3−ベンジ
ロキシピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)エ
チルアミド (例示化合物番号:172) (a) 2−(4−(2−(2−ピリジン−4−イルエ
チル)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミン 実施例13(b)で得られた1−(4−(3−ベンジロ
キシピリジン−2−イル)ピペラジン及び2−(2−ブ
ロモエチル)イソインド−ル−1,3−ジオンを、実施
例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応させ、
後処理することにより、目的化合物を得た。
【0111】(b) チオフェン−2−カルボン酸 2
−(4−(3−ベンジロキシピリジン−2−イル)ピペ
ラジン−1−イル)エチルアミド 実施例16(a)で得られた2−(4−(2−(2−ピ
リジン−4−イルエチル)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルク
ロリドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理す
ることにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 133-134℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.65-2.72(m,
6H), 3.36-3.44(m,4H), 3.86(t,J=6.7Hz,2H), 5.08(s,2
H), 6.76(dd,J=7.8Hz,J=5.0Hz,1H), 7.06(dd,J=7.8Hz,J
=5.0Hz,1H), 7.33-7.41(m,5H), 7.69-7.74(m,2H), 7.81
-7.88(m,3H) 。 実施例17 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(3−(3−
フルオロベンジロキシ)ピリジン−2−イル)ピペラジ
ン−1−イル)エチルアミド(例示化合物番号:25
8) (a) チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(3
−ヒドロキシピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミド 実施例16(b)で得られたチオフェン−2−カルボン
酸 2−(4−(3−ベンジロキシピリジン−2−イ
ル)ピペラジン−1−イル)エチルアミドを、実施例6
(a)と同様に反応させ、後処理することにより、目的
化合物を得た。
【0112】(b) チオフェン−2−カルボン酸 2
−(4−(3−(3−フルオロベンジロキシ)ピリジン
−2−イル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド 実施例17(a)で得られたチオフェン−2−カルボン
酸 2−(4−(3−ヒドロキシピリジン−2−イル)
ピペラジン−1−イル)エチルアミド及び1−ブロモメ
チル−3−フルオロベンゼンを、実施例6(b)と同様
に反応させ、後処理することにより、目的化合物を油状
物質として得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.64-2.69(m,
6H), 3.48-3.49(m,4H), 3.54(q,J=5.6Hz,2H), 5.10(s,2
H), 6.80-6.85(m,2H), 7.00-7.20(m,5H), 7.33-7.41(m,
1H), 7.46(d,J=4.2Hz,1H), 7.50(d,J=6.7Hz,1H), 7.92
(dd,J=4.9Hz,J=1.5Hz,1H)。
【0113】実施例18 チオフェン−2−カルボン酸 3−(4−(3−ベンジ
ロキシピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)プ
ロピルアミド(例示化合物化合物:175) (a) 3−(4−(3−ベンジロキシピリジン−2−
イル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミン 実施例13(b)で得られた1−(4−(3−ベンジロ
キシピリジン−2−イル)ピペラジン及び2−(3−ブ
ロモプロピル)イソインドール−1,3−ジオンを、実
施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0114】(b) チオフェン−2−カルボン酸 3
−(4−(3−ベンジロキシピリジン−2−イル)ピペ
ラジン−1−イル)プロピルアミド 実施例18(a)で得られた3−(4−(3−ヒドロキ
シピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)エチル
アミン及びチオフェン−2−カルボニルクロリドを、実
施例1(g)と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 128-129℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.76-1.85(m,
2H), 2.58-2.67(m,6H), 3.52-3.60(m,6H), 5.10(s,2H),
6.79-7.43(m,9H), 7.55(d,J=3.9Hz,1H), 7.91(d,J=4.7
Hz,1H), 8.04(br.s,1H) 。
【0115】実施例19 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(3−(4−
メトキシベンジロキシ)ピリジン−2−イル)ピペラジ
ン−1−イル)エチルアミド(例示化合物番号:55
6) 実施例17(a)で得られたチオフェン−2−カルボン
酸 2−(4−(3−ヒドロキシピリジン−2−イル)
ピペラジン−1−イル)エチルアミド及び1−クロロメ
チル−4−メトキシベンゼンを、実施例6(b)と同様
に反応させ、後処理することにより、目的化合物を油状
物質として得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.63-2.67(m,
6H), 3.44-3.52(m,4H), 3.55(q,J=5.6Hz,2H), 3.83(s,3
H), 5.02(s,2H), 6.78-7.50(m,10H), 7.90(d,J=4.6Hz,1
H)。
【0116】実施例20 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(3−(4−
メチルベンジロキシ)ピリジン−2−イル)ピペラジン
−1−イル)エチルアミド(例示化合物番号:398) 実施例17(a)で得られたチオフェン−2−カルボン
酸 2−(4−(3−ヒドロキシピリジン−2−イル)
ピペラジン−1−イル)エチルアミド及び1−クロロメ
チル−4−メチルベンゼンを、実施例6(b)と同様に
反応させ、後処理することにより、目的化合物を結晶と
して得た。 融点 : 125-126℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.37(s,3H),
2.61-2.67(m,6H), 3.47-3.58(m,6H), 5.05(s,2H), 6.79
-7.50(m,10H), 7.90(d,J=5.0Hz,1H)。
【0117】実施例21 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−ベンジ
ロキシフェニル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−
イル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:17
0) (a) 1−(2−ベンジロキシフェニル)−2,6−
ジメチルピペラジン 実施例1(b)で得られた2−ベンジロキシフェニルア
ミン及びビス−(2−クロロプロピル)アミンを、実施
例1(c)、次いで実施例1(d)と同様に反応させ、
後処理することにより、目的化合物を得た。
【0118】(b) 4−(4−(2−ベンジロキシフ
ェニル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)ブ
チルアミン 実施例21(a)で得られた1−(2−ベンジロキシフ
ェニル)−2,6−ジメチルピペラジン及び2−(4−
ブロモブチル)イソインドール−1,3−ジオンを、実
施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0119】(c) チオフェン−2−カルボン酸 4
−(4−(2−ベンジロキシフェニル)−3,5−ジメ
チルピペラジン−1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩 実施例21(b)で得られた4−(4−(2−ベンジロ
キシフェニル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルクロ
リドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理する
ことにより、チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−
(2−ベンジロキシフェニル)−3,5−ジメチルピペ
ラジン−1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩酸塩
とすることにより目的化合物を結晶として得た。 融点 :90-100℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.27(d,J=7.3
Hz,3H), 1.48(d,J=5.6Hz,3H), 1.58-1.89(m,2H), 1.98-
2.11(m,1H), 2.68-2.78(m,1H), 3.35-3.72(m,10H), 5.1
0(s,2H), 6.96-7.46(m,12H), 7.84(d,J=4.3Hz,1H),11.5
2(br.s,2H)。
【0120】実施例22 N−(4−(4−(2−ベンジロキシフェニル)−3,
5−ジメチルピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズア
ミド 2塩酸塩(例示化合物番号:9) 実施例21(b)で得られた4−(4−(2−ベンジロ
キシフェニル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミンを、実施例1(g)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、N−(4−(4−(2−ベ
ンジロキシフェニル)−3,5−ジメチルピペラジン−
1−イル)ブチル)ベンズアミドを得た。これを塩酸塩
とすることにより目的化合物を結晶として得た。 融点 :90-100℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.20(d,J=6.7
Hz,3H), 1.45(d,J=5.6Hz,3H), 1.71-1.93(m,2H), 2.13-
2.20(m,1H), 2.63-2.71(m,1H), 3.31-3.74(m,10H), 5.0
5(s,2H), 6.95-7.47(m,12H), 7.81(br.s,1H), 8.01(d,J
=7.9Hz,1H), 8.02(d,J=7.4Hz,1H)。
【0121】実施例23 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−(チオ
フェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:1
219) (a) 1−(4−(2−ヒドロキシフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)エタノン 実施例1(c)で得られた1−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノンを、実施
例6(a)と同様に反応させ、後処理することにより、
目的化合物を得た。
【0122】(b) 1−(4−(2−(チオフェン−
2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)
エタノン 実施例23(a) で得られた1−(4−(2−ヒドロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン及び2−
クロロメチルチオフェンを、実施例6(b)と同様に反
応させ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0123】(c) 1−(2−(チオフェン−2−イ
ルメトキシ)フェニル)ピペラジン 実施例23(b)で得られた1−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エタノン820mg(2.6mmol)をエタノ
−ル20mLに溶解させ、10規定水酸化カリウム水溶
液を加え、4時間加熱還流させた。反応溶液に水を加
え、水層を塩化メチレンで抽出し、有機層を飽和食塩水
で洗浄した後無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。
減圧下溶媒を溜去し、1−(2−(チオフェン−2−イ
ルメトキシ)フェニル)ピペラジン700mg(98
%)を得た。これは精製することなく次の反応に用い
た。
【0124】(d) 4−(4−(2−(チオフェン−
2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)
ブチルアミン 実施例23(c)で得られた1−(2−(チオフェン−
2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(4
−ブロモブチル)イソインドール−1,3−ジオンを、
実施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0125】(e) チオフェン−2−カルボン酸 4
−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩 実施例23(d)で得られた4−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)ブチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルク
ロリドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理す
ることにより、チオフェン−2−カルボン酸 4−(4
−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩
酸塩とすることにより目的化合物を結晶として得た。 融点 : 168-169℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.70-1.80(m,
2H), 2.03-2.15(m,2H), 3.07-3.16(m,4H), 3.55-3.65
(m,8H), 5.26(s,2H), 6.94-7.18(m,7H), 7.35(d,J=7.1H
z,1H), 7.45(d,J=7.1Hz,1H), 7.51(br.s,1H), 7.92(br.
s,1H), 12.15(br.s,2H) 。 実施例24 N−(4−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズ
アミド(例示化合物番号:1182) 実施例23(d)で得られた4−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)ブチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルク
ロリドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理す
ることにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 108-109℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.63-1.74(m,
4H), 2.45(t,J=6.8Hz,2H), 2.56-2.68(m,4H), 3.05-3.1
5(m,4H), 3.50(q,J=6.1Hz,2H), 5.27(s,2H), 6.70(br.
s,1H), 6.89-7.77(m,12H)。
【0126】実施例25 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−(チオ
フェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:1
334) (a) 1−(4−(2−(チオフェン−3−イルメト
キシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン 実施例23(a)で得られた1−(4−(2−ヒドロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン及びオー
ガニック・シンセシス・コレクティブボリュームIV,
第921頁(1963年)[Organic Syntheses Collect
ive Volume IV,921,(1963).]に記載の方法に従い合成し
た3−ブロモメチルチオフェンを、実施例6(b)と同
様に反応させ、後処理することにより、目的化合物を得
た。
【0127】(b) 1−(2−(チオフェン−3−イ
ルメトキシ)フェニル)ピペラジン 実施例25(a)で得られた1−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エタノンを、実施例23(c)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0128】(c) 4−(4−(2−(チオフェン−
3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)
ブチルアミン 実施例25(b)で得られた1−(2−(チオフェン−
3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(4
−ブロモブチル)イソインドール−1,3−ジオンを、
実施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0129】(d) チオフェン−2−カルボン酸 4
−(4−(2−(チオフェン−3−イルメトキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩 実施例25(c)で得られた4−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)ブチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルク
ロリドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理す
ることにより、チオフェン−2−カルボン酸 4−(4
−(2−(チオフェン−3−イルメトキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩
酸塩とすることにより目的化合物を結晶として得た。 融点 : 196-202℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.75-1.89(m,
2H), 2.00-2.17(m,2H), 2.90-3.13(m,4H), 3.50-3.65
(m,8H), 5.15(s,2H), 6.98-7.05(m,3H), 7.05-7.18(m,3
H), 7.30-7.35(m,1H), 7.35-7.43(m,1H), 7.45-7.52(m,
1H), 7.93-8.00(m,1H)。
【0130】実施例26 N−(4−(4−(2−(チオフェン−3−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズ
アミド (例示化合物番号:1297) 実施例25(c)で得られた4−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)ブチルアミン及びベンゾイルクロリドを、実施例
1(g)と同様に反応させ、後処理することにより、目
的化合物を結晶として得た。 融点 : 122-126℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.64-1.75(m,
4H), 2.45-2.55(m,2H), 2.61-2.71(m,4H), 3.10-3.20
(m,4H), 3.43-3.55(m,2H), 5.12(s,2H), 6.65-6.80(m,1
H), 6.85-7.03(m,4H), 7.11-7.18(m,1H), 7.27-7.50(m,
5H), 7.75-7.81(m,2H)。
【0131】実施例27 チオフェン−3−カルボン酸 4−(4−(2−(チオ
フェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:1
340) 実施例25(c)で得られた4−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)ブチルアミン及びチオフェン−3−カルボン酸
を、実施例4と同様に反応させ、後処理することによ
り、チオフェン−3−カルボン酸 4−(4−(2−
(チオフェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジ
ン−1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩酸塩とす
ることにより目的化合物を結晶として得た。 融点 : 193-200℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.70-1.83(m,
2H), 2.00-2.10(m,2H), 2.86-3.10(m,4H), 3.40-3.60
(m,8H), 5.11(s,2H), 6.93-7.02(m,3H), 7.03-7.13(m,2
H), 7.28-7.33(m,2H), 7.34-7.40(m,1H), 7.64-7.77(m,
2H), 8.19-8.23(m,1H)。
【0132】実施例28 1H−ピロール−2−カルボン酸 4−(4−(2−ベ
ンジロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルア
ミド(例示化合物番号:124) 実施例1(f)で得られた4−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン及び
1H−ピロール−2−カルボン酸を、実施例4と同様に
反応させ、後処理することにより、目的化合物を結晶と
して得た。 融点 : 112-113℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.55-1.72(m,
4H), 2.44(t,J=6.8Hz,2H), 2.59-2.67(m,4H), 3.11-3.2
1(m,4H), 3.45(q,J=6.1Hz,2H), 5.13(s,2H), 6.14(br.
s,1H), 6.16-6.23(m,1H), 6.52-6.53(m,1H), 6.88-6.89
(m,1H), 6.95-7.50(m,9H), 9.45(br.s,1H) 。
【0133】実施例29 1H−ピロール−2−カルボン酸 4−(4−(2−
(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジ
ン−1−イル)ブチルアミド(例示化合物番号:120
5) 実施例23(d)で得られた4−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)ブチルアミン及び1H−ピロール−2−カルボン
酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 116-117℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.59-1.72(m,
4H), 2.40-2.53(m,2H), 2.60-2.69(m,4H), 3.12-3.21
(m,4H), 3.45(q,J=6.2Hz,2H), 5.28(s,2H), 6.14-7.33
(m,11H), 9.42(br.s,2H)。 実施例30 N−(4−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ニコチ
ンアミド(例示化合物番号:1234) 実施例23(d)で得られた4−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)ブチルアミン及びニコチン酸を、実施例4と同様
に反応させ、後処理することにより、目的化合物を結晶
として得た。 融点 : 100-110℃ ; NMRスヘ゜クトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.83-1.89(m,2H), 2.1
2-2.19(m,2H), 3.31-4.65(m,12H), 5.55(s,2H), 6.96-
8.03(m,8H), 9.13-9.34(m,3H), 10.08(s,1H) 。 実施例31 N−(2−(4−(2−(チオフェン−3−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズ
アミド(例示化合物番号:1296) (a) 2−(4−(2−(チオフェン−3−イルメト
キシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミン 実施例25(b)で得られた1−(2−(チオフェン−
3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(2
−ブロモエチル)イソインドール−1,3−ジオンを、
実施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0134】(b) N−(2−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチル)ベンズアミド 実施例31(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及びベンゾイルクロリドを、実施例
1(g)と同様に反応させ、後処理することにより、目
的化合物を結晶として得た。 融点 : 155-158℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.62-2.73(m,
6H), 3.10-3.22(m,4H), 3.59(q,J=5.6Hz,2H), 5.14(s,2
H), 6.83-6.91(m,1H), 6.92-7.03(m,4H), 7.15(dd,J=4.
7Hz,J=1.3Hz,1H), 7.28-7.38(m,2H), 7.41-7.52(m,3H),
7.77-7.83(m,2H)。
【0135】実施例32 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(2−(チオ
フェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)エチルアミド(例示化合物番号:1332) 実施例31(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルク
ロリドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理す
ることにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 162-165℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.6-2.7(m,6
H), 3.1-3.2(m,4H), 3.57(q,J=5.6Hz,2H), 5.14(s,2H),
6.78(br.s,1H), 6.9-7.0(m,4H), 7.08(dd,J=4.9Hz,J=
3.8Hz,1H), 7.15(d,J=5.2Hz,1H), 7.30-7.36(m,2H), 7.
46(d,J=5.7Hz,1H), 7.51(d,J=3.9Hz,1H)。
【0136】実施例33 チオフェン−3−カルボン酸 2−(4−(2−(チオ
フェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)エチルアミド(例示化合物番号:1338) 実施例31(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及びチオフェン−3−カルボン酸
を、実施例4と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 161-163℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.6-2.7(m,6
H), 3.1-3.2(m,4H), 3.56(q,J=5.6Hz,2H), 5.14(s,2H),
6.70(br.s,1H), 6.9-7.0(m,4H), 7.15(dd,J=4.7Hz,J=
1.2Hz,1H), 7.31-7.37(m,3H), 7.39(dd,J=5.2Hz,J=1.2H
z,1H), 7.86-7.88(m,1H)。
【0137】実施例34 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(2−(チオ
フェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)エチルアミド(例示化合物番号:1217) (a) 2−(4−(2−(チオフェン−2−イルメト
キシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミン 実施例23(c)で得られた1−(2−(チオフェン−
2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(2
−ブロモエチル)イソインドール−1,3−ジオンを、
実施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0138】(b) チオフェン−2−カルボン酸 2
−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド 実施例34(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルク
ロリドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理す
ることにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 129-132℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.64-2.71(m,
6H), 3.12-3.20(m,4H), 3.56(q,J=5.6Hz,2H), 5.28(s,2
H), 6.76(br.s,1H), 6.93-7.09(m,7H), 7.32(dd,J=5.4H
z,J=1.2Hz,1H), 7.46(d,J=5.8Hz,2H), 7.51(dd,J=4.4H
z,J=1.2Hz,1H)。 実施例35 チオフェン−3−カルボン酸 2−(4−(2−(チオ
フェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)エチルアミド(例示化合物番号:1223) 実施例34(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及びチオフェン−3−カルボン酸
を、実施例4と同様に反応させ、後処理することによ
り、 目的化合物を結晶として得た。 融点 : 117-119℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.63-2.71(m,
6H), 3.12-3.20(m,4H), 3.55(q,J=5.6Hz,2H), 5.28(s,2
H), 6.71(br.s,1H), 6.97-7.40(m,9H), 7.87(dd,J=2.6H
z,J=1.2Hz,1H) 。 実施例36 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(3−(チオ
フェン−2−イルメトキシ)ピリジン−2−イル)ピペ
ラジン−1−イル)エチルアミド 3塩酸塩(例示化合
物番号:1220) 実施例23(b)で得られたチオフェン−2−カルボン
酸 2−(4−(3−ヒドロキシピリジン−2−イル)
ピペラジン−1−イル)エチルアミド及びチオフェン−
2−イルメタノールを、実施例6(b)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、チオフェン−2−カルボン
酸 2−(4−(3−(チオフェン−2−イルメトキ
シ)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)エチ
ルアミドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的化
合物を結晶として得た。 融点 : 94-96℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.44-4.48(m,
12H), 5.31(s,2H), 7.00-8.81(m,9H), 8.83(br.s,1H)。
【0139】実施例37 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニ
ル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩
(例示化合物番号:1208) 実施例23(d)で得られた4−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)ブチルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−
2−カルボン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理
することにより、1−メチル−1H−ピロ−ル−2−カ
ルボン酸 4−(4−(2−(チオフェン−2−イルメ
トキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミ
ドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合物を
結晶として得た。 融点 : 102-110℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.70-1.76(m,
2H), 2.03-2.05(m,2H), 3.01-6.67(m,12H), 3.93(s,3
H), 5.30(s,2H), 6.01(s,1H), 6.70(s,1H), 6.88-7.34
(m,9H) 。 実施例38 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(2−(フラ
ン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミド(例示化合物番号:1031) (a) 1−(4−(2−(フラン−2−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン 実施例23(a)で得られた1−(4−(2−ヒドロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン及びジャ
ーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサイアテ
ィー,第72巻,第2195頁(1950年)[J.Am.Ch
em.Soc.,72,2195,(1950).]に記載の方法に従い合成した
2−クロロメチルフランを、実施例6(b)と同様に反
応させ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0140】(b) 1−(2−(フラン−2−イルメ
トキシ)フェニル)ピペラジン 実施例38(a)で得られた1−(4−(2−(フラン
−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エタノンを、実施例23(c)と同様に反応させ、
後処理することにより、目的化合物を得た。
【0141】(c) 2−(4−(2−(フラン−2−
イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチ
ルアミン 実施例38(b)で得られた1−(2−(フラン−2−
イルメトキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(2−ブ
ロモエチル)イソインドール−1,3−ジオンを、実施
例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応させ、
後処理することにより、目的化合物を得た。
【0142】(d) チオフェン−2−カルボン酸 2
−(4−(2−(フラン−2−イルメトキシ)フェニ
ル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド 実施例38(c)で得られた2−(4−(2−(フラン
−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルクロ
リドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理する
ことにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 115-118℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.66-2.70(m,
6H), 3.10-3.21(m,4H), 3.56(q,J=5.6Hz,2H), 5.06(s,2
H), 6.36-6.40(m,2H), 6.78(br.s,1H), 6.92-7.00(m,4
H), 7.08(dd,J=4.9Hz,J=3.7Hz,1H), 7.43-7.51(m,3H)
【0143】実施例39 1H−ピロール−2−カルボン酸 2−(4−(2−
(フラン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)エチルアミド(例示化合物番号:1021) 実施例38(c)で得られた2−(4−(2−(フラン
−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミン及び1H−ピロール−2−カルボン酸
を用い、実施例4と同様に反応を行い目的化合物を結晶
として得た。 融点 : 100-101℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.61-2.74(m,
6H), 3.09-3.21(m,4H),3.54(q,J=5.7Hz,2H), 5.06(s,2
H), 6.24(dd,J=6.5Hz,J=2.6Hz,1H), 6.36-6.40(m,2H),
6.55-6.60(m,2H), 6.92-6.93(m,1H), 6.94-7.01(m,4H),
7.44(d,J=1.8Hz,1H), 9.37(br.s,1H) 。
【0144】実施例40 1H−ピロール−2−カルボン酸 2−(4−(2−
(チオフェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジ
ン−1−イル)エチルアミド(例示化合物番号:131
6) 実施例31(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及び1H−ピロール−2−カルボン
酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 185-187℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.60-2.75(m,
6H), 3.10-3.20(m,4H), 3.54(q,J=5.6Hz,2H), 5.14(s,2
H), 6.24(dd,J=6.0Hz,J=2.8Hz,1H), 6.52-6.63(m,2H),
6.90-6.95(m,1H), 6.95-7.01(m,4H), 7.15(dd,J=4.0Hz,
J=2.8Hz,1H), 7.30-7.38(m,2H), 9.34(br.s,1H) 。
【0145】実施例41 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 2−
(4−(2−(チオフェン−3−イルメトキシ)フェニ
ル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド2塩酸塩
(例示化合物番号:1322) 実施例31(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−
2−カルボン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理
することにより、1−メチル−1H−ピロール−2−カ
ルボン酸 2−(4−(2−(チオフェン−3−イルメ
トキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミ
ドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合物を
結晶として得た。 融点 : 74-79℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.00(br.s,1
H), 3.19-3.28(m,2H),3.47-3.70(m,6H), 3.82-3.91(m,2
H), 3.94(s,3H), 5.10(s,2H), 6.11(dd,J=4.0Hz,J=2.5H
z,1H), 6.70-6.73(m,1H), 6.95(s,1H), 6.96-6.98(m,2
H), 7.05(t,J=4.3Hz,1H), 7.09-7.12(m,2H), 7.16-7.21
(m,1H), 7.28-7.31(m,1H), 7.37(dd,J=4.9Hz,J=2.9Hz,1
H), 8.18(br.s,1H)。
【0146】実施例42 1H−ピロール−2−カルボン酸 2−(4−(2−
(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジ
ン−1−イル)エチルアミド(例示化合物番号:120
3) 実施例34(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及び1H−ピロール−2−カルボン
酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 145-147℃ ; NMRスヘ゜クトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.62-3.58(m,12H), 5.
28(s,2H), 6.21-7.33(m,11H),9.67(br.s,1H)。
【0147】実施例43 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 2−
(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニ
ル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド2塩酸塩
(例示化合物番号:1206) 実施例34(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−
2−カルボン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理
することにより、1−メチル−1H−ピロール−2−カ
ルボン酸 2−(4−(2−(チオフェン−2−イルメ
トキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミ
ドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合物を
結晶として得た。 融点 : 111-112℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.87-3.91(m,
8H), 3.94(s,3H), 4.35-4.47(m,2H), 5.07(br.s,2H),
5.66(s,2H), 6.10-8.13(m,11H) 。
【0148】実施例44 3,5−ジメチルイソキサゾール−4−カルボン酸 2
−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド(例示化合
物番号:1213) 実施例34(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及び3,5−ジメチルイソキサゾー
ル−4−カルボン酸を、実施例4と同様に反応させ、後
処理することにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 123-124℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.46(s,3H),
2.64(s,3H), 2.65-3.54(m,12H), 5.28(s,2H), 6.54(br.
s,1H), 6.96-7.34(m,7H)。
【0149】実施例45 1H−ピロール−2−カルボン酸 3−(4−(2−
(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジ
ン−1−イル)プロピルアミド(例示化合物番号:12
04) (a)3−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミン 実施例23(c)で得られた1−(2−(チオフェン−
2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(3
−ブロモプロピル)イソインドール−1,3−ジオン
を、実施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反
応させ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0150】(b) 1H−ピロール−2−カルボン酸
3−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)
フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミド 実施例45(a)で得られた3−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)プロピルアミン及び1H−ピロール−2−カルボ
ン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理することに
より、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 132-134℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.79(sep,J=
5.9Hz,2H), 2.58(t,J=5.9Hz,2H), 2.61-2.75(m,4H), 3.
10-3.28(m,4H), 3.55(q,J=5.9Hz,2H), 5.27(s,2H), 6.9
1-7.04(m,5H), 7.07(d,J=3.1Hz,1H), 7.31(dd,J=4.2Hz,
J=1.1Hz,1H), 7.70(br.s,1H), 10.16(br.s,1H) 。
【0151】実施例46 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 3−
(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニ
ル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミド2塩酸塩
(例示化合物番号:1207) 実施例45(a)で得られた3−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)プロピルアミン及び1−メチル−1H−ピロール
−2−カルボン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処
理することにより、1−メチル−1H−ピロール−2−
カルボン酸 3−(4−(2−(チオフェン−2−イル
メトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピル
アミドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合
物をアモルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.22(sep,J=
6.0Hz,2H), 3.15-3.22(m,2H), 3.44-3.65(m,8H), 3.94
(s,3H), 4.08-4.24(m,2H), 5.42(s,2H), 6.07(dd,J=3.9
Hz,J=2.6Hz,1H), 6.07(s,1H), 6.96-7.03(m,3H), 7.07
(d,J=6.0Hz,1H), 7.18(d,J=2.1Hz,1H), 7.33(dd,J=5.2H
z,J=1.2Hz,1H), 7.44(d,J=7.9Hz,1H), 7.63(br.s,1H),
12.53(br.s,1H) 。
【0152】実施例47 N−(2−(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)
フェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズアミ
ド(例示化合物番号:444) (a) N−(2−(4−(2−ヒドロキシフェニル)
ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズアミド 実施例3(b)で得られたN−(2−(4−(2−ベン
ジロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベ
ンズアミドを、実施例6(a)と同様に反応させ、後処
理することにより、目的化合物を得た。
【0153】(b) N−(2−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチル)ベンズアミド 実施例47(a)で得られたN−(2−(4−(2−ヒ
ドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベ
ンズアミド及び1−クロロメチル−3−メトキシベンゼ
ンを、実施例6(b)と同様に反応させ、後処理するこ
とにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 121-122℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.65-2.74(m,
6H), 3.12-3.22(m,4H), 3.55-3.62(m,2H), 3.83(s,3H),
5.11(s,2H), 6.84-6.88(m,1H), 6.94-6.99(m,4H), 7.0
1-7.04(m,2H), 7.25-7.33(m,1H), 7.41-7.52(m,4H), 7.
77-7.82(m,2H)。
【0154】実施例48 N−(2−(4−(2−(3−ヒドロキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズ
アミド (例示化合物番号:588) (a) 安息香酸 3−(2−(4−(2−ベンゾイル
アミノエチル)ピペラジン−1−イル)フェノキシメチ
ル)フェニルエステル 実施例47(a)で得られたN−(2−(4−(2−ヒ
ドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベ
ンズアミド及び安息香酸 3−ブロモメチルフェニルエ
ステルを、実施例6(b)と同様に反応させ、後処理す
ることにより、目的化合物を得た。
【0155】(b) N−(2−(4−(2−(3−ヒ
ドロキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチル)ベンズアミド 実施例48(a)で得られた安息香酸 3−(2−(4
−(2−ベンゾイルアミノエチル)ピペラジン−1−イ
ル)フェノキシメチル)フェニルエステル35mg
(0.07mmol)をエタノ−ル2mLに溶解させ、
氷冷下4規定水酸化カリウム水溶液を加え、20分間反
応させた。1規定塩酸水溶液を用いて反応溶液を弱アル
カリ性にした後減圧下溶媒を溜去した。水層を酢酸エチ
ルにより抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて
乾燥させ、減圧下溶媒を溜去した。これをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製し、N−
(2−(4−(2−(3−ヒドロキシベンジロキシ)フ
ェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズアミド
17mg(60%)を結晶として得た。 融点 : 152-153℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.66-2.75(m,
6H), 3.12-3.20(m,4H), 3.61(q,J=5.5Hz,2H), 5.08(s,2
H), 6.79(dd,J=8.5Hz,J=2.0Hz,1H), 6.82-6.96(m,5H),
6.98-7.01(m,2H), 7.25(t,J=7.8Hz,1H), 7.40-7.51(m,3
H), 7.76-7.80(m,2H) 。 実施例49 チオフェン−2−カルボン酸 3−(4−(2−(チオ
フェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)プロピルアミド(例示化合物番号:1218) (a) 3−(4−(2−(チオフェン−2−イルメト
キシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミ
ン 実施例23(c)で得られた1−(2−(チオフェン−
2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(3
−ブロモプロピル)イソインドール−1,3−ジオン
を、実施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反
応させ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0156】(b) チオフェン−2−カルボン酸 3
−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミド 実施例49(a)で得られた3−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)プロピルアミン及びチオフェン−2−カルボニル
クロリドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理
することにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 125-129℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.13-2.24(m,
2H), 3.34-3.41(m,2H), 3.50-3.74(m,6H), 3.86-4.29
(m,2H), 4.48-4.65(m,2H), 5.55(s,2H), 6.98-7.10(m,3
H), 7.18(d,J=8.1Hz,1H), 7.25(s,1H), 7.29-7.38(m,5
H), 7.49(d,J=5.1Hz,1H), 7.73-7.83(m,2H)。
【0157】実施例50 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラジン−1−
イル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:14
1) 実施例1(f)で得られた4−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン及び
1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸を、実施
例4と同様に反応させ、後処理することにより、1−メ
チル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−(4−
(2−ベンジロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)
ブチルアミドを得た。これを塩酸塩とすることにより目
的化合物を結晶として得た。 元素分析: Anal. Calcd for C27H36N4O2Cl2 : C,62.42;H,6.99;N,10.79. Found : C,62.21;H,7.26;N,10.50. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.72-1.77(m,
2H), 2.00-2.05(m,2H), 3.07-3.24(m,2H), 3.44-3.59
(m,8H), 3.93(s,2H), 4.11(br.s,1H), 5.25(s,2H), 6.0
7-6.09(m,1H), 6.69-7.47(m,12H)。
【0158】実施例51 1H−ピロール−2−カルボン酸 4−(4−(2−ベ
ンジロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルア
ミド 2塩酸塩(例示化合物番号:124) 実施例28で得られた1H−ピロール−2−カルボン酸
4−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラジン
−1−イル)ブチルアミドを塩酸塩とし、目的化合物を
結晶として得た。 融点 : 205-206℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.76-4.52(m,
16H), 5.35(s,2H), 6.21(br.s,1H), 6.91-7.71(m,13H),
10.00(br.s,1H) 。
【0159】実施例52 N−(3−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピル)ニコ
チンアミド 3塩酸塩(例示化合物番号:1233) 実施例45(a)で得られた3−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)プロピルアミンを、実施例4と同様に反応させ、
後処理することにより、N−(3−(4−(2−(チオ
フェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)プロピル)ニコチンアミドを得た。これを塩酸
塩とすることにより目的化合物をアモルファスとして得
た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.18-2.45(m,
2H), 3.20-3.53(m,4H), 3.54-3.80(m,8H), 5.35(s,2H),
6.91-7.10(m,4H), 7.13-7.23(m,3H), 7.35(d,J=5.2Hz,
1H), 8.04-8.10(m,1H), 8.96(d,J=5.3Hz,1H), 9.16(d,J
=7.7Hz,1H), 9.61(s,1H)。
【0160】実施例53 N−(2−(4−(2−(4−ヒドロキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズ
アミド (例示化合物番号:636) 実施例47(a)で得られたN−(2−(4−(2−ヒ
ドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベ
ンズアミド及び安息香酸 4−ブロモメチルフェニルエ
ステルを、実施例6(b)、次いで実施例48(b)と
同様に反応させ、後処理することにより、目的化合物を
結晶として得た。 融点 : 122-131℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.65-2.72(m,
6H), 3.11-3.20(m,4H), 3.60(q,J=5.4Hz,2H), 5.03(s,2
H), 6.85(d,J=8.6Hz,2H), 6.91-7.01(m,5H), 7.31(d,J=
8.6Hz,2H), 7.40-7.54(m,4H), 7.77-7.81(m,2H) 。
【0161】実施例54 N−(2−(4−(2−(4−メトキシベンジロキシ)
フェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズアミ
ド (例示化合物番号:515) 実施例47(a)で得られたN−(2−(4−(2−ヒ
ドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベ
ンズアミド及び1−クロロメチル−4−メトキシベンゼ
ンを、実施例6(b)と同様に反応させ、後処理するこ
とにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 98-99℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.64-2.71(m,
6H), 3.10-3.20(m,4H), 3.54-3.62(m,2H), 3.83(s,1H),
5.06(s,2H), 6.85-6.98(m,7H), 7.35-7.51(m,5H), 7.7
7-7.82(m,2H)。
【0162】実施例55 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(2−(3−
メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:49
9) (a) 1−(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェ
ニル)ピペラジン 実施例23(a)で得られた1−(4−(2−ヒドロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン及び1−
クロロメチル−3−メトキシベンゼンを、実施例6
(b)、次いで実施例1(d)と同様に反応させ、後処
理することにより、目的化合物を得た。
【0163】(b) 2−(4−(2−(3−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチ
ルアミン 実施例55(a)で得られた1−(2−(3−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(2−ブ
ロモエチル)イソインドール−1,3−ジオンを、実施
例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応させ、
後処理することにより、目的化合物を得た。
【0164】(c) チオフェン−2−カルボン酸 2
−(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニ
ル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド 2塩酸塩 実施例55(b)で得られた2−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルクロ
リドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理する
ことにより、チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−
(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラ
ジン−1−イル)エチルアミドを得た。これを塩酸塩と
することにより目的化合物を結晶として得た。 融点 : 153-157℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.37(d,J=3.9
Hz,2H), 3.66(t,J=14Hz,4H), 3.81(s,3H), 3.86-3.93
(m,4H), 4.48-4.57(m,2H), 5.30(s,2H), 6.84-6.88(m,1
H), 6.96-7.10(m,5H), 7.20-7.33(m,2H), 7.49(d,J=4.2
Hz,1H), 7.66(d,J=7.9Hz,1H), 8.03(d,J=2.9Hz,1H), 8.
74-8.78(m,1H), 11.82(br.s,2H) 。
【0165】実施例56 チオフェン−3−カルボン酸 2−(4−(2−(3−
メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:50
4) 実施例55(b)で得られた2−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミン及びチオフェン−3−カルボン酸を、
実施例4と同様に反応させ、後処理することにより、チ
オフェン−3−カルボン酸 2−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミドを得た。これを塩酸塩とすることによ
り目的化合物を結晶として得た。 融点 :88-110℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.34(br.s,2
H), 3.54-3.79(m,6H),3.81(s,3H), 3.91(br.s,2H), 4.2
8-4.38(m,2H), 5.25(s,2H), 6.87(dd,J=7.3Hz,J=2.1Hz,
1H), 7.00-7.03(m,4H), 7.21(d,J=7.4Hz,1H), 7.28-7.3
3(m,2H), 7.52(d,J=7.9Hz,1H), 7.72(d,J=4.3Hz,1H),
8.33(d,J=3.3Hz,1H), 8.67(br.s,1H), 12.71(br.s,2
H)。
【0166】実施例57 1H−ピロール−2−カルボン酸 2−(4−(2−
(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)エチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:
477) 実施例55(b)で得られた2−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミン及び1H−ピロール−2−カルボン酸
を、実施例4と同様に反応させ、後処理することによ
り、1H−ピロール−2−カルボン酸 2−(4−(2
−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン
−1−イル)エチルアミドを得た。これを塩酸塩とする
ことにより目的化合物を結晶として得た。 融点 : 136-138℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.33(br.s,2
H), 3.59-3.73(m,6H),3.81(s,3H), 3.89(br.s,2H), 4.2
2-4.30(m,2H), 5.24(s,2H), 6.21-6.25(m,1H),6.85-7.3
3(m,10H), 7.48(d,J=7.4Hz,1H), 8.39(br.s,1H), 9.96
(br.s,1H), 12.42(br.s,1H) 。 実施例58 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 2−
(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)エチルアミド 2塩酸塩(例示
化合物番号:482) 実施例55(b)で得られた2−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理す
ることにより、1−メチル−1H−ピロール−2−カル
ボン酸 2−(4−(2−(3−メトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミドを
得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合物を結晶
として得た。 融点 : 114-125℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.34-3.46(m,
6H), 3.81(s,3H), 3.86(br.s,2H), 3.94(s,3H), 4.30-
4.43(m,2H), 4.97-5.06(m,2H), 5.42(s,2H), 6.09(dd,J
=3.9Hz,J=2.4Hz,1H), 6.72(s,1H), 6.85(dd,J=8.5Hz,J=
2.4Hz,1H), 6.98-7.35(m,8H), 8.01(d,J=8.5Hz,1H), 1
3.21(br.s,2H) 。
【0167】実施例59 N−(2−(4−(2−(2−フェニルエトキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズアミド
(例示化合物番号:12) 実施例47(a)で得られたN−(2−(4−(2−ヒ
ドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベ
ンズアミド及びメタンスルホン酸 フェネチルエステル
を、実施例6(b)と同様に反応させ、後処理すること
により、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 110-112℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.55-2.71(m,
6H), 2.93-3.03(m,4H), 3.16(t,J=6.7Hz,2H), 3.55-3.6
5(m,2H), 4.26(t,J=6.7Hz,2H), 6.80-6.99(m,7H), 7.20
-7.31(m,4H), 7.40-7.51(m,2H), 7.75-7.82(m,2H) 。
【0168】実施例60 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−(3−
メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:50
1) (a) 4−(4−(2−(3−メトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン 実施例55(a)で得られた1−(2−(3−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(4−ブ
ロモブチル)イソインドール−1,3−ジオンを、実施
例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応させ、
後処理することにより、目的化合物を得た。
【0169】(b) チオフェン−2−カルボン酸 4
−(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニ
ル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩 実施例60(a)で得られた4−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルクロ
リドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理する
ことにより、チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−
(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラ
ジン−1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩酸塩と
することにより目的化合物をアモルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.79-1.83(m,
2H), 2.02-2.07(m,2H), 3.10-3.18(m,2H), 3.45-3.63
(m,6H), 3.67-3.80(m,2H), 3.81(s,3H), 4.31-4.35(m,2
H), 5.28(s,2H), 6.87(dd,J=9.0Hz,J=2.2Hz,1H), 6.96-
7.36(m,7H), 7.45(d,J=4.6Hz,1H), 7.54-7.61(m,2H),
7.85(d,J=3.8Hz,1H), 12.81(br.s,2H) 。
【0170】実施例61 チオフェン−3−カルボン酸 4−(4−(2−(3−
メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:50
6) 実施例60(a)で得られた4−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミン及びチオフェン−3−カルボン酸を、
実施例4と同様に反応させ、後処理することにより、チ
オフェン−3−カルボン酸 4−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミドを得た。これを塩酸塩とすることによ
り目的化合物をアモルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.75(br.s,2
H), 2.00(br.s,2H), 3.19(br.s,2H), 3.48(br.s,2H),
3.61-3.66(m,4H), 3.79(s,3H), 3.92(br.s,2H),4.48-4.
53(m,2H), 5.31(s,2H), 6.85(dd,J=8.9Hz,J=2.0Hz,1H),
6.95-7.06(m,4H), 7.22-7.32(m,3H), 7.62(d,J=5.1Hz,
1H), 7.67-7.82(m,2H), 8.17(d,J=2.3Hz,1H), 12.53(b
r.s,2H) 。
【0171】実施例62 1H−ピロール−2−カルボン酸 4−(4−(2−
(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:
479) 実施例60(a)で得られた4−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミン及び1H−ピロール−2−カルボン酸
を、実施例4と同様に反応させ、後処理することによ
り、1H−ピロール−2−カルボン酸 4−(4−(2
−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン
−1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩酸塩とする
ことにより目的化合物をアモルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.77(br.s,2
H), 2.01(br.s,2H), 3.20(br.s,2H), 3.50(br.s,2H),
3.61-3.68(m,4H), 3.80(s,3H), 4.08-4.23(m,2H), 4.72
-4.82(m,2H), 5.38(s,2H), 6.20(br.s,1H), 6.85(dd,J=
8.3Hz,J=2.1Hz,1H), 6.94-7.08(m,6H), 7.25-7.33(m,2
H), 7.78(s,1H), 7.91(d,J=7.5Hz,1H), 10.47(br.s,1
H), 12.73(br.s,2H) 。
【0172】実施例63 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示
化合物番号:484) 実施例60(a)で得られた4−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理す
ることにより、1−メチル−1H−ピロール−2−カル
ボン酸 4−(4−(2−(3−メトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミドを
得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合物をアモ
ルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.73-1.82(m,
2H), 1.97-2.08(m,2H), 3.20(br.s,2H), 3.46(t,J=6.2H
z,2H), 3.55-3.65(m,4H), 3.81(s,3H), 3.93(s,3H), 4.
10-4.19(m,2H), 4.76-4.86(m,2H), 5.39(s,2H), 6.06(d
d,J=3.9Hz,J=2.4Hz,1H), 6.70(s,1H), 6.80(dd,J=3.9H
z,J=1.4Hz,1H), 6.86(dd,J=8.4Hz,J=2.4Hz,1H), 6.97-
7.10(m,4H), 7.27-7.32(m,3H), 7.90(d,J=7.9Hz,1H), 1
3.28(br.s,2H) 。 実施例64 N−(2−(4−(2−(2−(3−メトキシフェニ
ル)エトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチ
ル)ベンズアミド(例示化合物番号:449) 実施例47(a)で得られたN−(2−(4−(2−ヒ
ドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベ
ンズアミド及びジャーナル・オブ・メディシナル・ケミ
ストリー,第26巻,第42頁(1983年)[J.Med.
Chem.,26,42,(1983).]に記載の方法に従い合成したメタ
ンスルホン酸 3−メトキシフェネチルエステルを、実
施例6(b)と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 72-74℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.58-2.80(m,
6H), 2.96-3.06(m,4H), 3.13(t,J=6.5Hz,2H), 3.57-3.6
8(m,2H), 3.79(s,3H), 4.26(t,J=6.5Hz,2H), 6.76(dd,J
=8.2Hz,J=2.3Hz,1H), 6.82-7.01(m,7H), 7.22(t,J=8.0H
z,1H), 7.40-7.54(m,3H), 7.78-7.87(m,2H) 。
【0173】実施例65 N−(4−(4−(2−(3−メトキシチオフェン−2
−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブ
チル)ベンズアミド(例示化合物番号:1249) (a) N−(4−(4−(2−ヒドロキシフェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズアミド 実施例6(a)で得られたN−(4−(4−(2−ヒド
ロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベン
ズアミドを、実施例6(a)と同様に反応させ、後処理
することにより、目的化合物を得た。
【0174】(b) (3−メトキシチオフェン−2−
イル)メタノ−ル 水素化リチウムアルミニウム4.0g(107mmo
l)を窒素気流下テトラヒドロフラン70mLに懸濁さ
せ、−78℃に冷却した後3−メトキシチオフェン−2
−カルボン酸メチルエステル10.8g(63mmo
l)のテトラヒドロフラン150mL溶液をゆっくり滴
下し、10分間反応させた。反応溶液に水4mLを滴下
し、次いで4規定水酸化ナトリウム水溶液4mLを滴下
し15分間撹袢した後、水12mLを滴下し80分間撹
袢した。反応溶液にテトラヒドロフラン200mLを加
え、反応溶液をセライトを用いてろ過し、ろ液の溶媒を
減圧下溜去した。これをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィ−を用いて精製し、(3−メトキシチオフェン−2
−イル)メタノール7.42g(82%)を得た。
【0175】(c) N−(4−(4−(2−(3−メ
トキシチオフェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペ
ラジン−1−イル)ブチル)ベンズアミド 実施例65(a)で得られたN−(4−(4−(2−ヒ
ドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベ
ンズアミド3.5g(10mmol)、実施例65
(b)で得られた(3−メトキシチオフェン−2−イ
ル)メタノール2.9g(20mmol)及びトリフェ
ニルホスフィン5.2g(20mmol)をテトラヒド
ロフラン200mLに溶解させ、−78℃に冷却した後
アゾジカルボン酸ジエチル3.5g(20mmol)を
ゆっくり滴下し、室温に昇温した後8時間撹袢した。反
応溶液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー及び再結晶により精製し、N−
(4−(4−(2−(3−メトキシチオフェン−2−イ
ルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチ
ル)ベンズアミド2.5g(52%)を結晶として得
た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.57-1.73(m,
4H), 2.46(t,J=6.8Hz,2H), 2.57-2.66(m,4H), 3.08-3.1
6(m,4H), 3.50(q,J=6.0Hz,2H), 3.83(s,3H), 4.99(s,2
H), 6.25(d,J=3.3Hz,1H), 6.70(br.s,1H), 6.88-7.00
(m,4H), 7.24(d,J=3.3Hz,1H), 7.39-7.49(m,3H), 7.74
(s,1H), 7.76(d,J=6.6Hz,1H)。
【0176】実施例66 N−(4−(4−(2−(4−メトキシチオフェン−3
−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブ
チル)ベンズアミド(例示化合物番号:1345) (a) (4−メトキシチオフェン−3−イル)メタノ
ール 4−メトキシチオフェン−3−カルボン酸メチルエステ
ルを、実施例65(b)と同様に反応させ、後処理する
ことにより、目的化合物を得た。
【0177】(b) N−(4−(4−(2−(4−メ
トキシチオフェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペ
ラジン−1−イル)ブチル)ベンズアミド 実施例65(a)で得られたN−(4−(4−(2−ヒ
ドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベ
ンズアミド及び実施例66(a)で得られた(4−メト
キシチオフェン−3−イル)メタノールを、実施例65
(c)と同様に反応させ、後処理することにより、目的
化合物を油状物質として得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.62-1.76(m,
4H), 2.46(t,J=6.8Hz,2H), 2.58-2.67(m,4H), 3.06-3.1
4(m,4H), 3.50(q,J=6.0Hz,2H), 3.86(s,3H), 5.18(s,2
H), 6.72(br.s,1H), 6.83(d,J=5.5Hz,1H), 6.86-7.00
(m,4H), 7.20(d,J=5.7Hz,1H), 7.75(d,J=1.8Hz,1H), 7.
77(d,J=4.6Hz,1H) 。
【0178】実施例67 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)−5−メチ
ルフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 1
塩酸塩 (例示化合物番号:1599) (a) 酢酸 2−アセチルアミノ−4−メチルフェニ
ルエステル 氷冷攪拌下、無水酢酸46ml(0.49mol)を2
−アミノ−4−メチル−フェノール30g(0.24m
ol)のピリジン(50mL)溶液に滴下し、室温で3
時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残査に水
を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を食塩水で洗
浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥さ
せた。減圧下溶媒を留去し、目的化合物49g(97
%)を油状物質として得た。これは、精製することなく
次の反応に用いた。 (b) N−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)
アセトアミド 氷冷攪拌下、4規定水酸化ナトリウム水溶液200ml
を、実施例67(a)で得られた酢酸2−アセチルアミ
ノ−4−メチルフェニルエステル49gのメタノール
(300ml)溶液に滴下し、30分間撹拌した。反応
終了後、希塩酸を用いて溶液のpHを弱酸性とした後、
エーテルで抽出し、抽出液を食塩水で洗浄した後、有機
層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶
媒を留去し、目的化合物38g(98%)を無色結晶と
して得た。 (c) N−(2−(3−メトキシベンジロキシ)−5
−メチルフェニル)アセトアミド 実施例67(b)で得られたN−(2−ヒドロキシ−5
−メチルフェニル)−アセトアミド及び1−クロロメチ
ル−3−メトキシベンゼンを、実施例1(a)と同様に
反応させ、後処理することにより、目的化合物を得た。 (d) 2−(3−メトキシベンジロキシ)−5−メチ
ルフェニルアミン 氷冷攪拌下、4規定水酸化カリウム水溶液150ml
を、実施例67(c)で得られたN−(2−(3−メト
キシベンジロキシ)−5−メチルフェニル)アセトアミ
ド45g(0.158mol)のエタノール(280m
L)溶液に滴下し、8時間加熱還流した。減圧下溶媒を
溜去し、次いで、水層をエーテルで抽出し、有機層を無
水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を溜
去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーを用いて精製することにより、2−(3−メトキシ
ベンジロキシ)−5−メチルフェニルアミン36g(9
3%)を得た。 (e) 4−(4−(2−(3−メトキシベンジロキ
シ)−5−メチルフェニル)ピペラジン−1−イル)ブ
チルアミン 実施例67(d)で得られた2−(3−メトキシベンジ
ロキシ)−5−メチルフェニルアミンを、実施例1
(c)、実施例67(d)、実施例1(e)、次いで実
施例1(f)と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を得た。 (f) 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸
4−(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)−5
−メチルフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミ
ド 実施例67(e)で得られた4−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)−5−メチルフェニル)ピペラジ
ン−1−イル)ブチルアミン及び1−メチル−1H−ピ
ロール−2−カルボン酸を、実施例4と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。 (g) 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸
4−(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)−5
−メチルフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミ
ド 1塩酸塩 −78℃にて攪拌下、4規定塩酸−酢酸エチル溶液0.
84ml(3.4mmol)を、実施例67(f)で得
られた1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸
4−(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)−5−
メチルフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド
1.4g(2.8mmol)のエーテル(300mL)
溶液に滴下し、30分撹拌させた。減圧下溶媒を溜去
し、目的化合物1.47g(100%)をアモルファス
として得た。 元素分析 : Anal. Calcd for C29H39N4O3Cl : C,66.08;H,7.46;N,10.63. Found : C,65.85;H,7.51;N,10.54. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.67-1.77(q,
J=6.6Hz,2H), 1.96-2.06(q,J=7.3Hz,2H), 2.27(s,3H),
2.99-3.05(m,2H), 3.07-3.39(m,2H), 3.42-3.52(m,8H),
3.81(s,3H), 3.93(s,3H), 5.04(s,2H), 6.07-6.09(m,1
H), 6.68-6.70(m,1H), 6.77(s,1H), 6.83(s,1H), 6.84-
6.97(m,7H),7.27-7.33(m,1H)。
【0179】実施例68 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−(3−
メトキシベンジロキシ)−5−メチルフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)ブチルアミド 1塩酸塩(例示化合物
番号:1605) 実施例67(e)で得られた4−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)−5−メチルフェニル)ピペラジ
ン−1−イル)ブチルアミン及びチオフェン−2−カル
ボニルクロリドを、実施例1(g)と同様に反応させ、
後処理することにより、チオフェン−2−カルボン酸
4−(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)−5−
メチルフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド
を得た。これを塩酸塩とすることによりすることにより
目的化合物をアモルファスとして得た。 元素分析 : Anal. Calcd for C28H36N3O3SCl : C,63.44;H,6.84;N,7.93. Found : C,63.38;H,6.72;N,7.94. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.73-1.88
(m,2H), 2.00-2.13(m,2H), 2.31(s,3H), 2.90-3.07(m,4
H), 3.42-3.59(m,8H), 3.85(s,3H), 5.07(s,2H),6.80
(s,1H), 6.87(s,1H), 6.87-6.89(m,2H), 6.91-7.00(m,2
H), 7.11(t,J=4.3Hz,1H), 7.30-7.34(m,1H), 7.48(d,J=
4.3Hz,1H), 7.80-7.83(br s,1H), 7.97(d,J=3.4Hz,1H),
11.99-12.18(br s,1H)。
【0180】実施例69 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(5−クロロ−2−(3−メトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド
1塩酸塩 (例示化合物番号:1585) (a) 4−(4−(5−クロロ−2−(3−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチ
ルアミン 2−アミノ−4−クロロフェノ−ルを、実施例67
(a)、実施例67(b)、実施例67(c)、実施例
67(d)、次いで実施例67(e)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。 (b) 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸
4−(4−(5−クロロ−2−(3−メトキシベンジ
ロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミ
ド 1塩酸塩 実施例69(a)で得られた4−(4−(5−クロロ−
2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジ
ン−1−イル)ブチルアミン及び1−メチル−1H−ピ
ロール−2−カルボン酸を、実施例4と同様に反応さ
せ、後処理することにより、1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸 4−(4−(5−クロロ−2−
(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩酸塩とするこ
とにより目的化合物をアモルファスとして得た。 元素分析 : Anal. Calcd for C28H36N4O3Cl2 : C,61.14;H,6.63;N,10.23. Found : C,61.01;H,6.55;N,10.18. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.71-1.83(m,
2H), 1.97-2.11(m,2H), 2.96-3.31(m,4H), 3.39-3.71
(m,8H), 3.81(s,3H), 3.93(s,3H), 5.07(s,2H),6.07-6.
09(m,1H), 6.69(s,1H), 6.84-7.07(m,8H), 7.31(t,J=8.
2Hz,1H), 12.48-12.52(br s,1H)。
【0181】実施例70 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(5−クロロ
−2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラ
ジン−1−イル)ブチルアミド 1塩酸塩(例示化合物
番号:1591) 実施例69(a)で得られた4−(4−(5−クロロ−
2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジ
ン−1−イル)ブチルアミン及びチオフェン−2−カル
ボニルクロリドを、実施例1(g)と同様に反応させ、
後処理することにより、チオフェン−2−カルボン酸
4−(4−(5−クロロ−2−(3−メトキシベンジロ
キシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド
を得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合物をア
モルファスとして得た。 元素分析 : Anal.Calcd for C27H33N3O3SCl2 : C,58.90;H,6.04;N,7.63. Found : C,58.84;H,6.12;N,7.56. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.65-1.82(m,
2H), 1.86-2.15(m,2H), 2.84-3.15(m,4H), 3.34-3.71
(m,8H), 3.81(s,3H), 5.04(s,2H), 6.83-6.98(m,6H),
7.01-7.09(m,1H), 7.20-7.35(m,1H), 7.46(d,J=4.9Hz,1
H), 7.82(d,J=3.4Hz,1H),7.95(s,1H)。
【0182】実施例71 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(5−メトキシ−2−(3−メトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド
1塩酸塩 (例示化合物番号:1613) (a) 5−メトキシ−2−(3−メトキシベンジロキ
シ)ニトロベンゼン2−ニトロ−4−メトキシフェノ−
ル及び1−クロロメチル−3−メトキシベンゼンを、実
施例1(a)と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を得た。 (b) 5−メトキシ−2−(3−メトキシベンジロキ
シ)フェニルアミン酸化白金500mlを、実施例71
(a)で得られた5−メトキシ−2−(3−メトキシベ
ンジロキシ)ニトロベンゼン8g(0.027mol)
のメタノール(300ml)溶液に加え、水素気流下、
室温で1時間反応させた。触媒をろ別し、得られた溶液
の溶媒を減圧下溜去し、得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーを用いて精製し、5−メトキシ−
2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニルアミン2.
9g(40%)を得た。 (c) 4−(4−(5−メトキシ−2−(3−メトキ
シベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブ
チルアミン 実施例71(b)で得られた5−メトキシ−2−(3−
メトキシベンジロキシ)フェニルアミンを、実施例1
(c)、実施例67(d)、実施例1(e)、次いで、
実施例1(f)と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を得た。 (d) 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸
4−(4−(5−メトキシ−2−(3−メトキシベン
ジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルア
ミド 1塩酸塩 実施例71(c)で得られた4−(4−(5−メトキシ
−2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラ
ジン−1−イル)ブチルアミン及び1−メチル−1H−
ピロール−2−カルボン酸を、実施例4と同様に反応さ
せ、後処理することにより、1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸 4−(4−(5−メトキシ−2−
(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩酸塩とするこ
とにより目的化合物をアモルファスとして得た。 元素分析 : Anal. Calcd for C29H39N4O4Cl : C,64.13;H,7.24;N,10.32. Found : C,64.02;H,7.15;N,10.33. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.72-1.81(m,
2H), 1.98-2.09(m,2H), 2.80-3.08(m,4H), 3.40-3.55
(m,8H), 3.78(s,3H), 3.84(s,3H), 3.95(s,3H),5.03(s,
2H), 6.10-6.12(m,1H), 6.54(s,1H), 6.55-6.57(m,1H),
6.72(s,1H), 6.87-6.99(m,6H), 7.29-7.36(m,1H)。
【0183】実施例72 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(5−メトキ
シ−2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペ
ラジン−1−イル)ブチルアミド 1塩酸塩(例示化合
物番号:1619) 実施例71(c)で得られた4−(4−(5−メトキシ
−2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラ
ジン−1−イル)ブチルアミン及びチオフェン−2−カ
ルボニルクロリドを、実施例1(g)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、チオフェン−2−カルボン
酸 4−(4−(5−メトキシ−2−(3−メトキシベ
ンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル
アミドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合
物をアモルファスとして得た。 元素分析 : Anal. Calcd for C28H36N3O4SCl : C,61.58;H,6.64;N,7.69. Found : C,61.45;H,6.58;N,7.52. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.80-1.99(m,
2H), 2.04-2.15(m,2H), 2.88-3.12(m,4H), 3.46-3.67
(m,8H), 3.78(s,3H), 3.83(s,3H), 5.03(s,2H),6.56(d
d,J=4.7Hz,J=1.8Hz,2H), 6.87-6.89(m,2H), 6.90-6.98
(m,2H), 7.08(t,J=3.9Hz,1H), 7.29-7.35(m,1H), 7.45
(d,J=4.8Hz,1H), 7.82(s,1H), 7.94(d,2.7Hz,1H), 11.9
8-12.09(br s,1H)。
【0184】実施例73 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 1塩酸塩(例示
化合物番号:484) 実施例63で得られた1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸 4−(4−(2−(3−メトキシベンジ
ロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミ
ドを、実施例67(g)と同様に反応させ、後処理する
ことにより、目的化合物をアモルファスとして得た。 元素分析 : Anal. Calcd for C28H37N4O3Cl : C,65.55;H,7.27;N,10.92. Found : C,65.32;H,7.21;N,10.89. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.72(q,J=6.6
Hz,2H), 2.01(q,J=7.4Hz,2H), 3.03-3.22(m,4H), 3.41-
3.79(m,8H), 3.81(s,3H), 3.92(s,3H), 5.11(s,2H), 6.
05-6.08(m,1H), 6.68-6.69(m,1H), 6.85-7.10(m,9H),
7.27-7.35(m,1H), 12.20-12.39(br s,1H)。
【0185】実施例74 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(2−(4−
メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:55
4) (a) 1−(2−(4−メトキシベンジロキシ)フェ
ニル)ピペラジン 実施例23(a)で得られた1−(4−(2−ヒドロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン及び1−
クロロメチル−4−メトキシベンゼンを、実施例1
(a)、次いで実施例67(d)と同様に反応させ、後
処理することにより、目的化合物を得た。 (b) 2−(4−(2−(4−メトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミン 実施例74(a)で得られた1−(2−(4−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(2−ブ
ロモエチル)イソインドール−1,3−ジオンを、実施
例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応させ、
後処理することにより、目的化合物を得た。 (c) チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(2
−(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン
−1−イル)エチルアミド チオフェン−2−カルボン酸125mg(0.97mm
ol)のテトラヒドロフラン(2ml)溶液に、カルボ
ニルジイミダゾール143mg(0.88mmol)を
加え、室温で3時間撹拌した。このものを実施例74
(b)で得られた2−(4−(2−(4−メトキシベン
ジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチルア
ミン270mg(0.79mmol)のテトラヒドロフ
ラン(2ml)溶液に加え、室温で24時間反応させ
た。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、
水層を酢酸エチルで抽出した後、抽出液を飽和食塩水で
洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ
た。減圧下溶媒を溜去し、得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーを用いて精製し、目的化合物
0.27g(76%)を得た。 (d) チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(2
−(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン
−1−イル)エチルアミド 2塩酸塩 実施例74(c)で得られたチオフェン−2−カルボン
酸 2−(4−(2−(4−メトキシベンジロキシ)フ
ェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミドを、実施
例67(g)と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物をアモルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.15-3.30(m,
4H), 3.50-3.70(m,4H), 3.75-3.81(m,2H), 3.83(s,3H),
3.90-3.97(m,2H), 5.07(s,2H), 6.92(d,J=8.4Hz,2H),
6.99(t,J=8.2Hz,2H), 7.05-7.15(m,3H), 7.34(d,J=8.4H
z,2H), 7.48(d,J=5.0Hz,1H), 8.05(d,J=2.9Hz,1H), 8.8
0(br s,1H), 12.25(br s,2H)。
【0186】実施例75 チオフェン−3−カルボン酸 2−(4−(2−(4−
メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:55
8) 実施例74(b)で得られた2−(4−(2−(4−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミン及びチオフェン−3−カルボン酸を、
実施例74(c)と同様に反応させ、後処理することに
より、チオフェン−3−カルボン酸 2−(4−(2−
(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)エチルアミドを得た。これを塩酸塩とするこ
とにより目的化合物をアモルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.35-3.45(m,
2H), 3.50-3.78(m,6H)3.81(s,3H), 3.85-3.90(m,2H),
4.05-4.30(m,2H), 5.20(s,2H), 6.85-7.08(m,4H), 7.15
-7.35(m,2H), 7.40(d,J=8.7Hz,2H), 7.48(d,J=7.6Hz,1
H), 7.68(dd,J=7.6Hz,J=2.4Hz,1H),8.29(d,J=3.5Hz,1
H)。
【0187】実施例76 1H−ピロール−2−カルボン酸 2−(4−(2−
(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)エチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:
544) 実施例74(b)で得られた2−(4−(2−(4−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミン及び1H−ピロール−2−カルボン酸
を、実施例74(c)と同様に反応させ、後処理するこ
とにより、1H−ピロール−2−カルボン酸 2−(4
−(2−(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペ
ラジン−1−イル)エチルアミドを得た。これを塩酸塩
とすることにより目的化合物をアモルファスとして得
た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.35-3.45(m,
2H), 3.46-3.76(m,6H), 3.81(s,3H), 3.84-3.90(m,2H),
4.10-4.35(m,2H), 5.22(s,2H), 6.20-6.25(m,1H), 6.8
5-7.10(m,7H), 7.20-7.30(m,1H), 7.35-7.60(m,2H), 1
0.22(br s,2H)。 実施例77 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 2−
(4−(2−(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)エチルアミド 2塩酸塩(例示
化合物番号:546) 実施例74(b)で得られた2−(4−(2−(4−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸を、実施例74(c)と同様に反応させ、
後処理することにより、1−メチル−1H−ピロール−
2−カルボン酸 2−(4−(2−(4−メトキシベン
ジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチルア
ミドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合物
を結晶として得た。 融点 : 118−125℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.40-3.50(m,
2H), 3.60-3.77(m,4H), 3.80(s,3H), 3.81-3.91(m,2H),
3.94(s,3H), 4.22-4.33(m,2H), 4.80-4.95(m,2H), 5.3
7(s,2H), 6.09-6.12(m,1H), 6.73(s,1H), 6.89(d,J=8.6
Hz,2H), 7.00(t,J=7.4Hz,1H), 7.10(s,1H), 7.12(d,J=
7.4Hz,1H), 7.28-7.36(m,1H), 7.49(d,J=8.6Hz,2H),7.9
5(d,J=8.2Hz,1H)。
【0188】実施例78 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 3−
(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)プロピルアミド 2塩酸塩
(例示化合物番号:483) (a) 3−(4−(2−(3−メトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミン 実施例55(a)で得られた1−(2−(3−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(3−ブ
ロモプロピル)イソインドール−1,3−ジオンを、実
施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。 (b) 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸
3−(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミド2塩酸塩 実施例78(a)で得られた3−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)プロピルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−
2−カルボン酸を、実施例74(c)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸 3−(4−(2−(3−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロ
ピルアミドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的
化合物をアモルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.15-2.30(m,
2H), 3.25-3.30(m,2H), 3.55-3.65(m,6H), 3.82(s,3H),
3.94(s,3H), 4.15-4.25(m,2H), 4.85-5.00(m,2H), 5.4
2(s,2H), 6.04-6.07(m,1H), 6.70(s,1H), 6.86(dd,J=8.
1Hz,J=2.4Hz,1H), 6.90-7.15(m,5H), 7.25-7.35(m,2H),
7.55(br s,1H), 7.98(d,J=8.1Hz,1H),13.05(br s,2
H)。
【0189】実施例79 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 3−
(4−(2−(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)プロピルアミド 2塩酸塩
(例示化合物番号:1623) (a) 3−(4−(2−(4−メトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミン 実施例74(a)で得られた1−(2−(4−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(3−ブ
ロモプロピル)イソインドール−1,3−ジオンを、実
施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。 (b) 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸
3−(4−(2−(4−メトキシベンジロキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミド2塩酸塩 実施例79(a)で得られた3−(4−(2−(4−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)プロピルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−
2−カルボン酸を、実施例74(c)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸 3−(4−(2−(4−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロ
ピルアミドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的
化合物を結晶として得た。 融点 : 122−129℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.10-2.30(m,
2H), 3.20-3.40(m,2H), 3.45-3.71(m,6H), 3.80(s,3H),
3.94(s,3H), 4.25-4.40(m,2H), 4.95-5.10(m,2H), 5.4
1(s,2H), 6.04-6.07(m,1H), 6.71(s,1H), 6.85-7.02(m,
4H), 7.12(d,J=8.5Hz,1H), 7.34(t,J=7.4Hz,1H), 7.52
(d,J=8.5Hz,2H), 8.07(d,J=8.0Hz,1H), 13.10(brs,2
H)。
【0190】実施例80 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 3−
(4−(2−(3,4−ジメトキシベンジロキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミド2塩酸塩
(例示化合物番号:1635) (a) 1−(2−(3,4−ジメトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン 実施例23(a)で得られた1−(4−(2−ヒドロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン及び4−
クロロメチル−1,2−ジメトキシベンゼンを、実施例
1(a)、次いで実施例67(d)と同様に反応させ、
後処理することにより、目的化合物を得た。 (b) 3−(4−(2−(3,4−ジメトキシベンジ
ロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピルア
ミン 実施例80(a)で得られた1−(2−(3,4−ジメ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン及び2−
(3−ブロモプロピル)イソインドール−1,3−ジオ
ンを、実施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に
反応させ、後処理することにより、目的化合物を得た。 (c) 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸
3−(4−(2−(3,4−ジメトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミド
2塩酸塩 実施例80(b)で得られた3−(4−(2−(3,4
−ジメトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)プロピルアミン及び1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸を、実施例74(c)と同様に反応
させ、後処理することにより、1−メチル−1H−ピロ
ール−2−カルボン酸 3−(4−(2−(3,4−ジ
メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)プロピルアミドを得た。これを塩酸塩とすることに
より目的化合物をアモルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.10-2.20(m,
2H), 3.10-3.30(m,4H), 3.45-3.65(m,6H), 3.75-3.85
(m,2H), 3.88(s,3H), 3.90(s,3H), 3.93(s,3H),5.11(s,
2H), 6.06-6.08(m,1H), 6.70(s,1H), 6.80-7.25(m,8H),
7.61(br s,1H),12.30(brs,2H)。
【0191】実施例81 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 3−
(4−(2−(2−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)プロピルアミド 2塩酸塩
(例示化合物番号:1575) (a) 1−(2−(2−メトキシベンジロキシ)フェ
ニル)ピペラジン 実施例23(a)で得られた1−(4−(2−ヒドロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン及び1−
クロロメチル−2−メトキシベンゼンを、実施例1
(a)、次いで、実施例67(d)と同様に反応させ、
後処理することにより、目的化合物を得た。 (b) 3−(4−(2−(2−メトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミン 実施例81(a)で得られた1−(2−(2−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(3−ブ
ロモプロピル)イソインドール−1,3−ジオンを、実
施例1(e)、次いで、実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。 (c) 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸
3−(4−(2−(2−メトキシベンジロキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミド2塩酸塩 実施例81(b)で得られた3−(4−(2−(2−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)プロピルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−
2−カルボン酸を、実施例74(c)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸 3−(4−(2−(2−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロ
ピルアミドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的
化合物を結晶として得た。 融点 : 125−131℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.15-2.30(m,
2H), 3.25-3.30(m,2H), 3.50-3.70(m,6H), 3.90(s,3H),
3.94(s,3H), 4.25-4.35(m,2H), 4.96(t,J=11.8Hz,2H),
5.49(s,2H), 6.03-6.06(m,1H), 6.70(s,1H), 6.90-7.0
2(m,3H), 7.15(d,J=8.5Hz,1H), 7.31(t,J=7.5Hz,2H),
7.56(dd,J=7.5Hz,J=1.5Hz,1H), 8.02(d,J=7.0Hz,1H), 1
3.08(br s,2H)。
【0192】実施例82 1H−ピロール−2−カルボン酸 4−(4−(2−
(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)ブチルアミド 1塩酸塩(例示化合物番号:
545) (a) 4−(4−(2−(4−メトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン 実施例74(a)で得られた1−(2−(4−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(4−ブ
ロモブチル)イソインドール−1,3−ジオンを、実施
例1(e)、次いで、実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。 (b) 1H−ピロール−2−カルボン酸 4−(4−
(2−(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラ
ジン−1−イル)ブチルアミド 1塩酸塩 実施例82(a)で得られた4−(4−(2−(4−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミン及び1H−ピロール−2−カルボン酸
を、実施例74(c)と同様に反応を行い、後処理する
ことにより、1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(2−(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩
酸塩とすることにより目的化合物を結晶として得た。 融点 : 84−87℃ ; 元素分析 : Anal. Calcd for C27H35N4O3Cl : C,64.98;H,7.07;N,11.23. Found : C,64.69;H,7.00;N,11.11. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.65-1.81(m,
2H), 1.95-2.09(m,2H), 2.97-3.06(m,4H), 3.40-3.59
(m,8H), 3.83(s,3H), 5.01(s,2H), 6.22(dd,J=6.0Hz,J=
2.6Hz,1H), 6.87-7.00(m,7H), 7.03-7.10(m,1H), 7.32
(d,J=8.6Hz,2H), 7.47-7.52(m,1H),9.86-9.92(m,1H)。
【0193】実施例83 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(2−(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示
化合物番号:547) 実施例82(a)で得られた4−(4−(2−(4−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸を、実施例74(c)と同様に反応させ、
後処理することにより、1−メチル−1H−ピロール−
2−カルボン酸 4−(4−(2−(4−メトキシベン
ジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルア
ミドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合物
をアモルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.65-1.80(br
s,2H), 1.88-2.09(brs,2H), 2.97-3.23(br s,4H), 3.3
5-3.63(m,6H), 3.64-3.87(br s,2H), 3.83(s,3H), 3.92
(s,3H), 5.08(s,2H), 6.06-6.09(m,1H), 6.68-6.70(m,1
H), 6.85-7.04(m,6H), 7.10(t,J=7.7Hz,2H), 7.33(d,6.
0Hz,2H)。
【0194】実施例84 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−(4−
メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミド 1塩酸塩(例示化合物番号:55
5) 実施例82(a)で得られた4−(4−(2−(4−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミン及びチオフェン−2−カルボン酸を、
実施例74(c)と同様に反応させ、後処理することに
より、チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−
(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩酸塩とするこ
とにより目的化合物を結晶として得た。 融点 : 190−191℃ ; 元素分析 : Anal. Calcd for C27H34N3O3SCl : C,62.84;H,6.64;N,8.14. Found : C,62.81;H,6.51;N,8.08. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.68-1.86(m,
2H), 1.97-2.10(m,2H), 2.99-3.05(m,4H), 3.30-3.56
(m,8H), 3.83(s,3H), 5.02(s,2H), 6.87-6.99(m,5H),
7.02-7.09(m,2H), 7.32(d,J=8.6Hz,2H), 7.55(d,J=4.1H
z,1H), 7.74-7.80(m,1H), 7.91-7.93(m,1H)。
【0195】実施例85 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(2−(2−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示
化合物番号:439) (a) 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸
4−(4−(2−ヒドロキシフェニル)ピペラジン−
1−イル)ブチルアミド 実施例50で得られた1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸 4−(4−(2−ベンジロキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミドを、実施例6
(a)と同様に反応させ、後処理することにより、目的
化合物を得た。 (b) 2−メトキシベンジルブロミド 氷冷攪拌下、2−メトキシベンジルアルコール0.67
g(4.9mmol)のアセトニトリル(40ml)溶
液に、トリフェニルフォスフィン2.55g(9.8m
mol)、コリジン0.8mL(6.3mmol)、四
臭化炭素2.09g(6.3mmol)を加え、窒素気
流下、20分間反応させた。減圧下溶媒を留去し、得ら
れた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用い
て精製し、2−メトキシベンジルブロミド0.59g
(61%)を得た。 (c) 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸
4−(4−(2−(2−メトキシベンジロキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド2塩酸塩 実施例85(a)で得られた1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸4−(4−(2−ヒドロキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド及び実施例8
5(b)で得られた2−メトキシベンジルブロミドを、
実施例1(a)と同様に反応させ、後処理することによ
り、1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4
−(4−(2−(2−メトキシベンジロキシ)フェニ
ル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミドを得た。これ
を塩酸塩とすることにより目的化合物をアモルファスと
して得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.62-1.89(br
s,2H), 1.91-2.18(brs,2H), 2.92-3.17(br s,2H), 3.1
7-3.38(br s,2H), 3.38-3.72(m,6H), 3.72-3.92(m,2H),
3.87(s,3H), 3.94(s,3H), 5.20(s,2H), 6.09(m,1H),
6.80-7.22(m,8H), 7.25-7.50(m,2H)。
【0196】実施例86 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(2−(3,4−ジメトキシベンジロキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩
(例示化合物番号:1636) 実施例85(a)で得られた1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸4−(4−(2−ヒドロキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド及び4−クロ
ロメチル−1,2−ジメトキシベンゼンを、実施例1
(a)と同様に反応させ、後処理することにより、1−
メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−(4−
(2−(3,4−ジメトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩
酸塩とすることにより目的化合物をアモルファスとして
得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.58-1.82(b
r s,2H), 1.82-2.18(br s,2H), 2.94-3.36(m,4H), 3.37
-3.69(m,6H), 3.69-4.00(m,2H), 3.89(s,3H),3.90(s,3
H), 3.93(s,3H), 5.09(s,2H), 6.06-6.09(m,1H), 6.68-
6.69(m,1H), 6.77-6.92(m,5H), 6.94-7.05(m,2H),7.06-
7.25(m,2H)。
【0197】試験例1 受容体結合試験 (a) 5−HT2 受容体結合試験 雄性ウィスター(Wistar)系ラット(体重200〜25
0g)を断頭した後、脳より前頭葉を取り出し、組織重
量の10倍量の氷冷した0.25Mシュークロース(su
crose )を加えホモジナイズ(ガラスホモジナイザー、
1,200rpm、4strokes)した。遠心
(1,086×g、10分間、4℃)した後、上清と沈
査に分けた。沈査は0.25Mシュークロースを加え再
度ホモジナイズおよび遠心(1,086×g、10分
間、4℃)を行ない、ここで得られた上清と先に得られ
た上清とを混ぜ、トリス(Tris)塩酸緩衝液(50mM
トリス、pH7.7)を加えた。遠心(35,000×
g、10分間、4℃)した後、沈降した膜をトリス塩酸
緩衝液に懸濁させ、37℃で10分間インキュベートし
た。遠心(35,000×g、10分間、4℃)を2回
繰り返し洗浄した後、沈降した膜をレセプター標品とし
た。膜は、トリス塩酸緩衝液に懸濁(3〜10mgpr
otein/ml)させ、実験まで−80℃で凍結して
保存した。選択的5−HT2 受容体アンタゴニストであ
る[ 3H]−ケタンセリン(ketanserin、0.4nM)
および種々の濃度(10-10 〜10-7M)の化合物をト
リス塩酸緩衝液に懸濁させたレセプター標品(0.1m
g protein)に加え、37℃で15分間インキ
ュベートした(反応容量は0.5mlとした)。反応終
了後、濾過法[予め0.1%ポリエチレニミン(polyet
hylenimine)処理したGF/Bフィルターを使用し
た。]により膜を分離し、膜に結合した放射活性を液体
シンチレーションカウンターにて測定した。20μMケ
タンセリン存在下に於ける[ 3H]−ケタンセリンの膜
への結合を非特異結合とし、特異結合は、[ 3H]−ケ
タンセリンの全結合量からの非特異結合の差として求め
た。
【0198】(b) 5−HT1A受容体結合試験 雄性ウィスター系ラット(体重200〜250g)を断
頭した後、脳より海馬を取り出し、組織重量の20倍量
の氷冷したトリス塩酸緩衝液(50mMトリス、pH
7.7)を加えホモジナイズ(ポリトロン、セット3、
10秒間)した。ホモジネートを遠心(39,800×
g、15分間、4℃)した後、沈降した膜をトリス塩酸
緩衝液で懸濁し、37℃で10分間インキュベートし
た。遠心(39,800×g、15分間、4℃)を2回
繰り返し洗浄した後、沈降した膜をレセプター標品とし
た。膜は、トリス緩衝液に懸濁(3〜10mg pro
tein/ml)させ、実験まで−80℃で凍結して保
存した。選択的5−HT1A受容体アゴニストであるトリ
チウムでラベルした8−ヒドロキシ−2−ジプロピルア
ミノテトラリン(以下[ 3H]−8−OH−DPAT]
と略す、最終濃度0.6nM)および種々の濃度(10
-10 〜10-7M)の化合物を、トリス塩酸緩衝液に懸濁
させたレセプター標品(0.1mg protein)
に加え、25℃で40分間インキュベートした(反応容
量は0.5mlとした)。反応終了後、濾過法(予め
0.1%ポリエチレニミン処理したGF/Bフィルター
を使用)により膜を分離し、膜に結合した放射活性を液
体シンチレーションカウンターにて測定した。10μM
8−OH−DPAT存在下での[ 3H]−8−OH−D
PATの膜への結合を非特異結合とし、特異結合は、
3H]−8−OH−DPATの全結合量からの非特異
結合の差として求めた。
【0199】上記試験の結果、特に表2に記載の化合物
群に、両受容体に対する高い親和性が見られた。
【0200】
【表2】 受容体結合試験 ──────────────────────────────────── 被検化合物 5−HT2 受容体 5−HT1A受容体 IC50 (nM) IC50 (nM) ──────────────────────────────────── 実施例1 13 2.4 実施例2 8.3 0.9 実施例4 6.7 0.9 実施例9 18 3.4 実施例11 12 2.8 実施例12 17 5 実施例21 2 4.7 実施例22 3.5 12 実施例23 18 0.9 実施例25 14 0.7 実施例26 19 2.1 実施例27 15 0.9 実施例28 3.6 2.5 実施例29 10 4.4 実施例37 11 0.7 実施例46 7.4 3.9 実施例47 17 1.1 実施例49 3.5 14 実施例50 5.7 0.5 実施例51 4.6 3.4 実施例55 15 1.5 実施例56 11 1.7 実施例57 14 16 実施例58 14 0.4 実施例60 2.9 0.6 実施例61 3.4 0.7 実施例62 2.0 2.6 実施例63 1.5 0.5 実施例65 18 7.2 実施例67 0.4 11 実施例70 1.8 11 実施例73 1.2 0.3 実施例78 0.4 2.6 実施例79 1.8 4.5 実施例80 6.9 5.7 実施例82 5.5 4.9 実施例83 7.7 0.3 実施例84 9 0.5 実施例85 4.2 1.4 実施例86 13 0.4 ──────────────────────────────────。
【0201】試験例2 抗不安作用 (精神的ストレス負荷時に於ける大脳皮質
脳波の記録) 1群4〜6匹のウィスター系雄性成熟ラット(体重25
0〜390g、日本SLC)を用い、サイコファーマコ
ロジー,第71巻,第117頁(1980年)[Psychop
harmacol.,71,117(1980).]に記載のIwataらの方法
を一部改変して実験を行なった。ペントバルビタール
(pentobarbital)麻酔(50mg/kg、i.p.)下
に動物を脳定位固定装置(SN−7、成茂)上に固定
し、頭皮を切開して頭蓋骨を露出させ、感覚運動野に1
対の銀球電極(直径:0.5mm)を装着し、ネジ釘及
びアース電極と共に歯科用セメントで固定した上、9ピ
ンのソケットにハンダ付けし、歯科用セメントで固定し
た。感染を防ぐ目的でペニシリンG(penicillineG、1
0,000U) を筋注し、術後少なくとも1週間を経過
して傷口が治癒した後に実験に使用した。実験に当たっ
ては、床にグリッド(直径:5mm、間隔:10mm)
を設置した透明なアクリル製観察箱(200×300×
500mm、刺激ケージ)の中に動物を入れ、45秒間
放置した後に15秒間電撃(持続0.3ミリ秒、100
Vの矩形波パルスを10Hzの頻度)を与え、電撃を断
つと同時に動物を飼育ケージに戻した。この操作を1分
毎に約15回繰り返した後に刺激ケージに電撃を与える
ことなく動物を入れ(精神的ストレス負荷)、10秒間
の脳波を記録し、周波数解析してそのパワーをATAC
450(日本光電)を用いて解析した。別に飼育ケージ
の中でも同じ時間(10秒間)の脳波を記録解析し、ス
トレス負荷時に於けるα波(7.5Hz〜13Hz)帯
域成分が安静時飼育ケージ内の130%以上の動物のみ
を選択して薬剤効果を調べる実験に用いた。尚、被験薬
物または溶媒投与後15、30、45及び60分後に動
物をストレス負荷ケージ内に入れ、上記の時間の脳波を
記録、周波数解析した。統計解析はエクセルの対のt検
定(Students paired t-test, MS excel v.5)を行な
い、P<0.05の時、有意差ありと判定した。結果を
表3に示す。
【0202】
【表3】 抗不安作用(精神ストレスに対する鎮静作用) ──────────────────────────── 被検化合物 抗不安作用 (mg/kg) (最小有効用量) ──────────────────────────── 実施例28 10 (IP) 実施例37 10 (PO) 実施例46 10 (IP) 実施例47 10 (PO) 実施例50 10 (PO) 実施例55 10 (PO) 実施例58 10 (PO) 実施例63 10 (PO) ────────────────────────────。
【0203】試験例3 1−(2,5−ジメトキシ−4−ヨードフェニル)−2
−アミノプロパン(以下、DOIと略す)誘発head
twitch (DOI拮抗作用) ddy雄性マウス(3週齢で入荷、日本SLC)を入荷
後1週間経過してから、1群5〜7匹使用した。DOI
塩酸塩(RBI)は生理食塩水に溶解させたものを用い
た。時に実験前日の夕刻より絶食を課した。被験化合物
の用量は通常公比3により3用量を設定した。被験化合
物を経口投与して一定時間後、DOI塩酸塩(2.5m
g/kg)を腹腔内に投与し、その直後から10分間の
headtwitch数を測定した。投与容量はいずれ
も10ml/kgとした。溶媒投与群の平均head
twitch数の半分にhead twitch数を抑
制する用量(ED50)を医薬統計学−医薬品開発の統計
学,第91頁,(1988年)に記載のフィラー(Fiel
ler)の定理による方法により求めた。結果を表4に示
す。
【0204】
【表4】 DOI拮抗作用 ────────────────────────── 被検化合物 ED50 (mg/kg) ────────────────────────── 実施例28 6.4 実施例37 3.4 実施例46 7.6 実施例47 4.7 実施例50 2.9 実施例51 7.5 実施例55 0.6 実施例58 5.0 実施例63 6.5 ──────────────────────────。
【0205】試験例4 薬剤により誘発された徘徊に対する抑制 ddY系雄性成熟マウス(体重26〜32g、日本SL
C)を1群5〜6匹使用した。 (a)スコポラミン(Scopolamine )投与後の運動量:
被験化合物を経口投与し、その直後に動物を1匹ずつ運
動量測定装置(SCANET MV−10 TW ;東
洋産業)のケージに入れ、15分後に塩酸スコポラミン
(0.3mg/kg、s.c.)を投与した。スコポラ
ミン投与5分後から30分後まで25分間運動量を測定
し、5分間毎に集計した。被験化合物の有効判定は以下
のとおり行なった。薬物×時間経過の2要因分散分析を
行い、算出した薬物効果とくり返し効果の平方和を用い
てダネット(Dunnet)の表に従い、5%有意水準の臨界
値を求めた。各時間毎の被験化合物の平均値と対照群の
平均値の差が臨界値を越えたものを有意点とし、その有
意点が10分以上連続する検体について有効と判定し
た。またスコポラミン投与5分後から15分後までの総
運動量を測定し、対照群の総運動量に対する百分率を抑
制値とした。 (b) ケタミン(Ketamine)投与後の運動量:被験化
合物を経口投与15分後に塩酸ケタミン(40mg/k
g、i.p.)を投与した。ケタミン投与5分後から4
0分後まで35分間運動量を測定し5分間毎に集計し
た。有効判定はスコポラミンの場合と同様に行なった。
抑制率はケタミン投与10分後から30分後までの総運
動量を測定し、対照群の総運動量に対する百分率で示し
た。その他はスコポラミンの場合と同様に実験を行なっ
た。結果を表5に示す。
【0206】
【表5】 薬剤により誘発された徘徊に対する抑制効果 ──────────────────────────────────── 被検化合物 スコポラミン誘発徘徊抑制の ケタミン誘発徘徊抑制の 最小有効用量 最小有効用量 (mg/kg,PO) (mg/kg,PO) ──────────────────────────────────── 実施例28 3 3 実施例37 3 10 実施例46 10 3 実施例47 10 1 実施例50 3 3 実施例51 10 10 実施例55 10 10 実施例58 10 10 実施例63 3 3 ──────────────────────────────────。
【0207】製剤例1 ハードカプセル剤 50mgの粉末状の実施例50の化合物、128.7mgの
ラクトース、70mgのセルロース及び1.3mgのステア
リン酸マグネシウムを混合し、60メッシュのふるいを
通した後、この粉末を250mgの3号ゼラチンカプセル
に入れ、カプセル剤とする。 製剤例2 錠剤 50mgの粉末状の実施例50の化合物、124mgのラク
トース、25mgのセルロース及び1mgのステアリン酸マ
グネシウムを混合し、打錠機により打錠して、1錠20
0mgの錠剤とする。この錠剤は必要に応じて糖衣を施す
ことができる。
【0208】
【発明の効果】本発明のピペラジン誘導体(I)は、優
れた5−HT2 受容体拮抗作用及び5−HT1A受容体作
動作用を有し、且つ毒性も弱いので、医薬[特に精神神
経症状の治療剤又は予防剤]として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 207/34 C07D 207/34 213/74 213/74 241/04 241/04 261/08 261/08 295/12 295/12 A 333/38 333/38 401/12 207 401/12 207 211 211 405/12 207 405/12 207 211 211 213 213 409/12 213 409/12 213 409/14 207 409/14 207 213 213 413/12 213 413/12 213 413/14 213 413/14 213 (72)発明者 岩田 宜芳 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 {式中、R1 は、C6 −C14アリール基、同一又は異な
    って下記置換基群αより選択される置換基を1乃至3個
    有するC6 −C14アリール基、5員乃至6員環の飽和複
    素環基(当該複素環は1又は2個の酸素原子、窒素原子
    若しくは硫黄原子を含む)、同一又は異なって下記置換
    基群αより選択される置換基を1乃至3個有する5員乃
    至6員環の飽和複素環基(当該複素環は1又は2個の酸
    素原子、窒素原子若しくは硫黄原子を含む)、5員乃至
    6員環の芳香族複素環基(当該複素環は、同一又は異な
    って、1又は2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫黄原
    子を含む)、或は同一又は異なって下記置換基群αより
    選択される置換基を1乃至3個有する5員乃至6員環の
    芳香族複素環基(当該複素環は、同一又は異なって、1
    又は2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫黄原子を含
    む)を示し、 R2a及びR2bは、同一又は異なって、水素原子又はC1
    −C6 アルキル基を示し、 R3 は、水素原子又はC1 −C6 アルキル基を示し、 R4 は、C6 −C14アリール基、同一又は異なって下記
    置換基群βより選択される置換基を1乃至3個有するC
    6 −C14アリール基、5員乃至6員環の飽和複素環基
    (当該複素環は1又は2個の酸素原子、窒素原子若しく
    は硫黄原子を含む)、同一又は異なって下記置換基群β
    より選択される置換基を1乃至3個有する5員乃至6員
    環の飽和複素環基(当該複素環は1又は2個の酸素原
    子、窒素原子若しくは硫黄原子を含む)、5員乃至6員
    環の芳香族複素環基(当該複素環は、同一又は異なっ
    て、1又は2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫黄原子
    を含む)或は同一又は異なって下記置換基群βより選択
    される置換基を1乃至3個有する5員乃至6員環の芳香
    族複素環基(当該複素環は、同一又は異なって、1又は
    2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫黄原子を含む)を
    示し、 R5 は、水素原子、ハロゲン原子、C1 −C6 アルキル
    基、C1 −C6 アルコキシ基又はC2 −C7 アルコキシ
    カルボニル基を示し、 mは、1乃至3の整数を示し、 nは、1乃至6の整数を示し、 Xは、炭素原子又は窒素原子を示し、 置換基群αは、ハロゲン原子、C1 −C6 アルキル基、
    1 −C6 アルコキシ基、水酸基又は保護された水酸基
    を示し、 置換基群βは、ハロゲン原子、C1 −C6 アルキル基又
    はC1 −C6 アルコキシ基を示す。}を有するピペラジ
    ン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  2. 【請求項2】請求項1に於て、R1 が、フェニル基又は
    ナフチル基;弗素、塩素、C1 −C4 アルキル、C1
    4 アルコキシ、水酸基及びアルカノイルオキシからな
    る群より同一又は異なって選択される1又は2個の置換
    基を有する、フェニル基又はナフチル基;2−ピロリジ
    ニル基又は2−ピペリジル基;弗素、塩素、メチル、エ
    チル、メトキシ及びエトキシからなる群より選択される
    一つの置換基を有する2−ピロリジニル基又は2−ピペ
    リジル基;ピロリル基、フリル基、チエニル基又はピリ
    ジル基;或は、弗素、塩素、C1 −C4 アルキル、C1
    −C4 アルコキシ、水酸基及びアルカノイルオキシから
    なる群より同一又は異なって選択される1又は2個の置
    換基を有する、ピロリル基、チエニル基、イソキサゾリ
    ル基又はピリジル基であるピペラジン誘導体又はその薬
    理上許容される塩。
  3. 【請求項3】請求項1に於て、R1 が、フェニル基又は
    ナフチル基;弗素、塩素、C1 −C4 アルキル、C1
    4 アルコキシ及び水酸基からなる群より同一又は異な
    って選択される1又は2個の置換基を有するフェニル
    基;ピロリル基、フリル基、チエニル基又はピリジル
    基;或は、弗素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及び
    エトキシからなる群より選択される一つの置換基を有す
    る、2−ピロリル基、2−チエニル基、3−チエニル
    基、4−イソキサゾリル基、2−ピリジル基、3−ピリ
    ジル基又は4−ピリジル基であるピペラジン誘導体又は
    その薬理上許容される塩。
  4. 【請求項4】請求項1に於て、R1 が、フェニル基;弗
    素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシから
    なる群より選択される一つの置換基を有するフェニル
    基;2−フリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、
    2−ピリジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基;
    或は、弗素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びエト
    キシからなる群より選択される一つの置換基を有する、
    2−ピロリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、4
    −イソキサゾリル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基
    又は4−ピリジル基であるピペラジン誘導体又はその薬
    理上許容される塩。
  5. 【請求項5】請求項1に於て、R1 が、フェニル基;3
    −フルオロフェニル基、4−メチルフェニル基、3−メ
    トキシフェニル基又は4−メトキシフェニル基;2−フ
    リル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−ピリジ
    ル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基;或は、3−
    メトキシ−2−チエニル基であるピペラジン誘導体又は
    その薬理上許容される塩。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5より選択される一の請求項
    に於て、R2a及びR2bが、同一又は異なって、水素原子
    又はC1 −C4 アルキル基であるピペラジン誘導体又は
    その薬理上許容される塩。
  7. 【請求項7】請求項1乃至5より選択される一の請求項
    に於て、R2a及びR2bが、同一又は異なって、水素原
    子、メチル基又はエチル基であるピペラジン誘導体又は
    その薬理上許容される塩。
  8. 【請求項8】請求項1乃至5より選択される一の請求項
    に於て、R2a及びR2bが、水素原子であるピペラジン誘
    導体又はその薬理上許容される塩。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8より選択される一の請求項
    に於て、R3 が、水素原子又はC1−C4 アルキル基で
    あるピペラジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  10. 【請求項10】請求項1乃至8より選択される一の請求
    項に於て、R3 が、水素原子、メチル基又はエチル基で
    あるピペラジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  11. 【請求項11】請求項1乃至8より選択される一の請求
    項に於て、R3 が、水素原子であるピペラジン誘導体又
    はその薬理上許容される塩。
  12. 【請求項12】請求項1乃至11より選択される一の請
    求項に於て、R4 が、フェニル基又はナフチル基;弗
    素、塩素、C1 −C4 アルキル及びC1 −C4 アルコキ
    シからなる群より同一又は異なって選択される1又は2
    個の置換基を有する、フェニル基又はナフチル基;2−
    ピラゾリジニル基又は2−ピペリジル基;弗素、塩素、
    メチル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる群より
    選択される一つの置換基を有する2−ピラゾリジニル基
    又は2−ピペリジル基;ピロリル基、チエニル基、イソ
    キサゾリル基又はピリジル基;或は、弗素、塩素、C1
    −C4 アルキル及びC1 −C4 アルコキシからなる群よ
    り同一又は異なって選択される1又は2個の置換基を有
    する、ピロリル基、チエニル基、イソキサゾリル基又は
    ピリジル基であるピペラジン誘導体又はその薬理上許容
    される塩。
  13. 【請求項13】請求項1乃至11より選択される一の請
    求項に於て、R4 が、フェニル基又はナフチル基;弗
    素、塩素、C1 −C4 アルキル及びC1 −C4 アルコキ
    シからなる群より同一又は異なって選択される1又は2
    個の置換基を有するフェニル基;ピロリル基、チエニル
    基、イソキサゾリル基又はピリジル基;或は、弗素、塩
    素、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる群
    より同一又は異なって選択される1又は2個の置換基を
    有する、2−ピロリル基、2−チエニル基、3−チエニ
    ル基、4−イソキサゾリル基、2−ピリジル基、3−ピ
    リジル基又は4−ピリジル基であるピペラジン誘導体又
    はその薬理上許容される塩。
  14. 【請求項14】請求項1乃至11より選択される一の請
    求項に於て、R4 が、フェニル基;弗素、塩素、メチ
    ル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる群より選択
    される一つの置換基を有するフェニル基;ピロリル基、
    チエニル基、イソキサゾリル基又はピリジル基;1−メ
    チル−2−ピロリル基又は3,5−ジメチル−4−イソ
    キサゾリル基であるピペラジン誘導体又はその薬理上許
    容される塩。
  15. 【請求項15】請求項1乃至11より選択される一の請
    求項に於て、R4 が、フェニル基;2−ピロリル基、2
    −チエニル基、3−チエニル基、2−ピリジル基、3−
    ピリジル基又は4−ピリジル基;或は1−メチル−2−
    ピロリル基であるピペラジン誘導体又はその薬理上許容
    される塩。
  16. 【請求項16】請求項1乃至15より選択される一の請
    求項に於て、R5 が、水素原子、弗素原子、塩素原子、
    1 −C4 アルキル基、C1 −C4 アルコキシ基又はC
    2 −C5 アルコキシカルボニル基であるピペラジン誘導
    体又はその薬理上許容される塩。
  17. 【請求項17】請求項1乃至15より選択される一の請
    求項に於て、R5 が、水素原子、弗素原子、塩素原子、
    メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、メトキ
    シカルボニル基又はエトキシカルボニル基であるピペラ
    ジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  18. 【請求項18】請求項1乃至15より選択される一の請
    求項に於て、R5 が、水素原子、塩素原子、メチル基又
    はメトキシ基であるピペラジン誘導体又はその薬理上許
    容される塩。
  19. 【請求項19】請求項1乃至15より選択される一の請
    求項に於て、R5 が水素原子であるピペラジン誘導体又
    はその薬理上許容される塩。
  20. 【請求項20】請求項1乃至19より選択される一の請
    求項に於て、mが、1であるピペラジン誘導体又はその
    薬理上許容される塩。
  21. 【請求項21】請求項1乃至20より選択される一の請
    求項に於て、nが、2乃至4の整数であるピペラジン誘
    導体又はその薬理上許容される塩。
  22. 【請求項22】請求項1乃至20より選択される一の請
    求項に於て、nが、4であるピペラジン誘導体又はその
    薬理上許容される塩。
  23. 【請求項23】請求項1乃至22より選択される一の請
    求項に於て、Xが炭素原子であるピペラジン誘導体又は
    その薬理上許容される塩。
  24. 【請求項24】請求項1に於て、下記群より選択される
    ピペラジン誘導体又はその薬理上許容される塩: N−(2−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラ
    ジン−1−イル)エチル)ベンズアミド、 N−(4−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラ
    ジン−1−イル)ブチル)ベンズアミド、 1H−ピロール−2−カルボン酸 4−(4−(2−ベ
    ンジロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルア
    ミド、 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
    (4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラジン−1−
    イル)ブチルアミド、 N−(2−(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)
    フェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズアミ
    ド、 N−(3−(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)
    フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピル)ベンズア
    ミド、 N−(4−(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)
    フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズアミ
    ド、 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 2−
    (4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)
    ピペラジン−1−イル)エチルアミド、 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
    (4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)
    ピペラジン−1−イル)ブチルアミド、 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 2−
    (4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニ
    ル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド、 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 3−
    (4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニ
    ル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミド、 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
    (4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニ
    ル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド、 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−(チオ
    フェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
    −イル)ブチルアミド、 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 2−
    (4−(2−(チオフェン−3−イルメトキシ)フェニ
    ル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド、 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−(チオ
    フェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
    −イル)ブチルアミド、 チオフェン−3−カルボン酸 4−(4−(2−(チオ
    フェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
    −イル)ブチルアミド、及び 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
    (4−(2−(4−メトキシチオフェン−3−イルメト
    キシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミ
    ド。
  25. 【請求項25】請求項1乃至24より選択される一の請
    求項に記載のピペラジン誘導体又はその薬理上許容され
    る塩を含有する医薬。
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