JPH1178325A - 非接触型icカード - Google Patents
非接触型icカードInfo
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- JPH1178325A JPH1178325A JP28899597A JP28899597A JPH1178325A JP H1178325 A JPH1178325 A JP H1178325A JP 28899597 A JP28899597 A JP 28899597A JP 28899597 A JP28899597 A JP 28899597A JP H1178325 A JPH1178325 A JP H1178325A
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Abstract
材間の剛性の差を小さくするICカードを提供する。 【解決手段】回路基板、該回路基板に取付けられている
ICモジュール、前記回路基板の外周に形成されている
偏平状コイル、及びコンデンサが合成樹脂製のシート内
に設けられている非接触型のICカードにおいて、偏平
状コイルの一部が、絶縁層を介して、該偏平状コイルの
他の一部と重なり合って設けられており、前記偏平状コ
イルと前記偏平状コイルにおける重なり合う部分とで共
振回路が形成されている非接触型のICカードであり、
前記偏平状コイルの重なり合う部分において、チップコ
ンデンサに相当する静電容量を得ることができ、チップ
コンデンサを必要としないICカードである。
Description
場、又は自動車や商品等の物の移動を管理する管理装置
を備える管理システム用の非接触型ICカードに関し、
特に、微弱電波を利用することにより、管理システムの
判別装置に対し離れた箇所で判別可能の非接触型ICカ
ードに関する。 [考案の詳細な説明]
車が携行するICカードと、建物や有料道路等の入り口
付近に設置した判別装置とで構成されており、ICカー
ドには、電源、送受信機、プロセッサ及びターミナルメ
モリが搭載され、判別装置には、電源、送受信機、プロ
セッサ及びホストメモリが搭載されている。
Cカードを携行する人や自動車が、建物や有料道路等の
入り口付近に設置した判別装置の近くを通る間に、判別
装置からICカードに電波信号を発信し、人や自動車に
携行されているICカードは、この判別装置からの電波
信号を受信解読して、ICカードの情報内容を特定の電
波信号で判別装置に発信する。判別装置は、この電波信
号を受けてICカードの情報内容を読み取って、人や自
動車の判別を行い、必要な事項を電波信号によりICカ
ードに送ってICカードのターミナルメモリに書き込む
ことによって、人や自動車の入退場管理や料金徴収管理
を行っている。
うな非接触ICカードシステムに用いられるICカード
は、ICモジュールと、コイル及びコンデンサなどの電
気部品を、厚さ0.1mm程度の回路基板に接着等によ
って取り付け、この回路基板を、周辺部に偏平状コイル
が埋設されている柔軟性の合成樹脂製のフィルムシート
のコイルの内側の一部領域内に埋設し、前記コイルの引
出し線を、前記回路基板の端子に電気的に接続して形成
されている。このICカードにおいて、扁平状コイル
は、扁平状判別装置からの電波信号を受信し、必要に応
じてICモジュールの情報内容を前記判別装置に伝達す
るためのアンテナ回路を形成している。
と電気部品の厚さが、例えば0.4〜0.5mm程度で
あり、これらを埋設したフィルムシートの厚さも、全体
で、0.68〜0.84mmの規格範囲になるようにさ
れており、その使用中にICカードを曲げるなどして、
ICカードの一部に、その機械的強度を越える曲げ応力
が加わった場合には、その部分に亀裂を生じたり、又は
破損したりして、ICカードが使用できなくなり、問題
とされている。
の破損は、ICカードを構成する電気部品、ICモジュ
ール、回路基板、フィルムシートの素材の剛性の差が大
きいことによっており、特に、該チップコンデンサの取
り付け部分及びその周辺部分に過大な曲げ応力が加わる
と、チップコンデンサが回路基板から剥がれて導通不良
を起こしたり、フィルムシートが破損したりするので、
問題とされている。そこで、この問題を解決する方法と
して、従来は、フィルムシートの厚みを規格の範囲内で
厚くしていた。しかし、フィルムシートの厚みを増すと
ICカードの携行に不便であり、また、フィルムシート
に用いる成形材の量が増すので不経済であり、問題とさ
れていた。本発明は、従来のICカードにおける上記の
課題を解決することを目的としている。
ンサを省略して、ICカード素材間の剛性の差を小さく
するICカードを提供するものである。即ち、本発明
は、回路基板、該回路基板に取付けられているICモジ
ュール、前記回路基板の外側に形成されている偏平状コ
イル及びコンデンサ素子が合成樹脂製のシート内に設け
られている非接触型のICカードにおいて、偏平状コイ
ルの一部が、絶縁層を介して、該偏平状コイルの他の一
部と重なり合って設けられており、前記偏平状コイルと
前記偏平状コイルにおける重なり合う部分とで共振回路
が形成されていることを特徴とする非接触型ICカード
にある。
の用語は、偏平状コイルを形成するコイルの巻線及び引
出し線を包含する。本発明において、偏平状コイルの一
部が、絶縁層を介して、該偏平状コイルの他の一部と重
なり合って設けられるが、この偏平状コイルの重なり合
う部分は、偏平状コイルの一部が重なり合って、チップ
コンデンサ等の配置を省略できる程度の静電容量を形成
すれば足り、如何なる重なり合う形態でもよい。
法により、間に絶縁層を介在させて薄く形成された巻線
を巻回することにより、静電容量を形成して、偏平状の
コイルを形成することができる。この場合は、巻線の線
径、形状及び巻数を適当に選んで、絶縁層を介して形成
される偏平状コイルのインダクタンスと、該コイルの巻
線間に形成されるコンデンサの静電容量とをバランスさ
せることにより目的の共振周波数を有する共振回路を形
成することができる。
重なり合う部分は、偏平状コイルの一方の端部、例えば
一方の偏平状コイルの巻線の一部又は引出し線が、該コ
イルの巻線の他の一部及び/又は他方の引出し線と交差
して形成することができる。この場合、偏平状コイルの
引出し線の線径及び/又は偏平状コイルの巻線の線径並
びに偏平状コイルの巻線の巻数を適宜の大きさに設定し
て、偏平状コイルの重なり合う部分でコンデンサを形成
し、その静電容量を、前記偏平状コイルのインダクタン
スと共振する値に設定することによってコンデンサ素子
を省略するものである。コイル引出し線相互間に重なり
合う部分を形成する場合には、双方のコイル引出し線
を、適当な長さに撚り合わせて目的の静電容量を得るこ
とができる。
脂製のシート内に同一レベル内に同心状に形成すること
ができるが、絶縁層を介して、二層又は三層以上の複数
層に形成することができる。また、本発明において、偏
平状コイルの引出し線相互間又は引出し線と偏平状コイ
ル線間の重なり合う部分で、静電容量を設定された大き
さになるように形成する場合には、該偏平状コイルは、
該偏平状コイルの巻線間の静電容量が、極力小さくなる
ように形成される。本発明において、ICモジュール及
び電子部品を設ける回路基板は、偏平状コイルの巻枠内
又は巻枠外に設けることができる。
平状コイルの巻線及び/又は引出し線間に、絶縁層を介
して重なり合う部分を形成することにより、従来のIC
カードのチップコンデンサの静電容量に匹敵する静電容
量を形成して、ICカードからチップコンデンサを省略
することができ、ICカードの小型化及び機械的強度を
増加することができる。ICモジュール等を搭載した回
路基板を、偏平状コイルに囲まれた内側領域及び偏平状
コイル外側領域等の適宜の位置に配置することができ
る。
られているICモジュール、前記回路基板の外周に形成
されている偏平状コイル、及びコンデンサが合成樹脂製
のシート内に設けられている非接触型のICカードにお
いて、偏平状コイルの一部が、絶縁層を介して、該偏平
状コイルの他の一部と重なり合って設けられており、前
記偏平状コイルと偏平状コイルの重なり合う部分とで共
振回路が形成されているので、偏平状コイルの引出し線
と偏平状コイルの巻線の間及び偏平状コイルの引出し線
相互間に形成される静電容量により、コンデンサ素子を
設けることなく、共振周波数をICカードの通信周波数
に合わせることができる。
ついて説明するが、以下の説明及び例示により、本発明
は何ら制限されるものではない。図1は、本発明の一実
施例の非接触ICカードについての概略の平面図であ
る。図2は、図1の実施例とは異なる、本発明の他の一
実施例の非接触ICカードについての概略の平面図であ
る。図3は、図1及び図2の実施例とは異なる、本発明
の他の一実施例の非接触ICカードについての概略の平
面図である。図1乃至3において、対応する箇所には同
一の符号が付されている。
は、例えば柔軟性のある熱硬化性樹脂で成形した、厚さ
0.68mmのフィルムシート2で形成されており、図
1においては、ICカード1は、フィルムシート2上を
覆う絶縁被覆層を取り除いた状態で示されている。IC
カードにおいて、ICモジュール3は電源部等の微細形
状の電気部品を包含しており、厚さ0.1mm程度の極
薄状の回路基板4の上面に接着等によって取り付けられ
ている。実線で示される上部巻線部5は、フィルムシー
ト2の絶縁層6の上に設けられており、鎖線で示される
下部巻線部7は、絶縁層6内に埋設されている。上部及
び下部巻線部5及び7の引出し線8及び9は、回路基板
4の入出力端子10に夫々接続している。
偏平状コイル11は、絶縁層6を間に位置させて、上部
巻線部5及び下部巻線部7が形成されており、上部巻線
部5及び下部巻線部7の間に、静電容量が形成され、そ
の大きさは、ICカードの使用周波数125KHzにお
いて、100pF程度であり、ICカードの共振回路用
コンデンサとして十分に利用できるものである。本例に
おけるICカードは、例えば、周波数125KHzの電
波を受信して、ICメモリに搭載された情報を発信し、
また、周波数125KHzの電波を受信して、ICメモ
リに新たな情報の書き込みを行うことができる。
例の場合と同様に、ICカード1は、例えば柔軟性のあ
る熱硬化性樹脂で成形した、厚さ0.68mmのフィル
ムシート2で形成されており、図2においては、ICカ
ード1は、フィルムシート2上を覆う絶縁被覆層を取り
除いた状態で示されている。ICカードにおいて、IC
モジュール3は電源部等の微細形状の電気部品を包含し
ており、厚さ0.1mm程度の極薄状の回路基板4の上
面に接着等によって取り付けられている。偏平状コイル
11はフィルムシート2の絶縁層6の上に設けられてい
る。偏平状コイル11の引出し線8及び9は、回路基板
4の入出力端子10に夫々接続しており、入出力端子1
0の接続箇所より先端側において、夫々、絶縁層を介し
て偏平状コイル11に交差している。
偏平状コイル11は、絶縁層を間に位置させて、偏平状
コイル11の引出し線8及び9と交差しているので、引
出し線の交差する箇所12において、静電容量が形成さ
れ、その大きさはICカードの使用周波数125KHz
において、10pFであった。
2の実施例の場合と同様に、ICカード1は、例えば柔
軟性のある熱硬化性樹脂で成形した、厚さ0.68mm
のフィルムシート2で形成されており、図3において
は、図1及び図2と同様に、ICカード1は、フィルム
シート2上を覆う絶縁被覆層を取り除いた状態で示され
ている。ICカードにおいて、ICモジュール3は電源
部等の微細形状の電気部品を包含しており、厚さ0.1
mm程度の極薄状の回路基板4の上面に接着等によって
取り付けられている。偏平状コイル11はフィルムシー
ト2の絶縁層6の上に設けられている。偏平状コイル1
1の引出し線8及び9は、回路基板4の入出力端子10
に夫々接続しており、夫々の引出し線の入出力端子10
の接続箇所より先端側において、夫々、絶縁層を介して
互いに撚られている。
偏平状コイル11の引出し線8及び9は、撚られている
箇所13において、静電容量が形成され、その大きさ
は、図2の実施例のICカードと略同じく、ICカード
の使用周波数125KHzにおいて、10pFであり、
ICカードの共振回路用コンデンサ素子として十分に機
能する値である。
けられているICモジュール、前記回路基板の外周に形
成されている偏平状コイル、及びコンデンサが合成樹脂
製のシート内に設けられている非接触型のICカードに
おいて、偏平状コイルの一部が、絶縁層を介して、該偏
平状コイルの他の一部と重なり合って設けられており、
前記偏平状コイルと偏平状コイルの重なり合う部分の静
電容量とによって共振回路が形成されているので、従来
のICカードに比して、チップコンデンサが設けられて
いないために、フィルムシートの厚みを増すことなく、
ICカードに加わる過大な曲げ応力による破損、損傷を
予防することができるので携行に便利であり、また、フ
ィルムシートに用いる成形材の量を増す必要がないので
製造コストを減らすことができる。
の概略の平面図である。
例の非接触ICカードについての概略の平面図である。
の一実施例の非接触ICカードについての概略の平面図
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 回路基板、該回路基板に取付けられてい
るICモジュール、前記回路基板の外側に形成されてい
る偏平状コイル及びコンデンサをが合成樹脂製のシート
内に設けられている非接触型のICカードにおいて、偏
平状コイルの一部が、絶縁層を介して、該偏平状コイル
の他の一部と重なり合って設けられており、前記偏平状
コイルと前記偏平状コイルにおける重なり合う部分とで
共振回路が形成されていることを特徴とする非接触型I
Cカード。 - 【請求項2】 偏平状コイルの重なり合う部分が、偏平
状コイルの一方の端部が、絶縁層を介して、該偏平状コ
イルの一部と交差して形成されていることを特徴とする
請求項1に記載の非接触型ICカード。 - 【請求項3】 偏平状コイルの重なり合う部分が、間に
絶縁層を介在させて設けられる偏平状コイルの上部巻線
部分と下部巻線部分とで形成されていることを特徴とす
る請求項1に記載の非接触型ICカード。 - 【請求項4】 偏平状コイルの一方の端部が、引出し線
であることを特徴とする請求項2に記載の非接触型IC
カード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28899597A JPH1178325A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 非接触型icカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28899597A JPH1178325A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 非接触型icカード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1178325A true JPH1178325A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17737491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28899597A Pending JPH1178325A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 非接触型icカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1178325A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6853286B2 (en) * | 2001-05-31 | 2005-02-08 | Lintec Corporation | Flat coil component, characteristic adjusting method of flat coil component, ID tag, and characteristic adjusting method of ID tag |
CN102783046A (zh) * | 2010-03-05 | 2012-11-14 | 山一电机株式会社 | 非接触式连接器 |
JP2018517358A (ja) * | 2015-05-25 | 2018-06-28 | ジェムアルト エスアー | 連結した相互インダクタを有する無線周波数アンテナ回路 |
JP2020127086A (ja) * | 2019-02-01 | 2020-08-20 | スミダコーポレーション株式会社 | アンテナ装置、及び、アンテナ装置の製造方法 |
-
1997
- 1997-09-12 JP JP28899597A patent/JPH1178325A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6853286B2 (en) * | 2001-05-31 | 2005-02-08 | Lintec Corporation | Flat coil component, characteristic adjusting method of flat coil component, ID tag, and characteristic adjusting method of ID tag |
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JP2018517358A (ja) * | 2015-05-25 | 2018-06-28 | ジェムアルト エスアー | 連結した相互インダクタを有する無線周波数アンテナ回路 |
US10726324B2 (en) | 2015-05-25 | 2020-07-28 | Thales Dis France Sa | Radio-frequency antenna circuit having interlocking mutual inductors |
JP2020127086A (ja) * | 2019-02-01 | 2020-08-20 | スミダコーポレーション株式会社 | アンテナ装置、及び、アンテナ装置の製造方法 |
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Date | Code | Title | Description |
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