JPH1178064A - 検出方法、検出装置、生成物供給装置、画像形成装置、事務用機器、プリンタ装置、処理装置、及び、コンピュータ可読メモリ - Google Patents

検出方法、検出装置、生成物供給装置、画像形成装置、事務用機器、プリンタ装置、処理装置、及び、コンピュータ可読メモリ

Info

Publication number
JPH1178064A
JPH1178064A JP10177265A JP17726598A JPH1178064A JP H1178064 A JPH1178064 A JP H1178064A JP 10177265 A JP10177265 A JP 10177265A JP 17726598 A JP17726598 A JP 17726598A JP H1178064 A JPH1178064 A JP H1178064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
ink
frequency
value
binary signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10177265A
Other languages
English (en)
Inventor
Marie Helene Froger
マリー・ヘレーネ フローガー
Pascal Coudray
パスカル クドレー
Mickael Lorgeoux
ミカエル ロルジョー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Publication of JPH1178064A publication Critical patent/JPH1178064A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17553Outer structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17566Ink level or ink residue control
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F23/00Indicating or measuring liquid level or level of fluent solid material, e.g. indicating in terms of volume or indicating by means of an alarm
    • G01F23/22Indicating or measuring liquid level or level of fluent solid material, e.g. indicating in terms of volume or indicating by means of an alarm by measuring physical variables, other than linear dimensions, pressure or weight, dependent on the level to be measured, e.g. by difference of heat transfer of steam or water
    • G01F23/26Indicating or measuring liquid level or level of fluent solid material, e.g. indicating in terms of volume or indicating by means of an alarm by measuring physical variables, other than linear dimensions, pressure or weight, dependent on the level to be measured, e.g. by difference of heat transfer of steam or water by measuring variations of capacity or inductance of capacitors or inductors arising from the presence of liquid or fluent solid material in the electric or electromagnetic fields
    • G01F23/263Indicating or measuring liquid level or level of fluent solid material, e.g. indicating in terms of volume or indicating by means of an alarm by measuring physical variables, other than linear dimensions, pressure or weight, dependent on the level to be measured, e.g. by difference of heat transfer of steam or water by measuring variations of capacity or inductance of capacitors or inductors arising from the presence of liquid or fluent solid material in the electric or electromagnetic fields by measuring variations in capacitance of capacitors
    • G01F23/266Indicating or measuring liquid level or level of fluent solid material, e.g. indicating in terms of volume or indicating by means of an alarm by measuring physical variables, other than linear dimensions, pressure or weight, dependent on the level to be measured, e.g. by difference of heat transfer of steam or water by measuring variations of capacity or inductance of capacitors or inductors arising from the presence of liquid or fluent solid material in the electric or electromagnetic fields by measuring variations in capacitance of capacitors measuring circuits therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流出経路に接続され、電気的に絶縁物質でで
きたタンクの収容空間に充填された導電物質のより低い
所定の閾値(ゼロでも良い)での検出。 【解決手段】 周期的矩形波で励起信号をタンクの収容
空間に印加し、その収容空間に収容された導電物質の量
が閾値に達したとき、実質的に変化する特性の測定信号
を得る。この特性から、この信号を参照閾値と比較する
ことにより、デジタル的にフィルタされたバイナリ信号
C、C′が導出され、一方ではたたみ込みの積を、それ
と同一の、しかし、矩形波の周期の少なくとも1つの倍
数に等しい遅延をもつ信号と乗算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は検出方法、検出装
置、生成物供給装置、画像形成装置、事務用機器、プリ
ンタ装置、処理装置、及び、コンピュータ可読メモリに
関し、特に、電気的絶縁材でできたタンクに収容された
導電物質の所定閾値を検出する検出方法、検出装置、生
成物供給装置、画像形成装置、事務用機器、プリンタ装
置、処理装置、及び、コンピュータ可読メモリに関す
る。
【0002】
【従来の技術】発明の属する技術分野において言及され
た検出は排他的ではないが、特に、印をつける生成物、
例えば、プリント用インクが収容され、画像形成装置に
内蔵されるインクタンクでの閾値検出に適用される。そ
して、この閾値はタンク内に利用可能な生成物をもはや
含まない場合、つまり、ゼロレベルにできることが望ま
しい。
【0003】さて、閾値に達したことを検出する主要な
目的は、タンクを有した機器のユーザにそのタンクを交
換する時期が真近であることを通知することができるこ
とにある。
【0004】そのような検出は、特に、プリンタ装置に
おいて有用である。その検出は通常、インクレベル検出
と言われる。
【0005】インクジェット技術を用いた機器における
インクレベル検出には種々の方法があることが従来から
も既に知られている。
【0006】特に、欧州特許出願公開公報第00283
99号では、インクタンクを挟む2つの金属板によって
形成されるキャパシタを含む共振回路を用いて、そのイ
ンクタンク内に存在する最小量のインクを検出する方法
について説明している。このインクはインクレベルが減
少するにつれて、その値が変化する誘電体のようにふる
まう。同様に、その共振回路のキャパシタンスもインク
レベルとともに変化する。この共振回路は較正され、イ
ンクレベルが所定の最低レベル、例えば、20%に達し
たときに、その共振周波数、即ち、抵抗の最大電圧レベ
ルが得られるようになっている。この閾値に達したこと
が検出されたとき、映像信号或は音声信号が発せられ
る。
【0007】与えられたインク閾値の検出は、検出され
るべきインク残量に対する共振周波数であるように前も
って定義された周波数についての電圧閾値を横切ったこ
とを検出することに対応している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、実際、キャパシタンスを定義するインク量が低
くなればなるほど、電圧ピークもどんどん低くなり、そ
の結果、インクタンク内の残存する少量のインクに対応
したこの電圧ピークを検出することはますます難しくな
る。このことが、欧州特許出願公開公報第002839
9号が、なぜ最低閾値として20%を与えているかを説
明する疑いもない理由の1つである。
【0009】加えて、検出される電気信号が電圧閾値を
横切ることは、インクタンク内に実際には利用可能なイ
ンク残量のばらつきにもまさに対応していると思われ
る。これが、プリンタ装置の製造者が利用者にインクタ
ンクを交換することを促すインク残量“ゼロ”のレベル
を示すことにおいて、十分な安全マージンを選択してい
る疑いもない別の理由である。
【0010】そのような高い安全マージンを選択するこ
との結果、利用者が早まってインクが不足していると思
わないことを保証するため、利用可能なインクがあまり
たくさん存在していないときにはインクタンクはスクラ
ップされる。
【0011】同じ状態は、より一般的には、例えば、イ
ンクのような印を付けることのできる生成物を貯溜した
タンクに関しても適用され、そして、より一般的にはキ
ャパシタ構成に集積できる電気伝導物を含んだ電気的絶
縁物質でできているタンクに関しても適用される。
【0012】さて、上述したばらつきについての1つの
理由は、確かに、測定信号に加えられるノイズの存在に
ある。そのようなノイズは特にタンクに近接して設けら
れる顕著な電磁波発生源にある恐れがある。設置や機械
的構成についての要求によりタンクに十分に近接して極
板を置くことができないとき、その環境条件に対して測
定感度を強くすることに、そのノイズの原因があるかも
しれない。
【0013】本発明の目的は、電気的に絶縁したタンク
内に含まれる電気伝導物の残量が最低閾値を下回ったと
きの判定の精度を改善し、利用者のための安全マージン
を完全に確保しながらも、この閾値をより低くし、その
結果、タンクをスクラップにする前にタンクに含まれる
電気伝導物をより完全に使いきることができるようにす
ることにより、上述した問題点を解決することにある。
また、本発明は、必要なタンクに何の改良を加えること
なしに上述の目的を達成することにある。なお、そのよ
うな改良は本発明の範囲の中にあっても、もちろん可能
である。さらに、本発明は、周辺ノイズを除去する一方
で、タンクの流出経路にその電気伝導物がないこと(つ
まり閾値がゼロとなること)、特に、記録ヘッドに接続
された導管にインクがないことを判定することも目的と
している。
【0014】より具体的には、本発明は簡単で信頼性の
ある方法でしかも大幅なコスト上昇を招かずに測定精度
を悪化させやすいノイズを軽減させることを目的をして
いる。事実、本発明は上述の目的を大量生産において達
成できることを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の検出方法は、以下のような工程と手順からな
る。
【0016】即ち、流出経路に接続され、キャパシタ構
成を形成するように設けられた収容空間を有し、電気的
に絶縁物質でできた収容手段の前記収容空間に充填され
た導電物質の所定の閾値を検出する検出方法であって、
周期的に矩形波の電気的励起信号を前記キャパシタ構成
に印加する励起工程と、前記キャパシタ構成から前記導
電物質の量に応じた測定信号を取り出すキャプチュア工
程とを有するように定められる測定手順と、前記特性を
表わす直接的な値を認識する認識工程と、前記値と前記
閾値を表わす参照閾値とを比較する比較工程と、前記比
較から前記参照閾値に関して、前記直接的な値の状態を
表現する第1のバイナリ信号を導出する導出工程とを有
するように定められる変換手順と、前記第1のバイナリ
信号と、前記矩形波の周期の少なくとも1つの倍数に等
しい遅延を導入することにより、前記第1のバイナリ信
号から導出される第2のバイナリ信号とのたたみ込みの
積を求める一方、第3のバイナリ信号を生成するたたみ
込み工程を含むデジタルフィルタリング手順と、前記第
3のバイナリ信号の平均値から、前記閾値に関して前記
導電物質の量の状態を表現するバイナリ値を導出するテ
スト工程を含む処理手順とを有し、前記測定手順と、前
記変換手順と、前記デジタルフィルタリング手順と、前
記処理手順とを監視する監視工程と、前記バイナリ値を
獲得する獲得工程とを含む少なくとも1つの測定サイク
ルが実行されることを特徴とする。
【0017】ここで、上記の矩形波の外側、即ち、励起
信号がないときでは測定信号は通常、ゼロでなければな
らない。ただし、ノイズの影響があるときには、その測
定信号はゼロではない。しかし、そのノイズを除去する
効果的な方法は、励起矩形波の周期に等しい周期をもつ
周期的な測定信号の一部を探し、その測定信号の残りを
除去することである。たたみこみの積を求めることによ
り、これを簡単にできるという効果がある。最も単純な
遅延は、矩形波周期に等しい遅延である。しかし、もち
ろんより長い遅延を選択し、短い持続期間をもつ周期的
ノイズを除去するようにできる。
【0018】しかしながら、このデジタルフィルタリン
グで、実質的に矩形波の周波数に等しい発生頻度をもっ
たノイズのどの部分も除去できないなら、このデジタル
フィルタリングと他の性質をもつフィルタリング、例え
ば、周波数フィルタリングとを組み合わせ、矩形波の周
波数で繰り返され、励起信号の周波数とは異なる周波数
をもつノイズを除去するようにすると良い。
【0019】好適には、この周波数フィルタリングはバ
ンドパスフィルタ(或は、これと等価のシステム)をも
ちいて実行される。そのバンドの中心は励起周波数に置
かれ、そのバンド幅を矩形波の周波数の2倍にすると良
い。これによって、生成された信号の周波数のみをパス
するようにできるという利点がある。
【0020】また、好適には、キャパシタ構成は2つの
導電板の間に前記収容空間を配置するようにして形成さ
れ、前記励起工程は、電気的励起信号をこれら導電板の
1つに印加する工程を含み、前記キャプチュア工程が、
これら導電板のもう一方において、測定信号を取り出す
ようにすると良い。また、前記流出経路の一端は、例え
ば、アースのような所定の電圧に接続されると良い。こ
れによって、ある程度、測定信号に対する安定性を保証
できる。特に、その流出経路に導電物質がないことを検
出することが可能になる(ここで、インクレベルの検出
とは独立になるように記録ヘッドは接地されているとす
ることは既に従来よりなされている)。
【0021】好適には、特に、問題とする閾値がゼロで
あるときには、導電物質の量が前記閾値より大きい場合
に(例えば、流出経路にインクがある場合に)、励起信
号は、測定信号の特性が実質的には導電物質の量に独立
となるような周波数をもつ電気信号であると良い。これ
によって、(ゼロ)閾値での正確な検出が可能となると
いう利点がある。これは特に、流出経路にある導電物質
がもはやアースに接続することを保証できないという場
合である。
【0022】この収容空間に含まれる導電物質の量とと
もに変化する測定信号の特性としては、単に電圧振幅が
選択されるだけである。
【0023】既に知られているように、励起信号はその
周期によって、また、そのサイクル比、即ち、その周期
に関する矩形波の持続期間を定める比によって、定めら
れる。効果的なフィルタリングを保証するために、矩形
波の持続期間が少なくともその周期の半分に等しいか、
或は、最大で、その周期の3分の1に等しいようにする
ことが望ましいと思われる。
【0024】励起信号が交流信号であるときにその矩形
波が定義されるように、矩形波の周波数は励起信号の周
波数の最大でも100分の1であることが好ましいと思
われる。
【0025】さて、上述したテスト工程を実行する特に
効果的で簡単な方法の1つは、参照区間において第3の
バイナリ信号の平均値と所定の閾値とを比較することで
ある。その平均値は非常に重要なので、この参照区間は
矩形波周期の少なくとも10倍に等しいことが望まれて
いる。
【0026】以上説明した方法は、特に、その導電物質
が印を付ける物質であり、タンクのような収容手段は画
像形成装置に内蔵するように設計されている場合に適用
できる。ここで、電気的励起信号の周波数は好適には約
10kHzである。そして、その物質がプリント用イン
クであり、その収容手段としてのタンクは、プリンタ装
置に内蔵するように設計されているならば、前記電気的
励起信号の周波数は約10kHzであることが好適であ
る。
【0027】また、以上説明した検出方法を実際に用い
るために、本発明の検出装置は、以下のような構成から
なる。
【0028】即ち、流出経路に接続され、電気的に絶縁
物質でできた収容手段の収容空間に充填された導電物質
の所定の閾値を検出する検出装置であって、前記収容空
間でキャパシタ構成を形成するよう設けられた手段と、
周期的に矩形波の電気的励起信号を前記キャパシタ構成
に印加する励起手段と、前記キャパシタ構成から前記導
電物質の量に応じた測定信号を取り出すキャプチュア手
段と、前記特性を表わす直接的な値を認識し、前記値と
前記閾値を表わす参照閾値とを比較し、前記比較から前
記参照閾値に関して、前記直接的な値の状態を表現する
第1のバイナリ信号を導出する変換手段と、前記第1の
バイナリ信号と、前記矩形波の周期の少なくとも1つの
倍数に等しい遅延を導入することにより、前記第1のバ
イナリ信号から導出される第2のバイナリ信号とのたた
み込みの積を求めることにより、第3のバイナリ信号を
生成するデジタルフィルタリング手段と、前記第3のバ
イナリ信号の平均値から、前記閾値に関して前記導電物
質の量の状態を表現するバイナリ値を導出する処理手段
とを有することを特徴とする。
【0029】好適には、この装置は上記方法に関して説
明した好適な備えを組み込んだ手段を有していると良
い。
【0030】さらに本発明は、導電物質を収容する収容
空間を有する電気的に絶縁物質でできたタンクのような
収容手段と上述した検出装置とを有する生成物供給装置
にも関するものである。このような装置は、好適には、
プリンタ装置のような画像形成装置である。
【0031】加えて、そのようなプリンタ装置を組み込
んだ、ファクシミリ装置、ワードプロセッサ、パーソナ
ルコンピュータのような事務用機器にも本発明は適用で
きる。
【0032】さらにまた、そのプリンタ装置には、タン
クから供給されるインクを用いて記録媒体にインクを吐
出することにより画像記録を行うインクジェット記録ヘ
ッドが備えられていることが好ましく、さらにそのイン
クジェット記録ヘッドは、熱エネルギーを利用してイン
クを吐出するために、インクに与える熱エネルギーを発
生するための電気熱変換体を備えていることが好まし
い。
【0033】さらにまた、本発明は、上述した検出装置
の一部を組み込んで、流出経路の一端に接続され、導電
物質を収容する収容空間を有し、その収容空間でキャパ
シタ構成を形成するようにした電気的に絶縁物質ででき
たタンクのような収容手段と協働する処理装置にも関す
るものである。
【0034】さらにまた、本発明はその処理装置で上述
した検出装置や方法において説明された処理を実行する
プログラムを格納したコンピュータ可読メモリにも関す
るものである。
【0035】なお、本発明の目的と特徴と利点について
は添付図面によって図示されたいくつかの実施形態から
より明らかになる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0037】本発明の実施形態では、プラスティック
(従って、電気的な絶縁材である)でできており、電気
伝導性のインクを収容したカートリッジ或はインクタン
クの両側に備えられる2つの金属板を用い、これらが全
体としてキャパシタを形成するキャパシタ構成を用い、
好適にはそのインクタンクを記録ヘッドに接続する導管
を、インクタンクと、記録ヘッドとアースとの間の等価
インピーダンスとの間の電気的スイッチとして用いるこ
とにする。
【0038】図1は、本発明の代表的な実施形態である
プリンタ装置の構成を示すブロック図である。図2は本
発明の実施形態に従うプリンタ装置の概観を示す斜視図
である。以下、この実施形態は、例えばプリンタ装置1
0に含まれる画像形成部11に関して説明する。
【0039】図1に示されているように、プリンタ装置
10は、プリントデータDIをインタフェース回路10
6に接続されるパラレル入出力ポート107によって受
信する。インタフェース回路106はインク吐出制御回
路110に接続され、その制御回路110は、アンプ1
14を通してインクカートリッジ111を制御する。
【0040】また、インクカートリッジ111は交換可
能であり、モータ102によって駆動されて往復移動す
るキャリッジに装着される。
【0041】プリンタ装置10はまた、ROM103と
RAM109とを伴う主データ処理回路100を有して
いる。ROM103は、主データ処理回路100の動作
プログラムを格納しており、一方、RAM109はイン
ク吐出制御回路110と関連しており、インタフェース
回路106を介して受信したデータDIと主データ処理
回路100によって処理されたデータとを一時的に格納
する。RAM109はまた、たたみ込み(convolution)
の積に必要な測定サンプルを格納するための役目を果た
す。
【0042】主データ処理回路100はディスプレイ1
04に接続され、プリンタ装置の動作を表わすメッセー
ジの表示を制御する。さらに、主データ処理回路100
は少なくとも1つのスイッチをもったキーパッド105
に接続され、これを通してユーザは操作命令をプリンタ
装置に伝えることができる。
【0043】主データ処理回路100はまた、アンプ1
01を介してモータ102に接続されている。モータ1
02はキャリッジの運動を保証し、キャリッジはカート
リッジ111を運搬する。モータ102は、例えば、ス
テッピングモータである。なお、上述のプリンタ装置は
従来から当業者には良く知られているものである。従っ
て、これ以上の詳細については説明しない。
【0044】従って、この実施形態によれば、プリンタ
装置は電気伝導物を収容するプラスティック製のインク
タンクの外側に固定される2つの金属板121、122
を有しており、これら電気伝導物、プラスティック製タ
ンク、金属板が全体としてキャパシタを形成する。
【0045】プリンタ装置は、スイッチ118、アンプ
119を介して、発振器117によって供給される交流
信号を金属要素121に供給する手段を有している。こ
の発振器は、中程度の周波数、例えば、10kHzの信
号を供給する。これは、例えば、5MHzといった高い
周波数をもつ別の発振器(不図示)によって置き換えて
ても良い。また、変形例として、これら2つの発振器を
共存させても良い。
【0046】プリンタ装置は、また、金属板122とア
ースとの間にある電気信号をインク閾値を下回る或はそ
の逆を、或は、連結導管120内にインクが存在するこ
と或は存在しないこと(この場合はインクがゼロの閾値
に対応できる)を表わす信号に変換する手段115を含
んでいる。この導管内のインク有無が、記録ヘッドのイ
ンクとアースとの間のインピーダンスによってインクタ
ンク内に収容されるインクをアースに接続したり或はそ
の接続を切断したりする。
【0047】主データ処理回路100はまたスイッチ1
18に接続され、そのスイッチを制御し、従って、交流
信号が発振器117とキャパシタの1つの面を構成する
金属要素121との間で送信可能となる。主データ処理
回路100によって制御されるスイッチ118は信号周
期τとそのサイクル比を生成するための役目も果たす。
【0048】金属要素122は主データ処理回路100
に接続された変換回路115に接続される。金属要素1
22は誘電体カートリッジとともにキャパシタの第2の
面を構成する。
【0049】金属要素122は上述のように変換回路1
15に接続され、その回路は応答としてデジタル信号S
Nを主データ処理回路100に供給する。
【0050】この実施形態のプリンタ装置は従来の構成
のように、図2に示すように、カートリッジ111を運
搬するキャリッジ60を有している。このキャリッジは
ガイドレール67によって形成される移動経路上を往復
移動するように駆動される。モータはベルト63によっ
てキャリッジ60を駆動する。
【0051】記録ヘッド113の移動経路は図示はして
いないがプリンタ用紙のような記録媒体上のラインに平
行である。フレキシブルケーブル62はアンプ114を
カートリッジ111に、アンプ119を金属要素121
に、金属要素122を検出回路115に接続する。
【0052】図3は、インクカートリッジ111の外観
斜視図である。インクタンク部112、そのインクタン
ク部を記録ヘッドに接続する連結導管120、記録ヘッ
ド113が図には示されている。
【0053】図4は、変換回路115の構成を示すブロ
ック図である。この変換回路は励起信号SEに応答し
て、金属板122によって受信された信号の振幅を抽出
する。この変換回路115は、1MΩの入力インピーダ
ンスをもつアンプ50、そのアンプに接続され周波数が
f0−1/τ〜f0+1/τにある信号を送信可能なバ
ンドパスフィルタ51とを有している。ここで、f0は
発振器の周波数である。このフィルタの機能は、この周
波数の範囲外にある周波数の全ての信号を除去すること
である。バンドパスフィルタ51は、主データ処理回路
100に接続されたコンパレータ52に接続されてい
る。このコンパレータは包絡線検出器52Aと、これに
接続され参照閾値に関し検出振幅の位置の関数としてバ
イナリ信号SNiを出力する比較回路52Bとを有して
いる。
【0054】図5は本発明の実施形態の効果を示す図で
ある。
【0055】図5において、信号SEの時間変化を示す
Aは導管120にインクが存在しないときに、金属板1
22で受信され、バンドパスフィルタ51によってフィ
ルタされた信号を表わしている。
【0056】また、Bは同じ板(金属板122)で受信
されたノイズを表わしている。このノイズ源は図6では
ジェネレータとして表わされている。
【0057】さらに、Cはコンパレータによる出力を表
わし、Dはそのたたみ込みの積を得た後の結果信号であ
る。発振器117によって生成された周期信号を見出す
ことは容易である。そして、これがインク無しに対応す
る。
【0058】一方、信号A′はインクが導管120に存
在するときの、金属板122によって受信されバンドパ
スフィルタ51によってフィルタされる信号を表わして
いる。
【0059】また、信号C′はコンパレータ52Bの出
力で得られるバイナリ信号を表わしている。
【0060】さらに、信号D′は時刻τと以前の時刻t
−τに受信された信号との間に得られるたたみ込みの積
を表わしている。
【0061】大抵の時刻における信号D′は、インクが
存在することに対応する低信号レベルにあることが容易
に見出される。
【0062】図6はこのような現象を等価的に電気回路
として表わした図である。この図において示されている
記号の意味は以下の通りである。
【0063】即ち、Ci1は金属要素121、インクタン
ク112の壁面、及び、インクによって形成されるキャ
パシタンスを表わしている。
【0064】Zeは抵抗にもキャパシタにもなり得るイ
ンクの等価インピーダンスを表わしている。
【0065】Ci2は金属要素122、インクタンク11
2の壁面、及び、インクによって形成されるキャパシタ
ンスを表わしている。
【0066】Swは導管120内のインク有無を表わし
ている。この図において、これはインクの有無に従って
開閉するスイッチの形で図示されている。
【0067】また、Zは記録ヘッドに含まれているイン
クとアースとの間のインピーダンスを表わしている。発
振器は金属要素121に接続され、インク量が減少した
とき、キャパシタンスCi1とCi2との値は低下し、イン
ピーダンスZeの値は実質的に増加し、金属要素122
における電圧は低下する。導管内にインクがないときに
は、これがスイッチの役割を果たし、金属要素122に
おける電気信号の突然の上昇をもたらす。
【0068】Bは、プリンタ装置の外的環境から、或
は、プリンタ装置自身からもたらされる偽ランダムノイ
ズ源を表わしている。
【0069】図7は図8における曲線C2の場合に基づ
いたこの実施形態におけるインク残量検出のアルゴリズ
ムを示すフローチャートである。このアルゴリズムのプ
ログラムは、プリンタ装置のROM103に格納されて
いる。
【0070】曲線C2は、ある周波数(ここでは、10
kHz)に関して測定信号電圧の振幅と百分率(%)表
現された残量インクとの間の対応関係を示している。そ
の周波数について、電圧振幅は流出経路にあるインクに
よって備えられるアースに依存している。
【0071】さて、そのアルゴリズムは図7に示されて
いるように、ステップE70〜E82から構成されてお
り、そのプログラムは定期的に、例えば、文書プリント
中、実行される。そのアルゴリズムによって、インクタ
ンク112内のインクの存在が判断される。
【0072】ステップE70では、そのテストの初めと
して、変数tとsumを“ゼロ”にセットし、データ格
納に必要なRAM102のメモリ空間を割り当てる。
【0073】ステップE71では、スイッチ118を起
動し、時間τの周期をもち、所定のサイクル比をもつ信
号を生成する。ステップE72では、金属要素122に
よって受信された信号が処理され、その後、比較され、
バイナリ情報Sni(t)に変換される。
【0074】ステップE73では、たたみ込みの積が得
られる。この処理は、メモリ領域に含まれるSni(t−
τ)のビットにSni(t)の値を乗ずること、その得ら
れた結果(Result(t))を格納することから成り立って
いる。ここで、τは主データ処理回路100が参照する
インデックスを表わし、定期的に、例えば、毎ms(ミ
リセコンド)にコンパレータの出力を読み出す。
【0075】例えば、t=3000のとき、主データ処
理回路100は処理を実行するために十分なサンプルを
もつことになり、従って、このとき処理はステップE7
1〜E74、E81のループを離れ、ステップE75へ
と進む。t≠3000であるなら、tの値がステップE
81でインクリメントされ、サンプルデータ獲得は続行
する。その後、主データ処理回路100は処理をステッ
プE71へと切り替える。
【0076】ステップE75では、スイッチ118はオ
フされ、変数tが“ゼロ”リセットされる。
【0077】ステップE76、E77、E82は結果
(Result(t))がレベル1にある場合の回数をカウント
する処理から成り立っている。
【0078】その数(sum)はステップE78におい
て所定の閾値(threshold)と比較される。
【0079】その比較結果が否定的(つまり、sum≧thr
eshold)であれば、主データ処理回路100はプリント
動作に割り込みをかけ、ユーザに警告を与える。即ち、
ステップE80のように、“インクなし”を表示する。
【0080】これに対して、その比較結果が肯定的(su
m<threshold)であるなら、即ち、インクが存在してい
ることを示唆しているなら、処理はステップE79に進
み、プリント動作は続行する。
【0081】さて、既に示唆されているように、図8に
おける曲線C2の変化は大部分のところで実質的にはあ
まりなく、即ち、横軸に対して平行であり、経路にイン
クがないときに閾値SC2を越えてその値は突然に上昇
する。
【0082】しかしながら、この実施形態は曲線C1の
ような場合(周波数5MHz)にも適用できる。この場
合には、測定信号の振幅はインク量とともに連続的に減
少する。即ち、モニタされる閾値SC1は、所望のイン
ク量の百分率(%)に従って、例えば、警告メッセージ
をオペレータに送信したいと考えるレベルなど任意に定
義される。
【0083】従って以上説明した実施形態に従えば、イ
ンクタンクから記録ヘッドにインクを供給する連結導管
内に含まれるインクがなくなったことを検出できるの
で、インクタンク内に含まれるインクが完全に使いきっ
た時点を検出することになり、これによってインク残量
検出の精度を大幅に改善することができる。
【0084】また、以上説明した実施形態では種々のフ
ィルタリングによりインク残量の測定精度を悪化させる
原因となるノイズを軽減することにより、測定精度の向
上に寄与している。
【0085】なお、以上の実施形態において、インクタ
ンクに収容される消費材はインクであるとして説明した
が、その生成物はインクに限定されるものではない。例
えば、記録画像の定着性を高めたり、その画像品質を高
めたりするために記録媒体に対して吐出される処理液の
ようなものがインクタンクに収容されていても良い。
【0086】さらに、以上の実施形態ではプリンタ装置
を例として説明したが本発明はこれによって限定される
ものではない。例えば、以上説明した構成のプリンタ装
置を記録部とし、これに加えて公衆回線との通信インタ
フェース、画像原稿を読み取るスキャナ、通信インタフ
ェースを介して受信したファクシミリ画像信号を復号し
たり、スキャナによって生成された画像信号をファクシ
ミリ画像信号を符号化する符号化復号化器、さらに、以
上の構成要素を制御する制御部や操作を行うマンマシン
インタフェースなどを備えたファクシミリ装置にも本発
明は適用できる。
【0087】さらにまた、以上説明した構成のプリンタ
装置を記録部とし、これに加えてLCDなどのディスプ
レイユニット、キーボードやマウス、フロッピィディス
クやハードディスクなどの記憶ユニット、CPU、RO
M、RAMなどで構成される制御ユニットなどを備えた
ワードプロセッサやパーソナルコンピュータにも本発明
は適用できる。
【0088】さらにまた、以上説明した構成のプリンタ
装置にデジタルカメラとのインタフェースを備え、その
デジタルカメラで撮影した写真を印刷する装置として構
成することもできる。
【0089】さらに、以上の実施形態は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手
段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱
エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を
用いることにより記録の高密度化、高精細化が達成でき
る。
【0090】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0091】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0092】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0093】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0094】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0095】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0096】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0097】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0098】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0099】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0100】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0101】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0102】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0103】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0104】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0105】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0106】なお本発明は上述した実施形態によって限
定されるものではなく、当業者にとっては様々な変形例
があることは言うまでもない。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
気的に絶縁したタンク内に含まれる電気伝導物、例え
ば、インクの残量の検出をより低い閾値、例えば、ゼロ
においても行うことができるので、インク残量検出の判
定の精度が大幅に改善され、その結果、タンクに含まれ
る電気伝導物をより完全に使いきることができるという
効果がある。
【0108】さらに本発明によれば、インク残量検出の
精度を悪化させる原因となるノイズの軽減を簡単で信頼
性のある方法でしかも大幅なコスト上昇を招かずに行う
ことができるという利点がある。
【0109】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に従うプリンタ装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に従うプリンタ装置の概要を
示す斜視図である。
【図3】このプリンタ装置のインクタンクの斜視図であ
る。
【図4】このプリンタ装置の変換・フィルタ部の構成を
示すブロック図である。
【図5】図4に示した機器で用いられる種々の信号の時
間変化を示すタイムチャートである。
【図6】空洞がその一部を形成するキャパシタ構成を示
す図である。
【図7】本発明の実施形態を組み込むROMに常駐する
プログラムを示すフローチャートである。
【図8】インク残存量の関数として測定信号の電圧振幅
の変化曲線の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 プリンタ装置 11 画像形成部 50、101、114、119 アンプ 51 バンドパスフィルタ 52 コンパレータ 52A 包絡線検出器 52B 比較回路 60 キャリッジ 62 フレキシブルケーブル 63 ベルト 67 ガイドレール 102 モータ 103 ROM 104 ディスプレイ 105 キーパッド 106 インタフェース回路 107 パラレル入出力ポート 109 RAM 110 インク吐出制御回路 111 インクカートリッジ 112 インクタンク 113 記録ヘッド 100 主データ処理回路 115 変換回路 117 発振器 118 スイッチ 120 連結導管 121、122 金属要素

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流出経路に接続され、キャパシタ構成を
    形成するように設けられた収容空間を有し、電気的に絶
    縁物質でできた収容手段の前記収容空間に充填された導
    電物質の所定の閾値を検出する検出方法であって、 周期的に矩形波の電気的励起信号を前記キャパシタ構成
    に印加する励起工程と、 前記キャパシタ構成から前記導電物質の量に応じた測定
    信号を取り出すキャプチュア工程とを有するように定め
    られる測定手順と、 前記特性を表わす直接的な値を認識する認識工程と、 前記値と前記閾値を表わす参照閾値とを比較する比較工
    程と、 前記比較から前記参照閾値に関して、前記直接的な値の
    状態を表現する第1のバイナリ信号を導出する導出工程
    とを有するように定められる変換手順と、 前記第1のバイナリ信号と、前記矩形波の周期の少なく
    とも1つの倍数に等しい遅延を導入することにより、前
    記第1のバイナリ信号から導出される第2のバイナリ信
    号とのたたみ込みの積を求める一方、第3のバイナリ信
    号を生成するたたみ込み工程を含むデジタルフィルタリ
    ング手順と、 前記第3のバイナリ信号の平均値から、前記閾値に関し
    て前記導電物質の量の状態を表現するバイナリ値を導出
    するテスト工程を含む処理手順とを有し、 前記測定手順と、前記変換手順と、前記デジタルフィル
    タリング手順と、前記処理手順とを監視する監視工程
    と、前記バイナリ値を獲得する獲得工程とを含む少なく
    とも1つの測定サイクルが実行されることを特徴とする
    検出方法。
  2. 【請求項2】 前記収容空間は、前記キャパシタ構成の
    一部を形成する2つの導電板の間に設けられ、 前記励起工程は、前記電気的励起信号を前記導電板の1
    つに印加する印加工程を含み、 前記キャプチュア工程が、前記導電板のもう一方におい
    て、前記測定信号を取り出すことを特徴とする請求項1
    に記載の検出方法。
  3. 【請求項3】 前記流出経路の一端は、所定の電圧に接
    続されることを特徴とする請求項2に記載の検出方法。
  4. 【請求項4】 前記所定の電圧は、アース電圧であるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の検出方法。
  5. 【請求項5】 前記導電物質の量が前記所定の閾値より
    大きい場合に、前記電気的励起信号は、前記測定信号の
    特性が実質的には前記導電物質の量に独立となるような
    周波数をもつ電気信号であることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の検出方法。
  6. 【請求項6】 前記収容空間に含まれる前記導電物質の
    量とともに変化する前記測定信号の特性とは、電圧振幅
    であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
    載の検出方法。
  7. 【請求項7】 前記電気的励起信号は、与えられた周波
    数をもち、 前記変換手順は、前記手順の実行前に周波数フィルタリ
    ングを行うフィルタリング工程を含むことを特徴とする
    請求項1乃至6のいずれかに記載の検出方法。
  8. 【請求項8】 前記フィルタリング工程は、バンドパス
    フィルタを使用し、そのバンドパスの中心は前記電気的
    励起信号の周波数に置かれ、前記バンドパスは前記矩形
    波の周波数の実質的に2倍の幅をもっていることを特徴
    とする請求項7に記載の検出方法。
  9. 【請求項9】 前記矩形波の持続期間は、少なくとも、
    前記矩形波の周期の2分の1に等しいことを特徴とする
    請求項1乃至8のいずれかに記載の検出方法。
  10. 【請求項10】 前記矩形波の持続期間は、少なくと
    も、前記矩形波の周期の3分の1に等しいことを特徴と
    する請求項9に記載の検出方法。
  11. 【請求項11】 前記矩形波の周波数は、最大でも、前
    記電気的励起信号の周波数の約100分の1未満である
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の
    検出方法。
  12. 【請求項12】 前記遅延は、前記矩形波の周期に等し
    いことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載
    の検出方法。
  13. 【請求項13】 前記テスト工程は、前記所定の閾値と
    の参照期間、前記第3のバイナリ信号の平均値を比較す
    る工程を含むことを特徴とする請求項1乃至12のいず
    れかに記載の検出方法。
  14. 【請求項14】 前記参照期間は、少なくとも、前記矩
    形波の周期の10倍であることを特徴とする請求項13
    に記載の検出方法。
  15. 【請求項15】 前記導電物質は、印を付ける物質であ
    り、 前記収容手段は画像形成装置に内蔵するように設計さ
    れ、 前記電気的励起信号の周波数は約10kHzであること
    を特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の検出
    方法。
  16. 【請求項16】 前記物質はプリント用インクであり、 前記収容手段は、プリンタ装置に内蔵するように設計さ
    れていることを特徴とする請求項15に記載の検出方
    法。
  17. 【請求項17】 前記電気的励起信号の周波数は約10
    kHzであることを特徴とする請求項16に記載の検出
    方法。
  18. 【請求項18】 流出経路に接続され、電気的に絶縁物
    質でできた収容手段の収容空間に充填された導電物質の
    所定の閾値を検出する検出装置であって、 前記収容空間でキャパシタ構成を形成するよう設けられ
    た手段と、 周期的に矩形波の電気的励起信号を前記キャパシタ構成
    に印加する励起手段と、 前記キャパシタ構成から前記導電物質の量に応じた測定
    信号を取り出すキャプチュア手段と、 前記特性を表わす直接的な値を認識し、前記値と前記閾
    値を表わす参照閾値とを比較し、前記比較から前記参照
    閾値に関して、前記直接的な値の状態を表現する第1の
    バイナリ信号を導出する変換手段と、 前記第1のバイナリ信号と、前記矩形波の周期の少なく
    とも1つの倍数に等しい遅延を導入することにより、前
    記第1のバイナリ信号から導出される第2のバイナリ信
    号とのたたみ込みの積を求めることにより、第3のバイ
    ナリ信号を生成するデジタルフィルタリング手段と、 前記第3のバイナリ信号の平均値から、前記閾値に関し
    て前記導電物質の量の状態を表現するバイナリ値を導出
    する処理手段とを有することを特徴とする検出装置。
  19. 【請求項19】 前記キャパシタ構成は、前記収容手段
    の収容空間を受容するために設計された位置を定義する
    2つの導電板を有し、 前記導電板の1つは前記励起手段に接続され、前記導電
    板のもう一方は前記キャプチュア手段に接続されること
    を特徴とする請求項18に記載の検出装置。
  20. 【請求項20】 前記キャパシタ構成は前記流出経路の
    一端を所定の電圧に接続する手段を含むことを特徴とす
    る請求項19に記載の検出装置。
  21. 【請求項21】 前記所定の電圧は、アース電圧である
    ことを特徴とする請求項20に記載の検出装置。
  22. 【請求項22】 前記励起手段は、前記導電物質の量が
    前記所定の閾値より大きい場合に、前記電気的励起信号
    は前記測定信号の特性が実質的には前記導電物質の量に
    独立となるような周波数をもつように設計されることを
    特徴とする請求項18乃至21のいずれかに記載の検出
    装置。
  23. 【請求項23】 前記変換手段は、前記測定信号の電圧
    振幅を検出するように設計されていることを特徴とする
    請求項18乃至22のいずれかに記載の検出装置。
  24. 【請求項24】 前記励起手段は与えられた周波数をも
    つ発振器を含み、 前記変換手段は、周波数フィルタリングを行うフィルタ
    リング手段を含むことを特徴とする請求項18乃至23
    のいずれかに記載の検出装置。
  25. 【請求項25】 前記フィルタリング手段は、バンドパ
    スフィルタを含み、そのバンドパスの中心は前記電気的
    励起信号の周波数に置かれ、前記バンドパスは前記矩形
    波の周波数の実質的に2倍の幅をもっていることを特徴
    とする請求項24に記載の検出装置。
  26. 【請求項26】 前記励起手段は、前記矩形波の持続期
    間が、少なくとも、前記矩形波の周期の2分の1に等し
    くなるように設計されていることを特徴とする請求項1
    8乃至25のいずれかに記載の検出装置。
  27. 【請求項27】 前記矩形波の持続期間は、少なくと
    も、前記矩形波の周期の3分の1に等しいことを特徴と
    する請求項26に記載の検出装置。
  28. 【請求項28】 前記矩形波の周波数は、最大でも、前
    記電気的励起信号の周波数の約100分の1であること
    を特徴とする請求項18乃至27のいずれかに記載の検
    出装置。
  29. 【請求項29】 前記遅延は、前記矩形波の周期に等し
    いことを特徴とする請求項18乃至28のいずれかに記
    載の検出装置。
  30. 【請求項30】 前記処理手段は、前記所定の閾値との
    参照期間、前記第3のバイナリ信号の平均値を比較する
    手段を含むことを特徴とする請求項18乃至29のいず
    れかに記載の検出装置。
  31. 【請求項31】 前記参照期間は、少なくとも、前記矩
    形波の周期の10倍であることを特徴とする請求項30
    に記載の検出装置。
  32. 【請求項32】 前記導電物質は、印を付ける物質であ
    り、 前記タンクは画像形成装置に内蔵するように設計され、 前記電気的励起信号の周波数は約10kHzであること
    を特徴とする請求項18乃至31のいずれかに記載の検
    出装置。
  33. 【請求項33】 前記物質はプリント用インクであり、 前記収容手段は、プリンタ装置に内蔵するように設計さ
    れていることを特徴とする請求項32に記載の検出装
    置。
  34. 【請求項34】 前記電気的励起信号の周波数は約10
    kHzであることを特徴とする請求項33に記載の検出
    装置。
  35. 【請求項35】 導電物質を収容する収容空間を有する
    電気的に絶縁物質でできたタンクと請求項18乃至34
    のいずれかに記載の検出装置とを有する生成物供給装
    置。
  36. 【請求項36】 導電性の印を付ける生成物を収容する
    収容空間を有する電気的に絶縁物質でできた収容手段と
    請求項18乃至34のいずれかに記載の検出装置とを有
    する画像形成装置。
  37. 【請求項37】 導電性のインクを収容する収容空間を
    有する電気的に絶縁された収容手段と請求項18乃至3
    4のいずれかに記載の検出装置とを有するプリンタ装
    置。
  38. 【請求項38】 請求項37に記載のプリンタ装置を含
    む事務用機器。
  39. 【請求項39】 前記事務用機器はファクシミリ装置を
    構成することを特徴とする請求項38に記載の事務用機
    器。
  40. 【請求項40】 前記事務用機器はワードプロセッサを
    構成することを特徴とする請求項38に記載の事務用機
    器。
  41. 【請求項41】 前記事務用機器はパーソナルコンピュ
    ータを構成することを特徴とする請求項38に記載の事
    務用機器。
  42. 【請求項42】 前記タンクから供給されるインクを用
    いて記録媒体にインクを吐出することにより画像記録を
    行うインクジェット記録ヘッドをさらに有することを特
    徴とする請求項37に記載のプリンタ装置。
  43. 【請求項43】 前記インクジェット記録ヘッドは、熱
    エネルギーを利用してインクを吐出するために、インク
    に与える熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を
    備えていることを特徴とする請求項42に記載のプリン
    タ装置。
  44. 【請求項44】 流出経路の一端に接続され、導電物質
    を収容する収容空間を有し、前記収容空間でキャパシタ
    構成を形成するようにした電気的に絶縁物質でできた収
    容手段と協働する処理装置であって、 周期的に矩形波の電気的励起信号を前記キャパシタ構成
    に印加する励起手段と、 前記キャパシタ構成から前記導電物質の量に応じた測定
    信号を取り出すキャプチュア手段と、 前記特性を表わす直接的な値を認識し、前記値と前記閾
    値を表わす参照閾値とを比較し、前記比較から前記参照
    閾値に関して、前記直接的な値の状態を表現する第1の
    バイナリ信号を導出する変換手段と、 前記第1のバイナリ信号と、前記矩形波の周期の少なく
    とも1つの倍数に等しい遅延を導入して、前記第1のバ
    イナリ信号から導出される第2のバイナリ信号とのたた
    み込みの積を求めることにより、第3のバイナリ信号を
    生成するデジタルフィルタリング手段と、 前記第3のバイナリ信号の平均値から、前記閾値に関し
    て前記導電物質の量の状態を表現するバイナリ値を導出
    する処理手段とを有することを特徴とする処理装置。
  45. 【請求項45】 流出経路の一端に接続され、導電物質
    を収容する収容空間を有し、前記収容空間でキャパシタ
    構成を形成するようにした電気的に絶縁物質でできた収
    容手段と協働して前記収容手段内の導電物質の量を測定
    する処理を実行するプログラムを格納したコンピュータ
    可読メモリであって、 前記プログラムは、周期的に矩形波の電気的励起信号を
    前記キャパシタ構成に印加する処理を実行するコード
    と、 前記キャパシタ構成から前記導電物質の量に応じた測定
    信号を取り出す処理を実行するコードと、 前記特性を表わす直接的な値を認識し、前記値と前記閾
    値を表わす参照閾値とを比較し、前記比較から前記参照
    閾値に関して、前記直接的な値の状態を表現する第1の
    バイナリ信号を導出する処理を実行するコードと、 前記第1のバイナリ信号と、前記矩形波の周期の少なく
    とも1つの倍数に等しい遅延を導入して、前記第1のバ
    イナリ信号から導出される第2のバイナリ信号とのたた
    み込みの積を求めることにより、第3のバイナリ信号を
    生成する処理を実行するコードと、 前記第3のバイナリ信号の平均値から、前記閾値に関し
    て前記導電物質の量の状態を表現するバイナリ値を導出
    する処理を実行するコードとを有することを特徴とする
    コンピュータ可読メモリ。
JP10177265A 1997-06-27 1998-06-24 検出方法、検出装置、生成物供給装置、画像形成装置、事務用機器、プリンタ装置、処理装置、及び、コンピュータ可読メモリ Withdrawn JPH1178064A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9708130 1997-06-27
FR9708130A FR2765332A1 (fr) 1997-06-27 1997-06-27 Procede et dispositif de detection d'un seuil de remplissage d'un reservoir electriquement isolant contenant un produit electriquement conducteur, par exemple une encre d'impression

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1178064A true JPH1178064A (ja) 1999-03-23

Family

ID=9508567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10177265A Withdrawn JPH1178064A (ja) 1997-06-27 1998-06-24 検出方法、検出装置、生成物供給装置、画像形成装置、事務用機器、プリンタ装置、処理装置、及び、コンピュータ可読メモリ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6185515B1 (ja)
EP (1) EP0887629A1 (ja)
JP (1) JPH1178064A (ja)
FR (1) FR2765332A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7325892B2 (en) 2002-05-29 2008-02-05 Seiko Epson Corporation Ink remaining amount measuring device, ink-jet recorder comprising same, ink remaining amount measuring method, and ink cartridge
JP2009101597A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Seiko Epson Corp 液体容器
JP2009101598A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Seiko Epson Corp 液体容器
JP2010210562A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Seiko Epson Corp 液体残量検出システム

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6431670B1 (en) * 2000-02-14 2002-08-13 Hewlett-Packard Company Ink level sensing method and apparatus
US7965399B2 (en) 2002-02-18 2011-06-21 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, information processing apparatus, and information output method
JP6586754B2 (ja) * 2015-03-20 2019-10-09 セイコーエプソン株式会社 液体消費装置
US11686696B2 (en) * 2021-09-13 2023-06-27 Funai Electric Co., Ltd. Fluid sense circuit with variable sensitivity

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4255791A (en) * 1978-12-04 1981-03-10 Harris Corporation Signal processing system
US4853718A (en) * 1988-08-15 1989-08-01 Xerox Corporation On chip conductive fluid sensing circuit
US5062304A (en) * 1989-05-12 1991-11-05 Endotherapeutics Urine collection monitor with temperature sensing
US6022090A (en) * 1996-01-12 2000-02-08 Canon Kabushiki Kaisha Checking of the operation of the transfer of ink in an image transfer device
CN1089298C (zh) * 1996-01-22 2002-08-21 佳能株式会社 确定图象形成装置墨水容器中存在的墨水量的方法和装置
FR2759164A1 (fr) * 1997-01-31 1998-08-07 Canon Kk Procede et dispositif de determination de la quantite de produit present dans un reservoir, reservoir de produit et dispositif de traitement de signaux electriques destines a un tel dispositif de determination
FR2759165A1 (fr) * 1997-01-31 1998-08-07 Canon Kk Procede et dispositif de determination de la quantite de produit present dans un reservoir, reservoir de produit et dispositif de traitement de signaux electriques destines a un tel dispositif de determination

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7325892B2 (en) 2002-05-29 2008-02-05 Seiko Epson Corporation Ink remaining amount measuring device, ink-jet recorder comprising same, ink remaining amount measuring method, and ink cartridge
JP2009101597A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Seiko Epson Corp 液体容器
JP2009101598A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Seiko Epson Corp 液体容器
JP2010210562A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Seiko Epson Corp 液体残量検出システム

Also Published As

Publication number Publication date
US6185515B1 (en) 2001-02-06
EP0887629A1 (en) 1998-12-30
FR2765332A1 (fr) 1998-12-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6345532B1 (en) Method and device for determining the quantity of product present in a reservoir, a product reservoir and a device for processing electrical signals intended for such a determination device
US6048046A (en) Ink discharge detecting method for an ink jet recording apparatus, said ink jet recording apparatus and an image forming device using said ink jet recording apparatus
US7201463B2 (en) Container for printing material and detector used for container
CA2643533C (en) Liquid consumption status detecting method, liquid container, and ink cartridge
US6641240B2 (en) Apparatus for measuring the amount of ink remaining in an ink tank
JPH1178064A (ja) 検出方法、検出装置、生成物供給装置、画像形成装置、事務用機器、プリンタ装置、処理装置、及び、コンピュータ可読メモリ
JPH09174878A (ja) 検出システム
JPH06155758A (ja) インクジェット記録装置
US6254212B1 (en) Method and device for determining the quantity of product present in a reservoir, notably that of ink present in an image forming device
JPH1123349A (ja) 消費材の量の決定装置、消費材の量の決定方法、プリンタ装置、事務用機器、コンピュータ可読メモリ、及び、検出装置
JP2004261982A (ja) 消耗品の残存量を計測可能な消耗品容器
US6325477B1 (en) Method and device for determining the quantity of product present in a reservoir, a product reservoir and a device for processing electrical signals intended for such a determination device
JPH07137276A (ja) インクジェット記録装置
US6247363B1 (en) Method and device for determining a quantity of consumable product present in a reservoir and a document printing device implementing this method
JPH09226141A (ja) 生成物の分布決定方法、生成物の分布決定装置、タンク、そのタンクの使用方法、画像形成装置、プリンタ、ファクシミリ装置、及び、マイクロコンピュータ
JP2004195760A (ja) 記録装置
EP0742101B1 (en) Ink discharge detecting method for an ink jet recording apparatus
JPH10175312A (ja) インク残量検知装置および方法、並びにインクジェット記録装置、インク残量検知を行うための制御プログラムを記録した記録媒体
JPH09183232A (ja) インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置
EP1083735B1 (en) Color image communication apparatus
JP2004090639A (ja) 印刷材の収容容器およびその検出装置
JP2000225692A (ja) インクジェット記録装置、および該装置におけるインクタンク内のインクの有無の判定方法
JP2000255080A (ja) 応答器付きインクカートリッジ及びこれを用いるプリンタ
US6351716B1 (en) Method and device for determining the quantity of product contained in a reservoir, for example in an ink reservoir for a printer
JP2017148969A (ja) 液体吐出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050906