JPH1178018A - 液体噴射記録ヘッド - Google Patents

液体噴射記録ヘッド

Info

Publication number
JPH1178018A
JPH1178018A JP23682197A JP23682197A JPH1178018A JP H1178018 A JPH1178018 A JP H1178018A JP 23682197 A JP23682197 A JP 23682197A JP 23682197 A JP23682197 A JP 23682197A JP H1178018 A JPH1178018 A JP H1178018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dummy
liquid
flow path
pit
jet recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23682197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Ueda
吉久 植田
Yutaka Mori
豊 森
Masahiko Fujii
雅彦 藤井
Hiroyuki Usami
浩之 宇佐美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP23682197A priority Critical patent/JPH1178018A/ja
Publication of JPH1178018A publication Critical patent/JPH1178018A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造時の不良率を低減し、確実に気泡の排除
効率を向上させ、気泡による画質欠陥の発生頻度を大幅
に低減した液体噴射記録ヘッドを提供する。 【解決手段】 チャネル基板には共通液室および個別流
路となる溝が形成されており、ヒータ基板1には複数の
発熱素子4が形成されるとともに、その上に厚膜樹脂層
3が成層され、発熱素子4上部のピット6および共通液
室8と個別流路5を連通させるバイパス流路7の部分が
除去されている。共通液室8の端部の1ないし複数本の
ノズルはダミーノズル21とし、対応するダミー個別流
路22ではダミーピット23の開口面積を他のピット6
よりも大きくなるように樹脂を除去してある。ダミーピ
ット23も凹部として形成されているので、製造時に厚
膜樹脂層3の表面を平坦化するCMP処理を行なっても
ダミーピット23を隔てる分離壁が倒れることはなく、
不良率を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルから液体を
噴射して被記録媒体に付着させ、記録を行なう液体噴射
記録ヘッドに関するものであり、特に記録に用いる液体
を噴射しないダミーノズルを有した液体噴射記録ヘッド
に関するものである。に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液体噴射記録方式の液体噴射記録
ヘッドとしては、例えば圧電材料により圧力室を機械的
に変形させ、生じた圧力で液体をノズルより噴射させる
圧電型の液体噴射記録ヘッドや、液体流路に配されたヒ
ータに通電し、液体を気化させ、その圧力で液体をノズ
ルより噴射させるサーマル型の液体噴射記録ヘッドが知
られている。
【0003】図15は、従来の液体噴射記録ヘッドの一
例の外観図、図16は、同じくヒーター基板の平面図、
図17は、同じくC断面図である。図中、1はヒーター
基板、2はチャネル基板、3は厚膜樹脂層、4は発熱素
子、5は個別流路、6はピット、7はバイパス流路、8
は共通液室、9はノズル、10は気泡、11は液滴、1
2はヒートシンク、13はボンディングワイヤ、14は
溝である。なお、図15ないし図17に示したような構
成の液体噴射記録ヘッドは、例えば特願平9−1998
47号等に記載されている。
【0004】ヒータ基板1には、液体を吐出させる発熱
素子4が複数個配置されている。ここでは液体噴射素子
として発熱素子4を用いているが、圧電素子等の他の液
体を吐出させるためのエネルギー変換素子を用いること
ができる。また、ヒータ基板1には発熱素子4のほか、
図示しない駆動回路等が形成されており、外部からの信
号によって駆動回路を介してヒータを駆動し、駆動によ
る発熱によってインクを飛翔させる。さらに発熱素子4
上を除き、厚膜樹脂層3が設けられている。図16に示
すように厚膜樹脂層3が除かれた発熱素子4上の部分は
ピット6となる。このピット6は、発熱素子4の駆動に
より発生した気泡の成長領域を制限するものであり、効
率よく気泡の成長時の圧力を液体の噴射に用いることが
できる。複数のピット6が配列されたその外側には、こ
の例では2つずつの溝14がダミー液体流路に対応して
設けられており、バイパス流路7に連通している。バイ
パス流路7も厚膜樹脂層3を除去して設けられている。
バイパス流路7は、図16に示すように液体を共通液室
8から個別流路5に供給するためのものである。図16
ではすべての個別流路5(ダミー液体流路を含む)に共
通の凹部としてバイパス流路7を形成しているが、各個
別流路5ごとに共通液室8と連通する溝として形成され
る場合もある。
【0005】ヒーター基板1の作製方法としては、例え
ばLSIの製造技術、製造装置を用いて作製することが
できる。単結晶のシリコンウェハに図示しない蓄熱層、
発熱素子5となる発熱層、ヒータの発熱によって発生し
た気泡の圧力によるヒータ破損を防ぐことを目的とした
図示しない保護層などを積層し、発熱層には信号線が接
続される。駆動回路もLSIの製造技術、製造装置を用
いヒータ基板内に形成することができる。
【0006】厚膜樹脂層3としては、例えばポリイミド
を用いることができる。特に液状のポリイミドを用いる
ことで、スピンコート法によりウェハ上に簡易的な方法
で塗布できるからである。別の方法としては固形のポリ
イミドをウェハにラミネートすることも考えられる。ウ
ェハに塗布されたポリイミドはホトリソグラフィー工程
でパターン化できる。パターンはホトマスクの設計図を
変えることで任意に設計でき、液体噴射記録ヘッドの目
標とする特性にあわせ適宜設計される。パターン化され
たポリイミドはインクによる化学的な溶解から耐えられ
るように熱を加え硬化させる。
【0007】一方、チャネル基板2には、共通液室8
や、ダミー液体流路を含む個別流路5となる溝等が形成
されている。チャネル基板2としてシリコンを用いた場
合、例えば異方性エッチングによって共通液室8や個別
流路5となる溝等を形成することができる。異方性エッ
チングによってこれらの共通液室8や個別流路5となる
溝等を形成する方法としては、特開平2−235642
号公報や、特開平6−183002号公報に記載されて
いるように、(100)結晶面を表面に持つシリコンウ
ェハ上に、エッチングマスクをパターニングした後、加
熱した水酸化カリウム(KOH)水溶液等を用いてエッ
チングを行なえばよい。この異方性エッチングを用いて
形成された共通液室8や個別流路5となる溝等は、所定
の角度を有した形状となる。
【0008】ヒータ基板1とチャネル基板2は位置合わ
せされて厚膜樹脂層3を挟む形で接合される。そのため
にチャネル基板2には接着剤が塗布される。接着剤の厚
みは通常、約2μm以下である。ヒータ基板1とチャネ
ル基板2の接合によって共通液室8からバイパス流路
7、個別流路5へと連通した流路が形成され、その開口
端がノズル9となる。また、個別流路5の途中にはピッ
ト6が形成されており、ピット6の底部に発熱素子4が
配置されている構造となる。基板上に多数のヒータ基板
1およびチャネル基板2を形成している場合、接合後に
切断し、個々のヘッドに分離される。さらにヒータ基板
1は、放熱のためのヒートシンク12に固定される。ま
た、ヒートシンク12上には図示しない配線基板も形成
されており、プリンタ本体から供給される電力や信号
を、ボンディングワイヤ13を介してヒータ基板1に伝
えるとともに、ヒータ基板1に設けられている各種のセ
ンサーの信号等をプリンタ本体へ伝える。
【0009】液体は共通液室8の入口から供給され、バ
イパス流路7を通り、個別流路5へ供給される。個別流
路5内の発熱素子4の駆動に応じ、ピット6内で成長し
た気泡の圧力によって個別流路5内の液体がノズル9か
ら押し出され、液滴11として噴射され、記録が行なわ
れる。
【0010】このような従来の液体噴射記録ヘッドにお
いて、図17に示すようにインク供給部や共通液室8内
に気泡10が残留すると、使用している間に気泡10は
成長し、この気泡10が個別流路5を閉鎖してしまうこ
とがある。個別流路5が気泡10で閉鎖されると液体の
供給が阻止され、液滴が噴射しないために印字不良が発
生し、画質欠陥を引き起こす。気泡10は、液体導入時
に液体とともに混入したり、あるいは、発熱素子4で発
生する熱によって液体の温度が上昇し、液体中の溶けて
いる気体が析出し、共通液室8内で成長して発生するも
のである。特に、気泡10は液体の流れが少ない共通液
室8の両端部などに集中して残留する。
【0011】共通液室8内に残留した気泡10を排除す
る方法としては、ノズル9から吸引する方法が一般的で
ある。ノズル9から吸引すると、吸引された量だけの液
体が図示しないタンクから供給される。供給された液体
は共通液室8の形状に沿って広がり、個別流路5側へ導
かれる。その液体の流れとともに気泡10も個別流路5
へと進み、液体とともにノズル9から外部へ排出され
る。しかし、画質欠陥の大きな原因となる共通液室8の
両端部に滞留した気泡10は、液体の流れが極端に少な
い領域に存在しているため、排除することは難しい。吸
引回数を増加することも考えられるが、吸引の実行頻度
が高いほど、記録に用いる液体の使用効率が低下し、ま
た吸引した廃液を保持するための廃液タンクの容量が大
きくなり、装置全体の大型化を招くという問題がある。
【0012】このようなことから、共通液室8の両端部
に連通する個別流路をダミー液体流路とし、他の個別流
路よりも流路抵抗を小さくしている。上述の従来の液体
噴射記録ヘッドでは、図16に示すようにピット6とバ
イパス流路7とを連通させた溝14として形成すること
によって流路抵抗を小さくしている。これによって、メ
ンテナンス時の吸引時のダミー液体流路の流量を多く
し、共通液室8の端部まで液体の流れを起こすことによ
って、共通液室8の両端部に滞留する気泡10を排出し
やすくしている。なお、ダミー液体流路は、このように
流路抵抗が他の個別流路と異なり、噴射特性が相違する
ため、通常の記録時には用いない。
【0013】このようなダミー液体流路の構成として、
例えば特開昭63−54250号公報や特開平5−13
8884号公報等のように他の個別流路と変わらないも
のもあるが、上述のようにダミー液体流路の流路抵抗を
小さくすることによって気泡10の排出を促進すること
ができる。また、例えば特開平6−270400号公報
に記載されているように、ダミー液体流路内の厚膜樹脂
層をすべて除去する構成も考えられる。この場合には上
述の構成よりもさらに流路抵抗を小さくすることができ
る。しかし、この場合にはノズルにおける開口面積が他
のノズルと異なるため、液体の表面張力による圧力バラ
ンスが崩れ、液体が流出しやすくなるという欠点を有し
ている。
【0014】このように、上述のダミー液体流路の構成
は、ノズルの開口径は他のノズルと同じであり、流路抵
抗を他の個別流路よりも小さくしているため、気泡10
を除去しやすい構成といえる。しかし、以下に説明する
ような欠点を有している。上述の従来の液体噴射記録ヘ
ッドでは、上述のようにヒータ基板1とチャネル基板2
とを厚膜樹脂層3を挟む形で接合して構成する。このと
き、厚膜樹脂層3の表面の形状が接合に大きく影響す
る。図18は、従来の液体噴射記録ヘッドの一例におけ
るノズル配列方向の断面図である。図中、15はリップ
である。厚膜樹脂層3として用いるポリイミドを熱によ
って硬化する際に、収縮が発生する。この収縮によっ
て、特にパターンの縁に盛り上がったリップ15が現わ
れる。このリップ15を残したままヒータ基板1とチャ
ネル基板2の接合を行なうと、図18に示すように一部
に接着不良個所が発生し、液体の漏れや画質不良を引き
起こす。
【0015】リップ15の発生を抑える手段としては、
ポリイミドを硬化させる際の温度を、リップ15の発生
を抑える温度に下げることが考えられる。しかし、硬化
の際の温度を下げて作製されたポリイミドでは、ポリイ
ミドの硬化が不十分で、すなわちポリイミドがイミドへ
熱重合する率が減るため、インクによる化学的な溶解か
ら耐えることが難しくなる。
【0016】また、他の方法としては、リップ15の発
生する部分に対向したチャネル基板2側に凹みを持た
せ、リップを吸収することも考えられる。しかし、リッ
プ15の発生箇所はある程度は経験則的に特定できる
が、製造ばらつきなどによるリップ15の形状の変化を
考えると、チャネル基板2側の凹みだけで逃げることは
事実上困難であり、現実的でない。
【0017】また、他の方法として、特開平5−118
653号公報に示されるように、硬化した後のポリイミ
ドを化学的−機械的な研磨(CMP:Chemical
Mechanical Polishing)によっ
てポリイミド表面を平坦化する方法も考えられる。しか
し、CMPを用いた場合、図16に示したようなダミー
液体流路に対応する溝14を形成すると、その溝を分離
している分離壁がCMPの機械的研磨作用によって倒れ
ることがある。この溝は上述のようにダミー液体流路の
流路抵抗を下げるために形成されているが、分離壁が倒
れてしまうと液体の流れの妨げとなり、流路抵抗が増す
結果となって気泡が抜けなくなるという問題があった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、製造時の不良率を低減し、
確実に気泡の排除効率を向上させ、気泡による画質欠陥
の発生頻度を大幅に低減することができる液体噴射記録
ヘッドを提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の液体噴射記録ヘ
ッドでは、複数設けられる各液体流路には、厚膜樹脂層
を一部除去した凹部としてピットが形成されている。こ
のとき、ダミー液体流路に形成されたピットは、ダミー
液体流路以外の液体流路に形成されたピットよりも開口
面積が大きくなるように形成されている。これによっ
て、ダミー液体流路は、それ以外の液体流路よりも流路
抵抗を小さくできるので、気泡の排除効果を向上させる
ことができる。また、ダミー液体流路における厚膜樹脂
層の除去部分は凹部として形成されており、その周囲が
厚膜樹脂層で囲まれた構造を有している。そのため、製
造工程において厚膜樹脂層をCMPで研磨しても、ピッ
トの分離壁は両側で抑えられているため倒れることはな
く、不良率を低減し、例えばメンテナンス時に確実に気
泡を排除する動作を行なうことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の液体噴射記録ヘ
ッドの第1の実施の形態を示すヒータ基板の平面図、図
2は、本発明の液体噴射記録ヘッドの第1の実施の形態
を示す斜視図、図3は、同じくA−A断面図、図4は、
同じくB−B断面図である。図中、図15ないし図17
と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。2
1はダミーノズル、22はダミー個別流路、23はダミ
ーピットである。図2では液体を吐出する個別流路にお
いて破断して示している。なお、接着剤等は省略し、図
示していない。
【0021】多数配列されているノズル9のうち、端部
の複数本のノズルをダミーノズル21としている。以下
の説明ではダミーノズル21を他の記録に用いるノズル
9と区別して呼ぶことにする。図1、図2に示した例で
は、ダミーノズル21を両端部の2本ずつとした例を示
している。本数は2本に限らず、1あるいは3本以上で
あってよい。このダミーノズル21は、他の記録に用い
るノズル9と比べ、開口面積を広くしている。しかしこ
れに限らず、記録に用いるノズル9と同様の開口面積で
もかまわない。
【0022】ダミーノズル21に連通する個別流路を特
にここではダミー個別流路22と呼び、記録に用いるノ
ズル9に連通する個別流路5と区別することにする。ダ
ミー個別流路22内には、個別流路5に設けられたピッ
ト6に対応するダミーピット23が設けられている。な
お、この例ではダミー個別流路22には発熱素子4を設
けていないが、発熱素子4は形成してあってもかまわな
い。
【0023】ダミーピット23は、ピット6よりも開口
面積を広く形成している。この例では、図3、図4に示
すように、ダミーピット23はピット6よりもバイパス
流路7側およびダミーノズル21側に長く形成し、L1
<L2となるように形成している。また、幅方向にも、
図1に示すように、ピット6の幅W1よりもダミーピッ
ト23の幅W2が大きくなるように形成している。この
ように縦横方向とも大きくして、開口面積を大きくして
いる。このように、ダミーピット23の開口面積を大き
くすることによって、ダミー個別流路22において液体
の流れる方向についての断面積の大きい区間を増加させ
ることができる。これによって、個別流路5に比べてダ
ミー個別流路22の液体の流れる方向の流路抵抗を減少
させることができる。
【0024】このとき、バイパス流路7とダミーピット
23は厚膜樹脂層3で分離されている。上述の図15、
図16に示した構成では、バイパス流路7とダミーピッ
ト23を連結した構成であるので、液体の流れがスムー
ズになるとともに、流路抵抗も小さくすることができ
る。しかし上述のように、厚膜樹脂層3の表面を平坦化
するCMP処理によってピットを分離する隔壁が倒れや
すく、最悪の場合、すべての分離壁が倒れ、ダミー個別
流路22内の液体の流れを妨げることにより、予想もつ
かない流路抵抗の増加を招く結果となる。本発明は、ダ
ミーピット23が厚膜樹脂層3で囲まれる構成としたこ
とによって、ダミーピット23を隔てる分離壁は両端で
支持されているので、製造時のCMP処理による機械的
な研磨に耐えることができる。また、本発明ではバイパ
ス流路7とダミーピット23の間に厚膜樹脂層3が存在
するため、その分だけ液体の流れが阻害されるが、ダミ
ーピット23をピット6よりも大きくすることによっ
て、流路抵抗を低く抑えている。
【0025】ダミーノズル21は共通液室8の端部に設
けるとよい。図1、図2に示した例では、共通液室8の
端部に2本ずつのノズルをダミーノズル21とした例を
示している。もちろん、本数は任意であるし、両側に同
じ本数である必要はない。ダミーノズル21を共通液室
8の端部に設けることによって、吸引動作時に共通液室
8の端部における液体の流れが発生し、共通液室8の端
部に滞留しやすい気泡10を効率的に排出することがで
きる。
【0026】図5は、本発明の液体噴射記録ヘッドの第
1の実施の形態における吸引動作時の液体の流れの説明
図である。上述のように、記録に用いる個別流路5では
流路抵抗が大きいので液体の流れは遅くなり、流量も少
ない。これに対し、ダミー液体流路22では流路抵抗が
小さいので液体の流れが速くなる。全体として図5に示
すように、共通液室8に供給された液体は共通液室8の
端部へ流れ、流量も多くなる。そのため、共通液室8内
の左右両端に滞留した気泡10は、図5に示す液体の流
れに沿ってダミー個別流路22へ導かれ、ダミーノズル
21から排出される。
【0027】また、ダミーノズル21を共通液室8の端
部に設けることによって、液体の噴射特性の悪い共通液
室8の端部のノズルを用いずに通常の記録を行なうこと
ができるので、良好な画質を得ることができる。上述の
ように気泡10は共通液室8の端部に滞留しやすいが、
端部のノズルを記録に用いないことによって、気泡10
の影響を受けにくくすることができる。
【0028】図6は、本発明の液体噴射記録ヘッドの第
1の実施の形態における第1の変形例を示すヒータ基板
の平面図、図7は、同じく第2の変形例を示すヒータ基
板の平面図である。図6、図7に示す例では、上述の例
と同様に、ピット6の幅W1よりもダミーピット23の
幅W2が大きくなるように形成している。上述の例で
は、長さ方向にダミーノズル21側とバイパス流路7側
の両方に長くしているが、例えば図6に示すように、ダ
ミーピット23をダミーノズル21側にのみ長く形成し
てもよい。あるいは、図7に示すように、ダミーピット
23をバイパス流路7側にのみ長く形成してもよい。こ
のようにダミーピット23をダミーノズル21側にの
み、あるいはバイパス流路7側にのみ長く形成しても、
ダミー液体流路22の流路抵抗を低減することができ
る。
【0029】これらの変形例では、図1ないし図4に示
した例に比べてダミー個別流路22の流路抵抗は大きく
なるが、記録に用いる個別流路5に比べてダミー個別流
路22のいずれの例も流路抵抗が小さいので、図5に示
すように共通液室8の端部に液体の流れが発生し、共通
液室8の端部に滞留する気泡を良好に排出することがで
きる。また、いずれの変形例においても、ダミーピット
23は厚膜樹脂層3に囲まれた構成であり、ダミーピッ
ト23を隔てる分離壁の強度を十分保っているので、製
造工程におけるCMP処理の際に発生していたピットの
分離壁の倒れを防止することができる。
【0030】図8は、本発明の液体噴射記録ヘッドの第
2の実施の形態を示すヒータ基板の平面図である。上述
の各例では、ダミーピット23の幅W2をピット6の幅
W1よりも広く(W2>W1)したが、本発明はこれに
限らない。例えば図8には、ダミーピット23の幅W2
をピット6の幅W1と等しく(W2=W1)した例を示
している。この場合でも、ダミーピット23の開口面積
をピット6の開口面積よりも大きくすればよい。図8に
示す例では、ダミーピット23の開口を長さ方向にダミ
ーノズル21側に長くしている。このようにすることに
よって、ダミーピット23の開口面積をピット6の開口
面積よりも大きくすることができる。これによって、ダ
ミーピット23とピット6の幅が同じでも、記録に用い
る液体流路5よりもダミー液体流路22の流路抵抗を低
減することができる。
【0031】図9は、本発明の液体噴射記録ヘッドの第
2の実施の形態における第1の変形例を示すヒータ基板
の平面図、図10は、同じく第2の変形例を示すヒータ
基板の平面図である。図9、図10に示す例では、図8
に示した例と同様に、ピット6の幅W1とダミーピット
23の幅W2を同じとし、例えば図9に示す例では、ダ
ミーピット23をダミーノズル21側にのみ長く形成し
ている。また、図10に示す例では、ダミーピット23
をダミーノズル21側とバイパス流路7側の両方に長く
形成している。このように、幅が同じでもダミーピット
23をダミーノズル21側にのみ、あるいはダミーノズ
ル21側とバイパス流路7側の両方に長く形成すること
によって、ダミー液体流路22の流路抵抗を低減するこ
とができる。
【0032】この第2の実施の形態においても、図1な
いし図4に示した第1の実施の形態に比べてダミー個別
流路22の流路抵抗は大きくなるが、記録に用いる個別
流路5に比べてダミー個別流路22のいずれの例も流路
抵抗が小さいので、図5に示すように共通液室8の端部
に液体の流れが発生し、共通液室8の端部に滞留する気
泡を良好に排出することができる。また、上述の第1の
実施の形態に比べてダミーピット23を隔てる分離壁は
厚くなるので、さらに強度を保つことができ、製造工程
におけるCMP処理の際に発生していたピットの分離壁
の倒れを防止することができる。
【0033】図11は、本発明の液体噴射記録ヘッドの
第3の実施の形態を示すヒータ基板の平面図、図12
は、本発明の液体噴射記録ヘッドの第3の実施の形態を
示す斜視図である。図中の符号は図1ないし図4と同様
である。この例では、隣接するダミー液体流路22のダ
ミーピット間の分離壁を取り除き、ダミーピット23の
開口部を接続させた例を示している。
【0034】高解像度化が進むにつれ、隣接するピット
の間隔が狭まってくる。例えば、記録密度が400dp
iの場合は隣接するピットの間隔は42μm程度である
が、記録密度が800dpiになると、隣接するピット
の間隔は21μm程度と半分に狭まることになる。この
ように、記録密度が高くなると、個別流路の形状も小さ
くせざるを得なくなる。上述の第1および第2の実施の
形態のダミー個別流路22の構造では、ピット6の開口
面積とダミーピット23の開口面積の差があまり大きく
ならず、大幅な流路抵抗の減少を期待できなくなる。そ
こで、2つ以上のダミー個別流路のダミーピット23の
開口部を接続し、分離壁をなくすことによって、ダミー
個別流路22の流路抵抗の減少を図っている。
【0035】ダミーノズル21は基本的に記録に用いる
ことはないので、このようにダミーピット23を連結し
ても記録性能に影響することはない。また、記録に用い
ないことから、ダミー個別流路22やダミーノズル21
も連結した構成としてもよい。
【0036】この第3の実施の形態は800dpi以上
の解像度を持つ液体噴射記録ヘッドに対し大幅な効果が
あるが、それ以下の解像度を持つ液体噴射記録ヘッドに
対しても、流路抵抗を低減することができるので有効で
ある。
【0037】図13は、本発明の液体噴射記録ヘッドの
第1ないし第3の実施の形態におけるダミー個別流路2
2のピット分離壁の倒れの発生頻度の説明図である。実
際に、上述したような第1ないし第3の実施の形態で示
した構造のダミー個別流路22を持つ液体噴射記録ヘッ
ド用のヒータ基板を作製し、CMP処理後のダミー個別
流路22の分離壁の倒れ発生頻度の調査を行なった。比
較のため、図15ないし図17に示す従来の液体噴射記
録ヘッド用のヒータ基板も作製し、CMP処理を行なっ
た。このとき、ダミー個別流路22には両端の10本ず
つを割り当てた。CMPの処理条件およびスラリーは同
一のものを使用した。
【0038】従来のダミー個別流路22では、ダミーピ
ット23の分離壁の倒れ発生頻度が70〜100%に達
していた。本発明の第1の実施の形態では、0.5%以
下までダミーピット23の分離壁の倒れを防止できた。
同様に、本発明の第2の実施の形態および第3の実施の
形態でも0.5%以下までピット分離壁の倒れを防止で
きた。
【0039】このように、本発明の構成を用いることに
よって、CMP処理の際に厚膜樹脂層3で形成するダミ
ーピット23の分離壁の倒れを防止することができ、不
良率を低減して生産性に優れたヒータ基板1を作製する
ことができる。
【0040】図14は、本発明の液体噴射記録ヘッドの
第1の実施の形態および第2の実施の形態における記録
実験結果の説明図である。実際に図1および図10に示
すような厚膜樹脂層3の形状を有する本発明の液体噴射
記録ヘッドを作製し、記録実験を行なった。比較のた
め、図15、図16に示す従来の液体噴射記録ヘッドも
作製した。従来の液体噴射記録ヘッドの厚膜樹脂層3は
CMP処理による表面の平坦化を行なっていない。
【0041】具体的には、188本のノズルを有し、両
端のそれぞれ10本ずつのノズルをダミーノズル21と
したそれぞれの構造の液体噴射記録ヘッドを作製した。
本発明の第1の実施の形態における液体噴射記録ヘッド
では、188本のノズルのうち、両端のそれぞれ10本
ずつのノズルについて、図1に示すようにダミーピット
23の開口を前後左右に広げた構造とした。さらに本発
明の第2の実施の形態における液体噴射記録ヘッドとし
て、188本のノズルのうち、両端10本ずつのノズル
について、図8に示すようにダミーピット23の開口を
前後にのみ広げた構造とした。
【0042】それぞれの液体噴射記録ヘッドに液体を注
入し、数回の気泡排除メンテナンスを行なった後、記録
実験を行なった。その結果、従来の液体噴射記録ヘッド
では画質欠陥の発生密度が0.7%であったのに比べ、
本発明の第1の実施の形態で示した液体噴射記録ヘッド
では0.6%に減少した。
【0043】従来の液体噴射記録ヘッドでは図16に示
すようなダミー液体流路を有しているため、流路抵抗は
本実験のすべての液体噴射記録ヘッド中もっとも小さ
い。しかし、CMP処理によって厚膜樹脂層3の表面を
平坦化していないため、場所によっては厚膜樹脂層の隆
起物であるリップ15の影響を受け、チャネル基板2と
の密着性不足が原因と思われる画質欠陥が見られた。そ
れに比べ、本発明の第1の実施の形態における液体噴射
記録ヘッドでは、従来の液体噴射記録ヘッドより数%程
度、ダミー個別流路22の流路抵抗が増加する。しかし
CMP処理によって厚膜樹脂層3の表面が平坦化されて
いるため、チャネル基板2との密着性が向上し、結果的
に画質欠陥の発生頻度を抑えることができた。
【0044】さらに図10に示す厚膜樹脂層3の形状を
有する本発明の第2の実施の形態で示した液体噴射記録
ヘッドにおいては、欠陥画質の発生頻度は0.7%であ
り、従来の液体噴射記録ヘッドと同等の結果が得られ
た。この場合にも、CMP処理によって厚膜樹脂層3の
表面を平坦化してチャネル基板2との密着性を向上して
いるので、チャネル基板2との密着性不足に起因する画
質欠陥を低減することができた。
【0045】上述の各実施の形態では、液体噴射記録ヘ
ッドに共通液室が1個の場合しか図示していないが、本
発明はこれらに限らない。例えば複数色一体型の液体噴
射記録ヘッドのように、独立した共通液室が複数個存在
する場合には、各共通液室8について、その端部に1な
いし複数本ずつのダミーノズル21を設け、各実施の形
態で示したような流路構造とすればよい。
【0046】さらに、上述の各実施の形態では、同一ヘ
ッド内には同一のダミー個別流路22の場合しか実施し
ていないが、本発明はこれらに限らない。例えば両側に
10本ずつのダミーノズルを有するような液体噴射記録
ヘッドでは、そのうち、5本ずつのダミーノズル21に
対応した流路は図1に示したような流路構造とし、残り
の5本ずつは図8に示したような流路構造とすることが
できる。このように複数種類のダミー個別流路を同一の
液体噴射記録ヘッド内に組み合わせて用いてもよい。
【0047】また、例えば、複数色一体型の液体噴射記
録ヘッドのように、独立した共通液室が複数個存在する
場合には、図1に示すようなダミー個別流路を液体噴射
記録ヘッドの端部に用い、図8に示すようなダミー個別
流路を色間に用いるといった使い方をしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、厚膜樹脂層に凹部としてダミーピットが形成
されており、ダミーピットを隔てる分離壁の強度を向上
させているので、例えば製造時に厚膜樹脂層を平坦化す
るCMP処理を行なっても、分離壁の倒れを防止するこ
とができる。これによって不良率を低減させることがで
き、生産性を向上させるとともに、確実にダミー個別流
路を確保することができる。また、ダミーピットの開口
面積を記録に用いる個別流路のピットの開口面積よりも
大きくすることによって、液体の流れ方向の流路抵抗を
小さくしているので、共通液室内に残留した気泡を、メ
ンテナンス動作により効率的に排除することができる。
特に、共通液室の端部にダミー個別流路を配置すること
によって、気泡が残留しやすい共通液室の端部の気泡を
良好に排除することができる。これによって共通液室内
に残留している気泡による画質欠陥の発生頻度を低減す
ることができ、信頼性を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第1の実施の
形態を示すヒータ基板の平面図である。
【図2】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第1の実施の
形態を示す斜視図である。
【図3】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第1の実施の
形態を示すA−A断面図である。
【図4】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第1の実施の
形態を示すB−B断面図である。
【図5】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第1の実施の
形態における吸引動作時の液体の流れの説明図である。
【図6】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第1の実施の
形態における第1の変形例を示すヒータ基板の平面図で
ある。
【図7】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第1の実施の
形態における第2の変形例を示すヒータ基板の平面図で
ある。
【図8】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第2の実施の
形態を示すヒータ基板の平面図である。
【図9】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第2の実施の
形態における第1の変形例を示すヒータ基板の平面図で
ある。
【図10】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第2の実施
の形態における第2の変形例を示すヒータ基板の平面図
である。
【図11】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第3の実施
の形態を示すヒータ基板の平面図である。
【図12】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第3の実施
の形態を示す斜視図である。
【図13】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第1ないし
第3の実施の形態におけるダミー個別流路のピット分離
壁の倒れの発生頻度の説明図である。
【図14】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第1の実施
の形態および第2の実施の形態における記録実験結果の
説明図である。
【図15】 従来の液体噴射記録ヘッドの一例の外観図
である。
【図16】 従来の液体噴射記録ヘッドの一例における
ヒーター基板の平面図である。
【図17】 従来の液体噴射記録ヘッドの一例における
C断面図である。
【図18】 従来の液体噴射記録ヘッドの一例における
ノズル配列方向の断面図である。
【符号の説明】
1…ヒーター基板、2…チャネル基板、3…厚膜樹脂
層、4…発熱素子、5…個別流路、6…ピット、7…バ
イパス流路、8…共通液室、9…ノズル、10…気泡、
11…液滴、12…ヒートシンク、13…ボンディング
ワイヤ、14…溝、15…リップ、21…ダミーノズ
ル、22…ダミー個別流路、23…ダミーピット。
フロントページの続き (72)発明者 宇佐美 浩之 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の基板が厚膜樹脂層を挟み込んで接
    合された液体噴射記録ヘッドにおいて、複数のノズルお
    よび該ノズルに連通する液体流路が配列され、配列され
    た前記ノズルの列の少なくとも端部の1ないし複数のノ
    ズルをダミーノズルとし、該ダミーノズルに連通する液
    体流路をダミー液体流路とし、前記液体流路には前記厚
    膜樹脂層を一部除去した凹部としてピットが形成されて
    おり、前記ダミー液体流路に形成された前記ピットは、
    前記ダミー液体流路以外の前記液体流路に形成された前
    記ピットよりも開口面積が大きいことを特徴とする液体
    噴射記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記ダミー液体流路に設けられた前記ピ
    ットは、前記ダミー液体流路以外の液体流路に設けられ
    た前記ピットよりも、前記ノズル側に広く形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射記録ヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 前記ダミー液体流路に設けられた前記ピ
    ットは、前記ダミー液体流路以外の液体流路に設けられ
    た前記ピットよりも、前記ノズルとは反対側に広く形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射
    記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記ダミー液体流路に設けられた前記ピ
    ットは、前記ダミー液体流路以外の液体流路に設けられ
    た前記ピットよりも、幅が広く形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の液体噴射記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 隣接する複数の前記ダミー液体流路に設
    けられた前記ピットが連続した1つのピットとして形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射
    記録ヘッド。
JP23682197A 1997-09-02 1997-09-02 液体噴射記録ヘッド Pending JPH1178018A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23682197A JPH1178018A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 液体噴射記録ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23682197A JPH1178018A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 液体噴射記録ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1178018A true JPH1178018A (ja) 1999-03-23

Family

ID=17006288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23682197A Pending JPH1178018A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 液体噴射記録ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1178018A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001038890A (ja) * 1999-07-30 2001-02-13 Canon Inc インクジェット記録ヘッド、インクジェット記録ヘッド内のゴミ除去方法、インクジェット記録ヘッド製造方法、およびインクジェット記録ヘッド回復方法
JP2007125807A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Brother Ind Ltd インクジェットヘッド
JP2008221701A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Seiko Epson Corp 流体噴射ヘッド及び流体噴射装置
JP2009166268A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Sii Printek Inc インクジェットヘッドチップ、インクジェットヘッドチップの駆動方法、インクジェットヘッド、及びインクジェット記録装置
JP2010162728A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011207172A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Sharp Corp インクジェットヘッド
JP2017209979A (ja) * 2016-05-20 2017-11-30 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッド
WO2018141564A1 (en) * 2017-02-06 2018-08-09 Memjet Technology Limited Inkjet printhead for full color pagewide printing

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001038890A (ja) * 1999-07-30 2001-02-13 Canon Inc インクジェット記録ヘッド、インクジェット記録ヘッド内のゴミ除去方法、インクジェット記録ヘッド製造方法、およびインクジェット記録ヘッド回復方法
JP4553329B2 (ja) * 1999-07-30 2010-09-29 キヤノン株式会社 インクジェット記録ヘッド内のゴミ除去方法と、インクジェット記録装置の製造方法および回復方法
JP2007125807A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Brother Ind Ltd インクジェットヘッド
JP2008221701A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Seiko Epson Corp 流体噴射ヘッド及び流体噴射装置
US8231205B2 (en) 2007-03-14 2012-07-31 Seiko Epson Corporation Fluid ejecting head and fluid ejecting apparatus
JP2009166268A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Sii Printek Inc インクジェットヘッドチップ、インクジェットヘッドチップの駆動方法、インクジェットヘッド、及びインクジェット記録装置
JP2010162728A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011207172A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Sharp Corp インクジェットヘッド
JP2017209979A (ja) * 2016-05-20 2017-11-30 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッド
US10239316B2 (en) 2017-02-06 2019-03-26 Memjet Technology Limited Printhead having heated shield plate
US10369792B2 (en) 2017-02-06 2019-08-06 Memjet Technology Limited Fluid coupling having equalized pressure drops in multiple fluid lines
US10293609B2 (en) 2017-02-06 2019-05-21 Memjet Technology Limited Inkjet printhead for full color pagewide printing
US10300700B2 (en) 2017-02-06 2019-05-28 Memjet Technology Limited Elongate printhead having robust electrical assembly
US10343402B2 (en) 2017-02-06 2019-07-09 Memjet Technology Limited Inkjet printhead having dynamic response to pressure changes
US10350891B2 (en) 2017-02-06 2019-07-16 Memjet Technology Limited Strain-relieved printhead casing
US10357970B2 (en) 2017-02-06 2019-07-23 Memjet Technology Limited Shim alignment for multiple rows of printhead chips
WO2018141564A1 (en) * 2017-02-06 2018-08-09 Memjet Technology Limited Inkjet printhead for full color pagewide printing
US10377137B2 (en) 2017-02-06 2019-08-13 Memjet Technology Limited Printhead chip array having dummy color channel
CN110248812A (zh) * 2017-02-06 2019-09-17 马姆杰特科技有限公司 用于全色页宽打印的喷墨打印头
US10442200B2 (en) 2017-02-06 2019-10-15 Memjet Technology Limited Robust printhead chip mounting suitable for long inkjet printheads
US10525710B2 (en) 2017-02-06 2020-01-07 Memjet Technology Limited Bubble-tolerant high flow printhead architecture
US11065876B2 (en) 2017-02-06 2021-07-20 Memjet Technology Limited Inkjet printhead with metal alloy shim attachment of printhead chips
CN110248812B (zh) * 2017-02-06 2021-07-23 马姆杰特科技有限公司 用于全色页宽打印的喷墨打印头

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6969147B2 (en) Printer head chip and printer head
JP4731763B2 (ja) 液体噴射記録ヘッドおよびその製造方法
US8888252B2 (en) Print head slot ribs
JP3173358B2 (ja) インクジェットプリンタおよびインクジェットプリントヘッド
US20080259146A1 (en) Ink-jet recording head and method for manufacturing ink-jet recording head
JP4480182B2 (ja) インクジェット記録ヘッド用基板及びインクジェット記録ヘッドの製造方法
KR100406941B1 (ko) 잉크젯 프린터 헤드
JP2007062048A (ja) 液体吐出ヘッド、液体吐出装置、及び液体吐出ヘッドの製造方法
JP4236053B2 (ja) インクジェットプリントヘッド,インクジェットプリントヘッドの製造方法
JP2001253076A (ja) 液体噴射記録ヘッドおよびその作製方法、並びに液体噴射記録装置
JPH1178018A (ja) 液体噴射記録ヘッド
US20010055053A1 (en) Ink jet recording head, ink jet recording device and head manufacturing method
JP3459388B2 (ja) 流体噴射装置の製造方法
JP2003080711A (ja) プリンタヘッドチップ及びプリンタヘッド
JP3281206B2 (ja) インクジェットヘッド
JP2008173972A (ja) インクジェットプリントヘッド、及びその製造方法
JP2009190371A (ja) 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置
JP2007261169A (ja) 液体噴射ヘッド
JPH1142782A (ja) 液体噴射記録ヘッド
JP3275601B2 (ja) インクジェット記録ヘッド
JP2003191469A (ja) インク吐出装置
JPH08142327A (ja) インクジェット記録装置の記録ヘッド
JP2009511293A (ja) インクジェット印字ヘッド用低損失電極接続
JP4606772B2 (ja) 側方射出型液滴エゼクタ及び側方射出型液滴エゼクタを製造する方法
JP4960965B2 (ja) Memsプロセスで吊り下げられたビームを製造する方法