JPH1177551A - 押圧装置 - Google Patents

押圧装置

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JPH1177551A
JPH1177551A JP24569097A JP24569097A JPH1177551A JP H1177551 A JPH1177551 A JP H1177551A JP 24569097 A JP24569097 A JP 24569097A JP 24569097 A JP24569097 A JP 24569097A JP H1177551 A JPH1177551 A JP H1177551A
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JP24569097A
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Genjiyuu Katou
源重 加藤
Yukio Kato
幸雄 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押圧するワークの厚さが変化しても、容易に
一定の押圧力でワークを押圧することができる押圧装置
を提供すること。 【解決手段】 押圧装置P1は、操作レバー15をフレ
ーム1側に揺動させて、後軸支部位14cから中間軸支
部位14bと前軸支部位14aとを前方側に移動させ、
軸支部位14a・14b・14cを略直線状に配置させ
て、押圧部材7により、ワークW1を押圧する。フレー
ム1に設けられたガイドロッド部3には、軸支部位14
a・14cをそれぞれ支持する第1・2ブロック21・
26が摺動孔24・31を利用して摺動可能に配設され
る。第1・2ブロック21・26は、引張ばね33によ
り相互に接近するように連結され、かつ、ねじ35によ
り接近距離を規制される。第1・2ブロック26は、引
張ばね33により、軸支部位14cを中心として前方へ
回転するように付勢される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トグル機構を利用
した押圧装置に関するもので、ハンドバイスやシャコ万
力・クランプ等に利用できる押圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、トグル機構を利用した
押圧装置、例えば、ハンドバイスでは、トグル機構が、
操作レバーとリンクと、から構成されていた。
【0003】そして、操作レバーは、前端側をトグル機
構の前軸支部位として押圧部材に軸支させるとともに、
後端側に把持部を設けて構成されていた。押圧部材は、
操作レバーの操作時、ハンドバイスの固定側のフレーム
に対し、ワークを押圧するように、フレームにも軸支さ
れていた。なお、押圧部材とフレームとには、ワークを
挟持可能な可動側挟持面と固定側挟持面とがそれぞれ配
設されていた。
【0004】また、リンクは、前端側を、操作レバーに
おける前軸支部位より後方側の部位に対し、トグル機構
の中間軸支部位として軸支させ、後端側を、トグル機構
の後軸支部位としてフレーム側に軸支させていた。
【0005】そして、操作時には、操作レバーの把持部
側をフレーム側に接近させるように揺動させて、後軸支
部位から中間軸支部位と前軸支部位とを前方側に移動さ
せるとともに、後軸支部位、中間軸支部位、及び、前軸
支部位を略直線状に配置させることにより、押圧部材
を、フレームとの軸支部位を中心として、回動させつつ
移動させて、ワークを、フレームの固定側挟持面と押圧
部材の可動側挟持面とで挟持していた。
【0006】さらに、従来のハンドバイスでは、挟持す
るワークの厚さが変更される場合を考慮して、リンクの
後端側に配置されているトグル機構の後軸支部位が、フ
レームに対して、ねじ機構によって移動可能に配設され
ていた。すなわち、ねじ機構の調整により、例えば、後
軸支部位を前方側に移動させれば、操作完了時点(後軸
支部位、中間軸支部位、及び、前軸支部位が略直線状に
配置される時点)での中間軸支部位や前軸支部位が前方
側に移動することから、可動側挟持面の固定側挟持面に
対する距離を小さくすることができ、薄いワークを挟持
することができることとなる。逆に、ねじ機構を調整し
て、後軸支部位を後方側に移動させれば、操作完了時点
での中間軸支部位や前軸支部位が後方側に移動すること
から、可動側挟持面の固定側挟持面に対する距離を大き
くすることができ、厚いワークを挟持することができ
る。
【0007】しかしながら、従来のハンドバイスでは、
厚さが変更になっても、ワークを一定の挟持力で挟持す
るような場合、調整に大変手間がかかることとなってい
た。すなわち、ねじ機構を調整して後軸支部位の配置位
置を調整する場合、ワークの厚さと挟持力とを同時に調
整することとなるため、いちいち、トライアンドエラー
で調整することとなり、大変手間がかかることとなって
いた。
【0008】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、押圧するワークの厚さが変化しても、容易に一定の
押圧力でワークを押圧することができる押圧装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る押圧装置
は、固定側のフレームに対し、トグル機構を利用して、
押圧部材を移動させて、ワークを押圧する構成として、
前記トグル機構が、操作レバーとリンクと、から構成さ
れ、前記操作レバーが、前端側をトグル機構の前軸支部
位として押圧部材に軸支させるとともに、後端側に把持
部を設けて構成され、前記リンクが、前端側を、前記操
作レバーにおける前軸支部位より後方側の部位に対し、
トグル機構の中間軸支部位として軸支させ、後端側を、
トグル機構の後軸支部位として前記フレーム側に軸支さ
せ、前記操作レバーを前記フレーム側に揺動させて、前
記後軸支部位から前記中間軸支部位と前記前軸支部位と
を前方側に移動させるとともに、前記後軸支部位、前記
中間軸支部位、及び、前記前軸支部位を略直線状に配置
させることにより、前記押圧部材を移動させて前記ワー
クを押圧する押圧装置であって、前記フレームが、押圧
時の前記各軸支部位の並設方向に沿うガイドロッド部を
備え、該ガイドロッド部に、前記前軸支部位を支持する
第1ブロックが摺動孔を利用して摺動可能に配設される
とともに、前記後軸支部位を支持する第2ブロックが摺
動孔を利用して摺動可能に配設され、前記第1・2ブロ
ックが、前記前・後軸支部位近傍に接続される引張ばね
により、相互に接近するように連結されるとともに、前
記第1・2ブロックの一方に螺着されて他方に当接する
ねじ手段により、相互の接近距離を規制され、前記第2
ブロックが、前記引張ばねにより、前記後軸支部位を中
心として前方へ回転するように付勢されていることを特
徴とする。
【0010】前記フレームの前端側に、前記ワークの一
方の端面に当接する固定側挟持面を設け、前記押圧部材
を前記フレームに軸支させて、前記押圧部材に前記ワー
クの他方の端面に当接する可動側挟持面を設けるように
構成して、押圧装置をハンドバイスとして使用するよう
に構成しても良い。
【0011】そして、押圧装置をハンドバイスとして使
用する場合には、前記押圧部材を、前記フレームに軸支
されて前記可動側挟持面を備えた本体部と、該本体部に
軸支されるとともに前記前軸支部位に軸支されるリンク
材と、から構成することが望ましい。
【0012】また、前記フレームの前端側を、L字状に
屈曲させるとともに、その前端側に、前記ワークの一方
の端面に当接可能な固定側挟持面を設け、前記押圧部材
を前記第1ブロックと一体的に形成するとともに、前記
押圧部材に、前記固定側挟持面に対向するように、前記
第1ブロックから延設させて配置させる可動側挟持面を
設けて、押圧装置をシャコ万力として使用するように構
成しても良い。
【0013】そして、押圧装置をシャコ万力として使用
する場合には、前記押圧部材を、第1ブロックに連結さ
れる接続部と、先端に前記可動側挟持面を配置させて、
前記固定側挟持面に接近可能に前記接続部に螺合される
本体部と、から構成することが望ましい。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る押圧装置では、ワークを押
圧する際、まず、第1・2ブロックをガイドブロック部
に対して摺動させて、押圧部材をワークに略当てるよう
に移動させる。ついで、操作レバーの把持部をフレーム
側に揺動させる。
【0015】すると、中間軸支部位が、前軸支部位と後
軸支部位との距離を大きくするように、前・後軸支部位
との間に侵入しようとする。
【0016】その際、前・後軸支部位付近に接続されて
いる引張ばねにより、第2ブロックが、後軸支部位を中
心として前方側へ回転するように付勢されており、か
つ、摺動孔自体が、ガイドロッド部に摺動可能となるよ
うに、ガイドロッド部に対してアソビを有していること
から、第2ブロックが、その摺動孔の軸方向をガイドロ
ッド部に対して、大きく傾斜させて、摺動孔周縁を、ガ
イドロッド部に大きくかじらせることとなって、移動し
難い。その結果、第2ブロックが停止した状態で、第1
ブロックが前進し、固定された後軸支部位から中間軸支
部位と前軸支部位とが前方側へ移動することとなって、
押圧部材が移動され、大きな押圧力を発揮するように、
後軸支部位、中間軸支部位、及び、前軸支部位がガイド
ロッド部と略平行な略直線状に配置されて、ワークが押
圧されることとなる。
【0017】そして、ワークを押圧する押圧力は、第1
ブロックの移動距離と比例することとなる。すなわち、
操作レバーの操作前に、第1・2ブロック相互がねじ手
段に当接させる状態の接近状態となっているため、その
第1ブロックの停止状態から、後軸支部位、中間軸支部
位、及び、前軸支部位が略直線状に配置される状態の第
1ブロックの移動終了状態の配置位置までの距離に応じ
て、ワークの押圧力が調整される。
【0018】そのため、ねじ手段を調整して、操作レバ
ーの操作前に、第2ブロックからの第1ブロックの離隔
量を調整し、離隔距離を小さくすれば、第1ブロックの
移動距離を大きくすることとなって、押圧力を大きく調
整することができ、また、離隔距離を大きくすれば、第
1ブロックの移動距離を小さくすることとなって、押圧
力を小さく調整できることとなる。
【0019】また、ワークの厚さが変更された場合に
は、押圧部材がワークに軽く当たるまで、第1・2ブロ
ックごとガイドロッド部に沿って移動させ、当接後に操
作レバーを操作すれば、ねじ手段による操作レバーの操
作前における第2ブロックからの第1ブロックの離隔量
に応じた一定の押圧力で、ワークを押圧することができ
る。
【0020】したがって、本発明に係る押圧装置では、
操作レバーの操作前において、第1・2ブロックのガイ
ドロッド部上の配置位置の調整で、押圧するワークの厚
さに対応させることができ、ねじ手段の調整による第1
ブロックの第2ブロックからの離隔距離の調整で、押圧
力を調整することができて、押圧するワークの厚さが変
化しても、容易に一定の押圧力でワークを押圧すること
ができる。
【0021】そして、フレームの前端側に、ワークの一
方の端面に当接する固定側挟持面を設け、押圧部材をフ
レームに軸支させて、押圧部材にワークの他方の端面に
当接する可動側挟持面を設けるように構成して、押圧装
置をハンドバイスとして使用できるように構成しても良
く、その場合には、押圧部材を、フレームに軸支されて
可動側挟持面を備えた本体部と、本体部に軸支されると
ともに前軸支部位に軸支されるリンク材と、から構成す
れば、つぎにような作用・効果を得ることができる。
【0022】すなわち、操作レバーの押圧操作時、前軸
支部位は、ガイドロッド部に沿うように前進することと
なるが、ワークの挟持時、押圧部材の本体部がフレーム
への軸支部位を中心として回動する態様であるため、リ
ンク材を介在させて、本体部が前軸支部位と連結されて
おれば、前軸支部位の前進移動を円滑に本体部の回動運
動に変換することができて、押圧力(挟持力)を大きく
変動させても的確にワークを挟持することができる。
【0023】また、フレームの前端側を、L字状に屈曲
させるとともに、その前端側に、ワークの一方の端面に
当接可能な固定側挟持面を設け、押圧部材を第1ブロッ
クと一体的に形成するとともに、押圧部材に、固定側挟
持面に対向するように、第1ブロックから延設させて配
置させる可動側挟持面を設けて、押圧装置をシャコ万力
として使用するように構成しても良く、その場合には、
押圧部材を、第1ブロックに連結される接続部と、先端
に可動側挟持面を配置させて、固定側挟持面に接近可能
に接続部に螺合される本体部と、から構成すれば、つぎ
のような作用・効果を得ることができる。
【0024】すなわち、予め、本体部を回して接続部か
ら大きく突出するようにしておけば、ワークの挟持時、
接続部と固定側挟持面との間が広くなり、ワークの形状
が、ガイドロッド部側に延びかつ接続部側に延びるL字
形状としていても、容易に、そのワークを挟持すること
ができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0026】第1実施形態の押圧装置は、図1〜3に示
すように、ハンドバイスP1であり、このハンドバイス
P1は、フレーム1、押圧部材7、トグル機構14、第
1・2ブロック21・26、引張コイルばね33、及
び、ねじ手段35、を備えて構成されている。トグル機
構14は、操作レバー15とリンク16と、から構成さ
れている。
【0027】フレーム1は、前部側から、ワークW1を
挟持可能な固定側挟持面2aを上面側に備えた爪部2
と、爪部2の後部から後方側に延びる略長方形断面のガ
イドロッド部3と、ガイドロッド部3の後部側に、合成
樹脂材料を被覆されて形成された把持部4と、を備えて
構成されている。実施形態の場合、フレーム1は、爪部
2から把持部4の後部側まで、1本の金属棒が配設され
て構成されている。なお、ガイドロッド部3は、ワーク
W1の押圧挟持時の後述する軸支部位14a・14b・
14cと略平行となるように、配設されている。
【0028】そして、フレーム1の爪部2とガイドロッ
ド部3との境界部位付近には、リベット止めされたブラ
ケット5が配設され、ブラケット5は、ピン12を利用
して、押圧部材7の本体部8を回動可能に軸支してい
る。ブラケット5は、板金を断面U字形に湾曲させて形
成されている。
【0029】押圧部材7は、前部側に爪部8aを有した
本体部8と、本体部8にピン10を利用して前端側を軸
支させたリンク材9と、から構成されている。爪部8a
の下面には、固定側挟持面2aに対応して、ワークW1
を挟持可能な可動側挟持面8bが形成されている。リン
ク材9は、板金を断面逆U字形に湾曲させて形成されて
いる。
【0030】操作レバー15も、板金を断面逆U字形に
湾曲させて形成され、後端側をワークW1の挟持時に把
持する把持部15aとしている。また、操作レバー15
は、前端側を、トグル機構14の前軸支部位14aとし
て、ピン17を利用して、押圧部材7におけるリンク材
9の後端側と軸支させている。また、操作レバー15
は、把持部15aより前方側でかつ前軸支部位14aよ
り後部側で、トグル機構14の中間軸支部位14bを構
成するように、ピン18を利用して、リンク16の前端
側と軸支させている。
【0031】前軸支部位14aのピン17は、図1・3
に示すように、第1ブロック21の軸受部22によって
支持されている。第1ブロック21は、軸受部22を上
部に備える他、軸受部22の下方に配置されて、ガイド
ロッド部3を挿通させるガイド部23を備えて構成され
ている。ガイド部23は、ガイドロッド部3に対して摺
動可能となるように、挿通孔24を備えるとともに、軽
量化のための肉盗みされた二又状に形成されている。
【0032】操作レバー15とともにトグル機構14を
構成するリンク16は、トグル機構14の後軸支部位1
4cを構成するように、ピン19を利用して、第2ブロ
ック26の軸受部27に軸支されている。
【0033】第2ブロック26は、軸受部27と、軸受
部27の下部に配置されるガイド部29と、を備えて構
成され、軸受部27には、ガイドロッド部3と略平行に
ねじ孔28が形成されている。ガイド部29は、二又状
に形成されて、前壁部29aには、下端に、ガイドロッ
ド部3の上部に嵌合可能な凹部30が形成され、後壁部
29bには、ガイドロッド部3を挿通させて、ガイド部
29をガイドロッド部3に対して摺動可能とする摺動孔
31が形成されている。この摺動孔31の長さ寸法L2
は、第1ブロック21の摺動孔24の長さ寸法L1より
短く設定されている。ちなみに、第1ブロック21の摺
動孔24は、中間部位を肉盗みされているだけで、実質
上の長さは、第1ブロック21の前後方向の長さ寸法L
1と同じ寸法となる。なお、このように、摺動孔31の
長さ寸法L2を、摺動孔24の長さ寸法L1より短くす
る理由は、ガイドロッド部3に対する摺動孔24・31
のアソビが同じであっても、摺動孔31の周縁29c
が、ガイドロッド部3へかじり易くするためである。そ
して、第1実施形態では、ガイドロッド部3へのアソビ
に関し、摺動孔31の方が大きく設定されており、一
層、摺動孔周縁29cがかじり易く構成されている。
【0034】また、第2ブロック26のねじ孔28に
は、緩み止めの圧縮コイルばね36を外装させて、ねじ
35が螺合されており、このねじ35は、前端を第1ブ
ロック21のガイド部23に当接させている。
【0035】さらに、第1・2ブロック21・26は、
前・後軸支部位14a・14cの近傍に両端をそれぞれ
接続させた引張コイルばね33により、相互に連結され
ている。この引張ばね33は、第2ブロック26を後軸
支部位14cを中心として前方側へ回転させるように、
第2ブロック26に対しては、後軸支部位14cから離
れた部位の軸受部27に接続されている。
【0036】この第1実施形態のハンドバイスP1の使
用態様を説明すると、ワークW1を挟持する際、まず、
図1に示すように、一方の面をフレーム1側の固定側挟
持面2aに当てるようにワークW1を配置させるととも
に、第1・2ブロック21・26をガイドロッド部3に
対して摺動させて、押圧部材7における爪部8aの可動
側挟持面8bをワークW1の他方の面に略当てるように
移動させる。なお、図1では、可動側挟持面8bをワー
クW1の他方の面から離して図示しているが、実際に
は、軽く当接させる。
【0037】ついで、フレーム1と操作レバー15との
把持部4・15aを把持して、操作レバー15の把持部
15aをフレーム1側に揺動させる。
【0038】すると、中間軸支部位14bが、前軸支部
位14aと後軸支部位14cとの距離を大きくするよう
に、前・後軸支部位14a・14cとの間に侵入しよう
とする。
【0039】その際、前・後軸支部位14a・14c付
近に接続されている引張ばね33により、第2ブロック
26が後軸支部位14cを中心として前方へ回転しよう
と付勢されており、かつ、摺動孔31がガイドロッド部
3に対してアソビを有していることから、第2ブロック
26が、その摺動孔31の軸方向をガイドロッド部3に
対して、大きく傾斜させて、摺動孔31の周縁における
後端側上部29cをガイドロッド部3へ大きくかじらせ
ていることから、移動し難い。その結果、第2ブロック
26が停止した状態で、第1ブロック21が前進し、固
定された後軸支部位14cから中間軸支部位14bと前
軸支部位14aとが前方側へ移動することとなって、図
2に示すように、押圧部材7のリンク材9と本体部8と
が移動され、大きな挟持力を発揮するように、後軸支部
位14c、中間軸支部位14b、及び、前軸支部位14
aがガイドロッド部3と略平行な略直線状に配置され
て、ワークW1が押圧されることとなる。なお、実施形
態の場合、挟持完了状態では、操作レバー15の戻りを
防止するため、前・後軸支部位14a・14cとを結ぶ
直線より、中間軸支部位14bが若干下方に移動した位
置(デッドラインを越えた位置)となるように、軸支部
位14a・14b・14cの配置位置が考慮されてい
る。
【0040】そして、ワークW1を挟持する挟持力は、
第1ブロック21の移動距離S1と比例することとな
る。すなわち、操作レバー15の操作前には、第1・2
ブロック21・26相互は、引張コイルばね33の付勢
力により、ねじ35の前端面に第1ブロック21が当接
して、接近状態となっているため、その第1ブロック2
1の停止状態から、後軸支部位14c、中間軸支部位1
4b、及び、前軸支部位14aが略直線状に配置される
状態の第1ブロック21の移動終了状態の配置位置まで
の距離S1に応じて、ワークW1の挟持力が調整され
る。すなわち、第1ブロック21の移動距離S1が大き
くなれば、押圧部材7の本体部8の回動角度が大きくな
り、強くワークW1を挟持することとなり、逆に、移動
距離S2が小さくなれば、押圧部材7の本体部8の回動
角度が小さくなり、ワークW1の挟持が弱くなる。
【0041】そのため、ねじ35を回して、操作レバー
15の操作前に、第2ブロック26からの第1ブロック
21の離隔距離R1を調整し、図6に示すように、離隔
距離R2を小さくすれば、第1ブロック21の移動距離
S2を大きくすることとなって、操作レバー15の操作
完了時の挟持力を大きく調整することができる。
【0042】逆に、離隔距離R1を大きくすれば、第1
ブロック21の移動距離S1を小さくすることとなっ
て、操作レバー15の操作完了時の挟持力を小さく調整
できることとなる。
【0043】なお、図6に図示した状態では、実際に
は、操作レバー15の操作前に、可動側挟持面8bをワ
ークW1に当接させることとなるため、ワークW1を強
く挟持することとなる。
【0044】また、ワークW1の厚さが変更された場
合、例えば、図4に示すように、薄いワークW2を挟持
する場合、押圧部材7の可動側挟持面8bがワークW2
に軽く当たるまで、第1・2ブロック21・26ごとガ
イドロッド部3に沿って移動させ、当接後に、図5に示
すように、操作レバー15を操作すれば、ねじ35によ
る操作レバー15の操作前における第2ブロック26か
らの第1ブロック21の離隔距離R1に応じた一定の挟
持力で、ワークW4を挟持することができる。
【0045】したがって、第1実施形態のハンドバイス
P1では、操作レバー15の操作前において、第1・2
ブロック21・26のガイドロッド部3上の配置位置の
調整で、押圧するワークW1・W2の厚さに対応させる
ことができ、ねじ35の調整による第1ブロック21の
第2ブロック26からの離隔距離R1・R2の調整で、
挟持力を調整することができて、押圧するワークW1・
W2の厚さが変化しても、容易に一定の挟持力でワーク
W1・W2を挟持することができる。
【0046】そして、第1実施形態のように、押圧部材
7を、フレーム1に軸支されて可動側挟持面8bを備え
た本体部8と、本体部8に軸支されるとともに前軸支部
位14aに軸支されるリンク材9と、から構成すれば、
つぎにような作用・効果を得ることができる。
【0047】すなわち、操作レバー15の操作時、前軸
支部位14aは、ガイドロッド部3に沿うように前進す
ることとなるが、ワークW1・W2の挟持時、押圧部材
7の本体部8がフレーム1への軸支部位12を中心とし
て回動する態様であるため、リンク材9を介在させて、
本体部8が前軸支部位14aと連結されておれば、前軸
支部位14aの前進移動を円滑に本体部8の回動運動に
変換することができて、ねじ35の調整によって押圧力
(挟持力)を大きく変動させても的確にワークW1・W
2を挟持することができる。
【0048】さらに、第1実施形態のハンドバイスP1
では、トグル機構14のリンク16の後端が、ガイドロ
ッド部3に摺動可能に配設される第2ブロック26に軸
支される構成であり、そのリンク16より後部側に、ガ
イドロッド部3の後部に配置されるフレーム1の把持部
4を配設させることができ、また、操作レバー15の把
持部15aも、そのリンク16より後部側の把持部4に
対応させて、配設させることとなる(換言すれば、リン
ク16の後端をガイドロッド部3に摺動可能に配設され
る第2ブロック26に軸支させる構成であって、リンク
16の長さを短くすることが可能となる)。すなわち、
操作レバー15の操作時の支点となる前軸支部位14a
から、てこの作用点となるトグル機構14の中間軸支部
位14bや後軸支部位14cに比べて、大きく後方に、
ハンドバイスP1の力点となる操作時に把持する把持部
4・15aを配置させることができるため、てこの作用
によって、小さい力で容易にワークW1・W2の挟持や
挟持解除を行なうことができる。
【0049】また、第1実施形態のハンドバイスP1で
は、厚いワークを挟持しようとする場合、第1・2ブロ
ック21・26のガイドロッド部3の後部側に移動させ
れば対処することができて、その場合でも、操作レバー
15の把持部15aはフレーム1の把持部4からの離隔
距離は変化しない。そのため、第1実施形態のハンドバ
イスP1では、厚いワークを挟持しようとする場合、簡
単に片手でワークを挟持することができる。これに対し
て、従来のハンドバイスでは、ワークが厚くなれば、そ
れに対応させて、フレームの固定側挟持面から押圧部材
の可動側挟持面を大きく離すように、操作レバーをフレ
ームから離す態様となるため、操作レバーを把持し難く
なって、片手での操作を困難にする場合があった。
【0050】さらに、第1実施形態のハンドバイスP1
では、フレーム1の金属棒や第1・2ブロック21・2
6を鋳造品等で製造できるため、コストを低減すること
ができる。ちなみに、従来のハンドバイスでは、フレー
ム全体が、厚い板金を大きく曲げ加工した鍛造品として
いたため、多段のプレス加工が必要となって、製造工数
・コストが増大していた。
【0051】第2実施形態の押圧装置は、図7〜9に示
すように、シャコ万力P2であり、フレーム41の前端
側に、L字状に屈曲した顎部42を備え、顎部42の後
面には、ワークW3の一方の端面に当接可能な固定側挟
持面42aが形成されている。なお、フレーム41の後
部側は、第1・2ブロック61・66を摺動可能に保持
するガイドロッド部43である。また、ガイドロッド部
43の後部側は、操作レバー55の操作時に、把持部5
5aとともに把持する把持部44となる。
【0052】また、押圧部材47が、第1ブロック61
と一体的に連結される接続部49と、先端に可動側挟持
面48bを配置させて、固定側挟持面42aに接近可能
に接続部49に螺合される本体部48と、から構成され
ている。本体部48は、固定側挟持面42aと直交する
軸方向のねじ棒部48aから構成されて、その前端側
が、固定側挟持面42aに対応する可動側挟持面48b
となり、また、ねじ棒部48bの後端側が、本体部48
を回す際に把持する保持部48cとして構成されてい
る。接続部49には、本体部48のねじ棒部48aを螺
合させるねじ孔49aが形成されている。
【0053】操作レバー55とリンク56とからなるト
グル機構54や第1・2ブロック61・66は、第1実
施形態と同様に形成されている。
【0054】すなわち、操作レバー55は、板金を断面
逆U字形に湾曲させて形成され、後端側をワークW3の
挟持時に把持する把持部55aとし、前端側を、トグル
機構54の前軸支部位54aとして、ピン57を利用し
て、押圧部材47の接続部49と一体的に形成された第
1ブロック61に軸支させている。また、操作レバー5
5は、把持部55aより前方側でかつ前軸支部位54a
より後部側で、トグル機構54の中間軸支部位15bを
構成するように、ピン58を利用して、リンク56の前
端側と軸支させている。
【0055】第1ブロック61は、軸受部62を上部に
備える他、軸受部62の下方に配置されて、ガイドロッ
ド部43を挿通させるガイド部63を備えて構成されて
いる。ガイド部63は、ガイドロッド部43に対して摺
動可能となるように、挿通孔64を備えた二又状に形成
されている。
【0056】リンク56は、トグル機構54の後軸支部
位54cを構成するように、ピン59を利用して、第2
ブロック66の軸受部67に軸支されている。
【0057】第2ブロック66は、軸受部67と、軸受
部67の下部に配置されるガイド部69と、を備えて構
成され、ガイド部69は、二又状に形成されて、前壁部
69aには、下端に、ガイドロッド部43の上部に嵌合
可能な凹部70が形成され、後壁部69bには、ガイド
ロッド部43を挿通させて、ガイド部69をガイドロッ
ド部43に対して摺動可能とする摺動孔71が形成され
ている。この摺動孔71の長さ寸法L2は、第1ブロッ
ク61の摺動孔64の長さ寸法L1より短く設定されて
いる。
【0058】また、前・後壁部69a・69bには、第
1ブロック61側に同心的に開口する孔が形成されると
ともに、前壁部69a側の孔がねじ孔68として構成さ
れ、ねじ孔68には、緩み止めの圧縮コイルばね76を
外装させて、後壁部69bの孔を嵌挿したねじ75が螺
合されており、このねじ75は、前端を第1ブロック6
1のガイド部63に当接させている。
【0059】さらに、第1・2ブロック61・66は、
前・後軸支部位54a・54cの近傍に両端をそれぞれ
接続させた引張コイルばね73により、相互に連結され
ている。この引張ばね73は、第2ブロック66を後軸
支部位54cを中心として前方側へ回転させるように、
第2ブロック66に対しては、後軸支部位54cから離
れた部位の軸受部67に接続されている。
【0060】第2実施形態のシャコ万力P2でも、ワー
クW3を挟持する際、まず、図7に示すように、一方の
面をフレーム41側の固定側挟持面42aに当てるよう
にワークW3を配置させるとともに、第1・2ブロック
61・66をガイドロッド部43に対して摺動させて、
押圧部材47における本体部48の可動側挟持面48b
をワークW3の他方の面に略当てるように移動させる。
なお、図7では、可動側挟持面48bをワークW1の他
方の面から離して図示しているが、実際には、軽く当接
させる。
【0061】ついで、フレーム41と操作レバー55と
の把持部44・55aを把持して、操作レバー55の把
持部55aをフレーム41側に揺動させる。
【0062】すると、第1実施形態と同様に、第2ブロ
ック66が、その摺動孔71の軸方向をガイドロッド部
43に対して、大きく傾斜させて、摺動孔71の周縁に
おける後端側上部69cをガイドロッド部43へ大きく
かじらせていることから、移動し難い。その結果、第2
ブロック66が停止した状態で、図8に示すように、固
定された後軸支部位54cから中間軸支部位54bと前
軸支部位54aとが前方側へ移動することとなって、第
1ブロック61が前進するとともに押圧部材47が前進
し、大きな挟持力を発揮するように、後軸支部位54
c、中間軸支部位54b、及び、前軸支部位54aがガ
イドロッド部43と略平行な略直線状に配置されて、ワ
ークW3が固定側・可動側挟持面42a・48bで挟持
されることとなる。
【0063】そして、ワークW3を挟持する挟持力は、
第1ブロック61の移動距離S1と比例することとなる
ことから、挟持力を大きくする場合には、ねじ75を回
して、操作レバー55の操作前に、第2ブロック66か
らの第1ブロック61の離隔距離R1を調整し、図12
に示すように、離隔距離R2を小さくすれば、第1ブロ
ック61の移動距離S2を大きくすることとなって、操
作レバー55の操作完了時の挟持力を大きく調整するこ
とができる。勿論、逆に、離隔距離R1を大きくすれ
ば、第1ブロック61の移動距離S1を小さくすること
となって、操作レバー55の操作完了時の挟持力を小さ
く調整できることとなる。
【0064】なお、図12に図示した状態でも、第1実
施形態と同様に、実際には、操作レバー55の操作前
に、可動側挟持面48bをワークW3に当接させること
となるため、ワークW3を強く挟持することとなる。
【0065】また、ワークW1の厚さが変更された場
合、例えば、図10に示すように、薄いワークW4を挟
持する場合、押圧部材47の可動側挟持面48bがワー
クW4に軽く当たるまで、第1・2ブロック61・66
ごとガイドロッド部43に沿って移動させ、当接後に、
図11に示すように、操作レバー55を操作すれば、ね
じ75による操作レバー55の操作前における第2ブロ
ック66からの第1ブロック61の離隔距離R1に応じ
た一定の挟持力で、ワークW4を挟持することができ
る。
【0066】したがって、第2実施形態のシャコ万力P
2でも、第1実施形態と同様に、操作レバー55の操作
前において、第1・2ブロック61・66のガイドロッ
ド部43上の配置位置の調整で、押圧するワークW3・
W4の厚さに対応させることができ、ねじ75の調整に
よる第1ブロック61の第2ブロック66からの離隔距
離R1・R2の調整で、挟持力を調整することができ
て、押圧するワークW3・W4の厚さが変化しても、容
易に一定の挟持力でワークW3・W4を挟持することが
できる。
【0067】そして、第2実施形態のシャコ万力P2で
は、押圧部材47を、第1ブロック61に連結される接
続部49と、先端に可動側挟持面48bを配置させて、
固定側挟持面42aに接近可能に接続部49に螺合され
る本体部48と、から構成すれば、つぎのような作用・
効果を得ることができる。
【0068】すなわち、予め、本体部48を回して接続
部49から大きく突出するようにしておけば、ワークの
挟持時、接続部49と固定側挟持面42aとの間が広く
なり、ワークの形状が、ガイドロッド部43側に延びか
つ接続部49側に延びるL字形状としていても、容易
に、そのワークを挟持することができることとなる。
【0069】また、第2実施形態でも、トグル機構54
のリンク56を短く構成できて、操作レバー55の操作
時の支点となる前軸支部位54aから、てこの作用点と
なるトグル機構54の中間軸支部位54bや後軸支部位
54cに比べて、大きく後方に、シャコ万力P2の力点
となる操作時に把持する把持部44・55aを配置させ
ることができるため、てこの作用によって、小さい力で
容易にワークW3・W4の挟持や挟持解除を行なうこと
ができる。
【0070】なお、第1・2実施形態では、第1・2ブ
ロック21・26・61・66相互の接近距離を規制す
るねじ手段として、第2ブロック26・66側に螺合さ
せたねじ35・75を例示したが、第1ブロック21・
61側に螺合させて第2ブロック26・66に当接する
ねじを利用するようにしても良い。
【0071】また、第1・2実施形態では、ワークW1
・W2・W3・W4を挟持するハンドバイスP1やシャ
コ万力P2を説明したが、フレーム1・41自体を、ガ
イドロッド部3・43を備えた状態で、所定の定盤に固
定させ、その定盤上に、フレーム1・41と別に、固定
側挟持面を配置させて、押圧装置を構成するようにして
も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のハンドバイスの操
作前の状態を示す図である。
【図2】同実施形態のワークを挟持した状態を示す図で
ある。
【図3】図1の III− III部位の概略断面図である。
【図4】同実施形態における薄いワークを挟持する前の
状態を示す図である。
【図5】同実施形態の薄いワークを挟持した状態を示す
図である。
【図6】同実施形態において、挟持力を増加させてワー
クを挟持する状態を示す図である。
【図7】第2実施形態のシャコ万力の操作前の状態を示
す図である。
【図8】同実施形態のワークを挟持した状態を示す図で
ある。
【図9】図7のIX−IX部位の概略断面図である。
【図10】同実施形態における薄いワークを挟持する前
の状態を示す図である。
【図11】同実施形態の薄いワークを挟持した状態を示
す図である。
【図12】同実施形態において、挟持力を増加させてワ
ークを挟持する状態を示す図である。
【符号の説明】
1・41…フレーム、 2a・42a…固定側挟持面、 3・43…ガイドロッド部、 7・47…押圧部材、 8・48…本体部、 8b・48b…可動側挟持面、 9…リンク材、 14・54…トグル機構、 14a・54a…前軸支部位、 14b・54b…中間軸支部位、 14c・54c…後軸支部位、 15・55…操作レバー、 15a・55a…把持部、 21・61…第1ブロック、 24・64…摺動孔、 26・66…第2ブロック、 31・71…摺動孔、 33・73…引張ばね、 35・75…(ねじ手段)ねじ、 W1・W2・W3・W4…ワーク、 P1…(押圧装置)ハンドバイス、 P1…(押圧装置)シャコ万力。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側のフレームに対し、トグル機構を
    利用して、押圧部材を移動させて、ワークを押圧する構
    成として、 前記トグル機構が、操作レバーとリンクと、から構成さ
    れ、 前記操作レバーが、前端側をトグル機構の前軸支部位と
    して押圧部材に軸支させるとともに、後端側に把持部を
    設けて構成され、 前記リンクが、前端側を、前記操作レバーにおける前軸
    支部位より後方側の部位に対し、トグル機構の中間軸支
    部位として軸支させ、後端側を、トグル機構の後軸支部
    位として前記フレーム側に軸支させ、 前記操作レバーを前記フレーム側に揺動させて、前記後
    軸支部位から前記中間軸支部位と前記前軸支部位とを前
    方側に移動させるとともに、前記後軸支部位、前記中間
    軸支部位、及び、前記前軸支部位を略直線状に配置させ
    ることにより、前記押圧部材を移動させて前記ワークを
    押圧する押圧装置であって、 前記フレームが、押圧時の前記各軸支部位の並設方向に
    沿うガイドロッド部を備え、 該ガイドロッド部に、前記前軸支部位を支持する第1ブ
    ロックが摺動孔を利用して摺動可能に配設されるととも
    に、前記後軸支部位を支持する第2ブロックが摺動孔を
    利用して摺動可能に配設され、 前記第1・2ブロックが、前記前・後軸支部位近傍に接
    続される引張ばねにより、相互に接近するように連結さ
    れるとともに、前記第1・2ブロックの一方に螺着され
    て他方に当接するねじ手段により、相互の接近距離を規
    制され、 前記第2ブロックが、前記引張ばねにより、前記後軸支
    部位を中心として前方へ回転するように付勢されている
    ことを特徴とする押圧装置。
  2. 【請求項2】 前記フレームの前端側に、前記ワークの
    一方の端面に当接する固定側挟持面が設けられ、 前記押圧部材が、前記フレームに軸支されて、前記ワー
    クの他方の端面に当接する可動側挟持面を備えて構成さ
    れて、 ハンドバイスとして構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の押圧装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧部材が、前記フレームに軸支さ
    れて前記可動側挟持面を備えた本体部と、該本体部に軸
    支されるとともに前記前軸支部位に軸支されるリンク材
    と、から構成されていることを特徴とする請求項2記載
    の押圧装置。
  4. 【請求項4】 前記フレームの前端側が、L字状に屈曲
    して、前記ワークの一方の端面に当接可能な固定側挟持
    面を備え、 前記押圧部材が、前記第1ブロックと一体的に形成され
    るとともに、前記固定側挟持面に対向するように、前記
    第1ブロックから延設させて配置させる可動側挟持面を
    備えて構成されて、 シャコ万力として構成されていることを特徴とする請求
    項2記載の押圧装置。
  5. 【請求項5】 前記押圧部材が、第1ブロックに連結さ
    れる接続部と、先端に前記可動側挟持面を配置させて、
    前記固定側挟持面に接近可能に前記接続部に螺合される
    本体部と、から構成されていることを特徴とする請求項
    4記載の押圧装置。
JP24569097A 1997-09-10 1997-09-10 押圧装置 Withdrawn JPH1177551A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008115840A (ja) * 2006-11-08 2008-05-22 Hayashida Kogyo Kk エンジン試運転用スタータ取付治具
JP2011115901A (ja) * 2009-12-03 2011-06-16 Makita Corp 卓上丸鋸盤のバイス装置及び卓上丸鋸盤
JP2016052501A (ja) * 2015-06-03 2016-04-14 株式会社スリーストン 挟持具、及びパチンコ遊技機の取付装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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