JPH1177086A - 立形オキシディションディッチ - Google Patents
立形オキシディションディッチInfo
- Publication number
- JPH1177086A JPH1177086A JP27183397A JP27183397A JPH1177086A JP H1177086 A JPH1177086 A JP H1177086A JP 27183397 A JP27183397 A JP 27183397A JP 27183397 A JP27183397 A JP 27183397A JP H1177086 A JPH1177086 A JP H1177086A
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- JP
- Japan
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- water
- flow
- water tank
- ditch
- tank
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 オキシディションディッチによる汚水処理
は、安定して処理効果のよい方式であるが、処理水量に
対して広大な敷地を必要とするので、敷地面積を少ない
ようにする。 【解決手段】 オキシディションディッチは一般にはデ
ィッチの深さは浅く平面的であるが、ディッチの深さを
深くして立形にし必要敷地面積を小さくする。
は、安定して処理効果のよい方式であるが、処理水量に
対して広大な敷地を必要とするので、敷地面積を少ない
ようにする。 【解決手段】 オキシディションディッチは一般にはデ
ィッチの深さは浅く平面的であるが、ディッチの深さを
深くして立形にし必要敷地面積を小さくする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、下水、農業集落
排水、産業排水等有機性汚水を酸化処理を行うオキシデ
ィションディッチの改善に関わるもので、下水処理、排
水処理技術の分野に属する。
排水、産業排水等有機性汚水を酸化処理を行うオキシデ
ィションディッチの改善に関わるもので、下水処理、排
水処理技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、オキシディションディッチの一般
の施設基準としては、流入汚水のディッチ内の滞留時間
は24時間から36時間程度としている。ディッチの平
均的な深さは2m〜3m程度で無終端の循環池である。
の施設基準としては、流入汚水のディッチ内の滞留時間
は24時間から36時間程度としている。ディッチの平
均的な深さは2m〜3m程度で無終端の循環池である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】オキシディションディ
ッチの平均水深は2m〜3mと小さく、水路巾は4m〜
5mであり、流入汚水の滞留時間は24時間〜36時間
と長いのでディッチの槽容量は大きく、水路延長は長く
なり、ディッチの平面積が大きくなり、大きな敷地面積
を必要とする。敷地面積を小さくし、用地費、建設費、
維持管理費を安価とする。
ッチの平均水深は2m〜3mと小さく、水路巾は4m〜
5mであり、流入汚水の滞留時間は24時間〜36時間
と長いのでディッチの槽容量は大きく、水路延長は長く
なり、ディッチの平面積が大きくなり、大きな敷地面積
を必要とする。敷地面積を小さくし、用地費、建設費、
維持管理費を安価とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】敷地面積を小さくするた
めには、ディッチの平面積を小さくする必要があり、そ
のために水槽の水深を従来のディッチの2倍〜数倍と大
きくする。同時にディッチを仕切壁2で複数個の水槽3
に分割する。水槽の形状は三角形、四角形、多角形、扇
形何れでも良い。各水槽は水流方向の前後に仕切壁2を
設け、仕切壁の片側は上部に切欠部5を設け、他方は下
部に間隙部6を設けて水流通過可能とし、水槽は交互に
上向流水槽3aと下向流水槽3bとし、上向流水槽3a
には必要に応じて散気装置4を設ける。同時に原水流入
口、返送汚泥流入口、処理水流出口を設ける。水槽内に
は循環ポンプ7を設ける。
めには、ディッチの平面積を小さくする必要があり、そ
のために水槽の水深を従来のディッチの2倍〜数倍と大
きくする。同時にディッチを仕切壁2で複数個の水槽3
に分割する。水槽の形状は三角形、四角形、多角形、扇
形何れでも良い。各水槽は水流方向の前後に仕切壁2を
設け、仕切壁の片側は上部に切欠部5を設け、他方は下
部に間隙部6を設けて水流通過可能とし、水槽は交互に
上向流水槽3aと下向流水槽3bとし、上向流水槽3a
には必要に応じて散気装置4を設ける。同時に原水流入
口、返送汚泥流入口、処理水流出口を設ける。水槽内に
は循環ポンプ7を設ける。
【0005】
【発明の実施の形態】本案は上記のように構成されてお
り、汚水の処理方法はオキシディションディッチ法と同
様であり、滞留時間、ディッチ容積は同様であるが、本
案によるディッチの水深は2倍〜数倍と大きく、水流は
立体的な流動を行う。即ち、汚水は下向流水槽3bに流
入し下降して間隙部6を経て上向流水槽3aを上昇す
る。上向流水槽3aには散気装置4を備えており、曝気
を行い酸素を供給する。オキシディションディッチの運
転としては、水槽内の汚泥濃度を3,000mg/L〜
5,000mg/Lに保持し、曝気により好気性水槽と
して水槽内の微生物を増殖し活性化して有機物を酸化分
解させつつ上昇してつぎの下向流水槽3bに移行する。
ついで間隙部6を経て上向流水槽3aに至り処理水の一
部を流出口より沈殿池に移送する。散気装置4を備える
好気性水槽は小規模では全体で1槽、中・大規模では好
気性水槽5〜6槽毎に1槽程度であり、好気性水槽のつ
ぎの水槽より次第に嫌気性となり循環している中へ原水
と返送汚泥が流入し混合されて、更に嫌気性を増し、汚
泥水中の硝化液と有機物が反応して窒素の除去を行う。
強制循環させるための循環ポンプ7による運転は、空気
のリフト作用のみにては水流速度が小さい時にディッチ
全体の流速を保持して混合攪拌を確実に行う場合、又散
気を停止しつつ水路の水流速度を保持して嫌気性のもと
で混合攪拌する場合に行う。
り、汚水の処理方法はオキシディションディッチ法と同
様であり、滞留時間、ディッチ容積は同様であるが、本
案によるディッチの水深は2倍〜数倍と大きく、水流は
立体的な流動を行う。即ち、汚水は下向流水槽3bに流
入し下降して間隙部6を経て上向流水槽3aを上昇す
る。上向流水槽3aには散気装置4を備えており、曝気
を行い酸素を供給する。オキシディションディッチの運
転としては、水槽内の汚泥濃度を3,000mg/L〜
5,000mg/Lに保持し、曝気により好気性水槽と
して水槽内の微生物を増殖し活性化して有機物を酸化分
解させつつ上昇してつぎの下向流水槽3bに移行する。
ついで間隙部6を経て上向流水槽3aに至り処理水の一
部を流出口より沈殿池に移送する。散気装置4を備える
好気性水槽は小規模では全体で1槽、中・大規模では好
気性水槽5〜6槽毎に1槽程度であり、好気性水槽のつ
ぎの水槽より次第に嫌気性となり循環している中へ原水
と返送汚泥が流入し混合されて、更に嫌気性を増し、汚
泥水中の硝化液と有機物が反応して窒素の除去を行う。
強制循環させるための循環ポンプ7による運転は、空気
のリフト作用のみにては水流速度が小さい時にディッチ
全体の流速を保持して混合攪拌を確実に行う場合、又散
気を停止しつつ水路の水流速度を保持して嫌気性のもと
で混合攪拌する場合に行う。
【0006】
【実施例】図1、図2は、本案の実施状態の平面図、断
面図である。原水と返送汚泥はディッチの水槽3−1に
流入して、循環してくる汚泥水と混合しつつ下降し、間
隙部6を通過してつぎの水槽3−2に流入し、上向流水
槽を上昇して上部に達する。水槽3−3においては下向
流水槽で下降して、間隙部6を通過して上向流水槽3−
4に入り上昇し、散気装置4により曝気される。嫌気性
状態から好気性に変わり、汚泥中の微生物は空気中の酸
素を得て活性化し、有機物を酸化分解し無機化する。曝
気に伴い空気の気泡は上昇しつつ水流を上部に押上げ流
速を上げる。水流はついで水槽3−5、3−6に到り処
理水を一部流出させて、3−7、3−8と進み、循環汚
泥水は水槽3−1に移行し原水と返送汚泥と混入しつ
つ、さらに3−2、3−3と進み嫌気性を増し有機質と
硝酸性窒素が反応して一部ガス化し窒素が除去される。
3−4にては再び好気性となり同じ動作を繰返し、汚水
中のBOD値を下げ、窒素分を減少させる。水流の循環
は、曝気による空気のリフト作用のみにても十分である
が、水流速度を大きくする際、又は散気を停止し嫌気性
にて水流速度を保持して運転する際には循環ポンプ7に
より行うものである。
面図である。原水と返送汚泥はディッチの水槽3−1に
流入して、循環してくる汚泥水と混合しつつ下降し、間
隙部6を通過してつぎの水槽3−2に流入し、上向流水
槽を上昇して上部に達する。水槽3−3においては下向
流水槽で下降して、間隙部6を通過して上向流水槽3−
4に入り上昇し、散気装置4により曝気される。嫌気性
状態から好気性に変わり、汚泥中の微生物は空気中の酸
素を得て活性化し、有機物を酸化分解し無機化する。曝
気に伴い空気の気泡は上昇しつつ水流を上部に押上げ流
速を上げる。水流はついで水槽3−5、3−6に到り処
理水を一部流出させて、3−7、3−8と進み、循環汚
泥水は水槽3−1に移行し原水と返送汚泥と混入しつ
つ、さらに3−2、3−3と進み嫌気性を増し有機質と
硝酸性窒素が反応して一部ガス化し窒素が除去される。
3−4にては再び好気性となり同じ動作を繰返し、汚水
中のBOD値を下げ、窒素分を減少させる。水流の循環
は、曝気による空気のリフト作用のみにても十分である
が、水流速度を大きくする際、又は散気を停止し嫌気性
にて水流速度を保持して運転する際には循環ポンプ7に
より行うものである。
【0007】
【発明の効果】本発明によると、オキシディションディ
ッチの敷地面積は従来法に比較して、およそ3分の1〜
5分の1と省面積形であり、用地費、建設費が節減で
き、又狭小な地形の場所にても建設が可能である。深層
曝気を行うので空気中の酸素溶解効率が大きく、エアリ
フト作用も水流速度を保持するのに有効であり、省エネ
ルギー形である。
ッチの敷地面積は従来法に比較して、およそ3分の1〜
5分の1と省面積形であり、用地費、建設費が節減で
き、又狭小な地形の場所にても建設が可能である。深層
曝気を行うので空気中の酸素溶解効率が大きく、エアリ
フト作用も水流速度を保持するのに有効であり、省エネ
ルギー形である。
【図1】本発明に関わるオキシディションディッチの平
面図である。
面図である。
【図2】本発明に関わるオキシディションディッチの断
面図である。
面図である。
【図3】本発明に関わるディッチの切欠付仕切壁図
【図4】本発明に関わるディッチの間隙付仕切壁図
1は ディッチ 2は 仕切壁 2aは 切欠付仕切壁 2bは 間隙付仕切壁 3は 水槽 3−1、3−2−−−−3−7、3−8 は水槽番号 3aは 上向流水槽 3bは 下向流水槽 4は 散気装置 5は 切欠部 6は 間隙部 7は 循環ポンプ
Claims (1)
- 【請求項1】 汚水を流入し、有機物を酸化分解処理す
る無終端オキシディションディッチにおいて、ディッチ
の水深を深くし、ディッチは仕切壁(2)にて複数個の
水槽(3)に分割し、仕切壁(2)は交互に上部に切欠
部(5)を有する切欠付仕切壁(2a)と、下部に水流
通過用の間隙部(6)を有する間隙付仕切壁(2b)と
し、循環汚泥水は水槽(3)の切欠付仕切壁(2a)の
上部の切欠部(5)を通過流入し、下向流水槽(3b)
を下降し、間隙部(6)を通過してつぎの上向流水槽
(3a)の上部切欠部(5)に向って上昇し通過して、
ついで下降・上昇を繰返して循環する一連の無終端水路
を形成し、水路内に原水流入口、返送汚泥流入口、処理
水流出口、循環ポンプ(7)を具備し、上向流水槽(3
a)には散気装置(4)を数ケ所毎に備えて、汚泥水を
曝気し微生物を活性化して有機物を酸化分解し、同時に
空気により水流に上昇力を加えて流速を保持し、つぎの
切欠付仕切壁を通過し下向流水槽(3b)へと移行流入
し、順次下降・上昇を繰返しつつ無終端水路を循環して
汚水の処理を行うことを特長とする立形オキシディショ
ンディッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27183397A JPH1177086A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 立形オキシディションディッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27183397A JPH1177086A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 立形オキシディションディッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1177086A true JPH1177086A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17505505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27183397A Pending JPH1177086A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 立形オキシディションディッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1177086A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102001790A (zh) * | 2010-11-19 | 2011-04-06 | 赵若云 | 上流式氧化沟有机废水处理的方法 |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP27183397A patent/JPH1177086A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102001790A (zh) * | 2010-11-19 | 2011-04-06 | 赵若云 | 上流式氧化沟有机废水处理的方法 |
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