JPH1176391A - 創傷治癒を促進させるためのモレキユラーシーブの使用 - Google Patents
創傷治癒を促進させるためのモレキユラーシーブの使用Info
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- JPH1176391A JPH1176391A JP10193646A JP19364698A JPH1176391A JP H1176391 A JPH1176391 A JP H1176391A JP 10193646 A JP10193646 A JP 10193646A JP 19364698 A JP19364698 A JP 19364698A JP H1176391 A JPH1176391 A JP H1176391A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 創傷治癒を促進させるためのモレキュラーシ
ーブの使用に関する。 【解決手段】 創傷に適用するための、微孔性の架橋−
結合したポリスチレンビーズまたはゼオライトのような
モレキュラーシーブ材料の使用を提供する。
ーブの使用に関する。 【解決手段】 創傷に適用するための、微孔性の架橋−
結合したポリスチレンビーズまたはゼオライトのような
モレキュラーシーブ材料の使用を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術】本発明は、創傷治癒を促進させる
ための、特に静脈性潰瘍、糖尿病性潰瘍および褥瘡(と
こずれ)のような慢性創傷の創傷治癒を促進するための
モレキュラーシーブの使用に関する。
ための、特に静脈性潰瘍、糖尿病性潰瘍および褥瘡(と
こずれ)のような慢性創傷の創傷治癒を促進するための
モレキュラーシーブの使用に関する。
【0002】
【従来の技術】慢性創傷、特に静脈性潰瘍、糖尿病性潰
瘍およびとこずれのような一般的な慢性創傷の処置に、
現在好適な手法には吸着体創傷用包帯および単に薬物を
加えた創傷用包帯が含まれる。これらの包帯はこれまで
慢性の創傷治癒のために至適化されたことかなかった。
瘍およびとこずれのような一般的な慢性創傷の処置に、
現在好適な手法には吸着体創傷用包帯および単に薬物を
加えた創傷用包帯が含まれる。これらの包帯はこれまで
慢性の創傷治癒のために至適化されたことかなかった。
【0003】英国特許第2259858号明細書は、悪臭のあ
る創傷から臭気を減じるためにゼオライト(無機の珪酸
アルミニウムモレキュラーシーブの1族)の使用を記載
する。ゼオライトはガス−透過性の小袋(sachet)に密閉
され、そしてゼオライトを含有する小袋は、創傷から発
生する悪臭物質を吸着するために、悪臭のある創傷に適
用された創傷用包帯の上方に置かれる。ゼオライトが創
傷体液と接触するように、創傷に直接適用することを教
示してはいない。
る創傷から臭気を減じるためにゼオライト(無機の珪酸
アルミニウムモレキュラーシーブの1族)の使用を記載
する。ゼオライトはガス−透過性の小袋(sachet)に密閉
され、そしてゼオライトを含有する小袋は、創傷から発
生する悪臭物質を吸着するために、悪臭のある創傷に適
用された創傷用包帯の上方に置かれる。ゼオライトが創
傷体液と接触するように、創傷に直接適用することを教
示してはいない。
【0004】1996年5月15-19日に米国、マサチューセッ
ツ州、ボストンで開催された第2回の創傷治癒学会およ
び欧州組織修復学会の合同学会で発表されたポスター1
48で、C.Christoforouらは、生分解性の陽性に荷電し
たDEAE Sephadexイオン交換体アガロースビーズが、急
性の創傷にインビボで適用した時に、創傷治癒能につい
て良い効果を及ぼすことを報告した。
ツ州、ボストンで開催された第2回の創傷治癒学会およ
び欧州組織修復学会の合同学会で発表されたポスター1
48で、C.Christoforouらは、生分解性の陽性に荷電し
たDEAE Sephadexイオン交換体アガロースビーズが、急
性の創傷にインビボで適用した時に、創傷治癒能につい
て良い効果を及ぼすことを報告した。
【0005】
【発明の構成】本発明は、創傷治癒を促進するために創
傷に適用する組成物を調製するためのモレキュラーシー
ブ材料の使用を提供する。
傷に適用する組成物を調製するためのモレキュラーシー
ブ材料の使用を提供する。
【0006】いずれかの理論により拘束されることを望
まないが、モレキュラーシーブ材料は創傷体液からマト
リックス メタロプロティナーゼ(MMP)を吸着することよ
り創傷治癒を促進すると考えられている。このMMPは、
基底膜のような細胞外マトリックス(ECM)成分のタンパ
ク質分解性崩壊の原因である、構造的および機能的に関
連した酵素の一族を示す。MMP生産および活性化のジス
レギュレーション(dysregulation)は、改変されたECMタ
ンパク質分解を引き起こし、ゆっくりと創傷を治癒する
可能性がある。
まないが、モレキュラーシーブ材料は創傷体液からマト
リックス メタロプロティナーゼ(MMP)を吸着することよ
り創傷治癒を促進すると考えられている。このMMPは、
基底膜のような細胞外マトリックス(ECM)成分のタンパ
ク質分解性崩壊の原因である、構造的および機能的に関
連した酵素の一族を示す。MMP生産および活性化のジス
レギュレーション(dysregulation)は、改変されたECMタ
ンパク質分解を引き起こし、ゆっくりと創傷を治癒する
可能性がある。
【0007】好ましくは、本発明に使用するモレキュラ
ーシーブ材料は、非−生物吸収性である。すなわち、モ
レキュラーシーブは好ましくはインビボで分解しない。
対照的に、MMPに結合することが知られているコラーゲ
ンのようなある種のバイオポリマーは、創傷用包帯とし
て使用した時に、分解のために効率が低下する事が示さ
れ、そしてインビボで結合しているMMPを放出するかも
しれない。
ーシーブ材料は、非−生物吸収性である。すなわち、モ
レキュラーシーブは好ましくはインビボで分解しない。
対照的に、MMPに結合することが知られているコラーゲ
ンのようなある種のバイオポリマーは、創傷用包帯とし
て使用した時に、分解のために効率が低下する事が示さ
れ、そしてインビボで結合しているMMPを放出するかも
しれない。
【0008】好ましくは、本発明に使用するモレキュラ
ーシーブ材料は、水中または血清中で非−膨潤性であ
る。対照的に、イオン交換樹脂に基づくある種のバイオ
ポリマーは水和して低分子の移動を阻害するゲル−様マ
トリックスを形成し、これによりMMPが吸着される効率
を抑制する。
ーシーブ材料は、水中または血清中で非−膨潤性であ
る。対照的に、イオン交換樹脂に基づくある種のバイオ
ポリマーは水和して低分子の移動を阻害するゲル−様マ
トリックスを形成し、これによりMMPが吸着される効率
を抑制する。
【0009】好ましくは、BET単一点(乾燥サンプ
ル)窒素吸着法で測定した時のモレキュラーシーブ材料
の比表面積は、250m2/gより大きく、そして好ましくは5
00m2/gより大きく、最も好ましくは750m2/gより大き
い。
ル)窒素吸着法で測定した時のモレキュラーシーブ材料
の比表面積は、250m2/gより大きく、そして好ましくは5
00m2/gより大きく、最も好ましくは750m2/gより大き
い。
【0010】好ましくは、モレキュラーシーブは本質的
にポリマー粒子から成る。好ましくはポリマー粒子は、
少なくとも750m2/g、より好ましくは少なくとも1000m2/
gの表面積を有する。特定の好適態様では、このモレキ
ュラーシーブはサイズが10−150μmの粒子状である。
にポリマー粒子から成る。好ましくはポリマー粒子は、
少なくとも750m2/g、より好ましくは少なくとも1000m2/
gの表面積を有する。特定の好適態様では、このモレキ
ュラーシーブはサイズが10−150μmの粒子状である。
【0011】好ましくはポリマー粒子は、水銀ポロジメ
トリーで測定した時に、1.0μm未満、好ましくは0.25μ
m未満、そして最も好ましくは0.1μm未満の孔直径中央
値を有する。
トリーで測定した時に、1.0μm未満、好ましくは0.25μ
m未満、そして最も好ましくは0.1μm未満の孔直径中央
値を有する。
【0012】好ましくはポリマー粒子は、0.1−5.0mm、
好ましくは1.0−5.0mmの範囲の直径を有するビーズを含
んで成る。そのようなビーズはモレキュラーシーブとし
て、またはHPLC用の固定相として使用するために市販さ
れている。
好ましくは1.0−5.0mmの範囲の直径を有するビーズを含
んで成る。そのようなビーズはモレキュラーシーブとし
て、またはHPLC用の固定相として使用するために市販さ
れている。
【0013】好ましくは、ポリマー粒子はポリスチレン
を含んで成り、そしてより好ましくはポリマー粒子は架
橋結合したポリスチレンから本質的に成る。適当には、
高度に多孔性の架橋−結合ポリスチレン粒子が、英国、
ミッド−グラモーガン、ポンティクラム、カウブリッジ
ロードのプロライト インターナショナル社(Purolite
International Limited)から登録商標PUROSEPおよびMAC
RONETSで市販されている。これら材料の合成は、例えば
ソ連国特許第434757号および同第804647号明細書に記載
されている。これらの材料は、化学工学の分野におい
て、液体から不純物を除去するためにモレキュラーシー
ブとして使用されて来たが、創傷用包帯に使用するため
に提案されたことはこれまでになかった。
を含んで成り、そしてより好ましくはポリマー粒子は架
橋結合したポリスチレンから本質的に成る。適当には、
高度に多孔性の架橋−結合ポリスチレン粒子が、英国、
ミッド−グラモーガン、ポンティクラム、カウブリッジ
ロードのプロライト インターナショナル社(Purolite
International Limited)から登録商標PUROSEPおよびMAC
RONETSで市販されている。これら材料の合成は、例えば
ソ連国特許第434757号および同第804647号明細書に記載
されている。これらの材料は、化学工学の分野におい
て、液体から不純物を除去するためにモレキュラーシー
ブとして使用されて来たが、創傷用包帯に使用するため
に提案されたことはこれまでになかった。
【0014】多孔性の架橋−結合ポリスチレン粒子は、
ポリスチレンまたは0.3−2%のジビニルベンゼンとそ
のコポリマーを、有機溶媒中でフリーデル−クラフト触
媒の存在下にて二官能性架橋−結合剤を用いて処理する
ことにより形成される。生成した架橋−結合ゲルを、洗
浄そして乾燥させて吸着体粒子を提供する。好適な二官
能性架橋−結合剤は、p-キシレンジクロライド、モノク
ロロジメチルエーテルおよびジメチルホルマルを含む。
好適なフリーデル−クラフト触媒は、三塩化鉄、三塩化
アルミニウム、四塩化錫および二塩化亜鉛を含む。好適
な有機溶媒は、ジクロロエタン、テトラクロロエタンお
よびニトロベンゼンを含む。
ポリスチレンまたは0.3−2%のジビニルベンゼンとそ
のコポリマーを、有機溶媒中でフリーデル−クラフト触
媒の存在下にて二官能性架橋−結合剤を用いて処理する
ことにより形成される。生成した架橋−結合ゲルを、洗
浄そして乾燥させて吸着体粒子を提供する。好適な二官
能性架橋−結合剤は、p-キシレンジクロライド、モノク
ロロジメチルエーテルおよびジメチルホルマルを含む。
好適なフリーデル−クラフト触媒は、三塩化鉄、三塩化
アルミニウム、四塩化錫および二塩化亜鉛を含む。好適
な有機溶媒は、ジクロロエタン、テトラクロロエタンお
よびニトロベンゼンを含む。
【0015】好ましくは、モレキュラーシーブ材料は、
全体的に、または一部が織られた、不織の、または編ま
れた布で形成されている容器に包含されている。より好
ましくは、モレキュラーシーブは全体が該布から形成さ
れた包み、スリーブまたは靴下に包含されている。好適
な布は、すでに好ましくはヒートシールにより結合して
いる種類のスパン−ボンデットの、不織の、非付着性の
ナイロン布である。モレキュラーシーブ材料を含む生成
した「ティーバック」は創傷表面に直接適用するのに適
しており、これにより創傷体液がモレキュラーシーブ材
料と接触する。別の好適な態様では、モレキュラーシー
ブ材料を、吸着性創傷包帯材料の連続的な固体相に分散
させる。適当な材料は、米国特許第3157524号明細書ま
たは欧州特許出願公開第85/04413号明細書に記載されて
いる架橋−結合した凍結乾燥コラーゲンスポンジのよう
なスポンジ材料を含む。他の好適な態様では、モレキュ
ラーシーブ材料を、ジョンソン アンド ジョンソンメデ
ィカルス社(Jhonson &Jhonson Medical Inc.)から登録
商標TIELLEで販売されているポリウレタンスポンジのよ
うな、非−生分解性の吸着性マトリックス中に分散させ
る。
全体的に、または一部が織られた、不織の、または編ま
れた布で形成されている容器に包含されている。より好
ましくは、モレキュラーシーブは全体が該布から形成さ
れた包み、スリーブまたは靴下に包含されている。好適
な布は、すでに好ましくはヒートシールにより結合して
いる種類のスパン−ボンデットの、不織の、非付着性の
ナイロン布である。モレキュラーシーブ材料を含む生成
した「ティーバック」は創傷表面に直接適用するのに適
しており、これにより創傷体液がモレキュラーシーブ材
料と接触する。別の好適な態様では、モレキュラーシー
ブ材料を、吸着性創傷包帯材料の連続的な固体相に分散
させる。適当な材料は、米国特許第3157524号明細書ま
たは欧州特許出願公開第85/04413号明細書に記載されて
いる架橋−結合した凍結乾燥コラーゲンスポンジのよう
なスポンジ材料を含む。他の好適な態様では、モレキュ
ラーシーブ材料を、ジョンソン アンド ジョンソンメデ
ィカルス社(Jhonson &Jhonson Medical Inc.)から登録
商標TIELLEで販売されているポリウレタンスポンジのよ
うな、非−生分解性の吸着性マトリックス中に分散させ
る。
【0016】好ましくはモレキュラーシーブ材料を含ん
で成る層を、多層創傷包帯の他の層と組み合わせる。よ
り好ましくは、多層創傷包帯は滅菌され、そしてプラス
チックラミネートホイル小袋のような細菌−不透過性の
容器に包装される。
で成る層を、多層創傷包帯の他の層と組み合わせる。よ
り好ましくは、多層創傷包帯は滅菌され、そしてプラス
チックラミネートホイル小袋のような細菌−不透過性の
容器に包装される。
【0017】本発明に従い、モレキュラーシーブ材料を
創傷に、好ましくは静脈性潰瘍、糖尿病性潰瘍または褥
瘡のような慢性創傷に、創傷体液がモレキュラーシーブ
材料と接触するように適用する。
創傷に、好ましくは静脈性潰瘍、糖尿病性潰瘍または褥
瘡のような慢性創傷に、創傷体液がモレキュラーシーブ
材料と接触するように適用する。
【0018】本発明の具体的な態様をこれから実施例に
より、図面を参照として記載する。
より、図面を参照として記載する。
【0019】
方法1 大変高い内面積および均一な孔サイズを有する架橋−結
合ポリスチレンモレキュラーシーブを、以下のように調
製した:100ml中のテトラクロロエタン中の2.6g(0.01モ
ル)のSnCl4溶液を、104g(1モル)のポリスチレンおよ
び0.76g(0.01モル)のジメチルホルマル溶液(700mlの同
溶媒中)に加えた。混合物を完全に撹拌し、そして室温
に5時間維持した。生成したゲルをくずし、アセトン、
次にアセトンと0.5N HClの混合物、次に0.5N HCl、次に
水で洗浄し、そしてゲルを乾燥させた。
合ポリスチレンモレキュラーシーブを、以下のように調
製した:100ml中のテトラクロロエタン中の2.6g(0.01モ
ル)のSnCl4溶液を、104g(1モル)のポリスチレンおよ
び0.76g(0.01モル)のジメチルホルマル溶液(700mlの同
溶媒中)に加えた。混合物を完全に撹拌し、そして室温
に5時間維持した。生成したゲルをくずし、アセトン、
次にアセトンと0.5N HClの混合物、次に0.5N HCl、次に
水で洗浄し、そしてゲルを乾燥させた。
【0020】実施例1 本発明の使用のための創傷用包帯を、以下のように調製
した。
した。
【0021】プロライト カンパニー(Purolite Compan
y)から得たPUROSEP(商標)ダーク架橋-結合微孔性ポリス
チレンビーズのサンプルを、ヒートシールによりナイロ
ン布中に密閉した。150、298および558mgのビーズを含
む多数のそのような「ティーバック」を調製した。
y)から得たPUROSEP(商標)ダーク架橋-結合微孔性ポリス
チレンビーズのサンプルを、ヒートシールによりナイロ
ン布中に密閉した。150、298および558mgのビーズを含
む多数のそのような「ティーバック」を調製した。
【0022】実施例2 ヒトの急性創傷体液に由来するプロ MMP2およびプロ MM
P9の、実施例1で調製した創傷用包帯への結合の程度を
以下のように評価した。
P9の、実施例1で調製した創傷用包帯への結合の程度を
以下のように評価した。
【0023】実施例1のバックは、2.5mlのサンプルを
1:10に希釈した乳房切除の急性創傷体液に浸漬した。サ
ンプルは周囲温度で3時間、創傷体液と接触状態で震盪
し、続いてティーバックを取り出し、SDS-緩衝液ですす
いだ。
1:10に希釈した乳房切除の急性創傷体液に浸漬した。サ
ンプルは周囲温度で3時間、創傷体液と接触状態で震盪
し、続いてティーバックを取り出し、SDS-緩衝液ですす
いだ。
【0024】創傷体液中に残る特別なMMPプロ酵素の活
性は、Heussen C.およびDowdle E.B.によりAnal.Bioche
m.102:196-202,(1980)(この文献の全内容は、引用によ
り本明細書に編入する)に記載されているように、ゼラ
チン SDS ポリアクリルアミドゲル電気泳動(ザイモグラ
フィー)により評価した。
性は、Heussen C.およびDowdle E.B.によりAnal.Bioche
m.102:196-202,(1980)(この文献の全内容は、引用によ
り本明細書に編入する)に記載されているように、ゼラ
チン SDS ポリアクリルアミドゲル電気泳動(ザイモグラ
フィー)により評価した。
【0025】プロティナーゼ活性によるゲル上の個々の
クリアランスゾーンの面積を、OPTILAB(商標)スシテム
により測定した。これは各実験を繰り返し(n=3)、
そして結果をステューデント試験により統計的に分析す
ることにより行い、ここでPは0.05以下である。結果は
次の通りである。
クリアランスゾーンの面積を、OPTILAB(商標)スシテム
により測定した。これは各実験を繰り返し(n=3)、
そして結果をステューデント試験により統計的に分析す
ることにより行い、ここでPは0.05以下である。結果は
次の通りである。
【0026】 包帯 対照のプロ9% 対照のプロ2% ナイロン 100 100 ナイロン+158mgビーズ 71 60 ナイロン+298mgビーズ 57 34 ナイロン+558mgビーズ 18.3 8.9 モレキュラーシーブへのMMPの結合の強さは、以下のよ
うに定性的に評価した。ゆるく結合したタンパク質をテ
ィーバックから洗うために、バックを取り出し、そして
5mlのMMP緩衝液に加え、そして1時間震盪した。洗浄
物中にはSDS-PAGEゲルにより検出されるプロテアーゼ活
性はなかった。
うに定性的に評価した。ゆるく結合したタンパク質をテ
ィーバックから洗うために、バックを取り出し、そして
5mlのMMP緩衝液に加え、そして1時間震盪した。洗浄
物中にはSDS-PAGEゲルにより検出されるプロテアーゼ活
性はなかった。
【0027】次にこの「ティーバック」を、以下のよう
に作成した2.5mlのサンプル緩衝液を用いて処理した:
6.3mlの0.5m Tris/HCl、pH6.0緩衝液、2−5mlグリセ
ロール、0.5gドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、16.2mlの
水。この強力な界面活性剤-基本緩衝液でも、強力に結
合したMMPをモレキュラーシーブから剥がすことはでき
なかった。
に作成した2.5mlのサンプル緩衝液を用いて処理した:
6.3mlの0.5m Tris/HCl、pH6.0緩衝液、2−5mlグリセ
ロール、0.5gドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、16.2mlの
水。この強力な界面活性剤-基本緩衝液でも、強力に結
合したMMPをモレキュラーシーブから剥がすことはでき
なかった。
【0028】実施例3 一連のモレキュラーシーブおよびイオン交換体樹脂ビー
ズ材料によるMMP結合の比較試験を、以下のように行っ
た:実験には以下の材料を使用した:Purposep(商標)ダ
ーク;Purosep(商標)ライト、HISIV(商標)1000 ゼオラ
イト、AG.50Wゼオライト;HISIV(商標)3000 ゼオライ
ト;ゼラチンアガロースビーズ;QEA-Sephadex(商標)、
ファルマシア社(Pharmacia Ltd)から供給されている固
体アガロースビーズ;DEAE-Sephadex(商標)、ファルマ
シア社から供給されている固体アガロースビーズ;DEAE
Agaroseビーズ;およびDextran S04ビーズ。
ズ材料によるMMP結合の比較試験を、以下のように行っ
た:実験には以下の材料を使用した:Purposep(商標)ダ
ーク;Purosep(商標)ライト、HISIV(商標)1000 ゼオラ
イト、AG.50Wゼオライト;HISIV(商標)3000 ゼオライ
ト;ゼラチンアガロースビーズ;QEA-Sephadex(商標)、
ファルマシア社(Pharmacia Ltd)から供給されている固
体アガロースビーズ;DEAE-Sephadex(商標)、ファルマ
シア社から供給されている固体アガロースビーズ;DEAE
Agaroseビーズ;およびDextran S04ビーズ。
【0029】100mgの各材料のサンプルをミクロ遠心分
離管に入れ、そして1mlの1:15に希釈した急性創傷体液
(MMP緩衝液で希釈した乳房切除体液)を加えた。試験管
を室温で3時間、オービタルミキサーの速度6で震盪し
ながらインキューベーションした。この時間の後、試験
管を卓上遠心機で1300rpmにて遠心し、そして上清を集
め、そして−20℃で保存した。上清の20μlアリコート
中に残るプロMMP2およびプロMMP9活性を、ゼラチンSDS
ポリアクリルアミドゲル電気泳動で実施例2に記載の
ようにアッセイし、そしてその結果を図1に示す。
離管に入れ、そして1mlの1:15に希釈した急性創傷体液
(MMP緩衝液で希釈した乳房切除体液)を加えた。試験管
を室温で3時間、オービタルミキサーの速度6で震盪し
ながらインキューベーションした。この時間の後、試験
管を卓上遠心機で1300rpmにて遠心し、そして上清を集
め、そして−20℃で保存した。上清の20μlアリコート
中に残るプロMMP2およびプロMMP9活性を、ゼラチンSDS
ポリアクリルアミドゲル電気泳動で実施例2に記載の
ようにアッセイし、そしてその結果を図1に示す。
【0030】図1に示す結果は、モレキュラーシーブ材
料と一緒にインキューベーションした創傷体液サンプル
中のMMP活性が、明らかに減少していることを示してい
る。この減少は、高表面積(800m2/gより大きい)の架橋
−結合ポリスチレン PUROSEPビーズで最も記録された。
料と一緒にインキューベーションした創傷体液サンプル
中のMMP活性が、明らかに減少していることを示してい
る。この減少は、高表面積(800m2/gより大きい)の架橋
−結合ポリスチレン PUROSEPビーズで最も記録された。
【0031】各試験管中に残る残渣に、0.5mlのMMP緩衝
液をオービタルミキサーで簡単に混合しながら加えた。
再度、これらの試験管を前記のように遠心し、そして上
清を集めた。この洗浄工程は、弱く結合していたいかな
るプロテアーゼをも種々のサンプル残渣から遊離したは
ずである。
液をオービタルミキサーで簡単に混合しながら加えた。
再度、これらの試験管を前記のように遠心し、そして上
清を集めた。この洗浄工程は、弱く結合していたいかな
るプロテアーゼをも種々のサンプル残渣から遊離したは
ずである。
【0032】最後に、各試験管中に残る各残渣に、0.5m
lのサンプル緩衝液(上記に定義した)を、オービタルミ
キサーで簡単に混合しながら加えた。
lのサンプル緩衝液(上記に定義した)を、オービタルミ
キサーで簡単に混合しながら加えた。
【0033】これらの試験管を4℃で一晩、ゆるやかに
震盪機上で混合した。
震盪機上で混合した。
【0034】上清(抽出物)中のプロMMP2およびプロMM
P9活性は、次にMMPが種々の材料に結合する強さを評価
することにより測定した。
P9活性は、次にMMPが種々の材料に結合する強さを評価
することにより測定した。
【0035】20μlの抽出物をSDS-PAGEゼラチンザイモ
グラムで流し、そしてプロテアーゼにより生じたクリア
ランスを画像分析システム、デンシトメトリーによるNI
H画像により評価した。値はSDS-PAGEゲル上のゼラチン
クリアランスのピクセルとして与えられる。
グラムで流し、そしてプロテアーゼにより生じたクリア
ランスを画像分析システム、デンシトメトリーによるNI
H画像により評価した。値はSDS-PAGEゲル上のゼラチン
クリアランスのピクセルとして与えられる。
【0036】図2から、処理したゼオライトモレキュラ
ーシーブから幾らかのMMPを抽出することができたが、
そのMMPはこの方法で抽出するにはPurposepに強すぎる
ほど強力に結合していたことが分かる。
ーシーブから幾らかのMMPを抽出することができたが、
そのMMPはこの方法で抽出するにはPurposepに強すぎる
ほど強力に結合していたことが分かる。
【0037】上記に記載したモレキュラーシーブを含む
創傷用包帯は、創傷治癒を向上させるために慢性創傷の
表面に直接適用できる。したがって別の観点では、本発
明は創傷、特に静脈性潰瘍、とこずれまたは糖尿病性潰
瘍のような慢性創傷に、モレキュラーシーブ材料を含ん
で成る創傷用包帯を適用することにより、それらを処置
する方法を提供する。
創傷用包帯は、創傷治癒を向上させるために慢性創傷の
表面に直接適用できる。したがって別の観点では、本発
明は創傷、特に静脈性潰瘍、とこずれまたは糖尿病性潰
瘍のような慢性創傷に、モレキュラーシーブ材料を含ん
で成る創傷用包帯を適用することにより、それらを処置
する方法を提供する。
【0038】前記の請求項の範囲内にある多くの他の態
様が、当業者には明らかであろう。
様が、当業者には明らかであろう。
【0039】本発明の主な特徴および態様は、次の通り
である。
である。
【0040】1.創傷の治癒を促進するために、創傷に
適用するための組成物を調製するためのモレキュラーシ
ーブ材料の使用。
適用するための組成物を調製するためのモレキュラーシ
ーブ材料の使用。
【0041】2.モレキュラーシーブ材料が、微孔性の
ポリマービーズおよびゼオライトから選択される、上記
1に記載の使用。
ポリマービーズおよびゼオライトから選択される、上記
1に記載の使用。
【0042】3.モレキュラーシーブ材料が、水に非−
膨潤性の非−生分解性ポリマーを含んで成る、上記1ま
たは2に記載の使用。
膨潤性の非−生分解性ポリマーを含んで成る、上記1ま
たは2に記載の使用。
【0043】4.モレキュラーシーブ材料が架橋−結合
したポリスチレンビーズを含んで成る、上記3に記載の
使用。
したポリスチレンビーズを含んで成る、上記3に記載の
使用。
【0044】5.モレキュラーシーブ比表面積が、BET
一点(乾燥サンプル)窒素吸着測定法により測定した時に
250cm2/gより大きい、上記いずれかに記載の使用。
一点(乾燥サンプル)窒素吸着測定法により測定した時に
250cm2/gより大きい、上記いずれかに記載の使用。
【0045】6.上記の比表面積が400cm2/gより大き
い、上記5に記載の使用。
い、上記5に記載の使用。
【0046】7.モレキュラーシーブ材料が、吸着性創
傷用包帯材料中に分散されている、上記いずれかに記載
の使用。
傷用包帯材料中に分散されている、上記いずれかに記載
の使用。
【0047】8.上記組成物が、静脈性潰瘍、糖尿病性
潰瘍および褥瘡から選択される慢性潰瘍に適用するため
のものである、上記いずれかに記載の使用。
潰瘍および褥瘡から選択される慢性潰瘍に適用するため
のものである、上記いずれかに記載の使用。
【図1】選択したモレキュラーシーブ材料およびイオン
交換樹脂とインキューベーションした、およびしなかっ
た(対照)後の急性創傷体液中に検出されたMMP活性の
量を示す。
交換樹脂とインキューベーションした、およびしなかっ
た(対照)後の急性創傷体液中に検出されたMMP活性の
量を示す。
【図2】図1で使用したモレキュラーシーブおよびイオ
ン交換樹脂からMMPのプロテアーゼ抽出後に、SDS-サン
プル緩衝液中に検出されたMMP活性の量を示す。
ン交換樹脂からMMPのプロテアーゼ抽出後に、SDS-サン
プル緩衝液中に検出されたMMP活性の量を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロツテ・ジヨセフセン イギリス・スターリング エフケイ8 1 キユーエス・リバーサイド・アビーミル48 (72)発明者 マイケル・ウイリアム・グラデイ イギリス・バーリー−イン−ウオーフデイ ル エルエス29 7エルピー・ホールドラ イブ74 (72)発明者 ジエイムズ・マグレガー イギリス・グラスゴー ジー64 1エイワ イ・ビシヨツプブリツグス・フエターケア ンガーデンズ22
Claims (3)
- 【請求項1】 創傷の治癒を促進するために、創傷に適
用するための組成物を調製するためのモレキュラーシー
ブ材料の使用方法。 - 【請求項2】 モレキュラーシーブ材料が、微孔性のポ
リマービーズおよびゼオライトから選択される、請求項
1に記載の使用方法。 - 【請求項3】 モレキュラーシーブ材料が、水に非−膨
潤性の非−生分解性ポリマーを含んで成る、請求項1ま
たは2に記載の使用方法。
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GB9713835.8 | 1997-06-30 | ||
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JP (1) | JPH1176391A (ja) |
AT (1) | ATE230280T1 (ja) |
AU (1) | AU746942B2 (ja) |
CA (1) | CA2241931C (ja) |
DE (1) | DE69810390T2 (ja) |
GB (1) | GB2326827B (ja) |
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Cited By (1)
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WO2003026708A1 (de) * | 2001-09-03 | 2003-04-03 | Intech Thüringen Gmbh | Medizinisches kissen, insbesondere anti-dekubitus-kissen |
EP1663090A4 (en) | 2003-09-12 | 2010-07-21 | Z Medica Corp | HEMOSTATIC AGENT OF CALCIUM ZEOLITE |
DE602004030264D1 (de) | 2003-09-12 | 2011-01-05 | Z Medica Corp | Teilweise hydriertes hämostatisches mittel |
PL1652536T3 (pl) | 2004-10-09 | 2010-06-30 | Batist S R O | Klatrat zeolitowo-jodowy do zastosowania przy opatrywaniu ran |
US20060178609A1 (en) | 2005-02-09 | 2006-08-10 | Z-Medica, Llc | Devices and methods for the delivery of molecular sieve materials for the formation of blood clots |
EP1853326B1 (en) | 2005-02-15 | 2016-06-15 | Virginia Commonwealth University | Mineral technologies (mt) for acute hemostasis and for the treatment of acute wounds and chronic ulcers |
US9326995B2 (en) | 2005-04-04 | 2016-05-03 | The Regents Of The University Of California | Oxides for wound healing and body repair |
DE102006006904A1 (de) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Universität Rostock | Neue Mittel zur Blutstillung und Klebstoffe für medizinische Anwendungen |
US8938898B2 (en) | 2006-04-27 | 2015-01-27 | Z-Medica, Llc | Devices for the identification of medical products |
US8202532B2 (en) | 2006-05-26 | 2012-06-19 | Z-Medica Corporation | Clay-based hemostatic agents and devices for the delivery thereof |
US7604819B2 (en) | 2006-05-26 | 2009-10-20 | Z-Medica Corporation | Clay-based hemostatic agents and devices for the delivery thereof |
US7968114B2 (en) | 2006-05-26 | 2011-06-28 | Z-Medica Corporation | Clay-based hemostatic agents and devices for the delivery thereof |
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US8795718B2 (en) | 2008-05-22 | 2014-08-05 | Honeywell International, Inc. | Functional nano-layered hemostatic material/device |
GB0821345D0 (en) | 2008-11-21 | 2008-12-31 | P Q Silicas Uk Ltd | Composition and dressing with nitric oxide |
US8858969B2 (en) | 2010-09-22 | 2014-10-14 | Z-Medica, Llc | Hemostatic compositions, devices, and methods |
PT2863961T (pt) | 2012-06-22 | 2018-11-30 | Z Medica Llc | Dispositivos hemostáticos |
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JPS61145120A (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-02 | Sofuto Shirika Kk | 外傷患部の化膿防止剤 |
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US4795482A (en) * | 1987-06-30 | 1989-01-03 | Union Carbide Corporation | Process for eliminating organic odors and compositions for use therein |
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-
1997
- 1997-06-30 GB GB9713835A patent/GB2326827B/en not_active Revoked
-
1998
- 1998-06-24 SG SG1998001510A patent/SG78303A1/en unknown
- 1998-06-25 AU AU73191/98A patent/AU746942B2/en not_active Ceased
- 1998-06-25 JP JP10193646A patent/JPH1176391A/ja active Pending
- 1998-06-29 CA CA002241931A patent/CA2241931C/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-06-29 EP EP98305095A patent/EP0888783B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-06-29 AT AT98305095T patent/ATE230280T1/de not_active IP Right Cessation
- 1998-06-29 DE DE69810390T patent/DE69810390T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1998-06-29 ZA ZA9805676A patent/ZA985676B/xx unknown
- 1998-08-27 TW TW087114129A patent/TW443936B/zh active
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ATE230280T1 (de) | 2003-01-15 |
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GB2326827A (en) | 1999-01-06 |
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ZA985676B (en) | 2000-01-10 |
TW443936B (en) | 2001-07-01 |
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SG78303A1 (en) | 2001-02-20 |
EP0888783B1 (en) | 2003-01-02 |
AU7319198A (en) | 1999-01-07 |
CA2241931C (en) | 2007-08-14 |
GB9713835D0 (en) | 1997-09-03 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090630 |