JPH1176377A - 抗菌装置 - Google Patents

抗菌装置

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JPH1176377A
JPH1176377A JP9257481A JP25748197A JPH1176377A JP H1176377 A JPH1176377 A JP H1176377A JP 9257481 A JP9257481 A JP 9257481A JP 25748197 A JP25748197 A JP 25748197A JP H1176377 A JPH1176377 A JP H1176377A
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JP
Japan
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antibacterial
sheet
shaft
liquid
antibacterial sheet
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JP9257481A
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English (en)
Inventor
Takao Yamada
隆夫 山田
Kazuto Tsumiki
和人 積木
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Noritake Co Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用に際して研摩粉等を一切発生させずに、常
に新規な抗菌性物質の徐放面を使用可能にすることであ
る。 【解決手段】抗菌性物質を含んだ抗菌シートSを巻回す
るための巻出軸4と、該抗菌シートSを巻取るための巻
取軸5とをフレーム3に支承して、前記巻出軸4から巻
き出された抗菌シートSの巻出部分が浴水等の液中に浸
漬された状態で風呂装置のろ過槽等の槽類に取付け、抗
菌性物質が徐放し尽くされた前記抗菌シートの巻出部分
を前記巻取軸5に巻き取って、新規の抗菌シートSを前
記巻出軸4から巻き出すことにより、抗菌シートSの新
規の巻出部分が常に液中に浸漬し得るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴水等の液中にシ
ートを浸漬させて、このシートに含まれている抗菌性物
質を徐放させることにより、液中の各種菌類の殺菌等を
行うための抗菌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】銀、銅、亜鉛等の抗菌性金属(無機抗菌
性活性物質)をゼオライト、セラミックス、シリカゲル
等の無機化合物担体に担持させた無機抗菌剤を浴水等の
液中に浸漬させて、この液中の各種菌類の静菌、滅菌、
殺菌等が行われている。この無機抗菌剤は、有機抗菌剤
と異なり、毒性が低く、耐性菌を作らない等の優れた特
性を有するために、その用途が拡大されつつある。そし
て、その抗菌作用は、抗菌剤から溶出する微量の金属イ
オンが抗菌力を発揮すると考えられており、特に銀イオ
ンにおいては、タンパク質と結合しやすい性質を持って
いて、微生物の細胞膜を構成している膜タンパクに銀イ
オンが結合して、菌体内に取り込まれて、生命維持に必
要な代謝機能を阻害することにより、微生物の増殖を抑
制したり、死に至らせるものと説明されている。
【0003】従来から使用されている無機抗菌剤は、多
孔質セラミックス等の多孔質体に銀等の抗菌性金属の微
粒子を化学吸着させたものが大部分であった。このた
め、浴水等の液中に浸漬させて使用する場合、短期間
(数日〜数週間)で、その抗菌力が急激に低下するた
め、長期間に亘って連続して使用できない問題があっ
た。これは、無機化合物担体が多孔質体で構成されてい
て、この多孔質体に抗菌性金属の微粒子を化学吸着させ
ているために、その内部まで液体が入り込んで、使用当
初において金属イオンの徐放が活発に行われるが、一定
期間を経過した後は、金属イオンが徐放し尽くされて、
液中の金属イオンの濃度が著しく低下するものと考えら
れている。また、多孔質体に化学吸着されている抗菌性
金属が液中の物質と化合して、抗菌力を持たない化合物
に化学変化してしまうとも考えられている。この問題を
解決するために、多孔質体である担体の気孔率を大きく
する等の改良が行われたが、徐放される金属イオンの濃
度が高まるのみで、その使用期間を延ばすことはできな
かった。
【0004】そこで、本出願人は、特願平9−1229
17号として、「抗菌層の表層を研磨して、その内層を
露出させることにより、抗菌性物質の徐放面が再生可能
な構成の抗菌体と、該抗菌体の外側に摺動可能に嵌め込
まれて、その抗菌層を研摩するための砥石具とからなる
抗菌装置、及び抗菌体どうしを擦り合わせることによ
り、新規の抗菌層を露出させる構成の抗菌装置」の出願
を行った。この抗菌装置は、砥石具により抗菌体の表層
を研摩したり、抗菌体どうしを擦り合わせることによ
り、次々に新規の徐放面が露出再生されるために、長期
間に亘って抗菌力を維持できる利点がある。
【0005】しかし、抗菌体の表層を研摩した場合に
は、抗菌体の研摩粉が発生して、液中に入り込んでしま
うために、例えば、24時間風呂のようにろ過装置を備
えた風呂装置に使用された場合には、ろ過装置のフィル
ターの目詰まりが生じ易くなって、フィルターの洗浄、
取替えの周期が短くなって、頻繁に行う必要が生ずる。
また、抗菌装置の構造も複雑となって、抗菌棒、砥石等
の取替えに手間を要し、上記した利点を有する反面、こ
のような問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
した事情を背景にして、使用に際して研摩粉等を一切発
生させずに、しかも常に新規な抗菌性物質の徐放面を使
用可能にした抗菌装置の提供である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の採用した手段は、抗菌性物質を含んだ抗菌シ
ートを巻回するための巻出軸と、該抗菌シートを巻取る
ための巻取軸とをフレームに支承させて、前記巻出軸か
ら巻き出された抗菌シートの巻出部分を浴水等の液中に
浸漬させた状態で風呂装置のろ過槽等の槽類に取付け、
抗菌性物質が徐放し尽くされた前記抗菌シートの巻出部
分を前記巻取軸に巻き取って、新規の抗菌シートを前記
巻出軸から巻き出すことにより、抗菌シートの新規の巻
出部分が常に液中に浸漬し得るように構成したことであ
る。
【0008】抗菌シートは、抗菌剤が混合された樹脂を
原料として、この樹脂原料を加熱して、通常のシート製
造方法によって製造されたり、抗菌剤が混合された樹脂
を、ベースとなるシートに塗布したり、更には、抗菌剤
が混合された樹脂液内に、ベースとなるシートを浸漬さ
せて、その表面に付着した樹脂液を乾燥させる等の種々
の製法により得られる。この抗菌シートは装置の巻出軸
に巻回されていて、該巻出軸から巻き出された抗菌シー
トの巻出部分は、浴水等の液中に浸漬されている。この
ため、液中に浸漬されている抗菌シートの巻出部分から
抗菌性物質が液中に徐放されて抗菌作用が奏される。そ
して、所定時間使用して、液中に浸漬されている抗菌シ
ートの巻出部分が徐放され尽くされたならば、徐放済の
抗菌シートの巻出部分を巻取軸に巻き取ると、巻出軸か
ら巻き出された抗菌シートの新規巻出部分が液中に浸漬
されて、抗菌性物質の新規な徐放面が次々に液中に繰り
出される。
【0009】このように、本発明の抗菌装置は、巻出軸
に巻回されている抗菌シートが次々に巻き出されて、新
規巻出部分が液中に浸漬される構成になっているため
に、研摩粉等の異物を一切発生させないで、抗菌性物質
の新規の徐放面が次々に生成させられる。この結果、ろ
過装置を備えた風呂装置に使用された場合には、ろ過装
置のフィルターの詰まり、洗浄の周期が長くなると共
に、研摩粉等が浴水中に混入しないために、浴水の濁り
が少なくなる。更に、フレームに巻出軸と巻取軸との2
本の軸を支承させた極めて簡単な構造であって、抗菌シ
ートの取替えも簡単に行える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。最初に、抗菌装置の構成について説
明し、その後に、抗菌装置を構成する抗菌シートについ
て、その製法を含めて説明する。図1は、本発明の抗菌
装置A1 が組み込まれる風呂装置(24時間風呂)の構
成図であり、図2は、抗菌装置A1 の全体斜視図であ
り、図3は、抗菌装置A1 の巻出軸4の部分を下方から
見た部分斜視図であり、図4は、抗菌装置A1 の分解斜
視図であり、図5は、抗菌装置A1 を風呂装置のろ過槽
に取付けた状態の正面図であり、図6は、同じく概略側
面図である。本発明に係る抗菌装置A1 は、例えば、図
1に示されるような全時間使用可能な風呂装置(24時
間風呂)に組み込まれる。抗菌装置A1 は、図2ないし
図4に示されるように、所定間隔をおいて垂直に配設し
た一対の支承板1の上下の各端部から僅かに内側に入り
込んだ部分がそれぞれ連結板2で一体に連結されて、フ
レーム3が形成され、該フレーム3を構成する各支承板
1の上下の各端部に巻出軸4及び巻取軸5がそれぞれ支
承された構成である。
【0011】また、巻出軸4及び巻取軸5は、いずれも
両端の各支承部4a,5aを介して支承板1に回転可能
に支承される。そして、巻出軸4に巻回されている抗菌
シートSは、巻取軸5に巻き取られるようになってい
て、巻出軸4と巻取軸5との間に所定長の抗菌シートS
が張り渡される構成になっている。また、巻出軸4に巻
回された抗菌シートSは、保護ケース6内に収容保護さ
れており、巻取軸5の支承部5aには、巻取ノブ7が一
体に取付けられ、該巻取ノブ7の回転により、巻出軸4
から巻き出された抗菌シートSは、巻取軸5に巻き取ら
れる。なお、図3において、6aは、抗菌シートSを繰
り出すために保護ケース6の下面に設けられたスリット
を示し、図2及び図4において、8は、抗菌装置A1
全体を特定の部材に装着するためのブラケットを示す。
【0012】図1に示される24時間風呂は、浴槽21
内の浴水Wを、物理ろ過を行う第1ろ過槽22と、生物
ろ過を行う第2ろ過槽23との間を循環させて、この浴
水Wの浄化と殺菌とを行う風呂装置である。なお、図1
において、24は、ヒーターを示し、25は、浴槽21
内に浸漬させて、浄化前の浴水の吸込みと、浄化後の浴
水の吐出とを行うノズルユニットを示し、26は、循環
用のポンプを示す。
【0013】上記抗菌装置A1 は、図5に示されるよう
に、前記24時間風呂の装置の第1ろ過槽22、或いは
第2ろ過槽23のいずれかの上板27にブラケット8を
介して装着される。この抗菌装置A1 においては、巻出
軸4に巻回された抗菌シートSに浴水が飛散しないよう
に、該巻出軸4は、装着状態において、第1ろ過槽2
2、或いは第2ろ過槽23の槽外に配置されるが、浴水
の液面よりも上方に配置することを条件として、槽内に
配置することも可能である。いずれの場合においても、
巻取軸5は、浴水内に浸漬されるために、巻出軸4と巻
取軸5との間に張り渡された抗菌シートSの巻出部分の
大部分は、浴水中に浸漬される。このように、抗菌シー
トSが巻回されている巻出軸4を浴水Wの液面よりも上
方に配置してあるのは、巻出軸4に巻回されている抗菌
シートSが浴水Wと接触することにより、浴水W内に浸
漬させる前に抗菌性物質が徐放されるのを防止するため
である。
【0014】また、図7及び図8には、本発明に係る別
の抗菌装置A2 が示されている。この抗菌装置A2 は、
T字状をした一対の支承板11が水平方向に所定間隔を
おいて上下方向に配置されて、両支承板11の上下の各
端部から僅かに内側に入り込んだ部分がそれぞれ連結板
12で一体に連結されて、フレーム13が形成され、一
対の支承板11の上端の水平板部11aの両端部にそれ
ぞれ巻出軸14と巻取軸15とが支承され、その垂直板
部11bの下端部に巻掛軸16が支承され、巻出軸14
から巻き出された抗菌シートSは、巻掛軸16に巻き掛
けられて反転されて、巻取軸15に巻き取られる構成に
なっている。このように、巻出軸14から巻き出された
部分の抗菌シートSは、巻掛軸16に巻き掛けられて反
転されているために、所定の間隔をおいて相対向して配
置される。
【0015】また、上記抗菌装置A2 は、支承板11の
垂直板部11bの上端に近い部分に固着されたブラケッ
ト8を介して前記24時間風呂の装置の第1ろ過槽2
2、或いは第2ろ過槽23のいずれかの上板27に装着
される。そして、本実施例の装着状態では、図8に示さ
れるように、巻出軸14及び巻取軸15のいずれもが、
第1ろ過槽22、或いは第2ろ過槽23の槽外に配置さ
れるが、巻出軸14の部分を浴水の液面の上方に配置す
ることを条件として、槽内に配置させることも可能であ
る。この抗菌装置A2 においては、巻出軸14から巻き
出された部分の抗菌シートSが巻掛軸16に巻き掛けら
れて反転され、抗菌シートSの巻出部分が浴水中におい
て相対向するために、浴水に対する抗菌シートSの浸漬
長を長くでき、しかも抗菌シートSの巻取操作を液面上
にて行えて、手を濡らさなくて済む利点がある。前記抗
菌シートSは、後述の実施例1,2の各製法により得ら
れたものである。
【0016】〔実施例1〕水酸化カルシウム、酸化亜
鉛、水酸化アルミニウム、及びリン酸を出発原料とし
て、リン酸塩セラミックスを合成する粗反応を行う〔市
販のヒドロキシアパタイト(登録商標)を出発原料とし
てもよい〕。次に、硝酸銀を添加し、ボールミル等を用
いてメカノケミカル反応により、リン酸塩セラミックス
の有する酸点に銀イオンを担持させた後に、洗浄・ろ過
を行い、乾燥の後解砕し、800°C以下、好ましくは
700°Cで焼成することにより、抗菌セラミックスを
得た。この抗菌セラミックスをポリエチレン〔例えば、
日本ポリケム株式会社製のノバテック(登録商標)LA
320等〕又はポリプロピレン〔例えば、日本ポリケム
株式会社製のノバテック(登録商標)FA30等〕等の
樹脂に0.3〜20%まで混合して加熱し、ドクターブ
レード法等のシート製造方法にて、(長さ×幅×厚み)
が(10m×200mm×0.1mm)の抗菌シートを
得た。
【0017】〔実施例2〕株式会社アドマテックス製の
アドマファイン(登録商標)銀抗菌剤(S2-3125,S5-312
5,A9-3125)をポリエチレン又はポリプロピレン等の樹脂
に0.3〜20%まで混合して加熱し、ドクターブレー
ド法等のシート製造方法にて、(長さ×幅×厚み)が
(10m×200mm×0.1mm)の抗菌シートを得
た。
【0018】また、上記実施例1,2の抗菌シートは、
いずれも抗菌剤が混合された樹脂を原料として、この樹
脂原料を加熱して、通常のシート製造方法によって得ら
れたものであるが、抗菌剤が混合された樹脂を、ベース
となるシートに塗布した後に乾燥させたり、更には、抗
菌剤が混合された樹脂液内に、ベースとなるシートを浸
漬させて、その表面に付着した樹脂液を乾燥させる等の
製法によっても得られる。後者の2つの製造方法におい
ては、ベースとなるシートに対して抗菌剤が混合された
樹脂を付着させるために、抗菌シートとしての強度の全
部、或いは大部分を、ベースとなるシートに負担させる
ことができる利点がある。
【0019】いずれの抗菌装置A1,A2 においても、巻
出軸4,14から巻き出された抗菌シートSの巻出部分
を浴水W中に浸漬させておくと、この抗菌シートSから
抗菌性物質が徐放されて、抗菌作用が奏され、この状態
が所定時間経過すると、浴水W中に浸漬されている抗菌
シートSから抗菌性物質が徐放し尽くされて、浴水W中
の金属イオンの濃度が低下する。このため、所定時間使
用する毎に、巻取軸5,15を回転させて、巻出軸4,
14から抗菌シートSの新規の部分を巻き出して、浴水
W中に浸漬させる。これにより、抗菌シートSの新規の
巻出部分から抗菌性物質が徐放されて、研摩粉等の異物
を浴水W中に一切混入させずに、浴水W中における抗菌
性物質の金属イオンの濃度を保持させることができる。
【0020】また、巻出軸4,14及び巻取軸5,15
の各支承部4a,14a,5a,15aを付勢バネ(図
示せず)の作用によって突出方向に付勢させる構成にす
ると、この付勢バネの付勢力に抗して各支承部4a,1
4a,5a,15aを引っ込めることにより、フレーム
3,13に対する巻出軸4,14及び巻取軸5,15の
着脱が行える。このため、抗菌シートSの取替えは、極
めて簡単に行える。
【0021】なお、本発明に係る抗菌装置は、抗菌シー
トを巻回するための巻出軸と、該抗菌シートを巻取るた
めの巻取軸とがフレームに支承されて、前記巻出軸から
巻き出された抗菌シートが浴水等の液中に浸漬されるも
のであれば、上記した各実施例のものに限定されず、い
かなる構成のものであってもよい。また、巻取軸の回転
を小型モータにより行い、しかも該小型モータの起動・
停止をタイマーにより行う構成にすると、所定時間経過
する毎に、抗菌シートの新規の巻出部分が自動的に液中
に浸漬されることになる。更に、本発明に係る抗菌装置
の用途は、上記した浴水中に限られず、水槽等の各種菌
類の滅菌、殺菌等を行う必要がある如何なる液体中であ
ってもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る抗菌装置は、上記構成であ
って、徐放済の抗菌シートの巻出部分を巻取軸に巻き取
ると、巻出軸から巻き出された抗菌シートの新規巻出部
分が液中に浸漬されて、液中に異物を一切混入させず
に、抗菌性物質の新規な徐放面が次々に液中に繰り出さ
れる。このため、ろ過装置を備えた風呂装置に使用した
場合には、ろ過装置のフィルターの詰まり、洗浄の周期
が長くなって、そのメンテナンスが軽減されると共に、
研摩粉等の一切の異物が浴水中に混入しないために、浴
水の濁りが少なくなる。
【0023】また、本発明に係る抗菌装置は、フレーム
に巻出軸と巻取軸との2本の軸と、必要に応じて他の軸
とを支承させ、巻出軸から巻き出された抗菌シートを上
記した各軸の間に張り渡してあるのみであるため、装置
の構成が簡単になると共に、所定周期で行われる抗菌シ
ートの取替操作も簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抗菌装置A1 が組み込まれる風呂装置
(24時間風呂)の構成図である。
【図2】抗菌装置A1 の全体斜視図である。
【図3】抗菌装置A1 の巻出軸4の部分を下方から見た
部分斜視図である。
【図4】抗菌装置A1 の分解斜視図である。
【図5】抗菌装置A1 を風呂装置のろ過槽に取付けた状
態の正面図である。
【図6】同じく概略側面図である。
【図7】本発明に係る別の抗菌装置A2 の全体斜視図で
ある。
【図8】抗菌装置A2 を風呂装置のろ過槽に取付けた状
態の概略側面図である。
【符号の説明】
1,A2 :抗菌装置 S:抗菌シート W:浴水 3,13:フレーム 4,14:巻出軸 5,15:巻取軸 16:巻掛軸 22:第1ろ過槽(槽類) 23:第2ろ過槽(槽類)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/50 531 C02F 1/50 531H 540 540F 540E 550 550Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗菌性物質を含んだ抗菌シートを巻回す
    るための巻出軸と、該抗菌シートを巻取るための巻取軸
    とがフレームに支承されて、前記巻出軸から巻き出され
    た抗菌シートの巻出部分が浴水等の液中に浸漬された状
    態で風呂装置のろ過槽等の槽類に取付けられ、 抗菌性物質が徐放し尽くされた前記抗菌シートの巻出部
    分を前記巻取軸に巻き取って、新規の抗菌シートを前記
    巻出軸から巻き出すことにより、抗菌シートの新規の巻
    出部分が常に液中に浸漬し得るように構成したことを特
    徴とする抗菌装置。
  2. 【請求項2】 巻出軸と巻取軸との双方の軸が液面より
    も上方に配置されていて、液中に浸漬されている抗菌シ
    ートの巻出部分は、液中に浸漬された巻掛軸に巻き掛け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の抗菌装
    置。
JP9257481A 1997-09-05 1997-09-05 抗菌装置 Pending JPH1176377A (ja)

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