JPH1176208A - ストッキング類用商品選択システム - Google Patents

ストッキング類用商品選択システム

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JPH1176208A
JPH1176208A JP10164217A JP16421798A JPH1176208A JP H1176208 A JPH1176208 A JP H1176208A JP 10164217 A JP10164217 A JP 10164217A JP 16421798 A JP16421798 A JP 16421798A JP H1176208 A JPH1176208 A JP H1176208A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストッキング類を購入しようとする人の下半
身の身体サイズを測定して、その測定結果に基づき、最
も適したサイズのストッキング類を選択することができ
る、ストッキング類用商品選択システムを提供する。 【解決手段】 ストッキング類用商品選択システム10
は、投影データ作成手段11により、被測定者の身体の
投影データを作成する。作成された投影データは身体サ
イズ算出手段78に適用されて被測定者の身体各部のサ
イズを算出する。そして、算出した被測定者の身体各部
のサイズに基づいて、商品決定手段78が、被測定者に
適合するサイズのストッキング類を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はストッキング類用商
品選択システムに関し、特にたとえば、下半身の身体サ
イズを測定し、その測定結果に基づいて、最も適したサ
イズのストッキング類を選択することができる、ストッ
キング類用商品選択システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ストッキング類(パンティストッ
キング,タイツ,スパッツ等の下半身に密着するように
作られた衣服)を購入する際に、自分の体型にあったサ
イズの商品を選ぶには、購入者または係員が、購入者の
身長や、ヒップライン,ウェストラインの周囲長さ(以
下、それぞれ単にヒップサイズ,ウェストサイズと称
す)等のサイズが、商品の適応サイズの範囲内にあるか
を判断して商品を選んでいた。また、購入者の正確な身
体のサイズが分からないために、商品が適切なものかど
うか判断ができないときには、係員にメジャーを使って
測定してもらうか、またはCCDカメラを用いた体型測
定機を使用して、身体のサイズを測定する必要があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、購入者
等が身体のサイズから判断してストッキング類を選択す
る場合には、各個人の体型の特徴が考慮されることが少
なく、適切なサイズの商品を選択することが困難であっ
た。また、適切な商品が選択できた場合でも、多数の商
品が店頭に並んでいるときには、数多くの商品パッケー
ジや商品カタログを参照しながら判断をしなければなら
ないため、効率が悪く非常に多くの時間を要した。
【0004】また、身体のサイズをメジャーを用いて測
定する場合、測定作業を正確に遂行するには熟練が必要
である。そのため、測定作業に不慣れの者が作業を行っ
たときには、作業効率が悪く非常に多くの時間を要し
た。また、測定が誤った位置において行われる恐れがあ
り、その結果、サイズが不適切な商品を選択する場合も
あった。そして、測定作業を行うときには、測定者が被
測定者の身体に必然的に触れなければならなく、被測定
者に不快感を与える結果となっていた。
【0005】そして、CCDカメラを用いた測定機によ
り測定する場合には、正確な測定結果を得られるのであ
るが、被測定者が全裸の状態もしくは肌着のみの状態で
カメラに撮影される必要があるため、被測定者に大きな
緊張感および不快感を与える結果となっていた。また、
測定機にCCDカメラ等の高価な機材が使用されている
ため、測定機を導入するには、多くの出費を強いる結果
となっていた。
【0006】よって、本発明の目的は、安価で且つ、被
測定者に不快感等を与えることなく身体のサイズの測定
を行い、その結果に基づいて、被測定者に最適なストッ
キング類を迅速に選択することができる、ストッキング
類用商品選択システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、被測定者の身体の投影データを作成する投影データ
作成手段、投影データ作成手段により作成された投影デ
ータより被測定者の身体各部のサイズを算出する身体サ
イズ算出手段、および、身体サイズ算出手段により算出
された身体サイズに基づいて、被測定者に適合するサイ
ズのストッキング類を選択する商品決定手段を含む、ス
トッキング類用商品選択システムである。
【0008】請求項2に記載の発明は、投影データ作成
手段は、被測定者の正面または背面を投影面とする第1
の投影データと、被測定者の左側面または右側面を投影
面とする第2の投影データとを作成し、身体サイズ算出
手段は、第1の投影データから任意の高さにおける被測
定者の横径と、第2の投影データから同じ高さにおける
被測定者の身体の厚さとを算出し、それぞれ、楕円の長
軸および短軸の値として、身体の測定部位を楕円または
円の形状に特定することにより、被測定者の任意高さに
おける周囲長さおよび/または断面積を算出する、請求
項1に記載のストッキング類用商品選択システムであ
る。
【0009】請求項3に記載の発明は、商品決定手段
は、被測定者の身長方向における任意の身体部位間の長
さおよび被測定者の任意高さにおける周囲長さまたは断
面積から、被測定者に適合するストッキング類のサイズ
を指示する適応サイズ番号を決定する適応サイズ番号テ
ーブルを有する、請求項1または請求項2に記載のスト
ッキング類用商品選択システムである。
【0010】請求項4に記載の発明は、投影データ作成
手段は、被測定者の測定部位に対して局所的に光を照射
する投光部および光を受光する受光部を含む光センサを
被測定者の身長方向に連続的に配置した投影用センサ
と、光を照射する方向と直交する方向に沿って移動する
投影用センサの移動距離を検出する移動距離検出手段
と、投影用センサおよび移動距離検出手段からの信号が
記憶される記憶手段とを含む、請求項1ないし請求項3
のいずれかに記載のストッキング類用商品選択システム
である。
【0011】請求項5に記載の発明は、身体サイズ算出
手段は、第1の投影データに対して、被測定者の測定部
位の遮断により生ずる光センサの信号の切替り部分の数
を各光センサの信号毎にカウントする切替り回数カウン
ト手段と、切替り回数カウント手段より得られた信号の
切替り部分の数を、測定部位の高さの低い方から比較判
定し、最初に信号の切替り部分の数が4から2に変更し
た計測高さを求め股下高さを算出する股下高さ算出手段
とを含む、請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の
ストッキング類用商品選択システムである。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば、被測定者の身体の投
影データを作成することにより、被測定者の身体各部の
サイズを算出され、そのサイズに基づいて、被測定者に
適合するサイズのストッキング類を選択される。
【0013】請求項2の発明によれば、任意の高さにお
ける被測定者の横径と、同じ高さにおける被測定者の身
体の厚さとが算出され、その値により被測定者の任意の
高さにおける周囲長さおよび/または断面積が算出さ
れ、これらの値から被測定者に適合するサイズのストッ
キング類を選択される。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、被測定者
の身長方向における任意の身体部位間の長さおよび被測
定者の任意高さにおける周囲長さまたは断面積から、被
測定者に適合するストッキング類のサイズを指示する適
応サイズ番号を決定されることにより、被測定者に適合
するサイズのストッキング類を選択される。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、被測定者
の身体に直接触れることなく、被測定者の測定部位にお
ける周囲長さ、断面積および立体的形状を測定すること
により、被測定者に適合するサイズのストッキング類を
選択される。
【0016】請求項5の発明によれば、股下高さが算出
され、股下高さおよびその他の身体各部のサイズによ
り、被測定者に適合するサイズのストッキング類を選択
される。
【0017】本発明の上述の目的、その他の目的、特徴
および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の
形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明にかかるストッキ
ング類用商品選択システムの一実施形態を示す斜視図で
ある。この実施形態のストッキング類用商品選択システ
ム10は、大別して投影機部11と、選択処理部74と
から構成される。以下、図1〜図3を参照しながら、投
影機部11の構造について説明する。なお、図2は、図
1に示す投影機部を示す一部を破断した側面図解図であ
り、図3は、図1に示す投影機部の要部を示す一部を破
断した斜方図解図である。
【0019】投影機部11は、基台12を含む。基台1
2は、骨材12aより構成され、その立体形状が略直方
体の辺部分を骨材12aが構成するように形成されてい
る。そして、基台12には、ストッキング類を選択しよ
うとする者(以下、単に選択者と称す)が立てるように
形成された立ち台14がその上部に形成されている。
【0020】立ち台14は、基台12の上面を被覆する
ように形成されたアッパープレート16のさらに上部に
形成され、アッパープレート16に一旦上った選択者が
さらにその上に立てることができるよう一対の桁材14
a,14aの上に踏台14bが架け渡されて重層され
る。立ち台14は、基台12の前部に偏位して、アッパ
ープレート16から踏み板14bの上に一段上に登るよ
うに形成されている。
【0021】アッパープレート16の上面で桁材14
a,14aの中間には、立ち台14の中央、すなわち、
踏台14bの中央に形成された円孔14c内に、そのモ
ータ回転子18aがわずかに突出するようにサーボモー
タ18が配置されている。モータ回転子18aには回転
板20が螺着されており、サーボモータ18を回転させ
ることにより、回転板20が回転するように構成されて
いる。そして、回転板20の表面上には、一対の足型状
固定具20a,20aが形成されている。この足型状固
定具20a,20aは、選択者がその中に足をはめ込む
ような形状で形成されており、選択者は、この足型状固
定具20a,20aを用いることにより、回転板20上
で直立する場合に、測定工程上適切な位置に配置される
とともに、容易に身体位置がずれないようにされる。
【0022】そして、踏台14b下方のモータ回転子1
8aの近傍には、近接スイッチ22が設けられている。
そして、モータ回転子18aの円周部分の一点には、金
属片(図示せず)が付着されて感知手段を形成してい
る。近接スイッチ22は、モータ回転子18aが回転し
て、金属片が近接スイッチ22に近づくことにより作動
する。近接スイッチ22の信号は、後述する動作用シー
ケンサ71に入力され、サーボモータ18を回転させる
ときに、基準とする0点を設定する信号として用いられ
る。
【0023】なお、基台12の側面部には、骨材12a
の外側面に基台12の内部に異物が混入するのを防止す
るために保護板26が螺着されている。そして、基台1
2の左右側端側には、投影用センサ取付体28aおよび
28bが形成されている。投影用センサ取付体28aお
よび28bはまっすぐな棒状で、その長手方向すなわ
ち、選択者の身長方向に沿った垂直方向において、基台
12の上面に形成されたアッパープレート16の左右側
縁部に穿設された開口部29aおよび29bよりそのほ
ぼ全体が垂直状に立て設けられ、左右の投影用センサ取
付体28aおよび28bの対向面側に、それぞれ、投影
用センサ30の投光器32および受光器34が取付けら
れている。
【0024】投影用センサ取付体28aおよび28bに
取り付けられた投影用センサ30について説明すると、
投影用センサ30は、垂直方向に複数個の投光部32a
が形成された投光器32と、投光器32と同様に、垂直
方向に複数個の受光部34aが形成された受光器34と
で構成される。投光器32と受光器34とは、それぞれ
投影用センサ取付体28aおよび28bに対置して設け
られ、同一高さの投光部32aと受光部34aとの一対
で光センサ30aとして作動するように構成されてい
る。なお、この実施形態においては、最下位に位置する
投光部32aおよび受光部34aが、回転板20の表面
の高さより20mm高く位置するように形成されてい
る。そして、各投光部32aおよび受光部34aは、2
0mm間隔毎に64個垂直に配置される。これにより、
各投光部32aおよび受光部34aは、投影用センサ3
0の垂直方向の検出長さがたとえば1260mmとなる
ように配置され、選択者の下半身部の体型について測定
するように形成される。なお、この実施形態においては
上述したような構成により形成したが、これに限らず、
光センサ30aは適宜な間隔、個数に変更されてもよ
い。
【0025】光センサ30aは、投光部32aと受光部
34aとの光の授受により、投光部32aと受光部34
aとの間に選択者の測定部位等の遮蔽物があるか否かの
検知を行い、各光センサ30aからのフィードバック信
号は、基台12の近傍場所に設置された投影用センサ制
御部36を介して動作用シーケンサ71に送られる。
【0026】投影用センサ取付体28aおよび28b
は、基台12の長手方向に移動することができるよう
に、その下部は開口部29aおよび29bより下方に延
設され、基台12の長手方向に形成された直線移動モジ
ュール38に設けられた移動板40の左右端に、取付具
42をもって固定されている。
【0027】直線移動モジュール38は、基台12の底
辺部を構成する骨材12aの短辺方向の骨材12aの中
央で、基台12の長手方向に延びるアンダープレート4
4に固定されている。直線移動モジュール38は投影用
センサ取付体28a,28bを選択者の身長方向と直交
する水平方向に移動させる。なお、この実施形態におい
ては、投影用センサ取付体28aおよび28bの移動長
さは、800mmに設定されている。
【0028】直線移動モジュール38について説明する
と、直線移動モジュール38は、その前端に設けられた
支持部材46aと、支持部材46aと適当な間隔をおい
てその後端近くに設けられた支持部材46bとを含む。
そして、支持部材46aと支持部材46bとの間には、
その外周面にネジが形成されたネジ軸48が回転自在に
支持されている。
【0029】ネジ軸48には、ネジ軸48の回転に従い
ネジ軸48の長手方向に移動するボールナット50が螺
合されている。そして、ネジ軸48の左右近傍には、ネ
ジ軸48と平行に断面方形状のガイド部材52aおよび
52bが設けられている。すなわち、ガイド部材52a
および52bは、ネジ軸48から同一の距離をおいて支
持部材46aおよび46b間に架設されている。そし
て、ボールナット50には、ガイド部材52aおよび5
2b上を摺動可能に形成されたスライダ54が取り付け
られている。
【0030】方形の移動板取付片56の中央にボールナ
ット50が固定されることにより、スライダ54は、ボ
ールナット50に固定される。移動板取付片56の下面
には、ガイド部嵌合片58および60が固定されてい
る。ガイド部嵌合片58および60は、それぞれ、ガイ
ド部嵌合溝58aおよび60aを有し、ガイド部材52
aおよび52bと嵌合するものである。さらに、ガイド
部嵌合片58および60状の移動板取付片56の上面に
は、スライダ54の移動方向に、それぞれ突条部56a
および56bが突設される。突条部56aおよび56b
の上面には、それぞれ、移動板40が螺着され固定され
る。すなわち、移動板40は、スライダ54の移動方向
に対し直交するように、スライダ54上に固定される。
【0031】ネジ軸48は、直線移動モジュール38後
端の支持部材46bのネジ軸48側に回転自在に設けら
れた継手62に固定されている、そして、継手62に
は、支持部材46bの後方に設けられたネジ軸駆動サー
ボモータ64のモータ軸(図示せず)が連結されてい
る。これにより、ネジ軸駆動サーボモータ64を回転さ
せた場合には、ネジ軸48とボールナット50とのネジ
溝の作用により、スライダ54がネジ軸48の回転に従
いガイド部材52aおよび52b上を摺動する。なお、
この実施形態においては、ネジ軸駆動サーボモータ64
は、常に一定の回転数により駆動されるように後述する
ネジ軸駆動サーボモータ制御部66に制御されている。
この結果、スライダ54は常にネジ軸48を一定の速度
により摺動する。
【0032】基台12の後方側部にはコントロールボッ
クス68が設けられている。コントロールボックス68
の内部には、図4に示すように、回転板20を回転させ
るサーボモータ18の回転を制御する回転板用モータ制
御部70と、直線移動モジュール30のネジ軸駆動サー
ボモータ64の動作を制御するネジ軸駆動サーボモータ
制御部66と、投影機部11の動作を制御する動作用シ
ーケンサ71とが設けられている。なお、図4は、本発
明にかかるストッキング類用商品選択システムの電気的
なつながりを示すブロック図である。
【0033】ネジ軸駆動サーボモータ制御部66と回転
板用モータ制御部70とは、動作用シーケンサ71に電
気的に接続されており、測定工程の順序通りにサーボモ
ータ18および直線移動モジュール38が稼動されるよ
うに制御されている。また、動作用シーケンサ71に
は、測定開始スイッチ72が電気的に接続されており、
測定開始スイッチ72が押されることにより測定工程が
開始される。なお、コントロールボックス68内には、
動作用シーケンサ71等の他にDC電源装置(図示せ
ず)が設置されており、各機器に動作用電圧を供給して
いる。
【0034】さらに、動作用シーケンサ71には、上述
した機器類の他に、基台12近傍に設置された選択処理
部74が、I/Oインターフェイス76において電気的
に接続されている。そして、選択処理部74には、測定
工程中において投影用センサ30等より得た検知結果
が、動作用シーケンサ71より入力されるように構成さ
れている。
【0035】選択処理部74は、図5に示すように、中
央処理装置である中央処理部78を含む。そして中央処
理部78には、ROM80が接続されている。ROM8
0には、選択処理部74のデータの入出力の制御する制
御プログラムが記憶されている。また、中央処理部78
には、RAM82が接続されている。RAM82は、中
央処理部78が各種の処理を実行するために必要とする
プログラムやデータを一時的に記憶するためのものであ
る。さらに、中央処理部78には、I/Oインターフェ
イス76が接続されている。I/Oインターフェイス7
6は、選択処理部74に入出力するデータを制御し、適
宜中央処理部78に入出力する機能を有している。な
お、図5は、選択処理部を示すブロック図である。
【0036】I/Oインターフェイス76には、動作用
シーケンサ71の他に、CRTやLCD等からなる表示
装置84と、表示装置84の表示部84aに取付けられ
たタッチパネルからなる入力装置86と、レシートプリ
ンタからなる出力装置88と、ハードディスク等の記憶
装置90とが接続されている。なお、この実施形態で
は、入力装置86としてタッチパネルを用いたが、キー
ボードやマウス等により構成されてもよい。
【0037】さらに、記憶装置90の内部には、適応サ
イズ番号テーブル92と、商品データファイル94と、
測定結果ファイル96が収納されている。適応サイズ番
号テーブル92には、図6に示すように、適応サイズの
2つの要素である股下高さとヒップサイズが定まること
で、適応サイズ毎に付けられた適応サイズ番号が求まる
ようにデータが収納されている。ここでいう適応サイズ
番号とは、被服類に対して、日本工業規格で定められて
いるS,M,L等のサイズ記号や、メーカーが独自に設
定した適応サイズ区分毎に付与したサイズ番号等のサイ
ズを表示する番号や記号のことである。なお、この実施
形態では、メーカーにより細かく設定されたメーカー独
自の適応サイズ番号に対して、適応サイズ番号テーブル
92が構築されている。なお、図6は、適応サイズ番号
テーブルを示す概念図である。
【0038】そして、この実施形態では、光センサ30
aの設置間隔との関係より、股下高さのついては2cm
刻みに、そしてヒップサイズについては1cm刻みに座
標を設定して、適応サイズ番号を収納したが、これに限
らず、光センサ30aの設置間隔に応じて刻み間隔を増
減してもよいし、ヒップサイズについても、適宜刻み間
隔が増減されてもよい。なお、適応サイズ番号テーブル
92の中で、適応サイズ番号が存在しない個所が存在す
るが、これは、そのサイズに適応する適応サイズ番号が
存在しないこと、すなわち、そのサイズに適応する商品
が存在しないことを意味する。
【0039】商品データファイル94には、図7に示す
ように、商品毎に付与された商品番号が収納されてい
る。この実施形態においては、商品番号は6桁の数字で
あり、左2桁の数字は、パンティストッキングの編み方
の種類毎に付与される製品番号を意味し、中2桁は、適
応サイズ番号テーブル92に収納されている適応サイズ
番号を意味し、下2桁は、パンティストッキングの色毎
に付与された色番号を意味している。なお、この実施形
態においては、製品番号をパンティストッキングの編み
方毎に付与しているが、これに限らず、商品ブランド毎
等に適宜な製品グループを設定して、製品番号を付与し
てもよい。なお、図7は、商品データファイルのデータ
収納状態を示す概念図である。
【0040】測定結果ファイル96は、図8に示すよう
にデータが収納されているが、このファイルのについて
は、後で詳述する。なお、図8は、測定結果ファイルを
示す概念図である。
【0041】次に、ストッキング類用商品選択システム
10により、身体のサイズを測定してストッキング類を
選択していく工程について、パンティストッキングの場
合を例にして説明する。
【0042】起動直後の状態において、ストッキング類
用商品選択システム10は、図1に示すように、投影用
センサ30が基台12の前方に位置している。また、表
示装置84の表示部84aには、図9に示すように、画
面S1が表示されている。画面S1には、選択者が選ぶ
ことが可能な編み方の製品とその説明が一覧表示されて
いる。そして、選択者は、所望の編み方のタイプの表示
されている部分に触れることにより、入力装置86より
製品番号が中央処理部78に入力されRAM82に一時
記憶される。なお、この実施形態では、ゾッキSCY0
1,ゾッキSCY02,交編DCY03,ゾッキSCY
04と編み方により商品分けがされており、それぞれを
選択したときには、製品番号にそれぞれ01,02,0
3,04が入力されるようにしてある。そして、この実
施形態においては、編み方のタイプ毎に製品番号を設定
したことにより、画面S1には、編み方タイプ毎に表示
されているが、商品ブランド毎に製品番号を設定した場
合には、商品ブランド毎に表示されることになる。な
お、図9は、表示部に表示された画面S1を示す図であ
る。
【0043】選択者は編み方のタイプを選択した後、図
10に示すように、選択者は一対の足型状固定具20
a,20aに足を踏み入れた状態で、回転板20上に直
立する。このとき、選択者は、身体正面を投影用センサ
30の投光器32と受光器34を結んだ線に対して真正
面方向に向くように、すなわち、たとえば一方の肩のつ
け根と他方の肩のつけ根を結んだ線が、投光器32と受
光器34を結んだ線と略平行となるように位置しなけれ
ばならない。なぜならば、身体の斜め方向より、身体の
横径および厚さを計測した場合には、測定結果に誤差が
生じやすいためである。また、このとき、選択者の側面
両部については、必ず投光器32および受光器34の間
に位置するようにしなければならない。なお、図10
は、本発明にかかるストッキング類用商品選択システム
の測定工程の一工程を示す側面図である。
【0044】その後、オペレーターが測定開始スイッチ
72を押すことにより、測定工程が開始される。なお、
この実施形態では、オペレーターがスイッチを押すよう
測定開始スイッチ72を配置しているが、測定開始スイ
ッチ72の適宜な位置に配置して、選択者自身が押すよ
うに配置してもよい。
【0045】測定工程は、まず、直線移動モジュール3
8のネジ軸駆動サーボモータ64が一定の回転数により
駆動されることにより、投影用センサ30が図10の矢
印A方向へ一定の移動速度で移動し、選択者の側面側か
らの走査を行う。
【0046】このとき、投影用センサ30の各光センサ
30aからは、一定時間間隔毎に、選択者の身体部位が
存在するか否かを示すフィードバック信号が、投影用セ
ンサ制御部36を介して検知信号に変換され、動作用シ
ーケンサ71に入力される。なお、光センサ30aのフ
ィードバック信号は、遮蔽物がない場合には、“o
n”、そして、遮蔽物がある場合には、“off”で表
わされる検知信号が、投影用センサ制御部36より入力
されるように設定されている。
【0047】動作用シーケンサ71内には、バッファ
(図示せず)が内蔵されており、光センサ30aから入
力された検知信号は、たとえば図11に示すように、ど
の光センサ30aの検知信号で、いつ検知されたのもの
であるかを把握できるように、光センサ番号と検知時間
とを有する形式で検知信号がデータ群d1として備蓄さ
れる。すなわち、データ群d1は、光センサ20検知信
号の“on”,“off”で表わされた一定時間間隔毎
の投影データの集合である。この実施形態においては、
最下部に位置する光センサ30aに光センサ番号“1”
を与え、順次一段あがる毎に、光センサ番号に整数1を
加算していくことにより各光センサ30aを表わしてい
る。なお、図11は、バッファ内に備蓄されたデータ群
の備蓄状態を示す概念図である。
【0048】直線移動モジュール38が矢印A方向への
移動を終え、選択者の側面部に対する走査を終えた後
は、回転板20がサーボモータ18により角度が90度
回転され、図12に示すように、選択者の正面とそれに
対応する背面を結んだ線が投光器32と受光器34を結
んだ線と平行となるように、選択者の向きが変更され
る。なお、図12は、本発明にかかるストッキング類用
商品選択システムの測定工程の別の工程を示す側面図で
ある。
【0049】選択者の向きが変更された後、選択者の側
面側からの走査を行ったときとは、移動方向を逆にし
て、投影用センサ30が図12の矢印B方向へ一定の移
動速度で移動し、選択者の正面側からの走査を行う。こ
のときについても、投影用センサ30の各光センサ30
aからは、一定時間間隔毎に、選択者の身体部位が存在
するか否かを示すフィードバック信号が、投影用センサ
制御部36を介して検知信号に変換され動作用シーケン
サ71に入力される。そして、バッファ内には、データ
群d1と同様の形式により、検知信号がデータ群d2
(図示せず)として備蓄される。
【0050】直線移動モジュール38が矢印B方向への
移動を終え、選択者の正面部に対する走査を終えた後、
バッファ内に備蓄されたデータ群d1およびd2は、選
択処理部74の中央処理部78に入力され選択処理が行
われる。
【0051】中央処理部78において、データ群d1お
よびd2は、直線移動モジュール38の移動速度と、デ
ータ群d1およびd2内に備蓄されている検知時間に関
する値とを基にして、たとえば図13に示すように、各
光センサ30aの検知結果が水平位置のどの位置での検
知結果であるのかを示すように、水平位置を表わす値を
有する形式のデータ群d1′およびd2′(図13では
図示せず)に変換される。なお、図13は、変換された
データ群の備蓄状態を示す概念図である。
【0052】これにより、データ群d1およびd2は、
各水平位置における検知信号の結果を表わすデータ群と
なり、投影用センサ30の検出幅分の高さと、直線移動
モジュール38の移動幅分の幅よりなる平面積内の選択
者の身体の分布状況を表わす投影データとなる。すなわ
ち、データ群d1′は、選択者の側面方向から投影した
場合の身体の分布状況を表わす側方投影データであり、
データ群d2′については、選択者の正面方向から投影
した場合の身体の分布状況を表わす正方投影データであ
る。
【0053】なお、この実施形態においては、あらかじ
め設定されていた直線移動モジュール38の移動速度
と、データ群d1およびd2内に備蓄されている検知時
間に関する値をもとに、各光センサ30aの検知結果が
水平位置のどの位置での検知結果であるのかを示すよう
に求めたが、これに限らず、直線移動モジュール38に
エンコーダ等の位置に関する値を取得できる機器を設
け、一定距離間隔毎に各光センサ30aの検知結果をバ
ッファに備蓄することにより、直線移動モジュール38
の移動幅分の幅よりなる面積内の選択者の身体の分布状
況を把握するように構成されてもよい。
【0054】そして、中央処理部78は、まず、選択者
の股下高さを算出するために以下に示す処理を行う。中
央処理部78は、データ群d2′について、各光センサ
番号毎、すなわち、同一の光センサ30aに入力された
検知信号毎に検知信号を走査して、検知信号が“on”
から“off”、または“off”から“on”へと検
知信号が切替った部分(以下、単に切替り部分)の数
(以下、単に切替り回数と称す)をカウントする。
【0055】さらに、中央処理部78は、前処理で取得
された切替り回数を、光センサ番号の低い値の方から検
索を行い、切替り回数が4回から2回に替わった最初の
光センサ番号を検索する。なお、この切替り回数が4の
ときは、選択者の股より下側部分、すなわち下肢部分が
測定されていることを意味し、切替り回数が2のとき
は、選択者の股より上側部分が測定されていることを意
味している。
【0056】そして、中央処理部78は、光センサ30
aの配置間隔と、先程の検索処理で検索された光センサ
番号の値とを積算することにより、選択者の股下高さを
算出する。たとえば、この実施形態においては、光セン
サ30aの配置間隔が20mmであるので、検索で得ら
れた光センサ番号が35である場合には、選択者の股下
高さは700mmと算出される。
【0057】その後、中央処理部78は、算出した股下
高さを基準にして、ヒップサイズ,ウェストサイズ、そ
して、ふともも部分,ふくらはぎ部分,足首部分の周囲
長さと、足の大きさとを算出する。
【0058】まず、ヒップサイズについて説明するが、
この実施形態においては、被服関連業界において、ヒッ
プサイズがヒップラインでの周囲長さであり、また、ヒ
ップラインが人間の腰部で最も周囲長さの大きい部分を
ヒップラインとされることより、股下高さから股下高さ
より上方300mmまでの間で身体の横径が最も大きい
箇所をヒップラインとしてヒップサイズを求めている。
中央処理部78は、データ群d2′で、股下高さを算出
するときに用いた光センサ番号が与えられている光セン
サ30aから、その上方300mmに位置する光センサ
30aまでの間の部分について、身体の横径を算出す
る。すなわち、この実施形態においては、センサ番号が
股下高さを算出するときに用いた光センサ番号から、そ
の光センサ番号に15を加算したものまでの横径を算出
する。
【0059】横径の算出は、各光センサ番号毎に、最初
の切替り部分の位置と、次に検出された切替り部分の位
置との絶対距離を算出することにより行われる。そし
て、中央処理部78は、算出した横径の中より最も大き
い値のものを検索し、その光センサ番号を用いて、ヒッ
プラインの高さを算出する。
【0060】そして、中央処理部78は、ヒップライン
の高さにおいて、前処理と同様の処理を行い、身体の厚
さの値を算出する。中央処理部78は、ヒップラインに
おける身体の横径と厚さとを、選択者のヒップサイズを
求めるために、それぞれ、楕円の長軸および短軸として
用いて、楕円の周囲長さを求める。これは、人体の各部
位の水平断面が略楕円形状とみなすことができることか
ら、近似的に選択者の測定部位における周囲長さを求め
る有効な手法である。これは、ヒップサイズに限らず、
その他の身体部位における周囲長さを求める場合につい
ても同様のことが言える。
【0061】以下、選択者のヒップラインにおける身体
の横径および厚さの値を用いて、ヒップサイズを求める
一手法について説明する
【0062】まず、楕円の方程式である数式1より導か
れた数式2に長軸の半分の値aと短軸の半分の値bとし
て、選択者の横径および厚さの値を半分にした値を適用
する。
【0063】
【数1】
【0064】
【数2】
【0065】そして、中央処理部78は、数式2の変数
xに、長軸の半分の値aを負にした値−aから長軸の半
分の値のaまでの範囲において、非常に小さい刻みによ
り変数xを与えて値y求めることにより、xy座標上に
複数のポイントを定義し楕円形状を求めていく。なお、
この実施形態において、刻みの値としては、a/100
00を用いた。
【0066】そして、中央処理部78は、xy座標上に
定義された隣り合ったポイント毎に絶対距離を算出し、
その値を積算することにより、楕円の周囲長さを算出
し、結果、選択者のヒップサイズを求めている。
【0067】また、選択者の測定部位における断面積を
求める場合については、数式3により楕円の面積を求め
ることにより容易に求めることができる。
【0068】
【数3】
【0069】なお、ここで説明した楕円の周囲長さを求
める手法は一例であり、これに限らず、たとえば、四角
形に内接する円を算出する方法において、被測定者の横
径および厚さの値を長方形等の四角形の長辺もしくは短
辺に適用することにより、楕円の周囲長さおよび面積を
求めてもよい。また、楕円の長軸および短軸の長さが等
しい場合には、測定部位の形状が円形となるので、適
宜、その円周および/または面積を求めればよい。さら
に、メジャーなどで実測した各部の寸法から平均的な誤
差を算出し、中央処理部78において、寸法の補正を行
ってもよい。
【0070】次に、中央処理部78は、ウェストサイズ
と、ふともも部分,ふくらはぎ部分,足首部分の周囲長
さと、足の大きさとを算出するが、周囲長さを求める手
法は、ヒップサイズのときと求める部分の高さが異なる
だけであるので、各部分を定義する事項についてのみ説
明する。
【0071】ウェストサイズは、ウェストラインにおけ
る周囲長さであり、また、被服関連業界において、人間
の腹部で最も周囲長さの小さい部分をウェストラインと
されることより、股下高さから股下高さより上方400
mmまでの間で身体の横径が最も小さい箇所をウェスト
ラインとして高さを求めた後、その高さにおける周囲長
さをウェストサイズとして算出した。
【0072】ふともも部分は、人間の大腿部において最
も周囲長さが大きい部分と定義することができるが、発
明者のとった統計により、股下高さより40mm低い部
分にその部分が集中することにより、この個所をふとも
も部分と定義して、その部分の周囲長さを算出した。
【0073】足首部分は、足元より膝までで最も周囲長
さが小さい個所と定義できることより、光センサ30a
で最も下に位置するところから、その上200mmまで
で最も周囲長さが小さい個所と足首部分と定義して、そ
の部分の周囲長さを算出した。
【0074】ふくらはぎ部分については、足首部分から
股下高さの半分の高さまでで最も周囲長さが大きい個所
と定義できることより、先程求めた足首部分の高さか
ら、股下高さの半分の高さまで最も周囲長さが大きい個
所とふくらはぎ部分と定義して、その部分の周囲長さを
算出した。
【0075】なお、ふともも部分,足首部分およびふく
らはぎ部分が存在する検知信号には、右足部分と左足部
分とが存在することにより、切替り部分が4回存在する
が、右足を効き足とし右足が太い人が多い等の理由か
ら、3回目の切替り部分の位置と、4回目の切替り部分
の位置との絶対距離を求めた横径を用いて周囲長さを求
めている。
【0076】足の大きさについては、爪先部分の先端か
ら踵部分の後端までの長さと定義できるが、発明者のと
った統計より足底部分から20mm高いところにその部
分が集中することにより、光センサ30aで最も下のも
のについての足の大きさとした。なお、算出されたそれ
ぞれの値は、中央処理部78により値の1の桁が、適
宜、四捨五入等の処理が行われた後、単位が変換されて
mmからcmに変換される。
【0077】そして、中央処理部78は、上述した処理
結果を、図14に示すように、表示部84aに画面S2
として表示する。このとき画面S2には、身長と生年月
日に関する項目も表示されるが、これは選択者の任意に
より、入力装置86により入力されるものである。選択
者が画面S1により身体のサイズを確認した後、選択者
が画面S2の、進む、と表示されている部分に触れるこ
とにより、中央処理部78は、図15に示すように、表
示部84aに画面S3を表示する。画面S3は、パンテ
ィストッキングの履き心地を選択する画面であり、選択
者は画面に触れることにより任意に履き心地を選択す
る。なお、図14は、表示部に表示された画面S2を示
す図であり、図15は、表示部に表示された画面S3を
示す図である。
【0078】このとき、中央処理部78は、先程算出し
た股下高さおよびヒップサイズから、適応サイズ番号テ
ーブル92を参照して、適応サイズ番号を取得してい
る。例えば、選択者の股下高さが70cmで、ヒップサ
イズが85cmの場合には、適応サイズ番号“18”が
取得されており、この値が普通の履き心地のときの適応
サイズ番号である。また、選択者が画面S3により、や
やゆったりを選択した場合には、適応サイズ番号テーブ
ル92において、股下高さを同じ値のまま、右方向に中
央処理部78が検索を行い、最初にちがう適応サイズ番
号が検索されたところの適応サイズ番号を取得するよう
にされており、この適応サイズ番号がややゆったりの場
合の適応サイズ番号である。そして、ややきつめを選択
した場合には、股下高さを同じ値のまま左方向に、中央
処理部78が検索を行い、最初にちがう適応サイズ番号
が検索されたところの適応サイズ番号がややきつめの場
合の適応サイズ番号として取得するようにされている。
【0079】なお、この上述の処理において、適応する
適応サイズ番号が存在しない場合には、存在しないこと
意味する適応サイズ番号を中央処理部78が付与しても
よい。また、その場合において、適応サイズが存在しな
いことを画面の色等の表示により表示し選択者等に知ら
せてもよい。また、この実施形態においては、適応サイ
ズを決定するのに、股下高さおよびヒップサイズのみを
使用したが、適応サイズ番号を決定するのに、さらに多
くのサイズを使用するときには、別途、適応サイズ番号
を変更するか、若しくは上記処理により取得した適応サ
イズ番号とその他の身体サイズにより、さらに細かい適
応サイズ番号を決定されるテーブルを作成することによ
り対処が可能である。
【0080】選択者により履き心地が選択され、適応サ
イズ番号を取得された後、中央処理部78は、図16に
示すように、表示部84aに画面S4を表示する。選択
者は、画面に表示されている色、または設置されている
商品サンプル等を参照しながら、希望する色が表示され
ている部分を触れることにより、商品を選択して購入数
を入力する。このとき、中央処理部78は、選択された
色に応じて色番号を取得し、それぞれの購入数を取得す
る。なお、色番号は色毎に付与されており、この実施形
態では、画面S4のそれぞれの色について表示されてい
る番号が色番号として与えられる。なお、図16は、表
示部に表示された画面S4を示す図である。
【0081】その後、中央処理部78は、選択者が選択
することにより取得した製品番号と、適応サイズ番号
と、色番号とを合成して、商品番号を生成する。生成す
る製品番号の形式は、商品データファイル94に収納さ
れている形式と同様の形式で合成される。なお、複数色
が選択された場合については、それぞれの色について商
品番号を生成する。
【0082】そして、中央処理部78は、生成した商品
番号が商品データファイル94に存在するか検索を行
う。1つでも商品についてデータ存在する場合には、中
央処理部78は、存在する商品とその購入数を確認する
旨の表示を表示部84aに表示して選択者の確認処理を
行う。なお、一部または全ての商品番号について存在し
なかった場合には、一部または全ての商品が存在しない
旨を表示する画面を適宜表示してもよい。
【0083】確認処理後に、中央処理部78は、商品デ
ータファイル94に存在していた購入商品番号およびそ
の購入個数のデータを出力装置88に送るとともに、測
定結果ファイル96にデータを記憶する。測定結果ファ
イルには、店毎に付与された店番号,日付および時間を
合成してKEY項目に入力される値を生成するととも
に、選択者を測定した結果が、図8に示すように記憶さ
れる。このファイルは、適宜メーカーが製品開発すると
きに用いるデータや、店の客の出入り等を調査するデー
タとして用いられる。
【0084】出力装置88は、中央処理部78より送ら
れた商品番号および購入個数のデータより、出力装置8
8が有するレジスタ機能を用いて、レシートが作成す
る。選択者はそのレシートを店の係員等に提示するだけ
で所望の商品が購入することができ、また係員がレジス
タの操作を行う必要もないので迅速に商品を購入するこ
とができる。
【0085】なお、適応する商品が一部または全て存在
しない場合には、適宜、選択者の身体サイズに関するデ
ータや色番号等を表示したレシートを出力するように構
成してもよい。これにより、改めて選択者の身体のサイ
ズを計測することなく、商品を特別注文することが可能
となる。
【0086】図17は、本発明にかかるストッキング類
用商品選択システムの他の実施形態を示す斜視図であ
り、図18は、図17に示すストッキング類用商品選択
システムの側面図解図であり、図19は、図17,図1
8に示すストッキング類用商品選択システムの電気的な
つながりを示すブロック図である。なお、図17〜図1
9の図中において、図1〜図16の図中の参照符号と同
じものは、その基本的な構造および効果・作用が同様に
構成されるので、その詳しい説明は省略する。
【0087】本実施形態では、図1〜図16で説明した
上述の実施形態と比べて、特に、被測定者の身体の横径
を計測する投影用センサと身体の厚さを計測する投影用
センサとが併設されている点に特徴を有するものであ
る。また、このことに起因して、本実施形態では、図1
〜図16に示す実施形態のような、被測定者の姿勢を変
更するための回転板20が設けられていない。
【0088】すなわち、図17〜図19に示す実施形態
のストッキング類用商品選択システム10は、基台98
を含む。基台98の上には、立ち台100が固着され
る。立ち台100の中央には、足型状固定具20a,2
0aが形成される。立ち台100には、被測定者の身体
の横径を計測するための第1の投影用センサ30が配設
される。第1の投影用センサ30は、上述の実施形態と
同様に、立ち台100の幅方向の両側に配置された投影
用センサ取付体28aおよび28bに取り付けられる。
したがって、第1の投影用センサ30は、立ち台100
の長さ方向に往復移動可能に形成される。
【0089】また、基台98には、被測定者の身体の厚
さを計測するための第2の投影用センサ30が配設され
る。この第2の投影用センサ30は、立ち台100の長
さ方向の両側に配置された投影用センサ取付体28aお
よび28bに取り付けられる。したがって、この第2の
投影用センサ30は、立ち台100の幅方向に往復移動
可能に形成される。この場合、第2の投影用センサ30
は、基台98の裏面側に配置された直線移動モジュール
38上に固定される。直線移動モジュール38の下に
は、立ち台76の幅方向に往復摺動可能な移動板40が
形成され、この移動板40の長さ方向の一端側および他
端側上部に、それぞれ、投影用センサ取付体28aおよ
び28bが立設されている。
【0090】図17〜図19に示す実施形態では、図1
〜図16の実施形態と同様に、被測定者が、立ち台10
0上の足型状固定具20a,20aに足を踏み入れた状
態で直立する。そして、第1および第2の投影用センサ
30,30が同時に作動することによって、被測定者の
身体の任意の部位の横径および厚さが同時に計測され
る。そのため、本実施形態では、特に、図1〜図16に
示す実施形態と比べて、計測時間の短縮化が可能とな
る。しかも、被測定者は、立ち台14上で姿勢の方向転
換をする必要がないので、その分、測定誤差を少なくす
ることができる。
【0091】なお、図17〜図19に示す実施形態にお
いて、第1の投影用センサ30を作動させた後、第2の
投影用センサ30を作動させるようにして、被測定者の
身体の所望する部位の横径および厚さを計測することも
できる。この場合、第1および第2の投影用センサ3
0,30を同時に作動させるときよりも、計測時間は長
くなるが、図1〜16に示す実施形態と比べて、計測誤
差は少なくすることができる。
【0092】
【発明の効果】上述のように、本発明にかかるストッキ
ング類用商品選択システムによれば、選択者の股下高さ
やヒップサイズ等の下半身部分に関するサイズを測定
し、その値に基いて、多数ある商品の中より、商品を選
択するようにしたことにより、正確且つ迅速に、選択者
に最も適したストッキング類を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるストッキング類用商品選択シス
テムの一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す投影機部を示す一部を破断した側面
図解図である。
【図3】図1に示す投影機部の要部を示す一部を破断し
た斜方図解図である。
【図4】本発明にかかるストッキング類用商品選択シス
テムの電気的なつながりを示すブロック図である。
【図5】選択処理部を示すブロック図である。
【図6】適応サイズ番号テーブルを示す概念図である。
【図7】商品データファイルのデータ収納状態を示す概
念図である。
【図8】測定結果ファイルを示す概念図である。
【図9】表示部に表示された画面S1を示す図である。
【図10】本発明にかかるストッキング類用商品選択シ
ステムの測定工程の一工程を示す側面図である。
【図11】バッファ内に備蓄されたデータ群の備蓄状態
を示す概念図である。
【図12】本発明にかかるストッキング類用商品選択シ
ステムの測定作業工程の別の工程を示す側面図である。
【図13】変換されたデータ群の備蓄状態を示す概念図
である。
【図14】表示部に表示された画面S2を示す図であ
る。
【図15】表示部に表示された画面S3を示す図であ
る。
【図16】表示部に表示された画面S4を示す図であ
る。
【図17】本発明にかかるストッキング類用商品選択シ
ステムの他の実施形態を示す斜視図である。
【図18】図17に示すストッキング類用商品選択シス
テムの側面図解図である。
【図19】図17,図18に示すストッキング類用商品
選択システムの電気的なつながりを示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 ストッキング類用商品選択システム 11 投影機部 18 サーボモータ 20 回転板 30 投影用センサ 32 投光器 34 受光器 36 投影用センサ制御部 38 直線移動モジュール 64 ネジ軸駆動サーボモータ 66 ネジ軸駆動サーボモータ制御部 71 動作用シーケンサ 74 選択処理部 78 中央処理部 84 表示装置 86 入力装置 88 出力装置 90 記憶装置 92 適応サイズ番号テーブル 94 商品データファイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定者の身体の投影データを作成する
    投影データ作成手段、 前記投影データ作成手段により作成された投影データよ
    り被測定者の身体各部のサイズを算出する身体サイズ算
    出手段、および、 前記身体サイズ算出手段により算出された身体各部のサ
    イズに基づいて、被測定者に適合するサイズのストッキ
    ング類を選択する商品決定手段を含む、ストッキング類
    用商品選択システム。
  2. 【請求項2】 前記投影データ作成手段は、被測定者の
    正面または背面を投影面とする第1の投影データと、被
    測定者の左側面または右側面を投影面とする第2の投影
    データとを作成し、 前記身体サイズ算出手段は、前記第1の投影データから
    任意の高さにおける被測定者の横径と、前記第2の投影
    データから前記同じ高さにおける被測定者の身体の厚さ
    とを算出し、それぞれ、楕円の長軸および短軸の値とし
    て、前記身体の測定部位を楕円または円の形状に特定す
    ることにより、被測定者の前記任意高さにおける周囲長
    さおよび/または断面積を算出する、請求項1に記載の
    ストッキング類用商品選択システム。
  3. 【請求項3】 前記商品決定手段は、被測定者の身長方
    向における任意の身体部位間の長さおよび被測定者の任
    意高さにおける周囲長さまたは断面積から、被測定者に
    適合するストッキング類のサイズを指示する適応サイズ
    番号を決定する適応サイズ番号テーブルを有する、請求
    項1または請求項2に記載のストッキング類用商品選択
    システム。
  4. 【請求項4】 前記投影データ作成手段は、被測定者の
    測定部位に対して局所的に光を照射する投光部および前
    記光を受光する受光部を含む光センサを被測定者の身長
    方向に連続的に配置した投影用センサと、 前記光を照射する方向と直交する方向に沿って移動する
    前記投影用センサの移動距離を検出する移動距離検出手
    段と、 前記投影用センサおよび前記移動距離検出手段からの信
    号が記憶される記憶手段とを含む、請求項1ないし請求
    項3のいずれかに記載のストッキング類用商品選択シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記身体サイズ算出手段は、前記第1の
    投影データに対して、被測定者の測定部位の遮断により
    生ずる前記光センサの信号の切替り部分の数を前記各光
    センサの信号毎にカウントする切替り回数カウント手段
    と、 前記切替り回数カウント手段より得られた信号の切替り
    部分の数を、測定部位の高さの低い方から比較判定し、
    最初に信号の切替り部分の数が4から2に変更した計測
    高さを求め股下高さを算出する股下高さ算出手段とを含
    む、請求項2ないし請求項4のいずれかに記載のストッ
    キング類用商品選択システム。
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