JPH1175133A - 3段ノッチフィルタを使用したntsc干渉除去方法及びntsc干渉除去フィルタ回路 - Google Patents

3段ノッチフィルタを使用したntsc干渉除去方法及びntsc干渉除去フィルタ回路

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JPH1175133A
JPH1175133A JP9347513A JP34751397A JPH1175133A JP H1175133 A JPH1175133 A JP H1175133A JP 9347513 A JP9347513 A JP 9347513A JP 34751397 A JP34751397 A JP 34751397A JP H1175133 A JPH1175133 A JP H1175133A
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ntsc
energy
signal
interference
stage notch
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JP9347513A
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Hwak-Dong Park
擴東 朴
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WiniaDaewoo Co Ltd
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Daewoo Electronics Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/41Structure of client; Structure of client peripherals
    • H04N21/426Internal components of the client ; Characteristics thereof

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地上波ディジタルTV受信においてNTS
Cチャネル間の干渉を除去するために、3段ノッチフィ
ルタを採用したNTSCチャネル間の干渉除去技術を提
供する。 【解決手段】Iチャネルデータシンボル、及びデータフ
ィールド同期基準パターンを入力されて、Iチャネルデ
ータシンボル、及びデータフィールド同期基準パターン
信号を出力するNTSC除去手段(120,130)と、Iチャ
ネルデータシンボル、及び前記データフィールド同期基
準パターン信号間の第1のエラー信号を算出して、第1
のエネルギーを算出する第1のエネルギー算出手段(20
0)と、Iチャネルデータシンボル、及び3段ノッチフィ
ルタリングされたデータフィールド同期基準パターン信
号間の第2のエラー信号を算出して、第2のエネルギー
を算出する第2のエネルギー算出手段(300)と、第1の
エネルギーと前記第2のエネルギーとの大きさを比較し
て、出力経路を制御するための選択信号を生成する最小
エネルギー検出手段(400)と、出力経路を制御する選択
出力手段(500)とを有する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高品質テレビジョン
(Advanced Television:ATV)サービスに関するも
のであり、より詳細には地上波ディジタルテレビジョン
信号の受信側からNTSCチャネル間の干渉を除去する
ための改良された技術に関する。
【0002】
【従来の技術】高品質テレビジョン(ATV)は、米国
の地上波放送テレビジョンサービスのために計画された
ものであって、標準6MHzテレビジョンチャネル上に
1つの高画質テレビジョン(HDTV)信号または多数
の低解像度テレビジョン信号をディジタルで伝送する技
術である。テレビジョン信号の画像及び音声成分は、例
えばMPEG−2及びドルビーAC−3圧縮方式でそれ
ぞれ圧縮され、残留側波帯方式の変調を利用して複数の
N−レベルデータシンボル形態に伝送するために単一の
伝送ビットストリームでマルチプレックスされる。
【0003】高品質テレビジョンは、特定地域で以前に
使用されていないチャネル、すなわちタブチャネル上に
放送し、一定時間の間にNTSC放送サービスと共に存
在する。すなわち、従来のNTSCの受信のために建て
られた多くの基地局を活用しながら高品質テレビジョン
サービスを提供するために、それぞれ6MHzテレビジ
ョンチャネルに対して2つの異なるフォーマットで符号
化されたプログラムを同時に送信する。このために、与
えられた特定のNTSCサービス地域内でATV符号化
信号の伝送のために、6MHzテレビジョンチャネルの
付加的な割り当てが考慮される。このような付加的なチ
ャネルは、一般的には前記のような目的に有用である
が、少なくともいくつかの同一のチャネルは隣接するテ
レビジョンサービス地域内でNTSC伝送のために割り
当てられることもある。これは隣接するテレビジョンサ
ービス地域内の同一のチャネル上でNTSCとATV伝
送は相互に干渉するいわゆるチャネル間の干渉の問題を
誘発させる。受信されたATV信号内で隣接する送信機
のNTSCチャネル間の干渉が過ぎると、ATV受信機
の信号再生能力を弱化させる。従って、受信されたAT
V信号に対するNTSCチャネル間の干渉の効果を最小
化させる措置が必要である。
【0004】前記のような要求に応えるために、ATV
受信機でNTSCチャネル間の干渉を除去するための従
来の技術として“VSB HDTV TRANSMISSION SYSTEM WITH
REDUCED NTSC CO-CHANNEL INTERFERENCE”という名称
の米国特許第5,087,975及び“NTSC REJECTIO
N FILTER WITH SWITCHED TOMLINSON PRECODER FOR
REDUCING NTSC CO-CHANNEL INTERFERENCE IN AT
V RECEIVERS”という名称の米国特許第5,602,5
83号がRichard W. Cittaにより開示されている。ま
た、“METHOD AND APPARATUS FOR COMBATING CO-CHA
NNEL NTSC INTERFERENCE FOR DIGITAL TV TRANSMISSIO
N HAVING A SIMPLIFIED REJECTION FILTER”という名称
の米国特許第5,602,602号がSamir N. Hulyalk
arにより提案されている。
【0005】一方、ATSC(Advanced Television Sys
tems Committee)は“Guide to theUse of the ATSC Dig
ital Television Standard”という名称で1995年1
0月4日付けで発行した仕様書でコームフィルタを利用
したNTSCチャネル間の干渉を除去する技術を提案し
た。VSB伝送システムの干渉除去特性は、6MHzテ
レビジョンチャネル内へのNTSCチャネル間の干渉信
号の主要成分の周波数位置及びVSB受信機の基底帯域
コームフィルタの周期的なヌル値による。
【0006】図2Aは次のような3つの主なNTSC成
分の位置と近似的な大きさを示す。第1にチャネルの低
域エッジから1.25MHzに位置する映像搬送波
(V)で、第2に映像搬送波周波数より3.58MHz
高く位置した色度副搬送波(C)で、及び第三に映像搬
送波周波数より4.5MHz高く位置した音声搬送波
(A)である。
【0007】ASTCは前記仕様書でNTSC干渉の除
去のために、図1に示すようなフィルタ回路を提案し
た。このNTSC干渉除去用のフィルタ回路はコームフ
ィルタであり、単一タップ線形フィードフォワードフィ
ルタである。NTSC干渉は図1に示す回路により検出
され得るが、この回路で二進データフィールド同期の信
号対干渉+雑音比は前記コームフィルタ10,20の入
力端と出力端で測定され、相互に比較される。これは2
つのエラー信号を作ることにより達成される。第1のエ
ラー値は、受信された信号を貯蔵されたフィールド同期
の基準と比較することにより得られ、第2のエラー値
は、除去フィルタの出力と内部的に格納された基準フィ
ールド同期をコームフィルタリングした変形信号を比較
することにより得られる。このエラー値は自乗され積分
される。所定の大きさの信頼値が得られた後に、最大の
信号対雑音比(最小の干渉エネルギー)を有する経路が
システムの内外で自動的に切り換えられる。
【0008】前記コームフィルタの周波数応答特性は図
2Bに示されている。NTSC水平ライン速度をfH
する時に、57×fH(10.762MHzまたは89
6.85KHz)毎に周期的な周波数ヌルを有する。6
MHzのチャネル内に7個のヌルがある。NTSC映像
搬送波周波数は低域エッジから二番目のヌルの近所に位
置する。低域エッジから六番目のヌルは、NTSC色度
副搬送波に正確に位置し、低域エッジから七番目のヌル
は、NTSC音声搬送波の近所に位置する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようなコームフィ
ルタの周波数特性から分かるように、図1に示す従来の
NTSC干渉除去フィルタ回路は、NTSCチャネル間
の干渉を誘発する成分であるV,C,Aキャリアを除去
するが、一方では除去する必要のない一、三、四、五番
目のヌル部分のディジタル成分まで除去してしまう。結
果として、受信されたIチャネルデータの不要な損失に
より、受信された信号の再生特性が不良になるという問
題点があった。
【0010】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解決するためのものであり、本発明の目的は、地上波デ
ィジタルテレビジョン受信において、3段ノッチフィル
タを利用して受信された信号から所望のディジタル信号
の不要な喪失を伴わず、NTSCチャネル間の干渉を起
こす成分である映像搬送波、色度副搬送波及び音声搬送
波に当たる周波数成分のみを選択的に除去できる、NT
SCチャネル間の干渉を除去する方法及びこれを遂行す
るための装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による3段ノッチフィルタを採用したNTS
C干渉除去フィルタ回路は、(i)受信されたIチャネ
ルデータシンボル、及びデータフィールド同期基準パタ
ーンを入力されて、それぞれ、NTSCチャネル間の干
渉を起こすNTSC映像搬送波、NTSC色度副搬送
波、及びNTSC音声搬送波の周波数成分を、3段ノッ
チフィルタリングして、NTSCチャネル間の干渉を起
こす周波数成分が除去されたIチャネルデータシンボ
ル、及びデータフィールド同期基準パターン信号を出力
するNTSC除去手段と、(ii)前記受信されたIチ
ャネルデータシンボル、及び前記データフィールド同期
基準パターン信号間の第1のエラー信号を算出して、こ
れから3段ノッチフィルタリングされる前のディジタル
放送信号の第1のエネルギーを算出する第1のエネルギ
ー算出手段と、(iii)前記NTSC除去手段から出
力された3段ノッチフィルタリングされたIチャネルデ
ータシンボル、及び3段ノッチフィルタリングされたデ
ータフィールド同期基準パターン信号間の第2のエラー
信号を算出して、これから3段ノッチフィルタリングを
経た後のディジタル放送信号の第2のエネルギーを算出
する第2のエネルギー算出手段と、(iv)前記第1の
エネルギーと前記第2のエネルギーとの大きさを比較し
て、NTSCチャネル間に干渉が発生したか否かを検出
し、前記Iチャネルデータシンボルと前記3段ノッチフ
ィルタリングされた後のIチャネルデータシンボルとの
うちで最小のNTSCチャネル間の干渉エネルギーを有
する信号が、選択的に出力されるように、出力経路を制
御するための選択信号を生成する最小エネルギー検出手
段と、(v)前記選択信号の制御の下に、前記受信され
たIチャネルデータシンボルと前記3段ノッチフィルタ
リングされたIチャネルデータシンボルとのうちでいず
れか1つが選択的に出力されるように、出力経路を制御
する選択出力手段とを有することを特徴とする。
【0012】本発明によると、3段ノッチフィルタを使
用したNTSC干渉除去フィルタ回路を使用することに
より、コームフィルタを使用する場合には、NTSC干
渉信号だけでなく、ATVのディジタル放送信号までが
除去される現象を著しく防いでさらに改善された品質の
ディジタル放送を受信できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の好適な実施形態をより詳細に説明する。
【0014】図3は本発明の一実施例による3段ノッチ
フィルタを利用したNTSC干渉除去フィルタを示す回
路図である。
【0015】図3に示すように、前記3段ノッチフィル
タを利用したNTSC干渉除去フィルタ回路は、NTS
C除去部100、第1のエネルギー算出部200、第2
のエネルギー算出部300、最小エネルギー検出器40
0、及び出力部500で構成される。
【0016】前記NTSC除去部100は、2つの3段
ノッチフィルタ120,130で構成される。第1の3
段ノッチフィルタ120の入力端は、受信されたIチャ
ネルデータシンボル103のソース101に連結され、
第2の3段ノッチフィルタ130の入力端は、データフ
ィールド同期基準パターン104のソース102に連結
される。
【0017】前記第1のエネルギー算出部200は、第
1の加算器210、第1の自乗器220及び第1の積分
器230で構成される。前記第1の加算器210の2つ
の入力端は前記受信されたIチャネルデータシンボル1
03のソース101と、前記データフィールド同期基準
パー端104のソース102とに連結され、前記第1の
加算器210の出力には、前記第1の自乗器220及び
前記第1の積分器230が順次に連結されている。
【0018】前記第2のエネルギー算出部300は、第
2の加算器310、第2の自乗器320及び第2の積分
器330で構成される。前記第2の加算器310の2つ
の入力端は、前記第1の3段ノッチフィルタ120、及
び前記第2の3段ノッチフィルタ130の出力に連結さ
れ、前記第2の加算器310の出力には、前記第2の自
乗器320、及び前記第2の積分器330が同様に順次
に連結される。
【0019】前記最小エネルギー検出器400は、前記
第1の積分器230及び前記第2の積分器330に連結
され、2つのエネルギー値を比較して所定の選択制御信
号301を前記出力部500に提供する。
【0020】前記出力部500は、マルチプレクサで構
成されている。前記マルチプレクサ500は2つの信
号、すなわち前記受信されたIチャネルデータシンボル
103と、前記第1の3段ノッチフィルタ120の出力
とを入力信号とし、前記最小エネルギー検出器400の
出力信号を選択制御信号301として前記2つの入力信
号103,102のうちで条件に該当する信号を選択的
に出力する。
【0021】以下、添付した図面を参照しながら本発明
の一実施例の作用を説明する。
【0022】受信されたIチャネルデータシンボル10
3は、図5Bに一例として示すように、3個のディジタ
ル値が1つのシンボルを構成し、各シンボルは図5Aに
示すように、所定のマッピングテーブルにより8ーレベ
ルにマッピングされる。同時に、データフィールド同期
基準パターン104は、図5Cに示すように、1個のデ
ィジタル値が1つのシンボルに対応し、‘1’は‘5’
にマッピングされ、‘0’は‘−5’にマッピングされ
る。図5B及び図5Cから分かるように、このような前
記受信されたIチャネルデータシンボル103及びデー
タフィールド同期基準パターン104は、ソース端10
1及びソース端102にビットストリームの形態で供給
される。
【0023】図3に示した3段ノッチフィルタを利用し
たNTSC干渉除去フィルタ回路の動作を図4の流れ図
を参照して説明すると、先ず前記Iチャネルデータシン
ボル103と前記データフィールド同期基準パターン1
04とが、入力端101及び入力端102を通して受信
(ST2)された後に、前記受信されたIチャネルデー
タシンボル103は、前記第1の3段ノッチフィルタ1
20により、そして前記データフィールド同期基準パタ
ーン104は、前記第2の3段ノッチフィルタ130に
より、それぞれ、3段でノッチフィルタリングされる
(ST6)。
【0024】一般に、ノッチフィルタは周知のように、
特定の周波数を吸収減衰させるフィルタである。本発明
は従来の回路で採用したコームフィルタの代わりに3段
ノッチフィルタを採用する。本発明が採用する3段ノッ
チフィルタ120,130の周波数応答特性は図2Cに
示されている。図2Cで分かるように、前記3段ノッチ
フィルタ120,130は、NTSCチャネル間の干渉
を起こす3つの特定の周波数、すなわち、映像搬送波
(V)、色度副搬送波(C)及び音声搬送波(A)の周
波数のみを選択的に吸収減衰させる。もし、前記受信さ
れたIチャネルデータシンボル103及び前記データフ
ィールド同期基準パターン104に所望としないNTS
C搬送波によるチャネル間の干渉が介入された場合に
は、前記3段ノッチフィルタ120、130によりその
干渉が除去される。ところが、チャネル間の干渉が介入
されていない場合には、3段ノッチフィルタリングはむ
しろ所望のディジタル放送信号の損失をもたらす。
【0025】一方、前記第1のエネルギー算出部200
は、3段ノッチフィルタリングされる前のディジタル放
送信号の第1のエネルギー231を算出する(ST
4)。このために、先ずディジタル放送信号中に含まれ
た同期信号を除去するために、前記第1の加算器210
は前記受信されたIチャネルデータシンボル103から
データフィールド同期基準パターン104間の電圧値に
対応するエラー信号211を発生させる。以後、所定の
大きさと位相を有する前記エラー信号211は前記第1
の自乗器220により自乗演算が遂行され、続いて前記
第1の積分器230により積分演算が遂行される。結果
として、前記第1の積分器230は、同期信号が除去さ
れたIチャネルディジタル放送信号の3段ノッチフィル
タリング前の第1のエネルギー231を算出する。
【0026】また、前記第2のエネルギー算出部300
は、3段ノッチフィルタリングされた後のディジタル放
送信号の第2のエネルギー331を算出する(ST
8)。このために、前記第2の加算器310は、前記2
つの3段ノッチフィルタ120,130により3段ノッ
チフィルタされた前記受信されたIチャネルデータシン
ボル121と、前記データフィールド同期基準パターン
131とを入力され、ディジタル放送信号中に含まれた
同期信号を除去するために、これらの2つの信号12
1,131間のエラー信号311を求める。以後、所定
の大きさと位相を有する前記エラー信号311は、前記
第2の自乗器320により自乗演算が遂行され、続いて
前記第2の積分器330により積分演算が遂行される。
結果として、前記第2の積分器330は、同期信号が除
去されたIチャネルディジタル放送信号の3段ノッチフ
ィルタリング後の第2のエネルギー331を算出する。
【0027】前記最小エネルギー検出器400は、前記
第1のエネルギー231及び第2のエネルギー331を
入力されてその大きさを比較し、比較の結果に基づいて
前記マルチプレクサ500に所定の選択制御信号301
を提供する(ST10)。ここで、前記第1のエネルギ
ー231が前記第2のエネルギー331より大きい場合
には、前記受信されたIチャネルデータシンボル103
にNTSCチャネル間の干渉が存在する場合と理解し、
反対に前記第1のエネルギー231が前記第2のエネル
ギー331より小さい場合には、前記受信されたIチャ
ネルデータシンボル103にNTSCチャネル間の干渉
が存在しない場合と理解する。従って、前記マルチプレ
クサ500は、前者の場合には前記第1の3段ノッチフ
ィルタ120の出力121を、そして後者の場合には3
段ノッチフィルタリングを経ていない前記受信されたI
チャネルデータシンボル103をそれぞれデータ出力5
30として選択する(ST12)。このようなマルチプ
レックシングに必要な前記選択制御信号301は前記最
小エネルギー検出器400により提供される。つまり、
前記マルチプレクサ500は出力端530に映像搬送
波、色度副搬送波及び音声搬送波で構成されるアナログ
NTSCチャネル間の干渉成分が除去された基底帯域デ
ィジタル放送信号513を提供できる。
【0028】本発明を実施例によって詳細に説明した
が、本発明は実施例によって限定されず、本発明が属す
る技術分野において通常の知識を有する者であれば本発
明の思想と精神を離れることなく、本発明を修正または
変更できるであろう。
【0029】
【発明の効果】以上で説明したように、地上波放送用の
ディジタルATV受信において、本発明は3段ノッチフ
ィルタを採用したNTSC干渉除去フィルタ回路を使用
することにより、既存のコームフィルタが有する周波数
スペクトル上での欠点、すなわち地上波ディジタルTV
受信において共に受信される映像搬送波、色度副搬送
波、音声搬送波を有するアナログNTSC成分だけでな
くTVのディジタル放送信号まで除去される現象を解決
することができる、さらに改善された品質のディジタル
放送信号を提供する。また、前記3段ノッチフィルタを
利用したNTSC干渉除去フィルタ回路は地上波ディジ
タルTV受信用の8VBS復調チップに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のコームフィルタを使用したNTSC干渉
除去フィルタ回路図。
【図2】A、B、及びCよりなり、Aは、一チャネルの
周波数スペクトルとNTSC搬送波の位置を示す波形
図、Bは、従来のコームフィルタのコームフィルタリン
グ周波数特性を示す波形図、Cは、本発明の一実施例に
適用された3段ノッチフィルタの周波数特性を示す波形
図。
【図3】本発明の一実施例による3段ノッチフィルタを
使用したNTSC干渉除去フィルタを示す回路図。
【図4】図3に示す3段ノッチフィルタを利用したNT
SC干渉除去フィルタ回路の動作原理を説明する流れ
図。
【図5】A、B、及びCよりなり、Aは、受信されたI
チャネルデータシンボルに対する8レベルシンボルマッ
ピングテーブル、Bは、Aに示すマッピングテーブルに
よりマッピングされた受信されたIチャネルデータシン
ボルのマッピング結果の一例を示す波形図、Cは、デー
タフィールド同期基準パターンを示す波形図。
【符号の説明】
100 NTSC除去部 120 第1の3段ノッチフィルタ 130 第2の3段ノッチフィルタ 200 第1のエネルギー算出部 210 第1の加算部 220 第1の自乗器 230 第1の積分器 300 第2のエネルギー算出部 301 選択制御信号 310 第2の加算部 320 第2の自乗器 330 第2の積分器 400 最小エネルギー検出器 500 出力部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)受信されたIチャネルデータシ
    ンボル、及びデータフィールド同期基準パターンを入力
    されて、それぞれ、NTSCチャネル間の干渉を起こす
    NTSC映像搬送波、NTSC色度副搬送波、及びNT
    SC音声搬送波の周波数成分を、3段ノッチフィルタリ
    ングして、NTSCチャネル間の干渉を起こす前記周波
    数成分が除去されたIチャネルデータシンボルも、及び
    データフィールド同期基準パターンを生成する過程と、 (ii)前記受信されたIチャネルデータシンボル、及
    び前記データフィールド同期基準パターン信号の間の第
    1のエラー信号から、3段ノッチフィルタリングされる
    前の受信されたディジタル信号の第1のエネルギーを算
    出する過程と、 (iii)前記過程(i)で3段ノッチフィルタリング
    されたIチャネルデータシンボル、及び3段ノッチフィ
    ルタリングされたデータフィールド同期基準パターン信
    号の間の第2のエラー信号から、3段ノッチフィルタリ
    ングを経た後の受信されたディジタル放送信号の第2の
    エネルギーを算出する過程と、 (iv)前記第1のエネルギーと前記第2のエネルギー
    との大きさを比較して、NTSCチャネル間に干渉が発
    生したか否かを検出し、前記Iチャネルデータシンボル
    と前記3段ノッチフィルタリングされた後のIチャネル
    データシンボルとのうちで、最小のNTSCチャネル間
    の干渉エネルギーを有する信号が、選択的に出力される
    ように、出力経路を制御するための選択信号を生成する
    過程と、 (v)前記選択信号の制御の下に前記受信されたIチャ
    ネルデータシンボルと前記3段ノッチフィルタリングさ
    れたIチャネルデータシンボルとのうちで、いずれか1
    つが選択的に出力されるように、出力経路を制御する過
    程であって、選択的に出力される信号は、NTSCチャ
    ネル間の干渉が発生しない場合には、3段ノッチフィル
    タリングされていない前記受信されたIチャネルデータ
    シンボルであり、NTSCチャネル間の干渉が発生した
    場合には、3段ノッチフィルタリングを経たIチャネル
    データシンボルである、前記制御する過程とを有するこ
    とを特徴とする3段ノッチフィルタを採用したNTSC
    チャネル間の干渉を除去する方法。
  2. 【請求項2】 前記過程(ii)が、 前記受信されたIチャネルデータシンボルから前記デー
    タフィールド同期基準パターン信号を減算して電圧成分
    の前記第1のエラー信号を生成する過程と、 前記第1のエラー信号を自乗演算して第1の電力信号を
    生成する過程と、 前記第1の電力信号を積分して前記第1のエネルギーを
    算出する過程とを有することを特徴とする請求項1に記
    載の3段ノッチフィルタを採用したNTSCチャネル間
    の干渉を除去する方法。
  3. 【請求項3】 前記過程(iii)が、 前記3段ノッチフィルタリングされたIチャネルデータ
    シンボルから前記3段ノッチフィルタリングされたデー
    タフィールド同期基準パターン信号を減算して電圧成分
    の前記第2のエラー信号を生成する過程と、 前記第2のエラー信号を自乗演算して第2の電力信号を
    生成する過程と、 前記第2の電力信号を積分して前記第2のエネルギーを
    算出する過程とを有することを特徴とする請求項1に記
    載の3段ノッチフィルタを採用したNTSCチャネル間
    の干渉を除去する方法。
  4. 【請求項4】 前記過程(v)において、NTSCチ
    ャネル間の干渉が発生していない場合の検出は、前記第
    1のエネルギーが前記第2のエネルギーより小さい時に
    なされ、NTSCチャネル間の干渉が発生した場合の検
    出は、前記第1のエネルギーが前記第2のエネルギーよ
    り大きい時になされることを特徴とする請求項1に記載
    の3段ノッチフィルタを採用したNTSCチャネル間の
    干渉を除去する方法。
  5. 【請求項5】 (i)受信されたIチャネルデータシ
    ンボル、及びデータフィールド同期基準パターンを入力
    されて、それぞれ、NTSCチャネル間の干渉を起こす
    NTSC映像搬送波、NTSC色度副搬送波、及びNT
    SC音声搬送波の周波数成分を、3段ノッチフィルタリ
    ングして、NTSCチャネル間の干渉を起こす周波数成
    分が除去されたIチャネルデータシンボル、及びデータ
    フィールド同期基準パターン信号を出力するNTSC除
    去手段と、 (ii)前記受信されたIチャネルデータシンボル、及
    び前記データフィールド同期基準パターン信号間の第1
    のエラー信号を算出して、これから3段ノッチフィルタ
    リングされる前のディジタル放送信号の第1のエネルギ
    ーを算出する第1のエネルギー算出手段と、 (iii)前記NTSC除去手段から出力された3段ノ
    ッチフィルタリングされたIチャネルデータシンボル、
    及び3段ノッチフィルタリングされたデータフィールド
    同期基準パターン信号間の第2のエラー信号を算出し
    て、これから3段ノッチフィルタリングを経た後のディ
    ジタル放送信号の第2のエネルギーを算出する第2のエ
    ネルギー算出手段と、 (iv)前記第1のエネルギーと前記第2のエネルギー
    との大きさを比較して、NTSCチャネル間に干渉が発
    生したか否かを検出し、前記Iチャネルデータシンボル
    と前記3段ノッチフィルタリングされた後のIチャネル
    データシンボルとのうちで最小のNTSCチャネル間の
    干渉エネルギーを有する信号が、選択的に出力されるよ
    うに、出力経路を制御するための選択信号を生成する最
    小エネルギー検出手段と、 (v)前記選択信号の制御の下に、前記受信されたIチ
    ャネルデータシンボルと前記3段ノッチフィルタリング
    されたIチャネルデータシンボルとのうちでいずれか1
    つが選択的に出力されるように、出力経路を制御する選
    択出力手段とを有することを特徴とする3段ノッチフィ
    ルタを採用したNTSC干渉除去フィルタ回路。
  6. 【請求項6】 前記NTSC除去手段が、 受信されたIチャネルデータシンボルを入力されてNT
    SCチャネル間の干渉を起こすNTSC映像搬送波、N
    TSC色度副搬送波、及びNTSC音声搬送波の周波数
    成分を3段ノッチフィルタリングして、NTSCチャネ
    ル間の干渉を起こす周波数成分が除去されたIチャネル
    データシンボルを出力するための第1の3段ノッチフィ
    ルタと、 前記データフィールド同期基準パターン信号を入力され
    NTSCチャネル間の干渉を起こすNTSC映像搬送
    波、NTSC色度副搬送波、及びNTSC音声搬送波の
    周波数成分を3段ノッチフィルタリングして、NTSC
    チャネル間の干渉を起こす周波数成分が除去されたデー
    タフィールド同期基準パターン信号を出力するための第
    2の3段ノッチフィルタとを有することを特徴とする請
    求項5に記載の3段ノッチフィルタを採用したNTSC
    干渉除去フィルタ回路。
  7. 【請求項7】 前記第1のエネルギー算出手段が、 前記受信されたIチャネルデータシンボルから前記デー
    タフィールド同期基準パターン信号を減算して電圧成分
    の前記第1のエラー信号を生成する第1の加算器と、 前記第1のエラー信号を自乗演算して第1の電力信号を
    生成する第1の自乗器と、 前記第1の電力信号を積分して前記第1のエネルギーを
    算出する第1のエネルギー算出器とを有することを特徴
    とする請求項5に記載の3段ノッチフィルタを採用した
    NTSC干渉除去フィルタ回路。
  8. 【請求項8】 前記第2のエネルギー算出手段が、 前記3段ノッチフィルタリングされたIチャネルデータ
    シンボルから前記3段ノッチフィルタリングされたデー
    タフィールド同期基準パターン信号を減算して電圧成分
    の前記第2のエラー信号を生成する第2の加算器と、 前記第2のエラー信号を自乗演算して第2の電力信号を
    生成する第2の自乗器と、 前記第2の電力信号を積分して前記第2のエネルギーを
    算出する第2のエネルギー算出器とを有することを特徴
    とする請求項5に記載の3段ノッチフィルタを採用した
    NTSC干渉除去フィルタ回路。
  9. 【請求項9】 前記選択出力手段から選択的に出力さ
    れる信号が、NTSCチャネル間の干渉が発生していな
    い場合には、3段ノッチフィルタリングされていない前
    記受信されたIチャネルデータシンボルであり、NTS
    Cチャネル間の干渉が起こった場合には、3段ノッチフ
    ィルタリングを経たIチャネルデータシンボルであるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の3段ノッチフィルタを
    採用したNTSC干渉除去フィルタ回路。
  10. 【請求項10】 前記最小エネルギー検出手段が、前
    記第1のエネルギーが前記第2のエネルギーより小さい
    時には、NTSCチャネル間の干渉が発生していないこ
    とと検出し、前記第1のエネルギーが前記第2のエネル
    ギーより大きい時には、NTSCチャネル間の干渉が発
    生したことと検出することを特徴とする請求項5に記載
    の3段ノッチフィルタを採用したNTSC干渉除去フィ
    ルタ回路。
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