JPH1174634A - 立体構造を有する回路部品の製造方法 - Google Patents

立体構造を有する回路部品の製造方法

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JPH1174634A
JPH1174634A JP23196797A JP23196797A JPH1174634A JP H1174634 A JPH1174634 A JP H1174634A JP 23196797 A JP23196797 A JP 23196797A JP 23196797 A JP23196797 A JP 23196797A JP H1174634 A JPH1174634 A JP H1174634A
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dimensional structure
circuit component
dimensional
forming
manufacturing
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JP23196797A
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Yoshiyuki Ando
好幸 安藤
Akira Sato
亮 佐藤
Hideki Asano
秀樹 浅野
Tomoaki Takahashi
知顕 高橋
Haruo Akaboshi
晴夫 赤星
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Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストアップを抑え、少量多品種で短納期の
生産に好適な立体構造を有する回路部品の製造方法を提
供する。 【解決手段】 選択的レーザー焼結装置10のデータメ
モリ19は、立体構造品の3次元CADデータを記憶し
ている。制御部20は、3次元CADデータに基づい
て、立体構造品のスライス断面毎に散布された平面状の
粒状体14をレーザ源17からのレーザ光の露光によっ
て焼結して立体構造品14Aを製作する。立体構造品1
4Aの表面を粗化し、粗化した立体構造品14Aの表面
に金属メッキを形成し、金属メッキの表面にリソグラフ
ィ技術とエッチング技術を用いて電気回路パターンを形
成して立体構造を有する回路部品を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メッキ等により部
分的に表面を金属被覆した筐体、回路部品、コネクタ、
電磁シールド部品等のパターン状の金属層を備えた立体
構造を有する回路部品の製造方法に関し、特に、選択的
レーザー焼結法、あるいは紙等のシート状部材の積層法
を用いて金型を不要にした立体構造を有する回路部品の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラスチック成形品の表面に電気
回路のパターンを形成した射出成形回路基板(以下「M
CB」という。)および射出成形回路部品(以下「MI
D」という。)と称せられているものがある。これらの
MCBおよびMIDは、プラスチック射出成形品の立体
面に金属パターンを形成して作られ、従来のプリント基
板のように平板に限定されず、種々の形状に対応できる
という特長を有している。このため、MCBおよびMI
Dは、今後、回路部品の小型軽量化および製造工程の減
少をもたらすものと期待されている。
【0003】図14は、従来の立体構造を有する回路部
品の製造方法を示す工程図であり、サブトラクティブ法
に準拠した内容になっている。まず、専用の金型を用い
て射出成形機により射出成形を行って、立体形状を有す
る射出成形品を製作する(工程1201)。次に、表面
を粗化し(工程1202)、更にメッキ触媒(パラジウ
ム塩等)を塗布する(工程1203)。この後、無電解
銅メッキを薄付けし(工程1204)、更に電解銅メッ
キを厚付けする(工程1205)。次に、エッチングレ
ジストの塗布(工程1206)、紫外線の露光処理(工
程1207)、レジスト現像処理(工程1208)、銅
エッチング処理(工程1209)を順次行い、最後にレ
ジスト剥離処理を行う(工程1210)。以上の一連の
処理を行うことにより、表面に電気回路パターンに応じ
た金属層が形成された射出成形回路部品を得ることがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の立体構
造を有する回路部品の製造方法によると、射出成形機自
体は部品の種類が異なっても共通に使用できるが、金型
は部品の種類毎に異なるものを必要とし、金型の償却に
は大量生産が要求される。つまり、金型は高価であるた
め、少量多品種の生産では経済的に不利になる。また、
最近では、製造メーカは顧客から極めて短期間の製品納
期を要求される場合が多くなり、金型製作に日数をかけ
ることが難しくなっており、納期に間に合わない場合が
生じている。更に、製品形状を変更する場合、金型修正
が必要になり、これに対しても相当の日数と費用を要す
ることになる。以上のように、射出成形法を用いる限
り、少量多品種あるいは短納期の生産には不向きであ
る。
【0005】従って、本発明は、コストアップを抑え、
少量多品種で短納期の生産に好適な立体構造を有する回
路部品の製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、立体構造品の立体データを準備し、前記
立体構造品のスライス断面毎に平面状に散布された粒状
体を前記立体データに基づくレーザ光の露光によって焼
結し、前記粒状体の非焼結部を除去してその焼結部によ
り前記立体構造品を製作し、前記立体構造品の表面を粗
化し、粗化した前記立体構造品の表面に金属メッキを形
成し、前記金属メッキの表面にリソグラフィ技術とエッ
チング技術を用いて電気回路パターンを形成することを
特徴とする立体構造を有する回路部品の製造方法を提供
する。
【0007】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、立体構造品の立体データを準備し、前記立体構造品
のスライス断面毎に平面状に散布された粒状体を前記立
体データに基づくレーザ光の露光によって焼結し、前記
粒状体の非焼結部を除去してその焼結部により前記立体
構造品を製作し、前記立体構造品の表面に接着促進層を
形成し、前記接着促進層の表面を粗化し、粗化した前記
接着促進層の表面に金属メッキを形成し、前記金属メッ
キの表面にリソグラフィ技術とエッチング技術を用いて
電気回路パターンを形成することを特徴とする立体構造
を有する回路部品の製造方法を提供する。
【0008】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、立体構造品の立体データを準備し、前記立体構造品
のスライス断面毎に用意された紙等のシート状部材に前
記立体データに基づいて接着剤を塗布して前記シート状
部材を接着した積層体を形成し、前記積層体から接着さ
れていない前記シート状部材の部分を除去して前記立体
構造品を製作し、前記立体構造品の表面を粗化し、粗化
した前記立体構造品の表面に金属メッキを形成し、前記
金属メッキの表面にリソグラフィ技術とエッチング技術
を用いて電気回路パターンを形成することを特徴とする
立体構造を有する回路部品の製造方法を提供する。
【0009】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、立体構造品の立体データを準備し、前記立体構造品
のスライス断面毎に用意された紙等のシート状部材に前
記立体データに基づいて接着剤を塗布して前記シート状
部材を接着した積層体を形成し、前記積層体から接着さ
れていない前記シート状部材の部分を除去して前記立体
構造品を製作し、前記立体構造品の表面に接着促進層を
形成し、前記接着促進層の表面を粗化し、粗化した前記
接着促進層の表面に金属メッキを形成し、前記金属メッ
キの表面にリソグラフィ技術とエッチング技術を用いて
電気回路パターンを形成することを特徴とする立体構造
を有する回路部品の製造方法を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1(a) は、本発明の実施の形態
に係る選択的レーザ焼結装置を示す。なお、同図におい
て、紙面の横方向をX方向、紙面に直交する方向をY方
向、紙面の縦方向をZ方向とする(後述する図12にお
いて同じ。)。この選択的レーザ焼結装置10は、X方
向に移動可能に支持されたタンク11と、タンク11内
にZ方向に昇降可能に配置されたプレート12と、プレ
ート12を昇降させるエレベータ13と、X方向および
Y方向に移動してプレート12上に粉末14を散布する
粉末散布部15と、プレート12、エレベータ13およ
び粉末散布部15とともにタンク11をX方向に移動さ
せるタンク駆動部16と、レンズ17を介してレーザ光
を出射し、プレート12上の粉末14の表面をY方向に
走査する例えばCO2 レーザの如きレーザ源18と、レ
ーザ源18を駆動するレーザ駆動部19と、目的の立体
構造品に対応した3次元CADデータを記憶するデータ
メモリ20と、データメモリ20が記憶する3次元CA
Dデータに基づいて、エレベータ13、粉末散布部1
5、タンク駆動部16およびレーザ駆動部19を制御す
る制御部21とを備え、選択的レーザ焼結法によって立
体構造品を製作するものである。
【0011】粉末14の材料としては、樹脂(有機材
料),セラミック(無機材料)のいずれも用いることが
できる。樹脂,セラミックのいずれも各種の粉末材料を
用いることができ、例えば、粉末樹脂材料としてポリス
チレン,ポリアミド等を用いることができ、粉末無機材
料として砂等を用いることができる。
【0012】データメモリ20には、3次元CADデー
タが幾層もの薄い断面体にスライスされた等高線データ
として記憶されている。
【0013】この選択的レーザ焼結装置10の動作を説
明する。図1(b) は、選択的レーザ焼結装置10によっ
て得られた立体構造品を示す。図1(a) に示すように、
まず、粉末散布部15は、制御部21の制御により、X
方向およびY方向に移動してプレート12上に第1層の
粉末14を散布する。制御部21は、データメモリ20
から第1層に対応する等高線データを読み出し、この等
高線データに基づいてタンク駆動部16およびレーザ駆
動部19を制御する。タンク駆動部16は、プレート1
2、エレベータ13および粉末散布部15とともにタン
ク11をX方向に移動させる。これと同時に、レーザ駆
動部19は、レーザ源18を駆動してプレート12上の
第1層の粉末14にレンズ17を介してレーザ光を出射
し、第1層の粉末14の表面をY方向に走査する。この
結果、第1層の粉末14の表面は、レーザ源18からの
レーザ光によってX方向およびY方向に走査される。第
1層の粉末14のうちレーザ光が照射された部分のみが
焼結する。第1層の粉末14に対し、レーザ走査が終わ
ると、制御部21は、エレベータ13によってプレート
12を1層分降下させる。粉末散布部15は、制御部2
1の制御により、前述したようにプレート12上に第2
層の粉末14を散布する。制御部21は、データメモリ
20から第2層に対応する等高線データを読み出し、こ
の等高線データに基づいてタンク駆動部16およびレー
ザ駆動部19を制御して前述したように第2層の粉末1
4の表面をX方向およびY方向にレーザ走査する。第2
層の粉末14のうちレーザ光が照射された部分のみが焼
結する。以上の動作を第n層まで繰り返して、図1(b)
に示すように、粉末14を層状に散布,焼結,積層す
る。そして、焼結していない周囲の不要な粉末14を除
去して所定の形状(同図では球状)の立体構造品14A
を製作する。
【0014】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
立体構造を有する回路部品の製造方法を示す工程図であ
り、サブトラクティブ法に準拠した内容になっている。
【0015】図3は、本発明に係る立体構造の造形品を
示す。まず、図3に示す立体構造の造形品2を図1に示
す選択的レーザ焼結装置10を用いて製作する(工程1
01)。この造形品2は、図3に示すものの場合、一部
に開口2aと切欠き2bを有している。
【0016】造形品2を製作した後、その表面を粗化し
(工程102)、更に触媒(パラジウム塩)を塗布する
(工程103)。この後、無電解銅メッキ(化学メッ
キ)を薄付けし(工程104)、更に電解銅メッキを厚
付けするか、あるいは一括して無電解銅メッキを厚付け
する(工程105)。次に、エッチングレジストの塗布
(工程106)、紫外線の露光処理(工程107)、レ
ジスト現像処理(工程108)、銅エッチング処理(工
程109)を順次行い、最後にレジスト剥離処理を行う
(工程110)。
【0017】図4は、本発明に係る製造方法によって製
造された立体構造を有する回路部品の完成状態を示す。
以上の一連の処理を行うことにより、図4に示すよう
に、立体構造の造形品2の表面の開口2aおよび切欠き
2bの周囲を含む領域に銅メッキの電気導体からなる電
気導体回路3が形成された立体構造を有する回路部品1
を得ることができる。
【0018】上記第1の実施の形態によれば、以下の効
果が得られる。 (イ) 従来のような射出成形を用いないため、金型を用い
る必要が無くなり、コストアップを抑えることができ、
また、形状データをCAD(Computer Aided Design)装
置である選択的レーザ焼結装置10のデータメモリ20
に入力するのみで、簡単に少量多品種の立体構造を有す
る回路部品の製造を行うことができる。 (ロ) CAD装置に入力する形状データを変更するだけ
で、回路部品の形状変更を容易に行うことができる。 (ハ) 銅メッキは、無電解メッキ法と電解メッキ法の組み
合わせにより形成しているので、立体構造の造形品を容
易に浸漬することが容易でき、また、造形品がプラスチ
ックあるいは無機材料等の絶縁体であっても表面に銅メ
ッキを施すことができる。
【0019】図5は、本発明の第2の実施の形態に係る
立体構造を有する回路部品の製造方法を示す工程図であ
る。図5に示すように、図2の方法に対し、工程101
で造形品2を製作した後、造形品2の表面に接着促進層
を塗布する工程(工程111)を設け、この接着促進層
に対して表面粗化処理(工程102)を施し、以降は図
2に示した処理を行う。
【0020】接着促進層は、例えば、エポキシ樹脂と合
成ゴム、架橋剤、硬化剤、フィラーを組み合わせたもの
等を用いることができる。エポキシ樹脂には、ノボラッ
ク型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂等
がある。合成ゴムには、アクリロニトリルブタジエンゴ
ム、カルボキシル基を含むアクリロニトリルブタジエン
ゴム等がある。また、硬化剤には、ジアミノジフェニル
メタン、イミダゾール類等がある。更に、架橋剤には、
アルキル変性レゾール型フェノール樹脂等がある。フィ
ラーには、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム等があ
る。接着促進層の組成の具体例を示せば、以下の如くで
ある。 エポキシ樹脂 :20〜50g/l 合成ゴム :30〜50g/l 架橋剤 :30〜50g/l 硬化剤 :3〜10重量部/エポキシ樹脂100重量部 フィラー :30〜100g/l
【0021】接着促進層の溶解に用いる溶媒には、メチ
ルエチルケトンやセルソルブ等の溶剤を用いる。接着促
進層を造形品2に形成する方法としては、上記の接着促
進層の溶液に造形品2を浸漬する方法、スプレーから吐
出して塗布する方法等がある。このようにして接着促進
層が形成された造形品2は、所定の条件(乾燥時間、乾
燥温度、硬化温度、硬化時間等)で接着促進層の乾燥お
よび硬化が行われる。
【0022】上記第2の実施の形態によれば、以下の効
果が得られる。 (イ) 接着促進層を設けることにより、銅メッキの電気導
体の表面粗さを非常に小さくすることができ、導体面を
平滑にすることができる。従って、造形品の材質を変更
した場合でも、表面粗化条件を変更する必要がない。ま
た、造形品の材質の選択の自由度が大きくなる。 (ロ) 電気導体の引き剥し強さ(ピール強度)を非常に大
きな値にすることができる。 (ハ) 接着促進層の形成にディップ法を用いることによ
り、接着促進層のための溶液中に造形品を浸漬するのみ
で造形品の表面に接着促進層を形成できる。また、スプ
レー法を用いれば、接着促進層のための溶液を造形品に
噴霧するのみで表面に接着促進層を形成することができ
る。従って、接着促進層の形成工程を簡単な手段によっ
て設けることができる。
【0023】図6は、本発明の第3の実施の形態に係る
立体構造を有する回路部品の製造方法を示す工程図であ
り、セミアディティブ法に準拠した内容になっている。
まず、図2の方法と同様に、図3に示す造形品2を図1
に示す選択的レーザ焼結装置10を用いて製作する(工
程501)。次に、造形品2の表面を粗化し(工程50
2)、更に触媒を塗布する(工程503)。この後、無
電解銅メッキを薄付けする(工程504)。次に、エッ
チングレジストの塗布(工程505)、紫外線(UV)
の露光処理(工程506)、レジスト現像処理(工程5
07)、電解銅メッキ又は無電解銅メッキの厚付け処理
(工程508)、レジスト剥離処理(工程509)、お
よび薄付銅のエッチング処理(工程510)を順次行
う。以上の一連の処理を行うことにより、図4に示す回
路部品1を得ることができる。
【0024】上記第3の実施の形態によれば、従来のよ
うに射出成形を用いないので、金型を用いる必要が無く
なり、形状データをCAD装置に入力するのみで、簡単
に少量多品種の立体構造を有する回路部品1の製造を行
うことが可能になる。また、形状変更も容易に行うこと
ができる。
【0025】図7は、本発明の第4の実施の形態に係る
立体構造を有する回路部品の製造方法を示す工程図であ
る。図6の方法に対し、図7に示すように、工程501
で造形品2を製作した後、造形品2の表面に接着促進層
をディップ法あるいはスプレー法により形成する工程
(工程511)を設け、この接着促進層に対して表面粗
化処理(工程502)を施し、以降は図6に示した処理
を行う。
【0026】上記第4の実施の形態によれば、接着促進
層を設けることにより、銅メッキの電気導体の表面粗さ
を非常に小さくすることができる。また、電気導体のピ
ール強度を極めて大きくすることができる。
【0027】図8は、本発明の第5の実施の形態に係る
立体構造を有する回路部品の製造方法を示す工程図であ
り、フルアディティブ法に準拠した内容になっている。
まず、図3に示す造形品2を図1に示す選択的レーザ焼
結装置10を用いて製作する(工程701)。次に、造
形品2の表面を粗化し(工程702)、更に触媒を塗布
する(工程703)。この後、エッチングレジストの塗
布(工程704)、紫外線の露光処理(工程705)、
レジスト現像処理(工程706)、無電解銅メッキの厚
付け処理(工程707)、レジスト剥離処理(工程70
8)を順次行う。以上の一連の処理を実行することによ
り、図4に示す回路部品1を得ることができる。
【0028】上記第5の実施の形態によれば、上記第1
〜第4の実施の形態に比べ工程数を少なくでき、且つ、
従来のような射出成形を用いないため、金型を用いる必
要が無くなり、形状データをCAD装置に入力するのみ
で、簡単に少量多品種の造形回路部品の製造を行うこと
が可能になる。また、形状変更も容易に行うことができ
る。
【0029】図9は、本発明の第6の実施の形態に係る
立体構造を有する回路部品の製造方法を示す工程図であ
る。図8の方法に対し、図9に示すように、工程701
で造形品2を製作した後、接着促進層をディップ法ある
いはスプレー法により形成する工程(工程708)を設
け、この接着促進層に対して表面粗化処理(工程70
2)を施し、以降は図8に示した処理を行う。
【0030】上記第6の実施の形態によれば、接着促進
層を設けることにより、第2の実施の形態と同様に、電
気導体である金属層の表面粗さを非常に小さくすること
ができる。また、金属層のピール強度を極めて大きくす
ることができる。
【0031】図10は、本発明の第7の実施の形態に係
る立体構造を有する回路部品の製造方法を示す工程図で
あり、フォトアディティブ法に準拠した内容になってい
る。まず、図3に示す造形品2を選択的レーザ焼結装置
10を用いて製作する(工程901)。次に、表面を粗
化し(工程902)、更に、粗化面に感光性の触媒を塗
布する(工程903)。この後、触媒塗布面に紫外線を
露光し(工程904)、更に、感光性触媒の現像処理し
(工程905)、この後、無電解銅メッキを厚付け処理
し(工程906)、感光性触媒を剥離する(工程90
7)。以上の一連の処理を実行することにより、図4に
示す回路部品1を得ることができる。
【0032】上記第7の実施の形態によれば、図8の第
5の実施の形態に比べて更に工程数を少なくでき、且
つ、従来のような射出成形を用いないため、金型を用い
る必要が無くなり、形状データをCAD装置に入力する
のみで、簡単に少量多品種の立体構造を有する回路部品
の製造を行うことが可能になる。また、形状変更も容易
に行うことができる。
【0033】図11は、本発明の第8の実施の形態に係
る立体構造を有する回路部品の製造方法を示す工程図で
ある。図10の方法に対し、図11に示すように、工程
901で造形品2を製作した後、造形品2の表面に接着
促進層をディップ法あるいはスプレー法により形成する
工程(工程907)を設け、この接着促進層に対して表
面粗化処理(工程902)を施し、以降は図10に示し
た処理を行う。
【0034】上記第8の実施の形態によれば、接着促進
層を設けることにより、電気導体の表面粗さを非常に小
さくすることができる。また、電気導体のピール強度を
極めて大きくすることができる。
【0035】図12(a) は、本発明の実施の形態に係る
紙積層装置を示す。この紙積層装置30は、同図におい
て右方向に回転可能に支持され、図示しないドラム駆動
部によって右方向に回転する感光体ドラム31と、感光
体ドラム31の表面に電荷を均一に付与する露光用帯電
器32と、電荷が付与された感光体ドラム31上をY方
向に光走査して静電潜像を形成する露光部33と、感光
体ドラム31上に形成された静電潜像をパウダ状の接着
剤によって現像して接着剤の像を形成する接着剤部34
と、感光体ドラム31上に現像された接着剤の像を、搬
送ローラ35によって搬送された紙36に転写する転写
用帯電器37と、感光体ドラム31を除電する除電器3
8と、接着剤の溶融温度まで加熱されたホットプレート
39と、ホットプレート39の下面に設けられたベース
部材40と、接着剤が塗布された紙36をベース部材4
0に押圧するテーブル41と、目的の立体構造品に対応
した3次元CADデータを記憶するデータメモリ42
と、データメモリ42が記憶する3次元CADデータに
基づいて、露光部33、搬送ローラ35およびテーブル
41を制御する制御部43とを備え、紙の積層法によっ
て立体構造品を製作するものである。
【0036】データメモリ19には、3次元CADデー
タが幾層もの薄い断面体にスライスされた等高線データ
として記憶されている。
【0037】この紙積層装置30の動作を説明する。図
12(b) は、紙積層装置30によって得られた立体構造
品を示す。まず、図12(a) に示すように、制御部43
は、データメモリ42から第1層に対応する等高線デー
タを読み出し、この等高線データに基づいて露光部33
を制御する。露光部33は、露光用帯電器32によって
電荷が均一に付与され、図示しないドラム駆動部によっ
て右方向に回転する感光体ドラム31上をY方向に光走
査して第1層の等高線データに対応する静電潜像を形成
する。次に、接着剤部34は、接着剤によって静電潜像
を現像して接着剤の像を得る。転写用帯電器37は、感
光体ドラム31上に現像された接着剤の像を搬送ローラ
35によって搬送される紙36に転写する。接着剤の像
が転写された紙36は、搬送ローラ35によってホット
プレート39の真下に搬送される。制御部43は、テー
ブル41を上昇させ、接着剤の像が転写された紙36を
ベース部材40に押圧し、この紙36をベース部材40
に接着させる。第1層に対応する紙36の接着が終わる
と、制御部43は、データメモリ42から第2層に対応
する等高線データを読み出し、この等高線データに基づ
いて露光部33およびテーブル41を制御する。露光部
33は、感光体ドラム31上に第2層の等高線データに
対応する静電潜像を形成し、接着剤部34は、接着剤に
よって静電潜像を現像し、転写用帯電器37は、感光体
ドラム31上に現像された接着剤の像を搬送ローラ35
によって搬送される紙36に転写し、テーブル41は、
接着剤の像が転写された紙36を第1層の紙36に接着
させる。以上の動作を第n層まで繰り返して、図12
(b) に示すように、紙36を層状に積層させ、積層体3
6Aを形成する。そして、積層体36Aのうち接着剤が
塗布されていない不要な紙36の部分を除去し、所定の
形状(同図では球状)の立体構造品36Bを製作する。
【0038】この紙積層装置30を用いて図2、図5〜
図11における造形工程(工程101,501,70
1,901)で図3に示す立体構造の造形品2を製作し
てもよい。これにより、第1〜第8の実施の形態と同
様、金型を用いなくても造形品を製作でき、少量多品種
の立体構造を有する回路部品を短納期に製造することが
できる。
【0039】
【実施例】
(第1の実施例)本発明者らは、第1の実施の形態に係
る図2に示した方法に従い、選択的レーザ焼結装置とし
てドイツ社のEOS社のEOSINT P350を用
い、また、粉体材料として黒に着色させたポリエーテル
サルフォンを用いて図4に示す回路部品1の製造を試み
た。まず、図3に示す造形品2を製作した(工程10
1)。
【0040】焼結条件は、以下の条件とした。 CO2 レーザー出力 :50W レーザー走査速度 :1m/s 積層ピッチ :0.1mm 粉体材料の予熱温度 :220℃
【0041】次に、クロム酸/硫酸混合溶液(クロム酸
400g/lと硫酸400ml/lの混合物)を60℃
にし、この溶液に造形品2を浸漬して表面を粗化した
(工程102)。
【0042】図13は、造形品2の表面に触媒を塗布す
る工程の詳細を示す工程図である。図13に示す手順に
より、造形品2の表面に触媒(パラジウム塩)を塗布し
た(工程103)。すなわち、150ml/lの塩酸で
3分間酸洗いし(工程1031)、5分間の水洗を2回
行い(工程1032)、500ml/lの塩酸で1分間
酸洗いし(工程1033)、液温25℃のHS−101
B(日立化成工業(株)製)の触媒に5分間浸漬し(工
程1034)、5分間の水洗を1回行い(工程103
5)、0.2g/lのシュウ酸と15ml/lの塩酸か
らなる溶液に3分間浸漬し(工程1036)、最後に5
分間の水洗を1回行う(工程1037)。
【0043】この後、次に示す無電解銅メッキ液に7時
間浸漬し、約35μmの銅の膜厚を析出した(工程10
5)。 硫酸銅・五水和物 :10g/l エチレンジアミン四酢酸 :30g/l ポリエチレングリコール(Mw600):0.8g/l 2.2−ジビリジル :30mg/l 37%ホルムアルデヒド :3ml/l pH(水酸化ナトリウムで調整) :12.5 液温 :70℃
【0044】次に、エッチングレジストとして電着レジ
スト(例えば、日本ペイント株式会社製の「フォトED
P−1000」)を用い、25℃で50mA/dm2
で3分間電着させ、約8μmの厚さに塗布した(工程1
06)。この後、遮光マスクを装着し、紫外線(散乱
光)を約400mj/cm2 で露光した(工程10
7)。更に、32℃の1%メタ珪酸ナトリウムを不図示
のスプレー装置を用いて120秒間スプレーしてレジス
トを現像した(工程108)。次に、40℃の塩化第二
鉄の36%溶液に2〜3分間浸漬して銅をエッチングし
た(工程109)。更に、50℃の5%メタ珪酸ナトリ
ウムを120秒間スプレーしてレジストを剥離した(工
程110)。以上の一連の処理を実行することにより、
射出成形を行うことなく、図4に示す回路部品1を得る
ことができる。
【0045】(第2の実施例)次に、第2の実施の形態
に係る図5に示した方法により図4に示す回路部品1の
製造を試みた。この場合も、積層ピッチおよび焼結条件
は、上記第1の実施例と同一とした。
【0046】そして、造形品2に塗布する接着促進層は
上記第2の実施の形態で示したような組成であってもよ
いが、ここでは、以下に示す組成の接着促進層の溶液を
ディップ法を用いて膜厚が約10μmになるように造形
品2の全面に塗布した(工程111)。 ノボラック型エポキシ樹脂 :40g/l アクリロニトリルブタジエンゴム :30g/l アルキル変性型フェノール樹脂 :35g/l ジアミノジフェニルメタン :2重量部 炭酸カルシウム :45g/l 溶剤 :メチルエチルケトン
【0047】そして、以下に示す乾燥、硬化条件で接着
促進層を形成した。 乾燥温度 :75℃(50〜80℃) 乾燥時間 :10分(10〜15分) 硬化温度 :165℃(150〜200℃) 硬化時間 :70分(60〜90分)
【0048】これらの乾燥および硬化の条件は、使用し
た溶剤、樹脂等に応じて造形品2に変質や変形を生じな
い範囲で任意に選択することができる。
【0049】次に、以下に示す粗化液にクロム酸/硫酸
混合溶液(50g/lと硫酸250ml/lを混合した
溶液)を用い、この溶液を50℃に加熱した中に造形品
2を5分間浸漬させ、接着促進層に対する粗化処理を行
った(工程102)。粗化液には、過マンガン酸カリウ
ム溶液、クロム酸と硫酸の混合溶液、水酸化ナトリウム
や水酸化カルシウム等の強アルカリ溶液等があるが、こ
こでは以下の組成の粗化液の1つを用いた(ここでは、
3例について示す)。そして、粗化液の温度を40〜8
0℃、粗化時間を5〜40分にして粗化処理を行った。 (1)過マンガン酸カリウム溶液: 過マンガン酸カリウム :20〜100g/l PH :11〜14 (水酸化ナトリウムで調整) (2)クロム酸/硫酸の混合溶液: クロム酸 :20〜300g/l 硫酸 :50〜300ml/l (3)水酸化ナトリウム: 60〜600g/l
【0050】更に、粗化した造形品2に対し、図13に
示した手順によりメッキ触媒(パラジウム−錫コロイ
ド、金属銅コロイド等)を塗布した(工程103)。メ
ッキ触媒は、塩化錫および塩化パラジウムの溶液に逐次
浸漬することにより行うことができる。なお、市販のパ
ラジウム−錫コロイド触媒溶液やアルカリイオン性触媒
溶液を通常の条件で使用してもメッキ触媒が達成され
る。
【0051】この後、以下に示す無電解銅メッキ溶液に
7時間浸漬し、約35μm厚の銅の膜厚を析出した(工
程105)。 硫酸銅・五水和物 :10g/l エチレンジアミン四酢酸 :30g/l ポリエチレングリコール(Mw600):0.8g/l 2.2−ジビリジル :30mg/l 37%ホルムアルデヒド :3ml/l pH(水酸化ナトリウムで調整) :12.5 液温 :70℃ 以降の工程(工程106,107,108,109,1
10)における各処理は、上記第2の実施の形態で説明
したのと同じであるので、ここでは説明は省略する。
【0052】以上のようにして回路部品1の表面に形成
された金属皮膜の粗さを観察したところ、4μmの小さ
さであった。
【0053】
【発明の効果】以上より説明したように、本発明によれ
ば、射出成形を用いずに立体構造品を製作できるので、
金型を不要にすることができる。また、CAD装置に入
力する形状データを変更するだけで、回路部品の立体形
状を容易に変更することができる。従って、コストアッ
プを抑え、少量多品種の立体構造を有する回路部品を短
納期に製造することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る選択的レーザ焼結装
置の概略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る立体構造を有
する回路部品の製造方法を示す工程図である。
【図3】本発明に係る製造方法により製作された立体構
造の造形品を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る製造方法により製造された立体構
造を有する回路部品の完成状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る立体構造を有
する回路部品の製造方法を示す工程図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る立体構造を有
する回路部品の製造方法を示す工程図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る立体構造を有
する回路部品の製造方法を示す工程図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係る立体構造を有
する回路部品の製造方法を示す工程図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態に係る立体構造を有
する回路部品の製造方法を示す工程図である。
【図10】本発明の第7の実施の形態に係る立体構造を
有する回路部品の製造方法を示す工程図である。
【図11】本発明の第8の実施の形態に係る立体構造を
有する回路部品の製造方法を示す工程図である。
【図12】本発明の実施の形態に係る紙積層装置の概略
構成図である。
【図13】本発明に係る触媒工程の詳細を示す工程図で
ある。
【図14】従来の立体構造を有する回路部品の製造方法
を示す工程図である。
【符号の説明】
1 回路部品 2 造形品 2a 開口 2b 切欠き 3 電気導体回路 10 選択的レーザ焼結装置 11 タンク 12 プレート 13 エレベータ 14 粉末 14A 立体構造品 15 粉末散布部 16 タンク駆動部 17 レンズ 18 レーザ源 19 レーザ駆動部 20 データメモリ 21 制御部 30 紙積層装置 31 感光体ドラム 32 露光用帯電器 33 露光部 34 接着剤部 35 搬送ローラ 36 紙 36A 積層体 36B 立体構造品 37 転写用帯電器 38 除電器 39 ホットプレート 40 ベース部材 41 テーブル 42 データメモリ 43 制御部
フロントページの続き (72)発明者 浅野 秀樹 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社パワーシステム研究所内 (72)発明者 高橋 知顕 茨城県日立市大みか町7丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 赤星 晴夫 茨城県日立市大みか町7丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】立体構造品の立体データを準備し、 前記立体構造品のスライス断面毎に平面状に散布された
    粒状体を前記立体データに基づくレーザ光の露光によっ
    て焼結し、 前記粒状体の非焼結部を除去してその焼結部により前記
    立体構造品を製作し、前記立体構造品の表面を粗化し、 粗化した前記立体構造品の表面に金属メッキを形成し、 前記金属メッキの表面にリソグラフィ技術とエッチング
    技術を用いて電気回路パターンを形成することを特徴と
    する立体構造を有する回路部品の製造方法。
  2. 【請求項2】前記金属メッキの形成は、無電解メッキ
    法、あるいは電解メッキ法と無電解メッキ法との組み合
    わせにより行う構成の請求項1記載の立体構造を有する
    回路部品の製造方法。
  3. 【請求項3】立体構造品の立体データを準備し、 前記立体構造品のスライス断面毎に平面状に散布された
    粒状体を前記立体データに基づくレーザ光の露光によっ
    て焼結し、 前記粒状体の非焼結部を除去してその焼結部により前記
    立体構造品を製作し、前記立体構造品の表面に接着促進
    層を形成し、 前記接着促進層の表面を粗化し、 粗化した前記接着促進層の表面に金属メッキを形成し、 前記金属メッキの表面にリソグラフィ技術とエッチング
    技術を用いて電気回路パターンを形成することを特徴と
    する立体構造を有する回路部品の製造方法。
  4. 【請求項4】前記金属メッキの形成は、無電解メッキ
    法、あるいは電解メッキ法と無電解メッキ法との組み合
    わせにより行う構成の請求項3記載の立体構造を有する
    回路部品の製造方法。
  5. 【請求項5】前記接着促進層の形成は、ディップ法ある
    いはスプレー法により行う構成の請求項3記載の立体構
    造を有する回路部品の製造方法。
  6. 【請求項6】立体構造品の立体データを準備し、 前記立体構造品のスライス断面毎に用意された紙等のシ
    ート状部材に前記立体データに基づいて接着剤を塗布し
    て前記シート状部材を接着した積層体を形成し、 前記積層体から接着されていない前記シート状部材の部
    分を除去して前記立体構造品を製作し、 前記立体構造品の表面を粗化し、 粗化した前記立体構造品の表面に金属メッキを形成し、 前記金属メッキの表面にリソグラフィ技術とエッチング
    技術を用いて電気回路パターンを形成することを特徴と
    する立体構造を有する回路部品の製造方法。
  7. 【請求項7】前記金属メッキの形成は、無電解メッキ
    法、あるいは電解メッキ法と無電解メッキ法との組み合
    わせにより行う構成の請求項6記載の立体構造を有する
    回路部品の製造方法。
  8. 【請求項8】立体構造品の立体データを準備し、 前記立体構造品のスライス断面毎に用意された紙等のシ
    ート状部材に前記立体データに基づいて接着剤を塗布し
    て前記シート状部材を接着した積層体を形成し、 前記積層体から接着されていない前記シート状部材の部
    分を除去して前記立体構造品を製作し、 前記立体構造品の表面に接着促進層を形成し、 前記接着促進層の表面を粗化し、 粗化した前記接着促進層の表面に金属メッキを形成し、 前記金属メッキの表面にリソグラフィ技術とエッチング
    技術を用いて電気回路パターンを形成することを特徴と
    する立体構造を有する回路部品の製造方法。
  9. 【請求項9】前記金属メッキの形成は、無電解メッキ
    法、あるいは電解メッキ法と無電解メッキ法との組み合
    わせにより行う構成の請求項8記載の立体構造を有する
    回路部品の製造方法。
  10. 【請求項10】前記接着促進層の形成は、ディップ法あ
    るいはスプレー法により行う構成の請求項8記載の立体
    構造を有する回路部品の製造方法。
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