JPH1174041A - アレイタイプコネクタ - Google Patents

アレイタイプコネクタ

Info

Publication number
JPH1174041A
JPH1174041A JP23603697A JP23603697A JPH1174041A JP H1174041 A JPH1174041 A JP H1174041A JP 23603697 A JP23603697 A JP 23603697A JP 23603697 A JP23603697 A JP 23603697A JP H1174041 A JPH1174041 A JP H1174041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
contact
housing
contacts
array type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23603697A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Narui
文雄 成井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kel Corp
Original Assignee
Kel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kel Corp filed Critical Kel Corp
Priority to JP23603697A priority Critical patent/JPH1174041A/ja
Publication of JPH1174041A publication Critical patent/JPH1174041A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度でもコンパクトであるとともに、IC
等の他の表面実装部品と同時にリフロー可能とすること
により、簡単且つ、確実にプリント基板への接続を行う
ことができるアレイタイプコネクタを得る。 【解決手段】 レセプタクルコネクタ1のレセプタクル
ハウジング10にマトリックス状に複数のレセプタクル
コンタクト20を配設し、プラグコネクタ5のプラグハ
ウジング50にもマトリックス状に複数のプラグコンタ
クト60を配設しており、両コネクタ1,5を嵌合させ
ることにより、導電シート3を介して各コンタクト2
0,60同士の信号の伝達を行う。導電シートは、シー
ト状の絶縁性シリコンゴムの中に導電性繊維を高密度に
配向させることによって形成されているため、両コネク
タ1,5の嵌合状態において対応するコンタクト20,
60同士のみを導通させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板の表
面に取り付けられるコネクタに関し、さらには詳しくは
BGA(Ball Grid Array )タイプをはじめとするアレ
イタイプコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板の表面に形成された配線パ
ターンにリードを直接半田付け接合する電子部品、すな
わち表面実装される電子部品としてはICやコネクタが
知られている。ここで、近時においては表面実装される
電子部品の高密度化が進んでいるがリードを狭ピッチ化
すると、リードとパターン層とが誤接触する可能性が高
くなる。このため、ICやLSIにおいては高密度化し
た電子部品における誤接触を防止するためにBGA(Ba
ll Grid Array )接続を行うように構成したものがあ
る。
【0003】BGA接続を行うように構成したICの下
面には複数の電極パターンが形成されており、これら電
極パターンには、球状に形成された半田(球状電極)が
塗布されている。このようなBGAタイプのICは、球
状電極に対面する位置に配線パターンが形成された基板
上に直接載置され、球状電極を配線パターンに半田接合
することにより基板に表面実装される。このようなBG
AタイプのICを用いることにより、ICの高密度化に
対応することができるとともに、ICが実装された基板
全体の薄型化、即ち、ロー・プロファイル(Low Profil
e )化を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、IC等
においては上記のように薄型化が可能となっているが、
コネクタにおいては基板に実装される基板側コネクタ
と、この基板側コネクタと嵌合する相手コネクタとにそ
れぞれ設けられたコンタクト同士に所定量の接触代が必
要となるため、薄型化を図ることができなかった。
【0005】また、BGAタイプのIC等をプリント基
板に表面実装(半田付け)する場合には、加熱された空
気(熱風)を流して、球状電極と配線パターンとを接続
させる半田をリフローさせる。このように半田をリフロ
ーさせることにより、全ての球状電極の配線パターンに
対する半田接合を確実且つ効率よく行うことができる
が、従来のコネクタは、BGA接続を行うように構成さ
れていなかったため、IC等の他の表面実装部品と同時
にリフローすることができなかった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、高密度でもコンパクトであるとともに、I
C等の他の表面実装部品と同時にリフローすることによ
り、簡単且つ、確実にプリント基板への接続を行うこと
ができるアレイタイプコネクタを提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のアレイタイプコネクタは、第一コネクタ
と第二コネクタとからなり、両コネクタを嵌合させるこ
とにより、各コネクタの各ハウジングに保持された複数
の第一コンタクトと複数の第二コンタクトとの信号の伝
達を行うものである。
【0008】第一コンタクトは、第二ハウジングとの嵌
合側表面上に位置する第一接続部およびこの第一接続部
の反対側に伸びて第一ハウジングの外方に突出する第一
電極部を有して形成されている。また、第二コンタクト
は、第一ハウジングとの嵌合側表面上に位置する第二接
続部およびこの第二接続部の反対側に伸びて第二ハウジ
ングの外方に突出する第二電極部を有して形成されてい
る。両コンタクトは、それぞれ、第一ハウジングおよび
第二ハウジングを貫通して保持されている。
【0009】また、第一コネクタと第二コネクタとを嵌
合させた状態における、第一接続部と第二接続部との間
には、第一コンタクトと第二コンタクトとの間の信号の
伝達を行う信号伝達部材が設けられている。
【0010】このように構成されたアレイタイプコネク
タにおいては、各ハウジングにおいて上下方向に伸びる
各コネクタを両コネクタの間に設けられた信号伝達部材
を介して両コンタクト間の信号の伝達を行うことによ
り、嵌合状態におけるコネクタの上下方向の寸法、すな
わち、第一電極部と第二電極部との距離を短くすること
ができるため、コネクタを薄型化することができる。
【0011】なお、上記のアレイタイプコネクタにおい
ては、信号伝達部材として導電シートや一対の平面コイ
ルを用いることが好ましい。導電シートは、絶縁性シリ
コンゴムや絶縁性ゴムのシート状部材中に、導電性繊維
や導電性ゴム、あるいは金属微粒子を高密度に配向させ
ることによって形成されている。このため、嵌合状態に
おいて対応するコンタクト同士のみを確実に導通させる
ことができる。また、一対の平面コイルを用いた場合に
は、一方の平面コイルに通電することにより磁束が生じ
る。この磁束による電磁誘導によって対抗する平面コイ
ルに起電力が生じるため、嵌合状態において対応するコ
ンタクト同士のみの信号の伝達を行うことができる。
【0012】また、上記のアレイタイプコネクタにおい
ては、複数の第一コンタクトを第一ハウジングにおける
第二ハウジングとの嵌合側表面上の第一コンタクト保持
面にマトリックス状に配設するとともに、複数の第二コ
ンタクトを第二ハウジングにおける第一ハウジングとの
嵌合側表面上の第二コンタクト保持面にマトリックス状
に配設することが好ましい。このような構成とすること
により、第一コネクタと第二コネクタとを嵌合させた状
態でコンタクト保持面同士を対向させるようにすれば、
複数のコンタクトを狭ピッチで配設した上で第一コンタ
クトと第二コンタクトとの信号の伝達を行うことができ
る。
【0013】さらに、上記のアレイタイプコネクタにお
いては、第一電極部および第二電極部の少なくとも一方
を球状に形成することによりBGA接続を行うことがで
きるように構成することが好ましい。このような構成と
することにより、ICやLSIのBGA接続を行う実装
装置と同一の実装装置を用いて、IC等と同時にアレイ
タイプコネクタのリフローを行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照しながら説明する。図1から図4に
は、本発明に係るアレイタイプコネクタの一例であるB
GAコネクタを示している。このBGAコネクタは、レ
セプタクルコネクタ1とプラグコネクタ5とからなり、
レセプタクルコネクタ1はプリント基板Kに表面実装さ
れ、プラグコネクタ5にはフィルムケーブルCが取り付
けられている。そして、レセプタクルコネクタ1とプラ
グコネクタ5とを嵌合させることにより、プリント基板
Kの表面に形成された配線パターンPとフィルムケーブ
ルCとを接続させるようになっている。
【0015】まず、レセプタクルコネクタ1について説
明する。レセプタクルコネクタ1は、レセプタクルハウ
ジング10と、レセプタクルコンタクト20とから構成
されている。レセプタクルハウジング10は絶縁材料に
よって形成され、矩形板状の基部11と、この基部11
の外縁から上方に伸びて形成された壁部12と、この壁
部12の上端部から水平方向内側に伸びて形成されたツ
バ部13とから有底箱状に形成されている。そして、各
部11,12,13で囲まれた部分がプラグコネクタ受
容空間14を形成する。
【0016】基部11には上下方向に貫通する複数のビ
アホール11aが形成されており、このビアホール11
a内にレセプタクルコンタクト20が配設される。レセ
プタクルコンタクト20は、基部11のコンタクト保持
面11b上に位置するコンタクトランド21と、このコ
ンタクトランド21から下方に伸びて形成されビアホー
ル11a内に位置するビア22と、このビア22の下端
に形成されて基部11の底面11cに露出するボールパ
ッド23と、このボールパッド23に固着された半田ボ
ール(球状に形成された電極部)24とから構成されて
いる。
【0017】なお、レセプタクルコンタクト20は、必
ずしも上記のような構成に限られるものではなく、コン
タクトランド21、ビア22およびボールパッド23を
いわゆるスルーホールによって形成し、フラックスを用
いてこのスルーホールに半田ボール24を固着(仮止
め)するように構成してもよい。
【0018】このように構成されたレセプタクルコネク
タ1においては、コンタクト保持面11b上においてプ
ラグコネクタ受容空間14内に突出してコンタクトラン
ド21が設けられ、底面11cから外方に突出してボー
ルパッド23と半田ボール24が設けられる。これによ
り、プリント基板K上に形成された配線パターンPに半
田ボール24を載置してリフローを行えば、半田ボール
24が溶解して各レセプタクルコンタクト20と配線パ
ターンPとの接続を行うことができる。
【0019】このようにしてプリント基板K上に取り付
けられたレセプタクルコネクタ1におけるプラグコネク
タ受容空間14内にはインターコネクタ(信号伝達部
材)3が配設される。インターコネクタ3は、エラスト
マーコネクタとも称されるいわゆる導電シートであり、
絶縁性シリコンゴムをシート状に形成し、このシリコン
ゴムの厚さ方向にカーボン系導電繊維や金属微粒子を高
密度に配向させることによって形成されている。これに
より、シート状の水平方向は絶縁されるとともに、垂直
方向(厚さ方向)は導通という性格を持つ。このため、
インターコネクタ3の上下方向に当接したコンタクト2
0,60同士の導通のみを許容するようになっている。
【0020】このように構成されたインターコネクタ3
は、各コンタクトランド21上に載置されるようにして
プラグコネクタ受容空間14内に位置する。これによ
り、レセプタクルコンタクト20を介して配線パターン
Pとインターコネクタ3とが導通することとなる。
【0021】次に、プラグコネクタ5について説明す
る。プラグコネクタ5は、プラグハウジング50と、プ
ラグコンタクト60とから構成されている。プラグハウ
ジング50は絶縁材料によって形成され、矩形板状の基
部51と、この基部51の外縁から上方に伸びて形成さ
れた壁部52と、この壁部52で囲まれたケーブル受容
空間54内に配設可能なケーブル押え板53とから有底
箱状に形成されている。なお、基部51の下端部外縁に
は水平方向外側に伸びて係止突起55が形成されてい
る。
【0022】基部51にも前記の基部11と同様に上下
方向に貫通する複数のビアホール51aが形成されてお
り、このビアホール51a内にプラグコンタクト60が
配設される。レセプタクルコンタクト60は、基部51
の上面51c上に位置する半田付けパッド61と、この
半田付けパッド61から下方に伸びて形成されビアホー
ル51a内に位置するビア62と、このビア62の下端
に形成されて基部51のコンタクト保持面51bに露出
するコンタクトバンプ63とから構成されている。な
お、プラグコネクタ5においても、半田付けパッド6
1、ビア62およびコンタクトバンプ63をスルーホー
ルによって形成するようにしてもよい。
【0023】このように構成されたプラグコネクタ5に
おいては、上面51c上においてケーブル受容空間54
内に突出して半田付けパッド61が設けられ、コンタク
ト保持面51bから外方に突出してコンタクトバンプ6
3が設けられる。これにより、各半田付けパッド61に
フィルムケーブルCの各配線Caを半田付けした後、フ
ィルムケーブルCをケーブル受容空間54内に位置させ
てケーブル押え板53をケーブル受容空間54内に挿入
嵌合させることにより、各配線Caとコンタクトバンプ
63との接続およびフィルムケーブルCのプラグハウジ
ング50への固定を行うことができる。
【0024】このように構成されたプラグコネクタ5
は、レセプタクルコネクタ1のプラグコネクタ受容空間
14内に基部51を挿入して係止突起55をツバ部13
に係止させることにより、レセプタクルコネクタ1内に
配設されたインターコネクタ3とコンタクトバンプ63
とを接触させることができる。これにより、インターコ
ネクタ3を介して対向する各コネクタ20,60のコン
タクトランド21とコンタクトバンプ63とを導通させ
ることができる。
【0025】なお、インターコネクタ3は、上下方向に
弾性を有して形成されているため、レセプタクルコネク
タ1とプラグコネクタ5とを嵌合させた状態において
は、コンタクトランド21とコンタクトバンプ63とに
挟持されるようにして押しつぶされる。このため、コン
タクトランド21とインターコネクタ3とをしっかりと
接続させることができるとともに、コンタクトバンプ6
3とインターコネクタ3とをしっかりと接続させること
ができる。
【0026】さらに、このインターコネクタ3の弾性力
により、係止突起55をツバ部13に押し付けることが
できる(上方への付勢力を得ることができる)ため、嵌
合状態にあるレセプタクルコネクタ1とプラグコネクタ
5とをしっかりと保持させることができる。
【0027】次に、図5および図6を参照して本発明に
係るBGAコネクタの異なる実施形態について説明す
る。このBGAコネクタもレセプタクルコネクタ101
とプラグコネクタ105とから構成されて、レセプタク
ルコネクタ101がプリント基板に表面実装されるとと
もに、プラグコネクタ105にはケーブルが接続される
ように構成されている。
【0028】そして、このBGAコネクタにおいては、
前記のBGAコネクタにおけるインターコネクタ(信号
伝達部材)3に代えて、レセプタクルコンタクト20の
コンタクトランド21に取り付けられるレセプタクルコ
イル120と、プラグコンタクト60のコンタクトバン
プ63に取り付けられるプラグコイル160とからなる
一対の平面コイルを信号伝達部材として有しており、い
わゆる電磁誘導を用いて両コンタクト20,60間の信
号の伝達を行うように構成されている。
【0029】なお、このBGAコネクタにおいてはイン
ターコネクタ3を有しない点を除いて、レセプタクルハ
ウジング10、レセプタクルコネクタ20、プラグハウ
ジング50およびプラグコネクタ60の構成は、前記の
BGAコネクタと同一の構成であるため、同一の符号を
付してここでの詳細な説明は省略する。
【0030】レセプタクルコイル120およびプラグコ
イル160は、基板121,161に平面コイル12
2,162を配設することにより形成されており、レセ
プタクルハウジング10とプラグハウジング50とを嵌
合させることにより、両コイル120および160が対
向して位置するようになっている。なお、両コネクタ1
01,105を嵌合させた状態においては、両コイル1
20,160は近接しているが接触はしないようになっ
ている。
【0031】このように両コネクタ101,105を嵌
合させた状態のBGAコネクタにおいては、一方のコイ
ル120もしくは160に通電して磁束を発生させるこ
とにより、電磁誘導によって他方のコイル120もしく
は160に起電力が生じるため、両コイル120,16
0を接触させなくても、配線パターンとケーブルとの信
号の伝達を行うことができるようになっている。
【0032】なお、上記の各BGAコネクタにおいて
は、配線パターンPとの接触部である電極部に半田ボー
ル24を用いることにより球状の電極として形成した場
合について説明したが、本発明はこのような構成に限ら
れるものではなく、半田ボール24に代えて金ボールを
用いてもよい。このような構成とした場合には、金ボー
ルと配線パターンPとの間にプリコート半田を設けてリ
フローすることにより、金ボールと半田(すず)とが共
晶となるため、金ボールと配線パターンPとをしっかり
と接触させることができる。
【0033】また、上記のアレイタイプコネクタは、各
ハウジング10,50の嵌合側表面上のコンタクト保持
面11b,51bにマトリックス状に各コンタクト2
0,60を配設した場合について説明したが、本発明の
アレイタイプコネクタは、このような構成に限られるも
のではなく、各コンタクトは必ずしもマトリックス状に
配設する必要はない。
【0034】さらに、上記の各アレイタイプコネクタ
は、一方の電極部を球状にしてプリント基板へのBGA
接続が可能な構成とした場合について説明したが、本発
明のアレイタイプコネクタはこのような構成に限られる
ものではない。例えば、両方の電極部を球状にしてプリ
ント基板同士の接続を行うように構成してもよい。ま
た、両電極部とも球状に形成せずにピン状に形成してP
GA接続を行うように構成したり、電極部をリードによ
って形成して配線パターンと半田付けするように構成し
てもよい。
【0035】また、信号伝達部材としては、上記のよう
なインターコネクタ3や、平面コイル120,160に
限られるものではない。例えば、互いに嵌合する嵌合ピ
ンを各コンタクト20,60に設けたり(メカコンタク
トとしたり)、各コンタクト20,60導電性のワイヤ
ーを複数本立てたり(ワイヤーコンタクトとしたり)す
ることにより、ピン同士やワイヤー同士を接触させるよ
うに構成して、信号の伝達を行うようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明のアレイタイ
プコネクタは、第一コネクタの第一コンタクトと、第二
コネクタの第二コンタクトとの間に設けた信号伝達部材
によって信号の伝達を行わせることができるため、嵌合
状態におけるコネクタの上下方向の寸法、すなわち、第
一電極部と第二電極部との距離を短くすることができ、
コネクタを薄型化することができる。また、各コンタク
トの上下方向の長さを短くすることができるため、コネ
クタの高周波特性を向上させることができる。
【0037】なお、信号伝達部材としては導電シートを
用いることが好ましく、この導電シートによって両コン
タクトを導通させれば、複数の第一コンタクト同士およ
び、複数の第二コンタクト同士は絶縁することができる
とともに、各第一コンタクトとこの第一コンタクトに対
応する各第二コンタクトとの接続を確実に行うことがで
きる。
【0038】また、信号伝達部材としては一対の平面コ
イルを用いることも好ましく、このような構成とした場
合には、両コネクタを嵌合させることにより一方の平面
コイルと他方の平面コイルとが近接した状態となるた
め、一方の平面コイルへの通電を行うことにより電磁誘
導によって他方の平面コイルに起電力が生じるため、両
コンタクトを直接接触させなくても対応する両コンタク
ト間での信号の伝達を行うことができる。
【0039】なお、本発明に係るアレイタイプコネクタ
は、各ハウジングの嵌合側表面上のコンタクト保持面に
各コンタクトをマトリックス状に配設したコネクタとし
て用いることが好ましい。これにより、上下方向の寸法
が短くコンパクトな、複数のコンタクトを狭ピッチで有
した多極のコネクタを得ることができる。
【0040】さらに上記のアレイタイプコネクタにおい
ては、第一電極および第二電極の少なくとも一方を球状
に形成してBGA接続を行うことができるように構成す
ることが好ましい。このような構成とすることにより、
アレイタイプコネクタのプリント基板等への表面実装を
簡単に、且つ、確実に行うことができ、特に多数のコン
タクトを狭ピッチで配設した場合でも表面実装を容易に
行うことができる。
【0041】また、このアレイタイプコネクタとともに
ICやLSI等のBGA接続を行う場合には、同一の実
装装置を用いて同時にアレイタイプコネクタとIC等の
リフローを行うことができるため、表面実装時間の短縮
および作業効率の向上を図ることができる。さらに、ア
レイタイプコネクタの外方にリードが突出することがな
いため、アレイタイプコネクタの外形寸法を小さくする
ことができ、基板上の配設スペースを小さくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアレイタイプコネクタの一例であ
るBGAコネクタの部分断面を示す斜視図である。
【図2】上記BGAコネクタの外観を示す斜視図であ
る。
【図3】上記BGAコネクタの図2におけるIII−III断
面図である。
【図4】上記BGAコネクタの部分拡大図(断面図)で
ある。
【図5】本発明に係るアレイタイプコネクタの一例であ
るBGAコネクタの異なる実施形態の部分拡大図(断面
図)である。
【図6】上記BGAコネクタの図5におけるVI−VI矢視
図である。
【符号の説明】
1,101 レセプタクルコネクタ 3 インターコネクタ(導電シート) 5,105 プラグコネクタ 10 レセプタクルハウジング 20 レセプタクルコンタクト 50 プラグハウジング 60 プラグコンタクト 120 レセプタクルコイル 160 プラグコイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一ハウジング内に上下方向に伸びた複
    数の第一コンタクトを並べて保持する第一コネクタと、
    第二ハウジング内に上下方向に伸びた複数の第二コンタ
    クトを並べて保持する第二コネクタとからなり、前記第
    一コネクタと前記第二コネクタとを嵌合させて前記第一
    コンタクトと対応する前記第二コンタクトとの間の信号
    の伝達を行うコネクタであって、 前記複数の第一コンタクトが、前記第二ハウジングとの
    嵌合側表面上に位置する第一接続部およびこの第一接続
    部の反対側に伸びて前記第一ハウジングの外方に突出す
    る第一電極部を有して前記第一ハウジングを貫通して保
    持され、 前記複数の第二コンタクトが、前記第一ハウジングとの
    嵌合側表面上に位置する第二接続部およびこの第二接続
    部の反対側に伸びて前記第二ハウジングの外方に突出す
    る第二電極部を有して前記第二ハウジングを貫通して保
    持され、 前記第一コネクタと前記第二コネクタとを嵌合させた状
    態において、前記第一接続部と前記第二接続部との間に
    位置して前記第一コンタクトと前記第二コンタクトとの
    間の信号の伝達を行う信号伝達部材を有していることを
    特徴とするアレイタイプコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記信号伝達部材が、前記第一コンタク
    トと対応する前記第二コンタクトとを導通させる導電シ
    ートであることを特徴とする請求項1に記載のアレイタ
    イプコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記信号伝達部材が、前記第一接続部に
    繋がる第一平面コイルと、前記第二接続部に繋がる第二
    平面コイルとからなり、 前記第一コネクタと前記第二コネクタとを嵌合させた状
    態において、前記第一平面コイルと対応する前記第二平
    面コイルとの間に生ずる電磁誘導によって前記第一コン
    タクトと前記第二コンタクトとの信号の伝達を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載のアレイタイプコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記複数の第一コンタクトが前記第一ハ
    ウジングにおける前記第二ハウジングとの嵌合側表面上
    の第一コンタクト保持面にマトリックス状に配設され、 前記複数の第二コンタクトが前記第二ハウジングにおけ
    る前記第一ハウジングとの嵌合側表面上の第二コンタク
    ト保持面にマトリックス状に配設され、 前記第一コネクタと前記第二コネクタとを嵌合させた状
    態において前記コンタクト保持面同士が対向して前記第
    一コンタクトと前記第二コンタクトとの信号の伝達を行
    うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに
    記載のアレイタイプコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記第一電極部および前記第二電極部の
    少なくとも一方が球状に形成されてBGA接続が可能で
    あることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか
    に記載のアレイタイプコネクタ。
JP23603697A 1997-09-01 1997-09-01 アレイタイプコネクタ Pending JPH1174041A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23603697A JPH1174041A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 アレイタイプコネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23603697A JPH1174041A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 アレイタイプコネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1174041A true JPH1174041A (ja) 1999-03-16

Family

ID=16994819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23603697A Pending JPH1174041A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 アレイタイプコネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1174041A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10461447B2 (en) 2017-03-31 2019-10-29 Tyco Electronics Japan G.K. Socket receiving an electronic component having a plurality of contact pads

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03212134A (ja) * 1989-09-13 1991-09-17 Mitsubishi Electric Corp 給電システム
JPH0636819A (ja) * 1992-06-08 1994-02-10 Whitaker Corp:The コンタクトアレイを有するコネクタ
JPH0729649A (ja) * 1993-07-12 1995-01-31 Kel Corp バットジョイントコネクタ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03212134A (ja) * 1989-09-13 1991-09-17 Mitsubishi Electric Corp 給電システム
JPH0636819A (ja) * 1992-06-08 1994-02-10 Whitaker Corp:The コンタクトアレイを有するコネクタ
JPH0729649A (ja) * 1993-07-12 1995-01-31 Kel Corp バットジョイントコネクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10461447B2 (en) 2017-03-31 2019-10-29 Tyco Electronics Japan G.K. Socket receiving an electronic component having a plurality of contact pads

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109818170B (zh) 用于电子封装的插座连接器
US7090502B2 (en) Board connecting component and three-dimensional connecting structure using thereof
KR101353650B1 (ko) 미세 피치 전기 상호접속 조립체용 복합 접촉체
US6884086B1 (en) System and method for connecting a power converter to a land grid array socket
TW201212391A (en) Connector system having contact overlapping vias
JP2003197299A (ja) 表面実装型直角電気コネクタ
JP2010530601A (ja) 表面実装型デバイスを相互接続するコネクタ及び回路基板
JP2003234377A (ja) ボールグリッド配列接続装置
US7841859B2 (en) Socket with solder pad
CA2327953C (en) Electrical connector housing
JP2003217720A (ja) ピングリッド配列電気コネクタ
US6328577B1 (en) High density electric connector set
US6769924B1 (en) Electrical connector having a releasable cover
JPH1174041A (ja) アレイタイプコネクタ
JP2000067963A (ja) 基板表面実装用コネクタ
JP3322342B2 (ja) サーフェスマウント型電子部品のマウント構造
JPH07297236A (ja) 半導体素子実装用フィルムと半導体素子実装構造
JP3701242B2 (ja) 接続システム
JP4068361B2 (ja) 電気コネクタ端子
JPH11307212A (ja) コネクタ装置
JP2002025672A (ja) 電気コネクタ
JP2000311757A (ja) コンタクトの製造方法及びコネクタ
JP2000150096A (ja) コネクタ装置
JPH11251016A (ja) 電気コネクタ組立体及びそれを用いた零挿入力接続組立体
KR20050113872A (ko) 하이브리드 모듈