JPH1173799A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH1173799A
JPH1173799A JP17285398A JP17285398A JPH1173799A JP H1173799 A JPH1173799 A JP H1173799A JP 17285398 A JP17285398 A JP 17285398A JP 17285398 A JP17285398 A JP 17285398A JP H1173799 A JPH1173799 A JP H1173799A
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JP
Japan
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test
memory cell
main
bit line
memory cells
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JP17285398A
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Masahiko Nagatomo
雅彦 長友
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Miyazaki Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Miyazaki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリセルにデータを書き込むことなく、ビ
ット線間やワード線間のショートの有無を検出すること
ができる半導体装置を提供する。 【解決手段】 マトリクス状に配列された複数個の本メ
モリセルDM(00)〜DM(nn)を有する本メモリセルアレイ1
10と、この本メモリセルアレイ110の行選択を行う
本ワード線WL0〜WLnと、本メモリセルアレイの列選択を
行う本ビット線BL0〜BLnとを備えた半導体記憶装置にお
いて、本ビット線ごとに設けられたテスト用メモリセル
BM(0)〜BM(n)からなるテスト用メモリセルアレイ120
と、このテスト用メモリセルアレイ120を構成するテ
スト用メモリセルBM(0)〜BM(n)を同時に選択するテスト
用ワード線WTBTとを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばOTP(O
ne Time Programmable read only memory)等の半導体記
憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体記憶装置について、OTP
を例に採って説明する。OTPは、EP−ROM(Erasa
ble Programmable Read Only Memory)と同じ構造のメモ
リセル、すなわちFAMOS(Floating gate Avalanche
injection MOS)トランジスタを用いて構成したメモリ
セルを備えたP−ROM(ProgrammableRead Only Memor
y )であり、データ消去用の紫外線照射窓を備えていな
い点のみがEP−ROMと異なる。従って、このOTP
は、ユーザレベルでのデータ書き込みが可能であるもの
の、一度書き込んだデータを消去することができないと
いう特徴を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
OTPでは、上述したように一度書き込んだ情報を消去
することができないために、パッケージング後の評価試
験において精度の高い試験結果を得ることができないと
いう課題があった。以下、この課題について説明する。
【0004】一般に、OTPメモリチップのパッケージ
ング前に行う評価試験では、メモリセルに紫外線を照射
することが可能である。このため、かかる評価試験で
は、各メモリセルにデータを書き込んだ後にこのデータ
を読み出して、書き込みデータと読み出しデータとの比
較を行う。そして、書き込みデータと読み出しデータと
がすべて一致する場合は、ワード線およびビット線のい
ずれにも製造不良が無いと判断する。これに対して、メ
モリチップのパッケージング後においては、上述のよう
に一度書き込んだ情報を消去することができないので、
評価試験でデータの書き込みを行うことができない。こ
のため、従来は、このOTPに何も書き込まれていない
状態(このとき記憶データはすべて「1」となる)から
データの読み出しを行い、この読み出しデータがすべて
「1」の場合は製造不良がないものとして扱っていた。
【0005】しかし、このような方法には、例えば隣接
するワード線どうし或いはビット線どうしがショートし
ているような場合でも、この製造不良を検出することが
できないという欠点がある。これは、ワード線やビット
線のショートの有無に拘わらず、読み出しデータはすべ
て「1」となるからである。このため、従来は、パッケ
ージング後の評価試験においては精度の高い試験結果を
得ることができず、従って、例えばパッケージング工程
における熱ストレス等でワード線どうし或いはビット線
どうしのショートが発生することがあっても検出するこ
とができなかった。そして、このことが、OTPの不良
チップの出荷を低減させる上での障害の一つになってい
た。
【0006】また、パッケージング後の評価試験で読み
出しデータが「0」となった場合、OTPに不良がある
ことは検出できるものの、その原因(ワード線やビット
線のショートによるものなのか、他の原因によるものな
のか等)を知ることができないので、不良品の発生を低
減させるための検討を行うことが困難であった。このよ
うな理由により、メモリセルに対してデータの書き込み
を行うことなくワード線やビット線のショートの有無を
検出することができる評価試験技術の登場が嘱望されて
いた。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明では、マトリク
ス状に配列された複数個の本メモリセルを有する本メモ
リセルアレイと、この本メモリセルアレイの行選択を行
う複数本の本ワード線と、本メモリセルアレイの列選択
を行う複数本の本ビット線とを備えた半導体記憶装置に
おいて、本ビット線ごとに設けられた複数個のテスト用
メモリセルからなるテスト用メモリセルアレイと、この
テスト用メモリセルアレイを構成するテスト用メモリセ
ルを同時に選択するテスト用ワード線とを備えている。
このような構成によれば、テスト用ワード線を選択した
状態で本ビット線を順次選択することによって、テスト
用メモリセルアレイの各テスト用メモリセルに記憶され
たデータを本ビット線から順次読み出すことができる。
そして、これにより、本メモリセルに対するデータの書
き込みを行うことなく、本ビット線のショートの有無を
検出することができる。
【0008】また、他の発明では、マトリクス状に配列
された複数個の本メモリセルを有する本メモリセルアレ
イと、この本メモリセルアレイの行選択を行う複数本の
本ワード線と、本メモリセルアレイの列選択を行う複数
本の本ビット線とを備えた半導体記憶装置において、本
ワード線ごとに設けられた複数個のテスト用メモリセル
からなるテスト用メモリセルアレイと、このテスト用メ
モリセルアレイを構成するテスト用メモリセルのデータ
を読み出すテスト用ビット線とを備えている。このよう
な構成によれば、テスト用ビット線を選択した状態で本
ワード線を順次選択することによって、テスト用メモリ
セルアレイの各テスト用メモリセルに記憶されたデータ
をテスト用ビット線から順次読み出すことができる。そ
して、これにより、本メモリセルに対するデータの書き
込みを行うことなく、本ワード線のショートの有無を検
出することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分
の大きさ、形状および配置関係は、この発明が理解でき
る程度に概略的に示してあるにすぎない。また、以下に
説明する数値的条件は単なる例示にすぎないことを理解
されたい。
【0010】以下、この発明の第1の実施の形態とし
て、この発明をOTPのビット線の評価試験に適用した
場合を例に採り、図1を用いて説明する。図1は、この
実施の形態に係るOTPの要部構成を概略的に示す回路
図である。同図に示したように、本メモリセルアレイ1
10は、マトリクス状に配置された(n+1)×(n+
1)個の本メモリセルDM(00)〜DM(nn)を備えてい
る。そして、各メモリセルDM(00)〜DM(nn)は、それ
ぞれ、FAMOSトランジスタによって構成されてい
る。ここで、各メモリセルDM(00)〜DM(nn)を構成す
る各FAMOSトランジスタのコントロールゲートは、
それぞれ、同一行ごとに設けられた本ワード線WL0〜
WLnに接続されている。また、これらのFAMOSト
ランジスタのドレインは、それぞれ、同一列ごとに設け
られた本ビット線BL0〜BLnに接続されている。さ
らに、各FAMOSトランジスタのソースは、それぞれ
接地されている。
【0011】ビット線テスト用メモリセルアレイ120
は、n+1個のビット線テスト用メモリセルBM(0)〜
BM(n)を備えている。そして、各メモリセルBM(0)〜
BM(n)は、それぞれMOSトランジスタによって構成
されている。ここで、各メモリセルBM(0)〜BM(n)を
構成する各MOSトランジスタのゲートは、それぞれビ
ット線テスト用ワード線WLBTに接続されている。また、
これらのMOSトランジスタのうち、奇数番目のメモリ
セルBM(0),BM(2),・・・を構成するものはドレイ
ンがそれぞれ本ビット線BL0,BL2,・・・に接続
されており、偶数番目のメモリセルBM(1),BM(3),
・・・を構成するものはドレインが浮遊状態になってい
る。さらに、各MOSトランジスタのソースは、それぞ
れ接地されている。このように、このメモリセルアレイ
120は、マスクROMを構成している。
【0012】本マルチプレクサ130は、n+1個のM
OSトランジスタTr0〜Trnを備えている。そし
て、各MOSトランジスタTr0〜Trnのゲートは、
それぞれセレクト信号線S0〜Snに接続されている。
また、これらのMOSトランジスタTr0〜Trnのソ
ースは、それぞれ、本ビット線BL0〜BLnに接続さ
れている。さらに、各MOSトランジスタTr0〜Tr
nのドレインは、アンプ140の信号入力端子DIに接続
されている。アンプ140は、信号入力端子DIから電
流を出力する。この電流は、MOSトランジスタTr0
〜Trnを介して各ビット線BL0〜BLnに供給され
る。そして、アンプ140は、このときの電圧レベルを
検知し、読み出しデータとして外部に出力する。ビット
線テスト用ドライバ回路150は、直列に接続された2
段の反転ゲート151,152を備えている。そして、
1段目の反転ゲート151の入力端からビット線テスト
信号WSBTを入力する。一方、2段目の反転ゲート152
の出力端は、ビット線テスト用ワード線WLBTに接続され
ている。行選択用ドライバ回路160は、直列に接続さ
れたNANDゲート161−0〜161−nおよび反転
ゲート162−0〜162−nを備えている。そして、
NANDゲート161−0〜161−nの一方の入力端
には、それぞれ、外部からの行選択信号WS0〜WSn
が入力される。また、NANDゲート161−0〜16
1−nの他方の入力端には、テスト用ドライバ回路15
0に設けられた反転ゲート151の出力信号が入力され
る。一方、反転ゲート162−0〜162−nの出力端
は、本ワード線WL0〜WLnに接続されている。列選
択用ドライバ回路170はn、直列に接続された2段の
反転ゲート171−0〜171−n,172−0〜17
2−nを備えている。そして、1段目の反転ゲート17
1−0〜171−nの入力端から列選択信号YS0〜Y
Snが入力される。一方、2段目の反転ゲート172−
0〜172−nの出力端からは、セレクト信号S0〜S
nが出力される。
【0013】次に、この実施の形態に係るOTPの評価
試験を行う際の動作について、説明する。まず、アンプ
140の信号入力端子DI からの電流の出力を開始させ
るとともに、列選択信号YS0〜YSn をローレベルに
設定する。続いて、ビット線テスト信号WSBTをハイレベ
ルにすると、反転ゲート151の出力信号はローレベル
になる。したがって、反転ゲート152の出力信号はハ
イレベルになる。ビット線テスト用メモリセルアレイ1
20に設けられた各メモリセルBM(0)〜BM(n)のMO
Sトランジスタのゲート電位はハイレベルになるので、
これらのMOSトランジスタがオンする。また、反転ゲ
ート151の出力信号がローレベルになることにより、
行選択用ドライバ回路160内のNANDゲート161
−0〜161−nの出力はハイレベルに固定される。従
って反転ゲート162−0〜162−nの出力(すなわ
ちワード線WL0〜WLn の電位)はローレベルに固定
されるので、本メモリセルDM(00)〜DM(nn)は動作し
ない。次に、列選択信号YS0をローレベルからハイレ
ベルに変化させて、本マルチプレクサ130内のMOS
トランジスタTr0をオンさせる。これにより、最初の
ビット線BL0の電位がアンプ140によって検知され
る。その後、列選択信号YS0をローレベルに戻してM
OSトランジスタTr0をオフさせる。同様に、列選択
信号YS1,YS2,・・・によってMOSトランジス
タTr1,Tr2,・・・を制御することにより、ビッ
ト線BL1,BL2,・・・の信号レベルを順次読み出
す。
【0014】上述したように、各メモリセルBM(0)〜
BM(n)のMOSトランジスタのうち、奇数番目のメモ
リセルBM(0),BM(2),・・・を構成するものは、ド
レインがそれぞれビット線BL0,BL2,・・・に接
続されている。従って、テスト信号WSBTをハイレベルに
することにより、奇数番目のビット線BL0,BL2,
・・・は、メモリセルBM(0) ,BM(2) ,・・・を介
して、グランドと導通する。一方、偶数番目のメモリセ
ルBM(1),BM(3),・・・を構成するMOSトランジ
スタのドレインには何も接続されていないので、テスト
信号WSBTをハイレベルにしても、これらのMOSトラン
ジスタに対応するビット線BL1,BL3,・・・はグ
ランドとは導通しない。従って、ビット線の製造不良
(すなわち隣接するビット線間のショート)が存在しな
い場合には、奇数番目のビット線BL0,BL2,・・
・はすべてローレベルとなり、偶数番目のビット線BL
1,BL3,・・・はすべてハイレベルとなる。一方、
隣接するビット線間(ここでは奇数番目のビット線BL
2mと偶数番目のビット線BL2m−1について考え
る)のショートが存在する場合には、偶数番目のビット
線BL2mは奇数番目のビット線BL2m−1を介して
グランドと導通するので、両ビット線BL2m−1,B
L2mともにローレベルとなる。
【0015】このような理由により、奇数番目のビット
線BL0,BL2,・・・の信号レベルがすべてローレ
ベルであり且つ偶数番目のビット線BL1,BL3,・
・・の信号レベルがすべてハイレベルであった場合はビ
ット線の製造不良が無いと判断することができ、他の場
合はビット線の製造不良があると判断することができ
る。このように、この実施の形態に係るOTPによれ
ば、本メモリセルDM(00)〜DM(nn)に対してデータの
書き込みを行うことなくビット線BL0〜BLnのショ
ートの有無を検出することができる。従って、評価試験
の精度を向上させることができる。
【0016】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て、図2を用いて説明する。この実施の形態は、この発
明をOTPのワード線の評価試験に適用した点が、上述
の第1の実施の形態と異なる。図2は、この実施の形態
に係るOTPの要部構成を概略的に示す回路図である。
同図において、図1と同じ符号を付した構成部は、それ
ぞれ図1の場合と同じものを示しているので、説明を省
略する。図2において、ワード線テスト用メモリセルア
レイ210は、n+1個のワード線テスト用メモリセル
WM(0)〜WM(n)を備えている。各メモリセルWM(0)
〜WM(n)は、それぞれMOSトランジスタによって構
成されている。各メモリセルWM(0)〜WM(n)を構成す
る各MOSトランジスタのゲートは、それぞれ本ワード
線WL0〜WLnに接続されている。また、これらのM
OSトランジスタのうち、奇数番目のメモリセルWM
(0),WM(2),・・・を構成するものはドレインがテス
ト用ビット線BLWTに接続されており、偶数番目のメモリ
セルWM(1),WM(3),・・・を構成するものはドレイ
ンが浮遊状態になっている。さらに、各MOSトランジ
スタのソースは、それぞれ接地されている。このように
して、このワード線テスト用メモリセルアレイ210
は、マスクROMを構成している。
【0017】ワード線テスト用マルチプレクサ220
は、1個のMOSトランジスタTrWTを備えている。そし
て、このMOSトランジスタTrWTのゲートは、ワード線
テスト用ドライバ回路230の出力端に接続されてい
る。また、このMOSトランジスタTrWTのソースはテス
ト用ビット線BLWTに接続され、ドレインはアンプ140
の信号入力端子DI に接続されている。ワード線テスト
用ドライバ回路230は、直列に接続された2段の反転
ゲート231,232を備えている。1段目の反転ゲー
ト231の入力端にはビット線テスト信号YSWTが入力さ
れる。一方、2段目の反転ゲート232の出力端は、上
述のように、マルチプレクサ220に設けられたMOS
トランジスタTrWTのゲートに接続されている。行選択用
ドライバ回路240は、直列に接続された2段の反転ゲ
ート241−0〜241−n,242−0〜242−n
を備えている。1段目の反転ゲート241−0〜241
−nの入力端には、それぞれ、外部からの行選択信号W
S0〜WSnが入力される。また、2段目の反転ゲート
242−0〜242−nの出力端は、本ワード線WL0
〜WLnにそれぞれ接続されている。列選択用ドライバ
回路250は、直列に接続されたn+1個ずつのNAN
Dゲート251−0〜251−nおよび反転ゲート25
2−0〜252−nを備えている。そして、各NAND
ゲート251−0〜251−nの一方の入力端には、そ
れぞれ、外部からの列選択信号YS0〜YSnが入力さ
れる。また、NANDゲート251−0〜251−nの
他方の入力端には、テスト用ドライバ回路230に設け
られた反転ゲート231の出力信号が入力される。各反
転ゲート252−0〜252−nの出力端は、本マルチ
プレクサ130に設けられた各トランジスタTr0〜T
rnのゲートにそれぞれ接続されている。
【0018】次に、この実施の形態に係るOTPの評価
試験を行う際の動作について、説明する。まず、アンプ
140の信号入力端子DI からの電流の供給を開始する
とともに、行選択信号WS0〜WSnをすべてローレベ
ルにする。続いて、ワード線テスト信号YSWTをハイレベ
ルにすると、反転ゲート231の出力信号はローレベル
になる。したがって、反転ゲート232の出力信号はハ
イレベルになる。ワード線テスト用マルチプレクサ22
0に設けられたMOSトランジスタTrWTは、ゲート電位
がハイレベルになるのでオンする。反転ゲート231の
出力信号がローレベルになることにより、列選択用ドラ
イバ回路250内のNANDゲート251−0〜251
−nの出力はハイレベルに固定される。従って反転ゲー
ト252−0〜252−nの出力(すなわち本マルチプ
レクサ130に設けられた各トランジスタTr0〜Tr
nのゲート電位)はローレベルに固定されるので、本ビ
ット線BL0〜BLn は選択されない。次に、行選択信
号WS0をローレベルからハイレベルに変化させて、ワ
ード線テスト用メモリセルWM(0)内のMOSトランジ
スタをオンさせる。その後、このときのビット線BLWTの
電位をアンプ140から読み出した後、行選択信号WS
0をローレベルに戻してこのMOSトランジスタをオフ
させる。同様に、行選択信号WS1,WS2,・・・に
よってメモリセルWM(1)〜WM(n)を順次オンさせたと
きのワード線テスト用ビット線BLWTの電位をアンプ14
0から読み出す。
【0019】ここで、上述したように、これらのMOS
トランジスタのうち、奇数番目のメモリセルWM(0) ,
WM(2) ,・・・を構成するものは、ドレインがそれぞ
れワード線テスト用ビット線BLWTに接続されている。従
って、これらのメモリセルWM(0),WM(2),・・・内
のMOSトランジスタをオンさせたときは、ビット線BL
WTがグランドと導通する。一方、偶数番目のメモリセル
WM(1),WM(3),・・・を構成するMOSトランジス
タのドレインには何も接続されていないので、これらの
MOSトランジスタをオンさせたときにはビット線BLWT
とグランドとは導通しない。このため、アンプ140の
出力電圧は、ワード線の製造不良(すなわち隣接するワ
ード線間のショート)が存在しない場合には、奇数番目
のワード線WL(0),WL(2),・・・が選択されている場合
(即ちメモリセルWM(0),WM(2),・・・内のMOS
トランジスタをオンさせたとき)はワード線テスト用ビ
ット線BLWTはローレベルとなり、偶数番目のワード線WL
(1),WL(3),・・・が選択されている場合(即ちメモリ
セルWM(1),WM(3),・・・内のMOSトランジスタ
をオンさせたとき)はワード線テスト用ビット線BLWTは
ハイレベルとなる。一方、隣接するワード線間(ここで
は奇数番目のワード線WL2mと偶数番目のワード線W
L2m−1について考える)のショートが存在する場合
には、これらのワード線WL2m,WL2m−1のいず
れをハイレベルにした場合にもメモリセルWM(2m)内の
MOSトランジスタがオンするので、アンプ140の出
力値は共にローレベルとなる。従って、奇数番目のワー
ド線WL(0),WL(2),・・・を選択したときのアンプ14
0の出力電圧がすべてローレベルであり且つ偶数番目の
ワード線WL(1),WL(3),・・・を選択したときの出力電
圧がすべてハイレベルであった場合はワード線の製造不
良が無いと判断することができ、他の場合はワード線の
製造不良があると判断することができる。このように、
この実施の形態に係るOTPによれば、本メモリセルD
M(00)〜DM(nn)に対してデータの書き込みを行うこと
なくワード線WL0〜WLnのショートの有無を検出す
ることができる。従って、評価試験の精度を向上させる
ことができる。
【0020】次に、この発明の第3の実施の形態につい
て、図3を用いて説明する。この実施の形態は、上述の
第1の実施の形態と第2の実施の形態とを組み合わせた
ものである。図3は、この実施の形態に係る半導体記憶
装置の要部構成を概略的に示す回路図である。同図に示
した各構成部は、図1または図2の同符号を付した構成
部と同じものであるので、説明を省略する。
【0021】図3に示した半導体記憶装置において、本
ビット線BL0〜BLnの評価試験を行う際には、ま
ず、第1の実施の形態の場合と同様にして、アンプ14
0の信号入力端子DI からの電流の供給を開始するとと
もに、列選択信号YS0〜YSnをローレベルに設定す
る。そして、ビット線テスト信号WSBTをハイレベルに、
ワード線テスト信号YSWTをローレベルに、それぞれ設定
する。反転ゲート151の出力信号がローレベルになる
ので、NANDゲート161−0〜161−nの出力は
ハイレベルに固定される。従って本メモリセルDM(00)
〜DM(nn)は動作しない。一方、反転ゲート231の出
力信号はハイレベルになるので、NANDゲート251
−0〜251−nの出力は列選択信号YS0〜YSnの
信号値を反転した値となる(すなわち、図1の列選択用
ドライバ回路170と同じ動作をするようになる)。従
って、第1の実施の形態の場合と同様にして、列選択信
号YS0〜YSnを制御してビット線BL(0),BL
(1),・・・の信号レベルを順次読み出すことにより、
これらのビット線の製造不良を検出することができる。
【0022】一方、かかる半導体記憶装置において、本
ワード線WL0〜WLnの評価試験を行う際には、ま
ず、第2の実施の形態と同様にして、アンプ140の信
号入力端子DI から各ビット線への電流の供給を開始す
るとともに、行選択信号WS0〜WSnをすべてローレ
ベルにする。その後、テスト信号YSWTをハイレベルに、
テスト信号WSBTをローレベルに、それぞれ設定する。反
転ゲート231の出力信号がローレベルになるので、N
ANDゲート251−0〜251−nの出力はハイレベ
ルに固定さる。従って、マルチプレクサ130内の各M
OSトランジスタTr0〜Trnはオンしない。一方、
反転ゲート151の出力信号はハイレベルになるので、
NANDゲート161−0〜161−nの出力は行選択
信号WS0〜WSnの信号値を反転した値となる(すな
わち、図2の行選択用ドライバ回路240と同じ動作を
するようになる)。従って、第2の実施の形態の場合と
同様にして、行選択信号WS0〜WSnを制御すること
により、ワード線WL0〜WLnの製造不良を検出する
ことができる。
【0023】このように、この実施の形態に係るOTP
によれば、本メモリセルDM(00)〜DM(nn)に対してデ
ータの書き込みを行うことなくビット線BL0〜BLn
およびワード線WL0〜WLnのショートの有無を検出
することができる。従って、評価試験の精度を向上させ
ることができる。
【0024】なお、以上説明した各実施の形態では、ビ
ット線テスト用メモリセルアレイ120およびワード線
テスト用メモリセルアレイ210をマスクROMセルで
構成したが、これに代えてOTPセルで構成することと
してもよい。これにより、OTPチップからデータを読
み出す場合のみならず、OTPチップにデータを書き込
む場合(この場合はテスト用メモリセルアレイ120,
210にデータを書き込むことになる)の評価試験をも
行うことができる。また、上述の各実施の形態では、ビ
ット線テスト用回路(メモリセルアレイ120やドライ
バ回路150等)およびワード線テスト用回路(メモリ
セルアレイ210やマルチプレクサ220、ドライバ回
路230等)をそれぞれ1個ずつ設けることとしたが、
これらの回路をそれぞれ複数個ずつ設けることとしても
よい。そして、これらの複数個のテスト用回路をそれぞ
れ用いて複数回の評価試験を行うことにより、この評価
試験で発見された動作不良がビット線やワード線のショ
ート等に起因するものであるのか或いはビット線テスト
用回路やワード線テスト用回路の製造不良に起因するも
のであるのかを概ね知ることができる。また、これらの
複数個のテスト用回路にそれぞれ異なる値のデータを格
納しておくことにおり、異なるデータを用いた複数回の
評価試験を行うことが可能となり、評価試験の信頼性を
高めることができる。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば、メモリセルに対してデータの書き込みを行うこ
となくワード線やビット線のショートの有無を検出する
ことができる半導体記憶装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るOTPの要部構成を概
略的に示す回路図である。
【図2】第2の実施の形態に係るOTPの要部構成を概
略的に示す回路図である。
【図3】第3の実施の形態に係るOTPの要部構成を概
略的に示す回路図である。
【符号の説明】
110 本メモリセルアレイ 120 ビット線テスト用メモリセルアレイ 210 ワード線テスト用メモリセルアレイ 130 本マルチプレクサ 220 ワード線テスト用マルチプレクサ 140 アンプ 150 ビット線テスト用ドライバ回路 160 行選択用ドライバ回路 170 列選択用ドライバ回路 230 ワード線テスト用ドライバ回路 240 行選択用ドライバ回路 250 列選択用ドライバ回路

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配列された複数個の本メ
    モリセルを有する本メモリセルアレイと、この本メモリ
    セルアレイの行選択を行う複数本の本ワード線と、前記
    本メモリセルアレイの列選択を行う複数本の本ビット線
    とを備えた半導体記憶装置において、 前記複数本の本ビット線ごとに設けられた複数個のテス
    ト用メモリセルからなるテスト用メモリセルアレイと、 このテスト用メモリセルアレイを構成する前記テスト用
    メモリセルを同時に選択するテスト用ワード線と、 を備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記テスト用メモリセルは、所定のデー
    タを記憶するテスト用メモリセルと前記本ビット線に接
    続されないテスト用メモリセルとが交互に設けられたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記テスト用メモリセルとして、データ
    「1」を記憶する前記テスト用メモリセルとデータ
    「0」を記憶する前記テスト用メモリセルとが交互に設
    けられたことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶
    装置。
  4. 【請求項4】 前記テスト用ワード線が選択されている
    ときに前記本ワード線が選択されることを禁止する行選
    択禁止回路を備えたことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記本メモリセルは、フローティングゲ
    ートトランジスタで構成されることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記テスト用メモリセルがフローティン
    グゲートトランジスタで構成されることを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記本ビット線に電位を検知するアンプ
    と、前記アンプと前記ビット線との間に接続され、所定
    のビット線のみを選択するビット線選択回路とを更に有
    する請求項1〜6いずれかに記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 マトリクス状に配列された複数個の本メ
    モリセルを有する本メモリセルアレイと、この本メモリ
    セルアレイの行選択を行う複数本の本ワード線と、前記
    本メモリセルアレイの列選択を行う複数本の本ビット線
    とを備えた半導体記憶装置において、 前記本ワード線にそれぞれ接続された複数のテスト用メ
    モリセルからなるテスト用メモリセルアレイと、 このテスト用メモリセルアレイを構成する前記テスト用
    メモリセルから記憶データを読み出すテスト用ビット線
    と、 を備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記テスト用メモリセルは、所定のデー
    タが記憶されたテスト用メモリセルと前記テスト用ビッ
    ト線に接続されないテスト用メモリセルとが交互に設け
    られたことを特徴とする請求項8に記載の半導体記憶装
    置。
  10. 【請求項10】 前記テスト用メモリセルとして、デー
    タ「1」を記憶する前記テスト用メモリセルとデータ
    「0」を記憶する前記テスト用メモリセルとが交互に設
    けられたことを特徴とする請求項8に記載の半導体記憶
    装置。
  11. 【請求項11】 前記テスト用ビット線が選択されてい
    るときに前記本ビット線が選択されることを禁止する列
    選択禁止回路を備えたことを特徴とする請求項8〜10
    のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記本メモリセルがフローティングゲ
    ートトランジスタで構成されることを特徴とする請求項
    8〜11のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記テスト用メモリセルがマスクRO
    Mセルであることを特徴とする請求項8〜12のいずれ
    かに記載の半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記テスト用メモリセルががフローテ
    ィングゲートトランジスタで構成されることを特徴とす
    る請求項8〜13のいずれかに記載の半導体記憶装置。
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