JPH1173730A - 放送記録装置 - Google Patents

放送記録装置

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JPH1173730A
JPH1173730A JP23114397A JP23114397A JPH1173730A JP H1173730 A JPH1173730 A JP H1173730A JP 23114397 A JP23114397 A JP 23114397A JP 23114397 A JP23114397 A JP 23114397A JP H1173730 A JPH1173730 A JP H1173730A
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JP23114397A
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Masanao Owaki
正直 大脇
Yoshio Matsumoto
吉生 松本
Hiroshi Kuriki
弘 栗城
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアチェック録音及び録音した音声データ再
生の容易化 【解決手段】 放送音声信号内の楽曲に関する名称情報
と放送開始時刻情報を含む文字情報を記憶し、エアチェ
ック終了後において、放送開始時刻情報と、記録開始時
刻とから、記録媒体上の再生開始位置を設定し、記録再
生手段にその再生開始位置からの再生動作を指示できる
ようにする。例えば曲名の一覧表示から再生操作できる
ようにする。また音声データが、放送開始時刻情報と記
録開始時刻に基づいて算出されるポイントでプログラム
分割された管理状態とされるようにする。さらに登録名
称情報に一致した名称情報に対応する放送開始時刻情報
に該当する音声データが、記録媒体上で保存されるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばFM文字多
重放送のように文字情報を含む放送を受信することがで
きるとともに、所定の記録媒体に対する記録再生動作が
可能とされた放送記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に『見えるラジオ』として知られて
いるFM多重放送では、音声信号に文字データを多重化
して放送している。多重化されて放送される文字データ
は、ラジオ受信機における文字デコーダによって抽出さ
れ、例えばラジオ受信機に設けられている小型の表示部
において文字として表示される。
【0003】文字データとしては、例えば複数ページで
構成される文字番組が繰り返し放送されるものであり、
例えば天気予報、交通情報など、放送している番組とは
独立した内容のものから、オンエアした楽曲のリストな
ど、音声による放送内容と関連するもの(オンエア情
報)もある。具体的にはオンエア情報としては、例えば
或る曲を放送すると、その放送後にその曲についての曲
名、演奏者名とともに、その曲の放送開始時刻を送信し
てくる。従って例えばユーザーは、放送された或る曲に
ついて曲名等を知りたい場合は、その放送されている時
刻を覚えておく。するとその後文字情報として送信され
てくるオンエア情報を見て、放送された時刻を照らし合
わせることで、知りたかった曲についての曲名等を確認
することができる。
【0004】ところで各種記録媒体及びそれらに対応す
る記録再生装置が開発されているが、特に近年ミニディ
スクシステムとして知られているように、ユーザーが自
由に音楽データ等を記録できるものも普及している。こ
のミニディスクシステムを利用することにより、FMラ
ジオ等で放送される楽曲を録音(いわゆるエアチェッ
ク)することもでき、このような利便性を考慮して、受
信機能と記録再生機能を一体的に備えた機器も開発され
ている。もしくは、一体的でなくても、チューナ装置と
記録再生装置をシステム接続して同様にエアチェック可
能とすることもされている。
【0005】またミニディスクシステムの場合は、ディ
スク上でユーザーが録音を行なった領域(データ記録済
領域)や、まだ何も録音されていない領域(データ記録
可能な未記録領域;以下、フリーエリアという)を管理
するために、音楽等の主データとは別に、ユーザーTO
C(以下、U−TOCという)という管理情報が記録さ
れている。そして記録装置はこのU−TOCを参照しな
がら録音を行なう領域を判別し、また再生装置はU−T
OCを参照して再生すべき領域を判別している。つま
り、U−TOCには録音された各楽曲等が1つのプログ
ラム(以下「プログラム」を「トラック」ともいう)と
いうデータ単位で管理され、そのスタートアドレス、エ
ンドアドレス等が記される。また何も録音されていない
フリーエリアについては今後のデータ記録に用いること
のできる領域として、そのスタートアドレス、エンドア
ドレス等が記される。
【0006】さらに、このようなU−TOCによりディ
スク上の領域が管理されることで、U−TOCを更新す
るのみで、音楽等の記録データの編集ができる。例えば
1つのトラックを複数のトラックに分割するディバイド
機能、複数のトラックを1つのトラックに連結するコン
バイン機能、再生するトラック順序に応じて与えられて
いるトラックナンバを変更させるムーブ機能、不要なト
ラックを削除するデリート機能(イレーズ機能とも呼ば
れる)などの編集処理が容易でしかも迅速に実行できる
ことになる。さらに各トラックに付随してトラックネー
ムとして曲名などを登録しておき、例えば再生時に表示
させることも可能とされている。そして、ユーザはこの
ような機能を活用して、一旦ディスクに記録した1又は
複数のトラックの編集を行い、個人のオリジナルディス
クを作成して楽しむことができるようになる。特にエア
チェックを考えると、このように録音した楽曲等の編集
が容易に可能であることは、大変便利なものとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが通常、エアチ
ェックはそれほど容易なものではなく、ユーザーにとっ
て以外に手間のかかるものである。例えば普通は、ラジ
オ放送で自分が録音しておきたい楽曲がいつ放送される
かはわからず、エアチェックの準備をしているときにそ
の曲がかかるとは限らない。また逆に準備をしていない
ときに希望の曲が放送され、エアチェックできない場合
も多々ある。
【0008】またタイマー録音などの機能により特定の
番組の放送時間中に継続して録音を続けることもある。
この場合、その番組で例えば好きなアーティストの曲が
放送される予定であることが新聞や情報誌によりわかっ
ていれば、目的の楽曲等を録音できる。ところが、番組
をまるごと録音したが、どのあたりで聞きたい曲が放送
されたかがわからない場合などは、再生させる操作に手
間がかかり、なかなか希望の曲を聴けないといったこと
も多い。また、タイマー録音などの場合は、ナレーショ
ンやコマーシャル等の音声も録音されてしまうため、記
録媒体の記録可能時間を無駄に消費してしまう。ミニデ
ィスクシステムであれば録音後の編集により不要な部分
を消去することはでき、フリーエリアとしてその後の録
音に供することもできるが、番組内容やコマーシャルの
頻度などによっては非常に煩雑な編集操作が必要にな
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの問題点
に鑑みて、特にエアチェックを行う際に、ユーザーの目
的とする楽曲等のエアチェック録音を簡単に実現するこ
と、録音した楽曲等の中から所望の楽曲等を簡単に再生
できるようにすること、及び録音後に不要になった部分
を煩雑な操作をしなくとも消去できるようにすることな
どを実現し、もってエアチェック動作及びその再生動作
などにおける利便性を向上させることを目的とする。
【0010】このために、文字情報が多重された放送音
声を受信し、放送音声信号及び文字情報を得ることがで
きる受信手段と、音声データ及び音声データを1又は複
数のプログラム単位で管理するための管理情報を記録で
きる記録媒体に対して、音声データ及び管理情報の記録
を行うことができ、また記録媒体に記録された音声デー
タの再生動作を行うことのできる記録再生手段と、操作
手段と、受信手段で受信された文字情報を記憶すること
のできる記憶手段と、現在時刻を計数しているととも
に、操作手段の操作に応じて、記録開始時刻、もしくは
記録開始時刻と記録終了時刻を設定できるタイマ手段と
を設ける。また制御手段を設け、その制御手段は、タイ
マ手段により設定された記録開始時刻になったことが判
別されたら、記録再生手段に、受信手段で受信される放
送音声信号を記録する音声データとした記録媒体への記
録動作を実行させるとともに、受信された文字情報の中
から記録媒体への記録対象となった放送音声信号に関す
る文字情報を記憶手段に記憶させる制御を行う。
【0011】つまり制御手段は、タイマー録音としての
エアチェック動作を可能とさせるとともに、録音した楽
曲等の音声データについて、関連する文字情報を取り込
み、各種動作に利用できるようにする。
【0012】第1の動作形態として、制御手段は、少な
くとも放送音声信号内の楽曲に関する名称情報と放送開
始時刻情報を含む文字情報を選択して、記憶手段に記憶
させる。そして記録媒体に対する記録動作終了後におい
て、放送開始時刻情報と、記録開始時刻とから、記録媒
体上の再生開始位置を設定し、記録再生手段にその再生
開始位置からの再生動作を指示できるようにする。つま
り文字情報における名称情報に基づいての再生動作を可
能とする。特に表示手段を備えた場合は、記録媒体に記
録させた放送音声信号内の1又は複数の各楽曲に関する
名称情報を一覧表示させ、操作手段によりその一覧表示
上の或る名称情報の指定に基づいて、記録媒体上の再生
開始位置を設定し、再生動作制御を行う。これによりユ
ーザーは所望の楽曲等の再生を、その記録位置をサーチ
しなくても指示できることになる。
【0013】第2の動作形態として、制御手段は、少な
くとも放送音声信号内の楽曲に関する名称情報と放送開
始時刻情報を含む文字情報を選択して、記憶手段に記憶
させるとともに、記録媒体に記録される放送音声信号と
しての音声データが、放送開始時刻情報と記録開始時刻
に基づいて算出されるポイントでプログラム分割された
管理状態とされるように、記録再生手段に管理情報の記
録を実行させる。つまり文字情報を用いて適正に記録媒
体上でプログラム(トラック)が区切られるようにす
る。これによれば、ユーザーがプログラム分割等の編集
動作を行わなくても、再生動作に好適な状態が実現され
る。また文字情報をプログラムに対応するトラックネー
ム情報としても利用できる。
【0014】第3の動作形態として、制御手段は、操作
手段の操作により入力された名称情報を登録名称情報と
して保持できるとともに、少なくとも放送音声信号内の
楽曲に関する名称情報と放送開始時刻情報を含む文字情
報を選択して、記憶手段に記憶させ、記憶手段に記憶さ
れた名称情報と登録名称情報とを比較し、記録媒体に記
録された音声データにおいて、登録名称情報に一致した
名称情報に対応する放送開始時刻情報に該当する音声デ
ータが、記録媒体上で保存されるように、記録再生手段
に管理情報の記録を実行させる。即ちユーザーが予め曲
名やアーティスト名の登録をしておくだけで、それに該
当する曲が記録媒体に残されている状態を実現できるよ
うにする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の放送記録装置の実
施の形態について説明する。この実施の形態としての例
は、FM文字多重放送を受信することができるととも
に、光磁気ディスク(ミニディスク)を記録媒体として
用い、記録再生動作を行うことのできる放送記録装置と
する。また実施できる動作例として3つの動作例を詳し
く説明する。説明は次の順序で行なう。 1.放送記録装置の構成 2.U−TOC 3.放送される文字情報例 4.第1の動作例 5.第2の動作例 6.第3の動作例 7.時間補正動作 8.変形例
【0016】1.放送記録装置の構成 本例の放送記録装置は、ミニディスクに対して記録/再
生/編集動作を行うことのできる記録再生部1と、FM
多重放送を受信できるステーション部10という2つの
ユニットから構成される。図1にはステーション部10
を詳しく示したブロック図を、また図2には記録再生部
1を詳しく示したブロック図を示す。なお、記録再生部
1とステーション部10は、一体的に同一筐体内の装置
として形成されてもよいし、別体機器とされケーブル等
で接続される構成としてもよい。
【0017】まず図1によりステーション部10の構成
を説明する。ステーション部10は、マイクロコンピュ
ータによるステーションコントローラ21の制御に基づ
いたFM受信動作及びその関連処理を行う部位となる。
アンテナ28で受信される放送信号はFMチューナ/文
字受信部(以下、チューナ部という)22で復調され
る。即ちチューナ部22では、ユーザーの操作や後述す
るタイマ動作に応じたステーションコントローラ21の
制御に応じて選局が行われるとともに、受信される信号
からステレオ放送音声信号を復調し、また放送音声信号
に多重されて送信されてくる文字情報のデコード処理を
行う。
【0018】チューナ部22で放送音声信号として復調
されたアナログオーディオ信号AAは、通信部26を介
して記録再生部1に供給できるようにされている。な
お、図示していないがアナログオーディオ信号AAは、
通信部26に供給されるほか、音量レベルやイコライジ
ングなどの所要の処理が行なわれ、アンプ/スピーカに
供給され受信放送音声として出力される。
【0019】チューナ部22でデコードされた文字情報
TXはステーションコントローラ21に供給される。ス
テーションコントローラ21は文字情報TXをリアルタ
イムで表示部23に表示させたり、またメモリ部25に
記憶させることができる。もちろんメモリ部25に蓄積
されている文字情報を表示部22に表示させることもで
きる。
【0020】メモリ部25はD−RAM、S−RAMな
どの半導体メモリで構成され、ステーションコントロー
ラ21の指示に基づく文字情報TXの記憶や、その他動
作上必要な各種のデータの記憶を行う。表示部23は文
字情報TXの表示や、ユーザーに対する操作上のメッセ
ージ、ガイド表示等をステーションコントローラ21の
制御に基づいて実行する。
【0021】操作部27には、ステーション部10での
受信動作や記録再生部1での記録/再生/編集動作をユ
ーザーが指示するための各種の操作キーが設けられてい
る。具体的には、表示部23での表示動作実行を指示す
るための表示キー、表示部23での表示メニュー上での
選択操作を行うためのポインタ操作キーやエンターキー
が設けられる。また記録再生部1での記録/再生/編集
動作を指示するために、再生キー、停止キー、記録キ
ー、AMS/サーチキー、一時停止キー、編集モードキ
ー、編集操作キー等が設けられ、またディスクタイトル
やトラックネームの入力や、その他情報入力のためのキ
ーボード等が設けられる。
【0022】タイマ部24はいわゆるタイマ動作とし
て、ユーザーが設定した時刻における自動受信動作を行
うための処理部である。具体的には、現在時刻を計数し
ている時計部と、ユーザーが設定した受信開始時刻、受
信終了時刻を登録保持するメモリを有する。このタイマ
部24は常時、つまりメイン電源オフ時でも時刻計数動
作を行うことで、常に現在時刻をカウントするととも
に、登録された受信開始時刻、受信終了時刻の情報は電
源オフ時(いわゆるスタンバイ状態時)でも保持され
る。そしてタイマ動作として登録された時刻となった
ら、ステーションコントローラ21にその情報を伝え、
タイマ受信動作を実行させる。
【0023】通信部26はアナログオーディオ信号A
A、文字情報TX、及び操作部27からの操作情報やタ
イマ動作に基づくコマンドCMを、記録再生部1側に送
信する。またステーションコントローラ21は通信部2
6を介して記録再生部1から、図2のように装填されて
いるディスク90に関してのTOC情報を受け取ること
ができる。
【0024】次に図2により記録再生部1の構成につい
て説明する。この記録再生部1は、ステーション部10
で受信した放送音声信号(アナログオーディオ信号A
A)をディスク90に記録することができるように構成
される。なお、それ以外にも、例えばライン入力端子、
マイクロホン入力端子、デジタル入力端子などが設けら
れて他の各種オーディオソースからの音声信号をディス
ク90に記録することも当然可能とされるが、それらに
ついての説明は省略する。
【0025】この記録再生部1に装填される光磁気ディ
スク90は、スピンドルモータ2により回転駆動され
る。そして光磁気ディスク90に対しては記録/再生時
に光学ヘッド3によってレーザ光が照射される。光学ヘ
ッド3は、記録時には記録トラックをキュリー温度まで
加熱するための高レベルのレーザ出力を行ない、また再
生時には磁気カー効果により反射光からデータを検出す
るための比較的低レベルのレーザ出力を行なう。このた
め、光学ヘッド3にはレーザ出力手段としてのレーザダ
イオード、偏光ビームスプリッタや対物レンズ等からな
る光学系、及び反射光を検出するためのディテクタが搭
載されている。対物レンズ3aは2軸機構4によってデ
ィスク半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能
に保持されている。
【0026】また、ディスク90を挟んで光学ヘッド3
と対向する位置に磁気ヘッド6aが配置されている。磁
気ヘッド6aは供給されたデータによって変調された磁
界を光磁気ディスク90に印加する動作を行なう。光学
ヘッド3全体及び磁気ヘッド6aは、スレッド機構5に
よりディスク半径方向に移動可能とされている。
【0027】再生動作によって、光学ヘッド3によりデ
ィスク90から検出された情報はRFアンプ7に供給さ
れる。RFアンプ7は供給された情報の演算処理によ
り、再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォ
ーカスエラー信号FE、グルーブ情報(光磁気ディスク
90にプリグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記
録されている絶対位置情報)GFM等を抽出する。抽出
された再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給
される。また、トラッキングエラー信号TE、フォーカ
スエラー信号FEはサーボ回路9に供給され、グルーブ
情報GFMはアドレスデコーダ10に供給される。
【0028】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号TE、フォーカスエラー信号FEや、マイクロ
コンピュータにより構成されるコントローラ11(以
下、MDコントローラと呼ぶ)からのトラックジャンプ
指令、アクセス指令、スピンドルモータ2の回転速度検
出情報等により各種サーボ駆動信号を発生させ、2軸機
構4及びスレッド機構5を制御してフォーカス及びトラ
ッキング制御を行ない、またスピンドルモータ2を一定
線速度(CLV)に制御する。
【0029】アドレスデコーダ10は供給されたグルー
ブ情報GFMをデコードしてアドレス情報を抽出する。
このアドレス情報はMDコントローラ11に供給され、
各種の制御動作に用いられる。また再生RF信号につい
てはエンコーダ/デコーダ部8においてEFM復調、C
IRC等のデコード処理が行なわれるが、このときアド
レス、サブコードデータなども抽出され、MDコントロ
ーラ11に供給される。
【0030】エンコーダ/デコーダ部8でEFM復調、
CIRC等のデコード処理された音声データ(セクター
データ)は、メモリコントローラ12によって一旦バッ
ファメモリ13に書き込まれる。なお、光学ヘッド3に
よるディスク90からのデータの読み取り及び光学ヘッ
ド3からバッファメモリ13までの系における再生デー
タの転送は1.41Mbit/secで、しかも通常は間欠的に行な
われる。
【0031】バッファメモリ13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給され
る。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再
生信号処理を施され、44.1KHZ サンプリング、1
6ビット量子化のデジタルオーディオ信号とされる。こ
のデジタルオーディオ信号はD/A変換器15によって
アナログ信号とされ、出力端子16から所定の増幅回路
部へ供給されて再生出力される。
【0032】光磁気ディスク90に対しては、上述のよ
うにステーション部10からのアナログオーディオ信号
AAを記録することができる。ステーション部10の通
信部26から送信されてきたアナログオーディオ信号A
Aは通信部19を介してA/D変換器18に供給され
る。そしてA/D変換器18によってデジタルデータと
された後、エンコーダ/デコーダ部14に供給され、音
声圧縮エンコード処理を施される。
【0033】エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮
された記録データはメモリコントローラ12によって一
旦バッファメモリ13に書き込まれ、また所定タイミン
グで読み出されてエンコーダ/デコーダ部8に送られ
る。そしてエンコーダ/デコーダ部8でCIRCエンコ
ード、EFM変調等のエンコード処理された後、磁気ヘ
ッド駆動回路6に供給される。
【0034】磁気ヘッド駆動回路6はエンコード処理さ
れた記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド
駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク90に対
して磁気ヘッド6aによるN又はSの磁界印加を実行さ
せる。また、このときMDコントローラ11は光学ヘッ
ドに対して、記録レベルのレーザ光を出力するように制
御信号を供給する。
【0035】MDコントローラ11は、CPU、プログ
ラムROM、ワークRAM、インターフェース部等を備
えたマイクロコンピュータとされる。そしてディスク9
0に対する上述の記録/再生動作のための各部の動作制
御を行うとともに、ディスク90に収録されるトラック
の編集処理も実行する。ユーザーからの操作情報はステ
ーションコントローラ21から通信部26,19を介し
てコマンドCMとして送信されてくるが、MDコントロ
ーラ11はこのコマンドCMに基づいて各種所要の動作
制御を実行する。またステーションコントローラ21か
ら文字情報TXも送信されることができるが、この文字
情報TXを利用した編集動作も実行できる。
【0036】ところで、ディスク90に対して記録/再
生動作を行なう際には、ディスク90に記録されている
管理情報、即ちP−TOC(プリマスタードTOC)、
U−TOC(ユーザーTOC)を読み出す必要がある。
MDコントローラ11はこれらの管理情報に応じてディ
スク90上の記録すべきエリアのアドレスや、再生すべ
きエリアのアドレスを判別することとなる。この管理情
報はバッファメモリ13に保持される。そして、MDコ
ントローラ11はこれらの管理情報を、ディスク90が
装填された際に管理情報の記録されたディスクの最内周
側の再生動作を実行させることによって読み出し、バッ
ファメモリ13に記憶しておき、以後そのディスク90
に対する記録/再生/編集動作の際に参照できるように
している。
【0037】また、U−TOCはデータの記録や各種編
集処理に応じて書き換えられるものであるが、MDコン
トローラ11は記録/編集動作のたびに、U−TOC更
新処理をバッファメモリ13に記憶されたU−TOC情
報に対して行ない、その書換動作に応じて所定のタイミ
ングでディスク90のU−TOCエリアについても書き
換えるようにしている。なおディスク90のTOC情報
をMDコントローラ11が通信部19,26を介してス
テーションコントローラ21に送信することで、ステー
ションコントローラ21はディスク90の記録状態その
他に応じた表示動作やその他必要な処理を行うことがで
きる。
【0038】ところで、図1、図2では通信部19,2
6としてのブロックを示しているが、MDコントローラ
11、ステーションコントローラ21としての各マイク
ロコンピュータにおいて情報相互通信が実行できるとと
もに、アナログオーディオ信号AAをディスク90への
記録信号とできる構成であれば、その回路形態、接続形
態はどのようなものでもよい。またMDコントローラ1
1とステーションコントローラ21は1つのマイクロコ
ンピュータで一体的に形成してもよい。
【0039】2.U−TOC 上記したように、ディスク90に対して記録/再生動作
を行なう際には、MDコントローラ11は、ディスク9
0に記録されている管理情報としてP−TOC、U−T
OC(ユーザーTOC)を読み出し、これを参照するこ
とになる。ここで、ディスク90においてトラック(楽
曲等)の記録/再生動作などの管理を行なう管理情報と
して、U−TOCセクターについて説明する。
【0040】なおTOC情報としてはU−TOCとP−
TOC(プリマスタードTOC)が設けられているが、
このP−TOCはディスク90の最内周側のピットエリ
アに形成されるもので、読出専用の情報である。そし
て、P−TOCによってディスクの記録可能エリア(レ
コーダブルユーザーエリア)や、リードアウトエリア、
U−TOCエリアなどの位置の管理等が行なわれる。な
お、ミニディスクシステムでは、全てのデータがピット
形態で記録されている再生専用の光ディスクも使用でき
るが、再生専用ディスクの場合は、P−TOCによって
ROM化されて記録されている楽曲の管理も行なうこと
ができるようにされ、U−TOCは形成されない。P−
TOCについては詳細な説明を省略し、ここでは記録可
能な光磁気ディスクに設けられるU−TOCについて説
明する。
【0041】図3はU−TOCセクター0のフォーマッ
トを示すものである。なお、U−TOCセクターとして
はセクター0〜セクター4が規定されている。後述する
ようにセクター1,セクター4は文字情報、セクター2
は録音日時を記録するエリアとされる。ここでは、ディ
スク90の記録/再生動作に必ず必要となるU−TOC
セクター0、及び文字情報を記録するセクター1につい
て詳しく説明する。
【0042】U−TOCセクター0は、主にユーザーが
録音を行なった楽曲等のトラックや新たに楽曲等の音声
データが録音可能なフリーエリアについての管理情報が
記録されているデータ領域とされる。例えばディスク9
0に或る楽曲の録音を行なおうとする際には、MDコン
トローラ11は、U−TOCセクター0からディスク上
のフリーエリアを探し出し、ここに音声データを記録し
ていくことになる。また、再生時には再生すべき楽曲が
記録されているエリアをU−TOCセクター0から判別
し、そのエリアにアクセスして再生動作を行なう。
【0043】U−TOCセクター0のデータ領域(4バ
イト×588 の2352バイト)は、先頭位置にオール0
又はオール1の1バイトデータが並んで形成される同期
パターンが記録される。続いてクラスタアドレス(Clust
er H) (Cluster L) 及びセクターアドレス(Sector)とな
るアドレスや、モード情報(MODE)が4バイト付加され、
以上でヘッダとされる。
【0044】セクターとは、2352バイトのデータ単
位であり、36セクターが1クラスタとなる。1クラス
タは記録動作の最小単位となる。同期パターンやアドレ
スについては、このU−TOCセクター0に限らず、P
−TOCセクターや、実際に音声データが記録されるデ
ータセクターでも、そのセクター単位に記録されてい
る。クラスタアドレスは、上位アドレス(Cluster H) と
下位アドレス(Cluster L)の2バイトで記され、セクタ
ーアドレス(Sector)は1バイトで記される。続いて所定
バイト位置に、メーカーコード、モデルコード、最初の
トラックのトラックナンバ(First TNO)、最後のトラッ
クのトラックナンバ(Last TNO)、セクター使用状況(U
sed sectors)、ディスクシリアルナンバ、ディスクID
等のデータが記録される。
【0045】さらに、ユーザーが録音を行なって記録さ
れているトラック(楽曲等)の領域やフリーエリア等を
後述する管理テーブル部に対応させることによって識別
するため、対応テーブル指示データ部として各種のテー
ブルポインタ(P-DFA,P-EMPTY ,P-FRA ,P-TNO1〜P-TN
O255) が記録される領域が用意されている。
【0046】そしてテーブルポインタ(P-DFA〜P-TNO25
5) に対応させることになる管理テーブル部として(01h)
〜(FFh) までの255個のパーツテーブルが設けら
れ、それぞれのパーツテーブルには、或るパーツについ
て起点となるスタートアドレス、終端となるエンドアド
レス、そのパーツのモード情報(トラックモード)が記
録されている。さらに各パーツテーブルで示されるパー
ツが他のパーツへ続いて連結される場合があるため、そ
の連結されるパーツのスタートアドレス及びエンドアド
レスが記録されているパーツテーブルを示すリンク情報
が記録できるようにされている。なお本明細書において
『h』を付した数値はいわゆる16進表記のものであ
る。また、パーツとは1つのトラック内で時間的に連続
したデータが物理的に連続して記録されているトラック
部分のことをいう。
【0047】この種の記録再生装置では、1つの楽曲の
データを物理的に不連続に、即ち複数のパーツにわたっ
て記録されていてもパーツ間でアクセスしながら再生し
ていくことにより再生動作に支障はないため、ユーザー
が録音する楽曲等については、録音可能エリアの効率使
用等の目的から、複数パーツにわけて記録する場合もあ
る。
【0048】そのため、リンク情報が設けられ、例えば
各パーツテーブルに与えられたナンバ(01h) 〜(FFh) に
よって、連結すべきパーツテーブルを指定することによ
ってパーツテーブルが連結できるようになされている。
つまりU−TOCセクター0における管理テーブル部に
おいては、1つのパーツテーブルは1つのパーツを表現
しており、例えば3つのパーツが連結されて構成される
楽曲についてはリンク情報によって連結される3つのパ
ーツテーブルによって、そのパーツ位置の管理はなされ
る。なお、実際にはリンク情報は所定の演算処理により
U−TOCセクター0内のバイトポジションとされる数
値で示される。即ち、304+(リンク情報)×8(バ
イト目)としてパーツテーブルを指定する。
【0049】U−TOCセクター0の管理テーブル部に
おける(01h) 〜(FFh) までの各パーツテーブルは、対応
テーブル指示データ部におけるテーブルポインタ(P-DF
A,P-EMPTY ,P-FRA ,P-TNO1〜P-TNO255) によって、
以下のようにそのパーツの内容が示される。
【0050】テーブルポインタP-DFA は光磁気ディスク
90上の欠陥領域に付いて示しており、傷などによる欠
陥領域となるトラック部分(=パーツ)が示された1つ
のパーツテーブル又は複数のパーツテーブル内の先頭の
パーツテーブルを指定している。つまり、欠陥パーツが
存在する場合はテーブルポインタP-DFA において(01h)
〜(FFh) のいづれかが記録されており、それに相当する
パーツテーブルには、欠陥パーツがスタート及びエンド
アドレスによって示されている。また、他にも欠陥パー
ツが存在する場合は、そのパーツテーブルにおけるリン
ク情報として他のパーツテーブルが指定され、そのパー
ツテーブルにも欠陥パーツが示されている。そして、さ
らに他の欠陥パーツがない場合はリンク情報は例えば
『(00h) 』とされ、以降リンクなしとされる。
【0051】テーブルポインタP-EMPTY は管理テーブル
部における1又は複数の未使用のパーツテーブルの先頭
のパーツテーブルを示すものであり、未使用のパーツテ
ーブルが存在する場合は、テーブルポインタP-EMPTY と
して、(01h) 〜(FFh) のうちのいづれかが記録される。
未使用のパーツテーブルが複数存在する場合は、テーブ
ルポインタP-EMPTY によって指定されたパーツテーブル
からリンク情報によって順次パーツテーブルが指定され
ていき、全ての未使用のパーツテーブルが管理テーブル
部上で連結される。
【0052】テーブルポインタP-FRA は光磁気ディスク
90上のデータの書込可能なフリーエリア(消去領域を
含む)について示しており、フリーエリアとなるトラッ
ク部分(=パーツ)が示された1又は複数のパーツテー
ブル内の先頭のパーツテーブルを指定している。つま
り、フリーエリアが存在する場合はテーブルポインタP-
FRA において(01h) 〜(FFh) のいづれかが記録されてお
り、それに相当するパーツテーブルには、フリーエリア
であるパーツがスタート及びエンドアドレスによって示
されている。また、このようなパーツが複数個有り、つ
まりパーツテーブルが複数個有る場合はリンク情報によ
り、リンク情報が『(00h) 』となるパーツテーブルまで
順次指定されている。
【0053】図4にパーツテーブルにより、フリーエリ
アとなるパーツの管理状態を模式的に示す。これはパー
ツ(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)(E3h) がフリーエリアとされて
いる時に、この状態がテーブルポインタP-FRA に引き続
きパーツテーブル(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)(E3h) のリンク
によって表現されている状態を示している。なお上記し
た欠陥領域や未使用パーツテーブルの管理形態もこれと
同様となる。
【0054】テーブルポインタP-TNO1〜P-TNO255は、光
磁気ディスク90にユーザーが記録を行なった楽曲など
のトラックについて示しており、例えばテーブルポイン
タP-TNO1では第1トラックのデータが記録された1又は
複数のパーツのうちの時間的に先頭となるパーツが示さ
れたパーツテーブルを指定している。例えば第1トラッ
クとされた楽曲がディスク上でトラックが分断されず
に、つまり1つのパーツで記録されている場合は、その
第1トラックの記録領域はテーブルポインタP-TNO1で示
されるパーツテーブルにおけるスタート及びエンドアド
レスとして記録されている。
【0055】また、例えば第2トラックとされた楽曲が
ディスク上で複数のパーツに離散的に記録されている場
合は、その第2トラックの記録位置を示すため各パーツ
が時間的な順序に従って指定される。つまり、テーブル
ポインタP-TNO2に指定されたパーツテーブルから、さら
にリンク情報によって他のパーツテーブルが順次時間的
な順序に従って指定されて、リンク情報が『(00h) 』と
なるパーツテーブルまで連結される(上記、図4と同様
の形態)。このように例えば2曲目を構成するデータが
記録された全パーツが順次指定されて記録されているこ
とにより、このU−TOCセクター0のデータを用い
て、2曲目の再生時や、その2曲目の領域への上書き記
録を行なう際に、光学ヘッド3及び磁気ヘッド6をアク
セスさせ離散的なパーツから連続的な音楽情報を取り出
したり、記録エリアを効率使用した記録が可能になる。
【0056】以上のように、書換可能な光磁気ディスク
90については、ディスク上のエリア管理はP−TOC
によってなされ、またレコーダブルユーザーエリアにお
いて記録された楽曲やフリーエリア等はU−TOCによ
り行なわれる。
【0057】次に、図5にU−TOCセクター1のフォ
ーマットを示す。このセクター1は録音された各トラッ
クにトラックネームをつけたり、ディスクタイトルをつ
ける場合に、入力された文字情報を記録するデータ領域
とされる。
【0058】このU−TOCセクター1には、記録され
た各トラックに相当する文字スロット指示データ部とし
てスロットポインタP-TNA1〜P-TNA255が用意され、また
このスロットポインタP-TNA1〜P-TNA255によって指定さ
れる文字スロット部が1単位8バイトで255単位のス
ロット(01h) 〜(FFh) として用意されており、上述した
U−TOCセクター0とほぼ同様の形態で文字データを
管理する。
【0059】スロット(01h) 〜(FFh) にはディスクタイ
トルやトラックネームとしての文字情報がアスキーコー
ドで記録される。なお、スロット(01h) の前の8バイト
はディスクネームの専用エリアとされている。そして、
例えばスロットポインタP-TNA1によって指定されるスロ
ットには第1トラックに対応してユーザーが入力した文
字が記録されていることになる。また、スロットがリン
ク情報によりリンクされることで、1つのトラックに対
応する文字入力は7バイト(7文字)より大きくなって
も対応できる。なお、このU−TOCセクター1でもス
ロットポインタP-EMPTY は使用していないパーツテーブ
ルを管理するものである。
【0060】なおU−TOCセクター4は、このセクタ
ー1と同様に、ユーザーが録音を行なった楽曲に曲名を
つけたり、ディスクタイトルをつける場合に、入力され
た文字情報を記録するデータ領域とされ、フォーマット
は図5とほぼ同様であるため図示を省略する。ただし、
このセクターは漢字や欧州文字に対応するコードデータ
が記録されるものであり、図5のセクター1のデータに
加えて、所定バイト位置にキャラクタコードとして使用
する文字コードの属性が記録される。このU−TOCセ
クター4の文字情報の管理は、セクター1と同様に文字
スロット指示データ部としてスロットポインタP-TNA1〜
P-TNA255及びスロットポインタP-TNA1〜P-TNA255によっ
て指定される255単位のスロット(01h) 〜(FFh) によ
って行なわれる。
【0061】3.放送される文字情報例 FM多重放送として音声信号に重畳されてくる文字情報
TXの内容例を図6、図7に示す。文字情報としては、
放送している音声信号とは独立した文字情報番組となる
ものと、放送している音声信号に付随したものがあり、
この付随した文字情報は、例えばオンエアした楽曲につ
いての曲名等の情報(オンエアリスト)となる。この文
字情報は特に音声の放送内容とは時間的には同期されて
おらず、放送局が設定する或る間隔で各種の文字情報が
送信される。そして本例において後述する動作制御に用
いる曲名等の情報は、例えば楽曲等が放送された後の或
る時点で、数〜10数曲分まとめて送られてくる。
【0062】例えば図6は、放送局が或る時刻(例えば
10時20分頃)以降において、それまでの約1時間の
あいだにオンエアされた楽曲のリストを文字情報として
送信した例であり、この場合11曲分の各曲の曲名、演
奏者名、放送を行った時刻としての曲開始時刻のリスト
となっている。また図7は、図6の文字情報よりも約1
時間前の例えば9時20分頃において送信したオンエア
リストとしての文字情報の例である。例えばこのように
オンエアリストとしての文字情報は、或る時点で更新さ
れながら、1回もしくは繰り返し放送局から送信され
る。本例においては、多重されて放送される文字情報の
うち、このようなオンエアリストとなる文字情報を利用
して、続いて説明する第1から第3の動作例等を実行す
ることになる。
【0063】4.第1の動作例 実施の形態としての放送記録装置で実行できる第1の動
作例について、図8から図11で説明する。この第1の
動作例の動作概略は次のようになる。まずユーザーは、
或る時刻を指定してタイマー動作が実行されるようにす
る設定を行う。ここでタイマ動作とは設定時刻において
ある放送局の放送の受信を行うとともに、その放送音声
をディスク90に録音していく動作をいう。
【0064】ステーションコントローラ21は、タイマ
部24での時刻計数から設定時刻になったことが検知さ
れたら、所定の放送局の受信動作を開始させるととも
に、その放送音声を記録再生部1においてディスク90
に録音させていく。例えば9時から10時までのタイマ
動作が行われると仮定すると、その動作により図8に示
すようにディスク90には1時間分の放送音声が記録さ
れる。但しこのとき、1時間の放送内でいくつの楽曲が
オンエアされたとしても、ディスク90上ではその60
分の放送音声がアドレスAd0〜Ad2までの1つのト
ラック(#1)として記録される。
【0065】ステーションコントローラ21は、このよ
うな放送音声のタイマ録音を実行させることに加えて、
文字情報としてのオンエアリストのうち、ディスク90
に記録した時間部分(9時から10時)に関連する情報
を得るようにする。例えば図6、図7に示したようにオ
ンエアリストには曲開始時刻の情報が含まれているた
め、これに基づいて9時から10時までにオンエアされ
た楽曲の情報を取り込みメモリ部25に記憶する。
【0066】これにより、ディスク90に録音された楽
曲等のついての文字情報がメモリ部25に保持されてい
ることになるが、ステーションコントローラ21はその
文字情報における曲名や演奏者名を表示部23に一覧表
示させる。つまり、ディスク90に録音された楽曲につ
いての一覧表示となる。図6、図7の例でいえば、録音
を行った9時から10時の間に該当する文字情報は、図
6の3/11〜11/11としての9曲分の情報と、図
7の1/9〜3/9の3曲分の情報となる。つまり図8
のトラック#1としては、12曲の楽曲が含まれている
ことになり、取り込んだ文字情報から得られるこの12
曲の曲名等が表示部23で表示される。
【0067】ディスク90に記録された12曲の楽曲は
1つのトラックとして管理されているため、ユーザーは
ディスク再生動作として所望の曲が聞きたくても早送り
サーチなどの操作で目的の曲を探すのは大変である。ま
たラジオ放送自体を聞いていたのでなければ、聴きたい
曲が1時間のうちのどのあたりでオンエアされたかもわ
からないためサーチ操作は一層面倒なものとなる。ここ
で本例としては、ユーザーは聞きたい曲を表示部23で
のリスト表示上で選択するのみでよいとする。
【0068】例えば録音した12曲の楽曲についてのリ
スト表示のうちで、「Good Morning」とい
う曲を聴きたいとして、指定操作を行ったとすると、ス
テーションコントローラ21は、この曲名についての文
字情報(図6の5/11)から、対応する曲開始時刻を
参照する。この場合9時36分となっている。タイマ録
音を開始したのが9時0分であるから、ディスク90上
で記録開始位置から36分の位置に相当するアドレスか
ら「Good Morning」という曲が記録されて
いることになる。即ちステーションコントローラ21は
再生させる曲の曲開始時刻とタイマ録音開始時刻から、
再生させる曲のアドレスを算出し、図8に示すように算
出されたアドレスAd1からの再生の実行をMDコント
ローラ11に指示する。
【0069】なお、時間からアドレスへの換算は、ステ
ーションコントローラ21がディスク90についてのU
−TOCセクター0の情報を確認しながら行うことで確
実に実行できる。例えばタイマ録音実行前に2つのトラ
ックがディスク90に記録されていたとしたら、上記例
のようにタイマ録音された60分の音声データはトラッ
ク#3として管理されることになるが、そのトラック#
3のスタートアドレスがU−TOC情報から把握できる
ため、そのスタートアドレス位置をタイマ録音開始の0
分0秒のアドレスとすることで、各曲の曲開始時刻の情
報に相当するアドレスを算出できる。また、このような
タイマ録音に係る1つのトラックがディスク90上で複
数のパーツに分かれて録音されることもあるが、そのよ
うな場合でも、各パーツのスタートアドレス、エンドア
ドレスからわかるアドレス長(時間長)を把握しながら
算出を行うことで、各曲の曲開始時刻の情報に相当する
アドレスを正確に算出できる。なお、時刻からアドレス
の換算はMDコントローラ11側で行ってもよい。
【0070】このような第1の動作例によれば、ユーザ
ーは、タイマ設定をし、その受信及び録音動作が行われ
た後においては、表示部23で録音された楽曲のリスト
を見ることができる。そして聞きたい曲等があれば、そ
のリスト表示上で曲を指定するだけでよい。つまりタイ
マ受信/録音した放送内の楽曲等は、例えその放送全体
を聞いていなくとも、所望の楽曲を面倒なサーチ操作無
しに聞くことができる。
【0071】このような動作を実現するためのステーシ
ョンコントローラ21の処理を図9から図11のフロー
チャートで示す。図9はタイマー動作のための処理を示
す。タイマ動作のためには予めユーザーが開始時刻及び
終了時刻、受信放送局を設定する操作を行う。これに応
じた処理をステップF101としている。即ちステーシ
ョンコントローラ21はユーザーが操作部27を用いて
入力した開始時刻tS、終了時刻tEを取込、指定され
た放送局の周波数とともに記憶するとともに、ユーザー
の操作に応じてタイマーモードをオンとする。例えば当
該放送記録装置のメイン電源をオフとし、スタンバイ状
態とする。
【0072】タイマーモードとしてスタンバイ状態とし
た以降は、ステップF102でタイマ部24からの信号
(現在時刻と開始時刻tSの比較結果)を監視する。現
在時刻がタイマ動作の開始時刻tSとなったことが判別
されたら、ステップF103に進み、ステーションコン
トローラ21は放送記録装置のメイン電源をオンとし
て、チューナ部22に受信動作を開始させる。また受信
された放送音声であるアナログオーディオ信号AAを記
録再生部1に供給するとともに、MDコントローラ11
に記録動作開始の指示を行い、放送音声のディスク90
への録音を開始させる。さらにチューナ部22に、FM
多重放送として重畳されて放送されてくる文字放送のデ
コード処理も開始させる。
【0073】このようなタイマ動作が開始されたら、ス
テップF104,F105で文字情報の受信/デコード
の状況及び受信内容の監視、及び現在時刻がタイマ動作
終了時刻tEになったか否かの監視を行う。ステップF
104では文字情報TXがデコードされると、それがい
わゆる放送音声に関連するオンエアリストとしての文字
情報であるか否かを確認し、オンエアリストが取り込ま
れたことを確認したら、ステップF106でその文字情
報について文字情報検索処理を行う。また、ステップF
105で、タイマ部24からの信号にもとづいて、タイ
マ動作の終了時刻tEとなったことが確認されたら、ス
テップF107に進み、受信される放送音声、つまりア
ナログオーディオ信号AAの記録再生部1での記録動作
を終了させる。即ちMDコントローラ11に対して、記
録動作停止のコマンドを供給し、ディスク90の記録動
作を終了させる。
【0074】ただしタイマ動作終了時刻tEとなってス
テップF107の処理を終えた時点では、タイマ動作自
体は終了されない。即ちディスク90への記録動作を終
了させた後も、チューナ部22では受信動作を継続さ
せ、ステップF104での文字情報TXの取込、及びス
テップF106での文字情報検索処理を継続する。
【0075】ステップF104の文字情報検索処理と
は、ディスク90に録音した放送音声に関連する文字情
報、即ち上述したオンエアリストのうちで必要な情報を
取り込むための処理であり、このオンエアリストは、オ
ンエアされている楽曲についての情報を、そのオンエア
時刻より遅れた時刻に送信されてくることが多い。そこ
で、一連のタイマ動作は、ステップF106で必要なオ
ンエアリストの取込が終了した時点で終了されることに
なる。
【0076】このステップF106の文字情報検索処理
は図10に詳しく示される。処理がステップF106に
進むと、まずステップF108として文字情報ユニット
数を変数Mに代入する。ここで文字情報ユニットとは、
取り込まれたオンエアリストとしてあげられている各楽
曲についての情報単位をいうこととし、例えば図6のオ
ンエアリストではユニット数は11、図7のオンエアリ
ストではユニット数は9となる。
【0077】続いてステップF109ではループ制御の
ための変数N=1とし、ステップF110ではオンエア
リスト内の第Nのユニットの曲開始時刻の情報を時刻t
Mとして取り込む。そしてステップF111で、時刻t
Mを、タイマ動作の開始時刻tS、終了時刻tEと比較
し、tS≦tM≦tEであればステップF112で、そ
のユニットの情報を保存し、一方tS≦tM≦tEでな
ければステップF112の処理は行わない。
【0078】ステップF113では変数M=Nとなって
いるか否かが判別される。変数M=Nとは、図9のステ
ップF104で取り込まれたオンエアリストについての
すべてのユニットについての処理が終了された場合とな
る。ステップF114で否定結果が出る場合は、まだ取
り込まれたオンエアリストの全ユニットについての処理
が終了していないため変数Nをインクリメントしてステ
ップF110に戻る。
【0079】ステップF113で肯定結果が出た場合
は、ステップF114で、今回検索処理していたオンエ
アリスト内に、タイマ動作の終了時刻tEを越えている
曲開始時刻の情報が存在するか否かを判断する。このス
テップF114で肯定結果が出る場合とは、タイマ動作
で録音した楽曲に関する文字情報がすべて取り込まれた
後のこととなり、このとき一連のタイマ動作を終了する
ことになる。例えばチューナ部22の受信処理を終了さ
せ、メイン電源をオフとする。なお破線で示すステップ
F116の処理は後述する第2の動作例での処理とな
り、この第1の動作例では関係ない。
【0080】またステップF114で否定結果が出る場
合は、まだ必要な文字情報をすべて取り込んでいない時
点であるので、このステップF114から図10の処理
を終え、図9のステップF104,F105のループに
戻る。
【0081】この図10の文字情報検索処理の動作例を
図6、図7のオンエアリストに応じた具体例として説明
する。例えば図8のような9時から10時までのタイマ
動作が行われ、この間放送音声のディスク90への録音
が行われるとする。この間、或る時点(例えば9時20
分頃)に図7のオンエアリストが受信され、ステップF
106の文字情報検索処理に入ったとする。この場合、
各ユニットについての曲開始時刻が判断される。まず1
/9のユニットについての処理が行われ、この場合曲開
始時刻tMは9時10分となっており、その曲開始時刻
の値がタイマ動作開始時刻tS(=9時0分)から終了
時刻tE(=10時0分)までの間に含まれているの
で、このユニットの情報として、曲名「Bye By
e」、演奏者名「Mike.T」、曲開始時刻「9:1
0」の情報がステップF112でメモリ部25に保存さ
れる。変数Nがインクリメントされながら同様に各ユニ
ットについての処理が行われると、結果として図7のオ
ンエアリストの中からは、1/9のユニットから3/9
のユニットまでの3つのユニットの情報が記憶される。
そしてステップF114で変数N=Mとなった時点で図
9の処理に戻る。
【0082】10時になった時点でステップF105,
F107の処理でディスク90への記録処理が終了され
るが、例えば図6のようなオンエアリストが取り込まれ
るまではステップF104の監視処理が継続される。そ
して例えば10時20分頃に図6のようなオンエアリス
トが受信/デコードされ、ステップF106の文字情報
検索処理に入ったとする。この場合も、1/11から1
1/11までの各ユニットについての曲開始時刻が判断
され、曲開始時刻の値がタイマ動作開始時刻tS(=9
時0分)から終了時刻tE(=10時0分)までの間に
含まれているユニットの情報がステップF112でメモ
リ部25に保存される。この例の場合、結果として3/
11のユニットから11/11のユニットまでの9つの
ユニットの情報が記憶される。そしてステップF114
で変数N=Mとなった時点でステップF114の判断が
行われるが、この場合オンエアリスト内に10時0分を
越える曲開始時刻となっているユニットが存在する(つ
まり10時0分までのユニットは既に取り込まれてい
る)ため、一連のタイマ動作を終了する。
【0083】このようなタイマ動作によれば、9時から
10時までの放送音声がディスク90に録音されるとと
もに、その中で放送された楽曲についての曲名等の情報
が、メモリ部25に保存されることになる。
【0084】以上のようなタイマ動作が行われた後は、
図11のような再生処理により、ユーザーはディスク9
0に録音されたうちで所望の楽曲を簡単に再生させるこ
とができる。即ちタイマ動作終了後においては、ステー
ションコントローラ21はステップF201として、デ
ィスク90に録音した放送音声に関連する情報としてメ
モリ部25に保存した文字情報ユニットを用いて、各楽
曲の曲名や演奏者名の一覧表示を表示部23に実行させ
る。
【0085】ユーザーは操作部27のポインタキーやエ
ンターキーを用いて一覧表示の曲名や演奏者名の中から
所望の曲を選択する。この選択操作があると処理はステ
ップF202からF203に進み、ステーションコント
ローラ21はディスク90上のアクセスポイントtAC
を算出する。これは選択された楽曲の曲開始時刻の情報
からタイマ録音開始時刻tSを引くことで算出する。つ
まりタイマ録音されたトラックのうちの何分何秒の位置
から録音されているかを示す情報となる。
【0086】そしてステップF204でアクセスポイン
トtACをディスク90上のアドレスに換算し、MDコ
ントローラ11にそのアドレスからの再生動作を指示し
て再生を実行させる。これにより図8で上述したよう
に、例えば一覧表示上でユーザーが「Good Mor
ning」という曲を選択したら、ディスク90におけ
るトラック#1内の36分目の位置(アドレスAd1)
からの再生、つまりユーザーが望んだ楽曲の再生が実行
される。なお上述したようにアクセスポイントtACか
らのアドレスへの換算は、U−TOC情報を用いること
で正確にできる。そしてこの処理はステーションコント
ローラ21ではなくMDコントローラ11側で行うよう
にしてもよい。
【0087】再生が開始された後は、ステーションコン
トローラ21はステップF205で再生終了と判断され
ることで、ステップF206でMDコントローラ11に
対して再生終了指示を行い、再生動作を終了させてステ
ップF201に戻る。
【0088】なお、ステップF205の再生終了の判断
は各種考えられる。まずユーザーが操作部27から停止
操作を行った場合は、当然ながら再生している位置にか
かわらず再生終了と判断されることになる。またユーザ
ー操作によらなくとも、その楽曲が終了したと判断され
た場合は、自動的に再生終了処理を行うことも考えられ
る。例えば再生される音声についてステレオ音声かモノ
ラル音声かを判別しているようにする。楽曲は通常ステ
レオ音声とされており、またDJのナレーション等はモ
ノラルで放送されることが多いため、再生音声がステレ
オからモノラルになったら、楽曲の終了と判断すること
もできる。又は、再生音声について周波数スペクトラム
を判別するような部位を設け、周波数帯域が広い場合は
音楽、狭いときは音楽ではないと判断することにより、
楽曲等の再生の終了を行うようにしてもよい。
【0089】5.第2の動作例 次に実施の形態としての放送記録装置で実行できる第2
の動作例について説明する。この第2の動作例の動作概
略は次のようになる。ユーザーが、或る時刻を指定して
タイマー動作が実行されるようにする設定を行い、その
タイマ動作としてステーションコントローラ21が、タ
イマ部24での時刻計数から設定時刻になったことが検
知されたら、所定の放送局の受信動作を開始させるとと
もに、その放送音声を記録再生部1においてディスク9
0に録音させていく。これは第1の動作例と同様であ
る。
【0090】例えば第1の動作例と同じく9時から10
時までのタイマ動作が行われると仮定すると、その動作
により図12(a)に示すようにディスク90には1時
間分の放送音声が記録される。このとき、1時間の放送
内でいくつの楽曲がオンエアされたとしても、ディスク
90上ではその60分の放送音声がアドレスAd0〜A
d2までの1つのトラック(#1)として記録される。
【0091】ステーションコントローラ21は、さらに
第1の動作例と同様に、このような放送音声のタイマ録
音を実行させることに加えて、文字情報としてのオンエ
アリストのうち、ディスク90に記録した時間部分(9
時から10時)に関連する情報を得るようにする。例え
ば図6、図7に示したようにオンエアリストには曲開始
時刻の情報が含まれているため、これに基づいて9時か
ら10時までにオンエアされた楽曲の情報を取り込みメ
モリ部25に記憶する。
【0092】これにより、ディスク90に録音された楽
曲等のついての文字情報がメモリ部25に保持されてい
ることになるが、この第2の動作例の場合は、ステーシ
ョンコントローラ21はこの文字情報を用いて、ディス
ク90上の例えば図12(a)のトラック#1を、楽曲
単位で1つのトラックとなるような編集処理を実行させ
るものである。
【0093】つまり、図6、図7の例でいえば文字情報
ユニットとして、録音を行った9時から10時の間に該
当する図6の3/11〜11/11としての9曲分のユ
ニットの情報と、図7の1/9〜3/9の3曲分のユニ
ットの情報が保持されており、従って各楽曲の曲開始時
刻から、ディスク90上での各楽曲の録音位置が判別で
きる。即ち各楽曲の曲開始時刻からディスク90上での
各楽曲の記録位置の開始アドレスを算出できる。このよ
うに算出したアドレスを分割ポイントとしてトラック分
割を行うことで、図12(b)のように1時間の放送で
オンエアされた12曲の楽曲が、12個のトラック#1
〜#12として管理されることになる。この図12
(b)のように各楽曲が1つのトラックとして管理され
ていれば、ユーザーはトラックナンバを指定したりAM
Sサーチ(頭出し操作)をすることで容易に各楽曲を再
生させることができる。
【0094】また、ミニディスクシステムの場合、上述
したようにU−TOCセクター1に各トラックに対応し
てトラックネームを記録することができる。そこで図1
2(b)のように楽曲単位で1つのトラックとされた状
態から、自動的にトラックネームがディスク90に登録
されるようにする。これは、各楽曲についての文字情報
ユニットとして曲名や演奏者名が保持されているため、
その情報をMDコントローラ11側に送信し、U−TO
Cの更新処理を実行させればよい。これにより、ユーザ
ーがわざわざ各トラックについてトラックネームとして
の文字入力操作を行わなくとも、図12(b)に示すよ
うに「August」「BAD」・・・などの曲名がデ
ィスク90に自動登録されることになる。
【0095】つまりこの動作例では、タイマ録音された
放送音声が楽曲単位で自動的にトラック分割されること
で、ユーザーは所望の楽曲の再生を容易に行うことがで
き、またトラックネームも自動登録されるという非常に
便利なものとなる。
【0096】またこの場合も、図12(b)のような1
2個のトラックに対応して、表示部23で曲名、演奏者
名による一覧表示を行ってもよい。そして第1の動作例
と同様に表示上での選択操作に応じて再生を実行させる
こともできる。また録音した放送音声の中ではユーザー
が不要と思う楽曲なども含まれているため、一覧表示上
で必要な曲のみ、もしくは不要な曲のみを選択できるよ
うにする。例えば図12(b)の段階でユーザーがトラ
ック#3、#4、#6、#7、#8、#10、#11を
不要とする操作を行ったとすると、ステーションコント
ローラ21はその情報をMDコントローラ11に伝え、
これらのトラックをイレーズするU−TOC更新処理を
実行させる。するとディスク90上の管理形態は、図1
2(c)のようにイレーズされた部分はフリーエリアF
2〜F4として管理され、その後の録音に使用できると
ともに、エアチェック録音した音声のうちで、ユーザー
が必要と思う部分のみが残されることになる。つまりデ
ィスク90の有効な利用が可能となるとともに、ユーザ
ーの操作も簡略化される。
【0097】このような動作を実現するためのステーシ
ョンコントローラ21の処理において、タイマー動作と
しての処理は基本的には第1の動作例で説明した図9、
図10と同様になるため繰り返しの説明は避ける。ただ
しこの第2の動作例では、図10の文字情報検索処理と
して、破線で示したステップF116が追加されること
になる。即ち、タイマ動作が終了する直前においては、
タイマ設定された時間の放送音声のディスク90への録
音と、その録音された放送音声内の楽曲についての文字
情報ユニットの保存が終了されているが、このときステ
ップF116として、保存した文字情報ユニットの曲開
始時刻、曲名、演奏者名の情報をMDコントローラ11
に送信する。ステップF116の時点ではディスク90
での音声データは図12(a)の状態で管理されている
わけであるが、ステップF116での送信情報に基づい
てMDコントローラ11はU−TOCの更新処理を行
い、図12(b)のようにトラック分割を実行する。ま
たこのとき分割された各トラックに、送信されてきた曲
名(及び演奏者名)を割り当てて登録するようなU−T
OC更新も行う。
【0098】この処理がおこなわれることで、ユーザー
が再生を実行する時点において録音された放送音声は図
12(b)の状態となっており、容易に所望の楽曲を再
生させることができる。もちろんその後の、例えば図1
2(c)のような状態へのU−TOC更新は、ユーザー
の操作に基づいて実行される。
【0099】6.第3の動作例 次に実施の形態としての放送記録装置で実行できる第3
の動作例について説明する。この第3の動作例の動作概
略は次のようになる。ユーザーは、或る時刻を指定して
タイマー動作が実行されるようにする設定を行うことは
上記各例と同様であるが、この際にユーザーがディスク
90に録音して残しておきたい楽曲の曲名や演奏者名を
設定しておく。タイマ動作としてステーションコントロ
ーラ21は、タイマ部24での時刻計数から設定時刻に
なったことが検知されたら、所定の放送局の受信動作を
開始させるとともに、その放送音声を記録再生部1にお
いてディスク90に録音させていく。
【0100】それとともに文字情報の取込を行い、録音
した楽曲についてのオンエアリストを検索していき、必
要な情報、つまり録音した楽曲の曲名等の文字情報ユニ
ットを取り込んでいく。ここで、文字情報ユニットの曲
名や演奏者名が、ユーザーが予め登録した曲名や演奏者
名と一致するか否かを確認し、一致した場合は、その曲
開始時刻の情報からディスク90上での記録位置を算出
し、その楽曲の部分がディスク90上に残されるように
する。つまり、タイマ動作として放送音声を録音してい
くが、録音された放送音声の中からユーザーが予め登録
しておいた楽曲のみが録音されている状態となるように
U−TOC更新処理を行うものである。
【0101】例えば第1の動作例と同じく9時から10
時までのタイマ動作が行われると仮定すると、その動作
により図13(a)に示すようにディスク90には1時
間分の放送音声が記録される。このとき、1時間の放送
内でいくつの楽曲がオンエアされたとしても、ディスク
90上ではその60分の放送音声がアドレスAd0〜A
d2までの1つのトラック(#1)として記録される。
ここで、タイマ動作終了時点で各楽曲についての文字情
報ユニットが取り込まれていることになるが、その各文
字情報ユニットにおける曲開始時刻をアドレスに換算し
て上記第2の動作例のようにトラック分割を行い、さら
に各文字情報ユニットにおける曲名や演奏者名を、ユー
ザーの登録した曲名や演奏者名と比較して、一致してい
るトラック部分のみが残されて、それ以外はイレーズさ
れるようにすることで、例えば図13(b)のような管
理状態とすることができる。
【0102】即ち、ユーザーが「Hi」という曲を録音
したいとして登録しておいた場合に、9時20分からそ
の「Hi」という曲が放送され、ディスク90に録音さ
れたとする。MDコントローラ11はステーションコン
トローラ21からの情報に基づいて、この「Hi」とい
う曲の部分のみが残されるようにU−TOC更新処理を
行う。これにより、ディスク90にはユーザーの希望す
る曲のみが録音された状態となる。
【0103】このような動作を実現するためのステーシ
ョンコントローラ21の処理を図14、図15のフロー
チャートで示す。図14はタイマー動作のための処理、
図15は文字情報検索処理である。図14のタイマー動
作のための処理としては、まずステップF201,F2
02でユーザーの操作に応じてタイマー設定を行うわけ
であるが、この動作例の場合は、例えばステップF20
1でステーションコントローラ21はユーザーが操作部
27を用いて入力した曲名もしくは演奏者名の登録を行
う。そしてステップF202としてステーションコント
ローラ21はユーザーが操作部27を用いて入力した開
始時刻tS、終了時刻tEを取込、指定された放送局の
周波数とともに記憶するとともに、ユーザーの操作に応
じてタイマーモードをオンとする。例えば当該放送記録
装置のメイン電源をオフとし、スタンバイ状態とする。
【0104】タイマーモードとしてスタンバイ状態とし
た以降は、ステップF203でタイマ部24からの信号
(現在時刻と開始時刻tSの比較結果)を監視し、現在
時刻がタイマ動作の開始時刻tSとなったことが判別さ
れたら、ステップF204以降の処理としてタイマ動作
処理を行うが、この図14のステップF203〜F20
8の処理は、第1の動作例で説明した図9のステップF
102〜F107の処理と同様となるため、説明を省略
する。
【0105】またステップF207の文字情報検索処理
は図15に示されるが、この図15のステップF209
〜F212、F214〜F217は、第1の動作例で説
明した図10のステップF108〜F111、F112
〜F115の処理と同様となる。この第3の動作例の場
合は、オンエアリストが取り込まれて各文字情報ユニッ
トについての処理を行う際に、ステップF213とし
て、そのユニットの曲名又は演奏者名の情報が、ステッ
プF201でユーザーが登録した曲名又は演奏者名と一
致するか否かの判別を行い、一致した場合はそれを示す
フラグを付加する。つまりステップF212でタイマ録
音時間に該当する情報としての文字情報ユニットはメモ
リ部25に記憶されるわけであるが、その際に、ユーザ
ーの希望する曲名、演奏者名と一致したものについて
は、保存されるユニットの中で、それが識別されるよう
にする。
【0106】またタイマ動作が終了する直前において
は、タイマ設定された時間の放送音声のディスク90へ
の録音と、その録音された放送音声内の楽曲についての
文字情報ユニットの保存が終了されているが、このとき
ステップF218として、保存した文字情報ユニットの
曲開始時刻、曲名、演奏者名の情報をMDコントローラ
11に送信する。このとき、ユーザーが予め登録してお
いた曲名もしくは演奏者名と一致する文字情報ユニット
が存在する場合は、それを示すフラグ情報も含まれるよ
うにする。
【0107】ステップF116の時点ではディスク90
での音声データは図13(a)の状態で管理されている
わけであるが、ステップF116での送信情報に基づい
てMDコントローラ11はU−TOCの更新処理を行
い、図13(b)のようにトラック分割及びイレーズを
実行する。処理の一例としては送信されてきた全文字情
報ユニットの曲開始時刻により第2の動作例のようにト
ラック分割し、その後フラグの付加されている文字情報
ユニットに該当するトラックのみが残されるように他の
トラックを消去するような編集手順とすればよい。
【0108】これにより、フラグによりユーザーが希望
する楽曲部分と識別された部分のみが1つのトラックと
して残されるような管理状態とする。またこのとき残さ
れるトラックに対して、送信されてきた曲名(及び演奏
者名)を割り当てて登録するようなU−TOC更新も行
う。この処理がおこなわれることで、タイマ動作終了後
の時点において録音された放送音声は図13(b)の状
態となっており、つまりユーザーが録音を希望した楽曲
のみがディスク90に残されていることになる。
【0109】なお、この動作例ではタイマ動作として終
了時刻を設定するようにしたが、例えばディスク90に
記録できる限り放送音声の録音を継続していってもよ
い。つまり放送音声を録音しながら、オンエアリストの
取込に伴うU−TOC更新処理を行い、不要な部分は録
音継続とともにディスク上のフリーエリアを作成してい
く。なお、録音実行中にU−TOCを更新する方式とし
ては、必ずしもディスク90上でU−TOCを書き換え
ずに、バッファメモリ13上でU−TOC更新を行いな
がら、録音したが不要である部分をフリーエリアとして
設定していけばよい。このようにして行けば、ユーザー
の登録した1又は複数の曲名もしくは演奏者名に該当す
る楽曲のみにより、ディスク90上のデータが満たされ
るまで、動作が継続される。つまりユーザーの希望する
楽曲のみを集めたディスクが作成されていることにな
る。
【0110】7.時間補正動作 以上第1〜第3の動作例を説明してきたが、これらの動
作を正確に行うには、タイマ部24で計数している現在
時刻が正確でなければならない。つまり文字情報として
得られる曲開始時刻と、当該放送記録装置でのタイマ録
音開始時刻の差から、再生アドレスやトラック分割する
アドレスを算出するものであるため、放送記録装置が保
持する現在時刻が正確でないと、正確な再生動作やトラ
ック分割動作等ができないことになる。つまり再生開始
位置やトラック分割位置がずれる。
【0111】このような事態を招かないために、ステー
ションコントローラ21は定期的に図16のような時間
合わせ処理を行う。ステップF301では現在スタンバ
イ中であれか否かを判断する。スタンバイ中でなく電源
オン状態にあり何らかの動作を行っている可能性がある
ときは、時計合わせ処理による何らかの影響があること
が考えられるため、時計合わせは実行しない。
【0112】スタンバイ中にはステップF302に進
み、タイマ設定時刻に近いか否かを判断する。タイマ動
作が開始される直前(例えば設定された開始時刻の10
分前)であった場合は、時計合わせ処理がタイマ動作に
影響を与える可能性があるため。この場合も時計合わせ
処理は実行しない。
【0113】タイマ設定時刻に近くなければ、ステップ
F303で、前回の時計合わせ処理から所定期間経過し
ているか否かを判断する。所定期間経過していなければ
時計合わせは不要とする。所定期間経過していたら、ス
テップF304で計数している現在時刻が55分〜59
分の間であるか判別する。そしてそのような時間帯であ
ったら、ステップF305以降の時計合わせ処理にうつ
る。
【0114】まずステップF305で、メイン電源をオ
ンとするとともに、チューナ部22に、毎時ごとに時報
が放送される特定の放送局の受信を開始させる。なお、
このとき受信音声がスピーカ等から出力されないように
するミュート処置等を行う。このように特定放送局の受
信状態にしたら、ステップF306で時報音声が受信さ
れることを待機する。時報音声の受信は、受信音声を周
波数分析することで判別できる。
【0115】時報が受信されたら、その時点でのタイマ
部24で計数されている現在時刻を取り込んでおき、ス
テップF307でその誤差を算出する。つまり時報受信
時点では0分0秒であるはずであるところ、タイマ部2
4の現在時刻が0分0秒でなかったなら、現在時刻とし
て誤差が発生していることになり、その誤差の地を算出
する。そしてステップF308で、ステーションコント
ローラ21はタイマ部24に対して誤差分の現在時刻値
の補正を実行させる。この補正を終えたら、ステップF
309でチューナ部22の受信動作を終了させ、またメ
イン電源をオフとしてスタンバイ状態に戻る。つまり時
計合わせ処理を終了する。
【0116】このような時計合わせ処理を定期的に行っ
ておくことにより、上述した動作例の動作を正確に実行
させることができる。なお、時計合わせ処理の方式、特
にステップF301〜F304の実行条件の判断等につ
いては他にも各種の例が考えられる。
【0117】8.変形例 上記の第1〜第3の動作例は、オンエアリストとしての
文字情報が図6、図7に示した内容であることを想定し
て説明したが将来的にはさらに多様な内容がオンエアリ
スト内のユニットとして送られてくることも考えられ
る。例えばオンエアした楽曲の終了時刻が送られるよう
な場合を考えると、より楽曲部分の再生やトラック分割
が正確にできるようになる。
【0118】また各動作例は、ラジオ放送の録音であ
り、曲の冒頭にナレーション等が付加されていることを
考えると、再生時にはフェードイン処理などを介して再
生音声がスピーカ出力されるようにすることも考えられ
る。
【0119】またミニディスクシステムを用いることを
想定して説明したが、これに限らず音声データの録音可
能なディスク状記録媒体、テープ状記録媒体を用いるシ
ステムを記録再生部1として採用してもよい。具体的に
は、ハードディスクドライブシステム、DVD(DIGITA
L VIDEO DISC / DIGITAL VERSATILE DISC )システム、
DAT(DIGITAL AUDIO TAPE)システムなどが採用され
てもよい。
【0120】
【発明の効果】以上の説明からわかるように本発明では
以下のような効果が得られる。請求項1の発明によれ
ば、記録媒体にエアチェック記録した音声データに関連
する文字情報を保持できるため、その記録媒体上の音声
データに関する処理や動作に関して文字情報を利用でき
る状態が実現できるという効果がある。
【0121】請求項2の発明によれば、放送開始時刻情
報と記録開始時刻とから、記録媒体上の再生開始位置を
設定し再生させることができるため、所望の箇所の再生
のための面倒なサーチ等を不要とできる。
【0122】そして請求項3の発明では、ユーザーは表
示手段において一覧表示させる名称情報により、所望の
楽曲等の再生指示が可能となるため、エアチェックした
音声データの中から、非常に簡易かつ迅速に所望の楽曲
の再生音声を聞くことができるようになるという効果が
ある。
【0123】請求項4の発明によれば、制御手段は、記
録媒体に記録される放送音声信号としての音声データ
が、放送開始時刻情報と記録開始時刻に基づいて算出さ
れるポイントでプログラム分割された管理状態とされる
ようにする。これは即ち、ユーザーがわざわざ編集操作
を行わなくとも、楽曲等の開始位置などの適正なポイン
トで自動的にプログラム分割されるように編集されると
いう効果がある。そしてこのプログラム分割により再生
時のサーチや消去などの操作も簡易となる。
【0124】請求項5の発明によれば、上記プログラム
分割に加えて、プログラムに対応するネーム情報も自動
登録されるため、ユーザーがわざわざ文字入力等を行う
必要もなく、また再生時にその文字が表示されることで
録音した楽曲の曲名や演奏者名を容易に把握できるよう
になるという効果がある。
【0125】請求項6の発明によれば、上記プログラム
分割された各プログラムがその名称情報により一覧表示
され、ユーザーの選択に応じて、不要とされたプログラ
ムを記録媒体上から消去された状態とできる。つまりユ
ーザーは単に名称を見ながら選択するだけで、エアチェ
ック録音した楽曲等のうちの必要なものだけを記録媒体
に残しておく状態にでき、煩雑な消去編集操作が不要に
なるとともに記録媒体の領域の有効利用を促進できる。
【0126】請求項7の発明によれば、予め曲名や演奏
者名を登録しておくことにより、それに該当する楽曲等
のみが記録媒体に残されている状態を得ることができ
る。即ちユーザーがほとんど録音後の編集等を行わなく
とも、記録媒体上のデータはユーザーが望む状態とされ
るという効果がある。
【0127】請求項8の発明によれば、タイマ手段で計
数されている現在時刻は逐次自動的に補正されることに
なるため、上記各請求項における機能、動作を非常に正
確に実行させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の放送記録装置のステーシ
ョン部のブロック図である。
【図2】実施の形態の放送記録装置の記録再生部のブロ
ック図である。
【図3】ミニディスクシステムのU−TOCセクター0
の説明図である。
【図4】ミニディスクシステムのU−TOCセクター0
のリンク形態の説明図である。
【図5】ミニディスクシステムのU−TOCセクター1
の説明図である。
【図6】FM多重放送で送信されるオンエア情報の説明
図である。
【図7】FM多重放送で送信されるオンエア情報の説明
図である。
【図8】実施の形態の第1の動作例の説明図である。
【図9】実施の形態の第1、第2の動作例でのタイマー
録音処理のフローチャートである。
【図10】実施の形態の第1、第2の動作例での文字情
報検索処理のフローチャートである。
【図11】実施の形態の再生処理のフローチャートであ
る。
【図12】実施の形態の第2の動作例の説明図である。
【図13】実施の形態の第3の動作例の説明図である。
【図14】実施の形態の第3の動作例でのタイマー録音
処理のフローチャートである。
【図15】実施の形態の第3の動作例での文字情報検索
処理のフローチャートである。
【図16】実施の形態の時計合わせ処理のフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 記録再生部、2 ステーション部、3 光学ヘッ
ド、11 MDコントローラ、12 メモリコントロー
ラ、19,26 通信部、21 ステーションコントロ
ーラ、22 チューナ部、23 表示部、24 タイマ
部、25 メモリ部、27 操作部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字情報が多重された放送音声を受信
    し、放送音声信号及び文字情報を得ることができる受信
    手段と、 音声データ、及び音声データを1又は複数のプログラム
    単位で管理するための管理情報を記録できる記録媒体に
    対して、音声データ及び管理情報の記録を行うことがで
    き、また記録媒体に記録された音声データの再生動作を
    行うことのできる記録再生手段と、 操作手段と、 前記受信手段で受信された文字情報を記憶することので
    きる記憶手段と、 現在時刻を計数しているとともに、前記操作手段の操作
    に応じて、記録開始時刻、もしくは記録開始時刻と記録
    終了時刻を設定できるタイマ手段と、 前記タイマ手段により設定された記録開始時刻になった
    ことが判別されたら、前記記録再生手段に、前記受信手
    段で受信される放送音声信号を記録する音声データとし
    た記録媒体への記録動作を実行させるとともに、受信さ
    れた文字情報の中から記録媒体への記録対象となった放
    送音声信号に関する文字情報を前記記憶手段に記憶させ
    る制御を行う制御手段と、 を備えたことを特徴とする放送記録装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、少なくとも放送音声信
    号内の楽曲に関する名称情報と放送開始時刻情報を含む
    文字情報を選択して、前記記憶手段に記憶させるととも
    に、 前記記録媒体に対する記録動作終了後において、放送開
    始時刻情報と、記録開始時刻とから、前記記録媒体上の
    再生開始位置を設定し、前記記録再生手段にその再生開
    始位置からの再生動作を指示できることを特徴とする請
    求項1に記載の放送記録装置。
  3. 【請求項3】 表示手段を備え、 前記制御手段は、前記記録再生手段において記録媒体に
    記録させた放送音声信号内の1又は複数の各楽曲に関す
    る前記記憶手段に記憶されている名称情報を、前記表示
    手段に一覧表示させるとともに、 前記操作手段によりその一覧表示上の或る名称情報が指
    定されたら、その名称情報に対応する放送開始時刻情報
    と記録開始時刻とから、前記記録媒体上の再生開始位置
    を設定し、前記記録再生手段にその再生開始位置からの
    再生動作を指示できることを特徴とする請求項2に記載
    の放送記録装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、少なくとも放送音声信
    号内の楽曲に関する名称情報と放送開始時刻情報を含む
    文字情報を選択して、前記記憶手段に記憶させるととも
    に、 前記記録媒体に記録される放送音声信号としての音声デ
    ータが、前記放送開始時刻情報と記録開始時刻に基づい
    て算出されるポイントでプログラム分割された管理状態
    とされるように、前記記録再生手段に管理情報の記録を
    実行させることを特徴とする請求項1に記載の放送記録
    装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、放送開始時刻情報と記
    録開始時刻に基づいて算出されるポイントでプログラム
    分割された管理状態とされる各プログラムに対して、各
    放送開始時刻情報に対応する名称情報に基づく文字デー
    タが記録されるた状態とされるように、前記記録再生手
    段に管理情報の記録を実行させることを特徴とする請求
    項4に記載の放送記録装置。
  6. 【請求項6】 表示手段を備え、 前記制御手段は、前記記録再生手段により記録媒体にプ
    ログラム単位で記録させた放送音声信号に関し、各プロ
    グラムについての放送開始時刻情報に対応する名称情報
    を、前記表示手段に一覧表示させるとともに、 前記操作手段による、その一覧表示上での名称情報の選
    択操作により、不要とされたプログラムが記録媒体上か
    ら消去された状態とされるように、前記記録再生手段に
    管理情報の記録を実行させることを特徴とする請求項4
    に記載の放送記録装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記操作手段の操作に
    より入力された名称情報を登録名称情報として保持でき
    るとともに、 少なくとも放送音声信号内の楽曲に関する名称情報と放
    送開始時刻情報を含む文字情報を選択して、前記記憶手
    段に記憶させ、 前記記憶手段に記憶された名称情報と前記登録名称情報
    とを比較し、記録媒体に記録された音声データにおい
    て、前記登録名称情報に一致した名称情報に対応する放
    送開始時刻情報に該当する音声データが、記録媒体上で
    保存されるように、前記記録再生手段に管理情報の記録
    を実行させることを特徴とする請求項1に記載の放送記
    録装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、所定の時点で時報音声
    の受信動作を前記受信手段に実行させるとともに、 その時報音声の受信タイミングと前記タイマ手段で計数
    されている現在時刻を比較し、その誤差に応じて前記タ
    イマ手段の現在時刻計数動作を補正することを特徴とす
    る請求項1に記載の放送記録装置。
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