JPH1172811A - 光信号処理方法および光トランスバーサル・フィルタ - Google Patents

光信号処理方法および光トランスバーサル・フィルタ

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JPH1172811A
JPH1172811A JP10157491A JP15749198A JPH1172811A JP H1172811 A JPH1172811 A JP H1172811A JP 10157491 A JP10157491 A JP 10157491A JP 15749198 A JP15749198 A JP 15749198A JP H1172811 A JPH1172811 A JP H1172811A
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signal
tap
waveform
optical signal
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Kim Byron Roberts
キム・バイロン・ロバーツ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光領域で光信号の等化、パルス成形、および
再生を行う光信号処理方法および光トランスバーサル・
フィルタを提供する。 【解決手段】 光信号より、異なる個々の遅延期間が施
された光信号波形を表わす、個別のタップ信号波形を形
成する。また、タップ信号を、制御信号として変調手段
に入力し、さらに、変調手段に光入力信号を入力して、
その信号を変調させる。そして、この変調による光出力
信号が、タップ信号波形の振幅の結合に依存して変調さ
れる出力波形を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号の等化、パ
ルス成形、および再生を含む光信号処理方法および光ト
ランスバーサル・フィルタに関するものである。特に、
電気通信ネットワークにおける光信号処理方法および光
トランスバーサル・フィルタに関するものであるが、こ
れに限るわけではない。
【0002】
【従来の技術】光ネットワークにおいて、1GHzを越
えるビット速度で、特に長い距離に渡って光信号を伝送
することは、その光信号に対する数多くの劣化源の影響
を受けやすいことになる。そこで、パルス振幅変調され
た光信号の波形を検出し、それに続いて、この検出で得
られた電気的な波形に対して等化を行い、例えば、対称
性を復元することによって、歪みの影響を除去する、と
いうことが知られている。
【0003】しかし、このような等化を既知の方法で行
うことは困難である。特に難しいのは、既知の技術が、
光フィルタの動作波長を光信号の搬送周波数に整合させ
ることに依存しているからである。光信号の波長に変動
があれば、それを安定させるための波長の追跡、あるい
は波長の固定化が必要となる。このような処理では、例
えば、エタロンを用いて、狭光フィルタを提供してい
る。
【0004】また、分岐、差動遅延、および再結合素子
からなる、光領域のトランスバーサル・フィルタも既知
である。さらに困難なのは、一般的に、光信号の線幅が
有限であり、これによって、マルチパス干渉効果が引き
起こされ、それが、フィルタ処理中に光信号を劣化させ
る、ということである。
【0005】イドラ(Idler)他の「一体型多量子
ウエル・ベースの3ポート・マッハ・ツェンダー干渉計
による10GB/sの波長変換」(IEEE フォトニ
クス技術レター、第8巻、第9号、1996年9月)か
らは、マッハ・ツェンダー干渉計によって、波長変換に
加えて、単一の光信号の反転が行われることが知れる。
このマッハ・ツェンダー干渉計は、半導体光増幅器を使
用して、その干渉計の第1および第2のアームを介して
送信される入力信号の光成分間の干渉状態を設定する。
これら第1および第2のアームを介して同等に伝搬され
る連続波光信号は、再結合されて、上記の干渉状態に応
じて変調された出力信号を形成する。また、パルス化さ
れた光信号を、上記のアームの1つだけを介して逆に伝
搬することで、そのアーム内の半導体光増幅器の非線形
特性による交差位相変調によって、成分信号の内、1つ
の信号の位相が変調される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような等化は、ビット速度が増すに従って、ますます困
難になり、電気信号へ変換するときにノイズが加わっ
て、結果として、その等化処理が、そのような付加ノイ
ズを大きくしてしまう、という不利益がある。従って、
光の領域で等化を行えることが望ましい。
【0007】また、これまでのところ、負の重み付けが
行われた、すなわち、光信号の成分が減算的に結合され
たトランスバーサル・フィルタを達成することは不可能
であった。本発明は、等化(イコライゼーション)を行
うことで光パルスの振幅波形が修復されたり、等化によ
って、再生を目的とした変調の改善がある場合、上述し
たような劣化の修正を行う、光信号処理方法および光ト
ランスバーサル・フィルタを提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の1つの態様によれば、振幅が時間的に変化
する強度を有し、光信号波形を形成する光信号を処理す
る光信号処理方法において、上記光信号より複数の光タ
ップ信号を形成することで、これらのタップ信号が、異
なる個々の遅延期間が施された光信号波形を表わす、個
別のタップ信号波形を形成するようにする工程と、上記
タップ信号を、制御信号として変調手段に入力する工程
と、上記変調手段に光入力信号を入力することで、その
信号を変調させる工程と、上記タップ信号の入力に応じ
て上記変調手段を制御することで、この変調手段が上記
入力信号を変調して光出力信号を供し、この光出力信号
が、上記タップ信号波形の振幅の結合に依存して変調さ
れる出力波形を形成する工程とを備える光信号処理方法
を提供する。
【0009】好ましくは、上記変調手段は、上記タップ
信号波形の振幅の付加的な結合に依存して上記出力波形
を変調する。また、上記変調手段が、上記タップ信号波
形の振幅の結合に依存して上記出力信号を変調すること
で、上記タップ信号波形の少なくとも1つが、残りのタ
ップ信号波形と減算的に結合される。
【0010】さらに、上記各発明は、上記タップ信号に
個別の重み付けを行い、上記タップ信号波形が、この重
み付けで構成される個々の乗算係数によって計測される
光信号波形を表すようにする工程を備える。
【0011】本発明の他の態様によれば、振幅が時間的
に変化する強度を有し、光信号波形を形成する光信号を
処理する光トランスバーサル・フィルタにおいて、上記
光信号を受信するよう接続され、かつ、個別の異なる遅
延期間を提供するよう動作する個々の遅延手段を備えた
複数の光タップ導波路であって、各光タップ導波路は、
個々の遅延期間が施された光信号波形を表わす、タップ
信号波形を有する個別のタップ信号を出力するよう動作
する、当該複数の光タップ導波路と、光入力信号を受信
し、出力波形を有する変調された出力信号を出力するよ
う動作する変調手段と、上記タップ信号の入力に応じて
上記変調手段を制御することで、上記出力波形が、上記
タップ信号波形の振幅の結合に依存して、上記変調手段
によって変調されるようにする制御手段とを備える光ト
ランスバーサル・フィルタを提供する。
【0012】好ましくは、上記変調手段は、上記タップ
信号波形の振幅の付加的な結合に依存して上記出力波形
を変調するよう動作する。また、上記変調手段が、上記
タップ信号波形の振幅の結合に依存して上記出力信号を
変調するよう動作することで、上記タップ信号波形の少
なくとも1つが、残りのタップ信号波形と減算的に結合
される。
【0013】また、好ましくは、上記各光トランスバー
サル・フィルタでは、上記光タップ導波路が、上記タッ
プ信号に個別の重み付けを行うように動作する重み付け
手段を備えることで、上記タップ信号波形が、この重み
付けで構成される個々の乗算係数によって計測される光
信号波形を表す。
【0014】好ましくは、光ラッチ素子が、さらに離れ
た位置にあるマッハ・ツェンダー干渉計を備え、この離
れた位置にある干渉計は、その干渉計から出力された上
記光タップ波形のフィードバック部分を、上記離れた位
置にある干渉計のアームの1つにフィードバックする手
段を有することで、この離れた位置にある干渉計の干渉
状態は、ラッチされたまま、再設定されるまで、上記光
タップ波形の2つのレベルの内の1つを提供する。
【0015】好ましくは、上記干渉計は、第1および第
2の半導体光増幅器各々を含む第1および第2のアーム
からなるマッハ・ツェンダー干渉計を備え、上記アーム
は、導波路スプリッタに接続され、この導波路スプリッ
タは、上記入力信号を第1および第2の成分に分割し
て、それらが、上記第1および第2のアーム各々を介し
て伝搬されるよう動作し、また、上記アームは、導波路
結合器に接続され、この導波路結合器は、上記干渉状態
に応じて上記第1および第2の成分を再結合するよう動
作して、上記出力信号を形成し、そして、上記光タップ
導波路の各々を、上記半導体光増幅器の個別の選択され
た1つに接続することで、上記タップ信号各々が、上記
半導体光増幅器の個々の1つのみを介して伝搬され、上
記入力信号の各成分の交差変調によって、上記干渉状態
を変化させる。
【0016】また、本発明に係る上記複数の光タップ導
波路は、第1および第2の光タップ導波路によって構成
され、この第1の光タップ導波路は、ほぼ0の遅延期間
を与える遅延手段を有し、上記第2の光タップ導波路
は、上記光信号のビット期間より短い、非0の遅延期間
を与える遅延手段を有し、これら第1および第2の光タ
ップ導波路は、上記第1の半導体光増幅器の個々の異な
る入力に接続され、この第1の半導体光増幅器内におい
て、上記第1および第2のタップ信号相互に対して逆の
伝搬を行う。
【0017】さらに、少なくとも第1の光タップ導波路
が、上記干渉計の第1のアームに接続されて、上記第1
のタップ信号を上記第1の半導体光増幅器に入力し、ま
た、少なくとも第2の光タップ導波路が、上記干渉計の
第2のアームに入力されて、上記第2のタップ信号を上
記第2の半導体光増幅器に入力することで、上記干渉状
態への上記結合された影響を、上記第1および第2のタ
ップ信号波形間の差に従って判定して、これら第1およ
び第2のタップ信号波形の影響を減算的に結合させる。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図6は、一般化したトランスバーサル等
化器を示しており、他には、トランスバーサル・フィル
タとして知られ、電気的な領域と光学的な領域の両方に
適用できるものである。入力信号1には、遅延ユニット
a〜2n-1による、数多くの遅延が施され、遅延の各値
に対する入力信号のサンプルには、正または負の重み付
け3,3a,…3n-1で乗算が行われ、その後、重み付け
要素を合計して出力4を生成する。このトランスバーサ
ル等化器は、最も単純な構成として、単一の遅延と2つ
のタップを有し、また、一般的な構成では、n−1個の
遅延ユニットとn個の重みを有するn個のタップを備え
る。トランスバーサル等化器は、遅延期間、タップ数、
そして、重み付けの値を選択することによって、特定の
アプリケーションに合うようになっている。この重み付
けは、あらかじめ設定されていてもよく、あるいは、択
一的に制御して、適応等化器を提供するようにしてもよ
い。
【0019】本発明に係る光トランスバーサル・フィル
タは、図1に示されており、その構成要素は、導波路を
表わす実線によって結合されている。図1のトランスバ
ーサル・フィルタは、第1のアーム6と第2のアーム7
を有するマッハ・ツェンダー干渉計を備える。これらの
アームは、それぞれ第1の半導体光増幅器(SOA)8
と第2の半導体光増幅器(SOA)9を有し、光導波路
分離器10と導波路結合器11との間に広がっている。
【0020】光発生器12は、入力信号を供給し、その
入力信号が導波路分離器10を介して伝搬されること
で、第1のアーム6と第2のアーム7を通過し、出力導
波路13において、ある振幅をもって再結合する。この
振幅は、干渉計5で設定された干渉状態によって決ま
り、強め合い干渉に対して最大出力が得られ、弱め合い
干渉に対しては、ヌル(零)出力が得られる。従って、
この干渉計5は、入力信号を干渉状態に従って変調する
変調手段として動作する。
【0021】第1の光タップ導波路14が、第1のアー
ム6に連結されているため、この第1のアーム6内で
は、第1の光タップ信号が注入され、それが、発生器か
らの入力信号に対して逆に伝搬する。この第1の光タッ
プ信号と発生器からの入力信号の両方があるとき、第1
の半導体光増幅器8で発生する交差位相変調によって、
出力導波路13で観測される干渉状態に変化が生じる。
この干渉状態は、上記第1のタップ導波路14より注入
された第1の光タップ信号の振幅に依存する程度の変化
をする。同様に、第2のタップ導波路15を第2のアー
ム7に接続して、さらに光タップ信号を結合し、それ
が、第2のアームを逆に伝搬する。この第2のタップ信
号もまた、第2の半導体光増幅器9における交差位相変
調によって、干渉状態を左右するような影響を与える。
【0022】これら第1,第2の半導体光増幅器8,9
は、以下のようにバイアスされている。すなわち、逆に
伝搬する光タップ信号がない場合、出力導波路13で再
結合される、発生器からの入力信号の成分は、その振幅
が同じで位相が逆で、それによって、ヌル出力が供給さ
れるようバイアスされている。第1の半導体光増幅器8
における交差位相変調の影響により、例えば、第1のタ
ップ導波路14を介した第1の光タップ信号がある場
合、出力導波路13で再結合する発生器からの入力信号
の第1成分の位相が変更される。そして、これによって
干渉状態が変わり、その光信号の振幅に従って決まる程
度の強め合い干渉が発生する。
【0023】これに対応する影響が、第2の半導体光増
幅器9において起こり、例えば、第1,第2のタップ導
波路14,15を介して、同等の光タップ信号が入力さ
れた場合、干渉状態への個々の影響は等しく、かつ、相
対するものとなる。よって、弱め合い干渉を伴うヌル出
力が維持される。しかしながら、第2のタップ導波路1
5が、第1のタップ信号より振幅の大きい第2のタップ
信号を受信すると、干渉状態への影響は、各タップ信号
間の振幅差によって判定されることになる。
【0024】図1のトランスバーサル・フィルタにおい
て、入力17からのデータ搬送光信号16は、第1およ
び第2のタップ導波路14,15に同等に結合される。
また、減衰器18が、第1のタップ導波路14と一列に
なるように接続され、遅延装置19が、第2のタップ導
波路15と一列になるように接続されている。
【0025】よって、上記光信号の第1の成分20は、
第1のタップ信号として第1の半導体光増幅器8へ入力
される前に減衰され、また、この光信号の第2の成分2
1は、第2のタップ信号として第2の半導体光増幅器9
に入力される前に遅延されることになる。
【0026】図6のトランスバーサル・フィルタより類
推すると、図1の光トランスバーサル・フィルタは、2
タップ・トランスバーサル・フィルタに相当し、そこで
は、遅延装置19が遅延ユニット2aに対応し、減衰器
18が重み付け機能3に対応する。上記の干渉状態は、
第1のタップ信号と第2のタップ信号の差に依存してお
り、第1のタップ信号が減衰されるので、第2のタップ
信号を第2の光増幅器9へ入力することは、正の重み付
けをすることと見なせ、また、この第1のタップ信号の
影響が、第2のタップ信号の影響より差し引かれるた
め、第1のタップ信号を第1の光増幅器8へ入力するこ
とは、負の重み付けをすることと見なせる。
【0027】図1に示す、本実施の形態では、減衰器1
8が6デシベルの減衰を行い、遅延装置19は、1ビッ
ト期間の遅延を行う。これにより、1ビット期間の遅れ
を有する光信号16が再生され、その信号の各パルスの
立ち上がりエッジは、先行するパルスが6デシベルの減
衰という減算の影響を受けて、その大きさが減少する。
【0028】図1の発生器12は、その発生器からの入
力信号50を標本化パルスの形で供給するよう構成して
もよい。これによって、干渉計の出力22は、光信号1
6にフィルタをかけたものから抽出した標本化パルスの
形態をとる。これは、フィルタをかけた光信号と標本化
パルスとを畳み込んだ出力信号を得ることと見てもよ
い。また、これに限定されず、発生器12を連続波の放
射源としてもよい。この場合、結果的に得られる出力
は、光信号16にフィルタをかけた信号を表わす完全波
形に対応する。この出力22の波長は、いずれにして
も、発生器によって決定されるので、上述した装置が、
波長変換器としても機能する。
【0029】出力信号22は、一般的には、光信号16
の変化に対するコサイン関数の変化をする。これは、本
干渉計固有の特性であるため、線形応答が必要とされる
場合、光信号16の波形の振幅範囲を、ほぼ線形な応答
を得るためには、適当に小さく設定しなければならな
い。
【0030】なお、自動レベル制御(図示せず)は、上
記並びにその後に説明した装置へ入力される光信号に適
用できる。
【0031】クロック回復システムとの関連で上記の発
生器12を用いて、標本化されたパルスとして出力を得
ることにより、上記の装置は、再生器として機能する。
【0032】実施の形態2.図1の装置で用いた基本的
な原理は、様々な方法で他の場合に適応させることがで
きる。そこで、図2を参照して、さらなる例を説明する
が、ここでは、対応する構成要素に適した箇所には、図
1の対応する参照番号を用いる。
【0033】図2は、2つのタップを有する光トランス
バーサル・フィルタを示しており、各タップには、正の
重み付けがなされている。図2において、干渉計5は、
光発生器12より標本化光パルスを受ける。これらのパ
ルスは分割され、干渉計の第1および第2のアーム6,
7を介して伝搬する。そして、これらのパルスは、導波
路結合器(コンバイナ)11で再結合され、出力22に
は、標本化パルスが供される。この出力部22における
標本化パルスの振幅は、干渉計5の干渉状態に応じて決
定される。この干渉状態は、第1の半導体光増幅器8で
生じる交差変調によって変化する。
【0034】電気通信ネットワーク、そして、入力17
からの光信号16は、第1のタップ導波路23、および
第2のタップ導波路25に結合される。この第1のタッ
プ導波路23は減衰器24を含み、第2のタップ導波路
25は、遅延装置26と減衰器27の両方を含む。第1
のタップ導波路23は、光信号16の第1の成分20が
第1のタップ信号を形成するよう、第1のアーム6に接
続されている。この第1のタップ信号は、第1の半導体
光増幅器8中を、上記の標本化光パルスと同等に伝搬す
る。また、第2のタップ導波路25は、光信号16の第
2の成分21が第2のタップ信号を形成するよう、第1
のアーム6に接続されている。この第2のタップ信号
は、第1の半導体光増幅器8中を、上記の標本化光パル
スとは逆に伝搬する。
【0035】光信号16の第1および第2の成分20,
21は、互いに反対方向に伝搬するため、これらの成分
をコヒーレントに加算することはできない。しかし、遅
延された第2の成分21が、第1の成分21と相互に関
連する程度まで、第1の半導体光増幅器8において定在
波を発生させることができる。この場合、いかなる不要
な副次的影響(副作用)も、例えば、遅延装置26に含
まれる形で分極回転子を付加することによって、除去で
きる。
【0036】第1および第2のタップ信号によって影響
される干渉状態の変化は、加算的であるため、減衰器2
4,27は、トランスバーサル・フィルタの第1および
第2のタップに対して、図6の重み付け3,3aに対応
させて、正の重み付けを決めることと等価な機能をす
る、と考えられる。一方、遅延装置26は、2つのタッ
プしかないトランスバーサル・フィルタに対して、図6
の遅延部2aに対応する。
【0037】このような、正の重み付けを持つ2タップ
・トランスバーサル・フィルタは、遅延装置26がもた
らす遅延により決定される帯域幅を有する低域通過コサ
イン・フィルタを供するよう構成してもよい。この遅延
は、一般的には、光信号16のビット期間よりも小さ
い。
【0038】図2の干渉計5の出力22には、光信号1
6の第1の成分20についてのパルスが含まれる。これ
らのパルスは、光パルス発生器12の出力が、光信号の
出力とは異なる波長を有するとした場合、必要であれ
ば、波長分割多重フィルタによって除去できる。
【0039】一方、図2の光発生器12は、干渉計5で
変調される連続波入力を提供するよう構成してもよい。
【0040】図2に示す構成は、例えば、2つの半導体
光増幅器を第1のアーム内で直列に配し、第1および第
2の成分20,21を別々に各半導体光増幅器に提供す
るよう変更してもよい。
【0041】実施の形態3.図3を参照して、トランス
バーサル・フィルタの他の例を説明する。ここでは、対
応する構成要素に適切な箇所には、図1,図2の参照番
号を用いる。図3では、干渉計5は、上記と同様、光発
生器12より光入力信号を受けるよう構成されている。
この光発生器12は、第1および第2のアーム6,7に
結合され、それらが再結合されて、出力22を提供す
る。この出力22は、第1および第2の半導体光増幅器
8,9で発生する交差変調に従って変化する、干渉計に
おける干渉状態に依存する。
【0042】ネットワークに接続された入力17からの
光信号16は、減衰器24を含む第1のタップ導波路2
3と、第1の遅延装置19を含む第2のタップ導波路2
5と、第2の減衰器29と第2の遅延装置30の両方を
含む第3のタップ導波路28とに結合される。この第2
の遅延装置30は、第1の遅延装置19より供給される
遅延の2倍の遅延を与えるよう構成されている。
【0043】第1のタップ導波路23が、干渉計5の第
1のアーム6に結合されていることで、第1の半導体光
増幅器8を介して、第1のタップ信号と標本化パルスが
同等に伝搬される。また、第2のタップ導波路25が第
2のアーム7に結合されているため、第2の半導体光増
幅器9中では、標本化パルスに対して、第2のタップ信
号が逆に伝搬する。さらに、第3のタップ導波路28が
第1のアーム6に結合されているので、第1の半導体光
増幅器8では、標本化パルスに対して、第3のタップ信
号が逆に伝搬する。
【0044】第1,第2,第3のタップ導波路23,2
5,28各々を介して伝搬する第1,第2,第3のタッ
プ信号に関しては、第2のタップ信号が最大振幅を有し
ている。これは、第2のタップ導波路が減衰器を含んで
いないからであり、従って、第2のタップ導波路が単位
重み付けのタップに対応する。また、第1および第3の
タップ信号の両方は、第2のタップ信号が伝搬するアー
ムとは異なる、干渉計のアーム中を伝搬するので、これ
らの信号は、第2のタップ信号が干渉状態に与える影響
とは逆の影響を及ぼし、負の重み付けを有することに相
当する。第1および第3の減衰器24,29によって供
される減衰値は、各場合において、小さな負の重み付け
を供するよう選択され、本実施の形態では、それらは、
0.1の重み付けを有する。
【0045】よって、図3の構成は、図6のトランスバ
ーサル・フィルタに対応し、図6のフィルタには、3つ
のタップ、第1および第2の遅延装置19,30に対応
する遅延2a,2b、減衰器24,29に対応する重み
付け3,3bがある。
【0046】図3の構成によるトランスバーサル・フィ
ルタは、分散効果の光等化に特に適用される。ファイバ
分散効果の電気的な等化を提供することは、既知の技術
である。例えば、カートレッジ(Cartledge)
等による、「光波技術論文誌」(1992年8月、第1
105頁〜第1109頁)を参照されたい。
【0047】しかしながら、電気の領域で等化を行う
と、高周波のノイズ密度が増加し、それを非常に速いビ
ット速度で遂行することは困難である。例えば、光再生
器におけるアプリケーションがあり、そこでは、信号が
むしろ光の領域内にあって、既知の電気的な等化を都合
よく適用できない。再生器内での使用に必要なトランス
バーサル・フィルタには、負の重み付けを使用すること
が求められるので、この応用には、光トランスバーサル
・フィルタを利用できなかった。
【0048】補償分散ファイバおよび補償分散フィルタ
の使用は、光リンクにおける総ファイバ分散を緩和する
方法として知られている。これらのフィルタには、ファ
イバ格子フィルタとエタロンが含まれる。しかし、この
ような素子は、一般的に、その補償量が固定しており、
要求される装置は、特定の光リンクと整合するように選
択される必要がある。エタロンを用いる場合、一般的に
は、それらをデータ伝送の特定波長に能動的に同調させ
る。
【0049】米国特許第5473457号からは、一定
の補償を行うことによって、分極モード分散を補償する
方法を知ることができる。しかし、実際には、光リンク
上に現れる分極モード分散の量は、マクスウエル分散に
従う広い範囲で変化するので、補償が固定された方法で
は、十分に補償できない。
【0050】本発明は、光信号の波形に等化を施すこと
によって、このような分散の影響を緩和する手段を提供
する。これは、補償法を用いて、根本的な光学的影響を
逆転することとは違う。
【0051】図3を参照して上述したように、第1およ
び第3のタップの小さな負の重み付けは、データ・パル
スに対応する波形の立ち上がり部および立ち下がり部の
両方から減算を行う役割をする。従って、分散によって
生じるエッジ部の振幅増加を抑制したり、除去したりす
ることが可能となる。直接、符号間干渉に等化を施すた
めに、遅延の値は、ビット期間の倍数となるように選択
される。本実施の形態では、第1および第2の遅延装置
19,30が、それぞれ1,2ビット期間の遅延を与え
る。
【0052】光信号の単一パルスに応じて出力22に現
れる出力波形は、光発生器12から連続波が入力される
場合、そのパルスを1ビット期間遅延させ、光信号波形
の1/10を減算して、この遅延させたパルスの立ち上
がり部を減少させ、そして、2ビット期間遅延させた光
信号の1/10を減算して、その遅延させたパルスの立
ち下がり部を減少させた結果得られる波形に対応する。
従って、パルス波形への分散の影響は、パルスのエッジ
部をトリミングすることによって緩和される。
【0053】上記の減算処理は、図7に概略的に示され
ている。同図において、波形Aは、分散された光信号を
表わし、波形B,Cは、第1と第2のタップ波形を表し
ており、波形Dは、出力波形である。
【0054】本発明によれば、図6の概略図に続けて、
さらにタップを付加し、必要に応じて正または負となる
重み付けを種々組み合わせたものを含む、より複雑なト
ランスバーサル・フィルタを予想できる。
【0055】上述の減衰器、例えば、図3の減衰器2
4,29によって与えられる減衰を能動的に制御して、
適応等化器を供給できる。トランスバーサル・フィルタ
の重み付けを制御するためのフィードバック信号は、ア
イ測定のデータより得たり、あるいは、任意の形態をと
る適切な検出器によって得た、光信号の質を表わすパラ
メータより引き出してもよい。これは、要求された等化
が時間的に徐々に変わるような分極モード分散の影響を
等化する上で、特に利点がある。
【0056】図3の構成を同様に用いて等化を施して、
自己位相変調の影響を緩和する。第1および第3のタッ
プに対して小さな負の重み付けを使用することで、自己
位相変調の影響で拡散が生じていたデータ・ビット波形
の立ち上がり部および立ち下がり部から減算が行われ
る。遅延期間は、有利なことにビット期間の分数である
ため、結果として得られる光信号のアイ・パターン内で
タイミング・ウインドウが開く。
【0057】同様に、この目的に用いるトランスバーサ
ル・フィルタを拡張して、非常に多くのタップを含むよ
うにしてもよい。有利なことには、タップの重み付けと
遅延は、例えば、アイ測定データより取り出した光信号
の質を表わすパラメータを使用して、結果として得た光
信号を測定することで、フィードバック制御によって最
適化できる。
【0058】一方、光タップ波形は、2つの可能な状態
(2進数の1と0)の1つに設定された出力を有する光
論理装置によって処理されるようにしてもよい。こうす
ることでノイズが減少し、結合処理における累積ノイズ
の影響を避けるという利点がある。例えば、図3におい
て、素子24,29が、さらなるマッハ・ツェンダー干
渉計に基づく光ラッチ装置を含むようにしてもよい。
【0059】マッハ・ツェンダー干渉計に基づく光ラッ
チ装置は、「光検出およびラッチ機能付き論理装置」と
題する、同時係属の米国特許出願(1997年6月5日
に出願)に開示されており、その内容は、本願に組み込
まれている。この種の装置は、干渉計を備え、干渉計出
力の一部は、干渉計のアームの1つにフィードバックさ
れて、干渉状態を、2つの可能な状態の1つにもってい
く。よって、その状態は、他の状態に再設定されるま
で、ラッチされたままとなる。
【0060】図1の構成は、光信号を処理するシステム
で発生する交差位相変調に使用できる。交差位相変調
は、10Gb/sのビット速度を有するデータに対し
て、約30GHzの位置に極を持つ、高域通過の線形特
性を有する。
【0061】この影響への補償は、光信号から、不要な
変調が発生する信号に適切にフィルタをかけた信号を減
算することで実行される。以降、この信号を干渉信号と
呼ぶ。状況によっては、電気的な領域内で、このような
補償を実行可能であるが、このような電気的な補償がで
きない状況が発生することも知られている。例えば、仮
に、電気的な領域にある干渉信号が、伝送装置内で、デ
ータ信号を処理するのに用いたのと同じ回路基板に電気
的に結合されるとした場合、高ビット速度において、不
要な電気的クロストークを防ぐ際に困難が生じる。多く
の場合、電気信号は、補償を実行しようとする回路基板
に対して離れた位置にある装置にのみ存在する。従っ
て、電気的な補償が不可能となる。
【0062】実施の形態4.以下に示す実施の形態で
は、干渉信号は、光信号の形態で使用できるものとす
る。図4に示すように、干渉信号31は、信号源(ソー
ス)32から、2つのタップを有するトランスバーサル
・フィルタ33に入力される。これら2つのタップは、
第1および第2のタップ導波路14,15によってそれ
ぞれ形成され、これらは、干渉計5の第1および第2の
アーム6,7に入力される。第1および第2半導体光増
幅器8,9各々における、干渉信号31の第1および第
2の成分からなる第1および第2のタップ信号の影響
は、干渉計5に設定された干渉状態に対して逆の影響を
与える。この第2のタップ導波路15は、遅延装置19
を含むので、本装置は、2つのタップを有するトランス
バーサル・フィルタ33を形成する。これら2つのタッ
プの内、第1のタップは、正の単位重み付けを有し、第
2のタップは、負の単位重み付けを有する。
【0063】光発生器12から干渉計5へ連続波を入力
することによって得られる、フィルタをかけた信号34
は、第1の干渉計5と同様の構成を有する、さらに離れ
た位置にある干渉計35に出力される。このフィルタを
かけた信号34は、データ搬送光信号16から、このフ
ィルタ信号が減算されるような方法で入力される。こ
の、さらに離れた位置にある干渉計35は、マッハ・ツ
ェンダー構成を有しており、それは、それぞれが第1お
よび第2の半導体光増幅器38,39を含む、第1およ
び第2のアーム36,37からなる。
【0064】ネットワークに接続された入力17は、デ
ータ搬送光信号16を供給し、そのデータ搬送光信号1
6は、第1のアーム36に結合されている。そのため、
データ搬送光信号16は、第1の半導体光増幅器38中
を、光パルス発生器41から第1および第2のアームに
入力された標本化パルス40に対して逆に伝搬する。さ
らに離れた位置にある干渉計35の出力22は、データ
搬送信号16によって変調された標本化パルスからな
り、従って、その光信号の再生された信号を構成する。
【0065】フィルタをかけた信号34は、第2のアー
ム37に入力され、第2の半導体光増幅器39中を、標
本化パルス40に対して逆に伝搬する。その結果、光信
号に逆に影響するよう、干渉計35の干渉状態が変化す
る。すなわち、出力された標本化パルス中で標本化され
るように、光信号から、このフィルタをかけた信号34
が減算される。よって、上記の干渉信号から発生する交
差位相変調の補償が行われる。
【0066】実施の形態5.図4の構成は、同じ効果を
持つ、図5に示すような構成としてもよい。上記の例で
は、簡単のため、干渉信号チャネルのみを示した。実際
には、いくつかの干渉チャネルを遅延し、減衰し、結合
して、干渉信号31の信号源32にある装置へ供給でき
る。データ信号16および干渉信号31は、互いに遅延
され、色分散による遅延を部分的に計数する。この干渉
信号31によって形成されるタップ信号は、補償レベル
を調整するため、相互に減衰され、またデータに対して
減衰される。
【0067】差動遅延および差動減衰によって、干渉計
による変調の高域通過フィルタ効果が決定される。これ
らのパラメータは、例えば、結果として得られる光信号
について、アイ測定データから抽出したパラメータを用
いたフィードバック制御機構によって、適応的な最適化
ができる。
【0068】上記の補償方法は、例えば、不完全波長分
割分離フィルタリングから、線形クロストークを減算す
ることにも使用できる。この場合、変調フィルタリング
は不要である。
【0069】なお、図2のトランスバーサル・フィルタ
は、1ビット期間に相当する遅延を与えるよう配された
遅延装置26とともに用いることができる。これによっ
て、トランスバーサル・フィルタは、所定パルス中の光
信号の示す値が、前のパルスが示す値に付加的に結合す
る論理関数を与える。このような論理関数は、双2進
(duobinary)符号化を用いる、光信号の再生
に適用でき、また、この論理関数は、光の領域におい
て、部分応答フィルタを構成するのに使用できる。
【0070】光領域における双2進伝送は、位相双2進
符号化の形で行われ、そこでは、連続するパルスが、同
じ振幅を有するが、位相は互い違いになっている。
【0071】このような位相反転は、図1に示す形式の
マッハ・ツェンダー干渉計を用いて実行できるが、この
場合、データ信号16は、第1のアーム6中のみを逆に
伝搬するよう入力される。この第1のアーム中の第1の
半導体光増幅器は、50パーセント入力パワーに対して
位相推移が0、100パーセント入力パワーに対しては
+πの位相推移、そして、0入力パワーに対して−πの
位相推移を与えるようバイアスされている。従って、出
力は、交番位相を有するパルスを提供するよう構成でき
る。
【0072】図2のトランスバーサル・フィルタは、従
来の双2進符号化に用いられている部分応答フィルタと
等価な論理関数を与えるように使用できる。そのような
装置は、上述した交番位相の出力パルスを発生するため
に必要な入力データ・ストリームを供するよう構成され
る。従って、従来は電気の領域で実行されていた論理関
数を、光の領域で実行することが可能になる。
【0073】部分応答フィルタの論理効果を逆にするの
に必要なディジタル補償符号化は、同じように光の領域
で実行でき、電気の領域で実行される前符号化位相と同
等な機能を提供する。このようなディジタル補償符号化
は、同じような構成の干渉計によって与えられる論理関
数を用いて実行できる。その干渉計は、論理状態を示す
出力を決定する干渉状態を有するよう構成され、また、
適切な場合には、フィードバック信号を提供して、その
干渉状態をラッチするよう構成される。このディジタル
補償符号化は、有利なことに、高ビット速度でデータを
多重化する前に、電気的な送信機内で実行される。この
ディジタル補償符号化は、好ましくはプログラム可能で
あるため、本ディジタル補償符号化は、所望の数の光再
生器を補償する。
【0074】双2進部分応答フィルタリングにとって、
ディジタル補償符号化とは、モジューロ2の多項式1+
xによって、2進ビット・ストリームを分割することで
ある(シフト・レジスタのシーケンス設計の分野より、
xは、この術語における単一ビット遅延である)。ま
た、n縦続双2進フィルタを補償する場合、この多項式
は、(1+x)nとなる。この結果の係数にモジューロ
2を適用すると、二項分布によって偶数の係数が0とな
り、奇数の係数は1になる。例えば、xの係数2は偶数
であるから、(1+x)2は1+x2に等しくなる。
【0075】有利なことに、ここで説明する直列シフト
・レジスタ符号化演算は、低速のディジタル成分を用い
るために、並列マトリクス演算に変換される。この変換
は、標準的な「ブックキーピング」手順である。
【0076】双2進回路は、デコーダ、出力駆動装置、
あるいは光利得段として使用できる。また、アナログの
部分応答リピータの機能は、電気回路あるいは光電回路
を使用して実行できる。例えば、電気受信機、電気増幅
器、および、変調器として用いる、電気的に駆動される
マッハ・ツェンダー干渉計を縦続させると、公知の光電
子リピータが形成される。クロック回復、あるいリタイ
ミングがないため、信号はアナログのままである。
【0077】このようなリピータの電気増幅器に部分応
答フィルタを挿入したり、マッハ・ツェンダー干渉計
を、2πを交差して駆動される構成とすることで、この
リピータが部分応答リピータに変換される。そこで、こ
のようなリピータを連続させたものに対して、ディジタ
ル補償が、上記の方法によって遠隔で行われる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
その利点は、光信号波形の振幅に感応するが、光信号の
光搬送信号の特性には感応しない方法で、出力波形の振
幅変調を行えることにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2つのタップを持ち、第2のタップが負の重
み付けを有する光トランスバーサル・フィルタの概略を
示す図である。
【図2】 2つのタップを持ち、各タップが正の重み付
けを有する2つのタップを持つ光トランスバーサル・フ
ィルタの概略を示す図である。
【図3】 3つのタップを持ち、第1と第3のタップが
負の重み付けを有する光トランスバーサル・フィルタの
概略を示す図である。
【図4】 データ搬送光信号から、フィルタをかけた干
渉信号を減ずるようにする光サンプラと結合して、干渉
信号上で作動するトランスバーサル・フィルタの概略を
示す図である。
【図5】 図4の構成と等価な光トランスバーサル・フ
ィルタの概略を示す図である。
【図6】 電気的な領域、あるいは光の領域のいずれか
に用いるトランスバーサル等化器を一般化して示す図で
ある。
【図7】 図3の実施の形態におけるタップ信号波形の
概略を示す図である。
【符号の説明】
1,17…入力、2a,2b,…2n-1…遅延、3a,3
b,3n-1…重み付け、4,22…出力、5…変調器、
6,36…第1のアーム、7,37…第2のアーム、
8,38…第1の半導体光増幅器、9,39…第2の半
導体光増幅器、10…導波路スプリッタ、11…導波路
結合器、12…光発生器、13…出力導波路、14…第
1の光タップ導波路、15…第2の光タップ導波路、1
6…データ運搬光信号、18,27…減衰器、19…遅
延手段、20…第1の成分、21…第2の成分、23…
第1のタップ信号、24…光論理素子、25…第2のタ
ップ導波路、26…遅延装置、28…第3のタップ導波
路、29…光論理素子、30…第2の遅延装置、31…
干渉信号、32…信号源、33…トランスバーサル・フ
ィルタ、40…標本化パルス、41…光パルス発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390023157 THE WORLD TRADE CEN TRE OF MONTREAL,MON TREAL,QUEBEC H2Y3Y 4,CANADA

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振幅が時間的に変化する強度を有し、光
    信号波形(A)を形成する光信号(16)を処理する光
    信号処理方法において、 前記光信号より複数の光タップ信号(20,21)を形
    成することで、これらのタップ信号が、異なる個々の遅
    延期間が施された光信号波形を表わす、個別のタップ信
    号波形(B,C)を形成するようにする工程と、 前記タップ信号を、制御信号として変調手段(5)に入
    力する工程と、 前記変調手段に光入力信号(50)を入力することで、
    その信号を変調させる工程と、 前記タップ信号の入力に応じて前記変調手段を制御する
    ことで、この変調手段が前記入力信号を変調して光出力
    信号(22)を供し、この光出力信号が、前記タップ信
    号波形の振幅の結合に依存して変調される出力波形
    (D)を形成する工程とを備えることを特徴とする光信
    号処理方法。
  2. 【請求項2】 前記変調手段は、前記タップ信号波形の
    振幅の付加的な結合に依存して前記出力波形を変調する
    ことを特徴とする請求項1記載の光信号処理方法。
  3. 【請求項3】 前記変調手段が、前記タップ信号波形の
    振幅の結合に依存して前記出力信号を変調することで、
    前記タップ信号波形の少なくとも1つが、残りのタップ
    信号波形と減算的に結合されることを特徴とする請求項
    1記載の光信号処理方法。
  4. 【請求項4】 前記タップ信号に個別の重み付け(3)
    を行い、前記タップ信号波形が、この重み付けで構成さ
    れる個々の乗算係数によって計測される光信号波形を表
    すようにする工程を備えることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の光信号処理方法。
  5. 【請求項5】 前記重み付けを行う工程は、少なくとも
    1つのタップ信号を、個々の減衰器(18,24,2
    7,29)で減衰する工程を含むことを特徴とする請求
    項4記載の光信号処理方法。
  6. 【請求項6】 前記入力信号は、連続波信号であること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の光信号
    処理方法。
  7. 【請求項7】 前記入力信号は、前記光信号によって規
    定される光信号パルス長よりも短いパルス長を有するパ
    ルス化された信号であり、それによって、前記出力波形
    が、このパルス化された信号波形に畳み込まれることを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の光信号処
    理方法。
  8. 【請求項8】 前記光信号はパルス化され、かつ、ビッ
    ト期間を規定し、各光信号の遅延期間の内、少なくとも
    1つが前記ビット期間より短いことを特徴とする請求項
    1乃至5のいずれかに記載の光信号処理方法。
  9. 【請求項9】 前記光信号はパルス化されて、ビット期
    間を規定し、前記タップ信号の少なくとも1つが、1ビ
    ット期間にほぼ等しい個別の遅延期間を有することを特
    徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の光信号処理
    方法。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも1つの光タップが、光
    論理素子(24,29)によって処理され、前記光タッ
    プ波形が、前記光信号の各2進値に対応する2進の1と
    0を表わす2つのレベル間で変調されることを特徴とす
    る請求項9記載の光信号処理方法。
  11. 【請求項11】 前記論理素子は、光ラッチ素子からな
    ることを特徴とする請求項10記載の光信号処理方法。
  12. 【請求項12】 前記光ラッチ素子は、マッハ・ツェン
    ダー干渉計からなることを特徴とする請求項11記載の
    光信号処理方法。
  13. 【請求項13】 前記変調手段は、干渉状態を規定する
    干渉計(5)からなり、前記出力波形は、この干渉状態
    に従って変調され、当該干渉状態は、前記タップ信号の
    入力に依存して設定されることを特徴とする請求項1乃
    至12のいずれかに記載の光信号処理方法。
  14. 【請求項14】 前記干渉計は、第1および第2の半導
    体光増幅器(8,9)各々を含む第1および第2のアー
    ム(6,7)からなるマッハ・ツェンダー干渉計を備
    え、当該方法は、前記入力信号(50)を第1および第
    2の成分に分割して、それらを、前記第1および第2の
    アーム各々を介して伝搬し、かつ、前記干渉状態に応じ
    て再結合させて、前記出力信号(22)を形成するとと
    もに、前記タップ信号各々を、前記半導体光増幅器の1
    つを介して伝搬させて、前記入力信号の各成分の交差変
    調によって、前記干渉状態を変化させる工程を含むこと
    を特徴とする請求項13記載の光信号処理方法。
  15. 【請求項15】 前記タップ信号(21,23)各々
    を、前記半導体光増幅器の同一の半導体光増幅器の1つ
    (8)に入力することによって、複数のタップ信号波形
    の影響を加算的に結合する工程を含むことを特徴とする
    請求項14記載の光信号処理方法。
  16. 【請求項16】 第1および第2のタップ信号は、第1
    のタップ信号(23)が、ほぼ0の遅延期間で遅延さ
    れ、第2のタップ信号(21)が、前記光信号のビット
    期間より短い、非0の遅延期間で遅延されるように構成
    し、また、前記第1および第2のタップ信号は、前記第
    1の半導体光増幅器と同じ半導体光増幅器の1つを、互
    いに逆に伝搬することを特徴とする請求項15記載の光
    信号処理方法。
  17. 【請求項17】 少なくとも第1のタップ信号を前記第
    1の半導体光増幅器に入力して、この入力信号の第1の
    成分の交差変調によって、前記干渉状態を変化させ、ま
    た、少なくとも第2のタップ信号を前記第2の半導体光
    増幅器に入力して、前記入力信号の第2の成分の交差変
    調によって、前記干渉状態を変化させ、これによって、
    この干渉状態に対する前記結合された影響を、前記第1
    および第2のタップ信号波形間の差に従って判定して、
    これら第1および第2のタップ信号波形の影響を減算的
    に結合させることを特徴とする請求項14記載の光信号
    処理方法。
  18. 【請求項18】 前記複数の光タップ信号は、第1およ
    び第2のタップ信号からなり、それらの信号各々には、
    互いに異なる重み付けがなされ、この第1のタップ信号
    は、ほぼ0の遅延期間で遅延され、前記第2のタップ信
    号は、前記光信号のビット期間より短い、非0の遅延期
    間で遅延されることを特徴とする請求項17記載の光信
    号処理方法。
  19. 【請求項19】 振幅が時間的に変化する強度を有し、
    光信号波形(A)を形成する光信号(16)を処理する
    光トランスバーサル・フィルタにおいて、前記光信号を
    受信するよう接続され、かつ、個別の異なる遅延期間を
    提供するよう動作する個々の遅延手段(19)を備えた
    複数の光タップ導波路であって、各光タップ導波路は、
    個々の遅延期間が施された光信号波形を表わす、タップ
    信号波形(B,C)を有する個別のタップ信号を出力す
    るよう動作する、当該複数の光タップ導波路(14,1
    5)と、 光入力信号(50)を受信し、出力波形(D)を有する
    変調された出力信号(22)を出力するよう動作する変
    調手段(5)と、 前記タップ信号の入力に応じて前記変調手段を制御する
    ことで、前記出力波形が、前記タップ信号波形の振幅の
    結合に依存して、前記変調手段によって変調されるよう
    にする制御手段とを備えることを特徴とする光トランス
    バーサル・フィルタ。
  20. 【請求項20】 前記変調手段は、前記タップ信号波形
    の振幅の付加的な結合に依存して前記出力波形を変調す
    るよう動作することを特徴とする請求項19記載の光ト
    ランスバーサル・フィルタ。
  21. 【請求項21】 前記変調手段が、前記タップ信号波形
    の振幅の結合に依存して前記出力信号を変調するよう動
    作することで、前記タップ信号波形の少なくとも1つ
    が、残りのタップ信号波形と減算的に結合されることを
    特徴とする請求項19記載の光トランスバーサル・フィ
    ルタ。
  22. 【請求項22】 前記光タップ導波路が、前記タップ信
    号に個別の重み付け(3)を行うように動作する重み付
    け手段を備えることで、前記タップ信号波形が、この重
    み付けで構成される個々の乗算係数によって計測される
    光信号波形を表すことを特徴とする請求項19乃至21
    のいずれかに記載の光トランスバーサル・フィルタ。
  23. 【請求項23】 前記光タップ導波路の少なくとも1つ
    は、減衰器(18)により構成される重み付け手段を備
    えることを特徴とする請求項22記載の光トランスバー
    サル・フィルタ。
  24. 【請求項24】 連続波信号の形で入力信号(50)を
    提供するよう動作する光発生器(12)を備えることを
    特徴とする請求項19乃至23のいずれかに記載の光ト
    ランスバーサル・フィルタ。
  25. 【請求項25】 前記入力信号を、前記光信号によって
    規定される光信号パルス長よりも短いパルス長を有する
    パルス化された信号の形で供給する光発生器(12)を
    備え、それによって、前記出力波形が、このパルス化さ
    れた信号波形に畳み込まれることを特徴とする請求項1
    9乃至23のいずれかに記載の光トランスバーサル・フ
    ィルタ。
  26. 【請求項26】 前記光信号はパルス化され、かつ、ビ
    ット期間を規定し、前記遅延手段の少なくとも1つが、
    前記ビット期間より短い遅延期間を与えるよう動作する
    ことを特徴とする請求項19乃至23のいずれかに記載
    の光トランスバーサル・フィルタ。
  27. 【請求項27】 前記光信号はパルス化されて、ビット
    期間を規定し、また、前記遅延手段の少なくとも1つ
    が、1ビット期間にほぼ等しい遅延期間を与えるよう動
    作することを特徴とする請求項19乃至23のいずれか
    に記載の光トランスバーサル・フィルタ。
  28. 【請求項28】 前記光タップ導波路の少なくとも1つ
    は、前記光信号の各2進値に対応する2進の1と0を表
    わす2つのレベル間で、前記光信号を変調するよう動作
    する光論理素子(24,29)を備えることを特徴とす
    る請求項27記載の光トランスバーサル・フィルタ。
  29. 【請求項29】 前記論理素子は、光ラッチ素子からな
    ることを特徴とする請求項28記載の光トランスバーサ
    ル・フィルタ。
  30. 【請求項30】 前記光ラッチ素子は、さらに離れた位
    置にあるマッハ・ツェンダー干渉計を備え、この離れた
    位置にある干渉計は、その干渉計から出力された前記光
    タップ波形のフィードバック部分を、前記離れた位置に
    ある干渉計のアームの1つにフィードバックする手段を
    有することで、この離れた位置にある干渉計の干渉状態
    は、ラッチされたまま、再設定されるまで、前記光タッ
    プ波形の2つのレベルの内の1つを提供することを特徴
    とする請求項29記載の光トランスバーサル・フィル
    タ。
  31. 【請求項31】 前記変調手段は、干渉状態を規定し、
    かつ、その干渉状態に応じて前記出力波形を変調するよ
    う動作する干渉計(5)を備え、また、前記制御手段
    は、前記タップ信号の入力に依存して、前記干渉状態を
    設定する手段を備えることを特徴とする請求項19乃至
    30のいずれかに記載の光トランスバーサル・フィル
    タ。
  32. 【請求項32】 前記干渉計は、第1および第2の半導
    体光増幅器(8,9)各々を含む第1および第2のアー
    ム(6,7)からなるマッハ・ツェンダー干渉計を備
    え、前記アームは、導波路スプリッタ(10)に接続さ
    れ、この導波路スプリッタ(10)は、前記入力信号を
    第1および第2の成分に分割して、それらが、前記第1
    および第2のアーム各々を介して伝搬されるよう動作
    し、また、前記アームは、導波路結合器(11)に接続
    され、この導波路結合器(11)は、前記干渉状態に応
    じて前記第1および第2の成分を再結合するよう動作し
    て、前記出力信号を形成し、そして、前記光タップ導波
    路の各々を、前記半導体光増幅器の個別の選択された1
    つに接続することで、前記タップ信号各々が、前記半導
    体光増幅器の個々の1つのみを介して伝搬され、前記入
    力信号の各成分の交差変調によって、前記干渉状態を変
    化させることを特徴とする請求項31記載の光トランス
    バーサル・フィルタ。
  33. 【請求項33】 前記光タップ導波路各々を、前記半導
    体光増幅器の同じ1つの半導体光増幅器に接続すること
    で、前記複数のタップ信号波形の影響が加算的に結合さ
    れることを特徴とする請求項32記載の光トランスバー
    サル・フィルタ。
  34. 【請求項34】 前記複数の光タップ導波路は、第1お
    よび第2の光タップ導波路(14,15)によって構成
    され、この第1の光タップ導波路は、ほぼ0の遅延期間
    を与える遅延手段を有し、前記第2の光タップ導波路
    は、前記光信号のビット期間より短い、非0の遅延期間
    を与える遅延手段(19)を有し、また、これら第1お
    よび第2の光タップ導波路は、前記第1の半導体光増幅
    器の個々の異なる入力に接続され、この第1の半導体光
    増幅器内において、前記第1および第2のタップ信号相
    互に対して逆の伝搬を行うことを特徴とする請求項33
    記載の光トランスバーサル・フィルタ。
  35. 【請求項35】 少なくとも第1の光タップ導波路が、
    前記干渉計の第1のアームに接続されて、前記第1のタ
    ップ信号を前記第1の半導体光増幅器に入力し、また、
    少なくとも第2の光タップ導波路が、前記干渉計の第2
    のアームに入力されて、前記第2のタップ信号を前記第
    2の半導体光増幅器に入力することで、前記干渉状態へ
    の前記結合された影響を、前記第1および第2のタップ
    信号波形間の差に従って判定して、これら第1および第
    2のタップ信号波形の影響を減算的に結合させることを
    特徴とする請求項32記載の光トランスバーサル・フィ
    ルタ。
  36. 【請求項36】 前記複数の光タップ導波路は、個々の
    異なる重み付け手段を有する第1および第2の光タップ
    導波路によって構成され、この第1の光タップ導波路
    は、ほぼ0の遅延期間を与える遅延手段を有し、また、
    前記第2の光タップ導波路は、前記光信号のビット期間
    より短い、非0の遅延期間を与える遅延手段を有するこ
    とを特徴とする請求項35記載の光トランスバーサル・
    フィルタ。
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