JPH1170888A - 立乗式四輪車両 - Google Patents

立乗式四輪車両

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JPH1170888A
JPH1170888A JP9233711A JP23371197A JPH1170888A JP H1170888 A JPH1170888 A JP H1170888A JP 9233711 A JP9233711 A JP 9233711A JP 23371197 A JP23371197 A JP 23371197A JP H1170888 A JPH1170888 A JP H1170888A
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air cleaner
battery
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wheel
muffler
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Kazuo Terai
和夫 寺井
Yoshitake Yamada
好武 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 整備頻度の高いエアクリーナやバッテリを作
業性良く整備することができる立乗式四輪車両を提供す
ること。 【構成】 車体後方に向かって斜め上方に立設されたス
テアリング軸を車体前部に備え、左右一対の前輪3と後
輪4との間にエンジン9を配設するとともに、左右一対
の前輪3と後輪4、エンジン9、エアクリーナ11、マ
フラー14、バッテリ17等を上方からボディパネルで
覆って成るゴルフカー(立乗式四輪車両)1において、
前記エンジン9の車幅方向一側方に吸気通路10を、他
側方に排気通路13をそれぞれ配設するとともに、前記
吸気通路10に前記エアクリーナ11を連結し、前記排
気通路13に前記マフラー14を連結してエアクリーナ
11とエンジン9及びマフラー14を車幅方向に一列に
配設し、車幅方向一側の前輪3と後輪4との間に前記エ
アクリーナ11とバッテリ17を前後に並設し、前記ボ
ディパネルの前記エアクリーナ11とバッテリ17を覆
う部分に開口部を形成し、該開口部を脱着可能な開閉カ
バーで覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフカー等の立
乗式四輪車両に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフカー等の立乗式四輪車両は、車体
後方に向かって斜め上方に立設されたステアリング軸を
車体前部に備え、左右一対の前輪と後輪との間にエンジ
ンを配設するとともに、左右一対の前輪と後輪、エンジ
ン、エアクリーナ、マフラー、バッテリ等を上方からボ
ディパネルで覆って構成されている(例えば、特公平8
−25484号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の四輪
車両にあっては、エアクリーナがステアリング軸の下方
に配設されていたため、ステアリング軸が邪魔になって
エアクリーナの整備性が悪いという問題があった。
【0004】又、整備頻度の高いエアクリーナとバッテ
リとが離間した位置に配設されていたため、エアクリー
ナとバッテリの双方を整備する必要がある場合には作業
者は場所を移動しなければならず、これらの整備性が悪
いという問題があった。
【0005】従って、本発明の目的とする処は、整備頻
度の高いエアクリーナやバッテリを作業性良く整備する
ことができる立乗式四輪車両を提供することにある。
【0006】ところで、立乗式四輪車両にも他の四輪車
両と同様に始動モータが設けられるが、この始動モータ
とバッテリとは電装部品を介してリード線で電気的に接
続されている。
【0007】しかしながら、従来の立乗式四輪車両にあ
っては、始動モータと電装部品及びバッテリとが互いに
離間して配設されていたため、これらを接続するリード
線の長さが長くなり、その配索性が悪いという問題があ
った。
【0008】従って、本発明の目的とする処は、始動モ
ータと電装部品及びバッテリを電気的に接続するリード
線の長さを短縮してその配索性を高めることができる立
乗式四輪車両を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、車体後方に向かって斜め上
方に立設されたステアリング軸を車体前部に備え、左右
一対の前輪と後輪との間にエンジンを配設するととも
に、左右一対の前輪と後輪、エンジン、エアクリーナ、
マフラー、バッテリ等を上方からボディパネルで覆って
成る立乗式四輪車両において、前記エンジンの車幅方向
一側方に吸気通路を、他側方に排気通路をそれぞれ配設
するとともに、前記吸気通路に前記エアクリーナを連結
し、前記排気通路に前記マフラーを連結してエアクリー
ナとエンジン及びマフラーを車幅方向に一列に配設し、
車幅方向一側の前輪と後輪との間に前記エアクリーナと
バッテリを前後に並設し、前記ボディパネルの前記エア
クリーナとバッテリを覆う部分に開口部を形成し、該開
口部を脱着可能な開閉カバーで覆ったことを特徴とす
る。
【0010】又、請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、前記エンジンの前方に始動モータを、
前記エアクリーナの前方に前記バッテリをそれぞれ配設
するとともに、エアクリーナとバッテリを配設した側の
前輪と後輪との間に電装部品を配設し、前記始動モータ
とバッテリとを前記電装部品を介してリード線で電気的
に接続するとともに、始動モータからの前記リード線の
取り出し部をバッテリが配設された車幅方向一側に設け
たことを特徴とする。
【0011】従って、請求項1記載の発明によれば、整
備頻度の高いエアクリーナとバッテリを車幅方向一側に
集合配置し、ボディパネルの開口部を覆う開閉カバーを
開けてエアクリーナとバッテリを整備することができる
ようにしたため、作業者は場所を移動することなくエア
クリーナとバッテリの双方を同一場所で作業性良く整備
することができる。そして、この場合、ボディパネルの
開口部はエアクリーナとバッテリの双方が臨む大きさの
開口面積を有しているため、この大きな開口部からエア
クリーナとバッテリを作業性良く整備することができ
る。又、整備頻度の高いエアクリーナ及びバッテリと高
温部品であるマフラーとをエンジンの左右に振り分けて
配置したため、エンジンの停止直後であってもエアクリ
ーナとバッテリを作業性良く整備することができる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、始動モータ
とバッテリ及び電装部品を車幅方向一側に集合配置する
とともに、これらを電気的に接続するリード線の取り出
し部をバッテリが配設された車幅方向一側に設けたた
め、リード線の長さを短縮してその配索性を高めること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0014】図1は本発明に係る立乗式四輪車両である
ゴルフカーの側面図、図2は同ゴルフカーの平面図、図
3は同ゴルフカーの内部構成を示す側面図、図4は同平
面図である。
【0015】本実施の形態に係るゴルフカー1は、車体
フレーム2の前後部を左右一対の前輪3と後輪4によっ
て移動自在に支持して構成されており、車体フレーム2
は、図4に示すように、前後方向に互いに平行に延びる
左右一対のメインパイプ2aを複数のクロスパイプ2b
によって連結一体化して枠状に構成されている。そし
て、車体フレーム2には、左右一対の前記前輪3を支持
する前車軸5と左右一対の前記後輪4を支持する後車軸
6が支持されており、図1及び図2に示すように、車体
フレーム2の前輪3よりも前方に延びる幅の狭い前端部
の先端にはフロントバンパー7と篭状のキャリア8が取
り付けられている。尚、キャリア8には不図示のゴルフ
バッグの下部が収納されて受けられる。
【0016】又、図4に示すように、車体の幅方向中央
であって、車体フレーム2の前輪3と後輪4との間には
駆動源であるエンジン9が搭載されており、このエンジ
ン9のシリンダ9aは図3に示すように後方に向かって
斜め上方に傾斜している。
【0017】而して、本実施の形態に係るゴルフカー1
においては、エンジン9の吸気系と排気系がエンジン9
の左右に振り分けて配置されている。
【0018】即ち、図4に示すように、エンジン9の右
側からは吸気通路10が外側方に向かって延設されてお
り、この吸気通路10の端部には右側の後輪4の前方に
配されたエアクリーナ11が連結されている。そして、
吸気通路10の途中にはキャブレタ12が設けられてい
る。
【0019】又、エンジン9の左側からは排気通路13
が外側方に向かって延設されており、この排気通路13
の端部には左側の後輪4の前方に配されたマフラー14
が接続されている。尚、マフラー14の周囲はマフラー
カバー15によって覆われており、該マフラーカバー1
5にはエアダクト16を介して外気が導入され、この外
気によってマフラー14が冷却され、冷却に供された外
気はマフラーカバー15から大気中に排出される。
【0020】従って、本実施の形態においては、エアク
リーナ11とエンジン9及びマフラー14が車幅方向に
一列に配設されている。
【0021】そして、エンジン9の右側の前記エアクリ
ーナ11の前方にはバッテリ17がその長辺方向が車体
前後方向に一致するように配され、該バッテリ17の前
方に電装部品18が配置されている。又、エンジン9の
左側の前記マフラー14の前方には燃料タンク19が配
設されている。従って、車体右側の前輪3と後輪4との
間には電装部品18とバッテリ17及びエアクリーナ1
1が前後方向に並設されており、車体左側の前輪3と後
輪4との間には燃料タンク19とマフラー14が前後方
向に並設されている。
【0022】又、エンジン9の前方にはスタータゼネレ
ータ20が配置されており、該スタータゼネレータ20
とバッテリ17の+極同士は前記電装部品18を介して
リード線21によって電気的に接続されており、両者の
−極同士はリード線22によって電気的に接続されてい
る。そして、スタータゼネレータ20からの前記リード
線21,22の取り出し部20aはバッテリ17が配設
された一側(右側)に設けられている。
【0023】ところで、エンジン9のクランク軸23は
側方視で前輪3と後輪4の略中間において車幅方向に配
置されており、図3及び図4に示すように、該クランク
軸23の左端部には駆動プーリ24,25が結着されて
おり、一方の駆動プーリ24と前記スタータゼネレータ
20の入力軸に結着された従動プーリ26との間にはV
ベルト27が巻装されている。又、他方の駆動プーリ2
5とギヤケース28の入力軸に結着された従動プーリ2
9との間にはVベルト30が巻装されており、これらの
駆動プーリ25と従動プーリ29及びVベルト30によ
ってVベルト式自動変速機が構成されている。尚、ギヤ
ケース28内には不図示の減速ギヤ及び差動機構が内蔵
されている。
【0024】而して、エンジン9が駆動されると、その
クランク軸23の回転は駆動プーリ25とVベルト30
及び従動プーリ29を経て自動変速されてギヤケース2
8の入力軸に伝達され、更にギヤケース28に内蔵され
た不図示の減速ギヤによって減速され、不図示の差動機
構を経て後車軸6に伝達され、該後車軸6と左右一対の
後輪4が回転駆動されて当該ゴルフカー1が走行せしめ
られる。又、クランク軸23の回転は駆動プーリ24と
Vベルト27及び従動プーリ26を経てスタータゼネレ
ータ20の入力軸に伝達されてスタータゼネレータ20
が駆動される。
【0025】一方、図3に示すように、車体フレーム2
の前記エンジン9の前方に立設されたブリッジ31には
ステアリングパイプ32が結着されており、該ステアリ
ングパイプ32内にはステアリング軸33が回動自在に
挿通しており、このステアリング軸33は車体後方に向
かって斜め上方に立設されており、その上端部にはバー
ハンドル34が結着されている。尚、図示しないが、ス
テアリング軸33の下端部はステアリング機構を介して
左右一対の前輪3に連結されており、バーハンドル34
によるステアリング操作によってステアリング軸33を
回動させることによって所望の操舵がなされる。
【0026】他方、車体フレーム2の後部に立設された
ブリッジ35(図4参照)には、図1及び図2に示すよ
うに、車体前方に向かって斜め上方に配された左右一対
のサポートパイプ36の各後端部が結着されており、該
サポートパイプ36の前端部間にはクロスパイプ37と
バッグサポート38が架設されている。そして、サポー
トパイプ36の各前端部はクロスパイプ37を介して前
記ステアリングパイプ32に連結されている。尚、左側
のサポートパイプ36の側部には傘入れ39を挿通保持
するためのフック40が結着されており、右側のサポー
トパイプ36の側部にはパターケース41を挿通保持す
るためのフック42が結着されている。又、前記バッグ
サポート38には複数(本実施の形態では4セット)の
ゴルフバッグを横に並べて支持することができ、各ゴル
フバッグの下部は前述のように前記キャリア8によって
支持される。
【0027】ところで、車体フレーム2や左右一対の前
輪3と後輪4、エンジン9、エアクリーナ11、マフラ
ー14、バッテリ17、燃料タンク19、スタータゼネ
レータ20等の各種機器は、車体フレーム2に取り付け
られた樹脂製のボディパネル43によって上方から覆わ
れている。
【0028】ここで、上記ボディパネル43の構成の詳
細を図5乃至図9に基づいて説明する。尚、図5はボデ
ィパネルの平面図、図6は同ボディパネルの右側面図、
図7は図5のA−A線断面図、図8は図1のB部拡大断
面図、図9はボディパネルの分解斜視図である。
【0029】図9に示すように、ボディパネル43は前
側カバー43Aと後側カバー43Bとで構成されてお
り、前側カバー43Aは、前輪3の上部及び後部を覆う
左右のフェンダ部43aとこれらのフェンダ部43aの
中間に位置して両フェンダ部43aを一体に連結する中
間カバー部43bとで構成されている。そして、この前
側カバー43Aにおいては、左右の各フェンダ部43a
は前輪3の外周に沿って円弧状に成形されており、各フ
ェンダ部43aの上面には突起43cが一体に突設さ
れ、各突起43cの平坦な端面には円孔44が形成され
ている。
【0030】上記左右の突起43cには前記傘入れ39
とパターケース41の各先端取付部が差し込まれて取り
付けられている。即ち、図8に傘入れ39の先端取付部
の突起43cへの取付構造の詳細を示すが、突起43c
に形成された前記円孔44には弾性部材から成るグロメ
ット45が嵌着されており、傘入れ39の先部に突設さ
れた係合ピン39aが図示のようにグロメット45に差
し込まれて保持されることによって、傘入れ39の先端
取付部が前側カバー43Aの突起43cに係脱自在に取
り付けられる。尚、図示しないが、パターケース41の
先端取付部も同様の取付構造によって前側カバー43A
の突起43cに係脱自在に取り付けられている。
【0031】又、図9に示すように、前記後側カバー4
3Bは車体幅中心を境として2分割された左右のカバー
部43B−1,43B−2を接合して構成されており、
これの上面には略矩形のメンテナンス用開口部46が形
成され、この開口部46は図5に示す開閉カバー47に
よって覆われている。尚、開閉カバー47はその前端縁
が前側カバー43Aの中間カバー部43bの後端縁に差
し込まれ、その後端部の左右が不図示のネジによって後
側カバー43Bに螺着されることによってボディパネル
43に対して脱着可能に取り付けられている。そして、
図1及び図2に示すように、開閉カバー47の上方には
上面が開口する矩形篭状の物入れボックス48が設置さ
れている。
【0032】ここで、後側カバー43Bを構成する左右
のカバー部43B−1,43B−2には、前記前側カバ
ー43Aのフェンダ部43aの後方に略面一状に連なる
上面部43dと、この上面部43dから連続して下向き
に延びて車体側方を覆う側面部43eと、各後輪4の上
部を覆うフェンダ部43f及びフェンダ部43fの内側
に起立する後壁部43gが形成されている。そして、後
側カバー43Bはその左右のカバー部43B−1,43
B−2の各前端部が前側カバー43Aのフェンダ部43
aの背面を覆うように前側カバー43Aに近接して配置
されており、左右のカバー部43B−1,43B−2の
側面部43eの前端縁は前側カバー43Aの各フェンダ
部43aの外形に沿って側面視で円弧状に成形されてい
る。又、後側カバー43Bの左右のカバー部43B−
1,43B−2にそれぞれ形成された各フェンダ部43
fは後輪4の外周に沿って円弧状に成形されている。
【0033】而して、図6及び図7に示すように、後側
カバー43Bの右カバー部43B−2には、前記エアク
リーナ11とバッテリ17の上部が臨む開口部49が上
面部43dと側面部43eに亘って形成されており、こ
の開口部49は脱着可能な開閉カバー50によって覆わ
れている。この開閉カバー50は、図7に示すように、
L字状に折曲成形されて後側カバー43Bの一部を構成
しており、その下端縁の内側に形成されたフック部50
aを右カバー部43B−2の開口部の下端縁に引っ掛
け、その上端部の前後2箇所に螺合するネジ51を締め
付けることによって右カバー部43B−2に取り付けら
れている。
【0034】ところで、本実施の形態に係るゴルフカー
1には、図1及び図2に示すように、車体後部の左右一
対の後輪4間にステップ部52が設置されており、乗員
はこのステップ部52に立って両手で前記バーハンドル
34を操作することによってゴルフカー1を運転する
が、ここでステップ部52の構成の詳細を図10乃至図
12に基づいて説明する。尚、図10はゴルフカー後部
のステップ部の平面図、図11は図10のC−C線断面
図、図12は図10のD−D線断面図である。
【0035】図11に示すように、車体フレーム2の左
右一対のメインフレーム2aの後部間にはチャンネル状
のクロス部材53,54,55が前後方向に適当な間隔
で架設されるとともに、最後部のクロス部材55の後方
にはプレート状のステップ基板56が後方に向かって斜
め上方に傾斜して架設されている。尚、ステップ基板5
6の後端には上方に折り曲げられたストッパ部56aが
形成されている。
【0036】而して、上記クロス部材53〜55上には
薄板状の別のステップ基板57が載置されており、該ス
テップ基板57の前端部は複数のリベット58によって
最前部のクロス部材53に取り付けられている。そし
て、このステップ基板57上のクロス部材54よりも前
方の位置には断面Z状に折曲成形された板金製のストッ
パ部材59が溶着されており、ステップ基板56,57
上にはスポンジ状の主弾性部材60がその前端面が前記
ストッパ部材59に当接するようにして敷設されてい
る。
【0037】上記主弾性部材60の後部はステップ基板
56の前半部まで延設されており、ステップ基板56の
後半部上には3つに分割された副弾性部材61が複数の
リベット62によって取り付けられている。
【0038】ここで、上記各副弾性部材61は、図12
に示すように、プレート状のフランジ部61a上に2つ
の中空状突起61bを適当な間隔で一体的に突設して構
成され、フランジ部61aに挿通する3本のリベット6
2によって前述のようにステップ基板56の後半部上に
取り付けられており、その後端面はステップ基板56の
後端部に形成された前記ストッパ部56aに当接されて
いる。尚、この副弾性部材61の鉛直方向に撓むときの
バネ定数は前記主弾性部材60のそれよりも大きく設定
されている。
【0039】而して、ステップ基板56,57上には主
弾性部材60と副弾性部材61が敷設されるが、これら
の主弾性部材60と副弾性部材61上は硬質ゴム製のカ
バープレート63で覆われており、このカバープレート
63の後端部は板金製の固定部材64を介して複数のリ
ベット65によって前記副弾性部材61に取り付けられ
ている。即ち、図11に示すように、カバープレート6
3の後端部には断面コの字状に成形された固定部材64
が嵌め込まれており、図12に示すように、カバープレ
ート63の後端部は固定部材64を介して複数のリベッ
ト65によって副弾性部材61の各突起61bの上面に
取り付けられている。
【0040】以上の構成を有するステップ部52におい
ては、図10及び図11に鎖線にて示す乗員の足(靴)
がカバープレート63上に載せられるが、足(靴)の爪
先部分よりも踵部分に乗員の体重が重点的に掛かる。然
るに、本実施の形態では、乗員の足(靴)の踵部分は主
弾性部材60よりもバネ定数の大きな副弾性部材61に
よって受けられるため、踵部分の撓み量(沈み込み量)
が爪先部分のそれに比して小さく抑えられることとなっ
て乗員の足(靴)の踵部分が爪先部分よりも下がること
がなく、従って、乗員は楽な運転姿勢を保つことができ
る。
【0041】而して、以上の構成を有するゴルフカー1
においては、整備頻度の高いエアクリーナ11とバッテ
リ17を車幅方向一側(車体右側)に集合配置し、ボデ
ィパネル43の後部カバー43Bに形成された開口部4
9を覆う開閉カバー50を開けてエアクリーナ11とバ
ッテリ17を整備することができるようにしたため、作
業者は場所を移動することなくエアクリーナ11とバッ
テリ17の双方を同一場所で作業性良く整備することが
できる。そして、この場合、ボディパネル43の開口部
49はエアクリーナ11とバッテリ17の双方が臨む大
きさの開口面積を有しているため、この大きな開口部か
らエアクリーナ11とバッテリ17を作業性良く整備す
ることができる。又、バッテリ17をその長辺方向が車
体前後方向に一致するように配置したため、該バッテリ
17の液面チェックを容易にチェックすることができ
る。
【0042】更に、整備頻度の高いエアクリーナ11及
びバッテリ17と高温部品であるマフラー14とをエン
ジン9を境としてこれの左右に振り分けて配置したた
め、エンジン9の停止直後であってマフラー14が未だ
高温を保っているときであっても、エアクリーナ11と
バッテリ17を作業性良く整備することができる。
【0043】そして、本実施の形態においては、スター
タゼネレータ20とバッテリ17及び電装部品18を車
幅方向一側(右側)に集合配置するとともに、これらを
電気的に接続するリード線21,22のスタータゼネレ
ータ20からの取り出し部20aをバッテリ17が配設
された側(車体右側)に設けたため、該リード線21,
22の長さを短縮してその配索性を高めることができ
る。
【0044】尚、本実施の形態においては本発明を特に
ゴルフカーに適用した場合について述べたが、本発明は
他の任意の立乗式四輪車両に適用可能であることは勿論
である。
【0045】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、車体後方に向かって斜め上方に立
設されたステアリング軸を車体前部に備え、左右一対の
前輪と後輪との間にエンジンを配設するとともに、左右
一対の前輪と後輪、エンジン、エアクリーナ、マフラ
ー、バッテリ等を上方からボディパネルで覆って成る立
乗式四輪車両において、前記エンジンの車幅方向一側方
に吸気通路を、他側方に排気通路をそれぞれ配設すると
ともに、前記吸気通路に前記エアクリーナを連結し、前
記排気通路に前記マフラーを連結してエアクリーナとエ
ンジン及びマフラーを車幅方向に一列に配設し、車幅方
向一側の前輪と後輪との間に前記エアクリーナとバッテ
リを前後に並設し、前記ボディパネルの前記エアクリー
ナとバッテリを覆う部分に開口部を形成し、該開口部を
脱着可能な開閉カバーで覆ったため、整備頻度の高いエ
アクリーナやバッテリを作業性良く整備することができ
るという効果が得られる。
【0046】又、請求項2記載の発明によれば、前記エ
ンジンの前方に始動モータを、前記エアクリーナの前方
に前記バッテリをそれぞれ配設するとともに、エアクリ
ーナとバッテリを配設した側の前輪と後輪との間に電装
部品を配設し、前記始動モータとバッテリとを前記電装
部品を介してリード線で電気的に接続するとともに、始
動モータからの前記リード線の取り出し部をバッテリが
配設された車幅方向一側に設けたため、リード線の長さ
を短縮してその配索性を高めることができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴルフカーの側面図である。
【図2】本発明に係るゴルフカーの平面図である。
【図3】本発明に係るゴルフカーの内部構成を示す側面
図である。
【図4】本発明に係るゴルフカーの内部構成を示す平面
図である。
【図5】本発明に係るゴルフカーのボディパネルの平面
図である。
【図6】本発明に係るゴルフカーのボディパネルの右側
面図である。
【図7】図5のA−A線断面図である。
【図8】図1のB部拡大断面図である。
【図9】本発明に係るゴルフカーのボディパネルの分解
斜視図である。
【図10】本発明に係るゴルフカー後部のステップ部の
平面図である。
【図11】図10のC−C線断面図である。
【図12】図10のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1 ゴルフカー(立乗式四輪車両) 3 前輪 4 後輪 9 エンジン 10 吸気通路 11 エアクリーナ 13 排気通路 14 マフラー 17 バッテリ 18 電装部品 20 スタータゼネレータ(始動モータ) 20a リード線の取り出し部 21,22 リード線 33 ステアリング軸 43 ボディパネル 49 開口部 50 開閉カバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後方に向かって斜め上方に立設され
    たステアリング軸を車体前部に備え、左右一対の前輪と
    後輪との間にエンジンを配設するとともに、左右一対の
    前輪と後輪、エンジン、エアクリーナ、マフラー、バッ
    テリ等を上方からボディパネルで覆って成る立乗式四輪
    車両において、 前記エンジンの車幅方向一側方に吸気通路を、他側方に
    排気通路をそれぞれ配設するとともに、前記吸気通路に
    前記エアクリーナを連結し、前記排気通路に前記マフラ
    ーを連結してエアクリーナとエンジン及びマフラーを車
    幅方向に一列に配設し、車幅方向一側の前輪と後輪との
    間に前記エアクリーナとバッテリを前後に並設し、前記
    ボディパネルの前記エアクリーナとバッテリを覆う部分
    に開口部を形成し、該開口部を脱着可能な開閉カバーで
    覆ったことを特徴とする立乗式四輪車両。
  2. 【請求項2】 前記エンジンの前方に始動モータを、前
    記エアクリーナの前方に前記バッテリをそれぞれ配設す
    るとともに、エアクリーナとバッテリを配設した側の前
    輪と後輪との間に電装部品を配設し、前記始動モータと
    バッテリとを前記電装部品を介してリード線で電気的に
    接続するとともに、始動モータからの前記リード線の取
    り出し部をバッテリが配設された車幅方向一側に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の立乗式四輪車両。
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JP2011116318A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Kubota Corp 作業車

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