JPH1170654A - インクジェット式記録ヘッド - Google Patents

インクジェット式記録ヘッド

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JPH1170654A
JPH1170654A JP16742498A JP16742498A JPH1170654A JP H1170654 A JPH1170654 A JP H1170654A JP 16742498 A JP16742498 A JP 16742498A JP 16742498 A JP16742498 A JP 16742498A JP H1170654 A JPH1170654 A JP H1170654A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク飛行状態の安定した、高密度、多ノズ
ルインクジェット式記録ヘッドを構成すること。 【解決手段】 導電部材からなる振動板13上に圧力発
生室12と対応した圧電振動体15を形成し、振動板1
3の圧力発生室12が形成されていない領域には電気絶
縁層26が形成されており、その一部が圧力発生室12
の領域に延在して形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴を吐出す
ることにより文字や画像を形成するインクジェット記録
装置に用いられるインクジェット式記録ヘッドに係わ
り、振動板の表面に撓み振動モードの圧電振動体を取り
付けてなるインクジェット式記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ノズルプレート、圧力発生室
及び振動板を積層し、この振動板の表面に、撓み振動モ
ードの圧電振動体を取り付けた積層型インクジェット式
記録ヘッドが知られている(例えば、特表平5−504
740号公報)。通常、この積層型インクジェット式記
録ヘッドを構成する部材の大部分は、セラミックから形
成されている。したがって、前記各部材をグリーンシー
ト(粘土状のシート)の状態で積層して焼成することに
より、接着剤を使用することなく各部材を固定すること
ができる。この結果、それぞれの層を互いに接合するた
めの工程が不要となり、製造工程の簡略化を図ることが
できるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録ヘ
ッドの高密度、多ノズル化が加速的に進展するにつれ
て、圧電振動体に駆動信号を印加する電極、特に複数の
圧電振動体に跨って形成されている共通電極のインピー
ダンスが高くなり、駆動信号波形が鈍ってしまいインク
飛行状態が安定しないという問題が顕著になってきてい
る。電極の抵抗値は一般に厚み、幅に反比例し、長さに
比例するが、従来のようにセラミック基板上に電極を部
分的に形成し、その上に圧電振動体を形成するような構
成だと、その幅は複数の圧力発生室から離れた位置に共
通電極を形成せざるを得なく、共通電極の幅を広くする
ことは、そのまま記録ヘッド長大化を招いてしまうとい
う問題を有していた。
【0004】また、振動板の撓み量は、圧電振動体の剛
性と、振動板及び電極の剛性とのバランスによって最適
化されるが、電極の厚みを増していくと圧電振動体の剛
性とのバランスが取れなくなり、必要とする振動板の撓
み量が得られなくなるといった問題を有していた。同電
圧での振動板のたわみ量を増加させるには、圧電振動体
の厚みを薄くし、振動板の厚みをそれと比例して減少さ
せていく手段があるが、振動板の厚さを薄くしていくほ
ど、上述の問題は顕著になっていってしまう。
【0005】さらに、他の問題として、圧電振動体の厚
さを薄くするにつれて、圧電振動体が圧力発生室より外
側にまで形成されていた場合、圧力発生室の境界におい
て圧電振動体に加わる応力が集中してしまい圧電振動体
にクラックが発生してしまうという問題を有していた。
【0006】そこで、本発明は、高密度、多ノズルであ
っても安定したインク飛行状態を得、かつ、信頼性の高
いインクジェエト式記録ヘッドを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のインクジェット式記録ヘッドは、ノズルと
連通する圧力発生室と、この圧力発生室に撓み振動を与
える圧電振動体とを備え、この圧電振動体の振動により
前記圧力発生室のインクを前記ノズルから吐出するイン
クジェット式記録ヘッドにおいて、前記圧力発生室を形
成する圧力発生室形成部材と、前記圧力発生室の一壁面
を形成する導電部材からなる振動板と、該振動板上の前
記圧力発生室と対向する位置に前記圧力発生室の長辺方
向及び短辺方向において小さく形成された圧電振動体
と、該圧電振動体の一部とオーバーラップするよう形成
された電気絶縁層と、前記圧電振動体上から前記電気絶
縁層上まで形成された電極層とを備えたことを特徴とす
る。
【0008】また、前記圧電振動体の一部は、前記電気
絶縁層上にオーバーラップして形成されていることを特
徴とする。
【0009】また、前記電気絶縁層の一部は、前記圧電
振動体上にオーバーラップして形成されていることを特
徴とする。
【0010】また、前記電気絶縁層の厚さは前記圧電振
動体の厚さと略同一であることを特徴とする。
【0011】また、前記電気絶縁層上には密着層が形成
されていることを特徴とする。
【0012】また、前記密着層は、Ti、Pt、Cr、
あるいは少なくともそれらの一成分を含む材質により形
成されていることを特徴とする。
【0013】また、前記電気絶縁層上で、前記個別電極
と端子電極がオーバーラップして形成されていることを
特徴とする。
【0014】また、前記圧力発生室形成部材の前記振動
板が形成された面と反対の面を、ノズル開口が形成され
たノズルプレート、共通インク室が形成されたリザーバ
ー形成基板、及び流路となる通孔が形成された蓋板から
なる流路形成部材を積層したことを特徴とする。
【0015】また、前記振動板を共通電極とし、この共
通電極は前記電気絶縁層上で、端子電極と導通している
ことを特徴とする。
【0016】また、前記個別電極と接続する端子電極
と、前記共通電極と接続する端子電極が、列設されてい
ることを特徴とする。
【0017】
【作用】全面が導電部材である振動板を用いることによ
り、共通電極のインピーダンスを可及的に小さくするこ
とができ、高密度、多ノズルの積層型インクジェット式
記録ヘッドにおいても、駆動波形の鈍りを防ぐことが可
能となり、インク飛行状態を安定させることができる。
また、圧力発生室の内側の領域にのみ圧電振動体を形成
したので、境界領域で応力が集中することなく、高い信
頼性を有するインクジェット式記録ヘッドが可能とな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】そこで、以下に本発明の詳細を図
示した実施例に基づいて説明する。
【0019】図1は、本発明によるインクジェット式記
録ヘッドの一実施例を示すものである。
【0020】符号61は、インクジェット記録ヘッドの
アクチュエータ部であり、少なくとも、スペーサ10、
振動板13、圧電振動体14,15により構成されてい
る。
【0021】圧力発生室形成基板であるスペーサ10
は、深さ100μm程度の圧力発生室11、12を構成
するのに適した厚みを持つ基板、例えば単結晶シリコン
基板や、不錆鋼基板や、ジルコニア(ZrO2)などの
セラミック板からなっている。
【0022】振動板13は、スペーサ10の一方の面を
封止するように構成されている。振動板13は導電性を
有し、かつ後述する圧電振動体14、15のたわみ変位
により弾性変形する材料、本発明においては、厚さ4μ
m程度の薄板で構成されている。振動板の材料として
は、例えばチタン(Ti)、プラチナ(Pt)、ステン
レス鋼などの金属やあるいは、FC Report Vo
l8 No.7(1990)他に発表されているよう
な、硼化ジルコニウム、炭化クロム(Cr32)、硼化
チタン、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)
または、硼化ジルコニウムと窒化硼素(BN)や炭化珪
素(SiC)との複合材等からなる、導電性セラミック
材料の薄板で構成することも可能である。
【0023】圧電振動体14,15は、振動板13表面
の、前記圧力発生室に対向する位置に形成されている。
本発明においては、振動板13上に圧電体のグリーンシ
ートを印刷、焼成して圧電体を形成している。圧電振動
体の形成方法としては、焼成された圧電振動体を接着剤
により振動板に接着したり、チタン層を成長基板とする
水熱法(水熱合成法)を利用して形成したり、スパッタ
法、ゾルゲル法により形成することも可能である。
【0024】次に、符号60は、インクジェット記録ヘ
ッドを構成する流路形成部材であり、蓋板16、リザー
バー形成基板17、ノズルプレート3を積層することに
より形成されている。
【0025】蓋板16は、アクチュエータ部51のスペ
ーサ10の他方の面に貼着される。この実施例では厚さ
100μmのステンレス鋼基板からなり、ノズル開口
1、2と圧力発生室11、12とを接続するノズル連通
口4、5と、リザーバ6、7とと圧力発生室11、12
とを接続するインク供給口8、9が穿設されている。
【0026】リザーバ形成基板17は、インク流路を構
成するに適した例えば200μmのズテンレス鋼などの
耐蝕性を備えた板材に、蓋板16に設けられたインク導
入口18、19に連通されて外部のインクタンクからイ
ンクの供給を受けてインク供給口8、9から圧力発生室
11、12にインクを供給するリザーバ6、7と、圧力
発生室11、12とノズル開口1、2とを接続するノズ
ル連通口20、21を形成して構成されている。
【0027】ノズルプレート3は、所定のピッチでノズ
ル開口1、2を形成され、ノズル連通口4、5及び2
0、21を介して圧力発生室11、12に連通されてい
る。
【0028】これらのノズルプレート3、リザーバー形
成基板17、蓋板16は、接着や熱圧着等各部材に適し
た接合方法で接合されて流路形成部材50を形成し、こ
の流路形成部材50はアクチュエータ部51接合されと
インクジェット式記録ヘッドとして纏められている。
【0029】図2及び図3は各々圧力発生部の詳細を示
す上面図及び断面図であり、圧電振動体14、15は圧
力発生室11、12に対応して形成されており、圧力発
生室11、12の配列方向の幅は、圧力発生室11、1
2の幅よりも狭く、例えば圧力発生室11、12の幅の
0.7倍程度になるように形成されている。また、圧電
振動体14、15は圧力発生室11、12の長手方向に
も圧力発生室11、12よりも短く形成されている。そ
のため、圧電振動体は圧力発生室の境界部における応力
集中を受けることがないため、圧電振動体のクラック等
が発生しない高信頼性のインクジェット式記録ヘッドが
可能となる。
【0030】圧電振動体14、15の上面には圧電振動
体14、15よりも幅の狭い個別電極23が形成されて
いる。
【0031】振動板13の圧力発生室11、12が形成
されている領域以外の領域には、ジルコニア(Zr
2)やアルミナ(Al23)等のセラミック、あるい
はポリイミドやエポキシ等の樹脂材料からなる電気絶縁
層24、25が形成されており、さらに圧力発生室1
1、12の領域の一部にも延在して形成されている(図
2符号26、27)。圧力発生室11、12の領域に形
成された電気絶縁層26、27は、圧電振動体14、1
5の幅と略同一の幅に形成されている。また、電気絶縁
層24、25、26、27は圧電振動体14、15の厚
みと略同一に形成されている。
【0032】電気絶縁層24、25上には、縞状に形成
されているチタン(Ti)からなる密着層28、29が
形成されている。密着層としては、他の圧電振動体との
密着性に優れる材料、例えば、プラチナ(Pt)やクロム
(Cr)あるいは少なくともそれらを含む合金や酸化
物、窒化物等の材料でもよい。圧電振動体14、15は
電気絶縁層28、29にオーバーラップするように延在
して圧電振動体14、15と対応するように形成されい
る。密着層28、29の幅は圧電振動体14、15幅と
同等程度の幅に形成されている。
【0033】密着層28、29が形成されているため、
圧電振動体14、15と電気絶縁層24、25とは、密
着層28、29を介して強固に密着して固定されてい
る。個別電極23は、圧電振動体14、15の電気絶縁
層24、25とオーバーラップしている領域からさらに
密着層28、29に到達するまで延在しており、一部が
密着層28、29上に形成されている。圧電振動体1
4、15は電気絶縁層24、25に密着層28、29を
介して密着して形成されているため、圧電振動体14、
15の振動によっても、個別電極23は確実に密着層2
8、29に電気的に確実にかつ高信頼性を確保すること
ができる。
【0034】密着層28、29上の一部にオーバーラッ
プするように端子電極30、31が形成されている。端
子電極30、31は例えば厚さ10μm程度の銀により
なっている。この端子電極28、29は、半田付け等の
方法により、図示していないフレキシブルケーブルによ
って、駆動信号制御回路に接続されている。
【0035】圧力発生室11、12の一部に延在してい
る電気絶縁層26、27は、圧電振動体14、15と略
同一の幅、同一の厚みで形成されているため、圧力発生
室11、12における振動板13と圧電振動体14、1
5の振動形状が滑らかになり、圧電振動体のクラック等
の発生をさらに抑えることができる。
【0036】圧電振動体14、15の配列方向の外側の
領域では、電気絶縁層上に共通端子電極33、34が振
動板13と接触するように形成されている。共通端子電
極33、34は端子電極30、31と同様に例えば厚さ
10μm程度の銀により形成されている。そして、前述
したフレキシブルケーブルによって、駆動信号制御回路
に接続されている。共通端子電極33、34と端子電極
30、31に駆動信号を印加することにより、導電部材
で形成されている振動板13と個別電極23との間に電
圧を印加され、圧電振動体14、15と振動板13とが
振動し、圧力発生室10内の圧力が高まり、ノズル開口
1、2からインクがインク滴として吐出する。
【0037】導電部材からなる振動板13はスペーサ1
1のほぼ全域に形成されており、かつ加及的に厚く形成
されているため、インピーダンスは極めて小さくするこ
とができ、高密度、例えば140μmピッチで圧力発生
室が形成され、かつ多ノズル数、例えば記録紙の幅と同
等の幅を有するラインヘッドのように、1000ノズル
以上のノズル数を有するインクジェット式記録ヘッドに
おいても、駆動波形が鈍ることなく、安定したインク吐
出を得ることができる。
【0038】なお、上述の実施例においては、電気絶縁
層を一部覆うように圧電振動体を形成したが、図4に示
すように、圧電振動体50の一部を覆うように電気絶縁
層51を形成してもよい。この実施例の場合には、個別
電極52は圧電振動体上から電気絶縁層51に連続する
ように形成する。そして、その一部を覆うように端子電
極53が形成され、図示していない駆動信号制御回路
と、図示していないフレキシブルケーブルを介して半田
付け等の接合手段で接続されている。
【0039】なお、上述の実施例においては、ノズル開
口をノズルプレートに平面状に配列し、圧電振動体のた
わみ方向にインクを吐出する場合、いわゆるフェースエ
ジェクトタイプを例にとって説明したが、圧電振動体の
たわみ方向と垂直方向にインクを吐出する場合、いわゆ
るエッヂエジェクトタイプにおいても全く同様の作用を
奏する。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェット記録ヘッドによれば、導電部材からなる振動板を
有し、振動板を共通電極として駆動信号を印加すること
により、電極のインピーダンスを極めて小さくすること
が可能となり、高密度、多ノズルインクジェット式記録
ヘッドにおいても、駆動信号が鈍ることなく、正確に圧
電振動体に伝達することができ、安定したインク飛行状
態とすることができる。
【0041】また、圧力発生室の一部に電気絶縁層を延
在させ、圧電振動体を圧力発生室よりも小さく形成する
ことにより、圧電振動体のクラック等の発生しない高信
頼性のインクジェット式記録ヘッドを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施のインクジェット式記録ヘッド
の構造を示す断面図である。
【図2】図1の記録ヘッドの圧力発生室近傍の詳細を示
す上面図である。
【図3】図1の記録ヘッドの電気絶縁層部近傍の詳細を
示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の電気絶縁層近傍の詳細を
示す断面図である。
【符号の説明】
1、2 ノズル開口 10 圧力発生室 13 振動板 14、15 圧電振動体 23 個別電極 24、25 電気絶縁層 26、27 圧力発生室内に延在して形成した電気絶縁
層 28、29 密着層

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルと連通する圧力発生室と、この圧
    力発生室に撓み振動を与える圧電振動体とを備え、この
    圧電振動体の振動により前記圧力発生室のインクを前記
    ノズルから吐出するインクジェット式記録ヘッドにおい
    て、 前記圧力発生室を形成する圧力発生室形成部材と、前記
    圧力発生室の一壁面を形成する導電部材からなる振動板
    と、該振動板上の前記圧力発生室と対向する位置に前記
    圧力発生室の長辺方向及び短辺方向において小さく形成
    された圧電振動体と、該圧電振動体の一部とオーバーラ
    ップするよう形成された電気絶縁層と、前記圧電振動体
    上から前記電気絶縁層上まで形成された電極層とを備え
    たことを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記圧電振動体の一部は、前記電気絶縁
    層上にオーバーラップして形成されていることを特徴と
    する請求項1記載のインクジェット式記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記電気絶縁層の一部は、前記圧電振動
    体上にオーバーラップして形成されていることを特徴と
    する請求項1記載のインクジェット式記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記電気絶縁層の厚さは前記圧電振動体
    の厚さと略同一であることを特徴とする請求項1記載の
    インクジェット式記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記電気絶縁層上には密着層が形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のインクジェット
    式記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記密着層は、Ti、Pt、Cr、ある
    いは少なくともそれらの一成分を含む材質により形成さ
    れていることを特徴とする請求項5記載のインクジェッ
    ト式記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記電気絶縁層上で、前記個別電極と端
    子電極がオーバーラップして形成されていることを特徴
    とする請求項1記載のインクジェット式記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記圧力発生室形成部材の前記振動板が
    形成された面と反対の面を、ノズル開口が形成されたノ
    ズルプレート、共通インク室が形成されたリザーバー形
    成基板、及び流路となる通孔が形成された蓋板からなる
    流路形成部材を積層したことを特徴とする請求項1記載
    のインクジェット式記録ヘッド。
  9. 【請求項9】 前記振動板を共通電極とし、この共通電
    極は前記電気絶縁層上で、端子電極と導通していること
    を特徴とする請求項1記載のインクジェット式記録ヘッ
    ド。
  10. 【請求項10】 前記個別電極と接続する端子電極と、
    前記共通電極と接続する端子電極が、列設されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のインクジェット式記録ヘ
    ッド。
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