JPH1170631A - ラミネートシートの製造方法 - Google Patents

ラミネートシートの製造方法

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JPH1170631A
JPH1170631A JP10163233A JP16323398A JPH1170631A JP H1170631 A JPH1170631 A JP H1170631A JP 10163233 A JP10163233 A JP 10163233A JP 16323398 A JP16323398 A JP 16323398A JP H1170631 A JPH1170631 A JP H1170631A
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JP
Japan
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sheet
light
projector
laminate
laminated
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JP10163233A
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Inventor
Kenji Tsuda
憲司 津田
Kazuyuki Okamoto
一之 岡本
Koji Hayashi
幸司 林
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】幅の異なる2種類の透光性のあるシートを、そ
れぞれの中心を一致させて、連続的に積層させることが
できるラミネートシートの製造方法を提供する。 【解決手段】透光性のある第1のシートに、その幅が第
1のシートより狭い幅を有する第2のシートを、シート
積層、送出手段で連続的に貼り合わすことによりラミネ
ートシートとなす、ラミネートシートの製造方法におい
て、ラミネートシート送出後、第2のシート面側に、ラ
ミネートシートの幅方向に一定の角度をもって第1の光
を投光する第1の投光器を配し、前記第1の投光器と同
じ側に第2の光をラミネートシートの幅方向に投光する
第2の投光器を配し、前記第2の投光器と対向して第1
のシート面側に、ラミネートシートの幅方向における透
過光量の大小を検出する光量検出手段を備えることを特
徴とするラミネートシートの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラミネートシート
の製造方法に関するもので、特に回路基板シートとして
有用なラミネートシートの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】幅の異なる2種類のシートを両者の幅方
向における位置関係を一定に維持して、例えば、それぞ
れの中心を一致させて、連続的に積層させる技術を必要
とする分野は、電子、包装、印刷産業など多岐にわたっ
ている。具体的な一例として、ベースフィルム(第1の
シートに相当する)に特殊な接着剤を付着したフィルム
(以下接着剤テープと称する)をラミネートして、集積
回路素子実装用のTABテープのようなラミネートシー
トを製造する分野において実用化されている。このよう
なラミネートシートを連続的に走行させ、その貼り合わ
せ位置を光学的に検出し、制御する方法として特開昭6
3−42842号公報に記載されたものがある。この従
来技術はラミネートシートの貼り合わせ面に対する裏面
(第1のシート面側に相当する)から直角に第1の光
(高周波蛍光灯)を投光し、さらに第2の光(ハロゲン
ランプ)を同じくラミネートシートエッジ部分の貼り合
わせ面に対する裏面(第1のシート面側に相当する)の
側方から角度をつけて投光し、その透過光を受光量検出
手段によって、ラミネートシートの第1のシートおよび
第2のシートの片方のシート端を光学的に検出し、これ
を基準値と比較し、該基準値からの僅差に相当する修正
信号に基づき、第1のシートに対する第2のシート送給
位置を変更修正してラミネートシートを製造する方法で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
ベースフィルム面側から投光しているので、厚みの厚い
ベースフィルムを使用した場合や着色の濃いベースフィ
ルムを使用した場合、さらには透明性の高い接着剤を使
用した場合には、ベースフィルム単独の部分の透過光量
と接着剤テープとの貼り合わせ部分の透過光量との差が
小さく、そのシート端の検出が不明確になり貼り合わせ
位置計測ができなくなる。また、ラミネートシートにお
けるベースフィルム及び接着剤テープの片方のシート端
のみを検出し、貼り合わせ位置を制御しているため、ス
リット不良などにより接着剤テープの幅方向の寸法が周
期的または突発的に異なったりしていると、ベースフィ
ルムと接着剤テープのそれぞれの中心位置がずれて、接
着剤テープが蛇行しながら貼り合わされるという問題が
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の問題
点を解決し、厚いベースフィルムや着色の濃いベースフ
ィルムさらには透明性の高い接着剤を使用することが可
能であり、またベースフィルムの中央に接着剤テープが
高精度に貼り合わされてなるラミネートシートを製造す
る方法を見出した。
【0005】すなわち、本発明は、透光性のある第1の
シートに、その幅が第1のシートより狭い幅を有する第
2のシートを、シート積層、送出手段で連続的に貼り合
わすことによりラミネートシートとなす、ラミネートシ
ートの製造方法において、ラミネートシート送出後、第
2のシート面側に、ラミネートシートの幅方向に一定の
角度をもって第1の光を投光する第1の投光器を配し、
前記第1の投光器と同じ側に第2の光をラミネートシー
トの幅方向に投光する第2の投光器を配し、前記第2の
投光器と対向して第1のシート面側に、ラミネートシー
トの幅方向における透過光量の大小を検出する光量検出
手段を備えることを特徴とするラミネートシートの製造
方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の内容を、図面を参照
にしながら具体的に説明する。
【0007】図1は、この発明に係るラミネートシート
の製造方法の一態様を示す概略側面図、図2はラミネー
トシートの製造方法に用いられる貼り合わせ位置検出部
位の一態様を示す概略側面図、図3はラミネートシート
の構成と光量検出結果のチャートの一例、図4はベース
フィルムに接着剤テープを2列貼り合わした場合のラミ
ネートシートの構成と光量検出結果のチャートの一例を
示した図である。
【0008】図1において、透光性の第1のシート1が
図の右側から左方に向かって加熱ロール4を捲回しなが
ら一定の位置関係を持って積層位置に連続的に第1のシ
ート送給手段により送給され、また接着剤3がその上面
に塗布され第1のシートよりも狭い幅を有する透光性の
第2のシート2が、図の左側から右方に向かって一定の
位置関係を持って積層位置に連続的に第2のシート送給
手段により送給され、これら両シートは回転加熱ロール
4とこれに対向して設けられた回転ニップロール5とに
より、一定の位置関係を持って積層され、更に積層手段
により形成されたラミネートシート6は、図の右方に向
かって連続的にラミネートシート送出手段によって送出
される。
【0009】第1のシート1(ベースフィルム)として
は、例えば、幅10〜200mm、厚さ10〜200μ
mの褐色のフィルムが使用できる。また、第2のシート
2(カバーフィルム)としては、幅10〜100mm、
厚み10〜100μmの透明プラスチックフィルムが使
用できる。接着剤3は厚さ10〜50μmで塗布された
ものが好ましく、さらにシートの送給は10〜100m/
min の速度で行うのが好ましい。
【0010】ラミネートシート送出手段により送出され
たラミネートシート6の第2のシート面側(すなわち下
方)には、その幅方向全面に第1の光7aを投光する第
1の投光器7と、第2の光8aを投光する第2の投光器
8が配設され、また、これらの投光器7、8からの光で
ラミネートシート6を透過した光を受光し、ラミネート
シート6の幅方向の受光量の大小を検出する光量検出手
段10が、投光器8と対向してラミネートシート6の第
1のシート面側(すなわち上方)に配設されている。
【0011】ここで、第1の投光器7としては、高輝
度、冷光源という特徴を持ち、かつ出射光は指向性を持
っているハロゲンランプを用いるのが好ましく、光ファ
イバーによるライトガイドと集光レンズを組み合わせる
のがより好ましい。最も好ましくは、第1の投光器7と
してはライン上状の集光レンズ付きハロゲンランプを用
いる。第1の投光器7は高さおよび/または角度を調節
可能に取り付けられているることが好ましい。第1の投
光器7はラミネートシート6の光線透過率に応じてメタ
ルハライドランプ等他の物と組み合わすことができる。
次に、第2の投光器8としては高周波蛍光灯を用い、第
2の投光器8とラミネートシート6の間には、第1の投
光器と第2の投光器の光量バランスを調整する機構とし
て、光を減光させる透光性のあるシート状物9を配する
ことが好ましい。このシート状物は、ラミネートシート
の光線透過率に応じて光量を調節することを可能とす
る。透光性のあるシート状物9としては白紙、アクリル
板、金属蒸着フィルム、偏光フィルムなどが好ましい。
シート状物9はラミネートシートの光線透過率に応じて
数枚重ねたり、他の物と組み合わせたりすることができ
る。シート状物9の好ましい具体例としては、フィルム
表面に貴金属(スズ、パラジウム等)を蒸着した透明導
電性フィルムが挙げられる。
【0012】また、受光量検出手段10としては、例え
ばCCDカメラを用いることができる。
【0013】次に、第1の光7aと第2の光8aにより
ラミネートシート6の貼り合わせ位置の検出方法を図2
を用いて説明する。
【0014】図2においては、第1の投光器7でラミネ
ートシート6の第2のシート面側表面に対し、角度θを
もって第1の光7aを投光し、かつ第2の投光器8でラ
ミネートシート6の第2のシート面側表面に対し、直角
に第2の光8aを投光し、第1の光7aと第2の光8a
によるラミネートシート6の透過光の光量分布を光量検
出手段10で検出する。
【0015】本発明においては、光量検出手段により得
られる光量の変化部位に応じて第1のシートと第2のシ
ートのシート端を検出し、ラミネートシートにおける第
1のシートのみの部分の、奥側と手前側の幅方向の寸法
を測定し、比較演算した僅差に比例する修正信号をシー
ト送給位置制御手段に出力する信号処理手段を備えるこ
とが好ましい。
【0016】図3において、横軸に基準位置からの距
離、縦軸に光量をとってグラフに併せて示した。基準位
置と第1のシート1のエッジ位置との間の部分における
光量は78Aであり、第1のシート1のエッジ位置と第
2のシート2のエッジ位置との間の部分における光量は
78Bであり、第2のシート2のエッジ位置ともう一方
の第2のシート2のエッジ位置との間の部分における光
量は78Cであり、もう一方の第2のシート2のエッジ
位置ともう一方の第1のシート1のエッジ位置との間の
部分における光量は78Dであり、もう一方の第1のシ
ート1のエッジ位置からシートの無い部分における光量
は78Eとなる。
【0017】これら、78Aと78Bおよび78Bと7
8Cの光量差、また78Cと78Dおよび78Dと78
Eとの光量差は、いずれも大きく検出される。したがっ
て、これら光量差の生じている位置、すなわち、第1の
シート1および第2のシート2のそれぞれのエッジ位置
は、基準位置から距離A、距離B、距離C、距離Dとな
り受光量検出手段10で明確に検出可能である。
【0018】ここで、前記投光器1の角度θは、5〜6
0度の範囲で選定されるのが好ましく、図3においては
45度を用いている。
【0019】
【作用】以下、図2に示した受光量の検出の作用につい
て説明する。
【0020】第1の投光器7でラミネートシート6に対
し角度θを持って投光し、第1の光7aがラミネートシ
ート6を透過した光の光量分布を受光量検出手段10で
検出した場合、接着剤3(第2のシート2)が貼られて
いない第1のシート1のみの部分は、第1の光7aが直
進性を持って透過するため、受光量検出手段10によっ
て検出される受光量は小さく、78Bおよび78Dとな
る。一方、接着剤3(第2のシート2)が貼られている
部分は、接着剤3の不規則な分子の配向により第1の光
7aは散乱する。ここで、垂直上向きに散乱した接着剤
3の部分の光7bを受光量検出手段によって検出する
と、受光量は78Bおよび78Dよりも大きく78Cと
なり、第1のシート1に対する第2のシート2の両端の
エッジ位置が明確に検出できる。
【0021】次に、第2の投光器2でラミネートシート
6に対し直角に投光し、第2の光8aがラミネートシー
ト6を透過した光の光量分布を受光量検出手段10で検
出した場合、ラミネートシート6が無い部分は第2の光
8aが直接、受光量検出手段10に受光されるため、ラ
ミネートシート6の透過光量78B、78C、78Dよ
りも大きく、78A、78Eとなり、第1のシート1の
エッジ位置が検出できる。また、第1の投光器7と第2
の投光器8の光量バランスを調整するため、シート状物
9を第2の投光器8とラミネートシート6の間に配する
ことで、前記接着剤3の部分の光7bに比して強い第2
の光8aのみを減光することが出来る。これにより、受
光量検出手段10で受光する光量バランスを簡便に調整
することが出来る。
【0022】次に、前記受光量検出手段10で検出され
たラミネートシート6の幅方向の受光量差に基づく第1
のシート1および第2のシート2のエッジ位置に関する
情報は、電気信号にて、制御手段11に入力され、入力
信号はここで各シートの幅、貼り合わせ位置の検出値か
ら偏位量を演算し、この偏位量に基づく電気的修正信号
が制御手段11から出力される。すなわち、第1のシー
ト1のシートの幅は、距離D−距離Aで算出され、第2
のシートの幅は、距離C−距離Bで算出される。第1の
シート1の中央に第2のシート2を貼り合わすには、第
1のシートのみの部分の距離(B−A)および(D−
C)を等しくすればよく、その修正偏位量は{(B−
A)−(D−C)}/2で算出される。
【0023】次に、制御手段11から出力された修正信
号は、連続的に送給されている第2のシート2の前記積
層手段に対する位置を該シート2の幅方向に関して調整
自在に移動するシート送給位置制御手段13に入力さ
れ、第1のシートに対する第2のシートの送給位置が修
正される。
【0024】ここで、図1においては、シート送給位置
制御手段13は、走行している第2のシート2を下方か
ら支持する横断面が凹型のガイドロール14と、該ガイ
ドロール14をシートの幅方向に走行位置を修正するサ
ーボ機構15とからなっている。このサーボ機構には、
油圧、空圧を動力源にするものでも良いが、パルスモー
タに修正信号量に対応するクロックパルス信号を与える
型式のものが好ましい。また、制御手段11からの修正
信号を、必要により表示、記録、警報部12に入力さ
せ、情報を表示するようにしても良い。
【0025】本発明の方法は回路基板シートの製造に適
用する場合、ラミネートシートを精度よく張り合わせる
ことが可能であり、広範囲のベースシートや接着剤を使
用可能となるので、好ましく適用される。
【0026】
【実施例】
実施例1 第1の投光器にライン状の集光レンズ付きハロゲンラン
プを、第2の投光器に高周波蛍光灯を用い、第1の投光
器の角度θを50度とし、第2の投光器とラミネートシ
ートの間に透光性のあるシート状物として、表面をパラ
ジウムで蒸着した厚さ100μmのフィルムを5枚重ね
て配し、幅35mm、厚さ75μmの褐色のポリイミド
フィルムからなる第1のシートと、幅26mm、厚さ2
3μmの透明プラスチックフィルムからなる第2のシー
トに、厚さ12μmの透明性のある接着剤3を塗布した
物を、それぞれ連続的に15m/分の速度でシートを送
給しながらラミネートシートの製造を行ったところ、図
3の様な波形が得られ貼り合わせ位置の測定が行えた。
その測定結果に基づき第2のシート送給位置を制御する
ことで、貼り合わせ位置を0.1mm以下の精度でラミ
ネートシートの製造が出来た。
【0027】実施例2 実施例1と同様に、第1の投光器にライン状の集光レン
ズ付きハロゲンランプを、第2の投光器に高周波蛍光灯
を用い、第1の投光器の角度θを50度とし、第2の投
光器とラミネートシートの間に透光性のあるシート状物
として、表面をパラジウムで蒸着した厚さ100μmの
フィルムを5枚重ねて配し、幅70mm、厚さ75μm
の褐色のポリイミドフィルムからなる第1のシートに、
幅26mm、厚さ23μmの透明プラスチックフィルム
からなる第2のシートに、厚さ12μmの透明性のある
接着剤3を塗布した物を、一定の間隔を持って、2列平
行に、それぞれ連続的に15m/分の速度でシートを送
給しながらラミネートシートの製造を行った結果、図4
のような貼り合わせ位置の光量検出波形が得られた。
【0028】図4は図3と同様に、横軸に基準位置から
の距離、縦軸に光量をとってグラフに示したもので、基
準位置と第1のシート1のエッジ位置との間の部分にお
ける光量(すなわち、シートのない部分)は78Fであ
り、第1のシート1のエッジ位置と第2のシート2Aの
エッジ位置との間の部分における光量(すなわち、第1
のシート1のみの部分)は78Gであり、第2のシート
2Aのエッジ位置ともう一方の第2のシート2Aのエッ
ジ位置との間の部分における光量(すなわち、第2のシ
ート2A部分)は78Hであり、もう一方の第2のシー
ト2Aのエッジ位置と2列目の第2のシート2Bのエッ
ジ位置との間の部分における光量(すなわち、第1のシ
ート1のみの部分)は78Iである。2列目の第2のシ
ート2Bともう一方の第2のシート2Bのエッジ位置と
の間の部分における光量(すなわち、第2のシート2B
部分)は78Jとなり、もう一方の第2のシート2Bと
もう一方の第1のシート1のエッジ位置との間の光量
(すなわち、第1のシート1のみの部分)は78Kとな
り、もう一方の第1のシート1のエッジ位置からシート
の無い部分における光量は78Lとなり、78Fと78
Gおよび78Gと78Hおよび78Hと78Iの光量
差、また78Iと78Jおよび78Jと78Kおよび7
8Kと78Lとの光量差は、いずれも大きく検出され
た。したがって、これら光量差の生じている位置、すな
わち、第1のシート1および第2のシート2A、2Bの
それぞれのエッジ位置は、基準位置から距離F、距離
G、距離H、距離I、距離J、距離Kとなり受光量検出
手段10で明確に検出された。
【0029】次に、前記受光量検出手段10で検出され
たラミネートシート6の幅方向の受光量差に基づく第1
のシート1および第2のシート2A、2Bのエッジ位置
に関する情報は、電気信号にて、制御手段11に入力さ
れ、入力信号はここで各シートの幅、貼り合わせ位置の
検出値から偏位量を演算し、この偏位量に基づく電気的
修正信号が制御手段11から出力する。すなわち、第1
のシート1の中央に第2のシート2A、2Bを一定の間
隔を持って平行に貼り合わすには、第1のシートのみの
部分の距離(G−F)および(K−J)を等しくすれば
よく、その修正偏位量は{(G−F)−(K−J)}/
2で算出される。
【0030】次に、制御手段11から出力された修正信
号は、連続的に送給されている第2のシート2A、2B
の前記積層手段に対する位置を該シート2A、2Bの幅
方向に関して調整自在に2列平行移動するシート送給位
置制御手段13に入力され、第1のシートに対する第2
のシートの送給位置を修正することにより貼り合わせ位
置を0.1mm以下の精度で2条貼りのラミネートシー
トの製造が出来た。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、厚みの厚いベースフィ
ルムを使用した場合や着色の濃いベースフィルムを使用
した場合、さらには透明性の高い接着剤を使用した場合
においても、ラミネートシートの幅方向のエッジ位置を
鮮明に画像表示でき、ラミネートシートの幅方向の寸
法、および貼り合わせ位置を精度良く測定できる。ま
た、測定結果に基づいた検出信号により、積層シートの
いずれか一方のシート送給位置を自動的に調整制御する
ようにしたため、両者の積層シートがたえず、それぞれ
の中心を一致させて、連続的に積層されるラミネートシ
ートの製造が可能になった。
【0032】さらに、貼り合わせ位置を精度良く測定で
きるため、ラミネートシートの幅方向に貼り合わせ部が
複数ある多条ラミネートシートの製造も可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラミネートシートの製造方法の一実施態様を示
す概略側面図。
【図2】ラミネートシートの製造方法に用いられる貼り
合わせ位置検出部位の一実施態様を示す概略側面図。
【図3】ラミネートシートの構成と光量検出結果のチャ
ートの一例を示した図。
【図4】ラミネートシートの製造方法で製造された2条
貼りラミネートシートの構成と光量検出結果のチャート
の一例を示した図。
【符号の説明】
1:第1のシート(ベースフィルム) 2:第2のシート(カバーフィルム) 3:接着剤 4:加熱ロール 5:ニップロール 6:ラミネートシート 7:第1の投光器 7a:第1の光 7b:第1の光の散乱光 8 :第2の投光器 8a:第2の光 9:光量調節シート 10:受光量検出手段 11:制御手段 12:表示、記録、警報部 13:シート送給位置制御手段 14:ガイドロール 15:サーボ機構

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性のある第1のシートに、その幅が第
    1のシートより狭い幅を有する第2のシートを、シート
    積層、送出手段で連続的に貼り合わすことによりラミネ
    ートシートとなす、ラミネートシートの製造方法におい
    て、ラミネートシート送出後、第2のシート面側に、ラ
    ミネートシートの幅方向に一定の角度をもって第1の光
    を投光する第1の投光器を配し、前記第1の投光器と同
    じ側に第2の光をラミネートシートの幅方向に投光する
    第2の投光器を配し、前記第2の投光器と対向して第1
    のシート面側に、ラミネートシートの幅方向における透
    過光量の大小を検出する光量検出手段を備えることを特
    徴とするラミネートシートの製造方法。
  2. 【請求項2】光量検出手段により得られる光量の変化部
    位に応じて第1のシートと第2のシートのシート端を検
    出し、ラミネートシートにおける第1のシートのみの部
    分の、奥側と手前側の幅方向の寸法を測定し、比較演算
    した僅差に比例する修正信号をシート送給位置制御手段
    に出力する信号処理手段を備えることを特徴とする請求
    項1記載のラミネートシートの製造方法。
  3. 【請求項3】第1の投光器と第2の投光器の光量バラン
    スを調整する機構を備えたことを特徴とする請求項1記
    載のラミネートシートの製造方法。
  4. 【請求項4】第1の投光器はライン状の集光レンズ付ハ
    ロゲンランプであり、高さおよび/または、角度を調節
    可能に取り付けることを特徴とする請求項1記載のラミ
    ネートシートの製造方法。
  5. 【請求項5】第2の投光器が高周波蛍光灯であり、第2
    の投光器とラミネートシートの間には、光を減光させる
    透光性のあるシート状物を配することを特徴とする請求
    項1記載のラミネートシートの製造方法。
  6. 【請求項6】ラミネートシートが回路基板シートである
    ことを特徴とする請求項1記載のラミネートシートの製
    造方法。
  7. 【請求項7】請求項1記載のラミネートシートの製造方
    法において、シートを接着剤で貼り合わせた構成を特徴
    とするラミネートシート。
  8. 【請求項8】第1のシートがポリイミドフィルムである
    ことを特徴とする請求項7記載のラミネートシート。
  9. 【請求項9】第2のシートが接着剤付きの透明プラスチ
    ックフィルムであることを特徴とする請求項7記載のラ
    ミネートシート。
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Cited By (3)

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