JPH1170115A - ピンセット - Google Patents

ピンセット

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Publication number
JPH1170115A
JPH1170115A JP19108497A JP19108497A JPH1170115A JP H1170115 A JPH1170115 A JP H1170115A JP 19108497 A JP19108497 A JP 19108497A JP 19108497 A JP19108497 A JP 19108497A JP H1170115 A JPH1170115 A JP H1170115A
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JP
Japan
Prior art keywords
handle
blade portion
tweezers
fixed blade
rocking
Prior art date
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Pending
Application number
JP19108497A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Kazama
繁 風間
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Individual
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 奥まった位置にあってハンドル部の揺動方向
と平行な方向に延びた組織や部品を確実に把持すること
はでき、しかも術者や作業者が従来から慣れ親しんだピ
ンセットと全く同じ感覚で操作することができ、衛生面
でも全く問題のないピンセットを提供すること。 【解決手段】 第1ハンドルと第2ハンドルを所定角度
の挟角をもって一体化したハンドル部と、第1ハンドル
の先端に第2ハンドルの方向に傾斜させて設けた固定ブ
レード部と、該固定ブレード部の取付部付近を中心に軸
支された揺動ブレード部と、上記第2ハンドルの先端部
付近を揺動ブレード部に摺動可能に連結する摺動連結部
とを有し、第1ハンドルと第2ハンドルの挟角を小さく
すると揺動ブレード部が固定ブレード部に接近するよう
に構成したことを特徴とするピンセット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピンセット、さら
に詳しくは、外科手術、耳手術等における奥深いところ
の術野にある組織を把持したり、精密機械等の奥深いと
ころの部材を把持するためのピンセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のピンセットは、ハンドル部からブ
レード部まで直線状のものであり、広い領域において組
織や部品を把持するには問題ないが、狭い領域の奥まっ
たところで特に曲がった位置にある組織や部品を把持す
ることは実際状不可能であった。この問題を解決するた
めに、従来ブレード部をハンドル部の揺動方向と直交す
る方向に傾斜させたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したブレード部を
ハンドル部の揺動方向と直交する方向に傾斜させたもの
においても、奥まった位置にあってハンドル部の揺動方
向と直交する方向に延びた組織や部品を把持することは
できるが、ハンドル部の揺動方向と平行な方向に延びた
組織や部品を把持することはできない問題がある。特
に、心臓血管外科領域の大動脈や心臓弁膜の手術におい
ては、このようなハンドル部の揺動方向と直交する方向
に延びた組織の把持ができないことは手術を短時間に行
う上で障害であった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、従来のピンセットの上述した
問題点で鑑みてなされたものであって、奥まった位置に
あってハンドル部の揺動方向と平行な方向に延びた組織
や部品を確実に把持することはできるピンセットを提供
することを目的とする。本発明はまた、術者や作業者が
従来から慣れ親しんだピンセットと全く同じ感覚で操作
することができ、衛生面でも全く問題のないピンセット
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1発明は、第1ハンド
ルと第2ハンドルを所定角度の挟角をもって一体化した
ハンドル部と、第1ハンドルの先端に第2ハンドルの方
向に傾斜させて設けた固定ブレード部と、該固定ブレー
ド部の取付部付近を中心に軸支された揺動ブレード部
と、上記第2ハンドルの先端部付近を揺動ブレード部に
摺動可能に連結する摺動連結部とを有し、第1ハンドル
と第2ハンドルの挟角を小さくすると揺動ブレード部が
固定ブレード部に接近するように構成したことを特徴と
するピンセットである。
【0006】第2発明は、第1ハンドルと第2ハンドル
を所定角度の挟角をもって一体化したハンドル部と、第
1ハンドルの先端に第2ハンドルの方向に傾斜させて設
けた固定ブレード部と、該固定ブレード部の取付部付近
を中心に揺動可能かつ上記固定ブレード部から離れ第2
ハンドルに当接するように付勢された揺動ブレード部と
を有し、第1ハンドルと第2ハンドルの挟角を小さくす
ると揺動ブレード部が固定ブレード部に接近するように
構成したことを特徴とするピンセットである。第2発明
の実施態様は、上記揺動ブレード部が、上記第1ハンド
ルに板ばねによって取り付けられていることを特徴とす
る。
【0007】
【発明の効果】本発明のピンセットによれば、奥まった
位置にあってハンドル部の揺動方向と平行な方向に延び
た組織や部品を確実に把持することはできる効果を有す
る。本発明のピンセットによればまた、術者や作業者が
従来から慣れ親しんだピンセットと全く同じ感覚で操作
することができ、衛生面でも全く問題のないピンセット
を提供することができる効果を有する。
【0008】
【実施例】第1実施例のピンセットは、図1に示すよう
に、第1ハンドル10と、第2ハンドル12とを接合部
14によって一定の挟角をもって一体化したハンドル部
18を有する。第1ハンドル10及び第2ハンドル12
の中間部の外側には、滑り止めのための複数の突起条2
0が設けられている。第1ハンドル10の先端部には、
第2ハンドル12の方向に、例えば40°傾斜させた固
定ブレード部22が設けられている。固定ブレード部2
2の傾斜内側面には複数の突起条24が設けられてい
る。第1ハンドル10の先端部にはさらに、第2ハンド
ル12の側に延び、固定ブレード部22の取り付け部付
近にヒンジ28によって軸支されて揺動可能な揺動ブレ
ード30が設けられている。揺動ブレード30の固定ブ
レード部22の側には、複数の突起条(図示せず)が設
けられている。揺動ブレード30には、図1及び図2に
示すように、揺動の放射方向を向いた摺動溝32が設け
られ、摺動溝32は段部34を境界にした細溝36と太
溝38からなる。
【0009】第2ハンドル12の先端部には、摺動溝3
2内を摺動する摺動突起40が埋め込まれている。摺動
突起40は、先端側に太溝38に係合するヘッド部42
を、細溝36に係合する支持部44にて支持してなる。
第2ハンドル12に何ら外力が与えられていないとき、
第1ハンドル10と第2ハンドル12とは約30°の角
度をなし、第1ハンドル10と第2ハンドル12とを挟
み持つことによって揺動ブレード30を固定ブレード部
22に押し付ける力を発生させて第1ハンドル10と第
2ハンドル12とによって所定の把持を行うことがで
る。第2実施例のピンセットは、図3に示すように、第
1ハンドル110と、第2ハンドル112とを接合部1
14によって一定の挟角をもって一体化したハンドル部
118を有する。第1ハンドル110及び第2ハンドル
112の中間部の外側には、滑り止めのための複数の突
起条120が設けられている。
【0010】第1ハンドル110の先端部には、第2ハ
ンドル112の方向に、例えば40°傾斜させた固定ブ
レード部122が設けられている。固定ブレード部12
2の傾斜内側面には複数の突起条124が設けられてい
る。第1ハンドル110の先端部にはさらに、第2ハン
ドル112の側に延び、固定ブレード部122の取り付
け部付近に板ばね128によって軸支されて固定ブレー
ド部122から離れる方向に付勢されて揺動可能な揺動
ブレード130が設けられている。揺動ブレード130
の固定ブレード部122の側には、複数の突起条(図示
せず)が設けられている。揺動ブレード130の第2ハ
ンドル112の側の面には、図3及び図4に示すよう
に、揺動の放射方向を向いたガイド突条132が設けら
れている。第2ハンドル12の先端部には、ガイド突条
132に係合する摺動凹み140が設けられている。第
2ハンドル112に何ら外力が与えられていないとき、
第1ハンドル110と第2ハンドル112とは約30°
の角度をなし、第1ハンドル110と第2ハンドル11
2とを挟み持つことによって揺動ブレード130を固定
ブレード部122に押し付ける力を発生させて第1ハン
ドル110と第2ハンドル112とによって所定の把持
を行うことがでる。
【0011】上述したピンセットは、全体をステンレス
スチールによって形成してもよいし、全体あるいは部分
的に合成樹脂によって形成して絶縁効果を持たせてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のピンセットの斜視図であ
る。
【図2】図1の線llーllに沿った断面図である。
【図3】本発明の第2実施例のピンセットの斜視図であ
る。
【図4】図1の線lVーlVに沿った断面図である。
【符号の説明】
10、110 第1ハンドル 12、112 第2ハンドル 14、114 接合部 18、118 ハンドル部 22、122 固定ブレード部 28 ヒンジ 30、130 揺動ブレード 32 摺動溝 40 摺動突起 44 支持部 128 板ばね 132 ガイド突条 140 摺動凹み

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ハンドルと第2ハンドルを所定角度
    の挟角をもって一体化したハンドル部と、第1ハンドル
    の先端に第2ハンドルの方向に傾斜させて設けた固定ブ
    レード部と、該固定ブレード部の取付部付近を中心に軸
    支された揺動ブレード部と、上記第2ハンドルの先端部
    付近を揺動ブレード部に摺動可能に連結する摺動連結部
    とを有し、第1ハンドルと第2ハンドルの挟角を小さく
    すると揺動ブレード部が固定ブレード部に接近するよう
    に構成したことを特徴とするピンセット。
  2. 【請求項2】 第1ハンドルと第2ハンドルを所定角度
    の挟角をもって一体化したハンドル部と、第1ハンドル
    の先端に第2ハンドルの方向に傾斜させて設けた固定ブ
    レード部と、該固定ブレード部の取付部付近を中心に揺
    動可能かつ上記固定ブレード部から離れ第2ハンドルに
    当接するように付勢された揺動ブレード部とを有し、第
    1ハンドルと第2ハンドルの挟角を小さくすると揺動ブ
    レード部が固定ブレード部に接近するように構成したこ
    とを特徴とするピンセット。
  3. 【請求項3】 上記揺動ブレード部が、上記第1ハンド
    ルに板ばねによって取り付けられていることを特徴とす
    る請求項2に記載のピンセット。
JP19108497A 1996-07-22 1997-07-16 ピンセット Pending JPH1170115A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19108497A JPH1170115A (ja) 1996-07-22 1997-07-16 ピンセット

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22302096 1996-07-22
JP9-213795 1997-07-04
JP21379597 1997-07-04
JP8-223020 1997-07-04
JP19108497A JPH1170115A (ja) 1996-07-22 1997-07-16 ピンセット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1170115A true JPH1170115A (ja) 1999-03-16

Family

ID=27326440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19108497A Pending JPH1170115A (ja) 1996-07-22 1997-07-16 ピンセット

Country Status (1)

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JP (1) JPH1170115A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111715318A (zh) * 2020-06-17 2020-09-29 贵州省草地技术试验推广站 一种多花黑麦草种子剖切夹取装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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