JPH1170095A - イメージングのための装置及び方法 - Google Patents

イメージングのための装置及び方法

Info

Publication number
JPH1170095A
JPH1170095A JP10144973A JP14497398A JPH1170095A JP H1170095 A JPH1170095 A JP H1170095A JP 10144973 A JP10144973 A JP 10144973A JP 14497398 A JP14497398 A JP 14497398A JP H1170095 A JPH1170095 A JP H1170095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
matrix
data
gradient
data lines
series
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10144973A
Other languages
English (en)
Inventor
Haiying Liu
リウ ハイイーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Philips Nuclear Medicine Inc
Original Assignee
Picker International Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Picker International Inc filed Critical Picker International Inc
Publication of JPH1170095A publication Critical patent/JPH1170095A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/54Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
    • G01R33/56Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
    • G01R33/561Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution by reduction of the scanning time, i.e. fast acquiring systems, e.g. using echo-planar pulse sequences
    • G01R33/5615Echo train techniques involving acquiring plural, differently encoded, echo signals after one RF excitation, e.g. using gradient refocusing in echo planar imaging [EPI], RF refocusing in rapid acquisition with relaxation enhancement [RARE] or using both RF and gradient refocusing in gradient and spin echo imaging [GRASE]
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/54Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
    • G01R33/56Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
    • G01R33/565Correction of image distortions, e.g. due to magnetic field inhomogeneities
    • G01R33/56545Correction of image distortions, e.g. due to magnetic field inhomogeneities caused by finite or discrete sampling, e.g. Gibbs ringing, truncation artefacts, phase aliasing artefacts

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高品質のイメージを効率的につくるための磁
気共鳴イメージング装置及び方法。 【解決手段】 A行列ジェネレータ96は、要素kn
ら係数行列Aをつくる。D行列ジェネレータ100は、
要素dnを有する対角行列Dをつくる。行列A及び行列
Dの要素を使用して、H行列ジェネレータは、行列Hを
つくる。インバータ110は、行列を反転して、H-1
得る。トランスポーザー112は、行列Aを転置して、
Tを得る。乗算プロセッサ114は、H-1、AT、Dを
結合して、代数的な再構成行列Pを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージングのた
めの方法及び装置に関する。本発明は、例えば、医療診
断目的といった、磁気共鳴イメージング(MRI)に関
する特定の応用法を見出す。それに関する特定の参照例
で、本発明を説明する。しかしながら、本発明はまた、
データが、周波数と時間もしくは空間的なドメインとの
間で変換される他のイメージング用途においても、応用
法を見出すということは理解されるべきである。
【0002】
【従来の技術】MRIにおける研究の1つは、結果とし
て生じるイメージの空間的な分解能を維持するか、もし
くは、その分解能の劣化を最小限にとどめつつ、イメー
ジング速度を増大することである。この意図で、他のイ
メージングシーケンスと共にエコープレナーイメージン
グ(EPI)、インターリーブ化EPI、高速スピンエ
コー(FSE)のような高速イメージングシーケンスが
使用される。このような高速シーケンスを使用する時、
MRIシステムは、そのハードウェア限界に近づき、そ
して、その限界を超えてしまう。従って、イメージング
速度の増大を実現するために、常に、イメージングシー
ケンスを増大しなければならない。この最適化と共に、
このようなイメージングシーケンスによって得られるデ
ータを再構成する処理を最適化しなければならない。
【0003】これまで、磁気共鳴イメージング被写体
は、選定されたダイポールが、磁場に選択的に整列する
ような、一時的に一定の磁場に配置されてきた。無線周
波数パルスを加えることによって、選択的に整列したダ
イポールが共鳴して、特有の共鳴無線周波数の磁気共鳴
信号を発する。共鳴しているダイポールからの無線周波
数磁気共鳴信号は、イメージ表現への再構成のために読
み出される。2次元フーリエ変換イメージング技術で
は、リード(read)軸に沿っての周波数エンコーディン
グのために、エコーの読み出し中に、リード勾配を加え
る。そして、位相エンコーディング勾配をパルス化し、
エコー間で、位相エンコード軸に沿って、位相エンコー
ディングを進める。この方法では、各々のエコーは、k
−空間にデータラインをつくる。データラインの相対的
な位相エンコーディングは、k−空間におけるそれらの
相対的な位置を制御する。従来、ゼロ位相エンコーディ
ングによるデータラインは、k−空間の中心を横切って
延びる。連続的に正ステップで進められる位相エンコー
ディング勾配によるデータラインは、一般的に、k−空
間の中心線の上に表され、連続的な負位相エンコーディ
ングステップによるデータラインは、k−空間の中心線
の下に表される。この方法では、256×256もしく
は512×512等々のような、k−空間中のデータ値
の行列がつくられる。これらの値のフーリエ変換は、従
来の磁気共鳴イメージをつくる。
【0004】受信される磁気共鳴信号を強くするため
に、通常、最初の信号の焦点を再び定めて、エコーを得
る。磁場勾配の極性を反転して、フィールドもしくは勾
配エコーを誘発することによって、これを実施できる。
同様に、無線周波数励起パルスの後に180度パルスを
続けて、スピンエコーとして信号の焦点を再び定めるこ
とができる。更に、磁場勾配の反転を繰り返して、各々
の無線周波数励起パルスに続く、一連の勾配エコーをつ
くることができる。同様に、180度無線周波数の焦点
を再び定めるパルスを繰り返すことによって、各々の無
線周波数励起パルスに続く、一連のスピンエコーをつく
ることができる。更に、別の選択として、スピン及び勾
配エコーの混合が、単一の無線周波数励起パルスに続く
ようにすることができる。例えば、Holland 等の米国特
許番号4833408を参照されたい。
【0005】単一ショットのエコープレナーイメージン
グ(EPI)シーケンスでは、十分な回数の勾配の反転
が、単一の無線周波数励起パルス、もしくは任意の傾斜
角度のショットに続いて、1セットのデータラインをつ
くることができる。フィールド勾配の方向にイメージ被
写体をエンコードする振動するリード勾配による一連の
エコーの中で、被写体からの磁気共鳴データを収集す
る。P. Mansfield, J. Phys. Chemistry, Vol. 10, pp.
L55-L58(1977)を参照されたい。加えて、読み出し勾
配方向に直交する一連の位相エンコード勾配パルスは、
各々のエコーの前に加えられ、k−空間を通るデータラ
インに進む。対照のイメージを、エコーデータの二次元
逆フーリエ変換で得るのが好ましい。この単一ショット
のEPI技術は、サブセカンドの時間尺度のダイナミッ
クイメージング用の超高速イメージング技術を提供す
る。
【0006】マルチショットEPI技術は、単一ショッ
トのEPI技術に関するイメージ品質を改善する。マル
チショットEPIイメージングでは、位相−周波数空間
もしくはk−空間を、例えば、3から16セグメントの
複数のセグメントに分割する。共鳴励起の後、リード勾
配を振動させて、k−空間のセグメントの各々に一連の
エコー、すなわちデータラインをつくる。別の励起の
後、各々のセグメント中のデータラインの異なる1つが
つくられる。k−空間が、このインターリーブ化方法で
満たされるまで、この処理を繰り返す。イメージングシ
ーケンスの中で得られるデータを再構成するのに最も頻
繁に使用される1次元逆フーリエ変換は、「高速フーリ
エ変換」であり、Cooley-Tukeyアルゴリズムとしても知
られている。しばしば、磁気共鳴学は「フーリエ変換」
と称されるけれども、当業者は、高速逆フーリエ変換が
使用されていることを理解している。高速フーリエ変換
の普遍的な使用は、512×512、256×256等
々のような整数の2乗であるイメージの大きさによって
証明される。正方イメージ行列の使用は、高速フーリエ
変換アルゴリズムの整数の2乗の要求によって命令され
る。この変換は、Nlog2 N数式演算のみによるN×
N行列に関するフーリエ変換演算を実施する。Nは、殆
どの場合は2であり、Radix 値として知られる整数の整
数乗であるように要求されるので、高速フーリエ変換ア
ルゴリズムを制限する。速度の劇的な増大は、データラ
インの長さの制限よりも価値が有ると考えられてきた。
512サンプル(N=512)を有する1データライン
に対して、高速フーリエ変換は、約46000の数式演
算を必要とするのみであるのに、離散的なフーリエ変換
は、260000以上の数式演算を必要としたことに注
目されたい。計算時間は、数式演算の数に概ね比例する
ので、512サンプルの1ラインを処理するのに、離散
的なフーリエ変換は、高速フーリエ変換の約56倍もの
時間を必要とする。この関係の説明に基づいて、より大
きなデータラインは、更にずっと劇的な時間の節約を実
現した。高速フーリエ変換は、計算時間を十分に減少し
たので、標準計算サブルーチンになった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】最新のMRIシステム
は、時間変化する勾配波形、非線形磁気勾配、データサ
ンプリング速度のようなハードウェアの制約を含む。時
間変化する勾配波形もしくは非線形勾配は、非投影のk
−空間データを引き起こしてしまう。例えば、磁気勾配
パルスジェネレータの「立ち上がり時間」は、方形では
なく、台形の勾配パルスをつくる。換言すると、勾配パ
ルスは、それらの立ち上がり端及び立ち下がり端におい
て、「上昇傾斜」及び「下降傾斜」を有する。従って、
勾配パルスの立ち上がり端及び立ち下がり端は、時間に
関して変化する。一般的に、これらの傾斜端の中でサン
プリングされたデータもまた、k−空間において非投影
である。
【0008】他の応用法では、シヌソイド勾配特性のよ
うな、時間変化する勾配パルスを考慮している。このよ
うな時間変化する勾配特性の中でデータサンプリングす
る時、非投影のk−空間データを得る。この非投影のk
−空間データは、フーリエ変換の前に補正されなければ
ならない。非投影のk−空間データからイメージを再構
成するために、最初に、データを「グリッド化」し、1
セットの均一に間隔をあけられたデータをつくる。続い
て、データを逆フーリエ変換して、イメージ表現もしく
はイメージ行列をつくる。時間変化するリードアウト勾
配で得られるEPIデータからイメージを再構成する
時、一般的に、良く知られている「グリッド化」アルゴ
リズムを使用して、結果生じる非均一なk−空間データ
を、均一に間隔をあけられたデータにマップする。Jack
son 等のIEEE Trans. Med. Imaging 10,473 (1991)を
参照されたい。それから、データをフーリエ変換して、
最終イメージを得る。
【0009】このグリッド化方法の問題の1つは、非投
影のk−空間データを1セットの投影データに補間する
際に、コンボルーションのためにカーネル関数を使用す
ることから生じる。カーネル関数は、最終イメージをぼ
やけさせると共に、最終イメージにエラーをもたらす。
フーリエ変換に基づくイメージ再構成のための代替のグ
リッド化方法として、最小正方推定法則行列を使用し
て、行列の乗算で、非投影のk−空間データを、均一に
間隔をあけられたイメージ行列に直接変換する。Zakhor
等の米国特許番号4982162を参照されたい。空間
的な分解能について最小の損失で、非投影のk−空間デ
ータからイメージ行列を効率的につくるために、逆フー
リエ変換ではない再構成方法を使用することができる。
このような再構成方法の1つは、線形システム解法もし
くは特異値分解(SVD)法である。
【0010】最小正方のエラーの最小化で、異なる線形
式の重み付け変数を考慮していないという点で、Zakhor
法には問題がある。更に、イメージ行列の大きさは、デ
ータサンプル数で決められてしまう。その上、その方法
は、ゼロ挿入(padding )のような他の応用法に対して
柔軟性がない。本発明は、非投影のk−空間データのデ
ータセットもしくは行列からイメージをつくるための新
しい装置及び方法を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の1局面に従う
と、磁気共鳴イメージングシステムは、検査領域中に一
時的に一定の磁場をつくるための磁石を含む。無線周波
数パルスコントローラ及び送信機は、検査領域で、磁気
ダイポールを励起して反転し、勾配磁場コイル及び勾配
磁場コントローラは、検査領域中に、直交方向に、少な
くとも位相及びリード磁場勾配パルスをつくり、無線周
波数磁気共鳴信号をつくるようにする。受信器は、無線
周波数磁気共鳴信号を受信して復調し、一連のデータラ
インをつくる。イメージメモリは、再構成されたイメー
ジ表現を記憶する。システムは、代数的な再構成プロセ
ッサを含む。そのプロセッサは、1連のデータラインに
関する演算のために、代数的な再構成行列をつくり、少
なくとも部分的に、データラインを、再構成されたイメ
ージ表現に再構成する。
【0012】本発明のより限定された局面に従うと、代
数的な再構成プロッセッサは、事前に選定された磁場勾
配パルスを表すk−空間軌線データを記憶するための勾
配軌線メモリを含む。本発明の更に限定された局面に従
うと、代数行列再構成プロセッサは、k−空間軌線デー
タに基づく行列AをつくるためのA行列ジェネレータ、
及び、一連のデータラインを、再構成されたイメージ表
現に変換する際に使用される行列Aを転置するためのA
行列転置プロセッサを含む。更に、代数的な再構成プロ
セッサは、k−空間軌線データに基づく行列Hをつくる
ためのH行列ジェネレータ、及び、特異値分解によっ
て、行列Hを反転するためのH行列インバータを含む。
反転された行列Hは、一連のデータラインを、再構成さ
れたイメージ表現に変換する際に使用される。
【0013】本発明の別の局面に従うと、磁気共鳴は、
検査領域において、磁気ダイポールで励起され、磁気ダ
イポールは、複数の無線周波数磁気共鳴信号を形成する
ように誘導される。信号は、時間変化するリード勾配が
存在する中で、リード軸に沿って読み出され、出力イメ
ージ表現に再構成するために、一連のデータラインを形
成する。リード勾配のk−空間軌線によって変化する代
数的な再構成行列をつくる。データラインを受信する。
一連のデータラインを代数的な再構成行列で演算して、
少なくとも部分的に、出力イメージ表現を形成する。本
発明のより限定された局面では、本方法は更に、事前に
選定された磁場勾配パルスを表すk−空間軌線データを
記憶することを含む代数的な再構成行列をつくるステッ
プによって特徴づけられる。
【0014】本発明の更にもっと限定された局面では、
本方法は更に、以下のステップによって特徴づけられ
る。リード勾配のk−空間軌線データを表す係数の行列
Aをつくる。行列Aを転置する。行列Hをつくる。行列
Hは、k−空間軌線の関数である。特異値分解によっ
て、行列Hを反転する。実数の対角行列をつくる。
【0015】
【発明の実施の形態】添付図を参照して、例で、本発明
を詳細に説明する。図1A及び図1Bに関して、磁気共
鳴イメージングシステム10は、超伝導磁石もしくは抵
抗磁石14を制御する主磁場制御12を含み、実質的に
均一な、一時的に一定の磁場を、検査領域16中に、Z
軸に沿ってつくる。磁気共鳴イメージング及び分光学シ
ーケンスをつくるために、磁気共鳴エコー手段は、一連
の無線周波数(RF)及び磁場勾配パルスを加えて、磁
気スピンを反転もしくは励起し、磁気共鳴を誘導し、磁
気共鳴の焦点を再び定め、磁気共鳴を操作し、空間的に
そして別の方法で、磁気共鳴をエンコードし、スピンを
飽和させる等々を行う。
【0016】より詳細には、勾配パルス増幅器20は、
電流パルスを、選定された1つもしくは1対の全身勾配
コイル22に加え、検査領域のx、y、z軸に沿って、
磁場勾配をつくる。デジタル無線周波数送信機24は、
無線周波数パルスもしくはパルスパケットを、全身RF
コイル26へ送り、RFパルスを検査領域に送る。一般
的な無線周波数パルスは、互いに共に得られた短期間の
直ぐに連続するパルスセグメントのパケットから成り、
全ての加えられた勾配は、選定された磁気共鳴操作を実
現する。RFパルスを使用して、検査領域の選定された
部分で、スピンを飽和させ、共鳴を励起し、磁気化を反
転し、共鳴の焦点を再び定め、もしくは共鳴を操作す
る。全身RFコイル26によって、共鳴信号を取得す
る。被写体の限定された領域のイメージをつくるため
に、選定された領域に隣接してローカルコイルを配置す
る。例えば、穴の中心の選定された脳領域を取り囲ん
で、挿入可能な頭部コイル30を挿入する。勾配増幅器
20から電流パルスを受信して、頭部コイル30内の調
査領域に、x、y、z軸に沿って、磁場勾配をつくるロ
ーカル勾配コイル32を、挿入可能な頭部コイル30は
含む。ローカル無線周波数コイル34を使用して、磁気
共鳴を励起し、患者の頭部から発散する磁気共鳴信号を
受信する。代替案として、受信専用ローカル無線周波数
コイルを使用して、胴体コイルRF送信機によって誘導
された共鳴信号を受信することができる。RFスクリー
ン36は、RF頭部コイルからのRF信号が勾配コイル
及び周囲の構成物に渦電流を誘導するのを防ぐ。結果生
じる無線周波数信号を、全身RFコイル26、ローカル
RFコイル34、もしくは他の特定のRFコイルによっ
て取得し、受信器38によって復調する。
【0017】シーケンス制御回路40は、勾配パルス増
幅器20及び送信機24を制御して、エコープレナーイ
メージング、エコーボリュームイメージング、勾配及び
スピンエコーイメージング、高速スピンエコーイメージ
ング等を含む複数のマルチプルエコーシーケンスの内の
いづれかをつくる。選定されたシーケンスについて、受
信器38は、各々のRF励起パルスに続いて、高速に連
続して、複数のデータラインを受信する。受信器38
は、デジタル受信器であるか、もしくは、ここで示され
るように、各々のデータラインをデジタルフォーマット
に変換するためのアナログ−デジタル変換器42を伴う
のが好ましい。図2に関して、マルチショットEPIシ
ーケンス50の単一の繰り返しは、スライス選定勾配パ
ルス52及び励起パルス54で始まり、選定された角度
まで、選定されたスライスで、磁気化を傾ける。位相エ
ンコード勾配56は、k−空間のpセグメントの最初の
1つに進む。シヌソイドリード勾配波形すなわちパルス
特性58は、読み出しもしくは周波数エンコード方向に
沿って位相のずれを引き起こす負極性リード勾配部分6
0を有する。続いて、逆極性すなわち正リード勾配部分
62によって、磁気化は、再度位相を合わせて、勾配エ
コー64になる。
【0018】その後、負極性リード勾配部分66及び逆
極性リード勾配部分68は、更なるエコー70をつく
る。位相エンコード勾配56によってセットされた位相
で、第1の勾配エコー64を位相エンコードする。位相
エンコード勾配パルスすなわちブリップ72を、各々の
p勾配エコー間に加えて、k−空間のp領域中の続いて
発生する勾配エコーからのデータラインに進む。このよ
うに、リード勾配をp回反転して、k−空間のnセグメ
ントの各々に、p勾配エコーをつくる。図2は、p=6
の場合の実施例を示す。最後の勾配エコーを読み出した
後、位相をずらすルーチン74を加える。位相をずらす
ルーチンは、位相エンコード勾配56及び全ての移動エ
ンコード勾配パルス72の合計の打ち消しに等しい位相
解除(unwrap)勾配76を含む。位相をずらす技術はま
た、残りの位相エンコードをランダム化するためのスポ
イラー勾配78を含む。これは、次の繰り返しが、実質
的に直ぐに続くことを可能にする。代替案として、マル
チスライス技術では、スライス内の位相エンコーディン
グが、時間を超過して位相をずらせるようにし、そし
て、直ぐに繰り返されるシーケンスが、他のイメージ化
スライスの1つからpデータラインを収集できるように
する。
【0019】再び図1A及び図1Bに関して、デジタル
データラインを、Blackman、Hanning 、Hamming 、もし
くはガウスフィルタであるのが好ましい低域フィルタ、
すなわちスムージングフィルタ80に通す。データライ
ンをフィルタで滑らかにし、後のデータ処理におけるノ
イズレベルを減少する。データラインを、シーケンスの
pエコーの各々、すなわち、k−空間のpセグメントの
各々にそれぞれ対応するエコーデータメモリー841
842 、・・・、84p に記憶する82。エコーデータ
メモリーのデータを使用して、データ配列ジェネレータ
86は、大きさNの1次元列データ配列bをつくる。配
列bを配列メモリ88に記憶する。データ配列bを、事
前に計算された代数的な再構成行列Pで乗算して、イメ
ージ行列配列Xすなわち再構成されたイメージ表現をつ
くる。行列Pのこの事前の計算は、代数的なイメージ再
構成技術を、高速フーリエ変換再構成と同様に効率的に
する。
【0020】より特定すると、代数的な再構成行列プロ
セッサ90は、代数的な再構成行列Pをつくる。再構成
行列プロセッサは、配列b、大きさMの所望のイメージ
行列配列Xの値、列データ配列の大きさNの値、イメー
ジ行列の大きさM、列データτのスパンを含むメモリ9
2を備える。
【0021】配列bは、1セットの線形式を表す。
【数1】 ここで、Xは大きさMのイメージ行列を表す。値εはノ
イズを表す。記号Aは、以下によって与えられる係数行
列を表す。
【数2】 ここで、行列Aの個々の要素は、以下の通りである。
【数3】 ここで、τはk−空間の列データのスパンを表す。
【0022】好ましい実施例のサイン形リード−アウト
勾配波形について、再構成プロセッサ内の勾配軌線メモ
リ94は、以下のようなリード−アウト勾配の対応する
k−空間軌線を含む。
【数4】
【0023】A行列ジェネレータ96は、以下の行列要
素から成る行列Aをつくる。
【数5】
【0024】D行列ジェネレータ100は、N×Nの対
角行列をつくる。行列Dの対角要素は、1列の実数とし
て選定され、最終イメージを最適化する。好ましい実施
例では、その選定は以下の通りである。
【数6】 ここで、δはパラメータである。
【0025】そのポイントにおけるA行列、D行列、d
n 及びkn の値をメモリ106に記憶する。
【0026】H行列ジェネレータ108は、特定のk−
空間軌線用のH行列をつくる。特定のk−空間軌線のH
行列は、以下のように表される。
【数7】 ここで、hm は以下で与えられる。
【数8】
【0027】1次元のベクトルhm を使用して、H行列
ジェネレータは、以下のように行列Hを構成する。
【数9】
【0028】行列Hは、独立の測定データであり、単
に、特定のk−空間軌線の1関数である。
【数10】
【0029】H行列インバータ110は、特異値分解
(SVD)法を使用して、行列Hを反転する。
【数11】
【0030】記号Λは、M×M次元の対角行列を表す。
行列U及びVは、どちらもM×M次元の2つの正方行列
である。
【0031】A行列転置プロセッサ112は、A行列を
式AT に転置する。乗算プロセッサ114は、以下のよ
うな代数再構成行列Pをつくる。
【数12】 ここで、行列Pは、M×N行列を表す。行列Pは、メモ
リ116に記憶される。所望の対象を検査する前に、メ
モリ116の行列PをPメモリ120に転送する。
【0032】データ配列bを、事前に計算された代数的
な再構成行列Pと結合して、イメージ行列配列Xをつく
る。
【0033】より特定すると、イメージデータ配列b
は、メモリ88に記憶される。乗算回路122は、以下
のように、メモリ88からのデータ配列bを、メモリ1
20からの行列Pと乗算する。
【数13】
【0034】結果生じるイメージ行列配列Xは、イメー
ジメモリ124に記憶される。1次元列フーリエ変換プ
ロセッサ及び関連のメモリ(125)は、イメージ行列
配列を変換して記憶する。ビデオプロセッサ126は、
イメージ行列配列を、ビデオモニター130もしくは他
の人間が解読可能な出力表示装置に表示するための適切
なフォーマットに変換する。
【0035】k−空間中の異なる軌線によって、イメー
ジデータラインを収集することができる。図2及び図3
に関して、例えば、位相エンコード勾配56を、第1の
セグメント150の先頭であるk−空間の先頭の位相エ
ンコードステップにインデックスする。データラインの
リード勾配波形は時間で変化するので、データラインの
データポイントは非投影になる。k−空間中のこの特定
の横断線のシヌソイド読み出し勾配波形について、デー
タラインの各々は、kx 方向のk−空間の端の緊密に間
隔をあけられたデータポイントで示される。データポイ
ントは、k−空間の垂直中心線、すなわち、kx 軸に近
づくにつれて、互いに徐々に広く間隔をあけられる。位
相エンコードブリップ72の各々は、位相エンコーディ
ングを、k−空間の次に低位のセグメント152の先頭
データラインに進め、それから、次に低位のセグメント
154の先頭データラインに進め、そして、残りのセグ
メント156、158、160に対しても同様に進む。
後続の繰り返しに関して、位相エンコード勾配56は、
k−空間の第1のセグメント150内の連続する低位デ
ータラインに、位相エンコードステップをセットする。
同様に、位相エンコードブリップ72は、k−空間の低
位セグメントの各々152、154、156、158、
160内の、連続する低位データラインに、位相エンコ
ードステップをセットする。この方法では、k−空間の
全てのデータラインが対応される。
【0036】代替案の実施例では、k−空間の重複する
セグメントが収集され、イメージ再構成のために使用さ
れる。全ての重複するデータは、イメージ形成のために
コンバインされるか、マージされる。
【0037】本発明の別の実施例では、以下のように、
SVD法で、線形式を直接解くことによって、k−空間
イメージを再構成する。
【数14】
【0038】A行列をオーバーに、もしくは、アンダー
に決めることができる。SVD法は、最小標準解法を自
動的に保証する。
【0039】全てのイメージング技術を、本システムで
使用するための線形システムとして設計することができ
ることを、当業者は理解されよう。線形式のセットの適
切な行列Aは、所定のイメージング技術に基づいて校正
される。それから、イメージ制約を、イメージ再構成に
組み込む。
【0040】図1B及び図4に関して、本発明の更なる
実施例では、説明した技術を、k−空間データ補間のた
めのゼロ挿入で使用する。この技術では、ゼロ挿入プロ
セッサ170は、ゼロを、1次元列データ配列bの両側
に対称に加えて、入力列データ配列を拡張する。bの長
さにマッチさせるために、行列Hと共にk−空間軌線を
仮想で拡張する。図4に関して、この好ましい実施例で
は、k−空間軌線拡張174及び176を使用して、k
−空間軌線172を最大に線形に拡張する。
【0041】図5に関して、本発明の代替の実施例で
は、メモリ186のデータラインbは、図4に類似する
非投影データポイントを有する。乗算プロセッサ220
は、メモリ222からの事前に計算された代数的な再構
成行列Pで、データラインを乗算する。結果生じるデー
タラインは、フーリエ変換プロセッサ224によって、
列方向にフーリエ変換される。フーリエ変換されたデー
タラインは、イメージメモリ226に記憶される。ビデ
オプロセッサ228は、フーリエ変換されたデータライ
ンを、ビデオモニター230もしくは他の人間の解読可
能な出力表示装置に表示するための適切なフォーマット
に変換する。図6に関して、また本発明の別の実施例で
は、代数イメージ再構成を、フーリエ再構成と結合し、
一定でないリード勾配パルス特性で得られるEPIイメ
ージデータを再構成する。一定でないリード勾配パルス
特性を有する他のシーケンスを使用することができるこ
とを、当業者は理解されよう。より詳細には、代数行列
Pを有する代数行列フィルタ322で、メモリ286の
非投影k−空間データをフィルタする。行列Pは、EP
Iシーケンスのリード−アウト勾配波形のk−空間軌線
に基づいて、事前に決められる。1次元列フーリエ変換
プロセッサ328は、データを変換して、イメージメモ
リ324に記憶されるイメージをつくる。ビデオプロセ
ッサ326は、フーリエ変換されたデータラインを、ビ
デオモニター330に表示するために適切なフォーマッ
トに変換する。
【0042】この実施例では、イメージ再構成で、1フ
ーリエ変換のみを使用する。イメージ再構成の際に、従
来のEPIグリッド化方法を使用する一般的なEPI再
構成によって必要とされるスムージングフィルタは使用
されない。この直接再構成の結果として、代数的に再構
成されたイメージは空間的により鮮明になる。この実施
例では、代数行列Aの大きさはN×Mである。ここで、
Nは、ビューもしくは位相エンコーディングステップあ
たりのデータサンプル数(一般的に約200)であり、
M(一般的に約128)は、リード方向のイメージ行列
の大きさである。これらの行列の大きさは、最新のコン
ピュータハードウェアを使用する合理的、効率的な計算
のために選定される。もちろん、適当であれば、より大
きいものを使用することができる。
【0043】本発明の別の実施例では、一定でないリー
ド勾配中に、データサンプリングが発生するような他の
イメージングシーケンスに、本発明の技術を適用する。
例えば、全てのエコー及びビューのリード勾配の「上昇
傾斜」及び「下降傾斜」の間に、データサンプリングは
発生することができる。一定でないリード勾配中のデー
タサンプリングを使用することができるこのようなシー
ケンスは、スピンエコー(SE)、フィールドエコー
(FE)、高速スピンエコー(FSE)、勾配スピンエ
コー(GSE)を含む。結果生じる非投影k−空間デー
タを再構成するために、最初に、データを、代数的な再
構成行列フィルタに通し、それから、列フーリエ変換し
て、最終イメージを形成する。データサンプリングは、
リード勾配波形の事前に使用されていない部分の中で発
生可能なので、所定のシーケンスについて、データサン
プリングを増大することができる。
【0044】本発明の別の実施例では、位相補正を、E
PIイメージの再構成で実施する。このような技術の1
つは、追加の1セットの校正データを得ることを必要と
する。位相エンコーディング勾配をゼロにセットするこ
と以外は、イメージングデータを得る時と同じシーケン
スを使用して、校正データを得る。校正データもイメー
ジデータもどちらも、上記と同一の代数式を通る。それ
から、校正データをライン毎に正規化する。次に、各々
のイメージデータラインを、隣接する2Dデータ行列を
つくるようにインデックスする同一のエコー及びスライ
スに対応する校正データラインの共役で乗算する。最終
的に、2Dデータ行列は、列方向に、1次元フーリエ変
換される。本発明の更なる実施例では、本発明の技術
を、部分的なフーリエイメージ再構成技術に適用する。
反復式に、課せられた位相制限で、イメージを再構成す
ることができる。
【0045】本発明の別の実施例では、グリッド化、代
数イメージ再構成技術及びフーリエ変換を使用して、非
投影k−空間データを補正する。グリッド化アルゴリズ
ムは以下の行列式で表される。
【数15】
【0046】記号Gは、大きさM×Nのグリッド化行列
を表す。シンボル(ξ)N は、大きさNの複素数の1次
元列データを表す。シンボル(ξ)M は、グリッド化の
後の大きさMのデータ配列を表す。列データドメインで
のsinc補間について、コンボルーション化行列Gの
要素は以下の通りである。
【数16】
【0047】sinc関数は、以下のように定義され
る。
【数17】
【0048】値Δk=1である。最終フーリエ変換の前
に、非均一k−空間データサンプリング密度を補正す
る。以下のように、列データグリッド化プロシジャー
を、この数式に組み込むことができる。
【数18】
【0049】以下のように、グリッド化を式に組み込
む。
【数19】
【0050】上記と同様に、この新しい代数行列式を解
く。
【0051】本発明の更なる実施例では、代数イメージ
再構成技術を、部分的なイメージ再構成のために使用す
る。1セットの部分的なk−空間データを表している大
きさNの複素数の1次元列データ配列ξを再構成して、
大きさMの対応するイメージ行列配列Xを形成する。
【数20】
【0052】本発明の原理をより明確に説明するため
に、オーバー決定された線形式の1次元行列bを導入す
ることによって、代数イメージ再構成の技術を説明する
ことができる。行列bは、大きさNの複素数の1次元列
データを表す。
【数21】
【0053】記号Xは、大きさMのイメージ行列を表
す。記号εはノイズを表す。行列Aは、以下で与えられ
る係数行列である。
【数22】
【0054】行列Aの個々の要素は、以下の通りであ
る。
【数23】 値τは、k−空間の列データbのスパンである。
【0055】標準の離散的なフーリエ変換(DFT)再
構成では、数NはMに等しい。従って、係数行列Aは正
方行列である。このような1セットの線形式で、最適な
解法は唯一となり、的確になる。
【0056】しかしながら、オーバー決定されたシステ
ムについて、上記線形式のセットb中に、線形従属式の
部分集合が有る。データ中の非ゼロノイズのために、解
法は的確でない。最適な解法を探すために、最小平方誤
差法を使用して、特異係数行列式(1)を反転する。x
に対する最小平方誤差Jは、以下のように得られる。
【数24】
【0057】上付きの+は、複素数共役及び行列転置を
表す。行列Dは、N×N次元の対角行列である。行列D
の対角要素は、実数列として選定され、最終イメージの
品質を最適化する。好ましい実施例では、その選定は、
以下の通りである。
【数25】 ここで、δはパラメータである。
【0058】Jの最小条件の結果として、xの解は、以
下の通りである。
【数26】
【0059】最初に、AT DA部分を以下のように分解
する。
【数27】
【0060】記号Λは、M×N次元の対角行列を表す。
行列U及びVは、それぞれ、M×M次元及びM×M次元
の2つの正方行列である。行列Hは以下で与えられる。
【数28】
【0061】インデックス(s,t)の行列H要素は、
単に(s−t)の1関数である。計算及び簡約化にっ
て、ある効率化を実施する信号処理において、このタイ
プの行列は、Toeplitz行列として知られている。
【0062】ベクトルhm は以下のように定義される。
【数29】
【0063】以下に示されるような1次元のhベクトル
で、行列Hを限定することができる。
【数30】
【0064】それから、特異値分解(SVD)法を使用
して、行列Hを反転し、線形システムXの解は以下の通
りになる。
【数31】
【0065】効率的に、限定されたイメージ行列解は以
下で与えられる。
【数32】 ここで、行列Pは、M×N行列を表す。説明した非投影
k−空間データのための再構成方法は、多数の利点を有
する。1つは、データ取得時間を減少することである。
イメージデータサンプリングを、リード勾配波形の以前
に使用されていない部分で実施する。別の利点は、列デ
ータの補間を必要としないことである。更なる利点は、
選定された補間プロシジャーのために、エラーもしくは
ぼやけを限定されたイメージに導入しないことである。
別の利点は、所望の検査領域により適切に対応する方形
のイメージ行列をつくることができるということであ
る。更なる利点は、k−空間サンプリング密度補正が不
要であるということである。
【0066】別の利点は、本方法がフーリエ再構成と同
じくらい計算効率が良いということである。別の利点
は、イメージ品質が改善されるということである。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明に従う磁気共鳴イメージングシステム
の概略図である。
【図1B】本発明に従う磁気共鳴イメージングシステム
の概略図である。
【図2】好ましいマルチショットEPIイメージングシ
ーケンスの信号繰り返し時間TRの概略図である。
【図3】k−空間中の好ましい軌線の概略図である。
【図4】最大k−空間ステップの大きさで、線形拡張を
有するk−空間軌線の概略図である。
【図5】本発明の代替の実施例の一部の概略図である。
【図6】本発明の別の実施例の一部の概略図である。
【符号の説明】 10 磁気共鳴イメージングシステム 12 主磁場制御 14 超伝導磁石もしくは抵抗磁石 16 検査領域 20 勾配パルス増幅器 22 勾配磁場コイル 24 デジタル無線周波数送信機 26 全身RFコイル 30 挿入可能な頭部コイル 32 ローカル勾配コイル 34 ローカル無線周波数コイル 36 RFスクリーン 38 受信器 40 シーケンス制御回路 42 アナログ−デジタル変換器 80 低域フィルタ 82 ソーター 841 、842 、84p エコーデータメモリ 86 データ配列ジェネレータ 88 配列メモリ 90 代数的な再構成行列プロセッサ 92、106、116、120、186、286 メモ
リ 94 勾配軌線メモリ 96 A行列ジェネレータ 100 D行列ジェネレータ 108 H行列ジェネレータ 110 H行列インバータ 112 A行列転置プロセッサ 114、122、220 乗算プロセッサ 124、226、324 イメージメモリ 125、224、328 1次元列フーリエ変換プロセ
ッサ 126、228、326 ビデオプロセッサ 130、230、330 ビデオモニター 170 ゼロ挿入プロセッサ 52、56、58、72 磁場勾配パルス 54 励起パルス 60、66 負極性リード勾配部分 62、68 正極性リード勾配部分 64、70 勾配エコー 74 位相をずらすルーチン 76 位相解除勾配 150、152、154、156、158、160 k
−空間セグメント 172 k−空間軌線 174、176 k−空間軌線拡張 322 代数行列フィルタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査領域中(16)に一時的に一定の磁
    場をつくる磁石(14)と、 検査領域中で、磁気ダイポールを励起する無線周波数パ
    ルスコントローラ(40)及び送信機(24)と、 空間的に、エンコードされた無線周波数磁気共鳴信号
    (64、70)をつくるように、検査領域中に、磁場勾
    配パルス(52、56、58、72)をつくる勾配磁場
    コイル(22)及び勾配磁場コントローラ(40)と、 無線周波数磁気共鳴信号を受信し、復調して、一連のデ
    ータラインをつくる受信器(26、38)と、 再構成されたイメージ表現を記憶するためのイメージメ
    モリ(125)と、 1連のデータラインに関する演算のために、代数的な再
    構成行列をつくり、少なくとも部分的に、データライン
    を、再構成されたイメージ表現に再構成する代数的な再
    構成プロセッサ(90)とを含む磁気共鳴ジメージング
    システム(10)。
  2. 【請求項2】 代数的な再構成プロセッサは、事前に選
    定された磁場勾配パルスを表すk−空間軌線データを記
    憶するための勾配軌線メモリ(94)を含む請求項1に
    記載の磁気共鳴イメージングシステム。
  3. 【請求項3】 代数的な再構成プロセッサは更に、k−
    空間軌線データに基づいて、行列AをつくるためのA行
    列ジェネレータ(96)と、 一連のデータラインを、再構成されたイメージ表現に変
    換する際に使用される行列Aを転置するためのA行列転
    置プロセッサ(112)と、 k−空間軌線データに基づく行列HをつくるためのH行
    列ジェネレータ(108)と、 特異値分解によって、行列Hを反転するためのH行列イ
    ンバータ(110)とを含み、反転された行列Hは、一
    連のデータラインを、再構成されたイメージ表現に変換
    する際に使用されるような請求項2に記載の磁気共鳴イ
    メージングシステム。
  4. 【請求項4】 一連のデータラインで乗算されて、再構
    成されたイメージ表現を形成する代数的な再構成行列を
    つくるために、反転されたH行列、転置行列A、対角行
    列を乗算する乗算プロセッサ(122)を更に含む請求
    項3に記載の磁気共鳴イメージングシステム。
  5. 【請求項5】 代数再構成プロセッサは、1方向に、ラ
    イン毎に、一連のデータラインを代数的にフィルタする
    ための代数行列フィルタ(322)、直交方向に、フィ
    ルタされたデータラインを、再構成されたイメージ表現
    に変換するための1次元逆フーリエ変換プロセッサ(3
    28)を含む請求項1から請求項4のいずれかに記載の
    磁気共鳴イメージングシステム。
  6. 【請求項6】 検査領域(16)において、磁気ダイポ
    ールで、磁気共鳴を励起し、 磁気ダイポールを誘導して、複数の無線周波数磁気共鳴
    信号(64、70)を形成し、 時間変化するリード勾配(58)の存在下で、リード軸
    に沿って、信号を読み出して、出力イメージ表現に再構
    成するための一連のデータライン(88)を形成し、 リード勾配のk−空間軌線に応じて変化する代数的な再
    構成行列(120)をつくる(90)ステップと、 一連のデータラインを受信する(38)ステップと、 一連のデータライン(88)に関して、代数的な再構成
    行列(120)で演算し(122)、少なくとも部分的
    に出力イメージ表現(124)を形成するステップとを
    含む磁気共鳴イメージング方法。
  7. 【請求項7】 代数的な再構成行列をつくるステップ
    は、事前に選定されたリード磁場勾配パルスを表すk−
    空間軌線データを記憶する(94)ことを含む請求項6
    に記載の方法。
  8. 【請求項8】 代数的な再構成行列をつくるステップは
    更に、リード勾配のk−空間軌線データを表す係数の行
    列Aをつくり(96)、行列Aを転置し(112)、k
    −空間軌線の1関数である行列Hをつくり(108)、
    特異値分解によって、行列Hを反転し(110)、実数
    の対角行列をつくる(100)ことを含む請求項7に記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 演算のステップは、行列Hの逆行列、行
    列Aの転置行列、代数的な再構成行列をつくる対角行列
    を乗算する(114)ことを含む請求項8に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 演算のステップは、一連のデータライ
    ンを、ライン毎に、代数行列フィルタを通してフィルタ
    し(322)、フィルタされたデータラインを、出力イ
    メージ表現に1次元列逆フーリエ変換する(328)こ
    とを含む請求項7から請求項9のいずれかに記載の方
    法。
JP10144973A 1997-04-17 1998-04-17 イメージングのための装置及び方法 Pending JPH1170095A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/840,964 US6043652A (en) 1997-04-17 1997-04-17 Alternative reconstruction method for non-equidistant k-space data
US08/840964 1997-04-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1170095A true JPH1170095A (ja) 1999-03-16

Family

ID=25283684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10144973A Pending JPH1170095A (ja) 1997-04-17 1998-04-17 イメージングのための装置及び方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6043652A (ja)
EP (1) EP0889330A1 (ja)
JP (1) JPH1170095A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014184146A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Siemens Aktiengesellschaft 複数の磁気共鳴画像の決定方法および磁気共鳴装置
KR20180131914A (ko) * 2017-06-01 2018-12-11 한국전자통신연구원 영상 시스템 및 이를 이용한 영상 재구성 방법

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999053440A2 (en) * 1998-04-14 1999-10-21 Ge Medical Systems Mr Israel Algebraic reconstruction of images from non-equidistant data
US6748098B1 (en) * 1998-04-14 2004-06-08 General Electric Company Algebraic reconstruction of images from non-equidistant data
US6664980B2 (en) * 1999-02-26 2003-12-16 Accenture Llp Visual navigation utilizing web technology
US6529002B1 (en) * 2000-08-31 2003-03-04 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University High order shimming of MRI magnetic fields using regularization
DE10044424C2 (de) * 2000-09-08 2002-12-05 Siemens Ag Verfahren zum Betreiben eines Kernspintomographiegerätes, wobei ein ortsaufgelöster Navigatorstab zur Positionsüberwachung eines zu untersuchenden Objektes gewonnen wird
JP2002162599A (ja) * 2000-11-24 2002-06-07 Sony Corp 立体画像表示装置
US7277597B2 (en) * 2003-06-17 2007-10-02 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Partial k-space reconstruction for radial k-space trajectories in magnetic resonance imaging
US7049545B2 (en) 2003-09-23 2006-05-23 Illinois Tool Works Inc. MIG welding machine having 115V inverter
US7230424B1 (en) * 2005-06-17 2007-06-12 Fonar Corporation Magnetic resonance imaging
US7916144B2 (en) * 2005-07-13 2011-03-29 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. High speed image reconstruction for k-space trajectory data using graphic processing unit (GPU)
TWI329283B (en) * 2007-06-26 2010-08-21 Ind Tech Res Inst Data eauidistant-mapping method and computer system using the same
WO2009067691A1 (en) * 2007-11-21 2009-05-28 Brigham And Women's Hospital, Inc. K-space sample density compensation for magnetic resonance image reconstruction
US20100011041A1 (en) * 2008-07-11 2010-01-14 James Vannucci Device and method for determining signals
DE102008047218B4 (de) * 2008-09-15 2010-08-19 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Erstellung von MR-Bildern mittels einer Magnetresonanzanlage sowie entsprechend ausgestaltete Magnetresonanzanlage
US9041393B2 (en) * 2009-07-24 2015-05-26 Syntheticmr Ab Interleaved single magnetic resonance sequence for MR quantification
CN102654568A (zh) * 2011-03-01 2012-09-05 西门子公司 用来确定对于磁共振成像的激励参数的方法和装置
KR101253024B1 (ko) * 2011-05-06 2013-04-16 연세대학교 산학협력단 자기공명영상을 이용한 삼차원 영상 복원장치 및 방법
RU2509364C2 (ru) * 2012-05-15 2014-03-10 Федеральное государственное унитарное предприятие "Государственный научно-исследовательский институт авиационных систем" Способ формирования целочисленных ортогональных декоррелирующих матриц заданных размеров и устройство для его осуществления
WO2018050306A1 (en) * 2016-09-13 2018-03-22 Universiteit Gent Nmr spectroscopic chemical-shift imaging

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1596160A (en) * 1976-12-15 1981-08-19 Nat Res Dev Nuclear magnetic resonance apparatus and methods
DE3271562D1 (en) * 1981-09-21 1986-07-10 Peter Mansfield Nuclear magnetic resonance methods
US4639671A (en) * 1983-05-31 1987-01-27 General Electric Company Simultaneous NMR imaging system
US4591789A (en) * 1983-12-23 1986-05-27 General Electric Company Method for correcting image distortion due to gradient nonuniformity
US4678996A (en) * 1985-05-07 1987-07-07 Picker International, Inc. Magnetic resonance imaging method
US4716368A (en) * 1985-08-09 1987-12-29 Picker International, Inc. Magnetic resonance reconstruction and scanning techniques using known information, constraints, and symmetry relations
JPS6289176A (ja) * 1985-10-15 1987-04-23 Mitsubishi Electric Corp 核磁気共鳴画像の補間拡大方法
DE4003547C2 (de) * 1989-02-24 1999-10-07 Siemens Ag Abtastung von Kernresonanzsignalen bei allgemeinen Gradientenformen
US4982162A (en) * 1989-07-14 1991-01-01 Advanced Nmr Systems, Inc. Method for reconstructing MRI signals resulting from time-varying gradients
US5073752A (en) * 1990-04-19 1991-12-17 Picker International, Inc. Discrete fourier transform imaging
JPH05146420A (ja) * 1991-11-27 1993-06-15 Toshiba Corp Mri高分解能再構成法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014184146A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Siemens Aktiengesellschaft 複数の磁気共鳴画像の決定方法および磁気共鳴装置
KR20180131914A (ko) * 2017-06-01 2018-12-11 한국전자통신연구원 영상 시스템 및 이를 이용한 영상 재구성 방법

Also Published As

Publication number Publication date
EP0889330A1 (en) 1999-01-07
US6043652A (en) 2000-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1170095A (ja) イメージングのための装置及び方法
Twieg The k‐trajectory formulation of the NMR imaging process with applications in analysis and synthesis of imaging methods
Sutton et al. Fast, iterative image reconstruction for MRI in the presence of field inhomogeneities
JP3544782B2 (ja) 磁気共鳴診断装置
JP3734086B2 (ja) 核磁気共鳴イメージング装置
US10401456B2 (en) Parallel MR imaging with Nyquist ghost correction for EPI
US5825185A (en) Method for magnetic resonance spin echo scan calibration and reconstruction
EP0329299B1 (en) Magnetic resonance imaging methods and apparatus
US4740748A (en) Method of high-speed magnetic resonance imaging
JP3850495B2 (ja) Nmrデータから画像を生成する方法及び装置
JPH1040365A (ja) 磁気共鳴映像法および装置
EP2610632A1 (en) MRI with Dixon-type water/fat separation and prior knowledge about inhomogeneity of the main magnetic field
EP0627633A1 (en) Method and apparatus for magnetic resonance imaging
US4818942A (en) Method of high-speed magnetic resonance imaging employing continuous wave readout gradient
US6975751B2 (en) Method and apparatus for reconstruction of non-uniformly sampled data
WO2004111672A1 (en) Mr imaging with sensitivity encoding in the readout direction
CN113030813B (zh) 一种磁共振t2定量成像方法及系统
US4853635A (en) Method of reconstructing a nuclear magnetization distribution from a partial magnetic resonance measurement
JP2019535435A (ja) プロペラmrイメージング
Gutierrez et al. Reducing the complexity of model-based MRI reconstructions via sparsification
EP3702800A1 (en) Epi mr imaging with distortion correction
US6573714B1 (en) Method and apparatus for spatial encoding using pseudo-fourier imaging
Dang et al. Joint MR sequence optimization beats pure neural network approaches for spin-echo MRI super-resolution
JP4901031B2 (ja) 位相矛盾検出方法および装置、位相矛盾解消方法および装置、並びに、磁気共鳴撮影装置
Aamir et al. GROG-pCS: GRAPPA Operator Gridding with CS-based p-thresholding for Under-sampled Radially Encoded MRI