JPH1169457A - 移動通信情報伝送方法 - Google Patents

移動通信情報伝送方法

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JPH1169457A
JPH1169457A JP23187897A JP23187897A JPH1169457A JP H1169457 A JPH1169457 A JP H1169457A JP 23187897 A JP23187897 A JP 23187897A JP 23187897 A JP23187897 A JP 23187897A JP H1169457 A JPH1169457 A JP H1169457A
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斉 高梨
Hidetoshi Kayama
英俊 加山
Masataka Iizuka
正孝 飯塚
Masahiro Morikura
正博 守倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動通信において、処理装置による処理結果
を確実に効率よく移動局に伝送する。 【解決手段】 移動局は処理の指示に際し、その移動局
の識別子と処理結果を伝送する無線基地局の指定を行
い、処理結果はその無線基地局に記憶しておき、移動局
がその無線基地局のエリアに入ったときに処理結果を移
動局に伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信におい
て、無線回線が不安定で激しく変化するので、必要なデ
ータを無線回線が安定しているときに短時間で伝送を行
うシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、移動通信は移動局の移動に伴
い無線回線の状態が激しく変化し、安定な通信が持続で
きないので、データベースの検索、データを用いた計
算、処理など通信を開始してから必要な結果を得られる
までに時間がかかる通信ではその結果を待つまでの間に
通信回線が切断されてしまうことがあった。この、不安
定な無線回線の欠点を補うために、処理内容の指示を処
理装置へ依頼し、一定時間経過後、その結果を処理装置
へ移動局から問い合わせたり、処理装置が処理が終わっ
た時点でその移動局を呼び出し、回線を確立して、処理
結果をその移動局へ伝送していた。
【0003】しかし、この方法でも、一例として、図1
2に示すように、処理を依頼する移動局が無線基地局1
を介して処理装置へ処理を依頼し、処理装置で処理を行
い、処理が終わった後に、移動局が無線基地局2のエリ
アに入り位置登録、リンク確立(回線確立)、処理結果
伝送からリンク開放までの一連の処理を行うと、「移動
局と無線基地局2」のリンクを確立した状態で「無線基
地局2と処理装置」とのリンクも確立して、しかも、処
理結果をこれらの2リンクに渡り伝送するため、伝送区
間が2つになり時間がかかっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】移動局と無線基地局と
の回線が安定していることはほとんどなく、従来技術に
示されるような処理中には無線回線を切断して、処理後
に再び無線回線を確立する方法が採られてきたが、無線
回線を確立した時は安定して通信が行えたとしても、処
理装置からデータを伝送している間に無線回線が不安定
になってしまうこともあった。また、処理終了後に処理
装置から移動局を呼び出しても、移動局が必ずしもある
無線基地局の圏内にいるとは限らず、またたとえ圏内に
いたとしても処理結果を処理装置から移動局へ伝送する
間に無線回線が切断されてしまうことがあるという問題
があった。特に、無線基地局がカバーするエリアが連続
していない場合に、通信中に移動局が通信可能でないエ
リアに移動する可能性が高くなるのでこの問題は顕著と
なる。
【0005】そこで、本発明の目的は、このような移動
通信において、処理結果を確実にかつ効率よく移動局へ
伝送する方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1に示すように、受け
取りたい処理結果を移動局が移動した先の無線基地局に
蓄積しておく。このようにすることで、移動局がその無
線基地局と通信が出来るエリアに入ると直ちにその処理
結果を受け取ることが出来る。例えば、新幹線で東京駅
から新大阪駅へ移動する際に、東京駅発車前に同図左上
の無線基地局(AP−1)経由で処理の指示を行い、途
中の名古屋に停車したときに、同図左下の無線基地局
(AP−2)に蓄積してあった処理結果を受信する。新
幹線の路線全てを無線通信可能なエリアとすることは経
済的にだけではなく、技術的にも困難である。これは、
高速で移動している移動体との通信は通信中の伝搬路の
変動が非常に激しいからである。そこで、この例のよう
に、名古屋駅で停車した際に、その停車時間がたとえ短
時間であっても処理結果が無線基地局に蓄積してあるの
で受信することが可能となる。処理結果のデータ量が少
なければ、通過時にスピードを落とす途中の小田原駅な
どへデータを蓄積しておくことも可能である。このほ
か、車で東名高速を移動している途中のサービスエリア
で処理の指示を行い、先のサービスエリアで処理結果を
受け取ることも出来る。このように、無線通信の行える
エリアが不連続であっても、ある無線基地局の圏内にな
るところが短時間でもあれば、必要な処理の指示を与え
ることでそれに対する処理結果を受け取ることができ
る。
【0007】実際の信号の流れは、図2に示すように、
移動中にある基地局AP−1で処理装置へ処理の指示を
行う(1)。処理装置は、その依頼に応じて計算を行っ
たり、それにLANが接続されている場合には、そのL
AN内のデータベースなどへ必要に応じて検索を行った
り、インターネットで接続されているあらゆるデータを
検索する(2)/(3)。それらの全ての必要な処理が
終了した時点で、その処理結果を先の移動局が移動して
いる、或いは移動する無線基地局AP−2へ伝送し、蓄
積しておく(4)。このようにすることで、処理結果を
確実に移動局へ伝送することが出来るようになる。
【0008】また、処理結果は一般にデータであるの
で、伝送誤りが許容されない。そこで、誤り再送制御を
行いエラーフリーを補償する。この際に、誤りは無線回
線で多く発生し、有線を用いたネットワークではほとん
ど発生しない。また、伝搬遅延は距離が長い有線区間が
支配的となるという特徴がある。このため、誤り再送制
御を処理装置と移動局の間で行うと、その両者間の伝搬
遅延が長く、かつ無線回線があるため誤りが多くなって
しまう。このため、本発明では誤り再送制御を「処理装
置と無線基地局」、「無線基地局と移動局」の2区間に
分けて行うことにより、効率よい誤り制御が行える。以
下に、請求項毎の詳細な課題解決手段を示す。
【0009】移動局が、処理結果を伝送し蓄積しておく
無線基地局を指定することで処理装置は処理結果をその
指定された無線基地局へ伝送しておき、移動局がその無
線基地局のカバーするエリアに入ったときに、直ちにそ
の処理結果を受け取ることが出来る。移動局は処理結果
を受け取るときに処理装置までの回線を確立(リンク確
立)する必要がないので、短時間に多くのデータ(処理
結果)を受信することが出来る。処理に要する時間が明
らかであるときに特に有効である(請求項1)。
【0010】また、処理装置で処理が終わった時点で、
移動局の位置を、移動管理データベースに問い合わせ、
その基地局へ処理結果を伝送し、一時的に蓄積し、直ち
にその移動局へデータを伝送することで、処理結果を確
実にかつ短時間に移動局へ伝送することができる(請求
項2)。ただし、処理装置から無線基地局へ処理結果を
伝送する間に移動局がその無線基地局の圏外へ移動して
しまうこともあるので、処理装置では、処理結果を無線
基地局へ伝送した後も、その処理結果を蓄積しておき、
その無線基地局が移動局へ処理結果を伝送できなかった
場合に、その旨を処理装置へ通知し、処理装置が再び、
処理結果を移動局の移動先の無線基地局へ伝送すること
により、処理結果の伝送をより確実にする(請求項
5)。
【0011】また、移動局が移動する予定を処理装置へ
通知することにより、処理装置はその通知された移動予
定から、必要な処理が終了した時点で、通信が可能とな
ることが予測される基地局へ処理結果を伝送し蓄積して
おくことで、処理装置で処理に必要な時間が不確定であ
っても、確実に、短時間で処理結果を移動局へ伝送でき
る(請求項3、4)。
【0012】また、無線基地局のカバーするエリアが不
連続の場合には、移動局が長時間に渡り通信が出来ない
場合があるので、移動局宛のメッセージを蓄積するメッ
セージ蓄積データベースへメッセージを蓄積しておき、
処理装置が処理結果を無線基地局へ伝送するに先立ち、
そのメッセージの有無を確認し、ある場合にはそのメッ
セージを取り出し、処理結果と共に無線基地局へ伝送す
る(請求項9)。
【0013】以上のように、処理結果を適当な無線基地
局へ、移動局に先回りして伝送しておくことで、処理結
果の伝送が無線基地局と移動局との間の回線で行われる
ので、回線を処理装置まで確立する必要がないので、移
動局が不安定な無線回線を確立している時間が大幅に短
縮でき、必要な処理結果を確実に受信できることが出来
るようになる。
【0014】更に、移動局がいるはずの無線基地局へ処
理結果を伝送しても、電池が終わってしまったり、電源
を切っていたり、或いは他の無線基地局のエリアに位置
登録をしていなくとも、その無線基地局の圏外へ移動し
てしまったりする事を考慮して、無線基地局で不要とな
った蓄積情報は破棄する(請求項6)。
【0015】また、処理結果の伝送時間は本発明により
大幅に短縮できるが、それでも途中で移動に伴い圏外へ
出てしまうことがあるので、その際に、それまで移動局
が通信を行っていた無線基地局の周辺の無線基地局へ処
理結果を伝送することによって、移動局が周辺の1つの
基地局の圏内に入り次第直ちに処理結果を受信できるよ
うにする(請求項7、8)。
【0016】
【発明の実施の形態】図3に本発明1の第一実施例を示
す。移動局はその時点でいる場所をカバーする無線基地
局があることを、無線基地局が送信する制御信号から知
る。この制御信号にはそこをカバーする無線基地局の識
別子が含まれ、その無線基地局を移動局が識別できる。
これは、その移動局が通信を正しく行える無線基地局で
あるか否かを判定するのに用いる。
【0017】移動局がいる場所をカバーする無線基地局
が無線基地局1であることを知った移動局はその無線基
地局1へ無線回線を確立し、処理依頼を無線基地局へ移
動局の識別子と共に伝送する。更に、無線基地局はその
処理依頼を処理装置へ伝送する。処理装置では、その依
頼に応じた処理を行い、処理が終了した時点で移動局が
処理の指示を行った際に通知した、ある時間に対する場
所の情報からなる移動予定から、その時点で移動局がい
る、或いはその時点の直後に移動すると予定される無線
基地局2への回線を確立し、処理結果を伝送する。処理
結果を受け取った無線基地局2は、その処理結果を蓄積
しておき、移動局がその無線基地局の圏内に入り、位置
登録信号を送信してきたことを移動局の識別子から知
り、その位置登録信号を受信後、直ちに無線回線を確立
し、蓄積しておいた処理結果を移動局へ伝送する。ここ
での移動予定は、例えば、移動局が乗る電車など移動予
定の確率が高い場合に特に有効となる。処理が終わった
時点で次にその電車が停車する駅等の無線基地局へ処理
結果を伝送しておくことで、停車時は通信が安定するの
で移動局は処理結果を確実に受信できる。
【0018】図4に本発明2の第一実施例を示す。移動
局がいる場所をカバーする無線基地局1へ無線回線を確
立し、処理依頼を無線基地局へ伝送する。更に、無線基
地局はその処理依頼を処理装置へ伝送する。処理装置で
は、その依頼に応じた処理を行い、処理が終了した時点
で移動管理データベースへ登録されている移動局の位置
情報を問い合わせ、その位置情報に示される無線基地局
3へ回線を確立し、処理結果を伝送する。処理結果を受
け取った基地局は、直ちに移動局を呼び出し、処理結果
を移動局へ伝送する。ここの例では移動局は無線基地局
2の圏内に一度はいるが、その圏内にいる間に処理が終
わらないので、そこでは処理結果を受け取れない。その
後、無線基地局3の圏内にいる間に処理が終わり処理結
果を受信できている。
【0019】図5に本発明3の第一実施例を示す。移動
局がいる場所をカバーする無線基地局1へ無線回線を確
立し、処理依頼と移動予定として、徒歩、自動車、電車
等の移動の手段及び道順、電車であればその路線を移動
予定経路としてこれらの情報を無線基地局1へ伝送す
る。更に、無線基地局1はその処理依頼と移動予定を処
理装置へ伝送する。処理装置では、その依頼に応じた処
理を行い、処理が終了した時点で、移動局から通知され
た移動予定から、その処理が終わった時間に移動局がい
る、或いは移動局がまもなく移動することが予定されて
いる無線基地局2へ処理結果を伝送する。無線基地局2
は、移動局から位置登録の信号が送られてきたら直ち
に、回線を確立し、処理結果を移動局へ伝送する。
【0020】図6に本発明4及び9の第一実施例を示
す。移動局がいる場所をカバーする無線基地局1へ無線
回線を確立し、処理依頼と移動予定を無線基地局へ伝送
する。更に、無線基地局1はその処理依頼と移動予定を
処理装置へ伝送する。処理装置では、その依頼に応じた
処理を行い、処理が終了した時点で、移動局から通知さ
れた移動予定を交通情報から修正して、その時点で移動
局がいる、或いは移動局がまもなく移動することが予測
されている無線基地局2へ処理結果を伝送する。この予
測は移動管理データベースによって行われる。移動管理
データベースは、移動局から通知された移動予定をもと
に、処理装置から、移動局の位置の問い合わせがあった
時点の位置を、移動局が用いる交通手段に関する交通情
報を用いて予測する。この交通情報は、移動局が車によ
る移動の場合には道路交通情報を用い、鉄道による場合
には、鉄道の運行状況をもとに移動位置を予測する。無
線基地局2は、移動局から位置登録の信号が送られてき
たら直ちに、回線を確立し、処理結果を移動局へ伝送す
る。
【0021】また、移動局が無線基地局と通信できるエ
リア外(圏外)にいる場合に、他者からのメッセージを
蓄積しておくことにより、他者との通信を仲介すること
ができ、通信の利便性の向上が図れる。この機能を実現
するのが、同図中のメッセージ蓄積データベースであ
る。移動局と通信を行いたいが、移動局が圏外であるた
めに通信が出来ない状態であればこのメッセージ蓄積デ
ータベースへメッセージを残す。処理結果を処理装置か
ら無線基地局2へ伝送するのに先立ち、メッセージ蓄積
データベースへ、その移動局宛のメッセージの有無を確
認して、ある場合には処理結果と共に伝送する。
【0022】図7に本発明5の第一実施例を示す。処理
が終了し、その時点での移動局の位置を移動管理データ
ベースへ問い合わせ、予測された無線基地局2へその処
理結果を送り、それを蓄積している無線基地局2で、移
動予定が変わった等の理由でこの予測が正しく行われな
かったため、無線基地局2で蓄積を開始してから、ある
一定時間経過しても、該当する移動局がその無線基地局
2の圏内へ入らず、処理結果を移動局へ伝送できない場
合には、その無線基地局2で蓄積している処理結果を廃
棄すると共に、その旨を無線基地局2から処理装置へ通
知し、処理装置は再び該当移動局がいる位置を移動管理
データベースへ問い合わせし直して、その無線基地局3
へ処理結果を伝送する。処理装置では、無線基地局3へ
処理結果を伝送した後、予め定めた時間内に、無線基地
局3から処理結果廃棄通知が無ければ、蓄積しておいた
処理結果が移動局へ伝送されたとみなし、処理結果を廃
棄する。これにより、処理装置での無駄な蓄積を避ける
ことが出来る。
【0023】図8に本発明6の第一実施例を示す。処理
が終了し、その時刻に移動局がいると考えられる無線基
地局1〜3へ処理結果を伝送する。ここで、無線基地局
1は移動局から通知された移動予定から移動局がその時
点でいると予測される基地局、無線基地局2及び3は無
線基地局1に接する或いは隣接する無線基地局である。
それぞれの無線基地局では、その受信した処理結果を蓄
積し、蓄積時間を計測する。蓄積時間が一定時間を経過
した場合には蓄積している処理結果を破棄する。この実
施例では、移動局が無線基地局2の圏内に入り、無線基
地局2から処理結果を受信している。他の無線基地局1
及び3は、タイマーで計測している時間が満了すると蓄
積処理結果を破棄する。また、無線基地局2では、移動
局に処理結果を伝送した後に処理結果を破棄する。この
ように移動局が指定或いは処理装置へ通知した移動予定
が多少変わっても、周辺の無線基地局からでも処理結果
を受け取ることが出来る。
【0024】図9に本発明7の第一実施例を示す。処理
が終了し、その時刻に移動局がいると考えられる無線基
地局1へ処理結果を伝送する。無線基地局1では、受信
した処理結果を蓄積する。この実施例では、移動局が無
線基地局1の圏内に入り、無線基地局1から処理結果を
受信している。処理結果を伝送している途中で無線基地
局1の圏外へ移動してしまったため、伝送が完了してい
ないので無線基地局1は処理装置へ、伝送不完了の旨通
知する。処理装置では、その通知を受けて、他の無線基
地局2を移動局が移動すると予測し、無線基地局2へ処
理結果を伝送する。移動局は無線基地局2の圏内に入り
処理結果を受け取る。ここでは、先に受け取った処理結
果の一部は全て破棄し、最初から処理結果を受信し直す
ので、伝送状況の管理が、「不完了」と「完了」の2状
態だけになるので処理装置と移動局での処理結果の管理
が簡単になる。
【0025】図10に本発明8の第一実施例を示す。処
理が終了し、その時刻に移動局がいると考えられる無線
基地局1へ処理結果を伝送する。無線基地局1では、受
信した処理結果を蓄積する。この実施例では、移動局が
無線基地局1の圏内に入り、無線基地局2から処理結果
を受信している。処理結果を伝送している途中で移動局
が無線基地局1の圏外へ移動してしまったため、伝送が
完了していない。そこで、無線基地局1は処理装置へ、
処理結果の伝送がどこまで完了したかを通知する。処理
装置では、その通知を受けて、移動予定から無線基地局
2のエリアへ移動局が移動すると予測し、移動局への伝
送が未完了の部分の処理結果を無線基地局2へ伝送す
る。移動局は無線基地局2の圏内に入り処理結果を受け
取る。ここでは、先に受け取った処理結果はそのまま記
憶しておくので、それを再送する必要がなく、短時間で
残りの処理結果を伝送することが出来る。この実施例で
は無線基地局1の周辺の無線基地局は無線基地局2だけ
の例であるが、複数ある場合にはそれら全ての無線基地
局へ伝送未完了の部分の処理結果を伝送し、移動局がそ
れらの無線基地局のいずれかの圏内に入れば残りの処理
結果を受信できる。
【0026】図11に、本発明の効果を確認するための
計算結果を示す。ここでは、無線回線の接続時間が長い
ほど、その回線を保持する確率が指数関数で低減し、位
置登録、リンク確立などの制御にそれぞれ、0.1秒か
かると仮定して、従来技術と本発明での処理結果伝送時
間の差により変わる、処理結果伝送の不完了率の比を算
出した。処理結果の伝送時間が短いほど本発明の効果が
大きいが、処理結果伝送に20秒かかっても不完了率が
37%程度改善されていることが分かる。
【0027】尚、ここでの評価では処理結果の伝送時間
は有線ネットワークと無線回線とで同じと仮定した。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように、移動無線通信を
行うシステムにおいて時間のかかる処理を処理装置に依
頼し、処理が終わった時点で再び移動局と処理装置との
間で回線を確立して処理結果を移動局が得るシステムに
本発明を適用することで、従来技術に比して、短い無線
回線の接続時間で必要な処理結果を受け取ることが出来
るので、効率よく確実に目的の結果を得られる。また、
同時に誤り制御(再送制御)も効率よく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の背景と、基本的なアイデアを説明する
図である。
【図2】本発明での信号の流れを説明する図でAP−1
は処理の指示をするときに移動局が属している基地局、
AP−2は処理結果を受け取るときに移動局が属してい
る基地局である。
【図3】本発明1の第一実施例である。
【図4】本発明2の第一実施例である。
【図5】本発明3の第一実施例である。
【図6】本発明4及び6の第一実施例である。
【図7】本発明5の第一実施例である。
【図8】本発明7の第一実施例である。
【図9】本発明8の第一実施例である。
【図10】本発明9の第一実施例である。
【図11】本発明の効果を説明する図である。
【図12】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
AP−1、AP−2 無線基地局
フロントページの続き (72)発明者 守倉 正博 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された複数の無線基
    地局及びそれらと無線通信を行う1つ以上の移動局、ネ
    ットワークに接続され、移動局の指示により情報の処理
    を行う処理装置からなり、 無線基地局は移動局へその無線基地局の通信可能エリア
    内であることを通知するための制御信号の送信をその無
    線基地局の識別子と共に連続的或いは間欠的に行うシス
    テムにおいて、 移動局は処理の指示を行う際にその移動局の識別子の通
    知をその処理装置へ行い、 移動局が前記処理装置に対する処理の指示に処理した結
    果を伝送する無線基地局の指定に関する情報を含め、 処理装置は処理結果を移動局により指定された無線基地
    局へ移動局の識別子と共に伝送し、 指定された無線基地局では伝送されてきた処理結果を記
    憶装置へ移動局の識別子と共に記憶し、 前記移動局は指定した無線基地局と無線通信が可能な場
    所へ移動したときにそれを無線基地局が送信する前記制
    御信号により検出し、 その移動局はその無線基地局へ通信が可能なエリアに入
    ったことをその移動局の識別子と共に通知し、 その基地局で処理結果が蓄積されている場合にはその無
    線基地局と移動局との間で直ちにその処理結果を伝送す
    るための無線チャネルを確立し、処理結果をその確立し
    た無線チャネルを用いて無線基地局から移動局へ伝送す
    ることを特徴とする、移動通信情報伝送方法。
  2. 【請求項2】 移動局は着信を行うために通信可能な無
    線基地局がある場合には、その無線基地局を処理した結
    果を伝送する無線基地局として、その無線基地局へその
    無線基地局の圏内である旨をネットワークに接続された
    移動局の位置を管理する移動管理データベースへ移動の
    度毎に通知し、 データベースではその位置情報を記憶し、 処理装置は処理が終了した時点でその指示をした移動局
    の位置情報をその移動管理データベースへ問い合わせ、 処理装置はその問い合わせ結果から移動局が通信可能な
    無線基地局へ処理結果とその移動局の識別子を伝送す
    る、 ことを特徴とする請求項1記載の移動通信情報伝送方
    法。
  3. 【請求項3】 処理した結果を伝送する無線基地局の指
    定に関する情報が処理の指示を処理装置へ行う際に移動
    予定経路とその移動手段であり、 処理装置は処理が終わった際に先に通知された移動予定
    経路とその通知からの経過時間から移動局の位置を予測
    し、 その予測位置に近くかつその時刻以降にその移動局が通
    過することが予想される場所が圏内となる無線基地局へ
    前記処理結果をその移動局の識別子と共に伝送する、 ことを特徴とする請求項1記載の移動通信情報伝送方
    法。
  4. 【請求項4】 処理装置が処理が終わった際に先に通知
    された移動予定経路とその通知からの経過時間から移動
    局の位置を予測するに先立ち、交通状況を管理するデー
    タベースへ交通情報を問い合わせ、その交通情報と予定
    経路から移動局の位置を予測する、 ことを特徴とする請求項3記載の移動通信情報伝送方
    法。
  5. 【請求項5】 処理装置は処理結果を伝送すべき無線基
    地局へ伝送した後も処理結果を保存し、 処理結果を蓄積している無線基地局では、 処理結果を蓄積してからの経過時間を計測し、 その計測結果が予め定められた時間を経過したときはそ
    の蓄積情報を破棄し、 破棄した旨を処理装置へ通知し、 上記経過時間をリセットし、 処理装置はその時間において請求項1〜4で示す移動局
    の位置情報により示される無線基地局へ処理結果を伝送
    する、 ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかひとつに記載
    の移動通信情報伝送方法。
  6. 【請求項6】 移動局が指定した無線基地局またはその
    移動局の存在が予測される無線基地局の他にその無線基
    地局の周辺の無線基地局へも前記処理結果をその移動局
    の識別子と共に伝送し、 その処理結果と移動局の識別子を受信し蓄積している無
    線基地局で受信してからの経過時間を測定し、 予め定めた一定時間経過してもその移動局がその無線基
    地局と通信できる圏内に入らずに処理結果を受け取らな
    かった場合にはその蓄積している処理結果を破棄する、 ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかひとつに記載
    の移動通信情報伝送方法。
  7. 【請求項7】 移動局が処理結果を無線基地局から受信
    している間にその無線基地局と通信できる圏内から圏外
    へ移動した場合に、 その旨を処理装置へ通知し、 処理装置はその通知を送ってきた無線基地局の周辺の無
    線基地局へ処理結果を伝送し、 それを受信した無線基地局でその処理結果を蓄積し、 移動局は次に圏内に入った無線基地局から再び全処理結
    果を受信する、 ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかひとつに記載
    の移動通信情報伝送方法。
  8. 【請求項8】 移動局が処理結果を無線基地局から受信
    している間にその無線基地局と通信できる圏内から圏外
    へ移動した場合に、 その旨と処理結果をどこまで伝送したかを処理装置へ通
    知し、 処理装置はその通知を送ってきた無線基地局の周辺の無
    線基地局へ移動局が未受信の処理結果を伝送し、 それを受信した無線基地局でその移動局が未受信の処理
    結果を蓄積し、 移動局は次に圏内に入った無線基地局から未受信の部分
    の処理結果を受信する、 ことを特徴とする請求項7に記載の移動通信情報伝送方
    法。
  9. 【請求項9】 移動局が全ての無線基地局の通信可能エ
    リア外であったときにその移動局宛のメッセージを一時
    的に蓄積しておくメッセージ蓄積データベースをネット
    ワークに接続しておき、 処理結果を無線基地局へ伝送するに先立ち、 その移動局宛のメッセージをそのメッセージ蓄積データ
    ベースから取り出し、 処理結果と共にその無線基地局へ伝送し蓄積する、 ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかひとつに記載
    の移動通信情報伝送方法。
  10. 【請求項10】 処理結果を、処理装置から無線基地局
    へ伝送する区間、及び無線基地局から移動局へ伝送する
    区間で、情報が誤りなく伝送されることを保証するため
    に誤り検出を行い、誤りが検出された場合には誤りが検
    出された区間のみで誤ったデータを再送することを特徴
    とする請求項1〜9のいずれかひとつに記載の移動通信
    情報伝送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7272361B2 (en) 1999-12-24 2007-09-18 Ntt Docomo, Inc. Method and device for transmitting burst signal in mobile communication system, information distribution method, and information distribution controller
CN102310120A (zh) * 2010-07-09 2012-01-11 重庆重锅锅炉有限公司 锅炉波形炉胆的热压成形方法

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