JPH1169195A - ディスプレイ装置 - Google Patents

ディスプレイ装置

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JPH1169195A
JPH1169195A JP22600197A JP22600197A JPH1169195A JP H1169195 A JPH1169195 A JP H1169195A JP 22600197 A JP22600197 A JP 22600197A JP 22600197 A JP22600197 A JP 22600197A JP H1169195 A JPH1169195 A JP H1169195A
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JP
Japan
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circuit
horizontal deflection
anode voltage
output
ray tube
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JP22600197A
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English (en)
Inventor
Makoto Onozawa
誠 小野澤
Yuzo Nishinaka
祐三 西中
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、アノード電圧の補正を電源電
圧制御回路で行った際、電源電圧制御回路と水平サイズ
制御回路との応答速度の差によって生じる画面歪を低減
することにある。 【解決手段】上記課題を解決するため、本発明のディス
プレイ装置では、陰極線管のアノード電圧を供給するア
ノード電圧供給回路を、陰極線管のビーム電流を検出す
るビーム電流検出回路と、ビーム電流検出回路に接続さ
れた時定数回路と、時定数回路に接続された電源電圧制
御回路と、電源電圧制御回路に接続されたフライバック
トランスを用いて形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管を用いた
テレビジョン受像機、コンピュータ端末用ディスプレイ
装置等のディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】陰極線管を用いた一般的なディスプレイ
装置においては、表示する画面の輝度変化により、画面
サイズの変動が生じる。
【0003】ここで、輝度変化により画面サイズの変動
が生じる一般的な原理について、簡単に説明する。
【0004】陰極線管において、輝度はフライバックト
ランスを介して陰極線管に流すビーム電流の大きさによ
って制御され、ビーム電流が大きくなるほど輝度は高く
なる。ビーム電流が大きくなると、フライバックトラン
スの出力インピーダンスによって生じる電圧降下が増加
し、陰極線管へ供給されるアノード電圧は低くなる。ア
ノード電圧が低下した場合、陰極線管のカソード電極か
ら放出された電子の速度は遅くなる。結果として、この
電子が陰極線管に装着された偏向ヨークを通過する時間
が長くなり、上記電子が偏向ヨークの偏向磁界の影響を
受けて、偏向される量が大きくなる。以上のことより、
輝度が高い場合においては、電子の偏向量が大きくなる
のに伴い、陰極線管の蛍光体の塗布面で走査される電子
ビームの走査量(=画面サイズ)も大きくなってしま
う。
【0005】反対に、ビーム電流が小さくなるほど輝度
は低くなるが、ビーム電流が小さい場合には、ビーム電
流によって生じるフライバックトランスの出力インピー
ダンスによる電圧降下が小さくなるため、アノード電圧
は高くなる。従って、陰極線管のカソード電極から放出
された電子の速度が速くなり、この電子が偏向ヨークを
通過する時間が短くなる。この結果、上記電子が偏向ヨ
ークの偏向磁界の影響を受けて、偏向される量が小さく
なる。以上のことより、輝度が低い場合においては、電
子の偏向量が小さくなるのに伴い、陰極線管の蛍光体の
塗布面で走査される電子ビームの走査量(=画面サイ
ズ)も小さくなる。このように、画面上の輝度変化に伴
う電子ビームの走査量の変化により、画面サイズの変動
が発生するのである。
【0006】従来のテレビジョン受像機は、画面サイズ
を陰極線管の蛍光体の塗布面より、大きくするオーバス
キャンを行っている。したがって、輝度変化に対するサ
イズ変動が、比較的目立ちにくかった。しかしながら、
パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと称す)の普
及に伴い、テレビジョン受像機にパソコンの映像を表示
させる要求が生じてきた。
【0007】パソコンの画像情報を欠けることなく表示
させるためには、画面サイズを陰極線管の蛍光体の塗布
面より小さくするアンダースキャンを行う必要がある。
しかしながら、この場合、表示領域の端が、陰極線管の
蛍光体の塗布面上に表れるため、輝度変化に対する画面
サイズの変動が目立ちやすくなるという問題が生じる。
【0008】一方、従来のコンピュータ端末用ディスプ
レイ装置は、アンダースキャンを行っているものの、画
面の輝度は、テレビジョン受像機ほど、明るくなかっ
た。このため、輝度変化に伴うアノード電圧の変動も少
なく、画面サイズの変動も小さかった。しかしながら、
近年、動画を表示させたときの画質を向上させるため、
陰極線管のビーム電流を増加させ、輝度を上げる傾向に
ある。この結果、最大輝度から最小輝度までの輝度変化
の量も大きくなる。よって、コンピュータ端末用ディス
プレイ装置でも、輝度変化に対する画面サイズの変動が
目立ちやすくなるという問題が生じる。
【0009】上記輝度変化に伴うアノード電圧の変化を
補正する従来技術としては、特開昭58−138179
号公報に示された方法がある。この従来技術では、輝度
変化(上記公報の高圧負荷変動に相当する。)に伴って
変化するアノード電圧(上記公報の高圧出力電圧に相当
する。)の変動を高耐圧の抵抗を用いて検出し、この検
出電圧に基づいて、フライバックトランスへ供給する電
源電圧と水平偏向電流の振幅を制御し、アノード電圧の
安定化と、水平サイズの安定化をはかっている。この従
来技術を用いることにより、輝度変化に対する画面サイ
ズの変動を低減することができるとされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術(特開昭
58−138179号公報)によれば、輝度変化に対す
る画面サイズの変動を低減することができる。この際、
上記従来技術では、高圧負荷電流の負荷変動に応じて変
化するアノード電圧の変動検出信号を、電源電圧制御手
段と水平サイズ制御手段の両方へ供給している。しかし
ながら、この場合、電源電圧制御手段と水平サイズ制御
手段との応答速度の差によって、画面歪が発生する可能
性がある。
【0011】以下、上記画面歪が発生するメカニズムに
ついて、特開昭58−138179号公報における第2
図を用いて説明する。
【0012】特開昭58−138179号公報の第2図
に示された回路では、輝度変化に伴って変動する陰極線
管19のアノード電圧の変化を、抵抗10、11によっ
て検出し、誤差検出回路12へ供給している。誤差検出
回路12では、抵抗10、11によって検出された電圧
と、誤差検出回路12内の基準電圧との差が少なくなる
ように、出力電圧を制御している。誤差検出回路12の
出力は、電源電圧制御回路を構成するトランジスタ13
のベースへ接続され、このトランジスタ13によって、
フライバックトランス2の1次巻線へ供給する電源電圧
を制御している。上記第2図に示された回路では、フラ
イバックトランス2の1次巻線へ供給する電源電圧を制
御することによって、輝度変化に伴うアノード電圧の変
動が小さくなるようにしている。
【0013】一方、フライバックトランス2の1次巻線
へ供給する電源電圧は、偏向コイル3へも供給されるた
め、輝度変化に伴い上記電源電圧を変化させると、偏向
コイル3に流れる水平偏向電流が変化し、水平サイズの
変動が生じる。そこで、偏向コイルと直列に接続された
S字コンデンサの一端(ダイード4と5の接続点)へ
も、誤差検出回路12の出力電圧の変化分を供給するこ
とによって、上記電源電圧の変化分を打ち消す効果を得
ている。
【0014】つまり、誤差検出回路12の出力電圧は、
抵抗14、15によって分圧された後、水平振幅制御用
トランジスタ16、17を用いて構成された水平サイズ
制御手段へも供給されている。水平振幅制御用トランジ
スタ16、17を用いて構成された水平サイズ制御手段
の出力はインダクタンス8を介して、ダイオード4と5
の接続点に接続されている。この結果、誤差検出回路1
2の出力電圧の変化に伴って、ダイオード4と5の接続
点の電圧を変化させて、電源電圧の変化分を打ち消して
いる。
【0015】しかしながら、フライバックトランス2の
1次巻線へ供給する電源電圧を変化させる際の応答速度
と、ダイオード4と5の接続点の電圧を変化させる際の
応答速度は、必ずしも一致するとは限らない。このよう
に、応答速度のずれが生じた場合、水平偏向電流に歪が
発生して水平サイズが変動し、画面歪が生じる。特開昭
58−138179号公報では、このような画面歪の対
策法については触れられていない。
【0016】本発明の目的は、輝度変化に起因して生じ
る画面歪みを低減するディスプレイ装置を提供すること
にある。また、輝度変化に応じてアノード電圧の補正を
電源電圧制御回路で行った際、電源電圧制御回路と水平
サイズ制御回路との応答速度の差によって生じる画面歪
を低減するディスプレイ装置を提供することにある。さ
らには、アンダースキャン方式による表示を行う場合で
あっても、輝度変化に起因して生じる画面表示の歪み
を、目視上あるいは通常の使用上において実質的になく
したディスプレイ装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、ディスプレイ画面の輝度変化に
基づいて歪み補正制御信号を出力する手段を、ディスプ
レイ装置に備える。
【0018】また、上記課題を解決するため、ディスプ
レイ画面の輝度変化を検出する手段の出力を受けて、輝
度変化に対応した出力を行う時定数回路を、ディスプレ
イ装置に備える。
【0019】また、上記課題を解決するため、輝度変化
に対応した出力を行う時定数回路を備え、時定数回路の
出力を、電源電圧制御回路及び水平サイズ制御回路へ供
給することにより、画面の歪み補正を行うディスプレイ
装置を提供する。
【0020】また、上記課題を解決するため、陰極線管
に供給されるビーム電流を検出するビーム電流検出回路
と、ビーム電流検出回路の出力を受ける時定数回路とを
有し、画面上の輝度変化に応じて時定数回路が出力する
出力電圧を、電源電圧制御回路及び水平サイズ制御回路
へ供給するディスプレイ装置を提供する。
【0021】また、上記課題を解決するため、陰極線管
に供給されるアノード電圧を検出するアノード電圧検出
回路と、アノード電圧検出回路の出力を受ける時定数回
路とを有し、画面上の輝度変化に応じて時定数回路が出
力する出力電圧を、電源電圧制御回路及び水平サイズ制
御回路へ供給するディスプレイ装置を提供する。
【0022】
【発明の実施の形態】図1を用いて本発明の一実施形態
を説明する。なお、各図において、同等の働きをする部
分については、同じ符号がつけられている。
【0023】図1は、本発明の一実施形態であるディス
プレイ装置のブロック図である。図1において、1はビ
デオ信号入力端子、2は垂直同期信号入力端子、3は水
平同期信号入力端子、4は電源電圧入力端子、5はビデ
オ回路、6は垂直偏向回路、7は水平偏向回路、8はア
ノード電圧供給回路、9は陰極線管、10は偏向ヨー
ク、11は水平発振回路、12は水平ドライブ回路、1
3は水平偏向出力回路、14はビーム電流検出回路、1
5は時定数回路、16は電源電圧制御回路、17はフラ
イバックトランス、21は水平サイズ制御信号入力端
子、55は水平サイズ制御回路である。また、図1にお
いて、VINはビデオ信号、VDは垂直同期信号、HD
は水平同期信号、VSは水平サイズ制御信号、EBは電
源電圧制御回路の入力電圧、EB´は電源電圧制御回路
の出力電圧、EHVは陰極線管9のアノード電圧、Ib
は陰極線管9のビーム電流、VEHCはアノード電圧補
正信号である。
【0024】図1において、水平偏向回路7は、水平発
振回路11、水平ドライブ回路12、水平偏向出力回路
13、水平サイズ制御回路55を有して構成され、アノ
ード電圧供給回路8は、ビーム電流検出回路14、時定
数回路15、電源電圧制御回路16、フライバックトラ
ンス17を有して構成されている。
【0025】図1において、ビデオ回路5は、ビデオ信
号入力端子1から入力されるビデオ信号VINを増幅
し、その増幅された信号を陰極線管9のカソード電極へ
カソード電圧として供給する機能を有している。垂直偏
向回路6は、垂直同期信号入力端子2から入力される垂
直同期信号VDに同期した垂直偏向電流を、偏向ヨーク
10を構成する垂直偏向コイルへ流す機能を有してい
る。水平偏向回路7は、水平同期信号入力端子3から入
力される水平同期信号HDに同期した水平偏向電流を、
偏向ヨーク10を構成する水平偏向コイルへ流す機能を
有している。この際、水平偏向出力回路13に接続され
た水平サイズ制御回路55へ入力される水平サイズ制御
信号VSに基づいて、水平偏向電流の振幅が制御され
る。この場合の水平サイズ制御信号VSとして、垂直周
期のパラボラ波を組み合わせた信号を用いることで、サ
イドピン補正を行うことが可能な水平偏向電流を形成さ
せることができる。アノード電圧供給回路8は、陰極線
管9のアノード電極へ加えるアノード電圧を形成し、陰
極線管9へ供給する機能を有している。
【0026】ここで、本実施形態の特徴であるアノード
電圧供給回路8について、詳しく述べる。アノード電圧
供給回路8において、ビーム電流検出回路14は、ディ
スプレイ装置の画面における輝度変化に伴って変化する
ビーム電流Ibを検出している。図1において、ビーム
電流検出回路14は電源電圧入力端子4とフライバック
トランス17との間に設けられているが、フライバック
トランス17から陰極線管9の間に設けることによって
も、ビーム電流Ibの変化を検出することができる。
【0027】アノード電圧供給回路8の有する時定数回
路15は、本実施形態の特徴となる構成要素である。時
定数回路15は、ビーム電流検出回路14で検出された
ビーム電流Ibの変化に伴って形成される電圧VABL
の入力を受けて、電源電圧制御回路16及び水平サイズ
制御回路55へ供給するアノード電圧補正信号VEHC
を形成し、出力している。時定数回路15は、ローパス
フィルタの作用を有し、出力されるアノード電圧補正信
号VEHCは、入力される電圧VABLの周波数に基づ
いて形成される。
【0028】電源電圧制御回路16は、フライバックト
ランス17へ供給する電源電圧EB´を制御することに
よって、フライバックトランス17から発生するアノー
ド電圧EHVの値を制御する働きをしている。
【0029】フライバックトランス17は、水平偏向出
力回路13の有する水平出力トランジスタ(図示せず)
で発生するコレクタ電圧Vcpを昇圧して、陰極線管9
へ供給するアノード電圧EHVを形成する働きをしてい
る。
【0030】時定数回路15を用いた本実施形態の具体
的回路例を図2に示す。
【0031】図2は、水平偏向出力回路13、水平サイ
ズ制御回路55、アノード電圧供給回路8の回路構成を
示している。なお、図2に示した回路では、図1に示さ
れる実施形態と同様にアノード電圧供給回路8の構成要
素として時定数回路15を設けているが、時定数回路1
5は、アノード電圧供給回路8以外に設けられた回路構
成でもよい。例えば、電源電圧制御回路16及び水平サ
イズ制御回路55へ、時定数回路15の出力するアノー
ド電圧補正信号VEHCを供給可能とする位置であれ
ば、アノード電圧供給回路8の回路構成とすることな
く、時定数回路15を設けることは可能である。
【0032】図2において、時定数回路15は、トラン
ジスタ38、抵抗39、41、コンデンサ40によって
構成される。17Aはフライバックトランス17の1次
巻線、17Bはフライバックトランス17の2次巻線、
20は水平ドライブパルス入力端子、22はアノード電
圧出力端子、24は電源電圧入力端子、25はアノード
電圧制御信号入力端子、26は水平出力トランジスタ、
27はダンパダイオード、28は変調ダイオード、29
は第1の共振コンデンサ、30は第2の共振コンデン
サ、31は水平偏向コイル、32は第1のS字コンデン
サ、33は変調コイル、34は第2のS字コンデンサ、
36はダイオード、37は抵抗、44、45はトランジ
スタ、46はコンデンサ、47は差動増幅回路、48、
49、50、51、52、53、54、60、63は抵
抗、56は差動増幅回路、57、58、59、61は抵
抗である。また、図2において、VDRは図1に示され
る水平ドライブ回路12の出力する水平ドライブパル
ス、IDYは水平偏向電流、VCSは第2のS字コンデ
ンサ34の両端間電圧(水平サイズ制御回路55の出力
電圧)、VCCは電源電圧、Vrefはアノード電圧制
御信号、VEHCはアノード電圧補正信号である。
【0033】以下、図2に示した回路の動作について説
明する。
【0034】図2に示した回路では、ビーム電流検出回
路14の有する抵抗37で検出された電圧VABLを、
時定数回路15及び水平サイズ制御回路55に供給して
いる。時定数回路15に供給された電圧VABLは、時
定数回路15の制御により、アノード電圧補正信号VE
HCとして出力され、抵抗63を介して電源電圧制御回
路16を構成する差動増幅回路47の−端子に供給さ
れ、また抵抗62を介して水平サイズ制御回路55の有
する差動増幅回路56の−端子にも供給される。
【0035】電源電圧制御回路16では、差動増幅回路
47、トランジスタ44、45の働きにより、アノード
電圧制御信号入力端子25から入力されるアノード電圧
制御信号Vrefに基づいて、出力電圧EB´を制御し
ている。アノード電圧制御信号Vrefは、水平周波数
に対応して変化し、水平周波数が高い場合はVrefは
高い電圧に設定され、水平周波数が低い場合にはVre
fは低い電圧に設定されるようになっている。また水平
周波数によらずアノード電圧EHVがほぼ一定となるよ
うに、電源電圧制御回路16では出力電圧EB´を制御
している。さらに、電源電圧制御回路16では、時定数
回路15の制御により形成されるアノード電圧補正信号
VEHCが、差動増幅回路47の−端子へ供給されるこ
とにより、ビーム電流Ibの変化に対応して、出力電圧
EB´を制御している。
【0036】水平偏向出力回路13は、一般的に、ダイ
オード変調方式の水平偏向出力回路と呼ばれる構成を有
する。この方式の水平偏向出力回路13では、第2のS
字コンデンサ34の両端間にかかる電圧VCSを変化さ
せることによって、水平偏向電流IDYの振幅を制御す
ることができる。図2に示した回路において、電圧VC
Sは水平サイズ制御回路55によって制御されている。
水平サイズ制御回路55では、水平サイズ制御信号入力
端子21から入力される水平サイズ制御信号VSが差動
増幅回路56の+端子に入力され、差動増幅回路56の
−端子に入力される電圧と等しくなるように制御するこ
とによって、差動増幅回路56の出力電圧である電圧V
CSを制御している。図2に示した回路では、水平サイ
ズ制御信号VSを垂直周期のパラボラ状に変化させた信
号を用いることにより、水平偏向電流IDYの振幅を垂
直周期のパラボラ状に変化させ、ディスプレイ装置の画
面上のサイドピン補正を行うこともできる。
【0037】図2に示した回路では、水平サイズ制御回
路55にもビーム電流検出回路14の出力電圧VABL
が入力され、ビーム電流Ibの変化に対応した水平サイ
ズ制御電圧VCSの出力がされ、その水平サイズ制御電
圧VCSに基づいて水平偏向電流IDYの振幅が制御さ
れる。
【0038】以上のようにビーム電流検出回路14の出
力電圧VABLが、時定数回路15と水平サイズ制御回
路55に供給され、時定数回路15では、時定数回路1
5の制御によりアノード電圧補正信号VEHCを形成す
る。そして時定数回路15から出力されるアノード電圧
補正信号VEHCが、電源電圧制御回路16及び水平サ
イズ制御回路55に供給されることで、ディスプレイ画
面上の輝度変化に対応した画面歪みの補正が制御され
る。図2の回路を使用して画面歪みの補正を行った場合
の一例を以下、説明する。
【0039】図2に示される回路を用いて、ディスプレ
イ画面上に白ウィンドウ(ディスプレイ装置の画面上の
一部のウィンドウであって白色のウィンドウ)を表示さ
せた場合の、各信号の動作波形を図3に示す。
【0040】図3において、(a)は垂直同期信号VD
の波形、(b)はビーム電流Ibの波形、(c)はアノ
ード電圧EHVの波形、(d)は電源電圧制御回路16
の出力電圧EB´の波形、(e)は水平出力トランジス
タ26のコレクタ電圧Vcpの波形、(f)は水平サイ
ズ制御回路55の出力電圧VCSの波形、(g)は水平
偏向電流IDYの波形である。
【0041】図2における時定数回路15では、ビーム
電流検出回路15の出力電圧VABLをトランジスタ3
8によりインピーダンス変換し、抵抗39、コンデンサ
40から成る積分回路を介して、アノード電圧補正信号
VEHCを形成している。この際、上記積分回路の時定
数τ(=R1*C1)を、垂直周期より大きくなるよう
に設定している。例えば、垂直同期信号の周波数が、5
0Hzのディスプレイ装置においては、時定数τは、2
0msより大きくなるように設定している。この積分回
路(ローパスフィルタ)の作用により、アノード電圧補
正信号VEHCは、電圧VABLの変化が、垂直周期内
の変化である場合には応答が小さく(アノード電圧補正
信号VEHCの振幅が小さく)、垂直周期より大きい変
化である場合には、電圧VABLの変化に基づいた応答
をする(アノード電圧補正信号VEHCの振幅が大き
い)。
【0042】時定数回路15から出力されたアノード電
圧補正信号VEHCは、電源電圧制御回路16へ入力さ
れることより、電源電圧制御回路16の出力電圧EB´
は、アノード電圧補正信号VEHCに基づいた動作を
し、垂直周期内の変化に対しては応答が小さく、垂直周
期より大きい変化に対しては、電圧VABLの変化に対
応して応答する。従って、図3の期間t1−t2の白ウ
ィンドウ表示に伴うビーム電流Ibの変化は、垂直周期
内の変化であるため、図3(d)に示したように、電源
電圧制御回路16の出力電圧EB´の変化は小さく、ほ
ぼ一定値となる。このため、アノード電圧EHVは、図
3(c)に示したように、期間t1−t2で電圧が低下
する。
【0043】また、図2に示した回路では、ビーム電流
検出回路14の出力電圧VABLを水平サイズ制御回路
55へも供給している。このため、水平サイズ制御回路
55の出力電圧VCSは、図3(f)に示したように、
ビーム電流Ibの変化に対応して変化する。この結果、
水平偏向電流IDYの振幅は図3(g)に示したよう
に、白ウィンドウが表示している期間t1−t2で小さ
くなる。ここで、期間t1−t2において生じるアノー
ド電圧VEHV低下による水平サイズの拡大量と、水平
偏向電流IDYの振幅減少による水平サイズの縮小量と
を適切に調整することにより、ディスプレイ画面上での
水平サイズの変動をなくすことができる。
【0044】図4(c)に、図2に示した回路を用い
て、白ウィンドウと2本の縦線を同時に表示させた時の
表示画面を示す。2本の縦線は、白ウィンドウの表示に
よる画面歪みの程度を目視により確認可能とするために
表示するもので、通常の輝度の縦線である。図4(c)
に示されるように、図2に示した回路を用いることで、
白ウィンドウ表示に起因して生じる画面上の歪みを目視
上なくすことができる。
【0045】一方、ビーム電流検出回路14の出力電圧
VABLの変化が垂直周期より大きい場合には、アノー
ド電圧補正信号VEHCは、電圧VABLと同様な波形
の信号となる(波形図は示さず。)。例えば、全画面黒
色表示から、全画面白色表示へ切り換わった場合、出力
電圧VABLの信号とほぼ同じアノード電圧補正信号V
EHCが時定数回路15から出力される。電源電圧制御
回路16はアノード電圧補正信号VEHCの入力がさ
れ、そのアノード電圧補正信号VEHCの変化に対応し
て、電源電圧制御回路16の出力電圧EB´も変化し、
アノード電圧EHVの変動を低減する働きをしている。
この際、上記アノード電圧補正信号VEHCは、水平サ
イズ制御回路55へも供給される。図2に示した回路で
は、このアノード電圧補正信号VEHCを利用して、水
平サイズ制御回路55の出力電圧VCSを変化させてい
る。この結果、図2に示した回路において、ビーム電流
Ibの変化の周期が垂直同期信号VDの垂直周期より大
きい変化である場合には、ビーム電流Ibの変化に伴っ
て電源電圧制御回路16の出力電圧EB´を変化させ
て、アノード電圧EHVの変動を低減し、水平サイズ制
御回路55の出力電圧VCSを変化させて水平偏向電流
IDYの振幅を制御し、輝度変化に伴う水平サイズ変動
を低減している。この場合、電源電圧制御回路16の応
答と、水平サイズ制御回路55の応答との差は生じるこ
とになるが、この場合による画面上の歪みは、目視上ほ
とんど表れないものである。
【0046】図2に示した回路において、時定数回路1
5の積分回路(抵抗39、コンデンサ40で構成)の時
定数τは、垂直同期信号VDの垂直周期より大きけれ
ば、本発明の効果を得ることができる。また、本発明の
効果をさらに得るには、この時定数τを垂直周期の3倍
以上とすることが望ましい。また、時定数τが大きすぎ
ると、例えば全黒画面から全白画面に変わった場合に、
アノード電圧EHVや水平偏向電流IDYの補正を行う
際の応答速度が遅くなり、画面のサイズ変動が目視で確
認されやすくなる。従って、上記時定数τとしては、大
きくとも垂直同期信号VDの垂直周期の30倍以下の値
に設定することが望ましい。
【0047】例えば、垂直同期信号の周波数が60Hz
のディスプレイ装置においては、時定数τを50msか
ら500msの間に設定することが望ましい。
【0048】また、図2の時定数回路15では、トラン
ジスタ38を用いたインピーダンス変換を行っている
が、このトランジスタ38を用いず、抵抗39、コンデ
ンサ40から成る積分回路のみでもよい。
【0049】以上のようにビーム電流検出回路14の出
力電圧VABLを、時定数回路15及び水平サイズ制御
回路55に供給し、さらに、時定数回路15の出力する
アノード電圧補正信号VEHCを、電源電圧制御回路1
6及び水平サイズ制御回路55に供給することで、輝度
変化の期間に対応した画面歪みの補正を行うことが可能
となる。
【0050】次に、図5を用いて、本発明の別の実施形
態を説明する。図5において、70はアノード電圧検出
回路である。図5に示す回路は、図1に示した実施形態
と比較して、時定数回路15に信号を供給するアノード
電圧検出回路70を設けている点で異なっている。図1
に示した回路では、時定数回路15に供給される信号は
ビーム電流検出回路14の出力する出力電圧VABLで
あるのに対し、図5に示す回路では、時定数回路15に
供給される信号は、アノード電圧検出回路70の出力す
る出力電圧VHHである。また、図5に示す回路におい
ては、水平サイズ制御回路55に入力される信号の出力
元はアノード電圧検出回路70ではなく、ビーム電流検
出回路14となっているが、アノード電圧検出回路70
から出力される出力電圧VHHを水平サイズ制御回路5
5に供給する構成でもよい。
【0051】図6に、図5に示した実施形態における水
平偏向出力回路13、水平サイズ制御回路55、アノー
ド電圧供給回路8の具体的な回路例を示す。
【0052】図6において、71、72は抵抗であり、
この抵抗71、72を用いてアノード電圧検出回路70
を構成している。また、図6において、アノード電圧供
給回路8は、アノード電圧検出回路70、時定数回路1
5、電源電圧制御回路16、フライバックトランス1
7、抵抗37(図5におけるビーム電流検出回路14)
によって構成されている。図6に示した回路では、ビー
ム電流検出回路14の出力する出力電圧VABL(図2
参照)の代わりに、アノード電圧検出回路70の出力す
る出力電圧VHHが時定数回路15へ供給されている。
時定数回路15では、このアノード電圧検出回路70の
出力電圧VHHを利用して、アノード電圧補正信号VE
HCを形成している。
【0053】時定数回路15の時定数τの値は、図2の
実施の形態において説明した範囲と同様に設定すること
ができる。時定数回路15から出力されたアノード電圧
補正信号VEHCは、電源電圧制御回路16及び水平サ
イズ制御回路55に供給され、それ以降の回路の動作及
び得られる効果は、図2に示した実施の形態の場合とほ
ぼ同様である。
【0054】次に、本発明の比較例として、図2に示さ
れる回路構成と比較して、時定数回路15を有さない回
路構成を図7に示す。図7では、ビーム電流検出回路1
4の出力電圧VABLが、電源電圧制御回路16及び水
平サイズ制御回路55に入力され、電圧VABLに基づ
いて画面歪みの補正を行うものである。
【0055】ここで、図7に示した回路を用いて白ウィ
ンドウを表示させた場合の、各部における信号の動作波
形を図8に示す。
【0056】図8において、(a)は垂直同期信号VD
の波形、(b)はビーム電流Ibの波形、(c)はアノ
ード電圧EHVの波形、(d)は電源電圧制御回路16
の出力電圧EB´の波形、(e)は水平出力トランジス
タ26のコレクタ電圧Vcpの波形、(f)は水平サイ
ズ制御回路55の出力電圧VCSの波形、(g)は水平
偏向電流IDYの波形である。
【0057】一般に、アノード電圧EHVの補正を行わ
ない場合(図7において、ビーム電流検出回路14の出
力電圧VABLを電源電圧制御回路16へ入力しない場
合)は、図8(c)の点線で示したように、白ウィンド
ウを表示している期間t1−t2において、アノード電
圧EHVは低下する現象が起きる。このように、アノー
ド電圧EHVが低下した場合、白ウィンドウ(長方形)
と2本の縦線(直線)を同時に表示した際の画面は、図
4(a)に示したように歪む。
【0058】これに対して、図7に示した回路では、ビ
ーム電流検出回路14の出力電圧VABLを電源電圧制
御回路16へ入力していることによりアノード電圧EH
Vの補正がなされており、アノード電圧EHVは、図8
(c)の実線で示すように、白ウィンドウを表示してい
る期間t1−t2でもほぼ一定に保たれる。この期間t
1−t2では、電源電圧制御回路16の出力電圧EB´
(図8(d))及び水平出力トランジスタ26のコレク
タ電圧Vcp(図8(e))は、ビーム電流検出回路1
4の出力電圧VABLの変化に伴って、他の期間より高
くなるように動作する。
【0059】しかしながら、上述したような理由により
電源電圧制御回路16と水平サイズ制御回路55の応答
速度(図8(d)の出力電圧EB´と図8(f)の電圧
VCSの白ウィンドウ表示に際しての変化期間)は、必
ずしも一致するものとは限らない。図8は、水平サイズ
制御回路55の応答速度が、電源電圧制御回路16の応
答速度より遅い場合の動作波形を示している。図8
(f)では、時刻t1直後、電圧VCSの立ち上がり
が、図8(d)の電圧EB´の立ち上がりより遅れてい
る。また、時刻t2直後では、電圧VCSの立ち下がり
が、電圧EB´の立ち下がりより遅れている。この時、
水平偏向電流IDYは、図8(g)に示したように、期
間TAでは他の期間に比べて振幅が大きく、期間TBで
は他の期間に比べ振幅が小さくなるといった振幅になっ
てしまう。この結果、白ウィンドウと2本の縦線を同時
に表示した場合、図4(b)に示されるように、白ウィ
ンドウ上部と、2本の縦線における白ウィンドウ表示開
始直後および表示終了直後の部分に、画面歪が発生す
る。上述のような問題は、従来例(特開昭58ー138
179号公報)の第2図においても同様に生じる問題で
ある。
【0060】以上、本発明の実施形態について述べてき
たが、アノード電圧補正信号VEHCを出力する手段
は、時定数回路に限られるものではない。例えば、垂直
周期と輝度変化の期間とを比較し、輝度変化の期間の方
が短いと判断された場合には、電源電圧制御回路16及
び水平サイズ制御回路55への制御信号(本実施形態に
おける、アノード電圧補正信号VEHCに相当する制御
信号)の出力を止めて、輝度変化の期間の方が長いと判
断された場合には輝度変化に応じた制御信号を電源電圧
制御回路16及び水平サイズ制御回路55へ供給する切
換手段によっても、ディスプレイ画面上の歪みを補正す
ることは可能である。
【0061】なお、以上説明した図1、図2に示す実施
の形態と、図5、図6に示す実施の形態とを比較する
と、コストの点では、本発明の図1、図2に示す実施の
形態の方が、より実用的と考えられる。ビーム電流検出
回路14は、最大定格電圧300V程度の抵抗を用いて
構成することができるのに対して、アノード電圧検出回
路70に用いる抵抗は、最大定格電圧35kV程度が必
要となる。最大定格電圧が高い抵抗の方が、コストが高
いという理由で、最大定格電圧の低い抵抗で構成するこ
とができるビーム電流検出回路14方が、コストの点で
より有利と考えられる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、輝度変化に伴う画面歪
みを低減させることができる。より具体的な効果とし
て、輝度変化に対応して水平偏向出力回路の電源電圧を
変化させてアノード電圧の補正を行った際、輝度変化の
期間にかかわらず電源電圧制御回路と水平サイズ制御回
路との輝度変化に対する応答速度の差によって生じる画
面歪を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスプレイ装置の一実施形態を示す
図。
【図2】本発明のディスプレイ装置の一実施形態の詳細
を示す図。
【図3】本発明の一実施形態における水平偏向出力部の
動作波形を示す図。
【図4】白ウィンドウと縦線を表示した場合の画面の状
態を示す図。
【図5】本発明のディスプレイ装置の一実施形態を示す
図。
【図6】本発明のディスプレイ装置の一実施形態の詳細
を示す図。
【図7】時定数回路を有さないディスプレイ装置の具体
的回路を示す図。
【図8】図7の回路における水平偏向出力部の動作波形
を示す図。
【符号の説明】
7…水平偏向回路、8…アノード電圧供給回路、9…陰
極線管、10…偏向ヨーク、13…水平偏向出力回路、
14…ビーム電流検出回路、15…時定数回路、16…
電源電圧制御回路、17…フライバックトランス、55
…水平サイズ制御回路、70…アノード電圧制御回路。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陰極線管と、前記陰極線管における水平偏
    向コイルと、前記水平偏向コイルを駆動する水平偏向電
    流を出力する水平偏向出力回路と、前記陰極線管にアノ
    ード電圧を供給するアノード電圧供給回路とを有するデ
    ィスプレイ装置において、 前記水平偏向出力回路へ水平サイズ信号を供給する水平
    サイズ制御回路と、 前記アノード電圧供給回路の出力するアノード電圧を制
    御する電源電圧制御回路と、 前記水平サイズ制御回路と前記電源電圧制御回路とに、
    ディスプレイ画面の輝度変化の周期に対応した制御信号
    を供給可能とする手段と、を有することを特徴とするデ
    ィスプレイ装置。
  2. 【請求項2】陰極線管と、前記陰極線管における水平偏
    向コイルと、前記水平偏向コイルを駆動する水平偏向電
    流を出力する水平偏向出力回路と、前記陰極線管にアノ
    ード電圧を供給するアノード電圧供給回路とを有するデ
    ィスプレイ装置において、 前記水平偏向出力回路へ水平サイズ信号を供給する水平
    サイズ制御回路と、 前記アノード電圧供給回路の出力するアノード電圧を制
    御する電源電圧制御回路と、 前記水平サイズ制御回路と前記電源電圧制御回路とに、
    ディスプレイ画面の輝度変化に対応した電圧を供給する
    時定数回路と、を有することを特徴とするディスプレイ
    装置。
  3. 【請求項3】陰極線管と、前記陰極線管における水平偏
    向コイルと、前記水平偏向コイルを駆動する水平偏向電
    流を出力する水平偏向出力回路と、前記陰極線管にアノ
    ード電圧を供給するアノード電圧供給回路とを有するデ
    ィスプレイ装置において、 前記水平偏向出力回路へ水平サイズ信号を供給する水平
    サイズ制御回路と、 前記アノード電圧供給回路の出力するアノード電圧を制
    御する電源電圧制御回路と、 前記陰極線管に供給されるビーム電流を検出するビーム
    電流検出回路と、 前記ビーム電流検出回路の出力が入力される時定数回路
    とを有し、 前記時定数回路は、前記水平サイズ制御回路と前記電源
    電圧制御回路とに制御電圧を供給することを特徴とする
    ディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】陰極線管と、前記陰極線管における水平偏
    向コイルと、前記水平偏向コイルを駆動する水平偏向電
    流を出力する水平偏向出力回路と、前記陰極線管にアノ
    ード電圧を供給するアノード電圧供給回路とを有するデ
    ィスプレイ装置において、 前記水平偏向出力回路へ水平サイズ信号を供給する水平
    サイズ制御回路と、 前記アノード電圧供給回路の出力するアノード電圧を制
    御する電源電圧制御回路と、 前記陰極線管に供給されるアノード電圧を検出するアノ
    ード電圧検出回路と、 前記アノード電圧検出回路の出力が入力される時定数回
    路とを有し、 前記時定数回路は、前記水平サイズ制御回路と前記電源
    電圧制御回路とに制御電圧を供給することを特徴とする
    ディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】陰極線管と、前記陰極線管における水平偏
    向コイルと、前記水平偏向コイルを駆動する水平偏向回
    路と、前記陰極線管にアノード電圧を供給するアノード
    電圧供給回路とを有するディスプレイ装置において、 前記陰極線管に供給されるビーム電流を検出するビーム
    電流検出回路と、 前記ビーム電流検出回路に接続された時定数回路とを有
    し、 ビーム電流の変動に伴い前記時定数回路が出力する出力
    電圧に基づいて、前記水平偏向回路及び前記アノード電
    圧供給回路を制御することを特徴とするディスプレイ装
    置。
  6. 【請求項6】陰極線管と、前記陰極線管における水平偏
    向コイルと、前記水平偏向コイルを駆動する水平偏向回
    路と、前記陰極線管にアノード電圧を供給するアノード
    電圧供給回路とを有するディスプレイ装置において、 前記陰極線管に供給されるアノード電圧を検出するアノ
    ード電圧検出回路と、 前記アノード電圧検出回路に接続された時定数回路とを
    有し、 アノード電圧の変動に伴い前記時定数回路が出力する出
    力電圧に基づいて、前記水平偏向回路及び前記アノード
    電圧供給回路を制御することを特徴とするディスプレイ
    装置。
  7. 【請求項7】陰極線管と、前記陰極線管における水平偏
    向コイルと、前記水平偏向コイルを駆動する水平偏向回
    路と、前記陰極線管にアノード電圧を供給するアノード
    電圧供給回路とを有するディスプレイ装置において、 前記水平偏向回路は、水平偏向電流の振幅を制御する水
    平サイズ制御回路と、前記水平偏向コイルに水平偏向電
    流を供給する水平偏向出力回路とを有し、 前記アノード電圧供給回路は、前記陰極線管に供給され
    るビーム電流を検出するビーム電流検出回路と、前記ビ
    ーム電流検出回路の出力が供給される時定数回路と、前
    記時定数回路の出力が供給される電源電圧制御回路と、
    前記電源電圧制御回路の出力が供給され前記水平偏向出
    力回路に接続されるフライバックトランスとを有し、 前記時定数回路の出力は前記水平サイズ制御回路にも供
    給されることを特徴とするディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】陰極線管と、前記陰極線管における水平偏
    向コイルと、前記水平偏向コイルを駆動する水平偏向回
    路と、前記陰極線管にアノード電圧を供給するアノード
    電圧供給回路とを有するディスプレイ装置において、 前記水平偏向回路は、水平偏向電流の振幅を制御する水
    平サイズ制御回路と、前記水平偏向コイルに水平偏向電
    流を供給する水平偏向出力回路とを有し、 前記アノード電圧供給回路は、前記陰極線管に供給され
    るアノード電圧を検出するアノード電圧検出回路と、前
    記アノード電圧検出回路の出力が供給される時定数回路
    と、前記時定数回路の出力が供給される電源電圧制御回
    路と、前記電源電圧制御回路の出力が供給され前記水平
    偏向出力回路に接続されるフライバックトランスとを有
    し、 前記時定数回路の出力は前記水平サイズ制御回路にも供
    給されることを特徴とするディスプレイ装置。
  9. 【請求項9】陰極線管と、前記陰極線管における水平偏
    向コイルと、前記水平偏向コイルを駆動する水平偏向回
    路と、前記陰極線管にアノード電圧を供給するアノード
    電圧供給回路とを有するディスプレイ装置において、 前記水平偏向回路とアノード電圧供給回路とに制御信号
    を供給する時定数回路を有し、 前記制御信号の制御により、ディスプレイ画面の輝度変
    化に起因して生じる画面歪を、目視上、低減することを
    特徴とするディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】請求項2乃至9のいずれかに記載のディ
    スプレイ装置において、前記時定数回路が有する時定数
    を50ms以上かつ500ms以内に設定したことを特
    徴とするディスプレイ装置。
  11. 【請求項11】請求項2乃至9のいずれかに記載のディ
    スプレイ装置において、前記時定数回路が有する時定数
    を垂直周期の3倍以上かつ垂直周期の30倍以内に設定
    したことを特徴とするディスプレイ装置。
  12. 【請求項12】請求項2乃至9のいずれかに記載のディ
    スプレイ装置において、輝度変化の期間が映像信号の垂
    直周期より短い場合には、前記時定数回路の出力電圧が
    ほぼ一定となるように前記時定数回路の有する時定数を
    定めることを特徴とするディスプレイ装置。
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