JPH1168918A - 携帯通信端末 - Google Patents

携帯通信端末

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JPH1168918A
JPH1168918A JP22392697A JP22392697A JPH1168918A JP H1168918 A JPH1168918 A JP H1168918A JP 22392697 A JP22392697 A JP 22392697A JP 22392697 A JP22392697 A JP 22392697A JP H1168918 A JPH1168918 A JP H1168918A
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Koichi Hayasaka
公一 早坂
Keiko Tada
恵子 多田
Takashi Hara
敬 原
Hisashi Tsuboi
久史 壺井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の通信先情報の中から目的の通信先情報
を迅速に探し出すことができる通信端末を提供する。 【解決手段】 フラッシュメモリ124には、通信の相
手先の名前、電話番号などからなる電話帳データが記憶
されている。テンキー102やジョグダイヤルキー10
9を操作することにより、電話を掛ける相手先の電話番
号が入力または指定されると、システムコントロール部
121はこれを受付けて発呼処理を行い、相手先が応答
した場合には、この発呼に用いた電話番号の使用頻度を
更新する。ジョグダイヤル109が押下され、電話番号
リストをLCD105に表示する場合には、システムコ
ントロール部121は、電話番号の使用頻度の高い順に
電話番号リストを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、携帯電
話端末などの通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる電話帳機能を備えた携帯無線通
信端末が提供されている。この電話帳機能は、電話を掛
ける相手先の名前と電話番号との対応テーブルを携帯電
話端末に記憶させておく。そして、必要に応じてこの対
応テーブルを携帯電話端末が備えるLCD(液晶ディス
プレイ)に、五十音順、アルファベット順などの予め決
められた順序で表示して、電話を掛けたい相手先の電話
番号を見付け出し、目的とする電話番号を選択する操作
を行うことにより、記憶されている電話番号を用いて自
動ダイヤルすることができるものである。
【0003】このような、電話帳機能を用いることによ
り、ユーザは、他のアドレス帳や電話帳を見ながら相手
先の電話番号を調べてダイヤルすることもなく、迅速か
つ正確に目的の相手先に電話を掛けることができるよう
にされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、携帯電話端
末が備えるLCDは小さいため、電話帳機能を用いて、
電話を掛ける相手先の名前と電話番号との対応テーブル
を表示する場合、一度に表示できる対応テーブルの件数
は少ない。
【0005】このため、この相手先の名前と電話番号と
の対応テーブルを、例えば、相手先の名前の五十音順や
アルファベット順でLCDに表示するようにされている
場合、当該携帯電話端末の使用者は、この対応テーブル
の表示を順次にスクロールさせることにより、目的とす
る電話を掛ける相手先の名前と電話番号とを探し出すよ
うにする。
【0006】この場合、頻繁に電話を掛ける相手先であ
っても、その相手先の名前が五十音順やアルファベット
順の最後の方に位置する場合には、目的とする電話を掛
ける相手先の対応テーブルが表示されるまでに時間がか
かる。
【0007】この発明は、以上の点にかんがみ、多数の
通信先情報の中から目的の通信先情報を迅速に探し出す
ことができる通信端末を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明の携帯通信端末は、相手先に通信の
発信を行う際に使用する通信先情報を、複数の相手先に
ついて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されて
いる前記通信先情報を、個々の通信先情報毎に順次に並
べて表示する表示素子と、前記通信先情報に示される相
手先に発信が行われたことを検出する発信検出手段と、
前記発信検出手段の検出情報に基づいて、前記記憶手段
に記憶されている前記通信先情報についての使用頻度を
積算する使用頻度積算手段と、前記使用頻度積算手段に
より積算された前記通信先情報毎の前記使用頻度に応じ
て、前記通信先情報の上記表示素子上の順序を、前記使
用頻度の高い順に並べて前記表示素子に表示するように
制御する並べ変え制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0009】この請求項1の発明の携帯通信端末によれ
ば、記憶手段には、例えば、通信の相手先の名前と、こ
の相手先の電話番号とからなる通信先情報が複数記憶さ
れる。この通信先情報は、ユーザからの指示に応じて、
表示手段に一覧表示され、通信先の指定などに利用され
るものである。
【0010】発信検出手段により、発信が行われたこと
が検出されると、使用頻度積算手段により、前記記憶手
段に記憶されている通信先情報のうち該当する通信先情
報の使用頻度が積算される。
【0011】そして、例えば、ユーザにより通信先情報
の一覧表示が指示されたときには、前記使用頻度積算手
段により積算された使用頻度に応じて、並べ変え制御手
段により、前記記憶手段に記憶されている前記通信先情
報が使用頻度の高い順に並べ変えられて、表示手段に表
示される。
【0012】これにより、表示素子に通信先情報の一覧
表示を行った場合に、前記通信先情報は、使用頻度の高
い順に表示されるので、目的とする通信の相手先を迅速
に探し出すことができるようにされる。
【0013】また、請求項2の発明の携帯通信端末、請
求項1に記載の携帯通信端末であって、前記並べ変え制
御手段は、前記使用頻度に応じて並べ変えられた前記通
信先情報と、予め決められた順序で並べられた前記通信
先情報とを前記表示手段に表示可能とすることを特徴と
する。
【0014】この請求項2の発明の携帯通信端末によれ
ば、並べ変え制御手段により、通信先情報が、例えば使
用頻度の高い順に並べられ、この使用頻度の高い順に通
信先情報を順次に表示する一覧表示と、記憶手段に記憶
されている通信先情報を予め決められた、例えば、通信
先の名前の五十音順やアルファベット順、あるいは、登
録順に表示する一覧表示の両方を行うことができるよう
にされる。
【0015】これにより、頻繁に通信を行う相手先の通
信先情報については、使用頻度の高い順に表示される一
覧表示により迅速に見付け出すことができるとともに、
使用頻度が高くない通信の相手先についても、予め決め
られた順序での通信先情報の一覧表示により迅速に見付
け出すことができるようにされる。
【0016】また、請求項3の発明の携帯通信端末は、
請求項1に記載の携帯通信端末であって、前記並べ変え
制御手段は、予め決められた使用頻度以上の前記通信先
情報を前記使用頻度に応じて並べ変えたものと、予め決
められた順序で並べられた前記通信先情報とを前記表示
手段に表示可能とすることを特徴とする。
【0017】この請求項3の発明の携帯通信端末によれ
ば、並べ変え制御手段により、例えば、1回も通信の相
手先として指定されていない通信先情報など、使用頻度
の低い通信先情報は使用頻度に応じた一覧表には表示し
ないようにされる。
【0018】これにより、例えば、記憶手段に多数の通
信先情報が記憶され、頻繁に通信の相手先となるのは、
そのごく一部であるような場合においても、頻繁に通信
の相手先となる通信先情報は、使用頻度に応じた一覧表
示により迅速に探し出して指定することができると共
に、通信の相手先として指定されたことのない相手先に
ついても、例えば五十音順などの予め決められた順序の
一覧表示により迅速に探し出すことができるようにされ
る。
【0019】また、請求項4の発明の携帯通信端末は、
請求項1、請求項2または請求項3に記載の携帯通信端
末であって、前記使用頻度積算手段は、通信の相手先を
呼び出す処理が行われ、前記通信先が応答した場合に、
前記記憶手段に記憶されている前記通信先情報の使用頻
度を加算することを特徴とする。
【0020】この請求項4に記載の携帯通信端末によれ
ば、通信先情報のそれぞれの使用頻度を積算する場合に
は、実際にこの携帯通信端末から発信が行われ、相手先
から応答があった後において使用頻度を加算するように
される。
【0021】これにより、通信の相手先が応答して、通
信が行われた場合にのみ使用頻度の算出が行われるよう
にされるため、算出される使用頻度の信頼性が高くな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明による携帯通信端
末の実施の形態を、図を参照しながら説明する。以下に
説明する実施の形態においては、この発明による携帯通
信端末を携帯無線通信端末に適用したものとして説明す
る。
【0023】[携帯無線通信端末についての概要]この
実施の形態の携帯無線通信端末は、以下に説明するよう
に、PHS(パーソナル・ハンディホン・システム)と
呼ばれる携帯電話端末としての機能と、ファクシミリ通
信や電子メール通信を行ったり、あるいは、情報提供サ
ービスを受けることができるデータ通信端末としての機
能を備える複合端末の構成を有するものである。
【0024】データ通信の機能は、後述するように、P
HS用のデータ通信方式PIAFSを用いてネットワー
クを通じて接続されたサーバ装置と協働して実現され
る。そして、この実施の形態の携帯無線通信端末を用い
て、データ通信を行いたいと希望する希望者は、前記サ
ーバ装置を有する会社との間で契約を結ぶことにより会
員になるように手続きする。
【0025】この契約を結ぶことにより会員になった使
用希望者には、前記サーバ装置と契約関係にある会員で
あることを示し、各会員を識別するための識別情報(会
員識別情報)、例えば会員ID(会員番号など)および
パスワードが付与され、これが各会員の携帯無線通信端
末に記憶するようにされる。そして、この携帯無線通信
端末を用いて、データ通信を行う場合には、当該携帯無
線通信端末は、記憶されている会員識別情報を前記サー
バ装置に対して送信する。
【0026】これにより、サーバ装置は、送信されてき
た会員識別情報に基づいて、データ通信を要求してきた
携帯無線通信端末が会員の端末であることを確認した後
に、当該携帯無線通信端末とサーバ装置とが協働して、
会員に対してデータ通信サービスが提供される。
【0027】また、この実施の形態の携帯無線通信端末
は、いわゆる電話帳機能を備えており、後述もするが、
図4に示すように、この携帯無線通信端末を用いて電話
を掛けたり、ファクシミリ情報を送信したり、あるい
は、電子メール情報を送信したりする相手先の名前、電
話番号、ファクシミリ番号、電子メールアドレスからな
る通信先情報(以下、電話帳データという)を多数記憶
することができるようにされている。
【0028】そして、この携帯無線通信端末を用いて、
例えば電話を掛けるときには、記憶されている電話帳デ
ータに基づいて、図3に示すような相手先の名前と電話
番号の一覧表(以下、電話番号リストという)を携帯無
線通信端末の備えるLCDに表示し、電話を掛ける相手
先の電話番号を探し出して、例えば発呼に用いることが
できるようにされている。
【0029】また、ファクシミリ情報を送信する場合や
電子メール情報を送信する場合にも同様に、記憶されて
いる電話帳データに基づいて、相手先の名前とファクシ
ミリ番号の一覧表(以下、ファクシミリ番号リストとい
う)や相手先の名前と電子メールアドレスの一覧表(以
下、電子メールアドレスリストいう)を表示して、ファ
クシミリ情報の送信先や電子メール情報の送信先を探し
出し、情報の送信先を指定することができるようにされ
ている。
【0030】そして、この実施の形態の携帯無線通信端
末は、電話帳データとして記憶されている電話番号、フ
ァクシミリ番号、電子メールアドレスのそれぞれの使用
回数を積算することにより、そのそれぞれについての使
用頻度を得て、前述の電話番号リスト、ファクシミリ番
号リスト、電子メールアドレスリストを表示するときに
は、それぞれの使用頻度に応じて、使用頻度の高い順に
情報を表示することができるようにされたものである。
これにより、使用者が電話番号リスト、ファクシミリ番
号リスト、電子メールアドレスリストを用いて、目的と
する通信の相手先を迅速に探し出し、通信の相手先とし
て指定すことができるようにしている。
【0031】このように、この実施の形態の携帯無線通
信端末は、この携帯無線通信端末に記憶されている電話
帳データに基づいて、電話番号リスト、ファクシミリ番
号リスト、電子メールアドレスリストを表示し、通信の
相手先を指定することができるものであるが、以下の説
明においては、説明を簡単にするため、電話番号リスト
を用いる場合を例にして説明する。
【0032】[携帯無線通信端末について]図1はこの
実施の形態の携帯電話端末を説明するためのブロック図
であり、図2は、この実施の形態携帯電話端末の外観図
である。まず、図2を参照しながら、前述のように複合
端末としての構成を有するこの実施の形態の携帯無線通
信端末の外観について説明する。
【0033】この実施の形態の携帯無線通信端末は、図
2(A)および図2(B)に示すように、端末本体10
0に対して開閉可能のカバーパネル101を備え、この
カバーパネル101を閉じた図2(A)の状態では、P
HS電話端末として動作する電話モードになり、カバー
パネル101を開いた図2(B)の状態では、ファクシ
ミリ通信や電子メール通信を行うことができ、また、情
報提供サービスを受けることができるデータ通信モード
となる。また、このデータ通信モード時においては、前
述した電話帳データの入力操作などができるようにされ
る。このモード切り換えのために、図示しないが、カバ
ーパネル101の開閉を検知するセンサが設けられてい
る。
【0034】このセンサとしては、例えばカバーパネル
101の内側に突起を設けると共に、これと対応する本
体100側の位置に押圧スイッチを設け、カバーパネル
101の前記突起により、機械的に本体100側の押圧
スイッチを押圧する機械的なセンサを用いる。
【0035】また、カバーパネル101と本体100と
の一方に、磁石を設け、他方に感磁性素子からなるスイ
ッチを設ける構成のセンサスイッチを用いるようにして
もよい。
【0036】また、本体100の側面には、図2(A)
および図2(B)に示すように、通話キーTK、切断キ
ーSKが設けられている。これら通話キーTK、切断キ
ーSKは、カバーパネル101が閉じられた図1(A)
の状態にあるときに主に用いられる。
【0037】カバーパネル101の表側には、図2
(A)に示すように、電話用(ダイヤル用)のテンキー
102が設けられている。103は、PHS用のアンテ
ナである。
【0038】そして、この実施の形態の携帯無線通信端
末は、図2(B)に示すように、カバーパネル101を
開けた状態のときに現れる本体100側の面に、大型の
LCD(液晶ディスプレイ)105を備え、このLCD
105の表示面に、通信文、機能一覧メニュー、受信フ
ァクシミリリストや受信電子メールリストなどを表示す
ることができる。また、前述した電話帳データの入力、
修正、削除などもこのLCD105に情報を表示して行
うようにされる。
【0039】カバーパネル101を閉じた図2(A)の
状態では、例えば透明プラスチック板などからなるLC
D窓104を通じてLCD105の表示面が臨めるよう
にされる。例えば、電話モード時には、LCD105の
LCD表示窓104から臨める部分だけに、前述した電
話番号リストやダイヤル入力した相手先の電話番号など
の表示が行われる。
【0040】この実施の形態の携帯無線通信端末におい
ては、LCD105の表面には透明のタッチパネル10
6が貼付されており、カバーパネル101の裏側に、図
2(B)のように取り外し自在に取り付けられているペ
ン107によるタッチ操作や、手書き文字入力を受け付
ける機能を備えるようにしている。
【0041】また、カバーパネル101の裏側には、メ
ニューキーK1、オンライン接続キーK2、電話帳機能
キーK3、…などの複数個のキー釦108が、ダイレク
トキーとして設けられている。さらに、LCD105の
右横には、回動キーと押しボタンキーとの2つの機能を
合わせ持つジョグダイヤルキー109が設けられる。こ
のジョグダイヤルキー109を回動キーとして回動操作
したときには、例えばメニューなどにおける項目選択動
作が行え、また、押しボタンキーとして押下操作したと
きには、選択された項目の決定入力を意味するものとし
て扱われる。
【0042】また、ジョグダイヤルキー109は、LC
D105に表示される電話番号リストの中から電話を掛
ける相手先の電話番号を選択して、決定する場合にも用
いられる。すなわち、ジョグダイヤルキー109を回動
キーとして回動操作したときには、電話番号リストの表
示をスクロールさせて、通信先を選択する操作が行え、
また、押しボタンキーとして押下操作したときには、選
択された通信先の決定入力を意味するものとして扱われ
る。そして、この実施の形態の携帯無線通信端末は、決
定された通信先の電話番号を用いて発呼を行うことがで
きるようにされている。このように、この実施の形態の
携帯無線通信端末の使用者は、テンキー102を用いて
電話番号を入力しなくても簡単かつ確実に電話を掛ける
ことができるようにされる。
【0043】次に、図1のこの実施の形態の携帯無線通
信端末の回路ブロックについて説明する。この実施の形
態の携帯無線通信端末は、大きく分けて、通信機能部1
10と、制御部120とからなる。
【0044】通信機能部110は、アンテナ111と、
RF処理部112と、送受信データ処理部113と、マ
イクロホンアンプ114と、スピーカアンプ115と、
マイクロホン100MCと、スピーカ100SPとから
なる。
【0045】制御部120は、マイクロコンピュータに
より構成されており、CPUで構成されるシステムコン
トロール部121と、ROM122と、DRAM123
と、書き換え可能な不揮発性メモリとしてのフラッシュ
メモリ124とを備えている。
【0046】システムコントロール部121には、カバ
ーパネル101の開閉に応じてオン・オフする前述した
ような構成のスイッチSWが接続されており、このスイ
ッチSWのオン・オフにより、カバーパネル101が閉
状態か、開状態かをシステムコントロール部121は検
知し、カバーパネル101が閉状態のときには、当該携
帯無線通信端末をPHS電話用端末として制御する。ま
た、カバーパネル101が開状態のときには、当該携帯
無線通信端末をファクシミリ通信やメール通信などを行
うデータ通信端末として制御する。
【0047】システムコントロール部121には、ま
た、テンキー102のキースイッチ群や、カバーパネル
101の裏側に設けられたキー釦108のスイッチ群の
状態を示す情報が入力されるようにされており、システ
ムコントロール部121は、使用者によりキー操作がな
されたとき、それがテンキー102やキー釦108のい
ずれかであるかを検知し、その検知したキーに応じた処
理を実行するようにする。
【0048】同様に、本体部100の側面に設けられた
通信キーTK、切断キーSKの状態を示す情報もシステ
ムコントロール部121に入力される。これにより、シ
ステムコントロール121は、カバーパネル101が閉
じられている状態で、通話キーTKが押下されたときに
は、オフフックし、切断キーSKが押下されたときには
オンフックするようにこの実施の形態の携帯無線通信端
末を制御するようにする。
【0049】また、システムコントロール部121に
は、LCDドライバ125が接続され、後述するROM
122のプログラムおよび表示データを用いてLCD1
05に所定の表示画像を表示するようにする。
【0050】また、システムコントロール部121に
は、使用者への、電話の着信通知や、ファクシミリおよ
びメールの着信通知などのためのブザー127やLED
(発光ダイオード)126が接続されている。
【0051】ROM122には、ファクシミリ通信や電
子メール通信を行う場合や、情報提供サービスを受ける
場合に、無線電話のネットワークを含むネットワークを
通じて接続されるサーバ装置との接続のためのシーケン
スを制御するプログラムや、PHS電話通信のための制
御プログラム、ファクシミリ送信のための制御プログラ
ム、メール送信のための制御プログラム、ファクシミリ
データやメールデータを受信するための制御プログラム
などの携帯無線通信端末での通信のために最低限必要な
通信アプリケーションプログラムと、LCD105を表
示制御するプログラムやメニュー表示などの表示デー
タ、その他が記憶されている。
【0052】DRAM123は、受信したファクシミリ
情報や電子メール情報、情報提供サービスにより得た情
報などを一時的に蓄えたり、その他、ワークエリアとし
て使用するメモリ領域を備えるものである。
【0053】フラッシュメモリ124には、前述した電
話帳データが記憶される領域を有するものである。この
実施の形態の携帯無線通信端末においては、例えば、最
大で200件の電話帳データをフラッシュメモリ124
の電話帳データの記憶領域に記憶させることができるよ
うにされている。さらに、このフラッシュメモリ124
には、DRAM123に一時的に蓄えた受信データの内
の、特に保存しておきたいデータを格納する領域を備え
ている。
【0054】[携帯無線通信端末の動作について]以上
のような構成を備える携帯無線通信端末の動作を、以下
に説明する。前述したように、この実施の形態の携帯無
線通信端末は、カバーパネル101の開閉に応じてPH
S電話端末として動作する電話モードと、データ通信端
末として動作するデータ通信モードとを有する。そこ
で、このPHS電話モードとデータ通信モードとに別け
て、この実施の形態の携帯無線通信端末の動作について
説明する。
【0055】[電話モード時の動作]まず、PHS電話
モードについて説明する。カバーパネル101を閉じた
状態で、本体100に設けられている通話キーTKを押
下し、テンキー102を用いて、相手方の電話番号をダ
イヤル入力すると、発呼がなされる。また、カバーパネ
ル101を閉じた状態で、PHS電話端末としての当該
携帯無線通信端末に電話の着信があると、それがブザー
127により使用者に知らされ、通話キーTKを押下し
て使用者が応答すると、その電話着信を受けることがで
き、通話状態になる。
【0056】また、前述にもしたように、この実施の形
態の携帯無線通信端末は、電話帳機能を備えており、カ
バーパネル101を閉じた状態で、ジョグダイヤルキー
109を押下すると、フラッシュメモリ124に記憶さ
れている電話帳データのうちの通信先の名前と電話番号
とを表示する電話番号リストが、図3(A)に示すよう
にLCD窓104から観視可能なLCD105の表示面
に表示される。
【0057】この場合、LCD窓104の左側が名前を
表示する名前欄201となり、右側が電話番号を表示す
る電話番号欄202となる。
【0058】また、LCD窓104から観視可能なLC
D105の両端には、指示カーソル203a、bが表示
される。この指示カーソル203a、bは、一体のカー
ソルであり、同じ行を指示するようにされている。この
時、ジョグダイヤルキー109を押下することにより、
指示カーソル203a、bの位置の電話番号が発信に用
いられる電話番号として決定するようにされる。
【0059】そして、ジョグダイヤルキー109を回動
操作することにより、図3(B)に示すように、電話番
号リストは行スクロールする。これにより、電話を掛け
る相手先の電話番号を選択して、ジョグダイヤルキー1
09を押下することにより決定した後、本体100に設
けられた通話キーTKを押下すると、ジョグダイヤルキ
ー109により選択、決定された電話番号が用いられて
自動ダイヤルが行われ、発呼がなされる。
【0060】このように、この実施の形態に携帯無線通
信端末は、電話を掛ける相手先の電話番号を、この携帯
無線通信端末に登録しておくことにより、電話番号リス
トを表示し、目的とする電話を掛ける相手先の電話番号
を選択して発呼に用いることができる。また、携帯無線
通信端末に記憶されている電話番号を用いて発呼を行う
ことができるので、記憶されている電話番号が間違って
いない限り、間違い電話を掛けることもない。
【0061】なお、カバーパネル101を開いた状態で
電話着信があったときには、本体100に設けられてい
る通話キーTKを押すことにより、いつでも通話が可能
である。ただし、通話は、カバーパネル101を閉じた
状態で行うようにする。
【0062】そして、携帯無線通信端末は、このPHS
電話通話時には、システムコントロール部121からの
制御を送受信データ処理部113が受けながら、送話信
号を送信し、また、受話信号を受信する。
【0063】すなわち、マイクロホン100MCからの
音声信号がアンプ114を介して送受信データ処理部1
13に供給されて送信データに変換され、RF処理部1
12を通じ、アンテナ111を通じて無線基地局6に対
して送信されると共に、無線基地局6よりの相手側から
の通話音声のデータがアンテナ111で受信され、その
受信データが送受信データ処理部113で処理されて、
相手の通話音声信号が復元され、それがアンプ115を
通じてスピーカ100SPに供給されて放音される。
【0064】[データ通信モード時の動作]次に、デー
タ通信モードについて説明する。この実施の形態の携帯
無線通信端末は、カバーパネル101が開かれ、データ
通信モードにされると、ファクシミリ機能、電子メール
機能、情報提供サービスを受けることができるWWWブ
ラウザ機能、メモ機能などを実現できるように構成され
ている。
【0065】これらの機能の一覧メニューは、キー釦1
08の内のメニューキーK1を操作することにより、L
CD105の画面上に表示される。そして、使用者が、
このLCD105の画面に表示される一覧メニューか
ら、ジョグダイヤルキー109の回動操作および押下操
作により希望する機能を選択して、決定することによ
り、この実施の形態の携帯無線通信端末は、その機能を
実行するモードの状態になる。
【0066】この実施の形態の携帯無線通信端末を用い
て、ファクシミリ機能によりファクシミリ通信を行う場
合や電子メール機能により電子メール通信を行う場合、
あるいは、WWWブラウザ機能により情報の提供を受け
る場合には、前述したように契約関係にあるサーバ装置
を介して処理される。
【0067】すなわち、この実施の形態の携帯無線通信
端末からファクシミリ情報や電子メール情報を送信する
場合には、この携帯無線通信端末で作成したファクシミ
リ情報や電子メール情報をサーバ装置に送信し、サーバ
装置を介して目的の相手先に送信するようにする。ま
た、この携帯無線通信端末に対する相手先からのファク
シミリ情報や電子メール情報は、一旦、サーバ装置に蓄
積される。そして、この携帯無線通信端末からサーバ装
置に対して自分宛てのファクシミリ情報や電子メール情
報の送信を要求することにより、サーバ装置に蓄積され
ている自分宛てのファクシミリ情報や電子メール情報を
得る。
【0068】また、WWWブラウザ機能により情報の提
供を受ける場合においても、携帯無線通信端末からサー
バ装置に対し、情報提供の要求を送信することにより、
サーバ装置から携帯無線通信端末からの通信要求に応じ
た情報を携帯無線通信端末に送信するようにされる。
【0069】このように、この実施の形態の携帯無線通
信端末は、本来携帯無線通信端末が行わなければならな
い処理をサーバ装置が行うというように、携帯無線通信
端末とサーバ装置とが協働することにより携帯無線通信
端末の付加を軽減し、ファクシミリ通信や電子メール通
信を行うことができ、また、情報提供サービスを利用す
ることができるようにされる。
【0070】そして、この実施の形態の携帯無線通信端
末を用いてファクシミリ情報や電子メール情報を送信す
る場合、携帯無線通信端末で作成したファクシミリ情報
や電子メール情報などの送信データは、DRAM123
に一時格納され、送信実行によりシステムコントロール
部121により読み出されて、予め決められた通信プロ
トコルおよびデータ形式で、送受信データ処理部11
3、RF処理部112、アンテナ111を順次介して無
線送信される。
【0071】また、サーバ装置からの当該携帯無線通信
端末宛ての受信データは、アンテナ111で受信され、
RF処理部112、送受信データ処理部113を通じ
て、システムコントロール部121によりDRAM12
3に一時格納される。そして、システムコントロール部
121の制御により、LCDドライバ125を通じてL
CD105Mに表示データとして送られ、受信データに
よる表示内容が表示される。
【0072】また、WWWブラウザ機能により情報提供
サービスを受ける場合、使用者からの指示入力に応じ
て、この実施の形態の携帯無線通信端末のメインコント
ローラ121で作成された通信要求データは、送受信デ
ータ処理部113、RF処理部112、アンテナ111
を順次介して無線送信される。
【0073】この通信要求に応じて、サーバ装置からの
当該携帯無線通信端末に対する送信データが、前述した
ファクシミリ機能、電子メール機能時の当該携帯無線通
信端末宛ての情報の受信の場合と同様に、アンテナ11
1で受信され、RF処理部112、送受信データ処理部
113を通じて受信され、システムコントロール部12
1の制御により、LCDドライバ125を通じてLCD
105に表示データとして送られ、受信データによる表
示内容が表示される。
【0074】このWWWブラウザ機能の使用時において
は、当該携帯無線通信端末の使用者は、当該携帯無線通
信端末を介して、順次にサーバ装置に対して情報の提供
を要求することにより、サーバ装置は要求に応じた情報
を形成して返信し、当該携帯無線通信端末を介して使用
者に提供する。
【0075】また、メモ機能には、ペン107とタッチ
パネル106とを用いて入力を行う「手書きメモ」と、
メインLCD105Mの画面にキーボードを表示して、
その表示キーボードを利用して文書を作成する「タイプ
メモ」とがある。そして、手書きメモとタイプメモのい
ずれの場合も、作成したイメージまたは文書をファクシ
ミリデータとして送信できるように構成されている。
【0076】[電話帳データの新規入力、修正、削除処
理について]さらに、この実施の形態の携帯無線通信端
末は、この通信モード時において、前述したように、通
信先の名前、電話番号、ファクシミリ番号、電子メール
アドレスからなる電話帳データのこの携帯無線通信端末
への入力、修正、削除を行ったり、記憶されている電話
帳データの一覧表(以下、電話帳リストという)を表示
するなどの処理を実行することができるようにされてい
る。
【0077】この実施の形態の携帯無線通信端末におい
ては、データ通信モード時に、カバーパネル101の裏
側にダイレクトキーとして設けられている電話帳機能キ
ーK3を押下することにより、電話帳機能が実行され
る。
【0078】電話帳機能キーK3が押下されたことをシ
ステムコントローラ121が検知すると、システムコン
トローラ121は、フラッシュメモリ124に記憶され
ている電話帳データを読みだし、図4に示すように、名
前の五十音順に、名前、電話番号、ファクシミリ番号、
電子メールアドレス、チェック欄などからなる電話帳リ
ストを表示する。
【0079】この場合、LCD105の上側部分には、
[電話帳リスト]という表示情報の名称が表示されると
共に、この状態において実行可能な処理に対応して、
[表示]アイコン301、[新規入力]アイコン30
2、[指定項目削除]アイコン303、[通話]アイコ
ン304、[切断]アイコン305などが表示される。
【0080】そして、LCD105上に設けられたタッ
チパネル106の[新規入力]アイコン302が表示さ
れている位置にペン107を接触させると、図5(A)
に示すように、電話帳データの新規入力画面となり、電
話帳データの新規入力が可能となる。
【0081】この実施の形態においては、図5(A)に
示すように、通信の相手先となる対象の名前の「よみが
な」の入力欄、「名前」の入力欄、「電話番号」の入力
欄、「ファクシミリ番号」(図では「FAX番号」と記
載)の入力欄、「電子メールアドレス」の入力欄、およ
び、「備考」の入力欄を有し、これらの情報を電話帳デ
ータとして通信の相手先となる対象毎に入力し、この実
施の形態の携帯無線通信端末に記憶させることができる
ようにされている。
【0082】この実施の形態の携帯無線通信端末におい
ては、電話帳データを構成する各情報は以下のように予
め決められた文字数分入力することができる。「よみが
な」は、全角ひらがなで10文字、「名前」は、全角漢
字で10文字または半角英数字で20文字、「電話番
号」は、半角数字30文字および−、(、)、スペー
ス、「FAX番号」は、電話番号と同様に、半角数字3
0文字および−、(、)、スペース、「電子メールアド
レス」は、半角英数および記号で60文字の入力が可能
とされている。また、「備考」は、全角40文字の入力
が可能とさ、半角文字の混在も可能とされている。
【0083】そして、この実施の形態の携帯無線通信端
末においては、[新規入力]を選択した場合には、LC
D105の下側部分には図5(A)に示すように、ペン
107を用いて情報の入力が可能ないわゆるソフトウエ
アキーボード306が表示される。このソフトウエアキ
ーボード306にペン107を接触させることにより、
電話帳データの各情報の入力を行う。
【0084】このように、電話帳機能の[新規入力]を
用いることにより、随時、新たな電話帳データをこの実
施の形態の携帯無線通信端末に記憶させることができ
る。
【0085】また、既に携帯無線通信端末に記憶されて
いる電話帳データの修正や削除は、以下のようにして行
うことができる。
【0086】前述のようにして、電話帳機能キーK3が
押下され、図4に示した電話番号リストが表示された
後、修正あるいは削除したい電話帳データを選択し、決
定する。この処理は、電話帳リストが表示された状態
で、ジョグダイヤルキー109を回動させて目的とする
電話帳データを選択し、ジョグダイヤルキー109を押
下することにより行う。
【0087】また、ペン107をタッチパネル106の
目的の電話帳データが表示されている位置に接触させて
選択し、ジョグダイヤルキー109を押下するか、ある
いは、再度、ペン107をタッチパネル106の選択し
た電話帳データが表示されている位置に接触させること
によっても、修正あるいは削除する電話帳データを選択
決定することができる。
【0088】このようにして選択、決定された電話帳デ
ータは、図5(B)に示すように単独で表示される。ま
た、ジョグダイヤルキー109またはペン107を用い
て、修正あるいは削除する電話帳データを選択した後、
LCD105の上側部分に表示されている[表示]アイ
コンが表示されている位置のタッチパネル106上にペ
ン107を接触させた場合にも、選択された電話帳デー
タを修正あるいは削除の対象として決定し、図5(B)
に示したように、電話帳データが単独で表示される。
【0089】そして、図5(B)に示すように、電話帳
データが単独で表示されたLCD105の上側部分に
は、[修正]アイコン401、[削除]アイコン40
2、[戻る]アイコン403が表示され、ペン107に
より選択可能とされる。
【0090】そして、ペン107により、[修正]アイ
コンを選択すると、前述した電話帳データの新規入力の
場合と同様に、ソフトウエアキーボードが表示され、電
話帳データを構成する各項目の修正入力ができるように
される。
【0091】また、ペン107により、[削除]アイコ
ンを選択すると、「削除してもよろしいですか?」とい
う確認メッセージと共に、ペン107により選択可能な
[OK]アイコンおよび[取消し]アイコンが表示され
る。
【0092】ここでペン107により[OK]アイコン
を選択すると、表示中の電話帳データが携帯無線通信端
末のフラッシュメモリ124から削除される。また、
[取消し]アイコンを選択した場合には、削除処理は取
り消されて、表示されたメッセージが消去され、電話帳
データが単独で表示された画面に戻る。
【0093】また、電話帳データが単独で表示された状
態で、[戻り]アイコン403が選択されたときには、
図4に示した電話帳リストの表示画面に戻ることができ
る。また、図5(B)に示した電話帳データの表示画面
になっているときに、ジョグダイヤルキー109を押下
した場合にも、[戻り]アイコンをペン107により選
択した場合と同様に電話帳リストの表示画面(図4)に
戻ることができるようにされている。
【0094】[電話帳データ(電話番号)の使用頻度の
更新処理]このように、この実施の形態の携帯無線通信
端末は、通信先となる可能性のある相手先の名前のふり
がな、名前、電話番号、ファクシミリ番号、電子メール
アドレスからなる電話帳データの新規入力、修正、削除
が随時にできるようにされている。そして、記憶されて
いる電話帳データに基づいて、通信の相手先となる対象
の名前と電話番号とからなる電話番号リストを、図3
(A)、(B)に示したように、LCD窓104から臨
めるLCD105の表示領域に表示することができる。
【0095】この場合、電話番号リストは、この実施の
形態の携帯無線通信端末において使用頻度の高い順に通
信の相手先となる対象の名前と電話番号とを表示し、よ
く電話を掛ける相手先の電話番号を迅速に見付け出し、
選択することができるようにされている。このため、こ
の実施の形態の携帯無線通信端末は、この携帯無線通信
端末において実行される発呼ルーチンの中で、発呼に使
用した電話番号の使用回数を使用頻度として更新(積
算)するようにされている。
【0096】図6は、この実施の形態の携帯無線通信端
末の発呼時の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【0097】前述したように、この実施の形態の携帯無
線通信端末が、カバーパネル101が閉じられて、PH
S電話モードとされているときに、使用者により、通話
キーTKが押下されると、携帯無線通信端末のシステム
コントロール部121は、図6に示した発呼ルーチンを
実行し、使用者によるテンキー102の操作を有効にし
て、相手先の電話番号の入力を受付けるようにする(ス
テップS11)。
【0098】また、前述したように、この実施の形態の
携帯無線通信端末は、電話番号リストから発呼先の電話
番号を選択、決定することができるようにされており、
カバーパネル101が閉じられて、PHS電話モードと
されているときに、ジョグダイヤル109が押下される
と、システムコントロール部121は、図3(A)、
(B)に示したように、電話番号リストを表示し、この
電話番号リストにおいて選択、決定された電話番号を相
手先の電話番号として受付ける(ステップS11)。
【0099】システムコントロール部121は、受付け
た電話番号の相手先を呼び出す発呼処理を実行し(ステ
ップS12)、相手先が発呼に応じて応答したか否かを
検出する(ステップS13)。システムコントロール部
121は、ステップS13の判断処理において、相手先
からの応答があったことを検出すると、通話を可能にし
(ステップS14)、相手先がオンフックするか、この
携帯無線通信端末の使用者がオンフックすることにより
通話が終了したか否かを判断する(ステップS15)。
【0100】ステップS15の判断処理において、通話
が終了していないと判断した場合には、ステップS14
からの処理を繰り返す。また、ステップS15の判断処
理において、通話が終了したと判断したときには、シス
テムコントロール121は、回線を切断する(ステップ
S16)。
【0101】次に、システムコントロール121は、今
回、発呼に使用した相手先の電話番号は、既にフラッシ
ュメモリ124に記憶されている電話番号か否かを判断
する(ステップS17)。そして、ステップS17の判
断処理において、発呼に使用した電話番号が、既にフラ
ッシュメモリ124に記憶されているものであるときに
は、フラッシュメモリ124に記憶されている当該発呼
に使用された電話番号の使用頻度数をインクリメントし
(ステップS18)、この発呼ルーチンを終了する。
【0102】また、ステップS17の判断処理におい
て、発呼に使用した電話番号が、フラッシュメモリ12
4に記憶されていないと判断したときには、何もぜずに
図6に示す発呼ルーチンを終了する。
【0103】また、ステップS13の判断処理におい
て、相手先からの応答がないと判断したときには、この
携帯無線通信端末の使用者が切断キーを押下することに
よりオンフックする操作を行ったか否かを判断し(ステ
ップS19)、オンフックする操作が行われたと判断し
たときには、この発呼ルーチンを終了する。また、ステ
ップS19の判断処理において、オンフックする操作が
行われていないと判断したときには、ステップS12か
らの処理を繰り返す。
【0104】このように、この実施の形態の携帯無線通
信端末は、発呼を行い、相手先が応答したときであっ
て、この発呼に用いられた電話番号が、既にフラッシュ
メモリ124に記憶されている場合に、今回の発呼に用
いた電話番号の使用頻度を更新する。
【0105】これにより、電話を掛けた相手が、例えば
不在であるため応答がなく、何度も電話を掛けた場合な
どにおいては、電話番号の使用頻度の更新は行われない
ため、電話番号毎に正確な使用頻度を得ることができ
る。
【0106】[電話番号リストの表示処理]次に、電話
を掛けるごとに更新される電話番号の使用頻度に応じ
て、使用頻度の高い順に通信の相手先となる対象の名前
と電話番号とが表示される電話番号リストの表示処理に
ついて説明する。図7は、この実施の形態の携帯無線通
信端末の電話番号リストの表示処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【0107】この図7に示す電話番号リストの表示ルー
チンは、前述にもしたように、この実施の形態の携帯無
線通信端末がPHS電話モードとされ、ジョグダイヤル
109が押下されたときに実行される。
【0108】まず、システムコントロール部121は、
フラッシュメモリ124に記憶されている電話帳データ
から名前と電話番号を読み出す(ステップS21)。そ
して、システムコントロール121は、読み出した名前
と電話番号とを電話番号の使用頻度の高い順に並べ(ス
テップS22)、この使用頻度の高い順に並べられ名前
と電話番号とに基づいて、使用頻度の高い順に電話番号
リストを表示する(ステップS23)。
【0109】これにより、例えば、図8に示すように、
電話番号の使用頻度数が3の名前が「○○○○○○」の
電話帳データと、電話番号の使用頻度数が5の名前が
「□□□□□□」の電話帳データと、電話番号の使用頻
度数が0の名前が「○□○□○□」の電話帳データと、
電話番号の使用頻度数が10の名前が「××××××」
の電話帳データとがフラッシュメモリ124に記憶され
ている場合には、電話番号の使用頻度の高い順に並べ変
えられて、図9に示すように電話番号リストが表示され
る。
【0110】つまり、この例の場合には、最初に、電話
番号の使用頻度数が10の名前「××××××」と電話
番号「012−×××−2222」とが表示され、2番
目に、電話番号の使用頻度数が5の名前「□□□□□
□」と電話番号「012−×××−5678」とが表示
され、3番目に、電話番号の使用頻度数が3の名前「○
○○○○○」と電話番号「012−×××−1234」
とが表示されるというように、使用頻度の高い順に名前
と電話番号とからなる電話番号リストが表示される。
【0111】このように、電話番号の使用頻度の高い順
に電話番号リストを表示することにより、よく電話を掛
ける相手先の電話番号を迅速に選択して、選択した電話
番号を用いて発呼することができる。
【0112】なお、この例においては、電話番号リスト
として表示する相手先の名前と電話番号とを読み出した
後に、電話番号の使用頻度に応じてこれらを並べ変える
ようにしたが、これに限るものではなく、使用頻度の高
い順に相手先の名前と電話番号とを読み出すようにし
て、電話番号リストを表示するための情報を形成するよ
うにしてもよい。
【0113】[変形例1]前述した実施の形態において
は、電話番号リストを電話番号の使用頻度の高い順に並
べて表示するようにした。この場合には、使用頻度が低
い電話番号の相手先の名前と電話番号が表示されるまで
に時間がかかる。このため、電話を掛ける相手先名が分
かっている場合には、かえって名前の五十音順に電話番
号リストを表示した方が使いやすい場合があると考えら
れる。
【0114】以下の例ではこの点を考慮し、電話番号の
使用頻度が予め決められた使用頻度以上の相手先の名前
と電話番号とからなる電話番号リストを電話番号の使用
頻度の高い順に表示すると共に、この予め決められた使
用頻度以上の電話番号リストの表示に続いて、既に電話
番号の使用頻度が一定以上のものとして電話番号リスト
に表示されたものをも含めて、携帯無線通信端末に記憶
されている通信の相手先となる全対象について、名前の
五十音順に電話番号リストを表示するようにする。
【0115】このようにする場合にも、使用頻度は、図
6を用いて説明したように、発呼ルーチンの中で、発呼
に使用した電話番号の使用頻度を更新するようにして、
各電話番号の使用頻度を得るようにする。
【0116】そして、前述したようにPHS電話モード
時に、ジョグダイヤル109が押下され、電話番号リス
トの表示を行うようにされた場合には、システムコント
ロール部121は、図10に示す電話番号リスト表示ル
ーチンを実行する。
【0117】すなわち、システムコントロール部121
は、図7に示した電話番号リスト表示ルーチンと同様
に、フラッシュメモリ124に記憶されている電話帳デ
ータから名前と電話番号とを読み出し(ステップS3
1)、読み出した名前と電話番号とを電話番号の使用頻
度の高い順に並べる(ステップS32)。
【0118】そして、この例においては、電話番号の使
用頻度が予め決められた使用頻度以上の名前と電話番号
とを抽出し(ステップS33)、この抽出した名前と電
話番号とを電話番号リストとして表示する(ステップS
34)。
【0119】そして、この電話番号の使用頻度が予め決
められた使用頻度以上の電話番号リストの表示に続き、
携帯無線通信端末に記憶されている通信の相手先となる
全対象について、名前の五十音順に電話番号リストを表
示する。
【0120】これにより、例えば、図11に示すよう
に、フラッシュメモリ124に電話番号の使用頻度数が
3の電話帳データが1件、電話番号の使用頻度が1の電
話帳データが2件、記憶されており、使用頻度数が3以
上の通信の相手先についての電話番号リストを使用頻度
の高い順に表示した後、名前の五十音順に電話番号リス
トを表示するようにした場合には図12に示すように表
示される。
【0121】まず、使用頻度数が3である名前が「赤坂
□□」である人の名前と電話番号が表示される。この
例では、これ以外に使用頻度数が3以上の通信の相手先
はないため、以下名前の五十音順の表示となり、名前が
「青山 ○○」である人の名前と電話番号が表示された
後、再度、名前が「赤坂 □□」である人の名前と電話
番号が表示される。
【0122】このように、まず最初に、電話番号の使用
頻度が予め決められた使用頻度以上の電話番号リスト
が、例えば、使用頻度の高い順に表示され、次に名前の
五十音順に電話番号リストが表示されるので、よく電話
を掛ける相手先を迅速に選択することができると共に、
使用頻度の少ない相手先についても、五十音順で表示さ
れるので、目的とする電話を掛ける相手先の電話番号を
見付けやすい。
【0123】また、この五十音順に表示される電話番号
リストの中にも、先に表示された電話番号の使用頻度が
予め決められた使用頻度以上の相手先の名前と電話番号
とを表示することができるので、携帯無線通信端末に記
憶される電話帳データが多くなり、最初の表示で見逃し
てしまった場合にも、名前の五十音順に表示される電話
番号リストにより確実に見付け出し、選択することがで
きる。
【0124】また、電話番号の使用頻度が予め決められ
た使用頻度以上の相手先の名前と電話番号とを全件表示
するのではなく、電話番号の使用頻度が高い相手先の名
前と電話番号とを使用頻度の高い順に10件分表示した
後に、名前の五十音順で電話番号リストの表示を行うよ
うなど、予め決められた件数分の使用頻度の高い相手先
の名前と電話番号とを表示した後に、名前の五十音順に
電話番号リストの表示を行うようにすることもできる。
【0125】なお、この例においては、電話番号リスト
として表示する通信の相手先の名前と電話番号とを読み
出した後に、電話番号の使用頻度に応じて名前と電話番
号とを並べ変え、この後に予め決められた使用頻度以上
の名前と電話番号とを抽出するようにしたが、これに限
るものではない。
【0126】例えば、携帯無線通信端末の記憶されてい
る電話帳データから、電話番号の使用頻度が予め決めら
れ使用頻度以上の相手先の名前と電話番号とを先に抽出
し、この後に電話番号の使用頻度の高い順に名前と電話
番号と並べ変えて、電話番号リストを表示するための情
報を形成するようにしてもよい。
【0127】[ファクシミリ番号リストについて]ま
た、前述にもしたように、この実施の形態の携帯無線通
信端末は、ファクシミリ情報や電子メール情報の送信、
受信を行うことができると共に、データ提供サービスを
も受けることができるものである。
【0128】そして、この実施の形態の携帯無線通信端
末は、前述にもしたように、通信の相手先となる対象の
名前とファクシミリ番号とが表示されるファクシミリ番
号リストや通信の相手先となる対象の名前と電子メール
アドレスとが表示される電子メールアドレスリストを、
前述した電話番号リストの場合と同様に、ファクシミリ
番号や電子メールアドレスの使用頻度に応じて使用頻度
の高い順にLCDに表示することができるものである。
これにより、この実施の形態の携帯無線通信端末の使用
者は、ファクシミリ情報や電子メール情報の送信先を迅
速かつ正確に指定することができるようにされている。
【0129】つまり、この携帯無線通信端末を用いて、
ファクシミリ情報の送信や電子メール情報の送信が行わ
れる毎に、使用されたファクシミリ番号や電子メールア
ドレスの使用回数を使用頻度として積算するようにす
る。この場合、ファクシミリ情報や電子メール情報は、
前述したようにサーバ装置を介して相手先に送信するよ
うにされるため、サーバ装置がこの携帯無線通信端末か
らのファクシミリ情報や電子メール情報を受信した場合
に、この携帯無線通信端末においてファクシミリ番号や
電子メール番号の使用頻度を更新するようにされる。
【0130】そして、前述したように、この実施の形態
の携帯無線通信端末のカバーパネル101が開かれて、
データ通信モードの時に、メモ機能により、ファクシミ
リ情報として送信が可能な情報の作成ができるようにさ
れている。このメモ機能には、前述にもしたように、
「手書きメモ」と「タイプメモ」の2つのモードがあ
り、いずれのモードの場合においても、LCD105の
画面上には、「FAX送信(ファクシミリ送信)」のア
イコンを含むメニューバーが表示されている。
【0131】そして、例えば、「手書きメモ」モード
で、ペン107とタッチパネル106とを用いて、ファ
クシミリ情報として相手先に送信する情報を作成した
後、「FAX送信」のアイコンをペン107で選択する
と、送信すべき相手方端末の電話番号(ファクシミリ番
号)や、ファクシミリタイトルなどの入力モード画面に
なる。
【0132】この入力モード画面には、作成した情報の
送信を中止するための[中止]アイコンや、作成した情
報の送信を開始するための[送信]アイコン、および、
ファクシミリ番号リストを表示するための[ファクシミ
リ番号リスト]アイコンが表示される。
【0133】そして、ファクシミリ番号リストの表示を
実行させるために[ファクシミリ番号リスト]アイコン
をペン107で選択すると、LCD105に例えばファ
クシミリ番号リストを表示するためのウインドウが開か
れ、このウインドウにファクシミリ番号リストが、ファ
クシミリ番号の使用頻度の高い順に表示される。
【0134】すなわち、このファクシミリ番号リストの
表示処理は、図7を用いて前述した電話番号リストの表
示の場合と同様に、この携帯無線通信端末に記憶されて
いる電話帳データから名前とファクシミリ番号とが読み
出され、これがファクシミリ番号の使用頻度の高い順に
並べられ、この並べられた名前とファクシミリとに応じ
て、ファクシミリ番号リストが使用頻度の高い順に表示
される。
【0135】そして、ペン107を用いて、例えば、ウ
インドウ枠に表示される上方向スクロールアイコン、下
方向スクロールアイコンをペン107を用いて指示する
ことにより、ファクシミリ番号リストを行スクロールさ
せて、目的のファクシミリ情報の送信先の名前とファク
シミリ番号を選択することができるようにされている。
【0136】そして、目的とするファクシミリ情報の送
信先の名前とファクシミリ番号とが表示されたときに
は、この目的とするファクシミリ情報の送信先の情報が
表示されている位置にペン107を接触させることによ
り、タッチパネル106がこれを検出し、ペン107が
接触された位置に表示されている相手先をファクシミリ
情報の送信先として決定することができる。
【0137】このようにしてファクシミリ情報の送信先
が選択、決定されると、決定されたファクシミリ情報の
送信先のファクシミリ番号が、ファクシミリ情報の送信
先ファクシミリ番号の入力欄に表示されると共に、ファ
クシミリ送信を実行させると、指定されたファクシミリ
番号の相手先に、サーバ装置を介してファクシミリ情報
が送信されるようにされる。
【0138】また、開かれたウインドウに表示されるフ
ァクシミリ番号リストからファクシミリ情報の送信先を
選択、決定する場合には、ペン107とタッチパネル1
06とを用いるようにしたが、これに限るものではな
い。例えば、前述した電話番号リストから、電話番号を
掛ける相手先を選択、決定する場合と同様に、ジョグダ
イヤルキー109を回動操作、押下操作することによ
り、ウインドウに表示されるファクシミリ番号リストか
らファクシミリ情報を送信する相手先を選択し、決定す
るようにすることもできる。
【0139】また、電子メールを送信する場合にも、フ
ァクシミリ情報の送信の場合と同様に、LCD105に
ウインドウを開き、このウインドウに、電子メールアド
レスの使用頻度の高い順に電子メールアドレスリストを
表示して、電子メール情報の送信先を指定することがで
きる。
【0140】もちろん、前述した電話番号リストの場合
と同様に、これらファクシミリ番号リストや電子メール
アドレスリストの場合にも、ファクシミリ番号や電子メ
ールアドレスの使用頻度の高い順にファクシミリ番号リ
ストや電子メールアドレスリストを表示し、さらに、通
信の相手先となる対象の名前の五十音順にファクシミリ
番号や電子メールアドレスを表示することもできる。
【0141】また、ファクシミリ番号や電子メールアド
レスの使用頻度の高い順にファクシミリ番号リストや電
子メールアドレスリストを表示する場合であっても、予
め定められた使用頻度以上の情報を表示するようにした
り、表示する情報の件数を制限するようにすることもで
きる。また、使用頻度の高い順に表示するか、五十音順
に表示するかを携帯無線通信端末の使用者が指定するこ
ともできる。
【0142】つまり、電話を掛ける場合に電話番号リス
トを表示し、電話を掛ける相手先を迅速かつ正確に選択
し、決定することができるように、ファクシミリ機能や
電子メール機能を用いて、ファクシミリ情報や電子メー
ル情報を送信する場合においても、ファクシミリ番号リ
ストや電子メールアドレスリストを表示し、ファクシミ
リ情報や電子メール情報を送信する相手先を迅速かつ正
確に選択し、決定することができる。
【0143】なお、携帯無線通信端末の使用者が、電話
番号リストを、電話番号の使用頻度の高い順に表示する
か、あるいは、名前の50音順に表示するかを選択する
ことができるようにすることもできる。同様に、携帯無
線通信端末の使用者が、ファクシミリ番号リスト、電子
メールアドレスリストを、ファクシミリ番号、電子メー
ルアドレスの使用頻度の高い順に表示するか、あるい
は、名前の50音順に表示するかを選択することができ
るようにすることもできる。
【0144】この場合、よく通信先となる相手先につい
ては、使用頻度の高い順に表示される電話番号リスト、
ファクシミリ番号リスト、電子メールアドレスリストを
用いて探し出すようにし、あまり通信先となることのな
い相手先については、五十音順に表示される電話番号リ
スト、ファクシミリ番号リスト、電子メールアドレスリ
ストを用いて探し出すようにすることができるので、い
づれの場合にも、目的とする相手先の電話番号やファク
シミリ番号や電子メールアドレスを迅速に探し出すこと
ができる。
【0145】また、五十音順に電話番号リスト、ファク
シミリ番号リスト、電子メールアドレスリストを表示す
る場合に、あ行、か行、さ行、た行…というように、五
十音の行を指定して、指定した行から電話番号リスト、
ファクシミリ番号リスト、電子メールアドレスリストを
表示するようにすることもできる。
【0146】例えば、フラッシュメモリ124には、電
話帳データを名前の50音順に記憶するようにしてお
く。また、ダイヤルキーとして用いられるテンキー10
2のそれぞれに、五十音の各行を割り当てる。つまり、
テンキー102のそれぞれに対して、「1」キー…あ
行、「2」キー…か行、「3」キー…さ行、…というよ
うに五十音の行を割り当てる。
【0147】そして、例えば、電話番号リストを50音
順に表示するようにした場合に、例えば、「3」キーが
押下された場合には、システムコントロール部121
は、名前が、さ行に属する電話帳データにデータの読み
出し位置を位置付けて、さ行の相手先から電話番号リス
トの表示を行うようにする。ファクシミリ番号リスト、
電子メールアドレスリストの場合にも同様にして、指定
した行から五十音順にデータを表示することができる。
【0148】このように、目的の行から五十音順で電話
番号リスト、ファクシミリ番号リスト、電子メールアド
レスリストを表示することをできるようにしておくこと
により、通信の相手先の名前が明確に分かっている場合
には、目的とする相手先の電話番号をより迅速に探し出
すことがきる。
【0149】なお、前述の実施の形態においては、電話
番号リスト、ファクシミリ番号リスト、電子メールアド
レスリストを名前の五十音順で表示するようにしたが、
これに限るものではなく、名前のアルファベット順に電
話番号リスト、ファクシミリ番号リスト、電子メールア
ドレスリストを表示するようにすることももちろんでき
る。
【0150】このように、電話番号リスト、ファクシミ
リ番号リスト、電子メールアドレスリストをアルファベ
ット順に表示する場合には、例えば、電話帳データとし
て登録する情報の1つに、アルファベット表記による名
前を登録するなどすることにより実現することができ
る。
【0151】また、優先的に表示したい相手先の情報
を、例えば、電話帳データの新規入力画面や変更画面に
おいて設定することができるようにしておき、電話番号
リスト、ファクシミリ番号リスト、電子メールリストを
表示する場合に、この優先的に表示するようにした相手
先の情報を名前の五十音順の表示に先立って、表示する
ようにすることもできる。この場合、優先的に表示する
ようにした相手先の情報についても、電話番号、ファク
シミリ番号、電子メールアドレスの使用頻度の高い順に
表示するようにすることもできる。
【0152】この場合には、優先的に表示するようにし
た相手先の情報が確実に最初に表示されるため、頻繁に
電話を掛けたり、ファクシミリ情報や電子メール情報を
送信する相手先があまり多くない場合には、目的の相手
先を探しだすまでの時間を短縮することができる。
【0153】なお、前述した実施の形態においては、デ
ータ通信モード時においてのファクシミリ機能や電子メ
ール機能などの各種の機能は、メニューキーK1を押下
することにより表示されるメニューから、目的の機能を
選択、実行するものとして説明したが、これに限るもの
ではない。
【0154】例えば、この携帯無線通信端末をデータ通
信モードにしたときに、データ通信モードで可能となる
ファクシミリ通信機能や電子メール通信機能、あるい
は、情報提供サービスを受けることができるWWWブラ
ウザ機能に対応したダイレクトキーをこの携帯無線通信
端末に設けるようにしてもよい。
【0155】このように各機能に対応するダイレクトキ
ーを設けておくようにした場合には、ダイレクトキーを
押下するという簡単な操作で、目的とする機能を実行さ
せることができる。
【0156】なお、前述した実施の形態においては、こ
の発明をPHS電話端末の機能とデータ通信端末の機能
とを有する複合端末である携帯無線通信端末に適用した
ものとして説明したが、これに限るものではない。
【0157】例えば、携帯電話端末や家庭で用いられる
電話端末、あるいは、ファクシミリ装置や電子メール通
信が可能な通信端末などにこの発明を適用することがで
きる。
【0158】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
通信端末によれば、通信先情報は、使用頻度に応じて、
使用頻度の高い順に表示されるので、目的とする通信の
相手先を迅速に見付け出し、利用することができる。
【0159】また、請求項2の発明の通信端末によれ
ば、目的とする通信の相手先を使用頻度の高い順に表示
する一覧表示により迅速に見付け出すことができるとと
もに、使用頻度が高くない通信の相手先についても、予
め決められた順序での一覧表示により迅速に見付け出す
ことができる。
【0160】また、請求項3の発明の通信端末によれ
ば、頻繁に通信の相手先となる通信先情報は、使用頻度
に応じた一覧表示により迅速に指定することができると
共に、通信の相手先として指定されることのない相手先
についても予め決められた順序の一覧表示により迅速に
見付け出すことができる。
【0161】また、請求項4の発明の通信端末によれ
ば、通信の相手先が応答して、通話や通信が行われた場
合のみ使用頻度の算出が行われるようにされるため、算
出される使用頻度の信頼性が高くなり、信頼性の高い使
用頻度に応じた通信先情報の一覧表示を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による携帯無線通信端末の一実施の形
態のブロック図である。
【図2】この発明による携帯無線通信端末の一実施の形
態の外観を示す図である。
【図3】この発明による携帯無線通信端末の一実施の形
態における電話番号リストの表示例を示す図である。
【図4】この発明による携帯無線通信端末の一実施の形
態における電話帳機能時の電話帳リストの表示例を示す
図である。
【図5】この発明による携帯無線通信端末の一実施の形
態における電話帳機能時の電話帳データの入力、修正、
削除処理を行うための画面の例を示す図である。
【図6】この発明による携帯無線通信端末の一実施の形
態における携帯無線通信端末から発呼時の処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図7】この発明による携帯無線通信端末の一実施の形
態における電話番号リストの表示処理を説明するための
フローチャートである。
【図8】この発明による携帯無線通信端末の一実施の形
態におけるフラッシュメモリに記憶されている情報を説
明するための図である。
【図9】図8に示したフラッシュメモリに記憶されてい
る情報を図7に示した処理により電話番号リストとして
表示した場合の例を説明するための図である。
【図10】この発明による携帯無線通信端末の一実施の
形態における電話番号リストの表示処理の他の例を説明
するためのフローチャートである。
【図11】この発明による携帯無線通信端末の一実施の
形態におけるフラッシュメモリに記憶されている情報の
例を説明するための図である。
【図12】図11に示したフラッシュメモリに記憶され
ている情報を図10に示した処理により電話番号リスト
として表示した場合の例を説明するための図である。
【符号の説明】
100…携帯無線通信端末本体、101…カバーパネ
ル、SW…スイッチ、100MC…マイクロホン(送話
器)、100SP…スピーカ(受話器)、102…テン
キー、103…アンテナ、105…LCD、106…タ
ッチパネル、107…ペン、108…キー釦、111…
アンテナ、112…RF処理部、113…送受信データ
処理部、121…システムコントロール部、122…R
OM、123…DRAM、124…フラッシュメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 壺井 久史 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相手先に通信の発信を行う際に使用する通
    信先情報を、複数の相手先について記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶されている前記通信先情報を、個々
    の通信先情報毎に順次に並べて表示する表示素子と、 前記通信先情報に示される相手先に発信が行われたこと
    を検出する発信検出手段と、 前記発信検出手段の検出情報に基づいて、前記記憶手段
    に記憶されている前記通信先情報についての使用頻度を
    積算する使用頻度積算手段と、 前記使用頻度積算手段により積算された前記通信先情報
    毎の前記使用頻度に応じて、前記通信先情報の上記表示
    素子上の順序を、前記使用頻度の高い順に並べて前記表
    示素子に表示するように制御する並べ変え制御手段とを
    備えることを特徴とする携帯通信端末。
  2. 【請求項2】前記並べ変え制御手段は、前記使用頻度に
    応じて並べ変えられた前記通信先情報と、予め決められ
    た順序で並べられた前記通信先情報とを前記表示手段に
    表示可能とすることを特徴とする請求項1に記載の携帯
    通信端末。
  3. 【請求項3】前記並べ変え制御手段は、予め決められた
    使用頻度以上の前記通信先情報を前記使用頻度に応じて
    並べ変えたものと、予め決められた順序で並べられた前
    記通信先情報とを前記表示手段に表示可能とすることを
    特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  4. 【請求項4】前記使用頻度積算手段は、通信の相手先を
    呼び出す処理が行われ、前記通信先が応答した場合に、
    前記記憶手段に記憶されている前記通信先情報の使用頻
    度を加算することを特徴とする請求項1、請求項2また
    は請求項3に記載の携帯通信端末。
  5. 【請求項5】前記通信先情報は、少なくとも、通信の相
    手先の名称と、この相手先の電話番号とからなり、 前記予め決められた順序は、前記通信の相手先の名称の
    五十音順またはアルファベット順であることを特徴とす
    る請求項2または請求項3に記載の携帯通信端末。
  6. 【請求項6】前記通信先情報は、少なくとも、通信の相
    手先の名称と、この相手先の電子メールアドレスとから
    なり、 前記予め決められた順序は、前記通信の相手先の名称の
    五十音順またはアルファベット順であることを特徴とす
    る請求項2または請求項3に記載の携帯通信端末。
  7. 【請求項7】前記通信端末は、携帯型無線通信端末であ
    り、前記表示素子にはスクロール可能の状態で所定個数
    の通信先情報が表示されることを特徴とする請求項1、
    請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項
    6に記載の携帯通信端末。
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