JPH1168480A - 差動増幅回路とこれを用いたデータラッチ回路及びフリップフロップ回路 - Google Patents

差動増幅回路とこれを用いたデータラッチ回路及びフリップフロップ回路

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JPH1168480A
JPH1168480A JP9221373A JP22137397A JPH1168480A JP H1168480 A JPH1168480 A JP H1168480A JP 9221373 A JP9221373 A JP 9221373A JP 22137397 A JP22137397 A JP 22137397A JP H1168480 A JPH1168480 A JP H1168480A
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JP9221373A
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Toshihiko Ichioka
俊彦 市岡
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子数を少なくし、かつ高速動作を可能にす
る。 【解決手段】 入力端子31,32に両相の入力電圧を
入力すると、FET41,42がスイッチング動作をす
る。定電流源用FET46,47は、負荷抵抗43,4
4に対して定常的にオフセットの電流を流す。これによ
り、出力端子34,35の出力電圧レベルがシフトされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FET(電界効果
トランジスタ)で構成される差動増幅回路と、これを用
いたデータラッチ回路及びフリップフロップ回路(以
下、「FF」という)の回路構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回路に関する技術として
は、例えば、次のような文献に記載されるものがあっ
た。 文献:エックステンディット アブストラクトス オブ
コンファレンスオン ソリッド ステイト デバイセ
ス アンド マテリアルス(Extended Abstracts of co
nference on SOLID STATE DEVICES AND MATERIALS )
(1984-8-30 ),(財)日本学会事務センター,T.Taka
da,et al. “A GaAs HSCFL 4 GHz Divider with 60/70
ps Transition Time”P.403-406 図2は、前記文献に記載された従来の差動増幅回路の回
路図である。この差動増幅回路は、両相の正相入力端子
1及び逆相入力端子2に入力される入力電圧の差を増幅
する差動増幅回路部と、該差動増幅回路部の出力電圧を
駆動して両相の正相出力端子4及び逆相出力端子5から
出力するソースホロワバッファ部とで、構成されてい
る。
【0003】差動増幅回路部は、各ゲートが入力端子
1,2にそれぞれ接続されソースカップルされたスイッ
チング用のFET11,12と、各FET11,12の
ドレインと高電位側の電源電位VDDが印加される電源
端子3との間に接続された負荷抵抗13,14と、FE
T11,12のソースカップルされたノードとグランド
(以下、「GND」という)との間に接続された定電流
源用のFET15とで構成されている。ソースホロワバ
ッファ部は、各ドレインが電源端子3に接続されたソー
スホロワ用のFET21,22と、各FET21,22
のソースと出力端子4,5との間に接続されたレベルシ
フト用のダイオード23,24と、各出力端子4,5と
GNDとの間に接続された定電流源用のFET25,2
6とで構成されている。各FET21,22のゲート
は、各FET11,12のドレインにそれぞれ接続され
ている。この種の差動増幅回路の動作としては、入力端
子1,2に両相の入力電圧を入力すると、これらの入力
電圧が、FET11,12等で構成される差動増幅回路
部で増幅され、該FET11,12のドレインから出力
される。この出力電圧は、ソースホロワバッファ部のF
ET21,22でインピーダンス変換され、ダイオード
23,24でレベルシフトされて出力端子4,5から出
力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図2の差動増幅回路では、ソースホロワバッファ部での
遅延が発生し、差動増幅回路全体の遅延が大きくなると
いう課題があった。また、ソースホロワバッファ部は、
ソースホロワ用FET21,22と、レベルシフト用の
ダイオード23,24と、定電流源用のFET25,2
6との少なくとも3種類の素子で構成されるため、素子
数が多く、集積回路化した時には素子の形成面積が大き
いという課題があった。本発明は、前記従来技術が持っ
ていた課題を解決し、少ない素子数で、かつ高速動作が
可能な差動増幅回路と、これを用いたデータラッチ回路
及びFFを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの請求項1に係る発明では、差動増幅
回路において、ソースが第1のノードに、ドレインが第
2のノードに、ゲートが第1の入力端子にそれぞれ接続
されたスイッチング用の第1のFETと、ソースが前記
第1のノードに、ドレインが第3のノードに、ゲートが
第2の入力端子にそれぞれ接続されたスイッチング用の
第2のFETと、前記第2のノードと高電位側の第1の
電源端子との間に接続された第1の負荷抵抗手段と、前
記第3のノードと前記第1の電源端子との間に接続され
た第2の負荷抵抗手段と、前記第1のノードと低電位側
の第2の電源端子との間に接続された第1の定電流源
と、前記第2のノードと前記第2の電源端子との間に接
続された第2の定電流源と、前記第3のノードと前記第
2の電源端子との間に接続された第3の定電流源とを備
え、前記第2及び第3のノード、あるいは前記第2また
は第3のノードを出力端子としている。
【0006】請求項2に係る発明では、請求項1の差動
増幅回路において、前記第2のノードと前記第2の定電
流源とを第1のレベルシフト手段を介して接続し、前記
第3のノードと前記第3の定電流源とを第2のレベルシ
フト手段を介して接続している。請求項3に係る発明で
は、請求項1または2の差動増幅回路において、前記第
2及び第3の定電流源を、ゲート及びソースを共通接続
したディプレッション型FET(以下、「DFET」と
いう)で構成している。請求項4に係る発明では、請求
項1または2の差動増幅回路において、前記第2及び第
3の定電流源を抵抗で構成している。このような請求項
1〜4に係る発明の構成を採用したことにより、第1、
第2の入力端子に入力電圧が入力されると、この入力電
圧によって第1、第2のFETがオン、オフ動作し、該
入力信号が増幅されて第2、第3のノードから出力され
る。第1、第2のFETのオン、オフ動作と無関係に、
第2、第3の定電流源の電流が第1、第2の負荷抵抗手
段にそれぞれ流れ、この第1、第2の負荷抵抗手段に生
じる電圧降下だけ低くシフトした電圧が出力端子から出
力される。
【0007】請求項5に係る発明では、データラッチ回
路において、ソースが第1のノードに、ドレインが第2
のノードに、ゲートが第1のデータ信号入力端子にそれ
ぞれ接続されたスイッチング用の第1のFETと、ソー
スが前記第1のノードに、ドレインが第3のノードに、
ゲートが第2のデータ信号入力端子にそれぞれ接続され
たスイッチング用の第2のFETと、ソースが第4のノ
ードに、ドレインが前記第3のノードに、ゲートが第1
の出力端子にそれぞれ接続されたスイッチング用の第3
のFETと、ソースが前記第4のノードに、ドレインが
前記第2のノードに、ゲートが第2の出力端子にそれぞ
れ接続されたスイッチング用の第4のFETと、前記第
2のノードと高電位側の第1の電源端子との間に接続さ
れた第1の負荷抵抗手段と、前記第3のノードと前記第
1の電源端子との間に接続された第2の負荷抵抗手段
と、ソースが第5のノードに、ドレインが前記第1のノ
ードに、ゲートが第1のクロック信号入力端子にそれぞ
れ接続されたスイッチング用の第5のFETと、ソース
が前記第5のノードに、ドレインが前記第4のノード
に、ゲートが第2のクロック信号入力端子にそれぞれ接
続されたスイッチング用の第6のFETとを、備えてい
る。さらに、前記第5のノードと低電位側の第2の電源
端子との間に接続された第1の定電流源と、前記第2の
ノードと前記第1の出力端子との間に接続された第1の
レベルシフト手段と、前記第3のノードと前記第2の出
力端子との間に接続された第2のレベルシフト手段と、
前記第1の出力端子と前記第2の電源端子との間に接続
された第2の定電流源と、前記第2の出力端子と前記第
2の電源端子との間に接続された第3の定電流源とが、
設けられている。
【0008】このような構成を採用したことにより、例
えば、第1のクロック信号入力端子がハイレベル(以
下、“H”という)、第2のクロック信号入力端子がロ
ーレベル(以下、“L”という)の時、第5のFETが
オン状態になり、第6のFETがオフ状態となる。そし
て、第1、第2のデータ信号入力端子から入力されるデ
ータ信号によって第1、第2のFETがスイッチング動
作をし、その入力データ信号の電圧レベルに応じた電圧
レベルが第2、第3のノードから出力される。第2、第
3のノードの電圧レベルは、第1、第2のレベルシフト
手段を介して、第3、第4のFETのゲートに伝達され
る。次に、第1のデータ信号入力端子が“L”、第2の
データ信号入力端子が“H”になると、第1のデータ信
号入力端子の“H”と、第2のデータ信号入力端子の
“L”の時のデータが、第3、第4のFETで保持され
る。請求項6に係る発明では、請求項5のデータラッチ
回路を2個接続して構成している。このような構成を採
用したことにより、第1、第2のクロック信号入力端子
に入力されるクロック信号に同期して、第1、第2のデ
ータ信号入力端子に入力されるデータ信号のシフト動作
が行われる。
【0009】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 本発明の第1の実施形態を示す差動増幅回路の(A)構
成、(B)動作、及び(C)効果を説明する。 (A) 構成 図1は、本発明の第1の実施形態を示す差動増幅回路の
回路図である。この差動増幅回路は、入力電圧を入力す
る正相の第1の入力端子31、入力電圧を入力する逆相
の第2の入力端子32、高電位側の電源電位VDDが印
加される第1の電源端子33、低電位側の第2の電源端
子(例えば、GND)、出力電圧を出力する正相の第1
の出力端子34、及び出力電圧を出力する逆相の第2の
出力端子35を有している。入力端子31に、スイッチ
ング用の第1のFET(例えば、エンハンスメント型F
ET、これを以下「EFET」という)41のゲートが
接続され、さらに入力端子32に、スイッチング用の第
2のFET(例えば、EFET)42のゲートが接続さ
れ、これらのEFET41,42のソースが第1のノー
ドN1に共通に接続されている。EFET41のドレイ
ンは、第2のノードN2を介して出力端子34に接続さ
れ、さらにEFET42のドレインが、第3のノードN
3を介して出力端子35に接続されている。ノードN2
と電源端子33との間に、第1の負荷抵抗手段(例え
ば、負荷抵抗)43が接続され、さらにノードN3と電
源端子33との間に、第2の負荷抵抗手段(例えば、負
荷抵抗)44が接続されている。ノードN1には、第1
の定電流源(例えば、ディプレッション型FET、これ
を以下「DFET」という)45のドレインが接続さ
れ、このソース及びゲートがGNDに共通に接続されて
いる。
【0010】出力端子34には、第2の定電流源(例え
ば、DFET)46のドレインが接続され、このソース
及びゲートがGNDに接続されている。さらに、出力端
子35には、第3の定電流源(例えば、DFET)47
のドレインが接続され、このソース及びゲートがGND
に接続されている。DFET46及び47は、同一ゲー
ト長及び同一ゲート幅のFETで構成されている。図3
は、図1の入力端子31,32にそれぞれ入力される入
力電圧Via,Vibと出力端子34,35からそれぞ
れ出力される出力電圧Voa,Vobとの関係を示す入
出力特性図である。
【0011】図1の負荷抵抗43と44の抵抗値をr、
定電流源45の電流値をi1、及び定電流源46,47
の電流値をi2とし、入力電圧ViaとVibの間には
次の関係があるものとする。 Vib=VDD−V1a (B) 動作 最初、入力端子31の入力電圧Viaが0V、入力端子
32の入力電圧VibがVDDとする。この時、ソース
カップルしたEFET41,42のうち、EFET41
が電流遮断状態、EFET42が電流導通状態である。
このため、DFET45の電流i1は負荷抵抗44のみ
に流れ、出力端子34には出力端子35よりr・i1だ
け高い電圧レベルが生じる。ここで、入力電圧Viaを
0Vから上げると(入力電圧Vibを電源電位VDDか
ら下げると)、EFET41に電流が流れ出し、EFE
T42の電流が減少し始める。Via=VDD/2とな
り、Via=Vibとなると、EFET41と42を流
れる電流が等しくなり、出力端子34と35の電圧レベ
ル差が0となる。さらに、入力電圧Viaを上げ、Vi
a=VDD、Vib=0となると、EFET41は電流
導通状態、EFET42は電流遮断状態となり、DFE
T45に流れる電流i1が負荷抵抗43のみに流れ、出
力端子34には出力端子35よりr・i1だけ低い電圧
レベルが生じる。
【0012】ここで、入力電圧Via,Vibの電圧レ
ベルとは無関係に、DFET46の電流i2は負荷抵抗
43を流れ、DFET47の電流i2は負荷抵抗44を
流れる。この結果、出力端子34または35の出力電圧
VoaまたはVobは、常にr・i2だけ低くシフトし
た電圧値となる。前記の入力電圧Viaが3つの場合に
ついて、出力端子34と35の出力電圧Voa,Vob
を次の表にまとめる。
【表1】 図4は、本発明の第1の実施形態の図1の差動増幅回路
と従来の図2の差動増幅回路について、入力端子31と
32または入力端子1と2に、立上り時間と立下り時間
が25ps、繰返し周期が200ps、電圧振幅が0.
4Vp-p の入力電圧Via,Vibを入力した時の、出
力電圧VoaとVobまたは出力端子4の出力電圧V4
と出力端子5の出力電圧V5の過渡応答特性をサーバー
(saber)を用いてシミュレーションした結果を示す比
較図である。電源電位VDDは3Vである。図4から明
らかなように、本発明の第1の実施形態の差動増幅回路
の出力電圧Voa,Vobの電圧レベルは、従来の差動
増幅回路の出力電圧V4,V5の電圧レベルとほぼ等し
く、本実施形態の差動増幅回路が従来の差動増幅回路と
同様のレベルシフト動作をしていることがわかる。ま
た、入力電圧Via,Vibに対する本実施形態の出力
電圧Voa,Vobの遅延は、従来の差動増幅回路の遅
延と比較して5ps程度小さく、本実施形態の差動増幅
回路を用いて高速な信号伝達が可能であることがわか
る。
【0013】(C) 効果 第1の実施形態によれば、定常的にオフセットの電流を
負荷抵抗43,44に流す定電流源用DFET46,4
7を、該負荷抵抗43,44の低電位側のノードN2,
N3に直接接続する構成としたので、従来のようにソー
スホロワ用FET21,22及びレベルシフト用ダイオ
ード23,24を使用せずに、少ない素子数で、差動増
幅回路の出力電圧レベルをシフトすることができる。し
かも、従来のようなソースホロワ用FET21,22を
介さずに信号を伝達するので、次段の回路への信号伝達
遅延を小さくでき、高速動作特性が向上する。
【0014】第2の実施形態 本発明の第2の実施形態を示す差動増幅回路の(A)構
成、(B)動作、及び(C)効果を説明する。 (A) 構成 図5は、本発明の第2の実施形態を示す差動増幅回路の
回路図であり、第1の実施形態を示す図1中の要素と共
通の要素には共通の符号が付されている。この差動増幅
回路では、図1の正相出力端子34に第1のレベルシフ
ト手段(例えば、レベルシフト用ダイオード)48の陽
極を接続し、この陰極を正相出力端子36を介してDF
ET46のドレインに接続すると共に、逆相出力端子3
5に第2のレベルシフト手段(例えば、レベルシフト用
ダイオード)49の陽極を接続し、この陰極を逆相出力
端子37を介してDFET47のドレインに接続した構
成になっている。他の構成は、図1と同様である。
【0015】(B) 動作 互いに逆位相の正相入力電圧Via及び逆相入力電圧V
ibを入力端子31及び32にそれぞれ入力すると、こ
の両相入力電圧Via及びVibを反転したレベルの出
力電圧Voa及びVobが、出力端子34及び35から
それぞれ出力される。図5の差動増幅回路は、図1の差
動増幅回路の出力端子34,35と定電流源用DFET
46,47のドレインとの間にレベルシフト用ダイオー
ド48,49を直列に接続した構成になっている。この
ようにダイオード48,49を接続したことにより、D
FET46または47によってレベルシフトした出力電
圧VoaまたはVobを出力端子34または35から得
ることができると共に、ダイオード48,49でレベル
シフトした出力レベルを出力端子36または37から得
ることができる。
【0016】図6は、図5の差動増幅回路において入力
端子31と32に立上り時間、及び立下り時間が25p
s、繰返し周期が200ps、電圧振幅が0.4Vp-p
の入力電圧ViaとVibを入力した時、出力端子34
の出力電圧Voa及び出力端子35の出力電圧Vobま
たは出力端子36の出力電圧V36及び出力端子37の
出力電圧V37の過渡応答特性を、サーバーを用いてシ
ミュレーションした結果を示す図である。電源電圧VD
Dは3Vである。図6から明らかなように、出力端子3
4または35からは、DFET46の電流による負荷抵
抗43の電圧降下分、またはDFET47の電流による
負荷抵抗44の電圧降下分だけレベルシフトした出力信
号VoaまたはVobが出力される。さらに、出力端子
36または37からは、出力端子34または35の出力
レベルより内部抵抗の効果を含めたショットキダイオー
ドの立上り電圧約0.75Vレベルシフトした出力電圧
V36またはV37が出力される。
【0017】(C) 効果 第2の実施形態によれば、EFET41または42のド
レイン側ノードN2またはN3と、負荷抵抗43または
44に定電流を流すDFET46または47との間に、
ダイオード48または49を直列に接続している。この
ため、例えば、図5の差動増幅回路を多段に接続して増
幅器を構成する場合、ダイオード48または49の陰極
側の出力端子36または37を出力として用いることが
できる。この結果、例えば、図1の差動増幅回路で出力
端子34または35を出力として用い多段の増幅器を構
成する場合と比較し、EFET41または42のゲート
電圧がドレイン電圧よりショットキダイオードの立上り
電圧分(約0.6V)だけ高くなり、該EFET41,
42の飽和領域動作の余裕が大きくなって、増幅器の利
得が向上する。このように、第2の実施形態によれば、
差動増幅回路を多段に接続した時、利得を高くできると
いう効果が得られる。
【0018】第3の実施形態 本発明の第3の実施形態を示すトグルFFの(A)構
成、(B)動作、及び(C)効果を説明する。 (A) 構成 図7は、本発明の第3の実施形態を示すトグルFFの回
路図である。このトグルFFは、同一構成のデータラッ
チ回路で構成されるマスタ部50Mとスレーブ部50S
とを備え、該マスタ部50Mの出力側がスレーブ部50
Sの入力側に接続され、スレーブ部50Sの出力側がマ
スタ部50Mの入力側に接続されている。マスタ部50
Mを構成しているデータラッチ回路は、正相の第1のデ
ータ信号入力端子51M、逆相の第2のデータ信号入力
端子52M、正相の第1のクロック信号入力端子53
M、逆相の第2のクロック信号入力端子54M、高電位
側の電源電位VDDが印加される第1の電源端子55
M、低域側の第2の電源端子(例えば、GND)、正相
の第1の出力端子56M、及び逆相の第2の出力端子5
7Mを有している。
【0019】入力端子51Mに、スイッチング用の第1
のFET(例えば、EFET)58Mのゲートが接続さ
れ、入力端子52Mに、スイッチング用の第2のFET
(例えば、EFET)59Mのゲートが接続され、これ
らのEFET58M,59Mのソースが、第1のノード
N11に共通に接続されている。出力端子56Mに、ス
イッチング用の第3のFET(例えば、EFET)60
Mのゲートが接続され、出力端子57Mに、スイッチン
グ用の第4のFET(例えば、EFET)61Mのゲー
トが接続され、これらのEFET60M,61Mのソー
スが、第4のノードN14に共通に接続されている。E
FET58M,61Mのドレインが、第2のノードN1
2に共通に接続され、EFET59M,60Mのドレイ
ンが、第3のノードN13に共通に接続されている。ノ
ードN12は、第1の負荷抵抗手段(例えば、負荷抵
抗)62Mを介して第1の電源端子55Mに接続され、
ノードN13が、第2の負荷抵抗手段(例えば、負荷抵
抗)63Mを介して電源端子55Mに接続されている。
ノードN11には、スイッチング用の第5のFET(例
えば、EFET)64Mのドレインが接続され、このゲ
ートが入力端子53Mに、ソースが第5のノードN15
にそれぞれ接続されている。ノードN14には、スイッ
チング用の第6のFET(例えば、EFET)65Mの
ドレインが接続され、このゲートが入力端子54Mに、
ソースがノードN15にそれぞれ接続されている。
【0020】ノードN15には、第1の定電流源(例え
ば、DFET)66Mのドレインが接続され、このゲー
ト及びソースがGNDに共通に接続されている。ノード
N12には、第1のレベルシフト手段(例えば、レベル
シフト用ダイオード)67Mの陽極が接続され、この陰
極が出力端子56Mに接続されている。ノードN13に
は、第2のレベルシフト手段(例えば、レベルシフト用
ダイオード)68Mの陽極が接続され、この陰極が出力
端子57Mに接続されている。出力端子56Mは、第2
の定電流源(例えば、DFET)69Mのドレインが接
続され、このゲート及びソースがGNDに共通に接続さ
れている。さらに、出力端子57Mには、第3の定電流
源(例えば、DFET)70Mのドレインが接続され、
このゲート及びソースがGNDに共通に接続されてい
る。スレーブ部50Sは、マスタ部50M側のデータラ
ッチ回路とほぼ同一のデータラッチ回路で構成されてい
る。このスレーブ部50S側のデータラッチ回路を構成
する各素子には、マスタ部50M側の素子に付された符
号Mに対応して符号Sが付されている。なお、EFET
64Sのゲートには逆相のクロック信号入力端子54S
が接続され、EFET65Sのゲートには正相のクロッ
ク信号入力端子53Sが接続されている点のみが、マス
タ部50M側の構成と異なっている。 (B) 動作 まず、入力端子53M,53Sが“H”、入力端子54
M,54Sが“L”の時、マスタ部50MのEFET5
8M及び59Mで構成されるデータ入力側の差動対FE
Tがスイッチング動作をし、これらの各EFET58
M,59Mのゲート入力の電圧レベルに応じた電圧レベ
ルがノードN12,N13から出力される。ノードN1
2,N13の電圧レベルは、レベルシフト用ダイオード
67M,68Mを介して、マスタ部50MのEFET6
0M及び61Mで構成されるラッチ側差動対FETに伝
達されると共に、スレーブ部50SのEFET58S及
び59Sで構成されるデータ入力側差動対FETに伝達
される。
【0021】この時、入力端子53M,53Sは“H”
であるが、入力端子54M,54Sが“L”であるた
め、スレーブ部50SのEFET58S,59Sで構成
されるデータ入力側差動対FETはスイッチング動作を
していない。このため、スレーブ部50Sの出力端子5
6S,57Sからは、EFET60S及び61Sで構成
されるラッチ側差動対FETで保持されているデータが
出力されている。次に、入力端子53M,53Sが
“L”、入力端子54M,54Sが“H”になると、入
力端子53M,53Sが“H”、入力端子54M,54
Sが“L”の時のデータは、EFET60M及び61M
からなる差動対FETで保持される。そして、スレーブ
部50Sは、EFET58S及び59Sからなるデータ
入力側差動対FETがスイッチング動作し、マスタ部5
0Mから伝達された入力データに応じた出力データが出
力端子56S,57Sから出力される。ここで、出力端
子56S,57Sの電圧レベルは、マスタ部50MのE
FET58M及び59Mからなるデータ入力側差動対F
ETに帰還されるが、この構成は、次に入力端子53
M,53Sが“H”、入力端子54M,54Sが“L”
の時、マスタ部54Mの出力レベルが反転するように接
続されている。このため、図7のトグルFFは、入力端
子53M,53S,54M,54Sに入力されるクロッ
ク信号の1周期毎に出力レベルが反転する1/2分周器
として動作する。
【0022】図8は、図7のトグルFFの分周動作をサ
ーバーを用いてシミュレーションした結果を示す図であ
る。この図8には、入力端子53M,53S,54M,
54Sに入力した0.4Vp-p の振幅を持つ20GHz
のクロック信号と、出力端子56S,57Sの出力電圧
の過渡応答特性が示されている。電源電圧VDDは5V
である。図8から明らかなように、出力端子56S,5
7Sからは、入力されたクロック信号の1/2分周出力
電圧が出力され、図7のトグルFFが高速な分周動作を
していることがわかる。
【0023】(C) 効果 第3の実施形態では、ソース結合型のFET論理回路
(Source Coupled FET Logic;SCFL)を用いたFF
において、従来の出力段に用いていたソースホロワ用F
ETを削除し、EFET58M,60M,58Sまたは
60Sのドレイン側ノードを直接、ダイオード67M,
68M,67Sまたは68Sの陽極に接続し、該ダイオ
ード67M,68M,67Sまたは68Sの陽極を出力
端子56M,57M,56Sまたは57Sとし、マスタ
部54Mとスレーブ部50Sとを接続する構成としてい
る。このため、従来のSCFLのFFより、少ない素子
数でFFが構成でき、高集積化できる。その上、信号配
線が短くなり、高速化できる。
【0024】第4の実施形態 本発明の第4の実施形態を示す増幅器の(A)構成、
(B)動作、及び(C)効果を説明する。 (A) 構成 図9は、本発明の第4の実施形態を示す増幅器の回路図
である。この増幅器は、第1の実施形態を示す図1の差
動増幅回路を3段接続した回路構成になっている。即
ち、第1、第2、第3の差動増幅回路80−1,80−
2,80−3において、第1の差動増幅回路80−1の
ソース結合されたスイッチング用EFET41−1,4
2−1のゲートが入力端子31−1,32−1に接続さ
れ、出力端子34−1,35−1が第2の差動増幅回路
80−2のソース結合されたスイッチング用EFET4
1−2,42−2のベースに接続されている。第2の差
動増幅回路80−2の出力端子34−2,35−2に
は、第3の差動増幅回路80−3のソース結合されたス
イッチング用EFET41−3,42−3のゲートが接
続され、該EFET41−3,42−3のドレインに接
続された出力端子34−3,35−3から出力が取出せ
るようになっている。
【0025】第1、第2、第3の差動増幅回路80−1
〜80−3において、負荷抵抗43−1〜43−3,4
4−1〜44−3の大きさは等しく、スイッチング用E
FET41−1〜41−3,42−1〜42−3のゲー
ト幅は等しく、該EFET41−1〜41−3,42−
1〜42−3のソースに共通に接続された定電流源用D
FET45−1〜45−3のゲート幅は等しい。各出力
端子34−1〜34−3,35−1〜35−3に接続さ
れたレベルシフト機能を有する定電流源用DFET46
−1〜46−3,47−1〜47−3のうち、第1の差
動増幅回路80−1のDFET46−1,47−1のゲ
ート幅をWg1、第2の差動増幅回路80−2のDFE
T46−2,47−2のゲート幅をWg2、及び第3の
差動増幅回路80−3のDFET46−3,47−3の
ゲート幅をWg3とし、次のように設定されているとす
る。 Wg1>Wg2>Wg3 (B) 動作 第1の差動増幅回路80−1の入力端子31−1,32
−1に両相の入力電圧を入力すると、これが増幅されて
出力端子34−1,35−1から出力されて第2の差動
増幅回路80−2のEFET41−2,42−2のゲー
トに伝達され、該第2の差動増幅回路80−2で増幅さ
れる。増幅された電圧は、出力端子34−2,35−2
から出力され、第3の差動増幅回路80−3のEFET
41−3,42−3のゲートに伝達され、該第3の差動
増幅回路80−3で増幅され、出力端子34−3,35
−3から出力される。このように、図9の増幅器では、
3段の差動増幅回路80−1〜80−3として動作す
る。
【0026】(C) 効果 第4の実施形態では、図1の差動増幅回路80−1〜8
0−3を多段(例えば、3段)に接続する場合、後段に
接続する差動増幅回路のレベルシフト機能を有するDF
ET46−1〜46−3,47−1〜47−3のゲート
幅Wg1〜Wg3を小さくして、電流によるレベルシフ
ト量を小さくしている。このため、各段の差動増幅回路
共に両相入力電圧が等しい時の信号の中心の電圧レベル
は、入力電圧より出力電圧の方が高くなる。この結果、
各段のスイッチング用EFET41−1〜41−3,4
2−1〜42−3のドレイン・ゲート間電圧は、差動増
幅回路全段のレベルシフト機能を有する定電流源用DF
ET46−1〜46−3,47−1〜47−3のゲート
幅を同一にした場合と比較して高くなり、EFETが飽
和領域で動作する余裕が大きくなって、増幅の線形性が
高くなる。さらに、利得が大きくなるという効果も得ら
れる。
【0027】変形例 本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可
能である。この変形例としては、例えば、次の(i)〜
(v)のようなものがある。 (i) スイッチング用EFET41,41−1〜41
−3,42,42−1〜42−3,58M〜61M,5
8S〜61S,64M,64S,65M,65Sは、D
FET等の他のFETを用いてもよい。また、第2の電
源端子としてGNDを用いたが、これはGND以外の電
位を印加するようにしてもよい。 (ii) 負荷抵抗43,43−1〜43−3,44,4
4−1〜44−3,62M,62S,63M,63S
は、FET等の他の負荷抵抗手段で構成してもよい。 (iii) 定電流源用DFET45〜47,45−1〜4
5−3,46−1〜46−3,47−1〜47−3,6
6M,66S,69M,69S,70M,70Sは、例
えば、ゲートにバイアスを印加したEFETまたは抵抗
等で構成した他の定電流源を用いても、上記実施形態と
同様の効果が得られる。 (iv) シフト用ダイオード48,49,67M,67
S,68M,68Sは、FETや抵抗等の他のレベルシ
フト手段で構成してもよい。 (v) 第3の実施形態を示す図7では、トグルFFを
用いて説明したが、スレーブ部50Sからマスタ部50
Mへのデータ信号の帰還しないディレイFF、またはマ
スタ部50Mのみで用いるデータラッチ回路について
も、上記実施形態とほぼ同様の効果を得ることができ
る。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のう
ちの請求項1に係る発明によれば、定常的にオフセット
の電流を第1、第2の負荷抵抗手段に流す第2、第3の
定電流源を第2、第3のノードに直接接続する構成とし
たので、従来のようにソースホロワ用FET及びレベル
シフト用ダイオードを使用せずに、少ない素子数で、差
動増幅回路の出力電圧レベルをシフトすることができ
る。さらに、従来のようにソースホロワ用FETを介さ
ずに信号を伝達するので、次段の回路への信号伝達遅延
を小さくでき、高速動作特性を向上できる。請求項2に
係る発明によれば、第2、第3の定電流源と直列にそれ
ぞれ第1、第2のレベルシフト手段を接続したので、例
えば、この請求項2の差動増幅回路を多段に接続して増
幅器を構成する場合、第1、第2のレベルシフト手段の
出力側の端子を出力として用いることができ、請求項1
の差動増幅回路で第2または第3のノードを出力として
用いて多段の増幅器を構成する場合と比較し、スイッチ
ング用の第1、第2のFETのゲート電圧がドレイン電
圧よりショットキダイオードの立上り電圧分だけ高くな
り、該スイッチング用FETの飽和領域動作の余裕が大
きくなって、増幅器の利得を向上できる。
【0029】請求項3及び4に係る発明では、請求項1
または2とほぼ同様の効果が得られる。請求項5に係る
発明によれば、定常的にオフセットの電流を負荷抵抗手
段に流す定電流源と直列にレベルシフト手段を接続した
ので、請求項1及び2と同様に、素子数が少なくなって
高速動作特性を向上できると共に、例えば、この請求項
5のデータラッチ回路を多段に接続した場合には利得を
向上できる。請求項6に係る発明によれば、請求項5の
データラッチ回路を2個接続してFFを構成したので、
従来のFFよりも少ない素子数でFFを構成でき、高集
積化が可能になり、さらに、信号配線が短くなって高速
化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す差動増幅回路の
回路図である。
【図2】従来の差動増幅回路の回路図である。
【図3】図1の入出力特性図である。
【図4】図1と図2の過渡応答特性の比較図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す差動増幅回路の
回路図である。
【図6】図5の過渡応答特性図である。
【図7】本発明の第3の実施形態を示すトグルFFの回
路図である。
【図8】図7の分周動作のシミュレーション結果図であ
る。
【図9】本発明の第4の実施形態を示す増幅器の回路図
である。
【符号の説明】
31,31−1〜31−3,32,32−1〜32−
3,51M,51S,52M,52S
入力端子 34,34−1〜34−3,35,35−1〜35−
3,56M,56S,57M,57S
出力端子 41,41−1〜41−3,42,42−1〜42−
3,58M〜61M,58S〜61S,64M,64
S,65M,65Sスイッチング用EFET 43,43−1〜43−3,44,44−1〜44−
3,62M,62S,63M,63S
負荷抵抗 45〜47,45−1〜45−3,46−1〜46−
3,47−1〜47−3,66M,66S,69M,6
9S,70M,70S定電流源用DFET 48,49,67M,67S,68M,68Sレベルシ
フト用ダイオード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソースが第1のノードに、ドレインが第
    2のノードに、ゲートが第1の入力端子にそれぞれ接続
    されたスイッチング用の第1のFETと、 ソースが前記第1のノードに、ドレインが第3のノード
    に、ゲートが第2の入力端子にそれぞれ接続されたスイ
    ッチング用の第2のFETと、 前記第2のノードと高電位側の第1の電源端子との間に
    接続された第1の負荷抵抗手段と、 前記第3のノードと前記第1の電源端子との間に接続さ
    れた第2の負荷抵抗手段と、 前記第1のノードと低電位側の第2の電源端子との間に
    接続された第1の定電流源と、 前記第2のノードと前記第2の電源端子との間に接続さ
    れた第2の定電流源と、 前記第3のノードと前記第2の電源端子との間に接続さ
    れた第3の定電流源とを備え、 前記第2及び第3のノード、あるいは前記第2または第
    3のノードを出力端子としたことを特徴とする差動増幅
    回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の差動増幅回路において、 前記第2のノードと前記第2の定電流源とを第1のレベ
    ルシフト手段を介して接続し、前記第3のノードと前記
    第3の定電流源とを第2のレベルシフト手段を介して接
    続したことを特徴とする差動増幅回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の差動増幅回路に
    おいて、 前記第2及び第3の定電流源を、ゲート及びソースを共
    通接続したディプレッション型FETで構成したことを
    特徴とする差動増幅回路。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の差動増幅回路に
    おいて、 前記第2及び第3の定電流源を、抵抗で構成したことを
    特徴とする差動増幅回路。
  5. 【請求項5】 ソースが第1のノードに、ドレインが第
    2のノードに、ゲートが第1のデータ信号入力端子にそ
    れぞれ接続されたスイッチング用の第1のFETと、 ソースが前記第1のノードに、ドレインが第3のノード
    に、ゲートが第2のデータ信号入力端子にそれぞれ接続
    されたスイッチング用の第2のFETと、 ソースが第4のノードに、ドレインが前記第3のノード
    に、ゲートが第1の出力端子にそれぞれ接続されたスイ
    ッチング用の第3のFETと、 ソースが前記第4のノードに、ドレインが前記第2のノ
    ードに、ゲートが第2の出力端子にそれぞれ接続された
    スイッチング用の第4のFETと、 前記第2のノードと高電位側の第1の電源端子との間に
    接続された第1の負荷抵抗手段と、 前記第3のノードと前記第1の電源端子との間に接続さ
    れた第2の負荷抵抗手段と、 ソースが第5のノードに、ドレインが前記第1のノード
    に、ゲートが第1のクロック信号入力端子にそれぞれ接
    続されたスイッチング用の第5のFETと、 ソースが前記第5のノードに、ドレインが前記第4のノ
    ードに、ゲートが第2のクロック信号入力端子にそれぞ
    れ接続されたスイッチング用の第6のFETと、 前記第5のノードと低電位側の第2の電源端子との間に
    接続された第1の定電流源と、 前記第2のノードと前記第1の出力端子との間に接続さ
    れた第1のレベルシフト手段と、 前記第3のノードと前記第2の出力端子との間に接続さ
    れた第2のレベルシフト手段と、 前記第1の出力端子と前記第2の電源端子との間に接続
    された第2の定電流源と、 前記第2の出力端子と前記第2の電源端子との間に接続
    された第3の定電流源とを、備えたことを特徴とするデ
    ータラッチ回路。
  6. 【請求項6】 請求項5のデータラッチ回路を2個接続
    して構成したことを特徴とするフリップフロップ回路。
JP9221373A 1997-08-18 1997-08-18 差動増幅回路とこれを用いたデータラッチ回路及びフリップフロップ回路 Withdrawn JPH1168480A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013042369A (ja) * 2011-08-16 2013-02-28 Fujitsu Semiconductor Ltd 出力回路

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JP2013042369A (ja) * 2011-08-16 2013-02-28 Fujitsu Semiconductor Ltd 出力回路

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