JPH116783A - 洩れ検査装置 - Google Patents

洩れ検査装置

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JPH116783A
JPH116783A JP15877997A JP15877997A JPH116783A JP H116783 A JPH116783 A JP H116783A JP 15877997 A JP15877997 A JP 15877997A JP 15877997 A JP15877997 A JP 15877997A JP H116783 A JPH116783 A JP H116783A
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JP
Japan
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chamber
ptp
container
pressure
displacement detection
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Pending
Application number
JP15877997A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Furuse
昭男 古瀬
Yoshifumi Uchiyama
義史 内山
Noriyuki Suga
宣幸 須賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cosmo Instruments Co Ltd
Original Assignee
Cosmo Instruments Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂シートにドーム状のポケットを複数形成
し、このポケットに医薬品等の商品を格納し、ポケット
の開口面にシート状体を貼付け、ポケットの部分をシー
ルした構造のPTP容器の洩れの有無を判定する。 【解決手段】 固定ブロックと可動ブロックとの接合面
にチャンバを形成し、チャンバ内においてPTP容器の
ポケットの裏側のシート状体と対向させて変位検出セン
サを設け、この変位検出センサによって検査すべきPT
P容器のシート状体が膨らむか否かを検出してPTP容
器の洩れの有無を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えば医薬品の容
器等として利用されているPTPと呼ばれる容器の洩れ
を検査する洩れ検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】医薬品或は菓子等の分野でPTPと呼ば
れる容器がよく用いられている。図6にその容器の断面
構造を、また図7に外観構造を示す。図中1は例えば透
明な樹脂シートを示す。この樹脂シート1にドーム状の
ポケット2が複数形成され、このポケット2に錠剤等の
商品3を格納する。ポケット2の開口面側に例えばアル
ミ箔のようなシート状体4を貼付けて密封し、商品3を
保護する構造とされる。
【0003】以下この構造の容器をPTP容器と称し、
符号PTを付して示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来よりこのPTP容
器PTに洩れが有るか否かを試験する方法がなく、強い
て行なうとすれば水等に浸した後周囲を減圧し、気泡が
発生するか否かにより洩れの有無を検査する程度の方法
しかなかった。水に浸けて検査した場合、水に浸けてし
まったPTP容器PTは商品価値が下り売物にならな
い。従って、この方法で商品を全量検査することはでき
ない不都合がある。
【0005】この発明の目的はPTP容器PTを水等に
浸すことなく、確実に検査することができる洩れ検査装
置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明では固定ブロッ
クと可動ブロックとの接合面に被検査体となるPTP容
器を収納するチャンバを形成し、このチャンバ内に一平
面上に支持された変位検出センサを配置し、この変位検
知センサと対向させてPTP容器の各ポケットの裏側の
シート状体を配置し、チャンバ内を減圧させることによ
り、洩れのないポケットのシート状体がシートの内圧と
外圧差によって膨らむ現象を変位検知センサによって検
出し、洩れなしと判定させ、シート状体が膨らまないシ
ール面は洩れ有りと判定する洩れ検査装置を提供するも
のである。
【0007】この発明の洩れ検査装置によればPTP容
器の各シール面が減圧雰囲気内において膨らむか否かを
変位検出センサによって検出する構造であるからPTP
容器の洩れの有無を確実に検出することができる。然も
変位検出センサをPTP容器の各ポケットの位置毎に設
けたから、各ポケットの位置毎に洩れの有無を判定する
ことができる。従って例えば同一ポケットの位置で必ず
洩れが発生する等の現象を検出することにより、PTP
容器を密封する工程において、そのポケット位置で問題
が存在する等の判断を下すことができ、製造上の問題点
を検出できる利点が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図5にこの発明の一実施
例を示す。図1に示す11は基台を示す。基台11と一
体に天井板12が設けられ、基台11と天井板12の間
に例えば鉄等で形成した固定ブロック13と可動ブロッ
ク14を配置する。固定ブロック13は基台11の上面
に固定し、可動ブロック14は昇降手段15を介して天
井板12に吊り下げられ、昇降手段15によって上下に
移動できるように支持される。図の例では昇降手段15
としてエアシリンダを用いた場合を示す。
【0009】固定ブロック13と可動ブロック14の各
接合面に凹部13A,14Aを形成し、これらの凹部1
3Aと14Aによって接合状態でチャンバ16を形成す
る。チャンバ16を取囲んでオーリング18を例えば固
定ブロック13側に装着し、可動ブロック14を降下さ
せてオーリング18に圧接させることにより、チャンバ
16をシールする。固定ブロック13には吸気口13B
を形成し、この吸気口13Bに例えば吸引ポンプ(特に
図示しない)を接続してチャンバ16内を減圧できる構
造としている。
【0010】固定ブロック13に形成した凹部13Aに
はPTP容器支持板19を挿入する。このPTP容器支
持板19は検査しようとするPTP容器のポケット2
(図6又は図7参照)の位置に対応させて凹部19Aを
有し、この凹部19AにPTP容器PTのポケット2を
挿入する姿勢でPTP容器PTをPTP容器支持板19
に搭載する。つまり、PTP容器PTは図2に示すよう
にポケット2が下向、シート状体4の面が上向の姿勢で
PTP容器支持板19の上に載せられる。
【0011】一方、可動ブロック14の凹部14Aには
変位検出センサ21を支持したセンサ支持板22を装着
する。つまり、センサ支持板22にはPTP容器支持板
19に形成した凹部19Aと対向して変位検出センサ2
1を装着し、この変位検出センサ21によってPTP容
器PTの各ポケット2のシート状体4の面が膨らむか否
かを検出する構造とするものである。
【0012】図2に変位検出センサ21の一例を拡大し
て示す。図2に示す例では変位検出素子として鋼球21
Aを用い、鋼球21Aの動きを可動接片21Bに伝達
し、可動接片21Bを固定接点21Cに接触させること
により接点信号を発信させてPTP容器PTのシート状
体4が膨らんだことを検出するように変位検出センサ2
1を構成した場合を示す。
【0013】図3にセンサ支持板22を構成する各板の
構造を示す。図3Aは下スペーサ22Aの構造を示す。
下スペーサ22Aは板厚が例えば0.5mm程度の板で
構成され、検査すべきPTP容器PTの各ポケット2の
位置に対応して孔HOLが形成され、センサ支持板22
の最下層に配置される。下スペーサ22Aの上面に図3
Bに示す球支持板22Bを配置する。球支持板22Bは
板厚が約2mm程度の板が用いられ、下スペーサ22A
に形成した孔HOLの各中心位置に、支持すべき鋼球2
1Aの直径(例えば3mmφ)よりわずかに大きい3.
3〜3.5mmφ程度の直径の孔を上面側から形成し、
この孔の下側に鋼球21Aの直径より小さい例えば2.
5〜2.7mmφ程度の小径孔SMHを形成し、この小
径孔SMHによって鋼球21Aを受け止め小径孔SMH
から鋼球21Aの球面の一部を下側に露出した状態で支
持する。
【0014】球支持板22Bの上面側に図3Cに示すバ
ネ板22Cを配置する。このバネ板22Cは例えば0.
1mm程度の板厚の燐青銅等の導電性を持つバネ材に必
要に応じて金メッキを施して構成する。バネ板22Cに
は球支持板22Bに形成した小径孔SMHの軸芯と対向
して可動接片21Bの可動端側を配置する。つまり、バ
ネ板22Cに打ち抜き又はエッチングによって複数の舌
片を形成し、この舌片の可動遊端を球支持板22Bに形
成した小径孔SMHの軸芯に合致させて配置し、各舌片
を可動接片21Bとして利用する。
【0015】バネ板22Cの上面側に例えば0.2〜
0.25mm程度の板厚で導電性を持つ板によって形成
した上スペーサ22Dを配置する。この上スペーサ22
Dには図3Dに示すようにこの例では角形孔SQHを形
成し、この角形孔SQHの直線状の縁で可動接片21B
の基端部を抑え付けるように構成した場合を示す。上ス
ペーサ22Dの上面側に固定接点21Cを支持した例え
ばプリント基板22Eを配置する。プリント基板22E
には図3Eに示すように可動接片21Bの位置と対向し
て固定接点21Cを印刷配線によって形成する。各固定
接点21Cは各別に(別々に絶縁された状態で)スルー
ホールを通じてプリント基板22Eの裏側(図の例では
上面側)に導出し、可動ブロック14に形成したシール
された孔を通じて図1に示すコネクタ23に導出され
る。尚、バネ板22Cもコネクタ23の一つの端子に電
気的に接続される。
【0016】図4に変位検出センサ21とコネクタ2
3、表示器24の電気的接続構造の一例を示す。バネ板
22Cと、プリント基板22Eに形成した固定接点21
Cはコネクタ23を通じてチャンバ16の外部に導出さ
れる。各固定接点21Cは表示器24に設けた発光素子
LED1〜LED10に接続する。発光素子LED1〜
LED10の各他端側(この例では発光ダイオードのア
ノード側)を電源Eの正極側に接続し、バネ板22Cに
電源Eの負極側に接続する。
【0017】図4に示すように接続することにより、チ
ャンバ16内を減圧すると、PTP容器の正常にシール
されているポケット2の部分ではポケット2内の圧力の
方がチャンバ16内の圧力より高くなるためシート状体
4は図5に示すように膨らみ、鋼球21Aを押し上げ、
可動接片21Bを固定接点21Cに接触させる。従って
PTP容器PTの各ポケット2の部分のシールが全て正
常にシールされている場合は表示器24の各発光素子L
ED1〜LED10は点灯する。
【0018】ポケット2の部分に大きな洩れが有る場合
は、ポケット2内の圧力はチャンバ16内の圧力とほぼ
等しく変化する。従ってシート状体4は膨らむことはな
く、可動接片21Bは移動しない。従って表示器24で
点灯しない発光素子が有れば、その発光素子に対応する
ポケット2の部分に洩れが有ることが解る。ポケット2
の部分に比較的小さな洩れが有る場合は、ポケット2内
の圧力は洩れの進行に伴って序々にチャンバ16内の圧
力に近ずく、従ってシート状体4はわずかに膨らむが、
一定時間後に元の状態に戻る。従って表示器24で一定
時間経過しても点灯しなければその部分は洩れが有るこ
とが解る。
【0019】発明者等の実験によればチャンバ16内の
圧力を−100mmHgに減圧した場合には正常にシー
ルされている部分の変化検出センサ21の一部が不作動
したことを確認した。これに対し、チャンバ16内の圧
力を−150mmHg以上に減圧した場合は正常なシー
ル部分の変位検出センサ21は全て導通しその状態を検
出した。従って図1乃至図3に示した実施例では−15
0mmHgまで減圧すればPTP容器PTの洩れの有無
を確実に検出できることを確認した。
【0020】尚、減圧に要する時間は図1に示すように
チャンバ16内はほとんど部品で占められており、空気
の占める率は低いから吸引装置の容量が多少小さくて
も、−150mmHgに引くことができる吸引装置であ
れば1秒以下で、ほぼ瞬時に−150mmHg以上まで
減圧することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
PTP容器を破損することなく安全にその洩れの有無を
検出することができた。よってPTP容器を自動搬送す
る自動搬送装置と組合せることにより、自動化された洩
れ検査装置を構成することができ、これにより医薬品、
菓子等の商品を全量検査することが可能となる。また、
各ポケット2の毎に変位検出センサ21を設けたから、
検査により毎回同一位置で洩れが発生した場合、そのシ
ート状体4を被せる工程に「問題が有る」等を判定でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するための側面図。
【図2】図1に示した変位検出センサの一例を説明する
ための拡大断面図。
【図3】図2に示した変位検出センサを支持するセンサ
支持板の各部の構造を説明するための図。
【図4】図1及び図2に示した実施例の電気的な接続構
造を説明するための接続図。
【図5】図2に示した変位検出センサの動作した状態を
説明するための拡大断面図。
【図6】この発明で洩れの有無を検査するPTP容器の
構造を説明するための断面図。
【図7】図6と同様の斜視図。
【符号の説明】 PT PTP容器 1 樹脂シート 2 ポケット 3 商品 4 シート状体 11 基台 12 天井板 13 固定ブロック 14 可動ブロック 15 昇降手段 16 チャンバ 18 オーリング 21 変位検出センサ 21A 鋼球 21B 可動接片 21C 固定接点 22 センサ支持板 22A 下スペーサ 22B 球支持板 22C バネ板 22D 上スペーサ 22E プリント基板 23 コネクタ 24 表示器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.固定ブロックと、 B.この固定ブロックと接合してその接合面に被検査体
    を収納するチャンバを形成する可動ブロックと、 C.上記チャンバ内に設けられ、一平面上に支持された
    複数の変位検出センサと、 D.上記チャンバに連通し、上記チャンバ内を減圧させ
    る吸気口と、 E.上記チャンバ内が減圧された状態で上記変位検出セ
    ンサが操作されたか否かを表わす接点信号を取り出すコ
    ネクタと、によって構成したことを特徴とする洩れ検査
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洩れ検査装置において、
    上記変位検出センサはスペーサに形成された孔に格納さ
    れ、一部の球面が孔から突出して配置された鋼球と、 この鋼球と接触し、鋼球を上記孔から突出させる方向の
    偏倚力を発生する可動接片と、この可動接片と対向して
    配置した固定接点とによって構成したことを特徴とする
    洩れ検査装置。
JP15877997A 1997-06-16 1997-06-16 洩れ検査装置 Pending JPH116783A (ja)

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JP15877997A JPH116783A (ja) 1997-06-16 1997-06-16 洩れ検査装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005537494A (ja) * 2002-08-29 2005-12-08 ノーコム システムズ インク. シール品の漏洩を検知するシステム及びプロセス
CN102937505A (zh) * 2012-10-29 2013-02-20 昆山市力格自动化设备有限公司 一种汽车连接器壳体密封检测装置
CN103230814A (zh) * 2012-10-29 2013-08-07 江苏力星通用钢球股份有限公司 一种精密钢球加工表面综合检测室

Cited By (4)

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