JPH1167125A - 表示装置 - Google Patents

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JPH1167125A
JPH1167125A JP9222755A JP22275597A JPH1167125A JP H1167125 A JPH1167125 A JP H1167125A JP 9222755 A JP9222755 A JP 9222755A JP 22275597 A JP22275597 A JP 22275597A JP H1167125 A JPH1167125 A JP H1167125A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、表示装置に関し、特に、微小電
界放出陰極を利用した表示装置の絶縁耐圧の向上と高輝
度化を図ることを課題とする。 【解決手段】 画素を構成する領域に電子を放出する微
小な電界放出陰極を有する陰極板と、スペーサ支持部材
と、前記陰極板とスペーサ支持部材との間に配置され、
画素を構成する領域に蛍光体層を有する陽極板とを備
え、前記スペーサ支持部材が、その表面から陰極板方向
に垂直に延び、かつ陽極板上の複数の孔を非接触で貫通
して陰極板に接触し該陰極板にかかる大気圧を支持する
ための複数の柱状部を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は表示装置、特に、
微小な電界放出陰極を利用した薄型の表示装置に関す
る。
【0002】微小な電界放出陰極は、従来から用いられ
ている熱陰極に比べて高効率,高輝度の電子源であり、
薄型の表示装置や撮像管への利用が期待されている。特
に、この微小電界放出陰極を利用した表示装置は、自然
発光型であり、高輝度化,高精細化が可能である。さら
に、広視野角,高速応答性,低消費電力といった多くの
特徴も有する。
【0003】
【従来の技術】陰極を利用した薄型の表示装置の中に
は、真空に封止された容器の中で、電界放出陰極から引
き出した電子を電界をかけて加速して蛍光体に照射し、
発光を得るものがある。この陰極としては、円錐形状あ
るいは、平面形状の微小電界放出陰極や、表面伝導型陰
極が用いられている。
【0004】図13に、従来の微小電界放出陰極を利用
した表示装置の構成図を示す。微小電界放出陰極は、円
錐型のエミッタティップ101,電子引き出し用のゲー
ト電極ライン(ゲート給電線)103,エミッタティッ
プに負の電圧をかけるエミッタ電極ライン(エミッタ給
電線)102,及びゲート電極ラインとエミッタ電極ラ
インを隔てる絶縁層104とを、図のようにガラス基板
105上に配置して構成される。ガラス基板105を含
む基板全体を、陰極板109と呼ぶ。
【0005】エミッタティップ101は、長さ1ミクロ
ン程度であり、半導体に微細加工技術を用いて、平面基
板上に集積化して形成される。エミッタ電極ライン10
2とゲート電極ライン103とは交差するように配置さ
れ、エミッタ電極ライン上の交差部分に数百から数千個
のエミッタティップが形成される。そして、この数百個
からなるエミッタティップによって、一つの表示体(例
えば画素)106が構成される。
【0006】真空中でエミッタティップ101とゲート
電極ライン103との間に電圧が印加されると、電界放
出によりエミッタティップ101から電子が引き出され
る。電界放出特性は非線型であるため、両電極を単純マ
トリックス駆動することができる。選択された画素が引
き出された電子は、微小電界放出陰極と対向支持された
透明な陽極板107に当たる。
【0007】陽極板107は、その表面にストライプ状
の蛍光体108が形成されており、これに電子が当たる
ことにより励起発光が起こる。利用者は、この発光を陽
極板107または陰極板109を通して観察することに
なる。電子を加速するために、陽極板107は、陰極板
に対して数百Vの加速電圧をかける必要がある。このと
き絶縁を良好に保つために、陽極板と陰極板との間隔は
数百μm程度必要である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に、画面の輝度
は、蛍光体の発光効率に比例する。また、陽極板に印加
される加速電圧が大きいほど、電子が蛍光体粒子の奥深
くまで侵入できるので発光効率は高くなる。したがって
発光効率を上げるためには、陽極板と陰極板の距離を短
くし、陽極板に印加する加速電圧を大きくする方がよ
い。
【0009】図14に、陰極板を観察側に配置して蛍光
体の発光色を反射形式で視覚する反射型の表示装置の断
面図を示す。加速電圧112は、ゲート電極ライン10
3と陽極板107上の導電膜110との間に印加され、
エミッタティップ101から放出された電子は陽極板の
導電膜110の表面に塗布された蛍光体に向かって放出
される。加速電圧112は400V程度である。図14
において、陽極板107と陰極板109との間に、適当
な間隔をおいて複数個のスペーサ111が配置され、陽
極板107と陰極板109との距離が一定に保たれる。
陽極板107と陰極板109とで形成されるパネル内は
真空である。スペーサ111は、200μm程度の高さ
のガラス材料で作られ、陽極板107及び陰極板109
に接着され両基板にかかる大気圧を保持する。
【0010】このような構造において、加速電圧112
を400Vよりも大きくしていくと、パネル内で発生す
るイオンや二次電子によりスペーサ111表面に突発的
に放電が走る。そしてこの放電は、エミッタティップ1
01の破壊を誘発していた。
【0011】一方、スペーサ111の高さを高くして陽
極板107と陰極板109との距離を長くすれば、スペ
ーサ表面を介した陰極板のゲート電極ライン103と、
陽極板107上の導電膜110との沿面距離が長くな
る。この沿面距離が長くなることは、両基板間の絶縁耐
圧が高くなることを意味し、上記したような放電及びエ
ミッタティップの破壊は起こりにくくなる。しかし、エ
ミッタティップ101から放出された電子は一定の広が
りを持って進むため、両基板間の距離が長いほど、電子
のビーム径が広がり、解像度が低下する。特に、カラー
表示装置では、隣接する異なる色の蛍光体にも電子が入
射してしまうため、色にじみを生じる。
【0012】また、スペーサ111が配置される領域に
はエミッタティップ101は形成できないため、この領
域では発光が得られず、解像度を向上できない。たとえ
ば、300μm程度の解像度を得るためには、スペーサ
111の幅は約40μm以下であることが望ましい。
【0013】一方、陽極板と陰極板との距離が200μ
mの時、一般に絶縁耐圧は500V程度である。したが
って、5kvの絶縁耐圧を得るためには、両基板間では
2mmの距離が必要となる。このときスペーサ111のア
スペクト比は50:1(=2mm:40μm)となり、こ
のような高いアスペクト比と十分な強度を持つ支柱の形
成は困難である。ガラスファイバーなどを切断してこの
ような形状のスペーサを形成したとしても、スペーサと
基板との接着面積が小さいため、倒れやすく、また傾き
やすい。
【0014】また、スペーサを細長い壁のような形状に
した方が高いアスペクト比を得やすいが、図14に示し
た表示装置では、パネル内のガスの排気される方向が基
板に平行な方向であるため、壁状スペーサを設けると排
気コンダクタンスが低下する。排気コンダクタンスが低
下すると、電子の衝撃を受けた蛍光体からのガス放出に
より、エミッタ周辺の真空度が低下し、輝度の低下やエ
ミッタの破壊による表示欠陥が生じる。
【0015】この発明は、以上のような事情を考慮して
なされたものであり、主としてスペーサの構造を工夫す
ることによって、高輝度の表示装置を提供することを課
題とする。また、高輝度の表示装置であると共に、解像
度、パネル内の高真空度を維持したまま、陽極板と陰極
板との間の絶縁耐圧を向上させた表示装置を提供するこ
とを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は、画素を構成
する領域に電子を放出する微小な電界放出陰極を有する
陰極板と、スペーサ支持部材と、前記陰極板とスペーサ
支持部材との間に配置され、画素を構成する領域に蛍光
体層を有する陽極板とを備え、前記スペーサ支持部材
が、その表面から陰極板方向に垂直に延び、かつ陽極板
上の複数の孔を非接触で貫通して陰極板に接触し該陰極
板にかかる大気圧を支持するための複数の柱状部を備え
ることを特徴とする表示装置を提供するものである。こ
の柱状部を、以下スペーサと呼ぶことにする。
【0017】また、画素を構成する領域に電子を放出す
る微小な電界放出陰極を有する陰極板と、前記陰極板と
対向して配置され、陰極板と対向する側の表面であって
画素を構成する領域に蛍光体層を有する陽極板と、前記
陰極板と前記陽極板とを所定の間隔に保つための複数の
スペーサ部材と、陽極板の蛍光体層のない背面側に配置
されてスペーサ部材を支持する支持部材とを備え、前記
陽極板は複数個の貫通孔を有し、スペーサ部材は、いず
れかの貫通孔に非接触で挿入され、その一端が前記陰極
板に接触し、かつ他端が前記支持部材に接触し、陽極板
の蛍光体層のない背面側で、前記支持部材を介して陽極
板とスペーサ部材とが接触されることを特徴とする表示
装置を提供するものである。この支持部材を、以下背面
支持部とも呼ぶ。このような構成を備えることによっ
て、高輝度かつ絶縁耐圧を向上させた表示装置を得るこ
とができる。
【0018】さらに、この発明は、画素を構成する領域
に電子を放出する微小な電界放出陰極を有する陰極板
と、前記陰極板と対向して配置され、陰極板と対向する
側の表面であって画素を構成する領域に蛍光体層を有す
る陽極板と、前記陰極板と陽極板とで形成される空間内
に配置され、画素を構成する領域内であって、陰極板と
陽極板とを結ぶ方向に複数の貫通孔を有した格子形状の
スペーサ部材とからなることを特徴とする表示装置を提
供するものである。このような構成をとることによっ
て、高い真空度を維持でき、高輝度の表示装置を得るこ
とができる。またカラーの表示装置にあっては、色にじ
みの少ない表示装置を得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいてこの発明を詳述する。なお、これによってこの発
明が限定されるものではない。
【0020】第1実施例:図1に、この発明の第1実施
例の表示装置の概略構成図を示す。この表示装置は、反
射型であって、図示したように、主として観察側に配置
した陰極板1、背面側に配置した陽極板2、スペーサ支
持板3、シート状ゲッター9、ゲッター支持板4とから
構成される。図2は、図1の表示装置の断面図である。
陰極板1は、エミッタティップ21、ゲート電極ライン
22、及びエミッタ電極ライン23とからなる電界放出
陰極部をガラス基板上に配置して構成される。エミッタ
ティップ21が存在する領域(ゲート電極ラインとエミ
ッタ電極ラインとの交差した領域)が、画素を構成する
領域(以下、画素領域と呼ぶ)である。
【0021】陽極板2は、ガラスやシリコンあるいは水
晶等で作られた基板であり、陰極板1と対向する画素領
域以外の領域に貫通孔が設けられている。陽極板表面上
には、電圧を印加するための導電膜(電極)12が一定
間隔で配置される。また、図1の陽極板2の上面で、陰
極板側の表面の画素領域には、導電膜12の上に蛍光体
10が塗布されている。
【0022】貫通孔は2種類あり、一方は、後述するス
ペーサ7が挿入される大きさ70μm程度のスペーサ用
貫通孔5であり、他方はエミッタティップ21から放出
された電子が蛍光体10等に衝突したときに発生するガ
ス等をシート状ゲッター9の方向へ逃がすための大きさ
50μm程度の排気用貫通孔6である。
【0023】ここで、排気用貫通孔6は、ガスを十分シ
ート状ゲッター9の方へ逃がすことができるよう、陽極
板の全体にわたって多数配置され、陽極板表面全体ので
きるだけ広い表面積を有することが好ましく、さらに画
素領域に隣接する位置に設けることが好ましい。たとえ
ば排気用貫通孔6は、150μm程度の一定間隔でマト
リクス状に配置されることが好ましい。また、スペーサ
用貫通孔は、スペーサ7の数だけ設けられる。
【0024】スペーサ支持板3は、ガラスやシリコン又
は水晶で作られ、図1に示すように、画像を表示する領
域に対応するほとんどの部分には、大きな貫通孔8を有
している。この貫通孔8は、スペーサ用貫通孔5及び排
気用貫通孔6を通過してきたガスを効率よく下方のシー
ト状ゲッター9へ排気するためのものである。
【0025】また、スペーサ支持板3の陽極板2側の表
面には、スペーサ7が、陰極板1の方向へ突き出る形状
で形成されている。スペーサ7は、スペーサ支持板3と
同じ材料(ガラスやシリコン、水晶など)を用いればよ
い。スペーサ7は、陽極板2上のスペーサ用貫通孔5の
ほぼ中央部分を貫いて、その先端は陰極板1の表面と接
触する。したがってスペーサ7と陽極板2とは接触しな
い。スペーサ7は、画素領域以外の位置に設けられ、陰
極板1とゲッター支持板4にかかる大気圧を支持するた
めに、適当な間隔を置いて複数個設けられることが好ま
しい。図1では、4本のスペーサ7を示しているが、こ
れに限るものではなく、陰極板1と陽極板2との距離を
良好に一定に保つことができる程度の本数であればよ
く、4本以外の本数でもかまわない。陰極板1とゲッタ
ー支持板4の板厚が薄いほど基板はたわみやすくなるの
で、より高密度にスペーサを配置する必要がある。
【0026】スペーサ7は、長さ(高さ)250μm、
直径40μm程度の円柱形状とすることができるが、こ
れに限るものでなく、側面は角柱形状でもよい。また、
スペーサ7は、表面に樹脂を10μm程度被覆し、ガラ
スフリット等により、スペーサ支持板3に接着する。
【0027】シート状ゲッター9は、非蒸発型のジルコ
ニウム等の材料や蒸発型のバリウム蒸着膜等で作られ、
高さ(板厚)は120μm程度である。ゲッター支持板
4は、ガラス又はセラミック等の材料で作られる。
【0028】図2に示すように、シート状ゲッター9
が、ゲッター支持板4に接着して取り付けられ、さらに
スペーサ支持板3がシート状ゲッター9の上に配置され
る。また、この表示装置の表示領域を取り囲む外周部分
には、ガラス等で作られた表示枠14が設けられ、ゲッ
ター支持板4及び陰極板1と表示枠14とが、それぞれ
シール材15,16で接着される。
【0029】表示枠14の表面上にはアルミ等の導電膜
(電極端子)12が形成され、この導電膜12と陽極板
2上の導電膜12とが、導電ペースト13によって電気
的に接続される。 また、表示枠14は、スペーサ支持
板3の端部と接触している。スペーサ支持板3と陽極板
2とは、表示領域以外の端部でシール材17によって接
着されている。
【0030】図2に示すように、陽極板2は、スペーサ
支持板3と一部分でのみ接触しているが、スペーサ7と
は接触していない。
【0031】陽極板2の導電膜12から陰極板の表面に
至る沿面距離は、シール材17、スペーサ支持板の表
面、スペーサ7の表面を合計したもであり、5mm以上
にすることができる。これに対して、図14に示した表
示装置の沿面距離は、0.3mm程度である。したがっ
て、両基板1,2間の沿面距離を長くできるため、表示
装置内部で発生する二次電子等によるスペーサ7表面で
の放電は起こりにくくなる。すなわち絶縁耐圧は400
Vから2KV程度まで向上できる。
【0032】図2において、エミッタティップ21から
放出された電子は、蛍光体10へ衝突し蛍光を発する。
この実施例では、図2の紙面の上方からこの蛍光体10
による蛍光を見ることになる。また、蛍光が生じたとき
に発生するガスはスペーサ用貫通孔5及び排気用貫通孔
6を通過しさらにスペーサ支持板3にあけられた大きな
貫通孔8を通過してシート状ゲッター9に吸着され、エ
ミッタティップ21周辺は常に高真空度が維持される。
【0033】次に、この第1実施例の表示装置の製造方
法について示す。まず、スペーサ支持板3は、感光性ガ
ラスを基板とし、加工等によって所定の大きさの貫通孔
があけられる。感光性ガラスの例としては、銀を微量含
むLi2O−K2O−Al23−SiO2ガラスがある。
これに紫外線を照射後、約620℃に加熱すると、露光
部にLi2O・SiO2結晶が析出し、フッ酸に可溶とな
る。たとえばスペーサ支持板3には、表示領域のうちス
ペーサ7を配置する位置を除いて、できるだけ広い表面
積の貫通孔8が設けられる。
【0034】スペーサ7は、直径40μm程度の円柱状
のガラスファイバーを長さ500μmに切断し、側面に
樹脂を厚さ10μm程度被覆して形成する。そして、ス
ペーサ7は、スペーサ支持板3の所定の位置にスペーサ
支持板3に対して垂直に立つようにガラスフリット等を
用いて接着される。スペーサ7は、表示領域内であって
陰極板1が湾曲することのない程度に適当な間隔をあけ
て数本設ければよい。
【0035】次に陽極板2は、厚さ200μm程度の感
光性ガラスを基板として用い、加工によって所定の位置
に所定の大きさの貫通孔を設ける。たとえば、直径50
μm、ピッチ150μmの円形の孔が、排気用の貫通孔
6として、陽極板2の表示領域内であって画素とならな
い位置にマトリックス状に設けられる。
【0036】また、スペーサ用の貫通孔5としては、陽
極板2の表示領域内であって画素とならない位置に直径
70μm程度の円形の孔が設けられる。陽極板2の一方
の表面には、アルミニウム等で作られた導電膜12を形
成し、さらにその上に蛍光体10を形成する。ここで、
蛍光体は、陽極板2の上の画素領域に形成される。
【0037】次に、スペーサ7を陽極板2上のスペーサ
用貫通孔5に挿入し、陽極板2と接触しないように陽極
板2とスペーサ支持板3とを位置合わせし、両板の表示
領域の外周部分でシール材(ガラスフリット)17を用
いて固着して、さらに大気中で焼成する。この焼成によ
って、スペーサ7の側面に被覆された樹脂が分解除去さ
れる。
【0038】最後に、スペーサ7及び陽極板2と陰極板
1とを位置合わせをして、シール材15によって張り合
わせ、さらに、表示枠14、ゲッター支持板4及びシー
ト状ゲッター9とも位置合わせをして真空中でシール材
16によって封止する。
【0039】以上の工程により、表示装置が製造される
が、陽極板2の表面と、陰極板1の表面との間隔は、2
50μm程度となる。したがって従来と同様の高解像度
が維持できる。このように、第1実施例の表示装置で
は、スペーサ7と陽極板2とが画素を構成する領域を含
む表示領域内では非接触となるように構成されるので、
スペーサと陽極板との接触に起因する二次電子による放
電を抑えることができ、絶縁耐圧を向上させることがで
きる。たとえば、陽極板2に印加する加速電圧を従来の
5倍程度の2KVにすることができ、高輝度の表示装置
が実現できる。以上に記載した第1実施例は、いわゆる
反射型の表示装置として構成したものを示したが、この
発明のスペーサ支持板3とスペーサ7とからなるスペー
サ支持部材を透過型の表示装置に用いることもできる。
図15に、この発明の透過型の表示装置の断面図を示
す。この場合、表面上にエミッタティップ21を形成し
た陰極板1が中板となり、陰極板1にはスペーサ7を通
すための貫通孔5が設けられる。また、エミッタティッ
プ21に給電するためのマトリックス配線を外部に引き
出すために、陰極板1は、シール材15の外側(図15
の左側)にまで伸びている。
【0040】第2実施例:この実施例は、スペーサ支持
板を設けずに、陽極板の裏面の形状を特殊な形状として
スペーサと接続したことを特徴とする。図3に、第2実
施例の陽極板の断面図を示す。
【0041】第1実施例と同様に、スペーサ7がスペー
サ用貫通孔5に挿入されるが、このスペーサ7と陽極板
2とをコの字形状の背面支持部31によって接続する。
すなわち、背面支持部31は、スペーサ用貫通孔5の近
傍の2ケ所の陽極板の背面部分から下方に向かって延
び、陽極板2の背面に一定の空間を作るようにスペーサ
用貫通孔5の直下を通過して陽極板に水平方向に延びた
形状を有する。そして、スペーサ7と背面支持部31と
は、図3に示すように、スペーサ用貫通孔5の下方で接
続される。
【0042】ここで、背面支持部31を介して接続され
る陽極板2の背面とスペーサ7との沿面距離が長いこと
が重要であって、背面支持部の形状にのみ特徴があるの
ではない。したがって、図3に示すように、背面支持部
31は、陽極板の背面にある程度の空間を確保したコの
字形状とする他、陽極板2の背面とスペーサ7との沿面
距離が長くなるような形状であればよい。たとえば、背
面支持部31の表面を平面でなく、凸凹を設けた面とし
てもよい。
【0043】陽極板2をこのような構成とすることによ
り、陽極板2と陰極板1との沿面距離を長くとることが
できるので、絶縁耐圧を向上させることが可能である。
したがって、この実施例でも、陽極板2の加速電圧を2
KV程度の高電圧とすることができ、高輝度化が可能で
ある。
【0044】図4の(a)から(e)に、この第2実施
例の陽極板の製造工程を示す。図4(a)において、陽
極板2は、図1に示したようなスペーサ用貫通孔5及び
排気用貫通孔6を有する感光性のガラス基板である。こ
のようなガラス基板の上面及び下面に、すべての貫通孔
をも覆うように感光性樹脂を塗布する。
【0045】図4(b)において、スペーサ7を形成す
べき位置以外をマスクするパターンを感光性樹脂の上に
のせて露光現像する。これによって、図4(b)に示す
ように、スペーサとなる部分(凹部)が形成される。
【0046】図4(c)において、図4(b)で形成さ
れた凹部を覆うようにセラミックペーストを流し込み焼
成する。ここで、セラミックペーストの代わりに、凹部
にガラスファイバーを落とし込み、その周囲をセラミッ
クペーストを塗布した後、焼成してもよい。焼成によっ
て、感光性樹脂はすべて分解除去され、図4(d)に示
すような形状の陽極板2が形成される。
【0047】さらに陽極板2の表面(図では下面)の所
定の位置に、フォトリソグラフィを利用して導電膜と蛍
光体層とを形成すれば、図4(e)に示すような陽極板
2が完成する。この第2実施例の陽極板2を、図1に示
した陽極板に利用すれば、スペーサ支持板が不要とな
り、表示装置の製造工程を減らすことができる。また、
図1では、陰極板1の上方から見るいわゆる反射型の表
示装置の実施例を示したが、図3に示した陽極板は、従
来からよく用いられているいわゆる透過型の表示装置に
も適用可能である。
【0048】第3実施例:図5に、第3実施例の表示装
置の概略構成図を示す。図1とは、スペーサ支持板3が
ないこと、及びスペーサ7の代わりに格子状スペーサ1
8が、陰極板1と陽極板2の間に存在することが異な
る。また、陽極板2上には、スペーサ7を通すための貫
通孔は不要となるので、陽極板2には、排気用貫通孔6
と同じもののみを設ければよい。ここで、格子状スペー
サ18は、1つ1つの画素領域内を貫通孔とした一体化
されたスペーサであり、具体的には例えば図6に示すよ
うなものである。
【0049】図6において、カラー表示装置の場合は、
1つの貫通孔は、R,G,Bそれぞれの画素領域に対応
し、5mm×5mm程度の大きさである。また、画素領
域を隔離する格子状の隔壁は、幅が40μm、高さが5
00μm程度とすることができる。このような形状の格
子状スペーサ18を用いることによって、1つの画素領
域に対応するエミッタティップ群から出た電子は隔壁に
さえぎられて隣接する画素領域の蛍光体には到達しない
ので色にじみが防止できる。また、格子状にすることで
高さを高くできるので、絶縁耐圧は400Vから1KV
程度まで向上できる。
【0050】図6において、各隔壁の格子点の部分に
は、突起19を設けており、この突起19を介して格子
状スペーサ18は、陰極板1及び陽極板2と接触する。
図6では、突起19は格子状スペーサの上部にしかない
が、格子状スペーサ18の下部(図示していない)にも
設けることが好ましい。このような突起19がない場合
は、隔壁の表面全体が陰極板1との接触面となるため、
ゲートあるいはエミッタ電極ラインの配線に荷重がかか
り、配線の寿命の点では不利である。
【0051】これに対して、図6のような突起19があ
る場合には、陰極板1及び陽極板2との接点は突起部分
のみとなる。したがって、突起19が陰極板表面のマト
リクス配線のすき間にくるように位置合わせをすれば、
配線には荷重がかからないようにでき、配線の短絡欠陥
や断線の発生を抑えることができる。このように突起1
9を設けるときは、突起19の幅を直径約70μm、突
起19の高さを50μmとし、格子状スペーサの隔壁の
高さを400μm程度とすることができる。このときも
陰極板1と陽極板2との距離は、500μm程度に保た
れる。
【0052】また、このような突起19は、各格子点す
べてに設けるのではなく、上下交互に設けてもよい。図
7に、突起19を上下交互に設けた格子状スペーサの斜
視図を示す。このように、上下交互に突起19を設けて
も、陰極板1と陽極板2との距離を一定に保つことが可
能であり、さらに、上下交互に突起19を設けることに
よって陰極板表面と陽極板表面とが格子状スペーサを介
する直線的な経路がなくなるため、沿面距離が長くなっ
て放電による表面電流が格子状スペーサを流れにくくな
る。この場合は図5のような各絵素毎に格子を設ける必
要はない。したがって陰極板1と陽極板2との距離が2
00μm程度であっても、耐圧は1KV程度まで向上す
る。すなわち、表示装置としての絶縁耐圧を向上させる
ことができる。
【0053】図8に、この上下交互に突起19を設けた
格子状スペーサを用いた反射型の表示装置の断面図を示
す。この場合は図1と同様に図の陰極板1の上方から画
像を見ることになる。
【0054】図9に、この上下交互に突起19を設けた
格子状スペーサを用いた透過型の表示装置の断面図を示
す。この場合は、陽極板1と陰極板2との位置関係が図
1及び図8とは逆になるだけで、格子状スペーサの形状
寸法、陰極板1と陽極板2の距離等については同様であ
る。ただし、排気のための貫通孔は陽極板2ではなく、
陰極板1に設けられる。画像を見る位置は、図9の陽極
板の上方である。
【0055】図10に、上下交互に突起19を設けた格
子状スペーサの製造工程を示す。図10(a)におい
て、厚さ200μmの感光性ガラス基板にマスクを通し
て紫外線を照射する。図10(a)の左図では、斜線部
が露光される。マスクする場所は、スペーサ基板として
残したい位置、すなわち格子状の隔壁に相当する位置で
ある。紫外線が照射された露光部分は、図7の貫通孔と
なる部分である。ここで、マスクする格子点は直径10
0μm程度であり、隔壁となる細線幅は50μm程度で
ある。この後、ガラス基板を620℃に加熱し、結晶化
させる。これによって、図10(a)の左図の斜線部が
フッ酸に溶けやすくなる。
【0056】次に、図10(b)において、ガラス基板
の一方の表面にレジストを塗布し、露光現像をする。レ
ジストは、格子点となるべき位置に対して1つおきにす
る。同様に、ガラス基板の他方の表面に、レジストを塗
布し、露光現像する。このとき、レジストは、一方の表
面でしたレジストの位置とは異なる格子点の位置に対し
て行う。
【0057】次に、ガラス基板全体をフッ酸でエッチン
グする。このエッチングにより、図10(c)に示すよ
うな形状のガラス基板が形成される。すなわち、露光部
分は、上記の加熱処理により結晶化されているため、エ
ッチングレートが大きいが、未露光部分(隔壁、突起と
なる部分)はほとんどエッチングされない。しかし、図
10(a)に示すように、未露光部分のうち露光部分の
周辺は、紫外線がわずかにマスクの下方まで回り込むた
め、弱く露光されており、中間的なエッチングレートと
なる。
【0058】また、紫外線が回り込まないマスクの中心
部分、すなわち格子点の中央付近は、突起形状になって
残る。このような工程により格子点の直径70μm、隔
壁の細線幅40μm、突起の高さ50μm、隔壁の高さ
100μm程度に加工することができる。
【0059】第4実施例:図11に、この発明の第4実
施例の陽極板の平面図を示す。この実施例では、スペー
サ支持板は設けず、第3実施例と同様に陽極板2と陰極
板1との間に円柱状のスペーサ7を設ける。また、陽極
板2上の陰極板1側の表面には、導電膜12と蛍光体層
10が設けられるが、このスペーサ7の周囲(図11の
スペーサ7周囲の長方形部分)には導電膜12と蛍光体
層10は設けない。
【0060】さらに、陽極板2上の導電膜12及び蛍光
体層10とを設けない図11の長方形状の領域内に、ス
ペーサ7を取り囲むように図に示したようなくし形形状
の貫通孔51を形成する。このような貫通孔を設けれ
ば、陽極板上の導電膜12と、スペーサ7とを結ぶ直線
的な経路は存在せず、図示するような屈折した経路とな
るため、導電膜12とスペーサ7との沿面距離は長くな
る。
【0061】図12に、従来の表示装置の陽極板の平面
図を示す。ここでは、陽極板上のスペーサ7周辺の導電
膜12と蛍光体層10の一部分だけを取り除いたものを
示している。この場合には、図示するように、導電膜1
2とスペーサ7との沿面距離は1本の直線であり短い。
すなわち、図11と図12とを比較すると、図11に示
したこの発明の第4実施例の方が従来例よりも沿面距離
が長いため、絶縁耐圧を向上させることができる。
【0062】なお、図11では実施例として、2つのく
し形形状の貫通孔51を示したが、陽極板2上の導電膜
12とスペーサ7とを結ぶ沿面距離が長くなるような形
状の貫通孔51をスペーサ7の周辺部に設ければよい。
したがって、貫通孔51はこのようなくし形形状に限る
ものではなく、うず巻き形状など他の形状としてもよ
い。また、上記の実施例では、エミッタティップはコー
ン形状(円錐型)のものを示したが、これに限るもので
はなく、たとえば特開平8−180795号に示されて
いるような平面型のものを用いることもできる。
【0063】
【発明の効果】この発明によれば、スペーサと陽極板と
が、画素を構成する領域を含む表示領域内では、非接触
となるように構成されるので、絶縁耐圧を向上させるこ
とができ、高解像度を維持したまま、高輝度の表示装置
が実現できる。また、支持部材を介してスペーサ部材と
陽極板とが相当距離だけ離れて接触されるようにしてい
るので、陽極板と陰極板との沿面距離を長くとることが
できるので、絶縁耐圧の向上及び高輝度化が可能であ
る。
【0064】また、陽極板と陰極板との間に格子形状の
スペーサ部材を備えた構成としているので、カラー表示
装置にあっては、色にじみを防止することができる。さ
らに、格子形状のスペーサ部材の各格子点に突起を設け
ることによって、絶縁耐圧の向上と高輝度化が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の表示装置の概略構成図
である。
【図2】この発明の第1実施例の表示装置の断面図であ
る。
【図3】この発明の第2実施例の陽極板の断面図であ
る。
【図4】この発明の第2実施例の陽極板の製造工程の説
明図である。
【図5】この発明の第3実施例の表示装置の概略構成図
である。
【図6】この発明の第3実施例の格子状スペーサの斜視
図である。
【図7】この発明の上下交互に突起のある格子状スペー
サの斜視図である。
【図8】図7の格子状スペーサを用いた反射型表示装置
の断面図である。
【図9】図7の格子状スペーサを用いた透過表示装置の
断面図である。
【図10】この発明の上下交互に突起のある格子状スペ
ーサの製造工程の説明図である。
【図11】この発明の第4実施例のくし形貫通孔を有し
た陽極板の平面図である。
【図12】従来の表示装置の陽極板の平面図である。
【図13】従来の表示装置の構成図である。
【図14】反射型の表示装置の断面図である。
【図15】この発明の透過型の表示装置の断面図を示
す。
【符号の説明】
1 陰極板 2 陽極板 3 スペーサ支持板 4 ゲッター支持板 5 スペーサ用貫通孔 6 排気用貫通孔 7 スペーサ 8 貫通孔 9 シート状ゲッター 10 蛍光体層 12 導電膜 13 導電ペースト 14 表示枠 15 シール材 16 シール材 17 シール材 18 格子状スペーサ 19 突起 21 エミッタティップ 22 ゲート電極ライン 23 エミッタ電極ライン 51 くし形貫通孔 31 背面支持部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素を構成する領域に電子を放出する微
    小な電界放出陰極を有する陰極板と、スペーサ支持部材
    と、前記陰極板とスペーサ支持部材との間に配置され、
    画素を構成する領域に蛍光体層を有する陽極板とを備
    え、 前記スペーサ支持部材が、その表面から陰極板方向に垂
    直に延び、かつ陽極板上の複数の孔を非接触で貫通して
    陰極板に接触し該陰極板にかかる大気圧を支持するため
    の複数の柱状部を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 画素を構成する領域に電子を放出する微
    小な電界放出陰極を有する陰極板と、前記陰極板と対向
    して配置され、陰極板と対向する側の表面であって画素
    を構成する領域に蛍光体層を有する陽極板と、前記陰極
    板と前記陽極板とを所定の間隔に保つための複数のスペ
    ーサ部材と、陽極板の蛍光体層のない背面側に配置され
    てスペーサ部材を支持する支持部材とを備え、 前記陽極板は複数個の貫通孔を有し、スペーサ部材は、
    いずれかの貫通孔に非接触で挿入され、その一端が前記
    陰極板に接触し、かつ他端が前記支持部材に接触し、陽
    極板の蛍光体層のない背面側で、前記支持部材を介して
    陽極板とスペーサ部材とが接触されることを特徴とする
    表示装置。
  3. 【請求項3】 画素を構成する領域に電子を放出する微
    小な電界放出陰極を有する陰極板と、スペーサ支持部材
    と、画素を構成する領域に蛍光体層を有する陽極板とを
    備え、 前記陰極板が、陽極板とスペーサ支持部材との間に配置
    され、前記スペーサ支持部材が、その表面から陽極板方
    向に垂直に延び、かつ陰極板上の複数の孔を非接触で貫
    通して該陽極板にかかる大気圧を支持するための複数の
    柱状部を備えることを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】 画素を構成する領域に電子を放出する微
    小な電界放出陰極を有する陰極板と、前記陰極板と対向
    して配置され、陰極板と対向する側の表面であって画素
    を構成する領域に蛍光体層を有する陽極板と、前記陰極
    板と前記陽極板とを所定の間隔に保つための複数のスペ
    ーサ部材と、陰極板の電界放出陰極のない背面側に配置
    されてスペーサ部材を支持する支持部材とを備え、 前記陰極板は複数個の貫通孔を有し、スペーサ部材は、
    いずれかの貫通孔に非接触で挿入され、その一端が前記
    陽極板に接触し、かつ他端が前記支持部材に接触し、陰
    極板の電界放出陰極のない背面側で、前記支持部材を介
    して陰極板とスペーサ部材とが接触されることを特徴と
    する表示装置。
  5. 【請求項5】 画素を構成する領域に電子を放出する微
    小な電界放出陰極を有する陰極板と、前記陰極板と対向
    して配置され、陰極板と対向する側の表面であって画素
    を構成する領域に蛍光体層を有する陽極板と、前記陰極
    板と陽極板とで形成される空間内に配置され、画素を構
    成する領域内であって、陰極板と陽極板とを結ぶ方向に
    複数の貫通孔を有した格子形状のスペーサ部材とからな
    ることを特徴とする表示装置。
  6. 【請求項6】 前記スペーサ部材が、その各格子点に突
    起を備え、陰極板及び陽極板と、スペーサ部材とが前記
    突起を介して接触していることを特徴とする請求項5記
    載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記陰極板と接触するスペーサ部材の突
    起と、前記陽極板と接触するスペーサ部材の突起とが、
    前記スペーサ部材の同一格子点には存在しないように形
    成されることを特徴とする請求項6記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 所定の間隔をおいて対面する陰極板と陽
    極板との間に空間部が設けられ内部が高真空状態に保た
    れてなる表示装置において、 前記陽極板の背後に該陽極板を支持する背面板を配置
    し、かつ前記陽極板に複数の孔を形成するとともに、前
    記背面板に該陽極板の各孔を非接触で貫通して対面側の
    陽極板と接触する複数のスペーサを設け、該スペーサに
    より陰極板と背面板に加わる大気圧を支持し当該陰極板
    と陽極板との間隔を維持するようにしたことを特徴とす
    る表示装置。
  9. 【請求項9】 前記陽極板と背面板の間にシート状のゲ
    ッターを設け、かつ前記陽極板に複数の排気用孔を設
    け、該各排気用孔を通じて前記陽極板と陰極板間の空間
    部に発生するガスを前記ゲッターに吸着させるようにし
    たことを特徴とする請求項8記載の表示装置。
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