JPH1167086A - カラー陰極線管の露光装置 - Google Patents
カラー陰極線管の露光装置Info
- Publication number
- JPH1167086A JPH1167086A JP23010397A JP23010397A JPH1167086A JP H1167086 A JPH1167086 A JP H1167086A JP 23010397 A JP23010397 A JP 23010397A JP 23010397 A JP23010397 A JP 23010397A JP H1167086 A JPH1167086 A JP H1167086A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slit
- light source
- ray tube
- color cathode
- exposure apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カラー陰極線管の露光装置では、光源である
水銀灯は、パネル内面の曲面の中心に配置できないた
め、特にパネルの内面の各点で水銀灯からパネルの内面
までの距離が一定でない。このため、上述したような長
方形状のスリットを有する露光装置で露光した蛍光体膜
は、透過光強度が均一にならないことか周辺部でくびれ
を生じる。 【解決手段】 光透過スリット板22に設けたスリット
22aの形状は、光源に直交するスリット22aの中間
部を光源11の軸方向にスリット幅寸法Lsを長く、こ
の中間部に較べて両端側のスリット幅寸法Lsを短く
し、スリット22aの中間部から両端部にいくに従って
漸減しながら円弧を有するトラック形状を形成する。こ
のトラック形状のスリット22aを形成するスリット幅
寸法Lsは、スリット22aの光源に直交する方向の中
間部から両端部までの距離関数xによって決定される。
水銀灯は、パネル内面の曲面の中心に配置できないた
め、特にパネルの内面の各点で水銀灯からパネルの内面
までの距離が一定でない。このため、上述したような長
方形状のスリットを有する露光装置で露光した蛍光体膜
は、透過光強度が均一にならないことか周辺部でくびれ
を生じる。 【解決手段】 光透過スリット板22に設けたスリット
22aの形状は、光源に直交するスリット22aの中間
部を光源11の軸方向にスリット幅寸法Lsを長く、こ
の中間部に較べて両端側のスリット幅寸法Lsを短く
し、スリット22aの中間部から両端部にいくに従って
漸減しながら円弧を有するトラック形状を形成する。こ
のトラック形状のスリット22aを形成するスリット幅
寸法Lsは、スリット22aの光源に直交する方向の中
間部から両端部までの距離関数xによって決定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー陰極線管の
蛍光面露光装置に関し、特に露光時の光強度分布を改善
するカラー陰極線管の露光装置に関する。
蛍光面露光装置に関し、特に露光時の光強度分布を改善
するカラー陰極線管の露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、シャドウマスク型カラー陰極線
管は、図4に示すように、バルブ1の前面部を構成する
フェースパネル2(以下パネルとする)の内面に蛍光面
3を形成し、この蛍光面3に対向してシャドウマスク4
が配設され、さらにバルブ1のネック部に電子銃5が配
置されている。この電子銃5から放出される電子ビーム
5aがシャドウマスク4を介して蛍光面3を走査して、
画像を表示するように構成されている。
管は、図4に示すように、バルブ1の前面部を構成する
フェースパネル2(以下パネルとする)の内面に蛍光面
3を形成し、この蛍光面3に対向してシャドウマスク4
が配設され、さらにバルブ1のネック部に電子銃5が配
置されている。この電子銃5から放出される電子ビーム
5aがシャドウマスク4を介して蛍光面3を走査して、
画像を表示するように構成されている。
【0003】カラー陰極線管の蛍光面3は、写真製版法
により形成される。パネル2の内面に蛍光体、ポリビニ
ールアルコールおよび重クロム酸塩を主成分とする蛍光
体スラリを塗布し、乾燥して蛍光体スラリ層を形成した
後、シャドウマスク4を装着して部分露光方式により露
光する。露光終了後、蛍光体スラリ層を現像し、B、
R、Gからなるストライプ状蛍光体膜を形成する。
により形成される。パネル2の内面に蛍光体、ポリビニ
ールアルコールおよび重クロム酸塩を主成分とする蛍光
体スラリを塗布し、乾燥して蛍光体スラリ層を形成した
後、シャドウマスク4を装着して部分露光方式により露
光する。露光終了後、蛍光体スラリ層を現像し、B、
R、Gからなるストライプ状蛍光体膜を形成する。
【0004】図5は、露光装置である。図5に示すよう
に、調光フィルタ6は調光フィルタ支持台6aに、補正
レンズ7は補正レンズ支持台7aに、光源11、例えば
水銀灯を取り付けたランプハウス9はランプハウス支持
台9aにそれぞれ支持されており、各支持台6a、7
a、9aはそれぞれ所定の間隔を隔てて支持フレーム1
2に固定されている。
に、調光フィルタ6は調光フィルタ支持台6aに、補正
レンズ7は補正レンズ支持台7aに、光源11、例えば
水銀灯を取り付けたランプハウス9はランプハウス支持
台9aにそれぞれ支持されており、各支持台6a、7
a、9aはそれぞれ所定の間隔を隔てて支持フレーム1
2に固定されている。
【0005】調光フィルタ6は、パネル2に達する光を
所望の分布にするような透過率分布をもったものであ
る。補正レンズ7は、カラー陰極線管が動作したしたと
きの電子ビームの軌道と合致させるような光線軌跡を得
るために、ランプハウス9の光源11から発する光を所
望の所望の量だけ屈折させる働きをするものである。ラ
ンプハウス9から発した光は補正レンズ7、調光フィル
タ6を通過し、色選択機能を有するシャドウマスク4を
フォトマスクとして蛍光面3を形成する。
所望の分布にするような透過率分布をもったものであ
る。補正レンズ7は、カラー陰極線管が動作したしたと
きの電子ビームの軌道と合致させるような光線軌跡を得
るために、ランプハウス9の光源11から発する光を所
望の所望の量だけ屈折させる働きをするものである。ラ
ンプハウス9から発した光は補正レンズ7、調光フィル
タ6を通過し、色選択機能を有するシャドウマスク4を
フォトマスクとして蛍光面3を形成する。
【0006】図6は、図5で示した露光装置に使用され
ている従来のランプハウス9の平面図である。ランプハ
ウス9の外枠10の中に光源11と、スリット12aが
設けられている光透過スリット板12とを配設し、図示
しないが上面をガラス板で閉じており、さらに通常、ラ
ンブハウス9の内部には光源11の冷却のため水を流し
ている。図6に示すように、従来の光透過スリット板1
2にはスリット12aが設けられており光源11とスリ
ット12aとは直交している。露光装置の光源11は、
上述したように水銀灯であって、パネル2側から見てこ
の水銀灯の軸方向に、スリット12aを有する長方形状
の光透過スリット板12で覆われている。
ている従来のランプハウス9の平面図である。ランプハ
ウス9の外枠10の中に光源11と、スリット12aが
設けられている光透過スリット板12とを配設し、図示
しないが上面をガラス板で閉じており、さらに通常、ラ
ンブハウス9の内部には光源11の冷却のため水を流し
ている。図6に示すように、従来の光透過スリット板1
2にはスリット12aが設けられており光源11とスリ
ット12aとは直交している。露光装置の光源11は、
上述したように水銀灯であって、パネル2側から見てこ
の水銀灯の軸方向に、スリット12aを有する長方形状
の光透過スリット板12で覆われている。
【0007】図7は、従来の露光装置における光強度分
布を示す説明図である。図7に示すように、光源とシャ
ドウマスクおよびパネルの位置関係から光強度分布を説
明する。このような露光装置でパネル2の内面に蛍光面
3を形成するとき、光源11の光源長が適切でないとパ
ネル2の内面において、光の照射量の異なる部分が発生
する。例えば、光の照射量が多い蛍光面3aと照射量が
少ない蛍光面3bとが形成されることになり蛍光面3は
均一にならなくなる。特に、図8に示すように、パネル
2の内面に形成する周辺部においてくびれ3cが発生す
る。
布を示す説明図である。図7に示すように、光源とシャ
ドウマスクおよびパネルの位置関係から光強度分布を説
明する。このような露光装置でパネル2の内面に蛍光面
3を形成するとき、光源11の光源長が適切でないとパ
ネル2の内面において、光の照射量の異なる部分が発生
する。例えば、光の照射量が多い蛍光面3aと照射量が
少ない蛍光面3bとが形成されることになり蛍光面3は
均一にならなくなる。特に、図8に示すように、パネル
2の内面に形成する周辺部においてくびれ3cが発生す
る。
【0008】ここで、Lは光源11からテーブル(図示
しない)上に位置決め支持されたパネル2の内面までの
距離、Qはシャドウマスク4とパネル2の内面までの距
離、Pvはシャドウマスク4に配設されているスロット
孔4aの縦ピッチ(直線配列方向のピッチ)と定義す
る。シャドウマスク4のブリッジ部(図示しない)に対
応して形成されるストライプ状蛍光体膜のくびれ3cを
なくすための条件として、光源の最適光源長Lbは、次
式で示される。 Lb=L/Q×Pv・・・(1)
しない)上に位置決め支持されたパネル2の内面までの
距離、Qはシャドウマスク4とパネル2の内面までの距
離、Pvはシャドウマスク4に配設されているスロット
孔4aの縦ピッチ(直線配列方向のピッチ)と定義す
る。シャドウマスク4のブリッジ部(図示しない)に対
応して形成されるストライプ状蛍光体膜のくびれ3cを
なくすための条件として、光源の最適光源長Lbは、次
式で示される。 Lb=L/Q×Pv・・・(1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなカラー陰極線管の露光装置では、実際には、光
源11は、パネル2内面の曲面の中心に配置できないた
め、特にパネル2の内面の各点で水銀灯11からパネル
2の内面までの距離Lが変化し、上記の(1)式のL/
Qは画面全体において一定とはならず、光源11の軸方
向に沿う長手方向では周辺で長くなり、一方、長手方向
に直交する方向では周辺で短くなる。従って、上述した
ようなスリットを有する露光装置で露光した蛍光面は、
照射する光強度が均一にならないことから、図8に示す
ように周辺部においてくびれ3cを生じる。そこで、本
発明は上記問題点に鑑みて提案されたもので、その目的
とするところは、従来に較べスリット板に設けるスリッ
トの形状を変更することで、光源の最適光源長を得られ
るようにしたカラー陰極線管露光装置提供するものであ
る。
たようなカラー陰極線管の露光装置では、実際には、光
源11は、パネル2内面の曲面の中心に配置できないた
め、特にパネル2の内面の各点で水銀灯11からパネル
2の内面までの距離Lが変化し、上記の(1)式のL/
Qは画面全体において一定とはならず、光源11の軸方
向に沿う長手方向では周辺で長くなり、一方、長手方向
に直交する方向では周辺で短くなる。従って、上述した
ようなスリットを有する露光装置で露光した蛍光面は、
照射する光強度が均一にならないことから、図8に示す
ように周辺部においてくびれ3cを生じる。そこで、本
発明は上記問題点に鑑みて提案されたもので、その目的
とするところは、従来に較べスリット板に設けるスリッ
トの形状を変更することで、光源の最適光源長を得られ
るようにしたカラー陰極線管露光装置提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題の解
決を目的として提案されたもので、線状光源と光透過ス
リット板とを備えたカラー陰極線管露光装置において、
光透過スリット板は、前記光源に直交するスリットの開
口幅寸法を光源の合軸方向に中間部を長く、この中間部
に較べて両端側を短くしたカラー陰極線管の露光装置を
提供する。
決を目的として提案されたもので、線状光源と光透過ス
リット板とを備えたカラー陰極線管露光装置において、
光透過スリット板は、前記光源に直交するスリットの開
口幅寸法を光源の合軸方向に中間部を長く、この中間部
に較べて両端側を短くしたカラー陰極線管の露光装置を
提供する。
【請求項5】
【0011】また、スリット板のスリットの開口幅寸法
は、スリットの中間部から両端部にいくに従って漸減す
る円弧を有するトラック形状に形成する求カラー陰極線
管の露光装置を提供する。
は、スリットの中間部から両端部にいくに従って漸減す
る円弧を有するトラック形状に形成する求カラー陰極線
管の露光装置を提供する。
【0012】また、トラック形状のスリットを形成する
スリット幅寸法は、スリットの光源に直交する方向の中
間部から両端部までの距離関数によって決定されるカラ
ー陰極線管の露光装置を提供する。
スリット幅寸法は、スリットの光源に直交する方向の中
間部から両端部までの距離関数によって決定されるカラ
ー陰極線管の露光装置を提供する。
【0013】また、スリット板のスリットの開口幅寸法
は、スリットの中間部から両端部にいくに従って漸減す
る楕円形状に形成するカラー陰極線管の露光装置を提供
する。
は、スリットの中間部から両端部にいくに従って漸減す
る楕円形状に形成するカラー陰極線管の露光装置を提供
する。
【0014】さらに、スリットの開口幅寸法は、楕円の
方程式を満足させる楕円形状を形成するカラー陰極線管
の露光装置を提供する。
方程式を満足させる楕円形状を形成するカラー陰極線管
の露光装置を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面を参照しながら説明する。従来と同一部分には同一符
号を付し説明を省略する。図1〜図3において、2はパ
ネル、3はパネル内面の蛍光面、4はシャドウマスク、
9はランプハウス、10はランプハウス外枠、11は光
源、22は光透過スリット板、22aはスリット、Ls
はスリットの幅寸法、Lは水銀灯からパネル内面までの
距離、Qはシャドウマスクとパネル内面までの距離、P
vはシャドウマスクに配設されているスロット孔の縦ピ
ッチである。
面を参照しながら説明する。従来と同一部分には同一符
号を付し説明を省略する。図1〜図3において、2はパ
ネル、3はパネル内面の蛍光面、4はシャドウマスク、
9はランプハウス、10はランプハウス外枠、11は光
源、22は光透過スリット板、22aはスリット、Ls
はスリットの幅寸法、Lは水銀灯からパネル内面までの
距離、Qはシャドウマスクとパネル内面までの距離、P
vはシャドウマスクに配設されているスロット孔の縦ピ
ッチである。
【0016】本発明による第1の実施例について説明す
る。図1(a)と図1(b)は、本発明によるランプハ
ウスの平面図と断面図である。図に示すように、ランプ
ハウス9の外枠10の中に光源11と、スリット22a
が設けられている光透過スリット板22とを配設し、図
示しないが上面をガラス板で閉じており、さらに通常、
ランブハウス9の内部にはは光源11の冷却のため水を
流している。本発明の光透過スリット板22にはスリッ
ト22aが設けられており光源11とスリット22aと
は直交している。露光装置の光源11は、上述したよう
に水銀灯であって、パネル2側から見てこの水銀灯の軸
方向に、スリット22aを有する長方形状の光透過スリ
ット板22で覆われている。
る。図1(a)と図1(b)は、本発明によるランプハ
ウスの平面図と断面図である。図に示すように、ランプ
ハウス9の外枠10の中に光源11と、スリット22a
が設けられている光透過スリット板22とを配設し、図
示しないが上面をガラス板で閉じており、さらに通常、
ランブハウス9の内部にはは光源11の冷却のため水を
流している。本発明の光透過スリット板22にはスリッ
ト22aが設けられており光源11とスリット22aと
は直交している。露光装置の光源11は、上述したよう
に水銀灯であって、パネル2側から見てこの水銀灯の軸
方向に、スリット22aを有する長方形状の光透過スリ
ット板22で覆われている。
【0017】図に示すように、光透過スリット板22
は、光源11に直交するスリット22aの中間部を長手
方向にスリット幅寸法Lsを長く、この中間部に較べて
両端側のスリット幅寸法Lsを短くした形状のスリット
22aを有することを主眼としている。このスリット2
2aを形成するスリット幅寸法Lsは、スリット22a
の中間部から両端部にいくに従って漸減しながら両方向
に二つの円弧を描き、見掛け上、トラック形状を形成し
たことを特徴としている。
は、光源11に直交するスリット22aの中間部を長手
方向にスリット幅寸法Lsを長く、この中間部に較べて
両端側のスリット幅寸法Lsを短くした形状のスリット
22aを有することを主眼としている。このスリット2
2aを形成するスリット幅寸法Lsは、スリット22a
の中間部から両端部にいくに従って漸減しながら両方向
に二つの円弧を描き、見掛け上、トラック形状を形成し
たことを特徴としている。
【0018】上述したように、スリット22aの形状
は、光源11に直交するスリット22aの中間部を広
く、この中間部に較べて両端側を狭くしたトラック形状
としている。このスリット22aの形状を決める長手方
向のスリット幅寸法Lsは、中間部から両端部にいくに
従って漸減するようにしており、この漸減する手段とし
て、スリット22aの長手方向と直交する短手方向の中
心部から両端部までの距xの関数に従属して決定する。
は、光源11に直交するスリット22aの中間部を広
く、この中間部に較べて両端側を狭くしたトラック形状
としている。このスリット22aの形状を決める長手方
向のスリット幅寸法Lsは、中間部から両端部にいくに
従って漸減するようにしており、この漸減する手段とし
て、スリット22aの長手方向と直交する短手方向の中
心部から両端部までの距xの関数に従属して決定する。
【0019】すなわち、スリット22aの長手方向のス
リット幅寸法Lsは、短手方向の中心部を基準にして短
手方向の距離xに対して、定数a、b(ただしa>0)
とするとき次の式で求められる。 Ls=−ax2 +b・・・(2)
リット幅寸法Lsは、短手方向の中心部を基準にして短
手方向の距離xに対して、定数a、b(ただしa>0)
とするとき次の式で求められる。 Ls=−ax2 +b・・・(2)
【0020】図2は、スリットと最適光源長との関係を
示す説明図である。図を参照しながら最適光源長につい
て説明する。ここで、L1とL2は光源11からパネル
2の内面までの中央と周辺までのそれぞれの距離、Q1
とQ2はシャドウマスク4とパネル2の内面までの中央
と周辺までのそれぞれの距離、Pvはシャドウマスク4
に配設されているスロット孔4aの縦ピッチ(直線配列
方向のピッチ)とする。
示す説明図である。図を参照しながら最適光源長につい
て説明する。ここで、L1とL2は光源11からパネル
2の内面までの中央と周辺までのそれぞれの距離、Q1
とQ2はシャドウマスク4とパネル2の内面までの中央
と周辺までのそれぞれの距離、Pvはシャドウマスク4
に配設されているスロット孔4aの縦ピッチ(直線配列
方向のピッチ)とする。
【0021】光源11からパネル2の中央に向う光線L
1は、スリット22aとの交点PS1を通りパネル2の
内面に到達する。この時の最適光源長W1は W1=L1/Q1×Pv・・・(3) となる。一方、ハネル2の周辺に向う光線L2は、スリ
ット22aとの交点PS2を通りパネル2の内面に到達
する。この時の最適光源長W2は W2=L2/Q2×Pv・・・(4) となる。従って、(3)式と(4)式の最適光源長W1
とW2を同時に満足するように(2)式の定数aおよび
bを定めればよい。
1は、スリット22aとの交点PS1を通りパネル2の
内面に到達する。この時の最適光源長W1は W1=L1/Q1×Pv・・・(3) となる。一方、ハネル2の周辺に向う光線L2は、スリ
ット22aとの交点PS2を通りパネル2の内面に到達
する。この時の最適光源長W2は W2=L2/Q2×Pv・・・(4) となる。従って、(3)式と(4)式の最適光源長W1
とW2を同時に満足するように(2)式の定数aおよび
bを定めればよい。
【0022】次に、本発明による第2の実施例について
説明する。図3は、本発明による第2の実施例であるラ
ンプハウスの平面図である。ここでは、ランプハウスの
基本構成は、第1の実施例と同一であることから光透過
スリット板に設けたスリットの形状についてのみ説明す
る。
説明する。図3は、本発明による第2の実施例であるラ
ンプハウスの平面図である。ここでは、ランプハウスの
基本構成は、第1の実施例と同一であることから光透過
スリット板に設けたスリットの形状についてのみ説明す
る。
【0023】図3に示すように、光透過スリット板32
は、光源11に直交するスリット32aの中間部を長手
方向にスリット幅寸法Lsを長く、この中間部に較べて
両端側のスリット幅寸法Lsを短くした形状のスリット
32aを有することは上述した第1の実施例と基本的に
同じである。このスリット32aを形成するスリット幅
寸法Lsは、スリット32aの中間部から両端部にいく
に従って漸減しながら楕円を描き、見掛け上楕円形状を
形成したことを特徴としている。
は、光源11に直交するスリット32aの中間部を長手
方向にスリット幅寸法Lsを長く、この中間部に較べて
両端側のスリット幅寸法Lsを短くした形状のスリット
32aを有することは上述した第1の実施例と基本的に
同じである。このスリット32aを形成するスリット幅
寸法Lsは、スリット32aの中間部から両端部にいく
に従って漸減しながら楕円を描き、見掛け上楕円形状を
形成したことを特徴としている。
【0024】上述したように、スリット32aの形状
は、水銀灯11に直交するスリット32aの中間部を広
く、この中間部に較べて両端側を狭くした楕円形状とし
ている。このスリット32aの形状を決める長手方向の
スリット幅寸法Lsは、中間部から両端部にいくに従っ
て漸減するようにしており、この漸減する手段として、
楕円形状のスリットを形成するスリット幅寸法は、原点
が中心の楕円の方程式に従属して決定する。すなわち、
スリット32aの長手方向のスリット幅寸法Lsは、短
手方向の中心部を基準にして短手方向の距離xに対し
て、定数c、dとするとき次の式で求められる。 1=X2 /c2 +Ls2 /d2
は、水銀灯11に直交するスリット32aの中間部を広
く、この中間部に較べて両端側を狭くした楕円形状とし
ている。このスリット32aの形状を決める長手方向の
スリット幅寸法Lsは、中間部から両端部にいくに従っ
て漸減するようにしており、この漸減する手段として、
楕円形状のスリットを形成するスリット幅寸法は、原点
が中心の楕円の方程式に従属して決定する。すなわち、
スリット32aの長手方向のスリット幅寸法Lsは、短
手方向の中心部を基準にして短手方向の距離xに対し
て、定数c、dとするとき次の式で求められる。 1=X2 /c2 +Ls2 /d2
【0025】上述したように、(3)式および(4)式
のL1/Q1とL2/Q2が違っていても、光源11か
らパネル2の中央または周辺に向う光線L1(L2)が
スリット22a(32a)を通過するとき、それぞれの
スリット22a(32a)との交点におけるスリット幅
寸法Lsを最適スリット幅W1(W2)にすることによ
り中央および周辺においても最適光源長が得られるよう
になり均一な露光が可能となる。
のL1/Q1とL2/Q2が違っていても、光源11か
らパネル2の中央または周辺に向う光線L1(L2)が
スリット22a(32a)を通過するとき、それぞれの
スリット22a(32a)との交点におけるスリット幅
寸法Lsを最適スリット幅W1(W2)にすることによ
り中央および周辺においても最適光源長が得られるよう
になり均一な露光が可能となる。
【0026】
【発明の効果】上述したように、本発明のカラー陰極線
管の露光装置によれば、パネルの内面の各点で水銀灯か
らパネルの内面までの距離が一定でなくても、光透過ス
リット板に設けたスリットの形状を円弧または楕円形状
にしたことによって、実質的に補正されてパネル内面の
中央および周辺の全面にわたって最適光源長を得られ、
透過光強度が均一となりくびれの無い蛍光面を形成する
ことができる。
管の露光装置によれば、パネルの内面の各点で水銀灯か
らパネルの内面までの距離が一定でなくても、光透過ス
リット板に設けたスリットの形状を円弧または楕円形状
にしたことによって、実質的に補正されてパネル内面の
中央および周辺の全面にわたって最適光源長を得られ、
透過光強度が均一となりくびれの無い蛍光面を形成する
ことができる。
【図1】本発明による第1の実施例のランプハウス (a)平面図 (b)断面図
【図2】スリットと最適光源長との関係を示すの説明図
【図3】本発明による第2の実施例のランプハウスの平
面図
面図
【図4】カラー陰極線管の構成図
【図5】露光装置
【図6】従来のランプハウスの平面図
【図7】従来の露光装置における光強度分布を示す説明
図
図
【図8】従来の露光装置による蛍光面のくびれを示す説
明図
明図
2 パネル 3 蛍光面 4 シャドウマスク 9 ランプハウス 9a ランプハウス支持台 10 外枠 11 光源 22、32 光透過スリット板 22a、32a スリット Pv シャドウマスクのスロット孔の縦ピッチ L1、L2 光源〜パネル内面までの距離 Ls スリットの開口幅寸法 Q1、Q2 シャドウマスク〜パネル内面までの距離
Claims (5)
- 【請求項1】線状光源と光透過スリット板とを備えたカ
ラー陰極線管露光装置において、前記光透過スリット板
は、前記光源に直交するスリットの開口幅寸法を前記光
源の合軸方向に中間部を長く、この中間部に較べて両端
側を短くしたことを特徴とするカラー陰極線管の露光装
置。 - 【請求項2】前記スリット板のスリットの開口幅寸法
は、前記スリットの中間部から両端部にいくに従って漸
減する円弧を有するトラック形状に形成することを特徴
とする請求項1記載のカラー陰極線管の露光装置。 - 【請求項3】前記スリットの開口幅寸法は、前記光源に
直交する方向の中間部から両端部までの距離関数によっ
て決定することを特徴とする請求項2記載のカラー陰極
線管の露光装置。 - 【請求項4】前記スリット板のスリットの開口幅寸法
は、前記スリットの中間部から両端部にいくに従って漸
減する楕円形状に形成することを特徴とする請求項1記
載のカラー陰極線管の露光装置。 - 【請求項5】前記スリットの開口幅寸法は、楕円の方程
式を満足させる楕円形状を形成することを特徴とする請
求項4記載のカラー陰極線管の露光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23010397A JPH1167086A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | カラー陰極線管の露光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23010397A JPH1167086A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | カラー陰極線管の露光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1167086A true JPH1167086A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16902612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23010397A Pending JPH1167086A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | カラー陰極線管の露光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1167086A (ja) |
-
1997
- 1997-08-27 JP JP23010397A patent/JPH1167086A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
FI61368B (fi) | Faergbildroer | |
US4049451A (en) | Method for forming a color television picture tube screen | |
JPH0817357A (ja) | カラー受像管 | |
JPH1167086A (ja) | カラー陰極線管の露光装置 | |
US4414318A (en) | Method of exposing to light fluorescent screens of color picture tubes | |
JP2527426B2 (ja) | カラ―テレビ受像管 | |
KR20010111836A (ko) | 멀티-넥 음극선관용 노광 장치 및 이를 이용한 노광 방법 | |
JP2746113B2 (ja) | カラー陰極線管用露光光源のランプハウス | |
GB1416752A (en) | Methods of manufacture of colour picture tubes | |
JPH02260351A (ja) | カラー受像管用露光装置 | |
US4034382A (en) | Apparatus for forming a color television picture tube screen | |
JPH05190093A (ja) | カラー受像管露光装置 | |
JPS61284028A (ja) | 露光装置 | |
JP3089981B2 (ja) | 露光装置 | |
GB1416753A (en) | Methods of manufacture of colour picture tubes | |
US3922689A (en) | Optical system for a lighthouse enclosure | |
JP3300459B2 (ja) | カラー受像管の蛍光面形成用光量補正フィルターおよびカラー受像管の蛍光面露光方法 | |
JP2001272790A (ja) | 露光用光源装置 | |
JPS6417360A (en) | Color picture tube | |
KR970071144A (ko) | 칼라브라운관의 노광장치 | |
JP2002231135A (ja) | カラー受像管の蛍光面形成用露光装置及び露光方法 | |
JPS6035783B2 (ja) | カラ−受像管 | |
JP2003022749A (ja) | 露光用光源装置及びカラー受像管の露光装置 | |
JPH04294026A (ja) | 露光用光源 | |
KR20000023407A (ko) | 컬러 음극선관의 형광 스크린 형성 방법 |