JPH1166988A - 接点構造および開閉器 - Google Patents

接点構造および開閉器

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JPH1166988A
JPH1166988A JP24619097A JP24619097A JPH1166988A JP H1166988 A JPH1166988 A JP H1166988A JP 24619097 A JP24619097 A JP 24619097A JP 24619097 A JP24619097 A JP 24619097A JP H1166988 A JPH1166988 A JP H1166988A
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ceramic sintered
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contact member
ceramic
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JP24619097A
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English (en)
Inventor
Fumitaka Oota
文崇 大田
Yasuhiro Miura
康弘 三浦
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H11/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches
    • H01H11/04Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches of switch contacts
    • H01H11/06Fixing of contacts to carrier ; Fixing of contacts to insulating carrier

Landscapes

  • Manufacture Of Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な手段で機械的強度を高め、セラミック
破壊の発生なく長寿命で、かつ汎用性があり安価とす
る。 【構成】 貫通孔1aもしくは凹所を有するセラミック
焼結体1と、上記貫通孔もしくは凹所に嵌着された固定
接点部材2とを具備し、上記固定接点部材2は上記セラ
ミック焼結体1の生成にもとづく収縮で上記セラミック
焼結体1に挟持されて結合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はセラミック焼結体に固
定接点部材を固定した接点構造および開閉器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、セラミック焼結体は耐熱性およ
び電気絶縁性に優れていることから、たとえば電子機器
や電気機器における接点構造の基体や開閉器のケースと
して使用され、固定接点の近傍における漏電や接点開閉
時に発生する高温のアーク熱から各種機器を保護するこ
とが行なわれている。その場合、セラミック焼結体から
なる耐熱性を有する電気絶縁性基体に銅合金などの導電
性材料からなる固定接点部材を、たとえばニッケルや銅
などを主成分とする金属製ろう材からなる複数の接合層
を拡散ろう接して接合することにより接点構造を組み立
てる。また、従来、セラミック焼結体に固定接点部材を
接着材で接合した接点構造が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、セラミック
焼結体からなる電気絶縁性基体に固定接点部材を接合し
て接点構造を組み立てる場合、たとえばセラミック焼結
体に堅固に接合する接合層と、固定接点部材に堅固に接
合する接合層と、これら両層を結合する接合層とを含む
複数の接合層を形成しなければならず、多くの製造工程
を要して生産性が悪く、コスト高であるなどの課題があ
る。
【0004】また、セラミック焼結体と固定接点部材と
を複数の接合層を介して結合した場合、上記各接合層は
接合強度が一般的に弱くかつ熱膨張係数が相異するため
に、接点開閉にもとづくアークの発生と消弧の繰り返し
で、各接合層の間に大きな熱応力差が発生し、その残留
応力で亀裂や破壊が生じやすいばかりでなく、上記接合
層からの不純物でもって上記固定接点部材の材質を経時
的に変質させ、電気抵抗を高めて短寿命であり、これら
の弊害を極力防止するために、接合層はもとより固定接
点部材の材質にも各種の制約を受けて、開閉器への適用
に際し汎用性に欠けるなどの課題がある。
【0005】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたもので、機械的強度を確保しながら、長寿命で簡単
かつ生産性の高い汎用性のある安価な接点構造および開
閉器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明による接点構造は、貫通孔もしくは
凹所を有するセラミック焼結体と、上記貫通孔もしくは
凹所に嵌着された導電性部材からなる固定接点部材とを
具備し、上記固定接点部材は上記セラミック焼結体の生
成にもとづく収縮で上記セラミック焼結体に挟持して固
定されていることを特徴とする。請求項2の発明による
接点構造は、上記固定接点部材が少なくともセラミック
焼結体との接合面において中空に形成されていることを
特徴とする。請求項3の発明による接点構造は、上記固
定接点部材とセラミック焼結体との接合面に上記固定接
点部材の組成金属が拡散されていることを特徴とする。
【0007】請求項4の発明による開閉器は、貫通孔も
しくは凹所を有するセラミック焼結体からなるケース
と、上記貫通孔もしくは凹所に嵌着された固定接点部材
と、上記固定接点部材に接離する可動接点部材とを具備
し、上記固定接点部材は上記セラミック焼結体の生成に
もとづく収縮で上記セラミック焼結体からなるケースに
挟持して固定されていることを特徴とする。請求項5の
発明による開閉器は、固定接点部材が少なくともセラミ
ック焼結体からなるケースとの接合面において中空に形
成されていることを特徴とする。
【0008】請求項6の発明による開閉器は、上記固定
接点部材とセラミック焼結体からなるケースとの接合面
に上記固定接点部材の組成金属が拡散されていることを
特徴とする。請求項7の発明による開閉器は、上記セラ
ミック焼結体からなるケースの開口部に金属製リングの
ような金属製部材を接合したことを特徴とする。請求項
8の発明による開閉器は、上記セラミック焼結体からな
るケースの開口部に金属製リングを介してまたは直接に
有底筒状の金属製筒状体を結合したことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の発明によれば、固定接点部材はセラ
ミック焼結体の生成にもとづく収縮で上記セラミック焼
結体に挟持されて直接に結合され、機械的結合強度が強
く、また、耐熱性および電気絶縁性に優れたセラミック
焼結体を接点構造の電気絶縁性基体としているから、上
記固定接点部材の近傍における漏電や接点開閉時に発生
する高温のアーク熱で亀裂や破壊が生じるおそれがな
く、しかも、従来のように接合層などの他の材質からな
る部材を介在させないために、不純物の混入のおそれが
なく、経時的な変質を防止して長寿命であり、汎用性の
ある安価な接点構造を提供することができる。また、セ
ラミック焼結体に対する固定接点部材の接合面は、セラ
ミック焼結体に形成された貫通孔もしくは凹所に固定接
点部材を嵌着することにより得られる小面積であるか
ら、上記固定接点部材とセラミック焼結体との間に発生
する応力差が小さく、セラミック焼結体側に発生する残
留引張り応力で接点構造のセラミック破壊を招くおそれ
がない。
【0010】請求項2の発明によれば、固定接点部材が
少なくともセラミック焼結体との接合面において中空に
形成されてセラミック焼結体に弾性的に挟持され、接点
構造におけるセラミック破壊を一層有効に防止すること
ができる。請求項3の発明によれば、固定接点部材とセ
ラミック焼結体との接合面に上記固定接点部材の組成金
属が拡散されているから、接点構造の機械的強度を一層
高めかつ気密性を確保することができる。
【0011】請求項4の発明によれば、固定接点部材は
セラミック焼結体からなるケースの生成にもとづく収縮
で上記ケースに挟持されて直接に結合され、機械的強度
の強い材質を任意に選択できかつ結合強度が強い。ま
た、上記ケースは接点構造の電気絶縁性基体を兼備する
とともに、セラミック焼結体から構成されて耐熱性およ
び電気絶縁性に優れていることから、上記固定接点部材
の近傍における漏電や接点開閉時に発生する高温のアー
ク熱から各種機器を保護することができる。しかも、セ
ラミック成形体に対する固定接点部材の接合面は、セラ
ミック成形体に形成された貫通孔もしくは凹所に固定接
点部材を挿入することにより得られる小面積であるか
ら、焼結工程において固定接点部材とセラミック焼結体
との間に発生する応力差が小さく、セラミック焼結体側
に発生する残留引張り応力で開閉器のセラミック破壊を
招くおそれがない。
【0012】請求項5の発明によれば、上記固定接点部
材が少なくともセラミック焼結体からなるケースとの接
合面において中空に形成されて弾性的に挟持されている
から、上記ケースのセラミック破壊を一層有効に防止す
ることができる。請求項6の発明によれば、上記固定接
点部材とセラミック焼結体からなるケースとの接合面に
上記固定接点部材の組成金属を上記セラミック焼結体に
拡散させることにより、上記ケースの機械的強度を一層
高めかつ気密性を向上させることができるとともに、上
記拡散処理をセラミック成形体の焼成と同時に行なって
開閉器の生産性を向上させることができる。
【0013】請求項7の発明によれば、上記セラミック
焼結体からなるケースの開口部に金属製リングのような
金属製部材を接合したから、この金属製部材に各種金属
部品を溶接などの手段を用いて結合することができ、多
様な開閉器を構成することができる。請求項8の発明に
よれば、上記金属製リングの両端開口部に有底筒状の金
属製筒状体を結合したから、上記各筒状体に励磁コイル
や可動接点部材を装着することができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にしたがって
説明する。図1はこの発明による接点構造の一例を示す
斜視図である。同図において、1はセラミック焼結体か
らなるケースで、たとえばアルミナや窒化けい素また炭
化けい素などの耐熱性セラミック材料から形成された有
頭筒状体からなり、上記ケース1の貫通孔1a(図2)
にモリブデン鋼、タングステン鋼またはモリブデン(M
o)やタングステン(W)を含有した合金鋼などの各種
金属からなる円柱状の固定接点部材2が挿入されて(図
3)、上記セラミック焼結体1と固定接点部材2とが結
合されている。なお、上記固定接点部材2としては、セ
ラミック焼結体1に接合しやすい元素であるモリブデン
(Mo)やタングステン(W)を含有させたものが好適
であるが、これらの金属に限らず、焼結体の焼結温度よ
り高く接点としての導電性を備えたものであれば良い。
【0015】図4はこの発明による接点構造の製造方法
の一例を示す断面図である。同図(A)で示すように、
たとえば有機材料を主体とした結合材(バインダ)を5
0体積%混合させたセラミック(アルミナセラミック)
粉末からなるセラミック原料を射出成形して平板状のセ
ラミック成形体(グリーン)3Aを形成し、その成形工
程において上記セラミック成形体3Aに貫通孔3aを形
成する。つぎに、同図(B)で示す脱脂工程において、
上記セラミック成形体3Aを約600℃で、ほぼ48時
間の加熱処理を行なうことにより、上記セラミック成形
体3Aに混合された結合材を除去してセラミック成形体
3Bを生成する。
【0016】上記脱脂処理工程後におけるセラミック成
形体3Bは、同図(C)で示す仮焼成工程において、上
記セラミック成形体3Bを約1100〜1200℃で、
ほぼ2時間の仮焼成を行なうことにより、脱脂処理後の
脆弱な材質を一部焼結して強度の高いセラミック成形体
3Cを生成する。その後、同図(D),(E)で示すよ
うに、上記固定接点部材2をセラミック成形体3Cの貫
通孔3bに挿入し、これら両部材を真空炉などの焼成装
置(図示せず)に設定し、約10-5Torr(1mpa)でかつ約
1650℃の真空加熱雰囲気で、ほぼ2時間の焼成を行
なうことにより、同図(F)で示すように、その焼成工
程において生成されたセラミック焼結体1が収縮して上
記固定接点部材2に圧接し、上記セラミック焼成体1に
固定接点部材2を上記セラミック成形体3Cの焼成と同
時に結合させることができる。このとき、上記セラミッ
ク成形体3Cは、同図(D)で示す貫通孔3bの内径寸
法D2が焼結工程における収縮時に上記固定接点部材2
の外径寸法D1に比較して、たとえば約0.1 〜0.2 mm位
の小径寸法となるように成形されることが推奨される。
【0017】上述から明らかなように、図1ないし図3
および図4(F)で示す接点構造によれば、固定接点部
材2はセラミック焼結体1の生成にもとづく収縮で上記
セラミック焼結体1に挟持されて直接に結合され、機械
的結合強度が強く、また、耐熱性および電気絶縁性に優
れたセラミック焼結体1を接点構造の電気絶縁性基体と
しているから、上記固定接点部材2の近傍における漏電
や接点開閉時に発生する高温のアーク熱で亀裂や破壊が
生じるおそれがなく、しかも、従来のように接合層など
の他の材質からなる部材を介在させないために、不純物
の混入のおそれがなく、経時的な変質を防止して長寿命
であり、汎用性のある安価な接点構造を提供することが
できる。また、セラミック焼結体1に対する固定接点部
材2の接合面4は、セラミック焼結体1に形成された貫
通孔もしくは凹所に固定接点部材2を嵌着することによ
り得られる小面積であるから、上記固定接点部材2とセ
ラミック焼結体1との間に発生する応力差が小さく、セ
ラミック焼結体1側に発生する残留引張り応力で接点構
造のセラミック破壊を招くおそれがない。
【0018】その場合、図5で示すように、上記固定接
点部材2には少なくともセラミック焼結体1との接合面
4において中空部2aが形成されることが推奨され、こ
れによって上記セラミック焼結体1が固定接点部材2を
弾性的に挟持してセラミック破壊の発生を一層有効に防
止することができる。また、図6で示すように、上記固
定接点部材2における可動接点部材2Aと対向する上記
中空部2aの端部2bを閉塞することにより、両接点部
材2,2Aの接触面積を増大させて接触抵抗値を低減さ
せることができる。
【0019】図7はこの発明による接点構造を適用した
開閉器の変形した一例を示す斜視図である。同図で示す
ように、上記セラミック焼結体1からなるケース1Aの
開口部1b(図8)に金属製リング5を上述した焼成工
程において、上記固定接点部材2の結合と同時に接合に
て結合することにより、上記金属製リング5に各種金属
部品を溶接などの手段を用いて結合することができ、多
様な開閉器を構成することができる。
【0020】図9は上記金属製リングを活用した開閉器
の一例を示す斜視図である。すなわち、上記接点構造を
備えた開閉器は、図9および図10で示すように、上記
セラミック焼結体1からなるケース1Aに1対の固定接
点部材2を前述の焼結手段で設けるとともに、上記金属
製リング5の他端開口部にソレノイドコイル9を収納し
たケース6を溶接などの手段を用いて結合し、上記各固
定接点部材2に接離可能に接触する可動接点部材7を上
記ソレノイドコイル9の励磁で駆動されるプランジャ8
の先端部に固定することにより構成されている。
【0021】図11は金属製リングを活用した開閉器の
他の例を示す斜視図である。すなわち、この開閉器は、
図11および図12で示すように、上記セラミック焼結
体1からなるケース1Aに固定接点部材2と、有底筒状
の金属製筒状体10とを前述の焼結手段で固定するとと
もに、上記金属製筒状体10の底部に形成された挿通孔
10aから可動接点部材11を挿入し、この可動接点部
材7をソレノイドコイルからなる励磁コイル9の励磁で
駆動されるプランジャ8の先端部に当接させて上記固定
接点部材2に接離可能に接触させるように構成されてい
る。なお、図12において、上記挿通孔10aは上記金
属製筒状体10の底部と可動接点部材11との間に介装
された伸縮自在なベローズ12で閉塞されて、上記接点
部材2,11の接触部における気密性を確保するように
構成されている。
【0022】上記各開閉器によれば、固定接点部材2は
セラミック焼結体1からなるケース1Aの生成にもとづ
く収縮で上記ケース1Aに挟持されて直接に結合され、
機械的強度の強い材質を任意に選択できかつ結合強度が
強い。また、上記ケース1Aは接点構造として固定接点
部材2の電気絶縁性基体を兼備するとともに、セラミッ
ク焼結体1から構成されて耐熱性および電気絶縁性に優
れていることから、上記固定接点部材2の近傍における
漏電や接点開閉時に発生する高温のアーク熱から各種機
器を保護することができる。しかも、セラミック焼結体
1に対する固定接点部材2の接合面4は、セラミック焼
結体1からなるケース1Aに形成された貫通孔1aに固
定接点部材2を挿入することにより得られる小面積であ
るから、セラミック焼結体1からなるケース1Aと固定
接点部材2との間に発生する応力差が小さく、セラミッ
ク焼結体1側に発生する残留引張り応力で上記ケース1
Aのセラミック破壊を招くおそれがない。
【0023】また、上記固定接点部材2は、少なくとも
セラミック焼結体1からなるケース1Aとの接合面4に
おいて、図5で説明したような中空部(図示せず)を形
成して弾性的に挟持されることにより、上記ケース1A
のセラミック破壊を一層有効に防止することができる。
さらに、上記セラミック焼結体1からなるケース1Aと
固定接点部材2との接合面4に上記固定接点部材2の組
成金属を上記セラミック焼結体1に拡散させることによ
り、上記ケース1Aの機械的強度を一層高めかつ気密性
を向上させることができるとともに、上記拡散処理をセ
ラミック焼結体1の焼成と同時に行なって開閉器の生産
性を向上させることができる。
【0024】しかも、上記ケース1Aの開口部1bに金
属製リング5(図10)を介して、または直接(図1
2)に有底筒状の金属製筒状体6,10を結合すること
により、上記各筒状体6,10に励磁コイル9や可動接
点部材11を装着することができ開閉器の多様性を確保
することができる。なお、上記実施例において、固定接
点部材2をセラミック焼結体1の貫通孔1aに嵌着する
構成について説明したけれども、上記貫通孔1aに代え
て凹所(図示せず)に嵌着してもよいことはいうまでも
ない。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、固定接点部材はセラミック焼結体の生成にもと
づく収縮で上記セラミック焼結体に挟持されて直接に結
合され、機械的結合強度が強く、上記固定接点部材の近
傍における漏電や接点開閉時に発生するアーク熱で亀裂
や破壊を生じることなく長寿命で、汎用性のある安価な
接点構造を提供することができる。
【0026】請求項2の発明によれば、固定接点部材が
少なくともセラミック焼結体との接合面における中空部
で弾性的に保持されることにより、接点構造におけるセ
ラミック破壊を一層有効に防止することができる。請求
項3の発明によれば、固定接点部材とセラミック焼結体
との接合面に上記固定接点部材の組成金属を拡散させる
ことにより、接点構造の機械的強度を一層高めかつ気密
性を確保することができる。
【0027】請求項4の発明によれば、固定接点部材を
セラミック焼結体からなるケースにその生成にもとづく
収縮で直接に結合されて機械的強度が高く、かつ、接点
構造の電気絶縁性基体とケースとを兼備して耐熱性およ
び電気絶縁性に優れ、上記固定接点部材の近傍における
漏電や接点開閉時に発生する高温のアーク熱から各種機
器を保護することができ、セラミック破壊を招くおそれ
のない長寿命で、汎用性のある安価な開閉器を提供する
ことができる。
【0028】請求項5の発明によれば、上記固定接点部
材が少なくともセラミック焼結体からなるケースとの接
合面において中空に形成されて弾性的に挟持されている
から、上記開閉器におけるケースのセラミック破壊を一
層有効に防止することができる。請求項6の発明によれ
ば、上記固定接点部材とセラミック焼結体からなるケー
スとの接合面に上記固定接点部材の組成金属を上記セラ
ミック焼結体に拡散させることにより、上記ケースの機
械的強度を一層高めかつ気密性を向上させることができ
るとともに、上記拡散処理をセラミック成形体の焼成と
同時に行なって開閉器の生産性を向上させることができ
る。
【0029】請求項7の発明によれば、上記セラミック
焼結体からなるケースの開口部に金属製リングのような
金属製部材を接合したから、この金属製部材に各種金属
部品を溶接などの手段を用いて結合することができ、多
様な開閉器を構成することができる。請求項8の発明に
よれば、上記金属製リングの両端開口部に有底筒状の金
属製筒状体を結合したから、上記各筒状体に励磁コイル
や可動接点部材を装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による接点構造の一例を示す斜視図で
ある。
【図2】同接点構造の分解斜視図である。
【図3】同接点構造を断面にて示す斜視図である。
【図4】同接点構造の製造方法お一例を示す断面図であ
る。
【図5】同接点構造の変形例を断面にて示す示す斜視図
である。
【図6】同接点構造の他の変形例を断面にて示す示す斜
視図である。
【図7】この発明による接点構造を適用した開閉器の変
形例を示す斜視図である。
【図8】同開閉器の断面図である。
【図9】この発明による接点構造を適用した開閉器の一
例を示す斜視図である。
【図10】同開閉器の断面図である。
【図11】この発明による接点構造を適用した開閉器の
他の例を示す斜視図である。
【図12】同開閉器の断面図である。
【符号の説明】
1 セラミック焼結体 1A ケース 1a 貫通孔 1b ケースの開口部 2 固定接点部材 2a 中空部 4 接合面 5 金属製リング 6 金属製筒状体 7 可動接点部材 10 金属製筒状体 11 可動接点部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔もしくは凹所を有するセラミック
    焼結体と、上記貫通孔もしくは凹所に嵌着された導電性
    部材からなる固定接点部材とを具備し、上記固定接点部
    材は上記セラミック焼結体の生成にもとづく収縮で上記
    セラミック焼結体に挟持して固定されていることを特徴
    とする接点構造。
  2. 【請求項2】 上記固定接点部材が少なくともセラミッ
    ク焼結体との接合面において中空に形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の接点構造。
  3. 【請求項3】 上記固定接点部材とセラミック焼結体と
    の接合面に上記固定接点部材の組成金属が拡散されてい
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の接点構
    造。
  4. 【請求項4】 貫通孔もしくは凹所を有するセラミック
    焼結体からなるケースと、上記貫通孔もしくは凹所に嵌
    着された固定接点部材と、上記固定接点部材に接離する
    可動接点部材とを具備し、上記固定接点部材は上記セラ
    ミック焼結体の生成にもとづく収縮で上記セラミック焼
    結体からなるケースに挟持して固定されていることを特
    徴とする開閉器。
  5. 【請求項5】 上記固定接点部材が少なくともセラミッ
    ク焼結体からなるケースとの接合面において中空に形成
    されていることを特徴とする請求項4に記載の開閉器。
  6. 【請求項6】 上記固定接点部材とセラミック焼結体か
    らなるケースとの接合面に上記固定接点部材の組成金属
    が拡散されていることを特徴とする請求項4または5に
    記載の開閉器。
  7. 【請求項7】 上記セラミック焼結体からなるケースの
    開口部に金属製リングのような金属製部材を接合したこ
    とを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載の開
    閉器。
  8. 【請求項8】 上記セラミック焼結体からなるケースの
    開口部に金属製リングを介してまたは直接に有底筒状の
    金属製筒状体を結合したことを特徴とする請求項7に記
    載の開閉器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009219775A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Hisaya Takasu 装飾義歯
CN113225941A (zh) * 2021-05-12 2021-08-06 四川锐宏电子科技有限公司 盲孔多层高密度电路板制备工艺

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