JPH1166059A - 情報処理装置、辞書管理装置、ネットワークシステム、情報処理装置の辞書管理方法、及び記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、辞書管理装置、ネットワークシステム、情報処理装置の辞書管理方法、及び記録媒体

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JPH1166059A
JPH1166059A JP9219441A JP21944197A JPH1166059A JP H1166059 A JPH1166059 A JP H1166059A JP 9219441 A JP9219441 A JP 9219441A JP 21944197 A JP21944197 A JP 21944197A JP H1166059 A JPH1166059 A JP H1166059A
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Toru Morita
徹 森田
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Toshiba Computer Engineering Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザ辞書の情報を他のクライアントと共有し
て、新語管理作業を軽減すると共に、ユーザ辞書の情報
を有効利用することを可能にする。 【解決手段】複数のクライアント12,…とサーバ10
とがネットワークを介して接続されたネットワークシス
テムであって、クライアントは、任意に指定された変換
前の情報と変換後の情報との対応関係が登録されたユー
ザ辞書54と、変換処理を実行するかな漢字変換部50
と、ユーザ辞書54への情報の登録と共に、登録した情
報をサーバ10に提供する新語登録削除部52とを有
し、サーバ10は、クライアントによって提供された情
報を登録するための共有語辞書41と、共有語辞書41
に情報を登録すると共に、クライアントからの要求に対
して、共有語辞書41に登録された情報を、要求元のク
ライアントに提供する共有語管理制御部40とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、かな漢字変換や機
械翻訳などの変換処理において辞書を利用するシステム
に好適な情報処理装置、辞書管理装置、ネットワークシ
ステム、情報処理装置の辞書管理方法、及び記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パーソナルコンピュータ等の情
報処理装置では、かな漢字変換や機械翻訳などの変換処
理を行なう場合、変換前の文字列と変換後の文字列との
対応関係等が登録された辞書を利用している。情報処理
装置をスタンドアローンとして使用する場合、変換処理
で用いられる辞書は、各情報処理装置毎にROM、ハー
ドディスク、フロッピーディスクなどの各種記憶媒体に
記録され提供されている。各情報処理装置は、提供され
た辞書をそれぞれ保持し、自装置で実行する変換処理に
利用する。
【0003】当初、提供される辞書は、変換処理の対象
となる文字列が属する分野に関係なく、また情報処理装
置を利用するユーザに関係なく正しく変換処理ができる
ように、変換対象とする文字列(基本単語)が広範囲に
渡って十分な数が用意されている。
【0004】ところで、言葉は、日々変化しているた
め、変換処理において利用される辞書も言葉の変化に対
応することができるように、新しい語(新語)の追加
や、死語の削除など適時に実施する必要がある。また、
個人で使用する特殊な用語なども適時追加して、効率良
く変換処理ができるようにすることが必要である。
【0005】こうした辞書への新語の追加、死語の削除
は、新語登録機能や辞書メンテナンス機能などを用いて
ユーザが意識的に実施している。従って、辞書の内容を
最良の状態に保ためには、頻繁に各機能を利用した辞書
の管理が必要でありユーザには多大な負担となってしま
う。実際には、頻繁に各機能を利用して辞書を管理する
ことは困難であり、常に辞書を最良の状態に保つことは
困難となっている。
【0006】また、ユーザが変換処理用の辞書を管理す
る必要がないシステムとしては、サーバに辞書を設け、
個人で使用する部分のみを情報処理装置(クライアン
ト)に設けて、クライアントが変換処理を実行する際に
は、ネットワークに接続してサーバの辞書を利用する構
成がある。
【0007】図24には、サーバに複数のクライアント
が接続されたネットワークシステムにおいて、かな漢字
変換処理が実行可能なシステムの一例を示している。サ
ーバには、かな漢字変換プログラム、かな漢字変換辞書
(辞書ファイル)が設けられている。かな漢字変換プロ
グラムは、アプリケーション(文書作成装置など)にお
いて日本語による文書を入力するためのプログラムであ
る。
【0008】一方、サーバに接続されている各クライア
ント側では、個人用の新語、学習情報等が登録されたユ
ーザ辞書だけを保持している。なお、各クライアントで
ユーザ辞書を保持するのは、プライバシーの問題や、障
害の発生等によってローカルな情報の破壊が最小限に抑
えるられるようにする、あるいは辞書の参照を高速化し
て変換速度を向上させるといった理由がある。
【0009】クライアントにおいて、かな漢字変換によ
って文書の作成を行なう場合には、ネットワークのファ
イルシステムを用いて、サーバに保持されているかな漢
字変換プログラムにアクセスし、かな漢字変換プログラ
ムに従って、サーバ上のかな漢字変換辞書及び自クライ
アントが保持しているユーザ辞書を参照してかな漢字変
換が実行される。
【0010】図24に示すようなシステム構成であれ
ば、クライアントのユーザ辞書以外を各クライアントで
共有しているので、サーバが保持している辞書について
は各ユーザ(クライアント)で管理する必要がないため
作業負担が軽減され、また共有する部分が変更された場
合でもクライアント側全てに最新の状態を常に提供する
ことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のシス
テムでは、変換辞書や変換プログラムをサーバに設ける
ことで、各クライアントで共有することができる。とこ
ろが、各クライアント毎の新語や学習等の情報は、ユー
ザ辞書として各クライアントに格納されており、他から
は参照できない閉じられた情報となっている。
【0012】すなわち、従来のシステムでは、クライア
ント毎の新語や学習等の情報がネットワーク中で閉じて
いるために共有することができず、複数のクライアント
のユーザ辞書において同じ新語や学習が登録されている
場合があり、システム全体を考慮した場合、無駄な新語
登録作業が行われていた。
【0013】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、クライアント毎にユーザ辞書を保持しなが
ら、ユーザ辞書の情報を他のクライアントと共有して、
新語管理作業を軽減すると共に、ユーザ辞書の情報を有
効利用することが可能な情報処理装置、辞書管理装置、
ネットワークシステム、及び情報処理装置の辞書管理方
法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の情報処
理装置と辞書管理装置とがネットワークを介して接続さ
れたネットワークシステムであって、任意に指定された
変換前の情報と変換後の情報との対応関係が登録された
辞書を保持し、この辞書を利用して変換処理を実行する
と共に、前記辞書に登録された情報を前記辞書管理装置
に提供する情報処理装置と、前記情報処理装置によって
提供された情報を、共有化するための情報として共有辞
書に登録する辞書管理装置とを具備し、複数の情報処理
装置のそれぞれは、前記辞書管理装置の前記共有辞書に
登録された情報を参照できることを特徴とする。
【0015】また本発明は、複数の情報処理装置と辞書
管理装置とがネットワークを介して接続されたネットワ
ークシステムであって、前記情報処理装置は、任意に指
定された変換前の情報と変換後の情報との対応関係が登
録された辞書と、前記辞書を利用して変換処理を実行す
る変換手段と、前記辞書への情報の登録と共に、前記辞
書に登録した情報を前記辞書管理装置に提供する登録手
段とを有し、前記辞書管理装置は、前記情報処理装置に
よって提供された情報を、共有化するための情報として
登録するための共有辞書と、前記情報処理装置によって
提供された情報を前記共有辞書に登録すると共に、前記
情報処理装置からの要求に対して、前記共有辞書に登録
された情報を、要求元の情報処理装置に提供する共有語
管理制御手段とを具備し、複数の情報処理装置のそれぞ
れは、前記辞書管理装置の前記共有語管理制御手段に要
求することで、前記共有辞書に登録された情報を参照す
ることを特徴とする。
【0016】また、辞書管理装置とネットワークを介し
て接続される情報処理装置であって、任意に指定された
変換前の情報と変換後の情報との対応関係が登録された
辞書と、前記辞書を利用して変換処理を実行する変換手
段と、前記辞書への情報の登録と共に、前記辞書に登録
した情報を前記辞書管理装置に提供する登録手段とを具
備したことを特徴とする。
【0017】また、複数の情報処理装置がネットワーク
を介して接続される辞書管理装置であって、前記情報処
理装置から提供された、前記情報処理装置における変換
処理に利用される変換前の情報と変換後の情報との対応
関係を登録するための共有辞書と、前記情報処理装置に
よって提供された情報を前記共有辞書に登録すると共
に、前記情報処理装置からの要求に対して、前記共有辞
書に登録された情報を、要求元の情報処理装置に提供す
る共有語管理制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0018】また、前記登録手段は、前記辞書への情報
の登録の際に、登録対象とする情報を共有化するか否か
の選択を入力する手段を有し、この手段により共有化が
指示された場合に、前記辞書に登録した情報を前記辞書
管理装置に提供することを特徴とする。
【0019】また、前記登録手段は、前記辞書管理装置
によって管理されている、情報処理装置から提供された
情報を取得し、前記辞書に登録することを特徴とする。
また、前記登録手段は、前記辞書管理装置によって管理
されている情報を取得して変更する手段を有し、この手
段によって情報の内容を変更した上で前記辞書に登録す
ることを特徴とする。
【0020】また、前記情報処理装置は、前記辞書管理
装置に対して、前記共有辞書に登録される特定の情報を
予め設定する設定手段を有し、前記辞書管理装置は、前
記設定手段によって設定された特定の情報が、何れかの
情報処理装置により提供された際に、前記設定手段によ
って設定を行なった情報処理装置に通知する通知手段を
有したことを特徴とする。
【0021】また、前記辞書管理装置は、前記共有辞書
を利用する情報処理装置を特定する情報処理装置選択手
段を具備し、前記情報処理装置選択手段によって特定さ
れた情報処理装置のみが、前記共有辞書へ登録される情
報の提供、及び前記共有辞書に登録された情報の参照を
行なうことを特徴とする。
【0022】また、前記情報処理装置は、前記辞書に登
録された情報を削除すると共に、前記辞書管理装置に提
供されている対応する情報の削除を要求する削除手段を
具備し、前記辞書管理装置は、前記情報処理装置の前記
削除手段からの要求に基づいて、前記共有辞書に登録さ
れた情報を削除することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
ネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
図1に示すネットワークシステムは、サーバ10に複数
のクライアント12,14,16,18,…がネットワ
ークを介して接続された構成となっている。
【0024】サーバ10、及びクライアント12,1
4,16,18,…は、例えばCD−ROM、DVD、
磁気ディスク等の記録媒体に記録されたプログラムを読
み込み、このプログラムによって動作が制御されるコン
ピュータによって実現される。
【0025】クライアント(情報処理装置)12,1
4,16,18,…は、ネットワークを介してサーバ1
0と接続されて、かな漢字変換や機械翻訳などの変換処
理を含む各種処理を実行する。なお、本実施形態では、
日本語による文書を作成するために、かな漢字変換を行
なう場合を例にして説明する。
【0026】サーバ10(辞書管理装置)は、複数のク
ライアント12,14,16,18,…と接続されて、
クライアント12,14,16,18,…における変換
処理で利用されている辞書の利用状況をネットワークを
介して受信し、受信した利用状況を反映させた情報を共
通語辞書として登録して管理する。また、サーバ10
は、クライアントからの要求に応じて、共通語辞書に登
録された情報を要求元のクライアントに通知することが
できる。
【0027】図1に示すように、サーバ10は、CPU
20、通信装置21、入力装置22、表示装置23、メ
モリ24、及び記憶装置25が設けられている。CPU
20は、サーバ10全体の制御を司るもので、メモリ2
4に格納されたプログラムに従って動作することで、各
クライアント間での通信処理や変換処理を制御する。変
換処理では、共有語管理制御プログラム、新語登録/削
除プログラム、かな漢字変換プログラム等が実行され
る。
【0028】通信装置21は、CPU20の制御のもと
で、クライアント12,14,16,18,…との間で
ネットワークを介した通信を行なう。入力装置22は、
キーボードやマウス等のポインティングデバイスからな
り、サーバ10に対する各種のデータ及び命令を入力す
るために用いられる。
【0029】表示装置23は、CRT、カラー液晶ディ
スプレイ及びそのコントローラから構成されており、C
PU20の制御のもとで各種表示を行なう。メモリ24
は、各種プログラムやデータを格納するもので、必要に
応じて記憶装置25から各種プログラムファイルが読み
出されて格納される。
【0030】記憶装置25は、ハードディスク等の記憶
媒体及びコントローラからなり、各種プログラムファイ
ルやデータファイル等が格納される。例えば、記憶装置
25には、共有語管理制御プログラムファイル25a、
新語登録/削除プログラムファイル25b、かな漢字変
換プログラムファイル25c、かな漢字変換辞書ファイ
ル25d、共有語辞書ファイル25eが格納されてい
る。
【0031】一方、クライアント12,14,16,1
8,…は、CPU30、通信装置31、入力装置32、
表示装置33、メモリ34、及び記憶装置35が設けら
れている。
【0032】CPU30は、クライアント全体の制御を
司るもので、メモリ34に格納されたプログラムに従っ
て動作することで、サーバ10との間の通信処理や変換
処理を制御する。
【0033】通信装置31は、CPU30の制御のもと
で、サーバ10等との間でネットワークを介した通信を
行なう。入力装置32は、キーボードやマウス等のポイ
ンティングデバイスからなり、クライアントに対する各
種のデータ及び命令を入力するために用いられる。日本
語による文書を作成する場合には、かな漢字変換処理に
供される文字のデータが入力される。
【0034】表示装置33は、CRT、カラー液晶ディ
スプレイ及びそのコントローラから構成されており、C
PU30の制御のもとで文書や変換処理に用いられる辞
書の管理のための画面等を表示する。
【0035】メモリ34は、各種プログラムやデータを
格納するもので、必要に応じて記憶装置35から各種プ
ログラムファイルが読み出されて格納される。また、サ
ーバ10の記憶装置25に格納されたプログラムファイ
ル、辞書ファイルが、必要に応じて通信装置31を介し
てアクセスされて格納される。
【0036】記憶装置35は、ハードディスク等の記憶
媒体及びコントローラからなり、各種プログラムファイ
ルやデータファイル等が格納される。例えば、記憶装置
35には、ユーザ辞書ファイル35aが格納されてい
る。
【0037】図2は、図1に示すシステム構成によって
実現される機能構成を示すブロック図である。図2に示
すように、サーバ10は、共有語管理制御部40、共有
語辞書41、かな漢字変換辞書42、かな漢字変換プロ
グラム43、及び新語登録/削除プログラム44が設け
られている。
【0038】共有語管理制御部40は、CPU20によ
って共有語管理制御プログラムファイル25aに格納さ
れた共有語管理制御プログラムを実行することにより実
現されるもので、かな漢字変換において利用される各ク
ライアントのユーザ辞書に登録された情報を、共有語辞
書41として管理するための制御を行なう。共有語管理
制御部40は、クライアントのかな漢字変換部50から
の要求に応じて、共有語辞書41及びかな漢字変換辞書
42を管理する。
【0039】共有語辞書41は、クライアントにおいて
ユーザ辞書54に登録された新語を、複数のクライアン
トで共有化するために用いられるもので、クライアント
において共有化が指示された新語が登録される。
【0040】かな漢字変換辞書42は、クライアントに
おいて、かな漢字変換による日本語による文書の作成が
行われる際に参照される、複数のクライアント12,1
4,16,18,…とで共有される一般的な辞書であ
る。
【0041】かな漢字変換プログラム43は、クライア
ントにおいて、かな漢字変換による日本語による文書の
作成を行なうためのもので、各クライアントからファイ
ルシステムによってアクセスされる、かな漢字変換処理
(かな漢字変換部50)を実現するためのプログラムで
ある。かな漢字変換プログラム43は、複数のクライア
ント12,14,16,18,…とで共有される。かな
漢字変換プログラム43に従うかな漢字変換処理(かな
漢字変換部50)は、サーバ10に格納されたかな漢字
変換辞書42と、自クライアントのユーザ辞書54に登
録された情報を参照してかな漢字変換を実行する。
【0042】新語登録/削除プログラム44は、クライ
アントにおいて、ユーザ辞書54に対する新語の登録/
削除を行なうためのもので、各クライアントからファイ
ルシステムによってアクセスされる、ユーザ辞書54及
びサーバ10に格納された共有語辞書41の管理処理
(新語登録削除部52)を実現するためのプログラムで
ある。新語登録/削除プログラム44に従う管理処理
(新語登録削除部52)は、ユーザ辞書54に対する管
理と共に、ユーザ辞書54に登録した新語を他のクライ
アントと共有化するための処理を実行する。
【0043】一方、クライアント12,14,16,1
8,…は、かな漢字変換部50、新語登録削除部52、
ユーザ辞書54が設けられる。かな漢字変換部50は、
入力された文字データをもとにしたかな漢字変換を実行
して、日本語による文書を作成するもので、辞書アクセ
ス部55、変換部56が設けられている。かな漢字変換
部50は、クライアントからファイルシステムによりサ
ーバ10のかな漢字変換プログラム43にアクセスし、
実行することで実現される。
【0044】辞書アクセス部55は、変換部56によっ
てかな漢字変換を行なう際に、サーバ10に保持された
かな漢字変換辞書42、及びユーザ辞書54にアクセス
して辞書の情報を提供する。辞書アクセス部55は、か
な漢字変換辞書42に対して、サーバ10の共有語管理
制御部40を介してアクセスする。
【0045】変換部(かな漢字変換)56は、かな漢字
変換処理全体の制御を司るもので、新語登録削除部52
の制御と共に、辞書アクセス部55によってアクセスさ
れたかな漢字変換辞書42及びユーザ辞書54に登録さ
れた辞書の情報を参照して、入力された文字データに対
してかな漢字変換を実行し、文書を作成する。
【0046】新語登録削除部52は、ユーザ辞書54に
対する新語の登録/削除の管理を行なうもので、新語登
録部57、新語削除部58が設けられている。新語登録
部57は、ユーザ辞書54への新語の登録を実行する。
新語登録部57は、ユーザ辞書54に登録する新語を他
のクライアントと共有する(共有語辞書41に登録す
る)ための処理を実行する。また、新語登録部57は、
共有語辞書41に登録された新語の情報を利用して、ユ
ーザ辞書54への信号の登録を行なうことができる。
【0047】新語削除部58は、ユーザ辞書54に登録
されている新語の削除を実行する。また、新語削除部5
8は、ユーザ辞書54に登録されている新語を削除する
ための処理を実行する。
【0048】ユーザ辞書54は、クライアント毎に新語
が登録されるもので、辞書アクセス部55によってアク
セスされ、変換部56によるかな漢字変換に利用され
る。ユーザ辞書54へ登録する新語は、変換部56によ
って変換された文字列だけでなく、共有語辞書41に登
録された新語の情報が利用される。
【0049】次に、本実施形態におけるネットワークシ
ステムの動作について説明する。図3には、本実施形態
のネットワークシステムにおける、共有語辞書41の管
理の概略を示す図である。本実施形態では、共有語辞書
41の管理において、以下に示す(1)〜(8)のよう
な特徴を有している。
【0050】(1)サーバ10の共有語辞書41に対し
ては、各クライアント12,14,16,18…におい
てユーザ辞書54に登録された新語を登録し、他のクラ
イアントで使用できる状態にすることができる。(2)
この際、クライアントでは、登録する新語を共有化する
か否かを選択することができ、共有化を選択した場合
に、ユーザ辞書54と共に共有語辞書41に新語が登録
される。
【0051】(3)また、各クライアントは、共有語辞
書41に登録された新語を、自ユーザ辞書54に登録す
ることができる。すなわち、他のクライアントにおいて
新語として使用されている辞書の情報を、自ユーザ辞書
54に登録してかな漢字変換に利用することができる。
(4)クライアントでは、共有語辞書41において共有
化されている新語をユーザ辞書54に登録しようとする
際、共有化されている新語の一覧が表示される。一覧表
示では、特定の種類毎にソートさせることができ、また
各新語について、登録された日付、使用頻度、ユーザ数
などの付属する情報も併せて表示され、ユーザ辞書54
に登録すべき新語を選択する際の参考にできる。(5)
さらに、共有語辞書41に登録された新語を利用して、
ユーザ辞書54に登録を行なう際に、共有化されている
新語の情報の一部(品詞等)を変更した上で行なうこと
ができる。
【0052】(6)クライアントでは、予めユーザ辞書
54に登録したい単語の種類(品詞等)を設定すること
で、該当する単語が共有化されて共有語辞書41に登録
された場合には、登録されたことを示す通知を受けるこ
とができる。
【0053】(7)全てのクライアントが新語を共有化
できるのではなく、新語を共有できるクライアントを特
定することができる。 (8)さらに、共有語辞書41に共有化するものとして
登録された新語を削除することができる。
【0054】次に、図4に示すフローチャートを参照し
ながら、クライアントにおいて新語をユーザ辞書54に
登録する場合の動作について説明する。以下、クライア
ント12における動作として説明する。
【0055】クライアント12において文書の作成を行
なう場合、表示装置33において図5に示すような文書
作成用の画面が表示される。文書作成画面では、変換部
56が起動されることによって、入力された文字データ
に対してかな漢字変換が実行されて作成された文書が表
示されると共に、かな漢字変換処理の動作を制御する、
あるいは状態(シフトモード、入力モード、変換モード
等)を通知するための操作パレットが表示されている。
【0056】本実施形態における操作パレットには、図
5に示すように、共有語一覧画面起動ボタンA、新語起
動ボタンBが設けられている。クライアント12におい
て、かな漢字変換による文書の作成中に、入力装置32
が操作されて操作パレットの新語起動ボタンBが選択さ
れると、変換部56は、新語登録削除部52を起動し
て、新語一覧画面を表示させる(ステップA1,A
2)。
【0057】図6には、新語一覧画面の一例を示してい
る。新語一覧画面には、ユーザ辞書54に登録された新
語の一覧表示領域、一覧表示すべき新語の範囲を特定す
るための開始読み及び終了読み入力用領域、登録ボタ
ン、削除ボタン、終了ボタンが設けられている。
【0058】新語の一覧表示領域では、新語の読み、見
出し、品詞とが対応づけられて表示される。また、開始
読み及び終了読み入力用領域に読みが入力された場合に
は、指定された読みで指定される範囲の新語が、新語の
読みをもとにして限定されて表示される。終了ボタンが
選択指示された場合には、処理を終了して文書作成画面
に戻る。
【0059】ここで、登録ボタンが選択指示された場合
には(ステップA3)、新語登録部57は、図7に示す
ような、新語登録用の画面を表示させる(ステップA
4)。新語登録画面には、新語の読み、見出し、品詞を
入力するための領域、新語の共有化をするか否かを指示
するための共有化指示領域、登録ボタン、削除ボタン、
終了ボタンが設けられている。品詞入力用の領域には、
デフォルトの品詞(図7に示す例では「姓名」)が予め
入力されているものとする。
【0060】新語登録画面において新語として登録しよ
うとする読み、見出し、品詞が設定され、登録ボタンが
選択指示されると(ステップA5)、新語登録部57
は、設定された内容を新語の情報としてユーザ辞書54
に登録する(ステップA6)。
【0061】例えば、図3に示すクライアント12にお
いて、読み「ひらかた」、見出し「平方」、品詞「姓
名」が新語登録画面で設定された場合には、ユーザ辞書
Aに「ひらかた=平方」の新語が登録される。
【0062】また、共有化指示領域において共有化「す
る」に設定されていた場合には(ステップA7)、ユー
ザ辞書54に登録された新語の情報をサーバ10の共有
語辞書41にも登録する(ステップA8)。
【0063】すなわち、サーバ10の共有語管理制御部
40(共有語管理制御プログラム)は、新語登録部57
(新語登録/削除プログラム)からの新語登録の要求に
対して、ファイルシステムを利用して、新語「ひらかた
=平方」を共有語辞書41に登録する。
【0064】共有語管理制御部40は、クライアント1
2から共有化するものとして設定された新語の情報を、
例えば図8に示すようにして登録する。なお、共有語辞
書41には、共有語データ部41aと共有語管理データ
部41bの領域が設けられている。新語の情報は、共有
語データ部41aに登録される。共有語管理データ部4
1bは、共有クライアント情報を格納するための領域で
ある(詳細については後述する)。
【0065】共有語辞書41の共有語データ部41aに
は、図8に示すように、新語の読み、この読みに対応す
る見出しの語句、品詞の他、クライアント間の使用頻
度、共有化された新語をユーザ辞書に登録して使用して
いるクライアントの数(ユーザ数)、登録日、登録した
クライアントを示すクライアント識別情報、登録された
新語が削除可能かまた未使用状態にあるか否かを示す状
態情報を含んで登録されるものとする。各情報の利用方
法については後述する。
【0066】こうして、クライアント12においてユー
ザ辞書54に登録した新語の情報を、サーバ10の共有
語辞書41に登録することで、他のクライアント14,
16,18,…で使用できる状態とすることができる。
【0067】次に、図9に示すフローチャートを参照し
ながら、サーバ10の共有語辞書41に登録された新語
の情報(共有語)を利用して、ユーザ辞書54に新語を
登録する場合の動作について説明する。
【0068】まず、クライアント12において、文書作
成画面でかな漢字変換による文書の作中に、図5に示す
操作パレットから共有語一覧画面起動ボタンAが選択さ
れると、変換部56は、新語登録削除部52を起動する
と共に、サーバ10の共有語管理制御部40に共有語一
覧の表示を要求する。
【0069】共有語管理制御部40は、共有語辞書41
に登録されている新語の情報を読み出し、変換部56を
介して新語登録削除部52によって共有語一覧を表示さ
せる(ステップB1)。
【0070】図10には、共有語一覧画面の一例を示し
ている。共有語一覧画面には、共有語辞書41に登録さ
れている新語の情報(共有語)の一覧表示領域、優先し
て表示させる新語の項目を設定するための表示選択項目
領域、登録ボタン、変更ボタン、通知設定ボタン、ユー
ザ設定ボタン、終了ボタンが設けられている。ただし、
ユーザ設定ボタンは、特定のユーザのみが使用できる
(アクティブとなる)ボタンである。各ボタンの利用方
法については後述する。
【0071】通常、一覧表示領域では、共有語辞書41
に登録された新語の情報を、読みの順番(例えば50音
順)でソートした状態で表示するものとする。一覧表示
領域における新語の情報の表示では、新語とする語句の
読み、語句、品詞の他、共有語辞書41の共有語データ
部41aに登録された、共有語管理制御部40が管理し
ている使用頻度、クライアントの数(ユーザ数)、登録
日の情報も表示される。
【0072】ここで、表示選択項目領域において、任意
の項目が選択されると、選択項目に応じて一覧表示領域
中の新語の情報をソートする(ステップB2)。例え
ば、選択項目の「品詞」が設定された場合には(ステッ
プB3)、図11に示すように、品詞毎にまとめて一覧
を表示する(ステップB8)。図11に示す例では、品
詞の順番として、姓名、名詞、社名、…が設定されてい
るものとする。
【0073】また、選択項目の「頻度」が選択された場
合には(ステップB4)、図12に示すように、使用頻
度順に新語の情報をソートして表示する(ステップB
9)。図12に示す例では、使用頻度の順番として昇順
にソートしているが、降順とすることもできる。
【0074】また、選択項目の「ユーザ数」が選択され
た場合には(ステップB5)、図13に示すように、ユ
ーザ数(クライアントの数)順に新語の情報をソートし
て表示する(ステップB10)。図13に示す例では、
ユーザ数の順番として昇順にソートしているが、降順と
することもできる。
【0075】また、選択項目の「登録日」が選択された
場合には(ステップB6)、図14に示すように、登録
日順に新語の情報をソートして表示する(ステップB1
1)。図14に示す例では、登録日の順番として登録日
が古い順にソートしているが、新しい順にすることもで
きる。
【0076】また、選択項目の「通知」が選択された場
合には(ステップB7)、通知語句を選択して表示する
(ステップB12)。なお、通知語句は、後述する通知
設定処理において設定された語句の種類、例えば品詞、
特定の文字列を含む文字列等に該当する語句を示してい
る。通知設定処理の詳細については後述する。
【0077】なお、通知語句として、品詞が名詞、固有
名詞、姓名の語句と、カタカナ語が設定された場合の一
覧表示は、後述する図17に示すようになる。また、表
示選択項目領域における選択項目「なし」は、読みの順
番(例えば50音順)でソートすることを示している。
また、「通知あり」の表示は、後述する共通語通知設定
によってサーバ10からの通知があったことを示す表示
である(詳細については後述する)。
【0078】こうして、共通語一覧表示画面において、
ユーザ辞書54に登録しようとする語句に対応する表示
選択項目を選択することにより、一覧表示領域において
優先して該当する共通語が表示されるので、共有語辞書
41に登録された複数の新語の情報(共通語)から所望
する語句を容易に選択できるようになる。その際、語句
に付随して表示されている品詞、頻度、ユーザ数、登録
日の情報を参考にして、ユーザ辞書54に登録すべき語
句を選択することができる。
【0079】ここで、一覧表示領域において表示された
新語の情報から、登録対象とする語句が選択された状態
で、登録ボタンが選択指示されると(ステップB1
3)、新語登録削除部52の新語登録部57は、選択さ
れた語句を新語としてユーザ辞書54に登録する(ステ
ップB17)。
【0080】例えば、図10に示すように、「ひらかた
=平方」の語句が選択された状態で、登録ボタンが選択
指示された場合には、この語句が新語として新たに自ユ
ーザ辞書54に登録される。例えば、図3に示すよう
に、クライアント16は、クライアント12によって共
有語として共有語辞書41に登録されていた「ひらかた
=平方」の語句を利用して、ユーザ辞書Cに登録するこ
とができる。
【0081】また、一覧表示領域において表示された新
語の情報から、登録対象とする語句が選択された状態
で、変更ボタンが選択指示されると(ステップB1
4)、新語登録削除部52の新語登録部57は、図15
に示すような、新語登録用の画面を表示させる(ステッ
プB15)。この変更用の新語登録用の画面では、登録
対象として選択されている語句の読み、見出し、品詞
が、それぞれの領域に設定された状態で表示される。
【0082】ここで、新語登録用の画面では、既に設定
されている内容を任意に変更することができる。すなわ
ち、共通語を利用して一部を変更し、登録ボタンを選択
指示することで、ユーザ辞書54に新語として登録する
ことができる(ステップB16)。また、その際に、変
更後の新語の情報に対して、共有化指示領域において共
有化の有無を設定することもできる。
【0083】登録ボタンが選択指示されると、新語登録
部57は、変更された内容を新たな新語の情報としてユ
ーザ辞書54に登録する。また、共有化指示領域におい
て共有化「する」に設定されていた場合には、ユーザ辞
書54に登録された新語の情報をサーバ10の共有語辞
書41にも登録する(ステップB17)。
【0084】なお、共有語辞書41に登録された新語の
情報を利用して、ユーザ辞書54に新語を登録した場合
には、ユーザ辞書54に共有語利用による登録を行なっ
たことを示す識別子を新語に付加しておくものとする。
また、対象となった新語に対応する、登録したクライア
ントの数(ユーザ数)の値を更新(+1)しておく。
【0085】こうして、共有語辞書41に登録された新
語を利用して、ユーザ辞書54に登録を行なう際に、共
有化されている新語の情報の一部(品詞等)を変更した
上で行なうことができるので、ユーザ辞書54への登録
操作を簡単化することができる。
【0086】次に、図16に示すフローチャートを参照
しながら、通知設定処理を行なう場合の動作について説
明する。通知設定処理は、予め共通語に対して特定の語
句の種類を設定しておくことで、他のクライアントによ
って共有語辞書41に該当する新語の情報が登録された
場合に通知を受けて、ユーザ辞書54に対する新語登録
ができるようにする処理である。
【0087】まず、クライアント12において、文書作
成画面でかな漢字変換による文書の作中に、操作パレッ
トから共有語一覧画面起動ボタンA(図5参照)が選択
されると、変換部56は、新語登録削除部52を起動す
ると共に、サーバ10の共有語管理制御部40に共有語
一覧の表示を要求する。
【0088】共有語管理制御部40は、共有語辞書41
に登録されている新語の情報を読み出し、変換部56を
介して新語登録削除部52によって、図10に示すよう
に共有語一覧を表示させる(ステップC1)。
【0089】ここで、通知設定ボタンが選択指示される
と(ステップC2)、新語登録削除部52は、共有語通
知設定画面を表示させる。図17には、共有語通知設定
画面の一例を示している。
【0090】共有語通知設定画面には、共有語辞書41
に共有語として登録される新語の種類を設定するための
品詞設定領域及び文字列設定領域と、通知画面を表示さ
せるか否かを設定するための通知画面表示設定領域が設
けられている。
【0091】品詞設定領域には、選択可能な複数の品詞
の一覧が設けられており、任意の品詞を選択できるよう
になっている。文字列設定領域には、任意の文字列を入
力するための領域、及びカタカナ語の指定を選択できる
ようになっている。文字列設定領域に文字列を入力する
ことで、入力された文字列を含む新語(共通語)を通知
対象とすることができる。なお、指定された文字列は、
新語の情報の見出し、あるいは読みの何れか一方に対す
るものでも良いし、見出しと読みの両方を対象としても
良い。通知画面表示設定領域では、通知画面の表示「す
る」「しない」を選択することができる。
【0092】共有語通知設定画面において、品詞、文字
列等の設定が任意にされた後、終了ボタンが選択指示さ
れると(ステップC3)、かな漢字変換部50は、設定
された内容をサーバ10の共有語管理制御部40に通知
する。共有語管理制御部40は、クライアントから通知
された共有語通知設定の内容を、クライアント毎に保持
する。
【0093】共有語通知設定がされると共有語管理制御
部40は、クライアントから新語の情報の共有化がされ
ると、共有語辞書41をチェックして、共有語通知設定
された内容に該当する新語(語句)が共有化されたか否
かを判別する(ステップC4)。
【0094】ここで、共有語通知設定された語句が共有
化された場合(ステップC5)、共有語管理制御部40
は、該当する共有語通知設定において、通知画面表示を
「する」に設定されているか否かを判別する(ステップ
C6)。
【0095】通知画面表示「する」に設定されている場
合、共有語管理制御部40は、共有語通知設定をしたク
ライアントに対して、共有語通知画面の表示を指示する
(ステップC7)。
【0096】サーバ10の共有語管理制御部40から共
有語通知画面の表示が指示されたクライアントでは、か
な漢字変換部50が起動されるタイミングで、共有語通
知設定において設定した内容に該当する新語が、サーバ
10の共有語辞書41に登録されたことを通知するため
のメッセージを表示する。
【0097】図18には共有語通知設定に該当する新語
が登録されたことを通知するメッセージの一例を示して
いる。図18に示す共有語通知画面では、「設定した語
句が共有されました」のメッセージの他に表示ボタンが
設けられている。
【0098】ここで、表示ボタンが選択指示されると、
かな漢字変換部50は、新語登録削除部52により、共
有語通知設定に該当する新語の一覧を表示させる。例え
ば、図3に示すクライアント18において、図17に示
すような共有語通知設定がなされた場合、共有語一覧画
面の一覧表示領域において、図19に示すような語句の
一覧が表示される。
【0099】すなわち、共有語通知設定において、図1
7に示すように、品詞として名詞、固有名詞、姓名が選
択され、またカタカナ語の指定がされているため、共有
語辞書41に登録された共有語「ひらかた=平方」(姓
名)、「ぷれいん=プレイン」(名詞、カタカナ語)が
共有語一覧画面の一覧表示領域に表示される。
【0100】ここで、共有語一覧画面の一覧表示領域で
表示された語句が選択され、登録ボタンが選択指示され
ると、ユーザ辞書への登録が実行される。クライアント
18において「ぷれいん=プレイン」が選択されると、
図3に示すように、ユーザ辞書Dに新語として登録され
る。
【0101】なお、共有語通知設定において通知画面表
示「しない」に設定されていた場合には、図18に示す
ようなメッセージを表示せず、図10に示すように、共
有語一覧画面が表示された際に、表示選択項目領域にお
いて「通知あり」のメッセージを付加する。この場合、
選択項目「通知」を選択指示することで、一覧表示領域
において共有語通知設定に該当する共有語の一覧を表示
させることができる。
【0102】なお、共有語通知画面によるメッセージの
通知は、かな漢字変換部50の起動のタイミングで行な
うのではなく、共有語辞書41に何れかのクライアント
によって登録が行われたタイミングで行なうようにして
も良い。
【0103】また、共有語通知画面によるメッセージ
は、図18に示す形式に限定されるものではなく、特定
のシンボルマーク(アイコン)等の表示や、実行中の処
理の内容を表すタスクバーに登録するようにしても良
い。そして、アイコンの選択、あるいはタスクバーから
の起動によって、前述のようにして共有語一覧画面を表
示させる。
【0104】こうして、クライアントにおいて、例えば
ユーザ辞書に登録しようとする新語の種類を、共有語通
知設定によって予め指定することにより、他のクライア
ントによって新語の共有化が行なわれた際に、該当する
種類の新語の共有化が行なわれた時に通知を受けること
ができる。従って、共有化一覧画面を表示させて所望す
る共有語を選択して、自ユーザ辞書に新たな新語として
登録することができる。
【0105】また、共有語通知設定では、品詞、カタカ
ナ語の指定の他、具体的な文字列を指定することができ
るので、例えば1つの見出しに対して設定された、他の
複数の読みを確認するといったこともできる。さらに、
共有語通知設定では、複数の条件を設定して、AND条
件あるいはOR条件を任意に指定できるようにしても良
い。
【0106】次に、新語を共有できるクライアントを特
定する処理について説明する。本実施形態では、共有語
辞書41に登録された新語を共有するクライアントを、
サーバ10のスーパーユーザによって設定することがで
きる。スーパーユーザは、例えばサーバ10の管理者、
システムにログインする際に特定のID等によって識別
されるユーザなど、特定のユーザを示す。
【0107】スーパーユーザとしてログインされ、共有
語一覧画面の表示が指示された場合、図10に示す共有
語一覧画面においてユーザ設定ボタンをアクティブにし
て選択可能にする。
【0108】ここで、ユーザ設定ボタンが選択指示され
ると、かな漢字変換部50は、図20に示すようなクラ
イアント選択画面を表示させる。クライアント選択画面
には、サーバ10に接続されたクライアントのクライア
ント名一覧が表示されたクライアント一覧表示領域と、
クライアント一覧表示領域から選択されたクライアント
のクライアント名一覧が表示された新規共有グループ領
域の他、追加ボタン、削除ボタン、終了ボタンが設けら
れている。
【0109】クライアント一覧表示領域において任意の
クライアントが選択された状態で、追加ボタンが選択指
示されると、新語共有グループに追加されて、新規共有
グループ領域において表示される。
【0110】また、新規共有グループ領域において任意
のクライアントが選択された状態で、削除ボタンが選択
指示されると、新語共有グループから削除されて、新規
共有グループ領域におけるクライアント名の表示を消去
する。
【0111】こうして、任意のクライアントを新語共有
グループとして選択した後、終了ボタンが選択指示され
ると、選択内容がサーバ10の共有語管理制御部40に
通知される。共有語管理制御部40は、通知された新語
共有グループに含まれるクライアントの情報を、図8に
示すようにして、共有語辞書41の共有語管理データ部
41bに共有クライアント情報として登録する。
【0112】こうして、スーパーユーザの操作によって
新語共有グループとして選択されたクライアントでは、
本実施形態のシステムにおける共有化の機能を利用する
ことができる。
【0113】一方、新語共有グループとして選択されな
かったクライアントでは、共有化に関する処理の実行が
受け付けられないようにする。例えば、あるクライアン
トにおいて、操作パレットの共有語一覧画面起動ボタン
Aあるいは新語起動ボタンBが選択指示された際に、サ
ーバ10の共有語管理制御部40に自クライアントが新
語共有グループに属しているかを問い合わせる。
【0114】この結果、共有語辞書41の共有語データ
部41aに共有クライアント情報として登録されていな
いことが通知されると、共有語一覧画面起動ボタンAに
よる指示に対しては共有語一覧画面を表示させない、ま
た新語起動ボタンBによる指示に対しては、図7に示す
新語登録用の画面において新語の共有化をするか否かを
指示するための共有化指示領域を表示させないように
(あるいは無効化)する。
【0115】なお、図20に示すクライアント選択画面
では、一つの新語共有グループのみを設定するものとし
て説明しているが、複数の新語共有グループを設定でき
るようにもできる。
【0116】この場合、共有語管理制御部40は、新語
共有グループ毎の共有クライアント情報を共有語辞書4
1の共有語管理データ部41bに登録して管理する。ま
た、共有語データ部41aに登録される新語の情報につ
いては、何れのグループによって登録された情報である
かを識別する情報を付加しておく。
【0117】こうして、新語共有グループを設定できる
ようにすることで、新語(共有語)に関する情報を無制
限に参照できないようにして、プライバシーを特定の範
囲で保護したり、情報の漏洩等を防止することができ
る。
【0118】また、複数の新語共有グループを設けるこ
とができるため、文書分野が共通するクライアント毎に
グループを別けることで、ユーザ辞書54への新語の登
録の効率化を図ることができる。すなわち、文書分野が
共通する場合には、扱う語句の傾向が似ていることか
ら、共有化される新語も各クライアントにおいて利用さ
れる可能性が高いためである。
【0119】次に、図21に示すフローチャートを参照
しながら、ユーザ辞書54に登録された新語を削除する
場合の動作について説明する。まず、クライアント12
において、文書作成画面でかな漢字変換による文書の作
中に、図5に示す操作パレットから新語起動ボタンBが
選択されると、変換部56は、新語登録削除部52を起
動して、図6に示すように、新語一覧画面を表示させ
る。
【0120】ここで、新語一覧画面において表示された
新語の情報から、削除対象とする語句が選択された状態
で、削除ボタンが選択指示されると(ステップD1)、
新語登録削除部52の新語削除部58は、選択された新
語が、共有語辞書41に登録された新語の情報(共有
語)を利用して登録されたものであるかを、新語に付加
された識別子を参照して判別する(ステップD2)。
【0121】この結果、共有語辞書41に登録された共
有語を利用して登録した新語であった場合には、共有語
管理制御部40に削除対象となっている新語を通知する
(ステップD3)。
【0122】これに対して、共有語管理制御部40は、
通知された新語を共有語辞書41から検索して、該当す
る新語の登録したクライアント数(ユーザ数)の値を更
新(−1)する(ステップD4)。
【0123】また、クライアントの新語登録部57は、
削除対象として指定された新語をユーザ辞書54から削
除する(ステップD5)。次に、図22に示すフローチ
ャートを参照しながら、共有語辞書41に登録された共
有語を削除する場合の動作について説明する。
【0124】共有語管理制御部40は、所定のタイミン
グで、図22に示すフローチャートの手順による共有新
語処理を実行する。所定のタイミングとしては、あるク
ライアントが共有語一覧表示を行なう時、スーパーユー
ザによって意図的に処理の実行が指示された時、予め設
定されている一定時間毎等がある。
【0125】まず、共有語管理制御部40は、共有語辞
書41をチェックして(ステップE1)、クライアント
数(ユーザ数)の値が0になっている新語の情報が存在
するか否かを判別する(ステップE2)。該当する新語
が存在する場合、この新語は、クライアントにおいて意
図して不要な新語としてユーザ辞書54から削除され、
何れにおいても利用されていないので共有語辞書41か
ら削除する(ステップE6)。
【0126】また、共有語管理制御部40は、一定期間
使用されていない新語の情報が存在するか否かを判別す
る(ステップE3)。この結果、一定期間使用されてい
ない新語の情報が存在する場合、共有語管理制御部40
は、この新語の情報をユーザ辞書54に登録しているク
ライアントに通知を出し、共有語削除の確認メッセージ
を表示させる(ステップE4)。
【0127】図23には共有語削除の確認メッセージの
一例を示している。図23に示すように、確認メッセー
ジと共に、削除対象となっている新語の情報(読み、見
出し、品詞)が表示される。
【0128】ここで、削除ボタンが選択指示された場
合、共有語管理制御部40は、クライアントからの通知
を受けて、対象としている新語に対応するクライアント
数(ユーザ数)を更新(−1)する。
【0129】この結果、全てのクライアントにおいて、
削除の実行の確認がされてクライアント数(ユーザ数)
が0となった場合、共有語管理制御部40は、共有語辞
書41から対象とする新語の情報を削除する(ステップ
E6)。
【0130】すなわち、共有語辞書41に登録された新
語の情報を利用して、ユーザ辞書54に新語の登録を行
なったクライアントにおいて、削除の実行の確認がされ
るということは、実際のかな漢字変換において利用され
ていないことを表し、全てのクライアントで同様であれ
ば、今後、新たに何れかのクライアントのユーザ辞書5
4に登録される可能性が非常に低いものとして、共有語
辞書41から削除する。
【0131】なお、前述した説明では、図23に示すよ
うな確認メッセージを表示させて、各クライアントから
指示を受け付けるものとして説明しているが、例えば、
共有語管理制御部40からクライアントのユーザ辞書5
4に登録された対象とする新語についての使用頻度を問
い合わせ、その結果、使用頻度が所定値より低い場合
(例えば使用頻度0)であった場合には、削除可能であ
ると判別するようにしても良い。
【0132】また、クライアントにおいて、共有語辞書
41を利用してユーザ辞書54に登録された新語が、か
な漢字変換による文書作成で利用された場合には、共有
語管理制御部40に通知することにより、共有語辞書4
1に登録された新語の情報に、使用されていることを示
す情報を付加しておくようにしても良い。共有語管理制
御部40は、この情報を参照して削除可能であるか判別
する。
【0133】こうして、共有語辞書41に登録された新
語の情報に対して、不要なものについては削除すること
により、共有語辞書41を利用したユーザ辞書54の新
語登録の際に、不要な情報が一覧表示中に含まれること
がないので、一覧中から所望する情報を容易に選択で
き、クライアントにおけるユーザ辞書54への新語登録
作業を効率的に行なうことができる。
【0134】なお、前述したシステム構成では、サーバ
10側に共有語管理制御プログラムファイル25a、新
語登録/削除プログラムファイル25b、かな漢字変換
プログラムファイル25cかな漢字変換辞書ファイル2
5dが保持され、各クライアント12,14,16,1
8,…がファイルシステムを用いて利用するものとして
説明しているが、各クライアント毎に各プログラムファ
イル、辞書ファイルを保持している構成であっても良
い。
【0135】また、前述した実施形態では、かな漢字変
換を行なうシステムを例にして説明しているが、その他
にも機械翻訳など、辞書を利用して変換処理を行なうシ
ステムであれば何れにも本発明を適用することができ
る。
【0136】また、上述した実施形態において記載した
方法は、コンピュータに実行させることのできるプログ
ラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピーディス
ク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、
DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで
各種装置に適用することで実現したり、通信媒体により
伝送して各種装置に実現することも可能である。本装置
を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプロ
グラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御
されることにより、上述した処理を実行する。
【0137】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、情
報処理装置(クライアント)毎にユーザ辞書を保持しな
がら、ユーザ辞書の情報を他のクライアントと共有し
て、新語管理作業を軽減すると共に、ユーザ辞書の情報
を有効利用することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わるネットワークシステ
ムの構成を示すブロック図。
【図2】図1に示すシステム構成によって実現される機
能構成を示すブロック図
【図3】本実施形態のネットワークシステムにおける、
共有語辞書41の管理の概略を示す図。
【図4】クライアントにおいて新語をユーザ辞書54に
登録する場合の動作について説明するためのフローチャ
ート。
【図5】クライアントにおいて文書の作成を行なう場合
に表示装置33において表示される文書作成用の画面の
一例を示す図。
【図6】本実施形態における新語一覧画面の一例を示す
図。
【図7】本実施形態における新語登録用の画面の一例を
示す図。
【図8】クライアントから共有化するものとして設定さ
れた新語の情報の登録を説明するための図。
【図9】サーバ10の共有語辞書41に登録された新語
の情報(共有語)を利用して、ユーザ辞書54に新語を
登録する場合の動作について説明するためのフローチャ
ート。
【図10】本実施形態における共有語一覧画面の一例を
示す図。
【図11】表示選択項目領域において選択項目の「品
詞」が設定された場合の一覧表示の一例を示す図。
【図12】表示選択項目領域において選択項目の「頻
度」が設定された場合の一覧表示の一例を示す図。
【図13】表示選択項目領域において選択項目の「ユー
ザ数」が設定された場合の一覧表示の一例を示す図。
【図14】表示選択項目領域において選択項目の「登録
日」が設定された場合の一覧表示の一例を示す図。
【図15】変更用の新語登録用の画面の一例を示す図。
【図16】通知設定処理を行なう場合の動作について説
明するためのフローチャート。
【図17】本実施形態における共有語通知設定画面の一
例を示す図。
【図18】共有語通知設定に該当する新語が登録された
ことを通知するメッセージの一例を示す図。
【図19】共有語一覧画面の一覧表示領域において表示
される語句の一覧の一例を示す図。
【図20】本実施形態におけるクライアント選択画面の
一例を示す図。
【図21】ユーザ辞書54に登録された新語を削除する
場合の動作について説明するためのフローチャート。
【図22】共有語辞書41に登録された共有語を削除す
る場合の動作について説明するためのフローチャート。
【図23】共有語削除の確認メッセージの一例を示す
図。
【図24】サーバに複数のクライアントが接続されたネ
ットワークシステムにおいて、かな漢字変換処理が実行
可能なシステムの一例を示す図。
【符号の説明】
10…サーバ 12,14,16,18…クライアント 20,30…CPU 21,31…通信装置 22,32…入力装置 23,33…表示装置 24,34…メモリ 25,35…記憶装置 25a…共有語管理制御プログラムファイル 25b…新語登録/削除プログラムファイル 25c…かな漢字変換プログラムファイル 25e…共有語辞書ファイル 40…共有語管理制御部 41…共有語辞書 42…かな漢字変換辞書 43…かな漢字変換プログラム 44…新語登録/削除プログラム 50…かな漢字変換部 52…新語登録削除部 54…ユーザ辞書 55…辞書アクセス部 56…変換部 57…新語登録部 58…新語削除部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報処理装置と辞書管理装置とが
    ネットワークを介して接続されたネットワークシステム
    であって、 任意に指定された変換前の情報と変換後の情報との対応
    関係が登録された辞書を保持し、この辞書を利用して変
    換処理を実行すると共に、前記辞書に登録された情報を
    前記辞書管理装置に提供する情報処理装置と、 前記情報処理装置によって提供された情報を、共有化す
    るための情報として共有辞書に登録する辞書管理装置と
    を具備し、 複数の情報処理装置のそれぞれは、前記辞書管理装置の
    前記共有辞書に登録された情報を参照できることを特徴
    とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 複数の情報処理装置と辞書管理装置とが
    ネットワークを介して接続されたネットワークシステム
    であって、 前記情報処理装置は、 任意に指定された変換前の情報と変換後の情報との対応
    関係が登録された辞書と、 前記辞書を利用して変換処理を実行する変換手段と、 前記辞書への情報の登録と共に、前記辞書に登録した情
    報を前記辞書管理装置に提供する登録手段とを有し、 前記辞書管理装置は、 前記情報処理装置によって提供された情報を、共有化す
    るための情報として登録するための共有辞書と、 前記情報処理装置によって提供された情報を前記共有辞
    書に登録すると共に、前記情報処理装置からの要求に対
    して、前記共有辞書に登録された情報を、要求元の情報
    処理装置に提供する共有語管理制御手段とを具備し、 複数の情報処理装置のそれぞれは、前記辞書管理装置の
    前記共有語管理制御手段に要求することで、前記共有辞
    書に登録された情報を参照することを特徴とするネット
    ワークシステム。
  3. 【請求項3】 辞書管理装置とネットワークを介して接
    続される情報処理装置であって、 任意に指定された変換前の情報と変換後の情報との対応
    関係が登録された辞書と、 前記辞書を利用して変換処理を実行する変換手段と、 前記辞書への情報の登録と共に、前記辞書に登録した情
    報を前記辞書管理装置に提供する登録手段とを具備した
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 複数の情報処理装置がネットワークを介
    して接続される辞書管理装置であって、 前記情報処理装置から提供された、前記情報処理装置に
    おける変換処理に利用される変換前の情報と変換後の情
    報との対応関係を登録するための共有辞書と、 前記情報処理装置によって提供された情報を前記共有辞
    書に登録すると共に、前記情報処理装置からの要求に対
    して、前記共有辞書に登録された情報を、要求元の情報
    処理装置に提供する共有語管理制御手段とを具備したこ
    とを特徴とする辞書管理装置。
  5. 【請求項5】 前記登録手段は、 前記辞書への情報の登録の際に、登録対象とする情報を
    共有化するか否かの選択を入力する手段を有し、 この手段により共有化が指示された場合に、前記辞書に
    登録した情報を前記辞書管理装置に提供することを特徴
    とする請求項2または請求項3記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記登録手段は、 前記辞書管理装置によって管理されている、情報処理装
    置から提供された情報を取得し、前記辞書に登録するこ
    とを特徴とする請求項2または請求項3記載の情報処理
    装置。
  7. 【請求項7】 前記登録手段は、 前記辞書管理装置によって管理されている情報を取得し
    て変更する手段を有し、 この手段によって情報の内容を変更した上で前記辞書に
    登録することを特徴とする請求項6記載の情報処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記情報処理装置は、前記辞書管理装置
    に対して、前記共有辞書に登録される特定の情報を予め
    設定する設定手段を有し、 前記辞書管理装置は、前記設定手段によって設定された
    特定の情報が、何れかの情報処理装置により提供された
    際に、前記設定手段によって設定を行なった情報処理装
    置に通知する通知手段を有したことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のネットワークシステム。
  9. 【請求項9】 前記辞書管理装置は、前記共有辞書を利
    用する情報処理装置を特定する情報処理装置選択手段を
    具備し、 前記情報処理装置選択手段によって特定された情報処理
    装置のみが、前記共有辞書へ登録される情報の提供、及
    び前記共有辞書に登録された情報の参照を行なうことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のネットワーク
    システム。
  10. 【請求項10】 前記情報処理装置は、 前記辞書に登録された情報を削除すると共に、前記辞書
    管理装置に提供されている対応する情報の削除を要求す
    る削除手段を具備し、 前記辞書管理装置は、 前記情報処理装置の前記削除手段からの要求に基づい
    て、前記共有辞書に登録された情報を削除することを特
    徴とする請求項1または請求項2記載のネットワークシ
    ステム。
  11. 【請求項11】 複数の情報処理装置と辞書管理装置と
    がネットワークを介して接続されたネットワークシステ
    ムにおける情報処理装置の辞書管理方法であって、 前記情報処理装置により、任意に指定された変換前の情
    報と変換後の情報との対応関係が登録された辞書を保持
    し、この辞書を利用して変換処理を実行すると共に、前
    記辞書に登録された情報を前記辞書管理装置に提供し、 この提供された情報を、前記辞書管理装置により、共有
    化するための情報として共有辞書に登録し、 複数の情報処理装置のそれぞれからの要求に対して、前
    記辞書管理装置の前記共有辞書に登録された情報を、要
    求元の情報処理装置に提供することを特徴とする情報処
    理装置の辞書管理方法。
  12. 【請求項12】 複数の情報処理装置と辞書管理装置と
    がネットワークを介して接続されたネットワークシステ
    ムにおいて変換処理を行なうためのプログラムを記録し
    た記録媒体であって、 前記情報処理装置を、任意に指定された変換前の情報と
    変換後の情報との対応関係が登録された辞書を保持し、
    この辞書を利用して変換処理を実行すると共に、前記辞
    書に登録された情報を前記辞書管理装置に提供するよう
    にし、 前記辞書管理装置を、前記情報処理装置によって提供さ
    れた情報を、共有化するための情報として共有辞書に登
    録するようにし、 複数の情報処理装置のそれぞれから、前記辞書管理装置
    の前記共有辞書に登録された情報を参照できるように制
    御するためのプログラムを記録したコンピュータ読取り
    可能な記録媒体。
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