JPH1164830A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JPH1164830A JPH1164830A JP9224785A JP22478597A JPH1164830A JP H1164830 A JPH1164830 A JP H1164830A JP 9224785 A JP9224785 A JP 9224785A JP 22478597 A JP22478597 A JP 22478597A JP H1164830 A JPH1164830 A JP H1164830A
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- JP
- Japan
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- liquid crystal
- crystal display
- display panel
- backlight unit
- holding
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、液晶表示パネルの透明基板として
使用されるガラスのバリ落ちを防止し、且つ携帯時の耐
衝撃性を向上させることのできる液晶表示装置を提供す
る。 【解決手段】 液晶表示パネル３と、この液晶表示パネ
ルを背面から照明するバックライトユニット６と、この
バックライトユニットと前記液晶表示パネルとを対向さ
せて保持する枠体４０とを備え、前記枠体が、前記液晶
表示パネルを保持する液晶保持部４１並びに前記バック
ライトユニットを保持するライト保持部４２を有し、且
つ全体が弾性を有する素材で形成されるように、液晶表
示装置を構成する。
使用されるガラスのバリ落ちを防止し、且つ携帯時の耐
衝撃性を向上させることのできる液晶表示装置を提供す
る。 【解決手段】 液晶表示パネル３と、この液晶表示パネ
ルを背面から照明するバックライトユニット６と、この
バックライトユニットと前記液晶表示パネルとを対向さ
せて保持する枠体４０とを備え、前記枠体が、前記液晶
表示パネルを保持する液晶保持部４１並びに前記バック
ライトユニットを保持するライト保持部４２を有し、且
つ全体が弾性を有する素材で形成されるように、液晶表
示装置を構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネルと
バックライトユニットを対向させて保持する枠体を有す
る液晶表示装置に関する。
バックライトユニットを対向させて保持する枠体を有す
る液晶表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】液晶表示パネルにより画像を表示する液
晶表示装置は、ブラウン管を用いて画像を表示する表示
装置に比べて、軽量化、小型化、薄型化、低消費電力化
に有利なため、携帯型の表示装置として、携帯電話、ビ
デオのモニター、ＴＶ受像機、ＰＤＡのようなマルチメ
ディア機器のように、多方面に用いられている。
晶表示装置は、ブラウン管を用いて画像を表示する表示
装置に比べて、軽量化、小型化、薄型化、低消費電力化
に有利なため、携帯型の表示装置として、携帯電話、ビ
デオのモニター、ＴＶ受像機、ＰＤＡのようなマルチメ
ディア機器のように、多方面に用いられている。
【０００３】バックライト型の液晶表示装置では、液晶
表示パネルを背面から照明するバックライトユニットを
用いる。このバックライトユニットには、直管型蛍光管
を用いるタイプと、平面発光型蛍光管を用いるタイプと
がある。直管型蛍光管を用いるタイプでは、蛍光管から
の直接の光および反射板を用いて蛍光管背部の光を平板
状の導光板で平面的に導光し、更に平板状の拡散板で散
乱光に変換し、最後にプリズムシートで集光してバック
ライトに適した面光源を形成する。又は、プリズムシー
トを用いないでバックライトとして使用する場合もあ
る。
表示パネルを背面から照明するバックライトユニットを
用いる。このバックライトユニットには、直管型蛍光管
を用いるタイプと、平面発光型蛍光管を用いるタイプと
がある。直管型蛍光管を用いるタイプでは、蛍光管から
の直接の光および反射板を用いて蛍光管背部の光を平板
状の導光板で平面的に導光し、更に平板状の拡散板で散
乱光に変換し、最後にプリズムシートで集光してバック
ライトに適した面光源を形成する。又は、プリズムシー
トを用いないでバックライトとして使用する場合もあ
る。
【０００４】平面発光蛍光管を用いると、蛍光管自体が
面光源であるため、導光板や蛍光管の背部に配設される
反射板を必要としないため機構的には複雑化せずにバッ
クライトユニットを構成できる。何れのタイプにして
も、面光源であるバックライトユニットで、液晶表示パ
ネルの全面を均等に照明するためには、バックライトユ
ニットと液晶表示パネルを平行平面内で対向させて保持
する必要がある。
面光源であるため、導光板や蛍光管の背部に配設される
反射板を必要としないため機構的には複雑化せずにバッ
クライトユニットを構成できる。何れのタイプにして
も、面光源であるバックライトユニットで、液晶表示パ
ネルの全面を均等に照明するためには、バックライトユ
ニットと液晶表示パネルを平行平面内で対向させて保持
する必要がある。
【０００５】図４は、従来の液晶表示装置内蔵の電子機
器の一例として、液晶ＴＶ受像機の内部構成を示す分解
斜視図である。図中、１はケース、２はシールド部材、
３は液晶表示パネル、４は枠体、５はプリズムシート、
６はバックライトユニットである。
器の一例として、液晶ＴＶ受像機の内部構成を示す分解
斜視図である。図中、１はケース、２はシールド部材、
３は液晶表示パネル、４は枠体、５はプリズムシート、
６はバックライトユニットである。
【０００６】ケース１の中央部には長方形状の画像表示
窓１Ａが形成されており、この窓１Ａには透明な樹脂素
材で板状に形成された風防１Ｂが取り付けられる。シー
ルド部材２は、金属板を長方形状の枠状体にプレス打ち
抜きして形成されたもので、内蔵回路からの不要電磁気
波を外部へ漏洩させないようにシールドする。
窓１Ａが形成されており、この窓１Ａには透明な樹脂素
材で板状に形成された風防１Ｂが取り付けられる。シー
ルド部材２は、金属板を長方形状の枠状体にプレス打ち
抜きして形成されたもので、内蔵回路からの不要電磁気
波を外部へ漏洩させないようにシールドする。
【０００７】液晶表示パネル３は、上側透明基板３Ａと
下側透明基板３Ｂとの間に液晶物質（図示せず）を封入
したもので、表示領域から外れた箇所には、信号電極駆
動回路２０と走査電極駆動回路２１とが設けてある。信
号電極駆動回２０にはフレキシブル基板２２が接続さ
れ、また走査電極駆動回路２１にはフレキシブル基板２
３が接続されている。
下側透明基板３Ｂとの間に液晶物質（図示せず）を封入
したもので、表示領域から外れた箇所には、信号電極駆
動回路２０と走査電極駆動回路２１とが設けてある。信
号電極駆動回２０にはフレキシブル基板２２が接続さ
れ、また走査電極駆動回路２１にはフレキシブル基板２
３が接続されている。
【０００８】枠体４は剛性を有する硬質樹脂素材で四角
枠状に形成され、中央部には液晶表示パネル３とバック
ライトユニット６を平行平面内で対向させる長方形状の
窓が形成してある。この枠体４は、一面側には液晶表示
ユニット３を収容する凹部を有し、他面側にはバックラ
イトユニット６を収容する凹部を有する。プリズムシー
ト５はバックライトユニット６に重ねられ、バックライ
トユニット６と一体的に扱われる。
枠状に形成され、中央部には液晶表示パネル３とバック
ライトユニット６を平行平面内で対向させる長方形状の
窓が形成してある。この枠体４は、一面側には液晶表示
ユニット３を収容する凹部を有し、他面側にはバックラ
イトユニット６を収容する凹部を有する。プリズムシー
ト５はバックライトユニット６に重ねられ、バックライ
トユニット６と一体的に扱われる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示パネル３は、
デバイス単位で製造されるのではなく、大面積の上側透
明基板（ガラス）と下側透明基板（ガラス）との間に、
格子状のスペーサを介在させて液晶物質を封入し、ダイ
シングという方法により上側透明基板３Ａ、と下側透明
基板３Ｂの端部に相当する部分を切断して、個別のデバ
イス単位に分割し多数個取りされる。
デバイス単位で製造されるのではなく、大面積の上側透
明基板（ガラス）と下側透明基板（ガラス）との間に、
格子状のスペーサを介在させて液晶物質を封入し、ダイ
シングという方法により上側透明基板３Ａ、と下側透明
基板３Ｂの端部に相当する部分を切断して、個別のデバ
イス単位に分割し多数個取りされる。
【００１０】実際には、上側透明基板３Ａまたは下側透
明基板３Ｂの一部は切断せずに残し、最終クラック工程
で機械的に力を加えて分割する。このような製造方法に
よって製造された液晶表示パネル３には、分割時に枠体
４に表示パネル３を組み込む時枠体４に当たりバリが取
れたり、上側透明基板３Ａ、下側透明基板３Ｂの一部に
バリ切断によるガラスの不規則な凹凸が残り、このバリ
が携帯中の振動、衝撃等により硬い枠体４と衝突して離
脱し、機器内部に離散してゴミとなり透明基板上に乗っ
て画像の欠陥を生じ、また透明基板上の偏向板を傷つけ
て画像障害の原因になる。この点が本発明で解決しよう
とする課題である。
明基板３Ｂの一部は切断せずに残し、最終クラック工程
で機械的に力を加えて分割する。このような製造方法に
よって製造された液晶表示パネル３には、分割時に枠体
４に表示パネル３を組み込む時枠体４に当たりバリが取
れたり、上側透明基板３Ａ、下側透明基板３Ｂの一部に
バリ切断によるガラスの不規則な凹凸が残り、このバリ
が携帯中の振動、衝撃等により硬い枠体４と衝突して離
脱し、機器内部に離散してゴミとなり透明基板上に乗っ
て画像の欠陥を生じ、また透明基板上の偏向板を傷つけ
て画像障害の原因になる。この点が本発明で解決しよう
とする課題である。
【００１１】本発明は、液晶表示パネルの透明基板とし
て使用されるガラスのバリ落ちを防止し、且つ携帯時の
耐衝撃性を向上させることのできる液晶表示装置を提供
することを目的としている。
て使用されるガラスのバリ落ちを防止し、且つ携帯時の
耐衝撃性を向上させることのできる液晶表示装置を提供
することを目的としている。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、液
晶表示パネルと、この液晶表示パネルを背面から照明す
るバックライトユニットと、このバックライトユニット
と前記液晶表示パネルとを対向させて保持する枠体とを
備え、前記枠体が、前記液晶表示パネルを保持する液晶
保持部並びに前記バックライトユニットを保持するライ
ト保持部の少なくとも１つの保持部を有し、且つ全体が
弾性を有する素材で形成されてなる液晶表示装置で達成
できる。
晶表示パネルと、この液晶表示パネルを背面から照明す
るバックライトユニットと、このバックライトユニット
と前記液晶表示パネルとを対向させて保持する枠体とを
備え、前記枠体が、前記液晶表示パネルを保持する液晶
保持部並びに前記バックライトユニットを保持するライ
ト保持部の少なくとも１つの保持部を有し、且つ全体が
弾性を有する素材で形成されてなる液晶表示装置で達成
できる。
【００１３】バックライトユニットと液晶表示パネルと
を対向させて保持する枠体が、弾性を有する素材で形成
されていると、液晶表示パネルの透明基板として使用さ
れるガラスが製造工程でバリを残すように製造されてい
ても、液晶表示パネルが当接する部分は弾性を有する枠
体であるから、バリがガラス本体から離脱して周囲に散
乱することが未然に防止される。また、弾性を有する枠
体であると、携帯時の始動、衝撃が緩和され、液晶表示
パネルに不要な機械的外力が加わり難くなり、携帯用液
晶表示パネルの耐衝撃性を強化する事ができる。
を対向させて保持する枠体が、弾性を有する素材で形成
されていると、液晶表示パネルの透明基板として使用さ
れるガラスが製造工程でバリを残すように製造されてい
ても、液晶表示パネルが当接する部分は弾性を有する枠
体であるから、バリがガラス本体から離脱して周囲に散
乱することが未然に防止される。また、弾性を有する枠
体であると、携帯時の始動、衝撃が緩和され、液晶表示
パネルに不要な機械的外力が加わり難くなり、携帯用液
晶表示パネルの耐衝撃性を強化する事ができる。
【００１４】本発明の実施形態によれば、前記弾性を有
する素材を絶縁性の高いシリコーン樹脂として、液晶表
示パネルの高電圧印加部分を周辺部品から絶縁すること
ができる。また、前記弾性を有する素材を導電性に富む
導電性ゴムとして、液晶表示パネルのアース配線に利用
することができる。更に、前記弾性を有する素材を軽量
な発泡性ゴムとして、機器全体の軽量化を図ることがで
きる。
する素材を絶縁性の高いシリコーン樹脂として、液晶表
示パネルの高電圧印加部分を周辺部品から絶縁すること
ができる。また、前記弾性を有する素材を導電性に富む
導電性ゴムとして、液晶表示パネルのアース配線に利用
することができる。更に、前記弾性を有する素材を軽量
な発泡性ゴムとして、機器全体の軽量化を図ることがで
きる。
【００１５】前記液晶保持部及びライト保持部が一方向
性の凹部であると、成形に必要な金型が簡単なもので済
む。また、液晶表示パネル及びバックライトユニットを
枠体に組み付けるアッセンブリ工程を自動化できる。
性の凹部であると、成形に必要な金型が簡単なもので済
む。また、液晶表示パネル及びバックライトユニットを
枠体に組み付けるアッセンブリ工程を自動化できる。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態を参
照して、本発明を詳細に説明する。図１〜図３は本発明
の一実施形態を示す構成図で、図１は組立状態の断面
図、図２は液晶表示パネル方向から見た組立斜視図、図
３はバックライトユニット方向から見た組立斜視図であ
る。図中、３は液晶表示パネル、６はバックライトユニ
ット、４０は弾性を有する素材で形成された本発明に係
る枠体である。
照して、本発明を詳細に説明する。図１〜図３は本発明
の一実施形態を示す構成図で、図１は組立状態の断面
図、図２は液晶表示パネル方向から見た組立斜視図、図
３はバックライトユニット方向から見た組立斜視図であ
る。図中、３は液晶表示パネル、６はバックライトユニ
ット、４０は弾性を有する素材で形成された本発明に係
る枠体である。
【００１７】液晶表示パネル３は、一対のガラス板から
なる上側透明基板３Ａと下側透明基板３Ｂとの間にスペ
ーサを介して液晶物質（いずれも図示せず）を封入した
もので、表示領域から外れた箇所には、信号電極駆動回
路部２０と走査電極駆動回路部（図４の２１）とが設け
てある。信号電極駆動回路２０にはフレキシブル基板２
２が接続され、また前記走査電極駆動回路にはフレキシ
ブル基板２３が接続されている。
なる上側透明基板３Ａと下側透明基板３Ｂとの間にスペ
ーサを介して液晶物質（いずれも図示せず）を封入した
もので、表示領域から外れた箇所には、信号電極駆動回
路部２０と走査電極駆動回路部（図４の２１）とが設け
てある。信号電極駆動回路２０にはフレキシブル基板２
２が接続され、また前記走査電極駆動回路にはフレキシ
ブル基板２３が接続されている。
【００１８】バックライトユニット６には、図４のよう
に、プリズムシート５を一体化したもの、或いはこれを
用いないものがある。バックライトユニット６の方式
も、直管型蛍光管、導光板、拡散板等を組み合わせて面
光源とするタイプ、或いは平面発光蛍光管を用いるタイ
プがある。６１は蛍光管の封止部（ガラス）、６２Ａ、
６２Ｂは電源コードである。
に、プリズムシート５を一体化したもの、或いはこれを
用いないものがある。バックライトユニット６の方式
も、直管型蛍光管、導光板、拡散板等を組み合わせて面
光源とするタイプ、或いは平面発光蛍光管を用いるタイ
プがある。６１は蛍光管の封止部（ガラス）、６２Ａ、
６２Ｂは電源コードである。
【００１９】弾性を有する素材で形成された枠体４０
は、一面で液晶表示パネル３を収容して保持する液晶保
持部４１と、その背面でバックライトユニット６を収容
して保持するライト保持部４２とを有する。枠体４０の
中央には長方形状の窓部４３が形成され、液晶表示パネ
ル３とバックライトユニット６は、この窓部４３を介し
て平行平面内で対向する。
は、一面で液晶表示パネル３を収容して保持する液晶保
持部４１と、その背面でバックライトユニット６を収容
して保持するライト保持部４２とを有する。枠体４０の
中央には長方形状の窓部４３が形成され、液晶表示パネ
ル３とバックライトユニット６は、この窓部４３を介し
て平行平面内で対向する。
【００２０】窓部４３の周辺には鍔部４４があり、この
鍔部４４がスペーサとして機能するため、液晶表示パネ
ル３とバックライトユニット６は間隙を残して対向し、
直接接触しないで済む。この鍔部４４により形成される
間隙は、液晶表示パネル３及びバックライトユニット６
の耐衝撃性を高める。
鍔部４４がスペーサとして機能するため、液晶表示パネ
ル３とバックライトユニット６は間隙を残して対向し、
直接接触しないで済む。この鍔部４４により形成される
間隙は、液晶表示パネル３及びバックライトユニット６
の耐衝撃性を高める。
【００２１】液晶保持部４１は、横方向に延びる上側透
明基板３Ａを収容するに適した凹部４５と、縦方向に延
びる下側透明基板３Ｂを収容するに適した凹部４６とを
有する。液晶保持部４１に対する液晶表示パネル３の取
付は、信号電極駆動回路部２０、フレキシブル回路基板
２２、２３が外側に向くように行う。
明基板３Ａを収容するに適した凹部４５と、縦方向に延
びる下側透明基板３Ｂを収容するに適した凹部４６とを
有する。液晶保持部４１に対する液晶表示パネル３の取
付は、信号電極駆動回路部２０、フレキシブル回路基板
２２、２３が外側に向くように行う。
【００２２】ライト保持部４２は板状のバックライトユ
ニット６全体を収容するに適した凹部４７と、蛍光管の
封止部６１を収容するに適した凹部４８と、電源コード
６２Ａ、６２Ｂを収容するに適した凹部４９Ａ、４９Ｂ
を有する。封止部６１もガラス素材であるから、凹部４
８はその破損を防止する上で役立つ。
ニット６全体を収容するに適した凹部４７と、蛍光管の
封止部６１を収容するに適した凹部４８と、電源コード
６２Ａ、６２Ｂを収容するに適した凹部４９Ａ、４９Ｂ
を有する。封止部６１もガラス素材であるから、凹部４
８はその破損を防止する上で役立つ。
【００２３】枠体４０は、例えば、耐熱性、耐水性、電
気絶縁性に優れたシリコーン樹脂で一体成形される。液
晶表示パネル３には高電圧が印加されるため、その周囲
を絶縁性に富むシリコーン樹脂の枠体４０で囲むこと
は、機器全体からみた場合、専用の絶縁部品、或いは絶
縁を考慮した設計を不要にする利点がある。
気絶縁性に優れたシリコーン樹脂で一体成形される。液
晶表示パネル３には高電圧が印加されるため、その周囲
を絶縁性に富むシリコーン樹脂の枠体４０で囲むこと
は、機器全体からみた場合、専用の絶縁部品、或いは絶
縁を考慮した設計を不要にする利点がある。
【００２４】上記とは逆に、枠体４０を導電性に富む導
電ゴムで一体成形すると、液晶表示パネル３で必要なシ
ールドとして利用することができる。また、枠体４０を
軽量な発泡性ゴムで一体成形すると、枠体自体が軽量化
されるため、機器全体を軽量化する上で有利になる。
電ゴムで一体成形すると、液晶表示パネル３で必要なシ
ールドとして利用することができる。また、枠体４０を
軽量な発泡性ゴムで一体成形すると、枠体自体が軽量化
されるため、機器全体を軽量化する上で有利になる。
【００２５】枠体４０の全ての凹部は一方向性で、影に
なる部分がない。従って、枠体４０を弾性を有する素材
で一体成形する金型は単純な凹凸形状でよい。また、こ
の枠体４０に液晶表示パネル３及びバックライトユニッ
ト６を組み付けるアッセンブリ工程も自動化できる。
なる部分がない。従って、枠体４０を弾性を有する素材
で一体成形する金型は単純な凹凸形状でよい。また、こ
の枠体４０に液晶表示パネル３及びバックライトユニッ
ト６を組み付けるアッセンブリ工程も自動化できる。
【００２６】本発明の上記液晶表示装置は、例えば図４
の液晶ＴＶ装置に使用され、他の部品とともに組み立て
られる。適用対象としては、液晶ＴＶ装置に限定される
ものではなく、バックライト型の液晶表示パネルを使用
する他の装置、例えば、ビデオのモニター、携帯電話、
マルチメディア機器、パチンコ遊技機器の表示用等に適
用できる。
の液晶ＴＶ装置に使用され、他の部品とともに組み立て
られる。適用対象としては、液晶ＴＶ装置に限定される
ものではなく、バックライト型の液晶表示パネルを使用
する他の装置、例えば、ビデオのモニター、携帯電話、
マルチメディア機器、パチンコ遊技機器の表示用等に適
用できる。
【００２７】本発明の枠体を構成するに適した弾性を有
する素材は、上記した例の他に、天然ゴム、スチレン・
ブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレン・プロピレンゴ
ム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、フッ素ゴム、ウ
レタンゴム、イソプレンゴム、多硫化ゴム、アクリルゴ
ム等の中から使用用途に適したものを選択することがで
きる。
する素材は、上記した例の他に、天然ゴム、スチレン・
ブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレン・プロピレンゴ
ム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、フッ素ゴム、ウ
レタンゴム、イソプレンゴム、多硫化ゴム、アクリルゴ
ム等の中から使用用途に適したものを選択することがで
きる。
【００２８】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、液晶
表示パネルと、この液晶表示パネルを背面から照明する
バックライトユニットと、このバックライトユニットと
前記液晶表示パネルとを対向させて保持する枠体とを備
える液晶表示装置において、前記枠体が、前記液晶表示
パネルを保持する液晶保持部並びに前記バックライトユ
ニットを保持するライト保持部を有し、且つ全体が弾性
を有する素材で形成されているので、液晶表示パネルの
透明基板として使用されるガラスのバリ落ちを防止し、
且つ携帯時の耐衝撃性を向上させる液晶表示装置を提供
できる。
表示パネルと、この液晶表示パネルを背面から照明する
バックライトユニットと、このバックライトユニットと
前記液晶表示パネルとを対向させて保持する枠体とを備
える液晶表示装置において、前記枠体が、前記液晶表示
パネルを保持する液晶保持部並びに前記バックライトユ
ニットを保持するライト保持部を有し、且つ全体が弾性
を有する素材で形成されているので、液晶表示パネルの
透明基板として使用されるガラスのバリ落ちを防止し、
且つ携帯時の耐衝撃性を向上させる液晶表示装置を提供
できる。
【００２９】この場合、前記弾性を有する素材を絶縁性
の高いシリコーン樹脂として、液晶表示パネルの高電圧
印加部分を周辺部品から絶縁することができる。また、
前記弾性を有する素材を導電性に富む導電性ゴムとし
て、液晶表示パネルのシールドに利用することができ
る。更に、前記弾性を有する素材を軽量な発泡性ゴムと
して、機器全体の軽量化を図ることができる。
の高いシリコーン樹脂として、液晶表示パネルの高電圧
印加部分を周辺部品から絶縁することができる。また、
前記弾性を有する素材を導電性に富む導電性ゴムとし
て、液晶表示パネルのシールドに利用することができ
る。更に、前記弾性を有する素材を軽量な発泡性ゴムと
して、機器全体の軽量化を図ることができる。
【００３０】更に、前記液晶保持部及びバックライト保
持部が一方向性の凹部であると、成形に必要な金型が簡
単なもので済む。また、液晶表示パネル及びバックライ
トユニットを枠体に組み付けるアッセンブリ工程を自動
化できる利点がある。
持部が一方向性の凹部であると、成形に必要な金型が簡
単なもので済む。また、液晶表示パネル及びバックライ
トユニットを枠体に組み付けるアッセンブリ工程を自動
化できる利点がある。
【図１】本発明の一実施形態を示す組立状態の断面図で
ある。
ある。
【図２】図１の装置の一方向からみた組立斜視図であ
る。
る。
【図３】図１の装置の他方向からみた組立斜視図であ
る。
る。
【図４】従来の液晶表示装置の一例を示す分解斜視図で
ある。
ある。
３ 液晶表示パネル ３Ａ 上側透明基板（ガラス） ３Ｂ 下側透明基板（ガラス） ６ バックライトユニット ４０ 弾性を有する素材で形成された枠体 ４１ 液晶保持部 ４２ ライト保持部 ４３ 窓部 ４４ 鍔部 ４５ 上側透明基板収容用凹部 ４６ 下側透明基板収容用凹部 ４７ バックライト収容用凹部 ４８ 蛍光管封止部収容用凹部 ４９ 電源コード収容用凹部
Claims (7)
- 【請求項１】 液晶表示パネルと、この液晶表示パネル
を背面から照明するバックライトユニットと、このバッ
クライトユニットと前記液晶表示パネルとを対向させて
保持する枠体とを備え、前記枠体が、前記液晶表示パネ
ルを保持する液晶保持部並びに前記バックライトユニッ
トを保持するライト保持部の少なくとも１つの保持部を
有し、且つ全体が弾性を有する素材で形成されてなるこ
とを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項２】 前記枠体が前記液晶表示パネルを保持す
る枠体と、前記バックライトユニットを保持する枠体で
構成し、且つ枠体の素材を異素材で組合わせ出来ること
を特徴とする請求項１に記載の液晶表示装置。 - 【請求項３】 前記弾性を有する素材が、シリコーン樹
脂であることを特徴とする請求項１に記載の液晶表示装
置。 - 【請求項４】 前記弾性を有する素材が、絶縁性ゴムで
あることを特徴とする請求項１に記載の液晶表示装置。 - 【請求項５】 前記弾性を有する素材が、発泡性ゴムで
あることを特徴とする請求項１に記載の液晶表示装置。 - 【請求項６】 前記液晶保持部及びライト保持部が一方
向性の凹部であることを特徴とする請求項１に記載の液
晶表示装置。 - 【請求項７】 前記バックライトユニットが平面発光蛍
光管であることを特徴とする請求項１に記載の液晶表示
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9224785A JPH1164830A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9224785A JPH1164830A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1164830A true JPH1164830A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16819174
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9224785A Pending JPH1164830A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1164830A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010186035A (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-26 | Seiko Epson Corp | 電気光学装置および電子機器 |
| JP2015114406A (ja) * | 2013-12-10 | 2015-06-22 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、及び電子機器 |
| JP2017206320A (ja) * | 2016-05-16 | 2017-11-24 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベア |
-
1997
- 1997-08-21 JP JP9224785A patent/JPH1164830A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010186035A (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-26 | Seiko Epson Corp | 電気光学装置および電子機器 |
| JP2015114406A (ja) * | 2013-12-10 | 2015-06-22 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、及び電子機器 |
| JP2017206320A (ja) * | 2016-05-16 | 2017-11-24 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベア |
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