JPH1164634A - 偏光分離器及びそれを用いた液晶表示装置並びに電子機器 - Google Patents

偏光分離器及びそれを用いた液晶表示装置並びに電子機器

Info

Publication number
JPH1164634A
JPH1164634A JP9237779A JP23777997A JPH1164634A JP H1164634 A JPH1164634 A JP H1164634A JP 9237779 A JP9237779 A JP 9237779A JP 23777997 A JP23777997 A JP 23777997A JP H1164634 A JPH1164634 A JP H1164634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
films
crystal display
polarized light
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9237779A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanemitsu Kubota
兼光 久保田
Tomoko Koyama
智子 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP9237779A priority Critical patent/JPH1164634A/ja
Publication of JPH1164634A publication Critical patent/JPH1164634A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1335Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
    • G02F1/133528Polarisers
    • G02F1/133536Reflective polarizers
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1335Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
    • G02F1/133528Polarisers
    • G02F1/133545Dielectric stack polarisers

Landscapes

  • Polarising Elements (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の色調の反射光特性を有する偏光分離器
を提供すること、及びその偏光分離器を用いて所望の表
示色を有する液晶表示装置、さらにはその液晶表示装置
を用いた時計や携帯電話等の各種電子機器を提供する。 【解決手段】 複屈折性を有する第1のフィルムと、そ
の第1のフィルムのいずれかの屈折率と同等の屈折率で
複屈折性を有しない第2のフィルムとを順に積層するこ
とによって、上記2種のフィルムの境界面で所定の波長
の光を反射させる機能を有する偏光分離器であって、上
記2種のフィルムの厚さと積層枚数を適宜設定して所望
の色の反射光を得るように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、偏光分離器及びそ
れを用いた液晶表示装置、並びにその液晶表示装置を用
いた時計や携帯電話等の電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば従来の液晶表示装置は、一般に一
対の基板間にTN(Twisted Nematic)液晶やSTN(Su
per-Twisted Nematic)液晶等を介在させてなる液晶パ
ネルを、2枚の偏光板で挟んだ構成であり、その一方の
偏光板の液晶パネルと反対側に、反射型の液晶表示装置
にあっては反射板を、透過型の液晶表示装置にあっては
バックライト等をそれぞれ配置している。
【0003】図11は従来の反射型の液晶表示装置の一
例を示すもので、図において、1は上偏光板、2は液晶
パネルで、その液晶パネル2はガラスまたはプラスチッ
ク等よりなる一対の基板21・22間に液晶層23を介
在させた構成であり、その各基板21・22の液晶層2
3側には透明電極21a・22aが設けられている。ま
た上記液晶パネル2の下面側には下偏光板3および反射
板4が順に設けられている。
【0004】上記のような反射型の液晶表示装置におい
て、例えば金色の表示を得るには、従来は上記の反射板
4としてアルミニウム等の板に金色の着色材を塗布する
か、あるいは金めっきを施す等している。
【0005】ところが、上記のような液晶表示装置にお
いて、下偏光板3の透過率は同一偏光軸の光に対しても
約90%程度であり、また金色の反射板4の反射率は約
97%程度である。従って、上記の下偏光板3を含めた
反射板4の反射率は約87%程度であり、表示が暗い等
の不具合がある。
【0006】また上記のような金めっきによる色は、あ
くまでも金色であり、それをベースに着色コート等して
色を変化させることはできるが、それによって反射率が
更に低下して暗くなってしまう等の問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
に鑑みて提案されたもので、所望の色調の反射光特性を
有する偏光分離器を提供すること、及びその偏光分離器
を用いて所望の表示色を有する液晶表示装置、さらには
その液晶表示装置を用いた時計や携帯電話等の各種電子
機器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による偏光分離器及びそれを用いた液晶表示
装置並びに電子機器は、以下のようにしたものである。
【0009】すなわち、本発明による偏光分離器は、複
屈折性を有する第1のフィルムと、その第1のフィルム
のいずれかの屈折率と同等の屈折率で複屈折性を有しな
い第2のフィルムとを順に積層することによって、上記
2種のフィルムの境界面で所定の波長の光を反射させる
機能を有する偏光分離器であって、上記2種のフィルム
の厚さと積層枚数を適宜設定して所望の色の反射光を得
るように構成したことを特徴とする。
【0010】具体的には、例えば所定の波長の光を反射
するように所定厚さに設定した前記第1と第2のフィル
ムを所定枚数積層したものを1つのブロックとし、その
第1と第2のフィルムの厚さと積層枚数のうち少なくと
も厚さの異なる複数種類のブロックを順に積層して所望
の反射光を得るようにすることができる。その反射光と
しては、例えば金属色の反射光を得ることができ、又そ
の金属色としては、例えば金色、銀色、銅色等を得るこ
とができる。
【0011】さらに上記のような偏光分離器を液晶表示
素子の少なくとも一方の面に配置することによって、所
望の色の表示を有する液晶表示装置を提供することが可
能となり、又その液晶表示装置を例えば時計や携帯電話
等の電子機器の表示部等に適用することによって、彩り
のよい電子機器を提供することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による偏光分離器及
びそれを用いた液晶表示装置並びに電子機器を具体的な
実施形態に基づいて説明する。
【0013】図1は本発明による偏光分離器の概略構成
を示す斜視図であり、図示例の偏光分離器10は、複屈
折性を有する第1のフィルム11と、複屈折性を有しな
い第2のフィルム12とを順に複数枚積層した構成であ
る。
【0014】その第1と第2のフィルム11・12は、
それぞれ透光性を有し、かつ複屈折性を有しない第2の
フィルム12の屈折率が、複屈折性を有する第1のフィ
ルム11のいずれか一方の屈折率と略等しいものであれ
ば材質等は適宜である。
【0015】本実施形態においては、複屈折性を有する
第1のフィルム11としてポリエチレンナフサレート
(PEN;polyethylene napthalate)を5倍延伸した
ものを用い、また複屈折性を有しない第2のフィルム1
2としては、ナフサレン・ジ・カルボン酸とテレフタル
酸とのコポリエステル(coPEN;copolyester ofn
aphthalene dicarboxylic acid and terephthalic
or isothalic acid)を用いた。その第1のフィルム
11の延伸方向の偏光の屈折率nAXは1.88、延伸
方向と直交する偏光の屈折率nAYは1.64であり、
第2のフィルム12の屈折率nB は1.64である。
【0016】なお上記両フィルム11・12の成形方法
や積層方法等は適宜であるが、例えば第1のフィルム1
1と第2のフィルム12とを、それぞれスリット状のス
ロットより押し出し成形すると同時に積層すればよく、
上記のスロットの数を増やせば第1と第2のフイルム1
1・12が多数枚重なった複合多層フィルムが一度にで
きる。その際、後述するようにスロットの径や押し出し
圧力および速度等による各フィルムの厚み制御が反射光
の波長を決める上で重要になる。
【0017】そして上記のようにして製作した複合多層
フィルムを所定の温度に加熱した状態で所望の倍率に延
伸すればよく、本実施形態においては140℃に加熱し
た状態で延伸することにより約5倍に容易に延伸するこ
とができた。なお上記のように第1のフィルム11とと
もに第2のフィルム12を延伸しても、その第2のフィ
ルム12には屈折率異方性は生じない。
【0018】上記のようにして複屈折性を有する第1の
フィルム11と、複屈折性を有しない第2のフィルム1
2とを積層した偏光分離器10に光を入射させると、図
2に示すように延伸方向に直交する方向の偏光L1は、
上記第1と第2のフィルム11・12間に屈折率の境界
面がないため、そのまま透過し、延伸方向と平行な方向
の偏光L2は、第1と第2のフィルム11・12の境界
面で所定の波長のみが選択的に反射され、それ以外の光
は透過する。その反射する偏光L2の波長λaは、第1
と第2のフィルム11・12の屈折率nAXとnB(た
だし、nB=nAY)、および各フィルム11・12の
厚さdA・dBとによって決定される。
【0019】それらの関係は、下記式(1)、(2)で
表すことができる。
【0020】 nAX・dA=(1/4+m/2)λa ‥‥‥‥‥(1) nB・dB =(1/4+m/2)λa ‥‥‥‥‥(2) ただし、mは0または正の整数
【0021】そこで、例えば上記第1と第2のフィルム
11・12の屈折率nAX・nB、および各フィルム1
1・12の厚さdA・dBとを適宜選択すれば所望の反
射光を得ることができ、また上記の屈折率または厚さの
いずれか一方、例えば屈折率nAX・nB を一定と
し、厚さdA・dBを適宜選択することによっても所望
の反射光を得ることができる。さらに、厚さの異なる複
数種類の第1と第2のフィルムを積層することによっ
て、複数色の光を反射させ、その反射光の組合せによっ
て所望の色の反射光を得ることもできる。
【0022】図3は複数色の反射光を適宜組合せて所望
の色の反射光を得る場合の偏光分離器の構成の一例を示
すもので、所定の波長λxを反射するように所定の厚さ
に設定した第1と第2のフィルム11・12を複数枚重
ねたものを1つのブロックとし、複数種類のブロック
a、ブロックb、ブロックc…を順に積層したものであ
る。上記各ブロックの第1および第2のフィルム11・
12の材質はそれぞれ同一で厚さのみが異なり、また各
ブロック内の各フィルム11・12の厚さはそれぞれ同
一に設定されている。
【0023】なお、上記各ブロックの第1と第2のフィ
ルム11・12の枚数(層数)は必ずしも同数でなくて
もよい。また各ブロックの第1と第2のフィルム11・
12の枚数を増やすほど所定波長の光の反射率を高める
ことができる。例えば前記の材質よりなる第1と第2の
フィルム11・12を用いた場合、両フィルム11・1
2を合わせて10枚程度積層すれば約50%の反射率が
得られ、20枚程度積層すれば約80%の反射率が得ら
れる。
【0024】さらに複数個の各ブロックの反射率、すな
わち複数の波長の反射率を適宜設定することによって反
射光の色彩や明度等を調整することも可能であり、例え
ば各波長の反射光の反射率が下記表1に示すように設定
すれば、それぞれ金、銀、銅の色の反射光を得ることが
できる。
【0025】
【表1】
【0026】次に、上記のようにして所定の厚さの第1
と第2のフィルム11・12を所望枚数積層してなる偏
光分離器10を液晶表示装置に適用することによって反
射型の液晶表示装置を得ることができる。
【0027】図4は上記のような偏光分離器を用いた液
晶表示装置の一例を示すもので、図において、1は上偏
光板、2は液晶パネルで、その液晶パネル2はガラスま
たはプラスチック等よりなる一対の基板21・22間に
液晶層23を介在させた構成であり、その各基板21・
22の液晶層23側にはITO(Indium Tin Oxide)
や酸化錫等よりなる透明電極21a・22aが設けられ
ている。その液晶パネル2としては、TN型やSTN型
その他従来公知の各種の液晶パネルを用いることができ
る。
【0028】上記液晶パネル2の下面側には光拡散板5
と偏光分離器10および光吸収体6が順に設けられてい
る。その光拡散板5は、必要に応じて設ければよく、そ
の光拡散板5を設けた場合には、光が均一に拡散され、
設けない場合には鏡面的反射外観となる。前記の金色や
銀色等の光沢ある金属色の表示を得る場合には設けない
方がよい。上記の光吸収体6としては、光吸収性のよい
黒色のプラスチック板等を用いればよく、その材質等は
適宜である。
【0029】上記のように構成した液晶表示装置による
表示原理を、液晶パネル2の液晶としてTN型液晶を用
いた場合を例にして図5に基づいて説明する。同図の左
半部はオフ状態、右半部はオン状態を示し、上偏光板1
の透過偏光軸は図で左右方向とし、偏光分離器10の延
伸方向は図で前後方向(表裏方向)とすると、液晶表示
装置の外側から該装置内に入射した光は、上偏光板1に
より、その偏光軸と平行な方向の光のみが透過する。
【0030】その偏光板1を通過した光は、図で右半部
のオン状態においては液晶分子が基板面にほぼ垂直に配
向しているため、そのまま液晶パネル2を通過し、さら
に光拡散板5および偏光分離器10を透過して光吸収体
6で吸収され、黒色の表示となる。一方、図で左半部の
オフ状態においては、偏光板1を通過した光は液晶パネ
ル2で90°旋回され、偏光分離器10により所定の波
長の光のみが反射され、それ以外の光は偏光分離器10
を通って光吸収体6で吸収される。
【0031】上記の偏光分離器10による反射波長を、
前記のように適宜設定すれば所望の色の表示が得られ、
前記表1に示すような反射特性にすれば、金色、銀色、
銅色等の金属色の表示を得ることができる。また上記の
ような液晶表示装置を例えば図10に示すような時計W
の表示部Aに適用すれば、金色その他種々の色彩の時計
表示が得られる。さらに時計に限らず、携帯電話やその
他の電子機器に適用した場合も同様である。
【0032】
【実施例】
〔実施例1〕複屈折性を有する第1のフィルム11とし
てポリエチレンナフサレート(PEN)を5倍延伸した
ものと、複屈折性を有しない第2のフィルム12として
ナフサレン・ジ・カルボン酸とテレフタル酸とのコポリ
エステル(coPEN)を用いて金色反射光を呈する偏
光分離器を作成した。各反射波長に対する上記両フィル
ム11・12の厚さと枚数を下記表2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】なお上記表中の各フィルム11・12の厚
さは、それぞれ左側が前記式(1)、(2)のmを0と
したときの値(厚さ)、右側がmを1としたときの値
(厚さ)であり、いずれを用いてもよく、さらにmを2
以上の整数として得られた厚さにしてもよいが、光の透
過率や重量等の点でなるべく薄い方が有利であり、本実
施例においては、表中の左側の値を用いた。
【0035】図6は上記の偏光分離器によって得られた
反射率と波長との関係を示す図である。図中の波線は金
色の分光特性であり、本実施例による偏光分離器の反射
特性と極めて近似していることが分かる。実際に上記の
偏光分離器によって金色の反射光を得ることができた。
【0036】〔実施例2〕上記実施例1と同材質の第1
と第2のフィルム11・12を用い、各波長λ1〜λ1
6に対する各フィルム11・12の厚さは実施例1と同
様とし、枚数のみを以下のように変更して上記実施例1
と同様の偏光分離器を作成した。すなわち、本実施例に
おいては、前記表2におけるλ1 〜λ9 をそれぞれ
5枚、λ10〜λ16をそれぞれ23枚積層した。その
偏光分離器によって得られた反射率と波長との関係を図
7に示す。本実施例においては、青みがかった明るい金
色の反射光が得られた。
【0037】〔実施例3〕上記実施例2と同様に第1と
第2のフィルム11・12の材質と厚さは実施例1と同
様とし、本実施例においては、前記表2におけるλ1
〜λ9 をそれぞれ7枚、λ10〜λ16をそれぞれ2
3枚積層して偏光分離器を作成した。その偏光分離器に
よって得られた反射率と波長との関係を図8に示す。本
実施例においては、全体に明るい白味を帯びた金色の反
射光が得られた。
【0038】〔実施例4〕上記実施例2及び3と同様に
第1と第2のフィルム11・12の材質と厚さは実施例
1と同様とし、本実施例においては前記表2におけるλ
1 〜λ6 をそれぞれ3枚、λ7 〜λ9 をそれぞ
れ5枚、λ10とλ11をそれぞれ15枚、λ12〜λ
16をそれぞれ21枚積層した。その偏光分離器によっ
て得られた反射率と波長との関係を図9に示す。本実施
例においては、緑がかった明るい金色の反射光が得られ
た。
【0039】〔実施例5〕上記実施例1〜4で作成した
偏光分離器を用いて前記図4に示すような液晶表示装置
を作成したところ、画素やセグメントもしくは背景が金
色の液晶表示装置を得ることができた。
【0040】〔実施例6〕上記実施例5で作成した液晶
表示装置を、前記図10に示すような時計Wの表示部A
に適用したところ、表示文字等もしくは文字盤が金色の
気品のある、しかも視認性のよい時計を得ることができ
た。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明による偏光分
離器は、それを構成する第1と第2のフィルムの厚みと
層数を変えることによって任意の色の反射光を得ること
ができる。例えば金色や銀色等の金属色を得ることも容
易であり、しかも同じ金色であっても青味がかった明る
い金色や白味がかった更に明るい金色、緑がかった明る
い金色等、従来の反射板では得ることのできなかった明
るい金色や微妙に色彩の異なる金色等を自由に得ること
ができる。また前記従来の下偏光板と金色の反射板とを
用いたものにあっては反射率が前述のように87%程度
であったが、本発明の偏光分離器によれば、93〜95
%の反射率が得られ、例えば本発明の偏光分離器を液晶
表示装置に適用して表示画素や背景色に金色の表示を行
う場合には、上記のように明るい金色が得られることと
相まって視認性のよい液晶表示装置を得ることができ
る。又そのような液晶表示装置を例えば時計等の電子機
器に適用すれば気品のよい電子機器を提供できると共
に、そのデザインの自由度を大幅に増大できる等の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による偏光分離器の一実施形態を示す斜
視図。
【図2】偏光分離器の原理を示す説明図。
【図3】複数色の反射光を適宜組合せて所望の色の反射
光を得る場合の偏光分離器の構成の一例を示す説明図。
【図4】上記の偏光分離器を適用した液晶表示装置の一
例を示す断面図。
【図5】上記の液晶表示装置の表示原理を示す説明図。
【図6】本発明の実施例1による偏光分離器の各波長毎
の反射率を示す図。
【図7】本発明の実施例2による偏光分離器の各波長毎
の反射率を示す図。
【図8】本発明の実施例3による偏光分離器の各波長毎
の反射率を示す図。
【図9】本発明の実施例4による偏光分離器の各波長毎
の反射率を示す図。
【図10】上記の液晶表示装置を適用した電子機器とし
ての時計の斜視図。
【図11】従来の液晶表示装置の一例を示す断面図。
【符号の説明】
1 上偏光板 2 液晶パネル 3 下偏光板 4 反射板 5 光拡散層 6 光吸収体 10 偏光分離器 11 第1のフィルム 12 第2のフィルム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複屈折性を有する第1のフィルムと、そ
    の第1のフィルムのいずれかの屈折率と同等の屈折率で
    複屈折性を有しない第2のフィルムとを順に積層するこ
    とによって、上記2種のフィルムの境界面で所定の波長
    の光を反射させる機能を有する偏光分離器であって、上
    記2種のフィルムの厚さと積層枚数を適宜設定して所望
    の色の反射光を得るように構成したことを特徴とする偏
    光分離器。
  2. 【請求項2】 所定の波長の光を反射するように所定厚
    さに設定した前記第1と第2のフィルムを所定枚数積層
    したものを1つのブロックとし、その第1と第2のフィ
    ルムの厚さと積層枚数のうち少なくとも厚さの異なる複
    数種類のブロックを順に積層して所望の反射光を得るよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の偏光分離器。
  3. 【請求項3】 前記の反射光として金属色の反射光を得
    るようにした請求項1または2記載の偏光分離器。
  4. 【請求項4】 前記金属色は金色または銀色もしくは銅
    色である請求項3記載の偏光分離器。
  5. 【請求項5】 前記請求項1〜4のいずれかに記載の偏
    光分離器を液晶表示素子の少なくとも一方の面に配置し
    てなる液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項5に記載の液晶表示装置を備
    えた電子機器。
JP9237779A 1997-08-19 1997-08-19 偏光分離器及びそれを用いた液晶表示装置並びに電子機器 Withdrawn JPH1164634A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9237779A JPH1164634A (ja) 1997-08-19 1997-08-19 偏光分離器及びそれを用いた液晶表示装置並びに電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9237779A JPH1164634A (ja) 1997-08-19 1997-08-19 偏光分離器及びそれを用いた液晶表示装置並びに電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1164634A true JPH1164634A (ja) 1999-03-05

Family

ID=17020315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9237779A Withdrawn JPH1164634A (ja) 1997-08-19 1997-08-19 偏光分離器及びそれを用いた液晶表示装置並びに電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1164634A (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013100664A1 (ko) * 2011-12-28 2013-07-04 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치
WO2013100662A1 (ko) * 2011-12-28 2013-07-04 웅진케미칼 주식회사 폴리머가 분산된 반사 편광자 제조방법 및 장치
WO2013100661A1 (ko) * 2011-12-29 2013-07-04 웅진케미칼 주식회사 중합체가 분산된 반사형 편광자
WO2013100663A1 (ko) * 2011-12-29 2013-07-04 웅진케미칼 주식회사 다층 반사형 편광자
KR101311090B1 (ko) * 2011-12-29 2013-09-25 웅진케미칼 주식회사 중합체가 분산된 반사형 편광자
KR101354373B1 (ko) * 2011-12-29 2014-01-23 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치
KR101354364B1 (ko) * 2011-12-29 2014-01-23 웅진케미칼 주식회사 다층 반사형 편광자
KR101354271B1 (ko) * 2011-12-29 2014-01-23 웅진케미칼 주식회사 폴리머가 분산된 반사 편광자 제조방법 및 장치
KR101354414B1 (ko) * 2011-12-30 2014-01-23 웅진케미칼 주식회사 비드코팅층을 포함하는 다층 반사형 편광자
KR101354360B1 (ko) * 2011-12-29 2014-01-23 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치
KR101354284B1 (ko) * 2011-12-28 2014-01-24 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치
KR101354297B1 (ko) * 2011-12-29 2014-01-24 웅진케미칼 주식회사 다층 반사형 편광자
KR20140021270A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치
KR20140021259A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 다층 반사형 편광자
KR20140021279A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 일체형 광학필름
KR20140021262A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 다층 반사형 편광자
KR20140021233A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치
KR20140021247A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치
KR20140021273A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 일체형 고휘도 편광필름
KR20140021232A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치
KR20140021267A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 다층 반사형 편광자
KR20140021254A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치
KR20140021239A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI509298B (zh) * 2011-12-28 2015-11-21 Woongjin Chemical Co Ltd 用於製造多層反射式偏光板的方法與裝置
WO2013100662A1 (ko) * 2011-12-28 2013-07-04 웅진케미칼 주식회사 폴리머가 분산된 반사 편광자 제조방법 및 장치
WO2013100664A1 (ko) * 2011-12-28 2013-07-04 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치
KR101354284B1 (ko) * 2011-12-28 2014-01-24 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치
KR101354364B1 (ko) * 2011-12-29 2014-01-23 웅진케미칼 주식회사 다층 반사형 편광자
KR101354373B1 (ko) * 2011-12-29 2014-01-23 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치
KR101311090B1 (ko) * 2011-12-29 2013-09-25 웅진케미칼 주식회사 중합체가 분산된 반사형 편광자
KR101354271B1 (ko) * 2011-12-29 2014-01-23 웅진케미칼 주식회사 폴리머가 분산된 반사 편광자 제조방법 및 장치
KR101354360B1 (ko) * 2011-12-29 2014-01-23 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치
WO2013100663A1 (ko) * 2011-12-29 2013-07-04 웅진케미칼 주식회사 다층 반사형 편광자
KR101354297B1 (ko) * 2011-12-29 2014-01-24 웅진케미칼 주식회사 다층 반사형 편광자
WO2013100661A1 (ko) * 2011-12-29 2013-07-04 웅진케미칼 주식회사 중합체가 분산된 반사형 편광자
TWI510823B (zh) * 2011-12-29 2015-12-01 Woongjin Chemical Co Ltd 多層反射式偏光板
KR101354414B1 (ko) * 2011-12-30 2014-01-23 웅진케미칼 주식회사 비드코팅층을 포함하는 다층 반사형 편광자
KR20140021270A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치
KR20140021262A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 다층 반사형 편광자
KR20140021233A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치
KR20140021247A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치
KR20140021273A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 일체형 고휘도 편광필름
KR20140021232A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치
KR20140021267A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 다층 반사형 편광자
KR20140021254A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치
KR20140021239A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 다층 반사편광자의 제조방법 및 장치
KR20140021279A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 일체형 광학필름
KR20140021259A (ko) * 2012-08-09 2014-02-20 웅진케미칼 주식회사 다층 반사형 편광자

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1164634A (ja) 偏光分離器及びそれを用いた液晶表示装置並びに電子機器
US6262842B1 (en) Transflective displays with reflective polarizing transflector
US7423708B2 (en) Display having a reflective polarizer
EP0736196B1 (en) Reflective polarizer display
US5828488A (en) Reflective polarizer display
EP0736188B1 (en) Reflective polarizer with brightness enhancement
US7321464B2 (en) Electroluminescent light source and display incorporating same
AU716882B2 (en) Electroluminescent lamp using multilayer optical film
US20070091230A1 (en) Display incorporating reflective polarizer
KR20000029721A (ko) 제어된축외컬러에대해확장레드대역단을구비한반사편광기
US20090079909A1 (en) Display incorporating reflective polarizer
JP3539206B2 (ja) 電子時計および液晶表示素子
IL107301A (en) High-efficiency chiral crystal-liquid rear polarizer with high efficiency for crystal-liquid displays
KR20170122182A (ko) 반사 편광기 및 보상 필름을 포함하는 광학 적층물
JP3758345B2 (ja) 表示装置及び表示装置を用いた電子機器
JP2002182020A (ja) 半透過型反射鏡
JPH11142840A (ja) 液晶表示装置並びにその製造方法
JP3319388B2 (ja) 表示装置および電子時計
JP4122926B2 (ja) 液晶表示装置及び電子機器
JP3702603B2 (ja) 液晶表示装置及びそれを用いた電子機器
JP2000089229A (ja) 反射型液晶表示装置
TW200944888A (en) Transflective liquid crystal display panel and transflective liquid crystal display device using same
JPH11326564A (ja) 表示装置および電子時計
JPH11258593A (ja) 液晶表示装置及びそれを用いた電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041102