JPH1164591A - 超厚肉耐食容器の製造方法 - Google Patents

超厚肉耐食容器の製造方法

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JPH1164591A
JPH1164591A JP22251797A JP22251797A JPH1164591A JP H1164591 A JPH1164591 A JP H1164591A JP 22251797 A JP22251797 A JP 22251797A JP 22251797 A JP22251797 A JP 22251797A JP H1164591 A JPH1164591 A JP H1164591A
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thick
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JP22251797A
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Koji Ishiwatari
幸二 石渡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度材製の内層と耐食材製の外層を一体化し
たものを遠隔操作でも確実に製造し得るようにする。 【解決手段】 現場加工の段階で、容器本体5と容器蓋
7との間に形成される開先部8に、奥側から容器本体外
層上部耐食材部14と容器蓋外層上部耐食材部20の位
置に達しないレベルまで強度材を溶接肉盛し、その後、
開先部8における容器本体外層上部耐食材部14と容器
蓋外層上部耐食材部20の部分に耐食性中間材25を挿
入配置して、耐食性中間材25と容器本体外層上部耐食
材部14との間、及び、耐食性中間材25と容器蓋外層
上部耐食材部20との間を耐食材で溶接して中間材溶接
部28を形成するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電プラン
トなどの原子炉において使用済みの放射性廃棄物を、安
定した状態で地層処分させるための放射性廃棄物処分用
オーバーパックなどに使用可能な超厚肉耐食容器の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラントなどの原子炉におい
て発生した高・中・低放射能レベルの放射性物質(放射
性廃棄物、使用済燃料等)は、放射性レベル(高・中・
低)毎に分類され、それらに適した専用の密封容器へ収
納して、保管、貯蔵するようにしている。
【0003】そして、上記放射性廃棄物を深地層内に収
納処分することにより生活圏から隔離させるようにする
ために、放射性廃棄物を先ずガラス固化処理してガラス
固化体と呼ばれる収納容器を作り、該収納容器を、金属
製等のオーバーパックと呼ばれる密封容器で更に密封す
るオーバーパック処理を施した上で、該密封容器を地層
処分場所へ搬入し、これらを地層処分場所に設けられた
処分孔の中へ装填して、処分孔内の密封容器の回りにベ
ントナイト等の緩衝材を充填した状態とする地層処分を
行なうようにしている。
【0004】そして、ガラス固化体を収容・密封するオ
ーバーパックは、長期間に亘り深地層内で保管されるた
め、地圧に耐える高い強度と腐食に耐える高い耐食性能
が同時に要求される。
【0005】そこで、オーバーパックを、強度の高い厚
肉の内層と、耐食性の高い薄肉の外層とを有する二重構
造の超厚肉耐食容器とすることが検討されている。
【0006】ここで、オーバーパックの製造は、放射性
廃棄物を取り扱う関係上、全てが遠隔操作で行われるた
め、簡単且つ確実に製造できなければならないという条
件があり、又、溶接に際し、強度材である内層の素材
(例えば炭素鋼など)と耐食材である外層の素材(例え
ばチタンなど)とが混ざり合うと、溶接部が脆くなった
り割れたりするので、内層の素材と外層の素材との間の
溶接は、素材どうしが混ざらないことを完全に確保しつ
つ行わなければならないという条件がある。
【0007】以上の条件を満たすため、図5に示すよう
に、強度材製の内槽容器1と耐食材製の外槽容器2とを
別々に作り、ガラス固化体を内槽容器1へ収容密封した
ら、内槽容器1を外槽容器2へ収容密封させるようにす
るものが考えられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記別
体構造の超厚肉耐食容器には、以下のような問題があっ
た。
【0009】即ち、内槽容器1と外槽容器2とを別々に
作り、ガラス固化体を内槽容器1へ収容密封したら、内
槽容器1を外槽容器2へ収容密封させるようにする場
合、内槽容器1と外槽容器2を隙間なく嵌合させるのが
困難であるため、内槽容器1と外槽容器2の間には、有
る程度の空間3ができてしまう。
【0010】すると、上記空間3に封じ込められた空気
に含まれる酸素などによって、内槽容器1が腐食などを
起こすなどするおそれがある。
【0011】本発明は、上述の実情に鑑み、強度材製の
内層と耐食材製の外層を一体化したものを遠隔操作でも
確実に製造し得るようにした超厚肉耐食容器の製造方法
を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】工場加工の段階で、容器
本体内層厚肉強度材部9に容器蓋内層厚肉強度材部18
を落し蓋式に嵌合した状態で、容器本体内層厚肉強度材
部9と容器蓋内層厚肉強度材部18の上面に耐食材を爆
着加工することにより、容器本体内層厚肉強度材部9と
容器蓋内層厚肉強度材部18に対して一度に容器本体外
層上部耐食材部14と容器蓋外層上部耐食材部20を形
成すると共に、容器本体内層厚肉強度材部9と容器蓋内
層厚肉強度材部18との間の部分に開先部8を形成し
て、容器本体5と容器蓋7とを構成しておき、現場加工
の段階で、容器本体5と容器蓋7との間に形成される開
先部8に、奥側から容器本体外層上部耐食材部14と容
器蓋外層上部耐食材部20の位置に達しないレベルまで
強度材を溶接肉盛し、その後、開先部8における容器本
体外層上部耐食材部14と容器蓋外層上部耐食材部20
の部分に耐食性中間材25を挿入配置して、耐食性中間
材25と容器本体外層上部耐食材部14との間、及び、
耐食性中間材25と容器蓋外層上部耐食材部20との間
を耐食材で溶接して中間材溶接部28を形成するように
したことを特徴とする超厚肉耐食容器の製造方法にかか
るものである。
【0013】この場合において、開先部8における容器
本体外層上部耐食材部14と容器蓋外層上部耐食材部2
0の部分を一段低く形成しておき、最後に、開先部8の
入口に耐食材を肉盛して仕上肉盛部29を形成するよう
にしても良い。
【0014】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0015】開先部8の耐食材の部分に耐食性中間材2
5を挿入配置することにより、この部分に肉盛や溶接を
行う必要をなくして肉盛や溶接に要する手間や時間を削
減することができるようになると共に、耐食性中間材2
5と容器本体外層上部耐食材部14との間、及び、耐食
性中間材25と容器蓋外層上部耐食材部20との間にお
ける耐食材どうしの溶接部である中間材溶接部28が、
強度材溶接部27や容器本体内層厚肉強度材部9や容器
蓋内層厚肉強度材部18に掛って、中間材溶接部28な
どが割れたり脆くなったりするなどの欠陥が発生するの
を確実に防止することが可能となる。
【0016】又、容器本体内層厚肉強度材部9と容器蓋
内層厚肉強度材部18の間に、周溝部11,19から成
る周溝を形成して容器本体外層上部耐食材部14や容器
蓋外層上部耐食材部20を上面から一段低くすることに
より、最後に仕上肉盛部29を形成して、開先部8の入
口部分の表面をきれいにならして整えさせるようにする
ことができる。
【0017】以上により、強度材と耐食材が一体型の超
厚肉耐食容器4を、遠隔操作によって簡単且つ確実に製
造させることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
【0019】図1〜図4は、本発明の実施の形態の一例
である。
【0020】図1中、4は超厚肉耐食容器、5は超厚肉
耐食容器4の容器本体、6は容器本体5の収容空間、7
は超厚肉耐食容器4の落し蓋式の容器蓋、8は容器本体
5と容器蓋7との間に形成される開先部である。
【0021】図2中、9は容器本体5を構成する容器本
体内層厚肉強度材部、10は容器本体内層厚肉強度材部
9の上端縁部、11は上端縁部10における収容空間6
の開口部分に形成した周溝部、12は容器本体内層厚肉
強度材部9の外周面、13は容器本体5及び容器蓋7の
上面に取付けるために用意された円板状の耐食材、14
は容器本体5の上端縁部10と周溝部11の上に耐食材
13を爆着加工によって取付けて成る容器本体外層上部
耐食材部、15は容器本体内層厚肉強度材部9の外周面
12や底面に形成した容器本体外層側部・下部耐食材
部、16は容器本体内層厚肉強度材部9における収容空
間6の開口部分に形成した蓋係止用段差部である。17
は蓋係止用段差部16の上に形成した容器側開先構成部
である。
【0022】又、図2中、18は容器蓋7を構成する容
器蓋内層厚肉強度材部、19は容器蓋内層厚肉強度材部
18の上部外縁部に形成した周溝部、20は容器蓋内層
厚肉強度材部18と周溝部19の上に耐食材13を爆着
加工によって取付けて成る容器蓋外層上部耐食材部、2
1は容器蓋内層厚肉強度材部18の底面に形成した容器
係止用縁部、22は容器蓋内層厚肉強度材部18の外周
面部分に形成した蓋側開先構成部、23は容器蓋7の容
器係止用縁部21の下面に取付けた裏当金である。
【0023】図3中、24は容器本体5内に収容される
ガラス固化体、25は開先部8に挿入配置されるリング
状の耐食性中間材である。
【0024】図4中、26は開先部8の奥部に対する初
層裏波溶接部、27は初層裏波溶接部26に続く強度材
溶接部、28は耐食性中間材25と容器本体外層上部耐
食材部14や容器蓋外層上部耐食材部20との間の中間
材溶接部、29は仕上肉盛部である。
【0025】そして、本発明では、工場加工の段階で、
超厚肉耐食容器4の容器本体5と、超厚肉耐食容器4の
落し蓋式の容器蓋7を別々に作成しておき、現場加工の
段階で、容器本体5にガラス固化体24を収容したら、
容器本体5に落し蓋式に容器蓋7を取付け、容器本体5
と容器蓋7との間の開先部8を溶接してオーバーパック
を形成させるようにする。
【0026】先ず、工場加工で容器本体5を作成するに
は、以下のようにする。
【0027】即ち、炭素鋼などの強度材によって図2
(a)に示すような厚さ200mm程度以上もの超厚肉
の容器本体内層厚肉強度材部9を作り、容器本体内層厚
肉強度材部9における収容空間6の開口部分に容器蓋7
を係止させるための蓋係止用段差部16を形成してお
く。
【0028】そして、容器本体内層厚肉強度材部9の外
周面12や底面にチタンなどの耐食材を取付け、容器本
体外層側部・下部耐食材部15を形成する。容器本体外
層側部・下部耐食材部15は、肉盛などによって形成す
るようにしても良いし、耐食材の板を貼り付けるように
して形成するようにしても良いし、或いは、上記以外の
手段で形成するようにしても良い。尚、肉盛によって容
器本体外層側部・下部耐食材部15を形成する場合に
は、容器本体内層厚肉強度材部9に中間材を肉盛してか
ら耐食材を肉盛するなどする必要があるが、工場加工で
行わせるので、特に困難な作業とはならない。
【0029】同時に、容器本体内層厚肉強度材部9にお
ける収容空間6の開口部分に嵌合係止可能な容器蓋内層
厚肉強度材部18を、炭素鋼などの強度材によって、厚
さ200mm程度以上もの超厚肉となるように形成す
る。
【0030】次に、図2(b)に示すように、容器本体
内層厚肉強度材部9における収容空間6の開口部分に容
器蓋内層厚肉強度材部18を嵌合係止し、容器本体内層
厚肉強度材部9の上端縁部10と容器蓋内層厚肉強度材
部18の上面との境界線の部分が一段低くなるように切
削加工を施して周溝(周溝部11,19)を形成する。
【0031】次に、図2(c)に示すように、容器本体
内層厚肉強度材部9に容器蓋内層厚肉強度材部18を嵌
合したまま、これらの上面に円板状の耐食材13を置
き、爆着加工によって容器本体内層厚肉強度材部9と容
器蓋内層厚肉強度材部18の上面に一度に耐食材13を
貼り付ける。尚、爆着加工を行った場合、溶接や肉盛な
どの場合とは接合状況が異なるため、強度材と耐食材と
をうまく接合することが可能である。
【0032】すると、図2(d)に示すように、容器本
体内層厚肉強度材部9と容器蓋内層厚肉強度材部18の
周溝部11,19の部分に一段低い耐食材13の層が形
成されることとなる。
【0033】そこで、耐食材13を容器本体内層厚肉強
度材部9と容器蓋内層厚肉強度材部18との境界線に沿
って切断することにより、容器本体内層厚肉強度材部9
と容器蓋内層厚肉強度材部18を分離して、容器本体外
層上部耐食材部14を形成された容器本体5と、容器蓋
外層上部耐食材部20を形成された容器蓋7を構成し、
図2(e)に示すように、容器本体5から容器蓋7を取
出す。
【0034】その後、図2(f)に示すように、容器本
体5における収容空間6の開口部分を斜めに切除して容
器側開先構成部17を形成する。
【0035】同様に、容器蓋7の容器蓋内層厚肉強度材
部18の底面の外縁部に対し切削加工を施して容器係止
用縁部21を形成し、容器蓋内層厚肉強度材部18底面
の容器係止用縁部21に裏当金23を取付け、且つ、容
器蓋7の外縁部を斜めに切除して蓋側開先構成部22を
形成する。
【0036】次に、現場加工の段階で、容器本体5に容
器蓋7を溶接するには、以下のようにする。
【0037】先ず、図3(a)に示すように、容器本体
5にガラス固化体24を収容し、ガラス固化体24を収
容した容器本体5に対し、図3(b)に示すように、落
し蓋式に容器蓋7を取付けて、図3(c)(d)に示す
ように、容器本体5と容器蓋7の開先部8を溶接肉盛す
るようにする。
【0038】容器本体5と容器蓋7との溶接肉盛は、以
下のようにする。
【0039】即ち、容器本体5に対し、落し蓋式に容器
蓋7を挿入すると、図4に示すように、容器本体5の蓋
係止用段差部16に容器蓋7の容器係止用縁部21が係
止され、開先部8が形成されるので、開先部8に対する
初層裏波溶接をシールドガスにヘリウムガスを使ったT
ig溶接で行い、初層裏波溶接26が済んだら開先部8
の残りの部分を、シールドガスにアルゴンガスを用いた
通常のTig溶接かMig溶接によって強度材でできた
溶接ワイヤを溶かし容器本体外層上部耐食材部14や容
器蓋外層上部耐食材部20の位置に達しないレベルまで
溶接肉盛して強度材溶接部27を形成する。
【0040】その後、開先部8の耐食材の部分に図3
(d)に示すようにリング状の耐食性中間材25を挿入
配置し、耐食性中間材25と容器本体外層上部耐食材部
14との間、及び、耐食性中間材25と容器蓋外層上部
耐食材部20との間を溶接して中間材溶接部28を形成
し、最後に、開先部8の入口部分に表面をならすように
耐食材を肉盛して仕上肉盛部29を形成する。
【0041】以上により、容器本体5と容器蓋7が現場
溶接される。
【0042】このように、初層裏波溶接26をシールド
ガスにヘリウムガスを使ったTig溶接で行わせること
により、溶込みの深い溶接を行わせ、健全な溶接裏波を
形成させることができる。
【0043】又、開先部8における強度材の残りの部分
をシールドガスにアルゴンガスを用いた通常のTig溶
接かMig溶接で溶接肉盛することにより、初層裏波溶
接26を行う場合に比べて能率の良い溶接肉盛を行わせ
ることができるようになる。特に、Mig溶接を用いる
と、より高能率で溶接肉盛を行わせることが可能であ
る。
【0044】更に、開先部8の耐食材の部分にリング状
の耐食性中間材25を挿入配置することにより、この部
分に肉盛や溶接を行う必要をなくして肉盛や溶接に要す
る手間や時間を削減することができるようになると共
に、耐食性中間材25と容器本体外層上部耐食材部14
との間、及び、耐食性中間材25と容器蓋外層上部耐食
材部20との間における耐食材どうしの溶接部である中
間材溶接部28が、強度材溶接部27や容器本体内層厚
肉強度材部9や容器蓋内層厚肉強度材部18に掛って、
中間材溶接部28などが割れたり脆くなったりするなど
の欠陥が発生するのを確実に防止することが可能とな
る。
【0045】又、容器本体内層厚肉強度材部9と容器蓋
内層厚肉強度材部18の間に、周溝部11,19から成
る周溝を形成して容器本体外層上部耐食材部14や容器
蓋外層上部耐食材部20を上面から一段低くすることに
より、最後に仕上肉盛部29を形成して、開先部8の入
口部分の表面をきれいにならして整えさせるようにする
ことができる。
【0046】以上により、強度材と耐食材が一体型の超
厚肉耐食容器4を、遠隔操作によって簡単且つ確実に製
造させることが可能となる。
【0047】尚、本発明は、上述の実施の形態にのみ限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超厚肉耐
食容器の製造方法によれば、強度材製の内層と耐食材製
の外層を一体化したものを遠隔操作でも確実に製造する
ことができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例にかかる超厚肉耐食
容器の透視斜視図である。
【図2】工場加工の段階を示す図であって、(a)は容
器本体外層側部・下部耐食材部を形成された容器本体内
層厚肉強度材部と、容器蓋内層厚肉強度材部を示す側方
断面図であり、(b)は容器本体内層厚肉強度材部に容
器蓋内層厚肉強度材部を係止し、容器本体内層厚肉強度
材部と容器蓋内層厚肉強度材部との上面における境界線
部分に周溝を形成した状態を示す部分拡大側方断面図で
あり、(c)は容器本体内層厚肉強度材部と容器蓋内層
厚肉強度材部の上面に耐食材を配置した状態を示す部分
拡大側方断面図であり、(d)は容器本体内層厚肉強度
材部と容器蓋内層厚肉強度材部の上面に耐食材を爆着し
た後の状態を示す部分拡大側方断面図であり、(e)は
容器本体から容器蓋を取外した状態を示す部分拡大側方
断面図であり、(f)は容器本体と容器蓋に容器側開先
構成部を形成した状態を示す部分拡大側方断面図であ
る。
【図3】現場加工の段階を示す図であって、(a)はガ
ラス固化体を収容した容器本体に容器蓋を取付ける状態
を示す側方断面図であり、(b)はガラス固化体を収容
した容器本体に容器蓋を取付けた状態を示す部分拡大側
方断面図であり、(c)は溶接部に強度材を肉盛した状
態を示す部分拡大側方断面図であり、(d)は溶接部に
耐食性中間材を挿入配置した状態を示す部分拡大側方断
面図である。
【図4】現場加工の段階で開先部を溶接した状態を示
す、図1のIV部分拡大図である。
【図5】現在検討中の超厚肉耐食容器の一部破断した透
視斜視図である。
【符号の説明】
5 容器本体 7 容器蓋 8 開先部 9 容器本体内層厚肉強度材部 14 容器本体外層上部耐食材部 18 容器蓋内層厚肉強度材部 20 容器蓋外層上部耐食材部 25 耐食性中間材 26 初層裏波溶接部 28 中間材溶接部 29 仕上肉盛部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B23K 20/08 B23K 20/08 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工場加工の段階で、容器本体内層厚肉強
    度材部(9)に容器蓋内層厚肉強度材部(18)を落し
    蓋式に嵌合した状態で、容器本体内層厚肉強度材部
    (9)と容器蓋内層厚肉強度材部(18)の上面に耐食
    材を爆着加工することにより、容器本体内層厚肉強度材
    部(9)と容器蓋内層厚肉強度材部(18)に対して一
    度に容器本体外層上部耐食材部(14)と容器蓋外層上
    部耐食材部(20)を形成すると共に、容器本体内層厚
    肉強度材部(9)と容器蓋内層厚肉強度材部(18)と
    の間の部分に開先部(8)を形成して、容器本体(5)
    と容器蓋(7)とを構成しておき、 現場加工の段階で、容器本体(5)と容器蓋(7)との
    間に形成される開先部(8)に、奥側から容器本体外層
    上部耐食材部(14)と容器蓋外層上部耐食材部(2
    0)の位置に達しないレベルまで強度材を溶接肉盛し、
    その後、開先部(8)における容器本体外層上部耐食材
    部(14)と容器蓋外層上部耐食材部(20)の部分に
    耐食性中間材(25)を挿入配置して、耐食性中間材
    (25)と容器本体外層上部耐食材部(14)との間、
    及び、耐食性中間材(25)と容器蓋外層上部耐食材部
    (20)との間を耐食材で溶接して中間材溶接部(2
    8)を形成するようにしたことを特徴とする超厚肉耐食
    容器の製造方法。
  2. 【請求項2】 開先部(8)における容器本体外層上部
    耐食材部(14)と容器蓋外層上部耐食材部(20)の
    部分を一段低く形成しておき、最後に、開先部(8)の
    入口に耐食材を肉盛して仕上肉盛部(29)を形成する
    ようにした請求項1記載の超厚肉耐食容器の製造方法。
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