JPH1164322A - 分析装置及び分析用試験紙 - Google Patents

分析装置及び分析用試験紙

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JPH1164322A
JPH1164322A JP22589797A JP22589797A JPH1164322A JP H1164322 A JPH1164322 A JP H1164322A JP 22589797 A JP22589797 A JP 22589797A JP 22589797 A JP22589797 A JP 22589797A JP H1164322 A JPH1164322 A JP H1164322A
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JP
Japan
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analysis
test paper
reaction
sample
analyzer
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JP22589797A
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Hiroshi Kikuchi
宏 菊池
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の反射式光度計は、試験紙を試料に浸して
反応による発色を発生させ、この発色の程度を測定する
ものであったため、反応による発色を発生させるまでの
作業は人手により行われており、連続して自動的に分析
を行うことができなかった。 【解決手段】本発明では、長尺テープ2に試験シート2
1を貼付または長尺テープ2に直接試験領域を形成し、
この長尺テープ2を制御装置9により送り手段31、ガ
イドローラー33,34,35、巻き取り手段32によ
り反応槽4で反応させた後に分析手段1に送って分析す
るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体に含まれるイ
オン、元素、原子を分析する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液体に含まれるイオン、元素、原子を分
析する手法としては様々なものがあり、一部には工業用
としての使用が可能な装置も開発されているが、多くの
分析手法は工業用として使用するには困難な要素が多
い。
【0003】例えば吸光光度分析の手法は、物質が特定
の周波数の電磁波に共振し吸収することを利用して、外
部から照射した電磁波の吸収された周波数やその周波数
の電磁波が吸収された程度等を測定することにより、液
体に含まれる物質の種類や被測定物質の濃度等を求める
ものである。
【0004】また、イオンクロマトグラフィーによる手
法は、測定対象の液体をイオン交換樹脂を充填したセル
中に通過させ、液体に含まれるイオン物質毎に通過速度
が異なることを利用して測定対象の液体に含まれるイオ
ン物質の種類等を分析するものである。
【0005】イオン電極による手法は、一部工業用分析
装置として実用化されており、特定のイオンのみを選択
して反応し結果を出力するイオン選択性電極を用いて特
定イオンの分析を行うものである。反射式光度計による
手法は、液体試料を試験紙に浸して反応させ、その結果
試験紙が発色するその色の濃度を光学的に検出して分析
を行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記吸光光度分析にお
いては、現在のところ測定装置に分析対象の液体を所定
の容器に入れて分析装置にセットするバッチ処理形式の
ものが一般的であり、連続した分析は不可能である。
【0007】また、オペレーターを介して分析対象の液
体をセットしなければならないため自動化が困難で、ま
た例えば分析対象を入れるセルの洗浄及び洗浄度を判断
するのはオペレーターの目視や感覚に依るところが多い
ためオペレーターの作業内容によって得られる結果が左
右される可能性があるばかりでなく、測定結果の意味す
るところは人間の考察により読み取るため、程度の差は
あるものの測定者によって結果が左右される可能性があ
るという問題もあった。
【0008】前記イオンクロマトグラフィーによる手法
も上記方式と同様にオペレーターが装置の操作を行うも
のであるため自動化が困難で、また使用するカラムが高
価で洗浄して繰り返し使用するものであることから洗浄
の程度等の要因によって測定結果が影響を受ける可能性
があるだけでなく、測定結果を得るまでに時間がかかる
ことから工業用としては不適である。
【0009】前記イオン電極による手法には、連続測定
が可能である等工業用として有利な利点を備えてはいる
ものの、測定対象のイオンのみに反応する物質をイオン
毎に揃えることが必要であり、この物質の開発には膨大
な時間と費用が必要で、現在のところ測定可能なイオン
の種類は決して多くはない。
【0010】また、前記物質は特定のイオンだけでな
く、他のイオン(いわゆる妨害イオン)にも多少反応し
てしまうものであることが多く、この妨害イオンによる
反応が誤差となって測定結果に含まれてしまうという課
題も残っている。
【0011】前記反射式光度計による手法は、機械的に
行われるのは試験紙を光学的に読み取る工程のみで、測
定対象毎に異なる種類の試験紙を準備しなければなら
ず、また測定対象によっては予め測定対象の液体に試薬
を添加しておく必要がある等の人間が行わなければなら
ない前処理があり、さらに試験紙のロット毎に反応の程
度に差異があるためロット毎に測定結果を補正する必要
がある等の課題もあるが、測定可能な対象の種類が多く
装置としても比較的簡便なものでよいという利点があ
る。本発明は、上記課題を解決して自動で分析可能な分
析装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の請求項1記載の発明では、試料と試薬とを混
合して反応させ、その結果生じる発色状態を測定して前
記試料の分析を行う分析手段を備えて試料の分析を行う
分析装置において、分析対象の液体試料が付着すると前
記反応を生起し発色する反応領域が複数設けられた長尺
の分析用試験紙と、前記反応領域に分析対象の液体試料
を付着させて反応させる反応手段と、この反応手段で分
析対象の液体試料が付着した前記反応領域を前記分析用
試験紙を駆動して前記分析手段へ送る駆動手段を備えた
ことを特徴としている。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
分析装置において、前記分析用試験紙の前記反応領域が
設けられた位置に対応した前記分析用試験紙の位置に位
置決め用のマークが設けられ、前記駆動手段は当該マー
クを検出して前記分析用試験紙の駆動を制御するもので
あることを特徴としている。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
分析装置において、前記分析用試験紙上に設けられ前記
反応領域に関する情報が記録された記録部と、この記録
部に記録された情報を読み取る読み取り手段とを備え、
この読み取り手段で読み取った情報に基づいて前記分析
手段での分析結果を補正することを特徴としている。
【0015】請求項4記載の発明では、試料と試薬とを
混合して反応させ、その結果生じる発色状態を測定して
前記試料の分析を行う分析手段を備えて試料の分析を行
う分析装置において、分析対象の液体試料が付着すると
前記反応を生起し発色する長尺の分析用試験紙と、この
分析用試験紙に分析対象の液体試料を付着させて反応さ
せる反応手段と、この反応手段で分析対象の液体試料が
付着した前記分析用試験紙の部分を前記分析用試験紙を
駆動して前記分析手段へ送る駆動手段とを備えたことを
特徴としている。
【0016】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
分析装置において、前記分析用試験紙の液体試料が付着
した位置に対応した位置に位置決め用のマークが設けら
れ、前記駆動手段は当該マークを検出して前記分析用試
験紙の駆動を制御するものであることを特徴としてい
る。
【0017】請求項6記載の発明では、請求項4記載の
分析装置において、前記分析用試験紙上に設けられ当該
分析用試験紙に関する情報が記録された記録部と、この
記録部に記録された情報を読み取る読み取り手段とを備
え、この読み取り手段で読み取った情報に基づいて前記
分析手段での分析結果を補正することを特徴としてい
る。
【0018】請求項7記載の発明では、請求項1乃至6
記載の分析装置において、長尺の前記分析用試験紙がロ
ール状に巻かれた状態で収納され、光や外気から前記分
析用試験紙を保護するカートリッジを備えたことを特徴
としている。
【0019】請求項8記載の発明では、請求項7記載の
分析装置において、前記カートリッジに設けられ前記分
析用試験紙に関する情報が記録された記録部と、この記
録部に記録された情報を読み取る読み取り手段とを備
え、この読み取り手段で読み取った情報に基づいて前記
分析手段での分析結果を補正することを特徴としてい
る。
【0020】請求項9記載の発明では、光や外気から内
部を保護するカートリッジにロール状に巻かれた状態で
収納され、分析対象の液体試料が付着すると反応を生起
し発色する反応領域が複数設けられた長尺の分析用試験
紙であることを特徴としている。
【0021】請求項10記載の発明では、光や外気から
内部を保護するカートリッジにロール状に巻かれた状態
で収納され、分析対象の液体試料が付着すると反応を生
起し発色する長尺の分析用試験紙であることを特徴とし
ている。
【0022】請求項11記載の発明では、請求項9及び
10記載の分析用試験紙において、前記反応領域又は前
記分析用試験紙に関する情報が記録された記録部が前記
カートリッジに設けられたことを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明に関する実施の形態を、図
1〜図6を用いて説明する。図1は、本発明に係る分析
装置全体の構成を説明する構成図であり、分析手段1に
より長尺テープ2において生じた反応の結果である発色
状態を光学的に分析するものである。
【0024】長尺テープ2は、長尺テープ送り手段31
にローラー状に巻かれた状態で供給され、ここからガイ
ドローラー33,34,35を経由して分析手段1の中
を通過して長尺テープ巻き取り手段32により巻き取ら
れる。前記のガイドローラー33,34,35は反応槽
4の所定の深さまで前記長尺テープ2をガイドするよう
配置されている。
【0025】ポンプ5には、測定対象の試料が入ってい
る試料タンク81、反応試薬が入っている反応試薬タン
ク82,83、希釈液が入っている希釈液タンク84が
電磁弁71〜74を介して接続されており、これらタン
ク内の溶液が選択的に供給管6から反応槽4に供給され
るよう構成される。
【0026】また、反応槽4の底部にはドレン配管4
1、電磁弁75及びドレンタンク85が接続されてお
り、反応槽4で使用した試料等をドレンタンク85に排
出可能な構成となっている。
【0027】なお、図1記載の実施の形態ではポンプ5
及び供給管6を共通に使用する構成としたが、この構成
ではポンプ5及び供給管6に残留している意図しない液
同士の混合が生じることがあるため、これを避けるため
にポンプと供給管を前記各タンク毎に独立して設けても
よい。
【0028】そして上記の構成は、制御装置9により後
述する所定の手順に従って制御され、分析が行われる。
次に長尺テープ2の構成について図2〜図4を用いて説
明する。
【0029】図2〜図4記載の長尺テープ2には、ベー
スとなる長尺のテープに試験シート21及びデータ記録
部22が設けられて構成されたもので、図2(a)記載
のように試験シート21とデータ記録部22を長尺テー
プ2の送り方向に対して縦方向に並べて配置してもよい
し図2(b)記載のように横方向に並べて配置してもよ
い。ここで、データ記録部22は測定結果を補正するた
めに必要なデータがバーコード等により書き込まれてい
るものである。
【0030】現状では、試験シート21の特性を全て均
一にすることは困難で試験シート21を製造した際のロ
ット毎に特性が異なり、同じ試料を異なるロットの試験
シートで分析した場合にロット毎に発色の度合いに差が
生じてしまう。 このため、ロットが異なっても分析結
果が同一となるように補正するためのデータがシート等
にバーコードとして記録されて試験シートに添付されて
いるのが一般的である。
【0031】このため、本発明においては図2に示すよ
うに長尺テープ2に貼付された試験シート21の近傍に
当該試験シート21による分析結果を補正するに必要な
データを記録しておき、分析にはこのデータを読み取っ
て用いている。
【0032】図3は、本発明に係る長尺テープ2の実施
の一形態で、ロール状に巻かれたロール部24から所定
間隔で長尺テープ2上に設けられた試験シート21及び
データ記録部22を引き出して使用するものである。
【0033】このようにロール状に巻かれた長尺テープ
2を用いることにより、多数の試験シート21を自動化
可能な一定の手順で使用することが可能となるため、長
期に渡って自動的に分析を行うことが可能である。
【0034】この長尺テープ2には、試験シート21が
設けられたのと同じ間隔で長尺テープ2の端に切り欠き
23が設けられている。長尺テープ2は、試験テープ2
が反応槽4や分析手段1の所定の位置で停止するよう駆
動されなければならず、そのためには長尺テープ2を移
動させる図示しない駆動ローラー等の回転数から長尺テ
ープ2の移動量を求めても良いが、より確実を期すため
には上記のように試験シート21が設けられた間隔と同
一間隔で長尺テープ2に切り欠き等のマークを付してお
き、このマークを検出することによって移動距離を求め
るようにすることが望ましい。
【0035】また、長尺テープ2の試験シート21が設
けられた位置にだけ切り欠きを設けても試験シート21
を所定の場所へ駆動し停止させることに利用可能であ
る。図4は試験シートを3種類貼付した例で、21a,
21b,21cのそれぞれが異なる物質と反応するもの
で、貼付する試験シートの種類は必要に応じて増減させ
てもよい。
【0036】さらに、図2,3,4記載の例では試験シ
ート毎にデータ記録部22を設けているが、前述のよう
に同じロットの試験シートであれば同じ補正が適用でき
るので、シート毎でなくとも例えばロットが切り替わる
部分等の必要な部分にデータ記録部22を設けておくだ
けでもよい。
【0037】また、図2,3,4記載の例では長尺テー
プ2に試験シート21を貼付しているが、長尺テープ2
の一部分に試験シートと同じ反応を起こすことが可能な
反応領域を直接作り込んでおいてもよいが、以後の説明
は便宜上試験シート21を長尺テープ2に貼付した例に
ついて説明を進める。
【0038】図3記載のロール部24は図1記載の送り
手段31にセットされ、そこから引き出された長尺テー
プ2はガイドローラー33,34,35を経由して分析
手段1に送られて分析され、最後に巻き取り手段32に
巻き取られて収納される。
【0039】分析手段1は図5記載のように、発光部1
2から試験シート21表面に光aを照射してその反射光
bを受光部13で受光し、その信号を分析部15へ出力
する。
【0040】また、データ読み取り手段14はデータ記
録部22に記録されているデータを読み取って分析部1
5へ出力し、分析部15は受光部13からの信号とデー
タ読み取り手段14からの信号に基づいて分析を行いそ
の結果を出力信号線11に出力する。
【0041】図5記載の構成は、発光部12と受光部1
3を一対設けたものであるが、図4記載の長尺テープ2
のように複数の試験シート21a,21b,21cが設
けられている場合には、少なくとも受光部13は試験シ
ートの数に応じて設けることが望ましい。
【0042】次に動作を説明する。制御装置9は、送り
手段31及び巻き取り手段32を制御して長尺テープ2
の試験シート21が反応槽4の下部に位置するよう長尺
テープ2を移動させて停止させる。
【0043】次いで制御装置9は試料タンク81の電磁
弁71を開にする信号を信号線711により送り、他の
電磁弁72〜75を閉にする信号をそれぞれ対応する信
号線721〜751により送る。 この状態で制御装置
9は信号線51によりポンプ5に駆動信号を送り、ポン
プ5は開となっている電磁弁71に接続された試料タン
ク81から試料を供給管6を通して反応槽4に所定量供
給する。この際に供給する試料の量は、少なくとも前述
の試験シート21が試料に接する深さまで供給すれば十
分である。 なお、反応槽4での反応には試料に別途試
薬を添加したり希釈したりする必要のあるものがある
が、その場合には必要に応じて試薬タンク82,83の
電磁弁72,73及び希釈液タンク84の電磁弁74を
前記と同様に開にして反応槽4に供給すればよい。
【0044】この状態で試験シート21が試料と反応す
るに十分な時間放置した後、制御装置9は再び送り手段
31及び巻き取り手段32を制御して長尺テープ2上の
反応後の試験シート21が分析部1での分析に必要な位
置となるまで長尺テープ2を移動させ、分析部1で前述
のように反応後の試験シート21に光を照射してその反
射光から分析結果を得る。
【0045】この際、長尺テープ2に図3記載のように
所定間隔で切り欠き23を設けておき、その切り欠き2
3を検出する手段を例えば分析部1に設けてその検出信
号を制御装置9に送るよう構成しておけば、長尺テープ
2の目的とする試験シートの部分を反応槽4や分析部1
等の所定部分へ移動・停止させることを高精度で行うこ
とが可能である。
【0046】なお、使用後の反応槽4の試料等は制御装
置9により電磁弁75を開に制御してドレン配管41か
らドレンタンク85に自由落下で排出する。図6は、図
3,4記載の長尺テープ2のロール部24をカートリッ
ジ25に収納したものである。
【0047】長尺テープ2に貼付する試験シート21に
は、光や空気にさらされると劣化して本来の反応を示さ
なくなるものがあり、遮光及び密封した状態で保管され
ることが望ましい。
【0048】図6記載のカートリッジ25は、写真フィ
ルムを収納するパトローネのように長尺テープ2を出し
入れする部分にフェルトやブラシ等を設けてできるだけ
外光や外気がカートリッジ25内部に侵入させない構成
となっており、図1記載の送り手段31にセットされて
使用される。
【0049】このカートリッジ25には回転部26が設
けられており、長尺テープ2を所定の位置へ停止させる
際には前記回転部26を送り手段31で回転させること
により停止位置の調整を行うことが可能である。
【0050】また、試験シート21を劣化させるものと
しては空気中の酸素が顕著であるので、カートリッジ2
5内部に脱酸素剤等のように酸素を吸着する物質を入れ
ておけば効果的である。
【0051】なお、図としては記載していないが、長尺
テープ2全体を長尺の試験シートとしてもよく、また長
尺テープ2とは別体の試験シート21を長尺テープ2に
貼付するのではなく長尺テープ2の所定部分に試験シー
ト21と同じ機能を持たせた反応領域を直接形成しても
よい。
【0052】このように長尺テープ2全体を試験シート
とした場合や長尺テープ2に直接反応領域を形成した場
合には、長尺テープ2を製造する際に試験シート21を
貼付する工程を削減することができる。
【0053】さらに、図6記載のように長尺テープ2を
カートリッジ25に収納した場合に、収納した長尺テー
プ2全体の試験シート21や反応領域が同一ロットのも
のにしてカートリッジ25にデータ記録部を設ければ前
述のように長尺テープ2にデータ記録部22を設ける必
要がなくなる。
【0054】この場合、特に図2(a)記載のように試
験シート21とデータ記録部22を縦方向に配置した場
合に比べて試験シート21を設ける密度を高めることが
可能になるため、より多くの分析を行うことが可能でカ
ートリッジ25交換の頻度を低減させることが可能であ
る。
【0055】本実施例によれば、試験シート21を長尺
テープ2に貼付して連続して供給可能とし、その長尺テ
ープ2の移動方向に沿って反応槽4と分析手段1を設
け、制御装置9によってそれらの動作を制御するように
構成したので、一連の分析手順を人手を介さず自動化が
可能となった。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、反射式光度計を用いた
測定において、従来では反応までの作業を人手に依って
いたが、連続して自動で行うことができるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分析装置の実施例を説明する構成
図。
【図2】本発明に係る長尺シートの構成を説明する構成
図。
【図3】本発明に係る長尺シートの構成を説明する構成
図。
【図4】本発明に係る長尺シートの構成を説明する構成
図。
【図5】本発明に係る分析装置における分析手段の構成
を説明する構成図。
【図6】本発明に係る長尺シートの構成を説明する構成
図。
【符号の説明】
1…分析手段,12…発光部,13…受光部,14…デ
ータ読み取り手段,15…分析部,2…長尺テープ,2
1…試験シート,22…データ記録部,25…カートリ
ッジ,31…送り手段,32…巻き取り手段,4…反応
槽,5…ポンプ,81…試料タンク,82,83…反応
試薬タンク,84…希釈液タンク,9…制御装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料と試薬とを混合して反応させ、その
    結果生じる発色状態を測定して前記試料の分析を行う分
    析手段を備えて試料の分析を行う分析装置において、分
    析対象の液体試料が付着すると前記反応を生起し発色す
    る反応領域が複数設けられた長尺の分析用試験紙と、前
    記反応領域に分析対象の液体試料を付着させて反応させ
    る反応手段と、この反応手段で分析対象の液体試料が付
    着した前記反応領域を前記分析用試験紙を駆動して前記
    分析手段へ送る駆動手段を備えたことを特徴とする分析
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の分析装置において、前記
    分析用試験紙の前記反応領域が設けられた位置に対応し
    た前記分析用試験紙の位置に位置決め用のマークが設け
    られ、前記駆動手段は当該マークを検出して前記分析用
    試験紙の駆動を制御するものであることを特徴とする分
    析装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の分析装置において、前記
    分析用試験紙上に設けられ前記反応領域に関する情報が
    記録された記録部と、この記録部に記録された情報を読
    み取る読み取り手段とを備え、この読み取り手段で読み
    取った情報に基づいて前記分析手段での分析結果を補正
    することを特徴とする分析装置。
  4. 【請求項4】 試料と試薬とを混合して反応させ、その
    結果生じる発色状態を測定して前記試料の分析を行う分
    析手段を備えて試料の分析を行う分析装置において、分
    析対象の液体試料が付着すると前記反応を生起し発色す
    る長尺の分析用試験紙と、この分析用試験紙に分析対象
    の液体試料を付着させて反応させる反応手段と、この反
    応手段で分析対象の液体試料が付着した前記分析用試験
    紙の部分を前記分析用試験紙を駆動して前記分析手段へ
    送る駆動手段とを備えたことを特徴とする分析装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の分析装置において、前記
    分析用試験紙の液体試料が付着した位置に対応した位置
    に位置決め用のマークが設けられ、前記駆動手段は当該
    マークを検出して前記分析用試験紙の駆動を制御するも
    のであることを特徴とする分析装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の分析装置において、前記
    分析用試験紙上に設けられ当該分析用試験紙に関する情
    報が記録された記録部と、この記録部に記録された情報
    を読み取る読み取り手段とを備え、この読み取り手段で
    読み取った情報に基づいて前記分析手段での分析結果を
    補正することを特徴とする分析装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の分析
    装置において、長尺の前記分析用試験紙がロール状に巻
    かれた状態で収納され、光や外気から前記分析用試験紙
    を保護するカートリッジを備えたことを特徴とする分析
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の分析装置において、前記
    カートリッジに設けられ前記分析用試験紙に関する情報
    が記録された記録部と、この記録部に記録された情報を
    読み取る読み取り手段とを備え、この読み取り手段で読
    み取った情報に基づいて前記分析手段での分析結果を補
    正することを特徴とする分析装置。
  9. 【請求項9】 光や外気から内部を保護するカートリッ
    ジにロール状に巻かれた状態で収納され、分析対象の液
    体試料が付着すると反応を生起し発色する反応領域が複
    数設けられた長尺の分析用試験紙。
  10. 【請求項10】 光や外気から内部を保護するカートリ
    ッジにロール状に巻かれた状態で収納され、分析対象の
    液体試料が付着すると反応を生起し発色する長尺の分析
    用試験紙。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10記載の分析用試験紙
    において、前記反応領域又は前記分析用試験紙に関する
    情報が記録された記録部が前記カートリッジに設けられ
    たことを特徴とする分析用試験紙。
JP22589797A 1997-08-22 1997-08-22 分析装置及び分析用試験紙 Pending JPH1164322A (ja)

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