JPH1163984A - 津波検知システム - Google Patents
津波検知システムInfo
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- JPH1163984A JPH1163984A JP9226918A JP22691897A JPH1163984A JP H1163984 A JPH1163984 A JP H1163984A JP 9226918 A JP9226918 A JP 9226918A JP 22691897 A JP22691897 A JP 22691897A JP H1163984 A JPH1163984 A JP H1163984A
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- measurement
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A90/00—Technologies having an indirect contribution to adaptation to climate change
- Y02A90/10—Information and communication technologies [ICT] supporting adaptation to climate change, e.g. for weather forecasting or climate simulation
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- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
Abstract
接に測定して、確実に津波を検知し得る津波検知システ
ムを提供する。 【解決手段】アンテナを含む第1GPS受信機が設けら
れた基地局と、海面に浮遊されるとともにアンテナ32
を含む第2GPS受信機33が設けられた計測用ブイ4
とから構成し、この計測用ブイ4に、基地局側から送信
された基準データおよび第2GPS受信機33で得られ
た測定データを使用してリアルタイム・キネマティック
方式により、計測用ブイ4の位置データを演算する演算
処理部およびこの演算処理部で求められた位置データを
基地局側に送信する第2データ送信機34を設け、かつ
この位置データに基づき、津波の有無を判断する判断処
理部を具備したものである。
Description
に関するものである。
場合には、津波が発生する虞れがあり、このような場合
には、早急に、そのことを沿岸の住民に知らせる必要が
ある。
源までの距離と、地震の大きさ(マグニチュード)を、
予め、経験的に作成された判定表に基づき、津波の発生
とその到達時刻が予測され、この予測により、津波の警
報が出されていた。
の予測に使用される判定表は、かなり大きい地震を予測
して作成されたものであり、例えば急激に海底の地形が
変化する一般的な地震に適用し得るものである。したが
って、例えば地殻変動が、数十秒というように、比較的
緩やかにかつ大きく変動した場合には、津波が発生する
虞れが十分あるのにも拘わらず、津波が発生するほどの
地震ではないと判断されて、津波の警報が出されないと
いう問題があった。
く、海面の変化を直接に測定して、確実に、津波を検知
し得る津波検知システムを提供することを目的とする。
に、本発明の第1の手段は、アンテナを含む第1GPS
受信機が設けられた陸上局と、海面に浮遊されるととも
にアンテナを含む第2GPS受信機が設けられた計測用
浮体とから構成し、上記計測用浮体に、陸上局側から送
信された基準データおよび第2GPS受信機で得られた
測定データを使用してキネマティック方式により、計測
用浮体の位置データを演算する演算処理部およびこの演
算処理部で求められた位置データを陸上局側に送信する
送信機を設け、かつこの位置データに基づき、津波の有
無を判断する判断処理部を具備した津波検知システムで
ある。
含む第1GPS受信機が設けられた陸上局と、海面に浮
遊されるとともにアンテナを含む第2GPS受信機が設
けられた計測用浮体とから構成し、上記陸上局に、この
陸上局で得られた基準データおよび計測用浮体に設けら
れた送信機から送信された測定データを使用してキネマ
ティック方式により、計測用浮体の位置データを演算す
る演算処理部を設け、かつこの位置データに基づき、津
波の有無を判断する判断処理部を具備した津波検知シス
テムである。
知システムによると、計測用浮体の変位をGPSによ
り、キネマティック方式を使用して測定するようにした
ので、非常に精度良く測定することができ、したがって
津波の発生を確実に検知することができる。
含む第1GPS受信機が設けられた陸上局と、海面に浮
遊されるとともにアンテナを含む第2GPS受信機が設
けられた計測用浮体とから構成し、上記計測用浮体に、
第2GPS受信機で得られた測定データを陸上局から送
信された補正データに基づき補正して計測用浮体の位置
データを演算する演算処理部およびこの演算処理部で求
められた位置データを陸上局側に送信する送信機を設
け、かつこの位置データに基づき、津波の有無を判断す
る判断処理部を具備した津波検知システムである。
を含む第1GPS受信機が設けられた陸上局と、海面に
浮遊されるとともにアンテナを含む第2GPS受信機が
設けられた計測用浮体とから構成し、上記陸上局に、こ
の陸上局で求められた補正データにより、計測用浮体に
設けられた送信機から送信された測定データを補正して
計測用浮体の位置データを演算する演算処理部を設け、
かつこの位置データに基づき、津波の有無を判断する判
断処理部を具備した津波検知システムである。
知システムによると、計測用浮体の変位をGPSによる
補正データを用いた方式、すなわちディファレンシャル
方式を用いて測定するようにしたので、精度良く測定す
ることができ、したがって津波の発生を確実に検知する
ことができる。
におけるGPS津波検知システムを、図1〜図3に基づ
き説明する。
S津波検知システムの概略構成を示すものである。図1
において、1は地球の回りの所定軌道を移動する5個の
GPS衛星2を利用して、陸上に設けられた観測基地局
(陸上局)3および所定海域の海面(水面でもよい)に
浮遊された津波計測用ブイ(計測用浮体)4の位置すな
わち変位を測定して、津波の発生の有無を検知する津波
検知システムであり、この津波検知システム1における
測位方式として、リアルタイム・キネマティック(RT
K)方式が採用されている。
衛星2からの衛星電波を受けるアンテナ11に接続され
て、衛星電波を入力して基準局となる基地局3の位置
[正確にはアンテナの設置位置(緯度、経度、高度)]
すなわち基準データを演算により求める演算処理部(図
示せず)が含まれた第1GPS受信機12と、この第1
GPS受信機12で求められた基準データを、上記津波
計測用ブイ(以下、計測用ブイという)4に送信するた
めの第1データ送信機13と、上記計測用ブイ4から送
信されたデータ(後述する)を受信する第1データ受信
機14と、この第1データ受信機14で受信されたデー
タを記録するための記録部(例えば、コンピュータが使
用される)15とが具備されている。
4は、所定海域の海底に沈められたアンカー21と、こ
のアンカー21にチェーンなどの索体22を介して連結
されるとともにウエイト23が取り付けられたブイ本体
24と、このブイ本体24に設けられた計測機器25と
から構成されている。
れた基準データを受信する第2データ受信機31と、各
衛星2からの衛星電波を受けるアンテナ32に接続され
て、衛星電波を入力して計測用ブイ4の位置[正確には
アンテナの設置位置(緯度、経度、高度)]を測定する
とともに上記基準データとこの測定データとに基づき基
線ベクトルおよび基線ベクトルからの変位ベクトルを演
算する演算処理部(図示せず)が含まれた第2GPS受
信機33と、この第2GPS受信機33で求められた計
測用ブイ4の変位ベクトルすなわち変位データを基地局
3に送信するための第2データ送信機34とから構成さ
れている。なお、第2GPS受信機33で求められた変
位データを、第2データ送信機34に送る際に、一時的
に記憶しておく記憶部(例えば、コンピュータが使用さ
れる)35が設けられている。
イ4から送信された変位データを入力して、津波の有無
を判断する判断処理部(図示しないが、コンピュータが
使用される)が具備されており、この判断処理部での判
断結果が、所定箇所に出力されるように構成されてい
る。
び受信機の駆動用バッテリーについては言及しなかった
が、図2および図3に示すように、それぞれバッテリー
が設けられている(後述する第2の実施の形態において
も同じ)。
知方法について説明する。陸上に設けられた基地局3に
おいては、第1GPS受信機12にて、基地局3の位置
が測定されるとともに、この位置データが基準データと
して第1データ送信機13から計測用ブイ4の第2デー
タ受信機31を経て第2GPS受信機33に送られる。
イ本体24の位置が測定されれるとともに、この位置デ
ータと基地局3から送られてきた基準データに基づき基
線ベクトルが求められ、さらに所定間隔置きに(例え
ば、1秒間隔)得られるブイ本体24の位置データに基
づき上記基線ベクトルに対する変位ベクトルが演算され
て、ブイ本体24すなわち計測用ブイ4の正確な位置が
リアルタイムで求められる。
ータすなわち変位データが、基地局3側に送信され、基
地局3の判断処理部にて、計測用ブイ4の変位すなわち
海面の変動が津波によるものかどうかが判断され、津波
であると判断された場合には、所定箇所に津波発生の警
報が送られる。
により、特にリアルタイム・キネマティック方式を使用
して測定するようにしたので、非常に精度良く、すなわ
ち海面が数センチ変動した場合でも測定することがで
き、津波の発生を確実に検知することができる。
S受信機33に、衛星電波を受信して位置の測定データ
を得るGPSセンサ部の他に、キネマティック方式の各
演算を行う演算処理部を一緒に配置したが、勿論、キネ
マティック方式の演算を行うための演算処理部を別個に
設けることもできる。
断処理部を具備させたものとして説明したが、勿論、基
地局3とは異なる他の陸上局に、計測用ブイ4の変位デ
ータを送り、そこで判断処理を行わせることもできる。
おける位置データを基準データとして計測用ブイ4に送
り、第2GPS受信機33において、基線ベクトルを求
めるとともにこの基線ベクトルに対する計測用ブイ4の
変位ベクトルを求めるようにしたが、例えば逆に、基地
局3にリアルタイムにて計測用ブイ4の位置データを送
信し、基地局3側にてキネマティック方式の演算を行
い、計測用ブイ4の変位を求めるようにしてもよい。
GPS津波検知システムを、図4および図5に基づき説
明する。上記第1の実施の形態においては、計測用ブイ
の位置、すなわち変位を求める方式として、リアルタイ
ム・キネマティック方式を利用したが、本第2の実施の
形態では、ディファレンシャル方式を利用したものであ
る。
(陸上局)51には、各GPS衛星からの衛星電波を受
けるアンテナ52に接続されて、衛星電波を入力して基
地局51の位置を測定して測定データを得るとともに、
この測定データと予め求められている正確な位置データ
とにより、補正データを演算により求める演算処理部
(図示せず)が含まれた第1GPS受信機53と、この
第1GPS受信機53で求められた補正データを、津波
計測用ブイ(以下、計測用ブイといい、図5に示す)6
1に送信するための第1データ送信機54と、上記計測
用ブイ61から送信されたデータ(後述する)を受信す
る第1データ受信機55とが具備されている。
ように、所定海域の海底に沈められたアンカー71と、
このアンカー71にチェーンなどの索体72を介して連
結されるとともにウエイト73が取り付けられたブイ本
体74と、このブイ本体74に設けられた計測機器75
とから構成されている。
された補正データを受信する第2データ受信機62と、
各衛星からの衛星電波を受けるアンテナ63に接続され
て、衛星電波を入力して計測用ブイ61の位置[正確に
はアンテナの設置位置(緯度、経度、高度)]を測定す
るとともにこの測定データと上記補正データとに基づき
正確な計測用ブイ61の位置データを演算により求める
演算処理部(図示せず)が含まれた第2GPS受信機6
4と、この第2GPS受信機64で求められた計測用ブ
イ61の位置データを基地局51に送信するための第2
データ送信機65とから構成されている。なお、この計
測機器75は、アンテナを除いて、他の機器類は全てブ
イ本体内に配置されるが、勿論、必要に応じて、ブイ本
体の上部に配置することもできる。
1から送信された位置データを入力して、津波の有無を
判断する判断処理部(図示しないが、コンピュータが使
用される)が具備されており、この判断処理部での判断
結果が、所定箇所に出力されるように構成されている。
知方法について説明する。陸上に設けられた基地局51
においては、第1GPS受信機53にて、基地局51の
位置が測定されるとともに、この測定データと予め求め
られている位置データとに基づき、補正データが演算に
より求められて、第1データ送信機54から計測用ブイ
61の第2データ受信機62を経て第2GPS受信機6
4に送られる。
イ本体74の位置が測定されれるとともに、基地局51
から送られてきた補正データに基づき正確な位置データ
が所定間隔置きに(例えば、1秒間隔)、すなわちリア
ルタイムで演算により求められる。
地局51側に送信され、基地局51の判断処理部にて、
計測用ブイ61の変位すなわち海面の変動が津波による
ものかどうかどうかが判断され、津波であると判断され
た場合には、所定箇所に津波発生の警報が送られる。
Sによるディファレンシャル方式を用いて測定するよう
にしたので、精度良くリアルタイムで測定することがで
き、したがって津波の発生を確実に検知することができ
る。
受信機64に、衛星電波を受信して位置の測定データを
得るGPSセンサ部の他に、ディファレンシャル方式に
必要な各演算を行う演算処理部を一緒に配置したが、勿
論、ディファレンシャル方式の演算を行うための演算処
理部を別個に設けることもできる。
たものとして説明したが、勿論、他の陸上固定局に、計
測用ブイ61の位置データを送り、そこで判断処理を行
わせることもできる。
データを計測用ブイ61側に送り、第2GPS受信機6
4において測定された測定データを補正するようにした
が、例えば逆に、基地局51にリアルタイムで計測用ブ
イ61の測定データを送信し、そして基地局51側にて
補正を行い、計測用ブイ61の変位を求めるようにして
もよい。
4を索体72を介してアンカー71に連結して係留させ
たが、アンカーに係留させずに、例えば定点保持機構を
使用して、動的にその位置を保持させるように構成して
もよい。
によると、GPSを利用して、計測用浮体の位置をキネ
モティック方式または補正データを用いたディファレン
シャル方式で測定して、海面の変位を検出するようにし
たので、地震と判断されないような地殻変動により発生
するような津波でも、確実に検知することができる。
ステムの概略構成を示す断面図である。
る観測基地局側の構成を示すブロック図である。
る計測用ブイの構成を示すブロック図である。
における観測基地局側の構成を示すブロック図である。
る計測用ブイの構成を示すブロック図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 アンテナを含む第1GPS受信機が設け
られた陸上局と、海面に浮遊されるとともにアンテナを
含む第2GPS受信機が設けられた計測用浮体とから構
成し、上記計測用浮体に、陸上局側から送信された基準
データおよび第2GPS受信機で得られた測定データを
使用してキネマティック方式により、計測用浮体の位置
データを演算する演算処理部およびこの演算処理部で求
められた位置データを陸上局側に送信する送信機を設
け、かつこの位置データに基づき、津波の有無を判断す
る判断処理部を具備したことを特徴とする津波検知シス
テム。 - 【請求項2】 アンテナを含む第1GPS受信機が設け
られた陸上局と、海面に浮遊されるとともにアンテナを
含む第2GPS受信機が設けられた計測用浮体とから構
成し、上記陸上局に、この陸上局で得られた基準データ
および計測用浮体に設けられた送信機から送信された測
定データを使用してキネマティック方式により、計測用
浮体の位置データを演算する演算処理部を設け、かつこ
の位置データに基づき、津波の有無を判断する判断処理
部を具備したことを特徴とする津波検知システム。 - 【請求項3】 アンテナを含む第1GPS受信機が設け
られた陸上局と、海面に浮遊されるとともにアンテナを
含む第2GPS受信機が設けられた計測用浮体とから構
成し、上記計測用浮体に、第2GPS受信機で得られた
測定データを陸上局から送信された補正データに基づき
補正して計測用浮体の位置データを演算する演算処理部
およびこの演算処理部で求められた位置データを陸上局
側に送信する送信機を設け、かつこの位置データに基づ
き、津波の有無を判断する判断処理部を具備したことを
特徴とする津波検知システム。 - 【請求項4】 アンテナを含む第1GPS受信機が設け
られた陸上局と、海面に浮遊されるとともにアンテナを
含む第2GPS受信機が設けられた計測用浮体とから構
成し、上記陸上局に、この陸上局で求められた補正デー
タにより、計測用浮体に設けられた送信機から送信され
た測定データを補正して計測用浮体の位置データを演算
する演算処理部を設け、かつこの位置データに基づき、
津波の有無を判断する判断処理部を具備したことを特徴
とする津波検知システム。
Priority Applications (1)
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JP22691897A JP3803177B2 (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | 津波検知システム |
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ID=16852647
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