JPH1163954A - 三次元形状の計測装置 - Google Patents

三次元形状の計測装置

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JPH1163954A
JPH1163954A JP9243338A JP24333897A JPH1163954A JP H1163954 A JPH1163954 A JP H1163954A JP 9243338 A JP9243338 A JP 9243338A JP 24333897 A JP24333897 A JP 24333897A JP H1163954 A JPH1163954 A JP H1163954A
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irradiated
dimensional shape
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Naoya Murota
直哉 室田
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計測の迅速化を課題とする。 【解決手段】 三次元形状の測定対象物Sに対して照射
光を照射する光照射手段と、照射光が照射された測定対
象物Sを撮像する撮像手段11と、この撮像手段11で
撮像された光投影画像に基づいて測定対象物Sの座標を
算出する画像処理手段51とを備えた三次元形状の計測
装置10において、光照射手段を複数有すると共に,こ
れら光照射手段1A,1Bがいずれも測定対象物Sに対
して異なる方向から照射光を照射し、当該各光照射手段
1A,1Bから照射する照射光をいずれも異なる波長に
設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三次元形状の測定
装置に係り、特に、照射光の走査により非接触で三次元
形状の計測を行う三次元形状の計測装置に関する。
【0002】このような三次元計測装置は、製品の検査
を自動化するために開発された手法であり、製品の立体
形状検査、寸法測定、組み立てよう位置決めなどの一般
にロボット・ビジョンと呼ばれる分野で用いられる。さ
らに、四輪や二輪などのクレイモデルの形状をCADに
入力するための装置への応用も考えられる。
【0003】
【従来の技術】従来の三次元形状の計測装置100は、
図8に示すように、測定対象物Sに対して一方向から照
射光を照射する単一の光照射手段101と、三角測量法
を利用して測定対象物Sまでの距離を測定する撮像手段
102とを有していた。
【0004】しかしながら、この三次元形状の計測装置
100では、測定対象物Sに対して一方向からしか照射
光の照射が行われないため、照射光が照射されない死角
が生じ易く、測定対象物Sの形状を正確に算出できない
という不都合があった。
【0005】そこで、この不都合を改善するために、測
定対象物Sに対して互いに異なる二方向から照射光を照
射し、それぞれの照射像を撮像することにより、照射光
の照射されない死角の低減を図っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、同時に二方向から照射光を照射した場
合、各照射光がいずれの方向から照射されたものである
が区別が付けられないため、各方向ごとに個別に照射光
を照射してそれぞれ個別に照射像を撮像しなければなら
ず、このため、測定に二倍の時間を要するという不都合
を有していた。
【0007】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、撮像の死角を低減し且つ測定時間を短縮
し得る三次元形状の計測装置を提供することを、その目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、三次元形状の測定対象物に対して照射光を照射する
光照射手段と、照射光が照射された測定対象物を撮像す
る撮像手段と、この撮像手段で撮像された光投影画像に
基づいて測定対象物の座標を算出する画像処理手段とを
備えた三次元形状の計測装置において、光照射手段を複
数有すると共に,これら光照射手段がいずれも測定対象
物に対して異なる方向から照射光を照射し、当該各光照
射手段から照射する照射光をいずれも異なる波長に設定
するという構成を採っている。
【0009】上記構成では、測定対象物に対して複数方
向から照射光が照射される。このとき、各光照射手段
は、互いに一つの照射光の照射領域の死角となる領域に
他の照射光を照射する。
【0010】また、これらの照射光の照射は同時に行わ
れ、各照射光の照射により形成される測定対象物の表面
上の像は、その波長の違いから、撮像手段により個別に
撮像される。
【0011】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明と同様の構成を備えると共に、光照射手段の個体数
を二又は三に設定し、当該各光照射手段の照射光を赤,
緑,青のいずれかの色彩に対応する波長に設定するとい
う構成を採っている。
【0012】上記構成の場合も同様に、各照射光の走査
は同時に行われ、各照射光の照射により形成される測定
対象物の表面上の像は、その波長の違いから、撮像手段
により個別に撮像される。
【0013】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明と同様の構成を備えると共に、撮像手段は、各光照
射手段の照射光の色彩に対応する波長の光を個別に受光
する撮像素子を備えるという構成を採っている。
【0014】上記構成では、前述した各色彩の照射光を
一つの撮像手段により各撮像素子で個別且つ同時に撮像
される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明による一実施形態の構
成を示すブロック図である。本実施形態は、いわゆる時
系列空間コード化法(例えば、「三次元画像計測,井口
征士,佐藤宏介,1992,昭晃堂」)を利用した三次
元形状の計測装置10を示している。即ち、測定対象物
Sの表面上に、位相,ピッチの異なるいくつかのストラ
イプ・パターンを、照射光としてのスリット光の走査に
よって投影し、空間をコード化する。
【0016】図1に示すように、本実施形態は、三次元
形状の測定対象物Sに対してスリット光を照射する二つ
の光照射手段1A,1Bと、これら光照射手段1A,1
Bによってスリット光が照射された測定対象物Sを撮像
する撮像手段11と、この撮像手段11で撮像されたス
リット光投影画像に基づいて空間コード化画像を生成す
ると共に当該空間コード化画像に基づいて当該測定対象
物の座標を算出する画像処理手段(画像処理プロセッ
サ)51とを備えている。
【0017】以下各部を詳説すると、まず、各光照射手
段1A,1Bは、スリット光の幅を順次変化させる空間
コード化パターンに基づいて幅の異なる複数種のスリッ
ト光の照射を測定対象物Sに対して行う。
【0018】これら各光照射手段1A,1Bは、撮像手
段11の撮像タイミングと同期してレーザ光を点滅させ
ながら出力するレーザ光源31A,31Bと、このレー
ザ光源31A,31Bの点滅周期を空間コード化パター
ンとに基づいて変化させるレーザ光源駆動制御部(レー
ザドライバ)42A,42Bと、レーザ光源31A,3
1Bからのレーザ光を撮像手段11の露光時間内に走査
する走査手段20A,20Bとを備えている。
【0019】これらレーザ光源31A,31Bは、半導
体レーザであり、可視光を発生する外部パルス同期型の
点滅駆動タイプのもので、外部からの矩形波信号に正確
に同期して点滅する。このレーザ光は、先端の変換レン
ズ32A,32Bにより、均一な照度分布を持ったスリ
ット光に変換される。
【0020】各走査手段20A,20Bは、各レーザ光
源31A,31Bからのレーザ光を偏向し測定対象物S
の表面上にスリット光を投影するミラー22A,22B
と、このミラー22A,22Bを駆動するガルバノスキ
ャナ21A,21Bとを備える。このガルバノスキャナ
21A,21Bは、後述するフィールド識別信号14に
同期した三角波発生器43A,43Bからの駆動信号に
より、スキャナドライバ41A,41Bによって回動運
動を行う。また、同様にフィールド識別信号14に同期
した時系列空間コード化パターン発生器44A,44B
からの時系列信号は、レーザドライバ42A,42Bに
よりレーザ光源31A,31Bを点滅させる。
【0021】上述の各光照射手段1A,1Bは、撮像手
段11を挟んで対称にその両側に配設されており、測定
対象物Sに対して互いに異なる方向からスリット光を照
射し、陰となる死角領域の低減を図っている。また、こ
れら各光照射手段1A,1Bから照射するスリット光
を、それぞれ赤,緑,青のいずれかの色彩に対応する波
長に設定した。即ち、本実施形態では、光照射手段1A
のスリット光Rを赤色,光照射手段1Bのスリット光G
を緑色とした。
【0022】次に、撮像手段11について説明する。本
実施形態では、撮像手段11として、フィールド蓄積モ
ードで動作するCCDカラーカメラ11を用いており、
各フィールドの露光時間が1/60秒となるようにフィ
ールド蓄積のインターレースモードで駆動する。即ち、
1フレームの撮像が終了するたびにCCDカラーカメラ
11は、映像信号を画像処理プロセッサ51に出力す
る。
【0023】このCCDカラーカメラ11は、RGB
(赤色,緑色,青色)に個別に対応する撮像素子を備え
ており、各撮像素子にはそれぞれ赤色,緑色,青色の波
長の光のみ通過させるバンドパスフィルタが設けられて
いる。本実施形態では、これらの撮像素子の内,赤色及
び緑色の光に対応する撮像素子のみが使用される。図2
は、各撮像素子により撮像されるスリット光R,Gを示
している。
【0024】このCCDカラーカメラ11は、映像信号
と同周期でフィールド識別信号14を出力する。前述し
たレーザドライバ42A,42Bは、このフィールド識
別信号14に同期してレーザ光の点滅時間を制御する点
滅時間制御機能を備えている。
【0025】CCDカラーカメラ11の映像信号は、各
色の撮像端子ごとに複合ビデオ信号として画像処理プロ
セッサ51に入力される。この画像処理プロセッサ51
は、二値化、画像間論理演算などの画像処理が実時間で
実行できる汎用タイプのものを用いている(例えば、SH
ARP GPB-J等)。画像処理プロセッサ51では、これら
の各複合ビデオ信号を512×480画素、8ビット輝
度信号にデジタル化すると共に、これらデジタル信号を
合成する。このデジタル信号は、パーソナルコンピュー
タ61に取り込まれる。パーソナルコンピュータ61は
画像モニタ62を有し、デジタイズされた映像は当該画
像モニタ62に表示する。
【0026】さらに、本実施形態では、CCDカラーカ
メラ11が、一方及び他方の2つのフィールドを有する
と共に、当該一方のフィールドでパターン露光を行う露
光制御機能を備えている。そして、画像処理プロセッサ
51が、CCDカラーカメラ11の一方のフィールドで
露光した画像データを当該CCDカラーカメラ11が他
方のフィールドを走査する間に空間コード化画像へ変換
する変換制御機能を備えている。
【0027】そして、前述した各走査手段20A,20
Bが、CCDカラーカメラ11のフィールド識別信号1
4に同期して一方のフィールドの露光中に動作する同期
機能を備えている。この変換制御機能及び同期機能によ
り、CCDカラーカメラ11の1フレームの半分の大き
さの空間コード化画像をCCDカラーカメラ11の実時
間で生成することが可能となる。
【0028】以下、上述の構成からなる三次元形状の計
測装置10の動作を説明する。
【0029】まず、各光照射手段1A,1Bにより、空
間コード化パターンに基づいてスリット光R,Gを照射
する(スリット光照射工程)。具体的には、CCDカラ
ーカメラ11の撮像タイミングと同期して、各レーザ光
源31A,31Bレからーザ光を点滅させながら出力す
ると共に、当該各レーザ光をCCDカラーカメラ11の
露光時間内に走査する(走査工程)。すなわち、このレ
ーザ光の点滅と当該レーザ光の走査により、各スリット
光R,Gを測定対象物Sに投影する。
【0030】このとき、各スリット光R,Gが照射され
た測定対象物Sを撮像する(撮像工程)。この撮像工程
で撮像された各スリット光投影画像に基づいて、画像処
理プロセッサ51では、当該測定対象物Sの空間コード
化画像をそれぞれ生成すると共に合成し、三次元形状を
算出する(画像処理工程)。
【0031】また、本実施形態では、各レーザドライバ
42A,42Bが、画像処理工程の終了後に、各レーザ
光源31A,31Bの点滅周期を予め定められた複数の
空間コード化パターンに基づいて変化させる(点滅周期
変化工程)。そして、スリット光照射工程から画像処理
工程までを、予め定められた複数の空間コード化パター
ンの投影が終了するまで繰り返す。これにより、極めて
短時間で時系列空間コード化法に必要な空間コード化座
標を得ることができる。
【0032】ここで、CCDカラーカメラ11と走査手
段20A,20B及びレーザ光源31A,31Bの各信
号のタイミングチャートを図2に示す。なお、各走査手
段20A,20B及びレーザ光源31A,31Bの駆動
タイミングは、同一に設定されている。本発明による実
施例の動作原理は、CCDカラーカメラ11がシャッタ
を開けている間、光を蓄積することに基づく。すべての
信号は、CCDカラーカメラ11のフィールド識別信号
14に同期して変化する。動作は次のようになる。
【0033】図3に示す例では、EVENフィールドの
始まりでスキャナミラー22A,22Bは左端に位置し
ている。CCDカラーカメラ11は、フィールド識別信
号14のエッジに同期して電子シャッターを開き、次の
1/60秒間露光を行う。その間にスキャナミラー22
A,22Bは左端から右端に移動し、レーザ光は空間コ
ード化パターン信号により点滅する。
【0034】結果として次のタイミングで出力される各
映像は、空間的にコード化パターンを投影した画像を撮
像したものと同じ画像が得られる。次の1/60秒の間
に各画像を二値化処理し、ビットプレーンに挿入する。
この画像処理を行っている間に各ミラー22A,22B
は左端に戻り、次の空間コード化パターンの指令をI/
Oカード52から与えて撮像が始まる。
【0035】このプロセスを利用して8ビットの空間コ
ード画像を作成するフローを図4に示す。この例では、
コード化誤りを最小にするグレイコードパターンと、二
値化精度向上のために相補パターン投影法を用いてお
り、16種類のパターンを投影している。
【0036】図5は、空間コードパターンに8bitの
グレイコードパターンを用いて、順に投影した画像の例
を示す説明図である。ここでは、CODE0〜CODE7までのパ
ターンを用いているため、図4に示す処理では、i=0
〜i=7まで撮像を繰り返している(ステップS2)。
まず、iビット目のグレイコードポジパターンを投影し
(ステップS3)、CCDカメラでこれを撮像する(ス
テップS4)。このステップS4で撮像した画像をM1
とする。このフロー中の記号Miは、画像処理プロセッ
サ内のフレームメモリの番号を表している。
【0037】さらに、背景のノイズを除去するため、同
一ビットのネガパターンを投影し(ステップS5)、こ
れを撮像する(ステップS6)。このステップS6で撮
像する画像をM2とする。
【0038】次いで、M1とM2の画像の濃淡の差の絶
対値を算出し、この差画像を二値化し(ステップS
8)、この二値画像をM3とする。さらに、2iのビッ
トプレーンを作成し、これを新たにM2とする(ステッ
プS8)。次いで、M2とM3とから、ビットプレーン
画像を生成し(ステップS9)、このビットプレーン画
像に前回の測定結果を挿入する(ステップS10)。こ
れを繰り返すことで(ステップS11)、空間コード化
画像を得ることができる。この空間コード化画像は、各
スリット光R,Gごとに作成され、合成される。さら
に、このようにして得られたコード化画像は、三角測量
の原理で簡単に三次元座標に変換することができる。
【0039】図6(A)は斜方12面体の表面を連続走
査したテクスチャ画像を示す図で、図6(B)は最終的
に得られた空間コード化画像をそれぞれ示している(明
るさがコード値に対応)。図7は図6のコード化画像を
三次元座標に変換した鳥瞰図の例であり、正しく座標が
計測されていることがわかる。
【0040】上述したように、本実施例によると、従来
の液晶マスクやハロゲンランプ、また投影光学系を用い
たものに比べ、投光部を小型・計量に構成でき、発熱量
もほとんどない。しかも、ハロゲンランプ、レンズから
なる光学系で構成された二次元の照明系と異なり、均一
な光度分布を持ったスリット光を一次元走査するので、
空間的に偏りのない一様な照明を行うことができる。
【0041】また、機械式スリット、あるいは液晶シャ
ッタなどと異なり、パターンの切換時に応答の遅れがな
く、通常のNTSC規格のカメラでは1/30秒単位の
連続した高速取り込みが可能となる。さらに、レーザ光
を点滅させずに連続点灯して画像を取り込むと、均一な
光度で照明された通常の明暗画像(テクスチャ)を得る
ことができる。
【0042】そして、一方のフィールドのみを用いて撮
像するため、連続した画像の取り込みの合間に空間コー
ド化画像を得られることができ、このため、特別な並列
処理を行うハードウエアを構築しなくても実時間処理が
でき、実際に、8ビットでコード化するには最高0.3
秒で終了する。
【0043】また、スリット光の照射を二方向から行う
構成のため、測定対象物の表面上に生じる死角領域を低
減させることが可能となる。さらに、スリット光をニ色
に色分けしているため、いずれの方向からのスリット光
であるかの判別が可能となり、このため、各色彩のスリ
ット光を同時に走査して撮像することができ、計測の迅
速化を図ることが可能である。
【0044】また、各スリット光を、赤色と緑色に設定
したため、各スリット光の重複部分についても、分離し
て撮像することが可能であり、各色彩のスリット像を正
確に撮像することが可能である。
【0045】さらに、撮像手段としてスリット光の各色
彩に対応する撮像素子を備えたCCDカラーカメラ11
を装備しているため、同一の視点から各色彩のスリット
像を撮像することができ、これにより撮像された各スリ
ット像の合成処理が簡易となるため、処理時間の短縮化
も図ることが可能である。
【0046】なお、本実施形態では、一台のCCDカラ
ーカメラ11により赤色と緑色のスリット光R,Gを同
時に撮像しているが、各スリット光ごとに別個のCCD
カメラ(SONY XC−75等)により撮像しても良
い。但し、その場合、各スリット画像を合成する際に、
対応点(各画像の共通する点)の決定処理が必要とな
る。
【0047】また、測定対象物Sに対して上述の二つの
光照射手段1A,1Bと異なる方向から青色のスリット
光を照射する新たな光照射手段を加える構成としても良
い。この場合、CCDカラーカメラ11の未使用として
いた青色に対応する撮像素子が使用され、映像信号は、
他のものと同様に、画像処理プロセッサ51に出力され
る。
【0048】
【発明の効果】上述のように、本願発明は、測定対象物
に対してスリット光の照射を二方向から行う構成のた
め、当該測定対象物の表面上に生じる死角領域を低減さ
せることが可能となる。さらに、各スリット光を異なる
波長に設定しているため、各波長のスリット光を同時に
走査して個別に撮像することができ、計測の迅速化を図
ることが可能である。
【0049】また、各スリット光を、赤色,緑色,青色
のいずれかに設定した場合、各スリット光の重複部分に
ついても、分離して撮像することが可能であり、各色彩
のスリット像を正確に撮像することが可能である。
【0050】さらに、撮像手段にスリット光の各色彩に
対応する撮像素子を備えている構成の場合、同一の視点
から各色彩のスリット像を撮像することができ、これに
より撮像された各スリット像の合成処理が簡易となるた
め、処理時間の短縮化を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】各撮像素子により撮像された各色彩のスリット
光を表す説明図であり、図2(A)は赤色のスリット光
の撮像された映像を示し、図2(B)は緑色のスリット
光の撮像された映像を示している。
【図3】図1に示すCCDカラーカメラのフィールド識
別信号に同期した各信号の例を示すタイミングチャート
である。
【図4】図1に示す構成での空間コード化画像を求める
動作を示すフローチャートである。
【図5】図1に示す構成での8ビットグレイコードパタ
ーン投影画像の例を示す説明図であり、図5(A)〜
(H)はそれぞれCODE0〜CODE7のパターンが投影された
画像を示す図である。
【図6】図6(A)は斜方12面体のテクスチャ画像の
例を示す説明図であり、図6(B)はその空間コード画
像の一例を示す図である。
【図7】図4に示す動作により入力された三次元形状の
表示例を示す説明図である。
【図8】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1A,1B 光照射手段 10 三次元形状の計測装置 11 CCDカメラ(撮像手段) 51 画像処理プロセッサ(画像処理手段) R,G スリット光(照射光) S 測定対象物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三次元形状の測定対象物に対して照射光
    を照射する光照射手段と、前記照射光が照射された測定
    対象物を撮像する撮像手段と、この撮像手段で撮像され
    た光投影画像に基づいて前記測定対象物の座標を算出す
    る画像処理手段とを備えた三次元形状の計測装置におい
    て、 前記光照射手段を複数有すると共に,これら光照射手段
    がいずれも前記測定対象物に対して異なる方向から照射
    光を照射し、 当該各光照射手段から照射する照射光をいずれも異なる
    波長に設定したことを特徴とする三次元形状の計測装
    置。
  2. 【請求項2】 前記光照射手段の個体数を二又は三に設
    定し、当該各光照射手段の照射光を赤,緑,青のいずれ
    かの色彩に対応する波長に設定したことを特徴とする請
    求項1記載の三次元形状の計測装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段は、前記各光照射手段の照
    射光の色彩に対応する波長の光を個別に受光する撮像素
    子を備えることを特徴とする請求項2記載の三次元形状
    の計測装置。
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