JPH1163467A - 燃焼炉の有害排気ガスの低減方法 - Google Patents
燃焼炉の有害排気ガスの低減方法Info
- Publication number
- JPH1163467A JPH1163467A JP23184297A JP23184297A JPH1163467A JP H1163467 A JPH1163467 A JP H1163467A JP 23184297 A JP23184297 A JP 23184297A JP 23184297 A JP23184297 A JP 23184297A JP H1163467 A JPH1163467 A JP H1163467A
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- lime powder
- flue
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゴミ燃焼炉・溶解炉において発生する有害排
気ガスを抑えるための消石灰粉と活性炭粉とを短かい空
気輸送管で送ることができコスト安にする。且つ消石灰
粉の管壁付着を少なく均一に混合状態で送り、有害排気
ガスを低減させる。 【解決手段】 煙道５に消石灰粉を空気輸送する消石灰
粉空気輸送路３の送給端の混入部６から粉粒状活性炭粉
を活性炭供給装置１によって送り込んで、消石灰粉に活
性炭粉を混合した状態で煙道５に送り込む。
気ガスを抑えるための消石灰粉と活性炭粉とを短かい空
気輸送管で送ることができコスト安にする。且つ消石灰
粉の管壁付着を少なく均一に混合状態で送り、有害排気
ガスを低減させる。 【解決手段】 煙道５に消石灰粉を空気輸送する消石灰
粉空気輸送路３の送給端の混入部６から粉粒状活性炭粉
を活性炭供給装置１によって送り込んで、消石灰粉に活
性炭粉を混合した状態で煙道５に送り込む。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴミ燃焼炉・溶解
炉において発生する毒性の高い有機塩素化合物のダイオ
キシン等の濃度を活性炭を用いて低減する技術に関す
る。
炉において発生する毒性の高い有機塩素化合物のダイオ
キシン等の濃度を活性炭を用いて低減する技術に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、ゴミ燃焼炉・溶解炉からは毒性の
強いダイオキシンが発生し、これを抑制することが公害
防止・安全上強く要望されて、法的規制強化がなされる
方向にある。従来、燃焼ガス中の塩化水素の抑制には、
燃焼炉、溶解炉の排気ガスの煙道に消石灰粉を吹き込ん
で化学反応させて塩化カルシウムにして排出される前に
フィルター等で捕捉することで、塩化水素の大気への排
出を抑える方法が使用されている。しかしながらこの方
法だけではダイオキシン等の有害有機物の排出を防ぐこ
とができなかった。近年、粉粒状活性炭を煙道に吹込ん
でダイオキシン等の有害排気ガスを吸着することでその
大気への排出を防止する方法が開発された。しかしなが
ら、粉粒状活性炭の燃焼炉の煙道への供給において、消
石灰粉の空気輸送管とは別に活性炭粉の専用の空気輸送
管を煙道の吹込口まで設けている。そのため、輸送管の
圧送距離が長く、コスト高になるとともに圧損が大きい
ものであった。又、消石灰は吸水して空気輸送管の内壁
に付着して固化しがちであった。
強いダイオキシンが発生し、これを抑制することが公害
防止・安全上強く要望されて、法的規制強化がなされる
方向にある。従来、燃焼ガス中の塩化水素の抑制には、
燃焼炉、溶解炉の排気ガスの煙道に消石灰粉を吹き込ん
で化学反応させて塩化カルシウムにして排出される前に
フィルター等で捕捉することで、塩化水素の大気への排
出を抑える方法が使用されている。しかしながらこの方
法だけではダイオキシン等の有害有機物の排出を防ぐこ
とができなかった。近年、粉粒状活性炭を煙道に吹込ん
でダイオキシン等の有害排気ガスを吸着することでその
大気への排出を防止する方法が開発された。しかしなが
ら、粉粒状活性炭の燃焼炉の煙道への供給において、消
石灰粉の空気輸送管とは別に活性炭粉の専用の空気輸送
管を煙道の吹込口まで設けている。そのため、輸送管の
圧送距離が長く、コスト高になるとともに圧損が大きい
ものであった。又、消石灰は吸水して空気輸送管の内壁
に付着して固化しがちであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来のこれらの問題点を解消し、空気輸送
管の圧送距離を短かくし設備コストを低減し、消石灰の
空気輸送管の内壁への付着固化を少なくし、更に消石灰
と活性炭とを混合状態で燃焼炉の煙道の吹込口へ輸送で
き、有害ガスの排出を効果的に抑制できる燃焼炉の有害
排気ガスの低減方法の提供にある。
する課題は、従来のこれらの問題点を解消し、空気輸送
管の圧送距離を短かくし設備コストを低減し、消石灰の
空気輸送管の内壁への付着固化を少なくし、更に消石灰
と活性炭とを混合状態で燃焼炉の煙道の吹込口へ輸送で
き、有害ガスの排出を効果的に抑制できる燃焼炉の有害
排気ガスの低減方法の提供にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 １） 消石灰粉を燃焼炉の排気ガスの煙道に吹き込んで
有害ガスの排出を抑える燃焼炉において、煙道に消石灰
粉を空気輸送する消石灰粉空気輸送路の途中又は送給端
から粉粒状活性炭粉を送り込んで、消石灰粉に活性炭粉
を混合した状態で燃焼炉の煙道に送り込むことを特徴と
する燃焼炉の有害排気ガスの低減方法にある。
発明の構成は、 １） 消石灰粉を燃焼炉の排気ガスの煙道に吹き込んで
有害ガスの排出を抑える燃焼炉において、煙道に消石灰
粉を空気輸送する消石灰粉空気輸送路の途中又は送給端
から粉粒状活性炭粉を送り込んで、消石灰粉に活性炭粉
を混合した状態で燃焼炉の煙道に送り込むことを特徴と
する燃焼炉の有害排気ガスの低減方法にある。
【０００５】
【作用】本発明では、活性炭粉を消石灰粉を空気輸送路
の途中又は送給端において送り込んで、消石灰粉ととも
に活性炭粉を空気輸送させるので、活性炭粉を燃焼炉の
煙道の吹込口まで空気輸送する専用の長い空気輸送管が
不要となる。又、消石灰粉と活性炭が空気輸送中に均一
に混合されて煙道の吹込口へ送られるので均一の反応と
吸着がなされ、塩化水素・ダイオキシン等有害ガスの排
出を少なくする。更に、空気輸送管内壁に付着し易い消
石灰粉の付着・固化物を活性炭粉が剥離して管内壁の付
着・固化を少なくする。
の途中又は送給端において送り込んで、消石灰粉ととも
に活性炭粉を空気輸送させるので、活性炭粉を燃焼炉の
煙道の吹込口まで空気輸送する専用の長い空気輸送管が
不要となる。又、消石灰粉と活性炭が空気輸送中に均一
に混合されて煙道の吹込口へ送られるので均一の反応と
吸着がなされ、塩化水素・ダイオキシン等有害ガスの排
出を少なくする。更に、空気輸送管内壁に付着し易い消
石灰粉の付着・固化物を活性炭粉が剥離して管内壁の付
着・固化を少なくする。
【０００６】
【発明の実施の形態】混入する活性炭粉は、消石灰粉の
空気輸送路の送給端（始端）の方が好ましく、この位置
まで活性炭粉は空気輸送するのが実用的である。消石灰
粉に対する活性炭粉の量は小さいが、その絶対量・比率
は燃焼炉・被燃焼材の材質・処理量によって適宜変え
る。
空気輸送路の送給端（始端）の方が好ましく、この位置
まで活性炭粉は空気輸送するのが実用的である。消石灰
粉に対する活性炭粉の量は小さいが、その絶対量・比率
は燃焼炉・被燃焼材の材質・処理量によって適宜変え
る。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は実施例の説明図である。図中１は活性炭供
給装置、２は活性炭空気輸送路、３は消石灰粉空気輸送
路、４は消石灰粉供給装置、５は燃焼炉の煙道、６は活
性炭粉を消石灰粉空気輸送路３に送り込む混入部であ
る。又１０は活性炭粉のコンテナホッパー、１１，１２
は手動バタフライ弁，１３はフレキシブル投入管、１４
は供給装置本体、１５は活性炭粉送込み部、１６は開閉
バルブ、１７は流量計、１８はブロア、３０は消石灰粉
空気輸送用ブロア、４１は消石灰粉供給装置４の消石灰
粉送込み部である。この実施例では、ブロア３０で高圧
空気を作り出して消石灰粉空気輸送路３へ送り込む。消
石灰粉は消石灰粉供給装置４のホッパー内に貯えられ、
所要量排出され、消石灰粉空気輸送路３へ消石灰粉送込
み部４１を介して送られ、燃焼炉の煙道５の吹込口まで
空気輸送される。一方活性炭はコンテナホッパー１０に
貯えられ、２つの手動バタフライ弁１１，１２とフレキ
シブル投入管１３を介して供給装置本体１４へ送られ、
活性炭粉送込み部１５から所定量（消石灰粉に比べて少
量となる）切り出されて活性炭空気輸送路２へ送り込
み、空気輸送されて混入部６から消石灰粉空気輸送路３
へ送り込まれる。このように、消石灰粉は消石灰粉空気
輸送路３の始端から所要量の活性炭粉が混入されて、混
合されながら煙道５へ送られる。この例では消石灰粉空
気輸送管３の内壁には消石灰の付着・固化がほとんどな
く、消石灰粉に活性炭粉がよく混合された状態で煙道５
へ送られ、ダイオキシン等の有害ガスの発生が効果的に
抑えることができた。尚、煙道に吹き込まれた消石灰は
塩化水素と化学反応し、又活性炭はダイオキシン等を吸
着し、フィルター等で捕捉されて大気に放出しないよう
に回収される。
する。図１は実施例の説明図である。図中１は活性炭供
給装置、２は活性炭空気輸送路、３は消石灰粉空気輸送
路、４は消石灰粉供給装置、５は燃焼炉の煙道、６は活
性炭粉を消石灰粉空気輸送路３に送り込む混入部であ
る。又１０は活性炭粉のコンテナホッパー、１１，１２
は手動バタフライ弁，１３はフレキシブル投入管、１４
は供給装置本体、１５は活性炭粉送込み部、１６は開閉
バルブ、１７は流量計、１８はブロア、３０は消石灰粉
空気輸送用ブロア、４１は消石灰粉供給装置４の消石灰
粉送込み部である。この実施例では、ブロア３０で高圧
空気を作り出して消石灰粉空気輸送路３へ送り込む。消
石灰粉は消石灰粉供給装置４のホッパー内に貯えられ、
所要量排出され、消石灰粉空気輸送路３へ消石灰粉送込
み部４１を介して送られ、燃焼炉の煙道５の吹込口まで
空気輸送される。一方活性炭はコンテナホッパー１０に
貯えられ、２つの手動バタフライ弁１１，１２とフレキ
シブル投入管１３を介して供給装置本体１４へ送られ、
活性炭粉送込み部１５から所定量（消石灰粉に比べて少
量となる）切り出されて活性炭空気輸送路２へ送り込
み、空気輸送されて混入部６から消石灰粉空気輸送路３
へ送り込まれる。このように、消石灰粉は消石灰粉空気
輸送路３の始端から所要量の活性炭粉が混入されて、混
合されながら煙道５へ送られる。この例では消石灰粉空
気輸送管３の内壁には消石灰の付着・固化がほとんどな
く、消石灰粉に活性炭粉がよく混合された状態で煙道５
へ送られ、ダイオキシン等の有害ガスの発生が効果的に
抑えることができた。尚、煙道に吹き込まれた消石灰は
塩化水素と化学反応し、又活性炭はダイオキシン等を吸
着し、フィルター等で捕捉されて大気に放出しないよう
に回収される。
【０００８】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば消石灰の空
気輸送路の途中又は送給端の位置から活性炭粉を送り込
むので、活性炭粉の煙道への専用の空気輸送炉を短かく
でき、又混入した活性炭粉は、空気輸送管の管内壁への
消石灰の付着・固化を防止する。更に、空気輸送におい
て活性炭を消石灰粉によく混合した状態で燃焼炉の煙道
へ送り、有害ガスの排出を効果的に抑制できる。
気輸送路の途中又は送給端の位置から活性炭粉を送り込
むので、活性炭粉の煙道への専用の空気輸送炉を短かく
でき、又混入した活性炭粉は、空気輸送管の管内壁への
消石灰の付着・固化を防止する。更に、空気輸送におい
て活性炭を消石灰粉によく混合した状態で燃焼炉の煙道
へ送り、有害ガスの排出を効果的に抑制できる。
【図１】実施例の説明図である。
１ 活性炭供給装置 ２ 活性炭空気輸送路 ３ 消石灰粉空気輸送路 ４ 消石灰粉供給装置 ５ 煙道 ６ 混入部 １０ コンテナホッパー １１ 手動バタフライ弁 １２ 手動バタフライ弁 １３ フレキシブル投入管 １４ 供給装置本体 １５ 活性炭粉送込み部 １６ 開閉バルブ １７ 流量計 １８ ブロア ３０ 消石灰粉空気輸送用ブロア ４１ 消石灰送込み部
Claims (1)
- 【請求項１】 消石灰粉を燃焼炉の排気ガスの煙道に吹
き込んで有害ガスの排出を抑える燃焼炉において、煙道
に消石灰粉を空気輸送する消石灰粉空気輸送路の途中又
は送給端から粉粒状活性炭粉を送り込んで、消石灰粉に
活性炭粉を混合した状態で燃焼炉の煙道に送り込むこと
を特徴とする燃焼炉の有害排気ガスの低減方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23184297A JPH1163467A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 燃焼炉の有害排気ガスの低減方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23184297A JPH1163467A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 燃焼炉の有害排気ガスの低減方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1163467A true JPH1163467A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16929874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23184297A Pending JPH1163467A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 燃焼炉の有害排気ガスの低減方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1163467A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001028938A1 (fr) * | 1999-10-20 | 2001-04-26 | Compagnie Du Developpement Durable - C2D (Sa) | Procede de traitement des boues de stations d'epuration et dispositif pour sa mise en oeuvre |
-
1997
- 1997-08-12 JP JP23184297A patent/JPH1163467A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001028938A1 (fr) * | 1999-10-20 | 2001-04-26 | Compagnie Du Developpement Durable - C2D (Sa) | Procede de traitement des boues de stations d'epuration et dispositif pour sa mise en oeuvre |
| FR2800060A1 (fr) * | 1999-10-20 | 2001-04-27 | Briere Philippe | Procede de traitement des boues de stations d'epuration et dispositif pour sa mise en oeuvre |
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