JPH1162884A - 茶園用の昇降型低所防霜ファン装置及び防霜ファン - Google Patents

茶園用の昇降型低所防霜ファン装置及び防霜ファン

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JPH1162884A
JPH1162884A JP21434497A JP21434497A JPH1162884A JP H1162884 A JPH1162884 A JP H1162884A JP 21434497 A JP21434497 A JP 21434497A JP 21434497 A JP21434497 A JP 21434497A JP H1162884 A JPH1162884 A JP H1162884A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】在来の起伏自在の構成では、防霜ファンの茶樹
上への上昇、又は茶樹内への収容、等の各種の作業に人
手と時間を要すること、また前記の作業を夫々の防霜フ
ァンに行うこと、等が要求されるので、省力化、迅速化
等に欠ける。起伏自在では、防霜ファンの断面積及び支
柱の柱寸法の断面積を確保する必要があり、耕作面積の
減少が生ずる。 【解決手段】本発明は、茶樹内に設けた支持部、この支
持部に昇降自在に設けた支柱、及びこの支柱の昇降を司
る駆動装置、並びに前記支柱に設けた防霜ファンで構成
される茶園用の昇降型低所防霜ファン装置である。この
支柱は、駆動装置を介して昇降又は停止する構成であ
る。従って、防霜ファンの茶樹上への上昇又は防霜ファ
ンの茶樹内への収容を、簡便かつ的確に行える。又はこ
の上昇又は降下を、自動的に行える。茶園の耕作面積の
減少を回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防霜ファンの茶樹
(茶畝)上への上昇、及び防霜ファンの茶樹内への収容
を自動的に行う茶園用の昇降型低所防霜ファン装置及び
防霜ファンに関する。
【0002】
【従来の技術】茶園の機械化、省人化等の面から、茶刈
機、防除機(陸上、空中の防除機)等の茶園管理装置が
採用されるようになった現在では、建柱・架線を利用し
た防霜ファン装置の弊害が指摘されている。この指摘と
しては、例えば、茶園、茶樹等に立設されている建柱、
又は茶園に架設されている架線等が、茶園管理装置の移
動、作業の際に邪魔となること、又は一部では建柱及び
防霜ファン装置が、景観上で弊害となっていること、等
が問題視されている。
【0003】前記弊害解消の一環として、本出願人は、
低所型の茶園用防霜ファン装置を数件提案している。そ
の一例を概要すると、茶園に埋設した支持部に支柱を起
伏自在に設け、支柱を起立した状態で、防霜ファンを茶
樹上に上昇させて防霜を図り、又支柱を収縮した状態
で、防霜ファンを横倒し、防霜ファンを茶樹内に収容す
る構成である。
【0004】また屋外に設置されるファンであって、フ
ァンの昇降を図る構成としては、実開平5-83392のゴル
フ場用ファン装置がある。この考案は、上端にファンを
設けた支柱と、この支柱の伸長、収縮を図る4段方式の
シリンダアクチュエータ機構(以下、機構とする。)と
で構成されており、ファンを使用するときは、前記機構
を伸長し、またファンの不使用のときは、前記機構を収
縮する構成である。尚、機構の他の例としては、パンタ
グラフ機構、ねじジャッキ機構、リンク機構等を挙げて
いる。
【0005】前記防霜ファン装置又はゴルフ場用ファン
装置であって、その首振り装置(架台、ファン取付台、
等とも称する。)の上方に、ファンを設ける構成では、
この防霜ファン等を茶樹内又はコンパクトに収容する際
には、当該防霜ファン等をできる限り、地面に近づける
ことが必須となる。従って、前記首振り装置の下側に設
けられた支柱等昇降用の駆動装置又は駆動部は、自ずか
ら地面に近くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】起伏自在の支柱を利用
して、防霜ファンを茶樹内に収容するためには、防霜フ
ァンガードの断面積及び支柱の柱寸法の断面積を、茶樹
等内に確保する必要があり、結果として、茶樹植設面積
(耕作面積)が減少すること、又は支柱の起伏時に人手
を要すること、及び起伏に危険性を伴うことがあり、特
に、傾斜地、気候等の悪条件下のときは問題となるこ
と、等の課題がある。また一方で、防霜ファンを収容す
る場合は、往々にして、茶園管理装置の移動、作業を直
ちに行いたい状況が多いことから、通常は、茶園の多数
の防霜ファンの収容を、ほぼ同時(一例である。)かつ
数分以下で行う必要がある。しかし、現実には、各防霜
ファンを素早くかつ一度にほぼ同時に倒すことは極めて
困難であり、かつ多大な手数を要する課題がある。また
支柱の起立状態において防霜ファンの水平方向、俯角方
向の変更作業、又はその修理作業等をする場合は、高所
作業となること、脚立を利用した作業となること、等の
如く、作業の困難性、危険性があり、かつ手数を要する
課題がある。また前記各作業を支柱の横倒し途中又は横
倒状態等で行うことも可能であるが、前述とほぼ同様な
課題がある。従って、前記各作業の容易な低所防霜ファ
ン装置及び防霜ファンが望まれている。
【0007】従来の防霜ファン装置又はゴルフ場用ファ
ン装置等で、首振り装置の上方に防霜ファン、ファンを
設ける構成では、例えば、防霜ファン、ファンを茶樹内
等に収容、地面に近づけた場合において、首振り装置の
下側に設けられた支柱等昇降用等の駆動装置、及びその
電気的機構等の駆動部は、地面に近くなる。従って、雨
水、水等による漏電の問題、又は錆、故障等の問題が発
生する。
【0008】また前記考案は、ゴルフ場用ファン装置で
あり、本発明とは、利用分野、使用目的、使用態様等が
異なり、またファンをポールに取付けた状態、即ち、フ
ァンを起立した状態で収容することから嵩高となり、本
発明が目的とする茶樹内への収容は困難である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、防霜ファンの
茶樹上への上昇又は防霜ファンの茶樹内への収容を、簡
便かつ的確に行うこと、又はこの昇降等の作業を、自動
的に行うことを意図し、下記の構成とする。
【0010】請求項1は、茶樹内に設けた支持部、この
支持部に昇降自在に設けた支柱、及びこの支柱の昇降を
司る駆動装置、並びに前記支柱に設けた防霜ファンで構
成される茶園用の昇降型低所防霜ファン装置であって、
前記駆動装置は、前記支柱に設けた取付台と、この取付
台に設けた駆動部と、この駆動部に垂設された螺軸と、
この螺軸に噛合する前記支持部に固止した螺旋駒と、で
構成されている茶園用の昇降型低所防霜ファン装置であ
る。
【0011】請求項2は、茶樹内に設けた支持部、この
支持部に昇降自在に設けた支柱、及びこの支柱の昇降を
司る駆動装置、並びに前記支柱に設けた防霜ファンで構
成される茶園用の昇降型低所防霜ファン装置であって、
前記駆動装置は、前記支柱に設けた取付台と、この取付
台に設けた駆動部と、この駆動部に設けた駆動側回転体
と、この駆動側回転体と支柱に設けた従動側回転体との
間に設けられた捲掛け手段と、前記従動側回転体ととも
に回転するピニオンと、このピニオンが噛合する支持部
に設けたラックと、で構成されている茶園用の昇降型低
所防霜ファン装置である。
【0012】請求項3は、茶樹内に設けた支持部、この
支持部に昇降自在に設けた支柱、及びこの支柱の昇降を
司る駆動装置、並びに前記支柱に設けた防霜ファンで構
成される茶園用の昇降型低所防霜ファン装置であって、
前記駆動装置は、前記支柱に設けた取付台と、この取付
台に設けた駆動部と、この駆動部に設けた巻取り装置
と、この巻取り装置で巻取り・巻戻しされる捲掛け手段
と、この捲掛け手段が掛け止めされる前記支柱に設けた
回転媒体と、で構成されている茶園用の昇降型低所防霜
ファン装置である。
【0013】請求項4は、茶樹内に設けた支持部、この
支持部に昇降自在に設けた支柱、及びこの支柱の昇降を
司る駆動装置、並びに前記支柱に設けた防霜ファンで構
成される茶園用の昇降型低所防霜ファン装置であって、
前記駆動装置は、前記支柱に設けた取付台と、この取付
台に設けた駆動部と、この駆動部に設けたスプロケツト
と、このスプロケツトに係止されたチェーンと、前記チ
ェーンの弛緩を規制する手段と、で構成されている茶園
用の昇降型低所防霜ファン装置である。
【0014】本発明は、支柱等昇降用又は巻上げ用等の
電気的機構の駆動装置又は駆動部のモータの位置を地面
より離した所に設置できるので、雨水等による漏電防
止、駆動装置の防錆、故障等の弊害防止を図り得るこ
と、又は取扱いの容易化・簡便化等が図れることを意図
し、下記の構成とする。
【0015】請求項5は、茶樹内に設けた支持部、この
支持部に昇降自在に設けた支柱、及びこの支柱に設けた
防霜ファンで構成される茶園用の昇降型低所防霜ファン
装置に設けられる防霜ファンであって、この防霜ファン
は、支柱の上に設けたファン用の首振り装置と、この首
振り装置に設けられたファン用のモータベースと、この
モータベースに設けられたファン用のモータと、このモ
ータに設けられたファンと、で構成されており、前記モ
ータが首振り装置の下側にあることを特徴とする茶園用
の昇降型低所防霜ファン装置の防霜ファンである。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態(使用の
状態)を説明する。
【0017】図1〜図4に示す構成例を説明すると、図
1は支柱が支持部に挿入された状態、図2は支柱が支持
部より上昇した状態、図3は図2の茶園での状態、図4
は図1の茶園での状態、をそれぞれ示す。この一例で
は、駆動部で螺軸が回転し、この回転で回転力が発生す
る。そして、この回転力は、螺軸と噛合する螺旋駒に伝
達される。この例では、螺旋駒が支持部に固定されてい
るので、回転できず、この回転力は、螺軸の上昇力とし
て作用する。この螺軸の上昇により支柱及びこの支柱に
設けられた防霜ファン(以下、防霜ファン及び支柱とす
る。)が上昇して、図3の如く、茶樹上に上昇する。こ
の上昇限は、リミットスイッチ、ストッパー又はコント
ロール装置等の手段(図示せず。以下同じ)で規制する
ことがよい(以下、同じ)。尚、支柱のスムーズな昇降
を図るためにコロ、ガイド等の規制装置を設けることが
よい。また防霜ファン及び支柱の降下は、螺軸の逆回転
により行われて、最初の状態に戻る(図1)。これによ
り、防霜ファンは、茶樹内に収容され、また支柱は支持
部に挿入される。この降下限は、リミットスイッチ、ス
トッパー又はコントロール装置等の手段で規制される。
【0018】図5、図6に示す構成例を説明すると、図
5は支柱が支持部に挿入された状態、図6は支柱が支持
部より上昇した状態、をそれぞれ示す。この一例では、
駆動部により駆動側回転体が回転する。この回転は捲掛
け手段を介して従動側回転体及びピニオンに伝えられ
て、このピニオンが回転する。この例では、このピニオ
ンに噛合するラックが支持部に固止されていることか
ら、このピニオンの回転は、当該ピニオンの上昇力とし
て作用して、防霜ファン及び支柱が上昇する。これによ
り、防霜ファンは、茶樹上に上昇する(図6)。他の構
成は、前述の例と同様である(以下、同じ)。また防霜
ファン及び支柱の降下は、駆動部の逆回転により行われ
て、最初の状態に戻る(図5)。これにより、防霜ファ
ンは、茶樹内に収容され、また支柱は支持部に挿入され
る。他の機構は、前述の例と同様である。
【0019】図8、図9に示す構成例を説明すると、図
8は支柱が支持部に挿入された状態、図9は支柱が支持
部より上昇した状態、をそれぞれ示す。この一例では、
駆動部により巻取り装置が回転する。この回転により捲
掛け手段が巻取られて、支柱が上昇する。これにより、
防霜ファンは茶樹上に上昇する(図9)。また防霜ファ
ン及び支柱の降下は、駆動部(巻取り装置)の逆回転に
より行われて、最初の状態に戻り(図8)、防霜ファン
は茶樹内に収容され、また支柱は支持部に挿入される。
尚、捲掛け手段の一端は、例えば、支持部に係止され
る。また、捲掛け手段は、例えば、支柱の回転媒体に捲
装される。
【0020】図10、図11に示す構成例を説明する
と、図10は支柱が支持部に挿入された状態、図11は
支柱が支持部より上昇した状態、をそれぞれ示す。この
一例では、駆動部によりスプロケツトが回転する。この
回転によりチェーンが巻取られて、支柱が上昇し、防霜
ファンは、茶樹上に上昇する(図11)。また防霜ファ
ン及び支柱の降下は、駆動部及びスプロケツト等の逆回
転により行われて、最初の状態に戻り(図10)、防霜
ファンは、茶樹内に収容され、また支柱は支持部に挿入
される。尚、チェーンの弛緩はスプリングで規制する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照にして
説明する。
【0022】先ず、1は茶樹H内適宜位置の地面GLに
埋設された支持部(各種形状の角筒体又は他の筒状体等
がよい。)で、この支持部1に支柱2(各種形状の角筒
体、角柱又は他の筒状体、他の角柱等がよい。)が昇降
自在に挿設されている。この昇降は、支持部1外への支
柱2の突出又は支持部1内への支柱2の挿入により達成
される。
【0023】支柱2の昇降自在を司る駆動装置3の好ま
しい一例を説明する。図1〜図4に示す構成例では、螺
軸31の回転力は、この螺軸31に噛合する螺旋駒32
に伝達されるが、この回転力は、螺旋駒32が補助部材
1a及び後述する筐体により支持部1に固止されている
ことから、螺軸31自体の上昇力となる。この螺軸31
と支柱2は、取付台2a及び駆動装置3で一体形態とな
っている。従って、螺軸31の回転により支柱2及び防
霜ファン4が上昇する。この支柱2及び防霜ファン4の
上昇により、図2、図3の如く、防霜ファン4が、茶樹
H上に上昇する。また防霜ファン4及び支柱2の降下
は、前記上昇とは逆となる。図中33は駆動部、34は
カップリング、35は螺旋駒32を固止する筐体であ
る。また36、37はコロである。尚、支持部1と螺旋
駒32の固止は一例である。また図5に示す構成例で
は、駆動部311の出力軸311aに設けた駆動側回転
体312の回転は、捲掛け手段313を介して支柱2に
設けた回転軸2bの従動側回転体314、及びこの回転
軸2bに設けたピニオン315に伝達される。このピニ
オン315の回転は、支持部1に固定したラック1bと
噛合する。ピニオン315の回転は、ラック1bに噛合
することにより、当該ピニオン315の上昇力として作
用し、支柱2及び防霜ファン4を上昇させる。この上昇
により、図6の如く、防霜ファン4が、茶樹H上に上昇
する。また防霜ファン4及び支柱2の降下は、前記上昇
とは逆となる。尚、ラック1bは、係止孔、係止突起で
も可能である。またラック1bは、支持部1に直接設け
ることも可能である。図中316、317はコロであ
る。
【0024】更に図8、図9に示す構成例では、駆動部
33に巻取り装置3111を設け、この巻取り装置31
11にワイヤ、ひも、他の部材等の捲掛け手段313を
捲装する。この捲掛け手段313の一端313aは、支
持部1に係止されている。この巻取り装置3111で捲
掛け手段313を巻き上げ、回転媒体3112及び支柱
2の上昇を行う。この支柱2の上昇を利用して、図9の
如く、防霜ファン4は、茶樹H上に上昇する。また防霜
ファン4及び支柱2の降下は、前記上昇とは逆となる。
【0025】図10、図11に示す構成例では、駆動部
33にスプロケツト3113を設け、このスプロケツト
3113にチェーン3114を捲装する。このチェーン
3114の一端3114aは支持部1に係止されてい
る。従って、スプロケツト3113でチェーン3114
を巻き上げて支柱2の上昇を行う。この支柱2の上昇を
利用して、図11の如く、防霜ファン4は、茶樹H上に
上昇する。また防霜ファン4及び支柱2の降下は、前記
上昇とは逆となる。3115はチェーン3114に設け
たスプリング(規制する手段の一例である。)で、この
スプリング3115を利用してチェーン3114の弛緩
の規制、又はチェーン3114のスムーズな動き等を図
る。尚、スプリング3115は弾性体、重り等の他の規
制する手段でもよい。
【0026】図7に示す構成例の防霜ファン4について
説明する。この防霜ファン4は取付台2aに設けられて
いる。この取付台2aに設けられたカバー兼支持体41
の上方には、首振り装置42が設けられる。この首振り
装置42にはモータ、伝達機構、リンク機構等が内蔵さ
れている。また首振り装置42には、首振り用の回転軸
43を介してファン用のモータベース44が垂下され
る。このファン用のモータベース44には、俯角調整部
材44aが設けられる。またファン用のモータベース4
4には、ファン用のモータ45と、このモータ45の軸
46と、ファン47が設けられている。この例の如く、
防霜ファン4のモータ45を、首振り装置42の下側に
設け、ファン47(このファン47は小型で高出力が望
ましい。)を地面GLの近くに設ける構成であるので、
駆動装置3の駆動部33が、地面GLより離れた状態と
なる。従って、防霜ファン4を茶樹H内に収容した場合
であっても、駆動部33等の駆動装置3が、地面GLか
ら離れる構成となっている。図中48はファン47用の
ガードで、必要により設けられる。
【0027】
【発明の効果】請求項1〜4の発明は、茶樹内の支持部
に昇降自在に設けた支柱、支柱の昇降を司る駆動装置、
及び防霜ファンを駆動装置を介して昇降させる構成であ
る。従って、防霜ファンの茶樹上への上昇又は防霜ファ
ンの茶樹内への収容を、自動的かつ的確に行えるので、
低所防霜ファン装置としては最適であること、又は防霜
ファンの茶樹内への収容が数分以下で的確かつ簡便に行
えること、等の特徴がある。また耕作面積の減少を回避
できる特徴を有する。
【0028】請求項5は、防霜ファンのモータを、首振
り装置の下側に設け、ファンを地面の近くに設ける構成
である。従って、駆動装置が、地面より離れた状態に設
けられる特徴がある。またこの特徴により、雨水等によ
る漏電防止、駆動装置の防錆、故障等の弊害防止を図り
得ること、或いは取扱いの容易化・簡便化等が図れるこ
と、等の特徴がある。又は低所防霜ファン装置の防霜フ
ァンとしては最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ねじ対偶を利用した駆動装置に防霜ファンを設
けた一例を示し、かつ支柱が支持部に挿入された状態の
一部欠截・省略の拡大模式図である。
【図2】ねじ対偶を利用した駆動装置に防霜ファンを設
けた一例を示し、かつ支柱が支持部より上昇した状態の
一部欠截・省略の拡大模式図である。
【図3】茶園における支柱の上昇の状態の全体を示した
図2に関連した一部欠截の模式図である。
【図4】茶園における支柱の降下した状態の全体を示し
た図1に関連した模式図である。
【図5】駆動・従動側回転体、捲掛け手段及びラック機
構を利用した駆動装置に防霜ファンを設けた一例を示
し、かつ支柱が支持部に挿入された状態の一部欠截・省
略の拡大模式図である。
【図6】駆動・従動側回転体、捲掛け手段及びラック機
構を利用した駆動装置に防霜ファンを設けた一例を示
し、かつ支柱が支持部より上昇した状態の一部欠截・省
略の拡大模式図である。
【図7】茶園用の昇降型低所防霜ファン装置に設けられ
る防霜ファンの一部欠截の拡大模式図である。
【図8】巻取り装置・回転媒体及び捲掛け手段を利用し
た駆動装置に防霜ファンを設けた一例を示し、かつ支柱
を支持部に挿入した状態の一部欠截・省略の拡大模式図
である。
【図9】巻取り装置・回転媒体及び捲掛け手段を利用し
た駆動装置に防霜ファンを設けた一例を示し、かつ支柱
が支持部より上昇した状態の一部欠截・省略の拡大模式
図である。
【図10】スプロケツト・チェーンを利用した駆動装置
に防霜ファンを設けた一例を示し、かつ支柱を支持部に
挿入した状態の一部欠截・省略の拡大模式図である。
【図11】スプロケツト・チェーンを利用した駆動装置
に防霜ファンを設けた一例を示し、かつ支柱が支持部よ
り上昇した状態の一部欠截・省略の拡大模式図である。
【符号の説明】
1 支持部 1a 補助部材 1b ラック 2 支柱 2a 取付台 2b 回転軸 3 駆動装置 31 螺軸 32 螺旋駒 33 駆動部 34 カップリング 35 筐体 36 コロ 37 コロ 311 駆動部 311a 出力軸 312 駆動側回転体 313 捲掛け手段 313a 一端 314 従動側回転体 315 ピニオン 316 コロ 317 コロ 3111 巻取り装置 3112 回転媒体 3113 スプロケツト 3114 チェーン 3114a 一端 3115 スプリング 4 防霜ファン 41 カバー兼支持体 42 首振り装置 43 回転軸 44 モータベース 44a 俯角調整部材 45 モータ 46 軸 47 ファン 48 ガード H 茶樹 GL 地面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶樹内に設けた支持部、この支持部に昇
    降自在に設けた支柱、及びこの支柱の昇降を司る駆動装
    置、並びに前記支柱に設けた防霜ファンで構成される茶
    園用の昇降型低所防霜ファン装置であって、 前記駆動装置は、前記支柱に設けた取付台と、この取付
    台に設けた駆動部と、この駆動部に垂設された螺軸と、
    この螺軸に噛合する前記支持部に固止した螺旋駒と、で
    構成されている茶園用の昇降型低所防霜ファン装置。
  2. 【請求項2】 茶樹内に設けた支持部、この支持部に昇
    降自在に設けた支柱、及びこの支柱の昇降を司る駆動装
    置、並びに前記支柱に設けた防霜ファンで構成される茶
    園用の昇降型低所防霜ファン装置であって、 前記駆動装置は、前記支柱に設けた取付台と、この取付
    台に設けた駆動部と、この駆動部に設けた駆動側回転体
    と、この駆動側回転体と支柱に設けた従動側回転体との
    間に設けられた捲掛け手段と、前記従動側回転体ととも
    に回転するピニオンと、このピニオンが噛合する支持部
    に設けたラックと、で構成されている茶園用の昇降型低
    所防霜ファン装置。
  3. 【請求項3】 茶樹内に設けた支持部、この支持部に昇
    降自在に設けた支柱、及びこの支柱の昇降を司る駆動装
    置、並びに前記支柱に設けた防霜ファンで構成される茶
    園用の昇降型低所防霜ファン装置であって、 前記駆動装置は、前記支柱に設けた取付台と、この取付
    台に設けた駆動部と、この駆動部に設けた巻取り装置
    と、この巻取り装置で巻取り・巻戻しされる捲掛け手段
    と、この捲掛け手段が掛け止めされる前記支柱に設けた
    回転媒体と、で構成されている茶園用の昇降型低所防霜
    ファン装置。
  4. 【請求項4】 茶樹内に設けた支持部、この支持部に昇
    降自在に設けた支柱、及びこの支柱の昇降を司る駆動装
    置、並びに前記支柱に設けた防霜ファンで構成される茶
    園用の昇降型低所防霜ファン装置であって、 前記駆動装置は、前記支柱に設けた取付台と、この取付
    台に設けた駆動部と、この駆動部に設けたスプロケツト
    と、このスプロケツトに係止されたチェーンと、このチ
    ェーンの弛緩を規制する手段と、で構成されている茶園
    用の昇降型低所防霜ファン装置。
  5. 【請求項5】 茶樹内に設けた支持部、この支持部に昇
    降自在に設けた支柱、及びこの支柱に設けた防霜ファン
    で構成される茶園用の昇降型低所防霜ファン装置に設け
    られる防霜ファンであって、 この防霜ファンは、支柱の上に設けたファン用の首振り
    装置と、この首振り装置に設けられたファン用のモータ
    ベースと、このモータベースに設けられたファン用のモ
    ータと、このモータに設けられたファンと、で構成され
    ており、前記モータが首振り装置の下側にあることを特
    徴とする茶園用の昇降型低所防霜ファン装置の防霜ファ
    ン。
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