JP2001000055A - 伸縮式防霜ファン - Google Patents

伸縮式防霜ファン

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JP2001000055A
JP2001000055A JP11177264A JP17726499A JP2001000055A JP 2001000055 A JP2001000055 A JP 2001000055A JP 11177264 A JP11177264 A JP 11177264A JP 17726499 A JP17726499 A JP 17726499A JP 2001000055 A JP2001000055 A JP 2001000055A
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pole
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blower
wire
fan
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Hirobumi Sakuma
博文 佐久間
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
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Matsushita Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、支持部に対するポールの伸縮
量を容易に調節することがでいる伸縮式防霜ファンを提
供する。 【解決手段】 耕地Gに埋設した支持部2に、ポール3
a、3bを伸縮可能に支持する。ポール3bの先端部に
は折り畳可能な送風機10を取付ける。支持部2に、支
持アーム7を上方に傾斜させて取付ける。そして、支持
アーム7の先端部に手動ハンドル45により回転可能な
ドラムを有する駆動装置20を取付ける。ポール3aに
設けられたワイヤローラ4a、4b、支持部2に設けら
れたワイヤローラ8にワイヤ5を掛装し、ワイヤ5の一
端をポール3bの下端部に接続するとともに、他端を駆
動装置20のドラムに連繋する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農作物に対する霜
害を防止するための防霜ファンに関し、特に送風機の高
さ位置を調節可能な伸縮式防霜ファンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農作物の栽培、例えば茶園では図
5に示すように、茶畝Tの適所に地上約6mの逆転層の
空気を防霜ファン50よって茶畝Tに向けて送り込み、
茶園全体を暖めるようにして霜害を防いでいる。この種
の防霜ファン50は、ポール51の上端に回転体52を
取り付け、回転体52に送風用のファン53を備えてい
るのが一般的である。大規模茶園では、薬剤散布や茶葉
の収穫のため、茶畝Tを跨ぐ大きさの茶摘み機Wが導入
されている。このような大規模茶園では、その面積に応
じて防霜ファン50を多数設置する必要があり、茶畝T
の作業者の移動スペースt内や畦道にポール51を立て
ることが多い。ところが、茶畝Tの移動スペースt内や
畦道にポール51が立っていると、茶畝Tを跨ぐ茶摘み
機W等の作業機器を使用する場合に邪魔になるという問
題があった。そこで、作業機械の運転の邪魔にならない
ようにするため、例えば特開平10−80234号公
報、特開平11−62883号公報、特開平11−62
884号公報等に記載されているような伸縮式防霜ファ
ンが開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−80234号公報に記載の伸縮式防霜ファンは、
先端に送風機を取り付けたポールを耕地に埋設状に設け
た支持部に対して伸縮可能に埋設し、ポールを持ってポ
ールを移動させることにより支持部に対するポールの伸
縮量(送風機の高さ位置)を調節するものである。この
伸縮式防霜ファンは、先端に送風機が取り付けられたポ
ールの重量が重いため、人手によってポールの伸縮量を
調節する作業が困難である。特開平11−62883号
公報に記載の伸縮式防霜ファンは、先端に送風機を取り
付けたポールを耕地に埋設状に設けた支持部に対し伸縮
可能に埋設し、耕地に設けた駆動装置によって支持部に
対するポールの伸縮量を調節するものである。この伸縮
式防霜ファンは、ポールを駆動する駆動装置を耕地に設
けるものであるため、駆動装置用の設置スペースが必要
であり、また駆動装置を設置する作業が必要である。特
開平11−62884号公報に記載の伸縮式防霜ファン
は、先端に送風機を取り付けたポールを耕地に埋設状に
設けた支持部に対し伸縮可能に埋設し、ポールに取り付
けた駆動手段によって支持部に対するポールの伸縮量を
調節するものである。この伸縮式防霜ファンは、駆動手
段をポールに取り付けるものであるため、ポールの重量
が重く、構造も複雑となる。本発明は、このような従来
の伸縮式防霜ファンの課題点を解決するためになされた
ものであり、簡単な構造で支持体に対するポールの伸縮
量、すなわち送風機の高さ位置を容易に調節することが
できる伸縮式防霜ファンを提供することを目的とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの
伸縮式防霜ファンである。請求項1に記載の伸縮式防霜
ファンを用いれば、ポールを伸縮可能に収納する支持部
に支持アームを取付け、支持アームに駆動装置を取り付
けるため、設置スペースが少なくてすみ、ポールの重量
が軽く、構造が簡単となる。また、駆動装置とポールが
一体となるため、設置作業が容易となる。また、本発明
の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの伸縮式防
霜ファンである。請求項2に記載の伸縮式防霜ファンを
用いれば、支持アームの先端部の高さ位置を耕地面より
所定の高さ位置に設定することができるため、駆動装置
の操作、や保守作業が容易となる。また、降雨時等に耕
地面から跳ね上げられた泥水等が駆動装置に掛かるのを
防止することができる。また、本発明の第3発明は、請
求項3に記載されたとおりの伸縮式防霜ファンである。
請求項3に記載の伸縮式防霜ファンを用いれば、構造が
簡単であり、伸縮用の電源等が不要であるため、安価に
製造することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を用いて説明する。図1は本発明の伸縮式防霜ファン
の一実施の形態のポールを伸ばした状態(使用状態)を
示す図であり、図2はポールを縮めた状態(非使用状
態)を示す図である。また、図3は支持体に対するポー
ルの伸縮量を調節する駆動装置の斜視図を示し、図4は
駆動装置の駆動部の分解斜視図である。
【0006】本実施の形態の伸縮式防霜ファン1は、支
持部2、複数個(本実施の形態では2個)のポール3
a、3b、送風機10、支持アーム7、駆動装置20等
により構成されている。支持部2は、茶畝Tの移動スペ
ースt内等の耕地Gに埋設されている。ポール3a、3
bは、支持体2に対して伸縮可能に支持体2に支持され
ている。送風機10は、ポール3bの上端部に取り付け
られている。送風機10は、後述するように折り畳み
(横倒し)可能に構成されている。支持アーム7は、支
持部2に上方に傾斜して取り付けられている。そして、
支持アーム7の先端部には、ポール3a、3bの支持体
2に対する伸縮量を調整する駆動装置20が取り付けら
れている。なお、支持部2の耕地Gに埋設されていない
部分2aの高さは、ポール3a、3bを支持部2に対し
て最も縮めた状態で送風機10を折り畳んだ時(横に倒
した時)に、送風機10の上端部が茶摘み機W等の作業
機器の作業の邪魔にならない高さ範囲に設定するのが好
ましい。
【0007】送風機10は、固定部材11、回転部材1
2、送風機本体部13等により構成されている。固定部
材11は、ポール3bの上端部に取り付けられている。
回転部材12は、固定部材11に対して回転可能(図
1、図2では紙面に垂直な方向)に取り付けられてい
る。本実施の形態では、回転部材11に設けられたモー
タの回転力を歯車機構やリンク機構に伝達することによ
って、回転部材12を固定部材11に対して所定の角度
範囲内で水平回転させるように構成している。回転部材
12には、送風機本体部13が回転軸14を中心に回転
可能(図1、図2では上下方向)に取り付けられてい
る。送風機本体部13の回転部材12に対する回転を容
易にするために、送風機本体部13にはガイド溝15が
設けられ、回転部材12にはガイド溝15に沿って移動
可能に嵌合されたガイドピン16が設けられている。こ
れにより、図1や図2に示すように、送風機本体部13
の回転部材12に対する上下方向の角度(俯仰角度)を
調節することができる。また、回転部材12には、送風
用のファン、ファンを駆動するモータ、ファンを覆うカ
バー等が設けられている。
【0008】支持部2、ポール3a、3bには、ポール
3a、3bの支持体2に対する伸縮量を調整するための
伸縮手段が設けられている。この伸縮手段は、ローラ3
aの下端部に回転可能に設けられたワイヤローラ4a、
ローラ3aの上端部に回転可能に設けられたワイヤロー
ラ4b、ワイヤローラ4a、4bに掛装されたワイヤ5
等により構成されている。ワイヤ5の一端は、ポール3
bの下端部に取り付けられ、他端は駆動装置20のドラ
ム22に連繋されている。
【0009】駆動装置20は、図3に示すように、略コ
字形状の架台21と、ワイヤ5を巻取りあるいは巻戻す
ドラム22、ドラム22を正逆転させる駆動部30等に
より構成されている。ドラム22は、その支持軸23が
架台21の側枠21a及び21bに回転可能に取り付け
られている。ドラム22が正方向(図3では実線矢印2
3X方向)に回転するとワイヤ5が巻取られ、ドラム2
2が逆方向(図3では点線矢印23Y方向)に回転する
とワイヤ5が巻戻される。
【0010】駆動部30は、図4に分解斜視図画示され
ている。ドラム22の一方の側面には、歯31aを有す
る大歯車31が取り付けられている。また、架台21の
側枠21a及び21cには駆動軸32が回転可能に取り
付けられている。この駆動軸32には、小径軸部32
a、中径軸部32b、大径軸部32cが段差状に形成さ
れている。小径軸部32aには、中径軸部32b側にリ
ング溝32dが形成されている。中径軸部32bには、
小径軸部32a側にネジ部32eが形成されている。大
径軸部32cには、回り止め用の切欠部32f、32g
(本実施の形態では軸方向の両側の2個所)が段差状に
形成されている。駆動軸32には、小歯車33、つめ歯
車34、ブレーキゴム35、36、ブレーキディスク3
7、38、歯車押え板39、C型止め具40が嵌め込ま
れる。
【0011】小歯車33には、外周側に、大歯車31の
歯31aと噛み合い可能な所定の歯幅の歯33aが形成
されている。また、小歯車33には、内周側に、駆動軸
32の中径軸部32bに形成されたネジ部32eと螺合
可能なネジ部33bが形成されている。これにより、駆
動軸33が正逆転することによって、歯31aと歯33
aが噛み合った状態で小歯車33が駆動軸32に沿って
移動する。例えば、駆動軸32が正方向(図3では実線
矢印32X方向)に回転すると、小歯車33はブレーキ
ディスク37に近づく方向(図3、図4では右方向)に
移動する。一方、駆動軸32が逆方向(図3では点線矢
印32Y方向)に回転すると、小歯車33はブレーキデ
ィスク37から離れる方向(図3、図4では左方向)に
移動する。ブレーキディスク38の内周側は、駆動軸3
2の大径部32cに形成されている回り止め用の切欠部
32fと同じ形状に形成されている。これにより、ブレ
ークディスク38は、駆動軸32に対して回り止めされ
るとともに、ブレーキゴム36から離れる方向(図3、
図4では右方向)への移動が規制される。また、C型止
め具40は、駆動軸32に形成されているリング溝32
dに嵌め込まれる。これにより、駆動軸32に嵌め込ま
れた各部材の駆動軸32の軸方向の他方側(図3、図4
では左方向)への移動が規制される。
【0012】また、架台21には、つめ歯車34に形成
されている歯34aと系脱可能なつめ体41が設けられ
ている。つめ歯車34の歯34a及びつめ体41は、つ
め歯車34が一方側の回転方向(本実施の形態では図3
に示す実線矢印32X方向)への回転は許容し、他方側
の回転方向(本実施の形態では図3に示す点線矢印32
Y方向)への回転は阻止されるように形成されている。
なお、つめ体41を常時つめ歯車34の歯34aと係合
可能に構成することもできるし、つめ体41をつめ歯車
34の歯34aと係合させたい時につめ体34を移動さ
せてつめ体41をつめ歯車34の歯34aに係合させる
ように構成することもできる。また、駆動軸32の大径
部32cに形成されている切欠き32gには、手動ハン
ドル45が取付けられる。手動ハンドル45は、駆動軸
32に着脱可能に取付けてもよいし、駆動軸32に固定
して取付けてもよい。
【0013】ポール3a、3bを支持部2に対して最も
縮めた状態で送風機10を折り畳んだ時(横に倒した
時)に、送風機10の上端部が茶摘み機W等の作業機器
の作業の邪魔にならないようにするには、支持部2の耕
地Gに埋設されていない部分2aの高さを低くする必要
がある。本実施の形態では、支持部2の耕地Gに埋設さ
れていない部分2aの高さは約50cmである。駆動装
置20を耕地Gの表面から約50cmの範囲内の高さに
取り付けた場合、駆動装置20の手動ハンドル45を操
作するのが困難であり、駆動装置20の保守作業も困難
である。手動ハンドル45の操作を容易とするために手
動ハンドル45の長さを短くすることが考えられるが、
この場合には手動ハンドルを大きな力で操作する必要が
あり、操作が困難となる。また、駆動装置20を耕地G
の表面に近い高さに設けた場合には、耕地Gの表面で跳
ね上げられた泥水等が駆動装置20に掛かり、駆動装置
20が汚れ易い。そこで、本実施の形態では、支持部2
の耕地Gに埋設されていない部分2aに支持アーム7を
取付ける。すなわち、図1、図2に示すように、支持ア
ーム7の先端部の高さが支持部2との取付部(基端部)
の高さより高くなるように所定の角度で上方に傾斜させ
て支持アーム7を支持部2に取付ける。この場合、先端
部の高さは、適切な長さの手動ハンドル45を支障なく
操作することができる高さに設定するのが好ましい。ま
た、支持アーム7は、送風機10を折り畳む(横に倒
す)最に邪魔にならない位置、例えば送風機10を折り
畳む側と反対側に取付けるのが好ましい。この支持アー
ム7の先端部に駆動装置20を取付け、また支持部2の
耕地Gに埋設されていない部分2aの支持アーム7との
取付部付近にワイヤローラ8を取付ける。そして、前記
したワイヤ5の他端をワイヤローラ8を介して駆動装置
20のドラム22に取付ける。
【0014】次に、本実施の形態の伸縮式防霜ファンの
動作の使用方法の1例を説明する。ポール3a、3bを
縮め、送風機10を折り畳むと、図2に示す非使用状態
となる。この状態から使用状態とするには、まず送風機
10を起こす。例えば、送風機本体部13の回動をロッ
クするロック部材(図示していない)を非ロック状態と
した後、送風機本体部13を回転軸14を中心に回転部
材12に対して上方向に回転させる。そして、送風機本
体部13の回転部材12に対する角度(俯仰角度)を所
定角度に設定した後、ロック部材をロック状態とする。
次に、手動ハンドル45を回転させて、駆動軸32を図
3に示す実線矢印32X方向に回転させる。駆動軸32
が実線矢印方向32X方向に回転すると、小歯車33の
ネジ部33b駆動軸32のネジ部32eの螺合によって
小歯車33が駆動軸32に沿って右方向に移動する。こ
れによって、つめ歯車34、ブレーキゴム35、36、
ブレーキディスク37が、小歯車33とブレーキディス
ク35間に挟持固定される。すなわち、つめ歯車34が
駆動軸32に固定される。このため、つめ歯車34の歯
34aとつめ体41による一方向回転機構が作動し、駆
動軸32は図3に示す実線矢印32X方向には回転可能
であるが、点線矢印32Y方向には回転不可能な状態と
なる。駆動軸32が実線矢印32X方向に回転すると、
小歯車33の歯33aと大歯車31の歯31aとの噛み
合わせにより、ドラム22が実線矢印23X方向に回転
し、ワイヤ5がドラム22に巻き取られていく。ワイヤ
5の巻取りに従って、アーム3a及び3bは支持体2に
対して伸長していく。すなわち、送風機10の高さ方向
の配設位置が高くなる。そして、送風機10を所定の高
さの位置に配設した状態で手動ハンドル45の操作を停
止する。この時、つめ歯車34が駆動軸32に固定され
ているため、つめ歯車34の歯34aとつめ体41によ
る一方向回転機構が作動している。したがって、手動ハ
ンドル45の操作を停止しても、アーム5が引っ張られ
て駆動軸32が点線矢印32Y方向に回転し、ワイヤ5
がドラム22から巻き戻されることはない。この状態で
起動スイッチ等を操作すると、送風機本体13は水平方
向の所定範囲内を往復移動(首振り旋回)しながら茶畝
Tに向けて送風する。
【0015】次に、茶摘み機W等の作業機器を用いて作
業を行うために、伸縮式送風ファンを非使用状態とする
には、まず支持部2に対してポール3a、3bを縮ませ
る。すなわち、手動ハンドル45を回転させて、駆動軸
32を点線矢印23Y方向に回転させる。駆動軸32が
点線矢印32Y方向に回転すると、小歯車33のネジ部
33bと駆動軸32のネジ部32eの螺合によって小歯
車33が駆動軸32に沿って左方向に移動する。これに
よって、小歯車33とブレーキディスク38によるつめ
歯車34、ブレーキゴム35、36、ブレーキディスク
37の挟持固定が解除される。すなわち、つめ歯車34
が駆動軸32に対して回転可能な状態となる。このた
め、つめ歯車34の歯34aとつめ体41による一方向
回転機構にの作用に関係なく駆動軸32は点線矢印32
Y方向へも回転可能となる。駆動軸32が点線矢印32
Y方向に回転すると、小歯車33の歯33aと大歯車3
1の波31aとの噛み合わせにより、ドラム22が点線
矢印23Y方向に回転し、ワイヤ5がドラム22から巻
き戻されていく。ワイヤ5の巻戻しに従って、アーム3
a及び3bは支持体2に対して縮んでいく。すなわち、
送風機10の高さ位置が低くなる。そして、アーム3a
及び3bを支持体2に収納した状態で手動ハンドル45
の操作を停止する。次に、送風機本体部13のロック部
材を非ロック状態とした後、送風機本体部13を回転軸
14を中心に回転部材12に対して下方向に回転させ
る。そして、送風機本体部13を回転部材12に対して
折り畳んだ(横に倒した)後、ロック部材をロック状態
とする。この非使用状態では、送風機10の上端の位置
が低くなるため、茶摘み機W等の作業機器の作業に対し
て送風機10が邪魔になることはない。
【0016】以上のように、本実施の形態の伸縮式防霜
ファンでは、ポール3a、3bを伸縮可能に支持する支
持部2に上方に傾斜した支持アーム7を取付け、支持ア
ーム7の先端部に駆動装置20を設けたので、簡単な構
造で、駆動装置20の手動ハンドル45を容易に操作す
ることができ、駆動装置の保守作業も容易に行うことが
できる。また、設置スペースが少なくてすみ、ポールの
重量が軽くなる。また、耕地で跳ね上がった泥水等が駆
動装置20に掛かるのを防止することができる。また、
支持アーム7の先端部に駆動装置を取付けたので、支持
部2に設けたワイヤローラ8と駆動装置20との間に所
定の間隔を設けることができる。これにより、この間隔
のワイヤ長さに適度の張力が作用し、ワイヤトラブルを
生ずることなくドラムにワイヤを整列巻きすることがで
きる。
【0017】以上の実施の形態では、手動ハンドル45
によってドラム22を回転させたが、電動機等の駆動源
によってドラム22を回転させることもできる。電動機
等の駆動源によってドラムを回転させる場合には、つめ
歯車34、ブレーキゴム35、36、ブレーキディスク
37、38等を省略し、電磁ブレーキ等を用いることが
できる。また、小歯車33や大歯車31を省略して直接
駆動することもできる。電動機等の電源によってドラム
を回転させる場合には、手動ハンドルが不要であるた
め、支持アームの先端部の高さが低くてもよい。したが
って、支持アームを上方に傾斜させて取付けなくてもよ
い。この場合には、支持アームに駆動装置を取付けるた
め、設置スペースを少なくすることができる。また、支
持アームに駆動装置を取付けるため、設置作業が容易と
なる。
【0018】また、伸縮手段としては、実施の形態で用
いた伸縮手段以外の種々の伸縮手段を用いることができ
る。また、駆動装置20の構成は、図3、図4に示した
ものに限定されず種々の構成の駆動装置を用いることが
できる。また、送風機10の構成は、図1、図2に示し
た構成に限定されず、首振り機構や俯仰角度調整機構等
は種々の構成のものを用いることができる。また、ポー
ルとしては支持部に伸縮可能であれば種々の構造のもの
を用いることができる。また、農作物等に対する霜害を
防止する防霜ファンとして説明したが、本発明は農作物
等の霜害を防止する以外の種々の用途に用いることもで
きる。その場合には、本発明は収納式ファンとして構成
される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
伸縮式防霜ファンを用いれば、設置スペースが少なくて
すみ、ポールの重量が軽く、構造が簡単となる。また、
設置作業が容易となる。また、本発明の請求項2に記載
の伸縮式防霜ファンを用いれば、駆動装置の操作、や保
守作業が容易となる。また、降雨時等に耕地面から跳ね
上げられた泥水等が駆動装置に掛かるのを防止すること
ができる。また、本発明の請求項3に記載の伸縮式防霜
ファンを用いれば、安価に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伸縮式防霜ファンの一実施の形態の使
用状態を示す図である。
【図2】本発明の伸縮式防霜ファンの一実施の形態の非
使用状態を示す図である。
【図3】本発明の伸縮式防霜ファンの一実施の形態の駆
動装置の斜視図である。
【図4】本発明の伸縮式防霜ファンの駆動装置の駆動部
の分解斜視図である。
【図5】茶畑に防霜ファンを配設した図である。
【符号の説明】
1 収納式防霜ファン 2 支持部 3a、3b ポール 4a、4b、8 ワイヤローラ 5 ワイヤ 7 支持アーム 10 送風機 20 駆動装置 45 手動ハンドル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風機と、送風機が取り付けられるポー
    ルと、耕地に埋設状に設けられ、ポールを伸縮可能に支
    持する支持部と、支持部に取り付けられた支持アーム
    と、支持アームに取り付けられ、支持部に対するポール
    の伸縮量を調節する駆動装置とを備える伸縮式防霜ファ
    ン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の伸縮式防霜ファンであ
    って、支持アームは、先端部の位置が支持部に対する取
    付部の位置より高くなるように上方に傾斜して取り付け
    られている伸縮式防霜ファン。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の伸縮式防霜フ
    ァンであって、駆動装置は、ワイヤを巻取り・巻戻し可
    能なドラムと、ドラムを回転させる手動ハンドルとを有
    する伸縮式防霜ファン。
JP11177264A 1999-06-23 1999-06-23 伸縮式防霜ファン Pending JP2001000055A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN102192165A (zh) * 2010-03-08 2011-09-21 艾美特电器(深圳)有限公司 一种遥控可移动电风扇
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