JPH1162880A - ターボ分子ポンプ - Google Patents

ターボ分子ポンプ

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JPH1162880A
JPH1162880A JP9231754A JP23175497A JPH1162880A JP H1162880 A JPH1162880 A JP H1162880A JP 9231754 A JP9231754 A JP 9231754A JP 23175497 A JP23175497 A JP 23175497A JP H1162880 A JPH1162880 A JP H1162880A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転翼で発生する熱をベース部を冷却するこ
となく放出するターボ分子ポンプを提供する。 【解決手段】 ケーシング側筒32は下方に延長されて
いる。ケーシング側筒32とケーシング底面34と裏蓋
6で形成された空間には水冷管36がスプリング状にケ
ーシング底面34に接する様に配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はターボ分子ポンプに
係わり、特に回転翼で発生する熱をベース部を冷却する
ことなく放出するターボ分子ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ターボ分子ポンプで例えば塩化ア
ルミニウム等を排気する場合、ターボ分子ポンプ内部で
飽和蒸気圧を越えてしまい、生成物の凝固や付着を生じ
る場合があった。図6にターボ分子ポンプの全体構成図
を示す。図6において、回転翼2は磁気軸受により浮上
しながら回転する様になっている。半径方向電磁石2
0、21と半径方向位置検出器22、23とモータ30
を含み電装部が構成されている。ここに、前述した生成
物は排気口26付近にある回転翼2及びネジ付きスペー
サ4で特に凝固、付着し易い状況にあった。そして、こ
の生成物の凝固や付着を防止するため、従来は図7に示
す様にベース部10の外周にヒータ8を巻着させてい
る。一方、ヒータ8による加熱は加熱しすぎると逆に回
転翼2の塑性変形等を招く。このため、ベース部10に
水冷管12を密接する方法が採られている。なお、図7
(A)はヒータと水冷管を配設したターボ分子ポンプの
縦断面図(部分簡略図)を示し、図7(B)は図7
(A)中の矢視線A−Aによる断面図を示している。ヒ
ータ8と水冷管12に関しては、ベース部10に内蔵さ
れた温度センサ16の温度が温度制御回路18で設定し
た温度になるように、ヒータ8のON/OFF及び水冷
管12の流量を決める電磁バルブ14のON/OFFが
制御される。かかる制御により、ターボ分子ポンプの性
能を維持しつつ生成物の凝固や付着を防止することが出
来ると考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ヒータ8及び水冷管12の電磁バルブ14制御では、温
度センサ16の温度が温度制御回路18で設定した温度
のとき、回転翼2の温度は排気気体流量を大きくすると
温度制御回路18の設定温度の倍以上の温度にまで達す
ることがあった。例えば、排気気体流量が許容値を万一
越えた状態で、ベース部10の温度を60度から80度
に保とうとすると、このときの回転翼2の温度は材料の
耐熱温度を越える場合がある。この状態が長時間続く
と、回転翼2等の応力低下等を生じ、ひいては破壊を招
く恐れがあった。従って、回転翼2の異常高温を避ける
ため、モータ30のパワーを落としたり、排気気体流量
を制限した使い方をしていた。
【0004】また、回転翼2の冷却は主に以下の2形態
により行われていた。第1の形態は排気気体流量が少な
い場合であり、回転翼2からベース部10又は外筒11
に放射(輻射)による熱移動がある。また、第2の形態
は排気気体流量が多い場合であり、回転翼2からベース
部10又は外筒11に排気気体を介した熱伝達による熱
移動がある。これらの放射熱や伝達熱は、ベース部10
又は外筒11を冷却することにより、冷却されている。
【0005】しかしながら、排気気体流量が少なく回転
翼2の発熱が大きい場合、例えば無負荷で磁場があると
き等には放射では十分な熱移動が出来ず、回転翼2が高
温になる恐れがあった。本発明はこのような従来の課題
に鑑みてなされたもので、回転翼で発生する熱をベース
部を冷却することなく放出するターボ分子ポンプを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、少なくともモータを含む電装部と、該電
装部を支持するベース部と、前記モータにより回転され
るシャフトと、該シャフトに固定された回転翼を備える
ターボ分子ポンプにおいて、前記ベース部を冷却せずに
前記電装部、回転翼及びシャフトを冷却する冷却手段を
備えたことを特徴とする。ここで、冷却手段としては、
生成物の凝固や付着を防止するためベース部を冷却する
ことなく電装部内部のモータ等、回転翼及びシャフトで
発生した熱のみを冷却するための手段であり、具体的に
は気体若しくは液体を媒体として発生した熱の吸収又は
放出を行うような手段のすべてをいう。このように形成
すると、生成物の凝固や付着を防止しつつ電装部内部で
発生した熱を外部に放熱出来るため許容流量等を向上さ
せることが出来る。
【0007】また、本発明は、前記冷却手段は、前記ベ
ース部の底部に配設した裏蓋と前記電装部の底部に配設
したケーシング底面とを接触させたことを特徴とする。
裏蓋は外気と接し、電装部内部の熱は外気により自然空
冷される。また、電装部内部の熱を放射し易く出来る。
【0008】また、本発明は、前記裏蓋に水冷、油冷又
は強制空冷による強制冷却部を固定又は着脱可能に外接
させたことを特徴とする。このことにより、電装部内部
の熱を外部で吸収し易く出来る。強制冷却部はターボ分
子ポンプの外部に配設されるため、着脱を容易とするこ
とが出来る。
【0009】ここで、電装部の上部若しくは周囲を水冷
により冷却することも可能であるが、本発明は、前記冷
却手段は、前記電装部の周囲に配設したケーシング側筒
を前記ベース部の底部に配設した裏蓋方向に延長し、か
つ該裏蓋と前記ケーシング側筒及び電装部の底部に配設
したケーシング底面にて形成された空間に水冷、油冷又
は強制空冷による強制冷却部を固定又は着脱可能に配設
することも出来る。このように形成すると、従来のター
ボ分子ポンプの構造上の変更を最小限に止めることが出
来る。なおここで、強制冷却部とは、電装部にて発生し
た熱を吸収し、外部に放熱出来れば足り、例えば水冷管
をケーシング底面に接触若しくは近接する様に配設した
り、形成された空間全体を水で満たしたりしても良い。
水冷管の形状や長さは限定するものではないが、ケーシ
ング底面に対し接触面積の大きくなる構造のものが望ま
しい。また、媒体は水に限定するものではなく他の熱交
換作用の大きい液体や気体を採用してもよい。
【0010】更に、本発明は、前記冷却手段は、パージ
ガスの流通路中に前記シャフト及び回転翼の回転により
ステータ近傍の圧力を高めるため少なくとも1本以上の
傾斜溝を配した少なくとも1段以上のパージガス昇圧部
を備えて構成した。パージガス昇圧部は、少なくとも1
本以上の傾斜溝が配されている。この傾斜溝は、シャフ
ト及び回転翼が回転すると、パージガスの排気が抑制さ
れる方向に働き、ステータ近傍の圧力が高められる。パ
ージガス昇圧部は、パージガスの流通路中のいずれの箇
所にも構成可能である。そして、パージガスの流通路中
に沿って、パージガス昇圧部を少なくとも1段以上配設
することが可能である。ステータ近傍の圧力を高めるこ
とにより、回転翼及びシャフトと電装部間の熱交換効率
を上げることが出来る。
【0011】更に、本発明は、前記冷却手段は、パージ
ガスの流通路中に前記シャフト及び回転翼の回転により
ステータ近傍の圧力を高めるため少なくとも1本以上の
傾斜溝を配した少なくとも1段以上のパージガス昇圧部
と、プロセスガスの逆流を防止するため少なくとも1本
以上の傾斜溝を配した少なくとも1段以上のプロセスガ
ス逆流防止部を備えて構成した。パージガスの流通路中
に、パージガス昇圧部の他にプロセスガス逆流防止部を
備えた。プロセスガス逆流防止部には、少なくとも1本
以上の傾斜溝が配されている。この傾斜溝は、シャフト
及び回転翼が回転すると、プロセスガスの逆流を防止す
る方向に働く。プロセスガスの電装部内部への侵入を防
止することによりプロセスガスによる電装部での腐食を
防止出来る。傾斜溝は回転翼が回転することによりステ
ータ近傍の圧力を高めるのに必要な傾斜と、プロセスガ
スの逆流を防止するのに必要な傾斜を含めばよい。傾斜
溝の形状や大きさ、長さ、個数を限定しなくても構成が
可能である。
【0012】更に、本発明は、前記電装部の周囲に配設
したケーシング側筒と前記ベース部の間には断熱材を一
部又は全周に渡り環装した。断熱材を配することによ
り、電装部の冷却がベース部に影響しない様にする。ベ
ース部が冷却されないため、ヒータやプロセスガスから
ベース部により放射熱が奪われることも無く、生成物の
凝固や付着を一層防止出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。本発明の第1実施形態を示す図1
は、図6中のAで示した領域を拡大したものである。ケ
ーシング側筒32は従来より下方に延長されている。ケ
ーシング側筒32とケーシング底面34と裏蓋6で形成
された空間には水冷管36がスプリング状にケーシング
底面34に接する様に配設されている。
【0014】次に動作を説明する。かかる構成によれ
ば、水冷管36に流水をすることにより電装部内で発生
した熱を水で吸収し、外部に放出することが出来る。一
方、ケーシング側筒32は延長されたことにより、ベー
ス部10を直接冷却することは無く、ベース部10が冷
却されることによる生成物の凝固や付着を防止出来る。
この結果、回転翼2の発熱を抑えられ、寿命や信頼性を
向上出来る。また、回転翼2の異常高温を回避出来るた
めポンプ流量等の制約を解消出来る。更に、水冷管36
は取り付け、取り外しが容易で、かつ熱交換効率が高
い。また、図示しないが、ケーシング底面34と裏蓋6
間を接触又は近づけることにより、電装部内の発生熱を
裏蓋6を介し外部に放射され易く出来る。ケーシング底
面34からの放射熱又は伝導熱は、直接裏蓋6に届くた
めベース部10を冷却することは無い。このとき水冷管
36を省略してもよいが、水冷管36と組み合わせるこ
とで一層の電装部に対する冷却効果を期待出来る。更
に、図示しないが、水冷管36に替えて、裏蓋6の外側
に水冷管37を外接させてもよい。このとき、電装部内
部の熱は水冷管37に吸収される。水冷管37は固定と
してもよいが、ターボ分子ポンプの外部に配設されるた
め着脱可能とすることも出来る。
【0015】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。本発明の第2実施形態を示す図2は、図6中のB
で示した領域を拡大した斜視断面図を示すものである。
ネジ付きスペーサ4は回転翼2に対する面がネジ状に螺
刻されている。一方、回転翼2を挟んで対峙するベース
部10には、回転翼2に対する面に図3(A)のように
溝48が形成されている。図3(A)は図2中の矢視線
D−Eによる部分を図示している。
【0016】次に動作を説明する。まず、図4には図3
(A)との対比を容易にするため、従来通りに溝38が
形成されたベース部10を示す。回転翼2の矢印方向へ
の回転に連れベース部10に螺旋状に刻設された溝38
により、パージガスは下方に押し出される。一方、上方
は電装部を内包したケーシングに連通しているため、プ
ロセスガスが電装部に逆流しにくくなっている。プロセ
スガスは例えば塩素系の場合、腐食性が強いため電装部
に侵入するのを防ぐ必要がある。しかし、一方で電装部
内部のパージガス圧力は低くなった状態にある。かかる
パージガスの圧力の低い状態は、結局パージガスの分子
数が少ないことより熱交換効率も低下した状態である。
これに対し、本実施形態では図3(A)の様にベース部
10に回転翼2の回転方向と逆方向に矛先を有する複数
個のV字型溝48を螺刻した。その結果、V字型溝48
の下側半分は図4と同方向に溝が刻設されているため、
回転翼2の回転に連れプロセスガスが電装部に逆流する
のを防止出来る。また、V字型溝48の上側半分は図4
と反対方向に溝が刻設されているため、パージガスの電
装部内部の圧力を高めることが出来る。更に、図3
(A)の別実施形態として、図3(B)に示すように回
転翼2のベース部10に対する面にV字型溝58を螺刻
することも可能である。このとき、V字型溝58の矛先
は回転翼2の回転方向と同方向とする。機能的には図3
(A)と同様になる。このことにより、プロセスガスの
逆流を防止しつつパージガスによる熱交換効率を高める
ことが出来、電装部を冷却することが出来る。
【0017】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。本発明の第3実施形態を示す図5は、図6中のC
で示した領域を拡大した部分断面図を示すものである。
図5において、ベース部10とケーシング側筒32間に
は断熱材40が環装されている。断熱材40は例えばス
テンレス材等の様に耐腐食性が強く、かつ熱伝導率の低
い材質を用いる。かかる構成により、電装部のみを冷却
し、ベース部10をも冷却することを防止出来る。な
お、第1実施形態乃至第3実施形態は各々独立して構成
してもよいが、組み合わせることによりベース部10を
冷却すること無く電装部のみを一層冷却することが可能
となる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、冷
却手段を備えたことにより、回転翼で発生する熱をベー
ス部を冷却することなく冷却出来るため、回転翼の寿命
や信頼性を向上出来る。
【0019】また、本発明によれば、裏蓋とケーシング
底面とを接触させたので、電装部内の熱を放射により外
部に放熱出来る。
【0020】更に、本発明によれば、裏蓋に強制冷却部
を外接させたので、電装部内部の熱を外部で吸収し易く
出来る。強制冷却部はターボ分子ポンプの外部に配設さ
れるため、着脱を容易とすることが出来る。
【0021】更に、本発明によれば、ケーシング側筒を
延長し、かつ強制冷却部を配設したことにより、ターボ
分子ポンプに大幅な構造上の変更を加えること無く電装
部を冷却出来る。
【0022】更に、本発明によれば、パージガスの流通
路中にパージガス昇圧部を備えたことにより、パージガ
スを冷却にも利用出来、省力性に優れる。
【0023】更に、本発明によれば、パージガスの流通
路中にパージガス昇圧部と、プロセスガス逆流防止部を
備えたことにより、プロセスガスの逆流を防止しつつ熱
交換効率を最大限に大きく出来る。
【0024】更に、本発明によれば、上述の各発明に加
えケーシング側筒とベース部の間には断熱材を環装した
ので、電装部のみを一層効率よく冷却出来る。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示す部分拡大図
【図2】 本発明の第2実施形態を示す部分拡大図
【図3】 図2中の矢視線D−Eによる部分を示した図
【図4】 従来通りに溝が形成されたベース部の図
【図5】 本発明の第3実施形態を示す部分拡大図
【図6】 ターボ分子ポンプの全体構成図
【図7】 ヒータ及び水冷管を配設したターボ分子ポン
【符号の説明】
2 回転翼 4 ネジ付きスペーサ 6 裏蓋 10 ベース部 30 モータ 32 ケーシング側筒 34 ケーシング底面 36、37 水冷管 40 断熱材 48、58 V字型溝

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともモータを含む電装部と、該電
    装部を支持するベース部と、前記モータにより回転され
    るシャフトと、該シャフトに固定された回転翼を備える
    ターボ分子ポンプにおいて、前記ベース部を冷却せずに
    前記電装部、回転翼及びシャフトを冷却する冷却手段を
    備えたことを特徴とするターボ分子ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記冷却手段は、前記ベース部の底部に
    配設した裏蓋と前記電装部の底部に配設したケーシング
    底面とを接触させたことを特徴とする請求項1記載のタ
    ーボ分子ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記裏蓋に水冷、油冷又は強制空冷によ
    る強制冷却部を固定又は着脱可能に外接させたことを特
    徴とする請求項2記載のターボ分子ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記冷却手段は、前記電装部の周囲に配
    設したケーシング側筒を前記ベース部の底部に配設した
    裏蓋方向に延長し、かつ該裏蓋と前記ケーシング側筒及
    び電装部の底部に配設したケーシング底面にて形成され
    た空間に水冷、油冷又は強制空冷による強制冷却部を固
    定又は着脱可能に配設したことを特徴とする請求項1記
    載のターボ分子ポンプ。
  5. 【請求項5】 前記冷却手段は、パージガスの流通路中
    に前記シャフト及び回転翼の回転によりステータ近傍の
    圧力を高めるため少なくとも1本以上の傾斜溝を配した
    少なくとも1段以上のパージガス昇圧部を備えたことを
    特徴とする請求項1、2、3又は4記載のターボ分子ポ
    ンプ。
  6. 【請求項6】 前記冷却手段は、パージガスの流通路中
    に前記シャフト及び回転翼の回転によりステータ近傍の
    圧力を高めるため少なくとも1本以上の傾斜溝を配した
    少なくとも1段以上のパージガス昇圧部と、プロセスガ
    スの逆流を防止するため少なくとも1本以上の傾斜溝を
    配した少なくとも1段以上のプロセスガス逆流防止部を
    備えたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の
    ターボ分子ポンプ。
  7. 【請求項7】 前記電装部の周囲に配設したケーシング
    側筒と前記ベース部の間には断熱材を一部又は全周に渡
    り環装したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5
    又は6記載のターボ分子ポンプ。
JP09231754A 1997-08-13 1997-08-13 ターボ分子ポンプ Expired - Fee Related JP3084622B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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