JPH116275A - 床化粧材用幅調整材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】美観に優れ且つ施工性に優れた床化粧材用縁部
材を提供する。 【解決手段】床面に床化粧材を敷設した状態で、その床
化粧材の縁に敷設される床化粧材用縁部材１である。表
面の長手方向又は幅方向に沿って凹溝１１１が設けられ
た縁部材本体１１に、表面材１２がその下部を前記凹溝
１１１に嵌合するように装着とされている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、バルコニ
ー、ベランダ、プールサイド、通路等に敷設される床化
粧材用幅調整材に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】一般に、互いに連結可能とされたユニッ
ト式の床化粧材を、バルコニー、ベランダ、プールサイ
ド、通路等の床面に敷設することが行われている。この
場合、床化粧材の大きさの単位でしか敷設できないの
で、床面端部には、中途半端な余り寸法を生じることと
なる。

【０００３】そこで、従来より、このような余り寸法部
分に敷設する幅調整材として、網目状に形成された樹脂
製の幅調整材が知られている。したしながら、この幅調
整材は、通常、床化粧材とは異なる材質のものとなるた
めに美観をそこねたり、又、施工性が悪いという問題点
があった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の様な
従来の問題点を解消し、美観に優れ且つ施工性に優れた
床化粧材用幅調整材を提供することを目的としてなされ
たものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本願の請求項１に記載の
発明（本発明１）は、床面に床化粧材を敷設した状態
で、その床化粧材の縁に敷設される床化粧材用幅調整材
であって、表面の長手方向又は幅方向に沿って凹溝が設
けられた幅調整材本体上に、表面材がその下部を前記凹
溝に嵌合するようにして装着されている床化粧材用幅調
整材である。

【０００６】本願の請求項２に記載の発明（本発明２）
は、床面に床化粧材を敷設した状態で、その床化粧材の
縁に敷設される床化粧材用幅調整材材であって、幅調整
材本体上の長手方向又は幅方向に沿って表面材が貼着さ
れている床化粧材用幅調整材材である。

【０００７】本発明において、表面材の材質としては、
床化粧材の表面素材と同じものが好適に使用され、例え
ば、磁気タイル、ゴム、木、無機焼結合タイル等が挙げ
られる。表面材は長尺体であってもよいし、又、短尺体
であってもよい。表面材は、幅調整材本体上に、その長
手方向に沿って装着又は貼着されてもよいし、幅方向に
沿って装着又は貼着されてもよい。又、それらは、それ
ぞれ、複数列並設されてもよい。

【０００８】

【作用】本発明１の床化粧材用幅調整材は、表面の長手
方向又は幅方向に沿って凹溝が設けられた幅調整材本体
に、突条が下方に設けられた表面材が、その突条を前記
凹溝に嵌合するように装着可能とされていることによ
り、表面材として床化粧材の表面素材と同じものを使用
することができ、床化粧材との境目を感じさせないよう
にすることができるので、美観に優れており、且つ幅調
整材本体上に表面材を装着するだけでよいので施工性に
優れている。

【０００９】本発明２の床化粧材用幅調整材は、幅調整
材本体の表面の長手方向又は幅方向に沿って、表面材が
貼着されていることにより、表面材として床化粧材の表
面素材と同じものを使用することができ、床化粧材との
境目を感じさせないようにすることができるので、美観
に優れており、且つ幅調整材本体上に、表面材を貼着す
るだけでよいので施工性に優れている。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図１は、本発明の床化粧材用幅調
整材の一例を示す斜視図である。床化粧材用幅調整材１
は、幅調整材本体１１と表面材１２からなる。

【００１１】図１において、１１は樹脂製の幅調整材本
体であって、裏面には複数個の脚部１１２が設けられて
おり、表面には長手方向に沿って複数本の凹溝１１１が
並設されている。凹溝１１１は開口部側が口窄まり状に
形成されている。この幅調整材本体１１は、複数個が連
結して使用できるように、相互に隣接する側面には、相
互間を連結するための係止部や係合部（図示せず）が設
けられている。

【００１２】１２は磁気タイルからなる長尺の表面材で
あって、裏面には、長手方向に沿って、幅調整材本体１
１の凹溝１１１に嵌合する突条１２１が設けられてい
る。

【００１３】図２に示すように、幅調整材本体１１上
に、各表面材１２がその突条１２１を幅調整材本体１１
の縦方向に並設された各凹溝１１１に嵌合するように装
着されて、床化粧材用幅調整材１が形成されている。こ
の床化粧材用幅調整材１は、特に図示しないが、床面に
床化粧材を敷設した状態で、この床化粧材を敷設できな
い床面余り寸法部分に、幅調整材として敷設される。

【００１４】尚、幅調整材本体の表面に設けられる複数
本の凹溝は、表面に幅方向に沿って設けられていてもよ
い。その場合には、図３に示すように、幅調整材本体１
３上に、各表面材１４がその突条を幅調整材本体１３の
横方向に並設された各凹溝に嵌合するように装着されて
床化粧材用幅調整材１′が形成されている。

【００１５】又、図４に示すように、短尺状の表面材を
用いられて、幅調整材本体１５の表面の長手方向に沿っ
て設けられた各凹溝に、各表面材１６がその突条を嵌合
するように格子状に嵌合するように装着されて、床化粧
材用幅調整材１′′が形成されてもよい。この場合に
も、幅調整材本体１５上に、の表面の幅方向に沿って設
けられた凹溝に、各表面材１６がその突条を幅調整材本
体１５の表面の幅方向に沿って設けられた凹溝に嵌合す
るように格子状に装着されて、床化粧材用幅調整材が形
成されてもよい。

【００１６】図５は、本発明の床化粧材用幅調整材の更
に別の例を示す斜視図である。床化粧材用幅調整材２
は、幅調整材本体２１と表面材２２からなる。樹脂製の
幅調整材本体２１の裏面には複数個の脚部２１２が設け
られており、表面には長手方向に沿って複数本の凹溝２
１１が並設されている。凹溝２１１を形成する両側壁
は、底に向かうにつれてて次第に幅広となる傾斜面２１
１ａとされている。

【００１７】２２は磁気タイルからなり横断面外形が略
四角形をなす長尺の表面材であり、下部側面には下端に
向かうにつれて次第に幅広とされた傾斜面２２１とされ
ている。幅調整材本体２１上に、各表面材２２がその下
部を幅調整材本体２１の縦方向に並設された各凹溝２１
１に嵌合するように装着されて、床化粧材用幅調整材２
が形成されている。

【００１８】図６は、本発明の床化粧材用幅調整材の更
に別の例を示す斜視図である。床化粧材用幅調整材３
は、幅調整材本体３１と表面材３２からなる。樹脂製の
幅調整材本体３１の裏面には複数個の脚部３１２が設け
られており、表面には長手方向に沿って複数本の凹溝３
１１が並設されている。凹溝３１１を形成する両側壁に
は、上部に長手方向に沿って凹溝３１１側に突出する突
条３１１ａが設けられている。

【００１９】３２は磁気タイルからなり横断面外形が略
四角形をなす長尺の表面材である。幅調整材本体３１上
に、各表面材３２がその下部を幅調整材本体３１の縦方
向に並設された各凹溝３１１に嵌合するように装着され
て、床化粧材用幅調整材３が形成されている。

【００２０】図７は、本発明の床化粧材用幅調整材の更
に別の例を示す斜視図である。床化粧材用幅調整材４
は、幅調整材本体４１と表面材４２からなる。この例で
は、表面材４２の両側面であって、幅調整材４１の凹溝
４１１に突出するように設けられた突条４１１ａに対応
する部分に、長手方向に溝４２１が設けられている。

【００２１】幅調整材本体４１の縦方向に並設された各
凹溝４１１に、各表面材４２がその下部の溝４２１を突
条４１１ａに嵌合するように装着されて、床化粧材用幅
調整材３とされている。その他の構造については、図６
を参照したものと同じであるので、対応する図番のみを
付して詳細な説明を省略する。

【００２２】図８は、本発明の床化粧材用幅調整材の更
に別の例を示す斜視図である。床化粧材用幅調整材５
は、幅調整材本体５１と表面材５２からなる。樹脂製の
幅調整材本体５１の裏面には複数個の脚部５１１が設け
られている。

【００２３】５２は磁気タイルからなり横断面外形が略
四角形をなす長尺の表面材である。この例では、幅調整
材本体５１上の縦方向に並設に、各表面材５２が接着剤
５３を介して貼着されて床化粧材用幅調整材５が形成さ
れている。

【００２４】図９は、本発明の床化粧材用幅調整材の更
に別の例を示す斜視図である。床化粧材用幅調整材６
は、幅調整材本体６１と表面材６２からなる。樹脂製の
幅調整材本体６１の裏面には複数個の脚部６１１が設け
られている。

【００２５】６２は磁気タイルからなり横断面外形が略
四角形をなす長尺の表面材である。この例では、幅調整
材本体６１上の縦方向に並設に、各表面材６２が両面粘
着テープ６３を介して貼着されて床化粧材用幅調整材６
が形成されている。

【００２６】

【発明の効果】本発明の床化粧材用幅調整材は、上記の
ようにされているので、美観及び施工性に優れている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の床化粧材用幅調整材の一例を示す斜視
図である。

【図２】本発明の床化粧材用幅調整材の一例を示す平面
図である。

【図３】本発明の床化粧材用幅調整材の別の例を示す平
面図である。

【図４】本発明の床化粧材用幅調整材の更に別一例を示
す平面図である。

【図５】本発明の床化粧材用幅調整材の更に別の例を示
す斜視図である。

【図６】本発明の床化粧材用幅調整材の更に別の例を示
す斜視図である。

【図７】本発明の床化粧材用幅調整材の更に別の例を示
す斜視図である。

【図８】本発明の床化粧材用幅調整材の更に別の例を示
す斜視図である。

【図９】本発明の床化粧材用幅調整材の更に別の例を示
す斜視図である。

【符号の説明】

１，１′，１′′，２，３，４，５，６ 床化粧材用幅
調整材 １１，１３，１５，２１，３１，４１，５１，６１ 幅
調整材本体 １２，１４，１６，２２，３２，４２，５２，６２ 表
面材 １１１，２１１，３１１，４１１ 凹溝 １２１ 突条

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 床面に床化粧材を敷設した状態で、その
   床化粧材の縁に敷設される床化粧材用幅調整材材であっ
   て、表面の長手方向又は幅方向に沿って凹溝が設けられ
   た幅調整材本体上に、表面材がその下部を前記凹溝に嵌
   合するようにして装着されていることを特徴とする床化
   粧材用幅調整材。
2. 【請求項２】 床面に床化粧材を敷設した状態で、その
   床化粧材の縁に敷設される床化粧材用幅調整材であっ
   て、幅調整材本体上の長手方向又は幅方向に沿って表面
   材が貼着されていることを特徴とする床化粧材用幅調整
   材。