JPH1161324A - 耐候性に優れた建築用低降伏比耐火鋼材 - Google Patents
耐候性に優れた建築用低降伏比耐火鋼材Info
- Publication number
- JPH1161324A JPH1161324A JP21200197A JP21200197A JPH1161324A JP H1161324 A JPH1161324 A JP H1161324A JP 21200197 A JP21200197 A JP 21200197A JP 21200197 A JP21200197 A JP 21200197A JP H1161324 A JPH1161324 A JP H1161324A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- steel
- hardness
- present
- ferrite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】低降伏比、耐火性、及び耐候性を備えた鋼材を
提供する。 【解決手段】重量%で、Cr:0.1〜1%と、Mo:
0.2〜0.5%とを含有し、フェライトの第1相とフ
ェライト以外の第2相とからなり、第2相の硬さ(H
v)が185〜235でかつ第1相と第2相の硬さ(H
v)の比が0.7以下の組織を有する引張強さ400M
Pa級の耐候性に優れた建築用低降伏比耐火鋼材であ
る。
提供する。 【解決手段】重量%で、Cr:0.1〜1%と、Mo:
0.2〜0.5%とを含有し、フェライトの第1相とフ
ェライト以外の第2相とからなり、第2相の硬さ(H
v)が185〜235でかつ第1相と第2相の硬さ(H
v)の比が0.7以下の組織を有する引張強さ400M
Pa級の耐候性に優れた建築用低降伏比耐火鋼材であ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築用鋼材として要
求される低降伏比と耐火性を有し、さらに耐候性が優れ
た建築用鋼材に関する。
求される低降伏比と耐火性を有し、さらに耐候性が優れ
た建築用鋼材に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄骨構造の高層建築物には、設計者が地
震の崩壊モードをコントロールできるような耐震設計が
適用されている。このような耐震設計を確実にするた
め、使用鋼材の観点からは低降伏比と狭YPレンジが必
要とされる。また火災に対しては耐火設計の見直しが行
われたことにより、高温強度に優れた耐火鋼材を用いて
耐火被覆を減らすことが可能となった。耐火鋼材の使用
は、工期の短縮、工事費の低減、建築物内の有効面積の
拡大につながることから、このような新しい耐火設計が
盛んになっている。
震の崩壊モードをコントロールできるような耐震設計が
適用されている。このような耐震設計を確実にするた
め、使用鋼材の観点からは低降伏比と狭YPレンジが必
要とされる。また火災に対しては耐火設計の見直しが行
われたことにより、高温強度に優れた耐火鋼材を用いて
耐火被覆を減らすことが可能となった。耐火鋼材の使用
は、工期の短縮、工事費の低減、建築物内の有効面積の
拡大につながることから、このような新しい耐火設計が
盛んになっている。
【0003】従って上記した耐震設計と耐火設計を組み
合わせた手法を用いる高層建築物には、低降伏比と耐火
性を備えた鋼材が必要とされている。このような低降伏
比と耐火性を兼ね備えた建築用鋼材に関しては、特開平
4−83821号公報、特開平4−56723号公報、
特開平4−50362号公報などが出願されている。こ
れらの出願は、いずれも0.3%以上のMo含有鋼をベ
ースにNb,Vを添加し、圧延仕上がり温度を比較的高
温域としている。
合わせた手法を用いる高層建築物には、低降伏比と耐火
性を備えた鋼材が必要とされている。このような低降伏
比と耐火性を兼ね備えた建築用鋼材に関しては、特開平
4−83821号公報、特開平4−56723号公報、
特開平4−50362号公報などが出願されている。こ
れらの出願は、いずれも0.3%以上のMo含有鋼をベ
ースにNb,Vを添加し、圧延仕上がり温度を比較的高
温域としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような構造用材では、外部鉄筋としての使用を考慮し
た場合に必要となる耐候性に関しては何ら配慮されてお
らず、鉄筋構造の多様化を図り得ないという問題があっ
た。本発明の目的は以上の点を考慮し、低降伏比、耐火
性、及び耐候性を備えた鋼材を提供することにある。
たような構造用材では、外部鉄筋としての使用を考慮し
た場合に必要となる耐候性に関しては何ら配慮されてお
らず、鉄筋構造の多様化を図り得ないという問題があっ
た。本発明の目的は以上の点を考慮し、低降伏比、耐火
性、及び耐候性を備えた鋼材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明は以下に示す手段を用いてい
る。 (1)本発明の鋼材は、重量%で、Cr:0.1〜1%
と、Mo:0.2〜0.5%とを含有し、フェライトの
第1相とフェライト以外の第2相とからなり、第2相の
硬さ(Hv)が185〜235でかつ第1相と第2相の
硬さ(Hv)の比が0.7以下の組織を有する引張強さ
400MPa級の耐候性に優れた建築用低降伏比耐火鋼
材である。
達成するために、本発明は以下に示す手段を用いてい
る。 (1)本発明の鋼材は、重量%で、Cr:0.1〜1%
と、Mo:0.2〜0.5%とを含有し、フェライトの
第1相とフェライト以外の第2相とからなり、第2相の
硬さ(Hv)が185〜235でかつ第1相と第2相の
硬さ(Hv)の比が0.7以下の組織を有する引張強さ
400MPa級の耐候性に優れた建築用低降伏比耐火鋼
材である。
【0006】(2)本発明の鋼材は、重量%で、Cr:
0.1〜1%と、Mo:0.2〜0.5%とを含有し、
フェライトの第1相とフェライト以外の第2相とからな
り、第1相の硬さ(Hv)が110〜195、第2相の
硬さ(Hv)が235〜280の組織を有する引張強さ
490MPa級の耐候性に優れた建築用低降伏比耐火鋼
材である。
0.1〜1%と、Mo:0.2〜0.5%とを含有し、
フェライトの第1相とフェライト以外の第2相とからな
り、第1相の硬さ(Hv)が110〜195、第2相の
硬さ(Hv)が235〜280の組織を有する引張強さ
490MPa級の耐候性に優れた建築用低降伏比耐火鋼
材である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明者らは、低降伏比、耐火
性、及び耐候性を備えた鋼材を得るために、鋭意研究を
重ねた結果、以下の知見を得るに至った。図1は0.0
8C−0.3Si−1.4Mn−0.2Cr−0.25
Mo−0.02V鋼を用い、1200℃に加熱後、圧延
仕上温度を800〜900℃、冷却速度を放冷〜10℃
/秒、冷却開始温度を650〜800℃までそれぞれ変
化させ、加速冷却の場合は500℃まで冷却し、その後
放冷した場合の600℃における高温強度をフェライト
以外の第2相の分率で整理した結果である。従来、高温
強度と第2相の分率には比較的良い相関性があるといわ
れてきたが、圧延、冷却条件を広範囲に変化させた場合
は、図1に示すように両者の間には必ずしも良い相関性
は認められない。
性、及び耐候性を備えた鋼材を得るために、鋭意研究を
重ねた結果、以下の知見を得るに至った。図1は0.0
8C−0.3Si−1.4Mn−0.2Cr−0.25
Mo−0.02V鋼を用い、1200℃に加熱後、圧延
仕上温度を800〜900℃、冷却速度を放冷〜10℃
/秒、冷却開始温度を650〜800℃までそれぞれ変
化させ、加速冷却の場合は500℃まで冷却し、その後
放冷した場合の600℃における高温強度をフェライト
以外の第2相の分率で整理した結果である。従来、高温
強度と第2相の分率には比較的良い相関性があるといわ
れてきたが、圧延、冷却条件を広範囲に変化させた場合
は、図1に示すように両者の間には必ずしも良い相関性
は認められない。
【0008】そこで本発明者らは、このようなCr,M
o含有低合金鋼において高温強度を確保することを目的
に、組織の詳細な解析を行い、低合金鋼の600℃での
高温強度は第2相の分率ではなく、その硬さ(Hv)と
良い相関性があることを発見した。
o含有低合金鋼において高温強度を確保することを目的
に、組織の詳細な解析を行い、低合金鋼の600℃での
高温強度は第2相の分率ではなく、その硬さ(Hv)と
良い相関性があることを発見した。
【0009】図2は、0.08C−0.25Si−0.
65Mn−0.30Cr−0.26Mo−0.03V鋼
を用い、1200℃に加熱後、圧延仕上温度を800〜
900℃、冷却速度を放冷〜10℃/秒、冷却開始温度
を650〜800℃までそれぞれ変化させ、加速冷却の
場合は500℃まで冷却し、その後放冷した場合の60
0℃における高温強度と室温における引張強度を第2相
の硬さで整理した結果である。高温強度または室温にお
ける引張強度と第2相の硬さには良い相関性があり、第
2相の硬さを185〜235とすることで400MPa
級鋼の高温強度の下限値、室温における引張強度の上限
値を満足できることがわかる。また第2相の硬さを上記
範囲にした場合は、室温における降伏応力の下限値も満
足できることを確認した。
65Mn−0.30Cr−0.26Mo−0.03V鋼
を用い、1200℃に加熱後、圧延仕上温度を800〜
900℃、冷却速度を放冷〜10℃/秒、冷却開始温度
を650〜800℃までそれぞれ変化させ、加速冷却の
場合は500℃まで冷却し、その後放冷した場合の60
0℃における高温強度と室温における引張強度を第2相
の硬さで整理した結果である。高温強度または室温にお
ける引張強度と第2相の硬さには良い相関性があり、第
2相の硬さを185〜235とすることで400MPa
級鋼の高温強度の下限値、室温における引張強度の上限
値を満足できることがわかる。また第2相の硬さを上記
範囲にした場合は、室温における降伏応力の下限値も満
足できることを確認した。
【0010】図3は同様に図2で組織を変化させた鋼に
ついて、フェライトと第2相の硬さの比と室温の降伏比
の関係を整理した結果である。両者の間には良い相関性
があり、フェライトと第2相の硬さの比を0.7以下と
することで、室温において80%以下の低降伏比が40
0MPa級鋼において得られる。本発明の請求項1はこ
れらの知見に基づいてなされたものである。
ついて、フェライトと第2相の硬さの比と室温の降伏比
の関係を整理した結果である。両者の間には良い相関性
があり、フェライトと第2相の硬さの比を0.7以下と
することで、室温において80%以下の低降伏比が40
0MPa級鋼において得られる。本発明の請求項1はこ
れらの知見に基づいてなされたものである。
【0011】図4は、0.07C−0.30Si−1.
20Mn−0.35Mo−0.53Cr−0.05V鋼
を用い、1200℃に加熱後、圧延仕上温度を800〜
900℃、冷却速度を放冷〜10℃/秒、冷却開始温度
を650〜800℃までそれぞれ変化させ、加速冷却の
場合は500℃まで冷却し、その後放冷した場合の60
0℃における高温強度と室温における引張強度を第2相
の硬さで整理した結果である。高温強度または室温にお
ける引張強度と第2相の硬さには400MPa級鋼の場
合と同様に良い相関性があり、第2相の硬さを235〜
280とすることで490MPa級鋼の高温強度の下限
値、室温における引張強度の上限値を満足できることが
わかる。
20Mn−0.35Mo−0.53Cr−0.05V鋼
を用い、1200℃に加熱後、圧延仕上温度を800〜
900℃、冷却速度を放冷〜10℃/秒、冷却開始温度
を650〜800℃までそれぞれ変化させ、加速冷却の
場合は500℃まで冷却し、その後放冷した場合の60
0℃における高温強度と室温における引張強度を第2相
の硬さで整理した結果である。高温強度または室温にお
ける引張強度と第2相の硬さには400MPa級鋼の場
合と同様に良い相関性があり、第2相の硬さを235〜
280とすることで490MPa級鋼の高温強度の下限
値、室温における引張強度の上限値を満足できることが
わかる。
【0012】図5は0.07C−0.25Si−1.1
5Mn−0.20Cr−0.20Mo鋼において、V添
加量、圧延条件を変化させた鋼について、フェライトの
硬さと室温の降伏強度の関係を整理した結果である。建
築用の490MPa級鋼の新JISを満足するには、フ
ェライトの硬さを110〜195とすることが必要であ
る。
5Mn−0.20Cr−0.20Mo鋼において、V添
加量、圧延条件を変化させた鋼について、フェライトの
硬さと室温の降伏強度の関係を整理した結果である。建
築用の490MPa級鋼の新JISを満足するには、フ
ェライトの硬さを110〜195とすることが必要であ
る。
【0013】本発明の請求項2はこれらの知見に基づい
てなされたものである。以上の知見に基づき、本発明者
らは、CrとMoの添加量及び組織の硬さ(Hv)を一
定範囲内に制御するようにして、低降伏比、耐火性、及
び耐候性を備えた鋼材を見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は鋼組成及び鋼組織を下記範囲に限定
することにより、建築用の400MPa級および490
MPa級の新JIS;SN規格材、耐候性をも備えた建
築用低降伏比鋼材を提供することができる。
てなされたものである。以上の知見に基づき、本発明者
らは、CrとMoの添加量及び組織の硬さ(Hv)を一
定範囲内に制御するようにして、低降伏比、耐火性、及
び耐候性を備えた鋼材を見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は鋼組成及び鋼組織を下記範囲に限定
することにより、建築用の400MPa級および490
MPa級の新JIS;SN規格材、耐候性をも備えた建
築用低降伏比鋼材を提供することができる。
【0014】以下に本発明の成分添加理由、成分限定理
由、及び鋼組織の限定理由について、説明する。 (1)成分組成範囲 Mo:0.2〜0.5% Moは焼き入れ性の向上、固溶、析出強化などにより、
高強度化に効果があり、特に中高温域での強度向上に有
効である。このような効果を発揮するには0.2%以上
の添加が必要であるが、0.5%を越える添加は経済
性、溶接性を損なう。したがって0.2〜0.5%の範
囲である。
由、及び鋼組織の限定理由について、説明する。 (1)成分組成範囲 Mo:0.2〜0.5% Moは焼き入れ性の向上、固溶、析出強化などにより、
高強度化に効果があり、特に中高温域での強度向上に有
効である。このような効果を発揮するには0.2%以上
の添加が必要であるが、0.5%を越える添加は経済
性、溶接性を損なう。したがって0.2〜0.5%の範
囲である。
【0015】Cr:0.1〜1% Crは耐候性を向上させる元素であり、また高温強度の
上昇にも有効である。このような効果を発揮するには
0.1%以上の添加が必要であるが、1%を越える添加
は経済性、溶接性を損なう。したがって0.1〜1%の
範囲である。
上昇にも有効である。このような効果を発揮するには
0.1%以上の添加が必要であるが、1%を越える添加
は経済性、溶接性を損なう。したがって0.1〜1%の
範囲である。
【0016】C<0.2% Cは所定の強度を確保するために添加するが、0.2%
を越えると溶接性および靭性が劣化するので、上限は好
ましくは0.2%である。
を越えると溶接性および靭性が劣化するので、上限は好
ましくは0.2%である。
【0017】また、Si,P,Sは本発明の効果を阻害
しない範囲で、それぞれ0.5、0.02、0.02%
の混入は許容される。また、必要に応じてMn,Nb,
V,Ni,Cuを、それぞれ、<2%、<0.1%、<
0.1%、<0.5%、<0.5%添加することも可能
である。
しない範囲で、それぞれ0.5、0.02、0.02%
の混入は許容される。また、必要に応じてMn,Nb,
V,Ni,Cuを、それぞれ、<2%、<0.1%、<
0.1%、<0.5%、<0.5%添加することも可能
である。
【0018】(2)鋼組織 上記の成分組成範囲に調整された本発明の鋼材は、引張
強さ400MPa級の場合は、フェライト(第1相)以
外の第2相の硬さ(Hv)が185〜235でかつフェ
ライトと第2相の硬さ(Hv)の比が0.7以下の組織
を有し、引張強さ490MPa級の場合は、フェライト
(第1相)の硬さ(Hv)が110〜195、その他の
第2相の硬さ(Hv)が235〜280の組織を有す
る。
強さ400MPa級の場合は、フェライト(第1相)以
外の第2相の硬さ(Hv)が185〜235でかつフェ
ライトと第2相の硬さ(Hv)の比が0.7以下の組織
を有し、引張強さ490MPa級の場合は、フェライト
(第1相)の硬さ(Hv)が110〜195、その他の
第2相の硬さ(Hv)が235〜280の組織を有す
る。
【0019】なお、フェライト以外の第2相とは、パー
ライト、ベイナイト、若しくはマルテンサイト、または
これらの混在した組織をさす。400MPa級耐火耐候
性鋼の第2相の硬さは本発明で明らかにしたように、高
温強度と良い相関性があり、高いほど望ましいが、図2
に示したように引張強度の上限との関係も考慮し、18
5〜235である。
ライト、ベイナイト、若しくはマルテンサイト、または
これらの混在した組織をさす。400MPa級耐火耐候
性鋼の第2相の硬さは本発明で明らかにしたように、高
温強度と良い相関性があり、高いほど望ましいが、図2
に示したように引張強度の上限との関係も考慮し、18
5〜235である。
【0020】またフェライトと第2相の硬さの比は図3
に示したように室温での降伏比(YR)と良い相関性が
あり、80%以下の低降伏比を得るためには、0.7以
下が必要である。
に示したように室温での降伏比(YR)と良い相関性が
あり、80%以下の低降伏比を得るためには、0.7以
下が必要である。
【0021】490MPa級耐火耐候性鋼についても、
第2相の硬さは本発明で明らかにしたように高温強度と
良い相関性があり、高いほど望ましいが、図4に示した
ように引張強度の上限との関係も考慮し、235〜28
0である。
第2相の硬さは本発明で明らかにしたように高温強度と
良い相関性があり、高いほど望ましいが、図4に示した
ように引張強度の上限との関係も考慮し、235〜28
0である。
【0022】また、フェライトの硬さは図5に示したよ
うに、室温でのYSと良い相関性があり、建築用の49
0MPa級鋼の新JISを満足する110〜195であ
る。上記の成分組成範囲及び鋼組織に調整することによ
り、低降伏比、耐火性、及び耐候性を備えた鋼材を得る
ことが可能となる。
うに、室温でのYSと良い相関性があり、建築用の49
0MPa級鋼の新JISを満足する110〜195であ
る。上記の成分組成範囲及び鋼組織に調整することによ
り、低降伏比、耐火性、及び耐候性を備えた鋼材を得る
ことが可能となる。
【0023】なお、本発明では製造方法については特に
限定しない。すなわち、鋼の溶製方法、鋼材の圧延方法
及び熱処理方法は通常採用される条件であればよい。以
下に本発明の実施例を挙げ、本発明の効果を立証する。
限定しない。すなわち、鋼の溶製方法、鋼材の圧延方法
及び熱処理方法は通常採用される条件であればよい。以
下に本発明の実施例を挙げ、本発明の効果を立証する。
【0024】
(実施例1)表1に示す成分の400MPa級を対象に
した各供試鋼(本発明鋼No.1〜7、比較鋼:No.
8〜10)を1200℃に加熱後、800℃で20mm
に圧延した。各供試鋼の組織(フェライト、第2相)の
硬さ、室温および600℃における引張強度、及び耐候
性を併せて示す。硬さはビッカース試験により測定し、
引張強度はJIS5号試験片を用いて測定した。また、
耐候性試験は、湿潤、乾燥条件を繰り返した後の試験片
の重量減少量で評価した。即ち、比較鋼No.8を基準
とし、その重量減少量を1.0とし、他の鋼の重量減少
量を求め、その逆数で耐候性を評価した。表1中で耐候
性の値が大きいほど耐候性に優れていることを示す。
した各供試鋼(本発明鋼No.1〜7、比較鋼:No.
8〜10)を1200℃に加熱後、800℃で20mm
に圧延した。各供試鋼の組織(フェライト、第2相)の
硬さ、室温および600℃における引張強度、及び耐候
性を併せて示す。硬さはビッカース試験により測定し、
引張強度はJIS5号試験片を用いて測定した。また、
耐候性試験は、湿潤、乾燥条件を繰り返した後の試験片
の重量減少量で評価した。即ち、比較鋼No.8を基準
とし、その重量減少量を1.0とし、他の鋼の重量減少
量を求め、その逆数で耐候性を評価した。表1中で耐候
性の値が大きいほど耐候性に優れていることを示す。
【0025】本発明鋼No.1〜7までは、いずれも本
発明範囲であるCr:0.1〜1%、Mo:0.2〜
0.5%を含有し、フェライト以外の第2相の硬さが1
85〜235でかつフェライトと第2相の硬さの比が
0.7以下の組織を有しているため、建築用の新JIS
の室温強度および降伏比を満足し、かつ600℃での高
温強度も目標値を満たしている。
発明範囲であるCr:0.1〜1%、Mo:0.2〜
0.5%を含有し、フェライト以外の第2相の硬さが1
85〜235でかつフェライトと第2相の硬さの比が
0.7以下の組織を有しているため、建築用の新JIS
の室温強度および降伏比を満足し、かつ600℃での高
温強度も目標値を満たしている。
【0026】また、いずれの場合もCrを含有しない比
較鋼No.8に比べ1.2倍以上の耐候性を有する。こ
れに対し比較鋼No.8は組織因子は本発明範囲を満足
しているものの、Cr含有量が本発明範囲外であるた
め、耐候性が劣る。比較鋼No.9は耐候性に関する本
発明条件を満たしているものの、第2相の硬さが本発明
範囲外であるため高温強度が低い。また、比較鋼No.
10はフェライトと第2相の硬さの比が本発明範囲外で
あるため降伏比が80%を越えている。
較鋼No.8に比べ1.2倍以上の耐候性を有する。こ
れに対し比較鋼No.8は組織因子は本発明範囲を満足
しているものの、Cr含有量が本発明範囲外であるた
め、耐候性が劣る。比較鋼No.9は耐候性に関する本
発明条件を満たしているものの、第2相の硬さが本発明
範囲外であるため高温強度が低い。また、比較鋼No.
10はフェライトと第2相の硬さの比が本発明範囲外で
あるため降伏比が80%を越えている。
【0027】
【表1】
【0028】(実施例2)表2に示す3種類の成分の4
00MPa級を対象にした供試鋼を種々の製造条件で3
0mmに圧延、冷却した。各供試鋼(本発明鋼:No.
12〜14,16,18〜21、比較鋼:No.11,
15,17)の組織(フェライト、第2相)の硬さ、室
温および600℃における引張強度、及び耐候性を併せ
て示す。硬さはビッカース試験により測定し、引張強度
はJIS5号試験片を用いて測定した。また、耐候性は
実施例1と同様の条件で評価した。
00MPa級を対象にした供試鋼を種々の製造条件で3
0mmに圧延、冷却した。各供試鋼(本発明鋼:No.
12〜14,16,18〜21、比較鋼:No.11,
15,17)の組織(フェライト、第2相)の硬さ、室
温および600℃における引張強度、及び耐候性を併せ
て示す。硬さはビッカース試験により測定し、引張強度
はJIS5号試験片を用いて測定した。また、耐候性は
実施例1と同様の条件で評価した。
【0029】比較鋼No.11はCrに関する本発明条
件を満たしているため、耐候性は良好であるが、第2相
の硬さ及びフェライトと第2相の硬さの比が本発明条件
を満たしていないため、高温強度が低く、降伏比の目標
値を満たしていない。
件を満たしているため、耐候性は良好であるが、第2相
の硬さ及びフェライトと第2相の硬さの比が本発明条件
を満たしていないため、高温強度が低く、降伏比の目標
値を満たしていない。
【0030】一方、本発明鋼No.12,13は本発明
条件をいずれも満たしているため、建築用の新JISの
室温強度および降伏比を満足し、かつ600℃での高温
強度、耐候性も目標値を満たしている。
条件をいずれも満たしているため、建築用の新JISの
室温強度および降伏比を満足し、かつ600℃での高温
強度、耐候性も目標値を満たしている。
【0031】本発明鋼No.14,16,18について
も、本発明条件をいずれも満たしているため、建築用の
新JISの室温強度および降伏比を満足し、かつ600
℃での高温強度、耐候性も目標値を満たしているが、比
較鋼No.15,17は低温域圧延をおこなったため、
フェライトと第2相の硬さの比に関する本発明条件を満
足していないため、降伏比の目標値を満たしていない。
も、本発明条件をいずれも満たしているため、建築用の
新JISの室温強度および降伏比を満足し、かつ600
℃での高温強度、耐候性も目標値を満たしているが、比
較鋼No.15,17は低温域圧延をおこなったため、
フェライトと第2相の硬さの比に関する本発明条件を満
足していないため、降伏比の目標値を満たしていない。
【0032】本発明鋼No.19,20,21について
は、本発明条件をいずれも満たしているため、建築用の
新JISの室温強度および降伏比を満足し、かつ600
℃での高温強度、耐候性も目標値を満たしている。この
ように成分系、製造プロセスが変わっても、本発明条件
を満たしていれば、建築用の新JISの室温強度および
降伏比を満足し、かつ600℃での高温強度、耐候性も
目標値を満足する。
は、本発明条件をいずれも満たしているため、建築用の
新JISの室温強度および降伏比を満足し、かつ600
℃での高温強度、耐候性も目標値を満たしている。この
ように成分系、製造プロセスが変わっても、本発明条件
を満たしていれば、建築用の新JISの室温強度および
降伏比を満足し、かつ600℃での高温強度、耐候性も
目標値を満足する。
【0033】
【表2】
【0034】(実施例3)表3に示す成分の490MP
a級を対象にした各供試鋼を1200℃に加熱後、85
0℃で20mmに圧延後、10℃/秒で600℃まで加
速冷却し、その後放冷した。各供試鋼(本発明鋼:N
o.1〜7、比較鋼:No.8〜10)の組織(フェラ
イト、第2相)の硬さ、室温および600℃における引
張強度、及び耐候性を併せて示す。硬さはビッカース試
験により測定し、引張強度はJIS5号試験片を用いて
測定した。また、耐候性は実施例1と同様の条件で評価
した。
a級を対象にした各供試鋼を1200℃に加熱後、85
0℃で20mmに圧延後、10℃/秒で600℃まで加
速冷却し、その後放冷した。各供試鋼(本発明鋼:N
o.1〜7、比較鋼:No.8〜10)の組織(フェラ
イト、第2相)の硬さ、室温および600℃における引
張強度、及び耐候性を併せて示す。硬さはビッカース試
験により測定し、引張強度はJIS5号試験片を用いて
測定した。また、耐候性は実施例1と同様の条件で評価
した。
【0035】本発明鋼No.1〜7までは、いずれも本
発明範囲であるCr,Moを含有し、フェライトの硬さ
が110〜195でかつその他の第2相の硬さが235
〜280である組織を有しているため、建築用の新JI
Sの室温強度および降伏比を満足し、かつ600℃での
高温強度、耐候性も目標値を満たしている。これに対し
比較鋼No.8は組織因子に関する本発明範囲を満足し
ているものの、Cr含有量が本発明範囲外であるため、
耐候性が劣る。比較鋼No.9は本発明範囲内のCr含
有量であるため、耐候性は良好であるが、第2相の硬さ
が本発明範囲外であるため高温強度が低く、また比較鋼
No.10はフェライトおよび第2相の硬さがともに本
発明範囲外であるため建築用の新JISの室温強度、高
温強度をいずれも満たしていない。
発明範囲であるCr,Moを含有し、フェライトの硬さ
が110〜195でかつその他の第2相の硬さが235
〜280である組織を有しているため、建築用の新JI
Sの室温強度および降伏比を満足し、かつ600℃での
高温強度、耐候性も目標値を満たしている。これに対し
比較鋼No.8は組織因子に関する本発明範囲を満足し
ているものの、Cr含有量が本発明範囲外であるため、
耐候性が劣る。比較鋼No.9は本発明範囲内のCr含
有量であるため、耐候性は良好であるが、第2相の硬さ
が本発明範囲外であるため高温強度が低く、また比較鋼
No.10はフェライトおよび第2相の硬さがともに本
発明範囲外であるため建築用の新JISの室温強度、高
温強度をいずれも満たしていない。
【0036】
【表3】
【0037】(実施例4)表4に示す2種類の成分の4
90MPa級を対象にした供試鋼を1250℃に加熱
し、種々の製造方法で30mmに圧延、冷却した。各供
試鋼(本発明鋼:No.11,13,15,18,1
9、比較鋼:No.12,14,16,17)の組織
(フェライト、第2相)の硬さ、室温および600℃に
おける引張強度、及び耐候性を併せて示す。硬さはビッ
カース試験により測定し、引張強度はJIS5号試験片
を用いて測定した。また、耐候性は実施例1と同様の条
件で評価した。
90MPa級を対象にした供試鋼を1250℃に加熱
し、種々の製造方法で30mmに圧延、冷却した。各供
試鋼(本発明鋼:No.11,13,15,18,1
9、比較鋼:No.12,14,16,17)の組織
(フェライト、第2相)の硬さ、室温および600℃に
おける引張強度、及び耐候性を併せて示す。硬さはビッ
カース試験により測定し、引張強度はJIS5号試験片
を用いて測定した。また、耐候性は実施例1と同様の条
件で評価した。
【0038】本発明鋼No.11,13,15はCr,
Mo含有量および組織因子に関する本発明条件を満たし
ているため、建築用の新JISの室温強度および降伏比
を満足し、かつ600℃での高温強度、耐候性も目標値
を満たしている。
Mo含有量および組織因子に関する本発明条件を満たし
ているため、建築用の新JISの室温強度および降伏比
を満足し、かつ600℃での高温強度、耐候性も目標値
を満たしている。
【0039】一方、比較鋼No.12は低温度域で圧延
を行ったためフェライトの硬さが本発明範囲外であり、
490MPa級鋼の新JISの降伏比を満足していな
い。また比較鋼No.14,16については第2相の硬
さが本発明条件を満たしていないため、新JISの室温
引張強度の上限を越えている。
を行ったためフェライトの硬さが本発明範囲外であり、
490MPa級鋼の新JISの降伏比を満足していな
い。また比較鋼No.14,16については第2相の硬
さが本発明条件を満たしていないため、新JISの室温
引張強度の上限を越えている。
【0040】比較鋼No.17は圧延ままでは、第2相
に関する本発明条件を満たしていないため、600℃で
の高温強度が低い。一方、比較鋼No.17と同一鋼を
用い加速冷却または直接焼入焼戻しを行った本発明鋼N
o.18,19については、本発明条件をいずれも満た
しているため、建築用の新JISの室温強度および降伏
比を満足し、かつ600℃での高温強度、耐候性も目標
値を満たしている。
に関する本発明条件を満たしていないため、600℃で
の高温強度が低い。一方、比較鋼No.17と同一鋼を
用い加速冷却または直接焼入焼戻しを行った本発明鋼N
o.18,19については、本発明条件をいずれも満た
しているため、建築用の新JISの室温強度および降伏
比を満足し、かつ600℃での高温強度、耐候性も目標
値を満たしている。
【0041】
【表4】
【0042】
【発明の効果】以上に示したように、Cr,Mo添加量
と組織因子を適切に組み合わせることにより、建築用の
400MPa級および490MPa級の新JISの室温
強度および降伏比を満足し、かつ600℃での高温強
度、耐候性も目標値を満足することが確認された。
と組織因子を適切に組み合わせることにより、建築用の
400MPa級および490MPa級の新JISの室温
強度および降伏比を満足し、かつ600℃での高温強
度、耐候性も目標値を満足することが確認された。
【図1】本発明の実施の形態に係る第2相の分率と高温
強度の関係を示す図。
強度の関係を示す図。
【図2】本発明の実施の形態に係る第2相の硬さと高温
強度、室温引張強さの関係を示す図。
強度、室温引張強さの関係を示す図。
【図3】本発明の実施の形態に係るフェライトと第2相
の硬さの比と室温降伏比の関係を示す図。
の硬さの比と室温降伏比の関係を示す図。
【図4】本発明の実施の形態に係る第2相の硬さと高温
強度、室温引張強さの関係を示す図。
強度、室温引張強さの関係を示す図。
【図5】本発明の実施の形態に係るフェライトの硬さと
室温降伏強さの関係を示す図。
室温降伏強さの関係を示す図。
Claims (2)
- 【請求項1】 重量%で、Cr:0.1〜1%と、M
o:0.2〜0.5%とを含有し、フェライトの第1相
とフェライト以外の第2相とからなり、第2相の硬さ
(Hv)が185〜235でかつ第1相と第2相の硬さ
(Hv)の比が0.7以下の組織を有する引張強さ40
0MPa級の耐候性に優れた建築用低降伏比耐火鋼材。 - 【請求項2】 重量%で、Cr:0.1〜1%と、M
o:0.2〜0.5%とを含有し、フェライトの第1相
とフェライト以外の第2相とからなり、第1相の硬さ
(Hv)が110〜195、第2相の硬さ(Hv)が2
35〜280の組織を有する引張強さ490MPa級の
耐候性に優れた建築用低降伏比耐火鋼材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21200197A JPH1161324A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 耐候性に優れた建築用低降伏比耐火鋼材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21200197A JPH1161324A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 耐候性に優れた建築用低降伏比耐火鋼材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1161324A true JPH1161324A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16615259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21200197A Pending JPH1161324A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 耐候性に優れた建築用低降伏比耐火鋼材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1161324A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008255468A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-10-23 | Jfe Steel Kk | 疲労き裂伝播遅延鋼材およびその製造方法 |
JP2014009367A (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Kyoei Steel Ltd | スタッド溶接に用いられる鉄筋用棒鋼 |
-
1997
- 1997-08-06 JP JP21200197A patent/JPH1161324A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008255468A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-10-23 | Jfe Steel Kk | 疲労き裂伝播遅延鋼材およびその製造方法 |
JP2014009367A (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Kyoei Steel Ltd | スタッド溶接に用いられる鉄筋用棒鋼 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4938266A (en) | Method of producing steel having a low yield ratio | |
CN101275202B (zh) | 焊接热影响部的韧性优异的高强度低屈服比钢材 | |
JP2020506293A (ja) | 低降伏比かつ高強度高靭性の厚肉鋼板及びその製造方法 | |
JP2007191746A (ja) | 溶接性に優れた耐火鋼材 | |
JPH1161324A (ja) | 耐候性に優れた建築用低降伏比耐火鋼材 | |
JPS5952687B2 (ja) | 低温靭性のすぐれた調質型高張力鋼板の製造法 | |
USRE28878E (en) | High-strength low-alloy steels | |
JP2706159B2 (ja) | 溶接性の良好な低降伏比高張力鋼の製造方法 | |
JP2828755B2 (ja) | 溶接性の優れた低降伏比80▲kg▼f/▲mm▼▲上2▼級鋼板の製造方法 | |
JPH02163341A (ja) | 耐火強度の優れた建築構造用鋼材およびその製造方法 | |
JPH0445227A (ja) | 低降伏比鋼材の製造法 | |
JP4002463B2 (ja) | 耐火性に優れた490N/mm2級鋼ならびにその製造方法 | |
JPS6254018A (ja) | 温間加工後の材質特性に優れた高張力鋼の製造方法 | |
JPS6324013A (ja) | 直接焼入れ焼戻し法による低降伏比高張力鋼板の製造方法 | |
JPS601364B2 (ja) | 高靭性高張力鋼の製造方法 | |
JPH0499817A (ja) | 低降伏比高張力鋼の製造方法 | |
JPH01301819A (ja) | 音響異方性の少ない低降伏比非調質鋼の製造方法 | |
JPS6324012A (ja) | 直接焼入れ焼戻し法による低降伏比高張力鋼板の製造方法 | |
JPH09316593A (ja) | ガス切断性に優れた建築用耐火鋼材 | |
KR20110120528A (ko) | 저 항복비를 갖는 건축용 내화성 강재 및 그 제조 방법 | |
JPH07207335A (ja) | 溶接性に優れた一様伸びの大きい高張力鋼の製造法 | |
JPH1068044A (ja) | 耐火性の優れた建築用鋼ならびにその製造方法 | |
JP2002294338A (ja) | 耐火特性に優れた低降伏比鋼の製造方法 | |
JP2002206136A (ja) | 耐火性に優れた建築用鋼およびその製造法 | |
JPS6312925B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040804 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060214 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060613 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |