JPH116070A - 乾式処理装置用の乾式処理終点検出装置及び方法 - Google Patents

乾式処理装置用の乾式処理終点検出装置及び方法

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JPH116070A
JPH116070A JP14949297A JP14949297A JPH116070A JP H116070 A JPH116070 A JP H116070A JP 14949297 A JP14949297 A JP 14949297A JP 14949297 A JP14949297 A JP 14949297A JP H116070 A JPH116070 A JP H116070A
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gas
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JP14949297A
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Inventor
Naomi Yoshida
尚美 吉田
Yumi Suzuki
優美 鈴木
Katsumi Mitani
勝美 三谷
Yuji Maeda
祐二 前田
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Applied Materials Inc
Original Assignee
Applied Materials Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャンバ内の被処理物を、気相との反応によ
り除去処理する乾式処理装置用の乾式処理終点検出装置
及び方法を提供すること。 【解決手段】 本発明の乾式処理終点検出装置は、チャ
ンバ12内から排気される排気ガスの熱伝導率の変化を
検出する熱伝導率検出器50と、熱伝導率の変化に基づ
いて処理の終点を検出するシステムコントローラ56と
を備えることを特徴としている。上記処理の終点前では
排気ガスには被処理物が含まれている。また、その終点
後では排気ガスには被処理物が含まれていない。このた
め、プラズマを利用した被処理物を除去する処理の終点
の前後では、排気ガスの成分が異なり、その熱伝導率も
また異なるようになる。したがって、このときの熱伝導
率の変化を検出すれば、かかる処理の終点の検出が可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスの
製造の際に行われるドライエッチング処理やドライクリ
ーニング処理等の乾式処理に適用される処理装置及び方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】超LSIのような半導体デバイスの製造
では、例えば化学気相堆積(ChemicalVapor Deposition:
CVD)法が比較的多用される。CVD法は、気体材料から
化学反応を経て薄膜や粒子等の所望の固体材料を、気密
にされたプロセスチャンバ内の基板等上で合成する方法
である。
【0003】このCVD法は、薄膜等の固体材料を基板
上にのみ成膜するのではなく、処理チャンバ内で気体材
料の拡散する至るところで固体材料を成膜する。したが
って、CVDを行う回数に応じて固体材料が処理チャン
バ内に蓄積されてゆく。また、このような固体材料は剥
離しやすく、処理チャンバ内でのパーティクルの発生源
ひいてはプロセスの性能劣化の原因にもなる。そこで、
処理チャンバ内の固体材料を例えばプラズマ放電等によ
り取り除くいわゆるプラズマクリーニングが定期的に行
われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなプ
ラズマクリーニングは処理時間によってパーティクルの
増加の原因となる場合がある。このため、プラズマクリ
ーニング処理の終点を敏感に検出する方法が必要不可欠
である。
【0005】そこで、特開平6−318572号公報に
は、そのような終点検出方法の一手段として、プラズマ
中の光放出強度の変化を検出する方法が開示されてい
る。しかしながら、この方法では、ノイズが大きくまた
光放出強度の変化の軌跡が変化し易いため、終点検出位
置の把握が困難となるといった問題がある。
【0006】また、上記方法は、プラズマ中の光放出強
度を測定しているため、適用対象がプラズマを利用して
被処理物を除去するプラズマ処理に限定されてしまう。
【0007】そこで、本発明は、終点検出位置が容易で
あって、プラズマ処理以外の乾式処理にも適用可能な乾
式処理装置用の乾式処理終点検出装置及び方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の乾式処理装置用
の乾式処理終点検出装置及び方法は、上記課題を解決す
るためになされたものであり、チャンバ内の被処理物
を、気相との反応により除去する処理を行う乾式処理装
置において、チャンバ内から排気される排気ガスの熱伝
導率の変化を検出し、熱伝導率の変化に基づいて処理の
終点を検出することを特徴としている。
【0009】上記処理の終点前では排気ガスには被処理
物が含まれている。また、その終点後では排気ガスには
被処理物が含まれていない。このため、気相との反応に
より被処理物を除去する処理の終点の前後では、排気ガ
スの成分が異なり、その熱伝導率もまた異なるようにな
る。したがって、このときの熱伝導率の変化を検出すれ
ば、排気ガスの種類によらずに、プラズマ処理以外の乾
式処理の終点の検出をもすることができる。
【0010】また、被処理物がチャンバ内に付着した付
着物であることを特徴としてもよい。これにより、チャ
ンバ内の付着物以外の物が除去されることなく、乾式処
理がなされるようになる。
【0011】また、被処理物が、チャンバ内に配置され
た基板上に形成された表層物であることを特徴としても
よい。これにより、基板上の表層物以外の物が除去され
ることなく、乾式処理がなされるようになる。
【0012】また、気相にはフッ素含有ガス又は塩素含
有ガスが含まれるのが好適である。これにより、排気ガ
スの揮発性が高まり、チャンバ内からの排気が容易とな
る。この結果、熱伝導率の変化が急峻になって処理の終
点の検出が容易になる。
【0013】また、本発明は、上記処理終点検出装置及
び方法を含む乾式処理装置及び方法にも及ぶものであ
る。
【0014】したがって、このような処理を含む工程に
より製造された半導体デバイスは、処理の終点が容易に
検出されるようになった結果、高い歩留まり及び信頼性
を有するようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同
一又は相当部分には同一符号を付すこととする。
【0016】図1は、本発明の処理装置が適用される抵
抗加熱式の減圧CVD装置10の構成図である。CVD
装置10の処理チャンバ12は金属製であり、その内部
には円板状のサセプタ14が設けられて、半導体ウェハ
等の基板16を支持することができるようになってい
る。サセプタ14には抵抗加熱ヒータ18が備えられ
て、ヒータ制御ユニット20により基板16を所望の温
度にすることができる。サセプタ14は、処理チャンバ
12底部を通って垂直に延びたシャフト22の頂部に取
り付けられている。シャフト22は上下に移動可能で、
その底部に電動機駆動のリフト機構24が取り付けられ
ている。サセプタ14の下側にはリフトオフプレート2
6があり、上方に垂直に突出した1組のピン28a,2
8bを有している。このピン28a,28bは、サセプ
タ14が下方に移動したとき、サセプタ14内に設けら
れた穴30a,30bを通って、基板16下面と接触し
て基板16を持ち上げることができるようになってい
る。
【0017】処理チャンバ12には、遠隔的に流量調節
が可能なガス供給源32a〜32dからなるガスパネル
34が2本の供給配管36a,36bを介して接続され
ている。
【0018】供給配管36aに接続されたガス供給源3
2a〜32cは、CVD用の反応ガスとキャリアガスと
を供給するためのものである。本実施形態では、CVD
用の反応ガスとして、例えばWを成膜する際にはWF6
が用いられる。また、このときのキャリアガスとしては
Arが用いられる。また、供給配管36bに接続された
ガス供給源32dは、クリーニング用の反応ガスを供給
するためのものである。本実施形態では、クリーニング
用の反応ガスとして、例えばClF3が用いられる。
【0019】サセプタ14の上方には、プレート状のデ
ィストリビュータ38がサセプタ14と平行に配置され
ており、ガス供給源32a〜32dからの反応ガス等を
サセプタ14全面に導いている。
【0020】また、処理チャンバ12には、真空ポンプ
(真空排気手段)44が真空排気管46を介して接続さ
れて、処理チャンバ12内のガスを排気ガスとして排気
している。また、この真空排気管46には、電磁制御式
のスロットルバルブ48が備えられて、排気流量を調節
することができるようになっている。
【0021】また、本実施形態では、真空ポンプ44と
スロットルバルブ48との間の真空排気管46に、真空
排気管46内を通る排気ガスの熱伝導率の変化を検出す
ることができる熱伝導率検出器(熱伝導率検出手段)5
0が接続されている。
【0022】この熱伝導率検出器50は、熱式流量計で
ある市販のマスフローメータにより熱伝導率の変化を検
出できるようにしたものである。熱式流量計は、排気ガ
ス中の加熱体から単位時間に失われる熱量、すなわち冷
却量が排気ガスの流速に依存することを利用したもので
ある。このとき、冷却量は流速だけではなく流体の質量
にも依存しているので、質量流量が測定されるようにな
る。図2は熱式流量計51の測定原理図の一例である。
図2に示されるように、ホイートストンブリッジの節点
A,B間及び節点B,C間には可変抵抗器52a,52
bが接続されている。また、節点A,D間及び節点D,
C間には、抵抗の温度係数が高い白金からなる自己発熱
抵抗体の抵抗器R,R0が接続されている。
【0023】このような構成において、抵抗器Rは一定
温度になるように維持されている。また、抵抗器R
0は、真空排気管46内に配置されて流体にさらされて
いる。このため、抵抗器R0の温度は真空排気管46の
排気ガスの流れに応じて変化するようになる。このよう
な温度の変化に伴い、節点B,D間の電圧も変化する。
したがって、この電圧の変化を測定して流量を測定する
ことができるのである。
【0024】ところで、熱式流量計51が実質的に測定
している単位時間当たりの冷却量は、真空排気管46内
の排気ガスの熱伝導率にも依存する。このため、熱式流
量計51は、質量流量が一定であれば、成分により異な
る排気ガスの熱伝導率の変化を検出することができ、熱
伝導率検出器50として機能するようになる。
【0025】熱伝導検出器50は、アナログ信号をディ
ジタル信号に変換するA/Dボード54を介して、シス
テムコントローラ(終点検出手段)56に電気的に接続
されている。これにより、熱伝導率検出器50が発生し
たアナログの電気信号は、A/Dボード54によりディ
ジタル信号に変換され、システムコントローラ56に送
出される。システムコントローラ56は、熱伝導検出器
50により検出された電子信号に基づいた制御信号を、
ヒータ制御ユニット20、ガスパネル34及びスロット
ルバルブ48に送出している。これにより、圧力や流量
等を制御して処理チャンバ12内の物理的な状態を良好
に維持することができるだけでなく、クリーニング終点
検出ための適切な処理をも図ることができるようにな
る。
【0026】つぎに、本発明の処理チャンバにおける処
理方法を、以下に述べるCVD装置10のクリーニング
処理の説明に従って説明する。
【0027】まず、基板16をサセプタ14に載置して
W(タングステン)の成膜処理を行う。すなわち、図示
されない基板移送機構により基板16をサセプタ14上
に載置する。つぎに、処理チャンバ12を真空ポンプ4
4により所定圧力にまで減圧する。その後、ガス供給源
32a〜32cからWF6を処理チャンバ12に導入し
て所定圧力に維持する。この状態で、ヒータ制御ユニッ
ト20を用いて、サセプタ14の加熱を行って基板16
を加熱することにより、基板16表面上でWF6の熱分
解を行い、約10μmのWの膜を成膜する。
【0028】一定枚数の処理の後、処理チャンバの内面
には、W又はその化合物が残留・堆積する。そこで、処
理チャンバ12内に残留したW又はその化合物のクリー
ニング処理を行う。すなわち、サセプタ14の加熱及び
WF6の供給を止めて、処理チャンバ12内のWF6を真
空排気した後、基板16を基板移送機構により処理チャ
ンバ12から取り出す。つぎに、Arで希釈されたCl
3のガス供給源32dを処理チャンバ12内に100s
ccmの一定の流量でもって導入して、圧力を約0.3Tor
rに維持する。このため、処理チャンバ12内から排気
される排気ガスの質量流量は一定とみなすことができ
る。この状態で、ClF3をW又はその化合物と反応さ
せて揮発性化合物にして、真空排気を容易にする。この
とき、熱伝導検出器50により電圧の変化をシステムコ
ントローラで検出する。
【0029】図3は、このクリーンニング処理時の熱伝
導検出器50の電圧の変化を示したグラフ図である。ク
リーニング時間が0〜700秒の間は電圧はあまり変化
していない。700〜800秒の間では電圧が急激に変
化し、その後の電圧はまたほぼ一定になっている。
【0030】かかる場合、Arで希釈されたClF3
流量は一定に保たれているので、電圧の変化は熱伝導率
の変化にだけ依存していると考えてよい。したがって、
このような電圧の急激な変化の前後で、熱伝導検出器5
0を通る排気ガスの種類が変化していることとなる。す
なわち、電圧の急激な変化の前ではクリーニングが行わ
れて、揮発性化合物が主として流れている。また、電圧
の急激な変化の後ではクリーニング処理が終了して、ク
リーニング用の反応ガスが主として流れていることとな
る。したがって、この電圧の急激な変化はクリーニング
処理の終点を意味していることになる。そして、この電
圧の急激な変化をシステムコントローラ56によって検
出し、この変化に基づいた制御信号をヒータ制御ユニッ
ト20、ガスパネル34、高周波電源42及びスロット
ルバルブ48に送信することにより、クリーニング処理
を自動的に終了させる。
【0031】このようにして、本実施形態では、熱伝導
率の変化を検出することにより、チャンバ内の付着物以
外の物を除去することなく、プラズマ処理以外の乾式の
クリーニング処理を容易に行うことができるようにな
る。このため、チャンバ内のパーティクルの発生が抑制
され、プロセスの性能が向上する。その結果、かかる処
理後に製造された半導体デバイスの歩留まり及び信頼性
は向上するようになる。
【0032】なお、クリーニングに用いるガスはClF
3に限定されず、F2,NF3,CF3I,HBr,C
2,HClのようなフッ素含有物又は塩素含有物であ
れば、クリーニングが実現される。その際、熱式流量計
の電圧の値及び変化の仕方が、図3に示されるようにな
らないかもしれない。しかし、クリーニング処理の終点
では、電圧が急激に変化することは上述から明らかであ
る。したがって、この急激な変化をモニタリングするこ
とにより、クリーニング処理の終点を検出することが可
能となる。
【0033】本発明の乾式処理装置は上記に限定されな
い。図4は、本発明の乾式処理装置が適用される誘導結
合型のプラズマCVD装置60の構成図である。この装
置60は、内部でプラズマを発生させる点で、上記第1
実施形態の装置10と異なる。すなわち、サセプタ14
及びディストリビュータ38は電極としての機能を有し
ており、また、サセプタ14は処理チャンバ12と共に
接地され、ディストリビュータ38は整合回路40を介
して高周波電源42に接続されている点でも、装置60
は装置10と異なっている。これにより、サセプタ14
とディストリビュータ38との間でプラズマを効率的に
形成することができる。なお、電源は高周波電源42に
限定されず、直流電源(図示せず)であってもプラズマ
を効率的に発生させることができる。
【0034】このような構成において、一定枚数のWの
プラズマCVDによる成膜処理を行った後に、プラズマ
によるクリーンニング処理を行う場合、まず、高周波電
源42の投入及びWF6の供給を止めて、処理チャンバ
12内のWF6を真空排気した後、基板16を基板移送
機構により処理チャンバ12から取り出す。つぎに、第
1実施形態と同様に、Arで希釈されたClF3のガス
供給源32dを処理チャンバ12内に所定の一定流量で
もって導入して、圧力を所定圧力に維持する。このた
め、処理チャンバ12内から排気される排気ガスの質量
流量は一定とみなすことができる。この状態で、高周波
電源42を投入してClF3等のプラズマを発生させる
ことにより、ClF3のプラズマをW又はその化合物と
反応させて揮発性化合物にして、真空排気を容易にす
る。このとき、第1実施形態と同様に、熱伝導検出器5
0により電圧の変化をシステムコントローラで検出し、
クリーニング処理の終点を自動的に行う。
【0035】このように、プラズマを用いた本実施形態
でも、チャンバ内の付着物以外の物を除去することな
く、クリーニング処理を容易に行うことができるように
なる。このため、チャンバ内のパーティクルの発生が抑
制され、プロセスの性能が向上する。その結果、かかる
処理後に製造された半導体デバイスの歩留まり及び信頼
性は向上するようになる。
【0036】本発明の適用範囲は、クリーンニング処理
に限定されない。図5は、本発明の乾式処理装置が適用
される誘導結合型のプラズマエッチング装置70の構成
図であって、例えばウェハ上の所望領域だけをドライエ
ッチングすることができる。図5において、符号72は
処理チャンバであり、その側壁はアルミナを主成分とす
るセラミックス又は石英等の絶縁体により形成された誘
電体窓となっている。この誘電体窓の外周には、ソレノ
イド状のコイルアンテナ74が巻き付けられている。ま
た、処理チャンバ72の上部は電極76となっており、
その下方にはサセプタ78が配置され、表面に被処理物
であるレジストの層(図示せず)等が形成された基板1
6を支持している。上部の電極76には、サセプタ78
の対向位置に、処理チャンバ72の内部に反応性ガスを
供給するためのノズル80が複数個配置されている。ノ
ズル80は供給配管36を介して反応ガスを供給するガ
ス供給源32に接続されている。処理チャンバ72は、
上記実施形態と同様に、熱伝導検出器50が接続された
真空排気管46を介して真空ポンプ44に接続されてい
る。
【0037】このような構成において、基板16のレジ
ストの層をプラズマエッチングする場合、処理チャンバ
72を所定圧力に減圧すると共に、反応ガスを所定流量
でノズル80から処理チャンバ72内に導入する。そし
て、コイルアンテナ74に高周波電力を印加して、反応
ガスを励起し、処理チャンバ72内にプラズマを発生さ
せる。また、サセプタ78と上部電極76との間に高周
波電力を印加して、プラズマを被処理基板の方向に誘導
することにより、基板のプラズマエッチングを行い、揮
発性化合物を上記実施形態と同様に生成する。
【0038】その後、上記第1実施形態及び第2実施形
態と同様、熱伝導検出器50の電圧をモニタリングし
て、プラズマエッチングの終了の前後で熱伝導検出器5
0を通る排気ガスの種類をモニタリングする。そして、
排気ガスの種類の変化による熱伝導検出器50の電圧の
変化に基づいた制御信号を、ガス供給源32、高周波電
源42a,42b及びスロットルバルブ48に送信する
ことにより、プラズマエッチング処理を自動的に終了さ
せ、基板16上のレジスト以外の物を除去することな
く、プラズマエッチング処理をすることができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明は、チャンバ内の
被処理物を、気相との反応により除去する処理の終点の
検出を、チャンバ内から排気される排気ガスに固有な熱
伝導率の変化を検出することにより可能にしている。こ
のため、本発明は、プラズマクリーンニング処理及びド
ライエッチング処理等のプラズマ処理だけでなく、プラ
ズマ処理以外の乾式処理の終点の検出も行うことができ
る。また、排気ガスの種類も特に限定されるということ
はない。したがって、本発明の適用範囲は極めて広い。
さらに、このような処理工程により製造された半導体デ
バイスは、処理の終点が容易に検出されるようになった
結果、高い歩留まり及び信頼性を有するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乾式処理装置の好適な一実施形態であ
る抵抗加熱式の減圧CVD装置の構成図である。
【図2】熱式流量計の原理回路図である。
【図3】本発明の乾式処理方法に従って終点を検出する
グラフ図である。
【図4】本発明の乾式処理装置の他の実施形態であるプ
ラズマCVD装置の構成図である。
【図5】本発明の乾式処理装置の他の実施形態であるプ
ラズマエッチング装置の構成図である。
【符号の説明】
10…減圧CVD装置、12,62…処理チャンバ、1
4,68…サセプタ、16…基板、34…ガスパネル、
42…高周波電源、46…真空排気管、48…スロット
ルバルブ、50…熱伝導率検出器、60…プラズマCV
D装置、70…プラズマエッチング装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 優美 千葉県成田市新泉14−3野毛平工業団地内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 (72)発明者 三谷 勝美 千葉県成田市新泉14−3野毛平工業団地内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 (72)発明者 前田 祐二 千葉県成田市新泉14−3野毛平工業団地内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバ内の被処理物を、気相との反応
    により除去する処理を行う乾式処理装置用の乾式処理終
    点検出装置であって、 前記チャンバ内から排気される排気ガスの熱伝導率の変
    化を検出する熱伝導率検出手段と、 前記熱伝導率の変化に基づいて前記処理の終点を検出す
    る終点検出手段と、を備えることを特徴とする乾式処理
    終点検出装置。
  2. 【請求項2】 前記被処理物が前記チャンバ内に付着し
    た付着物であることを特徴とする請求項1に記載の乾式
    処理終点検出装置。
  3. 【請求項3】 前記被処理物が、前記チャンバ内に配置
    された基板上に形成された表層物であることを特徴とす
    る請求項1に記載の乾式処理終点検出装置。
  4. 【請求項4】 前記気相がフッ素含有ガス又は塩素含有
    ガスを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の処理終点検出装置。
  5. 【請求項5】 チャンバ内の被処理物を、気相との反応
    により除去する処理を行う乾式処理装置用の乾式処理終
    点検出方法であって、 前記チャンバ内から排気される排気ガスの熱伝導率の変
    化を検出する工程と、 前記熱伝導率の変化に基づいて前記処理の終点を検出す
    る工程と、を備えることを特徴とする乾式処理終点検出
    方法。
  6. 【請求項6】 前記被処理物を前記チャンバ内に付着し
    た付着物とすることを特徴とする請求項5に記載の乾式
    処理終点検出方法。
  7. 【請求項7】 前記被処理物を、前記チャンバ内に配置
    した基板上に形成した表層物とすることを特徴とする請
    求項5に記載の乾式処理終点検出方法。
  8. 【請求項8】 前記気相は、フッ素含有ガス又は塩素含
    有ガスを含むことを特徴とする請求項5〜7のいずれか
    1項に記載の乾式処理終点検出方法。
  9. 【請求項9】 チャンバと、 前記チャンバ内にガスを供給するガス供給源と、 前記チャンバ内を真空にする真空排気手段と、 前記真空排気手段により前記チャンバ内から排気される
    排気ガスの熱伝導率の変化を検出する熱伝導率検出手段
    と、 前記熱伝導率の変化に基づいて、前記チャンバ内に付着
    した付着物を前記ガスにより除去する処理の終点を検出
    する終点検出手段と、を備えることを特徴としている乾
    式処理装置。
  10. 【請求項10】 前記ガスがフッ素含有ガス又は塩素含
    有ガスであることを特徴とする請求項9に記載の乾式処
    理装置。
  11. 【請求項11】 前記チャンバ内にガスを供給する工程
    と、 前記チャンバ内を真空にする工程と、 前記チャンバ内から排気される排気ガスの熱伝導率の変
    化を検出する工程と、 前記熱伝導率の変化に基づいて、前記チャンバ内に付着
    した付着物を前記ガスにより除去する処理の終点を検出
    する工程と、を備えることを特徴とする処理方法。
  12. 【請求項12】 前記ガスをフッ素含有ガス又は塩素含
    有ガスとすることを特徴とする請求項11に記載の処理
    方法。
  13. 【請求項13】 請求項7に記載の処理方法を含む工程
    により製造されることを特徴とする半導体デバイス。
JP14949297A 1997-06-06 1997-06-06 乾式処理装置用の乾式処理終点検出装置及び方法 Withdrawn JPH116070A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20150010954A (ko) * 2012-05-18 2015-01-29 에드워즈 리미티드 진공 펌프 장치의 작동 파라미터 조정 방법 및 장치

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